JP2005501203A6 - ブレーキロータアッセンブリとその製造方法 - Google Patents

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Abstract

自動車用ブレーキアッセンブリの製造方法には、ホイールハブ、ナックルおよびブレーキロータが含まれる。該ホイールハブにはネック部分およびフランジ面を有するフランジ部分が含まれる。該フランジ面には、そこに形成された複数のボルト受入れ穴が備わっている。該ホイールハブは、該ナックルと回転連通するように配置される。該ホイールハブのフランジ面にはブレーキロータが固定されている。該ブレーキロータには内部表面があるが、該表面は、ブレーキロータの横方向の振れを低減させるため、最終仕上げを受ける。

Description

【技術分野】
【0001】
本出願は、1999年10月8日に出願した、本出願人による「ナックルハブ・アッセンブリおよび同アッセンブリの製造方法」なる題名の、同時係属の米国特許出願番号09/414113の一部継続出願であり、それは1999年5月28日に出願した仮出願番号60/136535に対する優先権を主張するものである。
【0002】
本発明は、一般的に自動車ホイールの端部構成要素に関する。より正確には、本発明は、横方向の振れを低減する独自の構成および製造工程、ならびにブレーキロータ制動外面を機械加工する独自の装置を備えたブレーキアッセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
今日の大部分の自動車にはフロントアクスルのホイールアッセンブリ用ディスクブレーキが搭載されており、さらにリアアクスルの位置にもディスクブレーキが搭載されているものも多い。ディスクブレーキロータは円形の金属ディスクで、対向した制動表面を有しており、それぞれの表面はブレーキキャリパで支持されたブレーキパッドで締め付けられ、それによりブレーキ効果が発揮されるようになっている。一般的にホイールハブには摩擦防止型のホイールベアリングアッセンブリが組み込まれており、その中で、ベアリングの案内溝の一つが車体のサスペンションに結合されており、他の案内溝は回転可能な形でホイールハブ、ブレーキロータおよびホイールにまたがっている。通常、ロータおよびハブアッセンブリの回転部分の構成要素は別々に製造して組み立てる。こうすることにより、使用中、必要に応じてブレーキロータを補修し、また交換することができる。さらにブレーキロータとハブの構成要素の望ましい材料特性は異なっている。これらの構成要素を一体化しようとする努力も企てられたが、このようなアプローチは幅広く受入れるには至らなかった。
【0004】
制動システムの性能を向上するためには、ロータが回転する際の、ロータの制動表面の寸法特性を注意深くかつ精度よく管理することが望ましい。ディスクの厚さの変動、および回転時の表面の横方向の振れまたは横方向の曲がりの許容値は最小限に抑えなくてはならない。しかしこうした許容値を厳しく管理しようとしても、いくつかの要因による影響のため製造者は困難に遭遇している。
【0005】
そこで今日、ロータの寸法特性、すなわち、ホイールハブのフランジまたは表面に対するロータ表面の関係を管理することにより、振れを低減させることに多くの努力が注がれている。しかし許容値および寸法特性が改善されても、性能および振れの問題は依然として存在している。この振れの問題は大部分、ベアリング/ハブアッセンブリを含むホイール端部のアッセンブリのようなその他の構成要素に起因している。一方このホイール端部のアッセンブリは、ホイールハブおよびベアリング、または、ナックル、ホイールハブおよびベアリングにより構成されるナックル/ハブアッセンブリからなるものである。
【0006】
この振れの原因となる要因の一つは、ロータ/ナックル/ハブアッセンブリの各構成要素の積み重ね、すなわち、これら構成要素の許容値の組み合わせである。各部品を別々に機械加工するとそれらの許容値は減少するが、これらの部品を組み立てると、許容値が積み重ねられ、依然として比較的大きな振れが生じることになる。この積み重ねの原因となるもう一つの要因は、平坦化するためにホイールハブおよびロータを個別に機械加工して、ホイールハブのフランジ表面またはロータ表面を機械加工する時に用いる旋削工程における変動である。さらにホイールボルトの取り付けおよびプレス条件、ロータ/ナックル/ハブアッセンブリの組み立て工程、ならびに不適切な予荷重を受けたベアリングはすべて、ブレーキパッドに対するロータ表面の狂い、したがってそれによる許容不可能な振れを生じさせる原因となることがある。またこの振れが原因で、不均一な摩耗によりブレーキライニングが早期に故障することがある。そのため、ブレーキライニングの早期交換が必要となり、費用の増大を招くことになる。さらにこの振れの問題には、ブレーキの激しい振動、ステアリングホイールの「かじり」、および運転者が感じるペダルパルス、ならびにブレーキノイズおよび停止むらの原因となるロータのゆがみが含まれる。
【0007】
制動表面の横方向の振れを管理する精度は、ロータ、およびロータが取り付けられるナックル・ハブアッセンブリについての現在利用可能な製造方法および設計により制限される。これらの製造方法および設計は、上述したように振れに伴う問題を解決するには不十分である。一般的に現在の方法は、ロータおよびハブアッセンブリを別々に仕上げ、次いで機械加工した部品を組み立てて、完成品としてのブレーキロータアッセンブリを形成する過程からなる。しかしこうした方法では、許容値の積み重ね、旋削工程における変動、ならびにホイールボルトおよびベアリングの取り付けを含む、上述した要因による振れの問題を解決することはできない。
【0008】
この振れの問題を解決しようとしてその他の選択肢も検討されたが、それらのすべては、さまざまな不利益を被ることとなった。振れ低減のための熟慮された一つの選択肢は、製造の間における各構成要素の許容値を低減し、次いでそれらの構成要素を組み立てることにより、各構成要素の振れを個別に低減しようとするものである。こうしたアプローチに関連した許容値の変動の「積み重ね」は依然として大きく、製造費用が増大するにもかかわらずシステム性能の改善は限定されたものでしかない。別の熟慮された選択肢は、ナックル、ホイールハブおよびベアリング間の圧入した許容値の変動を厳しく抑えるものである。しかしこの方法では、組み立て工程における困難さが著しく増大し、また製造費用も増加する。さらにこの選択肢では、システムの振れは所定のレベルまで低下しない。
【0009】
したがって、アッセンブリの製造費用を大幅に増加させることなく、あるいは製造に伴う困難さを増大させることなく、システムの振れを低減する自動車用ブレーキアッセンブリを設計することが、もしできるならば、有利であろう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで本発明の目的の一つは、ブレーキロータの横方向の振れを低減するブレーキアッセンブリ、およびその製造方法を提供することにある。
【0011】
本発明のさらなる目的の一つは、ブレーキノイズおよび停止むらを最小限に抑えるブレーキ構成を与えるブレーキコーナーアッセンブリ、および同アッセンブリの製造方法を提供することにある。
【0012】
本発明のさらなる目的の一つは、不均一なブレーキライニングの摩耗を、したがってライニングの頻繁な交換の必要性を最小限に抑えるブレーキ構成を与えるブレーキアッセンブリ、および同アッセンブリの製造方法を提供することにある。
【0013】
また本発明に関連した目的の一つは、車両のブレーキライニングの寿命を延長するブレーキ構成を与えるブレーキアッセンブリ、および同アッセンブリの製造方法を提供することにある。
【0014】
本発明のさらなる目的の一つは、比較的低コストで性能を向上させるブレーキ構成を与えるブレーキアッセンブリ、および同アッセンブリの製造方法を提供することにある。
【0015】
本発明のさらなる目的の一つは、外側および内側のブレーキロータ面上における横方向の振れを低減する、ブレーキアッセンブリを機械加工するための工具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の目的にしたがって、自動車用ブレーキアッセンブリが提供される。ブレーキアッセンブリには、自分自身を自動車に取り付けるために形成された複数の穴を有するナックルが含まれる。このナックルにはまたベアリング保持部分が含まれる。ナックルのベアリング保持部分は圧入によりベアリングと連通している。一方ベアリングは、ホイールハブと回転連通している。ホイールハブには、ベアリングに圧入されたネック部分、およびフランジ面を有するフランジが含まれる。フランジ面にはそこに形成された複数のボルト穴があり、これら複数のボルト穴の各々は、フランジ面を貫通するホイールボルトを受け入れる。フランジ面にはその面に固定されたブレーキロータがあり、また該フランジ面はキャリパ取り付け面に平行になるように仕上げてあり、ベアリングの回転軸に対するブレーキロータの振れはその面で最小となる。
【0017】
本発明のその他の目的にしたがって、振れが低減されるナックル/ハブアッセンブリを形成する方法が提供される。該方法には、概ね円形の穴をその中に形成されたナックルを供給する過程が含まれる。概ね円形のナックルの穴の中には、ベアリングが圧入される。こうしてネック部分、およびフランジ面のあるフランジ部分を有するホイールハブが供給される。フランジ面には、その面に形成されたボルト穴に圧入された複数のホイールボルトが付いている。次いでホイールハブのネック部分を、ジャーナル軸受を介してベアリングに収納し、ホイールハブがナックルに対して回転できるようにする。次いでブレーキロータをホイールボルト上に置いて、ホイールハブに固定する。一旦ブレーキロータをホイールハブに組み立てると、ブレーキロータ表面を最終仕上げして、キャリパの耳またはパッドに対して同一平面かまたは平行になるようにする。
【0018】
本発明のその他の目的にしたがって、最終仕上げしたブレーキアッセンブリを保持する、アッセンブリが供給される。該アッセンブリには、ナックル/ハブアッセンブリを締め付け、設置する取り付け具を有する標準の旋盤が含まれる。該取り付け具はホイールハブおよびベアリングの内側案内溝に締め付け力を与え、ベアリング上に予荷重を発生させる。さらに該取り付け具はナックルを定位置に保持し、ホイールハブが回転できるようにする。その後、ロータの内部表面を最終仕上げし、平坦かつ平面にして、ブレーキアッセンブリの回転軸を測定した時に振れが最小になるようにする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明についてのこれらのまたその他の特徴および利点については、添付した図面および特許請求の範囲にしたがって本発明に関する以下の説明を読めば、明らかとなろう。
【0020】
図1は、本発明の好ましい実施形態によるナックル/ハブアッセンブリの透視図である。
【0021】
図2は、本発明の好ましい実施形態によるナックル/ハブアッセンブリおよびブレーキロータの構成要素を説明した分解断面図である。
【0022】
図3は、本発明の好ましい実施形態によるブレーキアッセンブリの断面図である。
【0023】
図4は、本発明の好ましい実施形態によるナックル/ハブアッセンブリの背面図である。
【0024】
図5は、本発明の好ましい実施形態によるホイールハブ・フランジ面の端面図である。
【0025】
図6は、図5の線6−6に沿ったホイールハブの断面図である。
【0026】
図7は、ナックル/ハブアッセンブリの組み立て時に使用する、本発明の好ましい実施形態による製造時固定用組立体の平面図である。
【0027】
図8は、本発明の好ましい実施形態により、図9において矢印8の方向に締め付けたナックル/ハブアッセンブリを有する製造時固定用組立体の底面図である。
【0028】
図9は、図7において矢印9−9の方向に締め付けた製造時固定用組立体およびブレーキアッセンブリの断面図である。
【0029】
図10は、図7において矢印10−10の方向から見た製造時固定用組立体のプラーメンバーの断面図である。
【0030】
図11は、図9において矢印11−11の方向から見た製造時固定用組立体の断面図で、ナックル/ハブアッセンブリが定置してある。
【0031】
図12は、図9において矢印12−12の方向から見た製造時固定用組立体の断面図で、ナックル/ハブアッセンブリが定置してある。
【0032】
図13は、本発明の好ましい実施形態によるブレーキアッセンブリの背面図である。
【0033】
図14は、本発明の好ましい実施形態によるブレーキアッセンブリの側面断面図である。
【0034】
図1から図4は、一般的に参照番号10で示した、本発明による好ましいナックル/ハブアッセンブリを図示したものである。アッセンブリ10は、ナックル12およびホイールハブ14を含むさまざまな構成要素からなる。ナックル12は、金属で構成することが好ましく、また一般的には鋳造により形成されるが、一方ホイールハブ14は金属で構成することが好ましい。しかしナックルおよびハブをその他の材料で形成することができることも明らかである。ナックル12には概ね円形の穴16および複数の外方向に延びた付属体18が備わっていることが望ましい。ここで該付属体は、複数の脚18に形成された複数の開口20を通じ自動車に取り付けられているが、そのことは当業者には公知の事実である。
【0035】
穴16には、圧入したベアリング28を受け入れるための上部スナップリング溝24および下部スナップリング溝26または肩部によってそこに画定され形成された陥凹部22がある。スナップリング29は、ベアリング28をナックル12に係合するに先立ち、上部スナップリング溝24に圧入するか、さもなければ固定することが望ましい。図示したアッセンブリでは、ナックル12に穴16が形成されているが、さまざまな構成でベアリング28をナックル12に取り付けることができることも理解すべきである。たとえば、ナックル12の上面またはその他の部分にベアリング28を取り付けることができる。その代わりに、ベアリング28を穴16に部分的に配置することもできる。さらに穴18をまったく除去することもできる。
【0036】
ベアリング28には、外輪31および内輪33を設けることが望ましい。しかしさまざまなベアリングや、またさまざまなナックル/ベアリングの取り付け構成を採用することができることも理解すべきである。たとえば、スナップリングに、すなわち上部保持リング24と下部リング26の間に圧入する代わりに、スナップリングを使用しないでベアリング28を圧入し、ナットまたはその他の公知の固定方法で保持することもできる。その代わりに、外輪31をナックル12と一体に形成するか、または軌道を形成する外輪回転ベアリング/ナックルアッセンブリとして構成することもできる。さらにその代わりに、ベアリングの外輪31をナックル12にボルトで締めて、内輪33がホイールハブ14を接触して回転するようにすることもできる。また、内輪33は、ホイールハブ14と一体形成させることもできる。さらに非駆動式の外輪回転を伴ったスピンドル構成を採用することもできる。
【0037】
好ましい実施形態によると、ホイールハブ14にはネック部分30およびフランジ部分32が備わっている。そして図3に示すように、ネック部分30をベアリング28の内輪33と接触するように圧入し、ホイールハブ14がナックル12に対して回転できるようにすることが望ましい。その代わりに、ネック部分30を内輪33または外輪31と一体に形成することもできる。また、その他のホイールハブ/ベアリング構成が利用できることも理解すべきである。
【0038】
フランジ部分32には、フランジ面34、ならびにホイールおよびロータパイロット部分36が備わっている。一般的にホイールおよびロータパイロット部分36はフランジ面34から外方向に延びており、スプライン40を画定する内部表面38を備えている。またホイールハブ14には、フランジ面34に形成された複数のボルト穴42があり、そこにそれぞれ複数のホイールボルト44が通るようになっている。これら複数のホイールボルト44は、予め規定されたパターンに従い、同一のピッチサークルの直径でフランジ面34に取り付けられている。ホイールボルト44のねじ込み端は外方向に延びており、それによりロータ46(図2および図3)、およびそれに関連したホイールをハブ14に結合するが、その方法については以下に明示する。その代わりに、ホイールをホイールハブ14に取り付けるとき、ラグナットを自動車のホイールに取り付けて、ボルト穴42に通しておき、ホイールハブ14に設けたボルト穴42に該ラグナットを受入れるようにすることもできる。
【0039】
図2および図3に最もよく示されているように、ロータ46は中央部に開口50があいたカップ48を具備しており、該開口を通してホイール軸(図示せず)を受け入れるようになっているが、一方ホイール軸は、ホイールおよびロータパイロット部分36に取り付けられ、かつフランジ面34から外方向に延びている。カップ48はハブのフランジ部分32を受け入れるような寸法になっており、その外側の端部には環状のフランジ52が備わっている。そして該フランジは、ホイール軸に対してホイールボルト44と同一のピッチサークルの直径で横たわる複数の開口54を有し、かつホイールボルト44を収納するような類似のパターンを有している。
【0040】
複数の長方形の条片58によって互いに間隔をとって配置された一対の平行でかつ環状のディスク56がカップ48から外方向に延びており、複数のブレーキキャリパ(図示せず)に対して制動面を画定している。ホイールをボルト44の上に置き、併せてねじ切りナット(図示せず)もボルト44の上に置いて、ナットとロータ46の間にホイールを固定するとホイールへの組み立ては完成する。本発明は、とりわけ、ハブのフランジ部分32とロータ46の合わせ面に発生する問題を取り上げている。
【0041】
ここで、本発明による好ましいホイールハブ14およびフランジ部分32を図示した図5および図6に向かう。フランジ面34には、その面に機械加工した逃げ溝60が付いている。逃げ溝60はフランジ面34に鍛造するか、またはその他の公知の方法で形成することができることも理解すべきである。逃げ溝60により、フランジ面34は外部フランジ表面62および内部フランジ表面64に分割される。また逃げ溝60はフランジ面34へと変化していき、複数のボルト穴42が逃げ溝60に位置するようになる。なお複数のボルト穴42は、逃げ溝60が形成される前またはされた後のいずれに形成しても構わない。また逃げ溝は、フランジ面34より下面に設定することが望ましい。それは、ホイールボルト44をボルト穴42に圧入する際に生じる表面の凹凸を除去するためである。ホイールボルト44の圧入により凹凸があっても、逃げ溝60によって相殺される。その理由は、フランジ62および64より凹凸が隆起することはなく、したがって、なんら振れの原因とはならないからである。また逃げ溝60がいるために、ボルト44をホイールハブ14に取り付けた後で、アッセンブリ10上での最終仕上げまたは仕上げ旋削を行うことができる。
【0042】
ナックル12、ベアリング28およびホイールハブ14を組み立てる前に、逃げ溝60をフランジ表面34に形成することが望ましい。しかし、ホイールハブ14をベアリング28およびナックル12に組み立て後で、かつホイールスタッド44を圧入する前に、逃げ溝60をフランジ表面34に形成することができることも理解すべきである。ホイールハブ14に逃げ溝60を形成することが、形成では好ましい方法である。その後、外部フランジ表面62および内部フランジ表面64の仕上げをする。該仕上げ工程が完了した後、ホイールボルト44をボルト穴42に圧入する。その後、ハブ14をベアリング28およびナックル12に取り付けて、完成品としてのナックル/ハブアッセンブリ10を形成する。
【0043】
次いで、以下詳述するように、アッセンブリ10を締め付け装置に定置し、そこで仕上げ旋削または最終仕上げを行い、ロータ46と接触する平坦な外部フランジ表面62および内部フランジ表面64を供給して、振れを最小限に抑えるようにする。また再仕上げを行うことにより、互いに同一平面となり、それにより平坦なフランジ表面34が形成されるような、内部フランジ表面64および外部フランジ表面62が供給される。また再仕上げ工程により、ロータに対してのみならず、ベアリング28により確定されるアッセンブリ68の回転中心に対しても振れが最小限に抑えられる。さらに本発明の方法および構成により、キャリパの耳とフランジ表面62および64の間の距離を正確に管理することができる。それに加えて、キャリパの耳とフランジ表面62および64の間の平行度も正確に管理することができる。好ましい実施形態によると、各フランジ表面の平坦度は20μmまたはそれより良好である。さらに振れは最小限に抑えられ、14μmまたはそれより良好となる。また内部および外部フランジ表面62および64の同一平面性は20μmまたはそれより良好である。しかし平坦度に対する要件はさまざまに変化することがある。
【0044】
図7から図12は、本発明による好ましい部品締め付け具70を図示したものである。部品締め付け具70は、旋盤(図示せず)に組み込むことが望ましい。該締め付け具はブレーキアッセンブリ300の位置を定め、かつこれを支持するために使用するものである。なおアッセンブリは、ナックル/ハブアッセンブリ10に取り付けられたロータ46を具備しており、上述した工程にしたがって、再仕上げを行う。
【0045】
図7に示すように、部品締め付け具70には概ね平坦な上部表面72が設けてあり、旋盤の一部分またはその表面と隣接するようになっている。概ね平坦な上部表面72にはそこに形成された開口74が設けてあり、該開口の中には一般的にスプリットカラー76が取り付けられ、旋盤の駆動モーターと係合する。スプリットカラー76は、開口74に対して回転可能なように配置してある。スプリットカラー76には、旋盤の駆動モーターと連通してスプリットカラー76を回転させる、複数の駆動モーター係合用ノッチ50を有する上部表面78が設けてある。
【0046】
部品締め付け具70については、図7から図12により詳細に図示してある。部品締め付け具70には、概ね平坦な上部表面72に形成された陥凹部84にはめ込まれる複数のキー82が含まれる。キー82には留め具86が付いており、これらの留め具はキー82および概ね平坦な上部表面72の双方を貫通して、キー82をスペーサープレート88に固定する。スペーサープレート88はベースプレート90の上部に配置してあり、これら2枚のプレート88、90は、概ね平坦な上部表面72を貫通して延びる標準の留め具92によって固定されている。
【0047】
スプリットカラー76には、そこに形成された穴94があいており、その中に歯車96が配置してある。歯車96はプラーメンバー98に固定されており、旋盤によりプラーメンバーが下降すると、プラーメンバーは概ね下方に延びてナックル12と連通するようになる。歯車96はスプリットカラー76に対して回転可能となっており、下部平面100においてU字型のジョイントアダプター102により支持されている。またアダプターには、そこに形成された中央開口104が設けてあり、該開口がプラーメンバー98を取り囲んでいる。
【0048】
部品締め付け具70には、右ハウジング部分106、右カバー部分108、および右ハウジング部分106に配置されている右プルピストン110が備わっている。部品締め付け具70にはまた、左ハウジング部分114、左カバー部分116、および左ハウジング部分114に配置されている左プルピストン118が備わっている。右プルピストン110および左プルピストン118の双方は、それぞれ留め具112、120によってベースプレート90に固定されている。また右ハウジング部分106および左ハウジング部分114の各々は、それぞれプルピストン110、118に対して移動可能になっており、それにより各チャンバー122、124が各ハウジング部分106、114の間に形成されるようになる。各チャンバー122、124には流体連通するオリフィス126、128が設けてあり、それにより各チャンバー122、124への流体の出入りが可能になり、さらに右および左のハウジング部分106、114の上方および下方への移動が助けられる。左および右のチャンバー122、124は、複数のOリング130によってそれぞれのハウジング部分106、114に対して密閉されている。また上記の代わりに、その他の密閉機構を使用しても構わないことは明らかである。ナックル12に等しい力を与えるために、左プルピストン118は、右プルピストン110に対して長さが短くまた直径も小さいことが望ましい。なおナックルの構成によって、プルピストン110および118の寸法が変わることがあることを理解すべきである。
【0049】
図9に示すように、フランジ部分32のホイールパイロット部分36の内部表面38によって画定されるスプライン40に、バヨネット132を挿入することが望ましい。以下詳述するように、バヨネット132は、プラーメンバー98と係合してブレーキアッセンブリ300を上昇させるためのものである。バヨネット132は、座金穴または面133と係合して、アッセンブリ10を上昇させることが望ましい。
【0050】
図11に示すように、右ハウジング部分106は一対の保持ブロック134によってベースプレート90に近接して保持されている。各保持ブロック134には、右ハウジング部分106のフランジ部分138と係合する支持部分136が設けてある。各保持ブロック134には支持部分は、留め具140または類似物によってベースプレート90に固定してある。右ハウジング部分106の中には、一対のガイドピン142が配置してある。各ガイドピン142は上部端部144においてベースプレート90に固定されており、またその各々は下部端部148においてばね146と連通している。各ばね146は、各ガイドピン142の下部端部144に形成した陥凹部150にはめ込みまれ、下方に延びて右ハウジング部分106と接触するようになる。またばね146の偏向力により、ガイドピン142から右ハウジング部分106が引き離され、偏向するようになる。
【0051】
また図11に示すように、右ハウジング部分106には一対の穴152があいており、その中でそれぞれのピストン154が往復運動を行っている。各ピストン154は、通常は係合しない位置とナックル係合位置の間で運動する。穴152の各々は、端部蓋158によってピストン154の外部端部156に近接して密閉されている。各ピストン154の内部端部160にはグリッパー部分162および旋回グリッパー部分164が備わっており、そのため、ピストン154がナックルとの係合位置にある時、ピストン154がナックル12の上部ストラットアーム155と係合し、かつこれを保持することができる。各ピストン154は、それぞれの穴152に固定されているブッシング166の内部で往復運動をし、それにより、グリッパー部分162および旋回グリッパー部分164が上部ストラットアーム155に対して適切に調整される。
【0052】
ここで、左ハウジング部分114を通る締め付け具70の断面を示す図12に向かう。左ハウジング部分114もまた、一対の保持ブロック168によってベースプレート90に近接して保持されている。各保持ブロック168には、左ハウジング部分114のフランジ部分171と係合する支持部分170が設けてある。各保持ブロック168は、留め具172またはその他の固定手段によってベースプレート90に固定してある。左ハウジング部分114の中には、一対のガイドピン174が配置してある。各ガイドピン174は上部端部176においてベースプレート90に固定されており、またその各々は、ガイドピン174の下部端部180においてばね178と連通している。各ばね178は、下部端部180に形成した陥凹部182にはめ込みまれ、下方に延びて左ハウジング部分114と接触するようになる。またばね178の偏向力により、ガイドピン174から左ハウジング部分114が引き離され、偏向するようになる。左ガイドピン174は、右ガイドピン142に対して長さが短くまた直径も小さいことが望ましい。
【0053】
また図12に示すように、左ハウジング部分114には一対の穴184があいており、その中でそれぞれのピストン186が往復運動を行っている。各ピストン186は、通常は係合しない位置とナックル係合位置の間で運動する。穴184の各々は、それぞれの端部蓋190によってピストン186の外部端部188に近接して密閉されている。ピストン186の内部端部182にはグリッパー部分194および旋回グリッパー部分196が備わっており、そのため、ピストン186がナックルとの係合位置にある時、ピストン186がナックル12の下部ボールジョイント198と係合し、かつこれを締め付けることができる。各ピストン186は、各穴184に固定されているブッシング188の内部で往復運動をし、それにより、グリッパー部分194および旋回グリッパー部分196が下部ボールジョイント198に対して適切に調整される。
【0054】
ここで、プラーメンバー98および周辺枠200を図示した図9および図10を参照する。プラーメンバー98には、歯車96がその回りに配置された先頭部分202、U字型ジョイントアダプター102にある開口104を貫通する頸状部分204、および周辺枠200に形成された穴208の中で回転可能な幹部分206が備わっている。また周辺枠200には、穴208の回りに配置された複数のベアリング210が付いており、それにより幹部分206の回転を助けている。
【0055】
周辺枠200には上端本体部分212が含まれており、一方本体部分には、その上に配置された上端蓋部分214、その下に配置された下端蓋部分216、ならびに上端本体部分212と下端蓋部分216の間に配置されたスペーサ部分218が備わっている。
【0056】
上端本体部分212の構成要素は、留め具220またはその他の固定機構によって結合されている。周辺枠200にはまた、留め具226またはその他の固定機構によって上端蓋224に固定されている下部停止部分222が含まれる。上端本体部分212および下部停止部分222は、そこに固定された停止部分230を有する本体部分228によって取り囲まれている。周辺枠200は、ボルトまたはその他の固定機構のような複数の留め具232によってベースプレート90の下方に固定することが望ましい。
【0057】
上端本体部分212の内部には、上部リザーバ234を形成することが望ましい。上部リザーバ234は、流体を受け入れる流体入口236と流体連通している。上部リザーバ234はまた、プラーメンバー98の幹部分206に形成された第一流体オリフィス238と流体連通している。また第一流体オリフィス238は、幹部分206に形成された第二流体オリフィス242と流体連通している内部流体通路240と流体連通している。第二流体オリフィス242を通過した流体は、下部リザーバ244に流入する。下部リザーバ244は、下部停止部分222と上端蓋224の間に形成する。
【0058】
幹部分206には、その上に一体として形成した環状フランジ246が備わっている。環状フランジ246は下部リザーバ244の内部に配置することが望ましい。環状フランジ246および上端蓋224は、それぞれの表面に形成した陥凹部250、252に配置された複数のばね248、およびばね駆動ピン254を含めるにより機械的に連通している。こうして、作動流体が第二流体オリフィス242を通じて下部リザーバ244に流入すると、環状フランジ246はばね248の力に抗して上方に動くようになる。
【0059】
運転時には、すでに詳細に述べたような工程にしたがって再仕上げすることになるブレーキアッセンブリ300は、旋盤内で、かつ一般的には部品締め付け具70の下部に取り付ける。ブレーキアッセンブリ300は、通路を妨げないようなパレットまたはその他の支持構造体の上に置くことが望ましい。部品締め付け具70の下部にあるパレット上にブレーキアッセンブリ300を置いた後、アッセンブリ300が置かれているパレットを通って上昇することにより、バヨネット132がアッセンブリ300のスプライン40の中に入る。肩部分256が自分自身を押し上げているフランジ部分32の座金面133と接触するまで、バヨネット132を上方に押しつける。少なくともホイールスタッド44がパレット10をクリアするまで、バヨネット132によってアッセンブリ300を持ち上げる。
【0060】
その後、旋盤により、プラーメンバー98およびプラー枠200を開口74を通過して下降させ、ナックル12と連通させる。プラーメンバー98の幹部分206には、先頭部分202の反対側にある下端260に形成された陥凹部258が備わっている。陥凹部258は、一方向でその直径が不均一になっており、バヨネット132の円形上端部分260を受け入れるのに十分な大きさを有している。しかし幹部分206が90度回転すると、その直径は十分大きくはないため、円形上端部分260を受け入れることはできず、また円形上端部分260が陥凹部258に入っている場合、そこから円形上端部分260を取り出すこともできない。こうしてプラーメンバー98を下降させると、円形上端部分260をその中に受け入れるようにプラーメンバーの方位が定まる。
【0061】
プラーメンバー98およびプラー枠200が下降した後、一対の右ピストン154および一対の左ピストン186が液圧により作動して、ナックル12につまみ力または締め付け力を与える。右ピストン156は、グリッパー部分162および旋回グリッパー部分164を用いて、上部ストラットアーム155の対抗する側に締め付け力を与える。同様にして、左ピストン186は、グリッパー部分192および旋回グリッパー部分196を用いて、下部ボールジョイント198の対抗する側に締め付け力を与える。バヨネット132によるアッセンブリ10の上昇およびプラーメンバー98の下降により、ナックル12に力が加えられ、停止部分230と接触するようになる。停止部分230には、ナックル12に係合する環状肩部262が備わっている。これらの動作により、ブレーキアッセンブリ300が旋盤内に設置され、またナックル12が、一切の駆動機構から切り離された旋盤に固定される。さらにプラーおよびグリッパーによってナックル12が作動し、その結果ナックルが固定され、設置される。なおナックル12は、いかなるベアリングの予荷重力にも晒されることはない。
【0062】
アッセンブリ300の設置が終わると、周辺本体部分228に対してプラーメンバー98およびプラー枠200を回転させることにより、バヨネット132が係合する。プラーメンバー98およびプラー枠200は、本体部分228に対して自由に回転することができ、また90度回転するとバヨネット132に係合する。その後、プラー20を上方に押し上げている第二流体オリフィス242を通じて下部リザーバ244に作動流体を導入することにより、環状フランジ246に圧力が加わり、それにより締め付け力が導入される。またプラーメンバー98を引き上げることによりバヨネット132も引き上げられ、それにより下部停止部分222がベアリング28の内輪31の上に置かれ、そこに力が加えられて、ベアリング28に予荷重が加えられる。
【0063】
上述したようにアッセンブリ300の設置および締め付けが終わると、仕上げ工具を用いて、ブレーキロータ46の内部および外部表面の最終仕上げ工程を実施することができる。このような方法では、ハブ14を駆動して、ハブおよびブレーキロータ46が、これらを固定しているナックル12に対して回転するようにする。仕上げ工具としては、当該分野ではよく知られているように、CNCツールのような単一の工具が望ましい。しかしその代わりに、その他のさまざまな仕上げ工具を利用することもできる。
【0064】
締め付け具70の特徴の一つは、ホイールハブ14、ブレーキロータ46およびベアリング28を対応させながら回転して、それにより幹部分206および環状フランジ246が自由に浮動し、かつブレーキアッセンブリのベアリング軸の回転に追従するようにすることにある。こうすることにより、キャリパの耳とロータ46の間の距離の管理が容易になる。
【0065】
ここで、本発明の好ましい実施形態によるブレーキアッセンブリ300を図示した図13および図14を参照する。ブレーキアッセンブリ300には、ナックル302およびホイールハブ304が備わっている。ナックル302およびホイールハブ304は、図1から図13に関連して説明したナックル12およびホイールハブ14と同一の構成を有している。そのため、類似の部品は類似の参照番号によって特定することができる。この実施形態によると、ブレーキロータ306はフランジ面34に固定されている。
【0066】
ブレーキロータ306には、中央開口312が形成されたカップ310が付いている。中央開口312は、ホイールおよびロータパイロット部分36に固定されているホイール軸を受け入れるようになっている。一般的にカップ310は、実際フランジ面34から延びており、その寸法はハブのフランジ部分324を受け入れるようになっている。カップ310の外側端部には環状フランジ312が付いており、一方環状フランジは、ホイール軸に対してホイールボルト44と同一のピッチサークルの直径で横たわる複数の形成された開口314を有し、かつホイールボルトを収納するような類似のパターンを有している。
【0067】
図14に示すように、ブレーキロータ306には、複数の長方形の条片318によって互いに間隔をとって配置された一対の平行でかつ環状のディスク316が備わっている。長方形の条片318はカップ310から外方向に延びており、ブレーキキャリパ32に対して制動表面として作用する内部表面320および外部表面322を画定している。
【0068】
完全に組み立てられた状態にあるブレーキアッセンブリ300には、ホイールハブ304に圧入されたホイールボルト44、ベアリング28によってホイールハブ304に回転可能に取り付けられたナックル302、およびホイールハブ304のフランジ面34に固定されたブレーキロータ306が備わっている。ブレーキロータ306のホイールボルト用開口314は、各々ラグナット326を有するホイールボルト44に適合しており、それによりホイール328とホイールハブ304の間にブレーキロータ306を固定することができる。ホイール328の外部表面には、よく知られているようにホイールトレッド330が取り付けてある。さらに駆動軸アクスル332は、中央開口312を通して延びているハーフシャフト334と連通している。ダストシールド336としては、ナックル302に固定し、かつ一般的には外方向に延びて、ブレーキロータ306の内部表面320に平行かつ近接して横たわるようにすることが望ましい。
【0069】
ブレーキキャリパ324は、ブレーキロータ306の一部分に近接して配置することが望ましい。ブレーキキャリパ324には、ブレーキロータ306の内部表面320および外部表面322それぞれに接触する一対のキャリパパッド338、340が付いている。なお当業分野では、ブレーキキャリパ324、およびキャリパパッド338、340の作動はよく知られている。
【0070】
好ましい実施形態によると、内部表面320および外部表面322は最終仕上げまたは再仕上げを受けることになる。最終仕上げは、ホイールハブ304に関連して上述したのと同一の方法のものであることが望ましい。上述したたように、この再仕上げ工程により、ブレーキロータアッセンブリ300の回転の中心に対するロータの横方向の振れを最小限に抑えることができる。さらに再仕上げ工程を通じて、キャリパパッド338、340と内部表面320および外部表面322それぞれの距離の管理を行うことができる。再仕上げ工程を実施する場合、上述したように、ブレーキアッセンブリ300を旋盤に設置して作業を行うことが望ましい。ブレーキロータの表面320、322に対しては、最終仕上げまたは再仕上げのみを行うことが望ましい。しかしその代わりに、ホイールハブ304のフランジ面34およびブレーキロータ306の表面の双方に最終仕上げ工程を施すこともできる。
【0071】
上述したように、ブレーキアッセンブリ10を締め付け具70に挿入して適切な仕上げを行い、それによりブレーキのキャリパパッド338、340と、ブレーキロータ表面320、322の間の距離および平行度を確立することが望ましい。
【0072】
本発明のその他の目的および特徴については、添付した図面および特許請求の範囲との関連において、好ましい実施形態に関する詳細説明に照らして精査することにより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】本発明の好ましい実施形態によるナックル/ハブアッセンブリの透視図。
【図2】本発明の好ましい実施形態によるナックル/ハブアッセンブリおよびブレーキロータの構成要素を説明した分解断面図。
【図3】本発明の好ましい実施形態によるブレーキアッセンブリの断面図。
【図4】本発明の好ましい実施形態によるナックル/ハブアッセンブリの背面図。
【図5】本発明の好ましい実施形態によるホイールハブ・フランジ面の端面図。
【図6】図5の線6−6に沿ったホイールハブの断面図。
【図7】ナックル/ハブアッセンブリの組み立て時に使用する、本発明の好ましい実施形態による製造時固定用組立体の平面図。
【図8】本発明の好ましい実施形態により、図9において矢印8の方向に締め付けたナックル/ハブアッセンブリを有する製造時固定用組立体の底面図。
【図9】図7において矢印9−9の方向に締め付けた製造時固定用組立体およびブレーキアッセンブリの断面図。
【図10】図7において矢印10−10の方向から見た製造時固定用組立体のプラーメンバーの断面図。
【図11】図9において矢印11−11の方向から見た製造時固定用組立体のプラーメンバーの断面図。
【図12】図9において矢印12−12の方向から見た製造時固定用組立体のプラーメンバーの断面図。
【図13】本発明の好ましい実施形態によるブレーキアッセンブリの背面図。
【図14】本発明の好ましい実施形態によるブレーキアッセンブリの側面断面図。
【符号の説明】
【0074】
10 ナックルハブアッセンブリ
12 ナックル
14 ホイールハブ
28 ベアリング
30 ネック部分
46 ロータ
56 ディスク
70 部品締め付け具
72 上部表面
98 プラーメンバー
200 プラー枠
300 ブレーキロータアッセンブリ
302 ナックル
306 ブレーキロータ
324 ブレーキキャリパ

Claims (32)

  1. ネック部分およびフランジ部分を有し、かつ前記フランジ部分がフランジ面を有するホイールハブを供給する過程と、
    前記フランジ面に複数のボルト受入れ穴を形成する過程と、
    前記フランジ面を平坦化するため前記フランジ面を仕上げする過程と、
    前記ホイールハブをナックルと回転連通するように設置する過程と、
    前記ホイールハブの前記フランジ面にブレーキロータを固定する過程および、
    前記ブレーキロータの横方向の振れを低減するために前記ブレーキロータの少なくとも一つの表面を最終仕上げする過程と含む、
    自動車用ブレーキアッセンブリを形成する方法。
  2. 前記最終仕上げする過程が、前記ブレーキロータの前記の少なくとも一つの面を形成して平坦にすることを含む、請求項1に記載の自動車用ブレーキアッセンブリを形成する方法。
  3. さらに前記最終仕上げ過程に先立ち、ブレーキアッセンブリを締め付けアッセンブリに設置することを含む、請求項1に記載の自動車用ブレーキアッセンブリを形成する方法。
  4. さらに形成されたベアリング保持構造を有するナックルを供給することを含む、請求項1に記載の自動車用ブレーキアッセンブリを形成する方法。
  5. 前記ベアリング保持構造が前記ナックル内に形成された概ね円形の穴である、請求項4に記載の自動車用ブレーキアッセンブリを形成する方法。
  6. さらに内輪および外輪を有するベアリングを前記穴にスナップフィットさせることを含む、請求項5に記載の自動車用ブレーキアッセンブリを形成する方法。
  7. 前記ベアリングが下部肩部と上部スナップリングの間にある前記穴に設置される、請求項6に記載の自動車用ブレーキアッセンブリを形成する方法。
  8. 前記ベアリングが前記穴に部分的にしか配置されない、請求項5に記載の自動車用ブレーキアッセンブリを形成する方法。
  9. さらに前記ベアリングの外輪を前記ナックルと一体に形成することを含む、請求項1に記載の自動車用ブレーキアッセンブリを形成する方法。
  10. さらに前記ベアリングの内輪を前記ネック部分と一体に形成することを含む、請求項1に記載の自動車用ブレーキアッセンブリを形成する方法。
  11. 前記ブレーキロータが、前記複数のボルト受け入れ穴の各々を貫通する複数のホイールボルトによって前記ホイールハブに固定される、請求項1に記載の自動車用ブレーキアッセンブリを形成する方法。
  12. ネック部分およびフランジ部分を有するホイールハブを供給する過程と、
    ナックルに形成された概ね円形の穴の中にベアリングを設置する過程と、
    前記ナックルに対して前記ホイールハブが回転するように、前記ベアリングの中に、前記ホイールハブの前記ネック部分をジャーナル軸受を介して収納する過程と、
    前記ホイールハブの外部表面と連通させてブレーキロータを固定する過程および
    前記ブレーキロータの少なくとも一つの表面を最終仕上げし、それにより1つまたは2つ以上のブレーキパッドに対する前記ブレーキロータの横方向の振れを最小限に抑えるようにする過程とを含む、ブレーキアッセンブリを製造する方法。
  13. さらに前記フランジ面に逃げ溝を形成し、かつ前記逃げ溝に前記複数のボルト穴を形成する過程を含む、請求項12に記載のブレーキアッセンブリを製造する方法。
  14. さらに前記ブレーキロータを前記少なくとも一つのホイールハブの外部表面に固定するに先立ち、該表面を仕上げする過程を含む、請求項12に記載のブレーキアッセンブリを製造する方法。
  15. さらに前記アッセンブリを締め付け具に設置する過程を含む、請求項12に記載のブレーキアッセンブリを製造する方法。
  16. さらに前記最終仕上げ過程に先立ち、前記複数のボルト受入れ穴の各々にホイールボルトを圧入する過程を含む、請求項12に記載のブレーキアッセンブリを製造する方法。
  17. さらに前記ナックルの穴に前記ベアリングを圧入する過程を含む、請求項12に記載のブレーキアッセンブリを製造する方法。
  18. さらに前記ベアリングの外輪を前記ナックルと一体に形成する過程を含む、請求項12に記載のブレーキアッセンブリを製造する方法。
  19. さらに前記ベアリングの内輪を前記ホイールハブの前記ネック部分と一体に形成する過程を含む、請求項12に記載の方法。
  20. 前記ロータの前記少なくとも一つの表面と複数のブレーキキャリパの耳との間の平行度が維持される、請求項12に記載のブレーキアッセンブリを製造する方法。
  21. ブレーキロータアッセンブリにおけるブレーキロータの横方向の振れを低減させる方法であって、
    内部接触表面および外部接触表面を有するブレーキロータをナックルおよびハブのアッセンブリに固定して、ブレーキアッセンブリを形成する過程と、
    前記ブレーキアッセンブリを固定して、前記ナックルおよびハブのアッセンブリに対してブレーキロータが回転するようにする過程と、
    ブレーキロータの前記内部接触表面および前記外部接触表面を最終仕上げする過程とを含む、ブレーキロータの横方向の振れを低減させる方法。
  22. さらに前記内部接触表面と内部ブレーキキャリパの間、および前記外部接触表面と外部ブレーキキャリパの間の距離を管理することを含む、請求項21に記載のブレーキロータの横方向の振れを低減させる方法。
  23. さらに前記内部接触表面と内部ブレーキキャリパの間、および前記外部接触表面と外部ブレーキキャリパの間の平行度を管理することを含む、請求項21に記載のブレーキロータの横方向の振れを低減させる方法。
  24. さらに前記ナックルと前記ホイールハブの間の回転を可能にする、前記ナックル内へのベアリングの圧入を含む、請求項21に記載のブレーキロータの横方向の振れを低減させる方法。
  25. さらにベアリングの少なくとも一つの部分を前記ナックルと一体に形成することを含む、請求項21に記載のブレーキロータの横方向の振れを低減させる方法。
  26. さらにベアリングの少なくとも一つの部分を前記ホイールハブと一体に形成することを含む、請求項21に記載のブレーキロータの横方向の振れを低減させる方法。
  27. ブレーキロータアッセンブリの中に内部接触表面および外部接触表面を有するブレーキロータの横方向の振れを低減する方法であって、
    ホイールハブをナックルに回転可能に取り付ける過程と、
    該ブレーキロータを前記ホイールハブに固定して取り付けてブレーキアッセンブリを形成する過程および、
    前記ナックルに対して該ブレーキロータを回転させ、内部および外部接触表面を仕上げ処理する過程とを含む、ブレーキロータの横方向の振れを低減する方法。
  28. さらに内部および外部接触表面を仕上げするに先立ち、ブレーキアッセンブリを締め付け具に固定することを含む、請求項27に記載のブレーキロータの横方向の振れを低減する方法。
  29. さらに内輪および外輪を有するベアリングを前記ホイールハブと前記ナックルの間に設置することを含む、請求項27に記載のブレーキロータの横方向の振れを低減する方法。
  30. さらにベアリングを前記ナックルに圧入することを含む、請求項29に記載のブレーキロータの横方向の振れを低減する方法。
  31. さらに前記外輪を前記ナックルと一体に形成することを含む、請求項29に記載のブレーキロータの横方向の振れを低減する方法。
  32. さらに前記内輪を前記ホイールハブと一体に形成することを含む、請求項29に記載のブレーキロータの横方向の振れを低減する方法。
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