JP2005511663A - 癌に対する医薬の製造のための、他の抗腫瘍性剤と組み合わせたファルネシルタンパク質トランスフェラーゼインヒビターの使用 - Google Patents
癌に対する医薬の製造のための、他の抗腫瘍性剤と組み合わせたファルネシルタンパク質トランスフェラーゼインヒビターの使用 Download PDFInfo
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Abstract
癌を処置するための医薬の製造のためのFPTインヒビターの使用が、開示される。この処置は、治療有効量の医薬および治療有効量の1種以上の抗腫瘍性剤を投与する工程を包含する、処置される癌としては、非小細胞肺癌、CML、AML、非ホジキンリンパ腫および多発性骨髄腫が挙げられる。本発明はまた、癌の処置を必要とする患者において癌を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量のFPTインヒビターおよび以下からなる群から選択される抗腫瘍性剤を投与する工程を包含する:(1)抗体であるEGFインヒビター、(2)低分子であるEGFインヒビター、(3)抗体であるVEGFインヒビター、および(4)低分子であるVEGFインヒビター。
Description
(背景)
WO98/54966(1998年12月10日公開)は、抗腫瘍性剤である化合物およびプレニル−タンパク質トランスフェラーゼのインヒビター(例えば、ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼインヒビター)である化合物からなる群より選択される、少なくとも2つの治療剤を投与することにより癌を処置する方法を開示する。
WO98/54966(1998年12月10日公開)は、抗腫瘍性剤である化合物およびプレニル−タンパク質トランスフェラーゼのインヒビター(例えば、ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼインヒビター)である化合物からなる群より選択される、少なくとも2つの治療剤を投与することにより癌を処置する方法を開示する。
ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ(FPT)インヒビターは、当該分野で公知であり、例えば、米国特許第5,874,442号(1999年2月23日発行)を参照のこと。抗腫瘍性剤および/または放射線治療と共にFPTインヒビターを投与することにより、増殖性疾患(例えば、癌)を処置する方法もまた公知であり、例えば、米国特許第6,096,757号(2000年8月1日発行)を参照のこと。
Shihら、「The farnesyl protein transferase inhibitor SCH66336 synergizes with taxanes in vitro and enhances their antitumor activity in vivo」(Cancer Chemother.Pharmacol.(2000)46:387−393)は、特定の癌細胞株に対する、SCH66336とパクリタキセルとの併用の研究、およびSCH66336とドセタキセルとの併用の研究を開示する。
WO01/45740(2001年6月28日公開)は、癌(乳癌)の処置方法を開示し、この方法は、選択的エストロゲンレセプターモジュレーター(SERM)および少なくとも1種のファルネシルトランスフェラーゼインヒビター(FTI)を投与する工程を包含する。FTI−277が、例示されるFTIである。
WEBサイトhttp://www.osip.com/press/pr/07−25−01は、OSI Pharmaceuticalのプレスリリースを開示する。このプレスリリースは、非小細胞肺癌の処置のための、カルボプラチン(Paraplatin(登録商標))およびパクリタキセル(Taxol(登録商標))と併用するTarceva(TM)(OSI−774)の使用を評価するフェーズIII臨床試験の開始を発表する。
WEBサイトhttp://cancertrials.nci.nih.gov/tpes/lung/iressa12100.html(2000年12月14日に掲示)は、NCIの臨床試験データベースから、進行した(病期IIIBおよびIV)非小細胞肺癌についての公開臨床試験の以下のリストを開示する:
(1)病期IIIBおよびIVの非小細胞肺癌を有する化学療法未経験の患者における、ゲムシタビン(gemcitabine)およびシスプラチンと併用したZD 1839(IRESSA、上皮増殖因子インヒビター)のフェーズIII無作為化研究;および
(2)病期IIIBおよびIVの非小細胞肺癌を有する化学療法未経験の患者における、パクリタキセルおよびカルボプラチンと併用したZD 1839(IRESSA、上皮増殖因子インヒビター)のフェーズIII無作為化研究。
(1)病期IIIBおよびIVの非小細胞肺癌を有する化学療法未経験の患者における、ゲムシタビン(gemcitabine)およびシスプラチンと併用したZD 1839(IRESSA、上皮増殖因子インヒビター)のフェーズIII無作為化研究;および
(2)病期IIIBおよびIVの非小細胞肺癌を有する化学療法未経験の患者における、パクリタキセルおよびカルボプラチンと併用したZD 1839(IRESSA、上皮増殖因子インヒビター)のフェーズIII無作為化研究。
WO 01/56552(2001年8月9日公開)は、進行した乳癌を処置するための薬学的組成物の調製のためのFPTインヒビターの使用を開示する。このFPTインヒビターは、進行した乳癌のための1つ以上の他の処置、特に、内分泌治療(例えば、エストロゲンレセプターアンタゴニスト(例えば、タモキシフェン)または選択的エストロゲンレセプターモジュレーターまたはアロマターゼインヒビター)と組み合わせて使用され得る。使用され得るほかの抗癌剤としては、特に、白金配位化合物(例えば、シスプラチンまたはカルボプラチン)、タキサン類(例えば、パクリタキセルまたはドセタキセル)、抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体(例えば、ゲムシタビン)、およびHER2抗体(例えば、トラスツマブ(trastzumab))が挙げられる。
WO01/62234(2001年8月30日公開)は、短縮された1〜5日の投薬スケジュールにわたる、ファルネシルトランスフェラーゼインヒビターの不連続な投与により、乳房腫瘍を処置するための処置方法および投薬レジメンを開示する。ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼインヒビターが、1〜5日の期間にわたって投与され、次いで少なくとも2週間処置をしないレジメンが開示される。以前の研究において、ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼインヒビターが、一日に2回の投薬スケジュールとして投与された場合に乳房腫瘍の成長を阻害することが示されたことが開示される。ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼインヒビターの、1〜5日間の1日1回用量での投与が、1〜少なくとも21日間持続する、腫瘍増殖の顕著な抑制を生じたことがさらに開示される。FTIが、以下のような1種以上のほかの抗癌剤と組み合わせて使用され得ることも開示される:白金配位化合物(例えば、シスプラチンまたはカルボプラチン)、タキサン化合物(例えば、パクリタキセルまたはドセタキセル)、抗腫瘍性ヌクレオチド誘導体(例えば、ゲムシタビン)、HER2抗体(例えば、トラスツマブ)、およびエストロゲンレセプターアンタゴニストまたは選択的エストロゲンレセプターモジュレーター(例えば、タモキシフェン)。
WO 01/64199(2001年9月7日公開)は、癌の処置において有用な、特定のFPTインヒビターと、タキサン化合物(例えば、パクリタキセルまたはドセタキセル)との併用を開示する。
当業者は、より有効な癌処置を提供する、化合物の特定の組み合わせを見出すことに興味を持ち続けている。癌患者の生存率の増加を生じる、化合物の特定の組み合わせを使用する癌の処置方法は、当該分野に歓迎される寄与をもたらす。本発明は、このような寄与を提供する。
(発明の要旨)
本発明は、癌の処置を必要とする患者において癌を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量のFPTインヒビターおよび治療有効量の、以下からなる群から選択される少なくとも2種の異なる抗腫瘍性剤を投与する工程を包含する:(1)タキサン、(2)白金配位化合物、(3)抗体である上皮増殖因子(EGF)インヒビター、(4)低分子であるEGFインヒビター、(5)抗体である脈管内皮増殖因子(VEGF)インヒビター、(6)低分子であるVEGFキナーゼインヒビター、(7)エストロゲンレセプターアンタゴニストまたは選択的エストロゲンレセプターモジュレーター(SERM)、(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体、(9)エポシロン(epothilone)、(10)トポイソメラーゼインヒビター、(11)ビンカアルカロイド類、(12)αVβ3インテグリンのインヒビターである抗体;(13)αVβ3インテグリンのインヒビターである低分子、;(14)葉酸アンタゴニスト;(15)リボヌクレオチドレダクターゼインヒビター;(16)アントラサイクリン類;(17)生物製剤;(18)サリドマイド(または関連するイミド);および(19)グリベック。
本発明は、癌の処置を必要とする患者において癌を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量のFPTインヒビターおよび治療有効量の、以下からなる群から選択される少なくとも2種の異なる抗腫瘍性剤を投与する工程を包含する:(1)タキサン、(2)白金配位化合物、(3)抗体である上皮増殖因子(EGF)インヒビター、(4)低分子であるEGFインヒビター、(5)抗体である脈管内皮増殖因子(VEGF)インヒビター、(6)低分子であるVEGFキナーゼインヒビター、(7)エストロゲンレセプターアンタゴニストまたは選択的エストロゲンレセプターモジュレーター(SERM)、(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体、(9)エポシロン(epothilone)、(10)トポイソメラーゼインヒビター、(11)ビンカアルカロイド類、(12)αVβ3インテグリンのインヒビターである抗体;(13)αVβ3インテグリンのインヒビターである低分子、;(14)葉酸アンタゴニスト;(15)リボヌクレオチドレダクターゼインヒビター;(16)アントラサイクリン類;(17)生物製剤;(18)サリドマイド(または関連するイミド);および(19)グリベック。
本発明はまた、癌の処置を必要とする患者において癌を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量のFPTインヒビターおよび以下からなる群から選択される抗腫瘍性剤を投与する工程を包含する:(1)抗体であるEGFインヒビター、(2)低分子であるEGFインヒビター、(3)抗体であるVEGFインヒビター、および(4)低分子であるVEGFインヒビター。放射線治療はまた、上記の併用治療と共に使用され得る。すなわち、FPTインヒビターと抗腫瘍性剤とを共に使用する上記方法はまた、治療有効量の放射線の施与を包含し得る。
本発明はまた、白血病の処置を必要とする患者において白血病(例えば、急性骨髄性白血病(AML)、および慢性骨髄性白血病(CML))を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量のFPTインヒビター、ならびに:(1)CMLを処置するためのグリベックおよびインターフェロン;(2)CMLを処置するためのグリベックおよびペグ化インターフェロン;(3)AMLを処置するための抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体(例えば、Ara−C);または(4)AMLを処置するための、アントラサイクリンと併用して抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体(例えば、Ara−C)、を投与する工程を包含する。
本発明はまた、非ホジキンリンパ腫の処置を必要とする患者において、非ホジキンリンパ腫を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量のFPTインヒビター、ならびに:(1)生物製剤(例えば、リツキサン(Rituxan));(2)生物製剤(例えば、リツキサン)および抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体(例えば、フルダラビン(Fludarabine));または(3)ゲナセンス(Genasense)(BCL−2に対してアンチセンス)、を投与する工程を包含する。
本発明はまた、多発性骨髄腫の処置を必要とする患者において多発性骨髄腫を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量のFPTインヒビター、ならびに:(1)プロテオソームインヒビター(例えば、MilleniumからのPS−341);または(2)サリドマイド(または関連イミド)、を投与する工程を包含する。
(発明の詳細な説明)
本明細書中で使用される場合、そうでないと示されない限り、用語「AUC」は、「濃度曲線下面積(Area Under the Curve)」を意味する。
本明細書中で使用される場合、そうでないと示されない限り、用語「AUC」は、「濃度曲線下面積(Area Under the Curve)」を意味する。
本明細書中で使用される場合、そうでないと示されない限り、用語「有効量」は、治療有効量を意味する。例えば、この量の化合物(または薬物)、または放射線は、以下を生じる:(a)癌により引き起こされる1つ以上の症状の低減、緩和または消失、(b)腫瘍サイズの減少、(c)腫瘍の排除、および/あるいは(d)腫瘍の長期の疾患安定化(成長の停止)。例えば、肺癌(例えば、非小細胞肺癌)の処置において、治療有効量は、咳、息切れおよび/または疼痛を緩和するかまたは排除する量である。また、例えば、FPTインヒビターの治療有効量は、ファルネシル化の減少をもたらす量である。ファルネシル化の減少は、当該分野で周知の技術を使用して、Prelamin AおよびHDJ−2(DNAJ−2)のような薬力学的マーカーにより決定され得る。
本明細書中で使用される場合、そうでないと示されない限り、句「異なる抗腫瘍性剤」において使用される場合の用語「異なる」は、これらの薬剤が、同じ化合物でも同じ構造でもないことを意味する。好ましくは、句「異なる抗腫瘍性剤」において使用される場合の用語「異なる」は、同じクラスの抗腫瘍性剤由来ではないことを意味する。例えば、一方の抗腫瘍性剤がタキサンであり、そして他方の抗腫瘍性剤が白金配位化合物である。
本明細書中で使用される場合、そうでないと示されない限り、抗腫瘍性剤に関連して擁護「化合物」は、抗体である薬剤を含む。
本明細書中で使用される場合、そうでないと示されない限り、用語「連続的に」は、1つが他に続くことを意味する。
本明細書中で使用される場合、そうでないと示されない限り、用語「同時に」は、同じ時点であることを意味する。
本明細書中で記載される場合、そうでないと示されない限り、特定の期間(例えば、週に一回、または3週ごとに1回など)における薬物または化合物の使用は、処置サイクル1回あたりである。
本発明の方法は、癌の処置のための薬物(化合物)の併用(combination)の使用に関する。すなわち、本発明は、癌の処置のための併用治療に関する。当業者は、薬物が、一般的に、薬学的組成物として個々に投与されると理解する。1種より多くの薬物を含む薬学的組成物の使用は、本発明の範囲内である。
抗腫瘍性剤は、通常、熟練した臨床医に容易に利用可能な投薬形態で投与され、そして一般的に、それらの通常指定された量(例えば、医師用卓上参考書、第55版、2001年に記載される量、またはその薬剤の使用について製造者の文献に記載される量)で投与される。
例えば、FPTインヒビターは、カプセルとして経口投与され得、そして抗腫瘍性剤は、静脈内に、通常IV液剤として、投与され得る。1種より多くの薬物を含む薬学的組成物の使用は、本発明の範囲内である。
本発明に使用されるFPTインヒビターは、以下の式:
これは、((11R)4[2[4−(3,10−ジブロモ−8−クロロ−6,11−ジヒドロ−5H−ベンゾ[5,6]シクロペンタ[1,2−b]ピリジン−11イル)−1−ピペラジニル]−2−オキソエチル]−1−ピペリジンカルボキシアミド))である。この化合物は、1999年2月23日に発行された米国特許第5,874,442号および1999年7月1日に公開されたWO99/32118に記載され、これらの開示は、本明細書中に参考として援用される。
本発明は、癌を処置する方法を提供し、この方法は、このような処置を必要とする患者に、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
(b)以下からなる群から選択される少なくとも2種の異なる抗腫瘍性剤;
(1)タキサン;
(2)白金配位化合物;
(3)抗体であるEGFインヒビター;
(4)低分子であるEGFインヒビター;
(5)抗体であるVEGFインヒビター;
(6)低分子であるVEGFキナーゼインヒビター;
(7)エストロゲンレセプターアンタゴニストまたは選択的エストロゲンレセプター調節因子;
(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体;
(9)エポシロン;
(10)トポイソメラーゼインヒビター;
(11)ビンカアルカロイド類;
(12)αVβ3インテグリンのインヒビターである抗体;
(13)αV3βインテグリンの低分子インヒビター;
(14)葉状アンタゴニスト;
(15)リボヌクレオチドレダクターゼインヒビター;
(16)アントラサイクリン;
(17)生物製剤;
(18)サリドマイド(または関連イミド);および
(19)グリベック。
本発明はまた、癌を処置する方法を提供し、この方法は、このような処置を必要とする患者に、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
(b)以下からなる群から選択される少なくとも2種の異なる抗腫瘍性剤;
(1)タキサン;
(2)白金配位化合物;
(3)抗体であるEGFインヒビター;
(4)低分子であるEGFインヒビター;
(5)抗体であるVEGFインヒビター;
(6)低分子であるVEGFキナーゼインヒビター;
(7)エストロゲンレセプターアンタゴニストまたは選択的エストロゲンレセプター調節因子;
(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体;
(9)エポシロン;
(10)トポイソメラーゼインヒビター;
(11)ビンカアルカロイド類;
(12)αVβ3インテグリンのインヒビターである抗体;
(13)αV3βインテグリンの低分子インヒビター;
(14)葉状アンタゴニスト;
(15)リボヌクレオチドレダクターゼインヒビター;
(16)アントラサイクリン;
(17)生物製剤;および
(18)サリドマイド(または関連イミド)。
本発明はまた、癌を処置する方法を提供し、この方法は、このような処置を必要とする患者に、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
(b)以下からなる群から選択される少なくとも2種の異なる抗腫瘍性剤;
(1)タキサン;
(2)白金配位化合物;
(3)抗体であるEGFインヒビター;
(4)低分子であるEGFインヒビター;
(5)抗体であるVEGFインヒビター;
(6)低分子であるVEGFキナーゼインヒビター;
(7)エストロゲンレセプターアンタゴニストまたは選択的エストロゲンレセプター調節因子;
(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体;
(9)エポシロン;
(10)トポイソメラーゼインヒビター;
(11)ビンカアルカロイド類;
(12)αVβ3インテグリンのインヒビターである抗体;
(13)αV3βインテグリンの低分子インヒビター;
(14)葉状アンタゴニスト;
(15)リボヌクレオチドレダクターゼインヒビター;
(16)アントラサイクリン;および
(17)生物製剤。
本発明はまた、癌を処置する方法を提供し、この方法は、このような処置を必要とする患者に、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
(b)以下からなる群から選択される少なくとも2種の異なる抗腫瘍性剤;
(1)タキサン;
(2)白金配位化合物;
(3)抗体であるEGFインヒビター;
(4)低分子であるEGFインヒビター;
(5)抗体であるVEGFインヒビター;
(6)低分子であるVEGFキナーゼインヒビター;
(7)エストロゲンレセプターアンタゴニストまたは選択的エストロゲンレセプター調節因子;
(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体;
(9)エポシロン;
(10)トポイソメラーゼインヒビター;
(11)ビンカアルカロイド類;
(12)αVβ3インテグリンのインヒビターである抗体;および
(13)αV3βインテグリンの低分子インヒビター。
本発明はまた、非小細胞肺癌を処置する方法を提供し、この方法は、このような処置を必要とする患者に、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
(b)以下からなる群から選択される少なくとも2種の異なる抗腫瘍性剤;
(1)タキサン;
(2)白金配位化合物;
(3)抗体であるEGFインヒビター;
(4)低分子であるEGFインヒビター;
(5)抗体であるVEGFインヒビター;
(6)低分子であるVEGFキナーゼインヒビター;
(7)エストロゲンレセプターアンタゴニストまたは選択的エストロゲンレセプター調節因子;
(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体;
(9)エポシロン;
(10)トポイソメラーゼインヒビター;
(11)ビンカアルカロイド類;
(12)αVβ3インテグリンのインヒビターである抗体;および
(13)αV3βインテグリンの低分子インヒビター。
本発明はまた、非小細胞肺癌を処置する方法を提供し、この方法は、このような処置を必要とする患者に、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
(b)以下からなる群から選択される少なくとも2種の異なる抗腫瘍性剤;
(1)タキサン;
(2)白金配位化合物;
(3)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体;
(4)トポイソメラーゼインヒビター;および
(5)ビンカアルカロイド類。
本発明はまた、非小細胞肺癌の処置を必要とする患者において、非小細胞肺癌を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
本発明はまた、非小細胞肺癌の処置を必要とする患者において、非小細胞肺癌を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
本発明はまた、非小細胞肺癌の処置を必要とする患者において、非小細胞肺癌を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
本発明はまた、非小細胞肺癌の処置を必要とする患者において、非小細胞肺癌を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
本発明はまた、癌の処置を必要とする患者において、癌を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
(b)以下からなる群から選択される抗腫瘍性剤;
(1)抗体であるEGFインヒビター;
(2)低分子であるEGFインヒビター;
(3)抗体であるVEGFインヒビター;および
(4)低分子であるVEGFキナーゼインヒビター。
本発明はまた、頭部および頸部の扁平上皮細胞の癌の処置を必要とする患者において、頭部および頸部の扁平上皮細胞の癌を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
本発明は、頭部および頸部の扁平上皮細胞の癌の処置を必要とする患者において、頭部および頸部の扁平上皮癌細胞の癌を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
(b)以下からなる群から選択される少なくとも2種の異なる抗腫瘍性剤;
(1)タキサン;および
(2)白金配位化合物;および
(3)抗腫瘍ヌクレオシド誘導体(例えば、5−フルオロウラシル)。
本発明はまた、CMLの処置を必要とする患者において、CMLを処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
本発明はまた、CMLの処置を必要とする患者において、CMLを処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
本発明はまた、AMLの処置を必要とする患者において、を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
本発明はまた、AML処置を必要とする患者において、AMLを処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
本発明はまた、非ホジキンリンパ腫の処置を必要とする患者において、非ホジキンリンパ腫を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
本発明はまた、非ホジキンリンパ腫の処置を必要とする患者において、非ホジキンリンパ腫を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
本発明はまた、非ホジキンリンパ腫の処置を必要とする患者において、非ホジキンリンパ腫を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
本発明はまた、多発性骨髄腫の処置を必要とする患者において、多発性骨髄腫を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
本発明はまた、多発性骨髄腫の処置を必要とする患者において、多発性骨髄腫を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
本発明はまた、多発性骨髄腫の処置を必要とする患者において、多発性骨髄腫を処置する方法を提供し、この方法は、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(a)以下の式:
(a)以下の式:
本発明はまた、本明細書中に記載される癌、特に上記の癌を処置する方法に関する。ここで、FPTインヒビターの投与に加えて、抗腫瘍性剤放射線治療もまた、この処置サイクルの前、この処置サイクルの間、またはこの処置サイクルの後に投与される。
FPTインヒビターおよび抗腫瘍性剤は、治療有効用量で投与され、臨床学的に受容可能な結果(例えば、腫瘍の症状の低減または排除)を得る。従って、FPTインヒビターおよび抗腫瘍性剤は、治療プロトコルにおいて、同時にかまたは連続的に投与され得る。抗腫瘍性剤の投与は、当該分野ですでに知られている処置プロトコルに従ってなされ得る。
FPTインヒビターおよび抗腫瘍性剤は、通常1〜7週間続き、代表的には6〜12回繰り返される、処置プロトコルにおいて投与される。一般に、この処置プロトコルは、1〜4週間続く。1〜3週間の処置プロトコルもまた、使用され得る。1〜2週間の処置プロトコルもまた、使用され得る。この処置プロトコルまたは処置サイクルの間、FPTインヒビターは、毎日投与されるが、抗腫瘍性剤は、1週間に1回以上投与される。一般に、FPTインヒビターは、毎日(すなわち、1日に1回)、好ましくは、1日に2回投与され得、そして抗腫瘍性剤は、1週間に1回または3週間毎に1回投与される。例えば、タキサン(例えば、パクリタキセル(すなわち、Taxol(登録商標))またはドセタキセル(すなわち、Taxotere(登録商標)))は、1週間に1回または3週間毎に1回投与され得る。
しかし、当業者は、その処置プロトコルが、患者の要求に従って変更され得ることを理解する。従って、本発明の方法において使用される化合物(薬物)の組み合わせは、上記プロトコルのバリエーションで投与され得る。例えば、FPTインヒビターは、処置サイクルの間に連続的ではなく不連続的に投与され得る。従って、例えば、その処置サイクルの間に、FPTインヒビターは、1週間毎日投与され得、次いで、1週間中断され得る。この投与が、治療サイクルの間繰り返される。または、FPTインヒビターは、2週間毎日投与され得、1週間中断され得る。この投与が、治療サイクルの間繰り返される。従って、FPTインヒビターは、そのサイクルの間、1週間以上毎日投与され得、そしてそのサイクルの間、1週間以上中断され得る。この投与パターンが、この治療サイクルの間繰り返される。この不連続的処置はまた、全週ではなく日数に基づき得る。例えば、1〜6日間毎日投薬され、1〜6日間投薬されない。このパターンが、この処置プロトコルの間繰り返される。FPTインヒビターを投薬しない日数(または週)は、FPTインヒビターを投薬する日数(または週)と同じである必要はない。通常、不連続的投薬プロトコルが使用される場合、FPTインヒビターを投薬する日数または週数は、FPTインヒビターを投薬しない日数または週数と、少なくとも同じであるかまたはそれよりも多い。
抗腫瘍性剤は、ボーラス注入または連続注入によって与えられ得る。抗腫瘍性剤は、処置サイクルの間、毎日〜毎週1回、または2週間毎に1回、または3週間毎に1回、または4週間毎に1回、与えられ得る。処置サイクルの間、毎日投与される場合、この毎日の投薬は、処置サイクルの週数にわたり不連続的であり得る。例えば、1週間(または何日も)投薬され、1週間(または何日も)投薬されない。このパターンが、処置サイクルの間繰り返される。
FPTインヒビターは、好ましくは、固体投薬形態、より好ましくは、カプセルとして経口投与され、一方、全体の治療学的に有効な1日用量は、1日あたり、1〜4分割用量、または1〜2分割用量で投与され得、一般に、その治療学的にに有効な用量は、1日に1回または2回、好ましくは、1日に2回与えられる。FPTインヒビターは、1日あたり約50〜約400mgの量で投与され得、そして1日あたり約50〜約300mgの量で投与され得る。FPTインヒビターは、一般に、1日に2回、約50〜約350mg、通常は1日に2回、50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される。
患者が、治療サイクルの終了後に応答しているかまたは安定である場合、この治療サイクルは、熟練した臨床医の判断に従って繰り返され得る。この治療サイクルの終了時に、患者は、処置プロトコルにおいて投与された用量と同じ用量にてFPTインヒビターを受け続け得るか、またはその用量が1日に2回、200mg未満であった場合、この用量は、1日に2回、200mgに上昇され得る。この維持用量は、患者がその用量を進行するまでかまたはもはやその用量に耐性であり得なくなるまで、続けられ得る(この場合、この用量は減少され、そして患者は、その減少された用量で続けられ得る)。
FPTインヒビターとともに使用される抗腫瘍性剤は、処置サイクルの間、それらが通常処方される投薬量で投与される(すなわち、抗腫瘍性剤は、これらの薬物の投与についての実施の標準に従って投与される)。例えば、以下である:(a)タキサンについて、約30〜約300mg/m2;(b)シスプラチンについて、約30〜約100mg/m2;(c)カルボプラチンについて、約2〜約8のAUC;(d)抗体であるEGFインヒビターについて、約2〜約4mg/m2;(e)低分子であるEGFインヒビターについて、約50〜約500mg/m2;(f)抗体であるVEGFキナーゼインヒビターについて、約1〜約10mg/m2;(g)低分子であるVEGFインヒビターについて、約50〜約2400mg/m2;(h)SERMについて、約1〜約20mg;(i)抗腫瘍ヌクレオシドである5−フルオロウラシル、ゲムシタビン(Gemcitabine)およびカペシタビン(Capecitabine)について、約500〜約1250mg/m2;(j)抗腫瘍ヌクレオシドシタラビン(Ara−C)について、3〜4週間毎に7〜10日間、100〜200mg/m2/日、ならびに難治性の白血病およびリンパ腫について、高用量(すなわち、3〜4週間毎4〜8回用量について、12時間毎に1時間、1〜3gm/m2);(k)抗腫瘍ヌクレオシドフルダラビン(F−ara−A)について、3〜4週間毎に10〜25mg/m2/日;(l)抗腫瘍ヌクレオシドデシタビンについて、最大8サイクルの間、6週間毎に3日間、30〜75mg/m2;(m)抗腫瘍ヌクレオシドシクロデオキシアデノシン(CdA、2−CdA)について、3〜4週間毎に7日間まで、連続注入として、0.05〜0.1mg/kg/日;(n)エポシロン(epothilone)について、約1〜約100mg/m2;(o)トポイソメラーゼインヒビターについて、約1〜約350mg/m2;(p)ビンカアルカロイド類について、約1〜約50mg/m2;(q)葉状アンタゴニストメトトレキサート(MTX)について、経口で20〜60mg/m2、3〜4週間毎にIVまたはIM(中間用量レジメンは、3〜4週間毎に60分間にわたり、80〜250mg/m2 IVであり、そして高用量レジメンは、250〜1000mg/m2 IVであり、これは3〜4週間毎にロイコボリンとともに与えられる);(r)葉状アンタゴニストプレメトレキシド(Premetrexed)(Alimta)について、3週間毎に、300〜600mg/m2(1日に10分間のIV注入);(s)リボヌクレオチドレダクターゼインヒビターヒドロキシウレア(HU)について、20〜50mg/kg/日(血球数を下げる必要がある場合);(t)白金配位(coordinator)化合物オキサリプラチン(エロキサチン(Eloxatin))について、3〜4週間毎に50〜100mg/m2(好ましくは、固形腫瘍(例えば、非小細胞肺癌、結腸直腸癌および卵巣癌)のために使用される);(u)アントラサイクリン(anthracycline)ダウノルビシンについて、3〜4週間毎に3〜5日間、10〜50mg/m2/日 IV;(v)アントラサイクリンドキソリビシン(アドリアマイシン)について、3〜4週間毎に1〜4日間にわたって、50〜100mg/m2 IVの連続注入,または毎週、10〜40mg/m2 IV;(w)アントラサイクリンイダルビシンについて、3〜4週間毎の10〜20分間にわたる緩やかなIV注入として、1〜3日間にわたって毎日、10〜30mg/m2;(x)生物学的インターフェロン(イントロン−A、Roferon)について、1週間に3回、5,000,000〜20,000,000 IU;(y)生物学的ペグ化(pegylated)インターフェロン(Peg−イントロン、ペガシス(Pegasys))について、3〜4μg/kg/日(長期皮下)(再発または活性の損失まで);ならびに(z)生物学的リツキシマブ(Rituximab)(リツキサン(Rituxan))(非ホジキンリンパ腫に対して使用される抗体)について、6ヶ月、4〜8週間にわたり毎週、200〜400mg/m2 IV。
グリベック(Gleevec)は、約200〜約800mg/日の量で経口的に使用され得る。
サリドマイド(および関連イミド)は、約200〜約800mg/日の量で経口的に使用され得、そして連続的に投薬され得るかまたは再発もしくは毒性を生じるまで使用され得る。例えば、Mitsiadesら、「Apoptotic signaling induced by immunomodulatory thalidomide analoqs in human multiple myeloma cells;therapeutic implications」Blood,99(12):4525−30,2002年6月15日(その開示は、本明細書中で参考として援用される)を参照のこと。
例えば、パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))は、約50〜約100mg/m2の量で、1週間に1回投与され得る。約60〜約80mg/m2が、好ましい。別の例において、パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))は、約150〜約250mg/m2の量で、3週間毎に1回投与され得る。約175〜約225mg/m2が、好ましい。
別の例において、ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))は、約10〜約45mg/m2の量で1週間に1回投与され得る。別の例において、ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))は、約50〜約100mg/m2の量で、3週間毎に1回投与され得る。
別の例において、シスプラチンは、約20〜約40mg/m2の量で、1週間に1回投与され得る。別の例において、シスプラチンは、約60〜約100mg/m2の量で、3週間毎に1回投与され得る。
別の例において、カルボプラチンは、約2〜約3のAUCを提供する量で、1週間に1回投与され得る。別の例において、カルボプラチンは、約5〜約8のAUCを提供する量で、3週間毎に1回投与され得る。
従って、(例えば、非小細胞肺癌を処置する)1つの実施形態において:
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;
(2)パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))は、1週間に1回、約50〜約100mg/m2の量で投与される。約60〜約80mg/m2が、好ましい;そして、
(3)カルボプラチンは、1週間に1回、約2〜約3のAUCを提供する量で投与される。
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;
(2)パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))は、1週間に1回、約50〜約100mg/m2の量で投与される。約60〜約80mg/m2が、好ましい;そして、
(3)カルボプラチンは、1週間に1回、約2〜約3のAUCを提供する量で投与される。
(例えば、非小細胞肺癌を処置する)別の例において:
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;
(2)パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))は、1週間に1回、約50〜約100mg/m2の量で投与される。約60〜約80mg/m2が、好ましい;そして、
(3)シスプラチンは、1週間に1回、約20〜約40mg/m2の量で投与される。
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;
(2)パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))は、1週間に1回、約50〜約100mg/m2の量で投与される。約60〜約80mg/m2が、好ましい;そして、
(3)シスプラチンは、1週間に1回、約20〜約40mg/m2の量で投与される。
(例えば、非小細胞肺癌を処置する)別の例において:
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;
(2)ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))は、1週間に1回、約10〜約45mg/m2の量で投与される;そして、
(3)カルボプラチンは、1週間に1回、約2〜約3のAUCを提供する量で投与される。
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;
(2)ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))は、1週間に1回、約10〜約45mg/m2の量で投与される;そして、
(3)カルボプラチンは、1週間に1回、約2〜約3のAUCを提供する量で投与される。
(例えば、非小細胞肺癌を処置する)別の例において:
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される。
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される。
(2)ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))は、1週間に1回、約10〜約45mg/m2の量で投与される;そして、
(3)シスプラチンは、1週間に1回、約20〜約40mg/m2の量で投与される。
(3)シスプラチンは、1週間に1回、約20〜約40mg/m2の量で投与される。
従って、(例えば、非小細胞肺癌を処置する)1つの実施形態において:
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;
(2) パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))は、3週間毎に1回、約150〜約250mg/m2の量で投与される。約175〜約225mg/m2が好ましく、175mg/m2が最も好ましい;そして、
(3)カルボプラチンは、3週間毎に1回、約5〜約8(好ましくは、6)のAUCを提供する量で投与される。
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;
(2) パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))は、3週間毎に1回、約150〜約250mg/m2の量で投与される。約175〜約225mg/m2が好ましく、175mg/m2が最も好ましい;そして、
(3)カルボプラチンは、3週間毎に1回、約5〜約8(好ましくは、6)のAUCを提供する量で投与される。
非小細胞肺癌を処置する好ましい実施形態において:
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、100mgの量で投与される;
(2)パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))は、3週間毎に1回、175mg/m2の量で投与される;そして、
(3)カルボプラチンは、3週間毎に1回、6のAUCを提供する量で投与される。
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、100mgの量で投与される;
(2)パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))は、3週間毎に1回、175mg/m2の量で投与される;そして、
(3)カルボプラチンは、3週間毎に1回、6のAUCを提供する量で投与される。
(例えば、非小細胞肺癌を処置する)別の例において:
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;
(2)パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))は、3週間毎に1回、約150〜約250mg/m2の量で投与される。約175〜約225mg/m2が、好ましい;そして、
(3)シスプラチンは、3週間毎に1回、約60〜約100mg/m2の量で投与される。
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;
(2)パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))は、3週間毎に1回、約150〜約250mg/m2の量で投与される。約175〜約225mg/m2が、好ましい;そして、
(3)シスプラチンは、3週間毎に1回、約60〜約100mg/m2の量で投与される。
(例えば、非小細胞肺癌を処置する)別の例において:
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;
(2)ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))は、3週間毎に1回、約50〜約100mg/m2の量で投与される;そして、
(3)カルボプラチンは、3週間毎に1回、約5〜約8のAUCを提供する量で投与される。
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;
(2)ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))は、3週間毎に1回、約50〜約100mg/m2の量で投与される;そして、
(3)カルボプラチンは、3週間毎に1回、約5〜約8のAUCを提供する量で投与される。
(例えば、非小細胞肺癌を処置する)別の例において:
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される。;
(2)ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))は、3週間毎に1回、約50〜約100mg/m2の量で投与される;そして、
(3)シスプラチンは、3週間毎に1回、約60〜約100mg/m2の量で投与される。
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される。;
(2)ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))は、3週間毎に1回、約50〜約100mg/m2の量で投与される;そして、
(3)シスプラチンは、3週間毎に1回、約60〜約100mg/m2の量で投与される。
FPTインヒビター、ドセタキセルおよびカルボプラチンを使用して非小細胞肺癌を処置する実施例において:
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgの量が投与される;
(2)ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))は、3週間毎に1回、約75mg/m2の量で投与される;そして、
(3)カルボプラチンは、3週間毎に1回、約6のAUCを提供する量で投与される。
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgの量が投与される;
(2)ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))は、3週間毎に1回、約75mg/m2の量で投与される;そして、
(3)カルボプラチンは、3週間毎に1回、約6のAUCを提供する量で投与される。
上記例において、ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))およびシスプラチン、ドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標))およびカルボプラチン、パクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))およびカルボプラチン、またはパクリタキセル(例えば、Taxol(登録商標))およびシスプラチンは、好ましくは、同日に投与される。
別の例(例えば、CML)において:
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約100mg〜約200mgの量で投与される;
(2)グリベックは、経口的に、約400〜約800mg/日の量で投与される;そして、
(3)インターフェロン(イントロン−A)は、1週間に3回、約5,000,000〜約20,000,000 IUの量で投与される。
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約100mg〜約200mgの量で投与される;
(2)グリベックは、経口的に、約400〜約800mg/日の量で投与される;そして、
(3)インターフェロン(イントロン−A)は、1週間に3回、約5,000,000〜約20,000,000 IUの量で投与される。
別の例(例えば、CML)において:
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約100mg〜約200mgの量で投与される;
(2)グリベックは、経口的に、約400〜約800mg/日の量で投与される;そして、
(3)ペグ化インターフェロン(Peg−イントロンまたはペガシス(Pegasys))は、約3〜約6μg/kg/日の量で投与される。
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約100mg〜約200mgの量で投与される;
(2)グリベックは、経口的に、約400〜約800mg/日の量で投与される;そして、
(3)ペグ化インターフェロン(Peg−イントロンまたはペガシス(Pegasys))は、約3〜約6μg/kg/日の量で投与される。
別の例(例えば、非ホジキンリンパ腫)において:
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;そして、
(2)ゲナセンス(Genasense)(BCL−2に対してアンチセンス)は、3〜4週間毎に5〜7日間、約2〜約5mg/kg/日(例えば、3mg/kg/日)の用量で、連続IV注入として投与される。
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;そして、
(2)ゲナセンス(Genasense)(BCL−2に対してアンチセンス)は、3〜4週間毎に5〜7日間、約2〜約5mg/kg/日(例えば、3mg/kg/日)の用量で、連続IV注入として投与される。
別の例(例えば、多発性骨髄腫)において:
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;そして、
(2)プロテオソームインヒビター(例えば、PS−341−Millenium)は、1週間休息期間を空けた、連続した2週間で毎週2回、約1.5mg/m2の量で投与される。
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;そして、
(2)プロテオソームインヒビター(例えば、PS−341−Millenium)は、1週間休息期間を空けた、連続した2週間で毎週2回、約1.5mg/m2の量で投与される。
別の例(例えば、多発性骨髄腫)において:
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;そして、
(2)サリドマイド(または関連イミド)は、約200〜約800mg/日の量で経口投与される。この投薬は、再発または毒性が生じるまで継続される。
(1)FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、好ましくは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、そして最も好ましくは、1日に2回、約100mgが投与される;そして、
(2)サリドマイド(または関連イミド)は、約200〜約800mg/日の量で経口投与される。この投薬は、再発または毒性が生じるまで継続される。
患者が、治療サイクルの終了後に応答しているかまたは安定である場合、この治療サイクルは、熟練した臨床医の判断に従って繰り返され得る。この治療サイクルの終了時に、患者は、処置プロトコルにおいて投与された用量と同じ用量にてFPTインヒビターを受け続けられ得るか、またはその用量が1日に2回、200mg未満であった場合、この用量は、1日に2回、200mgに上昇され得る。この維持用量は、患者がその用量を進行するまでかまたはもはやその用量に耐性であり得なくなるまで、続けられ得る(この場合、この用量は低下され得、そして患者は、その低下された用量で続けられ得る)。
本発明の方法において処置され得る癌としては、以下が挙げられるがこれらの限定されない:肺癌(例えば、非小細胞肺癌)、頭部および/または頸部の癌(例えば、頭部または頸部の扁平上皮細胞癌)、卵巣癌、乳癌、膀胱癌、ならびに前立腺癌。
本発明の方法によって処置され得る癌は、以下である:結腸直腸癌、膵臓癌、甲状腺小胞癌、未分化甲状腺癌腫、非ホジキンリンパ腫、脊髄形成異常症候群(myelodysplastic syndrome(MDS))、CMML(慢性骨髄単球性白血病)、AML、ALL(急性リンパ性白血病(例えば、ALL PH+))、CML、骨髄腫(例えば、多発性骨髄腫)、間葉起源の癌(例えば、線維肉腫および横紋筋肉腫)、黒色腫、奇形癌、神経芽細胞腫、神経膠腫、腎臓癌腫およびヘパトーム。
FPTインヒビターと組み合わせて使用され得る抗腫瘍性剤は、以下である:
(1)タキセン(例えば、パクリタキセル(Taxol(登録商標))および/またはドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標)));
(2)白金配位化合物(例えば、カルボプラチン、シスプラチンおよびオキサリプラチン(例えば、エロキサチン);
(3)以下のような、抗体であるEGFインヒビター:HER2抗体(例えば、トラスツツマブ(trastuzumab)(Herceptin(登録商標))、Genentech,Inc.)、セツキシマブ(Cetuximab)(Erbitux,IMC−C225,ImClone Systems)、EMD 72000(Merck KGaA)、抗EFGRモノクローナル抗体ABX(Abgenix)、TheraCIM−h−R3(Center of molecular Immunology)、モノクローナル抗体425(Merck KGaA)、モノクローナル抗体ICR−62(ICR,Sutton,England);Herzyme(Elan Pharmaceutical Technologies and Ribozyme Pharmaceuticals)、PKI 166(Novartis)、EKB 569(Wyeth−Ayerst)、GW 572016(GlaxoSmithKline)、Cl 1033(Pfizer Global Research and Development)、トラスツマブマイタンシノイド結合体(Trastuzmab−maytansinoid conjugate)(Genentech,Inc.)、ミツモマブ(Mitumomab)(Imclone Systems and Merck KGaA)およびMelvax II(Imclone Systems and Merck KgaA);
(4)低分子であるEGFインヒビター(例えば、ターセバ(Tarceva)(TM)(OSI−774,OSI Pharmaceuticals,Inc.)、およびイレッサ(Iressa)(ZD 1839,Astra Zeneca);
(5)抗体であるVEGF(例えば、ベバシツマブ(Bevacizumab)(Genentech,Inc.)、およびIMC−1C11(ImClone Systems)、DC 101(ImClone Systems製のKDR VEGFレセプター2);
(6)低分子であるVEGFキナーゼインヒビター(例えば、SU 5416およびSU 6688(両方とも、Sugen,Inc.製);
(7)エストロゲンレセプターアンタゴニストまたは選択的エストロゲンレセプター調節因子(SERM)(例えば、タモキシフェン、イドキシフェン(Idoxifene)、ラロキシフェン、トランス−2,3−ヒドロラロキシフェン、レボメロキシフェン(Levormeloxifene)、ドロロキシフェン(Droloxifene)、MDL 103,323、およびアコルビフェン(Acolbifene)(Schering Corp.));
(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体(例えば、5−フルオロウラシル、ゲムシタビン、カペシタビン(Capecitabine)、シタラビン(Ara−C)、フルダラビン(F−Ara−A)、デシタビン、およびクロロデオキシアデノシン(CdA、2−CdA);
(9)エポシロン(例えば、BMS−247550(Bristol−Myers Squibb)、およびEPO906(Novartis Pharmaceuticals));
(10)トポイソメラーゼインヒビター(例えば、トポテカン(Topotecan)(Glaxo SmithKline)、およびカンプトサル(Camptosar)(Pharmacia));
(11)ビンカアルカロイド類(例えば、ナベルビン(Navelbine)(Anvar and Fabre,France)、ビンクリスチンおよびビンブラスチン);
(12)αVβ3インテグリンのインヒビターである抗体(例えば、LM−609(Clinical Cancer Research、第6巻、3056−3061頁、2000年8月を参照のこと(この開示は、本明細書中で参考として援用される));
(13)葉状アンタゴニスト(例えば、メトトレキサート(MTX)、およびプレメトレキシド(Alimta);
(14)リボヌクレオチドレダクターゼインヒビター(例えば、ヒドロキシウレア(HU));
(15)アントラサイクリン(例えば、ダウノルビシン、ドキソルビシン(Adriamycin)、およびイダルビシン(Idarubicin));ならびに、
(16)生物製剤(例えば、インターフェロン(例えば、イントロン−Aおよびロフェロン(Roferon))、ペグ化インターフェロン(例えば、Peg−イントロンおよびペガシス)、およびリツキシマブ(リツキサン、非ホジキンリンパ腫の処置のために使用される抗体))。
(1)タキセン(例えば、パクリタキセル(Taxol(登録商標))および/またはドセタキセル(例えば、Taxotere(登録商標)));
(2)白金配位化合物(例えば、カルボプラチン、シスプラチンおよびオキサリプラチン(例えば、エロキサチン);
(3)以下のような、抗体であるEGFインヒビター:HER2抗体(例えば、トラスツツマブ(trastuzumab)(Herceptin(登録商標))、Genentech,Inc.)、セツキシマブ(Cetuximab)(Erbitux,IMC−C225,ImClone Systems)、EMD 72000(Merck KGaA)、抗EFGRモノクローナル抗体ABX(Abgenix)、TheraCIM−h−R3(Center of molecular Immunology)、モノクローナル抗体425(Merck KGaA)、モノクローナル抗体ICR−62(ICR,Sutton,England);Herzyme(Elan Pharmaceutical Technologies and Ribozyme Pharmaceuticals)、PKI 166(Novartis)、EKB 569(Wyeth−Ayerst)、GW 572016(GlaxoSmithKline)、Cl 1033(Pfizer Global Research and Development)、トラスツマブマイタンシノイド結合体(Trastuzmab−maytansinoid conjugate)(Genentech,Inc.)、ミツモマブ(Mitumomab)(Imclone Systems and Merck KGaA)およびMelvax II(Imclone Systems and Merck KgaA);
(4)低分子であるEGFインヒビター(例えば、ターセバ(Tarceva)(TM)(OSI−774,OSI Pharmaceuticals,Inc.)、およびイレッサ(Iressa)(ZD 1839,Astra Zeneca);
(5)抗体であるVEGF(例えば、ベバシツマブ(Bevacizumab)(Genentech,Inc.)、およびIMC−1C11(ImClone Systems)、DC 101(ImClone Systems製のKDR VEGFレセプター2);
(6)低分子であるVEGFキナーゼインヒビター(例えば、SU 5416およびSU 6688(両方とも、Sugen,Inc.製);
(7)エストロゲンレセプターアンタゴニストまたは選択的エストロゲンレセプター調節因子(SERM)(例えば、タモキシフェン、イドキシフェン(Idoxifene)、ラロキシフェン、トランス−2,3−ヒドロラロキシフェン、レボメロキシフェン(Levormeloxifene)、ドロロキシフェン(Droloxifene)、MDL 103,323、およびアコルビフェン(Acolbifene)(Schering Corp.));
(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体(例えば、5−フルオロウラシル、ゲムシタビン、カペシタビン(Capecitabine)、シタラビン(Ara−C)、フルダラビン(F−Ara−A)、デシタビン、およびクロロデオキシアデノシン(CdA、2−CdA);
(9)エポシロン(例えば、BMS−247550(Bristol−Myers Squibb)、およびEPO906(Novartis Pharmaceuticals));
(10)トポイソメラーゼインヒビター(例えば、トポテカン(Topotecan)(Glaxo SmithKline)、およびカンプトサル(Camptosar)(Pharmacia));
(11)ビンカアルカロイド類(例えば、ナベルビン(Navelbine)(Anvar and Fabre,France)、ビンクリスチンおよびビンブラスチン);
(12)αVβ3インテグリンのインヒビターである抗体(例えば、LM−609(Clinical Cancer Research、第6巻、3056−3061頁、2000年8月を参照のこと(この開示は、本明細書中で参考として援用される));
(13)葉状アンタゴニスト(例えば、メトトレキサート(MTX)、およびプレメトレキシド(Alimta);
(14)リボヌクレオチドレダクターゼインヒビター(例えば、ヒドロキシウレア(HU));
(15)アントラサイクリン(例えば、ダウノルビシン、ドキソルビシン(Adriamycin)、およびイダルビシン(Idarubicin));ならびに、
(16)生物製剤(例えば、インターフェロン(例えば、イントロン−Aおよびロフェロン(Roferon))、ペグ化インターフェロン(例えば、Peg−イントロンおよびペガシス)、およびリツキシマブ(リツキサン、非ホジキンリンパ腫の処置のために使用される抗体))。
好ましい抗腫瘍性剤は、以下から選択される:パクリタキセル、ドセタキセル、カルボプラチン、シスプラチン、ゲムシタビン、タモキシフェン、ハーセプチン、セツキシマブ、ターセバ、イレッサ、ベバシツマブ、ナベルビン、IMC−1C11、SU5416またはSU6688。最も好ましい抗腫瘍性薬剤は、以下から選択される:パクタキセル、ドセタキセル、カルボプラチン、シスプラチン、ナベルビン、ゲムシタビンまたはハーセプチン。
一般に、1つ以上の抗腫瘍性薬剤が、本発明の方法において使用される場合、抗腫瘍性薬剤は、それらの標準的な用量形態で、同じ日の同時かまたは連続的にかのいずれかで投与される。例えば、抗腫瘍性薬剤は、通常、静脈内に、好ましくは当前記分野で周知のIV溶液(例えば、等張食塩水(0.9% NaCl)またはデキストロース溶液(例えば、5%デキストロース))を使用するIV点滴によって投与される。
2つ以上の抗腫瘍性薬剤が使用される場合、その抗腫瘍性薬剤は、一般的に同じ日に投与される;しかし、当業者は、抗腫瘍性薬剤が、異なる日または異なる週に投与され得ることを理解する。熟練した臨床医は、その薬剤の製造会社が推奨する用量スケジュールに従って、抗腫瘍性薬剤を投与し得、そして患者の必要性に従って(例えば、処置に対する患者の応答に基づいて)、スケジュールを調製し得る。例えば、肺癌を処置するために、ゲムシタビンが白金配位化合物(例えば、シスプラチン)と組み合わせて使用される場合、ゲムシタビンおよびシスプラチンの両方は、処置サイクルの1日目の同じ日に与えられ、次いでゲムシタビンは、8日目に単独で与えられ、15日目に再度単独で与えられる。
従って、本発明の1つの実施形態は、癌を処置する方法に関し、この方法は、このような処置の必要性のある患者に治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)、タキサンおよび白金配位化合物を投与する工程を包含する。
本発明の別の実施形態は、癌を処置する方法に関し、この方法は、このような処置の必要性のある患者に治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)、タキサンおよび白金配位化合物を投与する工程を包含し、ここで、前記FPTインヒビターは、毎日投与され、前記タキサンは、1サイクルあたり1週間に1回投与され、そして前記白金配位化合物は、1サイクルあたり1週間に1回投与される。好ましくは、この処置は、1サイクルあたり1〜4週間である。
本発明の別の実施形態は、癌を処置する方法に関し、この方法は、このような処置の必要性のある患者に治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)、タキサンおよび白金配位化合物を投与する工程を包含し、ここで、前記FPTインヒビターは、毎日投与され、前記タキサンは、1サイクルあたり3週間毎に1回投与され、そして前記白金配位化合物は、1サイクルあたり3週間毎に1回投与される。好ましくは、この処置は、1サイクルあたり1〜3週間である。
本発明の別の実施形態は、癌を処置する方法に関し、この方法は、このような処置の必要性のある患者に治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)、パクリタキセルおよびカルボプラチンを投与する工程を包含する。好ましくは、前記FPTインヒビターは、毎日投与され、前記パクリタキセルは、1サイクルあたり1週間に1回投与され、そして前記カルボプラチンは、1サイクルあたり1週間に1回投与される。好ましくは、この処置は、1サイクルあたり1〜4週間である。
本発明の別の実施形態は、癌を処置する方法に関し、この方法は、このような処置の必要性のある患者に治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)、パクリタキセルおよびカルボプラチンを投与する工程を包含する。好ましくは、前記FPTインヒビターは、毎日投与され、前記パクリタキセルは、1サイクルあたり3週間毎に1回投与され、そして前記カルボプラチンは、1サイクルあたり3週間毎に1回投与される。好ましくは、この処置は、1サイクルあたり1〜3週間である。
好ましくは、非小細胞肺癌は、上記の実施形態の方法で処置される。
本発明の別の実施形態は、非小細胞肺癌を処置する方法に関し、この方法は、このような処置の必要性のある患者に毎日、治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)を投与する工程、1サイクルあたり1週間に1回の治療有効量のカルボプラチンを投与する工程、および1サイクルあたり1週間に1回の治療有効量のパクリタキセルを投与する工程を包含し、ここで、この処置は、1サイクルあたり1〜4週間が与えられる。好ましくは、前記FPTインヒビターは、1日に2回投与される。好ましくは、前記カルボプラチンおよび前記パクリタキセルは、同じ日に投与され、そしてより好ましくは、前記カルボプラチンおよび前記パクリタキセルは、連続的に投与され、そして最も好ましくは、前記カルボプラチンは、前記パクリタキセルの後に投与される。
本発明の別の実施形態は、このような処置を必要とする患者における非小細胞肺癌を処置するための方法に関し、この方法は、毎日、治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)を投与する工程、治療有効量のカルボプラチンを1サイクルあたり3週間ごとに1回投与する工程、および治療有効量のパクリタキセルを1サイクルあたり3週間ごとに1回投与する工程を包含し、ここで、この処置は1〜3週間の間与えられる。好ましくは、前記FPTインヒビターは、1日に2回、投与される。好ましくは、前記カルボプラチンおよび前記パクリタキセルは同じ日に投与され、そしてより好ましくは、前記カルボプラチンおよび前記パクリタキセルは連続的に投与され、そして最も好ましくは、前記カルボプラチンは、前記パクリタキセルの後に投与される。
本発明の好ましい実施形態は、このような処置を必要とする患者における非小細胞肺癌を処置するための方法に関し、この方法は、1日に2回、約50mg〜約200mgのFPTインヒビター(1.0または1.1)を投与する工程、1サイクルあたり1週間に1回、約2〜約8(好ましくは約2〜約3)のAUCを提供するような量でカルボプラチンを投与する工程、および1サイクルあたり1週間に1回、約60mg/m2〜約300mg/m2(好ましくは、約50mg/m2〜約100mg/m2、より好ましくは約60mg/m2〜約80mg/m2)のパクリタキセルを投与する工程を包含し、ここでこの処置は1サイクルあたり1週間〜4週間の間与えられる。より好ましい実施形態において、前記FPTインヒビターは、1日に2回、約75mg〜約125mgの量で投与され、1日に2回、約100mgが好ましい。好ましくは、前記カルボプラチンおよび前記パクリタキセルは、同じ日に投与され、そして最も好ましくは、前記カルボプラチンおよび前記パクリタキセルは連続的に投与され、そしてより好ましくは、前記カルボプラチンは、前記パクリタキセルの後に投与される。
別の好ましい実施形態において、本発明は、このような処置を必要とする患者における非小細胞肺癌を処置するための方法に関し、この方法は、1日に2回、約50mg〜約200mgのFPTインヒビター(1.0または1.1)を投与する工程、1サイクルあたり3週間ごとに1回、約2〜約8(好ましくは約5〜約8)のAUCを提供するための量でカルボプラチンを投与する工程、1サイクルあたり3週間ごとに1回、約150mg/m2〜約225mg/m2(好ましくは、約175mg/m2〜約225mg/m2)のパクリタキセルを投与する工程を包含し、ここでこの処置は1〜3週間の間与えられる。より好ましい実施形態において、前記FPTインヒビターは、1日に2回、約75mg〜約125mgが投与され、1日に2回、約100mgが好ましい。好ましくは、前記カルボプラチンおよび前記パクリタキセルは、同じ日に投与され、そしてより好ましくは、前記カルボプラチンおよび前記パクリタキセルは、連続的に投与され、そして最も好ましくは、前記カルボプラチンは、前記パクリタキセルの後に投与される。
なおより好ましい実施形態において、本発明は、このような処置を必要とする患者における非小細胞肺癌を処置するための方法に関し、この方法は1日に2回、100mgのFPTインヒビター(1.0または1.1)を投与する工程、1サイクルあたり3週間ごとに1回、6のAUCを提供するような量でカルボプラチンを投与する工程、および1サイクルあたり3週間ごとに1回、175mg/m2のパクリタキセルを投与する工程を包含し、ここでこの処置は、1〜3週間の間与えられる。好ましくは、前記カルボプラチンおよび前記パクリタキセルは、同じ日に投与され、そしてより好ましくは、前記カルボプラチンおよび前記パクリタキセルは、連続的に投与され、そして最も好ましくは、前記カルボプラチンは、前記パクリタキセルの後に投与される。
本発明の他の実施形態は、上記実施形態において記載されるように、癌の処置の方法に関し、パクリタキセルおよびカルボプラチンを除いて、本方法において共に使用されるタキサンおよび白金配位化合物は、(1)ドセタキセル(Taxotere(登録商標))およびシスプラチン;(2)パクリタキセルおよびシスプラチン;および(3)ドセタキセルおよびカルボプラチンである。本発明の方法において、シスプラチンは、好ましくは約30mg/m2〜約100mg/m2の量で使用される。本発明の方法において、ドセタキセルは、好ましくは約30mg/m2〜約100mg/m2の量で使用される。
別の実施形態において、本発明は、癌を処置する方法に関し、この方法は、このような治療が必要な患者に治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)、タキサン、および抗体であるEGFインヒビターの治療有効量を投与する工程を包含する。好ましくは、使用されるタキサンは、パクリタキセルであり、好ましくは、EGFインヒビターは、HER2抗体(より好ましくは、ハーセプチン)またはセツキシマブであり、最も好ましくは、ハーセプチンが使用される。処置の長さ、ならびにFPTインヒビターおよびタキサンの量および投与は、上記される実施形態において記載される。抗体であるEGFインヒビターは、1回当たり一週間に一度投与され、好ましくは、タキサンと同じ日に投与され、そしてより好ましくは、タキサンと連続して投与される。例えば、ハーセプチンは、約3〜約5mg/m2(好ましくは、約4mg/m2)の負荷投与量で投与され、次いで、残りの処置回(通常、回は、1〜4週間)について、一週間に1回、約2mg/m2の維持量で投与される。好ましくは、処置される癌は、乳癌である。
別の実施形態において、本発明は、癌を処置する方法に関し、この方法は、このような処置を必要とする患者に、治療有効量の以下を投与する工程を包含する:
(1)FPTインヒビター(1.0または1.1);
(2)タキサン;および
(3)以下から選択される抗腫瘍薬剤:
(a)低分子であるEGFインヒビター;
(b)抗体であるVEGFインヒビター;または
(c)低分子であるVEGFキナーゼインヒビター。
(1)FPTインヒビター(1.0または1.1);
(2)タキサン;および
(3)以下から選択される抗腫瘍薬剤:
(a)低分子であるEGFインヒビター;
(b)抗体であるVEGFインヒビター;または
(c)低分子であるVEGFキナーゼインヒビター。
好ましくは、タキサン、パクリタキセル、またはドセタキセルが使用される。好ましくは、抗腫瘍薬剤は、以下から選択される:ターセバ、イレッサ、ベバシツマブ、SU5416またはSU6688から選択される。処置の長さ、ならびにFPTインヒビターおよびタキサンの量および投与は、上記実施形態に記載される通りである。抗体であるVEGFキナーゼは、通常、1回当たり一週間に一回与えられる。低分子であるEGFインヒビターおよびVEGFインヒビターは、通常、1回当たり一日に一回与えられる。好ましくは、抗体であるVEGFインヒビターは、タキサンと同じ日に与えられ、より好ましくは、タキサンと連続して与えられる。低分子であるEGFインヒビターまたは低分子であるVEGFインヒビターは、タキサンと同じ日に投与され、投与は、好ましくは、タキサンと連続的である。EGFキナーゼインヒビターまたはVEGFキナーゼインヒビターは、一般的に、約10〜約500mg/m2の量で投与される。好ましくは、処置される癌は、非肺小細胞癌である。
別の実施形態において、本発明は、癌を処置する方法に関し、この方法は、このような治療を必要とする患者に、治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)、抗腫瘍ヌクレオシド誘導体、および白金配位化合物を投与する工程を包含する。
本発明の別の実施形態は、癌を処置する方法に関し、この方法は、このような治療を必要とする患者に、治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)、抗腫瘍ヌクレオシド誘導体、および白金配位化合物を投与する工程を包含し、ここで、前記FPTインヒビターは、毎日投与され、前記抗腫瘍ヌクレオシド誘導体は、1回当たり一週間に一回与えられ、前記白金配位化合物は、1回当たり一週間に一回与えられる。処置は、1回当たり1〜4週間の間であり得るが、処置は、好ましくは、1回当たり1〜7週間の間である。
本発明の別の実施形態は、癌を処置する方法に関し、この方法は、このような治療を必要とする患者に、治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)、抗腫瘍ヌクレオシド誘導体、および白金配位化合物を投与する工程を包含し、ここで、前記FPTインヒビターは、毎日投与され、前記抗腫瘍ヌクレオシド誘導体は、1回当たり一週間に一回与えられ、前記白金配位化合物は、1回当たり三週間おきに一回与えられる。処置は、1回当たり1〜4週間の間であり得るが、処置は、好ましくは、1回当たり1〜7週間の間である。
本発明の別の実施形態は、癌を処置する方法に関し、この方法は、このような治療を必要とする患者に、治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)、ゲムシタビン、およびシスプラチンを投与する工程を包含する。好ましくは、前記FPTインヒビターは、毎日投与され、前記ゲムシタビンは、1回当たり一週間に一回与えられ、前記シスプラチンは、1回当たり一週間に一回与えられる。好ましくは、処置は、1回当たり1〜7週間の間である。
本発明の別の実施形態は、癌を処置する方法に関し、この方法は、このような治療を必要とする患者に、治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)、ゲムシタビン、およびシスプラチンを投与する工程を包含する。好ましくは、前記FPTインヒビターは、毎日投与され、前記ゲムシタビンは、1回当たり一週間に一回与えられ、前記シスプラチンは、1回当たり一週間おきに一回与えられる。好ましくは、処置は、1回当たり1〜7週間の間である。
本発明の別の実施形態は、癌を処置する方法に関し、この方法は、このような治療を必要とする患者に、治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)、ゲムシタビン、およびカルボプラチンを投与する工程を包含する。好ましくは、前記FPTインヒビターは、毎日投与され、前記ゲムシタビンは、1回当たり一週間に一回与えられ、前記カルボプラチンは、1回当たり一週間に一回与えられる。好ましくは、処置は、1回当たり1〜7週間の間である。
本発明の別の実施形態は、癌を処置する方法に関し、この方法は、このような治療を必要とする患者に、治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)、ゲムシタビン、およびカルボプラチンを投与する工程を包含する。好ましくは、前記FPTインヒビターは、毎日投与され、前記ゲムシタビンは、1回当たり一週間に一回与えられ、前記カルボプラチンは、1回当たり三週間おきに一回与えられる。好ましくは、処置は、1回当たり1〜7週間の間である。
好ましくは、非小細胞肺癌を、上記される実施形態において、ゲムシタビンを使用する方法において処置される。
ゲムシタビンを使用する上記実施形態において、FPTインヒビターおよび白金配位化合物は、タキサンを使用する実施形態について上記されるように投与される。ゲムシタビンは、約500〜約1250mg/m2の量で投与される。ゲムシタビンは、好ましくは、白金配位化合物と同じ日に投与され、より好ましくは、白金配位化合物と連続して投与され、最も好ましくは、ゲムシタビンは、白金配位化合物の後に投与される。
本発明の別の実施形態は、癌を処置する処置を必要とする患者において癌を処置する方法に関し、この方法は、FPTインヒビター(1.0または1.1)および以下から選択される抗腫瘍薬剤を投与する工程を包含する:(1)抗体であるEGFインヒビター、(2)低分子であるEGFインヒビター、(3)抗体であるVEGFインヒビター、および(4)低分子であるVEGFキナーゼインヒビター(全て上記される)。処置は、1回当たり1〜7週間の間であり、一般的には、1回当たり1〜4週間である。FPTインヒビターは、本発明の他の実施形態について上記されるのと同様の方法において投与される。低分子抗腫瘍薬剤は、通常毎日投与され、抗体抗腫瘍薬剤は、通常、1回当たり一週間に一回投与される。抗腫瘍薬剤は、好ましくは、以下から選択される:ハーセプチン、セツキシマブ、ターセバ、イレッサ、ベバシツマブ、IMC−1C11、SU5416またはSU6688.好ましくは、非小細胞肺癌が、処置される。
白金配位化合物および少なくとも1つの他の抗腫瘍薬剤が使用され、これらの薬物が連続的に投与される本発明の実施形態において、白金配位化合物は、一般的に、他の抗腫瘍薬剤が投与された後、投与される。
本発明の他の実施形態は、患者に対する治療有効量の放射線を投与することに加えて、上記される実施形態において、FPTインヒビターおよび抗腫瘍薬剤を投与することを包含する。放射線は、当該分野で周知の技術およびプロトコルに従って施与される。
本発明の別の実施形態は、少なくとも2つの異なる抗腫瘍薬剤および静脈内投与のための薬学的に受容可能なキャリアを含有する薬学的組成物に関する。好ましくは、薬学的に受容可能なキャリアは、等張性生理食塩水(0.9%NaCl)またはデキストロース(例えば、5%デキストロース)である。
本発明の別の実施形態は、FPTインヒビターおよび少なくとも2つの異なる抗腫瘍薬剤および静脈内投与のための薬学的に受容可能なキャリアを含有する薬学的組成物に関する。好ましくは、薬学的に受容可能なキャリアは、等張性生理食塩水溶液(0.9%NaCl)またはデキストロース(例えば、5%デキストロース)である。
本発明の別の実施形態は、FPTインヒビターおよび少なくとも1つの抗腫瘍薬剤および静脈内投与のための薬学的に受容可能なキャリアを含有する薬学的組成物に関する。好ましくは、薬学的に受容可能なキャリアは、等張性生理食塩水溶液(0.9%NaCl)またはデキストロース(例えば、5%デキストロース)である。
当業者は、本発明の方法において使用される化合物(薬物)が、製造業者からの薬学的組成物(投薬形態)において熟練臨床医に利用可能であり、これらの組成物において使用されることを理解する。従って、上記される方法における化合物または化合物の分類の詳説は、特定の化合物または化合物の分類を含有する薬学的組成物の詳説に置き換えられ得る。例えば、このような処置が必要な患者に治療有効量のFPTインヒビター(1.0または1.1)、タキサン、および白金配位化合物を投与する工程を包含する癌の処置方法に関する実施形態は、その範囲内に癌を処置する方法を包含し、この方法は、このような処置を必要とする患者に、治療有効量の、FPTインヒビター(1.0または1.1)を含有する薬学的組成物、タキサンを含有する薬学的組成物、および白金配位化合物を含有する薬学的組成物を投与する工程を包含する。
使用される実際の投薬量は、患者の要望および処置される状態の重篤度に依存して変化し得る。特定の状況に対して適切な投薬量の決定は、当業者の範囲内である。
FPTインヒビターおよび抗腫瘍薬剤の量および投与頻度は、患者の年齢、状態および大きさならびに処置される癌の重篤度のような因子を考慮して、主治医(医師)の判断に従って、制御される。
抗腫瘍薬剤は、当該分野で周知である治療プロトコルに従って投与され得る。抗腫瘍薬剤の投与が、処置される癌および抗腫瘍薬剤の疾患に対する公知の効果に依存して変化し得ることは、当業者に明らかである。また、熟練臨床医の知識に従って、治療プロトコル(例えば、投薬量および投与の回数)は、投与された治療剤の患者に対する観察された効果を考慮して変化され得、そして投与された治療剤に対する癌の観察された応答を考慮して変化され得る。
初期投与は、当該分野で公知の確立されたプロトコルに従って作製され得、次いで、観察された効果に基づいて、投薬量、投与形態、および投与回数は、熟練臨床医によって改変され得る。
特定の抗腫瘍薬剤の選択は、主治医の診断および彼らの患者の状態の判断および適切な処置プロトコルに依存する。
投与の順の決定および処置プロトコルの間の抗腫瘍薬剤の投与の繰り返し数は、処置される癌の評価および患者の状態の評価の後で、熟練医師の知識の十分範囲内にある。
従って、経験および知識に従って、開業医は、処置が進行するにつれて、個々の患者の必要性に従う、抗腫瘍薬剤の投与のための各プロトコルを改変し得る。全てのこのような改変は、本発明の範囲内である。
処置が投与された投薬量で有効であるかどうかを判断する際に、臨床主治医は、患者の一般的幸福およびより的確な徴候(例えば、癌関連症状の軽減(例えば、疼痛、咳(肺癌について)、および呼吸困難(肺癌について))、腫瘍増殖の阻害、腫瘍の実際の減少、または転移の阻害)を考慮する。腫瘍のサイズは、放射線医学的研究(例えば、CATスキャンまたはMRIスキャン)のような標準的方法によって測定され得、連続的測定を使用し、腫瘍の増殖が遅延されるか否か、またはさらに後退されるか否かを判断し得る。疾患関連症状の軽減(例えば、疼痛)および全状態における改善はまた、処置の有効性を補助するために使用され得る。
本発明は、上に示される特定の実施形態に関連して記載されるが、それらの多くの代替、改変およびバリエーションは、当業者に明らかである。全てのこのような代替、改変およびバリエーションは、本発明の意図および範囲内に含まれることが意図される。
Claims (89)
- 癌を処置するための医薬の製造のための以下:
(1)タキサン;
(2)白金配位化合物;
(3)抗体であるEGFインヒビター;
(4)低分子であるEGFインヒビター;
(5)抗体であるVEGFインヒビター;
(6)低分子であるVEGFキナーゼインヒビター;
(7)エストロゲンレセプターアンタゴニストまたは選択的エストロゲンレセプター調節因子;
(8)抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体;
(9)エポシロン;
(10)トポイソメラーゼインヒビター;
(11)ビンカアルカロイド類;
(12)αVβ3インテグリンのインヒビターである抗体;
(13)αV3βインテグリンの低分子インヒビター;
(14)葉状アンタゴニスト;
(15)リボヌクレオチドレダクターゼインヒビター;
(16)アントラサイクリン;
(17)生物製剤;
(18)サリドマイド(または関連イミド);および
(19)グリベック。 - 2種の抗腫瘍性剤が使用される、請求項1に記載の使用であって、ここで一方の抗腫瘍性剤がタキサンであり、そして他方の抗腫瘍性剤が白金配位化合物である、使用。
- 前記タキサンが、パクリタキセルまたはドセタキセルから選択され、そして前記白金配位化合物が、カルボプラチンまたはシスプラチンから選択される、請求項2に記載の使用。
- 前記タキサンがパクリタキセルであり、そして前記白金配位化合物がカルボプラチンである、請求項2に記載の使用。
- 前記タキサンがパクリタキセルであり、そして前記白金配位化合物がシスプラチンである、請求項2に記載の使用。
- 前記タキサンがドセタキセルであり、そして前記白金配位化合物がシスプラチンである、請求項2に記載の使用。
- 前記タキサンがドセタキセルであり、そして前記白金配位化合物がカルボプラチンである、請求項2に記載の使用。
- 請求項2に記載の使用であって、前記タキサンは、1サイクルあたり3週間毎に1回、約150mg/m2〜約300mg/m2の量で投与されるパクリタキセルであり、そして前記白金配位化合物は、1サイクルあたり3週間毎に1回、約5〜約8のAUCを提供する量で投与されるカルボプラチンである、使用。
- 請求項2に記載の使用であって、前記タキサンは、1サイクルあたり3週間毎に1回、約50mg/m2〜約100mg/m2の量で投与されるドセタキセルであり、そして前記白金配位化合物は、1サイクルあたり3週間毎に1回、約60mg/m2〜約100mg/m2の量で投与されるシスプラチンである、使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与される、請求項2に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約75mg〜約125mgの量で投与される、請求項10に記載の使用。
- 前記処置が1サイクルあたり1〜4週間なされる、請求項2に記載の使用。
- 非小細胞肺癌を処置する、請求項2に記載の使用。
- 2種の抗腫瘍性剤を使用する請求項1に記載の使用であって、ここで、一方の抗腫瘍性剤がタキサンであり、そして他方の抗腫瘍性剤が抗体であるEGFインヒビターである、使用。
- 前記タキサンがパクリタキセルであり、そして前記EGFインヒビターがハーセプチンである、請求項14に記載の使用。
- 2種の抗腫瘍性剤を使用する請求項1に記載の使用であって、一方の抗腫瘍性剤が抗ヌクレオシド誘導体であり、そして他方の抗腫瘍性剤が白金配位化合物である、使用。
- 前記抗ヌクレオシド誘導体がゲムシタビンであり、そして前記白金配位化合物がシスプラチンである、請求項16に記載の使用。
- 前記抗ヌクレオシド誘導体がゲムシタビンであり、そして前記白金配位化合物がカルボプラチンである、請求項16に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターは1日に2回投与され、前記カルボプラチンは1サイクルあたり3週間毎に1回投与され、そして前記パクリタキセルは、1サイクルあたり3週間毎に1回投与され、前記処置が1サイクルあたり1〜4週間なされる、請求項19に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターは1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、前記カルボプラチンは1サイクルあたり3週間毎に1回、約5〜約8のAUCを提供する量で投与され、そして前記パクリタキセルは、1サイクルあたり3週間毎に1回、約150〜約300mg/m2で投与され、そしてここで該カルボプラチンおよび該パクリタキセルは同じ日に投与される、請求項20に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約75mg〜約125mgの量で投与される、請求項21に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約100mgの量で投与される、請求項22に記載の使用。
- 請求項19に記載の使用であって、ここで;
(1)前記FPTインヒビターは、1日に2回、約100mgの量で投与され;
(2)前記カルボプラチンは、1サイクルあたり3週間毎に1回、約6のAUCを提供する量で投与され;そして
(3)前記パクリタキセルは、1サイクルあたり3週間毎に1回、約175mg/m2の量で投与される、
使用。 - 前記カルボプラチンおよび前記パクリタキセルは同じ日に投与される、請求項24に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターは1日に2回投与され、そして前記シスプラチンは1サイクルあたり3週間または4週間毎に1回投与され、そして前記ゲムシタビンは、1サイクルあたり1週間に1回投与され、前記処置が1サイクルあたり1〜7週間なされる、請求項26に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターは1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、前記シスプラチンは1サイクルあたり3週間または4週間毎に1回、約60〜約100mg/m2の量で投与され、そして前記ゲムシタビンは、1サイクルあたり1週間に1回、約750〜約1250mg/m2の量で投与される、請求項27に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターは、1日に2回、約75〜約125mgの量で投与される、請求項28に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターは、1日に2回、約100mgの量で投与される、請求項29に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターは1日に2回投与され、前記カルボプラチンは1サイクルあたり3週間毎に1回投与され、そして前記ゲムシタビンは、1サイクルあたり1週間に1回投与され、前記処置が1サイクルあたり1〜7週間なされる、請求項31に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターは1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、前記カルボプラチンは1サイクルあたり3週間毎に1回、約5〜約8のAUCを提供する量で投与され、そして前記ゲムシタビンは、1サイクルあたり1週間に1回、約750〜約1250mg/m2の量で投与される、請求項32に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターは、1日に2回、約75〜約125mgの量で投与される、請求項33に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターは、1日に2回、約100mgの量で投与される、請求項34に記載の使用。
- 前記抗腫瘍性剤が以下から選択される請求項36に記載の使用:ハーセプチン、セツキシマブ、ターセバ、イレッサ、ベバシツマブ、IMC−1C11、SU5416またはSU6688。
- 前記FPTインヒビターは1日に2回投与され、前記抗体である抗腫瘍性剤は、1サイクルあたり1週間に1回投与され、そして前記低分子である抗腫瘍性剤は毎日投与され、前記処置が1サイクルあたり1〜4週間なされる、請求項37に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターは1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され、そして前記抗体である抗腫瘍性剤は1サイクルあたり1週間に1回、約2〜約10mg/m2の量で投与され、そして前記低分子である抗腫瘍性剤は、約50〜約2400mg/m2の量で投与される、請求項38に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約75〜約125mgの量で投与される、請求項39に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約100mgの量で投与される、請求項40に記載の使用。
- 請求項2に記載の使用であって、前記タキサンは、1サイクルあたり1週間に1回、約150mg/m2〜約300mg/m2の量で投与されるパクリタキセルであり、そして前記白金配位化合物は、1サイクルあたり1週間に1回、約5〜約8のAUCを提供する量で投与されるカルボプラチンである、使用。
- 請求項2に記載の使用であって、前記タキサンは、1サイクルあたり1週間に1回、約50mg/m2〜約100mg/m2の量で投与されるドセタキセルであり、そして前記白金配位化合物は、1サイクルあたり1週間に1回、約60mg/m2〜約100mg/m2の量で投与されるシスプラチンである、使用。
- 前記処置される癌がCMLであり、そして前記抗腫瘍性剤がグリベックおよびインターフェロンである、請求項1に記載の使用。
- 前記処置される癌が、CMLであり、そして前記抗腫瘍性剤がグリベックおよびペグ化インターフェロンである、請求項1に記載の使用。
- 前記抗ヌクレオシド誘導体がシタラビンである、請求項46に記載の使用。
- 治療有効量のアントラサイクリンの投与をさらに含む、請求項46に記載の使用。
- 治療有効量のアントラサイクリンの投与をさらに含む、請求項47に記載の使用。
- 治療有効量の抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体の投与をさらに含む、請求項50に記載の使用。
- 前記抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体がフルダラビンである、請求項51に記載の使用。
- サロドマイドが投与される、請求項55に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与される、請求項44に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約75mg〜約125mgの量で投与される、請求57に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約100mgの量で投与される、請求項58に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与される、請求項45に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約75mg〜約125mgの量で投与される、請求項60に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約100mgの量で投与される、請求項61に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与される、請求項47に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約75mg〜約125mgの量で投与される、請求項63に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約100mgの量で投与される、請求項64に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与される、請求項49に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約75mg〜約125mgの量で投与される、請求項66に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約100mgの量で投与される、請求項67に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与される、請求項52に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約75mg〜約125mgの量で投与される、請求項69に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約100mgの量で投与される、請求項70に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与される、請求項53に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約75mg〜約125mgの量で投与される、請求項72に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約100mgの量で投与される、請求項73に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与される、請求項54に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約75mg〜約125mgの量で投与される、請求項75に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約100mgの量で投与される、請求項76に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与される、請求項56に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約75mg〜約125mgの量で投与される、請求項78に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約100mgの量で投与される、請求項79に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与される、請求項81に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約75mg〜約125mgの量で投与される、請求項82に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約100mgの量で投与される、請求項83に記載の使用。
- 請求項85に記載の使用であって、ここで;
(1)前記FPTインヒビターは、1日に2回、約50mg〜約200mgの量で投与され;
(2)前記ドセタキセルは、3週間毎に1回、約50mg/m2〜約100mg/m2の量で投与され;そして
(3)前記カルボプラチンは、3週間毎に1回、約5〜約8のAUCを提供する量で投与される、
使用。 - 請求項86に記載の使用であって、前記ドセタキセルは、3週間に1回、約75mg/m2の量で投与され、そして前記カルボプラチンは、3週間に1回、約6のAUCを提供する量で投与される、使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約75mg〜約125mgの量で投与される、請求項87に記載の使用。
- 前記FPTインヒビターが、1日に2回、約100mgの量で投与される、請求項87に記載の使用。
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