JP2005509509A - Mri及び特に拡散重み付けされたmri用の多グラジエント・エコータイプの投影再構成シーケンス - Google Patents
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Abstract
磁気共鳴撮像装置中で、対象は撮像領域中に配置される。磁石組立体は、撮像領域を通る主磁場を生成する。無線周波数パルス及び傾斜磁場操作のシーケンスは、対称の双極子内の磁気共鳴を励起し操作する。シーケンスは、標準的なスピンエコー撮像技術で知られているように90°RF励起パルス及び180°リフォーカスパルスを有する。シーケンスは、スピンエコー信号を抑制しつつ少なくとも2つのグラジエント・リコールドRFエコーを生成する傾斜パルスを含む。シーケンスはまた、撮像シーケンス中に水又は他の分子の動きを感知する拡散感度傾斜磁場を含む。傾斜磁場によって生じたエコーは、時間TEに対して対称に配置される。装置には、受信された磁気共鳴信号の実部及び虚部をとり、これらを信号の振幅データへ変換する再構成プロセッサが含まれる。振幅データは、再構成における位相エンコードの代わりに用いられる。
Description
本発明は、画像診断技術に関連する。本発明は、拡散検出シーケンスを操作するオープンMRIシステムに関して特に適用されるため、本発明について特にこれを参照して説明する。しかしながら、本発明は例えばより高い磁場のボアタイプのシステムに関しても有用であり、上述の適用に限られるものではないことが認められるべきである。
一般的に、磁気共鳴撮像では、磁場B0は、中に対象が配置されている撮像領域を通して発生される。無線周波数(RF)コイルは、撮像領域の中へRFパルスを送信し、対象の中に双極子を励起し、操作する。傾斜磁場コイルは、励起された双極子を空間的及び分光的にエンコードするために、傾斜磁場を主磁場に重畳する。
拡散重み付けシーケンスは、細胞レベルで対象内の水の動きを検出する。これらのシーケンスは、一般的には、数ミクロンのオーダで水の動き、又は水が細胞膜を横切るのにかかる距離を検出する。エコープレーナ撮像(EPI)シーケンスは、磁気共鳴スキャンにおいて拡散を検出するのに用いられてきた。EPIシーケンスは、データ取得に関しては高速であるが、非常に動きに敏感な傾向があり、比較的低い信号対雑音比(SNR)を有する。
位相エンコードを伴わない回転k空間拡散シーケンスもまた使用される。これらのシーケンスは、一般的には、患者の動きに対してより回復力があり、より高いSNRを有する。しかしながら、これらはEPIシーケンスよりもはるかに時間がかかり、一般的には3乃至4分間かかる。このタイプのシーケンスの他の不利な点は、傾斜磁場用の機器に対して重い負荷をかける傾向があり、全ての現在のMRI装置ユーザスキャナで実施可能なわけではないことである。更に、高い、速く変化する傾斜磁場は患者の不快感を高めうる。
高速スピンエコー(FSE)シーケンスもまた、拡散を検出するのに使用されてきた。マルチエコーFSEシーケンスは、回転k空間シーケンスよりも速いが、他の制限を有する傾向がある。この種類のシーケンスの誘導(stimulated)エコー及び及び1次エコーは、同じ時間と位相を有さねばならない。通常のFSEシーケンスでは、このことは一般的には問題とならないが、拡散検出シーケンスでは、位相は患者の動きにより予測不可能に歪められ、補正されえない。従って、1次エコー及び誘導エコーは、正しく加算されえない。
患者の動きを制限する方法が使用されてきたが、これらは望ましいものではない。患者を動かなくするために、患者に対して鎮静剤が与えられうるが、この場合は、患者に対して常にいくらかの危険が伴う。患者の動きを制限するために機械的な制限もまた用いられるが、これらは患者にとって強いられるものであり心地のよくないものである場合が多い。このような心地の悪さは、しばしば、患者の落ち着きをなくし、患者が抑制されていない場合よりも多く動くこととなりうる。
本発明は、上述の及び他の問題を克服する新規且つ改善された方法及び装置を提供する。
本発明の1つの面によれば、磁気共鳴の方法が与えられる。共鳴は、撮像領域中の対象の選択された双極子中で励起される。共鳴は、反転パルスでリフォーカスされ、少なくとも2つのグラジエント・リコールド・エコーが取得される。データは、対象の画像表現へと再構成されるのに充分になるまで収集される。
本発明の他の面によれば、磁気共鳴装置が提供される。主磁石組立体は、撮像領域中の対象を通って主磁場を発生する。RFコイル組立体は、撮像領域へRFパルスを送信する。傾斜磁場コイル組立体は、少なくとも2つのグラジエント・リコールド・エコーを生じさせる主磁場に傾斜磁場を重畳する。受信器は、撮像領域から磁気共鳴信号を受信し、再構成プロセッサは、受信した磁気共鳴を画像表現へと再構成する。
本発明の1つの利点は、取得時間がより速いことである。他の利点は、拡散重み付け撮像において信号対雑音比がより高くなることである。他の利点は、データ取得スキームがよりロバストなものとなることである。他の利点は、RF及び傾斜磁場の負荷が低減することである。本発明の更なる利点及び利点については、当業者によれば、望ましい実施例を読み理解することにより明らかとなろう。
本発明は、様々な構成要素及び構成要素の配置、並びに、様々な段階及び段階の配置の形をとりうる。図面は、望ましい実施例を図示するためだけのものであり、本発明を制限するものと理解されるべきではない。
図1を参照するに、対象は、磁気共鳴装置の撮像領域10中に配置される。望ましくは、オープン磁気共鳴装置が用いられるが、ボアタイプの装置についてもまた考えられている。対象は、装置の中の上側磁極組立体12と下側磁極組立体14との間に配置される。望ましくは抵抗性磁石である環状磁石16、18は、上側及び下側の磁極片20、22の間で、撮像領域10を通じて静的な主磁場B0を発生する。超電導磁石もまた考えられることが理解されるべきである。
B0主磁場を空間エンコードするために、傾斜磁場コイル24、26は、撮像領域中へ傾斜パルスを送信する。パルスは、傾斜磁場制御器28によって制御され、傾斜増幅器30によって増幅され、傾斜磁場コイル24、26へ送信される。望ましい実施例では、傾斜磁場制御器28は、傾斜磁場シーケンスを構築するのに用いられる3つの特定の傾斜磁場合成器を含む。拡散傾斜磁場合成器32は、磁気共鳴装置を対象中の水又は他の分子の拡散に対して敏感なものとする傾斜磁場を合成する。周波数エンコード合成器34は、対象中の共鳴を周波数エンコードし、被検体中にグラジエント・リコールド・エコー(gradient recalled echo)を誘導する傾斜パルスを合成する。第3の傾斜磁場合成器は、スライス選択傾斜磁場合成器36である。スライス選択合成器は、対象内の関心領域をスラブ又はスライスへと制限する傾斜パルスを作成する。
上側及び下側のRFコイル40、42は、撮像領域10へRFパルスを送信する。パルスは、望ましくはディジタルである少なくとも1つのRF送信器44によってコイル40、42へ送信される。RFパルスは、RFパルス制御器46によって発生される。傾斜磁場制御器28及びRFパルス制御器46は、いずれも、シーケンスメモリ50から所望のシーケンスを取り出すシーケンス制御器48によって制御される。
選択されたパルスシーケンスが対象の中で所望の磁気共鳴操作を起こすと、RFコイル40、42、又は他の局部受信コイルは、共鳴信号を検出する。共鳴信号は、少なくとも1つの受信器52によって受信され、検出された共鳴信号に対して1次元フーリエ変換又は他の適当な再構成アルゴリズムを適用する再構成プロセッサ54によって処理される。処理された信号は、振幅メモリ56内に格納される。逆投影プロセッサ58は、画像の振幅を逆投影し、体積画像メモリ60内に記憶される画像表現を生じさせる。画像プロセッサ62は、画像表現の部分を画像メモリ60から取り出し、これらを、例えばビデオモニタ、LCDディスプレイ、アクティブ・マトリクス・モニタ等の人間が読み取り可能なディスプレイ62上での表示用にフォーマットする。
図2を参照するに、また、図1を引き続き参照するに、望ましいパルスシーケンスが示されている。一般的には、望ましいパルスシーケンスは、多数のグラジエント・リコールド・エコーを発生する。磁気共鳴データは、複数の異なる傾斜磁場の存在下でこれらのエコーから読み出される。スライス選択傾斜磁場は、撮像体積を対象内の選択されたスライス又はスラブへと減少させるために印加される。拡散傾斜磁場及び周波数エンコード傾斜磁場は、望ましくは、それらの感度が互いに直交するよう印加される。望ましい実施例では、データは、位相エンコード傾斜磁場がないときに読み出される。
対象が、撮像領域10内で正しく位置決めされた後、シーケンスが開始される。90°RF励起パルス70は、スラブ選択傾斜磁場72の存在下で印加される。励起パルス70は、望ましくは、スラブ選択傾斜磁場72によって選択された磁気双極子を横平面上へと、即ち、約90°、傾ける。90°の傾きは、最初の傾きのより小さい度と比較して、比較的強い信号を生じさせる。他の傾き角度もまた可能であるが、90°のときは最も多いグラジエント・リコールド・エコーの可能性でより高いSNRを生じさせるため、90°が望ましいことが理解されよう。
励起パルス70に直ぐに続いて、撮像領域にディフェーズ傾斜磁場74が印加される。ディフェーズ傾斜磁場は、y成分74a及びx成分74bから構成される。x方向及びy方向は、励起されたスラブ内の互いに直交する方向を示し、また、k空間中のkx方向及びkd方向を定義する。ディフェーズ傾斜磁場は、第1の読み出し傾斜イベント中にエコーを形成することを目的とする。或いは、これは逆の符号を有するリフォーカスパルスの後に印加されてもよい。ディフェーズ傾斜磁場74の2つの部分は、k空間中の感度の方向ベクトルを定義するよう組み合わされる。
ディフェーズ傾斜磁場74に続いて、拡散感度傾斜磁場76の第1の部分が印加される。ディフェーズ傾斜磁場74と同様に、拡散傾斜磁場の第1の部分はy成分76a及びx成分76bへ分割される。拡散傾斜磁場76の第1の部分に続いて、180°リフォーカスRFパルス78がある。リフォーカスパルス78と同時に、第2のスライス選択傾斜磁場80が印加される。第1及び第2のスライス選択傾斜磁場72、80は、励起パルス70及びリフォーカスパルス78が同じ領域に影響を与えるよう、対象内の同じ領域を選択する。第2のスライス選択傾斜磁場に続いて、拡散感度傾斜磁場82の第2の部分がある。第1の部分76と同様に、第2の部分82はy成分82a及びx成分82bへ分割される。まとめると、拡散感度傾斜磁場76、82は、アクティブである間は、望ましくは水である選択された分子の拡散を検出する。拡散感度傾斜磁場の第1の部分76及び第2の部分82は、180°リフォーカスRFパルス78に対して時間的に対称に配置されることが望ましい。望ましくは、傾斜ローブ76及び82は、同じ面積を有するべきである。
拡散傾斜磁場82の第2の部分に続き、一般的には読み出し傾斜磁場として知られる第1の周波数エンコード傾斜磁場84が印加される。以前の傾斜磁場と同様に、第1の読み出し傾斜磁場84はy成分84a及びx成分84bから構成される。望ましくは、2つの成分は、拡散傾斜磁場76、82の方向感度に対して略垂直であり、ディフェーズ傾斜磁場74と同じ方向を有する方向ベクトルを定義する。望ましい実施例では、第1の読み出し傾斜磁場84のローブの下側の面積は、ディフェーズ傾斜磁場74の下側の面積の大きさの約2倍である。
グラジエント・リコールド・エコーを生じさせるために、撮像領域にリバーサル傾斜磁場86が印加される。リバーサル傾斜磁場は、他の傾斜磁場と同様に、y成分86a及びx成分86bを有する。リバーサル傾斜磁場は、k空間中のデータ読み出しを有効にリセットし、どこで1つのデータラインが止まり次のデータラインが始まるのかを定義する。続いて、k空間中に第2のデータラインを形成するよう他の読み出し傾斜磁場88が印加される。第2の読み出し傾斜磁場は、y成分88a及びx成分88bを有する。図示の用に、第2の傾斜磁場88は、第1の読み出し傾斜磁場86と僅かに異なる。望ましくは、第2の読み出し傾斜磁場88の読み出し方向は、第1の読み出し傾斜磁場84の読み出し方向から1°よりも少なくずらされる。
望ましい実施例では、また、図3に示されるように、データラインは、k空間の中心100回りに回転的に段階的とされる。第1の読み出し傾斜磁場84は、k空間中にデータライン102を発生する。第2の読み出し傾斜磁場88は、第1のデータライン102とは僅かに異なる読み出し方向に第2のデータライン103を発生する。望ましいシーケンスは、180°に亘って256個の段階を作り、各データライン間の角度106を約0.70°とする。もちろん、より多くの又はより少ない段階が作られうるが、データライン間の角度は10°よりも大きくないことが望ましく、なぜならばその場合は、従来技術について説明したように、シーケンスは対称の動きに対して敏感となるためである。更なるデータラインは、説明した2エコー実施例の更なるサイクルで発生される。
或いは、更なるデータラインは、更なるリバーサル傾斜磁場を用いることによって読み出されうる。3エコー実施例では、第2のリバーサル傾斜磁場は、リバーサル傾斜磁場86の振幅と略同じであるが、第3の傾斜磁場の方向に小さい変化があり、データライン104を生じさせる。実際上の制限として、1つのRF励起パルスから約4つのグラジエント・リコールド・エコーが生じうる。約4つのエコーの後、グラジエント・リコールド・エコー中に蓄積された位相誤りはあまりにも大きくなる。
例示した2エコー実施例では、RFエコー90及び94は、時間枠92及び96中に夫々生じ、時間TEに対して対称に配置される。更なるエコー実施例では、一群のエコーは時間TEを中心として配置され、例えば、3エコー実施例では、第2のエコーは時間TEを中心とする。180°リフォーカスパルス78は、暗に示されるように時間TE/2において生じ、時間TE/2は時間TEの半分の値において生ずる。
上述したように、RFエコーは、位相エンコードがないときに受信される。投影再構成法は、画像を形成するために用いられる。グラジエントエコー信号は、一般的には位相誤りを含むため、振幅データを用いる再構成方法が望ましい。望ましい実施例では、受信器52は、磁気共鳴信号の実部及び虚部を受信する。再構成プロセッサ54は、再構成の一部として、実部と虚部の平方を加算し、平方根をとる。簡単にいえば、実部がxであり、虚部がyであれば、再構成プロセッサは、受信された共鳴信号の振幅データを得るために、√(x2+y2)を行う。
他の実施例では、リバーサル傾斜磁場は用いられない。その代わりに、続く傾斜磁場は実質的に互いとは反対である。即ち、第1の傾斜ローブが正であれば、第2のローブは負である、等である。この実施例では、主波数エンコード傾斜磁場は、実質的には中断無しに、又は可能であればデータラインの開始点を調整するよう間に小さい傾斜パルスを挟んで実行される。この実施例では、データラインは互いに反対の方向で読み出され、図3中の矢印の方向は同様に交互となる。他の実施例では、拡散傾斜パルス76、82は、いずれもリフォーカスパルス80の前に印加される。この実施例では、パルスは互いに反対の符号を有する。
他の実施例では、拡散パルス76、82は、スライス選択傾斜磁場の方向に成分を含む。この変更に関わらず、拡散傾斜磁場が読み出し傾斜磁場に対して直交するという要件はなお満足される。
本発明について、望ましい実施例を参照して説明した。上述の詳細な説明を読み、理解することにより、変更及び修正がなされうるであろう。本発明は、変更及び修正が、特許請求の範囲内であるか、それらの均等物であるかぎり、そのような全ての変更及び修正を含むものと理解されるべきであることが意図される。
Claims (18)
- (a)撮像領域中の対象の選択された双極子中に共鳴を励起する段階と、
(b)前記撮像領域に第1の拡散傾斜磁場を印加する段階と、
(c)前記共鳴を反転パルスでリフォーカスする段階と、
(d)前記共鳴をリフォーカスした後、前記画像領域に第2の拡散傾斜磁場を印加する段階と、
(e)前記励起された双極子の信号崩壊の前に少なくとも2つのグラジエント・リコールド・エコーを取得し、少なくとも2本のデータラインを発生し、前記少なくとも2つのエコーは異なる方向の読み出し傾斜磁場で取得される、段階と、
(f)前記撮像領域中に前記対象の画像表現を再構成するのに十分なデータラインが発生されるまで角度的にずらされた読み出し方向で前記段階(a)乃至(e)を繰り返す段階とを有する、磁気共鳴拡散撮像方法。 - 前記拡散傾斜磁場は、2次元k空間内のx成分及びy成分を含む、請求項1記載の方法。
- 前記拡散傾斜磁場は、3次元k空間内のx成分、y成分、及びz成分を含む、請求項1又は2記載の方法。
- 前記少なくとも2つのグラジエント・リコールド・エコーに夫々対応する周波数エンコードイベントを、前記少なくとも2つのグラジエント・リコールド・エコーと同時に印加する段階を更に含む、請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記拡散傾斜磁場は、前記周波数エンコードイベントの感度と略直交する方向性感度を含む、請求項4記載の方法。
- 前記周波数エンコードイベントの感度は前記拡散傾斜磁場の感度に対する直交から10°以内である、請求項5記載の方法。
- 前記読み出し傾斜磁場の印加の前に前記撮像領域にディフェーズ傾斜磁場を印加する段階を更に含み、
前記ディフェーズ傾斜磁場は、
前記反転パルスの前に印加された場合は前記読み出し傾斜磁場と同じ符号、及び、
前記反転パルスの後に印加された場合は前記読み出し傾斜磁場と反対の符号、
のうちのいずれか一方を有する、請求項1乃至6のうちいずれか一項記載の方法。 - 前記ディフェーズ傾斜磁場の面積は、第1の周波数エンコードイベントの面積の略半分である、請求項7記載の方法。
- 少なくとも1つの続くグラジエント・リコールド・エコーを生じさせるよう前記撮像領域に少なくとも1つのリバーサル傾斜磁場を印加する段階を更に含む、請求項1乃至8のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記少なくとも2つのグラジエント・リコールド・エコーは時間TEに対して時間的に対称に配置される、請求項1乃至9のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記反転パルスは、TEの時間値の半分のところで生ずる時間TE/2を中心とする、請求項10記載の方法。
- 振幅データラインを発生するよう前記グラジエント・リコールド・エコーに対して変換演算を適用する段階と、
前記振幅データラインを画像表現へ逆投影する段階とを更に含む、請求項1乃至11のうちいずれか一項記載の方法。 - 撮像領域中で対象を通る主磁場を発生する主磁石組立体と、
前記撮像領域に、少なくとも励起パルス及び反転パルスを含むRFパルスを送信するRFコイル組立体と、
(1)前記反転パルスに先行する第1の拡散エンコード傾斜磁場ローブと、(2)前記反転パルスに続く第2の拡散エンコード傾斜磁場ローブと、(3)少なくとも2つの拡散感度グラジエント・リコールド・RFエコーを異なる方向に生じさせる読み出し傾斜磁場とを印加する、傾斜磁場コイル組立体と、
前記撮像領域から磁気共鳴信号を受信する受信器と、
前記受信された磁気共鳴信号を画像表現へ再構成する再構成プロセッサとを更に含む、磁気共鳴装置。 - 前記再構成プロセッサは、前記受信された磁気共鳴信号の振幅を決定するよう前記受信された共鳴信号に変換を適用する、請求項13記載の磁気共鳴装置。
- 前記傾斜磁場ローブは、エコー時間TEに対して対称に配置され、前記エコー時間は、リフォーカス無線周波数パルスが印加される時間TE/2の2倍である、請求項13又は14記載の磁気共鳴装置。
- 前記傾斜磁場コイル組立体は、前記周波数エンコード傾斜磁場ローブの前に及びRF励起パルスの後に前記拡散傾斜磁場ローブを印加する、請求項15記載の磁気共鳴装置。
- 前記周波数エンコード傾斜磁場ローブの感度の方向は、前記拡散検出傾斜磁場ローブの感度の方向に対して略直交する、請求項16記載の磁気共鳴装置。
- 前記傾斜磁場コイル組立体は、前記拡散検出傾斜磁場ローブを前記時間TE/2に対して対称に印加する、請求項16又は17記載の磁気共鳴装置。
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