JP2005503223A - 電磁結合現象を抑制するための装置 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、電流又は電磁波を伝導するための少なくとも1本のラインに対する電磁結合現象を抑制するための、特にMR装置におけるRF交流用の共振トラップに関する。この共振トラップは前記ラインの長さの一部に沿って延在する導体を含んでいる。
【背景技術】
【0002】
一般的な磁気共振撮像方法の状況では、プロトンの磁気モーメントが、例えば1.5テスラーの強い定常磁場により、ある空間方向に配向される。短時間の電磁RFパルスを用いて、個々のプロトンは歳差に励起され、次いで外部の強い磁場に従って再び配向される。特に、励起及び緩和時間並びに歳差運動の周波数は組織に依存し、計測する状況では、これらは励起の位置コードと共同して、様々な組織の空間における位置に関する情報を供給する。この位置コードは、歳差励起の位置依存型の周波数及び位相を利用し、関連する放射の位置に関する情報が計測されたMR信号のフーリエ変換により得られることを可能にする。
【0003】
高い画像品質を達成するために、検査されている組織の型式を識別するように幾つかの特徴を利用すると意味する。MR装置における磁場が変えられる速度は、許容可能な検査時間内で高い画像品質を達成するとき制限因子を形成する。これにより、高い磁場強度の過渡が増幅器及び電圧源と共同して得られることを可能にするコイルシステムの開発が継続して試みられている。
【0004】
前記位置コードにとって望ましい磁場強度の勾配を生じさせるために、3つの互いに垂直な空間方向に別々のコイルシステムを用いることは一般的な実施例である。互いに向き合っている2つのヘルムホルツコイル(Helmholz coil)が身体の長軸方向、すなわち普通はz軸と呼ばれる軸の方向に通常は配される。この身体の長軸に垂直な方向に、検査ボリュームを円筒形型式で囲むように、互いに対向して配される螺旋形のような平面コイルが通常は設けられる。この身体の長軸に沿って、2つ又はそれ以上の上記螺旋形のようなコイルがこの身体の長軸に垂直に延在する空間方向にしばしば設けられる。前記身体の長軸に垂直に配向される2つの空間方向は通常x方向及びy方向と呼ばれ、これら方向に対し、後者の種類の個々に分離したコイルシステムが用いられる。
【0005】
プロトンの歳差励起に通常用いられるコイルは、他のコイルにより囲まれる検査室内に置かれる。操作し易いように、この検査室の壁はしばしば異なる位置においてRFコイル用の接続部を備え、これにより、これらコイルが関連する検査の要件に従って検査されるべき患者の上に配されることを可能にする。しかしながら、個々の接続部へ誘導するラインがRFコイルのRF磁場との電磁結合に容易に曝されるので、電流及び電圧はライン及びシールド内に生成される。一方では、これにより生じる電圧、電流及び電磁場が測定結果を偽らせるのに対し、他方では、誘導された電圧及び電流は、これらが検査すべき患者にとって危険となるような大きさの桁(order)に達してしまう。
【0006】
検査すべき患者にとって危険である電圧及び電流を少なくとも防止するために、RFコイルへのラインに導体を巻き付けることが既に知られている。これにより形成されるインダクタンスは通例、前記ラインの後ろに結合されるキャパシタと直列に接続され、これにより得られる共振回路の共振周波数はMR装置の周波数に同調される。この共振回路のコイルに存在するラインはこれにより励起された共振回路により遮蔽され、このラインのRF信号は影響を受けないままとなる。しかしながら、共振回路の漏れ磁場(stray field)が生じ、これによりこの装置に追加のシールドを用いる必要があることが重大な欠点である。その上、この装置の製造及び保守に関する他の重大な欠点は、共振回路のキャパシタとRF信号用の実際のラインとの間に不可欠な接続が存在することである。これらの構成要素は分離できないように互いに接続されているので、欠陥品である場合、シールドを含む全てのラインが取り替えられなければならない。モジュール型構造形態の代替品は、多数の脱着可能な接続を必要とし、これら接続は、一方では製造コストを許容できないほど上昇させ、他方では弱い部分の数が有用性を妨げるほど大きく増大させる。
【0007】
RF導体を遮蔽するために、米国特許番号5,742,165号が、MR装置の電磁放射の波長の4分の1に相当する長さにわたる円筒形の導体を用いて前記ラインを囲むことを既に教えている。関連する波長は、円筒形のシールドと前記ラインとの間の誘電体に存在する波長である。一方の端部において、円筒形のシールドは、遮蔽されるべきラインに直接短絡されるのに対し、もう一方の端部において、(以後電気長とも呼ばれる)円筒形のシールドの電気的に有効な長さは、実際の長さに比べ大きく減少している。
【0008】
この複雑な装置は、RFラインと個々のシールドとの間に直接的な接続が存在するので、前記構成要素の1つが欠陥品である場合、全てのシールドと繋がる全体のラインが高い費用で取り替えられなければならない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
現在の従来技術の欠点及び問題点を考慮してみると、本発明の目的はRF電磁放射を確実に遮蔽し、ライン上に共振トラップのモジュール型構造を可能にする電流を伝導するラインのための共振トラップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本目的は、本発明に従い、前述した型式の共振トラップを用いて達成され、ここで少なくとも1つの内部導体は、ラインに沿ってそのラインの長さの一部にわたり延在し、少なくとも1つの外部導体は、前記内部導体に沿って延在し、前記内部導体は、前記外部導体が配されるラインからの距離よりも短い距離で配され、前記外部導体は前記ラインに対し少なくとも部分的に内部導体を覆うように配される。
【0011】
前記内部導体はこのとき、有利に前記ラインと平行に延在することができる。この内部導体に並列する外部導体の装置は、これら導体間及び導体とラインとの間の構造的に微妙な距離を保証するのにも有利となる。ライン及び内部導体若しくは外部導体は、これらの主要な寸法が共通な直線の接続ラインに少なくとも一部が沿って延在するように置かれるべきであり、これにより高品質の遮蔽を保証する。
【0012】
本発明による共振トラップの決定的な利点は、もはやこの共振トラップをラインに導電的に接続させる必要がないという事実である。リード線から共振トラップを分離するために、最初に、前記ライン及び共振トラップが別々の構成要素を構成するモジュール型構造が達成される。前記ラインと共振トラップとの間にもはやプラグ型式の接続は必要ない。前記ライン及び共振トラップを別々の構成要素として同時に構成することは、これら2つの構成要素の強固さを高める。前記モジュール型構造は、標準化のための様々な可能性を可能にするので、実質的なコスト削減が達成される。最後に、本発明による共振トラップは、その高い強固さに少しもよらず、MR装置により簡単に搭載されることができる。前記ラインは、個々の共振トラップを介して容易にスライドされることができる。共振トラップの数は前記ラインの長さに従い選択される。
【0013】
本発明の他の有利な実施例において、内部導体は、RF交流の周波数の電磁波に対し、内部導体と外部導体との間の媒体における波長の約4分の1に相当する前記ラインの長軸方向における電気長を持つ。結局のところ、この電気長は内部導体と外部導体との間の媒体の特性、特に誘電率及び透磁率に依存している。前記波長の4分の1の電気長と共に構成される共振トラップは、相対的に狭い帯域において最も高い品質因子(例えばQ=250)を電磁結合現象の抑制に供給する。電気共振回路における共振現象と同様に、同じ種類の共振現象が前記装置に起こり、理想的にはバリアを持たずに、前記ライン上の電磁波に対する入力インピーダンスを増大させる。内部導体及び外部導体は、略同じように長くなるように有利に構成されるので、すなわちその長さが前記ラインのRF交流の周波数の電磁波に対し、前記内部導体と外部導体との間の媒体に生じる波長の約4分の1に相当する。
【0014】
本発明による共振トラップの有利な他の実施例において、内部導体及び外部導体は、前記ラインに沿って延在する個々の平坦なプレートとして構成される。その場合、夫々2つの内部及び外部導体からなる対形状の対向して置かれる装置を利用すると理解でき、前記ラインは2つの内部導体間に置かれる。その上、平坦な内部導体と平坦な外部導体からなる3つ以上の共振トラップが前記ラインの周りに配されることができる。この簡単な装置は、非常に強固であり、驚くほど高い遮蔽品質因子を達成する。前記ラインの周りに配される別個の共振トラップは、互いに導電的に接続される必要が無い。剥き出しの装置は柔軟な操作を可能にし、搭載するのに必要とされる作業を最小にする。本発明による共振トラップが共振周波数に関して適切な許容範囲を持つことが前記装置にとって更に有利である。優れた遮蔽品質因子は、安価な製造処理により起こるような大きな機械的寸法許容差があっても得られる。内部導体の寸法、特に前記ラインの方向に垂直な内部導体の寸法は、共振トラップの電流と前記現象との間の望まない結合を避けるために、外部導体の寸法よりも有利に短くてよい。一方の軸の端部において内部導体及び外部導体の装置を短絡することが特に有利である。その上、実際の長さを減少させ、共振周波数に同調させるために、内部導体と外部導体との間にキャパシタを特に一方の軸の端部に供給すると理解する。2つの共振トラップの対称的な組み合わせが有利であってもよい。この場合、前記軸の中心において、キャパシタ、特に外部導体のキャパシタを備えるか、又は2つのキャパシタが両方の軸の端部において内部導体と外部導体とを相互接続してよい。前者の装置において、それは前記軸の中心に配されるキャパシタを備える装置であり、両側で短絡される端部が有利でもある。
【0015】
共振トラップの有利な実施例において、内部導体及び外部導体は夫々導電な中空の円筒として構成される。アセンブリに関し、前記ラインは内部導体を介して簡単に与えられることができ、複数の共振トラップは周囲の媒体(通常は大気)に対する波長の4分の1よりも少なくなる、軸方向における相互の距離だけ離れて配される。中空の円筒又は管として前記導体の特に簡単な構造は、非常に経済的に製造することができ、非常に強固である。上記装置は特に、小さな直径のラインの遮蔽に適している。円形又は楕円形の断面、若しくは例えば長方形又は八角形の断面のような多角形の断面は共振トラップの導体にも適している。
【0016】
本発明による大きな直径のラインにとって、内部導体及び外部導体は、前記ラインに対する別個の導電封体部として構成され、これら2つの封体部は、長軸方向に連続し、周に沿って分布している中断を備えている。大きな直径のラインは導体の直径に垂直な方向における更に大きな寸法の囲んでいる共振トラップを必要とする。しかしながら、所与の大きさから、渦電流が相対的に大きなボリュームの導体に起こるので、前記渦電流は外部の勾配磁場により誘導される。磁場に影響を与える渦電流を避けるために、本発明による導体は、長軸方向に連続する中断を備えている。この簡単なステップが行われる場合、渦電流及び関連する干渉磁場が効果的に避けられる。前記共振トラップはこれにより前記周に沿って分布され、少なくとも2つの異なる距離で前記ラインに沿って延在する多数の導体として有利に構成されることができる。
【0017】
実際の長さを減少させるために、例えば周りの空気又は適当な誘電体のような導体間に異なる媒体が存在してもよい。液体の媒体が2つの導体間に存在することも適している。干渉信号の形成が共振トラップにより妨げられるので、前記導体間に存在する前記媒体はプロトンを含んでよい。
【0018】
共振を可能にする共振トラップを形成するために、一方の軸の端部において前記内部導体を導電的に外部導体に接続することが効果的である。装置全体のインダクタンスは、装置全体のキャパシタンスに従ってライン共振器を構成する。
【0019】
前記共振トラップの長さを減少させるために、内部導体は、一方の軸の端部において且つキャパシタを介し、関連する軸の端部における外部導体と接続されることができる。前記共振キャップの実際の長さは、これにより大きく減少するので、通常は前記ラインの長軸方向に連続して配される共振トラップは、特に搭載時に扱うのが容易である。短いシールドの必要性は、しばしば遮蔽すべきラインの短い長さにより既に課されている。
【0020】
本発明の特に有利な他の実施例において、2つの導体はそれら軸の中心に対して対称となるように構成され、これら2つの軸の半分の各々が前記リード線のRF交流の周波数の電磁波に対する内部導体と外部導体との間の媒体における波長の約4分の1に相当する前記ラインの長軸方向における電気長を持つ。共振トラップのこの構造は本質的に、内部導体と外部導体との間の結合の端部において互いに軸方向に向き合うように配される2つの共振トラップからなり、そうでなければ前記装置の対称性による内部導体と外部導体との間の接続部に生じる電流が互いにキャンセルされる。導電性結合はこれにより内部導体と外部導体との間において有利に省略される。対称的な共振トラップの2つの外部端部間に同じキャパシタを備える対応する構造は、前記電気長に関連する共振トラップの実際の長さを減少させる。この共振トラップの電気長は、前記ラインのRF交流の周波数に対し、外部導体と内部導体との間の媒体において電磁波の2分の1波長に達する。
【0021】
本発明の有利な他の実施例において、内部導体は両方の実際の端部における外部導体に導電的に接続され、この外部導体はそれの軸の中心におけるキャパシタにより中断される。前記装置は、その軸の中心に関して有利に対称である。前記装置のミラー対称性による内部導体と外部導体との間の中心導体接続は、電流の上昇が互いにキャンセルするので、無くて済む。これにより有利に構成される共振トラップの電気長は分離すべき周波数の波長を半分にする。
【0022】
共振トラップは、周方向に分割されることができ、例えば、ラインガイド又はラインキャンセルの機能を有するライン封体部の一部として形成される場合、本発明の特に有利な実施例が得られる。渦電流の抑制にとって有利であり、前記ラインの長軸方向に延在する共振トラップの中断により形成される導体の中断は、ラインガイドの溝を分割するのにも有利に役立つ。前記溝の幅は、コンダクタにおける広い溝又は広い中断が遮蔽品質の損傷を引き起こすので、前記遮蔽の品質因子に関する必要条件に基づくべきである。
【0023】
本発明による共振トラップのモジュール型構造は、ラインに異なる周波数に同調される複数の共振トラップを具備すべきであることを可能にする。これらのトラップは、例えば互いに逐次的又は同軸的に配されることができる。複数の狭帯域周波数範囲における高品質の分離はこれによりラインが、異なる励起周波数及び主磁場の異なる強さと共に動作可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
本発明の特別な実施例は図を参照して以下に詳細に説明される。
【0025】
図1において検査ボリューム2におけるRF信号用のラインの経路が参照番号1により示されている。このライン1は、一方の端部においてRFコイル4のための接続部3を備えている。もう一方の端部では、ライン1は、フィルタ6が接続される他の接続部5を備えている。前記フィルタ6は送信及び受信増幅器のための接続部7が続いている。検査ボリューム2を通り延在するライン1の一部は、本発明による共振トラップ8を用いて、妨害する影響に備えて遮蔽される。ライン1上の電磁波により起こる干渉磁場も本発明による共振トラップ8により遮蔽されるべきである。同じライン1の長軸方向を向いている共振トラップ8の両端は、同じ隣接する共振トラップ8の端部からある距離をおいて配され、この隣接する共振トラップ8は、周囲の媒体(通常は空気)においてMR装置のRFコイルを動作する周波数の電磁波の波長の4分の1よりも小さい。
【0026】
図2は内部導体10及び外部導体11により囲まれる同軸ライン9の断面図である。この同軸ライン9は、特別なやり方でより合わされ、絶縁体13により囲まれる内部コア12を有する。この絶縁体13の周りに外部コア14が設けられ、これらコアは外部絶縁体15により囲まれている。同軸ライン9は、中空の円筒のように構成され、且つ外部導体11内において同軸に配される、内部導体10内に置かれる。検査室2の壁16はライン1又は同軸ライン9から離れて置かれる。
【0027】
図3は、ライン1又は同軸ライン9が3つの相互接続されるラインセグメント9a、9b、9cにより表されている図2の装置と等価な図を示す。ラインセグメントによって表されもする共振トラップ8の一部が中央のラインセグメント9bと隣接して置かれ、この共振トラップは内部導体10及び外部導体11からなる。これら内部導体10及び外部導体は共に、夫々の内部表面(10i)及び夫々の外部表面(10o)にセグメント化されるように示され、内部導体10の内部表面10iは、ライン1の導体セグメント9bと隣接し、内部導体10の外部表面10o、外部導体11の内部表面11i及び外部導体11の外部表面11oが続いている。共振トラップ8の軸方向の端部において、内部導体10及び外部導体11は、図3の等価図において接続部17により表されるように、互いに短絡される。内部表面(10i、11i)と外部表面(10o、11o)との間の導電性接続は、接続部18により両側に示される。内部表面及び外部表面上の電流は、共振トラップ8の軸方向の端部の領域でのみ互いに影響し、内部表面(10i、11i)及び外部表面(10o、11o)上の電流は他の全ての位置において互いに切り離されている。共振トラップ8の他方の軸方向の端部において、内部導体10はキャパシタ19を介して外部導体11に接続されている。このキャパシタ19は、共振トラップ8の有効電気長に相関してこのトラップの軸方向の長さを減少させる。前記等価図において、外部導体11の上面11oは、3つの連続する、相互接続されるラインセグメント16a、16b、16cにより表される壁16に隣接している。
【0028】
共振トラップ8が存在しない場合、ライン1又は同軸ライン9の表面と、壁16との間において全長にわたり電磁結合が起こる。壁16及び同軸リード9の表面はこれにより電磁波のための送信ラインを構成する。電磁信号の強さに依存して、患者に有害な電圧及び電流がこれにより検査ボリューム2に生じてしまう。それ故に、ライン1又は同軸ライン9は、多くても波長の4分の1となる距離にある共振トラップ8を用いて周囲の構成要素から遮蔽される。電磁波に関して、これは、共振トラップ8により遮蔽されるセグメントが長軸方向に交互に起こる短いセグメントにおいて、ライン1又は同軸ライン9のセグメント化を意味する。ライン1の上記セグメント化は有害な電圧及び妨害放射の形成の望まない影響を抑制する。図3に象徴的に示される個々のラインセグメント9a、9b、9c、10i、10o、11i、11o、16a、16b、16c)において誘導される電流は、夫々の矢印により表される。図2において、これらの電流は含まれる構成要素の表面上に同じように示される。隣接する構成要素における電流は常に互いに反平行(anti-parallel)に配向される。電磁結合は、ライン1又は同軸ライン9と壁16との間、すなわち共振トラップ8の前にある遮蔽されていないラインセグメント(9a、16a)と、共振トラップ8の後ろにある遮蔽されていないラインセグメント(9c、16c)との間に起こる。その上、同軸ライン9の遮蔽された表面9bと内部導体10の内部表面10iとの間、内部導体10の外部表面10oと外部導体11の内部表面11iとの間、及び外部導体11の外部表面11oと壁16の隣接する表面16bとの間に結合が起こる。
【0029】
物理的な関係は以下に要約して説明される。図4に示されるようなライン1又は同軸ライン9は、本発明による共振トラップ8により長さにわたり囲まれている。図3に示されるような電流は、導体10、11の内部表面及び外部表面上に形成される。電磁結合効果は、図3の等価図において導体10、11の内部表面と外部表面との間のインピーダンスZ1及びZ2により表されるように、共振トラップ8の軸方向の端部において排他的に起こる。共振トラップ8の長さはインピーダンスZ2,1により考慮される。
【0030】
以下の関係は図4の等価図から生じている。
【0031】
並列接続Z1、Z2 、 1は、入力インピーダンスZi
【数1】
を生じさせる。
【0032】
オームの法則に従い、共振トラップ8の2つの軸方向の端部において以下の値
【数2】
が得られる。
【0033】
電磁結合の抑制は、入力インピーダンスが非常に高くなる場合に達成される。共振している場合、入力インピーダンスは大きく増大し、この事実は本発明による共振トラップ8により用いられる。(ごく僅かな抵抗損を持つ)理想的な環境における共振条件は、故にZi→∞であり、波動伝搬用の純粋なブラインド抵抗(pure blind resistance)Y1、Y2及び特性インピーダンスZ0の仮定は、共振するための以下の条件を共に満たす。
【数3】
ここでβ=2・π/λは、内部導体(10)と外部導体(11)との間にある媒体の波長λから生じるライン上の波動伝搬の位相定数である。共振トラップ8の入力インピーダンスが共振する場合、このインピーダンスは大きく増大し(理想的にはZi→∞)、これはライン1のセグメント化を意味する。キャパシタ19は、一方の軸方向の端部において外部導体(11)及び内部導体(10)を互いに接続させ(Y1=1/2・π・f・c)、他方の軸方向に端部において短絡される(Y2=0)場合、共振トラップ8の長さに対し
【数4】
が得られる。
【数5】
キャパシタが無い(C=0)場合、この長さは
【数6】
であり、例えばn=0でl=λ/4である。
【0034】
図5において、前記ライン1は共振トラップ8により囲まれ、内部導体10は一方の端部、すなわち接続部17において外部導体11に短絡される。2つの導体10、11の他方の端部は開いたままであり、このときライン共振器の特性は、幾何学的配置、インダクタンス及びキャパシタンスにより制御される。
【0035】
図6において、ライン1は、内部導体10と外部導体11との間にある接続部17を介して一方の軸方向の端部において短絡される共振トラップ8により囲まれる。他方の軸方向の端部において、内部導体10及び外部導体11はキャパシタ19により互いに接続されている。
【0036】
図7において、前記ラインは、内部導体10及び外部導体11も含む共振とラップ8により囲まれ、この内部導体10は両方の軸方向の端部、すなわち個々のキャパシタンス19及び20により外部導体11に接続される。このとき、共振トラップ8の全電気長は、ライン1における交流の周波数で、内部導体と外部導体との間の媒体内を伝搬する1/2波長の長さになる。図7の装置において、図6の実施例に従う2つの共振トラップ8は本質的に、これらの短絡される端部を介して互いに対向して置かれる。対称性により、共振トラップ8の軸の中心での内部導体10と外部導体11との間の短絡接続17が不要にされる。
【0037】
図8に概略的に示される共振トラップ8において、内部導体10は両方の軸方向の端部において外部導体11と導電的に接続される。外部導体11はその軸の中心においてキャパシタ19により中断される。この装置は前記軸の中心に対して対称である。本実施例は原則的に一方の軸方向の端部にキャパシタを備え、他方の軸方向の端部において各々が短絡される本発明による共振トラップ8の接続からなる。これに関連して、2つのキャパシタが1つのキャパシタを形成するように有利に組み合わされることが可能である。
【0038】
提案された実施例全ては、外周に沿って分布され、共振トラップ8の長軸方向に延在する中断部21を有利に備える。図9は共振トラップ8の短絡された軸方向の端部の断面図である。前記外周に沿って分布される8つの接続部17は、“プリント基板”として有利に構成されることができる。前記外周に沿って分布される場合、これら接続部17は共振トラップ8の長軸方向に延在する中断部21により互いに切り離される。
【0039】
図10は本発明による共振トラップ8の他の実施例を示す。内部導体10及び外部導体11は、夫々平坦、矩形、対向して置かれる平面として構成され、互いに且つ内部導体間に置かれるライン9と平行に延在する。この内部導体10の平面的大きさは、外部導体11の平面的大きさよりも小さくなるように選択される。接続部17は内部導体10を一方の軸方向の端部において外部導体11に短絡させる。内部導体10及び外部導体11は他方の軸方向の端部において夫々開いた端部を持つ。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明にとって本質的に重要であるMR装置の構成要素の装置の概略表示。
【図2】本発明による共振トラップにより囲まれる同軸ラインの概略的断面図。
【図3】図2の装置と等価な図。
【図4】本発明による共振トラップを用いて遮蔽される概略的なラインと、内部導体の外部表面と外部導体の内部表面との等価図を示す。
【図5】本発明による共振トラップを用いて遮蔽されるラインの長軸方向に対する概略的な断面図。
【図6】本発明による共振トラップを用いて遮蔽されるラインの長軸方向に対する概略的な断面図。
【図7】本発明による共振トラップを用いて遮蔽されるラインの長軸方向に対する概略的な断面図。
【図8】本発明による共振トラップを用いて遮蔽されるラインの長軸方向に対する概略的な断面図。
【図9】本発明による共振トラップの内部導体と外部導体との間の接続部の概略的な断面図。
【図10】本発明による共振トラップの他の実施例の概略的な透視図。
Claims (13)
- 電流を伝導する少なくとも1本のラインに対する電磁結合現象を抑制するための、特にMR装置におけるRF交流用の共振トラップであり、前記ラインの長さの一部に沿って延在する導体を含む共振トラップにおいて、少なくとも1つの内部導体が前記ラインに沿って当該ラインの長さの一部にわたり延在し、少なくとも1つの外部導体が前記内部導体に沿って延在し、前記内部導体は、前記外部導体が前記ラインから配される距離よりも短い距離で配され、前記外部導体は、前記ラインに対して少なくとも部分的に前記内部導体を覆うように配されることを特徴とする共振トラップ。
- 前記内部導体は、前記ラインの長軸方向に電気長を持ち、前記電気長は、前記ラインのRF交流の周波数において前記内部導体と前記外部導体との間の媒体を伝搬する電磁波の波長の略4分の1に相当することを特徴とする請求項1に記載の共振トラップ。
- 前記内部導体及び前記外部導体は、前記ラインに隣接して延在する個々の平坦なプレートとして構成されることを特徴とする請求項1に記載の共振トラップ。
- 前記内部導体及び前記外部導体は個々に導電する中空の円柱として構成されることを特徴とする請求項1に記載の共振トラップ。
- 前記内部導体及び前記外部導体は前記ラインの個々に導電性封体部として構成され、前記2つの封体部は周に沿って分布され、前記長軸方向に連続する中断を備えることを特徴とする請求項1に記載の共振トラップ。
- 前記内部導体は一方の軸方向の端部において前記外部導体に導伝的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の共振トラップ。
- 一方の軸方向の端部において、前記内部導体は、キャパシタを介して前記軸方向の端部における前記外部導体に接続されることを特徴とする請求項1に記載の共振トラップ。
- 一方の軸方向の端部において、前記内部導体は、キャパシタを介して前記軸方向の端部における前記外部導体に接続され、前記他方の軸方向の端部において、前記内部導体は、前記他方の軸方向の端部における前記外部導体と接続されることを特徴とする請求項1に記載の共振トラップ。
- 軸方向の両端において、前記内部導体は、キャパシタを介して前記軸方向の両端における前記外部導体に接続されることを特徴とする請求項1に記載の共振トラップ。
- 軸方向の両端において、前記内部導体は、前記外部導体に導伝的に接続され、前記外部導体は当該外部導体の軸中心においてキャパシタにより中断されることを特徴とする請求項1に記載の共振トラップ。
- 前記2つの導体は、当該導体の個々の軸中心に対して対称となるように構成され、前記2つの軸方向半分の各々は、前記ラインのRF交流の周波数において前記内部導体と前記外部導体との間の前記媒体における電磁波の伝搬の波長の約4分の1に相当する前記ラインの長軸方向に電気長を持つことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の共振トラップ。
- 前記内部導体及び前記外部導体は、周の方向にセグメント化され得るライン封体部、ラインガイド又はラインチャンネルの一部を形成することを特徴とする請求項1に記載の共振トラップ。
- 請求項1に記載の共振トラップにおいて、異なる周波数に同調される複数の共振トラップが前記ライン上に設けられることを特徴とする共振トラップ。
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