JP2005500527A - レーザー帯域幅を測定するためのコンボルーション法 - Google Patents

レーザー帯域幅を測定するためのコンボルーション法 Download PDF

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Abstract

本発明は、レーザーの帯域幅が分光計のスリット関数に比べて大きくない環境の下で、分光計を使って得られた帯域幅データに基づいて、超狭帯域レーザービームの帯域幅データを計算するための、簡単で信頼でき、使い易い方法を提供する。分光計のスリット関数が求められる(20)。レーザービームのスペクトルデータは、分光計を使って測定され、レーザービームのスペクトルと分光計のスリット関数のコンボルーションを表す、測定されたレーザービームのスペクトルを作る(76)。この測定されたレーザースペクトルは、次に、分光計のスリット関数と数学的にコンボルブされ、二重にコンボルブされたスペクトルが作られる。真のレーザー帯域幅を表す帯域幅値は、測定されたレーザースペクトルと二重にコンボルブされたスペクトルから求められる。真のレーザー帯域幅は、「測定されたレーザー帯域幅の2倍」と、対応する「二重にコンボルブされた帯域幅」の間の差を求めることによって算定されるのが望ましい。本方法は、「測定されたレーザー帯域幅の2倍」が2つのレーザー帯域幅と2つの分光計のスリット関数帯域幅とを表し、「二重にコンボルブされた帯域幅」が1つのレーザー帯域幅と2つの分光計のスリット関数帯域幅とを表すので、真のレーザー帯域幅を上手く見積もることができる。而して、この差が、真のレーザー帯域幅を表すことになる。好適な実施形態では、測定された帯域幅のパラメータは、半値全幅帯域幅と95%の積分帯域幅である。
【選択図】図1

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、分光計に、厳密には狹帯域レーザービームの帯域幅を測定するための分光計に関する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、米国特許出願第09/931,726号「レーザー帯域幅を測定するためのコンボルーション法」、2000年2月25日出願の米国特許出願第09/513,324号、2000年12月14日出願の米国特許出願第09/737,181号「ダブルパス・ダブルエタロン・分光計」、及び2001年1月29日出願の米国特許出願第09/772,293号「高分解能エタロン格子モノクロメーター」に優先権を請求し、これら全てを参考文献としてここに援用する。
【0003】
分光計は、レーザービームのスペクトル(即ち、波長の関数としてのビームの光度)を測定するための周知の装置である。最近の集積回路のリソグラフィーに用いられる紫外線レーザーの光源は、非常に狭い帯域幅を有し、厳しい帯域幅規格で作動することが要求される。これらのレーザーのスペクトルを測定するのに用いられる分光計は、回折格子ベースの分光計とFabri−Perotエタロンベースの分光計の2つに大きく分類される。
【0004】
リソグラフィーに用いられる代表的なKrFエキシマレーザーに関する説明は、米国特許第5,991,324号に記載されており、参考文献としてここに援用する。これらのレーザーには2つのスペクトル帯域幅特性があり、マイクロリソグラフィ用途で広範に言及されている。これらは、ピーク光度の50パーセントで測定されるレーザーのスペクトル帯域幅で、半値全幅帯域幅(省略してFWHM)と呼ばれるものと、レーザーエネルギーの95%を含み、95%積分帯域幅(省略して95%I)と呼ばれるスペクトル帯域幅である。スペクトルが広がると、シリコンウェーハ上に印刷される集積回路の形状にぼけが生じ、歩留まり問題に繋がる恐れもあるので、レーザが、マイクロリソグラフィ・チップ製造の間、常に規定の範囲内で作動することは非常に重要である。従って、レーザースペクトルに、連続する正確なモニタリング能力を提供することが非常に重要である。
【0005】
分光計の品質の尺度は、そのスリット関数である。これは、非常に狭いスペクトルを測定するときに、分光計によって記録されるスペクトルである。レーザービームのスペクトルを正確に測定する分光計では、分光計自身のスリット関数帯域幅は、レーザーの帯域幅より相当小さくなければならない。
【0006】
KrFレーザーの名目波長は約248nmの範囲にあり、ArFレーザーの名目波長は約193nmの範囲にある。現在のKrF及びArFリソグラフィレーザーは、これらの範囲内の非常に狭い帯域幅で作動し、FWHM帯域幅では約0.4pmから0.6pm、95%I帯域幅では約1.5pmである。LasertechnikBerlinが提供しているELIASモデルのエシェル分光計のような非常に優れた格子分光計は、FWHM帯域幅で約0.14pmの範囲内にあり、95%I帯域幅で約0.54pmの範囲内にあるスリット関数を有している。(このスリット関数は、約248.25の基準波長で、アルゴンイオンレーザーの周波数二倍ビームを非常に狭いスペクトルとして使って測定された。周波数二倍線のFWHM帯域幅は、約0.04pmである。)この分光計のスリット関数値は、測定されている帯域幅より幾分小さいが、相当小さいわけではないことは明らかである。結果的に、測定されたレーザースペクトルはレーザービームの真のスペクトルではなく、レーザービームスペクトルと分光計のスリット関数スペクトルのコンボルーションである。先行技術では、フーリエ変換を利用して測定されたスペクトルをデ・コンボルブするデ・コンボルーション技法を使用できるが、使用できる正規のコンボルーション・アルゴリズムは使い辛く、特に95%Iでは、スペクトルの外翼におけるデータが広い統計上の変動を受けるので、お粗末な結果になることも多い。
【0007】
必要とされているのは、良好なFWHM及び95%Iのデータを作ることができる分光計と、これらの測定されたデータを使って、正確で安定した信頼できる帯域幅のデータを計算するための簡単で正確な使い易い方法である。
【0008】
【特許文献1】
米国特許出願第09/931,726号
【特許文献2】
米国特許出願第09/513,324号
【特許文献3】
米国特許出願第09/737,181号
【特許文献4】
米国特許出願第09/772,293号
【特許文献5】
米国特許第5,991,324号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
必要とされているのは、良好なFWHM及び95%Iのデータを作ることができる分光計と、これらの測定されたデータを使って、正確で安定した信頼できる帯域幅のデータを計算するための簡単で正確な使い易い方法である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、レーザーの帯域幅が分光計のスリット関数と比べて大きくない環境において、分光計を使って得られた帯域幅データに基づいて、超狭帯域レーザービームの帯域幅データを計算するための、簡単で信頼でき、使い易い方法を提供する。
【0011】
分光計のスリット関数は定められている。レーザービームのスペクトルデータは、分光計を使って測定され、レーザービームのスペクトルと分光計のスリット関数のコンボルーションを表す、測定されたレーザービームのスペクトルを作る。この測定されたレーザースペクトルは、次に、分光計のスリット関数と数学的にコンボルブされ、二重にコンボルブされたスペクトルが作られる。真のレーザー帯域幅を示す帯域幅値は、測定されたレーザースペクトルと、二重にコンボルブされたスペクトルから求められる。
【0012】
真のレーザー帯域幅は、「測定されたレーザー帯域幅の2倍」と、対応する「二重にコンボルブされた帯域幅」との間の差を求めることによって算定するのが望ましい。「測定されたレーザー帯域幅の2倍」は、2つのレーザー帯域幅と2つの分光計のスリット関数帯域幅を表し、「二重にコンボルブされた帯域幅」は、1つのレーザー帯域幅と2つの分光計のスリット関数帯域幅を表すので、本方法は、真のレーザー帯域幅に関して優れた見積もりを提供する。而して、その差が、真のレーザー帯域幅を表す。
【0013】
或る好適な実施形態では、測定された帯域幅のパラメータは、半値全幅帯域幅と、95%積分帯域幅である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の好適な実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0015】
装置
この第1好適実施形態は、線状狭幅KrFレーザー、線状狭幅ArFレーザー又はF2レーザーのようなリソグラフィガス放電レーザーの帯域幅を測定するのに用いるのが望ましい。好適な分光計は、ドイツのベルリンに本社のあるLasertechnikBerlin社が提供するELIAS分光計(輝線分析分光計の頭字語)として知られている格子分光計である。帯域幅のパラメーターを計算するには、ウインドウズNT及び本明細書に記載の特定のアルゴリズムによって作動するパーソナルコンピューターを用いるのが望ましい。
【0016】
方法
帯域幅の測定を行うための重要な段階を図1に示し、以下に説明する。
(1)スリット関数
図20及び22に示すように、レーザーの帯域幅を計算する前に、分光計のスリット関数を測定する。これは、実質的にゼロの帯域幅を有するスペクトルを測定することによって行われるのが望ましい。好適な超狹帯域源は、Coherent社のような販売元から入手可能で、KrFの波長の範囲内で標準波長を作り、僅か約0.04pmの帯域幅を有する、周波数二倍のアルゴンイオンレーザーである。背景ノイズが減算され、スリット関数が正規化される。スリット関数は、以下に述べるように、スペクトル計算を行うために書かれているコンピュータープログラムのディレクトリ内に記憶される。
【0017】
(2)帯域幅の測定
帯域幅の測定は、以下のように行われる。
(A)分析するビームの約4%のような小部分を、ビームスプリッターを使って抽出し、抽出されたビームの一部分を光学ファイバーに集める。この光を、ELIAS分光計を使って分析する。図2Aは、分光計の構成要素(分光計販売元の提供)の図である。図2Aの図面に記載されている分光計の機能に関する製造元の説明は、下記の通りである。
エシェル格子の理論的解像能力を用いることができるようにするためには、分光計の光学システムは2つの要件を満足しなければならない。第一に、ほぼ回折制限された画像が実現されなければならない。第二に、線形アレイの一般的な画素幅が約25μmであると考え、5−10画素のエントランススリットの回折制限された画像を走査できるようにするためには、線形分散度が十分に高くなければならない。
ELIASでは、リトロー装置内の360mm幅エシェル格子を、交互に複光路又は単光路で用いることができる。
これにより、ソフトウェアによってモーター制御され、プロファイル特徴に対する非常に高い解像能力か、又は、解像能力は低いが、波長キャリブレーションに対する広い検査範囲と高い信号対ノイズ比、の何れかを備えて作動することができる。
【0018】
ELIASの10mの最終的カメラ焦点距離は、2.5m軸外し放物面と、それに続く4対1の接線画像再生スケールを有するアナモルフィック倍率光学系により達成される。
平行なリトロービーム内に僅か2つの折り畳み鏡を用いることによって、このコンセプトは、小型で、熱的及び機械的に非常に安定したシステムとなる。
排他的に、広帯域UV層を備えた反射光学系を利用することによって、色収差が回避され、測定波長を選択する際の制限が無くなる。
放射線の分光計への連結は、SMA光ファイバー・インターフェースを介して、又は、ファイバーにはビーム光度が高すぎる恐れがある場合には、機器の前端にディフューザーを備えた反射転送光学系を介して、実現することができる。
分光計の出力は、図2Aに示すような検出器76によって集められる一式のフォトダイオードアレイスペクトル光度データである。
【0019】
(3)アルゴリズム
PCは、図1に示す項目を達成するよう設計されているアルゴリズムを使ってプログラムされているのが望ましい。各スペクトルの測定値毎に、70で示しているようにレーザーの試験データが読み取られる。72で示しているように、背景が減算され、データが正規化され、正規化された、測定されたレーザースペクトルができる。FWHM及び95%積分帯域幅は、74で示している生のスペクトルデータから計算される。これらの値は、レーザーと分光計両方からの帯域幅寄与を含んでおり、スペクトルはビームスペクトルとスリット関数との単独のコンボルーションを示しているという事実に起因し、FWHMc及び95%Icとして識別される。76で示しているように、コンピューターは、次に、正規化された(単独にコンボルブされた)測定されたスペクトルと、測定された正規化されたスリット関数とのコンボルーションを実行し、二重にコンボルブされたレーザービームスペクトルを作る。コンピューターは、この二重にコンボルブされたレーザービームスペクトルから、78で示しているように、FWHM及び95%積分値を計算し、FWHMcc及び95%Iccを作る(下付き文字ccは、スペクトルが二重にコンボルブされているという事実を指している)。次に、コンピューターは、単独にコンボルブされた帯域幅値を二重にコンボルブされた値から減算して、ΔFWHM及びΔ95%I値を得る。次に、全て図1に示すように、これらのΔ値を単独にコンボルブされた値から減算すると、レザービームのFWHM及び95%積分のデ・コンボルブされた値の最良の見積もりが得られる。その結果は、80で示しているように、ディスプレイ表示される。読者は、FWHMcを2倍したものからFWHMccを減算することによって、そして95%Icを2倍したものから95%Iccを減算することによっても、同じ結果が得られることに注目されたい。***
LASER FWHM=2(FWHMc)−(FWHMcc)、
LASER 95%I=2(95%Ic)−(95%Icc
【0020】
図3A、B、C及びDは、それぞれ、3Aは未知のレーザースペクトル、3Bは測定されたスリット関数、3Cは、未知のレーザースペクトルと測定されたスリット関数とのコンボルーションである測定されたレーザースペクトル、3Dは測定されたレーザースペクトルと分光計のスリット関数との計算されたコンボルーション、を表している。FWHMT及び95%IT(Tは真の帯域幅を表す)、FWHMc、95%Ic、FWHMcc及び95%Iccの値は、図に示している。
【0021】
この技法は、真のレーザー帯域幅を上手く見積もる。読者は、その結果が「真の」レーザー帯域幅の見積もりであることを理解しなければならない。見積もりが真の帯域幅値にどれほど近いかは、スペクトルの形状次第である。レーザースペクトルとスリット関数が共にローレンツ曲線の場合、帯域幅の見積もりは真の帯域幅に等しい。ガウス曲線スペクトルの場合、上記技法を使って得られる見積もりは、一般的に、真の帯域幅値と違ってもせいぜい1%である。例えば、真の帯域幅が0.3873pmで、スリット関数が0.1pmとする。出願人の技法は、0.3877pmの帯域幅(即ち、約0.1パーセントの無難なエラー)と見積もることになる。この技法が機能する理由を合理的に説明すると、「測定されたレーザー帯域幅の2倍」は2つのレーザー帯域幅と2つの分光計のスリット関数帯域幅を表し、「二重にコンボルブされた帯域幅」は1つのレーザー帯域幅と2つの分光計のスリット関数帯域幅を表すからである。
【0022】
クロスチェック
上記の技法の値を更に検証するために、出願人は、上記技法の結果を、ArFレーザービームを分析することによって収集された19セットの実際の分光計データを用いる、先行技術による正規のFFTデ・コンボルーション技法を使って得られた正規のデ・コンボルーションの結果と比較した。その結果を表1に示す。
【0023】
表1
Figure 2005500527
【0024】
この表は、先に述べたように、真のレーザービーム帯域幅と分光計のスリット関数とのコンボルーションを表す生データから得られたFWHM及び95%I帯域幅値を含んでいる。第3及び第4列は、先に述べたように本発明の好適な実施形態の技法を適用した結果である。第5及び第6列は、正規のFFTデ・コンボルーションの結果である。
【0025】
試験データとよく合う既知の曲線形状を見出すのが難しかったため、正規のFETデ・コンボルーションを行うのに、出願人の一人は約3日間を要した。第2及び第3列の結果は、ほぼ瞬時に作成される。表1のデータを比較すると、本発明の技法は、一般的に、正規のデ・コンボルーション法によって手間を掛けて得た値の約10%以内にある結果を出していることがわかる。
【0026】
95パーセント積分帯域幅
出願人は、既に95パーセント積分帯域幅について言及しているが、まだそれを定義していない。このパラメーターは、スペクトル定義パラメーターとして広範に使用されているが、単一の普遍的に使用される正確な定義はない。一般的には、このパラメーターは、解析される光のエネルギーの95パーセントが含まれるスペクトル幅を示すと了解されている。利用されている95%Iには4つの正確な定義がある。それらを、図4A、B、C及びDに関して以下に説明する。
【0027】
1)95%I(ピーク):図4Aに示しているこの定義では、光度のピークを始点とし、窓を両側に左右対称に、総エネルギーの95%が窓内に含まれるまで開く。これは、ELIAS分光計の製造元が使用する定義である。
【0028】
2)95%I(CoG):この定義はE95(ピーク)に非常によく似ているが、先ずスペクトルの重心を計算し、次にCoG(重心)を中心にして窓を広げる。リソグラフィ装置の代表的な製造元の1つは、この定義を選んでいる。
【0029】
3)95%I(2.5%):図4Cに示しているこの定義では、スペクトル積分の2.5%ポイントと97.5%ポイントとの間の距離を測定する。これは出願人が選んでいる定義である。
【0030】
4)95%I(最小量):最後に、図4Dに示しているように、エネルギーの95%を含んでいる全ての可能な窓を走査し、最も狭いものを選択する。
【0031】
本発明を実施する際、95%Iに関する上記定義は、何れも利用することができる。先に述べたように、出願人は、95%I(2.5%)と称する定義を選択している。
【0032】
本発明には、その範囲を変更することなく様々な修正を施すことができる。上記説明は全て、本発明の一例に過ぎない。当業者には容易に理解頂けるように、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、数多くの修正及び変更を行うことができる。パルスデータの各セット毎にノイズデータを1セット測定し、そのノイズデータを使ってパルスデータを補正するのが望ましい。しかし、この1対1の技法に対してこれ以外の変更例を用いることもできる。例えば、ノイズデータ1セットを用いて数(例えば10)セットのパルスデータを補正することもできる。通常、ノイズデータは実質的にランダムなので、パルスデータの各セットを補正するのに、数(例えば10)セットのノイズデータの移動平均を使うのが好都合である。実験結果が、ノイズのランダムな変動はこのノイズの一時的な変動より大きいことを示すような場合、このアプローチが有効である。従って、上記開示は本発明を制限するものではなく、本発明の範囲は、特許請求の範囲に述べる事項によって定められるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の好適な実施形態を実行するための基本的な段階を示すフローチャートである。
【図2A】先行技術による分光計の基本的な構成要素を示す図である。
【図2B】先行技術による回折格子分光計のスリット関数のグラフである。
【図3A】本発明の好適実施形態を実行する際に重要な様々なスペクトルの1例を示している。
【図3B】本発明の好適実施形態を実行する際に重要な様々なスペクトルの1例を示している。
【図3C】本発明の好適実施形態を実行する際に重要な様々なスペクトルの1例を示している。
【図3D】本発明の好適実施形態を実行する際に重要な様々なスペクトルの1例を示している。
【図4A】95%I帯域幅の様々な定義の1例を表している。
【図4B】95%I帯域幅の様々な定義の1例を表している。
【図4C】95%I帯域幅の様々な定義の1例を表している。
【図4D】95%I帯域幅の様々な定義の1例を表している。

Claims (12)

  1. スリット関数を定義している分光計を使って、前記分光計のスリット関数の対応する帯域幅と比べて大きくない帯域幅を有する光源の帯域幅の測定を行うための方法において、
    A)前記分光計のスリット関数を決定する段階と、
    B)前記スリット関数のデジタル表現をデジタルコンピュータープロセッサ内に記憶する段階と、
    C)分光計を使って前記光源のスペクトル測定を行い、真の光源スペクトルと前記スリット関数のコンボルーションを表す測定されたスペクトルを求める段階と、
    D)前記測定されたスペクトルの少なくとも1つの帯域幅を求めて、少なくとも1つの測定された帯域幅を得る段階と、
    E)前記コンピュータープロセッサを使って、前記測定されたスペクトルと前記スリット関数のコンボルーションを実行し、真の光源スペクトル及び2つのスリット関数を表す二重にコンボルブされたスペクトルを作り出し、前記二重にコンボルブされたスペクトルの少なくとも1つの帯域幅を求める段階と、
    F)前記二重にコンボルブされたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの帯域幅と、前記測定されたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの測定された帯域幅とを使って、前記光源の少なくとも1つの帯域幅値を見積もる段階と、から成ることを特徴とする方法。
  2. 前記見積もりは、前記二重にコンボルブされたスペクトルの前記少なくとも1つの帯域幅から前記測定されたスペクトルの前記少なくとも1つの測定された帯域幅を減算して少なくとも1つのデルタ帯域幅を得て、次に、前記少なくとも1つの測定されたスペクトルから前記少なくとも1つのデルタ帯域幅を減算することによって行われることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記見積もりは、前記測定されたスペクトルから得られた少なくとも1つの測定された帯域幅を2倍し、その結果から、前記二重にコンボルブされたスペクトルから求められた少なくとも1つの帯域幅を減算することによって行われることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 前記測定されたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの測定された帯域幅と、前記二重にコンボルブされたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの帯域幅は、それぞれ、FWHM帯域幅を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記測定されたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの測定された帯域幅と、前記二重にコンボルブされたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの帯域幅は、それぞれ、FWHM帯域幅を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  6. 前記測定されたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの測定された帯域幅と、前記二重にコンボルブされたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの帯域幅は、それぞれ、FWHM帯域幅を備えていることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  7. 前記測定されたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの測定された帯域幅と、前記二重にコンボルブされたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの帯域幅は、それぞれ、95%I帯域幅を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  8. 前記測定されたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの測定された帯域幅と、前記二重にコンボルブされたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの帯域幅は、それぞれ、95%I帯域幅を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  9. 前記測定されたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの測定された帯域幅と、前記二重にコンボルブされたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの帯域幅は、それぞれ、95%I帯域幅を備えていることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  10. 前記測定されたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの測定された帯域幅と、前記二重にコンボルブされたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの帯域幅は、それぞれ、FWHM帯域幅と95%I帯域幅とを備えている少なくとも2つの帯域幅を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  11. 前記測定されたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの測定された帯域幅と、前記二重にコンボルブされたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの帯域幅は、それぞれ、FWHM帯域幅と95%I帯域幅とを備えている少なくとも2つの帯域幅を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  12. 前記測定されたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの測定された帯域幅と、前記二重にコンボルブされたスペクトルから求められた前記少なくとも1つの帯域幅は、それぞれ、FWHM帯域幅と95%I帯域幅とを備えている少なくとも2つの帯域幅を備えていることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
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