JP2005507973A - テープシートパッドおよびディスペンサ、ならびにそのようなパッドから個々のテープシートを取り出す方法 - Google Patents

テープシートパッドおよびディスペンサ、ならびにそのようなパッドから個々のテープシートを取り出す方法 Download PDF

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Abstract

基材の全長および全幅未満で延在する差動剥離領域(20)を有する基材から形成される積層された複数のテープシート(33)を含有する大型接着テープシートの積層パッド(10)。基材の第2の主表面は接着剤の層を含む。シートの第1および第2のコーナーの間で交互に差動剥離領域(20)が配置され、より低い接着レベルで隣接するテープシートと接着する差動剥離領域を除けば、各テープシートの接着層はより高い接着レベルで隣接するテープシートと剥離自在に接着するように、パッド中の一連のテープシートは構成および配置される。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は概して、(i)感圧接着テープシートのパッド、(ii)テープシートパッド用ディスペンサ、および(iii)個々のテープシートをテープシートパッドから取り出す方法に関する。
【背景技術】
【0002】
2つの表面を接続または接続または接合させることができる(たとえば、テーブル上面に紙のシートを接着する)多くの種類の感圧接着テープが公知である。たとえば、ミネソタ州セントポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company,St.Paul,Minnesota)製造の#810スコッチTMマジックTM(#810 ScotchTM MagicTM)ブランド透明テープは、多数の小売店から容易に入手可能である。#810スコッチTMマジックTM(#810 ScotchTM MagicTM)ブランド透明テープなどのこのような感圧接着テープは、テープの連続ロールとして一般に入手可能であり、多くの種類の数の手で操作するロール型テープディスペンサのいずれかから好都合に取り出され、このようなディスペンサとしてはたとえば米国特許第4,928,864号明細書およびD116,599に開示されるものが挙げられ、これらはテープを所望の長さのストリップに切断するための刃先がディスペンサ上に配置されている。大部分の感圧接着テープを迅速かつ効率的に取り出すためには有効であるが、切断するたびに、接着テープのロールから巻き出されるテープの長さは自然にばらつきが生じるため、一定の長さのテープストリップを得ることは困難である。したがって、このようなディスペンサは、一定の長さの感圧接着テープが迅速かつ効率的に取り出されることが必要な状況には適していない。
【0003】
スコッチTMマジックTM(ScotchTM MagicTM)ブランド透明テープなどの感圧接着テープは、テープストリップの積層パッドから取り出すことができることも知られている。このような接着テープストリップのパッドは、米国特許第4,650,706号明細書および第4,895,746号明細書に開示されている。両特許には、接着テープストリップの積層パッドが開示されており、これらは、個々のストリップのそれぞれの第1の端部部分が処理されることによって、パッドの第1の端部が、非接着性端部タブ(第‘706号明細書)、または隣接するテープストリップへの接着性が軽減された領域(第‘746号明細書)となる。非接着性端部タブ、または接着性が軽減された領域は、最上層のテープストリップの第1の端部を、直下のテープストリップの第1の端部からの初期の分離を促進し、それによって最上層のテープストリップをパッドから剥離することができる。一定の長さの感圧接着テープを取り出すために一般に効果的であるが、このようなパッドは使用上の扱いが幾分煩雑であり、テープを取り出すために片手しか使用できない場合、たとえば贈り物用の包装の場合などの状況には適していない。
【0004】
ミネソタ州セントポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング・カンパニー(Minnesota Mining and Manufacturing Company of St.Paul,Minnesota)より入手可能なポストイット(Post−it)(登録商標)ブランドノートおよびポストイット(Post−it)(登録商標)ブランドフラッグは、剥離自在の感圧接着剤を基材の一端に沿ってのみコーティングする必要があり、したがって、スタックの互いに反対側の第1および第2の端部の間でスタックの各シート/フラッグの接着端を交互に配置させる(たとえば、シートをZ型に積層する)ことによって、容器から好都合に取り出されることができる。ポストイット(Post−it)(登録商標)ブランドフラッグのこのようなスタック、および関連する往復ディスペンサが、米国特許第4,770,320号明細書に開示されている。W型積層シートのパッド、および関連するディスペンサが、米国特許第4,416,392号明細書、第4,562,938号明細書、第4,586,629号明細書、および第4,653,666号明細書に開示されている。このような交互のシート/フラッグ積層方式は、シート/フラッグの一端のみの上にある比較的弱い再配置可能な感圧接着剤で、シート/フラッグが互いに接着されるため効果的である。このようなシートの比較的小さな比率でしか接着剤がコーティングされておらず、このようなシート/フラッグに使用される感圧接着剤は比較的弱い性質のものであるので、このようなシートは表面を互いに接合または接続するのには適していない。
【0005】
接着テープストリップのパッドの構造および取り出し方法の大きな進展が米国特許第5,401,547号明細書に開示されている。第‘547号明細書には、積層された接着テープストリップのパッドであって、各テープストリップの接着層は、第1の端部においては第1の接着レベルで、そして第2の端部においては第2の接着レベルで隣接するテープストリップに剥離自在に接着し(すなわち、差動剥離)、一連のテープストリップは、各テープストリップの第1の端部が、すぐ上にあるテープストリップおよびすぐ下にあるテープストリップの第2の端部と位置が合うように、長手方向で逆向きになるパッドが開示されている。第‘547号明細書に開示されるこのような差動剥離を実現するための好ましい方法の1つは、各ストリップの第1の主表面の表面全体に感圧接着剤をコーティングし、各テープストリップの第2の主表面の第2の端部部分に低接着性バックサイズをコーティングすることである。このような剥離性に差があるテープストリップの交互積層パッドは、関連するディスペンサから片手で取り出すことができ好都合であり、同時に基材上に強力感圧接着剤の連続コーティングを維持することができる。
【0006】
顕著な改善が見られるのであるが、第‘547号明細書に開示されるパッドは、積層されたストリップが適切に取り出され同時にファニングは防止する目的で、隣接するテープストリップ間で要求される摺動作用を実現するために(すなわち、各ストリップが取り出される前の、テープストリップの偶然であり意図的でない互いの相対的な摺動を防止するため)、狭い品質制御基準に従う必要がある。さらに、ブラックウェル(Blackwell)らの開示するように、必要な差動剥離が、高品質の低接着性バックサイズをテープストリップの一端上に適用し、基本接着性のバックサイズを別の端部上に適用することによって実現される場合、高品質の低接着性バックサイズがコーティングされるテープストリップ部分は、書き込まれた特徴を一貫して維持することはできない。
【0007】
国際公開第00/29224号パンフレットには、接着テープストリップのパッドを取り出す方法が開示されており、この方法では、第‘547号明細書に開示されている接着テープストリップのパッドおよび取り出し方法によって実現される片手で取り出させる利便性は維持されており、第‘547号明細書のパッドに必要である厳格な差動剥離の制限に従ってパッドを接着する必要はない。簡潔に述べると、この新規方法は、上層のテープストリップが中間層のテープストリップが完全に分離する前で、中間層のテープストリップの長手方向端部が中間層のテープストリップのすぐ下のテープストリップ(すなわち、下層のテープストリップ)から剥離する前に、取り出されるテープストリップ(すなわち、上にあるテープストリップ)と、次のテープストリップ(すなわち、中間層のテープストリップ)との間の剥離角が45°未満で各テープストリップが取り出されることを含む。
【0008】
残念ながら、第‘547号明細書および国際公開第00/29224号パンフレットによって教示される感圧接着テープストリップを取り出すためのテープパッド、テープディスペンサ、および取り出し方法は、宛名ラベル上の保護カバーとして使用されるシートなどの感圧接着テープのより大型のシートを取り出す目的にはあまり適しておらず、その理由は、このような大型の感圧接着テープシートの取り出しに強い剥離力が必要であり、取り出し中にシートが折り畳まれて自身に接着しやすいためである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、感圧接着テープストリップの取り出しに関する第‘547号明細書および国際公開第00/29224号パンフレットに開示されるパッド、ディスペンサ、および取り出し方法と同等の利便性を有する、接着テープシートのパッド、接着テープシートのパッドのためのディスペンサ、および/または感圧接着テープのシートを容易に確実に取り出しできる取り出し方法が非常に必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、個々のテープシートを容易かつ確実に取り出すことができる感圧接着テープシートの積層パッドを発見した。本発明者らは、個々のテープシートを感圧接着テープシートの積層パッドから容易かつ確実に取り出すことができる新規方法および新規ディスペンサも開発した。
【0011】
それによって不当に限定されることを意図するものではなく、理解しやすくする目的で、任意の3枚の一連の積層テープシートの群の中のテープシートを、上層のテープシート、中間層のテープシート、および下層のテープシートと呼び、上層のテープシートの接着層は中間層のテープシートと接着しており、中間層のテープシートの接着層は下層のテープシートと接着している。
【0012】
新規な接着テープシート積層パッドの第1の実施態様は、積層された複数のテープシートであって、(i)テープシートは、基材の全体の長さおよび幅より短い長さで延在する差動剥離領域を有する基材から形成され、(ii)基材の第2の主表面は接着剤の層を含み、(iii)一連のするテープシートは、シートの第1および第2のコーナーの間で交互に配置される差動剥離領域を有するように構成および配置され、(iv)より低い接着レベルで隣接するテープシートに接着される差動剥離領域を除けば、各テープシートの接着層は、より高い接着レベルで隣接するテープシートに剥離自在に接着される、積層された複数のテープシートを含む。第1および第2の接着レベルの相対的剥離力は、上層のテープシートが中間層のテープシートから完全に剥離する前に、すぐ下層のテープシートに第2の接着レベルで接着した中間層のテープシートの領域の、すぐ下層のテープシートからの剥離が常に起こるようにするために効果的である。
【0013】
新規な接着テープシート積層パッドの第2の実施態様は、積層された複数のテープシートであって、(i)テープシートは、差動剥離領域を有する基材から形成され、(ii)基材の第2の主表面は接着剤の層を含み、(iii)一連のテープシートは、シート上の異なる領域の間で交互に配置される差動剥離領域を有するように構成および配置され、(iv)より低い接着レベルで隣接するテープシートに接着される差動剥離領域を除けば、各テープシートの接着層は、より高い接着レベルで隣接するテープシートに剥離自在に接着される、積層された複数のテープシートを含む。差動剥離領域の位置決めと、より高い接着レベルおよびより低い接着レベルの相対的剥離力とは、上層のテープシートが90°を超える剥離角で取り出される場合、上層のテープシートが中間層のテープシートから完全に剥離する前に、すぐ下層のテープシートにより低い接着レベルで接着した中間層のテープシートの領域の、すぐ下層のテープシートからの剥離が常に起こるようにするために効果的である。
【0014】
新規な接着テープシート積層パッドの第3の実施態様は、積層された複数のテープシートであって、(i)テープシートは、差動剥離領域を有する基材から形成され、(ii)基材の第2の主表面は接着剤の層を含み、(iii)一連のテープシートは、シート上の異なる領域の間で交互に配置される差動剥離領域を有するように構成および配置され、(iv)より低い接着レベルで隣接するテープシートに接着される差動剥離領域を除けば、各テープシートの接着層は、より高い接着レベルで隣接するテープシートに剥離自在に接着される、積層された複数のテープシートを含む。差動剥離領域の位置決めと、より高い接着レベルおよびより低い接着レベルの相対的剥離力とは、中間層のテープシートがすぐ下層のテープシートにより高い接着レベルで接着した領域内で、上層のテープシートが中間層のテープシートから完全に剥離する前に、すぐ下層のテープシートにより低い接着レベルで接着した中間層のテープシートの領域の、すぐ下層のテープシートからの剥離が常に起こるようにするために効果的である。
【0015】
接着テープシート積層パッドを取り出すためのディスペンサの第1の実施態様は、(i)基部であって、(A)基部の第1の主表面の実質的に全体が露出している、横断方向に間隔をおいて配置される第1および第2の主表面と、(B)第1および第2の長手方向端部と、(C)第1および第2の側面とを有する基部と、(ii)基部の第1の長手方向端部と近接する、側方で対向する1対の側方タブであって、基部の第1の主表面から横断方向に間隔をおいて配置され、基部の側面から側方に向かって内側に延在し、そのため基部の第1の主表面全体に延在する側方タブとを含む。
【0016】
接着テープシート積層パッドを取り出すためのディスペンサの第2の実施態様は、(i)基部であって、(A)横断方向に間隔をおいて配置される第1および第2の主表面と、(B)第1および第2の長手方向端部と、(C)第1および第2の側面とを有する基部と、(ii)正反対の方向で対向する1対の側方タブであって、第1のタブは、基部の第1の長手方向端部と近接する基部の第1の側面から延在し、第2のタブは、基部の第2の長手方向端部と近接する基部の第2の側面から延在し、タブは、基部の第1の主表面から横断方向に間隔をおいて配置され、基部の側面から側方に向かって内側に延在し、そのため基部の第1の主表面全体に延在する側方タブとを含む。
【0017】
接着テープシート積層パッドを取り出すためのディスペンサの第3の実施態様は、i)基部であって、(A)横断方向に間隔をおいて配置される第1および第2の主表面と、(B)第1および第2の長手方向端部と、(C)第1および第2の側面とを有する基部と、(ii)基部の第1の長手方向端部と近接する、側方で対向する1対の側方タブであって、第1の横断方向で基部の第1の主表面から横断方向に間隔をおいて配置され、基部の側面から側方に向かって内側に延在し、そのため基部の第1の主表面全体に延在する側方タブとを含む。このディスペンサは、基部の第1の主表面に接着される接着テープシート積層パッドから90°を超える剥離角で上層のテープシートを取り出すことができるように構成され配置される。
【0018】
本発明の接着テープシート積層パッドから接着テープシートを取り出す新規方法の第1の実施態様は、(i)中間層のテープシートと下層のテープシートとの間の差動剥離領域の実質的に直線状の内部境界とは平行にならない剥離方向で、上層のテープシートが中間層のテープシートから剥離されるように、上層のテープシートがパッドから引き離されるステップと、(ii)(a)中間層のテープシートと下層のテープシートとの間の差動剥離領域上における、中間層のテープシートの下層のテープシートからの剥離と、(b)上層のテープシートの中間層のテープシートからの完全な分離とが連続して起こるように、上層のテープシートがパッドから引き離され続けるステップとの連続するステップを含む。
【0019】
本発明の接着テープシート積層パッドから接着テープシートを取り出す新規方法の第2の実施態様は、(i)上層のテープシートが中間層のテープシートから剥離されるように、上層のテープシートがパッドから引き離されるステップと、(ii)(a)中間層のテープシートのある領域の、下層のテープシートからの剥離であって、剥離する領域は、中間層のテープシートの全長未満および全幅未満に延在する剥離と、(b)上層のテープシートの中間層のテープシートからの完全な分離とが連続して起こるように、上層のテープシートがパッドから引き離され続けるステップとの連続するステップを含む。
【0020】
本発明の接着テープシート積層パッドから接着テープシートを取り出す新規方法の第3の実施態様は、(i)パッド中の1つ1つのテープシートで同じ長手方向に進行する剥離方向で、上層のテープシートの中間層のテープシートからの剥離が進行するように、上層のテープシートがパッドから引き離されるステップと、(ii)(a)中間層のテープシートと下層のテープシートとの間の差動剥離領域上における、中間層のテープシートの下層のテープシートからの剥離と、(b)上層のテープシートの中間層のテープシートからの完全な分離とが連続して起こるように、上層のテープシートがパッドから引き離され続けるステップとの連続するステップを含む。
【0021】
本発明の接着テープシート積層パッドから接着テープシートを取り出す新規方法の第4の実施態様は、(i)90°を超える剥離角で上層のテープシートの中間層のテープシートからの剥離が進行するように、上層のテープシートがパッドから引き離されるステップと、(ii)(a)中間層のテープシートと下層のテープシートとの間の差動剥離領域上における、中間層のテープシートの下層のテープシートからの剥離と、(b)上層のテープシートの中間層のテープシートからの完全な分離とが連続して起こるように、90°を超える剥離角で上層のテープシートがパッドから引き離され続けるステップとの連続するステップを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
定義
請求項を含めて本明細書で使用される場合、語句「接着テープシート」は、互いに反対側の第1および第2の主表面を有する基材であって、基材の第2の主表面上に連続または不連続に接着剤がコーティングされた基材を意味する。基材によって画定される主表面の寸法によって、シートとストリップが区別される。ストリップは、全体的に長手方向に伸びており、約20cm2未満、一般に約10〜15cm2の第2の主表面領域を有する。シートは多くの種類の異なる形状のいずれであってもよく、典型的には約20cm2を超える第2の主表面の領域を有する。
【0023】
請求項を含めて本明細書で使用される場合、コーティングまたは層(たとえば、LABコーティング)について記述する場合に使用される用語「連続」は、コーティングまたは層が全表面積を覆い、それによって下にある表面(たとえば、基材)が完全に覆われることを意味する。
【0024】
請求項を含めて本明細書で使用される場合、コーティングまたは層(たとえば、LABコーティング)について記述する場合に使用される用語「不連続」は、コーティングまたは層がパターンとしてコーティングされ(たとえば、ドットマトリックス、横方向で間隔が開いた平行線、網がけなど)、全表面積未満が覆われ、そのため下にある表面(たとえば、基材)の一部は露出されたままとなることを意味する。
【0025】
請求項を含めて本明細書で使用される場合、接着テープシートの操作を記述するために使用される用語「取り出される」は、パッドから突出した接着テープシートの部分をつかみ、接着テープシートがパッドから剥離してパッドおよび中間層のテープシートから完全に分離するまで接着テープシートを引っ張ることを意味する。
【0026】
請求項を含めて本明細書で使用される場合、接着テープシートを特徴づけるために使用される場合の語句「差動剥離」は、異なる接着レベルにおける接着テープシートの下層のテープシートへの接着を意味する。
【0027】
請求項を含めて本明細書で使用される場合、テープシートパッドからのテープシートの取り出し不良を記述するために使用される場合の用語「テールオフ」は、上層のテープシートが中間層のテープシートから分離するときに、中間層のテープシートと下層のテープシートとの間の差動剥離領域の持ち上がる距離が、中間層のテープシートはディスペンサに引っかかることができ下層のテープシートから間隔を開けた状態で維持されるのに十分な距離とならず、引き続く中間層のテープシートの取り出しが促進されない状況を意味する。テールオフは、「ウォークオフ」として知られる現象(すなわち、中間層のテープシートの一部の領域が持ち上がらずに、上層のテープシートが中間層のテープシートから分離する)、および「フォールバック」として知られる現象(すなわち、上層のテープシートの取り出し中に、差動剥離において下層のテープシートと接着した中間層のテープシートの領域が下層のテープシートから分離するが、層のテープシートが中間層のテープシートから分離するときに、中間層のテープシートがパッドに戻って下層のテープシートと再接着するのを防止できるほど距離をおいて離れない)の両方を含む。テープシートの「テールオフ」した部分は取り出しに適しておらず、使用者は「テールオフ」したテープシートの端部をつまんで、「テールオフ」したテープシートをパッドから分離させようと試みる必要があるので、「テールオフ」が起こる中間層のテープシートは取り出すのが困難となる。
【0028】
請求項を含めて本明細書で使用される場合、語句「剥離力」は、テープシートをすぐ隣のテープシートから剥離するために必要な力を意味し、ASTM D3811に準拠して測定される。
【0029】
請求項を含めて本明細書で使用される場合、語句「剥離角」は、パッドから剥離される接着テープシートと、パッド上のすぐ隣のテープシートとの間の角度を意味し、出発点(すなわち、シートが互いに離れていく場所で隣接する接着テープシートに沿った位置)において測定される。
【0030】
請求項を含めて本明細書で使用される場合、語句「出発点」は、上層のテープシートが中間層のテープシートから剥離されるときにシートが互いに離れていく場所で、隣接する上層および中間層の接着テープシートの間の直線状の位置を意味する。
【0031】
請求項を含めて本明細書で使用される場合、「接着テープシート積層パッド」は、積層された差動剥離接着テープシートのパッドであって、隣接するテープシートに剥離自在に接着する各テープシートの接着層と、パッド上の異なる領域に位置が変わり、好ましくはパッド上の2つの領域の間で交互に位置が変わる、一連のテープシート上の差動剥離領域とを有するパッドを意味する。
【0032】
構成
個々のテープシート
基材
基材30は、好ましくは長方形であり、その長手方向の長さは約4〜20cmであり、横方向の幅は約4〜20cmであり、主表面の面積は約20cm2を超える。この寸法に収まるテープシート20は、このようなテープシート20の大部分の実際的な使用に適合する。その他の形状も使用することができ、たとえば具体的には、正方形、円形、楕円形、三角形、および多角形が挙げられるが、排他的なものではない。
【0033】
接着テープシート20の構造体に使用するのに好適な基材30としては、実質的にあらゆる平坦で可撓性の材料で必要な構造的完全性を有するものが挙げられる。好適な材料としては、(i)増白アセテート、未増白アセテート、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、たとえばポリエステル、ポリプロピレン、およびビニルポリマーなどのポリマーフィルムと、(ii)紙と、(iii)金属箔とが挙げられる。このような材料の種々の積層された組み合わせも使用することができる。多くの用途では、接着テープシート20によって接続または接合された表面がテープシート20を通して見ることができるように、基材30は透明であることが好ましい。
【0034】
基材30として使用すると好適なアセテートフィルムは米国特許第2,927,868号明細書に記載されている。
【0035】
低接着性バックサイズ
基材30の第1の主表面31は、一般にLABと呼ばれる低接着性バックサイズ40でコーティングされる。図8bに示されるように、テープシート20の一実施態様は、基材30の第1の主表面31の全体に基本剥離性の低接着性バックサイズ40bがコーティングされており、コーナー領域には上位剥離性の低接着性バックサイズ40sがさらに上にコーティングされている。
【0036】
低接着性バックサイズとは、感圧接着剤の層から容易に剥離することができる材料を意味する。低接着性バックサイズとして使用すると好適な多数の材料が当業者には公知であり、たとえば排他的なものではないが、シリコーン、フルオロカーボン、アクリレート、ウレタン、クロム錯体、グラフトおよびブロックシロキサン炭化水素、ならびにこれらの材料のブレンドが挙げられる。好適な低接着性バックサイズ組成物の具体例は、エクバーグ(Eckberg)らに付与された米国特許第4,279,717号明細書および第4,421,904号明細書、ならびにコーシャー(Koshar)らに付与された米国特許第4,313,900号明細書に記載されている。本発明による低接着性バックサイズとして使用すると好適なその他の材料は、ダルキスト(Dahlquist)らに付与された米国特許第2,532,011号明細書および第2,607,711号明細書、ならびにヘンドリックス(Hendricks)に付与された米国特許第2,607,711号明細書に記載されている。好ましい低接着性バックサイズはインク受容性である(すなわち、インクペンで形成された表示を受容し維持する)。
【0037】
接着剤
基材30の第2の主表面32には感圧接着剤50がコーティングされる。感圧接着剤50の層は、好ましくは基材30の全面上で均一であり、本明細書に記載されるガラスへの接着力の試験プロトコルに従って測定したガラスへの接着力が約30オンス/インチ(34g/mm)未満である1種類の接着剤から形成される。
【0038】
感圧接着剤50は、アクリル、シリコーン、およびゴム−樹脂感圧接着剤などのあらゆる公知の感圧接着剤から選択してよい。たとえば、感圧接着剤50はアクリル酸イソオクチル(IOA)およびアクリル酸(AA)で構成されるアクリル系接着剤であってよい。本発明で使用すると好適な接着剤は、シュタインハウザー(Steinhauser)らに付与された米国特許第2,926,105号明細書、ダニエルソン(Danielson)らに付与された米国特許第3,331,729号明細書、ブラウン(Brown)らに付与された米国特許第3,578,622号明細書、ならびにユルゲンセン(Jorgensen)らに付与された米国特許第4,835,217号明細書および第4,699,842号明細書に記載されている。シルバー(Silver)に付与された米国特許第3,691,140号明細書に開示されるアクリル系微小球接着剤などの比較的弱い接着剤も、本発明による接着剤50としての使用に好適である。
【0039】
プライマー
基材30の第1の主表面31および/または第2の主表面32は、低接着性バックサイズ40および/または接着剤50の基材30への接着を促進する目的で、基材30と低接着性バックサイズ40および/または接着剤50の対応する層との間にプライマー層(図示していない)を任意に含んでよい。実質的にあらゆる公知のプライマーを、低接着性バックサイズ40または接着剤50の性能に影響することなく、本発明で十分に使用することができる。あるいは、基材30のコロナ処理または火炎処理を行ってもよい。
【0040】
接着テープシートのパッド
一般に図8a〜8gおよび図10を参照すると、複数(たとえば、10〜250枚、一般に20〜100枚)の個々のテープシート20が積層され、配置されて、テープシート20をすぐ隣のテープシート20と接着する各テープシート20上の感圧接着剤50のコーティングを有する接着テープシート20のパッドが形成される。支持バッキング70が、最下層のテープシート29の第2の主表面32に接着されてもよい。
【0041】
分かりやすくすることが目的であり、それによって不当に限定されることを意図するものではないが、パッド10中の任意の3枚の連続して積層されるテープシート20の群を本明細書ではテープシート20の「取り出しセット」と呼び、このセットは、上層のテープシート25oと呼ばれる外部と面する第1の主表面31(すなわち、LAB40がコーティングされた表面)を有するテープシート20と、下層のテープシート25uと呼ばれる外部と面する第2の主表面32(すなわち、接着剤50がコーティングされた表面)を有するテープシート20と、中間層のテープシート25iと呼ばれる上層の25oおよび下層の25uのテープシートの間にはさまれるテープシート20とを有する。
【0042】
テープシート20は、連続するテープシート20の間に差動剥離領域が形成されるように構成され、それによって、接着剤50は、通常の剥離領域(すなわち、基材30の主表面領域から差動剥離領域を除いた領域)で連続するテープシート20を第1の(より高い)接着レベルで接着し、差動剥離領域では連続するテープシート20を第2の(より低い)接着レベルで接着する。
【0043】
差動剥離領域は、あらゆる所望の寸法および形状を有してよいが、好ましくは基材30の全長および全幅未満で延在し、好ましくは基材30の幅の2分の1未満および幅の2分の1未満で延在し、最も好ましくは基材30の長さの2分の1未満および幅の4分の1未満で延在する。基材30が長方形である場合、差動剥離領域は好ましくは三角形であり、基材30のコーナーに配置され、差動剥離領域は、連続したテープシート20上の異なるコーナーに位置が変わり、たとえば(i)図1〜3に示されるように基材30の共通の長手方向端部33または34に沿った2つのコーナーの間で交互に位置を変える、(ii)図4および5に示されるように基材30の正反対で対向するコーナーの間で交互に位置を変える、(iii)図には示されていないが基材30の共通の側面(番号は付いていない)に沿ったコーナーの間で交互に位置を変える、(iv)図には示されていないが基材30の4つすべてのコーナー内で時計回りまたは反時計回りに回転して位置を変える、あるいは(v)図には示されていないが基材30の4つのコーナーの間で不規則に移動する。同様に、基材30が円形である場合、差動剥離領域は好ましくは扇形を形成し、差動剥離領域は、連続するテープシート20の異なる4分の1の扇形を移動し、たとえば(i)図6および7に示されるように基材30の隣接する2つの扇形内で交互に位置を変える、(ii)図には示されていないが基材30の正反対で対向する4分の1の扇形内で交互に位置を変える、(iii)図には示されていないが基材30のすべての4つの4分の1の扇形内で時計回りまたは反時計回りに回転する、あるいは(iv)図には示されていないが基材30の4つの4分の1の扇形の間で不規則に移動する。
【0044】
基材30の共通の長手方向端部33または34に沿った2つのコーナーの間で交互に配置される差動剥離領域を有するようにパッド10が構成される場合は、取り出しが単純化されて、剥離方向は長手方向端部33および34の間で交互に変化するのではなく、パッド10中の1枚ずつのテープシート20で剥離方向は同じ長手方向となる。
【0045】
第1および第2の接着レベルの相対的剥離力は、上層のテープシート25oが中間層のテープシート25iから完全に剥離する前に、すぐ下層のテープシート25uと第2の接着レベルで接着する中間層のテープシート25iの領域(すなわち、より低い接着レベルの領域)の、すぐ下層のテープシート25uからの剥離が常に起こるようにするために効果的である。
【0046】
本発明による差動剥離テープシートパッド10の第1の実施態様が図8aに示される。個々のテープシート20は、基材30の第1の主表面31のコーナーの上の低接着性バックサイズ40のコーティングを含み、基材30の第2の主表面32全体の上に感圧接着剤50のコーティングを含む。テープシート20は、連続するシート20の低接着性バックサイズがコーティングされたコーナーが、基材30の共通の長手方向端部33または34に沿って対向するコーナーの間で交互に移動するように積層される。第1のテープシート20の接着剤50と第2のテープシート20の基材30との間で第1の(より高い)接着レベルが得られ、第1のテープシート20上の接着剤50と第2のテープシート20上の低接着性バックサイズ40との間で第2の(より低い)接着レベルが得られるように、基材30、低接着性バックサイズ40、および接着剤50は選択されコーティングされるべきである。
【0047】
本発明による差動剥離テープシートパッド10の第2の実施態様が図8bに示される。図8bに示される個々のテープシート20は、基材30の第1の主表面31全体の上に基本剥離性の低接着性バックサイズ40bのコーティングを含み、シート20の1つのコーナーの基本剥離性の低接着性バックサイズ40bのコーティングの上に上位低接着性バックサイズ40sのコーティングを含み、基材30の第2の主表面32全体の上に感圧接着剤50のコーティングを含む。基材30の共通の長手方向端部33または34に沿って対向するコーナーの間で交互に、上位低接着性バックサイズ40sがコーティングされた連続するシート20のコーナーを有するように、テープシート20は積層される。第1のテープシート20の接着剤50と第2のテープシート20の基本低接着性バックサイズ40bとの間で第1の(より高い)接着レベルが得られ、第1のテープシート20の接着剤50と第2のテープシート20の上位低接着性バックサイズコーティング40sとの間で第2の(より低い)接着レベルが得られるように、基材30、基本低接着性バックサイズ40b、上位低接着性バックサイズ40s、および接着剤50は選択されコーティングされるべきである。
【0048】
本発明による差動剥離テープシートパッド10の第3の実施態様が図8cに示される。個々のテープシート20は、基材30の第1の主表面31のコーナー上に上位剥離性の低接着性バックサイズの連続したコーティング40s’を含み、基材30の第1の主表面31の残部の上に上位剥離性の低接着性バックサイズの不連続なコーティング40s”を含み、それによって上位剥離性の低接着性バックサイズ40s”の不連続なパターンのコーティングが形成され、さらに基材30の第2の主表面32全体の上には感圧接着剤50のコーティングを含む。基材30の共通の長手方向端部33または34に沿って対向するコーナーの間で交互に、連続するシート20の連続的にコーティングされたコーナーを有するように、テープシート20は積層される。第1のテープシート20の接着剤50と、上位剥離性の低接着性バックサイズの連続的なコーティング40s’を有する第2のテープシート20の第1の主表面31のコーナーとの間で第2の(より低い)接着レベルが得られ、第1のテープシート20の接着剤50と、上位剥離性の低接着性バックサイズの不連続なコーティング40s”を有する第2のテープシート20の第1の主表面31の残部との間で第1の(より高い)接着レベルが得られるように、基材30、上位剥離性の低接着性バックサイズ40s、接着剤50は選択されパターン状にコーティングされる。
【0049】
本発明による差動剥離テープシートパッド10の第4の実施態様が図8dに示される。個々のテープシート20は、基材30の第1の主表面31のコーナー上に上位剥離性の低接着性バックサイズの中程度に不連続なコーティング40s”mを含み、基材30の第1の主表面31の残部の上に上位剥離性の低接着性バックサイズの高度に不連続なコーティング40s”hを含み、基材30の第2の主表面32全体の上には感圧接着剤50のコーティングを含む。基材30の共通の長手方向端部33または34に沿って対向するコーナーの間で交互に、連続するシート20の中程度に不連続にコーティングされたコーナーを有するように、テープシート20は積層される。第1のテープシート20の接着剤50と、第2のテープシート20の第1の主表面31の中程度に不連続にコーティングされたコーナーとの間で第2の(より低い)接着レベルが得られ、第1のテープシート20の接着剤50と、第2のテープシート20の第1の主表面31の高度に不連続にコーティングされた残部との間で第1の(より高い)接着レベルが得られるように、基材30、上位剥離性の低接着性バックサイズ40s、および接着剤50は選択されパターン状にコーティングされる。
【0050】
本発明による差動剥離テープシートパッド10の第5の実施態様が図8eに示される。個々のテープシート20は、基材30の第2の主表面32のコーナーの上に上位(より低い)剥離性の接着剤50sのコーティングを含み、基材30の第2の主表面32の残部の上に基本(より高い)剥離性の接着剤50bのコーティングを含み、基材30の第1の主表面31全体の上に低接着性バックサイズ40のコーティングを含む。基材30の共通の長手方向端部33または34に沿って対向するコーナーの間で交互に、上位(より低い)剥離性の接着剤50sがコーティングされた連続するシート20のコーナーを有するように、テープシート20は積層される。上位剥離性の接着剤50sがコーティングされた第1のテープシート20のコーナーと、第2のテープシート20の第1の主表面31上の低接着性バックサイズ40との間で第2の(より低い)接着レベルが得られ、基本剥離性の接着剤50bがコーティングされた第1のテープシート20の残部と、第2のテープシート20の第1の主表面31上の低接着性バックサイズ40との間で第1の(より高い)接着レベルが得られるように、基材30、低接着性バックサイズ40、上位剥離性の接着剤50s、および基本剥離性の接着剤50bは選択される。
【0051】
本発明による差動剥離テープシートパッド10の第6の実施態様が図8fに示される。個々のテープシート20は、接着剤50のパターン状のコーティングが形成されるように基材30の第2の主表面32のコーナーの上に接着剤の不連続なコーティング50”を含み、基材30の第2の主表面32の残部の上に接着剤の連続したコーティング50’を含み、基材30の第1の主表面31全体の上に低接着性バックサイズ40のコーティングを含む。基材30の共通の長手方向端部33または34に沿って対向するコーナーの間で交互に、連続するシート20の不連続にコーティングされたコーナーを有するように、テープシート20は積層される。接着剤の不連続なコーティング50”を有する第1のテープシート20のコーナーと、第2のテープシート20の第1の主表面31上の低接着性バックサイズ40との間で第2の(より低い)接着レベルが得られ、接着剤の連続したコーティング50’を有する第1のテープシート20の残部と、第2のテープシート20の第1の主表面31上の低接着性バックサイズ40との間で第1の(より高い)接着レベルが得られるように、基材30、低接着性バックサイズ40、および接着剤50は選択され、パターン状にコーティングされる。
【0052】
本発明による差動剥離テープシートパッド10の第7の実施態様が図8gに示される。個々のテープシート20は、基材30の第2の主表面32のコーナーの上に接着剤の高度に不連続なコーティング50”hを含み、基材30の第2の主表面32の残部の上に接着剤の中程度に不連続なコーティング50”mを含み、基材30の第1の主表面31全体の上に低接着性バックサイズ40のコーティングを含む。基材30の共通の長手方向端部33または34に沿って対向するコーナーの間で交互に、連続するシート20の高度に不連続にコーティングされたコーナーを有するように、テープシート20は積層される。第1のテープシート20の高度に不連続にコーティングされたコーナーと、第2のテープシート20の第1の主表面31上の低接着性バックサイズ40との間で第2の(より低い)接着レベルが得られ、第1のテープシート20の中程度に不連続にコーティングされた残部と、第2のテープシート20の第1の主表面31上の低接着性バックサイズ40との間で第1の(より高い)接着レベルが得られるように、基材30、低接着性バックサイズ40、および接着剤50は選択され、パターン状にコーティングされる。
【0053】
低接着性バックサイズ40および感圧接着剤50の両方の種類および/またはコーティングパターンを変化させて組み合わせることによって、本発明による差動剥離 テープシートパッド10を作製することも可能である。
【0054】
パッド10は、後にディスペンサ100に取り付けるように、単独で包装して販売してもよいし、再利用可能または使い捨てのディスペンサ100とともに包装して販売してもよい。
【0055】
分かりやすくすることが目的であり、それによって不当に限定することを意図するものではないが、テープシートパッド10の構造体に関して開示される残りの部分、およびテープシートパッド10からの個々のテープシート20の取り出しは、他に明記しない限りは図8bに示されるテープシートパッド10の第2の実施態様を基準にしている(すなわち、基材30の第1の主表面31全体の上の基本剥離性の低接着性バックサイズ40bと、テープシート20の1つのコーナー上の基本剥離性の低接着性バックサイズコート40bの上の上位低接着性バックサイズコート40sとによって差動剥離が生じる)。
【0056】
ディスペンサ100を使用して1枚のテープシート20を容易に一貫して確実に取り出せるようにするため、第2の(より低い)接着レベルで160g/インチ未満の剥離力が得られるべきであり、第1の(より高い)接着レベルで約100g/インチの剥離力が得られるべきであり、第1の(より高い)接着レベルと第2の(より低い)接着レベルとの比は少なくとも1.5:1となる。約160g/インチを超える第2の(より低い)接着レベルではテールオフが発生することがあり(すなわち、中間層のテープシート25iの第2の端部34がディスペンサ100に引っかかるのに十分な距離まで、中間層のテープシート25iの第2の端部34が、下層のテープシート25uの第1の端部33から分離する前に、上層のテープシート25oがテープシートパッド10から取り出される)、一方第1の(より高い)接着レベルが約100g/インチ未満であってもテールオフが発生しうる。
【0057】
テープシート20の好ましい実施態様は、テープシート20の表面積の約1/20〜1/4の間を覆う差動剥離領域を有する。
【0058】
ディスペンサ
一般に図11および12を参照すると、本発明によるディスペンサ100の第1の実施態様が示されている。ディスペンサ100は、本明細書に記載され図1〜3に示されるテープシート20のパッド10から接着テープシート20を取り出すために有効である。
【0059】
ディスペンサ100は、基部110と、1対の側面のタブ120とを含む。
【0060】
基部110は、第1の主表面111、第2の主表面112、第1の長手方向端部113、第2の長手方向端部114、第1の側面115、および第2の側面116を有する。基部110の第1の主表面111によって、所与のテープシートパッド10を収容するために有効な幅110xおよび長さ110yを有する寸法および形状の領域が形成される(たとえば、テープシートパッド10から8cm×8cmのテープシート20を取り出すために使用されるディスペンサ100は、長さ約8〜10cmおよび幅8〜9cmの第1の主表面111を有する)。あるいは、ディスペンサ100の長手方向の長さ110yを減少させるために、基部110の第1の主表面111および第2の主表面112の両方にテープパッド10が接着するように、テープシートパッド10は基部110の第2の長手方向端部114の上で折り重ねることができる(以降「折り重ねられる代案」と呼ぶ)。
【0061】
折り重ねられる代案を使用すべき場合、好ましくは側壁130は、基部110の第1の主表面111および第2の主表面112の両方から約5〜20mmの距離で横方向に延在し、基部110の第2の長手方向端部114から約5〜20mm離れた距離で延在するように構成される。さらに、ディスペンサ100は、基部110の第2の長手方向端部114の中央部分(番号は付けられていない)、好ましくは基部110の横方向の幅110xの少なくとも約90%が、折り重ねられたテープシート20の取り出しを妨害しうる横方向に延在する突出部を含まないように構成される。
【0062】
側面のタブ120は、基部110の対向する側面115および116上で横方向で向かい合っており、基部110の第1の長手方向端部113と近接している。好ましくは、タブ120は、基部110の第1の長手方向端部113から約5〜20mmの間の距離で長手方向にずれており、これによって、取り出し不良が生じた場合には、差動剥離領域を有するパッド10のコーナーに触れることができる。タブ120は、基部110の第1の主表面111から横方向で間隔をおいて配置されており、第1のタブ120a基部110の第1の側面115から横方向に内側に延在しており、第2のタブ120bは基部110の第2の側面116から横方向に内側に延在しており、そのため基部110の第1の主表面111の上に延在している。タブ120は、基部110の長さ110yの50%未満で長手方向に延在すべきであり、より好ましくは基部110の長さ110yの30%未満で長手方向に延在すべきである。
【0063】
タブ120以外に、基部110の第1の主表面111が露出している。このことと、基材30の全長および全幅未満で延在する差動剥離領域を有するテープシート20の構造とが組み合わせられることによって、中間層のテープシート25iと下層のテープシート25uとの間の差動剥離領域の内部境界(番号は付けられていない)と平行でない剥離方向でテープシート20がパッド10から取り出される。
【0064】
タブ120は、基部110の第1の主表面111から横方向に間隔をあけて配置され、その距離は、まだパッド10と十分接近し各タブ120の下でディスペンサ100から取り出されるテープストリップパッド10の縁端部分(番号は付けられていない)を収容するのに十分な距離であり、これによって、上層のテープシート25oが完全に分離した後で、上層のテープシート25oの取り出し中に持ち上げられた中間層のテープシート25iの差動剥離領域が関連するタブ120と接触し、下層のテープシート25uから分離した状態が維持され、次の中間層のテープシート25iの取り出しが促進される。タブ120の適切な横方向の間隔は、ディスペンサ100から取り出されることを意図しているテープシートパッド10中のテープシート20の枚数、タブ120の横方向の長さ、ならびにディスペンサ100から取り出されることを意図しているテープシートパッド10中のテープシート20上の差動剥離領域の寸法および形状などの種々の変量に依存するが、一般に約5〜20mmの横方向の距離が両方の要求を満たす。
【0065】
同様に、タブ120は、基部110の第1の主表面111上に延在し、その横方向の距離は、上層のテープシート25oの取り出し中に持ち上げられる中間層のテープシート25iの差動剥離領域が関連するタブ120と接触して、下層のテープシート25uから分離した状態に維持されるために十分な距離であり、それによって次の中間層のテープシート25iの取り出しが促進されるが、上層のテープシート25oのパッド10からの取り出しのタブ120による干渉または妨害は最小限となる。タブ120の最も好適な横方向の長さは、ディスペンサ100から取り出されることを意図しているテープシートパッド10中のテープシート20の枚数、タブ120と基部110との間の横方向の間隔、ディスペンサ100から取り出されることを意図しているテープシートパッド10中のテープシート20上の差動剥離領域の寸法および形状、ならびに基部110の幅110xに対するディスペンサ100から取り出されることを意図しているテープシートパッド10中のテープシート20の幅などの種々の変量に依存するが、一般に約5〜30mmのタブ120の横方向の長さが両方の要求を満たす。一般に、各タブ120は、基部110の幅110xの約10%〜30%の横方向の長さで基部110上を延在すべきである。
【0066】
ディスペンサ100は、基部110の長手方向の長さ110yを通過し、基部110の第1の主表面111の上方を約5〜20mmの距離で横方向に延在する側壁130を任意に含んでもよい。側壁130が含まれる場合、タブ120を側壁130の上部(番号は解けられていない)に取り付けると好都合となる場合があり、この場合には第1のタブ120aは第1の側壁130aから延在し、第2のタブ120bは第2の側壁130bから延在する。
【0067】
ディスペンサ100の第2の実施態様が図13に示される。ディスペンサ100の第2の実施態様は、本明細書に記載され図4および5に示されるテープシート20のパッド10から接着テープシート20を取り出すために有効である。
【0068】
ディスペンサ100は、側面のタブ120は基部110の対向する側面115および116上で横方向で向かい合っており、基部110の異なる長手方向端部113および114と近接していることを除けば、すぐ上で説明した第1の実施態様と同じである。
【0069】
ディスペンサ100の第2の実施態様は、第1のタブ120aは基部110の第1の主表面111から横断方向に間隔をおいて配置され、第2のタブ120bは基部110の第2の主表面112から横断方向に間隔をおいて配置されるようにタブ120を再配置することによって、ディスペンサ100の第1の実施態様と関連して前述した折り重ねられる代案に従って作製し使用することができる。
【0070】
ディスペンサ100の第3の実施態様が図14に示される。ディスペンサ100の第3の実施態様は、本明細書に記載され図6および7に示されるテープシート20のパッド10から接着テープシート20を取り出すために有効である。
【0071】
基部110が円形であり、側面のタブ120が基部110の2つの隣接する4分の1の扇形(図示していない)内に配置されることを除けば、ディスペンサ100の第3の実施態様は、前述のディスペンサ100の第1の実施態様と同じである。
【0072】
ディスペンサ100の第3の実施態様は、ディスペンサ100の第1の実施態様と関連して前述した折り重ねられる代案に従って作製し使用することができる。
【0073】
ディスペンサ100は、必要な構造的完全性を有する種々の材料で構成されてよく、たとえば、厚紙、ファイバーボード、金属、プラスチック、木材、およびそれらの組み合わせで構成されてよい。
【0074】
図10に示されるように、両面接着テープ80の長さは、基部110の第1の主表面111上の位置にパッド10を固定するために、テープシートパッド10上のバッキング70の間に設けられる(すなわち、個々のテープシート20をパッド10から取り出す間に、パッド10は基部110から離れない)。両面接着テープ80の露出面(番号は付けられていない)は、ディスペンサ100の基部110にパッド10を取り付ける前に剥離ライナー90で覆うことができる。
【0075】
ディスペンサ100は、90°を超える、さらには135°を超える剥離角αなどの広範囲の剥離角α、差動剥離領域および基本剥離領域の両方における広範囲の剥離力、および上位剥離力(SRF)と基本剥離力(BRF)の広範囲の比率にわたって、大型の個々のテープシート20をテープシートパッド10から安定して取り出すことができる。これらの変量の範囲は相互依存しており、剥離角α、剥離長さ、および基材30の弾性などのいくつかの別の変量にも依存するが、以下の表1に示される一般的なパラメータの組の範囲内で構成されるテープシートパッド10は、一般に、最低限の失敗(すなわち、複数のシートの取り出しおよび/またはテールオフが起こらない)で取り出すことができ、90°を超える剥離角で取り出される場合には消費者に優しい剥離角で取り出すことができる。SRFおよび/またはBRFのいずれかが増加すると(すなわち、接着テープシート20の「より強く接着した」パッド10)、パッド10の所望の取り出しやすさを維持するために、SRF:BRF比の増加および/または剥離長さの減少が一般に必要となる。また、基材30の剛性および厚さも、テールオフを防止することができるSRF:BRF比に影響を与えうる。
【0076】
【表1】
Figure 2005507973
【0077】
使用
個々のテープシートの取り出し
図11および12に示されるディスペンサ100に取り付けられた図1〜3に示されるテープシート20の積層パッド10の第1の実施態様(すなわち、シート20の同じ長手方向端部上の交互のコーナー上に差動剥離領域が配置される)からの個々のテープシート20の取り出しは、(i)リーダーシート60の非接着性タブ65を持ち上げることで開始し、(ii)リーダーシート60をパッド10から引き剥がすことによって、最上層のテープシート21がすぐ隣テープシート20から、2枚のテープシート20の間の差動剥離領域において剥離し、最上層のテープシート21とすぐ隣のテープシート20の差動剥離領域の一部の上で、リーダーシート60は最上層のテープシート21と接着したままになり、(iii)リーダーシート60を引っ張り続けると、ディスペンサ100上の関連するタブ120に向かって最上層のテープシート21の剥離領域が引っ張られて、最上層のテープシート21の剥離領域の遠位端部部分(番号は付けられていない)関連するタブ120を越えて伸び、(iv)リーダーシート60が最上層のテープシート21から完全に分離するまでリーダーシート60を引っ張り続けることによってリーダーシート60が完全取り出されて、最上層のテープシート21の剥離した領域の遠位端部部分は関連するタブ120上と接触してその状態が維持され、それによって最上層のテープシート21の剥離した領域がパッド10に戻るのが防止される。
【0078】
図3a〜cに示されるように、次のテープシート20は、(ii)〜(iv)のステップを繰り返すことによってパッド10からそれぞれ取り出すことができ、この場合、上層のテープシート25o、中間層のテープシート25i、および下層のテープシート25uの取り出しセットが、それぞれリーダーシート60、最上層のテープシート21、および隣接するテープシート20の代わりに関与する。
【0079】
テープシート20の全長および全幅未満で延在する差動剥離領域を構成し配置することによって、中間層のテープシート25iと下層のテープシート25uの間のより高い接着レベルの領域(すなわち、全表面積から差動剥離領域を除いたもの)において上層のテープシート25oが中間層のテープシート25iから完全に剥離する前に、中間層のテープシート25iと下層のテープシート25uとの間の差動剥離領域(すなわち、より低い接着レベルの領域)において中間層のテープシート25iが下層のテープシート25uから持ち上がるようにすることができる。
【0080】
パッド10およびディスペンサ100は、90°を超え最大180°の剥離角で、上層のテープシート25oを剥離できるように構成され配置される。このような剥離角では、上層のテープシート25oを90°以下の剥離角で剥離する場合に生じる剥離力よりも小さい剥離力で上層のテープシート25oを取り出すことができ、大型のテープシート20をより無理なく取り出すことができる。
【0081】
パッド10およびディスペンサ100の構成および配置は、テープシート20のディスペンサ100に対する方向を安定させ、上層のテープシート25oを取り出す間にこのような方向を使用者が容易に観察し把握できるようにすることによって、テープシート20の取り出しおよび使用がさらに促進される。これによって、上層のテープシート25oのどの面に接着剤50がコーティングされているかを使用者がすぐに知ることができ、そのため、取り出されたテープストリップのどちらの面が接着剤を含有するかを確認するために、取り出されたテープストリップの両面を使用者が物理的に接触する先行技術のテープストリップで観察される普及した習慣を排除することができる。
【0082】
使用済みのテープシートパッドの取り換え
ディスペンサ100中の使用済みのパッド10は、(i)ディスペンサ100の基部110から使用済みのパッド10の残り(たとえば、バッキング70およびテープ80)を剥離し、(ii)交換用のパッド10から剥離ライナー90を取り外し、(iii)タブ120の下に差動剥離領域が位置するように、ディスペンサ100の基部110の上に交換用パッド10を取り付け、(iv)適切な位置にある交換用パッド10を押しつけてディスペンサ100の基部110に接着させることによって取り換えることができる。
【0083】
試験プロトコル
ガラスへの接着力
ガラスへの接着力は、特定の角度および除去速度で測定した、コーティングされた可撓性シート材料をガラス試験パネルから取り外すために必要な力である。この力は、コーティングシートの幅当たりの力の単位で表現される。この試験手順は、ASTM D3330−78およびPSTC−1に準拠するものであり、(i)接着テープシートを清浄なガラス試験板の水平面に適用し、2.2kgの硬質ゴムローラーを使用してシートを適用することで、シートの少なくとも12.7線cmをガラス板としっかりと接触させ、(ii)シートの自由端がシート自体とほぼ接触するまで折り返して剥離角が180°になるようにし、(iii)シートの自由端を接着試験機のスケールに取り付け、(iv)スケールから離れるように板を移動させることができる引張試験機のジョーにガラス試験板を固定し、(iv)2.3m/分の一定速度でスケールから板を引き離す。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明によるテープシートパッドの一実施態様の斜視図であり、上層のテープシートの第1の端部部分がパッドから剥離しており、下層のテープシート上の差動剥離領域を覆う中間層のテープシートの領域は、下層のテープシートから持ち上げられ、取り出し位置で停止している。
【図2】図1に示されるテープシートパッドの上層、中間層、および下層のシートの分解斜視図である。
【図3a】図1に示されるテープシートパッドの取り出しの一段階における斜視図である。
【図3b】図1に示されるテープシートパッドの取り出しの一段階における斜視図である。
【図3c】図1に示されるテープシートパッドの取り出しの一段階における斜視図である。
【図4】本発明によるテープシートパッドの第2の実施態様の斜視図であり、上層のテープシートはパッドからほぼ完全に剥離しており、下層のテープシート上の差動剥離領域を覆う中間層のテープシートの領域は、下層のテープシートから持ち上げられ、取り出し位置で停止している。
【図5】図4に示されるテープシートパッドの上層、中間層、および下層のシートの分解斜視図である。
【図6】本発明によるテープシートパッドの第3の実施態様の斜視図であり、上層のテープシートの第1の端部部分がパッドから剥離しており、下層のテープシート上の差動剥離領域を覆う中間層のテープシートの領域は、下層のテープシートから持ち上げられ、取り出し位置で停止している。
【図7】図6に示されるテープシートパッドの上層、中間層、および下層のシートの分解斜視図である。
【図8a】本発明によるテープシートパッドの第1の実施態様の拡大端面図であり、テープシートの交互に配置するコーナー上の低接着性バックサイズによって差動剥離が生じる。
【図8b】本発明によるテープシートパッドの第2の実施態様の拡大端面図であり、基材の第1の主表面全体の上の基本低接着性バックサイズコーティングと、テープシートの交互に配置されるコーナー上の基本低接着性バックサイズコーティング上の上位剥離性の低接着性バックサイズコーティングとによって差動剥離が生じる。
【図8c】本発明によるテープシートパッドの第3の実施態様の拡大端面図であり、一連のテープシートの第1の主表面の交互に配置されるコーナー上の低接着性バックサイズの連続したコーティングと、テープシートの第1の主表面の残部の上の低接着性バックサイズの不連続コーティングとによって差動剥離が生じる。
【図8d】本発明によるテープシートパッドの第4の実施態様の拡大端面図であり、連続するテープシートの第1の主表面の交互に配置されるコーナー上の低接着性バックサイズの中程度に不連続なコーティングと、テープシートの第1の主表面の残部の上の低接着性バックサイズの高度に不連続なコーティングとによって差動剥離が生じる。
【図8e】本発明によるテープシートパッドの第5の実施態様の拡大端面図であり、一連のテープシートの第2の主表面の交互に配置されるコーナー上の第1のより低い接着レベルを有する接着剤のコーティングと、テープシートの第2の主表面の残部の上の第2のより高い接着レベルを有する接着剤のコーティングとによって差動剥離が生じる。
【図8f】本発明によるテープシートパッドの第6の実施態様の拡大端面図であり、一連のテープシートの第2の主表面の交互に配置されるコーナー上の接着剤の不連続なコーティングと、テープシートの第2の主表面の残部の上の接着剤の連続したコーティングとによって差動剥離が生じる。
【図8g】本発明によるテープシートパッドの第7の実施態様の拡大端面図であり、低接着性バックサイズが存在しない場合に、一連のテープシートの第2の主表面の交互に配置されるコーナー上の接着剤の高度に不連続なコーティングと、テープシートの第2の主表面の残部の上の接着剤の中程度に不連続なコーティングとによって差動剥離が生じる。
【図9a】図8bに示される1枚のテープシートの拡大断面端面図である。
【図9b】図8eに示される1枚のテープシートの拡大断面端面図である。
【図10】リーダーシートを含む図8bに示されるテープシートパッドの拡大端面図である。
【図11】図1〜3に示されるテープシートパッドのための本発明によるディスペンサの第1の実施態様の平面図である。
【図12】図11に示されるディスペンサの側面図である。
【図13】図4および5に示されるテープシートパッドのための本発明によるディスペンサの第2の実施態様の平面図である。
【図14】図6および7に示されるテープシートパッドのための本発明によるディスペンサの第3の実施態様の平面図である。
【符号の説明】
【0085】
10…パッド
20…テープシート
21…最上層のテープシート
25i…中間層のテープシート
25o…上層のテープシート
25u…下層のテープシート
29…最下層の最下層のテープシート
30…基材
31…基材の第1の主表面
32…基材の第2の主表面
33…基材/テープシートの第1の長手方向端部
34…基材/テープシートの第2の長手方向端部
40…低接着性バックサイズ
40b…基本低接着性バックサイズ
40s…上位剥離性の低接着性バックサイズ
40s’…上位剥離性の低接着性バックサイズの連続したコーティング
40s”…上位剥離性の低接着性バックサイズの不連続なコーティング
40s”h…上位剥離性の低接着性バックサイズの高度に不連続なコーティング
40s”m…上位剥離性の低接着性バックサイズの中程度に不連続なコーティング
50…接着剤
50b…基本剥離性の接着剤(より高い粘着性)
50s…上位剥離性の接着剤(より低い粘着性)
50’…接着剤の連続したコーティング
50”…接着剤の不連続なコーティング
50”h…接着剤の高度に不連続なコーティング
50”m…接着剤の中程度に不連続なコーティング
60…リーダーシート
65…リーダーシート上の非接着性タブ
70…バッキング
80…両面接着テープ
90…剥離ライナー
100…ディスペンサ
110…ディスペンサの基部
110x…基部の幅
110y…基部の長さ
111…基部の第1の主表面
112…基部の第2の主表面
113…基部の第1の長手方向端部
114…基部の第2の長手方向端部
115…基部の第1の側面
116…基部の第2の側面
120…タブ
120a…第1のタブ
120b…第2のタブ
130…ディスペンサの側壁
130a…第1の側壁
130b…第2の側壁
α…剥離角

Claims (63)

  1. 積層された複数のテープシートを含む接着テープシートの積層パッドであって、
    (a)前記テープシートは、
    (i)(A)互いに反対側の第1および第2の主表面と、(B)長手方向の長さと、(C)横方向の幅と、(D)基材の全長および全幅未満で延在する差動剥離領域とを有する基材と、
    (ii)前記基材の前記第2の主表面上の接着剤の層とを含み、
    (b)一連のテープシートは、前記シートの異なるコーナーで位置を変える前記差動剥離領域を有するように構成および配置され、
    (c)より低い接着レベルで隣接するテープシートに接着される前記差動剥離領域を除けば、各テープシートの前記接着層は、より高い接着レベルで隣接するテープシートに剥離自在に接着され、
    (d)上層のテープシートが中間層のテープシートから完全に剥離する前に、すぐ下層のテープシートに第2の接着レベルで接着した中間層のテープシートの領域の、すぐ下層のテープシートからの剥離が常に起こるようにするために、前記第1および第2の接着レベルの相対的剥離力が有効となるパッド。
  2. 第1および第2のコーナーの間で交互に前記差動剥離領域が配置されるように、一連のテープシートが構成および配置される、請求項1に記載のパッド。
  3. 前記第1および第2のコーナーが正反対で対向する、請求項2に記載のパッド。
  4. (i)前記基材が対向する第1および第2の長手方向端部を有し、(ii)前記第1および第2のコーナーが共通の長手方向端部に沿って配置される、請求項2に記載のパッド。
  5. (i)前記基材が対向する第1および第2の側面を有し、(ii)前記第1および第2のコーナーが共通の側面に沿って配置される、請求項2に記載のパッド。
  6. 前記パッドが露出した第1の主表面を有する最上層のテープシートを有し、前記最上層のテープシートの前記露出した第1の主表面上に位置合わせして積層したリーダーシートをさらに含み、
    (a)前記リーダーシートの粘着性部分は、初期接着レベルで、前記最上層のテープシートの前記露出した第1の主表面の上に配置されて接着され、(i)前記リーダーシートの前記粘着性部分は、すぐ下層のテープシートに第2の接着レベルで接着する前記最上層のテープシートの領域の少なくとも一部と接触し、(ii)前記初期接着レベルは前記第2の接着レベルよりも十分に高いため、前記リーダーシートが前記パッドから剥離されるときに、前記リーダーシートが前記最上層のテープシートから完全に剥離する前に、すぐ下層のテープシートに第2の接着レベルで接着する前記最上層のテープシートの前記領域が、すぐ下層のテープシートから剥離し、
    (b)前記リーダーシートは非粘着性コーナー部分を含み、これが非粘着性プルタブを形成する、請求項1に記載のパッド。
  7. 小売り用に包装された、請求項1に記載のパッド。
  8. 前記より高い接着レベルの剥離力と、前記より低い接着レベルの剥離力との比が少なくとも1.5:1である、請求項1に記載のパッド。
  9. 前記差動剥離領域を覆う前記基材の前記第1の主表面上の低接着性バックサイズの層によって前記差動剥離領域が形成される、請求項1に記載のパッド。
  10. 前記テープシートが、前記差動剥離領域を覆う前記基材の前記第1の主表面上の上位剥離性低接着性バックサイズの層と、前記第1の主表面の残部を覆う前記基材の前記第1の主表面上の基本低接着性バックサイズの層とをさらに含む、請求項2に記載のパッド。
  11. 前記テープシートが、前記基材の前記第1の主表面上の低接着性バックサイズの層をさらに含み、前記低接着性バックサイズが、前記差動剥離領域を覆うインク受容性の第1の低接着性バックサイズのコーティングと、前記第1の主表面の残部を覆うインク受容性の第2の低接着性バックサイズのコーティングとであり、前記第1および第2の低接着性バックサイズは異なる剥離特性を有するため、各テープシート上の前記差動剥離領域と、各テープシート上の残りの領域との間で剥離力の差を生じさせるために有効となる、請求項1に記載のパッド。
  12. 前記テープシートが、前記基材の前記第1の主表面上に低接着性バックサイズの層をさらに含み、前記低接着性バックサイズの層は、前記差動剥離領域を覆う低接着性バックサイズの連続したコーティングと、前記第1の主表面の残部を覆う低接着性バックサイズの不連続なコーティングとであり、低接着性バックサイズの連続および不連続なコーティングを有する領域は異なる剥離特性を有するため、各テープシート上の前記差動剥離領域と、各テープシート上の残りの領域との間で剥離力の差を生じさせるために有効となる、請求項1に記載のパッド。
  13. 前記接着剤の層が、前記差動剥離領域を覆う第1の感圧接着剤のコーティングと、前記第2の主表面の残部を覆う第2の感圧接着剤のコーティングとであり、第1および第2の感圧接着剤は異なる接着レベルを有するため、各テープシート上の前記差動剥離領域と、前記第2の主表面の残部との間で剥離力の差を生じさせるために有効となる、請求項1に記載のパッド。
  14. 前記接着剤の層が、前記差動剥離領域を覆う感圧接着剤の不連続なコーティングと、前記領域の残りを覆う感圧接着剤の連続したコーティングとであり、感圧接着剤の連続および不連続なコーティングを有する領域は異なる接着レベルを有するため、各テープシート上の前記差動剥離領域と、前記第2の主表面の残部との間で剥離力の差を生じさせるために有効となる、請求項1に記載のパッド。
  15. 前記差動剥離領域が、前記基材の長さの2分の1未満および幅の2分の1未満で延在する、請求項1に記載のパッド。
  16. 前記差動剥離領域が、前記基材の幅の4分の1未満で延在する、請求項15に記載のパッド。
  17. 積層された複数のテープシートを含む接着テープシートの積層パッドであって、
    (a)前記テープシートは、
    (i)(A)互いに反対側の第1および第2の主表面と、(B)長手方向の長さと、(C)横方向の幅と、(D)差動剥離領域とを有する基材と、
    (ii)前記基材の前記第2の主表面上の接着剤の層とを含み、
    (b)一連のテープシートは、前記シートの異なる領域で位置を変える前記差動剥離領域を有するように構成および配置され、
    (c)より低い接着レベルで隣接するテープシートに接着される前記差動剥離領域を除けば、各テープシートの前記接着層は、より高い接着レベルで隣接するテープシートに剥離自在に接着され、
    上層のテープシートが90°を超える剥離角で取り出される場合、上層のテープシートが中間層のテープシートから完全に剥離する前に、すぐ下層のテープシートに前記より低い接着レベルで接着した中間層のテープシートの領域の、すぐ下層のテープシートからの剥離が常に起こるようにするために、前記差動剥離領域の位置決めと、前記より高いおよびより低い接着レベルの相対的剥離力とが有効となるパッド。
  18. 第1および第2の領域の間で交互に前記差動剥離領域が配置されるように、一連のテープシートが構成および配置される、請求項17に記載のパッド。
  19. 前記テープシートが、前記差動剥離領域を覆う前記基材の前記第1の主表面上の上位剥離性低接着性バックサイズの層と、前記第1の主表面の残部を覆う前記基材の前記第1の主表面上の基本低接着性バックサイズの層とをさらに含む、請求項17に記載のパッド。
  20. 上層のテープシートが135°を超える剥離角で取り出される場合、上層のテープシートが中間層のテープシートから完全に剥離する前に、すぐ下層のテープシートにより低い接着レベルで接着した中間層のテープシートの領域の、すぐ下層のテープシートからの剥離が常に起こるようにするために、前記差動剥離領域の位置決めと、前記より高いおよびより低い接着レベルの相対的剥離力とが有効となる、請求項17に記載のパッド。
  21. 積層された複数のテープシートを含む接着テープシートの積層パッドであって、
    (a)前記テープシートは、
    (i)(A)互いに反対側の第1および第2の主表面と、(B)長手方向の長さと、(C)横方向の幅と、(D)差動剥離領域とを有する基材と、
    (ii)前記基材の前記第2の主表面上の接着剤の層とを含み、
    (b)一連のテープシートは、前記シートの異なる領域で位置を変える前記差動剥離領域を有するように構成および配置され、
    (c)より低い接着レベルで隣接するテープシートに接着される前記差動剥離領域を除けば、各テープシートの前記接着層は、より高い接着レベルで隣接するテープシートに剥離自在に接着され、
    前記より高い接着レベルで中間層のテープシートがすぐ下層のテープシートと接着する前記領域内で、上層のテープシートが中間層のテープシートから完全に剥離する前に、すぐ下層のテープシートに前記より低い接着レベルで接着した中間層のテープシートの領域の、すぐ下層のテープシートからの剥離が常に起こるようにするために、前記差動剥離領域の位置決めと、前記より高いおよびより低い接着レベルの相対的剥離力とが有効となるパッド。
  22. 第1および第2の領域の間で交互に前記差動剥離領域が配置されるように、一連のテープシートが構成および配置される、請求項21に記載のパッド。
  23. 前記差動剥離領域が前記シート上の第1および第2のコーナーの間で交互に換わる、請求項22に記載のパッド。
  24. 前記テープシートが、前記差動剥離領域を覆う前記基材の前記第1の主表面上の上位剥離性低接着性バックサイズの層と、前記第1の主表面の残部を覆う前記基材の前記第1の主表面上の基本低接着性バックサイズの層とをさらに含む、請求項21に記載のパッド。
  25. 接着テープシートの積層パッドを取り出すためのディスペンサであって、
    (a)基部であって、(i)横断方向に間隔をおいて配置される第1および第2の主表面と、(ii)長さを画定する第1および第2の長手方向端部と、(iii)幅を画定する第1および第2の側面とを有する基部と、
    (b)前記基部の前記第1の長手方向端部と近接する、側方で対向する1対の側方タブであって、前記基部の前記第1の主表面から横断方向に間隔をおいて配置され、前記基部の前記側面から側方に向かって内側に延在し、そのため前記基部の前記第1の主表面上に延在する側方タブとを含み、
    (c)前記基部の前記第1の主表面の実質的に全体が露出されたままであるディスペンサ。
  26. 第1および第2の長手方向に延在する側壁であって、前記基部の前記第1および第2の側面からそれぞれ第1の横断方向に前記タブに向かって横断方向に突出する側壁をさらに含む、請求項25に記載のディスペンサ。
  27. 前記第1および第2の側壁が、前記基部の前記第2の長手方向端部を超える距離で長手方向に延在する、請求項26に記載のディスペンサ。
  28. 前記基部の幅の少なくとも90%を含む前記基部の前記第2の長手方向端部の中央部分には、横断方向に延在する突起物が存在しない、請求項25に記載のディスペンサ。
  29. 前記側壁が、第1の横断方向で前記基部の前記第1の主表面から5〜20mmの距離で横断方向に突出している、請求項26に記載のディスペンサ。
  30. 前記側壁が、第2の横断方向で前記タブから離れて、前記基部の前記第2の主表面から5〜20mmの距離で横断方向に突出している、請求項29に記載のディスペンサ。
  31. 前記基部の長さの50%未満で前記タブが長手方向に延在する、請求項25に記載のディスペンサ。
  32. 前記タブが、前記基部の前記第1の長手方向端部から長手方向に間隔をあけて配置される、請求項25に記載のディスペンサ。
  33. 前記タブが、前記基部の前記第1の長手方向端部から長手方向に約5〜20mmの距離で間隔をあけて配置される、請求項32に記載のディスペンサ。
  34. 前記タブのそれぞれが、前記基部の前記側面から内側に向けて、前記基部の幅の約10%〜30%の間の距離で横方向に延在する、請求項25に記載のディスペンサ。
  35. 前記タブが、前記基部の前記第1の主表面から横断方向に5〜20mmの距離で間隔をあけて配置される、請求項25に記載のディスペンサ。
  36. 前記タブのそれぞれが、(i)前記基部の前記第1の長手方向端部から長手方向に約5〜20mmの距離で間隔をあけて配置され、(ii)前記基部の長さの約30%未満で長手方向に延在し、(iii)前記基部の前記側面から内側に向けて、前記基部の幅の約10%〜30%の間の距離で横方向に延在し、さらに(iv)第1の横断方向で、前記基部の前記第1の主表面から横断方向に5〜20mmの距離で間隔をあけて配置される、請求項25に記載のディスペンサ。
  37. 接着テープシートの積層パッドを取り出すためのディスペンサであって、
    (a)基部であって、(i)横断方向に間隔をおいて配置される第1および第2の主表面と、(ii)長さを画定する第1および第2の長手方向端部と、(iii)幅を画定する第1および第2の側面とを有する基部と、
    (b)正反対で対向する1対の側方タブであって、第1のタブは、前記基部の前記第1の側面から延在して前記基部の前記第1の長手方向端部と近接し、第2のタブは、前記基部の前記第2の側面から延在して前記基部の前記第2の長手方向端部と近接する側方タブとを含み、前記タブは、前記基部の前記第1の主表面から横断方向に間隔をおいて配置され、前記基部の前記側面から内側に向かって横方向に延在し、そのため前記基部の第1の主表面の上に延在するディスペンサ。
  38. 第1および第2の長手方向に延在する側壁であって、前記基部の前記第1および第2の側面からそれぞれ第1の横断方向に前記タブに向かって横断方向に突出する側壁をさらに含む、請求項37に記載のディスペンサ。
  39. 前記側壁が、第1の横断方向で前記基部の前記第1の主表面から5〜20mmの距離で横断方向に突出している、請求項38に記載のディスペンサ。
  40. (i)前記第1のタブが、前記基部の前記第1の長手方向端部から長手方向に約5〜20mmの距離で間隔をあけて配置され、(ii)前記第2のタブが、前記基部の前記第2の長手方向端部から長手方向に約5〜20mmの距離で間隔をあけて配置され、(iii)前記第1および第2のタブのそれぞれが、前記基部の長さの30%未満で長手方向に延在し、(iv)前記第1および第2のタブのそれぞれが、前記基部の前記側面から内側に向けて、前記基部の幅の約10%〜30%の間の距離で横方向に延在し、そして(v)前記第1および第2のタブのそれぞれが、前記基部の前記第1の主表面から横断方向に5〜20mmの距離で間隔をあけて配置される、請求項37に記載のディスペンサ。
  41. 接着テープシートの積層パッドを取り出すためのディスペンサであって、
    (a)基部であって、(i)横断方向に間隔をおいて配置される第1および第2の主表面と、(ii)長さを画定する第1および第2の長手方向端部と、(iii)幅を画定する第1および第2の側面とを有する基部と、
    (b)前記基部の前記第1の長手方向端部と近接する、側方で対向する1対の側方タブであって、第1の横方向で前記基部の前記第1の主表面から横断方向に間隔をおいて配置され、前記基部の前記側面から側方に向かって内側に延在し、そのため前記基部の前記第1の主表面上に延在する側方タブとを含み、
    (c)上層のテープシートは、前記基部の前記第1の主表面と接着した接着テープシートの積層パッドから90°を超える剥離角で取り出されてもよいディスペンサ。
  42. 上層のテープシートが、前記基部の前記第1の主表面と接着した接着テープシートの積層パッドから135°を超える剥離角で取り出されてもよい、請求項41に記載のディスペンサ。
  43. 前記タブのそれぞれが、(i)前記基部の前記第1の長手方向端部から長手方向に約5〜20mmの距離で間隔をあけて配置され、(ii)前記基部の長さの約30%未満で長手方向に延在し、(iii)前記基部の前記側面から内側に向けて、前記基部の幅の約10%〜30%の間の距離で横方向に延在し、さらに(iv)第1の横断方向で、前記基部の前記第1の主表面から横断方向に約5〜20mmの距離で間隔をあけて配置される、請求項41に記載のディスペンサ。
  44. テープシートの積層パッドを含むディスペンサであって、
    (a)請求項25に記載のディスペンサと、
    (b)積層された複数のテープシートを含むテープパッドであって、
    (i)前記テープシートは、
    (A)(i)互いに反対側の第1および第2の主表面と、(ii)長手方向の長さと、(iii)横方向の幅と、(iv)基材の全長および全幅未満で延在する差動剥離領域とを有する基材と、
    (B)前記基材の前記第2の主表面上の接着剤の層とを含み、
    (ii)一連のテープシートは、前記シートの異なるコーナーで位置を変える前記差動剥離領域を有するように構成および配置され、
    (iii)より低い接着レベルで隣接するテープシートに接着される前記差動剥離領域を除けば、各テープシートの前記接着層は、より高い接着レベルで隣接するテープシートに剥離自在に接着され、
    (iv)上層のテープシートが中間層のテープシートから完全に剥離する前に、すぐ下層のテープシートに前記より低い接着レベルで接着した中間層のテープシートの領域の、すぐ下層のテープシートからの剥離が常に起こるようにするために、前記より高いおよびより低い接着レベルの相対的剥離力が有効となるテープパッドとを含み、
    (c)前記テープパッドは、第1のタブの少なくとも一部の下に位置する第1のコーナーの少なくとも一部と、第2のタブの少なくとも一部の下に位置する第2のコーナーの少なくとも一部とにおいて、前記基部の前記第1の主表面と接着され、それによって、前記シートが取り出されるときに、第1および第2のタブの間で交互に前記差動剥離領域の位置が変化する、テープシートの積層パッドを含むディスペンサ。
  45. 第1および第2のコーナーの間で交互に前記差動剥離領域が配置されるように、一連のテープシートが構成および配置される、請求項44に記載のテープシートの積層パッドを含むディスペンサ。
  46. (i)前記基材が対向する第1および第2の長手方向端部を有し、(ii)前記第1および第2のコーナーが共通の長手方向端部に沿って配置される、請求項45に記載のテープシートの積層パッドを含むディスペンサ。
  47. 前記テープシートが、前記差動剥離領域を覆う前記基材の前記第1の主表面上の上位剥離性低接着性バックサイズの層と、前記第1の主表面の残部を覆う前記基材の前記第1の主表面上の基本低接着性バックサイズの層とをさらに含む、請求項44に記載のテープシートの積層パッドを含むディスペンサ。
  48. テープシートの積層パッドを含むディスペンサであって、
    (a)請求項33に記載のディスペンサと、
    (b)積層された複数のテープシートを含むテープパッドであって、
    (i)前記テープシートは、
    (A)(i)互いに反対側の第1および第2の主表面と、(ii)長手方向の長さと、(iii)横方向の幅と、(iv)基材の長さの2分の1未満および幅の2分の1未満で延在する差動剥離領域とを有する基材と、
    (B)前記基材の前記第2の主表面上の接着剤の層とを含み、
    (ii)一連のテープシートは、前記シートの異なるコーナーで位置を変える前記差動剥離領域を有するように構成および配置され、
    (iii)より低い接着レベルで隣接するテープシートに接着される前記差動剥離領域を除けば、各テープシートの前記接着層は、より高い接着レベルで隣接するテープシートに剥離自在に接着され、
    (iv)上層のテープシートが中間層のテープシートから完全に剥離する前に、すぐ下層のテープシートに前記より低い接着レベルで接着した中間層のテープシートの領域の、すぐ下層のテープシートからの剥離が常に起こるようにするために、前記より高いおよびより低い接着レベルの相対的剥離力が有効となるテープパッドとを含み、
    (c)前記テープパッドは、タブの少なくとも一部の下に位置する各差動剥離領域の少なくとも一部において、前記基部の前記第1の主表面と接着される、テープシートの積層パッドを含むディスペンサ。
  49. (i)第1および第2のコーナーの間で交互に前記差動剥離領域が配置されるように、一連のテープシートが構成および配置され、(ii)前記テープパッドは、第1のタブの少なくとも一部の下に位置する第1のコーナーの少なくとも一部と、第2のタブの少なくとも一部の下に位置する第2のコーナーの少なくとも一部とにおいて、前記基部の前記第1の主表面と接着され、それによって、前記シートが取り出されるときに、第1および第2のタブの間で交互に前記差動剥離領域の位置が変化する、請求項48に記載のパッド。
  50. 前記テープパッドが、前記ディスペンサの前記第2の長手方向端部のまわりで折り曲げられ、前記テープパッドの一部が前記基部の前記第2の主表面と接着される、請求項44に記載のテープシートの積層パッドを含むディスペンサ。
  51. 前記テープパッドが、前記ディスペンサの前記第2の長手方向端部のまわりで折り曲げられ、前記テープパッドの一部が前記基部の前記第2の主表面と接着される、請求項45に記載のテープシートの積層パッドを含むディスペンサ。
  52. 前記テープパッドが、前記ディスペンサの前記第2の長手方向端部のまわりで折り曲げられ、前記テープパッドの一部が前記基部の前記第2の主表面と接着される、請求項46に記載のテープシートの積層パッドを含むディスペンサ。
  53. 前記テープパッドが、前記ディスペンサの前記第2の長手方向端部のまわりで折り曲げられ、前記テープパッドの一部が前記基部の前記第2の主表面と接着される、請求項47に記載のテープシートの積層パッドを含むディスペンサ。
  54. 前記テープパッドが、前記ディスペンサの前記第2の長手方向端部のまわりで折り曲げられ、前記テープパッドの一部が前記基部の前記第2の主表面と接着される、請求項48に記載のテープシートの積層パッドを含むディスペンサ。
  55. テープシートの積層パッドを含むディスペンサであって、
    (a)請求項25に記載のディスペンサと、
    (b)積層された複数のテープシートを含むテープパッドであって、
    (i)前記テープシートは、
    (A)(i)互いに反対側の第1および第2の主表面と、(ii)長手方向の長さと、(iii)横方向の幅と、(iv)差動剥離領域とを有する基材と、
    (B)前記基材の前記第2の主表面上の接着剤の層とを含み、
    (ii)一連のテープシートは、前記シートの異なるコーナーで位置を変える前記差動剥離領域を有するように構成および配置され、
    (iii)より低い接着レベルで隣接するテープシートに接着される前記差動剥離領域を除けば、各テープシートの前記接着層は、より高い接着レベルで隣接するテープシートに剥離自在に接着され、
    (iv)前記第1の接着レベルで中間層のテープシートがすぐ下層のテープシートと接着する前記領域内で、上層のテープシートが中間層のテープシートから完全に剥離する前に、すぐ下層のテープシートに前記より低い接着レベルで接着した中間層のテープシートの領域の、すぐ下層のテープシートからの剥離が常に起こるようにするために、前記差動剥離領域の位置決めと、前記より高いおよびより低い接着レベルの相対的剥離力とが有効となり、
    前記テープパッドは、第1のタブの少なくとも一部の下に位置する前記パッドの第1の領域内の前記差動剥離領域の少なくとも一部と、第2のタブの少なくとも一部の下に位置する前記パッドの第2の領域中の前記差動剥離領域とにおいて、前記基部の前記第1の主表面と接着され、それによって、前記シートが取り出されるときに、少なくとも第1および第2のタブの間で交互に前記差動剥離領域の位置が移動する、テープシートの積層パッドを含むディスペンサ。
  56. 第1および第2のコーナーの間で交互に前記差動剥離領域が配置されるように、一連のテープシートが構成および配置される、請求項55に記載のテープシートの積層パッドを含むディスペンサ。
  57. (i)前記基材が対向する第1および第2の長手方向端部を有し、(ii)前記第1および第2のコーナーが共通の長手方向端部に沿って配置される、請求項56に記載のテープシートの積層パッドを含むディスペンサ。
  58. 積層された複数の接着テープシートの積層パッドから接着テープシートを取り出す方法であって、(i)各テープシートがより低い接着レベルですぐ下層のテープシートに接着される、実質的に直線状の内部境界を有する前記差動剥離領域を除けば、各テープシートはより高い接着レベルですぐ下層のテープシートに剥離自在に接着され、(ii)前記パッドは、少なくとも(A)上層のテープシートと、(B)前記上層のテープシートのすぐ下にある中間層のテープシートと、(C)前記中間層のテープシートのすぐ下にある下層のテープシートとを含み、前記方法は、
    (a)前記中間層のテープシートと前記下層のテープシートとの間の前記差動剥離領域の実質的に直線状の前記内部境界とは平行にならない剥離方向で、前記上層のテープシートが前記中間層のテープシートから剥離されるように、前記上層のテープシートが前記パッドから引き離されるステップと、
    (b)(i)前記中間層のテープシートと前記下層のテープシートとの間の前記差動剥離領域上における、前記中間層のテープシートの前記下層のテープシートからの剥離と、(ii)前記上層のテープシートの前記中間層のテープシートからの完全な分離とが連続して起こるように、前記上層のテープシートが前記パッドから引き離され続けるステップとの連続するステップを含む方法。
  59. 積層された複数の接着テープシートの積層パッドから接着テープシートを取り出す方法であって、(i)前記テープシートがより低い接着レベルですぐ下層のテープシートに接着される前記差動剥離領域を除けば、各テープシートはより高い接着レベルですぐ下層のテープシートに剥離自在に接着され、(ii)前記パッドは、少なくとも(A)上層のテープシートと、(B)前記上層のテープシートのすぐ下にあり長さおよび幅を有する中間層のテープシートと、(C)前記中間層のテープシートのすぐ下にある下層のテープシートとを含み、前記方法は、
    (a)前記上層のテープシートが前記中間層のテープシートから剥離されるように、前記上層のテープシートが前記パッドから引き離されるステップと、
    (b)(i)前記中間層のテープシートのある領域の、前記下層のテープシートからの剥離であって、剥離する領域は、前記中間層のテープシートの全長未満および全幅未満に延在する剥離と、(ii)前記上層のテープシートの前記中間層のテープシートからの完全な分離とが連続して起こるように、前記上層のテープシートが前記パッドから引き離され続けるステップとの連続するステップを含む方法。
  60. 前記中間層のテープシートと前記下層のテープシートとの間の前記剥離領域が、前記中間層のテープシートの長さの2分の1未満および幅の2分の1未満で延在する、請求項58に記載の方法。
  61. 積層された複数の接着テープシートの積層パッドから接着テープシートを取り出す方法であって、(i)前記パッドが長手方向の長さを画定する第1および第2の長手方向端部を有し、(ii)前記パッドの共通の長手方向端部を共有する連続するテープシートの第1および第2のコーナーに交互に配置される差動剥離領域であって、各テープシートがより低い接着レベルですぐ下層のテープシートと接着する差動剥離領域を除けば、各テープシートはより高い接着レベルですぐ下層のテープシートに剥離自在に接着され、(iii)前記パッドは、少なくとも(A)上層のテープシートと、(B)前記上層のテープシートのすぐ下にある中間層のテープシートと、(C)前記中間層のテープシートのすぐ下にある下層のテープシートとを含み、前記方法は、
    (a)前記パッド中の1つ1つのテープシートで同じ長手方向に進行する剥離方向で、前記上層のテープシートの前記中間層のテープシートからの剥離が進行するように、前記上層のテープシートが前記パッドから引き離されるステップと、
    (b)(i)前記中間層のテープシートと前記下層のテープシートとの間の前記差動剥離領域上における、前記中間層のテープシートの前記下層のテープシートからの剥離と、(ii)前記上層のテープシートの前記中間層のテープシートからの完全な分離とが連続して起こるように、前記上層のテープシートが前記パッドから引き離され続けるステップとの連続するステップを含む方法。
  62. 積層された複数の接着テープシートの積層パッドから接着テープシートを取り出す方法であって、(i)各テープシートがより低い接着レベルですぐ下層のテープシートに接着される前記差動剥離領域を除けば、各テープシートはより高い接着レベルですぐ下層のテープシートに剥離自在に接着され、(ii)前記パッドは、少なくとも(A)上層のテープシートと、(B)前記上層のテープシートのすぐ下にある中間層のテープシートと、(C)前記中間層のテープシートのすぐ下にある下層のテープシートとを含み、前記方法は、
    (a)90°を超える剥離角で上層のテープシートの中間層のテープシートからの剥離が進行するように、上層のテープシートがパッドから引き離されるステップと、
    (b)(i)前記中間層のテープシートと前記下層のテープシートとの間の前記差動剥離領域上における、前記中間層のテープシートの前記下層のテープシートからの剥離と、(ii)前記上層のテープシートの前記中間層のテープシートからの完全な分離とが連続して起こるように、90°を超える剥離角で前記上層のテープシートが前記パッドから引き離され続けるステップとの連続するステップを含む方法。
  63. 135°を超える剥離角で前記上層のテープシートが前記パッドから引き離される、請求項62に記載の方法。
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