JP2005505228A - 始動回路を有する自動発振ブリッジ回路 - Google Patents
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Abstract
自動発振ブリッジ回路は、動作の開始時にスイッチの1つを最初に導通状態にするための始動回路を有する。この始動回路は、定常動作中、ブリッジスイッチのスイッチングに影響を及ぼさないような態様で構成される。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、
供給電圧源の極に接続するための第1の入力端子及び第2の入力端子と、
第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を有し、上記入力端子間で結合される第1の直列構成部と、
第1の容量性素子及び第2の容量性素子を有し、第1の直列構成部を分路する第2の直列構成部と、
第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との間の第1の端子と、第1の容量性素子と第2の容量性素子との間の第2の端子とを接続すると共に、負荷に接続するための接続端子を有する負荷回路と、
第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を交互に導通状態にしたり、非導通状態にしたりすると共に、負荷回路と、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子の制御電極との間で結合される制御手段と、
始動回路と、を具備する直流−交流変換器を有する、負荷を動作するための回路装置であって、
該始動回路が、
第3の容量性素子及びブレークダウン素子を有すると共に、制御電極と、第1のスイッチング素子の主電極の1つとの間に結合される第3の直列構成部と、
第3の容量性素子とブレークダウン素子との間の第3の端子に結合される2つのインピーダンスを有する第4の直列構成部と、を有する回路装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このような回路装置は、欧州特許出願公開公報第0294878号から知られる。既知の回路装置では、第4の直列構成部に含まれるインピーダンスが、オーミック抵抗器である。第4の直列構成部は、第1及び第2の入力端子を接続し、2つのオーミック抵抗器間の端子が、第3の端子に接続されている。動作される負荷は、ランプである。既知の回路装置が動作し始めるとき、第3の容量性素子が、第1の入力端子から、オーミック抵抗器、負荷回路及び第2の容量性素子の1つを通って、第2の入力端子へ流れる電流によって充電される。第3の容量性素子上の電圧が、ブレークダウン素子のブレークダウン電圧にほぼ等しい値に到達した場合、ブレークダウン素子は導通状態になり、第3の容量性素子が、ブレークダウン素子、制御電極及び第1のスイッチング素子の主電極を通って放電される。そのために、第1のスイッチング素子は導通状態になる。既知の回路装置では、第1のスイッチング素子は、動作中、供給電圧源の正極に接続されるスイッチング素子である。このことは、この第1のスイッチング素子が始動回路によりまず導通状態にされる場合に始動回路において必要な構成要素が、第2のスイッチング素子がまず導通状態にされる場合に必要な構成要素よりも少ないので有利である。それゆえ、回路装置の発振は、非常に信頼できる態様において、機能及び構成要素の制限された量のみを有する始動回路によって開始される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、既知の回路装置の欠点は、定常動作中、直流電圧が、第3の容量性素子上に存在し得るという事実である。このような直流電圧の存在は、第1のスイッチング素子の導通期間と、第2のスイッチング素子の導通期間との間の差によって生じ、より具体的には、スイッチング素子のデューティサイクルが40%を下回る場合に生じ得る。導通期間の間のこの差は、上記スイッチング素子の電気的特性の違いによってもやはり生じる。第3の容量性素子上の直流電圧は、定常動作中、第1のスイッチング素子のスイッチングに影響を及ぼす。より具体的には、双方のスイッチング素子が同時に導通状態になることが供給電圧の短絡を引き起こすリスクと、上記回路がまもなく発振を停止することが不安定性を引き起こすリスクとがある。
【0004】
本発明は、定常動作中、回路装置の機能を妨げないような、比較的に簡略かつ信頼できる始動回路を有する負荷を与えるための回路装置を供給することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
従って、冒頭段落に記載された回路装置は、第4の直列構成部が、第1の入力端子と第3の端子との間で結合されると共に、2つのインピーダンス間の第4の端子が、第2の端子に接続されることを特徴とする。
【0006】
本発明による回路装置が動作し始めるとき、第3の容量性素子は、第1の入力端子から、第4の直列構成部と、第3の容量性素子と、負荷回路と、第2の容量性素子とを通って、第2の入力端子へ流れる電流によって充電される。第3の容量性素子上の電圧が、ブレークダウン素子のブレークダウン電圧と実質的に等しい値に到達した場合、ブレークダウン素子は導通状態になり、第3の容量性素子が、ブレークダウン素子と、制御電極と、第1のスイッチング素子の主電極とを通って放電される。そのために、第1のスイッチング素子は導通状態にされ、この回路装置が発振し始める。このように、本発明による回路装置の始動回路は、この始動回路が比較的少ない量の構成要素のみを有するにもかかわらず、効果的な態様で回路装置の発振を開始する。定常動作中、スイッチング素子は、交互に導通状態にされたり、非導通状態にされたりする。この結果、実質的に方形波の電圧が、第1の端子に存在する。第2の端子には、第1の端子に存在する実質的に方形波の電圧の平均値にほぼ等しい振幅をもつ直流電圧が存在する。第1の端子は、第3の容量性素子及びインピーダンスの1つの直列構成部によって、第2の端子に接続される。この直列構成部上に存在する電圧の平均値は、ゼロに等しい。従って、第3の容量性素子上の電圧は、同じく実質的にゼロに等しい。この結果として、定常動作中、スイッチング素子のスイッチングは、始動回路によって悪影響を及ぼされない。
【0007】
第4の直列構成部に含まれる2つのインピーダンスがオーミック抵抗器である、本発明による回路装置の実施形態によって、良好な結果が得られた。
【0008】
更に、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子がバイポーラトランジスタである、本発明による回路装置の実施形態についても、良好な結果が得られた。
【0009】
本発明による回路装置の多くの実施形態において、第3の容量性素子を充電する電流の電流路の一部は、定常動作中、別の機能を果たす構成要素を通って流れることができる。これらの実施形態において、第3の容量性素子を充電する電流の電流路が完全であることを確実にするために、他の構成要素を備えた回路装置を具備することは必要でない。但し、本発明による回路装置の他の実施形態において、第3の容量性素子を充電するための電流路は、不完全であるか、又は非常に高い総インピーダンスを有するかの何れかである。この問題は、好ましくはオーミック抵抗器を有する第3のインピーダンスによって、第2のスイッチング素子を分路することによって解決できる。
【0010】
本発明による回路装置の実施形態は、以下の図面を参照して説明されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1では、C及びDは、それぞれ、供給電圧源の極に接続するための第1の入力端子及び第2の入力端子である。スイッチング素子7は第1のスイッチング素子を形成し、スイッチング素子6は第2のスイッチング素子を形成する。スイッチング素子7及びスイッチング素子6は、上記入力端子間で結合された第1の直列構成部を一緒に形成する。キャパシタ4及び11は、それぞれ、第1の容量性素子及び第2の容量性素子を形成する。キャパシタ4及び11の直列構成部は、第1の直列構成部を分路する第2の直列構成部を形成する。上記スイッチング素子間の第1の端子Aは、接続端子K1、キャパシタ37、接続端子K2及び一次巻線5の直列構成部によって、第1の容量性素子と第2の容量性素子との間の第2の端子Bに接続される。電極2及び3を備えた放電ランプ1は、接続端子K1及びK2に接続される。キャパシタ37は、オーミック抵抗器38によって分路される。キャパシタ39は、電極2、キャパシタ37及び電極3の直列構成部を分路する。放電ランプ1と、接続端子K1及びK2と、キャパシタ37及び39と、オーミック抵抗器38と、一次巻線5とは、負荷回路を一緒に形成する。スイッチング素子6は、オーミック抵抗器40によって分路される。オーミック抵抗器40は、第3のインピーダンスを形成する。符号21は、一次巻線5に磁気的に結合される二次巻線である。二次巻線21の一端は、第1の端子Aに接続される。二次巻線21は、インダクタ19及びキャパシタ20の直列構成部によって分路される。インダクタ19は、ツェナーダイオード30及び29並びにオーミック抵抗器28の直列構成部によって分路される。キャパシタ20は、オーミック抵抗器25並びにツェナーダイオード26及び27の直列構成部によって分路される。オーミック抵抗器25及びツェナーダイオード26の共通の端子は、スイッチング素子7の制御端子に接続される。入力端子C及びDは、オーミック抵抗器24及びバイポーラトランジスタ22の直列構成部によって接続される。バイポーラトランジスタ22のベース端子は、ダイオード10のアノードに接続される。ダイオード10のカソードは、インダクタ19及びキャパシタ20の共通の端子に接続される。入力端子Cは、オーミック抵抗器23によって、バイポーラトランジスタ22のベース端子に接続される。バイポーラトランジスタ22は、ダイオード22aによって分路される。抵抗器24及びバイポーラトランジスタ22の共通の端子は、スイッチング素子6の制御端子に接続される。スイッチング素子7の制御端子は、オーミック抵抗器31、サイリスタ32及びキャパシタ35の第3の直列構成部によって、第1の端子Aに接続される。キャパシタ35は、第3の容量性素子を形成する。サイリスタ32及びキャパシタ35の共通端子は、第3の端子Cを形成する。サイリスタ32は、ブレークダウン素子を形成する。第3の端子Eは、オーミック抵抗器33及び34の第4の直列構成部によって、第1の入力端子Cに接続される。オーミック抵抗器33、34及び31と、サイリスタ32と、キャパシタ35とは、始動回路を一緒に形成する。第1の直列構成部若しくは第2の直列構成部、又は始動回路の一部でない全ての構成要素は、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を交互に導通状態にしたり、非導通状態にしたりするための制御手段を一緒に形成する。
【0012】
図1に示される回路装置は、以下のように動作する。
【0013】
入力端子C及びDが、供給電圧源の極に接続された直後に、キャパシタ35は、第1の入力端子Cから、オーミック抵抗器33及び34と、キャパシタ35と、抵抗器40との直列構成部を介して、第2の入力端子Dへ流れる電流によって充電される。キャパシタ35が、サイリスタ32のブレークダウン電圧まで充電される場合、サイリスタ32は導通状態になる。キャパシタ35は、第3の端子Cから第1の端子Aへ、サイリスタ32と、オーミック抵抗器31と、スイッチング素子7の制御電極と、第1の端子Aに接続されるスイッチング素子7の主電極とを通って流れる電流によって放電する。この電流によって、スイッチング素子7がまず導通状態になるので、直流−交流変換器は発振し始める。
【0014】
発振中、制御手段は、スイッチング素子7及び6を交互に導通状態にしたり、非導通状態にしたりするので、実質的に方形波形の電圧が、第1の端子Aに存在する。第2の端子Bにおいては、第1の端子Aにおける方形波形の電圧の平均値とほぼ等しい振幅をもつ直流電圧が存在する。この結果として、第1の端子A及び第2の端子Bを接続するキャパシタ35及び抵抗器34の直列構成部上に存在する電圧の平均値は、実質的にゼロである。従って、キャパシタ35上の電圧が、同じく実質的にゼロであるので、いったん本回路装置が発振し始めるならば、キャパシタ35上の電圧は、スイッチング素子7のスイッチングに影響を及ぼさない。
【0015】
いったん発振が開始した場合の回路装置の動作は、欧州特許出願公開公報第0294878号に詳細に説明されており、それゆえ、本明細書では繰り返されないものとする。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】放電ランプが接続された、本発明による回路装置の実施形態である。
【0001】
本発明は、
供給電圧源の極に接続するための第1の入力端子及び第2の入力端子と、
第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を有し、上記入力端子間で結合される第1の直列構成部と、
第1の容量性素子及び第2の容量性素子を有し、第1の直列構成部を分路する第2の直列構成部と、
第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との間の第1の端子と、第1の容量性素子と第2の容量性素子との間の第2の端子とを接続すると共に、負荷に接続するための接続端子を有する負荷回路と、
第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を交互に導通状態にしたり、非導通状態にしたりすると共に、負荷回路と、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子の制御電極との間で結合される制御手段と、
始動回路と、を具備する直流−交流変換器を有する、負荷を動作するための回路装置であって、
該始動回路が、
第3の容量性素子及びブレークダウン素子を有すると共に、制御電極と、第1のスイッチング素子の主電極の1つとの間に結合される第3の直列構成部と、
第3の容量性素子とブレークダウン素子との間の第3の端子に結合される2つのインピーダンスを有する第4の直列構成部と、を有する回路装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このような回路装置は、欧州特許出願公開公報第0294878号から知られる。既知の回路装置では、第4の直列構成部に含まれるインピーダンスが、オーミック抵抗器である。第4の直列構成部は、第1及び第2の入力端子を接続し、2つのオーミック抵抗器間の端子が、第3の端子に接続されている。動作される負荷は、ランプである。既知の回路装置が動作し始めるとき、第3の容量性素子が、第1の入力端子から、オーミック抵抗器、負荷回路及び第2の容量性素子の1つを通って、第2の入力端子へ流れる電流によって充電される。第3の容量性素子上の電圧が、ブレークダウン素子のブレークダウン電圧にほぼ等しい値に到達した場合、ブレークダウン素子は導通状態になり、第3の容量性素子が、ブレークダウン素子、制御電極及び第1のスイッチング素子の主電極を通って放電される。そのために、第1のスイッチング素子は導通状態になる。既知の回路装置では、第1のスイッチング素子は、動作中、供給電圧源の正極に接続されるスイッチング素子である。このことは、この第1のスイッチング素子が始動回路によりまず導通状態にされる場合に始動回路において必要な構成要素が、第2のスイッチング素子がまず導通状態にされる場合に必要な構成要素よりも少ないので有利である。それゆえ、回路装置の発振は、非常に信頼できる態様において、機能及び構成要素の制限された量のみを有する始動回路によって開始される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、既知の回路装置の欠点は、定常動作中、直流電圧が、第3の容量性素子上に存在し得るという事実である。このような直流電圧の存在は、第1のスイッチング素子の導通期間と、第2のスイッチング素子の導通期間との間の差によって生じ、より具体的には、スイッチング素子のデューティサイクルが40%を下回る場合に生じ得る。導通期間の間のこの差は、上記スイッチング素子の電気的特性の違いによってもやはり生じる。第3の容量性素子上の直流電圧は、定常動作中、第1のスイッチング素子のスイッチングに影響を及ぼす。より具体的には、双方のスイッチング素子が同時に導通状態になることが供給電圧の短絡を引き起こすリスクと、上記回路がまもなく発振を停止することが不安定性を引き起こすリスクとがある。
【0004】
本発明は、定常動作中、回路装置の機能を妨げないような、比較的に簡略かつ信頼できる始動回路を有する負荷を与えるための回路装置を供給することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
従って、冒頭段落に記載された回路装置は、第4の直列構成部が、第1の入力端子と第3の端子との間で結合されると共に、2つのインピーダンス間の第4の端子が、第2の端子に接続されることを特徴とする。
【0006】
本発明による回路装置が動作し始めるとき、第3の容量性素子は、第1の入力端子から、第4の直列構成部と、第3の容量性素子と、負荷回路と、第2の容量性素子とを通って、第2の入力端子へ流れる電流によって充電される。第3の容量性素子上の電圧が、ブレークダウン素子のブレークダウン電圧と実質的に等しい値に到達した場合、ブレークダウン素子は導通状態になり、第3の容量性素子が、ブレークダウン素子と、制御電極と、第1のスイッチング素子の主電極とを通って放電される。そのために、第1のスイッチング素子は導通状態にされ、この回路装置が発振し始める。このように、本発明による回路装置の始動回路は、この始動回路が比較的少ない量の構成要素のみを有するにもかかわらず、効果的な態様で回路装置の発振を開始する。定常動作中、スイッチング素子は、交互に導通状態にされたり、非導通状態にされたりする。この結果、実質的に方形波の電圧が、第1の端子に存在する。第2の端子には、第1の端子に存在する実質的に方形波の電圧の平均値にほぼ等しい振幅をもつ直流電圧が存在する。第1の端子は、第3の容量性素子及びインピーダンスの1つの直列構成部によって、第2の端子に接続される。この直列構成部上に存在する電圧の平均値は、ゼロに等しい。従って、第3の容量性素子上の電圧は、同じく実質的にゼロに等しい。この結果として、定常動作中、スイッチング素子のスイッチングは、始動回路によって悪影響を及ぼされない。
【0007】
第4の直列構成部に含まれる2つのインピーダンスがオーミック抵抗器である、本発明による回路装置の実施形態によって、良好な結果が得られた。
【0008】
更に、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子がバイポーラトランジスタである、本発明による回路装置の実施形態についても、良好な結果が得られた。
【0009】
本発明による回路装置の多くの実施形態において、第3の容量性素子を充電する電流の電流路の一部は、定常動作中、別の機能を果たす構成要素を通って流れることができる。これらの実施形態において、第3の容量性素子を充電する電流の電流路が完全であることを確実にするために、他の構成要素を備えた回路装置を具備することは必要でない。但し、本発明による回路装置の他の実施形態において、第3の容量性素子を充電するための電流路は、不完全であるか、又は非常に高い総インピーダンスを有するかの何れかである。この問題は、好ましくはオーミック抵抗器を有する第3のインピーダンスによって、第2のスイッチング素子を分路することによって解決できる。
【0010】
本発明による回路装置の実施形態は、以下の図面を参照して説明されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1では、C及びDは、それぞれ、供給電圧源の極に接続するための第1の入力端子及び第2の入力端子である。スイッチング素子7は第1のスイッチング素子を形成し、スイッチング素子6は第2のスイッチング素子を形成する。スイッチング素子7及びスイッチング素子6は、上記入力端子間で結合された第1の直列構成部を一緒に形成する。キャパシタ4及び11は、それぞれ、第1の容量性素子及び第2の容量性素子を形成する。キャパシタ4及び11の直列構成部は、第1の直列構成部を分路する第2の直列構成部を形成する。上記スイッチング素子間の第1の端子Aは、接続端子K1、キャパシタ37、接続端子K2及び一次巻線5の直列構成部によって、第1の容量性素子と第2の容量性素子との間の第2の端子Bに接続される。電極2及び3を備えた放電ランプ1は、接続端子K1及びK2に接続される。キャパシタ37は、オーミック抵抗器38によって分路される。キャパシタ39は、電極2、キャパシタ37及び電極3の直列構成部を分路する。放電ランプ1と、接続端子K1及びK2と、キャパシタ37及び39と、オーミック抵抗器38と、一次巻線5とは、負荷回路を一緒に形成する。スイッチング素子6は、オーミック抵抗器40によって分路される。オーミック抵抗器40は、第3のインピーダンスを形成する。符号21は、一次巻線5に磁気的に結合される二次巻線である。二次巻線21の一端は、第1の端子Aに接続される。二次巻線21は、インダクタ19及びキャパシタ20の直列構成部によって分路される。インダクタ19は、ツェナーダイオード30及び29並びにオーミック抵抗器28の直列構成部によって分路される。キャパシタ20は、オーミック抵抗器25並びにツェナーダイオード26及び27の直列構成部によって分路される。オーミック抵抗器25及びツェナーダイオード26の共通の端子は、スイッチング素子7の制御端子に接続される。入力端子C及びDは、オーミック抵抗器24及びバイポーラトランジスタ22の直列構成部によって接続される。バイポーラトランジスタ22のベース端子は、ダイオード10のアノードに接続される。ダイオード10のカソードは、インダクタ19及びキャパシタ20の共通の端子に接続される。入力端子Cは、オーミック抵抗器23によって、バイポーラトランジスタ22のベース端子に接続される。バイポーラトランジスタ22は、ダイオード22aによって分路される。抵抗器24及びバイポーラトランジスタ22の共通の端子は、スイッチング素子6の制御端子に接続される。スイッチング素子7の制御端子は、オーミック抵抗器31、サイリスタ32及びキャパシタ35の第3の直列構成部によって、第1の端子Aに接続される。キャパシタ35は、第3の容量性素子を形成する。サイリスタ32及びキャパシタ35の共通端子は、第3の端子Cを形成する。サイリスタ32は、ブレークダウン素子を形成する。第3の端子Eは、オーミック抵抗器33及び34の第4の直列構成部によって、第1の入力端子Cに接続される。オーミック抵抗器33、34及び31と、サイリスタ32と、キャパシタ35とは、始動回路を一緒に形成する。第1の直列構成部若しくは第2の直列構成部、又は始動回路の一部でない全ての構成要素は、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を交互に導通状態にしたり、非導通状態にしたりするための制御手段を一緒に形成する。
【0012】
図1に示される回路装置は、以下のように動作する。
【0013】
入力端子C及びDが、供給電圧源の極に接続された直後に、キャパシタ35は、第1の入力端子Cから、オーミック抵抗器33及び34と、キャパシタ35と、抵抗器40との直列構成部を介して、第2の入力端子Dへ流れる電流によって充電される。キャパシタ35が、サイリスタ32のブレークダウン電圧まで充電される場合、サイリスタ32は導通状態になる。キャパシタ35は、第3の端子Cから第1の端子Aへ、サイリスタ32と、オーミック抵抗器31と、スイッチング素子7の制御電極と、第1の端子Aに接続されるスイッチング素子7の主電極とを通って流れる電流によって放電する。この電流によって、スイッチング素子7がまず導通状態になるので、直流−交流変換器は発振し始める。
【0014】
発振中、制御手段は、スイッチング素子7及び6を交互に導通状態にしたり、非導通状態にしたりするので、実質的に方形波形の電圧が、第1の端子Aに存在する。第2の端子Bにおいては、第1の端子Aにおける方形波形の電圧の平均値とほぼ等しい振幅をもつ直流電圧が存在する。この結果として、第1の端子A及び第2の端子Bを接続するキャパシタ35及び抵抗器34の直列構成部上に存在する電圧の平均値は、実質的にゼロである。従って、キャパシタ35上の電圧が、同じく実質的にゼロであるので、いったん本回路装置が発振し始めるならば、キャパシタ35上の電圧は、スイッチング素子7のスイッチングに影響を及ぼさない。
【0015】
いったん発振が開始した場合の回路装置の動作は、欧州特許出願公開公報第0294878号に詳細に説明されており、それゆえ、本明細書では繰り返されないものとする。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】放電ランプが接続された、本発明による回路装置の実施形態である。
Claims (5)
- 供給電圧源の極に接続するための第1の入力端子及び第2の入力端子と、
第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を有し、前記入力端子間で結合される第1の直列構成部と、
第1の容量性素子及び第2の容量性素子を有し、前記第1の直列構成部を分路する第2の直列構成部と、
前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子との間の第1の端子と、前記第1の容量性素子と前記第2の容量性素子との間の第2の端子とを接続すると共に、負荷に接続するための接続端子を有する負荷回路と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子を交互に導通状態にしたり、非導通状態にしたりすると共に、前記負荷回路と、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の制御電極との間で結合される制御手段と、
始動回路と、を具備する直流−交流変換器を有する、前記負荷を動作するための回路装置であって、
該始動回路が、
第3の容量性素子及びブレークダウン素子を有すると共に、前記制御電極と、前記第1のスイッチング素子の主電極の1つとの間に結合される第3の直列構成部と、
前記第3の容量性素子と前記ブレークダウン素子との間の第3の端子に結合される2つのインピーダンスを有する第4の直列構成部と、を有する回路装置において、
前記第4の直列構成部が、前記第1の入力端子と前記第3の端子との間で結合されると共に、前記2つのインピーダンス間の第4の端子が、前記第2の端子に接続されることを特徴とする回路装置。 - 前記第4の直列構成部に含まれる前記2つのインピーダンスが、オーミック抵抗器である、請求項1に記載の回路装置。
- 前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子が、バイポーラトランジスタである、請求項1又は2に記載の回路装置。
- 前記第2のスイッチング素子が、第3のインピーダンスによって分路される、請求項1に記載の回路装置。
- 前記第3のインピーダンスが、オーミック抵抗器を有する、請求項4又は5に記載の回路装置。
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