JP2005354176A - 車載用アンテナ - Google Patents

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幹浩 松浦
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Abstract

【課題】アンテナの形状を変えずに共振周波数を変化させて複数の周波数に対応させることができる車載用アンテナを提供する。
【解決手段】フィルム基板11上にループアンテナ12を形成し、その給電部13に給電ケーブル14を接続する。上記フィルム基板11には、ループアンテナ12の一方の側部に貼付け位置ガイド15を設ける。この貼付け位置ガイド15は、受信周波数に対応した貼り付け位置を示す複数個のガイド線16a〜16cを所定の間隔で設けている。ガイド線16a〜16cは、ループアンテナ12の側部12aから所定距離の位置、すなわち受信周波数に対応した位置に設ける。上記フィルム基板11は、自動車のウインドウガラスに貼り付ける際、ガイド線16a〜16cに従って、高い周波数帯で使用する場合は車体金属部との距離を離し、低い周波数帯で使用する場合は車体金属部との距離を近付けて貼り付ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車のウインドウガラスに貼り付けて使用する車載用アンテナに関する。
従来、車載用アンテナでは、自動車のウインドウガラス例えばフロントガラスやリアガラスにアンテナ素子を印刷したり、あるいは柔軟性を有するフィルムにアンテナ素子を印刷したフィルムアンテナをウインドウガラスに貼り付けて、ラジオやテレビジョン放送を受信するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、上記のようにアンテナ素子を自動車のウインドウガラスに直接印刷、あるいはフィルムに印刷したものをウインドウガラスに貼り付ける形式の車載用アンテナとしては、ループアンテナが一般的に用いられている。ループアンテナは、ダイポールアンテナ等に比較して全長を短くすることが可能であり、アンテナ利得もダイポールアンテナと同等な特性が得られるため、限られたスペースの車載用アンテナでは、ラジオやテレビジョン放送の受信アンテナとして広く一般的に使用されている。
特開2000−341020号公報
しかし、上記ループ構造を有するアンテナは、ループ長によってアンテナの共振周波数が決定するため、従来のアンテナ素子をウインドウガラスに直接印刷、あるいはフィルムに印刷したものをウインドウガラスに貼り付ける形式の車載用アンテナでは、容易に共振周波数を変化させることができなかった。これは、通信を行なう周波数が単一の場合は問題とならないが、比較的広い周波数帯域で通信を行なう場合に問題となることがあった。そこで、広帯域な周波数を用いての通信では、その通信品質を保証するため、帯域の中心でアンテナの特性が最良となるように設計され、帯域の端では特性が犠牲になっていた。
また、テレビジョン放送等を受信する場合は、放送地域によって周波数が異なっており、全国を1つのアンテナでカバーするには、アンテナを放送が行われている放送帯全てに対応させるように広帯域化させる必要があり、構造が複雑となっていた。しかも、アンテナは、広帯域させるとアンテナの利得特性が低くなるという特徴があり、電気特性も犠牲となっていた。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、車両のウインドウガラスに対するループアンテナの取付け位置を変化させることでアンテナの形状を変えずに共振周波数を変化させて複数の周波数に対応させることができ、アンテナの周波数特性を狭帯域にしてアンテナの電気特性を十分に確保することができる車載用アンテナを提供することを目的とする。
第1の発明は、フィルム基板にループアンテナを形成し、車両のウインドウガラスに貼り付けて使用する車載用アンテナにおいて、前記フィルム基板に貼付け位置をガイドする貼付け位置ガイドを設けたことを特徴とする。
第2の発明は、フィルム基板にループアンテナを形成し、車両のウインドウガラスに貼り付けて使用する車載用アンテナにおいて、前記フィルム基板に、高い周波数帯で使用する場合は前記ループアンテナと車体金属部との距離を離し、低い周波数帯で使用する場合は車体金属部との距離を近付けて貼り付けるように貼付け位置ガイドを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、ループアンテナと車体金属部との距離を変化させ、ループアンテナと車体金属部との相互結合を変えることで、ループアンテナの給電部でのインピーダンスを変化させて共振周波数が変化させることができる。この結果、ループアンテナのループ長等を変えずに共振周波数を変化させて複数の周波数に対応させることが可能となり、アンテナの周波数特性を狭帯域にしてアンテナの電気特性を十分に確保することができる
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車載用アンテナ10の構成例を示す正面図である。図1において、11は例えば長方形に形成したフィルム基板で、例えば柔軟性を有する透明な極薄い誘電体基板を用いている。上記フィルム基板11には、ループアンテナ12を例えばプリント(印刷)することにより形成している。上記ループアンテナ12には、給電部13に例えば同軸ケーブルを用いた給電ケーブル14が接続される。上記フィルム基板11は、自動車のウインドウガラスに貼り付けて使用できるようになっている。
上記ループアンテナ12のループ長は、使用する周波数によって設計値が異なっており、例えばテレビジョン放送を行なっているUHF帯の電波を受信する場合には、一般的に50cm程度に設定される。また、フィルム基板11を構成している誘電体の誘電率によって電気長が変化するため、これより短いループ長に設定される場合もある。誘電体の誘電率εと誘電体内の波長λgとの関係は、自由空間での波長をλとすると、次式で表される。
λg=λ/ε1/2
そして、上記フィルム基板11には、ループアンテナ12の一方の側部例えば左側に貼付け位置ガイド15を設ける。この貼付け位置ガイド15は、フィルム基板11の貼り付け位置、すなわち受信周波数に対応した貼り付け位置を示す複数個のガイド線16a〜16cを所定の間隔で設けている。上記ガイド線16a〜16cは、ループアンテナ12の側部、この例では左の側部12aから所定距離の位置に印刷等により設けられもので、例えばガイド線16aはアンテナ側部12aから270mmの位置、ガイド線16bはアンテナ側部12aから150mmの位置、ガイド線16cはアンテナ側部12aから50mmの位置に設けられる。また、フィルム基板11には、例えば上記ガイド線16a〜16cの上部にA、B、C等の記号が印刷される。
上記フィルム基板11は、自動車のウインドウガラスに貼り付ける際、高い周波数帯で使用する場合は車体金属部との距離を離し、低い周波数帯で使用する場合は車体金属部との距離を近付けて貼り付ける。上記貼付け位置ガイド15は、フィルム基板11を受信周波数帯に合わせてウインドウガラスに貼り付ける際に、ループアンテナ12と車体金属部との距離をガイドするためのものであり、記号A、B、Cにより示したガイド線16a〜16cがどの受信周波数帯に対応したものであるかを必要に応じてフィルム基板11に印刷する。なお、上記A、B、Cが示すガイド線16a〜16cについては、受信周波数帯との関係を説明書にて説明するようにしても良い。
上記のようにループアンテナ12と車体金属部との距離を変化させると、ループアンテナ12と車体金属部との相互結合が変わり、ループアンテナ12の入力端、すなわち給電部13でのインピーダンスが変化し、その共振周波数が変化させることができる。
図2に示すようにループ長が50cmのループアンテナ12を自動車のウインドウガラス21に貼り付け、ループアンテナ12と車体金属部22との距離Lを50mm、150mm、270mmに変化させてループアンテナ12の反射損失(return loss)を測定した結果、図3(a)〜(c)に示す特性が得られた。図3は、横軸に周波数(MHz)を取り、縦軸に反射損失(dB)を取って示したもので、(a)は距離Lが50mm、(b)は距離Lが150mm、(c)は距離Lが270mmの場合の反射損失特性である。
図3(a)に示すように距離Lを50mmに設定した場合、ループアンテナ12の共振周波数は約420MHz、図3(c)に示すように距離Lを270mmに設定した場合、ループアンテナ12の共振周波数は約432MHzであった。
図3(a)に示すように距離Lを50mmに設定した場合には、約380MHzないし600MHzの周波数範囲で電波を良好に受信することができる。また、図3(c)に示すように距離Lを270mmに設定した場合には、約390MHzないし620MHzの周波数範囲で電波を良好に受信することができる。
上記図2に示したようにループアンテナ12と車体金属部22との距離Lを変化させると、ループアンテナ12の共振周波数が図3に示すように426MHzから432MHzまで変化することが分かる。
図4は、ループアンテナ12を自動車31の側部後方のウインドウガラス32に貼り付けた場合の例を示したものである。ループアンテナ12を低い周波数に対応させる場合には、実線で示すように自動車31の車体金属部33に近付けて貼り付け、高い周波数に対応させる場合には、破線で示すように車体金属部33から離して貼り付ける。この場合、ループアンテナ12の上下方向の位置は、上部及び下部のアンテナ部分が車体金属部の影響を受けないように、ループアンテナ12の上側及び下側の車体金属部には近接しない位置に設定する。なお、図4において、34は自動車31のリアドア、35はリアドアガラスである。
上記ループアンテナ12をウインドウガラス32に貼り付ける場合、図1に示したようにフィルム基板11に貼付け位置ガイド15を印刷しておくことにより、ループアンテナ12の位置を極めて容易に決定することができる。この場合、貼付け位置ガイド15は、例えば受信周波数帯に対応するガイド線16a〜16cの所を挟み等により切り取り、その端部を車体金属部33に沿って位置させることによりフィルム基板11の位置合せを容易にかつ確実に行なうことができる。また、フィルム基板11に、ガイド線16a〜16cに付した記号A、B、Cがどの周波数帯に対応したものであるかを印刷しておくことにより、フィルム基板11の位置合せが更に容易になる。
テレビジョン放送等を受信する場合は、放送地域によって周波数が異なっているので、ウインドウガラス32に対するループアンテナ12の貼り付け位置を各放送地域における周波数に応じて変えることにより、ループアンテナ12のループ長を変えることなく、容易に対応することができる。この結果、アンテナの周波数特性を狭帯域にしてアンテナの電気特性を十分に確保することが可能となる。
また、その他、例えば地上デジタルTV放送は、主にUHF−TV帯の低い周波数帯で行われ、アナログUHF−TV放送は、UHF−TV帯の高い周波数帯で行われている。このため受信者がアナログ放送からデジタル装置へ受信装置を移行した場合、従来ではアンテナを高い周波数に対応したものから低い周波数に対応したものに変更する必要があったが、上記本発明の実施形態による車載用アンテナ10では、ループアンテナ12の貼り付け位置を変更するだけで対応することができる。
なお、図4では、ループアンテナ12の上下方向の位置は、上部及び下部のアンテナ部分が車体金属部の影響を受けないように、ループアンテナ12の上側及び下側の車体金属部には近接しない位置に設定したが、ループアンテナ12を車体金属部33に近付けて貼り付ける場合には、更にループアンテナ12を上側あるいは下側の車体金属部に近接させて共振周波数がより低い方へ変化するようにしても良い。
また、図4では、ループアンテナ12を自動車31の側部後方のウインドウガラス32に貼り付けた場合について示したが、その他、例えばフロントガラスやリアガラス等に貼り付けることも可能である。
また、上記実施形態では、フィルム基板11において、ループアンテナ12の左右の側部に貼付け位置ガイド15を設けた場合について示したが、ループアンテナ12の上部あるいは下部に貼付け位置ガイド15を設け、ループアンテナ12の上部あるいは下部と車体金属部との間の距離を変えるとこにより、受信周波数を可変設定するようにしても良い。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
本発明の一実施形態に係る車載用アンテナの構成を示す正面図である。 同実施形態において、ループアンテナと車体金属部との距離を変えて反射損失特性を測定する場合の説明図である。 図2において、ループアンテナと車体金属部との距離を変えて測定した反射損失特性を示し、(a)は距離が50mmの場合、(b)は距離が150mmの場合、(c)は距離が270mmの場合の特性図である。 同実施形態において、自動車のウインドウガラスに対してループアンテナを貼り付ける場合の例を示す図である。
符号の説明
10…車載用アンテナ、11…フィルム基板、12…ループアンテナ、12a…アンテナ側部、13…給電部、14…給電ケーブル、15…位置ガイド、16a〜16c…ガイド線、16a〜16c…ガイド線、21…ウインドウガラス、22…車体金属部、31…自動車、32…ウインドウガラス、33…車体金属部、34…リアドア、35…リアドアガラス。

Claims (2)

  1. フィルム基板にループアンテナを形成し、車両のウインドウガラスに貼り付けて使用する車載用アンテナにおいて、
    前記フィルム基板に貼付け位置をガイドする貼付け位置ガイドを設けたことを特徴とする車載用アンテナ。
  2. フィルム基板にループアンテナを形成し、車両のウインドウガラスに貼り付けて使用する車載用アンテナにおいて、
    前記フィルム基板に、高い周波数帯で使用する場合は前記ループアンテナと車体金属部との距離を離し、低い周波数帯で使用する場合は車体金属部との距離を近付けて貼り付けるように貼付け位置ガイドを設けたことを特徴とする車載用アンテナ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008177739A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Nippon Signal Co Ltd:The Rfidタグ用アタッチメント及び指向性可変rfidタグ
JP5970131B2 (ja) * 2013-05-31 2016-08-17 株式会社フジクラ 窓フレーム

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