JP2005510119A - レーキ受信器内のフィンガーのアウトオブロック状態中の送信電力制御 - Google Patents

レーキ受信器内のフィンガーのアウトオブロック状態中の送信電力制御 Download PDF

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Abstract

【解決手段】無線レーキ受信器のすべてのフィンガーが「アウトオブロック」であるとき、送信電力は最初は一定のレベルに維持される。「アウトオブロック」状態が延長期間存続するとき、送信電力は、場合によって、加入者装置または基地局でロックを再び獲得するために、送信電力が増加される。アウトオブロック状態の原因が高速フェーディングであるよりもむしろ低速フェーディングであるとき、送信電力の増加は、ロックを再び獲得するのに有効であるかもしれない。低速フェーディングは、延長期間におけるアウトオブロック状態の持続性により証明してもよい。アウトオブロック状態の長さを用いて送信電力を選択的に制御し、それによりサービスの質を促進する。延長期間において、フィンガーがアウトオブロックのままであるときのみ送信電力が増加され、それにより異なる加入者装置間で干渉を生じることもあり得る送信電力の過度の増加を回避する。

Description

この発明は一般に無線通信に関し、特に、スペクトル拡散無線通信システムにおける送信電力の制御に関する。
無線通信に対して広範囲に使用されている技術は、符号分割多元接続(CDMA)信号変調である。CDMAシステムは、(1)「デュアルモード広帯域スペクトル拡散セルラーシステムのためのTIA/EIA−95−B移動局−基地局互換規格」(IS−95規格)、(2)「デュアルモード広帯域スペクトル拡散セルラー移動局のためのTIA/EIA−98−C推奨最小規格」(IS−98規格)、(3)「第三世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名前がつけられた協会により提供され、文書番号3G TS 25.211、3G TS 25.212、3G TS 25.213、および3G TS 25.214を含む一連の文書において具現化される規格(WCDMA規格)、(4)「第三世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名前がつけられた協会により提供され、「cdma2000スペクトル拡散システムのためのTR−45.5物理層規格」、「cdma2000スペクトル拡散システムのためのC.S0005−A 上層(層3)シグナリング規格」、および「C.S0024CDMA2000高速パケットデータ空中インターフェース仕様」を含む一連の文書に具現化される規格(CDMA2000規格)、および(5)他の規格のような1つ以上のCDMA規格を支持するように設計してもよい。
CDMAシステムにおいて、スペクトル拡散無線周波数(RF)信号上で基地局と移動加入者装置との間で複数の通信が同時に送信される。CDMAおよび他のスペクトル拡散システムにおいて、システム容量を最大にし、サービスの質を維持することは、最重要な関心事である。スペクトル拡散システム内のシステム容量はシステム内の各加入者装置および基地局の送信電力を注意深く制御することにより最大化することができる。
加入者装置により送信された信号が非常に低い電力レベルで基地局に着信するなら、ビットエラーレートが非常に高くて、その加入者装置との有効な通信を可能にすることができず、サービスの質を弱体化させるかもしれない。他方、あまりに高い電力レベルを有した信号は、システム内の基地局と他の加入者装置との間の通信をインターフェースすることができるがシステム容量を低減する。このため、システム容量とサービスの質を維持するために、基地局および加入者装置により送信された信号の送信電力のレベルを最適化することが望ましい。
加入者装置と基地局は、一般に、システム内に送信された信号の送信電力を制御し最適化するために互いに通信する。例えば、加入者装置内の送信電力のレベルを制御するために、基地局は、加入者装置から受信した信号の電力を推定し、電力制御ビットのような命令をダウンリンク内の制御チャネルを介して加入者装置に送信する。ダウンリンクは時々「順方向リンク」と呼ばれる。同様に、基地局の送信電力のレベルを制御するために、加入者装置は基地局から受信した信号の電力を推定し、アップリンク内の制御チャネルを介して電力制御ビットを基地局に送信する。アップリンクは、ときどき「逆方向りンク」と呼ばれる。いずれの場合にも、制御チャネルは、パイロットチャネルと一致してもよい。基地局は、加入者装置から送信された電力制御ビットに基づいて送信電力を調節する。同様に、加入者装置は、基地局から送信された電力制御ビットに基づいて送信電力を調節する。
この発明は、すべての復調エレメントまたは装置に関連するレーキ受信器の「フィンガー(finger)」が「アウトオブロック(out-of-lock)」であるときスペクトル拡散無線通信装置における送信電力の制御に向けられている。例えば、この発明は、特定の加入者装置を追跡するために割り当てられたすべてのフィンガーがアウトオブロックであるとき基地局により送信される信号の電力を制御するために用いてもよい。同様に、この発明は、特定の基地局を追跡するために割り当てられた全てのフィンガーがアウトオブロックであるとき、加入者装置により送信される信号の電力を制御するために用いてもよい。この発明は、特にWCDMA通信システムに有用であるが、さまざまなシステムに広い応用を有してもよい。
レーキ受信器のフィンガーは、マルチパス環境においてスペクトル拡散信号の複数の受信されたパスを追跡するために使用される。「アウトオブロック」状態は、レーキ受信器内の1つのフィンガーが所定の信号強度未満に落ちると生じる。すべてのフィンガーがアウトオブロックであるとき、基地局又は加入者装置は、他の装置からの信号を受信することができない。従って、受信装置内の送信電力の調節のために電力制御ビットが利用できないので、電力制御技術は効果がない。この発明は、他の装置からの特定の信号を追跡するために割り当てられたすべてのフィンガーがアウトオブロックであるとき、装置の送信器に変更された電力制御ルーチンを適用する。このように、システムにおいてより有効な電力制御を得ることができる。
アウトオブロック状態は、高速フェーディング又は低速フェーディングにより生じるかもしれない。高速フェーディングは、マルチパス信号の瞬間的な取消しによって生じる可能性があり、しばしばアップリンクのみまたはダウンリンクのみに影響を与え、両方に影響を与えない。低速フェーディングは、アップリンクとダウンリンクの両方に影響を与える大きな障害物または密集した多数の障害物により生じる可能性がある。アップリンクおよびダウンリンクは一般に異なる周波数を占有する。従って、アップリンクに高速フェーディングがあると、ダウンリンクは通常動作可能であり、「フェーディング」装置への電力制御ビットの送信を可能にする。ロックは、ダウンリンク内の電力制御ビットに応答してフェーディング装置がその送信電力を調節するとしばしば回復される。それゆえ、高速フェーディングの場合、フェーディング装置は、制御チャネルを受信し続け、フェーディング状態を克服するために電力制御ビットに応答することができると見なされる。
しかしながら、アウトオブロック状態が低速フェーディングによるものであるときは、アップリンクとダウンリンクの両方が動作不能の可能性がある。言い換えれば、フェーディング装置は、他の装置から制御チャネルを受信できない可能性があり、フェーディング状態を克服するために送信電力の調節のための電力制御ビットに依存できない。その場合、アウトオブロック状態が基地局により検出されたなら、ダウンリンク上に制御チャネルを送信するために基地局の送信電力を増加させ、加入者装置において電力制御を達成し、それによりロックを回復することは、都合がよい。アウトオブロック状態が加入者装置において検出されるときにも同じことが言える。
この発明は、アウトオブロック状態を高速フェーディング状態または低速フェーディング状態のいずれかとして分類することを含む。アウトオブロック状態が高速フェーディング状態として分類されると、この発明は、アウトオブロック状態を経験する装置の送信電力を維持する。しかしながら、アウトオブロック状態が低速フェーディング状態として分類されるなら、この発明は、アウトオブロック状態を経験する装置の送信電力を増加する。
この発明は、アウトオブロック状態の継続期間に基づいて高速フェーディング状態又は低速フェーディング状態のいずれかとして、アウトオブロック状態を分類する。例えば、基地局において、すべてのフィンガーがアウトオブロックであるとき、基地局は最初に高速フェーディング状態と見なし、実質的に一定のレベルでその送信電力を維持する。しかしながら、すべてのフィンガーが拡張された期間アウトオブロックのままであるとき、基地局は低速フェーディング状態と見なし、加入者装置により送信された信号でロックを再び獲得するためにその送信電力を増加する。この発明は、アウトオブロック状態の分類を容易にするために、例えばタイマーを使用してもよい。
アウトオブロックを検出する装置において送信電力が増加すると、フェーディング装置は、制御チャネル内の電力制御ビットを受信し、自己の送信電力を増加するであろう、より良い可能性がある。このようにして、この発明は、長期のアウトオブロック状態を回避するのに役立つことができ、それによりサービスの質を促進することができる。しかしながら、拡張された期間フィンガーがアウトオブロックのままであるとき送信電力が増加されるだけであり、加入者装置間で干渉を生成するかもしれない送信電力の過度の増加を回避する。
一実施形態において、この発明は、無線レーキ受信器におけるすべてのフィンガーがアウトオブロックであるときを検出し、復調フィンガーが所定期間を超える期間アウトオブロックのままであるとき、無線送信器送信電力のレベルを増加することから構成される方法を提供する。
他の実施形態において、この発明は、無線信号を受信する復調フィンガーを備えたレーキ受信器と、無線信号を送信する送信器と、レーキ受信器内のすべての復調フィンガーがアウトオブロックであるときを検出する検出器とを有する装置を提供する。この発明はまた、復調フィンガーが所定の期間を超える期間アウトオブロックのままであるとき、送信器の送信電力のレベルを増加させるコントローラを含んでいてもよい。
別の実施形態において、この発明は、無線レーキ受信器内のすべての復調フィンガーがアウトオブロックであるときを検出し、受信した信号の高速フェーディング状態または低速フェーディング状態によりアウトオブロック検出を分類することから構成される方法を提供する。この方法はまた、アウトオブロック検出が低速フェーディング状態として分類される場合に送信器の送信電力のレベルを増加することを含んでいてもよい。
さらなる実施の形態において、この発明は、無線信号を受信する復調フィンガーを備えたレーキ受信器と、無線信号を送信する送信器と、レーキ受信器内のすべての復調フィンガーがアウトオブロックであるときを検出する検出器から構成される装置を提供する。コントローラは、受信信号の高速フェーディング状態または低速フェーディング状態によりアウトオブロック検出を分類する。アウトオブロック検出が低速フェーディング状態として分類される場合、コントローラは、送信器の送信電力のレベルを増加する。
この発明は多くの利点を提供することができる。例えば、この発明は、低速フェーディング状態の場合に他の通信装置を用いてロックをより迅速に再取得するのを支援するために送信電力を増加するために使用することができ、それにより移動加入者のためのサービスの質を促進することができる。同時に、この発明は、過度の干渉を作成し、システム容量に悪影響を与えることもあり得る無差別な増加を回避するために選択的な基礎に基づいて送信電力を増加することができる。特に、アウトオブロック状態が低速フェーディングの結果であると思われるときのみ送信電力を増加することにより、この発明は、サービスの質とシステム容量の両方における利益をより有効にバランスをとる。従って、送信電力の管理を改善することにより、この発明は、加入されなかったユーザの数を低減し、全体のシステム容量を増加させるのに有効であるかもしれない。
これらの実施形態および他の実施形態のさらなる詳細は、添付した図面および下記記載において述べられる。他の特徴、目的、および利点は、記載、図面およびクレームから明らかになるであろう。
図1は、スペクトル拡散無線通信システムを図解するブロック図である。システム10は、WCDMA規格を含む、1つ以上のCDMA規格を支持するように設計してもよい。図1に示すように、システム10は、1つ以上のパスを介して移動加入者装置16への信号および移動加入者装置16からの信号を送信および受信する基地局12を含んでいてもよい。加入者装置16は、セルラー無線電話、衛星無線電話、ポータブルコンピュータ内に組み込まれたPVMCIAカード、無線通信能力を備えたパーソナルデジタルアシスタンス(PDA)等の形態をとってもよい。基地局12は、基地局と公衆交換電話網との間にインターフェースを提供する基地局コントローラ(図示せず)を含んでいてもよい。
基地局12は、第1パスを介して加入者装置16から信号14Aを受信する場合もあり、同様に、障害物18からの信号14Cの反射により生じる第2パスを介して信号14Bを受信する場合もある。障害物18は、ビル、橋、車、または人さえものような加入者装置16にもっとも近いなんらかの構造物であってよい。信号14は、複数の受信した信号が同じ情報を搬送するが、異なる振幅、位相、および時間遅延を有するかもしれないマルチパス環境を図解する。従って、信号14A、14B、および14Cは、異なる物理パスに沿って基地局12または加入者装置16に伝搬される同じ信号の事例である。
基地局12および加入者装置16は、信号14の送信電力のレベルを制御するためにフィードバック技術を使用する。加入者装置16において送信電力のレベルを制御するために、基地局12は、加入者装置から受信した信号の電力を推定し、ダウンリンク内の制御チャネルを介して命令群、例えば、電力制御ビットのパターンを加入者装置に送信する。電力制御ビットの使用は、ここでは、例示のために記載されるであろう。電力制御ビットを受信すると、加入者装置16は、信号14が最適な電力レベルで基地局10により受信されるようにその送信電力を調節する。同様に、基地局12において、送信電力のレベルを調節するために、加入者装置16は、基地局から受信した信号の電力を推定し、アップリンク内の制御チャネルを介して基地局に電力制御ビットを送信する。従って、基地局12は、アップリンク上に送信された電力制御ビットに従ってその送信電力を調節する。
この発明に従って、基地局12、加入者装置16、または基地局12および加入者装置16は、「アウトオブロック」状態が受信信号14のすべてのパス間に存在するとき、変更された電力制御技術を適用するように構成してもよい。以下に記載するように、基地局12および加入者装置16は各々、信号14のマルチパスを追跡するために復調エレメント、すなわち、「フィンガー」を割り当てるレーキ受信器を組み込む。レーキ受信器内の1つのフィンガーの出力が所定の信号強度未満に低下すると、「アウトオブロック」状態が生じる。すべてのフィンガーがアウトオブロックであるとき、すなわち、各フィンガーの出力が所定の信号強度未満であるとき、基地局12または加入者装置16は、ロックを再び獲得するために変更された電力制御ルーチンを適用する。
図2は、無線基地局12をさらに詳細に図解するブロック図である。基地局12は例示のために記載されるけれども、図2に図解する構造は、加入者装置16に直ちに適用可能である。図2に示すように、基地局12は、無線周波数アンテナ22、復調器24、サーチモジュール26、およびコントローラ28を介して無線信号を送信し、受信する無線周波数送信器/受信器20を含む。復調器24、サーチモジュール26およびコントローラ28の機能は1つ以上のデジタルシグナルプロセッサ(DSP)、ディスクリートハードウエア回路網、ファームウエア、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、DSPのようなプログラマブルプロセッサ上でのソフトウエア実行、または上述したいずれかの組合せにより実施してもよい。
アンテナ22は、加入者装置16から送信されたCDMA変調された信号のような入力信号を受信する。送信器/受信器20は、受信した信号を処理し、ベースバンドサンプルを出力する回路網を含む。送信器/受信器20は、低雑音増幅器(LNA)、RFミクサ、およびアナログ/デジタル(A/D)変換器(図2には示されていない)を用いて受信した信号を処理し、受信した信号の対応するデジタル値、例えば、デジタルベースバンド信号29を生成する。
図2に示す基地局12の構成要素は、レーキ受信器として動作するように構成される。特に、適切に入力拡散スペクトル信号を復調するために、基地局12はサーチモジュール26を用いて時間領域内の入力拡散スペクトル信号を連続的にスキャンし、種々の受信したパスの存在、タイムオフセット、および信号強度を決定する。サーチモジュール26は、パス情報をサーチ結果としてコントローラ28に記録し報告する。受信した信号の再生を生じるタイムオフセットに対して、受信したパスを表すローカル最大エネルギーピークが現われ、一方、他のタイムオフセットは一般に信号エネルギーをほとんどあるいは全く生じない。マルチパス環境において、信号の反射またはエコーは、複数のエネルギーピークを生じさせるかもしれない。
コントローラ28は、復調器24内のフィンガーを割り当てるためにサーチモジュール26により発生されたサーチ結果を使用する。フィンガーは、1つ以上の信号パスを追跡し復調する。このようにして、基地局12は、複数の信号パス14を追跡し、それらを結合して、全体信号を生成することができる。信頼性のために、復調器24内のフィンガーの信号強度出力は所定の信号強度閾値を超えなければならない。信号強度閾値が満足されないなら、フィンガーは「アウトオブロック(out-of-lock)であると決定される。割り当てられたフィンガーのいずれも信号強度閾値を満足しないなら、復調器24が特定の加入者装置16から追跡している信号で全体の復調器24がアウトオブロックとなる。この場合、基地局12は加入者装置16からアップリンクを獲得することができず、通常の電力制御は不可能である。
図3は、基地局12または加入者装置16内の送信電力を制御するためのシステムを図解するためのブロック図である。図3に示すように、復調器24は、デジタルベースバンド信号32を受信し復調するために、集合的にフィンガー30と呼ばれるN個のフィンガー30A−30Nを割り当ててもよい。コントローラ28から受信したタイミング情報に応答して、サーチモジュール(図2)のからのサーチ結果に基づいて、フィンガー30は、デジタルベースバンド信号32を処理し、集合的のソフトデータビット34と呼ばれる、ソフトデータビット34A−34Nを生成する。記号結合器36は、ソフトデータビット34を受信して結合し、記号情報に復号するための総合データを生成する。
CDMAシステムにおいて、各フィンガーは、逆拡散変調器およびコントローラ28により供給されるタイムオフセットに従ってPNシーケンスを発生するシーケンス発生器を含んでいてもよい。従って、種々のフィンガー30により使用されるPNシーケンスは、それぞれのフィンガー30により追跡される送信装置により使用されるPNシーケンスと同一であってもよい。各フィンガー30は、またフィルタ、拡大縮小および位相回転回路網、デジタルミクサおよびウオルシュシーケンス発生器を含む割り当てられたパスを追跡し復調するのに使用するための多数の部品(図示せず)を含んでいてもよい。サーチモジュール(図2)から受信したサーチ結果に基づいてタイムオフセットを供給することにより、コントローラ28は、信号14の受信したパスの1つを追跡し復調するためにフィンガー30の各々を割り当てる。
コントローラ28は、記号結合器36の出力を用いて受信信号14の電力レベルを推定し、電力レベルを目標値と比較し、受信した電力が高すぎるかまたは低すぎるかどうかを決定する。この比較に基づいて、コントローラ28は、信号14を送信した装置に送信するために電力制御ビットのパターンを発生する。この発生されたパターンは、信号14を送信した装置の電力制御を供給するために使用することができる。例えば、基地局12の場合、コントローラ28は、加入者装置16により送信された信号14の電力を推定し、送信器/受信器20を制御して電力制御ビットを加入者装置に送信する。
さらに、コントローラ28は、基地局12の送信電力のレベルを制御するのに使用するために、加入者装置16からの信号14とともに送信された電力制御ビットを、記号結合器36の出力から抽出する。互いに受信した電力制御ビットに基づいて、基地局12と加入者装置16は、それらの送信電力レベルを調節する。一般に、電力制御ビットのパターンは、増加の、すなわち送信電力の0.5デシベル(dB)のような「上昇または下降」の電力調節を生じるように選択される。
フィンガー30が「アウトオブロック」状態になると、基地局12は、加入者装置16から電力制御ビットを受信することができない。この場合、コントローラ28は、変更された電力制御ルーチンを適用する。特に、図3に示すように、アウトオブロック検出器37は、フィンガー30A−30Nの各々と関連する受信信号強度インジケータ(RSSI)35A−35Nの出力を監視する。RSSI35は、それぞれのフィンガー30により受信された信号の強度を示す信号を出力してもよい。この場合、アウトオブロック検出器37は信号強度出力を信号強度閾値と比較する。
もう一つの方法として、RSSI35は、信号強度を信号強度閾値と比較し、例えば、アウトオブロックフラッグの形態で、閾値が満足されたかどうかの表示を出力する内部比較器を含んでいてもよい。いずれの場合にも、アウトオブロック検出器37は、RSSI35の出力を処理し、すべてのフィンガー30からの信号強度が信号強度閾値を満足しないときをコントローラ28に通知し、それゆえ、すべてのフィンガーがアウトオブロックであることを示す。信号強度閾値は、送信環境における背景干渉に鑑みて信頼できる通信のための最小信号強度を表してもよい。
さらに他の方法として、アウトオブロック検出器37は、記号結合器36の出力に基づいてアウトオブロック状態を特定するように構成してもよい。フィンガー30がアウトオブロックであるとき、その出力は一般には、記号結合器36に付加されない。言い換えれば、記号結合器36に対するアウトオブロックフィンガー30の貢献はゼロである。従って、すべてのフィンガー30がアウトオブロックであるとき、記号結合器36の出力は、通常ゼロでなければならない。多数のインロック(in-lock)フィンガー30の貢献によって、記号結合器36からゼロ出力が生じることができる非常に小さな可能性がある。このため、アウトオブロック検出器37によるフィンガー30の個々の出力の解析が望ましいかもしれない。しかしながら、記号結合器36の出力の解析は、ほとんどの場合正常に機能しなければならない即座の代替案である。
すべてのフィンガー30がアウトオブロックであることを、アウトオブロック検出器37がコントローラ28に通知するなら、コントローラ28は、アウトオブロック状態の継続期間を追跡するためにタイマーを始動する。アウトオブロック状態は、高速フェーディングまたは低速フェーディングにより生じる可能性がある。高速フェーディングは、マルチパス信号の瞬間的な取消により生じる可能性があり、しばしばアップリンクのみまたはダウンリンクのみに影響を及ぼすが両方に影響を及ぼすことはない。低速フェーディングは、アップリンク及びダウンリンクの両方に影響を及ぼす大きな障害物または密集した多数の障害物によって生じる可能性がある。
加入者装置16の高速フェーディングの場合に、基地局12からのダウンリンクは依然として動作可能であるかもしれない。従って、「フェーディング装置」、すなわちこの例では、加入者装置16は、基地局12により送信された信号14の制御チャネル上のコントローラ28により発生された電力制御ビットを依然として受信し応答することができるかもしれない。アウトオブロック状態において、基地局12は、その送信電力を増加するために、加入者装置16を命令する電力制御ビットを送信する。しかしながら、基地局12は、その固有の送信電力を即座に変更しない。そのかわり、コントローラ28は、最初に、アウトオブロック状態に応答して実質的に一定のレベルで基地局12の送信電力を維持する。ダウンリンク送信が成功するなら、加入者装置16は、ダウンリンク内の電力制御ビットに応答してその送信電力を増加するので基地局12はロックを回復するかもしれない。
タイマー(またはその他の時間追跡機構)が、延長期間に対してアウトオブロック状態が存続することを示すとき、コントローラ28は、加入者装置16でロックを回復するために基地局12内の送信器/受信器20の送信電力を増加する。この場合、基地局12は、加入者装置16の送信電力における増加を要求する電力制御ビットを送信するだけでなく、自己の送信電力も増加する。コントローラ28は加入者装置16により発生される電力制御ビットを受信することができないので、独立して送信電力を増加する。それゆえ、コントローラ28は、すべてのフィンガーがアウトオブロックになる2つの異なるシナリオ間で区別しようと試みる。2つのシナリオ、すなわち高速フェーディングおよび低速フェーディングは、最適なシステム性能のためにコントローラ28により異なる行動を要求する。
アウトオブロック状態が低速フェーディングによるとき、アップリンクとダウンリンク両方とも動作不能である可能性がある。この結果、加入者装置16は、ダウンリンクの制御チャネル上で基地局12により送信される電力制御ビットを受信できないかもしれず、フェーディング状態を克服するために送信電力を増加することができない。この可能性を意識して、コントローラ28は、タイマーを用いて、高速フェーディングまたは低速フェーディングの結果としてアウトオブロック状態を分類する。第1の期間では、コントローラ28は高速フェーディング状態と見なし、基地局12を制御して、基地局の送信電力を増加させることなく加入者装置16に電力制御ビットを送信する。第1の期間の後、コントローラ28は低速フェーディング状態と見なし、基地局12を制御して電力制御ビットを送信し、基地局の送信電力を増加する。このようにして、基地局12は、ダウンリンク上で電力制御ビットを成功裡に送信しようと試み、それにより、加入者装置16にその送信電力を増加させる。いずれの場合にも、基地局12は加入者装置16にその送信電力を増加するように命令するが、低速フェーディングの場合には、基地局は自己の送信電力も増加する。
この変更された電力制御ルーチンは、長期に渡るアウトオブロック状態を回避するのに有効であり、それによりサービスの質を促進させる可能性がある。しかしながら、コントローラ28は、選択的基礎にもとづいて基地局12内の送信電力を増加する。特に、コントローラ28は延長期間に対してアウトオブロック状態が継続するときのみ送信電力を増加する。このようにして、コントローラ28は、加入者装置16間で干渉を生成し、システム容量に悪影響を及ぼすこともあり得る送信電力の増加を回避する。
図4は、送信電力を制御するためのプロセスを図解するフロー図である。図4に示すように、信号14が復調器24(図3)のフィンガー30を介して受信すると(38)、アウトオブロック検出器37は、すべてのフィンガーの信号強度出力が閾値未満かどうか判断する(40)。図3を参照して記載したように、この判断は種々の方法で実施してもよい。例えば、アウトオブロック検出器37は、フィンガー30のRSSI出力を信号強度閾値と比較してもよい。もうひとつの方法として、アウトオブロック検出器37はRSSI回路35により設定されるアウトオブロックフラッグを監視してもよい。1つ以上のフィンガー30からの信号強度が信号強度閾値を越えるなら、コントローラ28は、信号14の制御チャネルから電力制御ビットを抽出し、一般的な過程では、送信器/受信器20の送信電力を制御するためにそれらを適用する(42)。
すべてのフィンガー30からの信号強度が閾値未満なら、アウトオブロック検出器37は、復調器24のすべてのフィンガー30がアウトオブロックであることを示す(44)。この場合、コントローラ28は、信号14により搬送される電力制御ビットに依存することはできない。アウトオブロック状態に応答して、コントローラ28はタイマーを始動する。タイマー値が最小閾値未満なら(46)、コントローラ28は、ダウンリンクが依然として有効である高速フェーディング状態と見なす。この場合、コントローラ28は最初に基地局12の送信電力を維持し(48)、次に、信号14の次のサンプルを処理するために戻り、それを信号強度閾値と比較する(40)。タイマーの使用に対する別の方法として、連続する信号スロット等におけるタイムスタンプの比較のような他の方法で同様のタイミングプロセスを実行してもよい。従って、ここにおけるタイマーの使用の参照は、アウトオブロック状態の継続期間を追跡するのに有効な何らかの機構を表すように広く解釈されるべきである。
タイマー値が最小値より大きければ、コントローラ28は低速フェーディング状態と見なす。しかしながら、延長期間に対して送信電力の過度の増加を回避するために、コントローラ28は、タイマー値を最大時間と比較してもよい(50)。タイマー値が最小時間よりも大きく(46)、最大時間未満なら(50)、コントローラ28は、基地局12の送信電力を増加する(52)。コントローラ28は、信号14の次のサンプルを処理するために戻り、それを信号強度閾値と比較する(40)。タイマー値が最大時間より大きければ(50)、コントローラ54はタイマー(54)をリセットする。
アウトオブロック状態の場合に、コントローラ28は、信号14の制御チャネル上で通常受信される電力制御ビットに類似する電力制御ビットのパターンを最初に発生することにより送信器/受信器20の送信電力を制御してもよい。例えば、コントローラ28が最初に送信電力を維持すると、アップ/ダウン電力制御ビットのパターンを選択して、送信電力の0dB/秒のネット利得を得ることができる。コントローラ28が送信電力を増加すると、アップ/ダウン電力制御ビットの異なるパターンを選択し、送信電力のXdB/秒のネット利得を得ることができる。この場合Xはゼロより大きい。一例として、低速フェーディング状態が存在するとき、すなわち、タイマー値が最小値を越えて、低速フェーディング状態の存在を示唆するとき10dB/秒のオーダーでアップ/ダウンパターンを選択することもあり得る。いくつかの実施形態において、アップ/ダウンパターンは、特定の加入者装置16に関連するリンク利得の関数として選択してもよい。
図5は、送信電力を制御するためのプロセスを図解する他のフロー図である。図5の例において、コントローラ28は、アウトオブロック状態の検出に続いてある期間に渡って送信電力を徐々に増加するように構成される。図5に示すように、アウトオブロック状態が無いとき(56)、コントローラ28は加入者装置16により送信される信号14から受信した電力制御ビットに基づいて通常の電力制御ルーチンを適用する(58)。
アウトオブロック状態が検出されると(56)、コントローラ28はタイマーを設定し、図4の例のように、タイマー値を最小値と比較する(60)。同様に、コントローラ28はタイマー値が最大値を越えたかどうかを判断する(64)。そうでなければ、コントローラ28は、送信電力の一連の漸進的増加を開始する。例えば、コントローラ28は、アウトオブロックの継続期間を、最小時間に続く2以上のサブ期間Yに分割してもよい。各サブ期間から次のサブ期間に、コントローラ28は増加率で送信電力を徐々に増加するために、電力制御ビットの異なるアップ/ダウンパターンを適用する。
タイマー値が最小時間プラスY2サブ期間より大きければ(66)、コントローラ28はZ3dB/秒だけ送信電力を増加するのに十分な電力制御ビットのアップ/ダウンパターンを選択する(68)。タイマー値が最小時間プラスY1サブ期間より大きければ(70),コントローラ28は、Z2dB/秒だけ送信電力を増加させるのに十分な電力制御ビットの異なるアップ/ダウンパターンを選択する。最後に、タイマー値が最小値より大きいが、最小値プラスY1期間未満なら、コントローラ28は、Z1dB/秒だけ送信電力を増加するのに十分な電力制御ビットのアップ/ダウンパターンを選択する。この例では、Y2>Y1およびZ3>Z2>Z1である。いずれの場合にも、送信電力の増加に続いて、コントローラ28は、信号14の次のサンプルを処理するために戻る。また、タイマー値が最大値を越えるなら(64)、コントローラ28はタイマーをリセットしてもよい(76)。
図5の例に従って、コントローラ28は、どのくらい長くアウトオブロック状態が存続したかを判断し、その判断に基づいて、いくつかのアップ/ダウンパターンの1つのを選択して送信電力を増加する。この場合も先と同様に、アウトオブロック状態が最小時間未満存続したなら、コントローラ28は、0dB/秒のネット利得を有するパターンを適用する。アウトオブロック状態が最小時間に続く第1、第2、または第3のサブ期間内なら、コントローラはそれぞれ、Z1dB/秒、Z2dB/秒、またはZ3dB/秒のネット利得を有するパターンを適用する。この場合、Z1、Z2およびZ3は増加量である。特に、送信電力における除所に増やしていく方法による増加は、各送信期間に対して同じである必要はない。このように、アウトオブロック状態が存続すると、ダウンリンクを成功裡に加入者装置16に送信し、信号14でロックを回復しようとして増加の一途をたどる送信電力量が使用される。
変更された電力制御ルーチンにおいて使用される時間と量は大幅に変化させてもよい。いくつかの実施形態において、時間と量は無線システム10を運営するサービスプロバイダーにより選択することができる。特に、サービスプロバイダーは、個人的嗜好、局所環境条件、またはその両方に基づいて、時間と量を選択してもよい。さらに、物理的環境、システムユーザの数、またはシステム10の他の特性が時間に対して変化するにつれ、その時々に変更してもよい。例えば、都会の環境、郊外の環境および地方の環境間で著しい違いが生じてもよい。
しかしながら、例として、アウトオブロック状態を高速フェーディング状態または低速フェーディング状態として分類するために使用される最小時間は、アウトオブロック状態の開始に続く20ミリ秒乃至50ミリ秒のオーダーであってよい。さらに、送信電力が増加される最大時間は、0.5乃至2秒のオーダーであってよい。従って、最小時間と最大時間との間の期間は、0.5乃至2秒のオーダーであってよい。
また、図5に図解する実施形態において、最小時間と最大時間との間の期間は、継続期間が5ミリ秒乃至15ミリ秒のオーダーの多数の等価なサブ期間に分割してもよい。サブ期間は、等しい、規則正しい、および反復的であるという意味において周期的である必要はない。それどころか、サブ期間は、継続期間が異なっていてもよい。例として、第1のサブ期間中に、送信電力は、10乃至20dB/秒の範囲内の割合で増加させることができる。例えば、第2および第3のサブ期間において、送信電力は、それぞれ約20乃至30dB/秒および約30乃至40dB/秒の範囲内の割合で増加することができる。
この発明の種々の実施形態について記載した。各実施形態において、ここでの記載は、例示目的のためおよび図の容易性のために基地局のみの観点を参照しているかもしれないけれども、アウトオブロック状態の場合に、送信電力の制御に関連する構造は、基地局内または加入者装置内で実施することができる。これらの実施形態および他の実施形態は以下のクレームの範囲内である。
図1は、無線通信システムを図解するブロック図である。 図2は、無線基地局を図解するブロック図である。 図3は送信電力を制御するためのシステムを図解するブロック図である。 図4は、送信電力を制御するためのプロセスを図解するフロー図である。 図5は、送信電力を制御するためのプロセスを図解する他のフロー図である。

Claims (30)

  1. 無線レーキ受信器内のすべての復調フィンガーがアウトオブロックであるときを検出する;および
    前記復調フィンガーが所定の期間を越える期間アウトオブロックのままであるとき無線送信器の送信電力のレベルを増加する;
    ことを具備する方法。
  2. 前記復調フィンガーが前記所定期間未満アウトオブロックのままであるとき、実質的に一定のレベルで送信電力の前記レベルを維持することをさらに具備する、請求項1の方法。
  3. 前記復調フィンガーがアウトオブロックであるとき、他の装置に送信電力を増加させるために前記送信器が信号搬送命令を送信するのを制御する、および前記復調フィンガーが所定期間を超える期間アウトオブロックのままであるとき前記信号の送信電力の前記レベルを増加させることをさらに具備する、請求項1の方法。
  4. 前記復調フィンガーが前記所定期間未満アウトオブロックのままであるとき、前記送信電力の前記レベルを維持するために第1のパターンの電力制御ビットを前記送信器に適用する;
    前記復調フィンガーが前記所定期間を越える期間アウトオブロックのままであるとき、前記送信電力の前記レベルを増加させるために第2のパターンの電力制御ビットを前記送信器に適用することをさらに具備する、請求項1の方法。
  5. 前記第1のパターンの電力制御ビットは、前記送信電力の前記レベルに毎秒ほぼ0dBの増加を生成し、前記第2のパターンの電力制御ビットは、前記送信電力の前記レベルに、毎秒ほぼ10dB以上の増加を生成する、請求項4の方法。
  6. 前記検出に応答してタイマーを始動する;および
    前記復調フィンガーの少なくとも1つがインロック(in-lock)であるとき、前記タイマーを停止する;
    ことをさらに具備し、
    前記送信電力の前記レベルを増加させることは、前記タイマーが前記所定期間を超える期間作動するとき前記送信電力の前記レベルを増加させることを含む、請求項1の方法。
  7. 前記送信器および前記レーキ受信器は両方とも無線基地局に関連する、請求項1の方法。
  8. 前記送信器と前記レーキ受信器は両方とも移動加入者装置に関連する、請求項1の方法。
  9. 前記送信器は、WCDMA規格にしたがって信号を送信するCDMA送信器である、請求項1の方法。
  10. ローカル無線送信環境の特性に従って選択された量だけ前記送信電力の前記レベルを増加させることをさらに具備する、請求項1の方法。
  11. 無線信号を受信する復調フィンガーを備えたレーキ受信器と;
    無線信号を送信する送信器と;
    前記レーキ受信器内の前記復調フィンガーのすべてがアウトオブロックのときを検出する検出器と;および
    前記復調フィンガーが所定期間を超える期間アウトオブロックのままであるとき前記送信器の送信電力のレベルを増加するコントローラ;
    とを具備する装置。
  12. 前記復調フィンガーが前記所定期間未満アウトオブロックのままであるとき、前記コントローラは実質的に一定のレベルで前記送信電力の前記レベルを維持する、請求項11の装置。
  13. 前記コントローラは、前記復調フィンガーがアウトオブロックであるとき他の装置に送信電力を増加させるために、前記送信器が信号搬送命令を送信することを制御し、前記復調フィンガーが所定の期間を超える期間アウトオブロックのままであるとき前記信号の送信電力の前記レベルを増加する、請求項11の装置。
  14. 前記コントローラは、
    前記復調フィンガーが前記所定の期間未満アウトオブロックのままであるとき、前記送信電力の前記レベルを維持するために第1のパターンの電力制御ビットを前記送信器に適用し;および
    前記復調フィンガーが所定期間を超える期間アウトオブロックのままであるとき、前記送信電力の前記レベルを増加させるために第2のパターンの電力制御ビットを前記送信器に適用する、請求項13の装置。
  15. 前記第1のパターンの電力制御ビットは、前記送信電力の前記レベルに毎秒ほぼ0dBの増加を生成し、前記第2のパターンの電力制御ビットは、前記送信電力の前記レベルに毎秒ほぼ10dB以上の増加を生成する、請求項14の装置。
  16. 前記コントローラは前記検出に応答して前記タイマーを開始し、前記復調フィンガーの少なくとも1つがインロックであるとき、前記タイマーを停止し、前記タイマーが前記所定期間を越える期間作動しているとき、前記送信電力の前記レベルを増加する、請求項11の装置。
  17. 前記送信器および前記レーキ受信器は両方とも無線基地局に関連する、請求項11の装置。
  18. 前記送信器および前記レーキ受信器は両方とも移動加入者装置に関連する、請求項11の装置。
  19. 前記送信器は、WCDMA規格に従って信号を送信するCDMA送信器である、請求項11の装置。
  20. 前記コントローラは、ローカル無線送信環境の特性に従って選択された量だけ前記送信電力の前記レベルを増加する、請求項11の装置。
  21. 無線レーキ受信器内の全ての復調フィンガーがアウトオブロックであるときを検出する;
    受信信号の高速フェーディング状態または低速フェーディング状態によりアウトオブロック検出を分類する;および
    前記アウトオブロック検出が低速フェーディング状態として分類される場合に送信器の送信電力のレベルを増加する;
    ことを具備する方法。
  22. 前記フィンガーが所定期間を超える期間アウトオブロックのままであるとき、低速フェーディング状態により前記アウトオブロック検出を分類することをさらに具備する、請求項21の方法。
  23. 前記送信器および前記レーキ受信器は両方とも無線基地局に関連している、請求項21の方法。
  24. 前記送信器および前記レーキ受信器は両方とも移動加入者装置に関連している、請求項21の方法。
  25. 前記送信器は、WCDMA規格に従って信号を送信するCDMA送信器である、請求項16の方法。
  26. 無線信号を受信する復調フィンガーを備えたレーキ受信器と;
    無線信号を送信する送信器と;
    レーキ受信器内のすべての復調フィンガーがアウトオブロックであるときを検出する検出器と;および
    前記受信信号内の高速フェーディング状態または低速フェーディング状態により前記アウトオブロック検出を分類し、前記アウトオブロック検出が低速フェーディング状態として分類された場合に、送信器の送信電力のレベルを増加するコントローラと;
    を具備する装置。
  27. 前記コントローラは、前記フィンガーが所定期間を超える期間アウトオブロックのままであるとき、低速フェーディング状態により前記アウトオブロック検出を分類する、請求項26の装置。
  28. 前記送信器と前記レーキ受信器は両方とも無線基地局に関連している、請求項26の装置。
  29. 前記送信器と前記レーキ受信器は両方とも移動加入者装置に関連している、請求項26の装置。
  30. 前記送信器は、WCDMA規格に従う信号を送信するCDMA送信器である、請求項26の装置。
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