JP2005503849A - 座瘡治療 - Google Patents

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Abstract

皮膚を損傷させることなく少なくとも1本以上の毛(112)を少なくとも部分的に破壊する為、又は、代替的に、皮膚又は毛を損傷させることなく少なくとも1つの座瘡と関連のある組織を部分的に破壊する為に、パルス放射エネルギ(246)を使用して座瘡を治療する為に使用される方法及び装置(100)。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、熱によって座瘡を治療すること、特に、皮膚を損傷させることなく座瘡を改善又は根絶させるよう、選択的又は部分的に、毛包、皮脂腺、及び/又は座瘡に関連した他の組織を破壊する為に熱を加える方法に関する。
【背景技術】
【0002】
座瘡は、毛包脂腺における炎症性の疾病であり、面皰(すなわち黒面皰又は白面皰)、皮脂の生成、角質、及び細菌、特に座瘡プロピオンバクテリウム(P. acnes)は、毛包を閉塞させる物質によってできると考えられている。更に、座瘡プロピオンバクテリウムは、皮脂と角質とを、毛包において炎症を引き起こす物質に分解するものと考えられており、重症の場合には膿瘍又は嚢胞形成若しくは瘢痕の炎症を引き起こす。十代の若者や、成人、ときには55歳に至る大人にまで、座瘡は発症し得る。
【0003】
膏薬治療は、細菌を死滅させて肌を乾燥させた状態にする過酸化ベンゾイル、毛包内の汚物の除去を促進させるサリチル酸、及び毛包内の汚物を取り除き黒面皰及び白面皰の除去を促進させる硫黄を含む。レチノイドと呼ばれるビタミンA誘導体は、皮膚の剥がれや毛包内の汚物の除去を促進させる為に皮膚に塗布される。例えばアキュテインのような全身性の抗生物質及び/又はレチノイドは、一般に優れた効果をもたらすが、それ以上に深刻な副作用ももたらす為、座瘡の症状を悪化させてしまう。
【0004】
又、加熱ランプが、座瘡の症状を和らげる為に使用され、毛包内の汚物の除去及び感染部の排膿を促進させると考えられている。同様に、太陽光の長時間の照射や紫外線ランプの使用も座瘡の症状の改善を促進させるものとして知られている。
【0005】
先行技術における除毛処理によると(その開示が参照としてここに含まれる、TankvichのUS 5,425,728及びUS 5,226,907)、グラファイトの如き、光の波長を吸収する作用の高い汚染物質が、皮膚部に塗布される。そしてこの皮膚を、毛の組織の破壊に適したショートレーザパルスで照射する。この除毛を用いた方法では、汚染物質が皮膚を炎症させて現存の座瘡の症状を悪化させる為、座瘡治療には利用できないと考えられる。
【0006】
先行技術における別の除毛処理によると(その開示が参照としてここに含まれる、EckhouseのEPO 736308及びEPO 788814)、フィルタ処理された600nmから1300nmの間の波長の光が、ゲルが塗布された皮膚に照射され、毛に吸収されて当該毛を約70℃に加熱する。これによりこの毛の毛包は破壊される。従ってこの毛は破壊される。この皮膚に塗布されたゲルは、当該皮膚を熱損傷させないようにその温度をヒートシンクの如く保つ。このシステムでは座瘡の治療には言及していない。
【0007】
座瘡を治療する為の先行技術におけるシステム(その開示が参照としてここに含まれる、US Patent 5,540,660)では、座瘡を含んだ狭い領域内の患者の皮膚を照射する複数のLEDを使用する。ここに記載されたシステムには、治療中における皮膚の損傷を防ぐ為の対策がない。又一方、LEDの放射線レベルでは、熱は殆ど若しくは全く発生しない。
【0008】
その開示が参照としてここに含まれる、医師であるA.R. Shalitaなどの臨床応用報告Vol.9 No.1の”高強度で新しいナローバンドの青色光源を用いた座瘡のフォトクリーニング”には、フォトポリフェリンによって吸収される光であって、座瘡を治療する為の特定の帯域の光を使用することが記載されている。座瘡プロピオンバクテリウムにより生成される化学物質であるフォトポリフェリンが励起されると、座瘡プロピオンバクテリウムの幾つかの細菌は死滅する。この方法は特に座瘡を生み出した組織を対象としておらず、当該方法では8週間治療したにも関わらず60%のケースでしかその改善を実証できていない。
【0009】
選択的光熱治療は、1983年にAndersonとParrishにより発表されており、その開示が参照としてここに含まれるが(”選択的光熱治療:パルス放射線の選択的吸収による精密超微細手術”サイエンス, Vol. 220, pp, 524-527)、この治療により破壊された組織は、電磁放射線の幾つかの波長において光吸収作用が周辺組織に比べて著しく大きくなるという特徴を有する。パルス幅は、周辺の皮膚に対する熱損傷を防ぐ為に、対象の熱緩和時間程度に維持される。
【0010】
先行技術における別のシステム(その開示が参照としてここに含まれる、WO 99/449937)では、選択的な放射線吸収によって皮脂腺のような脂質の多い組織を直接加熱する。これにより毛包及び座瘡の如き関連組織は破壊される。皮膚を損傷させない為にその皮膚には低温剤が塗布される。この低温剤は、非選択性であるが故に、毛包脂腺栓子を冷却して座瘡部位の排膿を妨げる恐れがある。脂質の多い組織によって吸収された熱は、毛包に伝わって当該毛包の毛を破壊する可能性がある。
【0011】
光熱治療に基づいた先行技術の除毛システムは、その開示が参照としてここに含まれる、US Patent 6,187,001に示されている。この方法では、皮膚と毛の温度は、放射エネルギによって上昇される。このとき熱は、皮膚の外側の空気から毛を介して毛包に伝わって当該毛包を破壊する。皮膚と毛に対する最初の加熱は、毛包への伝熱路となる毛を破壊する為に必要とされる時間及び加熱の強さが軽減されたものであり、周辺組織を熱損傷させないようにそれらの温度を上昇させる。治療可能な組織には、出産班や、ポートワイン母班、クモ状静脈、静脈瘤が含まれる。この特許では、座瘡の治療に使用することが示唆されていない。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の幾つかの実施形態の一側面によれば、座瘡の治療において、熱は、毛を介して当該毛の毛包に伝わって当該毛包を破壊して座瘡を減少又は消散させる。
【0013】
代替的又は追加的に、熱は、毛を介して当該毛の毛包及び/又は少なくとも1つの座瘡と関連のある組織に伝わって当該毛包及び/又は当該組織を破壊し、座瘡を減少又は消散させる。座瘡と関連のある組織には、毛包脂腺に限らず、乳頭突起、座瘡プロピオンバクテリウムのような細菌、座瘡嚢胞又は結節、座瘡丘疹、座瘡小嚢胞、毛胞内の角質増殖症、閉面皰(白面皰)又は開面皰(黒面皰)を含んだ毛包脂腺の閉塞物、偽性毛嚢炎(根の深い毛)、汗腺、汗腺管及び出血性毛包内栓子が含まれる。
【0014】
毛は、通常、放射線又は皮膚の外側から伝えられた熱によって加熱される。本発明の幾つかの実施形態によれば、例えば上述したUS Patent 6,187,001で参照されるように、熱は、皮膚外側の空気から少なくとも一部は毛に伝わる。
【0015】
例示的な実施形態では、例えばパルス放射エネルギを使用することによって、毛による当該毛の毛包への伝熱、及び毛又は少なくとも1つの座瘡と関連のある組織の破壊より先に、毛や皮膚の温度は上昇される。このような放射エネルギは、例えば、高輝度ランプの白色光、更にはフィルタのような適切な波長を選択的に通過させる装置、広帯域な電磁放射線、或いは座瘡と関連のある組織に容易に吸収される適切な波長のレーザビームであってもよい。
【0016】
例示的な実施形態では、皮膚及び毛の周辺温度が上昇することによって、伝熱によって毛包と座瘡と関連のある組織を破壊する為に必要とされる加熱の強さ及び/又は時間は軽減される。従って皮膚の温度は損傷が生じる程度の温度まで上昇しない。代替的には、皮膚及び毛を加熱する工程ではこれらの皮膚と毛との温度勾配が低い。その為、毛を介して吸収された熱、及び毛包や座瘡と関連のある組織に伝わった熱は、皮膚に急速には伝熱されず、当該皮膚を損傷させることがない。
【0017】
本発明の幾つかの実施形態の一側面によれば、毛を少なくとも部分的に破壊した後、皮膚周辺の空気を加熱することによって座瘡の症状は消散又は改善される。このような熱は、例えば上述したUS Patent 6,187,001に記載された方法で使用されたものであってもよい。代替的又は追加的に、パルス放射エネルギは、フィルタの如き適切な波長を選択的に通過させる装置を介した強度の高いランプの白色光から成る。
【0018】
代替的又は追加的に、パルス放射エネルギは、広帯域な電磁放射線である。
【0019】
代替的又は追加的に、パルス放射エネルギは、レーザビームの如き単一波長の電磁放射線である。このようなパルス放射エネルギは、例えば、複数本からなる少なくとも1束の毛、及び/又は少なくとも1つの座瘡と関連のある組織に選択的に吸収されることに適した波長のレーザビームであってもよい。
【0020】
座瘡と関連のある組織に伝わった熱によって、座瘡に関連した物質の排膿は促進され、及び/又は座瘡と関連のある組織は少なくとも部分的に破壊される。
【0021】
例えば、熱によって毛包の閉塞物が分解されたとき、或いは閉塞物を毛孔の外に押し出すように脂質が膨張されたときに排膿は起こる。
【0022】
代替的又は追加的に、少なくとも部分的に毛を破壊した後、熱は毛包に及び/又は直接皮膚を介して伝わり、この熱によって、上述した少なくとも1つの座瘡と関連のある組織は、少なくとも部分的に破壊される。
【0023】
例示的な実施形態では、少なくとも部分的に毛を破壊した後、少なくとも1つの座瘡と関連のある組織が破壊される前に毛包及び/又は皮膚の温度は上昇される。これは、毛包の排膿及び/又は熱による少なくとも1つの座瘡と関連のある組織の破壊に必要とされる加熱の強さ及び/又は時間を軽減させる。従って、皮膚の温度は、熱損傷が起こる温度以下に保たれる。代替的に、皮膚及び/又は毛包の周辺温度の上昇は、皮膚、毛包、及び座瘡と関連した組織の間の温度勾配を低下させる。毛を介して吸収され且つ毛包及び座瘡と関連した組織に伝えられた熱は、皮膚に急速に伝わることなく、当該皮膚を損傷させることがない。
【0024】
本発明の幾つかの実施形態の一側面では、座瘡の治療において、皮膚又は毛を損傷させることなく少なくとも1つの座瘡と関連のある組織を少なくとも部分的に破壊する為に少なくとも一度皮膚に熱を加える。
【0025】
例示的な実施形態では、この熱は、皮膚周辺の加熱された空気から伝わり当該皮膚に加えられる。この温度は毛又は皮膚に損傷を与える温度以下に保たれるが、当該温度によって少なくとも1つの座瘡と関連のある組織が少なくとも部分的に破壊されるようにする必要がある。代替的又は追加的に、加熱時間は短い為、皮膚又は毛は損傷することなく少なくとも1つの座瘡と関連のある組織が少なくとも部分的に破壊される。代替的又は追加的に、皮膚には短時間で複数回の熱が加えられていき、毛及び皮膚から座瘡と関連のある組織を消散させる間に当該組織には徐々に熱が加えられていき、皮膚又は毛は損傷することなく、当該組織は少なくとも部分的に破壊されていく。
【0026】
本発明の例示的な実施形態では、この熱は、10msecから100msecのパルス幅を有したパルス熱である。
【0027】
本発明の実施形態によれば、皮膚部の座瘡を治療する為の装置は、例えば、
開口部を有し、皮膚のある領域に接触させるよう当該開口部を載置したときにある量の空気を閉じ込めるキャビティが形成されたハウジングと、
皮膚及び/又は毛からの熱伝導によって、ある量の空気を、座瘡と関連のある組織を少なくとも部分的に破壊する為の充分な温度に急速に加熱する、該ハウジング内に配置されたオンオフ切替可能な発熱源と、
該発熱源を制御してエネルギを供給する電源と、を含んでいる。
【0028】
座瘡を治療する方法は、例えば、
座瘡の病巣と関連のある毛を加熱することと、
少なくとも1つの座瘡と関連のある組織を少なくとも部分的に破壊する為に、該毛から当該組織にエネルギを伝えることから成る。
【0029】
追加的に、座瘡と関連のある組織は座瘡の病巣に関連した組織である。
【0030】
代替的に、前記の加熱は皮膚を損傷させるほどのものではない。
【0031】
追加的に、前記の加熱の少なくとも一部がコヒーレントな放射エネルギによって行われる。
【0032】
代替的に、前記の加熱の少なくとも一部が非コヒーレントな放射エネルギによって行われる。
【0033】
追加的に、毛を加熱することは、
皮膚外側の空気を加熱することと、
該毛によって座瘡と関連のある組織に熱を伝えることから成る。
【0034】
本発明の幾つかの実施形態では、毛を加熱することによって該毛を破壊する。
【0035】
追加的に、毛を破壊することは、該毛がある毛包を少なくとも部分的に破壊することである。
【0036】
本発明の幾つかの実施形態によれば、前記の加熱は毛を損傷させるほどのものでない。
【0037】
座瘡を治療する方法は、例えば、
一回目の加熱によって座瘡の病巣と関連のある毛を破壊することと、
座瘡と関連のある組織を少なくとも部分的に破壊する為に、該病巣に、二回目のパルス状の加熱をすることから成る。
【0038】
追加的に、前記の加熱の少なくとも一部が、皮膚に入射したコヒーレントな放射エネルギによって行われる。
【0039】
代替的に、前記の加熱の少なくとも一部が、皮膚に入射した非コヒーレントな放射エネルギによって追加的に行われる。
【0040】
本発明の幾つかの実施形態によれば、前記の加熱の少なくとも一部が、皮膚外側の空気から熱を伝えることによって行われる。
【0041】
追加的に、前記の加熱の少なくとも一部が、病巣又は病巣と関連のある皮脂を皮膚よりも優先的に加熱する放射エネルギによって行われる。
【0042】
皮膚のある領域における座瘡の症状を改善する為の装置は、例えば、
開口部を有し、皮膚のある領域に接触させるよう当該開口部を載置したときにある量の空気を密閉するキャビティが形成されたハウジングと、
皮膚又は毛を損傷させることなくこれらの皮膚又は毛を介して伝えられた熱によって、ある量の空気を、座瘡と関連のある組織を破壊する為の充分な温度に急速に加熱する、該ハウジング内に配置されたパルス発熱源から成る。
【0043】
追加的に、パルス熱光源は、該熱光源と皮膚との間の温度勾配を発生させる。
【0044】
追加的に、パルス発熱源は、ある量の空気を、毛又は皮膚が損傷するのに充分な温度まで上昇させない。
【0045】
追加的に、パルス発熱源は、皮膚又は毛を、放射した熱によってこれらが損傷するのに充分な温度に上昇するまで加熱しない。
【0046】
追加的に、この装置は、皮膚の温度に応答する熱センサであって、毛又は皮膚を損傷させるようなレベルにその温度が上昇する前に皮膚及び毛の温度を低下させる熱センサを含んでいる。
【0047】
本発明の幾つかの実施形態によれば、パルス発熱源は、皮膚にパルス放射線及びパルス熱を伝導させる為のパルス発熱源及び光源である。
【0048】
追加的に、パルス発熱源及び光源は広帯域のパルス光を生成する。
【0049】
追加的に、パルス発熱源及び光源は、広帯域のパルス光をフィルタ処理するフィルタを含んでいる。
【0050】
追加的に、パルス発熱源及び光源は、フラッシュランプ又はアーク放電ランプである。
【0051】
座瘡を治療する方法は、例えば、
皮膚及び選択して対象となった毛をパルス熱によって加熱することと、
皮膚及び選択した毛から少なくとも1つの座瘡と関連のある組織に加熱されていく部分を伝えていくことと、
熱伝導によって該皮膚を損傷させることなく少なくとも1つの座瘡と関連のある組織を、少なくとも部分的に破壊することから成る。
【0052】
追加的に、皮膚及び選択的に毛を加熱する処理は、10分にも満たない期間に分割された、少なくとも1回の処理である。
【0053】
代替的に、皮膚及び選択的に毛を加熱する処理は、更に、2分にも満たない期間に分割された、少なくとも1回の処理である。
【0054】
代替的に、皮膚及び選択的に毛を加熱する処理は、更に、約1分にも満たない期間に分割された、少なくとも1回の処理である。
【0055】
代替的に、皮膚及び選択的に毛を加熱する処理は、更に、各々において座瘡と関連のある組織を完全には破壊しない少なくとも1回の加熱処理である。
【0056】
追加的に、座瘡と関連のある組織は座瘡の病巣に関連した組織である。
【0057】
追加的に、前記の加熱の少なくとも一部がコヒーレントな放射エネルギによって行われる。
【0058】
代替的に、更に、前記の加熱の少なくとも一部が非コヒーレントな放射エネルギによって行われる。
【0059】
本発明の幾つかの実施形態によれば、皮膚及び選択的に毛を加熱することは、
皮膚外側の空気を加熱することと、
皮膚及び選択した毛によって座瘡と関連のある組織に熱を伝えることから成る。
【0060】
本発明の幾つかの実施形態によれば、皮膚及び選択的に毛を加熱することは、これらの皮膚及び毛を加熱するである。
【0061】
本発明の幾つかの実施形態によれば、座瘡は皮膚上の毛に関連しない病巣であり、且つ毛及び選択的に皮膚を加熱することは、該皮膚を加熱することである。
【0062】
追加的に、皮膚及び選択的に毛を加熱することは、これら皮膚及び毛を加熱することである。
【0063】
追加的に、座瘡は皮膚上の毛に関連しない病巣であり、毛及び選択的に皮膚を加熱することは、該皮膚を加熱することである。
【0064】
本発明の幾つかの実施形態によれば、座瘡と関連のある組織は、追加的に、座瘡の嚢胞又は結節である。
【0065】
代替的に、座瘡と関連のある組織は、追加的に、皮脂腺である。
【0066】
代替的に、座瘡と関連のある組織は、追加的に、乳頭突起である。
【0067】
代替的に、座瘡と関連のある組織は、追加的に、座瘡の丘疹である。
【0068】
代替的に、座瘡と関連のある組織は、追加的に、座瘡の吹出物である。
【0069】
代替的に、座瘡と関連のある組織は、追加的に、毛包内の角質増殖症である。
【0070】
代替的に、座瘡と関連のある組織は、追加的に、汗腺である。
【0071】
代替的に、座瘡と関連のある組織は、追加的に、出血性毛包栓子である。
【0072】
代替的に、座瘡と関連のある組織は、追加的に、閉塞物である。
【0073】
代替的に、座瘡と関連のある組織は、追加的に、細菌である。
【0074】
代替的に、座瘡と関連のある組織は、追加的に、座瘡プロピオンバクテリウムである。
【0075】
代替的に、座瘡と関連のある組織は、追加的に、毛包脂腺の閉塞物である。
【0076】
代替的に、座瘡と関連のある組織は、追加的に、閉面皰(白面皰)を含む毛包脂腺の閉塞物である。
【0077】
代替的に、座瘡と関連のある組織は、追加的に、開面皰(黒面皰)を含む毛包脂腺の閉塞物である。
【0078】
代替的に、座瘡と関連のある組織は、追加的に、偽性毛嚢炎である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0079】
図1は、本発明の例示的な実施形態による座瘡を治療する為の加熱装置100の概略図である。加熱装置100は、皮膚110及び毛112にある座瘡に熱を加えてそれらの温度を上昇させ、座瘡を改善又は消散させる。
【0080】
例示的な実施形態によれば、加熱装置100は、毛112及び皮膚110により吸収されるパルス放射熱エネルギを放射する放射発熱源114を有している。加熱装置100は、放射発熱源114が放射したパルスの熱効率を高めるよう形成された反射面122を有したハウジング120を更に備えている。追加的又は代替的には、ハウジング120は、比較的少量の熱を除去するように皮膚に接触してハウジング120を保護するガスケット118を有している。又、加熱装置100は、毛を選択的に加熱する為に、皮膚が所定の温度、例えば60℃に達したときに動作される第2の単一波長の放射発熱源144を更に含んでいる。
【0081】
例示的な実施形態によれば、放射エネルギ源144は、実質的に単一の放射エネルギのレーザビームである。毛を除去する為の先行技術を用いたシステムは、例えばZaiasのUS Patent 5,059,192で開示されている。
【0082】
放射発熱源114は、ウェーランドのカンデラ社により製造された硬化性のレーザのようなパルスダイレーザであってもよい。
【0083】
例示的な実施形態によれば、このような放射エネルギ源は、Eckhouseの先行技術文献のEPO 736308に基づけば、およそ10msecから100msecの適応時間、及びおよそ10J/cm2から100J/cm2のエネルギ密度を有している。この文献で教示される代替的な実施形態によれば、各処理は、少なくとも2つの角度分布を使用して反復されており、従って、少なくとも2つの浸透深さを得るものである。
【0084】
除毛する為のこの先行文献により教示される代替的な実施形態によれば、ゲル又は他の適切な流動剤は、放射エネルギが毛112によって主に吸収されて毛包142に伝わるように皮膚110を冷却する為に皮膚110に塗布されている。
【0085】
代替的又は追加的に、パルス放射発熱源114は、対象となる皮膚のタイプに応じて熱を放射する。短波長が皮膚を急速に透過しないよう、様々な皮膚の色素沈着の為に短波長を遮断するフィルタを更に用いてもよい。例えば、対象者の皮膚が黒いときには700nmから800nmの範囲のカットオフ周波数が採用される一方で、対象者の皮膚が白いときには600nmのカットオフ周波数が採用される。
【0086】
本発明の代替的な実施形態によれば、例えば図2に示すように、発熱源244は、非放射エネルギ246、例えば皮膚の周辺温度を上昇させるパルス熱を放射する。更に、発熱源244は、放射エネルギ246、例えばパルスを放射する。実際のところ例えばパルスフラッシュランプの如き単一の発熱源は、両方の発熱源の熱を放射することができる。このような装置では、パルス放射エネルギは最初に皮膚に達して毛と皮膚を予熱する。このランプからの熱は皮膚の方へ伝わって毛と皮膚を加熱する。一方で、その温度が皮膚を損傷させるのに充分高くなる前に、皮膚上に冷気を吹き付けて密閉物から高い熱を除去すること、或いは皮膚から密閉物を取り外すことによって、熱は皮膚から除去される。このタイプの装置は、例えばUS Patent 6,187,001によって教示されている。
【0087】
例示的な実施形態によれば、放射エネルギ源114は、ガラス管に備えられたアークランプ、又は例えば先行技術であるUS Patent 6,187,001で教示されたような他のフラッシュランプである。フラッシュランプの場合、このランプは、予熱される皮膚及び毛によって吸収される、広帯域の電磁放射線を放射する。
【0088】
追加的又は代替的に、発熱源はフィルタに関連した石英フラッシュランプである。このようなフィルタは、皮膚を損傷させる100nmから400nmの間の波長を除去する。
【0089】
追加的又は代替的に、発熱源100は、エネルギ放射の機能が強化されている。例えば、面122は、発熱源114及び/又は発熱源144或いは発熱源244からの放射エネルギの拡散を促進させる放物面反射鏡である。追加的又は代替的に、凹レンズは、ランプから放射された実質的に全てのエネルギが対象物及び周辺組織に向かうように、広帯域の放射エネルギを平行にさせる。
【0090】
選択されたあらゆる発熱源の目的は毛と皮脂腺と座瘡と関連のある組織の破壊であるが、その熱が皮膚110を損傷させることはない。これは、周辺組織を損傷させるほどの時間放射エネルギが当該周辺組織を照射しない為である。ところが放射エネルギは毛112及び/又は座瘡と関連のある組織を介して短時間で伝わる。追加的又は代替的に、皮膚110及び毛112は予熱され、治療された組織とその周辺の皮膚110の温度勾配は低く、周辺組織に与えられる熱量の割合は最小限に抑えられている為、この皮膚は損傷しない。
【0091】
追加的又は代替的に、本発明は、選択的に毛を加熱することにより当該毛を破壊する発熱源を使用することを鑑みたものである。
【0092】
例示的な実施形態によれば、本発明は、座瘡の症状の改善又は消滅させる為に除毛処理を利用する。毛を少なくとも部分的に破壊する為に、パルス放射熱は、毛112が抜け落ちるよう、毛112を介して毛球130に伝えられる。追加的に、毛包脂腺栓子124、皮脂腺138、座瘡と関連のある組織、及びこれらの組織にある座瘡プロピオンバクテリウムを少なくとも一部滅菌する為に、熱は、毛112を介して伝えられる。
【0093】
追加的に、熱は、少なくとも部分的に毛112を破壊して座瘡と関連のある組織内部の皮脂142及び角質を流出させ、これらの組織を排膿させる。座瘡プロピオンバクテリウムは酸素にさらされることにより滅菌される嫌気細菌である。毛球136周辺のスペースの外側にある流動剤によって、座瘡プロピオンバクテリウムの栄養源が一部除去されるだけでなく、毛球スペース136、皮脂腺138、及び関連組織に酸素が入り、座瘡プロピオンバクテリウムが滅菌される。
【0094】
図2は、本発明の実施形態による、次に続く治療であって、毛と関連組織を含んだ皮膚110の座瘡を治療する為の加熱装置200の概略図である。
【0095】
上述したように、毛は、1回目の治療によって破壊される。その後、2回目又は更に続く治療(1回目の治療から数日又は数週間、間隔を空けてもよい)で、発熱源244は、座瘡部分の改善する為に、皮膚210のある領域の少なくとも1つの座瘡と関連のある組織を部分的に破壊する。ここでは、上述した最初の治療で使用された出力より低い出力のエネルギを使用することができる。
【0096】
例えば発熱源244により破壊された毛に付いた毛包212は、エネルギの2回目の放射により開放状態にされ、全ての皮脂、角質、又は流動剤が排膿される。破壊された毛に付いた皮脂218を含んだ毛包214には、除毛の跡の如く形成され且つ発熱源244を用いた次の治療により処置される出血性栓子216が見られる。皮脂218は、空気にさらされていない為、座瘡プロピオンバクテリウムの原因となり、座瘡の吹出物を再び形成してしまう。
【0097】
破壊された毛に付いた毛包220は、1回目の治療の後にできた小さな毛包脂腺栓子222を有し、皮脂腺224により生成された皮脂を閉じ込めるよう自身を塞ぎ始め、その後に座瘡プロピオンバクテリウムによって感染された感染部になる。発熱源224は、閉塞した毛包220を開放状態にする為に使用されている。破壊された毛に付いた毛包230は、流動剤が溜まった、感染部を形成する幾つかの出血性の残骸232で完全に満たされている。更に、発熱源224は、座瘡部を継続的に消散させるよう、出血性の残骸232を除去する為に使用されている。
【0098】
例示的な実施形態によれば、この2回目の治療において、発熱源244は、毛包214、220、及び230の内部の閉塞物が分解されるように当該閉塞物に熱246を送る。そして座瘡プロピオンバクテリウムは、代謝の栄養源の減少又は酸素の活性化のいずれか一方を通じて除去される。
【0099】
座瘡と関連のある組織が部分的に破壊されると、毛包脂腺栓子は完全には再形成されず、増殖していった細菌は減少し、座瘡による炎症の程度は最小限に抑えられる。次の治療は、毛包を開放状態にし、座瘡の症状を更に改善させたり、その進行を停止させたりする。
【0100】
又、図2は、本発明の代替的な実施形態による、毛及び関連組織を含んだ皮膚部の治療を繰り返して行う為の装置の概略図を含んでいる。本発明の実施形態では毛を破壊しない。
【0101】
図2の例示的な装置が毛を破壊した座瘡の治療に用いられるとき、フラッシュランプによって放射される放射エネルギレベルは、通常、6J/cm2から7.5J/cm2(光全体のエネルギはおよそ75J)の範囲であり、フラッシュランプに供給される電気的なエネルギレベルは、520Jから600Jであり、熱エネルギは、450Jから530Jである。これらの値は代表的な値であり、他の値として主に高い値を用いてもよい。本発明者は、次に続く治療が基本的には必要ないような、係る治療が毛及び座瘡を破壊する為に効果的であるという徴候を発見している。
【0102】
毛を破壊しない為には、エネルギレベルの低いものが使用される。又、このようにエネルギレベルの低いものは、上述した、毛を破壊した後に行われる治療で使用され得る。
【0103】
例えば、毛を破壊する為に使用される同様の装置では、350Jから420Jの電気入力が、3.4J/cm2の放射エネルギレベルと、およそ50Jの光エネルギと、およそ300Jから370Jの熱エネルギを生成する。又一方で、本発明のこの実施形態において有用なエネルギレベルは、座瘡と関連のある組織を破壊する為に充分に高いレベルで当該組織を加熱する場合に限り、これらの値、及び毛を破壊する為に使用され得る閾値を下回るいずれのエネルギレベルよりも広い範囲の値である。例えば放射エネルギレベルが2J/cm2であるものを使用してもよい。
【0104】
このようなエネルギ源は、各放射処理間で僅かに時間差が生じるように、短い間隔内で少なくとも2回、例えば5回は皮膚を通過する。これらの2回以上の放射処理を数回、例えば3週間にわたって6回繰り返してもよい。毛112a及び毛112bのような毛を複合的に治療することは、座瘡と関連のある組織の部分的な破壊又は排膿をもたらし、座瘡部分を改善させる。
【0105】
比較的短い間隔をおいて実施される治療では、毛包脂腺栓子又は脂質の多い組織の各々を、その組織が破壊されるほど充分に高くない温度に加熱する。又一方、脂質組織の熱容量は高い為、2回目の治療では当該脂質組織を更に高温で加熱する。又一方、通常の組織は、その温度が1回目の治療における温度より高くならないように間隔をおいて冷却される。又一方、他の更なる複合機構でもその結果をもたらし得る。
【0106】
毛包脂腺栓子がない場合、座瘡の症状を改善する為に、皮脂142a及び座瘡プロピオンバクテリウムは、毛球130a周辺の毛包部136a及び毛球130b周辺の毛包部142bから排膿される。追加的又は代替的には、皮脂腺138a及び138bが少なくとも部分的に破壊されると、皮脂142aは更に増えることなく、座瘡部分は改善される。追加的又は代替的には、他の座瘡と関連のある組織は、少なくとも部分的に破壊されて及び/又は座瘡の症状を改善する為に取り除かれる。座瘡と関連のある組織は、以下に示した、乳頭突起、座瘡の嚢胞又は結節、丘疹、吹出物、毛胞内の角質増殖症、偽性毛嚢炎(内生毛)、汗腺、汗腺管又は出血性毛包栓子の中の少なくとも1つ含んだものであるが、これに限定するものではない。
【0107】
皮脂腺138と毛包脂腺栓子124と座瘡プロピオンバクテリウムは、毛112より低い温度で破壊される組織である。従って、その加熱が毛112を破壊するのに不充分なものであったとしても、皮膚110及び/又は毛112からの伝熱によって、皮脂腺138と毛包脂腺栓子124と座瘡プロピオンバクテリウムは、少なくとも部分的に破壊される。更に、これらの組織は、皮膚及び毛より長時間保温されると考えられる。従って、短い間隔毎に実行される複数の加熱処理によって、それらの組織は、充分に損傷されるほど徐々に加熱されていく。しかしこのときの熱は、皮膚及び毛を損傷させるほどのものではない。
【0108】
追加的又は代替的に、毛包230、220、及び214内に含まれたメラニン細胞は放射エネルギを吸収し、そのエネルギは、皮膚又は毛を損傷させることなく、毛包230、220、及び214内のメラニン細胞から座瘡プロピオンバクテリウムを滅菌する為に伝えられていく。
【0109】
本発明では限られた数の実施形態に関して記載しているが、本発明に関する多様な変形例、改良例、及び他の応用例も可能であることが理解されるであろう。又、幾つかの形態における要素を組み合わせたものであってもよいし、1つの要素を使用したものであってもよい。このようなありとあらゆる変形例、改良例、及び当業者に明らかな他の形態も、捕捉のクレームにより定義される限りは本発明が適応される範囲内に含まれる。
【0110】
ここで使用されている「含む」「備える」「有する」又は同義の用語は、「含むが必ずしもそれに限定されるものではない」という意味である。
【0111】
従って、本発明が記載された内容によって限定されるものでないことを、当業者は理解するであろう。より正確には、本発明が適用される範囲は、以下のクレームによってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【0112】
下記は、本発明の非限定的な例示的な実施形態を記載したものであり、ここに添付した図面を参照しながら読まれるべきものである。図面において、同一及び同等の構造、要素又は部分は、通常、それらが現れる全ての図面において同一及び同様の符号を付されている。図面に示されている部品及び特徴の寸法は、説明の便利と明瞭の為に選択されたもので必ずしも実寸ではない。図面は、以下に列挙されている。
【図1】本発明の実施形態による、皮膚及び座瘡と関連のある組織に含まれた座瘡に一回目の治療を施す為の装置の概略図である。
【図2】本発明の実施形態による、皮膚及び関連組織に含まれた座瘡に次に続く治療を施す為の装置の概略図である。
【符号の説明】
【0113】
100 加熱装置
110 皮膚
112 毛
112a 毛
112b 毛
114 放射発熱源
118 ガスケット
120 ハウジング
122 反射面
124 毛包脂腺栓子
130 毛球
130a 毛球
130b 毛球
136 毛球スペース
136a 毛包部
138 皮脂腺
138a 皮脂腺
138b 皮脂腺
142 皮脂
142a 皮脂
142b 毛包部
144 放射発熱源
200 加熱装置
210 皮膚
212 毛包
214 毛包
216 出血性栓子
218 皮脂
220 毛包
222 毛包脂腺栓子
224 皮脂腺
230 毛包
232 出血性の残骸
244 発熱源
246 放射エネルギ

Claims (51)

  1. 座瘡の病巣と関連のある毛を加熱することと、
    座瘡と関連のある組織を少なくとも部分的に破壊する為に、該毛から少なくとも1つの該組織にエネルギを伝えること、から成る座瘡を治療する為の方法。
  2. 座瘡と関連のある組織が座瘡の病巣と関連のある組織である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記加熱が皮膚を損傷させるほどのものでない、請求項1に記載の方法。
  4. 前記加熱の少なくとも一部がコヒーレントな放射エネルギによって行われる、請求項1に記載の方法。
  5. 前記加熱の少なくとも一部が非コヒーレントな放射エネルギによって行われる、請求項1に記載の方法。
  6. 毛を加熱することは、
    皮膚外側の空気を加熱することと、
    該毛によって前記座瘡と関連のある組織に熱を伝えること、から成る、請求項1に記載の方法。
  7. 前記毛を前記加熱することによって該毛を破壊する、請求項1から請求項6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記毛を破壊することが、該毛がある毛包を少なくとも部分的に破壊することである、請求項7に記載の方法。
  9. 前記加熱が毛を損傷させるほどのものでない、請求項1から請求項6のいずれかに記載の方法。
  10. 一回目の加熱によって座瘡の病巣と関連のある毛を破壊することと、
    座瘡と関連のある組織を少なくとも部分的に破壊する為に、該病巣に、二回目のパルス状の加熱をすること、から成る座瘡を治療する為の方法。
  11. 前記加熱の少なくとも一部が、皮膚に入射したコヒーレントな放射エネルギによって行われる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記加熱の少なくとも一部が、皮膚に入射した非コヒーレントな放射エネルギによって行われる、請求項10に記載の方法。
  13. 前記加熱の少なくとも一部が前記皮膚外側の空気から熱を伝えることによって行われる、請求項10から請求項12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記加熱の少なくとも一部が、前記病巣又は該病巣と関連のある皮脂を皮膚よりも優先的に加熱する放射エネルギによって行われる、請求項10に記載の方法。
  15. 開口部を有し、皮膚のある領域に接触させて当該開口部を載置したときにある量の空気を密閉するキャビティが形成されたハウジングと、
    該皮膚又は毛を損傷させることなくこれらの皮膚又は毛を介して伝えられた熱によって、該ある量の空気を、座瘡と関連のある組織を破壊する為の充分な温度に急速に加熱する、該ハウジング内に配置されたパルス発熱源から成る、皮膚のある領域における座瘡の症状を改善する為の装置。
  16. 前記パルス熱光源が、該熱光源と前記皮膚との間で温度勾配を発生させる、請求項15に記載の装置。
  17. 前記パルス発熱源が、前記ある量の空気を、前記毛又は前記皮膚を損傷させる充分な温度まで上昇させない、請求項15に記載の装置。
  18. 前記パルス発熱源が、前記皮膚又は前記毛を、放射した熱によってこれらが損傷するのに充分な温度に上昇するまで加熱しない、請求項15に記載の装置。
  19. 前記皮膚の温度に応答する熱センサであって、前記毛又は前記皮膚を損傷させるようなレベルにその温度が上昇する前に該皮膚及び該毛の温度を低下させる熱センサを含んでいる、請求項15に記載の装置。
  20. 前記パルス発熱源が、前記皮膚にパルス放射線及びパルス熱を伝導させる為のパルス発熱源及び光源である、請求項15から請求項19のいずれかに記載の装置。
  21. 前記パルス発熱源及び光源が広帯域のパルス光を生成する、請求項20に記載の装置。
  22. 前記パルス発熱源及び光源が、広帯域のパルス光をフィルタ処理するフィルタを含んでいる、請求項20に記載の装置。
  23. 前記パルス発熱源及び光源がフラッシュランプ又はアーク放電ランプである、請求項20に記載の装置。
  24. 皮膚及び選択して対象となった毛をパルス熱によって加熱することと、
    該皮膚及び選択した該毛から少なくとも1つの座瘡と関連のある組織に加熱されていく部分を伝えていくことと、
    熱伝導によって、該皮膚を損傷させることなく少なくとも1つの座瘡と関連のある組織を、少なくとも部分的に破壊することから成る、座瘡を治療する為の方法。
  25. 前記皮膚及び選択的に毛を加熱する処理が、10分にも満たない期間に分割された、少なくとも1回の加熱処理である、請求項24に記載の方法。
  26. 前記皮膚及び選択的に毛を加熱する処理が、2分にも満たない期間に分割された、少なくとも1回の加熱処理である、請求項25に記載の方法。
  27. 前記皮膚及び選択的に毛を加熱する処理が、約1分にも満たない期間に分割された、少なくとも1回の加熱処理である、請求項25に記載の方法。
  28. 前記毛及び選択的に皮膚を加熱する処理が、各々において座瘡と関連のある組織を完全には破壊しない少なくとも1回の加熱処理である、請求項25に記載の方法。
  29. 座瘡と関連のある組織が座瘡の病巣と関連のある組織である、請求項25に記載の方法。
  30. 前記加熱の少なくとも一部がコヒーレントな放射エネルギによって行われる、請求項25に記載の方法。
  31. 前記加熱の少なくとも一部が非コヒーレントな放射エネルギによって行われる、請求項25に記載の方法。
  32. 前記皮膚外側の空気を加熱することと、
    前記皮膚及び選択した毛によって座瘡と関連のある組織に熱を伝えることから成る、請求項24から請求項31のいずれかに記載の皮膚及び選択的に毛を加熱する方法。
  33. 前記皮膚及び選択的に毛を加熱することが、これらの皮膚及び毛を加熱することである、請求項24から請求項31のいずれかに記載の方法。
  34. 座瘡が前記皮膚上の毛に関連しない病巣であり、且つ前記毛及び選択的に皮膚を加熱することが、該皮膚を加熱することである、請求項24から請求項31のいずれかに記載の方法。
  35. 前記皮膚及び選択的に毛を加熱することが、これらの皮膚及び毛を加熱することである、請求項32に記載の方法。
  36. 座瘡が前記皮膚上の毛に関連しない病巣であり、且つ前記毛及び選択的に皮膚を加熱することが、該皮膚を加熱することである、請求項32に記載の方法。
  37. 座瘡と関連のある組織が座瘡の嚢胞又は結節である、請求項1又は請求項10或いは請求項24のいずれかに記載の方法。
  38. 座瘡と関連のある組織が皮脂腺である、請求項1又は請求項10或いは請求項24のいずれかに記載の方法。
  39. 座瘡と関連のある組織が乳頭突起である、請求項1又は請求項10或いは請求項24のいずれかに記載の方法。
  40. 座瘡と関連のある組織が座瘡の丘疹である、請求項1又は請求項10或いは請求項24のいずれかに記載の方法。
  41. 座瘡と関連のある組織が座瘡の吹出物である、請求項1又は請求項10或いは請求項24のいずれかに記載の方法。
  42. 座瘡と関連のある組織が毛包内の角質増殖症である、請求項1又は請求項10或いは請求項24のいずれかに記載の方法。
  43. 座瘡と関連のある組織が汗腺である、請求項1又は請求項10或いは請求項24のいずれかに記載の方法。
  44. 座瘡と関連のある組織が出血性毛包栓子である、請求項1又は請求項10或いは請求項24のいずれかに記載の方法。
  45. 座瘡と関連のある組織が閉塞物である、請求項1又は請求項10或いは請求項24のいずれかに記載の方法。
  46. 座瘡と関連のある組織が細菌である、請求項1又は請求項10或いは請求項24のいずれかに記載の方法。
  47. 座瘡と関連のある組織が座瘡プロピオンバクテリウムである、請求項1又は請求項10或いは請求項24のいずれかに記載の方法。
  48. 座瘡と関連のある組織が毛包脂腺の閉塞物である、請求項1又は請求項10或いは請求項24のいずれかに記載の方法。
  49. 座瘡と関連のある組織が閉面皰(白面皰)である、請求項1又は請求項10或いは請求項24のいずれかに記載の方法。
  50. 座瘡と関連のある組織が開面皰(黒面皰)である、請求項1又は請求項10或いは請求項24のいずれかに記載の方法。
  51. 座瘡と関連のある組織が偽性毛嚢炎である、請求項1又は請求項10或いは請求項24のいずれかに記載の方法。
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