JP2005508347A - 錠剤供給システム - Google Patents
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Abstract
動物に薬剤を投与するための経口供給法で使用される食用生地について説明した。この生地は、粉、溶解性繊維、水か油、および任意の範囲で追加成分を含み、薬剤の周りにピッタリと貼りつくことができる生地を形成する。本発明の鍵となる改良点は、生地が伸縮性を有し、薬剤とともに均一な塊を形成することができることである。伸縮性が改良されたことにより、動物が薬剤を生地から分離することが非常に難しくなり、動物に、丸薬や錠剤等の薬剤を容易に投与することができるようになった。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、丸状、タブレット状、あるいはカプセル状薬剤を包む生地に関する。より詳細には、動物に薬剤を投与する前に、生地が薬剤にピッタリと貼りつけられる。
【背景技術】
【0002】
ペットの飼主の多くが共通して遭遇する課題には、感染症を含む病気にかかったペットに、薬剤を実際に投与すること、特に経口投与することがある。薬剤は、ペットが普段から摂取しているものと異なる臭い、味あるいは食感をしているので、多くの動物は薬剤を拒絶し、自発的に摂取することはない。
【0003】
しばしば、嫌がる動物に薬剤を摂取させるために、過酷であり、その結果として適用が非常に難しい処置が取られることがある。例えば、動物を物理的に拘束して、動物が薬剤を飲み込むように強制する処置等がおこなわれている。このような方法は、動物および薬剤を投与しなければならない者の双方にとって不快なものである。また、これらの処置をする者が、処置中に動物から引掻かれたり、噛み付かれたりすることも起こり得る。
【0004】
嫌がる動物に動物用薬剤を経口投与する方法としてまず考えられる方法には、チーズ片、ピーナツバター、あるいはフランクフルトソーセージを含む食肉等の食物中に薬剤を埋め込む方法がある。この方法には、ピーナツバターを使用するときに特に顕著である、手が汚れるという問題があるだけでなく、薬剤が食物から脱落してしまうおそれがあるという重大な問題もある。
【0005】
したがって、全量がおいしく、良い匂いがし、包含する薬剤の臭いや味を隠蔽することができて、そこそこの食感を有し、投与前に失われることなく全量が供給されることが保証される、動物患者に容易に薬剤を投与することができる経口供給システムの提供が望まれている。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第5,853,757号
【特許文献2】
米国特許第5,674,515号
【特許文献3】
米国特許第6,143,316号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
米国特許第5,853,757号、第5,674,515号および第6,143,316号は、この技術的思想をある程度開発したものである。それぞれの発明は、薬剤を載置する収納部を備えた坦持体、チューブ、あるいは袋(ポーチ)を利用している。チューブは食べることができる。各発明の主要な実施態様において、チューブは変形できる端部を有している。
【0008】
しかし、これらの製法には、坦持体となる物質の賞味期限の問題および保存の問題がある。坦持体となる物質は冷凍して鮮度と安定性を維持する必要がある。また、上記方法の各々は坦持体をチューブ状あるいは袋状で販売することに関連する。このことから、タブレットやカプセルの大きさおよびチューブや袋の形状についての選択が制限される。
また、坦持体、チューブおよび袋を使用することに伴って、動物がチューブ/袋から薬剤を分離することができるという問題が生じる。ペットの飼主にとって頭が痛いことに、動物はチューブ/袋を食べてから、薬剤を摂取することなく吐き出してしまう。
【0009】
したがって、供給用坦持体が常温で安定であり、投与される薬剤の形状そのものにピッタリと貼りつくことを特徴とする、動物患者に薬剤を容易に投与することができる経口供給システム用の処方が望まれている。
また、伸縮性を有する供給用坦持体が薬剤の周囲に均一に貼りつき、動物にはそれを分離することを難しくすることができることを特徴とした、動物患者に薬剤を容易に投与することができる経口供給システム用の処方を提供することが本発明の別の課題である。
上記の課題を処理すること、あるいは、少なくとも有効な選択肢を公衆に提供することが本発明のさらに別の課題である。
【0010】
本明細書において、用語「生地」には、パテのように変形が自由なその他の同種の物を含んでも良い。しかし、このことは、限定とみなされるものではない。
【0011】
本明細書において、丸薬の投与に関連して発明が説明される。用語「丸薬」には、カプセル、タブレット、液、およびこれらの組み合わせからなる一群の中から選択されるひとつまたはそれ以上の薬の供給道具も含むことと理解することができる。このことは、限定とみなされるものではない。
【0012】
本明細書で引用されている、特許公報および特許出願公報を含む全ての引用文献は、参考のために示している。いずれの引用文献も先行技術を構成することを認めるものではない。引用文献についての言及は、その著者の主張を述べているが、出願人は引用文献の正確性と妥当性について異議を唱える権利を留保する。また、本明細書において多数の先行技術文献が引用されているが、これらの引用文献のいずれも、ニュージーランドあるいは他のいかなる国における本技術分野の一般的共通知識の一部を構成することを認めるものでないことは明らかである。
【0013】
用語「含む」には、異なる裁判管轄において、排他的あるいは非排他的の意味が付されることがあり得る。本明細書において、特記しない限り、用語「含む」は非排他的意味を有することとする。すなわち、用語「含む」は、直接含む対象となっているリストに挙げられている成分のみでなく、他の特定されていない成分あるいは要素も含むことを意味している。この基本原理は、方法あるいはプロセスの中で一または複数のステップに関連して、用語「含んでいる」あるいは「含まれた」が使用されるときにも、適用される。
【0014】
以下、本発明の実施態様と有利な点とが明らかとなる様に説明する。この説明は例示の目的のみとする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の一実施形態によれば、少なくとも一種類の粉と、少なくとも一種類の溶解性繊維、少なくとも一種類の油、および少なくとも一種類の薬学的あるいは生理学的に許容される薬剤とを含み、一または複数の、丸薬、錠剤、カプセル、液剤およびこれらの組合せを含む一群から選択された薬剤の周囲にピッタリと貼り付くことができ、伸縮性を有し、薬剤と均一な塊(mass)を形成することができることを特徴とする、経口供給法に使用するための食用生地が提供される。
【0016】
本発明の別の実施形態によれば、少なくとも一種類の粉と、少なくとも一種類の溶解性繊維、水、および少なくとも一種類の薬学的あるいは生理学的に許容される薬剤とを含み、一または複数の、丸薬、錠剤、カプセル、液剤およびこれらの組合せを含む一群から選択された薬剤の周囲にピッタリと貼り付くことができ、伸縮性を有し、薬剤と均一な塊を形成することができる、経口供給法に使用するための食用生地が提供される。
【0017】
本発明の生地が伸縮性を有しているので、薬剤の周囲にピッタリと貼り付くことができるという改善された効果が得られる。出願人が理解するところによれば、この効果は、溶解性繊維、粉、および水あるいは油の組合せに起因する。これらの混合物は、丸薬やその他の薬の供給手段と均一な塊を形成することができるために都合のよい伸縮性を有する生地を形成する。
【0018】
本明細書において、用語「伸縮性」とは、生地の展延性、ピッタリと貼りつく性質、および生地と薬の坦持体との間に膜(film)を形成する能力のことを意味する。例えば、動物に薬剤を与えるために丸薬が使用される実施形態において、生地が丸薬の周りにピッタリと貼りつき、丸薬と生地との間に膜を形成する。この膜を破って丸薬を生地から分離することは、動物にとって非常に困難である。したがって、この改良された生地は、既存の坦持方法に対して著しく改善している。
【0019】
さらに、この伸縮性から得られる優位な点には、個々の薬剤の周りに均一な塊を形成する能力を失うことなく、種々の形状にあわせて容易に展ばして変形することができる展性に富む生地が含まれる。
【0020】
さらに本発明の優位な点は、この混合物の水分活性が低いことである。この水分活性の推定値は0.4〜0.6の間である。この水分活性は、微生物の成長に必要なレベルよりもはるかに低い値である。したがって、この製品は常温で微生物学的に安定である。
【0021】
好適実施形態において、丸薬用生地が、動物を惹きつける香味料を、あるいは香味増強剤をも含んでいる。牛肉、羊肉、鶏肉、シーフード、ベーコン、アミノ酸、これらの抽出物、およびこれらの組合せを含む種々の香味料および香味増強剤が考えられる。しかし、好適実施形態において、香味料および香味増強剤はこれらに限定されることはない。好適実施形態において、香味料、および(存在していれば)香味増強剤は、全混合物の0.45〜1.5重量%含んでいる。この生地が任意の動物に使用できることが好ましい。犬や猫等の家庭のペット用に有用であることがさらに好ましい。
【0022】
好適実施形態において、使用する粉が、ウーラット豆の粉、小麦粉、コーンの粉、米粉、およびこれらの組合せを含む一群から選択される。粉の種類と組合せとは、必要とされる軟らかさに応じて変化する。このことは、粉の種類により吸水性が異なることに起因する。
【0023】
好適実施形態において、溶解性繊維が、ペクチン、ベータグルカン、でんぷん、グルテン、およびこれらの組合せを含む一群から選択される。さらに、溶解性繊維の原料には、ガーゴム、寒天、野菜、果物、米ぬか、パルプが含まれる。
【0024】
一実施形態において、油が生地の形成に使用されている。油が、ピーナツ油、ひまわり油、およびこれらの組合せを含む一群から選択されることが好ましい。
【0025】
薬学的あるいは生理学的に許容される薬剤が、少なくとも一種類の保存料、食塩、水、少なくとも一種類の無機質充填物、グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、少なくとも一種類の乳化剤、少なくとも一種類の油脂化合物、少なくとも一種類の色素、少なくとも一種類の溶解性繊維、およびこれらの組合せを含む一群から選択されることが好ましい。
【0026】
好適実施形態において、一または複数種類の保存料が、ベンジルアルコール、パラベン、ソルビン酸塩、安息香酸塩、およびこれらの組合せを含む一群から選択される。保存料は、生地の微生物学的安定性を促進させる。
【0027】
好適実施形態において、一または複数種類の無機質充填材が、ケイ酸塩、硫酸塩、炭酸塩、金属酸化物、およびこれらの組合せを含む一群から選択される。出願人により、これらの無機質充填材が生地の色調の調節に、特に、この生地の半透明性を変化させることに役立つことがわかっている。
【0028】
好適実施形態において、一または複数種類の乳化剤および脂質が、エトキシ化物、樹脂(gum)、ソルビタン、ヒマシ油誘導体、固形脂質、一ステアリン酸塩、およびこれらの組合せを含む一群から選択される。乳化剤を加えることで、生地の粘着性(tackiness, stickiness)を変化させることができる。また、乳化材は生地に対する追加の充填材として機能する。
【0029】
本発明の別の実施形態において、生地がグリセロールを含んでいる。本発明において、グリセロールは、物質に湿気および可塑性を与えている。グリセロールを含むことにより、生地の伸縮性が促進される。
【0030】
一実施形態において、生地が、ウーラット豆の粉、ナトリウムメチルパラベン、ナトリウムプロピルパラベン、ベンジルアルコール、プロピレングリコール、油、牛肉香味料を含んでいる。より好ましくは、60ないし65重量パーセントのウーラット豆の粉、0.05ないし0.15重量パーセントのナトリウムメチルパラベン、0.01ないし0.02重量パーセントのナトリウムプロピルパラベン、0.5ないし0.7重量パーセントのベンジルアルコール、6.0ないし6.5重量パーセントのプロピレングリコール、28ないし35重量パーセントのピーナツ油またはひまわり油あるいはこれらの組合せ、および0.2ないし1.0重量パーセントの牛肉香味料を含んでいる。
【0031】
別の好適実施形態において、生地は食塩と水も含んでいる。より好ましくは、60ないし65重量パーセントのウーラット豆の粉、0.05ないし0.15重量パーセントのナトリウムメチルパラベン、0.01ないし0.02重量パーセントのナトリウムプロピルパラベン、0.5ないし0.7重量パーセントのベンジルアルコール、6.0ないし6.5重量パーセントのプロピレングリコール、28ないし35重量パーセントのピーナツ油またはひまわり油あるいはこれらの組合せ、粉末形状の0.2ないし0.4重量パーセントの食塩、0.1ないし0.2重量パーセントの水、および0.2ないし1.0重量パーセントの牛肉香味料を含んでいる。
【0032】
さらに別の実施形態において、生地は、小麦粉、無機質充填材、保存料、グリセロール、水、乳化材及び脂質、香味料、色素、および溶解性繊維を含んでいる。より好ましくは、5ないし45重量パーセントの小麦粉、1.5ないし3.0重量パーセントの無機質充填材、0.1ないし0.3重量パーセントの保存料、20ないし30重量パーセントのグリセロール、9ないし13重量パーセントの水、5ないし15重量パーセントの乳化材及び脂質、1ないし1.5重量パーセントの香味料、0.2ないし1.0重量パーセントの色素、および10ないし40重量パーセントの溶解性繊維を含んでいる。
【0033】
さらに別の実施形態において、生地は、小麦粉、米粉、溶解性繊維、グリセロール、水、無機質充填材、乳化材、香味料、香味増強剤、保存料、および脂質を含んでいる。より好ましくは、5ないし45重量パーセントの小麦粉あるいは米粉、10ないし40重量パーセントの溶解性繊維、20ないし30重量パーセントのグリセロール、9ないし13重量パーセントの水、1.5ないし3.0重量パーセントの無機質充填材、5ないし20重量パーセントの乳化材および脂質、1ないし1.5重量パーセントの香味料および香味増強剤、0.1ないし0.3重量パーセントの保存料を含んでいる。
【0034】
別の実施形態において、生地は、一または複数の種類の粉、食塩、香味料、あるいはこれらの組合せを含む一群から選ばれる追加成分がまぶされている。
【0035】
一実施形態において、生地は、丸薬と組み合わせて/あるいは丸薬なしで包装されたブロックとして販売される。各ブリスターに当該生地を小分けして詰めるように包装用ブリスターに詰めて供給されることが好ましい。
【0036】
薬剤は丸薬であることが好ましい。例えば、回虫(worm)駆除剤や抗生物質の丸薬やカプセルが含まれる。さらに有利な点は、丸薬用生地は任意形状の丸薬や丸薬の組み合わせを収納できる。
【0037】
好適実施形態において、生地は常温で、微生物学的に、色、匂い、伸縮性において安定していて、冷凍する必要がない。
【0038】
本発明の別の実施形態によると、実質的に上記記載された食用生地を、薬剤にピッタリと貼りつけ、この生地が貼り付けられた薬剤を動物に投与し、この生地が伸縮性を有するので、生地と薬剤とが均一な塊を形成し、動物がそれらを分離できないことを特徴とする動物に薬剤を供給する経口供給方法が提供される。
【0039】
上記発明の開示から明らかなように、本発明は、ほとんどの動物が錠剤の摂取を嫌悪することを克服することを目的としている。錠剤の周りを生地片で包み込んだものが、動物に給餌される。
【発明の効果】
【0040】
この生地が変形できることの一つ有利な点は、経口供給法に使用して、動物に薬剤を容易に投与することができることである。
また、この生地が伸縮性を有しているので、均一な塊を形成し、動物が薬剤を選り出すことを難しくできる。
【0041】
別の改善点は、生地が常温で、微生物学的に、色、匂い、伸縮性の点で安定していることである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
本明細書において、用語「生地」が使用されているが、パテのように変形が自由なその他の同種の物を含んでも良い。同様に、本明細書において、丸薬の投与に関連して発明が説明される。この生地は、カプセル、タブレット、あるいはその他の種類の薬剤の味を隠蔽するためにも使用することができる。用語「丸薬」は限定を意図するものではない。
【実施例1】
【0043】
実施例1では、粉と油の混合物を利用する二つの処方1および2により調製される。
【表1】
【0044】
処方1の手順
1.ウーラット豆の粉、ナトリウムメチルパラベン、ナトリウムプロピルパラベン、およびベンジルアルコールを混合する。
2.ピーナツ油/ひまわり油を加えてよく混合する。
3.プロピレングリコールを加えてよく混合する。
4.ピーナツ油/ひまわり油の残りを少しずつ加えてよく混合し生地を得る。
5.この生地に牛肉香味料を加えてよく混合する。
【0045】
処方2の手順
1.ウーラット豆の粉、ナトリウムメチルパラベン、ナトリウムプロピルパラベン、およびベンジルアルコールを混合する。
2.ピーナツ油/ひまわり油を加えてよく混合する。
3.プロピレングリコールを加えてよく混合する。
4.ピーナツ油/ひまわり油の残りを少しずつ加えてよく混合し生地を得る。
5.食塩を加えてよく混合する。
6.ピーナツ油/ひまわり油を加えてよく混合する。
7.水を加えてよく混合する。
8.この生地に牛肉香味料を加えてよく混合して均一な生地を得る。
【0046】
この生地は、客がその一部分を引きちぎって使用するブロックとして、あるいはブリスター包装された所定の大きさの小ブロック/小塊として販売される。
【0047】
使用時に、薬剤の周囲に生地がピッタリと張り付けられて、張り付いた部分が均一な塊に形成される。この生地と薬剤との結合物が動物に投与される。このように生地と薬剤とが完全な塊を形成しているので、動物は薬剤から生地を分離することができない。
【実施例2】
【0048】
別の実施例では、粉、グリセロール、溶解性繊維、および水の混合物を利用する処方3により調製される。
【表2】
【0049】
処方3の手順
1.粉、無機質充填物、および溶解性繊維を混合する。
2.保存料、香味料、および色素を水に溶く。
3.乳化剤および脂質を融解したものをグリセロールに混合する。混合物を水に加える。
4.混合器を動かしながら、ステップ3で得られた液体を粉末に徐々に加える。
5.ステップ4で得られた混合物を混合器から取り出して、シート状に成形し、米粉をまぶす。
6.シートを切断できる程度に固くなるまで冷却する。
7.シートを小片に切断して、各小片がくっつきあわないように粉をまぶす。
8.形状を維持するために、食べる時まで、小片を低温で保存する。
【0050】
この生地は、上記処方1および2と同様の形状で販売される。また、投与方法も同じである。すなわち、薬剤が生地に包まれて、生地と薬剤とが動物に投与される。この処方が実施例1の処方と同様の伸縮性を示すので、動物は生地から薬剤を取り出すことができない。
【実施例3】
【0051】
また、処方3とは別に、粉、グリセロール、溶解性繊維、および水からなる表3に示す組成の混合物を利用する処方4が適用される。
【表3】
【0052】
処方4の手順
1.溶解性繊維、粉、および無機質充填物を混合器で混合する。
2.脂質と乳化剤とを混合する。
3.ステップ2で得られた混合物にグリセロールを追加する。
4.水、香味料、および保存料を混合する。
5.ステップ3で得られた油脂混合物に、ステップ4で得られた水を加える。
6.ステップ1で得られた乾燥成分に、ステップ5で得られた水−油脂混合物を徐々に加える。
7.混合の後、混合器から取り出してシート状に切断する。
【0053】
この混合物に、必要に応じて、粉、食塩を、あるいは香味料をも追加してまぶすことができる。
【0054】
この生地は、上記処方1、2および3と同様の形状で販売される。また、投与方法も同じである。すなわち、薬剤が生地に包まれて、生地と薬剤とが動物に投与される。
【0055】
以上、本発明の実施形態を説明してきたが、この説明には本発明を例示すること以外の目的はない。また、特許請求の範囲で定まる発明の範囲から逸脱することなく、種々の変形および追加が可能であることは明らかである。
【0001】
本発明は、丸状、タブレット状、あるいはカプセル状薬剤を包む生地に関する。より詳細には、動物に薬剤を投与する前に、生地が薬剤にピッタリと貼りつけられる。
【背景技術】
【0002】
ペットの飼主の多くが共通して遭遇する課題には、感染症を含む病気にかかったペットに、薬剤を実際に投与すること、特に経口投与することがある。薬剤は、ペットが普段から摂取しているものと異なる臭い、味あるいは食感をしているので、多くの動物は薬剤を拒絶し、自発的に摂取することはない。
【0003】
しばしば、嫌がる動物に薬剤を摂取させるために、過酷であり、その結果として適用が非常に難しい処置が取られることがある。例えば、動物を物理的に拘束して、動物が薬剤を飲み込むように強制する処置等がおこなわれている。このような方法は、動物および薬剤を投与しなければならない者の双方にとって不快なものである。また、これらの処置をする者が、処置中に動物から引掻かれたり、噛み付かれたりすることも起こり得る。
【0004】
嫌がる動物に動物用薬剤を経口投与する方法としてまず考えられる方法には、チーズ片、ピーナツバター、あるいはフランクフルトソーセージを含む食肉等の食物中に薬剤を埋め込む方法がある。この方法には、ピーナツバターを使用するときに特に顕著である、手が汚れるという問題があるだけでなく、薬剤が食物から脱落してしまうおそれがあるという重大な問題もある。
【0005】
したがって、全量がおいしく、良い匂いがし、包含する薬剤の臭いや味を隠蔽することができて、そこそこの食感を有し、投与前に失われることなく全量が供給されることが保証される、動物患者に容易に薬剤を投与することができる経口供給システムの提供が望まれている。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第5,853,757号
【特許文献2】
米国特許第5,674,515号
【特許文献3】
米国特許第6,143,316号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
米国特許第5,853,757号、第5,674,515号および第6,143,316号は、この技術的思想をある程度開発したものである。それぞれの発明は、薬剤を載置する収納部を備えた坦持体、チューブ、あるいは袋(ポーチ)を利用している。チューブは食べることができる。各発明の主要な実施態様において、チューブは変形できる端部を有している。
【0008】
しかし、これらの製法には、坦持体となる物質の賞味期限の問題および保存の問題がある。坦持体となる物質は冷凍して鮮度と安定性を維持する必要がある。また、上記方法の各々は坦持体をチューブ状あるいは袋状で販売することに関連する。このことから、タブレットやカプセルの大きさおよびチューブや袋の形状についての選択が制限される。
また、坦持体、チューブおよび袋を使用することに伴って、動物がチューブ/袋から薬剤を分離することができるという問題が生じる。ペットの飼主にとって頭が痛いことに、動物はチューブ/袋を食べてから、薬剤を摂取することなく吐き出してしまう。
【0009】
したがって、供給用坦持体が常温で安定であり、投与される薬剤の形状そのものにピッタリと貼りつくことを特徴とする、動物患者に薬剤を容易に投与することができる経口供給システム用の処方が望まれている。
また、伸縮性を有する供給用坦持体が薬剤の周囲に均一に貼りつき、動物にはそれを分離することを難しくすることができることを特徴とした、動物患者に薬剤を容易に投与することができる経口供給システム用の処方を提供することが本発明の別の課題である。
上記の課題を処理すること、あるいは、少なくとも有効な選択肢を公衆に提供することが本発明のさらに別の課題である。
【0010】
本明細書において、用語「生地」には、パテのように変形が自由なその他の同種の物を含んでも良い。しかし、このことは、限定とみなされるものではない。
【0011】
本明細書において、丸薬の投与に関連して発明が説明される。用語「丸薬」には、カプセル、タブレット、液、およびこれらの組み合わせからなる一群の中から選択されるひとつまたはそれ以上の薬の供給道具も含むことと理解することができる。このことは、限定とみなされるものではない。
【0012】
本明細書で引用されている、特許公報および特許出願公報を含む全ての引用文献は、参考のために示している。いずれの引用文献も先行技術を構成することを認めるものではない。引用文献についての言及は、その著者の主張を述べているが、出願人は引用文献の正確性と妥当性について異議を唱える権利を留保する。また、本明細書において多数の先行技術文献が引用されているが、これらの引用文献のいずれも、ニュージーランドあるいは他のいかなる国における本技術分野の一般的共通知識の一部を構成することを認めるものでないことは明らかである。
【0013】
用語「含む」には、異なる裁判管轄において、排他的あるいは非排他的の意味が付されることがあり得る。本明細書において、特記しない限り、用語「含む」は非排他的意味を有することとする。すなわち、用語「含む」は、直接含む対象となっているリストに挙げられている成分のみでなく、他の特定されていない成分あるいは要素も含むことを意味している。この基本原理は、方法あるいはプロセスの中で一または複数のステップに関連して、用語「含んでいる」あるいは「含まれた」が使用されるときにも、適用される。
【0014】
以下、本発明の実施態様と有利な点とが明らかとなる様に説明する。この説明は例示の目的のみとする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の一実施形態によれば、少なくとも一種類の粉と、少なくとも一種類の溶解性繊維、少なくとも一種類の油、および少なくとも一種類の薬学的あるいは生理学的に許容される薬剤とを含み、一または複数の、丸薬、錠剤、カプセル、液剤およびこれらの組合せを含む一群から選択された薬剤の周囲にピッタリと貼り付くことができ、伸縮性を有し、薬剤と均一な塊(mass)を形成することができることを特徴とする、経口供給法に使用するための食用生地が提供される。
【0016】
本発明の別の実施形態によれば、少なくとも一種類の粉と、少なくとも一種類の溶解性繊維、水、および少なくとも一種類の薬学的あるいは生理学的に許容される薬剤とを含み、一または複数の、丸薬、錠剤、カプセル、液剤およびこれらの組合せを含む一群から選択された薬剤の周囲にピッタリと貼り付くことができ、伸縮性を有し、薬剤と均一な塊を形成することができる、経口供給法に使用するための食用生地が提供される。
【0017】
本発明の生地が伸縮性を有しているので、薬剤の周囲にピッタリと貼り付くことができるという改善された効果が得られる。出願人が理解するところによれば、この効果は、溶解性繊維、粉、および水あるいは油の組合せに起因する。これらの混合物は、丸薬やその他の薬の供給手段と均一な塊を形成することができるために都合のよい伸縮性を有する生地を形成する。
【0018】
本明細書において、用語「伸縮性」とは、生地の展延性、ピッタリと貼りつく性質、および生地と薬の坦持体との間に膜(film)を形成する能力のことを意味する。例えば、動物に薬剤を与えるために丸薬が使用される実施形態において、生地が丸薬の周りにピッタリと貼りつき、丸薬と生地との間に膜を形成する。この膜を破って丸薬を生地から分離することは、動物にとって非常に困難である。したがって、この改良された生地は、既存の坦持方法に対して著しく改善している。
【0019】
さらに、この伸縮性から得られる優位な点には、個々の薬剤の周りに均一な塊を形成する能力を失うことなく、種々の形状にあわせて容易に展ばして変形することができる展性に富む生地が含まれる。
【0020】
さらに本発明の優位な点は、この混合物の水分活性が低いことである。この水分活性の推定値は0.4〜0.6の間である。この水分活性は、微生物の成長に必要なレベルよりもはるかに低い値である。したがって、この製品は常温で微生物学的に安定である。
【0021】
好適実施形態において、丸薬用生地が、動物を惹きつける香味料を、あるいは香味増強剤をも含んでいる。牛肉、羊肉、鶏肉、シーフード、ベーコン、アミノ酸、これらの抽出物、およびこれらの組合せを含む種々の香味料および香味増強剤が考えられる。しかし、好適実施形態において、香味料および香味増強剤はこれらに限定されることはない。好適実施形態において、香味料、および(存在していれば)香味増強剤は、全混合物の0.45〜1.5重量%含んでいる。この生地が任意の動物に使用できることが好ましい。犬や猫等の家庭のペット用に有用であることがさらに好ましい。
【0022】
好適実施形態において、使用する粉が、ウーラット豆の粉、小麦粉、コーンの粉、米粉、およびこれらの組合せを含む一群から選択される。粉の種類と組合せとは、必要とされる軟らかさに応じて変化する。このことは、粉の種類により吸水性が異なることに起因する。
【0023】
好適実施形態において、溶解性繊維が、ペクチン、ベータグルカン、でんぷん、グルテン、およびこれらの組合せを含む一群から選択される。さらに、溶解性繊維の原料には、ガーゴム、寒天、野菜、果物、米ぬか、パルプが含まれる。
【0024】
一実施形態において、油が生地の形成に使用されている。油が、ピーナツ油、ひまわり油、およびこれらの組合せを含む一群から選択されることが好ましい。
【0025】
薬学的あるいは生理学的に許容される薬剤が、少なくとも一種類の保存料、食塩、水、少なくとも一種類の無機質充填物、グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、少なくとも一種類の乳化剤、少なくとも一種類の油脂化合物、少なくとも一種類の色素、少なくとも一種類の溶解性繊維、およびこれらの組合せを含む一群から選択されることが好ましい。
【0026】
好適実施形態において、一または複数種類の保存料が、ベンジルアルコール、パラベン、ソルビン酸塩、安息香酸塩、およびこれらの組合せを含む一群から選択される。保存料は、生地の微生物学的安定性を促進させる。
【0027】
好適実施形態において、一または複数種類の無機質充填材が、ケイ酸塩、硫酸塩、炭酸塩、金属酸化物、およびこれらの組合せを含む一群から選択される。出願人により、これらの無機質充填材が生地の色調の調節に、特に、この生地の半透明性を変化させることに役立つことがわかっている。
【0028】
好適実施形態において、一または複数種類の乳化剤および脂質が、エトキシ化物、樹脂(gum)、ソルビタン、ヒマシ油誘導体、固形脂質、一ステアリン酸塩、およびこれらの組合せを含む一群から選択される。乳化剤を加えることで、生地の粘着性(tackiness, stickiness)を変化させることができる。また、乳化材は生地に対する追加の充填材として機能する。
【0029】
本発明の別の実施形態において、生地がグリセロールを含んでいる。本発明において、グリセロールは、物質に湿気および可塑性を与えている。グリセロールを含むことにより、生地の伸縮性が促進される。
【0030】
一実施形態において、生地が、ウーラット豆の粉、ナトリウムメチルパラベン、ナトリウムプロピルパラベン、ベンジルアルコール、プロピレングリコール、油、牛肉香味料を含んでいる。より好ましくは、60ないし65重量パーセントのウーラット豆の粉、0.05ないし0.15重量パーセントのナトリウムメチルパラベン、0.01ないし0.02重量パーセントのナトリウムプロピルパラベン、0.5ないし0.7重量パーセントのベンジルアルコール、6.0ないし6.5重量パーセントのプロピレングリコール、28ないし35重量パーセントのピーナツ油またはひまわり油あるいはこれらの組合せ、および0.2ないし1.0重量パーセントの牛肉香味料を含んでいる。
【0031】
別の好適実施形態において、生地は食塩と水も含んでいる。より好ましくは、60ないし65重量パーセントのウーラット豆の粉、0.05ないし0.15重量パーセントのナトリウムメチルパラベン、0.01ないし0.02重量パーセントのナトリウムプロピルパラベン、0.5ないし0.7重量パーセントのベンジルアルコール、6.0ないし6.5重量パーセントのプロピレングリコール、28ないし35重量パーセントのピーナツ油またはひまわり油あるいはこれらの組合せ、粉末形状の0.2ないし0.4重量パーセントの食塩、0.1ないし0.2重量パーセントの水、および0.2ないし1.0重量パーセントの牛肉香味料を含んでいる。
【0032】
さらに別の実施形態において、生地は、小麦粉、無機質充填材、保存料、グリセロール、水、乳化材及び脂質、香味料、色素、および溶解性繊維を含んでいる。より好ましくは、5ないし45重量パーセントの小麦粉、1.5ないし3.0重量パーセントの無機質充填材、0.1ないし0.3重量パーセントの保存料、20ないし30重量パーセントのグリセロール、9ないし13重量パーセントの水、5ないし15重量パーセントの乳化材及び脂質、1ないし1.5重量パーセントの香味料、0.2ないし1.0重量パーセントの色素、および10ないし40重量パーセントの溶解性繊維を含んでいる。
【0033】
さらに別の実施形態において、生地は、小麦粉、米粉、溶解性繊維、グリセロール、水、無機質充填材、乳化材、香味料、香味増強剤、保存料、および脂質を含んでいる。より好ましくは、5ないし45重量パーセントの小麦粉あるいは米粉、10ないし40重量パーセントの溶解性繊維、20ないし30重量パーセントのグリセロール、9ないし13重量パーセントの水、1.5ないし3.0重量パーセントの無機質充填材、5ないし20重量パーセントの乳化材および脂質、1ないし1.5重量パーセントの香味料および香味増強剤、0.1ないし0.3重量パーセントの保存料を含んでいる。
【0034】
別の実施形態において、生地は、一または複数の種類の粉、食塩、香味料、あるいはこれらの組合せを含む一群から選ばれる追加成分がまぶされている。
【0035】
一実施形態において、生地は、丸薬と組み合わせて/あるいは丸薬なしで包装されたブロックとして販売される。各ブリスターに当該生地を小分けして詰めるように包装用ブリスターに詰めて供給されることが好ましい。
【0036】
薬剤は丸薬であることが好ましい。例えば、回虫(worm)駆除剤や抗生物質の丸薬やカプセルが含まれる。さらに有利な点は、丸薬用生地は任意形状の丸薬や丸薬の組み合わせを収納できる。
【0037】
好適実施形態において、生地は常温で、微生物学的に、色、匂い、伸縮性において安定していて、冷凍する必要がない。
【0038】
本発明の別の実施形態によると、実質的に上記記載された食用生地を、薬剤にピッタリと貼りつけ、この生地が貼り付けられた薬剤を動物に投与し、この生地が伸縮性を有するので、生地と薬剤とが均一な塊を形成し、動物がそれらを分離できないことを特徴とする動物に薬剤を供給する経口供給方法が提供される。
【0039】
上記発明の開示から明らかなように、本発明は、ほとんどの動物が錠剤の摂取を嫌悪することを克服することを目的としている。錠剤の周りを生地片で包み込んだものが、動物に給餌される。
【発明の効果】
【0040】
この生地が変形できることの一つ有利な点は、経口供給法に使用して、動物に薬剤を容易に投与することができることである。
また、この生地が伸縮性を有しているので、均一な塊を形成し、動物が薬剤を選り出すことを難しくできる。
【0041】
別の改善点は、生地が常温で、微生物学的に、色、匂い、伸縮性の点で安定していることである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
本明細書において、用語「生地」が使用されているが、パテのように変形が自由なその他の同種の物を含んでも良い。同様に、本明細書において、丸薬の投与に関連して発明が説明される。この生地は、カプセル、タブレット、あるいはその他の種類の薬剤の味を隠蔽するためにも使用することができる。用語「丸薬」は限定を意図するものではない。
【実施例1】
【0043】
実施例1では、粉と油の混合物を利用する二つの処方1および2により調製される。
【表1】
【0044】
処方1の手順
1.ウーラット豆の粉、ナトリウムメチルパラベン、ナトリウムプロピルパラベン、およびベンジルアルコールを混合する。
2.ピーナツ油/ひまわり油を加えてよく混合する。
3.プロピレングリコールを加えてよく混合する。
4.ピーナツ油/ひまわり油の残りを少しずつ加えてよく混合し生地を得る。
5.この生地に牛肉香味料を加えてよく混合する。
【0045】
処方2の手順
1.ウーラット豆の粉、ナトリウムメチルパラベン、ナトリウムプロピルパラベン、およびベンジルアルコールを混合する。
2.ピーナツ油/ひまわり油を加えてよく混合する。
3.プロピレングリコールを加えてよく混合する。
4.ピーナツ油/ひまわり油の残りを少しずつ加えてよく混合し生地を得る。
5.食塩を加えてよく混合する。
6.ピーナツ油/ひまわり油を加えてよく混合する。
7.水を加えてよく混合する。
8.この生地に牛肉香味料を加えてよく混合して均一な生地を得る。
【0046】
この生地は、客がその一部分を引きちぎって使用するブロックとして、あるいはブリスター包装された所定の大きさの小ブロック/小塊として販売される。
【0047】
使用時に、薬剤の周囲に生地がピッタリと張り付けられて、張り付いた部分が均一な塊に形成される。この生地と薬剤との結合物が動物に投与される。このように生地と薬剤とが完全な塊を形成しているので、動物は薬剤から生地を分離することができない。
【実施例2】
【0048】
別の実施例では、粉、グリセロール、溶解性繊維、および水の混合物を利用する処方3により調製される。
【表2】
【0049】
処方3の手順
1.粉、無機質充填物、および溶解性繊維を混合する。
2.保存料、香味料、および色素を水に溶く。
3.乳化剤および脂質を融解したものをグリセロールに混合する。混合物を水に加える。
4.混合器を動かしながら、ステップ3で得られた液体を粉末に徐々に加える。
5.ステップ4で得られた混合物を混合器から取り出して、シート状に成形し、米粉をまぶす。
6.シートを切断できる程度に固くなるまで冷却する。
7.シートを小片に切断して、各小片がくっつきあわないように粉をまぶす。
8.形状を維持するために、食べる時まで、小片を低温で保存する。
【0050】
この生地は、上記処方1および2と同様の形状で販売される。また、投与方法も同じである。すなわち、薬剤が生地に包まれて、生地と薬剤とが動物に投与される。この処方が実施例1の処方と同様の伸縮性を示すので、動物は生地から薬剤を取り出すことができない。
【実施例3】
【0051】
また、処方3とは別に、粉、グリセロール、溶解性繊維、および水からなる表3に示す組成の混合物を利用する処方4が適用される。
【表3】
【0052】
処方4の手順
1.溶解性繊維、粉、および無機質充填物を混合器で混合する。
2.脂質と乳化剤とを混合する。
3.ステップ2で得られた混合物にグリセロールを追加する。
4.水、香味料、および保存料を混合する。
5.ステップ3で得られた油脂混合物に、ステップ4で得られた水を加える。
6.ステップ1で得られた乾燥成分に、ステップ5で得られた水−油脂混合物を徐々に加える。
7.混合の後、混合器から取り出してシート状に切断する。
【0053】
この混合物に、必要に応じて、粉、食塩を、あるいは香味料をも追加してまぶすことができる。
【0054】
この生地は、上記処方1、2および3と同様の形状で販売される。また、投与方法も同じである。すなわち、薬剤が生地に包まれて、生地と薬剤とが動物に投与される。
【0055】
以上、本発明の実施形態を説明してきたが、この説明には本発明を例示すること以外の目的はない。また、特許請求の範囲で定まる発明の範囲から逸脱することなく、種々の変形および追加が可能であることは明らかである。
Claims (30)
- 経口供給法に使用される食用生地において、
前記生地が、少なくとも一種類の粉と、少なくとも一種類の溶解性繊維、少なくとも一種類の油、および少なくとも一種類の薬学的あるいは生理学的に許容される薬剤とを含み、
当該生地が、一または複数の、丸薬、錠剤、カプセル、液剤およびこれらの組合せを含む一群から選択された薬剤の周囲にピッタリと貼り付くことができ、
前記生地が伸縮性を有していて、前記薬剤と均一な塊を形成することができる
ことを特徴とする食用生地。 - 前記油が、ピーナツ油、ひまわり油、およびこれらの組合せを含む一群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の食用生地。
- 経口供給法に使用される食用生地において、
前記生地が、少なくとも一種類の粉と、少なくとも一種類の溶解性繊維、水、および少なくとも一種類の薬学的あるいは生理学的に許容される薬剤とを含み、
当該生地が、一または複数の、丸薬、錠剤、カプセル、液剤およびこれらの組合せを含む一群から選択された薬剤の周囲にピッタリと貼り付くことができ、
前記生地が伸縮性を有していて、前記薬剤と均一な塊を形成することができる
ことを特徴とする食用生地。 - 前記生地が、動物を惹きつける香味料を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の食用生地。
- 前記香味料が、牛肉、羊肉、鶏肉、シーフード、ベーコン、アミノ酸、これらの抽出物、およびこれらの組合せを含む一群から選択されることを特徴とする請求項4に記載の食用生地。
- 前記香味料が、全混合物の0.45ないし1.5重量パーセント含まれていることを特徴とする請求項4または5に記載の食用生地。
- 前記生地がアミノ酸風味増強剤を含んでいることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の食用生地。
- 前記動物が家庭のペットであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の食用生地。
- 前記粉が、ウーラット豆の粉、小麦粉、コーンの粉、米粉、およびこれらの組合せを含む一群から選択されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の食用生地。
- 前記溶解性繊維が、ペクチン、ベータグルカン、でんぷん、グルテン、ガーゴム、寒天、野菜、果物、米ぬか、パルプ、およびこれらの組合せを含む一群から選択されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の食用生地。
- 前記、薬学的あるいは生理学的に許容される薬剤が、少なくとも一種類の保存料、食塩、水、少なくとも一種類の無機質充填物、グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、少なくとも一種類の乳化剤、少なくとも一種類の油脂化合物、少なくとも一種類の色素、少なくとも一種類の溶解性繊維、およびこれらの組合せを含む一群から選択されることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の食用生地。
- 前記保存料が、ベンジルアルコール、パラベン、ソルビン酸塩、安息香酸塩、およびこれらの組合せを含む一群から選択されることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の食用生地。
- 前記少なくとも一種類の無機質充填材が、ケイ酸塩、硫酸塩、炭酸塩、金属酸化物、およびこれらの組合せを含む一群から選択されることを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の食用生地。
- 前記少なくとも一種類の乳化剤および脂質が、エトキシ化物、樹脂、ソルビタン、ヒマシ油誘導体、固形脂質、一ステアリン酸塩、およびこれらの組合せを含む一群から選択されることを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の食用生地。
- 経口供給法に使用される食用生地において、前記生地が、ウーラット豆の粉、ナトリウムメチルパラベン、ナトリウムプロピルパラベン、ベンジルアルコール、プロピレングリコール、油、牛肉香味料、およびこれらの組合せを含む一群から選択され、前記生地が伸縮性を有していて、薬剤と均一な塊を形成することができることを特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記載の食用生地。
- 前記混合物が60ないし65重量パーセントのウーラット豆の粉、0.05ないし0.15重量パーセントのナトリウムメチルパラベン、0.01ないし0.02重量パーセントのナトリウムプロピルパラベン、0.5ないし0.7重量パーセントのベンジルアルコール、6.0ないし6.5重量パーセントのプロピレングリコール、28ないし35重量パーセントのピーナツ油またはひまわり油あるいはこれらの組合せ、および0.2ないし1.0重量パーセントの牛肉香味料を含んでいることを特徴とする請求項15に記載の食用生地。
- 前記生地が、食塩と水とを含んでいることを特徴とする請求項15または16に記載の食用生地。
- 前記生地が60ないし65重量パーセントのウーラット豆の粉、0.05ないし0.15重量パーセントのナトリウムメチルパラベン、0.01ないし0.02重量パーセントのナトリウムプロピルパラベン、0.5ないし0.7重量パーセントのベンジルアルコール、6.0ないし6.5重量パーセントのプロピレングリコール、28ないし35重量パーセントのピーナツ油またはひまわり油あるいはこれらの組合せ、粉末形状の0.2ないし0.4重量パーセントの食塩、0.1ないし0.2重量パーセントの水、および0.2ないし1.0重量パーセントの牛肉香味料を含んでいることを特徴とする請求項17に記載の食用生地。
- 経口供給法に使用される食用生地において、前記生地が、小麦粉、無機質充填材、保存料、グリセロール、水、乳化材及び脂質、香味料、色素、および溶解性繊維を含んでいて、前記生地が伸縮性を有していて、薬剤と均一な塊を形成することができることを特徴とする食用生地。
- 前記生地が、5ないし45重量パーセントの小麦粉、1.5ないし3.0重量パーセントの無機質充填材、0.1ないし0.3重量パーセントの保存料、20ないし30重量パーセントのグリセロール、9ないし13重量パーセントの水、5ないし15重量パーセントの乳化材及び脂質、1ないし1.5重量パーセントの香味料、0.2ないし1.0重量パーセントの色素、および10ないし40重量パーセントの溶解性繊維を含んでいることを特徴とする請求項19に記載の食用生地。
- 経口供給法に使用される食用生地において、前記生地が、小麦粉、米粉、溶解性繊維、グリセロール、水、無機質充填材、乳化材、香味料、香味増強剤、保存料、および脂質を含んでいて、前記生地が伸縮性を有していて、薬剤と均一な塊を形成することができることを特徴とする食用生地。
- 前記生地が、5ないし45重量パーセントの小麦粉あるいは米粉、10ないし40重量パーセントの溶解性繊維、20ないし30重量パーセントのグリセロール、9ないし13重量パーセントの水、1.5ないし3.0重量パーセントの無機質充填材、5ないし20重量パーセントの乳化材および脂質、1ないし1.5重量パーセントの香味料および香味増強剤、0.1ないし0.3重量パーセントの保存料を含んでいることを特徴とする請求項21に記載の食用生地。
- 前記生地に、一または複数の種類の粉、食塩、香味料、あるいはこれらの組合せを含む一群から選ばれる追加成分がまぶされたことを特徴とする請求項1ないし22のいずれかに記載の食用生地。
- 前記生地が、常温で微生物学的に安定であることを特徴とする請求項1ないし23のいずれかに記載の食用生地。
- 請求項1ないし24のいずれかに記載の食用生地の包装されたブロックを含む製品。
- 請求項1ないし24のいずれかに記載の食用生地を、各ブリスターに当該生地を小分けして詰めるようにブリスターパケットに詰めた製品。
- 動物に薬剤を供給する経口供給方法において、
請求項1ないし24のいずれかに実質的に記載された食用生地を、薬剤にピッタリと貼りつけ、
前記生地が貼り付けられた薬剤を動物に投与し、
前記生地が伸縮性を有するので、前記生地と薬剤とが均一な塊を形成し、動物がそれらを分離できないことを特徴とする
動物に薬剤を供給する経口供給方法 - 実施例を参照して定まる、請求項1ないし24のいずれかに実質的に記載された食用生地。
- 実施例を参照して定まる、請求項25または26に実質的に記載された食用生地を含む製品。
- 実施例を参照して定まる、請求項27に実質的に記載された経口供給方法。
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