JP2005506256A - 航空貨物輸送用の折り畳み式コンテナ - Google Patents

Abstract

開示されているのは、底面パネル(1)、カバーパネル(2)、そして前記底面パネルおよび前記カバーパネルに取り外し可能に連結された４枚の側壁(3,4)からなる航空貨物輸送用の折り畳み式コンテナである。底面パネルおよびカバーパネルは、コンテナが折り畳みポジションにあるときには、両者の間に４枚の側壁を保持した状態で互いに近接する。底面パネルは、二つの向き合う第１縁部(6)に形部材(7)を備える。この形部材は、カバーパネルの二つの対応する向き合う第１縁部(8)の相補的な形部材(9)に、前記形部材を互いに長手方向に移動させることで挿入可能である。そして、二つの第１の向き合う側壁(3)は、その水平縁部に形部材(10,11)を備える。この形部材は、底面パネルおよびカバーパネルの対応する形部材に対して相補的である。そして、前記第１の向き合う側壁は、その垂直縁部に形部材(12)を備える。この形部材は、対応する垂直側壁(4)の相補的な形部材に、前記形部材を互いに縦方向に移動させることで挿入可能である。

Description

【技術分野】
【０００１】
本発明は航空貨物輸送用の折り畳み式コンテナに関する。この折り畳み式コンテナは、底面パネルと、カバーパネルと、前記底面パネルおよび前記カバーパネルに取り外し可能に連結された４枚の側壁と、からなる。底面パネルおよびカバーパネルは、コンテナが折り畳みポジションにあるときには、その間に４枚の側壁を保持して互いに近接する。
【背景技術】
【０００２】
完全な展開ポジションにおいては、上記コンテナはある輸送体積を有し、それは航空機の貨物スペースの標準的な寸法に概ね適合するものとなる。コンテナは使用されていないとき折り畳むことができるが、そうしたポジションにおいては、底面パネルおよびカバーパネルは互いに近接し、両者の間に４枚の側壁を保持する。この折り畳みポジションでは、コンテナの輸送体積は最小となる。本発明に関連するタイプの公知のコンテナは、国際特許出願明細書に開示されている（特許文献１参照）。
【特許文献１】
WO 01/05668
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
本発明の目的は、現行タイプの折り畳み式コンテナをさらに改良することである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
この目的を達成するため、本発明による折り畳み式コンテナは、底面パネルが二つの向き合う第１縁部に形部材(profiled member)を備え、この形部材は、形部材同士を互いに長手方向に移動させることで、カバーパネルの二つの対応する向き合う第１縁部の相補的な(complementary)形部材内に挿入可能であり、２枚の第１の向き合う側壁はその水平縁部に形部材を備え、この形部材は底面パネルおよびカバーパネルの対応する形部材に対して相補的であり、第１の向き合う側壁はその垂直縁部に形部材を備え、この形部材は、形部材同士を互いに縦方向に移動させることで、２枚の第２の向き合う側壁の対応する垂直縁部の相補的な形部材内に挿入可能であることを特徴とする。
【０００５】
完全な折り畳み状態では、４枚の側壁は底面パネルとカバーパネルとの間に保持され、底面パネルは、カバーパネルの相補的な形部材にその前記形部材が係合する。底面パネルとカバーパネルとの前記連結は、２枚のパネルを相互に動かすことでなされる。コンテナが完全な折り畳みポジション（すなわち使用ポジション）となるとき、底面パネルはカバーパネルからスライドする。その後、２枚の第１側壁の形部材は、底面パネルの第１縁部の形部材内に侵入する。次に、第２側壁の垂直縁部の形部材は、第１側壁の垂直縁部の形部材内に侵入する。最後に、カバーパネルは第１側壁の上側水平形部材内に侵入可能となり、その結果、コンテナは概ね使用準備が整う。
【０００６】
本発明の構造について、「折り畳み式(collapsible)」という用語は、コンテナが、ヒンジを中心として折り畳むことができる部品を具備することを意味しないことに注意すべきである。この用語は、比較的小さなスペースを占めるポジション（「折り畳みポジション」）から、大きな体積を占めるポジション（「展開ポジション」）へとコンテナが変形できることを示すのにだけ使用されている。
【０００７】
相補的な形部材間の係合的相互作用の結果（ここでは隣接する部品間の長手方向の動きが生じる）、折り畳み式コンテナの、あるポジションから他のポジションへの変形が、極めて迅速かつ簡単な手法でなされる。特殊工具は必要なく、使用者側にも専門家的知識は必要とされない。
【０００８】
本発明によるコンテナの好ましい実施形態では、ロック手段が、完全な折り畳みポジション（底面パネルとカバーパネルとの対応する形部材間の係合）にある、あるいは完全な展開ポジション（底面パネルおよびカバーパネルと第１側壁との対応する形部材間の係合、そして第１および第２側壁の対応する形部材間の係合）にあるコンテナの構成部品を相互連結するのに用いられる。
【０００９】
そうしたロック手段を使用した結果、コンテナの内容物（航空貨物）は、それが完全な展開ポジションにあるときには窃盗から保護される。法的に認められた人物のみがロック手段を取り外すことができる。そうしたロック手段は、コンテナが折り畳みポジションにあるときでも同様に有用な目的に役立つ。それは、コンテナの部品の窃盗を抑止できるからである。
【００１０】
そうしたロック手段は、一方側の底面パネルおよび他方側の対応する第２側壁が、第２縁部の一方および底面パネルと逆向きの水平縁部にそれぞれ同一の形部材を備え、一方、カバーパネルは対応する第２縁部に形部材を同様に備え、ロックストリップは、底面パネルおよびカバーパネルの形部材内に（折り畳みポジションで）、あるいは第２側壁およびカバーパネルの形部材内に（展開ポジションで）挿入可能な、対応する、相補的な形部材を備え、このロックストリップには、当該ロックストリップをその挿入ポジションでロックするためのロック機構を設けることによって実現できる。
【００１１】
コンテナ内に４枚の側壁が置かれた状態で、上述したようにして、カバーパネルが底面パネル上をスライドさせられた後、あるいはカバーパネルが底面パネルと組み合わされた後、ロックストリップは最終的に前記形部材内に挿入される。それゆえ、いわば閉塞部材として機能する。ロックストリップは、それが取り付けられたとき、カバーパネルが底面パネルに対して動いて、コンテナが分解してしまうのを抑止する。ロックストリップ自身は、前記ロック機構によって取り外せないように固定される。
【００１２】
ロックストリップのロックは有利な方法で、すなわち、ロック機構はキーによって操作されるロックピンを具備し、ロックポジションにおいては、ロックピンがロックストリップとコンテナにおける隣接部分とを連結することによって行える。コンテナにおける隣接する部分に対するロックストリップの移動は、ロックピンがロックポジションにある状態では不可能である。したがってコンテナを分解するために、カバーパネルを底面パネルに対して（あるいは側壁に対して）動かすこともできない。ロックストリップは、キーによってロックピンがリリースポジションへ移動させられるまで取り外すことができない。その後、カバーパネルおよびおそらく側壁は分離可能となり、ゆえにコンテナを解体できるようになる。しかも、もし望むのであれば、それを折り畳みポジションとすることもできる。
【００１３】
前記キー、したがってロック機構は、完全に機械的なユニットとして設計される。しかしながら、完全に、あるいは部分的に電気的な、あるいは電子的なユニットとして設計されてもよい。それが提供するあらゆる可能性を備えたスマートチップ(smart chip)の使用は可能な範囲にある。これに関係して、いかなるときでもコンテナの位置を、たとえばＧＰＳによって確認できる追跡機能の一体化が考えられる。
【００１４】
先に、互いに長手方向に移動可能な係合する形部材の使用について説明した。しかしながら他の可能性によれば、カバーパネルはその後方の第２縁部（展開のための動きの方向に見られる）に形部材を備え、この形部材は、底面パネルの対応する形部材あるいは対応する第２側壁の上側水平縁部にフック係合可能である。カバーパネルが、第１縁部のその形部材によって、底面パネルの、あるいは第２側壁の対応する形部材内を動くとき、形部材は、当該底面パネルあるいは第２側壁の前記対応する形部材と直角に係合する。その結果、このポジション（展開ポジションの折り畳みポジション）にあるコンテナの完全性がさらに改善される。
【００１５】
先に、４枚の側壁を有するコンテナについて説明したが、この構造においては、各側壁を少なくとも二つの側壁片から構成できることに注意すべきである。第１側壁の側壁片が、その隣接する水平縁部に対応する形部材を備える場合、たとえば、その形部材はその長手方向に互いに嵌入でき、側壁片はいわば側壁自身の縮小スケールコピーを形成する。全ての側壁片を使用しない場合には、小さな高さ寸法を有するコンテナを形成できる。この方法では、その高さを意図する目的に適合させることが可能なコンテナが得られる。
【００１６】
コンテナはさらに、クイックアクション継ぎ手をその底面パネルに備えていてもよい。これは、貨物スペース（航空機の貨物スペースのような）内に存在する固定手段に連結が可能である。この方法では、コンテナをきわめて迅速に設置することが、あるいは取り外すことができる。
【００１７】
本発明によるコンテナは、その折り畳み体積とその完全な展開体積との比率が有利なものとなる。ある特定の場合、前記比率は１：７である。好適な材料（上記特許文献１に記載された材料のような）が使用されたときに、コンテナ自重と積載物重量との有利な比率を実現することがさらに可能である（実際の適用では前記比率は１：１６である）。
【００１８】
本発明によるコンテナの主要な利点の一つは、いわゆるそのマルチモード(multi-modal)特性である。すなわち貨物は、ドアからドアへと、異なる輸送手段（トラック、列車、船および飛行機）を用いて、貨物を詰め替えることなく輸送できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１９】
以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく説明する。この図面は、本発明によるコンテナの実施形態を示している。
【００２０】
図１は、本発明による航空貨物輸送用の折り畳み式コンテナの実施形態を概略的に示す斜視組立分解図である。概ね前記コンテナは以下の構成要素、すなわち底面パネル１、カバーパネル２、２枚の第１側壁３および２枚の第２側壁４からなる。さらに、ロックストリップ５も示されている。
【００２１】
底面パネル１は、その二つの向き合う第１縁部６に形部材７を備える。この形部材７の一例は、図２の断面図に示されている。カバーパネル２は、二つの対応する向き合う第１縁部８に形部材９を備える（図３の断面図参照）。この形部材９は、形部材７に対して相補的なものである。
【００２２】
２枚の向き合う第１側壁３は、その下側水平縁部に形部材１０を備える。この形部材１０は図３の形部材９に類似する。前記第１側壁３は、その上側水平縁部に形部材１１を備える。この形部材１１は形部材７に類似する。
【００２３】
その垂直縁部においては、第１側壁３は形部材１２を備える。それはたとえば形部材７に類似する。その場合には、第２側壁４の対応する垂直縁部は、たとえば形部材９に類似する形部材を備える。しかしながら、形部材１２および１３として、異なる断面を採用することも可能である。だが、この断面は相互に相補的なものとなる。
【００２４】
相補的な形部材（この場合、形部材７および１０、形部材９および１１、形部材１２および１３の係合対）間の係合的相互作用は、互いに長手方向に動かすことで、前記形部材同士を嵌め合わせることができるようなものである。
【００２５】
底面パネル１は、その第２縁部１４に形部材１５を備える。対応する第２側壁４は、底面パネル１と逆向きの、その上側水平縁部に類似の形部材１５を備える。前記形部材１５は、たとえば形部材７と全く同一に形成されてもよい。
【００２６】
カバーパネル２は、その対応する横方向縁部に形部材１６を備える。この形部材は、たとえば、形部材９と全く同じに形成される。
【００２７】
ロックストリップ５は、その水平上側縁部に形部材１７を備える。この形部材は、形部材１６に対して相補的なものである。一方、ロックストリップ５の水平下側縁部は、底面パネル１および第２側壁４の形部材１５に対して相補的な形部材１８を備える。
【００２８】
形部材１６と形部材１７との間、および形部材１５と形部材８との間の係合的相互作用は、それぞれ、当該形部材の長手方向の相対的な移動を可能にするような方法でなされる（その移動の間、ロックストリップ５が動かされる）。
【００２９】
図１に示されるコンテナの構成部品は、いわゆる折り畳みポジション（コンテナの体積が小さくなるポジション）となるよう組み合わせることができる。このポジションでは、側壁３および側壁４は、底面パネル１とカバーパネル２との間にフラットに横たわる。そしてカバーパネル２は、底面パネル１の形部材７内にその形部材９が係合する。そうしたポジションは図４Ａに示される。一方、図４Ｂでは、ロックストリップ５が、底面パネル１とカバーパネル２との間を、両者を連結するよう移動させられる。
【００３０】
図１に示されるコンテナの構成部品から出発すると、コンテナは、図４Ｃ〜４Ｇに示されるステップを実施することで、展開ポジション（航空貨物輸送用の使用ポジション）となることができる。底面パネル１（図４Ｃ）から出発すると、２枚の第１側壁３が前記底面パネル１の上で移動させられる（図４Ｄ）。ここで、形部材７と形部材１０とは噛み合い、そして一方が他方の内部に侵入する。その後（図４Ｅ）、２枚の第２側壁４のそれぞれが、第１側壁３同士の間で移動させられる（前記移動の間、形部材１２と形部材１３とは噛み合う）。次に、図４Ｆに見られるように、カバーパネル２の形部材９が、第１側壁３の形部材１１内に侵入させられる。最後に、ロックストリップ５がカバーパネル２と各第２側壁４との間に挿入される（ここで、形部材１５と形部材１８とが、そして形部材１６と形部材１７とがそれぞれ噛み合う）。こうして、図４Ｇに示すコンテナが得られる。
【００３１】
図４Ｇに示されるコンテナは、一体形側壁３，４を有する。側壁は、二つ以上の側壁片から構成されてもよいが、その結果として、より大きな高さ寸法を有するコンテナを形成できる。この場合、前記側壁片は望ましくは対応する形部材を備える。図４Ｅに示されるステップが実施された後、図４Ｈに示される状況になったとき、たとえば、２枚の第１側壁３’は再び第１側壁３の上でスライドできる(図４Ｉ)。この後、次なる第２側壁４’の対を付加することができる。これによって、図４Ｋに示されるような状況となる。この状況から出発すると、カバーパネル２を移し、かつロックストリップ５を付加することで（図４Ｌ）、より大きな高さ寸法を有するコンテナ(図４Ｍ)が得られる。側壁３，４および側壁３’，４’それぞれの選ばれた高さ寸法しだいで、そうした一連の手順は、所望の高さ寸法を有するコンテナが得られるまで何度でも繰り返すことができる。実際上の理由から、側壁の側壁片の数は、大体において２より大きくなることはない。
【００３２】
説明した実施形態では、カバーパネル２は、その後方（コンテナを展開するための動作の方向に見られる）の第２縁部１９（図１において左側に示す）に、フック形の形部材２０（図５参照）を備える。これは、上側パネル１の対応する形部材２１あるいは対応する第２側壁４（図１参照）の対応する形部材２１と係合可能である。この方法によれば、カバーパネル２と完全な折り畳みポジション(図４Ａ)にある底面パネル１との間の、あるいはカバーパネル２と完全な展開ポジション（図４Ｇあるいは図４Ｍ）にある隣接する側壁４との間の、さらなる連結を得ることができる。
【００３３】
また、側壁４の下側水平縁部も形部材２２を備えていてもよい（たとえば図６に示す）。これは、前記水平縁部と、形部材５，２１を備える底面パネル１の対応する縁部との間の連結を得ることを可能にする。この場合、形部材２２は、形部材１５あるいは形部材２１（これはたとえば形部材７，４に類似する）の上を、直交してスライドすることができる。
【００３４】
最後に、図７について言及するが、これはロックストリップ５の一部の拡大図である。ロックストリップ５は、操作可能なロックピン２３を含むロック機構を備える。このロックピンの操作は、たとえば、電子キー２４の形態でもよいキーによってなされる。ロックピン２３は、コンテナにおける隣接部分、この場合には、カバーパネル２における縁部８の凹部２５と係合可能である。ロックストリップ５がその正規のポジションまで移動させられた後、電子キー２４によって、ロックピン２３は凹部２５内のポジションにロックされる。必要なキーを所有する法的に認められた人物のみが、ロックストリップ５を動かすことができ、したがってコンテナを開けることが可能である。
【００３５】
本発明は上記実施形態に限定されるものではない。それは、請求範囲により特定される発明の範囲内で、さまざまに変形できる。
【図面の簡単な説明】
【００３６】
【図１】本発明によるコンテナの斜視概略組立分解図である。
【図２】形部材の断面図である。
【図３】他の形部材の断面図である。
【図４】小さな高さ寸法を有するコンテナ（Ａ−Ｇ）および大きな高さ寸法を有するコンテナ（Ｈ−Ｍ）の組立ステップの番号を示す図である。
【図５】フック形の形部材の断面図である。
【図６】さらに他の形部材の断面図である。
【図７】ロック部材を示す図である。
【符号の説明】
【００３７】
１ 底面パネル
２ カバーパネル
３ 第１側壁
４ 第２側壁
５ ロックストリップ
６ 第１縁部
７ 形部材
８ 第１縁部
９ 形部材
１０ 形部材
１１ 形部材
１２ 形部材
１３ 形部材
１４ 第２縁部
１５ 形部材
１６ 形部材
１７ 形部材
１８ 形部材
１９ 第２縁部
２０ 形部材
２１ 形部材
２２ 形部材
２３ ロックピン
２４ 電子キー
２５ 凹部
３’ 第１側壁
４’ 第２側壁

Claims (8)

1. 底面パネルと、カバーパネルと、前記底面パネルおよび前記カバーパネルに対して取り外し可能に連結された４枚の側壁と、からなり、コンテナが折り畳みポジションにあるときには、前記底面パネルと前記カバーパネルとは、その間に４枚の前記側壁を保持して互いに近接する航空貨物輸送用の折り畳み式コンテナであって、
   前記底面パネルは二つの向き合う第１縁部に形部材を備え、この形部材は、形部材同士を互いに長手方向に移動させることで、前記カバーパネルの二つの対応する向き合う第１縁部の相補的な形部材内に挿入可能であり、
   ２枚の第１の向き合う側壁はその水平縁部に形部材を備え、この形部材は前記底面パネルおよび前記カバーパネルの対応する形部材に対して相補的であり、
   前記第１の向き合う側壁はその垂直縁部に形部材を備え、この形部材は、形部材同士を互いに縦方向に移動させることで、２枚の第２の向き合う側壁の対応する垂直縁部の相補的な形部材内に挿入可能であることを特徴とする航空貨物輸送用の折り畳み式コンテナ。
2. ロック手段が、完全な折り畳みポジション（前記底面パネルと前記カバーパネルとの対応する前記形部材間の係合）にある、あるいは完全な展開ポジション（前記底面パネルおよび前記カバーパネルと前記第１側壁との対応する前記形部材間の係合、そして前記第１および第２側壁の対応する前記形部材間の係合）にあるコンテナの構成部品を相互連結するのに用いられることを特徴とする請求項１に記載のコンテナ。
3. 一方側の前記底面パネルおよび他方側の対応する第２側壁は、前記第２縁部の一方および前記底面パネルと逆向きの水平縁部にそれぞれ同一の形部材を備え、一方、前記カバーパネルは対応する第２縁部に形部材を同様に備え、
   ロックストリップは、前記底面パネルおよび前記カバーパネルの前記形部材内に（折り畳みポジションで）、あるいは前記第２側壁および前記カバーパネルの前記形部材内に（展開ポジションで）挿入可能な、対応する、相補的な形部材を備え、このロックストリップは、当該ロックストリップをその挿入ポジションでロックするためのロック機構が設けられていることを特徴とする請求項２に記載のコンテナ。
4. 前記ロック機構はキーによって操作されるロックピンを具備し、ロックポジションにおいては、前記ロックピンは前記ロックストリップと前記コンテナにおける隣接部分とを連結することを特徴とする請求項３に記載のコンテナ。
5. 前記カバーパネルはその後方の第２縁部（展開のための動きの方向に見られる）に形部材を備え、この形部材は、前記底面パネルの対応する形部材あるいは前記対応する第２側壁の上側水平縁部にフック係合可能であることを特徴とする請求項１ないし請求項４のいずれか１項に記載のコンテナ。
6. 前記側壁それぞれは、少なくとも二つの側壁片からなることを特徴とする請求項１ないし請求項５のいずれか１項に記載のコンテナ。
7. 前記第１側壁の前記側壁片はその隣接する水平縁部に対応する形部材を備え、この形部材同士は、その長手方向に互いに嵌入可能であることを特徴とする請求項６に記載のコンテナ。
8. 前記底面パネルにはクイックアクション継ぎ手(quick-action couplings)が設けられていることを特徴とする請求項１ないし請求項７のいずれか１項に記載のコンテナ。