JP2005501621A - 小型高圧アトマイザのロッキング・テンショニング機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一定量の液体だけを分配するために、高圧発生器のロッキング・テンショニング機構を設計した。
高圧発生器によって分配すべき液体の量は、スプリングコンポーネントのストップのうちの1つを調整することによって連続的に変えることができる。ロッキング・テンショニング機構および高圧発生器の基本的コンポーネンツは変更することはない。中間リング、段付プーリ、調節ねじまたは調節ナットの形態をなすスペーサとして、少なくとも1つの付加的なコンポーネントを設ける。加えて、連続的に、又は、段階的に螺旋摺動ギヤまたは螺旋摺動ギヤをに調節して、スプリングコンポーネントのストップを調節することができる。
分配すべき液体の量は、ロッキング・テンショニング機構を組立る時、高圧発生器を使用する前、または、高圧発生器を使用している間に、連続的にまたは不連続的に変えることができる。
マイクロリットルの範囲で調整された液体を反復して分配する小型の高圧発生器ののロッキング・テンショニング機構は、例えば、吸入可能なエアロゾルを発生させるための高圧発生器、或いは、動物又は植物の組織の中に一定量の液体を注射するための無針注射器に使用される。
【選択図】図2
Description
【0001】
本発明は、分配される液体の量を変化できる、液体に高圧を付与する小型装置のロッキング・テンショニング機構に関する。この種の高圧発生器は、例えば、高圧に維持された特定量の液体を霧化してエアロゾルを形成するアトマイザに使用できる。高圧発生器はまた、好ましくは、非常に小さい直径の高圧液体ジェットを発生させることにも使用できる。
【背景技術】
【0002】
液体は、例えば薬学的活性物質を含有するものでもよい。液体は高圧発生器を用いて霧化され、エアロゾル、例えば肺または鼻通路を通って投与される薬剤エアロゾルを形成する。液体薬剤は、無針注射器を用いて非経口的に投与または注射されるか、目に適用する場合にはエアロゾルミストを形成すべく装置が使用される。
本発明の目的は、この種の小型高圧発生器の使用範囲を拡大することと、装置を使用者の要求に適合させることとにある。
既知のロッキング・テンショニング機構(下記非特許文献1参照)では、スプリングに蓄えられたエネルギは必要なときに放出されて運動に変換される。スプリングは、スプリングコンポーネントと呼ばれる案内コンポーネントまたは装着されたコンポーネントに作用する。ロッキング部材はスプリングコンポーネントが移動することを防止し、かつ、該スプリングコンポーネントを所定の態様で解放する。
【0003】
特許文献1(下記特許文献1参照)には、スプリング作動型パワー・テークオフのロッキング・テンショニング機構が開示されている。このロッキング・テンショニング機構は、本質的に、特定高圧に要求される動力(パワー)を加えるスプリングを引張る動力伝達ギヤ、例えば、ヘリカル・スラストギヤと、係合ロッキング面および作動ボタンを備えた環状ロッキング部材と、スプリングコンポーネントと、該スプリングコンポーネントの移動リミッタとを有している。これらのコンポーネンツは2つの部品ハウジング内に収容されており、該ハウジングの2つの部品は相互に回転できるように取付けられている。スプリングを引張るためには、両ハウジング部品が例えば手で相互回転され、これにより、両ハウジング部品の相互回転運動がスプリングの圧縮に変換される。両ハウジング部品の相対回転運動が終わる時に、ロッキング部材は、その係合位置にジャンプし、かつスプリングコンポーネント従って引張られたスプリングを、この位置に保持する。
【0004】
小型高圧発生器が、例えば、特許文献2(下記特許文献2参照)に開示のアトマイザである場合には、エアロゾルミストを発生する出口ノズルがボディキャビティの前方または内部に保持され、ボタンを操作するすることにより、霧化プロセスが開始される。高圧発生器が、例えば、特許文献3(下記特許文献3参照)に開示の無針注射器のようなスプレージェット発生器である場合には、ノズルが動物または植物の組織に押付けられ、作動ボタンを操作することにより無針注射器が作動され、一定量の液体が組織内に注射される。
【0005】
前掲の特許文献1に開示のロッキング・テンショニング機構を備えた高圧発生器は、マイクロリットル範囲の所与量の液体を再現可能に分配する。分配される量は構造により決定され、後で変えることはできない。前記量は構造を変更することによってのみ変えることができ、このことは、個々のコンポーネンツを製造する工具を変更仕様に適合させなくてはならないため、かなり高価な手法である。
【0006】
【特許文献1】
WO 97/20590号明細書
【特許文献2】
WO 97/12687号明細書
【特許文献3】
WO 01/64268号明細書
【特許文献4】
PCT/EP0207038号明細書
【特許文献5】
WO 91/14468号明細書
【特許文献6】
WO 94/07607号明細書
【特許文献7】
WO 99/16530号明細書
【非特許文献1】
W. Krause: Konstruktionselemente der Feinmechanik, Verlag Carl Hanser (ミュンヘン、1993年、第521〜523頁)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、ロッキング・テンショニング機構または高圧発生器の主要コンポーネンツを変更することなく、分配すべき量を調節する手段を備えたロッキング・テンショニング機構を有する高圧発生器を提供することにある。スプリング作動型パワーテークのためのロッキング・テンショニング機構は、本質的に、次のようなコンポーネンツ、すなわち、相互移動可能に取付けられた2つのハウジング部品と、スプリングコンポーネントとしてパワー・テークオフのフランジに作用する機械エネルギの貯蔵体として機能する作動スプリングと、該作動スプリングを引張る装置と、スプリングコンポーネントの第一停止位置、第二停止位置をそれぞれ決定するスプリングコンポーネントの第一ストップ、第二ストップと、スプリングコンポーネントが移動するときにシリンダ内で軸線方向に移動される、スプリングコンポーネントに連結されたピストンとを有し、該ピストンは出口ノズルに向かって移動するときに一定量の液体を押出す。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題は、本発明によれば、スプリングコンポーネントの2つのストップのうちの1つの位置を変え、これによりスプリングコンポーネントが移動する距離を代える少なくとも1つの付加コンポーネントにより解決される。
相対移動可能な2つの部品が、これらの軸線の回りで相対回転できるように、または、軸線方向に相対移動できるように取付けられる。作動スプリングは、両ハウジング部品が、例えば、相対回転できるように取付けられている場合には、ヘリカル・スラストギヤにより引張られる。両ハウジング部品が相対的に摺動できるように取付けられている場合には、一方のハウジング部品を他方のハウジング部品から一定量だけ引出して、作動スプリングに張力を付与する。スプリングコンポーネントに連結されるピストンは、中実ピストンまたは中空ピストンとして形成できる。スプリングコンポーネントは、例えば、ディスク型またはカップ型に形成できる。
【0009】
スプリングコンポーネントの第一ストップは、作動スプリングが引張られる第一停止位置におけるスプリングコンポーネントの移動リミッタを形成する。この状態では、ロッキング部材が係合している。スプリングコンポーネントの第二ストップは、作動スプリングが比較的緩んでいる第二停止位置にあるスプリングコンポーネントの移動リミッタを形成する。この状態では、ロッキング部材が係合離脱する。2つのハウジング部品を相対回転させることにより、スプリングコンポーネントが、ヘリカル・スラストギヤによりその第二停止位置から第一停止位置に押されて、作動スプリングを引張る。操作ボタンを作動させることによりロッキング部材が係合離脱されると、作動スプリングはスプリングコンポーネントを、その第一停止位置から第二停止位置へと押しやる。
【0010】
スプリングコンポーネントの第二ストップの位置を変化させる少なくとも1つの付加コンポーネントとして、例えば、
一定厚さのスペーサディスクまたはスペーサリング、
可変厚さの1対の段付きディスク、
カップ型スプリングコンポーネントの底またはロッキング部材を収容するハウジング部品において、装置の軸線の外側に配置された複数のピンまたはねじ、
スプリングコンポーネント上にねじ込まれるロックナット、
調節可能な当接(衝合)プレート、
装置の軸線に対して中心に取付けられるねじ、
多数の段に亘って変えることができる第二ストップ(この第二ストップを用いて、高圧発生器により分配すべき量を多数の部分に分割できる)、
スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤ(このヘリカル・スラストギヤは、回転調節リングおよび軸線方向可動リングを有しており、これらの両リングは螺旋面を備えている)、
がある。
【0011】
スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤは、例えば上記作動スプリングを引張るヘリカル・スラストギヤから区別すべきである。
例えば、スプリングコンポーネントの第二停止位置は次のように変えることができる。すなわち、
一定厚さのディスクまたはリングが、カップ型スプリングコンポーネント(一端が開放したシリンダの形態をなすものが好ましい)の底上に置かれる。スプリングコンポーネントの移動は、ディスクまたはリングの厚さに等しい量だけ変えられる。ディスクまたはリングは、スプリングコンポーネント内にクランプまたは接着される。ディスクまたはリングの縁部は滑らかなものとするか、グリッッピング・セレーションを設けることもできる。
【0012】
スプリングコンポーネントのベースの内部には複数の盲孔(例えば、互いに120°だけ方位的にオフセットした3つの孔)が設けられている。ピンが盲孔内に挿入されかつ該盲孔から突出する。スプリングコンポーネントの移動量は、盲孔から突出するピンの部分に等しい量だけ変えられる。
ねじは盲孔内に挿入される。スプリングコンポーネントの移動量は、盲孔から突出するねじの部分に等しい量だけ変えられる。スプリングコンポーネントのベースには幾つか(例えば3つ)の貫通孔が設けられ、該貫通孔内には、スプリングコンポーネントの内部に突出するねじが、スプリングに対面するスプリングコンポーネントの側から挿入される。スプリングコンポーネントの移動量は、スプリングの内部に突出するねじの部分の長さに等しい量だけ変えられる。
【0013】
スプリングコンポーネントの第二ストップに作用するねじは、高圧発生器のノズル端から上方ハウジング部品内に挿入される。これらのねじには外部からアクセスできる。
中空ピストンが内部に固定された中央ねじが、スプリング部品のベース内にねじ込まれる。カップ型スプリングコンポーネントの内部に突出する中央ねじの部分がスプリングコンポーネントの移動量を変える。本発明のこの実施例では、中空ピストンは、これと同じ量だけシリンダ内に更に押込まれる。出口ノズルに対面する中空ピストンの端部の前方のクリアランス量は事実上不変に維持される。
ロッキング・テンショニング機構のスプリングコンポーネントの2つのストップのうちの1つの位置も、ヘリカル・スラストギヤの態様で軸線方向可動リングと協働する回転調節リングにより変えることができる。回転調節リングは、ハウジングから突出しかつ外部からアクセスできるハンドルを有している。回転調節リングおよび軸線方向可動リングの各々が螺旋面を有し、該螺旋面内で両リングが相対的に摺動する。螺旋面は、右ねじまたは左ねじで形成できる。
【0014】
回転調節リングはハウジング内で回転可能に取付けられている。回転調節リングは、螺旋面に対向する側でハウジングに当接するように軸線方向に支持することができる。軸線方向可動リングは、ハウジングの内部で回転しないように固定される。螺旋面に対向して配置される可動リングの面は、ロッキング・テンショニング機構のスプリングコンポーネントの2つのストップのうちの一方のストップ(第一ストップまたは第二ストップのいずれか)である。回転調節リングは、両回転方向に所与の角度範囲内で所望のままに位置決めされる。規定された回転範囲は、実際の構造により、180°以下、好ましくは90°以下に制限される。
【0015】
回転調節リングが回転されると、回転調節リングがハウジングに当接して支持される面からの軸線方向可動リングの当接面(衝合面)の間隔が変えられる。これにより、ロッキング・テンショニング機構のスプリングコンポーネントの第一ストップまたは第二ストップの位置が再現可能に変化されかつスプリングコンポーネントの許容移動量が調節される。
回転調節リングの回転角度が、例えば、90°より小さい場合には、ヘリカル・スラストギヤの螺旋面は単一ねじ山型螺旋面(single-threaded helicoidal surface)とすることができる。ヘリカル・スラストギヤ内の力の強さおよび均一分散の理由から、螺旋面は、例えば2ねじ山型(double-threaded)、3ねじ山型(triple-threaded)または4ねじ山型(quadruple-threaded)螺旋面のような多ねじ山型螺旋面として構成することを忠告できる。
【0016】
回転調節リングおよび軸線方向可動リングの螺旋面は、単一ねじ山型螺旋面の場合には360°までの角度、2ねじ山型螺旋面の場合には180°までの角度、および4ねじ山型螺旋面の場合には90°までの角度に亘って連続的に形成できる。また、1つまたは2つのリングの螺旋面は、これらの角度の小さい方の角度に亘って部分的に設けることができる。螺旋面のねじ山高さは、1対の協働リングでは等しい。ねじ山高さは、製造条件により決定される範囲内で自由に選択できる。構造により賦課される制限内で、回転リングの所与の回転角度で軸線方向可動リングにより移動される距離は、螺旋面の適当なねじ山高さにより調節できる。
【0017】
ヘリカル・スラストギヤには、該ヘリカル・スラストギヤが不意にシフトされることを防止する係合手段(例えば、係合歯の形態をなすものが好ましい)を設けることができる。このようなギヤは、回転調節リングに充分な回転力が作用した場合にのみシフトされる。係合手段は、調節リングがハウジング上に載る回転調節リングの面に設けることができる。また、係合手段は、螺旋面上に、好ましくは、係合歯または係合段の形態で設けることができる。
各場合において螺旋面が各リングの一縁部に設けられる場合には、回転調節リングは軸線方向可動リングをその前方で押すことができるに過ぎず、回転調節リングは、軸線方向可動リングを押し戻すことができる。ヘリカル・スラストギヤのこの実施例では、軸線方向可動リングは、リセットスプリングにより調節リングに対して押付けられる。
【0018】
他の実施例では、螺旋面は、リングの円筒壁内または円筒壁上に、例えば一方のリングでは2ねじ山型デテントとして、かつ他方のリングでは2ねじ山型かムとして設けることができる。カムはデテント内で摺動し、軸線方向可動リングは、回転調節リングが回転されるとき、両軸線方向に押出される。この実施例ではリセットスプリングは不要である。カムは、例えば螺旋面として形成でき、また、壁から突出するシリンダとして形成することもできる。
【0019】
他の実施例では、軸線方向に移動できるスプリングコンポーネントがハウジング内で回転しないように固定される場合には、軸線方向可動リング上になく回転調節リングに対面するスプリングコンポーネントの面上にある1つの螺旋面を取付けることができる。この実施例では、スプリングコンポーネントの第一ストップまたは第二ストップのいずれかが螺旋面として構成され、従って、第一ストップまたは第二ストップの位置が変えられる。
【0020】
本発明によるロッキング・テンショニング機構は次のような長所を有している。
本発明の特定の実施例に基いて、高圧発生器により分配されるべき液体の量は、高圧発生器の組立て時、または、高圧発生器が使用される前、または、高圧発生器が使用されている間に、容易に変えることができる。
分配すべき液体の量は、連続的に、または、段階的に変えることができる。
一定量の液体の排除中の作動スプリングの作動範囲は、本発明によれば、高いスプリング張力下でのスプリングコンポーネントの第二停止位置の変化から出発する。高圧発生器により形成されるエアロゾルの特定のサイズ分布、または、無針注射器(ニードルレス注射器)が押出される液体の量に付与する速度は、スプリングコンポーネントの第二ストップの変化により、事実上不変に維持される。
スプリングコンポーネントの第二ストップの位置が本発明に従って変化されるとき、スプリングコンポーネントの第一ストップの位置並びにロッキング部材の作動の本質およびモードは影響を受けない。
高圧アトマイザまたは無針注射器のロッキング・テンショニング機構において、スプリングコンポーネントの第二ストップが変えられるだけでなく、スプリングコンポーネントに対する(中空)ピストンの位置も同程度変えられる場合には、外部ノズルに対面する(中空)ピストンの端部とノズル本体との間でシリンダ内部にある液体のクリアランス量を規定値に維持できる。
【0021】
本発明は、吸入によりまたは鼻通路、上記特許文献3に開示の無針注射器または上記特許文献4に開示のアイ・スプレー装置により、特許出願(上記特許文献5参照)または上記特許文献2に開示の高圧発生器すなわち薬剤エアロゾルを発生させるアトマイザに使用するのが好ましい。
上記装置は、所与量の液体に高圧を付与する機構と同じ機構に基いている。従って、本発明は上記高圧発生器に関するものである。上記した発明の実施例、または、図示した発明の実施例と、後に続く実施例との間の特定の説明に何らかの相違または不一致がある場合には、上記した実施例および図示した実施例は、後に続く実施例よりも望ましいものである。
【0022】
一定量の液体薬剤の液体発泡材を使用しない霧化を行なうためのこの種の装置は、例えば「霧化装置および霧化方法(Atomizing Device and method)」という名称の国際特許出願(上記特許文献5参照)および上記特許文献2の図6aおよび図6bおよびこれらの関連説明に詳細に説明されている。この種のネブライザでは、薬剤溶液は、500バールまでの高圧を付与することにより、20ミクロン以下の平均粒度(平均空気動力学的直径)をもつエアロゾルに変換される。上記刊行物に開示の全ては、本願に援用する。
この種のネブライザでは、配合溶液はリザーバ内に貯蔵される。使用される活性物質配合物は、貯蔵されるときに充分な安定性がなくてはならず、同時に、医薬用に適合させるための他のいかなる処理も行うことなく直接投与できなくてはならない。また、活性物質配合物は、ネブライザまたは溶液または作られるエアロゾルの薬学的品質が損なわれる態様でネブライザと相互作用するいかなる成分も含有してはならない。
溶液を噴霧するには、例えば国際特許出願(上記特許文献6参照)および国際特許出願(上記特許文献7参照)の特に図1およびその関連説明に開示されているような特殊ノズルが使用される。これらの両特許文献6および7は本願に援用する。
【0023】
好ましいアトマイザは本質的に、上方ハウジング部品と、ポンプハウジングと、ノズルと、アダプタと、本発明によるロッキング機構と、スプリングハウジングと、スプリングと、貯蔵容器とを有する。このネブライザの顕著な特徴は次の通りである。
ポンプハウジングが上方ハウジング部品内に固定され、かつポンプハウジングの一端にはノズルまたはノズル構造を備えたノズル本体が設けられている。
中空ピストンが弁本体を有している。
パワー・テークオフフランジに中空ピストンが固定され、かつパワー・テークオフフランジが上方ハウジング部品に配置されている。
本発明によるロッキング機構が上方ハウジング部品内に配置されている。
スプリングハウジング内にスプリングが収容されており、かつスプリングハウジングが回転ベアリングを介して上方ハウジング部品に回転可能に取付けられている。
下方ハウジング部品がスプリングハウジング上に軸線方向に嵌合されている。
アダプタが2つの対向開口を備えた中空キャビティの形態をなしており、小さい方の開口はノズルからのエアロゾルの少なくとも出口位置の回りにぴったり嵌合されかつ大きい方の開口は目に適合できる輪郭を有している。
【0024】
弁本体を備えた中空ピストンは、特許文献2に開示の装置と同じものである。中空ピストンの一部はポンプハウジングのシリンダ内に突出しかつシリンダ内で軸線方向に移動できる。この特許文献2の図1〜図4、特に図3および関連部品の説明を参照されたい。弁本体を備えた中空ピストンは、スプリングが作動された瞬間にその高圧端で、5〜60MPa(約50〜600バール)、好ましくは10〜60MPa(約100〜600バール)の圧力を流体(一定量の活性物質溶液)に加える。液体の量は、1回の噴霧につき10〜50マイクロリットルが好ましく、5〜20マイクロリットルがより好ましく、かつ15マイクロリットルが最も好ましい。
【0025】
弁本体は、好ましくは、該弁本体に対面する中空ピストンの端部に取付けられる。
ノズル本体のノズルは、好ましくは微小構造すなわちマイクロテクノロジーにより製造される。微小構造のノズル本体は、例えば上記特許文献6に開示されている。該特許文献6の明細書の内容、より好ましくはその図1および関連説明は本願に援用する。
弁本体は、例えば、強固に接合された2枚のガラスシートおよび/またはシリコンからなり、これらの材料の少なくとも1つは、ノズル入口をノズル出口に連結する1つ以上の微小構造チャネルを有している。ノズル出口には、2〜10ミクロンの深さおよび5〜15ミクロンの幅をもつ少なくとも1つの円形または非円形開口が設けられており、前記深さは4.5〜6.5ミクロンが好ましく、一方長さは7〜9ミクロンが好ましい。
【0026】
複数のノズル開口の場合には、ノズル本体のノズルの2つの噴霧方向は互いに平行であるか、ノズル開口の方向に互いに傾斜させることが好ましい。出口端に少なくとも2つのノズル開口を備えたノズル本体では、噴霧方向は、互いに20〜160°、好ましくは60〜150°、より好ましくは80〜100°である。ノズル開口は、好ましくは10〜200ミクロン、より好ましくは10〜100ミクロン、最も好ましくは20〜50ミクロンの間隔に配置する。22〜28ミクロンの間隔が最も好ましい。従って、ジェットはノズル開口の前方で直角に出合う。
【0027】
前述のように、液体薬剤の製造は600バールまでの入口圧力、好ましくはノズル本体への入口で200〜300バールの入口圧力で行なわれかつノズル開口を通して吸入可能なエアロゾルに霧化される。エアロゾルの好ましい粒子サイズは20ミクロンまで、好ましくは3〜10ミクロンである。
下方ハウジング部品はスプリングハウジング上で軸線方向に押され、かつ取付構造、スピンドルの駆動装置および流体の貯蔵容器をカバーする。
【0028】
アトマイザが作動されるとき、上方ハウジング部品は下方ハウジング部品(下方ハウジング部品はスプリングハウジングを形成する)に対して回転される。これにより、スプリングはヘリカル・スラストギヤにより圧縮および押圧され、ロッキング機構が自動的に係合する。回転角度は、360°の整数分の一、例えば180°が好ましい。スプリングが押圧されると同時に、上方ハウジング部品のパワー・テークオフ部品が所与の距離だけ移動されかつ中空ピストンがポンプハウジングのシリンダ内で引込められる。この結果、幾分かの流体が、貯蔵容器からノズルの前方の高圧チャンバ内に吸出される。
所望ならば、霧化すべき流体を収容する多数の交換可能な貯蔵容器が、連続的にアトマイザ内に押込まれかつ連続的に使用される。貯蔵容器は、本発明による水性エアロゾル製造装置を収容する。
【0029】
この霧化方法は操作ボタンを優しく押すことにより開始される。この結果、ロッキング機構がパワー・テークオフ部材の通路を開放する。押圧されたスプリングは、ポンプハウジングのシリンダ内にピストンを押しやる。流体は、霧化された形態でアトマイザのノズルから出る。
所望ならば、投与される液体が貯蔵容器からノズルへと移動するときに液体と接触する、ネブライザの幾つかの構成要素は、微量活性成分(oligodynamically active ingredients)で作るか、殺菌作用材料でコーティングすることができる。これとは別にまたはこれに加えて、この通路に病原菌排除フィルタを設けることもできる。このような実施例は、いかなる病原菌も外部から貯蔵容器内に侵入できないという長所を有し、従っていかなる防菌剤も添加する必要がない。これは、前述のように、長期間使用の場合に特に有効である。
構造の他の細部は、本願に援用するPCT出願(上記特許文献1および2参照)に開示されている。
【0030】
アトマイザ(ネブライザ)のコンポーネンツは、その目的に適した材料で作られる。アトマイザのハウジング作動が許容するならば、アトマイザのハウジングおよび他の部品は、例えばプラスチックの射出成形により作るのが好ましい。薬学的目的からは、生理学的に安全な材料が使用される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、添付図面を参照して、本発明をより詳細に説明する。図1aおよび図1bは、従来技術による(すなわち本発明による付加コンポーネントを備えていない)ロッキング・テンショニング機構の縦断面図である。上方の円筒状ハウジング部品(1)は、スプリングハウジング(2)上に係合し、かつスナップイン・ラグ(3)を介してスプリングハウジング(2)に連結されている。スナップイン・ラグ(3)はスプリングハウジング(2)の外面上に設けられており、2つの対向円形セグメント(各セグメントは30°の寸法を有している)上に延びている。スナップイン・ラグ(3)は、上方ハウジング部品(1)の内面の円形溝内に係合する。両ハウジング部品はまた、相対回転が可能である。スプリングハウジング(2)内には、圧縮スプリング(4)が配置され、該圧縮スプリングは、一般に、両ハウジング部品が一体化されるときに既に予張力が付与されている。圧縮スプリング(4)は、スプリングハウジング(2)の下端部の円形突出部上およびスプリングコンポーネント(5)上に支持される。スプリングコンポーネント(5)は、上方ハウジング部品(1)とスプリングハウジング(2)との間で近軸的(paraxially)に移動でき、かつ上方ハウジング部品(1)上に当接する。
【0032】
カップ型スプリングコンポーネント(5)は上方ハウジング部品(1)内に突出している。スプリングコンポーネント(5)は、環状ロッキング部材(6)により包囲されている。該ロッキング部材(6)に設けられた操作ボタン(7)が、上方ハウジング部品(1)から横方向に突出している。カップ型スプリングコンポーネント(5)のカラー(例えばその内面)には2つの鋸歯状凹部が設けられており、該凹部上を上方ハウジング部品(1)の2つの鋸歯が摺動する。図1aでは、鋸歯および凹部が高度に簡単化された形態で示されている。上方ハウジング部品(1)がスプリングハウジング(2)に抗して回転されると、軸線方向に移動可能なスプリングコンポーネント(5)が、圧縮スプリング(4)の力に抗してスプリングハウジング(22)内に更に押し込まれる。カップ型スプリングコンポーネントの上縁部が環状ロッキング部材(6)により充分下方に押込まれるやいなや、環状ロッキング部材は、カップ型スプリングコンポーネントの上縁部と上方ハウジング部品の環状突出部との間でハウジング軸線(破線で図示)に対して垂直に移動し、かつスプリングコンポーネントおよび圧縮スプリング(該スプリングは、スプリングコンポーネントが到達位置に移動したことにより(更に)押圧されている)を固定する。
【0033】
操作ボタン(7)を押すことにより、環状ロッキング部材(6)がハウジング軸線に対して垂直に押戻され、これによりスプリングコンポーネントが自由に移動できるようになる。圧縮スプリングは、スプリングコンポーネントを、環状ロッキング部材により所与の距離だけ上方に押しやり、これにより、スプリングコンポーネントに連結されたコンポーネント(該コンポーネントは図1aおよび図1bには示されていないが、シリンダ内のピストンを移動させる)を作動させる。
【0034】
図1aは、スプリングコンポーネントがその第二停止位置にありかつロッキング部材が係合離脱している状態のロッキング・テンショニング機構を示すものである。図1bは、スプリングコンポーネントがその第一停止位置にありかつロッキング部材が係合している状態のロッキング・テンショニング機構を示すものである。第一ストップ(8)は第一停止位置にあるスプリングコンポーネントの移動リミッタであり、第二ストップ(9)は第二停止位置にあるスプリングコンポーネントの移動リミッタである。両ハウジング部品を相対回転させることにより、図1aに示す状態が図1bに示す状態に変化する。操作ボタンが押されると、引張られた圧縮スプリングの力が、図1bの状態を図1aの状態に変化させる。図1aおよび図1bにおいて、距離(a)は、スプリングコンポーネント(5)が移動する距離である。
【0035】
図2〜図7は、スプリングコンポーネントの移動を変化できる本発明による種々のロッキング・テンショニング機構を示すものである。
図2は、スプリングコンポーネント(5)が第二停止位置にあって、第二ストップ(9)に当接しているところを示すものである。前述のコンポーネンツ以外に、フラットリング(10)がカップ型スプリングコンポーネント(5)の底上に配置されている。このリングは、ロッキング・テンショニング機構の組立て時にスプリングコンポーネント内に配置される。スプリングコンポーネント(5)の移動量(b)は、フラットリング(10)の厚さに等しい量だけ変えられる。リング(10)は、スプリングコンポーネント(5)に連結されるピストン(図示せず)により押出される液体の量を変化させる。
【0036】
図3はまた、スプリングコンポーネント(5)が第二停止位置にあって、第二ストップ(9)に当接しているところを示すものである。カップ型スプリングコンポーネント(5)の底上にツーパート段付きディスク(11a、11b)が配置されており、該ディスクは、ロッキング・テンショニング機構の組立て時にスプリングコンポーネント内に配置される。各ディスク(11a、11b)の互いに対面する面には複数(例えば4つ)の段が設けられており、各段は、各ディスクに数回(例えば3回)設けられる。等しい高さの4つの段は、互いに120°の角度を隔ててオフセットしている。1つのディスクで最も高い段が他のディスクの最も低い段上に配置されると、ツーパート段付きディスクの厚さは最小になる。1つのディスクで最も高い段が他のディスクの最も高い段上に配置されると、ツーパート段付きディスクの厚さは最大になる。スプリングコンポーネントの移動量(c)は、ツーパート段付きディスク(11a、11b)の厚さに対応する量だけ変えられる。
【0037】
図4aおよび図4bは、スプリングコンポーネント(5)が第二停止位置にあって、第二ストップ(9)に当接しているところを示すものである。上方ハウジング部品(1)には複数の調節ねじ(12)がねじ込まれており、これらの調節ねじ(12)は、例えば3つ設けられている場合には互いに120°オフセットして配置される。図4aおよび図4bの各場合には1つのねじのみが示されている。調節ねじ(12)は、ロッキング・テンショニング機構の組立て後に、外部からアクセスすることもできる。ロッキング・テンショニング機構の全ての調節ねじ(12)は同じ深さでねじ込まれるが、調節領域内で特定ねじ込み深さを異ならせることができ、かつ連続的に変えることができる。上方ハウジング部品(1)内の調節ねじの端部は、スプリングコンポーネントの第二ストップ(9)を決定する。図4aの場合には、調節ねじ(12)は、図4bの場合よりも浅くねじ込まれている。図4aでのスプリングコンポーネント(5)の移動量(d1)は、図4bでのスプリングコンポーネントの移動量(d2)より大きい。
【0038】
図5aおよび図5bは、スプリングコンポーネント(5)がその第二停止位置にあるところが示されている。スプリングコンポーネントのスプリング(4)に対面する端部には、スプリングコンポーネント上で異なる量で回転されるロックナット(13)が設けられている。スプリングコンポーネントの第二停止位置では、ロックナット(13)の頂部がストップ(9)上に当接する。スプリングコンポーネント上でロックナット(13)がねじ込まれる量が大きいほど、スプリングコンポーネントの移動量は小さくなる。移動量(e2)は、移動量(e1)より小さい。
【0039】
図6aおよび図6bには、ロッキング・テンショニング機構とは別に、上方ハウジング部品(1)内に固定されるシリンダ(21)と、スプリングコンポーネント(5)内に固定される中空ピストン(22)とが示されている。シリンダ(21)の端部にはノズル(23)が設けられている。中空ピストン(22)の移動量は、スプリングコンポーネント(5)の移動量と正確に同じ長さである。カップ型スプリングコンポーネントのベースにはプレート(24)が設けられており、カップ型スプリングコンポーネントの底からのプレート(24)の間隔は、調節ねじ(25)により連続的に変えることができる。調節ねじ(25)は、ロッキング・テンショニング機構の組立て後に、外部からアクセスすることができる。カップ型スプリングコンポーネント(5)の底からのプレート(24)の間隔が大きいほど、スプリングコンポーネントの移動量は小さくなる。移動量(f2)は、移動量(f1)より小さい。図6aおよび図6bの内容は、好ましくは吸入器として使用されるネブライザを開示する前掲の特許文献2の図6aおよび図6bと同様である。本発明の範囲内で、これらの図面および関連説明を特に参照されたい。また、無針注射器を開示する前掲の特許文献3の図1および図2、およびアイ・スプレーの製造装置を開示する特許文献(上記特許文献4参照)の図4および図5を参照されたい。
【0040】
図7aおよび図7bには、ロッキング・テンショニング機構、上方ハウジング部品(1)に固定されたシリンダ(21)、および中空ピストン(26)が示されている。中空ピストン(26)は、カップ型スプリングコンポーネントの底に異なる深さでねじ込むことができる中央調節ねじ(27)内に固定されている。中央調節ねじ(27)は、ロッキング・テンショニング機構の組立て後に外部からアクセスできる。中央調節ねじがカップ型スプリングコンポーネントの底内にねじ込まれる深さが大きいほど、スプリングコンポーネントの移動量、従ってシリンダ(21)内での中空ピストン(26)の移動量は小さくなる。中空ピストンのこの構成により、中央調節ねじ(27)がスプリングコンポーネントの底内に異なる深さでねじ込まれるときに、中空ピストンのノズルとノズル端との間のクリアランス量(28)は不変に維持される。移動量(g2)は、移動量(g1)より小さい。
【0041】
図8〜図14は、スプリングコンポーネントのストップをセッティングするためのヘリカル・スラストギヤの詳細を示すものである。
図8は、回転調節リング(32)および軸線方向可動リング(36)を示す分解図である。図8aに示す回転調節リング(32)は、ハウジング(31)(その一部のみを示す)内に配置される。回転調節リングは外部からアクセスできかつハウジングのスロット内で移動できる。回転調節リングの一方の縁部には係合歯(35)が設けられており、該係合歯(35)は、ハウジング(31)の歯(図示せず)と協働する。回転調節リングの他方の縁部は、2ねじ山型螺旋面(34a、34b)である。2つの螺条の各々は、180°の角度に亘って延びている。
【0042】
図8bに示す摺動リング(36)も、回転調節リング(32)に対面する縁部に、2ねじ山型螺旋面(37a、37b)を有している。2つの螺条の各々は180°の角度に亘って延びている。軸線方向可動リングの2ねじ山型螺旋面は、回転調節リングの2ねじ山型螺旋面と同じねじ高さを有している。
軸線方向可動リングは、ガイドバー(38)により回転が防止される。ガイドバーは、ハウジングの溝(図示せず)内で摺動する。
軸線方向可動リング(36)の螺旋面は、リセットスプリング(39)により回転調節リングの螺旋面に対して押付けられる。螺旋スプリングは断面で示されている。回転調節リングが回転されると、螺旋面(34a)が螺旋面(37a)上を摺動し、かつ螺旋面(34b)が螺旋面(37b)上を摺動する。
軸線方向可動リング(36)の滑らかな縁部(40)ロッキング・テンショニング機構のスプリングコンポーネントに対する衝合部である。
【0043】
図9には、スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの他の実施例が示されている。図9aは図8aに対応するものである。図8bの螺旋面(37a、37b)のうち、図9bには、4つの突出部の端面(41a、41b)および(42a、42b)のみが示されている。螺旋面(37a、37b)の残余の領域は除去されている。螺旋スプリング(39)(断面で示す)は、回転調節リングの螺旋面(34a)に対して端面(41a、41b)を押付け、かつ螺旋面(34b)に対して端面(42a、42b)を押付ける。
突出部(例えば4つの突出部)間の方位間隔(azimuthal spacings)は、各場合に90°とすることができる。任意であるが、方位間隔は異なるサイズにすることができる。突出部間の自由間隔は他の目的、例えば2つのリングのハウジング壁と内側領域との間に設けられた構造要素に使用できる。
【0044】
図10には、スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの他の実施例が示されている。この例では、回転調節リング(52)は、その外壁面上に2つのカム(54a、54b)を有している。軸線方向可動リング(56)は2つのデテント(55a、55b)を有し、これらのデテントは2ねじ山型螺旋面の一部である。回転調節リング(52)の外径は、軸線方向可動リング(56)の内径とほぼ同じ大きさである。2つのリングが互いに嵌合されると、2つのカム(54a、54b)がデテント(55a、55b)内に係合する。回転調節リング(52)が軸線方向可動リング(56)とは逆方向に回転されると、カムはデテント内で摺動する。カムは、リング(56)を、回転調節リングの各回転方向に軸線方向に移動させる。この実施例では、軸線方向可動リングにリセットスプリングを設ける必要はない。
カムまたはデテントは、それぞれ、異なる態様で2つのリングと組合せることができる。例えば、軸線方向可動リングの内壁面にカムを設け、回転調節リングの壁にデテントを設けることができる。デテントの半径方向深さは、該デテントが設けられるリングの半径方向厚さより小さくするのが好都合である。
【0045】
図10aに示すカムは、螺旋面に似た形状を有している。これらのカムの軸線方向高さは、実質的にデテントの軸線方向高さに等しい。この種のカムの代わりに円筒状カムを使用でき、該円筒状カムの直径は、例えばデテントの軸線方向高さと実質的に同じ大きさにすることができる。
【0046】
図11には、回転調節リング(62)および軸線方向可動リング(66)の他の実施例が斜視図で示されている。両リングは4ねじ山型螺旋面を有し、各螺旋面には2つの係合段が設けられている。図11aでは、回転調節リングの螺旋面(64a、64d)が示されているが、他の2つの螺旋面は隠れている。軸線方向可動リング(66)は4つの対応螺旋面(67a、67b、67c、67d)を有し、これらの螺旋面は回転調節リングの対応螺旋面と協働する。
2つの各リングの4つの螺旋面の各々は2つの係合段に連続しており、各場合における4つの「高い」段は1つの平面内にあり、4つの「低い」段は前記平面に平行な平面内にある。両平面は回転調節リングの軸線に対して垂直である。回転調節リングの「高い」段は一定角度範囲に亘って配置されており、この角度範囲は、軸線方向可動リングの「低い」段が配置されている角度範囲と本質的に正確に同サイズである。回転調節リングの「低い」段は、各場合において、軸線方向可動リングの「高い」段が配置されている角度範囲と同じ角度範囲に亘って配置されている。
【0047】
回転調節リングの「高い」段は、各場合において、凹部を備えるのがよく、図11aのこれらの4つの段のうちの1つにおいて、凹部のうちの凹部(65a)だけが見えている。図11aでは、回転調節リングの他の「高い」段の凹部は、隠れている。回転調節リングの「高い」段の凹部は、各場合において、軸線方向可動リングの「高い」段が延びる角度と実質的に同じ角度に亘って延びている。
【0048】
図12には、ロッキング・テンショニング機構のスプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの2つのリングが、一方のリングの「高い」段が他方のリングの「低い」段内に配置された位置にあるところが示されている。図12aはこの状態を斜視図で示し、図12bはこの状態を、両リングの軸線を通る縦断面図で示している。図12bには、今見ることができる凹部(65c)が示されている。
【0049】
図13には、ロッキング・テンショニング機構のスプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの2つのリングが、両リングの「高い」段が他方のリングの「高い」段の上に配置された位置にあるところが示されている。図13aはこの状態を斜視図で示し、図13bはこの状態を、両リングの軸線を通る縦断面図で示している。図13aには2つの凹部(65a、65d)を示し、図13bには、今見ることができる凹部(65b、65c)が示されている。
【0050】
図14には、ハウジング内のスプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの構成がハウジングの軸線(両リングの軸線に一致する)を通る縦断面図で示されている。図14aは図12に対応する両リングの位置を示し、図14bは図13に対応する両リングの位置を示す。図14aおよび図14bでは、螺旋面のねじ高さは、誇張して大きく示されている。
ハウジング(31)は作動スプリング(4)を収容しており、該スプリング(4)の一端がスプリングコンポーネント(5)に衝合している。スプリングコンポーネントは、軸線方向可動リング(66)の一方の側面のストップ(40)上に当接している。軸線方向可動リングの4ねじ山型螺旋面は回転リング(62)の螺旋面と協働する。軸線方向可動リング(66)は、ハウジングの壁のガイド溝内で摺動するガイドバー(38)により、回転しないように防止されている。リセットスプリング(39)は、軸線方向可動リングを、回転調節リングに接触した状態に保持する。
図14cは、図14aのA−A平面のレベルで切断した、図14の構成をを示す断面図である。
【0051】
図11〜図14による本発明の実施例では、回転調節リングは、2つの係合位置の間で90°に亘って回転できる。この場合、軸線方向可動リング(66)は、スプリングコンポーネント(5)の一方のストップにより、両図面に示された距離(X)だけ移動する。
【0052】
本発明の範囲内で、スプリングコンポーネントの移動量を変える他の方法も可能である。スプリングコンポーネントの移動を、連続してカバーされる多数の部分に分割することは好都合である。これにより、例えば、無針注射器が、このロッキング・テンショニング機構をいつも再作動させることなく、複数の部分量で第二停止位置から第一停止位置への移行時に作動スプリングを引張るという目的のため、ヘリカル・スラストギヤにより与えられるスプリングコンポーネントの移動量に対応する量の液体を分配することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1a】従来技術による(すなわち本発明による付加コンポーネントを備えていない)ロッキング・テンショニング機構の縦断面図である。
【図1b】従来技術による(すなわち本発明による付加コンポーネントを備えていない)ロッキング・テンショニング機構の縦断面図である。
【図2】スプリングコンポーネントの移動を変えることができる本発明によるロッキング・テンショニング機構の1つの縦断面図であり、スプリングコンポーネントがその第二停止位置にありかつスプリングコンポーネントが第二ストップに当接しているところを示すものである。
【図3】スプリングコンポーネントの移動を変えることができる本発明によるロッキング・テンショニング機構の1つの縦断面図であり、スプリングコンポーネントがその第二停止位置にありかつスプリングコンポーネントが第二ストップに当接しているところを示すものである。
【図4a】スプリングコンポーネントの移動を変えることができる本発明によるロッキング・テンショニング機構の1つの縦断面図であり、スプリングコンポーネントがその第二停止位置にありかつスプリングコンポーネントが第二ストップに当接しているところを示すものである。
【図4b】スプリングコンポーネントの移動を変えることができる本発明によるロッキング・テンショニング機構の1つの縦断面図であり、スプリングコンポーネントがその第二停止位置にありかつスプリングコンポーネントが第二ストップに当接しているところを示すものである。
【図5a】スプリングコンポーネントの移動を変えることができる本発明によるロッキング・テンショニング機構の1つの縦断面図であり、スプリングコンポーネントがその第二停止位置にあるところを示すものである。
【図5b】スプリングコンポーネントの移動を変えることができる本発明によるロッキング・テンショニング機構の1つの縦断面図であり、スプリングコンポーネントがその第二停止位置にあるところを示すものである。
【図6a】スプリングコンポーネントの移動を変えることができる本発明によるロッキング・テンショニング機構の1つの縦断面図であり、ロッキング・テンショニング機構以外に、上方ハウジング部品に固定されたシリンダと、スプリングコンポーネントに固定された中空ピストンとを示すものである。
【図6b】スプリングコンポーネントの移動を変えることができる本発明によるロッキング・テンショニング機構の1つの縦断面図であり、ロッキング・テンショニング機構以外に、上方ハウジング部品に固定されたシリンダと、スプリングコンポーネントに固定された中空ピストンとを示すものである。
【図7a】スプリングコンポーネントの移動を変えることができる本発明によるロッキング・テンショニング機構の1つの縦断面図であり、上方ハウジング部品に固定されたシリンダと、中空ピストンとを示すものである。
【図7b】スプリングコンポーネントの移動を変えることができる本発明によるロッキング・テンショニング機構の1つの縦断面図であり、上方ハウジング部品に固定されたシリンダと、中空ピストンとを示すものである。
【図8a】スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの詳細図であり、分解された状態の回転調節リングを示すものである。
【図8b】スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの詳細図であり、分解された状態の回転調節リングを示すものである。
【図9a】スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの図8aに対応する他の実施例の詳細図である。
【図9b】スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの図8bに対応する他の実施例の詳細図である。
【図10a】スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの他の実施例を示す詳細図である。
【図10b】スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの他の実施例を示す詳細図である。
【図11a】スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの他の実施例の詳細図であり、回転調節リングを示すものである。
【図11b】スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの他の実施例の詳細図である。
【図12a】スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの詳細を示す斜視図である。
【図12b】スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの詳細を示す縦断面図である。
【図13a】スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの詳細を示す斜視図である。
【図13b】スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの詳細を示す縦断面図である。
【図14a】スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの、図12に対応する2つのリングの位置を示す縦断面図である。
【図14b】スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤの、図13に対応する2つのリングの位置を示す縦断面図である。
【図14c】スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤを示す図14aのA−A線に沿う横断面図である。
【符号の説明】
【0054】
1 上方のハウジング部品
2 スプリングハウジング
4 スプリング
5 スプリングコンポーネント
6 環状ロッキング部材
8 第一ストップ
9 第二ストップ
10 フラットリング
12、25、27 調節ねじ
13 ロックナット
24 プレート
32 回転調節リング
36 軸線方向可動リング
Claims (23)
- スプリング作動型パワー・テークオフを備えかつ可変量の液体を分配できる小型高圧発生器のロッキング・テンショニング機構において、相対移動可能に取付けられた2つのハウジング部品と、スプリングコンポーネントに作用する機械的エネルギの貯蔵体として機能する作動スプリング(4)と、該作動スプリングを引張る装置と、スプリングコンポーネントおよび該スプリングコンポーネントが移動するとシリンダ(21)内で軸線方向に移動される前記スプリングコンポーネントに連結されたピストンのための第一ストップ(8)および第二ストップ(9)と、シリンダの端部のノズル(23)とを有し、該ノズルを通って一定量の液体がピストンにより押出され、スプリングコンポーネントの前記2つのストップのうちの一方の位置を変えることができる少なくとも1つの付加コンポーネントが設けられていることを特徴とするロッキング・テンショニング機構。
- 前記少なくとも1つの付加コンポーネントは、スプリングコンポーネントの第二ストップの位置を変えることができることを特徴とする請求項1記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記2つのハウジング部品(1、2)が相対回転可能に取付けられており、前記作動スプリングを引張るためのヘリカル・スラストギヤを更に有することを特徴とする請求項1記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記スプリングコンポーネントに連結されたピストンは中空ピストン(22、26)であることを特徴とする請求項1記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記スプリングコンポーネントはカップ型であり、該カップ型スプリングコンポーネント(5)の底には、少なくとも1つの付加コンポーネントとしてフラットリング(10)が配置されていることを特徴とする請求項1記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記カップ型スプリングコンポーネント(5)の底には、少なくとも1つの付加コンポーネントとしてツーパート段付きディスク(11a、11b)が配置されていることを特徴とする請求項1記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記上方ハウジング部品(1)には、スプリングコンポーネントの第二ストップ(9)を決定する少なくとも1つの付加コンポーネントとして複数(好ましくは3つ)の調節ねじ(12)が設けられていることを特徴とする請求項1記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記スプリングコンポーネント(5)には、少なくとも1つの付加コンポーネントとして、スプリングコンポーネントの第二ストップ(9)を決定するロックナット(13)が設けられていることを特徴とする請求項1記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記カップ型スプリングコンポーネント(5)の底には少なくとも1つの付加コンポーネントとしてピンまたはねじ(25)が挿入される1つ以上の孔が設けられ、前記ピンまたはねじ(25)はカップ型スプリングコンポーネント内に突出しかつ任意であるがプレート(24)を介してスプリングコンポーネントの第二ストップ(9)を決定することを特徴とする請求項1記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記スプリングコンポーネントに連結されたピストンは少なくとも1つの付加コンポーネントとして中央ねじ(27)内に固定され、カップ型スプリングコンポーネント内に突出する中央ねじ(27)の内端部はスプリングコンポーネントの第二ストップ(9)を決定することを特徴とする請求項1記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記スプリングコンポーネントのストップをセッティングする少なくとも1つの付加コンポーネントとしてヘリカル・スラストギヤが設けられていることを特徴とする請求項1記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記スプリングコンポーネントのストップをセッティングするヘリカル・スラストギヤはハウジングから突出するハンドル(33)を有する少なくとも1つの回転調節リング(32、52)を有し、
前記回転調節リングは螺旋面(34a、34b)を有し、該螺旋面はこれに軸線方向に対向して配置された螺旋面と協働し、この対向して配置された螺旋面はハウジング内に配置された軸線方向可動コンポーネントに設けられていることを特徴とする請求項11記載のロッキング・テンショニング機構。 - 前記回転調節リングの螺旋面に対向して配置された螺旋面が、軸線方向に可動のリング(36、56)に設けられていることを特徴とする請求項12記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記回転調節リングの螺旋面に対向して配置された螺旋面が、軸線方向に可動のスプリングコンポーネント(5)に設けられていることを特徴とする請求項12記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記回転調節リングの螺旋面、および、軸線方向に可動のコンポーネントの螺旋面は、単一ねじ山型螺条に対応することを特徴とする請求項12記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記回転調節リングの螺旋面、および、軸線方向に可動のコンポーネントの螺旋面は、多ねじ山型螺条(multiple-threaded screw thread)、好ましくは、2ねじ山型螺条(34a、34b、37a、37b)、または、3ねじ山型螺条に対応することを特徴とする請求項12記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記回転調節リングの螺旋面(34a、34b)、および、軸線方向に可動のリング(37a、37b)の螺旋面は、各場合に、各リングの対向縁部に設けられていることを特徴とする請求項12記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記軸線方向に可動のコンポーネントの壁、または、回転調節リングの壁には、デテント(55a、55b)として1つの螺旋面が設けられており、回転調節リングの対向壁、または、軸線方向に可動のコンポーネントの対向壁には、前記デテントと係合し、かつ、該デテント内で摺動するカム(54a、54b)が設けられていることを特徴とする請求項12記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記螺旋面が、部品(41a、41b、42a、42b)に設けられていることを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記回転調節リングには、ハウジングに設けられた係合手段と協働する係合手段(35)が設けられていることを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項記載のロッキング・テンショニング機構。
- 前記2つの螺旋面には、各場合に係合手段、好ましくは、係合歯または係合段が設けられており、両係合手段は互いに協働することを特徴とする請求項1〜20のいずれか1項記載のロッキング・テンショニング機構。
- 請求項1に記載の小型高圧発生器のロッキング・テンショニング機構を、液体の霧化に使用される高圧発生器に使用することを特徴とする方法。
- 請求項1に記載の小型高圧発生器のロッキング・テンショニング機構を、動物または植物の組織内または膜を通して注射するのに使用される無針注射器に使用することを特徴とする使用方法。
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