JP2005354208A - テレビジョン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来技術では、内部で作成された映像信号を、表示することしかできず、利用者は、やがてその映像に飽きてしまい、映像が表示されていないことと、ほぼ変わらない状態となってしまう。
【解決手段】
本件発明は、上記課題に鑑みなされたものである。
第一の発明は、映像情報又は/及び音声情報を構成するための信号を独立して同時に複数選択取得するための映像音声信号選択取得部と、映像音声信号選択取得部が選択取得したそれぞれの信号に基づいて、映像情報か、音声情報か、を選択して出力する複数の映像音声選択出力部と、前記複数の映像音声選択出力部の一から出力される映像情報を外部出力のために処理する映像情報処理部と、前記複数の映像音声選択出力部の他の一から出力される音声情報を外部出力のために処理する音声情報処理部と、を有するテレビジョン装置に関する。
【選択図】 図1

Description

本件発明は、テレビジョン放送などの、映像、音声出力を、それぞれ独立して切替えることができるテレビジョン装置に関する。
近年、テレビジョン放送において、映像と音声をそれぞれ独立して楽しむ利用者が増えてきている。例えば、地上波デジタルテレビジョン放送の大リーグ中継(映像のみ)を観ながら、FMラジオ放送から好きな音楽を聴くことができる。しかし、テレビジョン装置とFMラジオ放送を同時に視聴するためには別々の装置が必要である。そして、テレビとラジオの置いてある場所が離れている場合には、映像は観ることができるけれども、音声は聴きづらかったり、あるいはその逆であったりするのでどちらかの装置を移動する必要があり不便である。そのため、映像と音声を独立して共通に操作できる一体型の装置が期待されている。また音声に関しては、例えば、地上波デジタルラジオ放送では、テレビジョン装置で音声のみのラジオ放送を聴くことができる。しかし、地上波デジタルラジオ放送では、映像はないか、あったとしても簡易的な動画のみである。このため、音声を聴く際に、無機質なテレビジョン装置の画面が目の前にあることにより、利用者は音声を楽しむことに対する興味を、半減させられてしまう可能性がある。そのため、テレビジョン装置でラジオ放送などの音声のみを楽しみたい場合にも、テレビジョン装置の画面に何らかの映像を表示することができるテレビジョン装置が熱望されている。
映像と音声を、別々のソースから出力する技術としては、特許文献1に示すような技術が提案されている。特許文献1は、独立音声の受信時に、この独立音声に適した映像を内部で作成してテレビ画面に表示することができる衛星放送内蔵のテレビジョン装置を提供することを目的とするものである。
特開平8−79642公報
しかしながら、このような技術では、内部で作成された映像信号を、表示することしかできず、利用者は、やがてその映像に飽きてしまい、映像が表示されていないことと、ほぼ変わらない状態となってしまう。
本件発明は、上記課題に鑑みなされたものである。
第一の発明は、映像情報又は/及び音声情報を構成するための信号を独立して同時に複数選択取得するための映像音声信号選択取得部と、映像音声信号選択取得部が選択取得したそれぞれの信号に基づいて、映像情報か、音声情報か、を選択して出力する複数の映像音声選択出力部と、前記複数の映像音声選択出力部の一から出力される映像情報を外部出力のために処理する映像情報処理部と、前記複数の映像音声選択出力部の他の一から出力される音声情報を外部出力のために処理する音声情報処理部と、を有するテレビジョン装置に関する。
第二の発明は、前記映像音声信号選択取得部は、信号として放送波を選択取得するための複数のチューナ手段を含む第一の発明に記載のテレビジョン装置に関する。
第三の発明は、前記映像音声信号選択取得部は、信号として有線信号を選択取得するための複数の有線信号入力手段を含む第一の発明又は第二の発明に記載のテレビジョン装置に関する。
第四の発明は、前記映像音声信号選択取得部は、信号として少なくとも放送波を取得するための一のチューナ手段及び、信号として少なくとも有線信号を取得するための一の有線信号入力手段を有する第一の発明に記載のテレビジョン装置に関する。
第五の発明は、前記映像音声信号選択取得部は、利用者が選択操作するための選択操作手段を有し、前記選択操作手段は、取得すべき複数の信号を選択する手段の間で相互に独立に操作可能である独立操作器を有する第一の発明に記載のテレビジョン装置に関する。
第六の発明は、前記選択操作手段は、前記独立操作器に代えて、取得すべき複数の信号を共通の手段で選択する共通操作器と、前記共通操作器ですでに選択された信号の映像情報又は音声情報を構成するための信号を共通操作器では選択変更不能に固定する固定器と、を有する第五の発明に記載のテレビジョン装置に関する。
第七の発明は、テキスト情報、映像情報、音声情報のいずれか一又は二以上を構成するための信号を独立して同時に複数取得するための信号取得部と、信号取得部が取得したそれぞれの信号に基づいて、テキスト情報か、映像情報か、音声情報か、を選択して出力する複数の選択出力部と、前記複数の選択出力部の一から出力される映像情報を外部出力のために処理する映像情報処理部と、前記複数の選択出力部の他の一から出力される音声情報を外部出力のために処理する音声情報処理部と、前記複数の選択出力部のさらに他の一から出力されるテキスト情報を外部出力のために処理するテキスト情報処理部と、を有するテレビジョン装置に関する。
本件発明によれば、音声と映像の出力をそれぞれ独立に切替えることができるので、音声を聴きながら、音声とは無関係の裏番組などの映像を見ることができる。また映像を見ながら、映像とは無関係の裏番組などの音声を聴くことができる。このため、利用者は、飽きることなく、映像と音声をそれぞれ独立に楽しむことができる。
以下に本件発明の実施形態を説明する。実施形態と、請求項との関係はおおむね次のようなものである。
実施形態1は、主に、請求項1について説明している。
実施形態2は、主に、請求項2について説明している。
実施形態3は、主に、請求項3について説明している。
実施形態4は、主に、請求項4について説明している。
実施形態5は、主に、請求項5について説明している。
実施形態6は、主に、請求項6について説明している。
実施形態7は、主に、請求項7について説明している。
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<<実施形態1>>
以下に、実施形態1について説明する。
<実施形態1の概念>
以下に、本実施形態の概念について説明する。本実施形態のテレビジョン装置は、映像情報又は/及び音声情報を構成するための信号を独立して同時に複数選択取得することができる。そして、その中の一つを映像信号として使用し、他の一つを音声信号として使用することができる。映像信号はディスプレイに表示され、音声信号は、スピーカから出力される。このため、音楽番組など(音声のみ)を聴きながら、スポーツ番組など(映像のみ)を楽しむ、といったことができる。
図1は、実施形態1の概念の一例を示すための図である。テレビジョン装置0100は、スピーカ0101、0102より音楽番組の音声を出力し、ディスプレイ0103よりスポーツ番組(サッカー)の映像を出力する。このためテレビの利用者は、好きな音声と好きな映像をそれぞれ独立に組み合わせて視聴することができる。
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態のテレビジョン装置の構成要件を明示する。
図2は、本実施形態のテレビジョン装置の機能ブロックの一例を示す図である。テレビジョン装置0200は、映像音声信号選択取得部0201と、映像音声選択出力部0202、0203、0204、0205と、映像情報処理部0206と、音声情報処理部0207と、からなる。なお、映像音声選択出力部は、四つに限定されるものではなく、二つ以上であればよい。
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件の説明をする。
(映像音声信号選択取得部)
「映像音声信号選択取得部」は、映像情報又は/及び音声情報を構成するための信号を独立して同時に複数選択取得する。ここで「独立して」とは、相互に無関係にチャンネル選択が可能であることを意味する。また「選択取得する」とは、複数の映像情報又は/及び音声情報を構成するための信号の中から一つを選択して受信し、該信号を取得することをいう。「映像情報又は/及び音声情報」には、一例として、テレビジョンやラジオのアナログ放送(地上波、衛星放送波など)、テレビジョンやラジオのデジタル放送(地上波、衛星放送波など)、ケーブルテレビの有線放送、インターネット上での放送、外部機器(オーディオ・ビデオなど)からの有線信号によるものなどが該当する。なお、「映像情報又は/及び音声情報を構成するための信号」を選択取得する構成としては、例えば、アナログ放送用チューナ、デジタル放送用チューナ、ケーブルテレビの有線放送用チューナ、インターネット接続用端子、外部機器(オーディオ・ビデオなど)からの有線信号入力端子などが該当する。独立して同時に複数選択取得された該信号は、複数の映像音声選択出力部に送出される。独立して同時に複数選択取得された該信号は、複数の映像音声選択出力部にそれぞれ対応していてもよいし、そうでなくてもよい。
なお、図2においては、映像音声信号選択取得部は、「映像情報又は/及び音声情報1」、「映像情報又は/及び音声情報2」、「映像情報又は/及び音声情報3」、「映像情報又は/及び音声情報4」を選択取得するものとしている。なお、複数選択取得される映像情報又は/及び音声情報は、四つに限定されるものではなく、二つ以上であればよい。
(映像音声選択出力部)
複数の「映像音声選択出力部」は、映像音声信号選択取得部が選択取得したそれぞれの信号に基づいて、映像情報か、音声情報か、を選択して出力する。ここで「基づいて」とは、選択取得した信号が、映像情報のみである場合、音声情報のみである場合、映像情報及び音声情報の両方を含む場合のそれぞれの場合について、という意味である。例えば、選択取得した信号が映像情報のみである場合には、映像音声選択出力部は、映像情報を選択して出力する。選択取得した信号が音声情報のみである場合には、映像音声選択出力部は、音声情報を選択して出力する。選択取得した信号が映像情報及び音声情報の両方を含む場合には、映像音声選択出力部は、一例として、利用者の操作に従って映像情報か、音声情報か、を選択して出力する。そして選択して出力された映像情報は映像情報処理部に送出される。ここで、選択して出力された映像情報が複数ある場合には、その中から一の映像情報が選択されて、映像情報処理部に出力される。この場合、一の映像情報の選択は、一例として、利用者の操作に従ってなされる。また選択して出力された音声情報は音声情報処理部に送出される。ここで、選択して出力された音声情報が複数ある場合には、その中から一の音声情報が選択されて、音声情報処理部に出力される。この場合、一の音声情報の選択は、一例として、利用者の操作に従ってなされる。
なお、図2においては、「映像情報又は/及び音声情報1」、「映像情報又は/及び音声情報2」、「映像情報又は/及び音声情報3」、「映像情報又は/及び音声情報4」にそれぞれ対応して、「映像音声選択出力部1」、「映像音声選択出力部2」、「映像音声選択出力部3」、「映像音声選択出力部4」が存在するものとしている。図2の場合には、「映像音声選択出力部1」の映像情報と、「映像音声選択出力部2」の音声情報が選択されてそれぞれ映像情報処理部と、音声情報処理部に出力されているものとしている。
(映像情報処理部)
「映像情報処理部」は、複数の映像音声選択出力部の一から出力される映像情報を外部出力のために処理する。ここで「処理」とは、映像情報処理部に入力された映像情報を外部出力可能な情報に変換することをいう。処理には、一例として、変調された映像情報を復調することが挙げられる。また「外部出力」には、ディスプレイなどが該当する。この場合、複数の映像音声選択出力部の出力からの一の映像情報の選択は、一例として、利用者の操作に従ってなされる。
(音声情報処理部)
「音声情報処理部」は、複数の映像音声選択出力部の他の一から出力される音声情報を外部出力のために処理する。ここで「処理」とは、音声情報処理部に入力された音声情報を外部出力可能な情報に変換することをいう。処理には、一例として、変調された音声情報を復調することが挙げられる。また「外部出力」には、スピーカなどが該当する。この場合、複数の映像音声選択出力部の出力からの一の音声情報の選択は、一例として、利用者の操作に従ってなされる。
図3は、本実施形態のテレビジョン装置0300において、映像情報及び音声情報を選択するメニュー画面の一例を示したものである。図3において、「映像情報又は/及び音声情報1」、「映像情報又は/及び音声情報2」、「映像情報又は/及び音声情報3」、「映像情報又は/及び音声情報4」がディスプレイ0303に示されている。各「映像情報又は/及び音声情報」には、それぞれ「映像」ボタンと、「音声」ボタンが示されている。この「映像」ボタン、「音声」ボタンを選択することにより、利用者は希望する映像情報と音声情報を選択することができる。図3の場合には、「映像1」のボタンと、「音声2」のボタンが選択されている(図中の矢印が選択を示している)。この選択により、「映像情報又は/及び音声情報1」の映像情報がディスプレイに表示され、「映像情報又は/及び音声情報2」の音声情報がスピーカ0301、0302から出力される。また、さらに「映像3」ボタンを同時に選択することにより(図3には示していない)、映像1と映像3をディスプレイの画像を2分割して表示することや、ディスプレイに表示する画像を、1分ごとに映像1と映像3との間で切替えるというような構成とすることも可能である。
<処理の流れ>
以下に、本実施形態の処理の流れを説明する。
図4は、本実施形態の処理の流れである。なお、以下に示す処理の流れは、方法、計算機に実行させるためのプログラム、またはそのプログラムが記録された読み取り可能な記録媒体として実施されうる(これは、本明細書のその他の処理の流れについても同様である)。
まず、映像音声信号選択取得ステップは、映像情報又は/及び音声情報を構成するための信号を独立して同時に複数選択取得する(ステップS0401)。次に、複数の映像音声選択出力ステップは、映像音声信号選択取得ステップが選択取得したそれぞれの信号に基づいて、映像情報か、音声情報か、を選択して出力する(ステップS0402)。次に、映像情報処理ステップは、複数の映像音声選択出力ステップの一から出力される映像情報を外部出力のために処理する(ステップS0403)。次に、音声情報処理ステップは、複数の映像音声選択出力ステップの他の一から出力される音声情報を外部出力のために処理する(ステップS0404)。
なお、ステップS0403と、ステップS0404の順序は問わない。
(実施例1)
以下に、本実施形態の実施例1について説明する。
図5は、本実施例のテレビジョン装置の概要を示す図である。本実施例のテレビジョン装置0500は、スピーカ0501、0502と、ディスプレイ0503と、RF(Radio Frequency)入力端子0504と、RFアンテナ0505と、外部入力端子0506、0507と、外部機器0508と、を有している。また、ディスプレイに表示されるOSD(On Screen Display)メニュー0509は、映像出力または音声出力を個別に切替えるためのモードを設定する。外部入力端子は、コンポジットやコンポーネントなどの映像入力や、モノラル、ステレオ音声信号などを入力するための外部入力端子である。RF入力端子は、地上波アナログ放送や、BSアナログ放送などの放送信号を受信する。RFアンテナは、放送信号を受信する。外部機器は、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤーやCD(Compact Disc)プレーヤーなどの様々な映像オーディオソースをテレビジョン装置に出力する。
図6は、本実施例の具体的機能ブロック図である。本実施例のテレビジョン装置0600は、映像音声信号選択取得部0601と、映像音声選択出力部0602、0603と、映像情報処理部0604と、音声情報処理部0605と、ディスプレイ0606と、スピーカ0607と、RF入力端子0608と、外部入力端子0609と、マイコン0610と、映像切替スイッチ0611と、音声切替スイッチ0612と、を有する。映像切替スイッチは、複数の映像音声選択出力部(図6においては二つ)から出力される複数の外部入力端子や、複数のチューナに入力された映像信号から、一つを選択して、後段の映像情報処理部へ出力する。音声切替スイッチは、複数の映像音声選択出力部(図6においては二つ)から出力される複数の外部入力端子や、複数のチューナに入力された音声信号から、一つを選択して、後段の音声情報処理部へ出力する音声切替スイッチである。映像情報処理部は、映像切替スイッチから入力された映像信号を処理し、ディスプレイに表示する。音声情報処理部は、音声切替スイッチから入力された音声信号を処理し、スピーカから出力する。マイコンは、OSDメニューで利用者によって設定されたとおりに、映像切替スイッチ及び音声切替スイッチを独立に切替え制御する。
ここで、利用者が、OSDメニューにしたがって、映像固定モードに設定すると、マイコンから映像切替スイッチに、現在の入力を保持するように指示が通知される。このため利用者からの切替制御は、マイコンから、音声切替スイッチのみに送られるようになり、現在表示されているチャンネル、あるいは外部入力の映像が固定され、チャンネル切替、または入力切替操作によって、音声のみが、他のチャンネル、あるいは外部入力に切替わる。一方、利用者が、OSDメニューにしたがって、音声固定モードに設定すると、マイコンから音声切替スイッチに、現在の入力を保持するように指示が通知される。このため利用者からの切替制御は、マイコンから、映像切替スイッチのみに送られるようになり、現在表示されているチャンネル、あるいは外部入力の音声が固定され、チャンネル切替、または入力切替操作によって、映像のみが、他のチャンネル、あるいは外部入力に切替わる。
また、RF入力端子から入力された放送のあるチャンネルの番組を見ている時に、他の番組や外部入力機器からの入力内容を確認する場合には、映像を固定し、音声のみを切替える方法と、音声を固定し、映像のみを切替える方法がある。映像を固定する場合には、利用者は、OSDメニューで映像固定モードを選択し、チャンネル切替、または入力切替などを行う。この操作により、映像切替スイッチは、現在のチャンネルのままで、音声切替スイッチのみ、切替わる。したがって、利用者は、他のチャンネルの音声、あるいは他の外部入力機器からの音声を聞くことが可能となり、裏番組の確認が、音声を聞くことにより可能になる。一方、音声を固定する場合には、利用者は、OSDメニューで音声固定モードを選択し、チャンネル切替え、または入力切替えなどを行う。この操作により、音声切替スイッチは、現在のチャンネルのままで、映像切替スイッチのみ、切替わる。したがって、利用者は、他のチャンネルの映像、または他の外部入力機器からの映像を見ることが可能となり、裏番組の確認が、映像を見ることにより可能になる。
例えば、野球などのスポーツ等、音声がなくても十分楽しめる番組を見ている際に、現在の放送とは違った音声を楽しむ場合には、利用者は、OSDメニューで映像固定モードを選択し、チャンネル切替、または入力切替などを行う。この操作により、映像切替スイッチは、現在の外部入力モードのままで、音声切替スイッチのみ、切り替わる。したがって、利用者は、他のチャンネルの音声、あるいは他の外部入力機器からの音声を聞くことが可能となり、映像と音声、それぞれ別のソースのものを、同時に楽しむことが可能となる。
また、歌番組や、CDプレーヤーなどの外部機器からの音声を聞いている時等、映像がないものや、映像がなくても十分楽しめる番組を見ている際に、現在の放送、または他の外部入力とは違った映像を楽しむ場合には、利用者は、OSDメニューで音声固定モードを選択し、チャンネル切替、または入力切替などを行う。この操作により、音声切替スイッチは、現在の放送、または他の外部入力のままで、映像切替スイッチのみ、切替わる。したがって、利用者は、他のチャンネルの映像、あるいは他の外部入力機器からの映像を見ることが可能となり、映像と音声、それぞれ別のソースのものを、同時に楽しむことが可能となる。
<実施形態1の効果の簡単な説明>
本実施形態によれば、音声と映像の出力をそれぞれ独立に切替えることができるので、音声を聴きながら、音声とは無関係の裏番組などの映像を見ることができる。また映像を見ながら、映像とは無関係の裏番組などの音声を聴くことができる。このため、利用者は、飽きることなく、映像と音声をそれぞれ独立に楽しむことができる。したがって、利用者の利便性が大幅に向上することが期待できる。
<<実施形態2>>
以下に、実施形態2について説明する。
<実施形態2の概念>
以下に、本実施形態の概念について説明する。本実施形態のテレビジョン装置は、信号として放送波を選択取得するための複数のチューナ手段を含む実施形態1に記載のテレビジョン装置に関する。
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態のテレビジョン装置の構成要件を明示する。
図7は、本実施形態のテレビジョン装置の機能ブロックの一例を示す図である。テレビジョン装置0700は、映像音声信号選択取得部0701と、映像音声選択出力部0702、0703、0704、0705と、映像情報処理部0706と、音声情報処理部0707と、からなる。また、映像音声信号選択取得部は、チューナ手段0708、0709、0710、0711を有する。なお、映像音声選択出力部、チューナ手段は、それぞれ四つに限定されるものではなく、二つ以上であればよい。
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件の説明をする。
(映像音声信号選択取得部)
(チューナ手段)
映像音声信号選択取得部は、複数のチューナ手段を含む。ここで「チューナ手段」とは、信号として放送波を選択取得する手段のことをいう。また「放送波」には、アナログ・デジタルの地上波、衛星放送波などが該当する。放送波には、テレビジョン放送、ラジオ放送が含まれる。チューナ手段としては、例えば、アナログ放送用チューナ(地上波、衛星放送波対応)、デジタル放送用チューナ(地上波、衛星放送波対応)などが該当する。独立して同時に複数選択取得された該信号は、それぞれに対応した複数の映像音声選択出力部に送出される。
なお、図7においては、チューナ手段1、チューナ手段2、チューナ手段3、チューナ手段4は、それぞれ「映像情報又は/及び音声情報1」、「映像情報又は/及び音声情報2」、「映像情報又は/及び音声情報3」、「映像情報又は/及び音声情報4」を選択取得する。また映像音声選択出力部1、映像音声選択出力部2、映像音声選択出力部3、映像音声選択出力部4は、それぞれチューナ手段1、チューナ手段2、チューナ手段3、チューナ手段4に対応している。また映像情報処理部は、映像音声選択出力部1から出力された映像情報を取得する。音声情報処理部は、映像音声選択出力部2から出力された音声情報を取得する。例えば、チューナ手段1は、アナログ地上波用チューナ、チューナ手段2は、アナログ衛星放送波用チューナ、チューナ手段3は、デジタル地上波用チューナ、チューナ手段4は、デジタル衛星放送波用チューナとする。この場合には、アナログ地上波用の映像情報(スポーツなど)を観ながら、アナログ衛星放送波用の音声情報(例えば音楽番組など)を聴くことができる。また、アナログ地上波の番組(例えば1チャンネル)の映像情報と裏番組(例えば2チャンネル)のアナログ地上波の音声情報を視聴したい場合には、例えば、チューナ手段1、チューナ手段2ともに、アナログ地上波用チューナとすればよい。なお、複数選択取得される映像情報又は/及び音声情報は、四つに限定されるものではなく、二つ以上であればよい。
(映像音声選択出力部)、(映像情報処理部)、(音声情報処理部)
映像音声選択出力部、映像情報処理部、音声情報処理部については、実施形態1と同様なので、説明を省略する。
<処理の流れ>
本実施形態の処理の流れは、チューナ手段が映像情報又は/及び音声情報をチューニングするチューニングステップを有する以外は実施形態1と同様なので、説明を省略する。
<実施形態2の効果の簡単な説明>
本実施形態によれば、音声と映像の出力をそれぞれ独立に切替えることができるので、音声を聴きながら、音声とは無関係の裏番組などの映像を観ることができる。また映像を観ながら、映像とは無関係の裏番組などの音声を聴くことができる。このため、利用者は、飽きることなく、映像と音声をそれぞれ独立に楽しむことができる。したがって、利用者の利便性が大幅に向上することが期待できる。
<<実施形態3>>
以下に、実施形態3について説明する。
<実施形態3の概念>
以下に、本実施形態の概念について説明する。本実施形態のテレビジョン装置は、映像音声信号選択取得部は、信号として有線信号を選択取得するための複数の有線信号入力手段を含む実施形態1又は2に記載のテレビジョン装置に関する。
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態のテレビジョン装置の構成要件を明示する。
図8は、本実施形態のテレビジョン装置の機能ブロックの一例を示す図である。テレビジョン装置0800は、映像音声信号選択取得部0801と、映像音声選択出力部0802、0803、0804、0805と、映像情報処理部0806と、音声情報処理部0807と、からなる。また、映像音声信号選択取得部は、有線信号入力手段0808、0809、0810、0811を有する。なお、映像音声選択出力部、有線信号入力手段は、それぞれ四つに限定されるものではなく、二つ以上であればよい。
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件の説明をする。
(映像音声信号選択取得部)
(有線信号入力手段)
映像音声信号選択取得部は、複数の有線信号入力手段を含む。ここで「有線信号入力手段」とは、信号として有線信号を選択取得する手段のことをいう。また「有線信号」には、ケーブルテレビの有線放送の信号、インターネット上のストリーミング放送の信号、オーディオ機器、ビデオ機器、DVD機器、ゲーム機器などの外部機器からの信号が該当する。有線信号入力手段としては、例えば、オーディオ機器、ビデオ機器、DVD機器、ゲーム機器などに対応した外部入力端子が該当する。独立して同時に複数選択取得された該信号は、それぞれに対応した複数の映像音声選択出力部に送出される。
なお、図8においては、有線信号入力手段1、有線信号入力手段2、有線信号入力手段3、有線信号入力手段4は、それぞれ「映像情報又は/及び音声情報1」、「映像情報又は/及び音声情報2」、「映像情報又は/及び音声情報3」、「映像情報又は/及び音声情報4」を選択取得する。また映像音声選択出力部1、映像音声選択出力部2、映像音声選択出力部3、映像音声選択出力部4は、それぞれ有線信号入力手段1、有線信号入力手段2、有線信号入力手段3、有線信号入力手段4に対応している。また映像情報処理部は、映像音声選択出力部1から出力された映像情報を取得する。音声情報処理部は、映像音声選択出力部2から出力された音声情報を取得する。例えば、有線信号入力手段1は、DVD機器用入力端子、有線信号入力手段2は、オーディオ機器用入力端子、有線信号入力手段3は、ビデオ機器用入力端子、有線信号入力手段4は、ゲーム機器用入力端子とする。この場合には、DVDの映像情報を観ながら、CDの音声情報を聴くことができる。また、映像音声信号選択取得部は、複数の有線信号入力手段のみに限定されず、複数の有線信号入力手段と複数のチューナ手段を有する構成とすることもできる。なお、複数選択取得される映像情報又は/及び音声情報は、四つに限定されるものではなく、二つ以上であればよい。
(映像音声選択出力部)、(映像情報処理部)、(音声情報処理部)
映像音声選択出力部、映像情報処理部、音声情報処理部については、実施形態1と同様なので、説明を省略する。
<処理の流れ>
本実施形態の処理の流れは、有線信号入力手段が映像情報又は/及び音声情報を構成する有線信号を入力する有線信号入力ステップを有する以外は実施形態1と同様なので、説明を省略する。
<実施形態3の効果の簡単な説明>
本実施形態によれば、複数の外部機器からの音声と映像の出力をそれぞれ独立に切替えることができるので、CDの音声を聴きながら、DVDの映像を観ることができる。
<<実施形態4>>
以下に、実施形態4について説明する。
<実施形態4の概念>
以下に、本実施形態の概念について説明する。本実施形態のテレビジョン装置は、映像音声信号選択取得部は、信号として少なくとも放送波を取得するための一のチューナ手段及び、信号として少なくとも有線信号を取得するための一の有線信号入力手段を有する実施形態1に記載のテレビジョン装置に関する。
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態のテレビジョン装置の構成要件を明示する。
図9は、本実施形態のテレビジョン装置の機能ブロックの一例を示す図である。テレビジョン装置0900は、映像音声信号選択取得部0901と、映像音声選択出力部0902、0903、0904、0905と、映像情報処理部0906と、音声情報処理部0907と、からなる。また、映像音声信号選択取得部は、チューナ手段0908、0910と、有線信号入力手段0909、0911と、を有する。なお、映像音声選択出力部は、四つに限定されるものではなく、二つ以上であればよい。また、チューナ手段、有線信号入力手段は、二つに限定されるものではなく、それぞれ一つ以上であればよい。
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件の説明をする。
(映像音声信号選択取得部)
映像音声信号選択取得部は、信号として少なくとも放送波を取得するための一のチューナ手段及び、信号として少なくとも有線信号を取得するための一の有線信号入力手段を有する。
(チューナ手段)
チューナ手段については、実施形態2と同様なので説明を省略する。
(有線信号入力手段)
有線信号入力手段については、実施形態3と同様なので説明を省略する。
上記以外の映像音声信号選択取得部については、実施形態1の説明と同様なので説明を省略する。
(映像音声選択出力部)、(映像情報処理部)、(音声情報処理部)
映像音声選択出力部、映像情報処理部、音声情報処理部については、実施形態1と同様なので、説明を省略する。
(テレビジョン装置)
本実施形態のテレビジョン装置は、少なくとも一のチューナ手段及び、少なくとも一の有線信号入力手段を有している。このため、例えば、放送波の映像の中から好きな映像を選択し、音声に関しては好きな音楽をCDなどの外部機器から選択することができる。
<処理の流れ>
本実施形態の処理の流れは、チューナ手段が映像情報又は/及び音声情報をチューニングするチューニングステップを有し、有線信号入力手段が映像情報又は/及び音声情報を構成する有線信号を入力する有線信号入力ステップを有する以外は実施形態1と同様なので、説明を省略する。
<実施形態4の効果の簡単な説明>
本実施形態のテレビジョン装置は、少なくとも一のチューナ手段と、少なくとも一の有線信号入力手段を有するので、CDの音声を聴きながら、テレビジョン放送の映像を観ることができる。あるいは、ラジオ放送の音声を聴きながら、DVDの映像を観ることができる。
<<実施形態5>>
以下に、実施形態5について説明する。
<実施形態5の概念>
以下に、本実施形態の概念について説明する。本実施形態のテレビジョン装置は、映像音声信号選択取得部は、利用者が選択操作するための選択操作手段を有し、選択操作手段は、取得すべき複数の信号を選択する手段の間で相互に独立に操作可能である独立操作器を有する実施形態1に記載のテレビジョン装置に関する。
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態のテレビジョン装置の構成要件を明示する。
図10は、本実施形態のテレビジョン装置の機能ブロックの一例を示す図である。テレビジョン装置1000は、映像音声信号選択取得部1001と、映像音声選択出力部1002、1003、1004、1005と、映像情報処理部1006と、音声情報処理部1007と、からなる。また、映像音声信号選択取得部は、選択操作手段1008を有する。さらに選択操作手段は、独立操作器1009、1010を有する。なお、映像音声選択出力部は、四つに限定されるものではなく、二つ以上であればよい。
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件の説明をする。
(映像音声信号選択取得部)
映像音声信号選択取得部は、選択操作手段を有する。選択操作手段について以下に述べる。
(選択操作手段)
「選択操作手段」とは、利用者が選択操作する手段のことをいう。ここで「選択操作」とは、映像情報又は/及び音声情報を構成するための信号を独立して同時に複数選択取得するためにする操作のことをいう。選択操作手段には、一例として、テレビジョン装置側で操作するものや、リモコンにより操作するものなどが挙げられる。選択操作手段をリモコンにより操作する場合には、選択操作手段は、テレビジョン装置本体側にあっても、リモコン側にあってもよい。利用者は、一例として、リモコンによって、映像情報用にデジタルテレビジョン地上波用チューナを選択操作し、音声情報用にアナログテレビジョン衛星放送波用チューナを選択操作することができる。ここで選択操作されたデジタルテレビジョン地上波は「映像音声選択出力部2」に出力される。「映像音声選択出力部2」は取得したデジタルテレビジョン地上波から映像情報を選択し、映像情報処理部に出力する。また選択操作されたアナログテレビジョン衛星放送波は「映像音声選択出力部3」に出力される。「映像音声選択出力部3」は取得したアナログテレビジョン衛星放送波から音声情報を選択し、音声情報処理部に出力する。
また選択操作手段は、独立操作器を有する。独立操作器について以下に述べる。
(独立操作器)
「独立操作器」とは、取得すべき複数の信号を選択する手段の間で相互に独立に操作可能である操作器のことをいう。ここで「手段」には、例えば、アナログ放送用チューナ、デジタル放送用チューナ、ケーブルテレビの有線放送用チューナ、インターネット接続用端子、外部機器(オーディオ・ビデオなど)からの有線信号入力端子などが該当する。
以下に、独立操作器を使用する場合の一例を示す。
図11は、独立操作器を有するリモコンである。リモコン1100は、選択操作手段1101と、独立操作器1102と、リモコンディスプレイ1103と、を有する。まず、利用者は、選択操作手段により、映像情報用にデジタルテレビジョン地上波用チューナを選択操作する(つまり、図11の映像情報用のデジタルテレビジョン地上波用チューナを表すボタン「デジタルテレビジョン地上波(映)」を選択する)。次に、利用者は、選択操作手段により、音声情報用にアナログ衛星放送波用チューナを選択操作する(つまり、図11の音声情報用のアナログテレビジョン衛星放送波用チューナを表すボタン「アナログテレビジョン衛星放送波(音)」を選択する)。以上の操作により、例えば、利用者は、デジタルテレビジョン地上波の特定の映像を観ながら、アナログテレビジョン衛星放送波の特定の音声を聴くことができる。ここで、現在、利用者が視聴している特定の映像や特定の音声をそれぞれ独立に変えたい場合には、独立操作器を使用して以下の操作をすることにより、特定の映像や特定の音声を変更することができる。
まず、映像を音声と独立に変更したい場合の操作について説明する。利用者は、独立操作器(映像)を操作し(つまり、図11の映像情報を表すボタン「映像」を操作する)、デジタルテレビジョン地上波の放送の中から所望の映像を選択する。この操作は、デジタルテレビジョン地上波の放送チャンネルを選択する操作に該当する。選択されたチャンネルのデジタルテレビジョン地上波の信号は、映像音声選択出力部に出力される。映像音声選択出力部は、受信したチャンネルの信号から映像情報を選択し、映像情報処理部に出力する。映像情報処理部は、受信した映像情報を処理し、ディスプレイに表示する。なお、以上の説明においては、独立操作器による映像情報の選択は、デジタルテレビジョン地上波の放送の中から行うようにしたが、本実施形態はそれに限定されるものではない。つまり、独立操作器は、デジタルテレビジョン地上波用チューナ以外の手段、例えば、DVD機器の映像情報から選択するように構成されてもよい。
次に、音声を映像と独立に変更したい場合の操作について説明する。利用者は、独立操作器(音声)を操作し(つまり、図11の音声情報を表すボタン「音声」を操作する)、アナログテレビジョン衛星放送波の放送の中から所望の音声を選択する。この操作は、アナログテレビジョン衛星放送波の放送チャンネルを選択する操作に該当する。選択されたチャンネルのアナログテレビジョン衛星放送波の信号は、映像音声選択出力部に出力される。映像音声選択出力部は、受信したチャンネルの信号から音声情報を選択し、音声情報処理部に出力する。音声情報処理部は、受信した音声情報を処理し、スピーカに出力する。なお、以上の説明においては、独立操作器による音声情報の選択は、アナログテレビジョン衛星放送波の放送の中から行うようにしたが、本実施形態はそれに限定されるものではない。つまり、独立操作器は、アナログテレビジョン衛星放送波用チューナ以外の手段、例えば、オーディオ機器の音声情報から選択するように構成されてもよい。
(映像音声選択出力部)、(映像情報処理部)、(音声情報処理部)
映像音声選択出力部、映像情報処理部、音声情報処理部については、実施形態1と同様なので、説明を省略する。
<処理の流れ>
本実施形態の処理の流れは、実施形態1と同様なので、説明を省略する。
<実施形態5の効果の簡単な説明>
本実施形態のテレビジョン装置は、映像と音声をそれぞれ独立の操作できる独立操作器を有するので、音声を変えながら、映像を観ることができる。また、映像を変えながら、音声を聴くことができる。さらには音声を変えながら映像を変えることもできる。
<<実施形態6>>
以下に、実施形態6について説明する。
<実施形態6の概念>
以下に、本実施形態の概念について説明する。本実施形態のテレビジョン装置は、選択操作手段は、独立操作器に代えて、取得すべき複数の信号を共通の手段で選択する共通操作器と、共通操作器ですでに選択された信号の映像情報又は音声情報を構成するための信号を共通操作器では選択変更不能に固定する固定器と、を有する実施形態5に記載のテレビジョン装置に関する。
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態のテレビジョン装置の構成要件を明示する。
図12は、本実施形態のテレビジョン装置の機能ブロックの一例を示す図である。テレビジョン装置1200は、映像音声信号選択取得部1201と、映像音声選択出力部1202、1203、1204、1205と、映像情報処理部1206と、音声情報処理部1207と、からなる。また、映像音声信号選択取得部は、選択操作手段1208を有する。さらに選択操作手段は、共通操作器1209と、固定器1210と、を有する。なお、映像音声選択出力部は、四つに限定されるものではなく、二つ以上であればよい。
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件の説明をする。
(映像音声信号選択取得部)
映像音声信号選択取得部は、選択操作手段を有する。また選択操作手段は、共通操作器と、固定器と、を有する。
(選択操作手段)
「選択操作手段」は、共通操作器を有する。共通操作器について以下に述べる。
(共通操作器)
「共通操作器」とは、取得すべき複数の信号を共通の手段で選択する操作器のことをいう。ここで「手段」には、例えば、アナログ放送用チューナ、デジタル放送用チューナ、ケーブルテレビの有線放送用チューナ、インターネット接続用端子、外部機器(オーディオ・ビデオなど)からの有線信号入力端子などが該当する。一例として、利用者は、共通操作器の操作によって、アナログテレビジョン地上波用チューナでアナログテレビジョン地上波の映像情報と音声情報を選択する。選択されたアナログテレビジョン地上波は「映像音声選択出力部2」(図12参照)に出力される。「映像音声選択出力部2」は取得したデジタルテレビジョン地上波から映像情報を選択し、映像情報処理部に出力する。また選択操作されたアナログテレビジョン地上波は「映像音声選択出力部2」に出力される。「映像音声選択出力部2」は取得したアナログテレビジョン地上波から音声情報を選択し、音声情報処理部に出力する。
(固定器)
「固定器」は、共通操作器ですでに選択された信号の映像情報又は音声情報を構成するための信号を共通操作器では選択変更不能に固定する。
以下に、共通操作器、固定器を使用する場合の一例を示す。
図13は、共通操作器、固定器を有するリモコンである。リモコン1300は、共通操作器1301と、固定器1302と、リモコンディスプレイ1303と、を有する。まず、利用者は、共通操作器により、デジタルテレビジョン地上波用チューナを選択操作する(つまり、図13のデジタルテレビジョン地上波用チューナを表すボタン「デジタルテレビジョン地上波」を選択する)。以上の操作により、例えば、利用者は、デジタルテレビジョン地上波の特定の映像を観ながら、デジタルテレビジョン地上波の特定の音声を聴くことができる。ここで、現在、利用者が視聴している特定の映像や特定の音声を変えたい場合には、固定器を使用して以下の操作をすることにより、特定の映像や特定の音声を変更することができる。
まず、音声を変更したい場合の操作について説明する。利用者は、固定器(映像)を操作し(つまり、図13の映像情報を表すボタン「映像」を操作する)、現在、観ているデジタルテレビジョン地上波の映像情報を固定する。固定されたチャンネル(例えば1ch)のデジタルテレビジョン地上波の信号は、映像音声選択出力部に出力される。映像音声選択出力部は、受信したチャンネルの信号から映像情報を選択し、映像情報処理部に出力する。映像情報処理部は、受信した映像情報を処理し、ディスプレイに出力する。次に、利用者は、共通操作器を操作することにより、デジタルテレビジョン地上波の放送の中から所望のチャンネルを選択する(例えば3ch)。選択されたチャンネル(3ch)のデジタルテレビジョン地上波の信号は、映像音声選択出力部に出力される。映像音声選択出力部は、受信したチャンネルの信号から音声情報を選択し、音声情報処理部に出力する。音声情報処理部は、受信した音声情報を処理し、スピーカに出力する。なお、以上の説明においては、共通操作器による映像情報の選択は、デジタルテレビジョン地上波の放送の中から行うようにしたが、本実施形態はそれに限定されるものではない。つまり、共通操作器は、デジタルテレビジョン地上波用チューナ以外の手段、例えば、オーディオ機器の音声情報から選択するように構成されてもよい。
次に、映像を変更したい場合の操作について説明する。利用者は、固定器(音声)を操作し(つまり、図13の音声情報を表すボタン「音声」を操作する)、現在、聴いているデジタルテレビジョン地上波の音声情報を固定する。固定されたチャンネル(例えば1ch)のデジタルテレビジョン地上波の信号は、映像音声選択出力部に出力される。映像音声選択出力部は、受信したチャンネルの信号から音声情報を選択し、音声情報処理部に出力する。音声情報処理部は、受信した音声情報を処理し、スピーカに出力する。次に、利用者は、共通操作器を操作することにより、デジタルテレビジョン地上波の放送の中から所望のチャンネルを選択する(例えば3ch)。選択されたチャンネル(3ch)のデジタルテレビジョン地上波の信号は、映像音声選択出力部に出力される。映像音声選択出力部は、受信したチャンネルの信号から映像情報を選択し、映像情報処理部に出力する。映像情報処理部は、受信した映像情報を処理し、ディスプレイに出力する。なお、以上の説明においては、共通操作器による映像情報の選択は、デジタルテレビジョン地上波の放送の中から行うようにしたが、本実施形態はそれに限定されるものではない。つまり、共通操作器は、デジタルテレビジョン地上波用チューナ以外の手段、例えば、DVD機器の映像情報から選択するように構成されてもよい。
(映像音声選択出力部)、(映像情報処理部)、(音声情報処理部)
映像音声選択出力部、映像情報処理部、音声情報処理部については、実施形態1と同様なので、説明を省略する。
<処理の流れ>
本実施形態の処理の流れは、実施形態1と同様なので、説明を省略する。
<実施形態6の効果の簡単な説明>
本実施形態のテレビジョン装置は、共通操作器と、固定器と、を有するので、映像を固定して音声のみ変更することができる。また、音声を固定して映像のみ変更することができる。
<<実施形態7>>
以下に、実施形態7について説明する。
<実施形態7の概念>
以下に、本実施形態の概念について説明する。本実施形態のテレビジョン装置は、テキスト情報、映像情報、音声情報のいずれか一又は二以上を構成するための信号を独立して同時に複数取得し、一つは映像信号として使用し、一つは音声信号として使用し、一つはテキスト情報として使用する。本実施形態においては、映像情報、音声情報のみでなくテキスト情報についても出力が可能となっている点が実施形態1から5と相違している。このため、音楽番組など(音声のみ)を聴きながら、スポーツ番組など(映像のみ)をテキスト情報(字幕など)付きで楽しむことができる。
図14は、実施形態7の概念の一例を示すための図である。テレビジョン装置1400は、スピーカ1401、1402より音楽番組の音声を出力し、ディスプレイ1403よりスポーツ番組(サッカー)の映像を出力する。また、ディスプレイには、テキスト情報1404(例えば、関東地方 明日の天気は晴れ)を出力することができる。このためテレビの利用者は、好きな音声と好きな映像と好きなテキスト情報をそれぞれ独立に組み合わせて視聴することができる。
<構成要件の明示>
以下に、本実施形態のテレビジョン装置の構成要件を明示する。
図15は、本実施形態のテレビジョン装置の機能ブロックの一例を示す図である。テレビジョン装置1500は、信号取得部1501と、選択出力部1502、1503、1504、1505と、映像情報処理部1506と、音声情報処理部1507と、テキスト情報処理部1508と、からなる。なお、選択出力部は、四つに限定されるものではなく、二つ以上であればよい。
<構成要件の説明>
以下に、本実施形態の構成要件の説明をする。
(信号取得部)
「信号取得部」は、テキスト情報、映像情報、音声情報のいずれか一又は二以上を構成するための信号を独立して同時に複数取得する。ここで「テキスト情報」には、文字放送のテキスト、英語字幕放送用のクローズドキャプションなどが該当する。取得したテキスト情報は選択出力部に出力される。信号取得部は、テキスト情報を構成するための信号を取得できること以外は、実施形態1の映像音声信号選択取得部の説明と同様であるので説明を省略する。
なお、図15においては、信号取得部は、「映像情報又は/及び音声情報1」、「映像情報又は/及び音声情報2」、「映像情報又は/及び音声情報3」、「テキスト情報」を選択取得するものとしている。
(選択出力部)
複数の「選択出力部」は、信号取得部が取得したそれぞれの信号に基づいて、テキスト情報か、映像情報か、音声情報か、を選択して出力する。選択して出力されたテキスト情報はテキスト情報処理部に送出される。選択取得部がテキスト情報を選択してテキスト情報処理部に送出する以外の点は、実施形態1の映像音声選択出力部の説明と同様であるので説明を省略する。
なお、図15においては、「映像情報又は/及び音声情報1」、「映像情報又は/及び音声情報2」、「映像情報又は/及び音声情報3」、「テキスト情報」にそれぞれ対応して、「選択出力部1」、「選択出力部2」、「選択出力部3」、「選択出力部4」が存在するものとしている。図15の場合には、「選択出力部1」の映像情報と、「選択出力部2」の音声情報と、「選択出力部4」のテキスト情報が選択されてそれぞれ映像情報処理部と、音声情報処理部と、テキスト情報処理部に出力されているものとしている。なお、複数選択取得される映像情報又は/及び音声情報は、三つに限定されるものではなく、二つ以上であればよい。
(映像情報処理部)、(音声情報処理部)
映像情報処理部、音声情報処理部については、実施形態1と同様なので説明を省略する。
(テキスト情報処理部)
テキスト情報処理部は、複数の選択出力部のさらに他の一から出力されるテキスト情報を外部出力のために処理する。ここで「処理」とは、テキスト情報処理部に入力されたテキスト情報を外部出力可能な情報に変換することをいう。処理には、一例として、変調されたテキスト情報を復調することが挙げられる。また「外部出力」には、ディスプレイへのテロップなどが該当する。
<処理の流れ>
本実施形態の処理の流れは、テキスト情報を処理することができること以外は、実施形態1と同様なので説明を省略する。
<実施形態7の効果の簡単な説明>
本実施形態によれば、音声と映像の出力をそれぞれ独立に切替えることができるだけでなく、文字放送のテキスト情報を同時にディスプレイに表示することができる。このため、スポーツ番組の映像、音楽番組の音声を視聴しながら、天気予報などのテキスト情報を得ることができる。
本件発明は、テレビジョン放送などの、映像、音声出力を、それぞれ独立して切替えることができるテレビジョン装置に利用できる。
実施形態1の概念図 実施形態1の機能ブロック図 実施形態1の映像、音声選択の説明図 実施形態1の処理の流れ 実施形態1の実施例1のテレビジョン装置の外観図 実施形態1の実施例1のテレビジョン装置の機能ブロック図 実施形態2の機能ブロック図 実施形態3の機能ブロック図 実施形態4の機能ブロック図 実施形態5の機能ブロック図 実施形態5の選択操作手段、独立操作器の説明図 実施形態6の機能ブロック図 実施形態6の共通操作器、固定器の説明図 実施形態7の概念図 実施形態7の機能ブロック図
符号の説明
0100 テレビジョン装置
0101 スピーカ
0102 スピーカ
0103 ディスプレイ

Claims (7)

  1. 映像情報又は/及び音声情報を構成するための信号を独立して同時に複数選択取得するための映像音声信号選択取得部と、
    映像音声信号選択取得部が選択取得したそれぞれの信号に基づいて、映像情報か、音声情報か、を選択して出力する複数の映像音声選択出力部と、
    前記複数の映像音声選択出力部の一から出力される映像情報を外部出力のために処理する映像情報処理部と、
    前記複数の映像音声選択出力部の他の一から出力される音声情報を外部出力のために処理する音声情報処理部と、
    を有するテレビジョン装置。
  2. 前記映像音声信号選択取得部は、信号として放送波を選択取得するための複数のチューナ手段を含む請求項1に記載のテレビジョン装置。
  3. 前記映像音声信号選択取得部は、信号として有線信号を選択取得するための複数の有線信号入力手段を含む請求項1又は2に記載のテレビジョン装置。
  4. 前記映像音声信号選択取得部は、信号として少なくとも放送波を取得するための一のチューナ手段及び、信号として少なくとも有線信号を取得するための一の有線信号入力手段を有する請求項1に記載のテレビジョン装置。
  5. 前記映像音声信号選択取得部は、利用者が選択操作するための選択操作手段を有し、
    前記選択操作手段は、取得すべき複数の信号を選択する手段の間で相互に独立に操作可能である独立操作器を有する請求項1に記載のテレビジョン装置。
  6. 前記選択操作手段は、前記独立操作器に代えて、取得すべき複数の信号を共通の手段で選択する共通操作器と、
    前記共通操作器ですでに選択された信号の映像情報又は音声情報を構成するための信号を共通操作器では選択変更不能に固定する固定器と、
    を有する請求項5に記載のテレビジョン装置。
  7. テキスト情報、映像情報、音声情報のいずれか一又は二以上を構成するための信号を独立して同時に複数取得するための信号取得部と、
    信号取得部が取得したそれぞれの信号に基づいて、テキスト情報か、映像情報か、音声情報か、を選択して出力する複数の選択出力部と、
    前記複数の選択出力部の一から出力される映像情報を外部出力のために処理する映像情報処理部と、
    前記複数の選択出力部の他の一から出力される音声情報を外部出力のために処理する音声情報処理部と、
    前記複数の選択出力部のさらに他の一から出力されるテキスト情報を外部出力のために処理するテキスト情報処理部と、
    を有するテレビジョン装置。
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