JP2005509827A - ガスタービン用の環状燃焼器 - Google Patents
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Abstract
低NOx放出で高出力、高効率を達成すべく密閉空気冷却を可能にするガスタービン用の環状燃焼器に関する。2分割構造の環状燃焼器ハウジング(1、3)は、バーナ(5)から流出する高温ガスをタービン入口(8)迄気密に案内する薄壁の密閉ライナ(4、41)を取り囲む。該ライナと環状燃焼器ハウジングの間に可変的な環状隙間(7)が存在し、該隙間により冷却空気が高温ガスと対向流で集められ、バーナに導かれる。ライナ表面は、衝突冷却装置(14)および環状燃焼器ハウジングに孔模様で配置された開口によって、領域的に可変的に冷却される。超音波点溶接されたリングで構成された熱弾性的なライナは、フランジ(36)においてだけ軸方向に固定され、かつ円周方向に延びる補強ビードを備える。更に、自由に熱膨張可能なライナは、同心的に、弾性引張り要素(10)を介して、常温の環状燃焼器ハウジングに懸架されている。
Description
本発明は、バーナ用の少なくとも1つの入口開口とタービン室に開口する出口を備えたガスタービン用の環状燃焼器に関する。本発明はまた、そのような環状燃焼器を備えたガスタービンに関する。
ガスタービンは、例えば航空機の推進力を発生するために利用される他に、原動機技術で広く用いられている。燃料・空気混合気が点火され、燃焼器内で燃焼する。その際発生した高温燃焼ガスは、燃焼器に後置接続されたタービン室に向けて膨張し、そこで静翼列と動翼列とから成る翼装置に衝突し、動翼を駆動し、もって動翼が結合されたタービンロータを駆動する。かくして生じた機械エネルギは、最終的に、例えば発電に利用される。
タービン用燃焼器の構造に関し、基本的に異なる2方式が存在する。即ち、本発明が関係する環状燃焼器(RBK)の他に、複数の個別燃焼器、所謂カンを備えた燃焼器装置が公知である。本発明の対象の環状燃焼器では、少なくとも1つ、通常は複数のバーナで点火された燃料混合気が環状燃焼器に導入され、その中で一様に分布し、タービン室内を、ロータ軸の周りに半径方向に延びて配置された静翼と動翼の方向に環状流の形で流れる。その燃焼時に生ずる高温は、環状燃焼器の壁に作用し、その結果壁を冷却するために特別な要件が必要となる。
そのため、従来から種々の冷却法が知られている。該冷却法は、流れ形状(対流冷却、衝突冷却、膜冷却)と、冷却材(空気冷却と蒸気冷却)と、冷却後の冷却材の利用(例えば、燃焼部の下流において冷却材を混合する「開放冷却」、冷却材を(燃焼、膨張)プロセスに戻す「密閉冷却」)とに応じて、区別される。
開放空気冷却と比べ非常に有利な密閉空気冷却では、冷却の終了後、加熱済み空気を完全に燃焼に用い、一緒に運ばれた熱も同様に回収する。従って密閉空気冷却は、例えば開放空気冷却と比べ高い出力効率と低いNOx放出を可能にする。開放空気冷却の場合、低温の冷却空気が、燃焼部の下流で高温ガスに混入される(低いガスタービン効率、高い有害物値)。構造原理と無関係に、密閉空気冷却は、開放空気冷却より明確に優れている。
従来公知の環状燃焼器は、耐熱構造にすべく、通常多数の耐熱要素、例えばセラミックス要素から成る内張りを備える。該内張りと本来の環状燃焼器ハウジングの間に、冷却材の貫流する環状隙間が存在する。その構造は、一方で多数の部品を有するために複雑であり、他方で個々の内張り間に存在する隙間のため、密閉空気冷却回路の形成に適さない。
本発明の課題は、冒頭に述べた形式のガスタービン用の環状燃焼器を、単純に構成され且つ密閉冷却式ライナに適するように、改良することにある。
この課題は、本発明に基づいて、バーナ用の少なくとも1つの入口開口と、タービン室に開口する出口とを備えたガスタービン用の環状燃焼器において、この環状燃焼器が、環状空間を境界づける外側壁と、少なくとも1つの入口開口から出口迄高温ガスを案内するために前記環状空間内に配置された環状ライナとを有し、そのライナと外側壁との間に、冷却材で貫流される環状隙間が空けられていることによって解決される。
本発明に基づく構成の環状燃焼器は、少ない部品数、単純で機能に合った構造を特徴とする。従来の環状燃焼器構造では、高温ガスを案内する内張りは、通常多数の耐熱構成要素からなっている。それら構成要素は、自由に熱膨張運動できるが、「非気密性」の欠点がある。即ち冷却空気は、多数の隙間経て高温ガス中に、未利用のまま入り込む(それどころか、高温作動ガスが不必要に冷却される(上述の欠点を有する「開放冷却」))。
これに反し、本発明に基づく環状燃焼器は、高温ガスを案内するために関連する気密ライナを有している。提案された金属ライナ構造物は、次のような利点を有する。即ち
− ライナをガスや空気が透過できないので、効果的な密閉空気冷却が実現できる。
− 冷却空気は100%燃焼に利用され、吸収された熱はプロセスに導かれる。
− 熱応力/温度勾配は、ライナの薄肉構造によって制限され、これによって、構造部品 の寿命が十分に長くなる。
− 構造的形態は単純で部品数が非常に少ない。
− 環状隙間における冷却空気の帰還流は、高温ガスに対する対向流原理に基づいて効果 的に行われる。
− ライナをガスや空気が透過できないので、効果的な密閉空気冷却が実現できる。
− 冷却空気は100%燃焼に利用され、吸収された熱はプロセスに導かれる。
− 熱応力/温度勾配は、ライナの薄肉構造によって制限され、これによって、構造部品 の寿命が十分に長くなる。
− 構造的形態は単純で部品数が非常に少ない。
− 環状隙間における冷却空気の帰還流は、高温ガスに対する対向流原理に基づいて効果 的に行われる。
本発明の有利な実施態様では、ライナは薄肉の鋼板で形成される。最良の壁厚経過を持ち、形状が安定した熱弾性的なライナ構造物を提案する。該構造物は、経費的および製造的に、互いに溶接された複数の環状セグメントから成るとよい。効果的な衝突冷却と関連して、内圧ないし外圧並びに高温ガス側からの振動励起に対し十分に安定して、低い応力レベルで、大きな冷却作用効率が生ずる。
異なる熱膨張に基づき生ずるライナと環状燃焼器外側壁との相対運動を補償すべく、本発明の他の実施態様では、ライナは、環状燃焼器からタービン室への移行部で、外側壁に固定され、かつその表面に沿って分布して配置された弾性懸架装置で、外側壁に対し相対移動可能に、この外側壁で支持される。ライナは、追加的に、その表面に沿って弾性保持要素を備え、もってライナはそれを包囲する、常温で強固な環状燃焼器ハウジングに、自由に移動可能に低応力で懸架される。一端だけに存在する上述した固定点および「揺動性を有する」弾性懸架装置は、種々の運転状態により生ずる熱膨張変形差を、顕著な強制応力なしに吸収する。更に、これに伴い、ライナの膨らみと楕円形化を防止できる。弾性懸架装置は、あらゆる運転状態において引張り力がライナを一様にかつ対称的に保持するように、バイアスが与えられた圧縮ばね/控えボルトから成るとよい。更に懸架装置は、好適には摩擦減衰機能を有し、これに伴い振動励起が最小になる。
ライナを一層強固にすべく、本発明の他の有利な実施態様では、ライナはその円周方向に延びる補強組織、好適には補強ビードを備える。
ライナの長手方向における補強組織ないし弾性懸架装置の配置間隔は、静的又は動的な補強要件に応じて変化される。
本発明による環状燃焼器を点検に便利にすべく、本発明の有利な実施態様では、次の2つのことが可能である。即ち、
− 相応して形成された環状燃焼器ハウジング/バーナ輪郭によって、外側から、完全バ ーナを組立(分解)できる。
− ライナ/環状燃焼器ハウジングの下半部およびタービン第1静翼列に対するリングの 下半部を、上側位置に所謂「反転」することができる。これは、軸方向に沿った分割お よびそれらの部品の同形形状によって可能である。
− 相応して形成された環状燃焼器ハウジング/バーナ輪郭によって、外側から、完全バ ーナを組立(分解)できる。
− ライナ/環状燃焼器ハウジングの下半部およびタービン第1静翼列に対するリングの 下半部を、上側位置に所謂「反転」することができる。これは、軸方向に沿った分割お よびそれらの部品の同形形状によって可能である。
従って、点検作業時、タービン車室と圧縮機車室を開ける必要なく、更にはロータを取り外す必要なく、それらの高温部品を非常に安価な費用で交換できる。
ライナを耐熱的に形成すべく、本発明の他の実施態様では、ライナの高温ガスに曝される表面に、被膜、特に断熱層や酸化防止層を設ける。これは、気中プラズマジェット法(APS)で設ける。或いはライナの内側面を非常に薄い酸化防止層で保護する。
バーナがそれを通してライナ内に突出するライナ開口を漏れ止めすべく、本発明の他の有利な実施形態では、ピストンパッキンリングを設ける。該リングは、高温ガスが案内されるライナの内部に対し、冷却空気が貫流する外側範囲を漏れ止めすべく適用される。
ライナの効果的な冷却を得るべく、本発明の他の有利な実施態様では、ライナを衝突冷却することを提案する。そのため冷却空気を、貫流開口装置を経てライナの外側表面に直接導き、そこでその外側表面に衝突させ、強い冷却作用を生じさせる。ライナの内部を導かれる高温ガス流の速度分布および温度分布に基づいて異なった冷却要件が与えられるので、ライナの冷却が、冷却要件に応じて分割された領域において異なって行われることが有利である。本発明の有利な実施態様では、高温ガスがバーナから燃焼器に流入する入口領域の範囲の、外側壁とライナとの間に空けられた中間空間内に、衝突冷却要素を配置する。この要素は、例えば鋼板製の中空箱で形成され、この箱は、そのライナ外側面に対向して位置する面に、シャワ状に噴射する孔模様を持つ開口を備える。衝突冷却要素への別個の冷却空気供給および中空箱への流れ案内によって、衝突流は有害な横流れから保護され、この結果、熱的に大きく負荷される入口領域が、特に強く冷却される。
また、環状燃焼器ハウジングを負荷(内圧、振動、自重)に合わせて形成すべく、本発明は、ハウジングを薄い壁厚とし、円周方向に延びる補強リブを設けることを提案する。
外側ハウジングを貫通するバーナ貫通部を漏れ止めすべく、本発明に基づき、ラビリンスパッキンを利用するとよい。該パッキンは、ライナと外側壁との間の中間空間内を導かれる冷却空気と、環状燃焼器の外側壁の外側で圧力密の外側ハウジングの内部に存在する空気との間で、単純な構造で漏れの少ない漏れ止めを提供する。
更に本発明は、タービンの第1静翼列を環状燃焼器に固着することを提案する。通常構造のタービンの場合、第1静翼列は静翼ホルダに連結され、その個所に大きな熱膨張差が生ずるので、「揺動可能に」懸架されている。本発明に基づいて第1静翼列を環状燃焼器と一体化することで、この個所での大きな熱膨張変位を防止できる。従って、ライナとタービン第1静翼列付きリングの(高い温度を受ける)重要な両部品は、唯一の軸方向固定点で、常温の環状燃焼器ハウジングに連結される。更に、その構造部品複合体全体は、場所が固定された軸保護体で支持される。
更に、本発明により、環状燃焼器を一体化した新たなガスタービンが得られる。
本発明の他の特徴および利点は、当該技術者において、以下の添付図を参照しての実施例の説明から明瞭になろう。
各図は尺度通りではなく、説明するためだけに用いる。なお、各図において同一部分には同一符号を付している。
図1は、本発明に基づく環状燃焼器1と、タービンの他の構成要素の位置を、縦断面図で概略的に示する。
環状燃焼器ハウジング1、3は、場所固定の軸保護体54に支持され、耐圧外側ハウジング2にヒンジ結合されている。環状燃焼器ハウジングは3分割構造であり、半径方向内側に位置するハブハウジング1と、外側に位置する外殻ハウジング3と、バーナハウジング33とから成っている。これら各構成要素1、3、33で形成された「トーラス(円環面体)」内に、半径方向外側ライナ41と内側ライナ4から成るライナが存在している。全てのハウジング部分は軸方向に沿って接合フランジを介して分割されている。環状燃焼器ハウジングとライナの間に、外向きに広がる環状隙間7が空けられ、該隙間7内に冷却空気が集められ、バーナ5に導かれる。更に、円周方向に分布して配置された個々のバーナ5が、バーナハウジング33内に入り込み、その各バーナ5は外側ライナ41に開口している。バーナから流出する高温ガスは、ライナにより案内され、加速され、場所8で、環状燃焼器から排出され、又はタービンの第1静翼列に導入される。
更に図1は、「環状燃焼器トーラス」が機械軸線MAに対して傾斜し、軸保護体54がロータ6と共に環状燃焼器の中心を通って延びていることを示す。
図1に断面図で示す本発明による環状燃焼器1の上部を、図2に拡大して同様に概略的に示している。この図から明らかな如く、互いに内外に位置する2つの殻は2分割構造であり、全て軸方向に沿って分割されている。即ち、
− ライナは半径方向に内側ライナ4と外側ライナ41から成り、これら両ライナは支え フランジ43を介して互いに気密に結合されている(図4bの符号43参照)。
− 環状燃焼器ハウジングは、ハブハウジング1と、外側殻ハウジング3と、バーナハウ ジング33とから成っている。これら3つのハウジングの上部(半径方向外側部)およ び下部(半径方向内側部)は、その接合フランジ並びに結合フランジ35を介して、ボ ルト結合されている。その複合体全体は、軸保護体54に支持されている。
− ライナは半径方向に内側ライナ4と外側ライナ41から成り、これら両ライナは支え フランジ43を介して互いに気密に結合されている(図4bの符号43参照)。
− 環状燃焼器ハウジングは、ハブハウジング1と、外側殻ハウジング3と、バーナハウ ジング33とから成っている。これら3つのハウジングの上部(半径方向外側部)およ び下部(半径方向内側部)は、その接合フランジ並びに結合フランジ35を介して、ボ ルト結合されている。その複合体全体は、軸保護体54に支持されている。
また、常温の環状燃焼器ハウジング1、3の垂直フランジ36は、ライナ4、41およびタービン第1静翼列を備えたリング9に対し、各々上述の軸方向固定点を形成している(44はボルト、36はフランジボルト結合部)。
図2は、弾性懸架装置10も概略的に示す。該装置10によって、ライナ4、41が環状燃焼器ハウジング1、3に自由に移動可能に懸架されている。
薄肉鋼板からなるライナ4を強化すべく、ライナ4はその円周に沿って延びる補強ビード(ひも状突起)45を備える。該ビード45は弾性的懸架装置10と共に、ライナ4の膨らみと楕円形化を防止する。ライナ4の内部を案内される高温ガスに対する保護用に、ライナ4はその内側面に被膜46、好適には断熱層又は少なくとも1つの酸化防止層を備える。該断熱層は、所謂気中プラズマジェット法で設けられる。断熱層を保持できる厚さは、高温ガス側温度を約120℃だけ低下し、この結果、このライナ4における熱流密度で、約750℃の最大金属温度並びに理想的な熱応力値ないし寿命値が生ずる。
ライナ4の入口領域11の範囲の、外側壁3とライナ4の間の環状隙間7内に、衝突冷却要素14が配置されている。該要素は金属中空箱として形成されている。この要素14に特別に冷却空気が供給され、そのライナ4側の表面に、シャワー状に噴射する孔模様を持つ開口を有している。その開口を経て、冷却空気が、その範囲においてライナ4の表面に的確に導かれる。熱的に大きく負荷される入口領域11において、その衝突冷却要素14とライナ4の表面との距離および衝突冷却要素14に形成された開口の数と分布と直径の選択により、非常に効果的な冷却が起る。特に、衝突冷却要素14で案内される冷却空気は、有害な横流れにより転向されず、この結果高い衝突冷却効率が生ずる。
入口領域11に、中間領域12並びに出口領域13が続いている。
ライナ4の中央領域12の範囲は、外側壁3に形成された開口を経てライナ4に導かれる冷却空気で衝突冷却される。出口領域13でも衝突冷却される。ライナ4を冷却すべく冷却空気流は2つの部分流に分けられ、第1部分流mk1は、外側壁3に形成された開口を経て、中央領域12や出口領域13を衝突冷却する。第2部分流km2は、衝突冷却要素14に直接導かれ、該要素14を経て、入口領域11を衝突冷却する。第1、第2の部分流mk1、km2の総冷却空気は、共に冷却空気流kmとしてバーナに導かれ、そこで全部が燃焼空気として利用される。かくして、ガスタービンの高い効率を可能にする密閉空気冷却が実現する。冷却空気で吸収された熱は系統に戻され、無駄にならない。
図3は、本発明に基づく環状燃焼器1のライナ4を斜視図で示す。この図から、円周方向に延びる補強ビード45の他に、弾性懸架装置10の取付け点48が理解できる。更に環状に一様に分布して配置されたバーナ開口47も理解でき、これらバーナ開口47に各々バーナ5が開口している。ライナ4は、溶接継手49(図4a参照)、好適には超音波点溶接継手を介して結合された個々の環状鋼板セグメントからなっている。この構造は、本発明に基づく環状燃焼器におけるライナ4の安価で簡単な製造を可能にする。
図4bは、ライナの内側セグメント4と外側セグメント41を接続するフランジ43を詳細に示す。その個所で内側セグメント4と外側セグメント41が突き当たり、フランジ43は、ほっそりした部分における先端が膨出部状の補強リング410で終えている。このリング410は外側セグメント41のへこみを防止する。フランジ43で互いに突き当たる内側セグメント4と外側セグメント41は、金属温度を均一化にすべくほっそりした部分に沿って、外側面に局所的な外側被膜412を備えている。一部ではライナ4の内側セグメント4、他の部分では外側セグメント41にて形成された補強リング410の内部に、フランジ43を空洞内に密封するシールプレート411がはめ込まれている。
図5は、ライナ4の補強ビード45を拡大断面図で示す。この図で、補強ビード45の適切な寸法が解る。ここでhsはビードの高さであり、図示の実施例では、ビード半径rsと同じである。従ってビード幅eとして、e=hs×cotαが生ずる。αは図示の角度である。bsで表すビード間隔は、ビード幅eとビード高hsと同様に、機械的な強度要求に応じ選定され、ビードの幾何学形状は、ライナ4の長手方向広がりにわたり変化して選定できる。
図6は、ライナ4と外側壁3の間の弾性懸架装置10を詳細に示す。控えボルト101をライナ4の取付け点48にねじ込んでいる。控えボルト101は外側壁3を貫通し、この個所で外側壁3にはめ込んだシリンダ(ケース)102を貫通している。シリンダ102内にピストン103がはめ込まれ、パッキン104によりシリンダ102に対し密封されている。シリンダ102とピストン104の間に、コイルばね105がはめ込まれ、該ばねは、ピストン103にシリンダ102から離れる方向の圧縮力を与える。控えボルト101は調整ナット106でピストン103に結合され、該ナット106のピストン103に接する表面は凸面状にされ、それに対応したピストン103の表面は凹面にされている。かくして、調整ナットとピストン103の間に球面座が生じている。控えボルトを固定して保持すべく、止めナット107が調整ナット106に対し締め付けられている。ライナ4と外側壁3との相対運動を補償すべく、ピストン103はシリンダ102内で控えボルト101の長手方向に移動する。コイルばね105により、控えボルト101に常に外側壁3の方向に向いた引張り力が加わり、ライナ4はバイアスを与えられている。ライナ4の振動を防止すべく、調整ナット106にあるスリットに、摩擦減衰要素108がはめ込まれ、該要素108は、シリンダ102に形成されて控えボルト101の広がり方向に延びるスリット内に波形構造ではめ込まれている。この範囲の摩擦減衰要素108の波形形状により、該範囲でシリンダ102と摩擦減衰要素108の間に摩擦力が生ずる。この摩擦力は、ライナ4と外側壁3との相対運動を減衰し、それに応じ振動を減衰する。Δnはライナ4の相対熱膨張であり、これは弾性懸架装置にて補償される。
図示の実施例は、単に説明に用いただけであり、本発明はこれに限定されない。
本発明によれば、少ない部品数で簡単に構成され、特に密閉空気冷却による冷却に適用される環状燃焼器が得られる。
1 環状燃焼器、3 環状燃焼器ハウジング、4、41 ライナ、7 環状隙間、10 懸架装置、11 入口領域、14 衝突冷却要素、46 被膜、51、52 パッキン
Claims (17)
- バーナ(5)用の少なくとも1つの入口開口と、タービン室に開口する出口(8)を備えたガスタービン用の環状燃焼器において、該燃焼器(1)が、環状空間を境界づける外側壁(3)と、少なくとも1つの入口開口から出口(8)迄高温ガスを案内するために前記環状空間の中に配置された環状ライナ(4、41)とを有し、該ライナと外側壁(3)との間に、冷却材で貫流される環状隙間(7)が空けられたことを特徴とする燃焼器。
- 環状隙間(7)を経て密閉空気冷却回路の冷却空気が導かれることを特徴とする請求項1記載の燃焼器。
- ライナ(4)が薄い肉厚の鋼板で形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の燃焼器。
- ライナ(4)が、互いに溶接された個々の環状セグメントで構成されたことを特徴とする請求項3記載の燃焼器。
- ライナ(4、41)が、環状燃焼器(1)からタービン室への移行部で外側壁(3)に固定され、かつその表面に沿って分布して配置された弾性懸架装置(10)で外側壁(3)に対して相対移動可能に、この外側壁(3)で支持されたことを特徴とする請求項1から4の1つに記載の燃焼器。
- 弾性懸架装置(10)が、外側壁(3)の方向にばね荷重されライナ(4、41)と外側壁(3)との間に相対移動可能に配置された接続装置により形成されたことを特徴とする請求項5記載の燃焼器。
- 弾性懸架装置(10)が摩擦減衰機能を有することを特徴とする請求項5又は6記載の燃焼器。
- ライナ(4、41)が補強組織を有することを特徴とする請求項1から7の1つに記載の燃焼器。
- ライナ(4、41)および/又は外側壁(3)が、軸方向に分割されフランジ継手を介して互いに結合された少なくとも2つの部分から構成されたことを特徴とする請求項1から8の1つに記載の燃焼器。
- ライナ(4、41)が、高温ガスに曝される表面に被膜(46)を有することを特徴とする請求項1から9の1つに記載の燃焼器。
- バーナ(5)のライナ(4、41)への流入部が、ピストンパッキンリング(52)により漏れ止めされたことを特徴とする請求項1から10の1つに記載の燃焼器。
- ライナ(4、41)を衝突冷却するための構造物を有することを特徴とする請求項1から11の1つに記載の燃焼器。
- バーナ(5)が、ライナ(4、41)に開口する入口領域(11)の範囲に衝突冷却要素(14)を備えることを特徴とする請求項12記載の燃焼器。
- 外側壁(3)が補強組織を有することを特徴とする請求項1から13の1つに記載の燃焼器。
- バーナ(5)が外側壁(3)を貫通する貫通部が、ラビリンスパッキン(51)により漏れ止めされたことを特徴とする請求項1から14の1つに記載の燃焼器。
- タービン第1静翼列(9)が環状燃焼器(1)に結合されたことを特徴とする請求項1から15の1つに記載の環状燃焼器。
- 請求項1から16の1つに記載の環状燃焼器を備えることを特徴とするガスタービン。
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