JP2005503713A - チャネル適応処理を使用した外部ループ送信電力制御 - Google Patents

チャネル適応処理を使用した外部ループ送信電力制御 Download PDF

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Abstract

本発明は、スペクトラム拡散時分割通信のアップリンク/ダウンリンク通信の送信電力のために外部ループ送信電力を制御するシステムおよび方法である。このシステムは、基地局から通信を受信し(901)、受信された通信の誤り率を判定する(902)。システムは次いで、静的なチャネルと動的チャネルを区別し、静的な調整値を生成し(908)、動的チャネルを特徴付けて動的な調整値を生成する。次いで、静的調整値と動的調整値でターゲット電力レベルが調整され、送信電力レベルを設定する(912)。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、スペクトラム拡散時分割二重(TDD:spread spectrum time division duplex)通信システムに関する。より詳細には、本発明は、TDD通信システムで外部ループ送信電力(outer loop transmission power)を制御するシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
スペクトラム拡散TDDシステムは、同じスペクトルで複数の通信を搬送する。複数の信号は、各自のチップ符号シーケンス(chip code sequence)(符号(code))によって区別される。図1を参照すると、TDDシステムは、15個の時間スロットなど複数の時間スロット(time slot)371〜37nに分割された、反復するフレーム(repeating frame)34を使用する。このようなシステムでは、通信は、複数の時間スロット371〜37nから選択された時間スロットに、選択された符号(selected code)を使用して送信される。したがって、1つのフレーム34で、時間スロットと符号の両方によって区別される複数の通信を行うことができる。1つの時間スロット(single time slot)における1つの符号(single code)の組み合わせ(combination)は、物理チャネル(physical channel)と称される。通信をサポートするのに必要な帯域幅に基づいて、その通信に1つまたは複数の物理チャネルが割り当てられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
大半のTDDシステムでは、送信電力レベル(transmission power level)を適応的(adaptively)に制御している。TDDシステムでは、多くの通信が同じ時間スロットとスペクトルを共用(share)することができる。ユーザ機器(UE:user equipment)22が基地局(base station)からのダウンリンク送信(downlink transmission)を受信する際には、同じ時間スロットとスペクトルを使用するすべての他の通信がその特定の通信に干渉(interference)を生じさせる。1つの通信の送信電力レベルを上げると、その時間スロットとスペクトルのすべての他の通信の信号品質(signal quality)が低下する。しかし、送信電力レベルを下げすぎると、受信器における信号対雑音比(SNR:signal to noise ratio)とビット誤り率(BER:bit error rate)が望ましくないものになる。通信の信号品質と低い送信電力レベルの両方を維持するために、送信電力の制御が使用される。
【0004】
電力制御(power control)の目的は、必要とされる最小限の電力を使用して、各トランスポートチャネル(TrCH:transport channel)が必要とされるレベル以下のブロック誤り率(BLER:block error rate)で動作できるようにすることである。TDDのダウンリンク電力制御(TDD downlink power control)を行う標準的な手法は、内部(inner)ループと外部(outer)ループの制御を組み合わせるものである。この標準的な解決法では、UEは、物理層の送信電力制御(TPC:transmit power control))コマンドを送信して基地局の送信電力を調整(adjust)する。
【0005】
基地局は、特定のUEに伝送を送信する。UEは、その伝送を受信すると、すべての時間スロットで信号対干渉比(SIR)を測定し、測定された値をターゲット(target)SIRと比較する。このターゲットSIRは、基地局から伝達されたBLERから生成される。測定されたSIR値(measured SIR value)とターゲットSIRの比較の結果、UEは、TPCコマンドを基地局に送信する。この標準的な手法は、1つの符号化コンポジットトランスポートチャネル(CCTrCH:coded composite transport channel)につき1つのTPCコマンド(TPC command)を供給する。CCTrCHは、UEまたは基地局との間で無線インタフェースを通じて送信される、組み合わされたデータ単位(units of data)からなる物理チャネルである。このTPCコマンドは、ダウンリンク通信(downlink communication)の送信電力レベル(transmission power level)を調整(adjust)するように基地局に指示する。基地局は、初期送信電力レベル(initial transmission power level)に設定されており、TPCコマンドを受信し、そのCCTrCHに関連付けられたすべての時間スロットの送信電力レベルを一斉に(in unison)調整する。内部ループ電力制御アルゴリズム(inner loop power control algorithm)は、データのSIR測定値(SIR measurement)を監視(monitor)することにより、送信電力を制御して受信されるSIRをターゲットSIRに可能な限り近く維持する。外部ループ電力制御アルゴリズムは、ターゲットSIRを制御して、データの巡回冗長符号(CRC:cyclic redundancy code)検査に基づいて受信品質のBLERをターゲット品質(target quality)のBLERに可能な限り近く維持する。外部ループ電力制御からの出力は、内部ループ電力制御に使用されるCCTrCHごとの新しいターゲットSIRである。
【0006】
送信電力の制御には次の4つの主要な誤りの原因がある:1)チャネル誤り(channel error)、2)系統的な誤り(systematic error)、3)偶発的な測定誤り(random measurement error)、4)符号化コンポジットトランスポートチャネル(CCTrCH)の処理誤り(processing error)。系統的な誤りと偶発的な測定の誤りは、SIRの測定値を監視することにより内部ループ電力制御によって適切に訂正される。CCTrCHの処理誤りは、符号間の相対的なSIRの測定を用いることにより、外部ループ電力制御または内部ループ電力制御によって訂正される。チャネル誤りは、時間的に変化する未知のチャネル状態に関連する。
【0007】
電力制御システムでは、外部ループ電力制御アルゴリズムは、最も可能性(most plausible)のあるチャネル状態(channel condition)を想定(assume)して、必要とされるターゲットBLEBに基づいて各CCTrCHのターゲットSIRを設定する。したがって、実際のチャネル状態(actual channel condition)に応じてターゲットBLER(target BLER)とマッピングされたターゲットSIR(mapped target SIR)との間のずれ(mismatch)が変化(vary)し、これは特に非常に低いBLERで大きくなる。外部ループ電力制御はCRC検査に依存するので、低いBLERの場合は必要とされるターゲットSIRに収束するのにしばしば長い時間がかかる。
【0008】
そのため、ターゲットSIRに適正な値が使用されるように実際のチャネル状態を判断する外部ループ電力制御が必要とされる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、スペクトラム拡散時分割通信のアップリンク/ダウンリンク通信の送信電力のために外部ループ送信電力を制御するシステムおよび方法である。このシステムは、基地局から通信を受信し、受信した通信(received communication)の誤り率(error rate)を判定(determine)する。このシステムは次いで、静的なチャネル(static channel)と動的なチャネル(dynamic channel)を区別(distinguish)し、静的な調整値(static adjustment value)を生成(produce)し、動的なチャネルを特徴付ける(characterize)ことにより、動的な調整値(dynamic adjustment value)を生成(generate)する。次いで、静的な調整値(static adjustment value)と動的な調整値(dynamic adjustment value)によってターゲット電力レベル(target power level)を調整(adjust)し、これにより送信電力レベルを設定する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
好ましい実施形態について図面を参照して説明するが、すべての図面を通じて同様の参照符号は同様の要素を表す。
【0011】
図2は、無線スペクトラム拡散方式の符号分割多重接続(CDMA)または時分割二重(TDD)通信システム18の略図を示す。システム18は、複数のノードB26、32、34、複数の無線ネットワークコントローラ(RNC:radio network controller)36、38、40、複数のユーザ機器(UE:user equipment)20、22、24、およびコアネットワーク(core network)46を備える。複数のノードB26、32、34は複数のRNC36、38、40に接続され、RNCはコアネットワーク46に接続される。ノードB26などの各ノードBは、それに関連付けられたUE20〜24と通信する。ノードB26は、単一の基地局301または複数の基地局301...30nに関連付けられた単一のサイトコントローラ(SC:site controller)を有する。
【0012】
本発明は、1つまたは複数のUE、ノードB、およびRNCと動作することが意図されるが、説明を分かりやすくするために、以下では1つのUEの動作がそれに関連付けられたノードBおよびRNCとの関連で参照される。
【0013】
図3Aを参照すると、UE22は、アンテナ78、アイソレータあるいはスイッチ66、モジュレータ64、デモジュレータ68、チャネル推定(estimation)デバイス70、データ推定デバイス72、送信電力計算(calculation)デバイス76、干渉測定(interference measurement)デバイス74、誤り検出デバイス112、プロセッサ111、ターゲット調整(target adjustment)ジェネレータ114、基準(reference)チャネルデータジェネレータ56、データジェネレータ50、および2つの拡散およびトレーニングシーケンス(spreading and training sequence)挿入(insertion)デバイス52、58を備える。
【0014】
UE22は、アンテナ78またはアンテナアレイを使用して、無線チャネルを通じて基地局301からの通信を含む各種の無線周波(RF:radio frequency)信号を受信する。受信された信号は、T/Rスイッチ66を通じてデモジュレータ68に渡されてベースバンド信号を生成する。ベースバンド信号は、UE22の通信に割り当てられた時間スロットに、割り当てられた該当する符号で、チャネル推定デバイス70およびデータ推定デバイス72などによって処理される。チャネル推定デバイス70は通例、ベースバンド信号中のトレーニングシーケンス成分を使用してチャネルインパルス応答などのチャネル情報を提供する。チャネル情報は、データ推定デバイス72、干渉測定デバイス74、および送信電力計算デバイス76によって使用される。データ推定デバイス72は、チャネル情報を使用してソフトシンボルを推定することにより、チャネルからデータを回復する。
【0015】
基地局301からの通信の送信の前に、通信のデータ信号は、誤り検出/訂正エンコーダ110を用いて誤り符号化される。誤り符号化方式は、通例は、CRCの後に行われる順方向誤り訂正符号化であるが、他のタイプの誤り符号化方式を使用してもよい。当業者は知るように、データは通例、すべての時間スロットとすべての符号にわたってインタリーブされる。
【0016】
本発明の好ましい実施形態によれば、ダウンリンクの外部ループ電力制御は、以下で説明するチャネル適応型のダウンリンク外部ループ電力制御を使用して行われる。誤り検出デバイス112は、データ推定デバイス72によって生成されたソフトシンボルを使用して、基地局301から送信されたターゲットBLERを検出する。ターゲットBLERを考慮し、想定される可能性の高いチャネル状態を用いて、ターゲットBLERをそのチャネル状態に関連付けられたSIR値にマッピングすることによって最初のターゲットSIRTargetが生成される。このマッピングをグラフで表した一例を図4に示してある。このグラフの線は例示的な伝播条件(propagation condition)であり、AWGNチャネルは付加白色ガウス雑音の静的チャネルであり、ケース1〜4は異なるマルチパスを有するフェーディングチャネルである。
【0017】
図4に示されるように、例えばケース1のフェーディングチャネルに必要とされるBLER0.01で、所定の送信電力を求めることができる。上記の例では送信電力は約4.5dBであり、この数値からターゲットSIRが計算される。また図4には、ケース1のフェーディングチャネルの場合のBLER0.01におけるSIRTargetは、ケース2のフェーディングチャネルのSIRTargetに比べて5dB以上多く必要とすることも示される。したがって、ケース1のフェーディングチャネルを想定し、ケース2のフェーディングチャネルのSIRTargetに到達しようとする場合には、低いBLERに必要なSIRTargetに収束するのにより長い時間がかかる。
【0018】
想定チャネル(assumed channel)であるケース1のチャネルのSIRから、例えば実際のチャネルであるケース2のチャネルに必要なSIRに達するために、プロセッサ111によってジャンプアルゴリズムが利用される。初めに、ジャンプアルゴリズムのパラメータSIR_step_down、SIR_step_upが、次の式によりターゲットBLERを使用して求められる。
【0019】
Figure 2005503713
【0020】
ここで、SIR_step_sizeは、好ましくは0.3dBから0.5dBの間の任意の所定の値である。誤り検出デバイス112が送信時間間隔(TTI:transmission time interval)に誤りを検出すると、式3に従ってプロセッサ111によりSIRTargetの値が更新される。
【0021】
Figure 2005503713
【0022】
ここでKは、TTIの番号である。誤り検出デバイス112がTTIに誤りを検出しない場合は、式4によりSIRTargetが更新される。
【0023】
Figure 2005503713
【0024】
また、誤り検出デバイス112によりTTIに誤りがあるかどうかが判定されるたびにstep_upカウンタまたはstep_downカウンタが増分(increment)される。step_upカウンタは誤りが検出されるたびに増分され、step_downカウンタはその他の場合に増分される。ターゲットSIRを設定するためにプロセッサ111によって使用されるジャンプアルゴリズムのグラフ表現が図5に示される。ここでも、図5は、想定されるチャネル状態が実際のチャネル状態と大きく異なる通信では、想定されるターゲットSIRから実際のSIRに収束するのに長い時間がかかる可能性があることを示している。
【0025】
したがって、プロセッサ111は次いで、チャネル適応フィルタリングプロセスを行ってSIRTargetをさらに調整する。チャネル適応フィルタリングプロセス(channel adaptive filtering process)は、2つのフィルタプロセスを含む。第1のフィルタプロセスは、静的(static)チャネルと動的(dynamic)(すなわちフェーディング:fading)チャネルを区別(distinguish)し、第2のフィルタプロセスは、動的なチャネル状態(channel condition)を特徴(characterize)づける。これらのフィルタプロセスは、相互と連続して行われ(すなわち第1のフィルタの後に第2のフィルタが行われ)て、実際のチャネル状態に応じて必要なSIRTargetの調整値(adjustment)を生成する。
【0026】
これらのフィルタプロセスはどちらも、分割スライディングウィンドウ(split sliding window)600、610を使用して各自のフィルタ処理を行う。分割スライディングウィンドウ600、610の図がそれぞれ図6Aと6Bに示される。分割スライディングウィンドウ600、610は、左側ウィンドウ(LW:left side window))、可変のギャップ(GW:variable gap)、および右側ウィンドウ(RW:right side window)を備える。それぞれのウィンドウの大きさは任意の長さでよく、この長さは、それぞれのウィンドウLW、RWについて求められる値、すなわちオブザベーション(observation)O1、O2の回数に相当する。GWはチャネル状態の遷移期間に相当し、これは、変化するチャネル状態の検出を向上させる。例えば、左側ウィンドウLWが2の長さに設定された場合、LWは、それぞれのスライディングウィンドウ600、610の2回のオブザベーションを含むことになる。
【0027】
個々のスライディングウィンドウ600、610のオブザベーション値O1、O2は、受信される通信中の任意数の時間セグメントである各オブザベーション期間OP1、OP2に生成される。例えば、第1のフィルタプロセスのスライディングウィンドウ600は、100ミリ秒のオブザベーション期間OP1を有することができ、その場合1つの時間セグメントは10ミリ秒である。したがって、10個の時間セグメントにつき1回のオブザベーションO1が行われる。これは、第2のフィルタプロセスのスライディングウィンドウ610の場合も同様である。ただし、フィルタプロセスのオブザベーション期間OP1、OP2はこれとは異なってもよいことに留意されたい。スライディングウィンドウは、1回のオブザベーション期間OP1、OP2ごとに1ステップ前に進み、各フィルタリングプロセスがRWとLWのチャネル状態を判別する。RWおよびLWでオブザベーション/測定された値O1、O2がフィルタリングプロセスによって利用されて、SIRの調整値(adjustment value)を生成する。
【0028】
このアルゴリズムは、第1のフィルタプロセスにおける静的/動的なチャネル検出についての最も強い経路(strongest path)(P0)の電力とフェーディングチャネルの電力比P1/P0(dB)とに基づいてチャネル状態を特徴づけ、P1は2番目に強い経路の電力である。P0は、第1のフィルタプロセスの1回のオブザベーション期間OP1ごとに1回サンプリングされ、第2のフィルタプロセスのP1/P0(dB)は、第2のフィルタプロセスのオブザベーション期間OP2ごとに1回平均される。各オブザベーション結果O1、O2は、分割スライディングウィンドウ600、610によるフィルタリングを行うためにメモリに記憶される。
【0029】
上記のように、第1のフィルタリングプロセス700は、静的なチャネル(すなわち視線の経路)と動的チャネル(すなわちフェーディングマルチパス)を区別し、動的チャネルと静的チャネル間で遷移があるかどうかを判定する。図7は、本発明の好ましい実施形態による第1のフィルタリングプロセス700の流れ図である。静的チャネルと動的チャネルの区別は、所定のオブザベーション期間OP1に検出されたピーク電力を使用して行われる。
【0030】
上記で説明したように、第1のフィルタリングプロセスは、図6Aに示す分割スライディングウィンドウを利用して静的な調整値を生成する。ここでもLWとRWは任意の所定の長さとすることができる。以下で開示されるように、GWは初め1に設定され(ステップ702)、1回反復されるたびに1増加される。ただし、GWは、例えば2や3など、予め設定されたその最大値の制限を有する。
【0031】
プロセッサ111は、上述のジャンプアルゴリズムで生成されたstep_upカウンタおよびstep_downカウンタと、LWとRWで最も強い経路の求められた電力を利用して静的な調整値を計算する。第1のフィルタプロセスは、LWとRWがオブザベーション/測定されたピーク電力で満たされた後に実行される。したがって、スライディングウィンドウの大きさが7(RWが3、LWが3、GWが1)である場合は、第1のフィルタプロセスが静的な調整値を生成する前に7回のオブザベーション結果O1がオブザベーションされることになる。
【0032】
以下に従って静的な調整値が計算される。LWおよびRWにおける各オブザベーションのピーク値の平均と、そのピーク値のΔ平均が、次の式5、6、および7に従って計算される(ステップ703)。
【0033】
【数1】
Figure 2005503713
【0034】
Figure 2005503713
【0035】
ひとたびΔ平均ピーク値が計算されると、閾値テストが行われて(ステップ704)、各ウィンドウ(LWおよびRW)のピーク電力間に変動があるかどうか、および、RWウィンドウとLWウィンドウ間に変化がある、すなわち、スライディングウィンドウ中に静的チャネルから動的チャネルへの変化、または動的チャネルから静的チャネルへの変化があるかどうかを判定する。閾値は、好ましくは次のような所定の値である。
【0036】
THmean_peak = 3.0
TH_Peakstd, RW = 1.0
TH_Peakstd, LW = 1.0
【0037】
Th_Peakstd,RWおよびTH_Peakstd,LWは、フェーディングチャネルのピーク電力の変動を検出するための標準偏差(std)に関連する。閾値テストでは、Δ平均ピーク値を閾値とRWおよびLWのピーク値と比較して、遷移がある、すなわちLWのチャネルがRWのチャネルと異なるかどうかを判定し、RWのチャネルがフェーディングチャネルである場合にはLWのチャネルが静的チャネルであるかどうかを判定し、その逆も同様に判定する。
【0038】
LWとRWのチャネルが異なり、どちらかが静的チャネルである場合、プロセッサ111は、ジャンププロスのstep_upとstep_downの数(count)に基づいてジャンプ値SIRjumpを設定し、デルタ平均とBLERに基づいてターゲットSIRの静的調整値(adjStaticSIRdB)の初期値を計算する(ステップ705)。
【0039】
ジャンプ値(jump value)は、式8aにより設定される。
【0040】
Figure 2005503713
【0041】
想定される基準動的チャネル(好ましくはケース2)に相対的な調整値であるadjStaticSIRdBの初期値は、式8bに従って設定され、ここで図4に示すグラフを用いてBLERがマッピングされる。
【0042】
Figure 2005503713
【0043】
RWチャネルが静的であるか、静的であるLWチャネルに応じて、次いで電力比に基づいてadjStaticSIRdBの初期値が変更される。RWチャネルが静的チャネルである(かつLWチャネルがフェーディングチャネルである)場合は、次の擬似コードと式9に従って、LWの平均電力比(AvPrevChChar)を用いてadjStaticSIRdBが変更される。
【0044】
Figure 2005503713
【0045】
LWが静的チャネルである(かつRWチャネルがフェーディングチャネルである)場合は、式10により、調整された静的なSIRのadjStaticSIRdBが計算される。
【0046】
Figure 2005503713
【0047】
ただしデルタ平均=7.0である。
【0048】
初期静的調整値が再計算されると、その調整値が大きすぎ、大きな調整を一度に行うことを妨げるかどうかが判定される。この判定は、静的な調整値を最大の調整値maxadjSIRdBと比較することによって行われる。
【0049】
Figure 2005503713
【0050】
最大値が計算された調整値より小さい場合は、最大値が静的な調整値として利用される。プロセッサ111は次いで、式12により静的な調整値を調整する。
【0051】
Figure 2005503713
【0052】
静的な調整値を計算すると、プロセッサ111は、新しいチャネルのためにピーク電力、step_upおよびstep_down数(count)、および電力比(power ratio)を初期化する(ステップ706)。電力比の初期化により、基準チャネルが式8bで使用されたケース2の想定基準チャネルに設定されて、第2のフィルタプロセスを開始する。step_upおよびstep_down数(count)の初期化は第2のフィルタプロセスで式8aをゼロに設定して、SIRjumpの調整値が2度使用されないようにする。
【0053】
閾値テストにパスせず(すなわちRWとLWウィンドウ間の変化が検出されない)、かつGAP_SIZEが最大のGAP_SIZEより小さい場合は、プロセッサ111は、GAP_SIZEを1だけ増し(ステップ708)、LWおよびRWのピーク値とΔ平均が再計算される(ステップ703)。GWが所定の最大値である場合、プロセッサ111は、スライディングウィンドウを移動し、次のオブザベーション期間OP1を開始する(ステップ707)。
【0054】
上記のように、プロセッサ111は、第2のフィルタプロセス800を順次行って動的な(フェーディング)チャネルの調整値を生成する。第2のフィルタプロセス800は、マルチパスの電力比を使用することによりフェーディングチャネル状態を特徴づける。第2のフィルタリングプロセス800の流れ図が図8に示される。第1のフィルタプロセス700が最初に実行される時には、第1のフィルタのLWとRW中の値はオブザベーション/測定されたピーク電力だけ蓄積されるのに対して、第2のフィルタプロセス800のLWの値は、例えばケース1など想定される可能性の高いチャネル状態の電力比によって予め決定され、第2のフィルタプロセス800のGWおよびRWの値は、オブザベーション/測定された電力比だけ蓄積される。RWがオブザベーションO2の回数分のデータを蓄積するとそのオブザベーションO2における電力比が決定される。LWの予め決定された電力比の値と、RWの第2または第3のオブザベーション/測定値がプロセッサ111によって使用されて調整値を決定する。
【0055】
第1のフィルタプロセス700と同様に、第2のフィルタプロセス800は、各ウィンドウで計算されたLWとRWの電力比の値の平均差を計算する。先に述べたように、第2のフィルタプロセス800のスライディングウィンドウは、任意の所定長さであるLW、RW、およびGWからなる(ステップ803)。各ウィンドウにおける各オブザベーションの電力比は、次の式13により計算される。
【0056】
【数2】
Figure 2005503713
【0057】
ここで、Nobsは、1回のオブザベーション期間OP2当たりのサンプル数であり、P0(j)は、最も強い経路の電力であり、P1(j)は2番目に強い経路の電力である。
【0058】
次いで、平均電力比とデルタ平均(Δ平均)が次の式14、15、および16により計算される。
【0059】
【数3】
Figure 2005503713
【0060】
Figure 2005503713
【0061】
第1のフィルタプロセス700と同様に、閾値が生成され、RWとLWの平均値と電力比がその閾値と比較される(ステップ804)。閾値は、次の擬似コードに従って計算される。
【0062】
Figure 2005503713
【0063】
ここで、−7.0は、第2の経路が弱いか、第2の経路がないフェーディングチャネル状態を表す。
【0064】
RWとLWの平均差と電力比の値が閾値の範囲内である場合、プロセッサ111は、次の式17および18によりSIRjumpとフェーディングチャネルSIRの初期調整値を設定する(ステップ805)。
【0065】
Figure 2005503713
【0066】
【数4】
Figure 2005503713
【0067】
ここで、BLERが再度、想定基準チャネルからマッピングされる。
【0068】
【数5】
Figure 2005503713
【0069】
の初期値が最大の調整値より大きい場合は、
Figure 2005503713
【0070】
となり、
【0071】
【数6】
Figure 2005503713
【0072】
はmaxadjSIRdBに設定される。プロセッサ111は次いで、SIRjumpにより初期または最大の調整値
【0073】
【数7】
Figure 2005503713
【0074】
を調整する。
【0075】
【数8】
Figure 2005503713
【0076】
【数9】
Figure 2005503713
【0077】
は、想定基準チャネルに対するフェーディングチャネルの調整値を与える。例えば想定される基準チャネルがケース2であり、実際のチャネル状態がケース3のチャネルである場合は、基地局に送信されるターゲットSIRがケース3のチャネルの実際のチャネル状態を表すように、第1のフィルタプロセス700によって生成された静的な調整値を
【0078】
【数10】
Figure 2005503713
【0079】
で調整してその静的調整値を減らすか、または増す。
【0080】
閾値テストにパスしない場合は、第2のフィルタプロセスは第1のフィルタプロセスと同様に動作し、すなわちGAP_SIZEが最大のGAP_SIZEよりも大きくない、または等しくない場合は、GAP_SIZEが1だけ増分され(ステップ808)るか、または、スライディングウィンドウが次のオブザベーション期間に向けて1ステップ前に移動し(ステップ807)、
【0081】
【数11】
Figure 2005503713
【0082】
が0に設定される。
【0083】
第1および/または第2のフィルタプロセスについてオブザベーションが完了するたびに、次の式21によりSIRTargetが求められる。
【0084】
【数12】
Figure 2005503713
【0085】
プロセッサ111は、測定されたSIRをSIRTargetと比較することにより、基地局の送信電力の調整値を決定する。この比較の結果を使用して、続いてTPCコマンドが基地局80に送信される。
【0086】
図3Bを参照すると、基地局80は、アンテナ82、アイソレータあるいはスイッチ84、デモジュレータ86、チャネル推定デバイス88、データ推定デバイス90、プロセッサ103、送信電力計算デバイス98、データジェネレータ102、エンコーダ110、挿入デバイス104、およびモジュレータ106を備える。基地局301のアンテナ82またはアンテナアレイは、TPCコマンドを含む各種のRF信号を受信する。受信された信号はスイッチ84を介してデモジュレータ86に渡されてベースバンド信号を生成する。あるいは、送信機能と受信機能に別々のアンテナを使用してもよい。ベースバンド信号は、UE22の通信バーストに割り当てられた時間スロットに該当する符号で、チャネル推定デバイス88およびデータ推定デバイス90などにより処理される。チャネル推定デバイス88は、ベースバンド信号中のトレーニングシーケンス成分を使用して、チャネルインパルス応答などのチャネル情報を提供する。チャネル情報はデータ推定デバイス90によって使用される。データ情報は、プロセッサ103により送信電力計算デバイス98に提供される。
【0087】
プロセッサ103は、データ推定デバイス90によって生成されたソフトシンボルをビットに変換し、CCTrCHに関連付けられたTPCコマンドを抽出する。送信電力計算デバイス98は、TPCコマンドに従ってCCTrCHの送信電力を所定のステップサイズだけ増すか、または下げる。
【0088】
基地局301から送信されるデータは、データジェネレータ102によって生成される。データは、誤り検出/訂正エンコーダ110によって誤り検出/訂正符号化される。誤り符号化されたデータは、割り当てられた物理チャネルの該当する時間スロットと符号で、トレーニングシーケンス挿入デバイス104によってトレーニングシーケンスとともに拡散および時間多重化されて通信バーストを生成する。拡散された信号は、増幅器106によって増幅され、モジュレータ108によって無線周波に変調される。増幅器の利得は、送信電力計算デバイス98によって制御されて、各時間スロットに決められた送信電力レベルを実現する。電力制御されたバーストは、アイソレータ84を通じて渡され、アンテナ82によって放射される。
【0089】
本発明のチャネル適応型のダウンリンク外部ループ電力制御アルゴリズムの流れ図が図9に示される。ターゲットBLERが基地局30から受信機10に通信される(ステップ901)。受信されたターゲットBLERを使用して、所与のチャネルのターゲットSIRが得られ(ステップ902)、ジャンプアルゴリズムのstep_upおよびstep_downサイズが計算される(ステップ903)。step_upおよびstep_downカウンタが初期化され、第1および第2のフィルタプロセスのパラメータ(すなわちオブザベーション期間:observation period)が設定される(ステップ904)。
【0090】
受信器10が基地局と同期されており、送信の中断(DTX:discontinuation of transmission)がない場合は、プロセッサ111によってジャンプアルゴリズムが行われる(ステップ905)。ジャンプアルゴリズムによってSIRTargetが生成されると、プロセッサ111は、第1のフィルタプロセスを行って(ステップ906)静的な調整値を生成する。第1のフィルタプロセスが第1のスライディングウィンドウを埋めるだけのオブザベーション結果を蓄積すると、プロセスはピーク電力を計算し(ステップ907)、静的なSIR調整値を生成する(ステップ908)。プロセッサ111は次いで第2のフィルタプロセスを行う(ステップ909)。第2のフィルタウィンドウの各オブザベーションO2について電力比が計算され(ステップ910)、フェーディングチャネルの調整値を生成する(ステップ911)。次いで第1および第2のフィルタプロセス700、800それぞれで生成された調整値に従ってSIRTargetが調整される(ステップ912)。
【0091】
本発明の好ましい実施形態によるダウンリンクの外部ループ電力制御アルゴリズムは、ジャンプアルゴリズムとチャネル適応アルゴリズムを利用してチャネル誤りを緩和し、時間によって変化するチャネル状態に適応する。チャネル適応アルゴリズムが1フレームにつきより多くのP0およびP1/P0のサンプルを使用するか、TPCの前にSCHのPCCPCHを使用する場合は、収束時間を短くすることができる。したがって、このチャネル適応型の外部ループ電力制御アルゴリズムは、望ましい収束時間を満たし、アップリンクのTPCのバッテリ電力消費量とダウンリンクTPCの干渉を減らす(その結果最大出力が増大する)。このチャネル適応アルゴリズムは、より多くの機能、P2/P0、P3/P0、マルチパスの数などを追加することにより拡張されて性能を向上することができる。このアルゴリズムは一般的なので、TDDのアップリンクのTPCとFDDのアップリンク/ダウンリンクのTPCに適用されることができる。
【0092】
本発明について好ましい実施形態に即して説明したが、当業者には、頭記の特許請求の範囲に概説される本発明の範囲内にある他の変形形態が明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】TDDシステムにおける反復フレーム中の時間スロットを示す図である。
【図2】簡略化した無線TDDシステムを示す図である。
【図3A】ユーザ機器UEを示すブロック図である。
【図3B】基地局を示すブロック図である。
【図4】BLERとターゲットSIR値のマッピングを示す線図である。
【図5】本発明に従ったジャンプアルゴリズムを示す図である。
【図6A】第1のフィルタプロセスにおける分割スライディングウィンドウを示す図である。
【図6B】第2のフィルタプロセスにおける分割スライディングウィンドウを示す図である。
【図7】ダウンリンクの電力制御で使用するチャネルディスクリミネーションフィルタリングを示す流れ図である。
【図8】ダウンリンクの電力制御で使用するフェーディングチャネルフィルタリングを示す流れ図である。
【図9】本発明によるチャネル適応型のダウンリンク外部ループ電力制御アルゴリズムを示す流れ図である。

Claims (27)

  1. ユーザ機器は、基地局からの受信信号に基づいてターゲット電力レベルを生成して該基地局に伝達し、スペクトラム拡散時分割通信システムによりアップリンク/ダウンリンク通信の送信電力制御を行うために、外部ループ送信電力を制御する方法であって、前記方法は、
    一連の通信セグメントの形態の通信を前記ユーザ機器が前記基地局から受信するステップと、
    第1および第2のコンポジットウィンドウ内において受信された前記通信を分析するステップと、
    前記第1のコンポジットウィンドウは、所定数の通信セグメントからなる第1の長さの既定の第1のウィンドウと、所定数の通信セグメントからなる第2の長さの重複のない第2のウィンドウとを有し、前記通信の各セグメントは、初めに前記第1のウィンドウで分析され、次いで前記第2のウィンドウで分析されるステップと、
    前記第2のコンポジットウィンドウは、所定数の通信セグメントからなる第3の長さの既定の第3のウィンドウと、所定数の通信セグメントからなる第4の長さの重複のない第4のウィンドウとを有し、前記通信の各セグメントは、初めに前記第3のウィンドウで分析され、次いで前記第4のウィンドウで分析されるステップと、
    前記第1のウィンドウおよび前記第2のウィンドウ内における通信セグメントの静的チャネル状態と動的チャネル状態とを周期的に区別するステップと、
    前記第1のウィンドウおよび前記第2のウィンドウにおける前記通信セグメントの各チャネル状態が異なるとき、静的な調整値を生成するステップと、
    動的な調整値を生成するために前記第3のウィンドウおよび前記第4のウィンドウ内における通信セグメントの動的チャネル状態を周期的に特徴付けるステップと、
    前記静的な調整値および前記動的な調整値に応答して前記ターゲット電力レベルを調整するステップと、
    を具備したことを特徴とする方法。
  2. 検出されたターゲット電力レベルを前記基地局から受信するステップと、
    誤り信号を検出するステップと、
    前記静的な調整値および前記動的な調整値に応じて前記ターゲット電力レベルを調整する前に、前記誤り信号の前記検出に応答して前記検出されたターゲット電力レベルを調整して前記ターゲット電力レベルを生成するステップとを、
    さらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1および第2のウィンドウはそれぞれ所定回数のオブザベーションO1を含み、前記オブザベーションO1の各々は固定数の通信セグメントに等しく且つ期間OP1を表し、
    前記静的チャネル状と動的チャネル状態とを周期的に区別するステップは、各オブザベーションO1から決定される値に基づく、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記区別するステップは、
    前記第1および第2のウィンドウそれぞれについて、前記通信セグメントの各オブザベーションO1のピーク電力点を検出するステップと、
    前記検出されたピーク電力点を既定の閾値と比較するステップと、
    前記比較するステップに基づいて、前記第1および第2のコンポジットウィンドウのどちらが静的チャネル状態を含むかを判定するステップと、
    前記判定するステップの判定結果に応じて前記静的な調整値を計算するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1のウィンドウと前記第2のウィンドウは、第5の長さの第1の遷移ウィンドウによって隔てられ、前記第1の遷移ウィンドウは、前記検出されたピーク電力点が前記閾値内にないときに調整されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記区別するステップの周期はP1に等しいことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記第3および第4のウィンドウはそれぞれ所定数のオブザベーションO2を含み、前記オブザベーションO2は、固定数の通信セグメントに等しく、期間OP2に相当し、前記動的チャネル状態の前記周期的な特徴づけは、各オブザベーションO2で求められた値に基づくことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記特徴づけるステップは、
    前記第3および第4のウィンドウについてそれぞれ、前記通信セグメントの各オブザベーションO2のピーク電力比を検出するステップと、
    前記検出されたピーク電力比と第2の閾値を比較し、前記第2の閾値は、部分的には前記ピーク電力比に基づくステップと、
    前記比較の結果が前記閾値内にあるとき、前記動的な調整値を生成するステップと、
    を具備したことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記第3のウィンドウおよび前記第4のウィンドウは、第6の長さを有する第2の遷移ウィンドウによって隔てられ、前記第2の遷移ウィンドウは、前記検出されたピーク電力比が前記第2の閾値内にない時に調整されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記特徴づけるステップの周期はOP2であることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記第1および第2のウィンドウはそれぞれ所定数のオブザベーションO1を含み、前記オブザベーションO1の各々は固定数の通信セグメントに等しく且つ期間OP1を表し、
    前記静的チャネル状態と動的チャネル状態とを周期的に区別するステップは、各オブザベーションO1から求められる値に基づき、
    前記第3および第4のウィンドウはそれぞれ所定数のオブザベーションO2を含み、前記オブザベーションO2は、固定数の通信セグメントに等しく且つ期間OP2を表し、
    前記動的チャネル状態を周期的な特徴づけるステップは、各オブザベーションO2から求められる値に基づく、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 前記区別するステップの周期はP1に等しく、前記特徴づけるステップの周期はOP2であることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記オブザベーションO1と前記オブザベーションO2は等しくないことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記区別するステップは、
    前記第1のウィンドウおよび第2のウィンドウそれぞれについて、前記通信セグメントの各オブザベーションO1のピーク電力点を検出するステップと、
    前記検出されたピーク電力点を既定の閾値と比較するステップと、
    前記比較するステップに基づいて、前記第1のウィンドウおよび前記第2のウィンドウのどちらが静的チャネル状態を含むかを判定するステップと、
    前記判定するステップに応じて前記静的な調整値を計算するステップとを含み、
    前記特徴づけるステップは、
    前記第3のウィンドウおよび第4のウィンドウそれぞれについて、前記通信セグメントの各オブザベーションO2のピーク電力比を検出するステップと、
    前記検出された電力比を第2の閾値と比較するステップであって、前記第2の閾値は部分的に前記ピーク電力比に基づくステップと、
    前記比較するステップの結果が前記閾値内にあるときに前記動的な調整値を生成するステップとを含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  15. 前記第1のウィンドウと前記第2のウィンドウは、第5の長さを有する第1の遷移ウィンドウによって隔てられ、前記第1の遷移ウィンドウは、前記検出されたピーク電力点が前記閾値内にないときに調整され、
    前記第3のウィンドウと前記第4のウィンドウは、第6の長さを有する第2の遷移ウィンドウによって隔てられ、前記第2の遷移ウィンドウは、前記検出された電力比が前記第2の閾値内にないときに調整される、
    ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. ユーザ機器は、基地局からの受信信号に基づいてターゲット電力レベルを生成して該基地局に伝達し、スペクトラム拡散時分割通信システムによりアップリンク/ダウンリンク通信の送信電力制御を行うために外部ループ送信電力を制御するにあたり、一連の通信セグメントの形態の通信を前記基地局から受信する受信器であって、該受信器は、
    前記基地局に伝達される前記ターゲット電力レベルを生成し、第1および第2のコンポジットウィンドウ中の前記受信された通信を分析するプロセッサを備え、
    前記第1のコンポジットウィンドウは、所定数の通信セグメントからなる第1の長さの既定の第1のウィンドウと、所定数の通信セグメントからなる第2の長さの重複のない第2のウィンドウとを有し、前記通信の各セグメントは、初めに前記第1のウィンドウで分析され、次いで前記第2のウィンドウで分析され、これにより、前記第1のウィンドウおよび前記第2のウィンドウ内における通信セグメントの静的チャネル状態と動的チャネル状態とを周期的に区別し、前記第1のウィンドウおよび前記第2のウィンドウにおける前記通信セグメントの各チャネル状態が異なるとき、静的な調整値を生成し、
    前記第2のコンポジットウィンドウは、所定数の通信セグメントからなる第3の長さの既定の第3のウィンドウと、所定数の通信セグメントからなる第4の長さの重複のない第4のウィンドウとを有し、前記通信の各セグメントは、初めに前記第3のウィンドウで分析され、次いで前記第4のウィンドウで分析され、これにより、動的な調整値を生成するために前記第3のウィンドウおよび前記第4のウィンドウ内における通信セグメントの動的チャネル状態を周期的に特徴付け、前記静的な調整値および前記動的な調整値に応答して前記ターゲット電力レベルを調整する、
    ことを特徴とする受信器。
  17. 前記受信された通信は検出されたターゲット電力レベルを含み、
    前記プロセッサはさらに誤り信号を検出し、
    前記静的な調整値および前記動的な調整値に応じて前記ターゲット電力レベルを調整する前に、前記誤り信号の前記検出に応じて前記検出されたターゲット電力レベルを調整して前記ターゲット電力レベルを生成する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の受信器。
  18. 前記第1および第2のウィンドウはそれぞれ所定数のオブザベーションO1を含み、各前記オブザベーションO1は固定数の通信セグメントに等しく且つ期間OP1を表し、前記静的チャネル状態と前記動的チャネル状態の周期的な区別は、各オブザベーションO1から求められる値に基づくことを特徴とする請求項16に記載の受信器。
  19. 前記第1のウィンドウと前記第2のウィンドウは、第5の長さを有する第1の遷移ウィンドウによって隔てられ、前記第1の遷移ウィンドウは、前記第1のウィンドウと前記第2のウィンドウが異ならないときに調整されることを特徴とする請求項18に記載の受信器。
  20. 前記区別における周期はP1に等しいことを特徴とする請求項19に記載の受信器。
  21. 前記第3および第4のウィンドウはそれぞれ所定数のオブザベーションO2を含み、前記オブザベーションO2は、固定数の通信セグメントに等しく且つ期間OP2を表し、前記動的チャネル状態の前記周期的な特徴づけは、各オブザベーションO2で決定された値に基づくことを特徴とする請求項16に記載の受信器。
  22. 前記第3のウィンドウと前記第4のウィンドウは、第6の長さを有する第2の遷移ウィンドウにより隔てられていることを特徴とする請求項21に記載の受信器。
  23. 前記特徴づけの周期はOP2であることを特徴とする請求項22に記載の受信器。
  24. 前記第1および第2のウィンドウはそれぞれ所定数のオブザベーションO1を含み、前記オブザベーションO1の各々は固定数の通信セグメントに等しく且つ期間OP1を表し、前記静的チャネル状態と前記動的チャネル状態の周期的な区別は、各オブザベーションO1から決定される値に基づき、
    前記第3および第4のウィンドウはそれぞれ所定数のオブザベーションO2を含み、前記オブザベーションO2は、固定数の通信セグメントに等しく且つ期間OP2を表し、前記動的チャネル状態の前記周期的な特徴づけは、各オブザベーションO2から決定される値に基づく、
    ことを特徴とする請求項16に記載の受信器。
  25. 前記区別における周期はP1に等しく、前記特徴づけの周期はP2であることを特徴とする請求項24に記載の受信器。
  26. 前記オブザベーションO1と前記オブザベーションO2は等しくないことを特徴とする請求項25に記載の受信器。
  27. 前記第1のウィンドウと前記第2のウィンドウは、第5の長さを有する第1の遷移ウィンドウによって隔てられ、前記第1の遷移ウィンドウは、前記第1のウィンドウと前記第2のウィンドウが異ならないときに調整され、
    前記第3のウィンドウと第4のウィンドウは、第6の長さを有する第2の遷移ウィンドウによって隔てられる、
    ことを特徴とする請求項26に記載の受信器。
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