JP2005500341A - メラニンの溶解剤および、それをケラチン質繊維に適用する方法 - Google Patents

メラニンの溶解剤および、それをケラチン質繊維に適用する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は美容、特に毛髪活性、トーンアップ、染色、コンディショニングのための化合物に関してのものであり、化粧用品製造、美容術、美理容業の分野、及び、例えば睫毛、天然ウール、毛皮、羽といったあらゆるタイプのケラチン含有繊維のトーンアップ(色を明るくすること)に好適である。メラニン溶媒としてペルフッ素有機化合物の応用をもとにした発明群を申請する。ケラチン含有繊維の加工剤は、水中油タイプ(直接乳濁剤)または油中水タイプ(逆乳濁剤)のペルフッ素有機化合物を含む乳濁剤である。
乳濁剤はSAAで安定化され、分散粒子の毛髪への浸透を可能にする一定の大きさを持つ。トーンアップ(色を明るくする)と染色の為の薬剤は、追加で色を明るくする薬剤または染料を含む。この薬剤は毒性が無く、非外傷性であり、ケラチン含有繊維の長時間持続する強度の染色が10分から20分でできる。
4ケの独自の申請、10ケの表

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、美容エステの分野、特に毛髪活性、トーンアップ、染色、および毛髪コンディショニングのための薬剤に関するものである。本発明は化粧品製造や美容エステ、理髪業、また天然ウールや毛皮、羽などあらゆるケラチン含有繊維のトーンアップと染色に応用することができる。
【0002】
文中の記述における用語の定義、及び単語の省略形は次の通りである。
【0003】
毛髪染色―化学物質による毛髪の色調や色の変化[H.Villamo. Kosmeticheskaya khimiya. Moscow, Mir, 1990. P.239(露)](訳:美容化学製品 モスクワ ミール 1990年 p.239)。
【0004】
ケラチン―不溶解性でありながら水の中で膨潤する繊維状淡白質で、毛髪主成分。[Bolshoi enciklopedichesky slovar`. Moscow: Bolshaya Rossiyskaya Enciklopediya, 1997. P.520(露)].(訳:大百科事典 モスクワ 大ロシア百科事典 1997 p.520)。
【0005】
メラニン:毛髪の色を決定する黒または茶色の高分子色素。主に毛髪の中では、中央の繊維層(コルテックス層)に含まれ、光を反射し毛髪に光沢を与える表面の無色のうろこ層(クチクラ層)には含まれない。これは、染料または色素の粒子が毛髪全体に行き渡り、それによって毛髪はしばしば光沢を失う人口染色と自然染色を区別するものである。メラニンは、メラニンと淡白質の合成物質の状態で毛髪内の色素粒子の中に存在する。同一人物であっても毛髪1本ごとの色素含有量は、10 ppm から 7%までと一定ではない。[A. Napolitano et.al. Microanalysis of Melanins in Mammalian Hair by Alkaline Hydrogen Peroxide Degradation・・・− J. Invest. Dermatol., 2000, vol.114, N6, p.1141−1147].
【0006】
PFOCまたはペルフッ素有機化合物(Perfluoroorganic compounds (PFOC)―炭水化物の部分内の全て、またはほとんどの水素原子がフッ素に置換する有機結合。[Kratkaya khimicheskaya enciklopediya. Moscow: Sovetskaya Enciklopediya, 1967. Т.5.С.591−603; Maxiov,B.Promyshlennye ftoorganicheskiye produkty. St.Petersburg. Khimiya. 1996,520p(露)](訳:簡約化学百科事典 モスクワ ソ連百科事典1967年第5巻 591p−603p;B.N.Maksimov他 工業フッ素有機生成物 サンクトペテルブルグ Khimiya, 1996,520p)
【0007】
HP―水素過酸化物Н2О2,または過酸化水素(hydrogen peroxide Н2О2).
AH―アンモニウム水酸基(アンモニア水溶液)
MM―重合体の分子質量;原子量(daltons)の寸法ダルトン(Da).
MF−30/40−PFOC、ポリペルフッ素プロピレングリコール(polyperfluoropropyleneglycol)と1500DaのMM.
PFD−PFOC,ペルフッ素デカリン(perfluorodecalin)
TPA−3ペルフッ素プロピールアミン(tri(perfluoropropyl)amine).
乳濁剤−別の液体(分散媒体)の中に配置される微量の液体の滴(分散状相)からなる分散システム。乳濁剤の基本タイプ−極性媒体内の非極性の液体の滴をもつ正乳濁剤「水中の油」と反乳濁剤「油中の水」。[Bolshoi enciklopedichesky slovar`.Moscow. Bolshaya Rossiskaya Enciklopediya. 1997. p.1405 (露)](訳:大百科事典 モスクワ 大ロシア百科事典 1997 p.1405)。
SAA―表面活性物質で、分散安定剤(ここでは乳化剤)。
Perftoran−ロシアにおける診療所での使用を許可されていて、PFDをもとにガス運搬効果を持つプラスマ(血漿plasma)に代わる乳濁液。
PL−SAA、卵レシチンの燐脂質。
PR−SAA,プロクサノール(proxanol)酸化エチレンと酸化プロピレンとの共重合体。
Chromoxane,−クロムキサン−SAA、ペルフッ素−4−メチル−3,6−ジオキサオクタンスルポナート(perfluoro−4−methyl−3,6−dioxaoctansulfonate)滴。
Thymaxol−チマクソール−aSAA、poly−N,N−dimethylaminoethyl metacrylate。
GPC ‐gelpenetrating chromatography ‐ゲル透過のクロマトグラフィー(色層分析)
酸化染色:過酸化水素などの酸化剤を使用する毛髪染色。
【0008】
酸化染色料(OC)は、酸化剤と着色試薬<酸化染料前駆物質>(フェノール及び(または)芳香性アミン)の2剤から成る。毛髪染色前に直接、両成分を混ぜ合わせ、液体状の混合物を毛髪に塗布する。毛髪内に浸透後、酸化剤は、メラニンの酸化・化学分解、毛髪を染色する合成顔料の酸化染料前駆物質の作用をかりた合成の2段階の過程に関与する。[H.Villamo. Kosmeticheskaya khimiya. Moscow, Mir, 1990. P.244(露)(訳:美容化学製品 モスクワ ミール 1990年 p.244)。
【0009】
酸化染色料(OC)は、毛髪をしっかり(永久不変に)染色するための基礎である。このような染色は、染色物質が水溶液の形態(”下塗りの”染色料のような)の中にあり、毛髪内に浸透することに基づいて生じる。この染色物質は、毛髪内で酸化と同時に毛髪を染色する染料へ変化する。染料は毛髪内によく吸着する為、酸化後は水に溶けない。
【0010】
PPD−p−phenylenediamine−pフェニレンジアミン、酸化型毛髪染色のための半製品(酸化染料前駆物質)。
AP−p−aminophenol−p−アミノフェノール、酸化型毛髪染色のための半製品(酸化染料前駆物質)
【背景技術】
【0011】
毛髪の色に作用する一般に知られている薬剤は全て二つに分類することができる。[Hair & Hair Deseases,−Ed. by C.E.Orfanos and R.Happle.−Springer−Verlag Berlin, 1989, pp.887−891]。 第一のグループは毛髪の表面着色用である。このグループの一般に知られている薬剤は溶液状または分散状の染料を含む。液体状の薬剤を毛髪に塗布し、乾燥させた後、染料は毛髪の表面または不均質の表面組織に残る。毛髪の色を変えるこの方法の長所は、毛髪ケラチンへの染料の影響が弱く、表面的でしかないことにある。逆に、短所は、染料が洗髪時に洗い流されたり、ブラッシング時に剥離したりするという染料の耐久性の低さと、染料の被覆性の低さ、つまり、染料塗布層を通して毛髪本来の色が透過してしまう点にある。
【0012】
毛髪ピグメント(メラニン)自体の構造を破壊しないこのような薬剤は、ニュアンス(色調)染色剤、またはトーン染色剤と呼ばれる。このグループには、毛髪のためのニュアンス(色調)マニキュア、墨状のもの、ニュアンス(色調)ムース、などの上皮薄膜、シャンプー、リンスなどがある。
【0013】
上にあげた薬剤は、洗髪(1回から6回)に対する耐久性の強い順に挙げた。ニュアンス(色調)剤は、これまでメラニンを破壊することでしかできなかった脱色(髪の色を明るくすることトーンアップ)をしないで、毛髪に(中間色までの)あらゆる弱い色の変化を与えることができる。[Parfyumeriya i kosmetika. 1998. No. 2. С.292−293 (露)] (訳: 香水と化粧品 1998年 No. 2. p.292−293)。
【0014】
ビタミンとリンスを結合させたニュアンス(色調)剤により、毛髪本来の色の力を得ることができる。色が鮮やかさや輝きを増し、毛髪は0,2から1トーン変色したように見える。これは、分光学上の見地から言えば、スペクトル構成分子の変化無しに反射光の増強で説明できる。
【0015】
毛髪の色を変化させる薬剤の第2グループは、内部から毛髪に作用し、脱色トーンアップと染色の双方を達成することができる。
【0016】
光学によって周知のように、目で感知できる染料の強さはピグメント粒子の大きさに関係し、それぞれの色で一定の粒子の大きさのある域に相当する頂点を持つ曲線で表される。[Yermilov、P. Pigmenty i pigmentirovannye lakokrasochnye materialy. Leningrad, Khimiya. 1987. С.37 (露)] (訳: P.I. Yermilov他 ピグメントと染色済み塗料 レニングラード Khimiya, 1987,p.37) したがって、ピグメント粒子を拡大する際、粒子の最小の大きさから始めると、粒子の反射力は初期段階で増大するが、その後、最適の大きさ以上に拡大すると数値は減少する。今日、大きさによって違う非球状の粒子混合物の反射力の算定法が欠如している。自然の法則によって、皮下にあるピグメント粒の集合または分散によって染色強度を変化させる有機体はすでに知られている。[Journal evolyucionnoi biokhimii i phiziologii. (進化生化学と生理学雑誌)1993年, 第29巻, N5−6, p.659−662; R.I. Garcia et al. Effect of Prostaglandins, 5−bromodeoxyuridine and Ultraviolet Light on Grouth and Differentiation of Retinal Pigment Cells in vitro. − In: Pigment Cell, vol.4, pp.177−184; Britton,G. Biokhimiya prirodnyh pigmentov. (G.Britton. 天然色素の生化学) モスクワ.: ミール, 1986年. p.380; A.M.Castrucci et al. Melanin Concentrating Hormone (MCH) control of Chromatophores.− In: Advances in Pigment Cell Research, Ed. by J.T. Bagnara, NY, 1988, p.547−557]. 人間の頭髪のピグメント粒子/内核の直径は、0,3−0,7μmである。
【0017】
毛髪内部の脱色/トーンアップのために、色を明るくする薬剤−水素過酸化物や過硫酸塩、過硼酸塩などといった酸化剤、または亜硫酸塩やヒドロ亜硫酸塩、チオ酸といった還元剤など、メラニンを破壊する物質−の水溶液を用いる。
【0018】
もっとも一般的な内部からの毛髪染色方法は、酸化型染色である。染色前に直接、染料と酸化剤(概してアンモニア水溶液中の水素過酸化物)の成分と酸化染料前駆物質を混合し、毛髪に塗布する。毛髪内に浸透後、酸化剤は、メラニンの酸化と破壊(つまり、本来の毛髪染料/色彩・色合いの弱化)、そして酸化染料前駆物質の関与による人口顔料の合成という2段階の過程をたどる。
【0019】
表面染色用の薬剤使用時に比べ毛髪内部からのトーンアップ・脱色と染色に用いられる一般に知られている薬剤は、より耐久性に優れ、より鮮やかな染色を可能にする。しかし、この試剤は刺激性が高く、毒性がある。そのため、毛髪に(ケラチンやメラニンにも)損傷を与えるだけでなく、皮膚炎も起こす可能性がある。[Hair & Hair Deseases,−Ed. by C.E.Orfanos and R.Happle.− Springer−Verlag Berlin, 1989, pp.887−954, pp.892−898, pp.927−953; Parfyumeria I kosmetika(香水と化粧品), 1998. No.2. p.294−298]. この第2グループに分類される薬剤は、ニュアンス(色調)染色剤に対し、一般に毛髪染料(ヘアーカラー)と呼ばれる。
【0020】
このように、耐久性に優れた毛髪染色を行う際、最も重要なことはメラニンの中和(部分破壊)であり、次に合成物質染料、つまり毛髪染料or染色の形成である。
【0021】
メラニン原型は、(黄色から黒茶色まで)明るく染色された塩水(低重合(オリゴマー)単重)を生成すると同時に、フェノール基とカルボキシル基により塩基と反応する。 [Hair & Hair Deseases, − Ed. by C.E.Orfanos and R.Happle. − Springer−Verlag Berlin, 1989, pp.166−173; A.Napolitano et al. Microanalysis of Melanin Hair by Alkaline Hydrogen Peroxide Degradation.− J. Invest. Dermatol, 2000, v. 114, No.6, pp.1141−1147]. このため、毛髪や皮膚、その他組織からメラニン色素を抽出するために、研究目的や病気診断のためにメラニン原型を得る目的で、長時間高温のアルカリ抽出 [Afanasyeva I. Antropologichesky aspect izucheniya pigmenta feomelanina volos (I.S.Afanasyevna. 毛髪フェオメラニン色素研究の人類学的視点) // Sovetskaya etnografiya. 1981年. No.12.p.84−97], または、例えばトリアルキルアンモニア水酸化物のSolueneといった有機基の溶液での抽出が使用される。 [A. Olkawa et al. Quantitative Measurement of Melanin as Tyrosine Equivalents and as Weight of Purified Melanin. − Yale J. of Biology and Medicine, 1973, v.46, pp.500−507]. この方法を生きた頭髪の変色に用いることができないのは言うまでもない。
【0022】
毛髪のメラニンに作用する 最も一般的な脱色方法は、水素過酸化物の水溶液による酸化である。最も効果の高いプロセスは1%までの間で無制限の(アンモニア水酸基)または制限(モノエタノールアミン,3エチルアミン)を経る。[H. Villamo. Kosmeticheskaya khimiya. (H.Villamo. 美容化学製品)モスクワ ミール1990年. p.239; Hair & Hair Deseases,− Ed. by C.E.Orfanos and R.Happle.− Springer−Verlag Berlin, 1989, p.891]. 酸化剤溶液のアルカリ性化はケラチンの好膨潤、ケラチン鱗片を通しての毛髪内深くへの酸化剤の浸透、陰イオン過酸化物(メラニン酸化剤)の濃縮を促すとされている。毛髪の強い脱色/トーンアップは30分以上かかり、しばしば何度か繰り返し行われる。これは、この方法の本質的な短所で、メラニン分解の難しさが要因だろう。
【0023】
これまでの多くの学者の経験が示すように、自然物質から分離されたメラニン原型のアンモニア水酸基による溶解は、5分で、アンモニア水酸化物を加えた水素過酸化物の水溶液による酸化は2分かかる。(表1)毛髪内のメラニンを同量の成分で酸化する場合、著しく時間を要する。これには少なくとも3つの原因を挙げることができる。
【0024】
−毛髪の表面から深層部へのあらゆる試剤の浸透が極めて困難であることや、毛髪の膨潤と柔化、ケラチンの構造分解を伴うために時間を要することは、すでに知られている。水素過酸化物の濃縮化は、pH定着で脱色トーンアップの速度はわずかに加速するが、極度に毛髪を損傷する。アルカリ媒体の濃縮化(pH増加)は、酸化剤の定着した濃縮で脱色トーンアップの速度を効果的に加速するが、気持ちの良いものではなく、さらに毛髪に対してだけでなく頭皮に対しても危険なpH11以上の値でだけである。
【0025】
−毛髪中のメラニンは化学的にケラチン石基と結合している。そのため、毛髪中でのメラニンの溶解はメラニン原型の溶解よりさらに遅く、不良である。
【0026】
−反応反動核からの反応生成物の分岐もまた困難である。メラニンの溶解と酸化が生じる毛髪内の「反応器」の容量は、極めて小さい。このため、反応組成物は未反応の酸化剤分子で浸透を妨げる。このため、水素過酸化物が全て消費されないで、毛髪中のメラニンの酸化が完全に行われないのである。
【0027】
水素過酸化物のアルカリ性溶液をもとにする薬剤には、もう一つ短所がある。メラニン層のややにんじん色に染められた溶液は、脱色・トーンアップ処理終了後、取り除き不可能の黄ばみ発生を招く。[H.Ozeki et al. Chemical characterization of hair melanins in various coat−color mutants of mice. − J.Invest. Dermatol., 1995, v.105, N3, pp.361−366]。
【0028】
このように、メラニン分解の加速は、一般に知られている薬剤を使用した場合、毛髪染色のプロセスは、毛髪構造や自然の流れ、メラニン溶液(イオン)染色済みの層の形成に関係した客観的要因により成功しない。
【0029】
(発明の概要)
有名な論文・出版物の分析、また理美容の実務実技実践が示すように、短時間で作用し、質が良く、毛髪を痛めないトーンアップ剤・脱色剤や染色剤の探求は緊切の課題である。
【0030】
この課題は、申告されるメラニンの新溶媒と、この媒体をもとに得られる毛髪及びその他のケラチン含有繊維に作用する成分の全スペクトルによって解決される。
【0031】
−毛髪活性成分(脱色/トーンアップまたは染色前の)、毛髪トーニング成分、白髪染め成分(染料不使用の)、毛髪コンディショニング成分。
【0032】
−ケラチン含有繊維(毛髪、まつげ、ウール、毛皮、羽)の脱色/トーンアップ剤
【0033】
−ケラチン含有繊維の染色剤
【0034】
申請される本発明は、メラニンの新溶媒とこれを含有する配合に関するものである。従来の方法で行われる脱色/トーンアップまたは染色前に施される申請配合物による毛髪処理は、従来の薬剤の作用を強化し、加速する。申請配合は、酸化剤や染料無しで、毛髪深く浸透し、あまり大きくない色の変化をもたらす。また、上記のニュアンス(色調)剤のレベルに非外傷性である。それと同時に申請配合物の使用結果は、染色剤のもつ特徴として持続時間の長さが挙げられるが、この持続時間の長さを持続する。申請配合に含まれる酸化剤と染料は、メラニンの新溶媒での分散無しで使用される場合より、より速く強い毛髪の色の変化をもたらす。
【0035】
研究者たちには制限・無制限塩基やメラニン溶媒、またはイオンではないメラニン分子溶液について以外のデータはいまだ知られていない。申請発明は、ケラチン含有繊維のメラニン溶解にイオノゲンのでないペルフッ素有機化合物(PFOC).を使用することを提議する。上記の結合には毒性がなく[B.N.Maksimov他 工業フッ素有機生成物 サンクトペテルブルグ Khimiya),1996, 520p.]、これは化粧品の必須条件である。ΠФОСは無着色で透明でイオン化していない(分子性の)メラニン溶液を生成する。このПФОСの使用は、これまで知られていなかった。
【0036】
これまで、PFOC列(系)は酸素運搬用の血液代用剤の基礎として知られていた。[Kuznetsova I.N. et al. Stability of perfluorocarbon emulsions and their compartibility with blood serum.− Art. Cells, Blood Subs. and Immob. Biotech.− 1998. V.262, N2, pp.181−189]例えば、ロシアのペルフッ素デカリン(perfluorodecalin)や日本のペルフッ素トリプロピールアミンなどがそれである。[S.I.Vorobyov他いくつかのPerfluorocarbon乳濁剤の比較研究) −「 Fiziologicheskaya aktivnost’ ftorsoderzhashchikh soyedineniy」 Pushchino 1995, p.33−41].この結合には毒性が無く、肺を通して体内から容易に取り除くことができる。
【0037】
Figure 2005500341
【0038】
PFOCのガス運搬の特性は、クリームや軟膏、シャンプーといった直接PFOC水乳剤でできた化粧品などに利用できる。
【0039】
[US Pat. No.5851544, C.Penska et al., Cosmetic skin or hair compositions containing fluorocarbons infused carbon dioxide, Dec. 22, 1998, Chesebrough−Pond's USA Co.; US Pat. No.4569784, R.E.Moore, Preparation of a gel having gas transporting capability, Feb. 11, 1986, Adamantech, Inc.]。
【0040】
このようなクリームや軟膏の効果は、直正PFOS乳剤での皮膚の処理によってPFOC内や皮膚内やスカルプ頭髪不頭皮で溶解されたガス送付または生理活性物質をもとにしている。リポソム(liposomes)(0,2−3μm)を積荷し、PLまたはその変性剤をもとにした天然または合成メラニンが紫外線プロテクターの役割を果すことはすでに知られている。
【0041】
このとき、保護に十分なリポソム(liposomes)内のメラニンの濃縮/濃度は、運搬液体/液体コンベアの中でのその共同合同可溶化を経て得られる。−PFOCの混合物−線状炭化水素またはPFOC−植物性油。上記の炭化水素または植物性油はメラニンによりリポソム(liposomes)有効な負荷を高めることを可能にする。リポソム(liposomes)内のメラニンの濃縮は、液体状相1mlあたり1グラムになり、またはPFOC密度を考慮するとの50%w/wに達する。本発明の発明者たちの経験を明らかにしたように、すでに知られている発明はPFOC,内でのメラニンの分散についてのものであり、溶液についてのものではない。それは、メラニンの最高の濃縮が溶液内では、重合メラニンの分子量に応じて、1−2%w/wを超えることができないからである。(表1)メラニン運搬組織(有機体)内で同時に生存持続時間が最短で(の際)、最大限に保存された構造を持つ外生的メラニンの導入により紫外線照射から皮膚を守るという発明の主要な目標と矛盾するため、すでに知られている発明では、メラニンの完全な溶解を課題にしていない。このため、すでに知られている発明では、本発明の発明者によって発見された無色透明であるというPFOC内でのメラニン溶媒の独特の特性には注目していないし、それについて記述されていない。本発明は、第一にケラチン含有繊維のメラニン溶液としてのPFOCの新しい応用を申請表明する。
【0042】
この際、PFOC群は、ペルフッ素化された水石炭紀(perfluorinated hydrocarbons) (例えば、ペルフッ素デカリン(perfluorodecalin), ペルフッ素化されたブロモクチールブロミード(perfluorinated bromoctyl bromide), 1,2−dibromtetrafluoroethane), ペルフッ素化された 第3アミン(tertiary amines) (例えば tri(perfluoropropyl)amine, dimethyl cyclohexyl amine), perfluorinated ethers (例えばpolyperfluoropropylene glycol)ペルフッ素のアルコールと ケトン または PFOCの混合物 からなる。
【0043】
他の溶媒と比べて、上記の結合は、無色の溶液を生成しながら(表1の10−14参照)、容易に(30秒)メラニン原型を溶解する。同時にこのときPFOCは、高温(60℃以下)で長時間にわたる処理を施しても、全く変色、または毛髪の変質をもたらさない。ここに申請するPFOC溶媒を毛髪内のピグメント粒子まで容易に導入する為に、担体が必要である。
【0044】
【表1】
Figure 2005500341
【0045】
*ガス透過クロモトグラフィー(gaspermeation chromatography)データと元素的分析からメラニン原型は低分子分溜(ММ 39000 Daから)poly−5,6−dihydroxyindol−2−carboxyl acid;PFOCでのメラニン溶液の濃縮は1mg/ml, または0,05%w/wに成る。
** 次からとった毒性に関する資料
【0046】
[1] Hazardous Substances in Industry (in Russian). /N.V. Lazarev (ed.) .− Moscow: Khimiya, 1971, vols.1 and 2.
[2] Commercial Fluoroorganic Products (in Russian)./B.N. Maksimov et al. (ed.). St Petersburg: Khimiya, 1996.
【0047】
メラニンを通して頭皮(毛表皮キューティクル)内、また毛卵胞内への導入に、負荷リポソム(liposomes)を使用すること、ビタミンや薬剤といった他の負荷を使用することは、すでに知られている。[US Pat. No.5,641,508; Li et al.; "Method for delivering melanin to hair follicles"; June 24, 1997] そして、他の負荷―ビタミンおよび医薬物質[US Pat. No.5,436,010; Lau et al.; "Hair penetrant and carrier", July 30, 1993; US Pat. No.5,641,508; Li et al.; "Method for delivering melanin to hair follicles"; June 24, 1997. US Pat. 6,284,234. S.M.Niemiec. Topical delivery systems for active agents. Sept. 4, 2001]。
【0048】
カールした髪を固定し毛髪をトーンアップする為の毛髪損傷作用を抑える一般にすでに知られているケラミド配合(水中の試剤による負荷非水溶カプセル)も構造的にほとんど同じようにできている。[US Pat No 6,312,674; M.Maubru et al. ”Oxidizing composition and novel method for perming or bleaching hair”, November 6, 2001].
【0049】
分散させた毛髪に作用する試剤の構成組織の別の方法も一般にすでに知られている。正乳濁剤、または反乳濁剤の使用。polydimethyl−siloxaneを基にした一般に知られているコンディショナーは水の重合体粒子の非水溶性の溶媒中で膨潤した懸濁剤状で、粒子の大きさは0,45 から 2 μmである。[US Pat. No.6,355,233; W.R.Bergman et al: ”Hair care compositions and method for depositing swollen polymer particles onto hair”, March 12, 2002]。
【0050】
トーンアップと酸化染色の時間を5分まで短縮するトーンアップ染色試剤の粒子の大きさ 0,01 から 0,15μmの水溶性の反乳濁剤はすでに一般に知られている。 [US Pat. No.6,315,989 S.Narasimhan et al. Water in oil microemulsion peroxide compositions for use in coloring hair and related methods. Nov.13, 2001. and US Pat. No.6,238,653 S.Narasimhan et al Liquid crystalline peroxide compositions and methods for coloring and|or bleaching hair. May 29, 2001]。 しかし、論文の著者はプロセスの時間短縮と高い毛髪損傷をもたらす極めて高い濃度のアルカリ薬剤(アンモニアとモノエタノールアミン)を使用している。(この筆者によって導かれた製法の計算ではpH レベル 12以上を示している) [US Pat.6,274,126. G.Newell et al. Composition for lightening and highlightining hair. Aug.14, 2001]。
【0051】
【表2】
Figure 2005500341
【0052】
*乳剤成分:PFD − 27%, SAA − PR − 4%, 水− 69%; 脱色トーンアップは温度30℃下で行われた。
【0053】
直接水を含むPFOC乳剤自体、染料が無い場合、自然な毛髪色を0,5−1トーン変色させる(表3)ニュアンス剤として作用する能力を持つ。その際直接水を含むPFOC乳剤はコンディショナー効果を発揮する:乳剤で20分間以上処理した後の毛髪は、輝きとはりと軽いウェーブを帯びる(表5)。
【0054】
【表3】
Figure 2005500341
【0055】
特に一目瞭然に、本来の色合いの増強(元気を回復し、色を新鮮で明るくする)効果とコンディショナー効果が、白髪混じりの毛髪への組成物適用時に現れた(表4、5)。
最初からくすんでいて、「死んでいた」毛髪が明るく輝くようになった。;白髪は黄色み(白髪でない毛髪が金髪の場合)、茶色み(白髪でない毛髪が暗い色の場合)を帯びるため、標本はだいぶ(1トーン)暗くみえる。
【0056】
従来のニュアンス剤では見られなかった。(白髪へのいくつかの従来のニュアンス剤の適用は推薦できない、例えば、Mouvance Douceurニュアンス泡状ムース、Mouvance Nature 柔らかい染料、Mouvance Couleur液状クリーム染料、Yves Rocher社の [Parfyumeriya i kosmetika, 1998, N2, с292−293] (香水と化粧品、1998,2番、292−293p)。
【0057】
メラニン生成を抑制または誘導するシステム調剤を局部的(頭皮、皮膚の毛の多い表面)に適用する毛髪の天然の色への作用方法は一般に知られている。 [US Pat. No.5,958,433. J−T. Simonnet. Stable dispersion of water−immersible phase, in an aqueous phase by means of vesicles based on silicone surfactant. Sept.28, 1999. US Pat. No.6,187,325 P.Pelletier et al. Use of at least one extract of rosacea of the genus Sanguisorba officinalis for promoting pigmentation of the skin and/or the body hair ahd/or the cranial hair. Feb. 13, 2001. US Pat. No.6,063,389. V.Chevalier et al. Composition for depigmenting or bleaching mammalian skin containing L−2−oxothiazolidine−4−carboxylic acid and a polyol. May 16, 2000. US Pat. No.6,228,350. R.Toloup et al. Method of depigmenting and/or bleaching skin and/or body hair or head hair.May 8, 2001. US Pat No.6,326,014. R.Toloup et al. Use of oxamate derivatives as depigmenting agents. Dec. 4, 2001. US Pat. No.6,348,204. P.Touzan. Cosmetic or dermatological composition containing at least one extract of mulberry, at least one extract of skullcap and at least one salicylic acid derivative. Feb. 19, 2002].
【0058】
上記の全ての組成物は、上記の調剤を含有する油の直接乳剤である。このとき、しかも、他の毒性が無く人体から簡単に排出される油の中で低重合体の(オリゴマー)ペルフッ素化されたポリエーテルも使用することも提案される。毛髪の色の変化の他にシステムの調剤は皮膚の色も変える。しかしながら、その最大の欠点は、一時的な美容効果を謁ために人体の物質の交換(新陳代謝)への重大な干渉である。
【0059】
表5からわかるように、直接乳剤PFOCがあるとき、達成されるコンディショナー効果には、直接乳剤の安定剤を用いたSAA溶液での毛髪処理で得られる効果より、質的にも作用の継続時間にも違いがある。
【0060】
従来のコンディショナー油を用いた従来のコンディショナー配合は、35%のSAAを含有しており、またММ500から62000までDaを用いた0,1から30までppmペルフッ素化された ポリエーテルは、微量添加剤のPFOC無しのときより、より光沢のある毛髪にする[US Pat No.5,451,395 A.M. Murray et al. Hair Treatment Composition. Sept. 19, 1995.]。
【0061】
同時にポリエーテルのPFOCの含有率1%までの増量は、毛髪の色のくすみや油っぽくなるといった逆効果を示す。発明者のデータによると、微量添加剤PFOC配合使用の場合、頭髪に0,3 から 30 мкгまでの ペルフッ素化されたポリエーテルが入る。
【0062】
この頭髪内でメラニン色素の平均量の評定値は 5 mgから [A.Napolitano et al. Microanalisis of Melanins in Mammalian Hair by Alkaline Hidrogen Peroxide Degradation.− J. Invest. Dermatolog., 2000, vol.114, N6, p.1141−1147]、3,5 г まで[S. Ito et al. Quantitative Analisis of Eumelanin and Pheomelanin in Hair and Melanomas. J. Invest. Dermatol., 1983, vol.80, N4, pp.268272]であり、上記の配合内でメラニン溶媒としてのPFOC作用を完全に除去している。たぶん、この場合微量添加剤PFOCは、SAA作用、さらに恐らく、コンディショナー油の滴の大きさも変性させ、これが表面(浅薄)のコンディショニングに導く(もたらす)のだろう。
【0063】
【表4】
Figure 2005500341
【0064】
【表5】
Figure 2005500341
【0065】
毛髪処理の際に現れる直接水溶乳剤PFOCの特性の発揮・発表は、ここに申請する発表グループの第二の発明の基礎となる。−脱色トーンアップまたは染色前の毛髪活性剤混合物、毛髪トーニング用混合物、染料を使用しない白髪のマスキング混合物、毛髪のコンディショニング混合物。申請する成分は、SAAによって安定化された0,5μm以下、特に0,04−0,3μmの粒子の大きさの「水中油」タイプの直接水溶乳剤PFOCである。上記の配合の分散相状の質量単位−PFOC−は、2から95%までであり、SAAは0,01から10%まで。PFOCとして、上記のPFOC系(メラニン溶媒)のうちどの結合でも使用することができる。SAAとして重合体(ポリマー)の非水溶性(燐脂質)のSAA、重合体(ポリマー)の水溶性のSAA(チマクソール(thymaxol),プロクサノール(proxanol))、低分子性の水溶性イオノゲンのSAA(クロムキサン(chromoxane))を適用することができる。分散基(水)のPH値は7から12までで、このときアルカリ性領域への変位は必須条件ではなく、アンモニアまたは有機塩基を加えることによって調整できる。
【0066】
直接乳剤成分の適用の便宜上、たとえばポリアクリル酸エステルやビニールアルコールの共重合体やセルロースエーテルやゼラチンや寒天などといった重合体(ポリマー)の水溶ジェルの染料凝結剤の混入が可能である。
【0067】
申請混合物の使用方法応用方法適応方法は、伝統的慣例的従来のものと変わりなく、次のとおりである。湿ったまたは渇いた毛髪に上記の成分を塗布し、活性化の際は20−30分、トーニングの際は10−40分おく。その後、毛髪を水で洗い流し、乾かす。申請成分は毛髪の質を向上させる(光沢を与え、色飽和度を高め、毛髪は滑らかで、櫛どおりがよく、手入れの行き届いた状態になる)ため、リンスやトリートメントまたはコンディショナーでの後処理は必要ない。
【0068】
この成分での毛髪処理後、例えばカットやセットといったあらゆるいつもの理美容技術を施すことができる。
【0069】
PFOCの可能性は実現性能力は、上に挙げた適用だけに制限されない。従来の方法で、髪をいたわりながら毛髪のより深い脱色トーンアップと染色をし、時間を短縮するための、逆PFOC乳濁剤(「油中水」タイプ)の発明者によって提議される適用は、乳剤が毛髪内への浸透する能力や、外層に上記のPFOCを含有する分散ファーザの粒子がメラニン色素核との接触時に毛髪内を瓦解する能力に基づく。
【0070】
すでに上に示したような一般に知られている脱色トーンアップ剤は、概して原則としてHPアンモニア溶液、または、例えばアルカリのペルオキソ硫酸塩またはアルカリ土金属, またはまれに還元剤といった他のより強い酸化剤から成っている。
【0071】
表6ではHPアンモニア溶液とペルフッ素デカリン(perfluorodecalin).*中のそれと同様の溶液の逆乳濁剤での毛髪脱色トーンアップの結果を示した。
【0072】
【表6】
Figure 2005500341
【0073】
*毛髪色Black−1;温度40℃;рН 9,5 (AH);処理時間30分
【0074】
表6のデータから、申請PFOCでの従来のトーンアップ脱色システムの分散は、約2倍の効率能率アップを導くことがわかる(HP4%に対し2.5倍(標本53と54)、HP10%に対し1.7倍(標本55)。同様の成分の(標本56と57)直接乳剤(HPアンモニア溶液中のPFD)の効率は、従来の溶液と同じである。それどころか、効率アップの他に、申請PFOC内の毛髪メラニンの酸化剤の逆乳濁剤の使用は、脱色トーンアップ時の毛髪損傷の低下(切れることが少なくなり、ねじれや曲がりを生じない)を導く。申請成分は刺激性が少なく、申請成分内のHPの含有量低下だけでなく、最低でも4倍(4分の一)にアルカリ成分の濃度を低下させる(表8)。
【0075】
例えば天然毛皮やウールといった他のケラチン含有繊維の申請材料での脱色トーンアップは、毛髪の脱色トーンアップと同様に行われるが、より短時間(原則として10−15分)で行われる。
【0076】
【表7】
Figure 2005500341
【0077】
*温度30℃、処理時間30分
1 黒とにんじん赤茶色を脱色トーンアップ
2 脱色トーンアップされた各毛髪標本は3つの損傷タイプに判定された。:毛先の分裂、弾力性の喪失、ねじれ曲がり。
各標本には上記の変質を総合した。
例えば、もし、毛先の損傷とねじれ曲がりが認められた場合、個別インデックスは2となる。損傷のグループインデックスは、個別インデックスの合計を実験標本数で割って、計算した。
【0078】
3HPの他に、配合成分に他の酸化剤‐ペルオキソ硫酸塩が含まれている。
上記の結果維持の際、HPの他に、申請成分に他の酸化剤またはメラニン還元剤の使用も可能である。配合成分には、水溶液状または懸濁液状の染料凝結剤、安定剤、香料なども含まれている(表8)。
【0079】
【表8】
Figure 2005500341
【0080】
*温度30℃、pH10,SAA−クロムキサン(chromoxane),0,02%. 染料凝結剤との逆乳濁剤の粘度は7から10ポアズ。
【0081】
このように、申請発明グループの第3の発明として、ケラチン含有繊維の脱色トーンアップ成分を申告する。声明する。この成分は、ペルフッ素有機化合物内の脱色トーンアップをする薬剤(媒体)の水溶液または懸濁液の「油中水」タイプの逆乳濁剤である。
ペルフッ素有機化合物は、上記のPFOC列−メラニン溶媒の中から得ることができる。
上記の2相状のシステムでのペルフッ素有機化合物のファーザの質量は、60−90%である。脱色トーニングアップ薬剤(媒体)として、特に過酸化水素といった酸化剤も、また還元剤も用いることができる。水性相状中での脱色トーニングアップ薬剤(媒体)の濃縮は、45%に達し、水性ファーザの pHは3,5 から14,0までの広範囲で変異する。アルカリ性領域への変位は、アンモニア水酸化物または、有機塩基を加えることで達せられる。РН11以上の乳剤は、できれば、毛先の染色だけに用いた方が良いということは、特筆に価する。上記の2ファーザ2相システムの粒子の大きさは、特に主に0,1−0,5MKMで、0,1−5MKMである。分散は、例えば低分子性(フッ素含有)SAA(クロムキサン(chromoxane)、または重合体(ポリマー)(チマクソール(thymaxol),プロクサノール(proxanol)といった適当な表面活性結合(SAA)で安定化される。SAA質量単位は0.01‐10%である。
【0082】
一般に知られている要因要素因子の他に―酸化剤の濃縮、アルカリ性薬剤(媒体)と乳剤のファーザ成分の濃縮(表6,7,8)―脱色トーンアップの速さに分散酸化剤の滴の大きさも影響する。滴の平均の大きさを3分の1に縮小すると、脱色トーンアップの効率は、PFOC容量43から74%を含む乳剤で1.5から2倍低下する。制限なく大量の酸化ファーザの場合の脱色トーンアップの効率も同じ程度低下する(表6)。
【0083】
脱色トーンアップ乳剤の準備に、HPをもとにした様々に異なる会社から発売されている酸化剤も使用可能である。−成分に染料凝結剤と安定剤を含む酸化染色の為の染料共組成。
【0084】
申請薬剤材料の使用方法は、従来の方法と同様である。湿った、または乾いた毛髪に上記の薬剤材料を塗布し、特に主に10分、10−30分おく。そのあと、水で洗い流し、乾かす。上記の配合は毛質を保ち、コンディショナー効果を持っているため、リンスやトリートメントまたはコンディショナーでの後処理は必要ない。この成分での毛髪処理後、カットやセットを施すことが可能である。
【0085】
酸化染料の水溶前駆剤(フェノール置換と芳香アミン、またはどちらか一方)とHPアンモニア溶液の混合物である2成分酸化染料と呼ばれるものは、最も広く使用されている毛髪染料成分である。
【0086】
酸化染色の従来の成分とPROC内のこれらの成分の逆乳濁剤の効率を比較する為に、染色の鮮やかさの同じ強度の達成時間の指数を用いた(表9)。
【0087】
【表9】
Figure 2005500341
【0088】
*プロセスは温度30℃で行われる;SAA‐(チマクソール(thymaxol) (0,2%)。
【0089】
表9から、PFOC内の従来の酸化薬剤の逆乳濁剤の使用は、同じ最終結果を得るとき(例72と73参照)、または、染色時間を10分の1に短縮し、毛髪に刺激を与える成分(HPとAH)を4倍濃縮するか、または、同じ最終結果を得るとき(例76と77参照)染色時間を2分の1に短縮し、HP濃度を40倍、アンモニア濃度を80倍に濃縮することがわかる。HPを100分の1、アンモニアを4分の1に希薄する時(例75と74参照)、逆乳剤を用いた収縮所要時間は40分までだけ長くなり、これは、一般に知られている薬剤に比べて極めて高い数値である。
【0090】
上記のPFOC内で、天然染料、及び、例えば紡績染色に用いられる低毒性染料の逆水性乳濁剤も毛髪染料に使用可能である。
【0091】
酸化染色料(OC)の他に硬低分散相の充填剤、SAA、アンモニアを含む配合の状態で各社から発売されている酸化染料混合物のPFOC内の乳化は、同じ色の達成に不可欠なHPと染料ペースト量の希縮も導く(表10)。
【0092】
【表10】
Figure 2005500341
【0093】
*毛髪色はBlonde−5。温度30℃。SAA (クロムキサン(chromoxane)−0,02%。茶色の染色用のパスタのPFDでの乳化は、3分の1の染料量と10分の1のHP量を使用し、同じ時間で同じ色が得られる。これは、顕著に毛髪ケラチンと頭皮の損傷を減少させ、また皮膚への刺激やアレルギーという潜在的リスクも減少させる。脱色トーンアップペーストのPFDでの乳化は、3分の1の質量の染料と酸化剤を使用して、染色時間を3分の1に短縮することができる。
【0094】
天然毛皮、ウール、羽といった他のケラチン含有繊維の申請薬剤での染色は、毛髪脱色トーンアップと同様に行われるが、時間はより短い(原則として15分以下)。
【0095】
PFOC内の逆分散状態の従来の染色及び脱色トーンアップ配合の使用の効率の原因は、分散粒子状態でメラニン核への試薬の特定の目的の運搬と、毛髪内のピグメントとの接触時に粒子の外層に在るメラニン溶媒PFOCの吸収時のこの粒子の破壊にあると提議できる。
【0096】
このように、第4の発明として、水溶液または、ペルフッ素有機化合物の染料の懸濁液である「油中水」タイプの逆乳濁剤であるケラチン含有繊維の染色薬剤を申請する。ペルフッ素有機化合物は、メラニン媒体PFOCの上記の列から得ることができる。上記の2ファーザ2相のシステムでのPFOCのファーザの質量単位は、60−90%である。染料として、酸化染料、天然染料、非毒性の紡績染料、またはこれらの混合物を使用することが可能である。水性ファーザ内の染料または脱色トーンアップ薬剤の濃度は、45%,に達することもあり、水溶ファーザのpHは、3,5から12,0までの広範囲で変化する。アルカリ性領域への変位は、アンモニア水酸化物、または有機塩基を加えることで得られる。上記の2相2ファーザシステムの粒子の大きさは、特に主に0,1−0,5μmで、0,1−5μmである。分散は、例えば低分子性(フッ素含有SAA(クロムキサン(chromoxane),または重合体の(チマクソール(thymaxol),プロクサノール(proxanol)といったSAAによって安定化される。SAAの質量単位は、0,01−10%である。
【0097】
申請薬剤の使用方法は、従来の方法と同様である。湿った、または渇いた毛髪に指定の薬剤を塗布し、特に主に20分、10−40分おく。その後、水で洗い流し、乾かす。指定の配合は毛質を保つため、リンス、またはコンディショナーでの毛髪の後処理は必要ない。毛髪処理後、カットやセットを施すことが可能である。
【0098】
申請発明群:メラニン媒体としてPFOCを使用するケラチン含有繊維のメラニン媒体、脱色トーンアップまたは染色前の毛髪活性成分、毛髪トーニング・染料を使用しない白髪のマスキング(隠蔽、覆い隠すこと)成分、毛髪コンディショニング成分、脱色トーニングアップ剤、ケラチン含有繊維染色剤、は、ひとつの発明企図構想を構成する。
【0099】
申請する本発明グループの中の各発明の本質的特徴の上記の総括は、技術的成果達成をもたらす。―毛髪の活性化やトーニング、コンディショニングにせよ、脱色トーンアップまたは染色にせよ、短時間であり毛髪をいたわる処理。
【0100】
要求される染色レベルの達成は、毛髪組織の破壊を伴わず、これは新しい毛髪のメラニンの中和の方法の供給保証によって達成される。PFOC濃度の変化は、染料添加無しでも、それ自体で毛髪のトーニング(生気を与え、自然の色を暗くする)を可能にする。PFOCはその行程でケラチンを破壊しないため、無駄に消費されない。白髪混じりの毛髪の色の強化の効果は、独特な仕方で現れる。−白髪の減少効果が現れる。最初に黄ばみが認められ(10分接触)、その後、束の中の正に白髪の細毛が茶色味がかる(20分接触)(表4参照)。申請薬剤の3−5回使用後の(ウェーブ発生)毛髪コンディショニングは、新しく発揮された技術的成果である。1回の薬剤使用(20分間)でさえも、乾燥して脆い毛髪の光沢や艶を増し、表面浅薄タイプのコンディショナーに特徴的な「重さ」を出さず、柔らかすぎて細い毛髪を「満たされた」毛髪にする効果を導く。
【0101】
一般に知られているコンディショニングニュアンス剤(ニュアンス泡Wella Color Mousse)と違い、お湯での洗髪(P&G Blois社のPantene Pro−V )の後、表3に記述した申請PFOCと直接水性乳剤の作用効果は、低下悪化せず、逆にWellaの泡を用いたトーニングの初期レベルは2分の1に低下した。このように、毛髪染色後に高額の修復効果をもつ化粧品や医薬品を使う必要性はなくなる。
【0102】
申請薬剤の使用過程は、多数のパラメータで支配処理制御し、その過程は、期待どおりの毛髪の変色レベル達成時に簡単にすばやく停止することができる。
【0103】
PFOCは毒性や刺激性がなく、アレルギーを起こさないため、補足追加技術的成果として、申請発明使用の美理容師及び顧客に対する安全性も挙げることができる。
【0104】
申請発明は、メラニンの中和が双方の課題であるという点に限って、毛髪染色に一般に知られている酸化方法に類似している。
申請溶媒や溶液タイプ、媒体(溶媒担体)、乳剤成分、申請薬剤の使用結果成果の本質は、独特である。このように、(毛髪染色または脱色トーンアップのための薬剤中の染料と脱色トーンアップ薬剤を除き)本質的な特徴の大部分により、申請発明は一般に知られているものとは違っている。
【0105】
既存の技術レベルの分析では、申請発明と本質的特徴を総合したものと完全に一致する解決策を見出せなかった。
【0106】
上に示したように、PFOCのいくつかは、血液代用を得るための基礎となる。
例えば、ガス運搬の作用を持つ一般に知られている血液代用「Perftoran」は、燐脂質またはプロクサノールで安定化されたペルフッ素デカリン(perfluorodecalin)の水性乳剤である。[S.I.Vorobyov他いくつかのPerfluorocarbon乳濁剤の比較研究) −「Fiziologicheskaya aktivnost’ ftorsoderzhashchikh soyedineniy」 Pushchino 1995, p.33−41]
しかし、この調剤は、毛髪染色剤の成分としてメラニン溶解に使用されたことは一度もなかった。
【0107】
とりわけ有機溶媒としてのPFOC使用の他の分野は、一般に知られていない。
【0108】
メラニンを溶解するPFOC能力と自然の色を変化させるPFOC能力は、発明家によって偶然認められたことを強調すべきであろう。毛髪内のピグメント内核の集合状態を配列化するPFOC能力のようなこの現象の説明として、発明家により特別で独特な研究が行われた。
【0109】
このように、技術レベルの分析は、提議の新規制を立証する。
【0110】
申請発明の本質的特徴の総合だけが上記の技術的成果達成を導く。これまで、PFOCの根本的基礎的主要の使用は、人工の血液代用であると考えられてきた。すばやく、しかも無色の溶液を生成しながら、メラニンを溶解するというPFOCに固有の性質は、もちろん歴然な明瞭なものではない。毛髪内に浸透し、広範囲の粒子の集合メカニズムでメラニンを溶解することができる安定したPFOC乳剤を首尾よく得る成果が意外なものであった。これは、それ自体毛髪の自然な色を生き生きさせる。毛髪変色プロセスは、短時間で毛髪をいたわるものになる。それどころか、申請発明は毛髪コンディショニングに適している、事実上、これは普通毛髪染色時には認められない。PFOCがトーンアップをする薬剤や染料と併存することを事前に予測することはできなかった。まして、開発プロセスが実地応用に使用可能な結果を導くことは、事前に予測できないことであった。このように、申請発明では、「成分―性質」の新しい作用機能官能従属関係依存性が実現した。これは、申請発明が「不明瞭性」という保護能力条件に適応一致することを確信させる。
【0111】
発明の実用例は表2−10に提示。
【0112】
加工処理には、表に指定されている色に適合する長さ10cmの天然毛髪束モデルを使用。
【0113】
直接及び逆乳濁剤は、次の設定の超音波分散機で得られた。出力(50−500)Вт, 周波数−(22,5−40)кГц,持続継続時間−2−5分、濃縮剤面積(0.5−2)см2。乳剤の粒子の大きさは、光学検鏡法(逆乳濁剤)または比濁計(直接乳剤)で判定。TPR 42−25−76−99で放出され、HPで安定化済みの直接乳剤PFDも使用した。
【0114】
毛髪色の測定は、鑑定人の評定を用い、二人の鑑定人のもと「愚然」法で行われた。元の処理後の毛髪束の処理をモノトーン単調な列に並べ、まず、1トーン、または0.5トーンの差があるモデルに印をつけた。それらの間にあるモデルは、数量やモデル同士それぞれの差異に応じて、0,2または0,1等級の差を得た。この差は水準点のモデルのために判定された数値に加算される(または、数値から減算される)。
【0115】
メラニン溶媒
メラニン溶媒としてのPFOCの新使用法のデモンストレーションのため、Aspergillus nigerきのこ胞子と菌糸体からとったメラニンを使用した。成分分析とGPCのデータから上記のモデルメラニンは低分子性分別物(ММ 39000Da)であることがわかった。
【0116】
表1の例10−14では、PFOC内のモデルメラニンの溶解度のデータが導かれた。
【0117】
脱色トーンアップまたは染色前の毛髪活性成分、染料不使用の毛髪トーニング・白髪マスキング剤、及び毛髪コンディショニング剤
【0118】
表2の例(毛髪活性化)
活性化後の毛髪の脱色トーンアップ成分は、クロムキサン(chromoxane)0,02%とAH(pH=11)0,2%を含む4%または6%のHP水溶液である。
【0119】
例14 コントロール。事前の活性化なしのHP基の従来の薬剤での毛髪の脱色トーンアップ。DarkBrown−5色の毛髪束3束の脱色トーンアップは、脱色トーンアップ剤を用いて行われた。−6%のHP水溶液、温度30℃。
【0120】
ひとつ目の束−10分間
ふたつ目の束−30分間
みっつ目の束−60分間
【0121】
脱色トーンアップ終了後、毛髪を水で洗い流し、乾燥させ、次のとおりトーンアップレベルを判定した。
【0122】
ひとつ目の束−1,3トーン
ふたつ目の束−1,3トーン
みっつ目の束−1,7トーン
【0123】
この時、ふたつ目の束の毛髪はくすみ、みっつ目の束の毛髪は脆くなった。
【0124】
例15 PFOC直接水性乳剤で事前に活性化した6%のHP基の従来の薬剤での毛髪の脱色トーンアップ。
【0125】
粒子の平均直径0,06 мкмのPFD質量%の16,2%を含む Perftoran (TPR42−2576−99)の準備済みの乳剤を毛髪活性化用に、粒子の平均直径0,09μmのPFD含有量27%までに遠心分離機(3000回/秒)で分離し、濃縮凝縮した。
【0126】
乳剤20млにDark Brown−5色の毛髪束を3束並べ、温度40℃下に30分放置した。その後、毛髪を水で洗い流し、乾燥させ、1昼夜経過後、指定の設定で再度乳剤での処理を施した。3束全ての毛髪は、元のものより生き生きとして色が鮮明になった。
【0127】
乳剤で処理されたDarkBrown5色の毛髪束3束のトーンアップは、例14のように、トーンアップ剤を用いて行われた。−6%のHP水溶液、温度30℃。
【0128】
ひとつ目の束−10分間
ふたつ目の束−30分間
みっつ目の束−60分間
脱色トーンアップ終了後、毛髪を水で洗い流し、乾燥させ、次のとおりトーンアップレベルを判定した。
【0129】
ひとつ目の束−1,5トーン
ふたつ目の束−2,0トーン
みっつ目の束−2,0トーン
【0130】
この時、全ての束の毛髪は、弾力と輝きを保った。
【0131】
例16 例14の方法でLight Brown−2の毛髪束を用いて行われた。
【0132】
例17 例15の方法でLight Brown−2の毛髪束を用いて行われた。
【0133】
例18 例17の方法で行われた。しかし温度30℃で20分間事前に活性化を行った。
【0134】
例16−18のトーンアップ結果の比較は、PFOC粒子の拡散速度と、毛髪メラニンとそれとの相互作用速度についての概念を与える。説明する。
【0135】
例19 例14の方法で行われ、4%のHPでトーンアップを行った。
【0136】
例20 例15の方法で行われ、4%のHPでトーンアップを行った。
【0137】
例21 例16の方法で行われ、4%のHPでトーンアップを行った。
【0138】
例22 例17の方法で行われ、4%のHPでトーンアップを行った。
【0139】
例23 例18の方法で行われ、4%のHPでトーンアップを行った。
【0140】
表3の例(毛髪トーニング)
例24
【0141】
Figure 2005500341
【0142】
化合物生成のために、2,2%のコロイド溶液状の卵レシチン(SAA)の質量の一分を水(質量の74,5分)で希釈し、その後、ペルフッ素デカリン(perfluorodecalin)(PFOC).質量の14,5分を入れた。次の設定の超音波分散機でペルフッ素カリンペルフッ素デカリンの直接水性乳剤を得た。出力500W,周波数−22,5kHz,持続時間−5分円心機選鉱機面積1cm2 乳剤中の粒子の平均の大きさは、0,15MKMで、分散水溶ファーザのрНは9(準備した乳剤にアンモニア水を加えて得られた)。
【0143】
得られた乳剤をBlack−2の毛髪束に塗布し、温度40℃で30分放置した。その後、毛髪を水で洗い流し、乾燥させた。束の毛髪は、元の色と比べて、より生き生きとした暗い(0,5トーン暗い)色になった。毛髪は艶やかで絹のように柔らかいままだった。毛髪の乳剤中での保存時間を15分まで短縮しても、同様の結果が得られた。
【0144】
例25 TPA質量の54分に質量の46分の0,11%の(クロムキサン(chromoxane)水溶液を加え、例24と同様に分散した。アルカリ化された(pH=9)乳剤でのBlack‐2の毛髪のトーニング結果は、例24の結果と同様だった。
【0145】
例26 例26は例25の方法で行われた。この時、乳化のために粘着性の高いメラニン溶媒PFOC МФ−30/40を採用した。
【0146】
例27と28 例24の方法で行われた。しかし、Blonde2の毛髪束を用いた。実験28は、直接乳剤で毛髪モデルを48−72時間の間をおき、3回処理を施した。
【0147】
例29 例27の方法で行われた。しかし、乳剤(中性pH)にAHを加えなかった。
【0148】
例30 例29(中性pH、Blonde2の毛髪使用)の方法で行われた。しかし、分散のために質量56分PFDと質量44分の2,3%の水中PLコロイド溶液を使用した。
【0149】
表4の例(白髪のマスキング)
例31 白髪混じりの毛髪のトーニング(白髪のマスキング)のために例29に示したように準備をし、pH=10までアルカリ化し、白髪の混じったBlack−4の毛髪束2束に塗布し、温度40℃で15分間または30分間保持した。結果:白髪が極めて暗い色になったため、暗い色の毛髪の中の白髪は、目立たなくなった。処理前は乾燥していた毛髪が、はりがあり、絹のように滑らかな毛髪になった。
【0150】
例32 50%以上白髪で、硬くて光沢がなく、櫛どおりの悪い毛髪のトーニング成分を例30に記述したように準備した。得られた乳剤を毛髪束に塗布し、温度40℃で20分間、30分間、40分間放置した。
【0151】
その後、毛髪を水で洗い流し、乾燥させた。束の毛髪は、より生き生きとして、元の色と比較して0,9トーン暗くなった。白髪は茶色がかった黄色のニュアンスになったため、白髪が目立たなくなったが、見分けることができた。毛髪はつややかで絹のように滑らかになった。30分間処理した束を再度処理し、1,1トーンまで色を暗くすることができた。白髪は目立たなくなった。
【0152】
例33 32の方法で行われた。同じ毛髪を使用したが、 Perftoran (TPR42−2576−99)乳剤とPR安定剤で行われた。
【0153】
例34 例33の方法で行われた。この時、例15のようにPerftoran乳剤を遠心分離機で処理した。
【0154】
例35 中性pH でBlack−5の毛髪モデルを用いて例31の方法で行われた。
【0155】
例36 30% 白髪を含むLight Broun−1の毛髪モデルを用いて例32の方法で行われた。毛髪は極めて乾燥していて、脆く、パーマでカールさせた毛髪を思わせた。30分間1回、または30分間ずつ2回の処理後、毛髪は0.5トーン暗い色になり、白髪は目立たなくなり(白髪の細毛は黄色みを帯び)、毛髪は「うるおい」、うまくブラッシングできた。(櫛どおりがよくなった)
【0156】
表5の例(毛髪のコンディショニング)
例37と43 コントロール。シャンプーでの未処理の毛髪の洗浄。
Black−5の硬い毛髪の束(50%白髪)を何度も(間をあけながら2・3日で6回)シャンプーPanteneProV−LivelyColorで洗い、乾燥させ、ブラッシングせずに、洗浄したごとに検査した。毛髪の色は変わらなかった;2回洗浄後、毛髪は乾燥度を増した。ぱさぱさになった。
【0157】
例40と46 コントロール。シャンプーでの未処理の毛髪の洗浄。
【0158】
ウェーブがあり乾燥していて、死んだようなLightBrown2の毛髪の束を何度も(間をあけながら2・3日で6回)シャンプーPanteneProV−LivelyColorで洗い、乾燥させ、ブラッシングせずに、洗浄したごとに検査した。毛髪の色は変わらなかった;1回目の洗浄後、毛髪は乾燥度を増し、絡まるようになった。また、2回目の洗浄後は、まがりねじれが生じた。
【0159】
例38 コントロール。SAAで処理済の毛髪の洗浄。
実験37と同一のBlack−5の硬い毛髪の束(50%白髪)1%のコロイド溶液ФЛ (ミセルの直径−0,13MKM)で温度40℃で20分間処理した。その後、水で洗い、ブラッシングせずに乾燥させた。毛髪は、重くしないアイロンをかけたようになり、0,3トーン暗くなった。(間をあけながら2・3日で)6回処理された毛髪束をシャンプーPantene Pro−V Lively Colorで洗い、乾燥させ、ブラッシングせずに、洗浄したごとに検査した。1回目の洗浄後毛髪の硬さが増し、2回目の洗浄後元の色に戻り、3回目の洗浄後ねじり曲がり始めた。
【0160】
例39 直接乳濁剤PFOCで事前に処理した毛髪の洗浄。例37と38と同じBlack−5 (50%白髪)の硬い毛髪の束を、20分間表4の例32のように直接乳濁剤PFOCで処理した。束の中の毛髪はより生き生きとし、元の色より0,9トーン暗くなった。白髪は茶色がかった色になり、他の毛髪を背景にしても目立たなくなった。毛髪は艶があり、絹のように滑らかで、ブラッシングがしやすい髪になった。この処理済みの毛髪をPantene Pro−V Lively Colorで6回洗浄し、ブラッシングせずに乾燥させ、洗浄ごとに調べた。白髪は6回目の洗浄の後に現れ、乾燥は5回目後。
【0161】
例41 例41は栗色のLight Brown−2の毛髪束を用いて例38と同様に行われた。20分間コロジオン溶液PLで処理され、0,8トーン色が暗くなり、光沢が増した。最初の洗浄で元の色に戻り、2回目の後は絡まりだした。
【0162】
例42 例42は栗色のLight Brown−2の毛髪束を用いて例39と同様に行われた。20分間PFD乳濁剤で処理され、0,5トーン色が暗くなり、光沢が増し、毛質が改善した。得られた色も全てのコンディショナー効果も4回目の洗浄後も保たれた。
【0163】
例44 例44は例38の条件で行われたが、毛髪のコントロール処理は8%のHP溶液を用いて行われた(ペルフトラン乳剤安定剤)。毛髪は0,5トーン色が暗くなったが、白髪は染まらなかった。髪が重くなるという従来のコンディショニングの効果が現れた。暗くなった毛髪の色は1回目の洗浄で消え、毛髪は2回目で乾燥し、3回目では毛髪の完全なねじれが現れた。
【0164】
例45 例45はHPで安定化済みのPFOC乳剤で処理済の毛髪を使用して、例39と同様に行われた。例15で使われたものと同じ乳剤を使用した。処理20分後毛髪は0,6トーン暗くなり、輝き、白髪は暗くなり、目立たなくなった。5回目の洗浄後、毛質が悪くなり、色は6回目の洗浄後変化しだした。
【0165】
例47 例47はLight Brown−2毛髪束で例44と同様に行われた。処理後0,5トーン色が明るくなり、毛質は良くなった。毛髪はアイロニングされた。得られた効果は1回目の洗浄後保たれたが、色は2回目後元の色に戻り、3回目後毛髪は乾燥した。
【0166】
例48 例48はLight Brown−2毛髪束で例45と同様に行われた。処理後0,2トーン色が暗くなり、毛質は良くなり、潤いを得た。毛先の乾燥はなくなり、輝きとまとまりがある髪になった。得られた効果は5回目の洗浄まで保たれた。
【0167】
ケラチン含有繊維脱色(色を明るくする)剤
表6(毛髪脱色)の例
例49 コントロール。HP基での慣例的な材料での毛髪脱色。
Black−1色の毛髪の束の脱色は、рН9,5のHPの4%のアンモニア水溶液脱色剤を用いて、40℃で30分間行われた。脱色後、水で洗い流し、乾かし、脱色のレベル(色の明るさ)を判定した。実験は4標本で行われ、
【0168】
Figure 2005500341
【0169】
脱色中間指数は、0.6トーンを示した。毛髪の色あせが認められた。
【0170】
例50 (コントロール)10%のアンモニアHP溶液を用いて、例49の方法で行われた。実験は4標本で行われ、2; 2; 2; 2,7 脱色指標の結果が得られた。脱色中間指数は、30分で2,2トーンを示した。
【0171】
例51 コントロール。SAA含有HP基での慣例的な材料での毛髪脱色。
Black−1色の毛髪の束の脱色は、質量0.01分のペルフッ素‐4−メチル‐3,6ジオキサオクタンスリほナート(perfluoro‐4‐methyl‐3,6‐dioxaoctansulfonate)含有(クロムキサン(chromoxane)SAA),または質量の0.2分(チマクソール(thymaxol)やプロクサノール(proxanol) (ポリマーのSAA)の4%のアンモニア水溶液рН9,5HP脱色剤を用いて、40℃で30分間行われた。脱色後、水で洗い流し、乾かした。(1,5; 1,5; 1,5; 1,5; 1,5; 1,5; 1,5; 1,7; 1,7; 1,7; 1,7; 1,7; 1,7; 2; 2; 2 тона) の16の実験結果を平均し、1,6トーンという指数を得た。毛髪の色あせが認められた。
【0172】
例52 (コントロール)SAAの同種の10%のアンモニアПВ溶液を用いて、例51の方法で行われた。2,5; 2,5; 2,6; 2,7; 2,7; 2,8 トーンという 6つの実験結果から脱色平均値2,5トーンと判定した。
【0173】
例53 PFOC内のHP基での慣例的な材料の逆乳濁液での毛髪脱色。
質量83.6分のPFOC‐ペルフッ素デカリン(perfluorodecalin)に質量17.3分の27,4% のHP と 0,08% のクロムキサン(chromoxane)(SAA)を含む水溶液を加えた。濃縮剤1см2の出力500ワット、22,5キロヘルツkHzの周波、持続時間5分の設定の超音波分散機で、PFD内のHP 水溶液の逆乳濁液を得た。乳剤内の粒子の平均の大きさは、0,15μm。得られた白色乳剤に質量0.8分の8%のアンモニア水溶液加え、かき混ぜた。乳液のрН数値は10。
【0174】
得られた乳剤での脱色は、例49から例52までで記述した慣習的な溶液を用いた時(温度40℃、毛髪色Black‐1)と同じように、30分後に毛髪の束を取り出し、洗い流した後、乾燥させた。その後、脱色レベルを判定した結果、4トーンであった。
【0175】
例54 例54は、乳剤の別の成分を用いたが、例53の方法と同じ方法で行われた。質量63分のPFDに10,1% のПВ と0.1% クロムキサン(chromoxane) (SAA) を含む質量37分の水を加えた。この混合物を例53と同様に分散させ、рН=10までアンモニアを加え、温度40℃でBlack−1の毛髪の束を脱色した。30分で脱色レベルは4トーンとなった。毛髪は光沢と柔らかさを保ったままであった。
【0176】
例55 例55は、乳剤の水のファーザの成分が違うものを用いたが、例54の方法と同じ方法で行われた。質量64分のPFDに27,6%のПВと0.1% クロムキサン(chromoxane) (SAA)を含む質量36分の水を加えた。この混合物を例53と同様に分散させ、рН=10までアンモニアを加え、温度40℃でBlack‐1の毛髪の束を脱色した。30分で脱色レベルは4,3トーンとなった。毛髪は光沢と柔らかさを保ったままであった。
【0177】
例56 コントロール。
HP基での慣習的な材料内の直接PFD乳剤を用いた毛髪脱色。
質量15,6分のPFDに、4,7% HPと1,5%PL(SAA)を含む質量84,3分の水溶液 を加えた。この混合物を分散させ、рН=10に設定し、得られた乳剤で、例53に示したように毛髪を脱色した。脱色レベルは30分で1,7 トーンとなった。
【0178】
例57 コントロール。
HP基での慣習的な材料内の直接PFD乳剤を用いた毛髪脱色。
質量11分のPFDに、HP12%と0.045%クロムキサン(chromoxane)を含む質量89分の水溶液を加えた。この混合物を分散させ、рН=10に設定し、得られた乳剤で、例53に示したように毛髪を脱色した。脱色レベルは30分で2トーンとなった。
【0179】
例58 例58は、乳剤の別の成分を用い、別の脱色条件下であったが、例54の方法と同じ方法で行われた。質量60分のPFDに10%のHPと0.5%クロムキサン(chromoxane)を含む質量40分水溶液を加えた。この混合物を例54と同様に分散させ、рН=10に設定した。黒茶2ケ、赤茶2ケの4標本の脱色が行われた。温度30℃で毛髪の束を脱色した。30分後標本を水で洗い、乾燥させ、脱色レベルを判定した。脱色レベルはそれぞれ2,5; 2,7; 2,7; 1,6 トーン、平均脱色レベルは2,4トーンであった。脱色後の毛髪は弾力があり、ふんわりと柔らかいままであった。
【0180】
例59 例59は、乳剤の別の成分を用いたが、例58の方法と同じ方法で行われた。質量78分のPFDに27,4%のHPと0.5%クロムキサン(chromoxane)を含む質量22分水溶液を加え、混合物を例54と同様に分散させた。混合物に質量0,1分のAHを рН=10まで加えた。温度30℃で黒茶2ケ、赤茶2ケの4標本の脱色が行われた。30分後標本を水で洗い、乾燥させ、脱色レベルを判定した。脱色レベルはそれぞれ 1,8; 3,9; 3,2; 2,5トーン、平均脱色レベルは2,9トーンであった。脱色後の毛髪は弾力があり、ふんわりと柔らかいままであり、切れたり絡まったりしなかった。
【0181】
例60 例60は、乳剤の別の成分を用いたが、例58の方法と同じ方法で行われた。質量85分のPFDに27,4%のHPと0.5%クロムキサン(chromoxane)を含む質量15水溶液分を加え、混合物を例54と同様に分散させた。混合物に質量0,07分のAHをрН=10まで加えた。毛髪の脱色は温度30℃で行われた。黒茶2ケ、赤茶2ケの4標本の脱色が行われた。30分後標本を水で洗い、乾燥させ、脱色レベルを判定した。脱色レベルはそれぞれ2,4; 3,9; 3,0; 1,9トーン、平均脱色レベルは2,8トーンであった。脱色後の毛髪は弾力があり、ふんわりと柔らかいままであり、絡まったりしなかった。2つの標本は毛先が切れた。
【0182】
例61 例61は、水のファーザの別の成分を用いたが、例60の方法と同じ方法で行われた。質量78分のPFDに15%のHPと0.5%クロムキサン(chromoxane)を含む質量22分の水溶液22を加え、混合物を例54と同様に分散させた。混合物に質量0,06分のAHをрН=10まで加えた。黒茶2ケ、赤茶2ケの4標本の脱色が温度30℃で行われた。30分後標本を水で洗い、乾燥させ、脱色レベルを判定した。脱色レベルはそれぞれ0,7; 1,3; 1,5; 1,3トーン、平均脱色レベルは1,2トーンであった。脱色後の毛髪は弾力があり、ふんわりと柔らかいままであり、切れたり絡まったりしなかった。
【0183】
例62 コントロール。
例58から61で用いたものと同じ標本4ケの脱色を 脱色専門家用の材料L’Oreal社Majiblond‐913を用いて、添付説明書に従って行われた。温度は30℃。成分混合後、脱色ペーストのрНの値は10を示し、ペースト(計算の)内のHP濃度は9%であった。ペーストを4標本の毛髪束に載せ、30分後に毛髪を洗い、乾燥させ、脱色レベルを判定した。脱色レベルはそれぞれ1,5; 0,8; 1,5; 1,8で、平均脱色レベルは1,4であった。脱色後の毛髪は、非常に乾燥していて、光沢を失い、2標本は切れ、2標本は反り返り捻じ曲がった。
【0184】
例63 コントロール。
例58から61で用いたものと同じ標本4ケの脱色を フロスチングの専門家用の材料L’Oreal社Platifizを用いて、添付説明書に従って行われた。温度は30℃。成分混合後、脱色ペーストのрНの値は12を上回り、ペースト(計算の)内のHP濃度は4,5%であった。HPのほかに材料には他の染料(過硫酸塩)も含まれていた。ペーストを4標本の毛髪束に載せ、30分後に毛髪を洗い、乾燥させ、脱色レベルを判定した。脱色レベルはそれぞれ2,2; 4; 2; 3,5.で、平均脱色レベルは2,9トーンであった。脱色後の毛髪は、非常に乾燥していて、光沢を失い、2標本は切れ、2標本は反り返り捻じ曲がった。
表8の例
例64 コントロール。
水で割った質量66分の2%メチルセルロースのジェルに質量30分の34,8%のHP水溶液と0,5%の質量4分のクロムキサン(chromoxane)(SAA)を加えた。混合物をУЗ分散機で3秒間混ぜ合わせ、アンモニア水をpH=10,5まで加えた。得られたペーストを3つのBlonde‐5の毛髪束に塗布し、温度30℃で10分間、30分間、60分間 時間をおいた。その後、毛髪束を抜き出し、お湯で洗い流し、自然乾燥させ、元の脱色をしていないままのもとの毛髪と比べながら、脱色を評価した。
【0185】
例65
質量28分の2%メチルセルロースジェルに質量30分の34,8%のHP水溶液と硬いクロムキサン(SAA)0,02Mac.ч.を水に加えた。混合物を超音波分散機で3秒間混ぜ合わせた。得られたペーストに質量60分のPFD (POFC)を加え、30秒間出力50ワットで直径1CM2の濃縮剤遠心分離機で分離させた。ペースト状の乳剤にアンモニア水溶液をрН=10,5まで加えた。Blonde−5の毛髪の脱色は例64と同じの要領で行われた。例64と65で記述した成分の水相状の構成物は、しかし乳剤使用時において脱色の速度、脱色済み毛髪の質が高い。
【0186】
例66 コントロール。
4%のチマクソール(SAA)ジェルを基に、ペーストジェルを例64に記述したように準備した。脱色も例64に記述したように行われた。
【0187】
例67
染料凝結剤として4%の チマクソールジェルを使用したが、ペースト状の逆乳濁剤は例65に記述したように準備した。脱色は例64に記述したように行われた。
【0188】
例65と66で記述した成分の水相状の構成物は、しかし乳濁剤使用時において脱色の速度、脱色済み毛髪の質が高い。
【0189】
例69
試薬の別の相関値を用いたが、逆乳濁剤の準備は例68に記述したように行われた。脱色は例68と同様に行われた。
【0190】
例70
試薬の別の相関値を用いたが、逆乳濁剤の準備は例68に記述したように行われた。脱色は例68と同様に行われた。
【0191】
例71−а コントロール。
L’Oreal社Oxygent 12% にアンモニア水рН=10.5まで加え、Blonde−5の毛髪の脱色を例64と同様に行った。濃厚分散のPFDペーストの分散後、アンモニア水溶液を(рН=10.5)加え、例68のようにトーンアップを行った。
【0192】
例 71−b.
試薬の別の相関値を用いたが、逆乳濁剤の準備は例68に記述したように行われた。脱色は例68と同様に行われた。
【0193】
ケラチン含有繊維染色剤
表9(毛髪染色)の例
例72 コントロール。 AHを含むHP水溶液と混合した一般に知られている酸化染料を用いた毛髪染色。
【0194】
染料0,1質量%、HP0,63質量%、AH0,13質量%を含み、рН9のPPD(‐p‐phenylenediamine)酸化染料前駆剤の水溶液を用いて、温度30℃で30分間Blonde−1色の毛髪の染色を行った。染色終了後、毛髪を水で洗い、乾燥させ、染色レベルを判定した。濃い茶色のトーン。毛髪は光沢を失った。
【0195】
例74、76 (コントロール)例74、76は、他の酸化染料前駆物質(例76)と酸化剤の別の成分(例74と76)を用いたが、例72と同様の方法で行われた。
【0196】
例73 一般に知られているPPD(‐p‐phenylenediamine)酸化染料前駆物質の逆乳濁剤を使った染色。メラニン溶媒−PFOC−ペルフッ素デカリン(PFD)。
【0197】
質量0,2 分の18%の水性ジェル状のpoly−N,N−dimethylaminoethyl metacrylate(thymaxol) (SAA)を染料0,1質量%、HP0,16質量%、AH0,03質量%を含んだрН9の質量39,8分の酸化染料水溶液ОC−30に加え、得られた溶液に質量60分のペルフッ素デカリン(PFOC).を加えた。出力50ワット、周波数22,5kHz、持続時間15分、濃縮剤遠心分離機1 см2の超音波分散機でPFD内の染料アンモニア水溶液ОC−30の逆乳剤を得た。乳剤内の粒子の大きさの平均は0,15 μm。分散媒体のрНは9。Black−1色の毛髪束の染色を得られた逆乳剤を用いて温度30℃で行った。OC−30に含まれていHPがコントロール(OC−28,質量%0,63HP)の4分の一に満たないにもかかわらず、3分で例72と同一の濃い茶色の毛髪染色が得られた。染色後の毛髪は、水で洗い、乾燥させ、染色レベルを濃い茶色と判定した。毛髪はふんわりと柔らかく、輝きを保ったままだった。
【0198】
例74 例74は、HP(0,16%)の別の成分を用いたが、例73と同様の方法で行われた。温度30℃での染色で、50分後、毛髪は濃い青みがかった黒になった。類似色は、これまで一般的だった慣習的な通常の染色(例75)では、15分間100倍のHP濃度でなければ得られない。
【0199】
例76 例76は、HP(0,04%)の別の成分と別の酸化染料前駆物質(P−アミノフェノール(p−aminophenol)を用いたが、例73と同様の方法で行われた。温度30度で20分間の染色後、毛髪は濃い金色がかった栗色になった。類似色は、これまで一般的だった慣習的な通常の染色(例77)では、40分間37倍のHP濃度でなければ得られない。
【0200】
例78
質量60分のPFDに酸化染料前駆物質、AH、染料凝結剤、色変性剤、安定剤などを含んだ質量15分のMajirel−4ペーストを加え、組成物混合物を2分間、出力50ワット、導波管の断面1CM2の超音波散機で乳化した。得られた濃縮ペーストに質量25分の1.4%のHP溶液25を加え、さらに1分間рН=10乳化した。得られたペーストを温度30℃で30分間Blonde‐5に塗布した後、毛髪を洗い、乾燥させた。毛髪の色は、黒がかった茶色、毛髪は輝き潤っていた。
【0201】
例79 コントロール。
毛髪染色専門家用のL’Oreal社の染料茶色を添付説明書にそって用意した。質量40分のペーストに質量60分のOxygent‐6%を加え、均一になるまで混ぜ合わせた。HP含有定格量は3,6%。得られたペーストを温度30度で30分間 Blonde−5の毛髪に塗布し、その後、洗い流し、乾燥させた。毛髪の色は、黒味がかった茶色、例78で得られた色と類似色であった。
【0202】
例80
質量60分のPFDに酸化染料前駆物質、AH、染料凝結剤、色変性剤、安定剤などを含んだ質量8分のMajiblond‐913ペーストを加え、組成物混合物を2分間、出力50ワット、導波管の断面1cm2の超音波分散機で乳化した。得られた濃縮ペーストに質量32分の9%のHP溶液を加え、さらに1分間рН=10乳化した。得られたペーストを温度30℃で30分間 Blonde−5に塗布した後、毛髪を洗い、乾燥させた。毛髪の色は、白っぽい灰色がかった淡褐色、毛髪は輝き、潤いを保っていた。
【0203】
例81 コントロール。
毛髪染色専門家用のL’Oreal社の染料茶色を添付説明書にそって用意した。質量25分のペーストに質量75分のOxygent−12%を加え、均一になるまで混ぜ合わせた。HP含有定格量は9%。得られたペーストを温度30度で30分間Blonde‐5の毛髪に塗布し、その後、洗い流し、乾燥させた。毛髪の色は、白っぽい灰色がかった淡褐色、例80で得られた色と類似色であった。
【0204】
ここに申請する本発明の現実化は上記の例に限定されない。本発明は、頭髪をはじめ、毛皮、羊毛、羽などあらゆるケラチン含有繊維に適応できる。
【0205】
表2−10で示した結果は、本発明の実現が、自然な輝き、カール、セットしやすいという毛髪構造を保存したまま、設定されたトーンレベルまで様々な強度で自然な色(黒、栗色、淡褐色)に毛髪色を変化させることを可能にすることを証明している。
リンスを使用せずに毛髪は観察期間(最長半年)毛髪は本来の自然な質を保つ。脱色時に残った黄色または赤みがかった部分は全く認められなかった(乳剤中にAHがない場合)か、HP使用量、アンモニア使用量が少ない場合、ほとんど見えない程度である。
また反対に、一般に知られている材料を使用し、一般に知られている方法で脱色(色を明るくした)毛髪は、設定脱色(トーンアップ)レベルが1トーンであっても、毛髪構造の損傷を起こし、輝きを失った。
【0206】
損傷を受けたこのような毛髪に自然さを加える為には、ヘアーマニキュアやリンスの使用が必要不可欠であり、枝毛、切れ毛になり、新しく生えてきた毛髪と比べ著しく違いが目立つようになる為、半年後には切ってしまったほうがいいとされる。一般に知られている染料やPFOC酸化剤の逆乳濁剤の使用は染色効果を極めて大きくする。本発明を用いれば、毛髪をいたわりながら、毛髪染色の時間を短縮することができる。
【0207】
ここに申請する配合物でできた組成物の濃縮の限度を超えると、溶媒の浸透が不可能になり、このようにして、本発明の実行遂行が不可能になり、時間延長を来たし顧客の満足は得られないことになる。

Claims (68)

  1. ケラチン含有繊維のメラニン溶媒としてのペルフッ素有機(perfluoro−organic)化合物の使用方法。
  2. 例えば、ペルフッ素デカリン (perfluorodecalin), ペルフッ素化されたブロモクチルブロミッド (perfluorinated bromoctyl bromide), 1,2−ジブロムテトラフッ素エタン(1,2−dibromtetrafluoroethane)といったペルフッ素化された炭化水素(perfluorinated hydrocarbon)がメラニン溶媒である請求項1に記載の使用方法。
  3. 例えば、ペルフッ素トリプロピルアミン(tri(perfluoropropyl)amine,), ペルフッ素ジメチルシクロヘキシルアミン(perfluorinedimethyl cyclohexyl amine)といったペルフッ素化された第三アミンがメラニン溶媒である請求項1に記載の使用方法。
  4. 例えば、ペルフッ素ポリプロピレングリコールといったペルフッ素化された単純エーテルがメラニン溶媒である請求項1に記載の使用方法。
  5. ペルフッ素化されたアルコールがメラニン溶媒である請求項1に記載の使用方法。
  6. ペルフッ素化されたケトンがメラニン溶媒である請求項1に記載の使用方法。
  7. ペルフッ素有機(perfluoro−organic)化合物の混合物がメラニン溶媒である請求項1に記載の使用方法。
  8. 「水中油」タイプの直接乳濁剤であるトーンアップまたは染色前の毛髪活性のための化合物、毛髪トーニングと白髪染めのための化合物、毛髪コンディショナーのための化合物。この直接乳剤は、次に示す組成物比率(質量%)で、分散相状として、пп.1−7請求項1〜請求項7のなかのいづれか1項に記載のペルフッ素有機(perfluoro−organic)化合物を含み、分散媒体として水と乳化剤を含む。
    分散相状−2−95;
    乳化剤−0,01−10;
    分散媒体−100以下,
    また、主に0,04から0,3μmで、0,5μmに満たない分散相状粒子の大きさを有する。
  9. 分散媒体のpHが7から12の請求項8に記載の成分。
  10. 分散媒体のpHを調整するアンモニア水溶液を追加で含む請求項9に記載の成分。
  11. 分散媒体のpHを調整するモノエタノールアミン(monoethanolamine)またはトリエタノールアミン(triethylamine)といった組織塩基を追加で含む請求項9に記載の成分。
  12. 乳化剤として表面活性剤を含む請求項8に記載の成分。
  13. 例えば燐脂質(phospholipin)といった非水溶性の表面活性剤が表面活性剤である請求項12に記載の成分。
  14. 重合表面活性剤が表面活性剤である請求項12に記載の成分。
  15. プロクサノール(proxanol), チマクサール(thymaxol),メチルセルロース(methyl cellulose)系の水溶性重合表面活性剤が重合表面活性剤として含まれている請求項14に記載の成分。
  16. 例えば、クロムキサン(chromoxane)といった低分子性で水溶性イオノゲンの表面活性物質が表面活性物質である請求項12に記載の成分。
  17. 追加で染料凝結剤を含む請求項8に記載の成分。
  18. 「油中水」タイプの逆乳濁剤であるケラチン含有繊維の色を明るくするための薬剤。この逆乳濁剤は、次に示す組成物比率(質量%)で、色を明るくする薬剤を含む水性分散相状と、乳化剤とпп.1−7請求項1〜請求項7のなかのいづれか1項に記載の
    Figure 2005500341
    結合状の分散媒体とを含む。
    分散媒体−60−90:
    乳化剤−0,01−10;
    分散相状−100以下,
    また、主に0,1から0,5μmで、0,1から5,0μmまでの分散相状粒子の大きさを有する。
  19. 分散相状中の色を明るくする薬剤の濃度が45%に満たない請求項18に記載の薬剤。
  20. 色を明るくする薬剤として構成物質に酸化剤を含む請求項18に記載の薬剤。
  21. 過酸化水素(hydrogen peroxide) が酸化剤である請求項20に記載の薬剤。
  22. アルカリ性のペルオキソ硫酸塩(persulfates of alkali)、またはアルカリ性土壌の金属(alkali−earth metals)の群の物質が酸化剤である請求項20に記載の薬剤。
  23. アルカリ性過硼酸塩(perborates of alkali)、またはアルカリ性土壌の金属(alkali−earth metals) ならなるの群の物質が酸化剤である請求項20に記載の薬剤。
  24. アルカリ性の過ヨウ素酸塩(エステルperiodates of alkali)または、アルカリ性土壌の金属(alkali−earth metals)の群の物質が酸化剤である請求項20に記載の薬剤。
  25. アルカリ性の過塩素酸塩(perchlorates of alkali)または、アルカリ性土壌の金属(alkali−earth metals)の群の物質が酸化剤である請求項20に記載の薬剤。
  26. 色を明るくする薬剤の構成物質として還元剤を含む請求項18に記載の薬剤。
  27. アルカリ性の亜硫酸塩(sulfites of alkali)、またはアルカリ性土壌の金属(alkali−earth metals)の群の物質が還元剤である請求項26に記載の薬剤。
  28. アルカリ性の水亜硫酸塩(hydrosulfites of alkali)、またはアルカリ性土壌の金属(alkali−earth metals)の群の物質が還元剤である請求項26に記載の薬剤。
  29. チオ酸(thioacids serves)の群の物質が還元剤である請求項26に記載の薬剤。
  30. チオール(thiols serves)の群の物質が還元剤である請求項26に記載の薬剤。
  31. 蓚酸(oxalic acid serves)が還元剤である請求項26に記載の薬剤。
  32. 分散相のpHがOT 3,5から14,0までの請求項18に記載の薬剤。
  33. 分散相のpHを調整するアンモニア水溶液を追加で含有する請求項32に記載の薬剤。
  34. 例えば、モノエタノールアミン(monoethanolamine)、または トリエチルアミン(triethylamine)といった分散相のpHを調整する有機塩基を追加で含有する請求項32に記載の薬剤。
  35. 表面活性物質を乳化剤として構成物質に含む請求項18に記載の薬剤。
  36. 例えば、燐脂質(phospholipin)といった非水溶性表面活性物質が表面活性物質である請求項35に記載の薬剤。
  37. 表面活性物質が重合体(ポリマー)の表面活性物質である請求項35に記載の薬剤。
  38. 例えば、プロクサノール(proxanol),チマクソル(thymaxol),メチルセルロース(methyl cellulose)といった群の重合体(ポリマー)の水溶性表面活性物質が、重合体(ポリマー)の表面活性物質である請求項37に記載の薬剤。
  39. 例えば、プロムキサン(chromoxane)といった低分子性の水溶性イオノゲン表面活性物質が、重合体(ポリマー)の表面活性物質である請求項35に記載の薬剤。
  40. 色を明るくする薬剤の構成物質に追加で染料凝結剤を含む請求項18に記載の薬剤。
  41. 水溶液状、またはジェル状、または懸濁液状の染料凝結剤を含む請求項40に記載の薬剤。
  42. 色を明るくする薬剤の構成物質に追加で安定剤を含む請求項18に記載の薬剤。
  43. 水溶液状、またはジェル状、または懸濁液状の安定剤を含む請求項42に記載の薬剤。
  44. 色を明るくする薬剤の構成物質に追加で芳香添加剤を含む請求項18に記載の薬剤。
  45. 水溶液状、またはジェル状、または懸濁液状の芳香添加剤を含む請求項44に記載の薬品。
  46. 「油中水」タイプの逆乳濁剤であるケラチン含有繊維の染色剤。次に示す組成物比率(質量%)で、染料を含む水性分散相状、乳化剤とпп.1−7請求項1〜請求項7からのいずれか1項に記載のペルフッ素有機化合物の分散媒体をこの逆乳濁剤は含む。
    分散媒体−60−90:
    乳化剤−0,01−10;
    分散相状−100以下,
    また、主に0,1から0,5μmで、0,1から5,0μmの分散相状粒子の大きさを有する。
  47. 分散相状の染料濃度が45%以下である請求項46に記載の薬剤。
  48. 染料として酸化染料を含む請求項46に記載の薬剤。
  49. 例えば、ヘンナ染料といった天然染料が染料である請求項46に記載の薬剤。
  50. 非毒性の紡績染料が染料である請求項46に記載の薬剤。
  51. 染料の混合物が染料である請求項46に記載の薬剤。
  52. 染料が水溶液または懸濁液、またはペーストである請求項46に記載の薬剤。
  53. 分散相状のpHが3,5から14,0までである請求項46に記載の薬剤。
  54. 分散相状のрНを調整するアンモニア水溶液を追加で含む請求項53に記載の薬剤。
  55. 例えば、モノエタノールアミン(monoethanolamine)、またはトリエチルアミン(triethylamine)といった分散相状のрНを調節する有機塩基を追加で含む請求項53薬剤。
  56. 乳化剤として表面活性物質を含む請求項46に記載の薬剤。
  57. 例えば、燐脂質(phospholipin)
    といった非水溶性表面活性物質が表面活性物質である請求項56に記載の薬剤。
  58. 重合体(ポリマー)の表面活性物質が表面活性物質である請求項56に記載の薬剤。
  59. 例えば、プロクサノール(proxanol),チマクソル(thymaxol),メチルセルロース(methyl cellulose)の群の重合体(ポリマー)の水溶性表面活性物質が重合体(ポリマー)表面活性物質である請求項58に記載の薬剤。
  60. 例えば、クロムキサン(chromoxane)などの低分子性で水溶性イオノゲン表面活性剤が表面活性物質である請求項56に記載の薬剤。
  61. 染料構成物質に追加で染料凝結剤が含まれる請求項46に記載の薬剤。
  62. 水溶液状、またはジェル状、または懸濁液状の染料凝結剤がふくまれる請求項61に記載の薬剤。
  63. 染料構成物質に追加で安定剤がふくまれる請求項46に記載の薬剤。
  64. 水溶液状、またはジェル状、または懸濁液状の安定剤がふくまれる請求項63に記載の薬剤。
  65. 染料構成物質に追加で芳香添加剤がふくまれる請求項46に記載の薬剤。
  66. 水溶液状、またはジェル状または懸濁液状の芳香添加剤がふくまれる請求項65に記載の薬剤。
  67. 染料構成物質に追加で表面活性物質がふくまれる請求項46に記載の薬剤。
  68. 染料構成物質に追加でアンモニア水溶液がふくまれる請求項46に記載の薬剤。
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