JP2005354126A - 無線通信端末、無線基地局及び無線通信システム - Google Patents

無線通信端末、無線基地局及び無線通信システム Download PDF

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    • H04W28/18Negotiating wireless communication parameters
    • H04W28/20Negotiating bandwidth

Abstract

【課題】 通信開始前に実際の算出スループットをユーザに提示する。
【解決手段】 無線通信端末100の送受信部110は、待機状態において第1の信号を無線基地局へ送信して、通信した場合に予想される伝送速度(例えばスループット)を算出するための第2の信号(例えばNullデータ)を要求し、第1の信号に応じて無線基地局から送信される第2の信号を受信する。信号処理部120は、第2の信号が予め設定された情報量分受信された場合に、第2の信号の受信開始から該情報量に達するまでに要した時間と、受信した第2の信号の情報量とに基づき伝送速度を算出する。又は、信号処理部120は、第2の信号の送出終了通知が無線基地局から受信された場合に、第2の信号の受信開始から送出終了通知を受信するまでに要した時間と、受信した第2の信号の情報量とに基づき伝送速度を算出する。信号処理部120は、伝送速度を表示部140−2に表示する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、無線通信端末、無線基地局及び無線通信システムに係り、特に、移動体無線通信における無線通信端末、無線基地局及び無線通信システムに関する。
従来の有線通信網に加え、無線通信端末と無線基地局を用いた無線通信網の導入が急速に進められている。最近では、音声等の情報を拡散符号で符号多重化して通信を行うCDMA(Code Division Multiple Access)通信網が普及し高速な通信が可能となってきた。
3GGP2で規定するEV−DO(Evolution Data Only)方式(3GPP2 C.S0024 HRPD Air−Interface)のパケットデータ移動通信システムにおいては、ユーザが通信接続を開始するときの電波状況からユーザの無線通信端末で通信可能な下り方向通信レート(速度)を予測し、無線基地局に対して要求しデータ通信を開始する。
しかし、上記無線通信網においては、無線通信端末が、セクタと呼ばれる無線基地局が無線通信端末と通信できる電波の到達範囲の中に複数存在していることから、いくら無線通信端末で、無線基地局より受信するパイロット信号のレベルより算出した要求伝送レートは判っても、実際には、無線基地局で決定される伝送レートでしか通信を行うことができないため、正確なデータレートがわかるのは、課金対象のデータ通信がなされてからとなっている。
これは、通信を始めたい無線通信端末以外に無線基地局配下にいる他の無線通信端末より通知される要求伝送レートの状況から各ユーザに下りデータリンク回線(または、フォワードリンク、基地局から端末への通信方向)のスロットを割り当てることによるものである。
従って、無線端末装置の稼動状況から無線基地局がデータレート値を推測し、無線通信端末に送信するのみであり、通信開始前に無線通信端末がデータレートを算出および表示するような通信回線の状態を容易に確認する技術が求められてきている。
また、ユーザがデータ通信をする前に事前にデータレートを無線基地局から通知する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。これは、例えば基地局側での推測レート情報を端末のページングチャネルに送信するというものである。更に、端末の移動情報から基地局にてデータレートの推測をして端末へ通知する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−331943号公報 特開2002−353876号公報
各無線端末のスループット(例えば、伝送速度、通信速度)は無線端末の電波環境のみならず、無線基地局配下の無線通信端末の数とこれら無線通信端末の電波環境によって決まる。ユーザは単純に無線通信端末で受信するパイロット信号の強度や要求伝送レートから無線端末のスループットを正確に予測するのは困難であった。
また、特許文献1および特許文献2に開示された通信開始前に予測されるデータレートを表示する技術では、実際のレート計測を実施しておらず、端末への通知レートは基地局側の情報を基にした推測値である。
EV−DO方式のパケットデータ移動通信システムに代表されるベストエフォート型の時分割多方式を採用したパケットによる移動体通信システムでは、1つのスロットに対して時分割で1ユーザ(または端末)のデータが割り当てられる。このスロットの割り当て方法は、無線通信端末から送信されるフォワードリンクの要求伝送レートを基に無線基地局のスループットが最適化されるように行われる。つまり、EV−DO方式のようなベストエフォート型のデータ通信方式では、前述の電波環境の表示や基地局からの推測レート値が入手できたとしても、現在の利用者数、利用可能待機端末のアクセスにより、現在および次の瞬間のスループットは変わってくる。端末の電波状況による無線基地局へのデータレート要求は出せても実際のレートの算出はできず、必ずしも利用者にとって使いやすいものではない場合があった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、無線通信網において実際のスループットを算出するためには何らかのデータを無線基地局から無線通信端末へ送信させ、通信開始前に実際の算出スループットの提示をユーザに対して行うことを目的とする。また、本発明は、EV−DOに代表されるベストエフォート型データ通信方式において、無線端末利用者による通信の前における無線データレートの測定を可能とすることを目的とする。また、本発明は、データ通信の効率的運用を促進することを目的とする。さらに、本発明は、Nullパケットデータを用いることで、端末利用者は正規データ通信(課金対象通信)の範囲外で無線レートを確認可能にすることを目的とする。
ベストエフォート方式の移動体通信システムにおいて、端末側の無線レート表示の要求が基地局に行われたときに、基地局から移動局端末への無線レート値を算出するためのNullパケットデータ提供と、端末に於いてデータレート算出とレート値の表示を行う。
移動局端末は、常に電波状況(C/I値)を計測し端末に電波レベルの表示を行えるが、無線レートに関しては、同セクタ内の他端末の通信状況および台数を考慮したうえで、何らかのデータを基地局から送信することが好ましい。一方、実際にデータ通信を行えばデータ通信料金が発生するとともにトラフィックを増大させる要因になるため、常時実際のデータ通信を行うことは必ずしも効果的ではない場合がある。
移動局端末の使用者が、データ通信を始めるにあたって現在の無線レート(スループット)を算出したい場合に、端末から基地局へレート確認要求を発信し、それを受けた基地局は、例えば空スロットを用いてNullパケットデータを端末ヘ送信し、セクタの使用状況を考慮したNullデータパケットが端末へ送られ、端末側でデスループットを算出する。移動局端末側では、無線レート値のユーザへの提供と表示を電波状況表示とは違う形で数値、図形またはその組み合わせで表示する。
本発明における無線端末装置のひとつは、待機状態において、無線基地局へ所定信号を送出する信号送出手段と、無線基地局から送出される所定信号を受信する受信手段と、前記受信手段が、前記所定信号を予め設定された情報量分受信した場合、該受信量に達するまでに要した時間にもとづき、通信した場合に予想される伝送速度を算出する信号処理手段と、前記信号処理手段により算出した伝送速度を表示する表示手段とを備えたことを特徴のひとつとする。
また、本発明における他の無線端末装置は、待機状態において、無線基地局へ所定信号を送出する信号送出手段と、無線基地局から送出される所定信号を受信する受信手段と、前記受信手段が、前記所定信号を受信したときから予め設定された時間に達した場合、該時間までに受信した前記所定信号の情報量にもとづき、通信した場合に予想される伝送速度を算出する信号処理手段と、前記信号処理手段により算出した伝送速度を表示する表示手段とを備えたことを特徴のひとつとする。
本発明における無線基地局は、無線通信端末より第1の所定信号を受信する信号受信手段と、前記信号受信手段が、前記第1の所定信号を受信した場合、第2の所定信号生成を行う信号処理手段と、前記信号処理手段が生成した第2の所定信号を前記無線通信端末へ送出するデータ送信手段とを備えたことを特徴のひとつとする。
本発明の第1の解決手段によると、
待機状態において第1の信号を無線基地局へ送信し、無線通信路により無線基地局と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための、第1の信号に応じた情報量分又は無線基地局により設定された情報量分のひとつ又は複数の第2の信号の送信を要求するための送信部と、
第1の信号に応じて無線基地局から送信されるひとつ又は複数の第2の信号を受信するための受信部と、
前記受信部によりひとつ又は複数の第2の信号が、第1の信号に応じた情報量分受信された場合に、第2の信号の受信開始から該情報量に達するまでに要した時間と、受信した第2の信号の情報量とに基づき伝送速度を算出する、又は、前記受信部により第2の信号の送出終了通知が無線基地局から受信された場合に、第2の信号の受信開始から送出終了通知を受信するまでに要した時間と、受信した第2の信号の情報量とに基づき伝送速度を算出する信号処理部と
を備えた無線通信端末が提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
待機状態において第1の信号を無線基地局へ送信し、無線通信路により無線基地局と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための、第1の信号に応じた情報量分又は無線基地局により設定された情報量分のひとつ又は複数の第2の信号の送信を要求するための送信部と、
第1の信号に応じて無線基地局から送信されるひとつ又は複数の第2の信号を受信するための受信部と、
前記受信部による第2の信号の受信開始から予め設定された時間経過した場合、該予め設定された時間の経過までに受信した第2の信号の情報量と、予め設定された時間とに基づき伝送速度を算出する信号処理部と
を備えた無線通信端末が提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
通信データを格納するデータエリアが時分割された複数のスロットで構成され、スロット毎に各無線通信端末宛てのデータ又は信号をそれぞれ割り当てて、無線基地局から無線通信端末へのデータ又は信号を送信する無線通信システムにおいて、待機状態の前記無線通信端末が、無線通信路により前記無線基地局と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための前記無線基地局であって、
第1の信号を前記無線通信端末から受信し、無線通信路により前記無線通信端末と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための第2の信号の送信が、前記無線通信端末からの第1の信号により要求されるための受信部と、
前記受信部により第1の信号が受信された場合、第1の信号に応じた情報量分又は予め設定された情報量分の第2の信号を生成し、生成された第2の信号を、空スロットがある場合には空スロットに挿入し、一方、空スロットがない場合はスロットに割り込ませて、前記無線通信端末へ送信させる信号処理部と、
前記信号処理部により生成されたひとつ又は複数の第2の信号を、前記無線通信端末へ送信するための送信部と、
を備えた前記無線基地局が提供される。
本発明の第4の解決手段によると、
通信データを格納するデータエリアが時分割された複数のスロットで構成され、スロット毎に各無線通信端末宛てのデータ又は信号をそれぞれ割り当てて、無線基地局から無線通信端末へのデータ又は信号を送信する無線通信システムにおいて、待機状態の前記無線通信端末が、無線通信路により前記無線基地局と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための前記無線通信システムであって、
前記無線通信端末は、
待機状態において第1の信号を前記無線基地局へ送信し、無線通信路により前記無線基地局と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための、第1の信号に応じた情報量分又は前記無線基地局により設定された情報量分のひとつ又は複数の第2の信号の送信を要求するための第1の送信部と、
第1の信号に応じて前記無線基地局から送信されるひとつ又は複数の第2の信号を受信するための第1の受信部と、
前記第1の受信部によりひとつ又は複数の第2の信号が、第1の信号に応じた情報量分受信された場合に、第2の信号の受信開始から該情報量に達するまでに要した時間と、受信した第2の信号の情報量とに基づき伝送速度を算出する、又は、前記第1の受信部により第2の信号の送出終了通知が前記無線基地局から受信された場合に、第2の信号の受信開始から送出終了通知を受信するまでに要した時間と、受信した第2の信号の情報量とに基づき伝送速度を算出する第1の信号処理部と、
を備え、
前記無線基地局は、
第1の信号を前記無線通信端末から受信し、第2の信号の送信が前記無線通信端末からの第1の信号により要求されるための第2の受信部と、
前記第2の受信部により第1の信号が受信された場合、第1の信号に応じた情報量分又は予め設定された情報量分の第2の信号を生成し、生成された第2の信号を、空スロットがある場合には空スロットに挿入し、一方、空スロットがない場合はスロットに割り込ませて、前記無線通信端末へ送信させる第2の信号処理部と、
前記第2の信号処理部により生成されたひとつ又は複数の第2の信号を、前記無線通信端末へ送信するための第2の送信部と、
を備えた前記無線通信システムが提供される。
本発明の第5の解決手段によると、
通信データを格納するデータエリアが時分割された複数のスロットで構成され、スロット毎に各無線通信端末宛てのデータ又は信号をそれぞれ割り当てて、無線基地局から無線通信端末へのデータ又は信号を送信する無線通信システムにおいて、待機状態の前記無線通信端末が、無線通信路により前記無線基地局と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための前記無線通信システムであって、
前記無線通信端末は、
待機状態において第1の信号を前記無線基地局へ送信し、無線通信路により前記無線基地局と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための、第1の信号に応じた情報量分又は前記無線基地局により設定された情報量分のひとつ又は複数の第2の信号の送信を要求するための第1の送信部と、
第1の信号に応じて前記無線基地局から送信されるひとつ又は複数の第2の信号を受信するための第1の受信部と、
前記第1の受信部による第2の信号の受信開始から予め設定された時間経過した場合、該予め設定された時間の経過までに受信した第2の信号の情報量と、予め設定された時間とに基づき伝送速度を算出する第1の信号処理部と、
を備え、
前記無線基地局は、
第1の信号を前記無線通信端末から受信し、第2の信号の送信が前記無線通信端末からの第1の信号により要求されるための第2の受信部と、
前記第2の受信部により第1の信号が受信された場合、第1の信号に応じた情報量分又は予め設定された情報量分の第2の信号を生成し、生成された第2の信号を、空スロットがある場合には空スロットに挿入し、一方、空スロットがない場合はスロットに割り込ませて、前記無線通信端末へ送信させる第2の信号処理部と、
前記第2の信号処理部により生成されたひとつ又は複数の第2の信号を、前記無線通信端末へ送信するための第2の送信部と、
を備えた前記無線通信システムが提供される。
本発明によると、無線通信網において実際のスループットを算出するためには何らかのデータを無線基地局から無線通信端末へ送信させ、通信開始前に実際の算出スループットの提示をユーザに対して行うことができる。また、本発明によると、EV−DOに代表されるベストエフォート型データ通信方式において、無線端末利用者による通信の前における無線データレートの測定を可能とすることができる。また、本発明によると、データ通信の効率的運用を促進することができる。さらに、本発明によると、Nullパケットデータを用いることで、端末利用者は正規データ通信(課金対象通信)の範囲外で無線レートを確認可能にすることができる。
図1は、本実施の形態を適用する移動体無線通信システムの構成例である。無線通信システムは、以下のように構成されデータ通信を行う。なお、移動体通信に限らず、適宜の無線通信システムを用いることができる。
無線通信システムは、無線通信端末(以下AT(Access Terminal)と称す)(100)と、無線基地局(以下AP(Access Point)と称す)(300)と、基地局制御部(以下BSC(Base Station Controller)と称す)(400)とを備える。
無線通信端末AT(100)は、無線基地局AP(300)との間で無線による通信路を確立する。各AP(300)が管理する無線エリアをセクタ(200)と呼び、それぞれのセクタ内では複数のAT(100)がAP(300)に接続可能である。セクタ(200)はハンドオーバを可能とするため図1に示すセクタ200−1とセクタ200−2のように隣接するセクタ同士で重複している。
また、各々のAP(300)は有線接続により基地局制御部BSC(400)に接続される。BSC(400)には、複数のAP(300)が接続可能であり、BSC(400)は有線接続によりInternetや公衆通信網などの適宜のNetwork(500)に接続されている。
上述の通りAT(100)とAP(300)との間は、無線通信路により接続されており、この無線通信路を介してパケット(1000)が、例えば、AP(300)からAT(100)に届けられる。
パケット(1000)は、AP(300)の状態と、AT(100)がAP(300)に接続するのに必要な各種情報とを含む報知情報(1050)、および、実際にユーザが取り扱っている通信データ(以下トラフィックデータと称す)(1100)を含む。
AT(100)が、データ通信を行う場合、まずAP(300)との無線通信路を確立し接続する。AT(100)からの接続要求を受けたAP(300)はBSC(400)との通信路を確立した後に、AT(100)に無線リソースを割当て、無線通信路を確立する。
無線通信路を確立し、データ通信が可能となったAT(100)は、自らのおかれた環境下でデータを受信できる最大の伝送速度を算出し、AP(300)に要求する。例えば、AT(100)は、C/I(Carrier to Interference Power Ratio)値に応じた伝送速度を要求する。AP(300)はAT(100)から要求された伝送速度に応じた速度でデータを送信している。
報知情報(1050)およびトラフィックデータ(1100)は、共に時分割された単位であるスロットが複数集まったものであり、それぞれのスロットにはパイロット信号(1200)が搭載されている。
また、トラフィックデータエリア(1100)は、ユーザの通信データを格納するエリアであり、スロット毎に異なるユーザ宛のデータを格納している。なお、格納するユーザの通信データが存在しない場合は、スロットが空きの状態であり、本実施の形態において、「空きスロット」と呼ぶ。
図2に、パケット(1000)の構成例を示す。
パケット(1000)は、報知情報エリア(1050)およびトラフィックデータエリア(1100)に分かれている。報知情報エリア(1050)およびトラフィックデータエリア(1100)はそれぞれ時分割されておりスロットと呼ばれる単位で構成される。1スロットは、例えば1/600s(=約1.67ms)である。
例えば、報知情報エリア(1050)は8スロット(もしくは16スロット)、トラフィックデータエリア(1100)は248スロット(もしくは240スロット)からなり、これらを合計した256スロット(=約426.67ms)が1つの周期として連続して送受信されている。この256スロットで構成されるひと塊を本実施の形態ではパケット(1000)と呼ぶ。
それぞれのスロットはハーフスロットが2つ組み合わされており、各ハーフスロットの中心にパイロット信号(1200)が格納されている。パイロット信号(1200)は、AT(100)における受信電力を示しており、AP(300)からの信号電力と他受信電力(または干渉雑音電力)との比であるC/I値を求めるために使用される。
報知情報データ(1060)には、AP(300)に接続されているユーザ数やその他の無線情報が格納されている。また、トラフィックデータエリア(1100)には、各ユーザ宛のデータが含まれており、どのスロットにどのユーザ宛のデータを格納するかはAP(300)が決定している。このとき、スロット毎に各ユーザデータが割り当てられる。どのユーザにも割り当てられなかったスロットは空きスロット(1100−3)となり、トラフィックデータは含まれない状態となる。
なお、各スロットに格納されたデータはAP(300)によって符号化されたデータであり、符合化した際に用いたキーで逆符合化しなければ正しいデータとして判別できない。AP(300)がデータを符号化するキーは、AT(100)がAP(300)との無線通信路を確立する際に無線リソースのひとつとしてAT(100)にも通知しており、これを使用しAT(100)はデータを逆符合化する。
図2の場合、図1のケースとしてAP1(300−1)のセクタ内で通信しているATをAT1(100−1)およびAT2(100−2)としているので、トラフィックデータエリアには、AT1用トラフィックデータエリア(1100−1)、AT2用トラフィックデータエリア(1100−2)および空きデータエリア(1100−3)が割り当てられていることになる。
図3は、AT(100)のブロック図である。AT(100)は、アンテナ(170)と、送受信部(110)と、信号処理部(120)と、I/O制御部(130)と、周辺装置部(140)と、CPU(150)と、MM(メモリ)(160)とを備える。また、AT(100)の各部は、例えばバス(180)を介して接続されている。AT(100)は、AP(300)との間で無線通信路によりデータ通信を行う。
周辺装置部(140)は、例えば、データや指示を入力するためのボタンから構成される入力部(140−1)と、データを閲覧したり電波強度等を表示したりするLCDやLED等を有する表示部(140−2)と、スピーカ(140−3)とを備えている。なお、入力部(140−1)には、ボタン以外にもまたはボタンとともに、必要に応じてタッチパネルやマウスポインタ、マイク入力等の適宜の入力手段を備えてもよい。表示部(140−2)は、信号処理部(120)により算出されたスループットに基づく値、画像、基地局情報、エリア情報及び通信事業者情報のいずれか又は複数を表示することができる。
送受信部(110)は、例えば、送信部(110−2)と、受信部(110−1)とを有する。送受信部(110)の送信部(110−2)は、受信している電波状態(例えばC/I値)から算出した要求伝送速度(例えばDRC)をアンテナ(170)を介してAP(300)に対して送信する。また、送信部(110−2)は、待機状態において、例えば操作者からの指示入力に従い、伝送速度を算出するためのNullデータ(第2の信号)の送信を要求する信号(第1の信号)をAP(300)へ送信する。
送受信部(110)の受信部(110−1)は、AP(300)からの報知情報(1050)およびトラフィックデータ(1100)をアンテナ(170)を経由して受信する。また、受信部(110−1)は、AP(300)から送出される伝送速度を算出するためのNullデータを受信する。また、送受信部(110)は、AP(300)との間で通信を行う為のPhase Shift Keying(PSK)方式等の変復調処理を行う。
信号処理部(120)は、スループット(例えば、伝送速度)算出用のNullデータ等ダミーデータの受信を判定するNullデータ判定部(120−1)と、Nullデータを基にスループット算出を行うスループット算出部(120−2)と、スループット算出部(120−2)において算出されたスループットを表示部(140−2)へ表示するよう指示を与えるスループット表示要求部(120−3)と、DRCテーブル(120−4)とを有する。なお、本実施の形態においては、Nullデータを用いる以外にも、課金対象外として予め定めらたて適宜のデータを用いることができる。
信号処理部(120)は、アンテナ(170)を経由して送受信部(110)が受信した報知情報(1050)およびトラフィックデータ(1100)を受け予想スループットを算出する。なお、本実施の形態において、「予想スループット」とは、待機状態においてNullデータを受信して算出される実測値であり、実際に通常のデータ通信を行う場合に予想されるスループットである。
スループット算出部(120−2)は、受信したNullデータの受信量を計測するNullデータカウント部(120−21)と、Nullデータを受信している時間を計測するタイマ部(120−22)とを有する。なお、Nullデータカウント部(120−21)、タイマ部(120−22)は、スループット算出部(120−2)内に備えられる以外にも、別個独立に備えられ、スループット算出部(120−2)がNullデータカウント部(120−21)およびタイマ部(120−22)からデータ量と時間とを入力してスループットを算出するようにしてもよい。また、設定されたデータサイズのNullパケットが送信され、送信終了後に終了通知がAP(300)から送信される場合には、Nullデータカウント部(120−21)を省略して、設定されたデータサイズと、タイマ部(120−22)により計測された受信時間とを用いてスループットを算出するようにしてもよい。
予想スループット算出に係るデータおよびデータ通信機能を実現させるプログラム等は、記憶装置であるMM(160)に格納されている。また、MM(160)は、処理を行う際のワークエリアも兼ねている。
Nullデータ判定部(120−1)は、受信手段により受信されたデータが、Nullデータか否かを判別する。Nullデータカウント部(120−21)は、Nullデータ判定部(120−1)がNullデータを判別した場合に、Nullデータの情報量をカウントする。タイマ部(120−22)は、Nullデータカウント部がデータのカウントを開始してからの時間を計測する。タイマ部(120−22)では、例えば、Nullデータの受信開始から、Nullデータカウント部(120−21)によりカウントされる情報量が予め設定された情報量に達するまでの時間、または、Nullデータの受信開始から、Nullデータの送出終了通知をAP(300)から受信するまでの時間が計測される。スループット算出部(120−2)は、Nullデータカウント部(120−21)によりカウントされたデータ量と、タイマ部により計測された時間とに基づき、伝送速度を算出する。
予想スループットの算出要求を行う場合、CPU(150)が送受信部(110)、信号処理部(120)およびMM(160)を制御して、AP(300)に予想スループットの算出のためのNullデータ送出要求を送出する。また、自装置に予想スループットの表示を行う場合、スループット表示要求部(120−3)が、I/O制御部(130)を介して周辺装置部(140)内の表示部(140−2)に、算出された予想スループット値に対応した表示を行うよう指示する。なお、CPU(150)は、AT(100)全体の制御を行い、データ通信機能を実現している。
図10に、DRCテーブル(120−4)の構成例を示す。DRCテーブル(120−4)は、データレートとC/I値が対応して記憶される。なお、DRCテーブル(120−4)は、信号処理部(120)に備えられる以外にも、MM(160)に備えられても良い。
図4は、AP(300)のブロック図である。
AP(300)は、アンテナ(370)と、送受信部(310)と、信号処理部(320)と、I/O制御部(330)と、周辺装置部(340)と、CPU(350)と、M(360)とを有する。また、AP(300)の各部は、例えばバス(380)で接続されている。AP(300)は、AT(100)との間で無線通信路を介してデータ通信を行う。
信号処理部(320)は、AT(100)より送信される信号を送受信部(310)を介して受信し、その信号がNull送出要求信号であるか否かの判定を行うAT要求信号判定部(320−1)と、AT(100)からのDRC要求に対してDRCを決定するDRC決定部(320−2)と、AT(100)より受信した信号がNull送出要求信号であった場合に、所定量のNullデータの生成を行うNullデータ生成部(320−3)と、生成したNullデータおよび通常の通信データを所定のアルゴリズムに従い通信チャネルのタイムスロットへ格納させるよう、送受信部(310)へ指示を行うスケジューリング部(320−4)とを有する。
周辺装置部(340)は、例えば、初期設定値入力を行うための初期設定入力部(340−1)を有する。初期設定入力部(340−1)には必要に応じて入力パソコンおよびキーボードを備えてもよい。
送受信部(310)は、受信部(310−1)と、送信部(310−2)とを有する。受信部(310−1)は、AT(100)からの報知情報(1050)およびトラフィックデータ(1100)を、アンテナ(370)を経由して受信する。また、受信部(310−1)は、AT(100)からの要求伝送速度およびNull送出要求信号を受信する。
送信部(310−2)は、AT(100)にNullデータを所定のスロットで送出する。送受信部(310)は、AP(100)との間で通信を行う為のPhase Shift Keying(PSK)方式等の変復調処理を行う。
図5は、本実施の形態で、図1に示す構成例にAT3(100-3)が加わったときの移動体無線通信システムの構成例である。例えば、AT1およびAT2がAP1と通信している場合に、AT3が本実施の形態におけるスループット算出処理を行う場合のシステム構成例である。ここで、パケット(1000-1)は、図1で示されるパケット(1000)と同様のフレーム構成をしたものであり、AT3(100-3)向けのNullデータは、空きデータエリア(1103)のひとつのスロットに挿入された場合を示している。
図6は、AT(100)とAP(300)間におけるスループット算出の動作フロー例(1)である。本図は、NullデータサイズをAT(100)側で固定値として設定する場合のフローを示す。
AT(100)は、AP(300)から送信されているパイロット信号波(2000−30)を受信し、主信号強度(C/I値)を算出(2000−1)し、AT(100)の表示部(140−2)に主信号強度を表示(2000−2)する。
AT(100)がスループット算出を実施するときには、例えば操作者からの指示入力に従い、Nullデータサイズを予め定められたサイズに設定し(2000−4)、特番発信(2000−3)により、DRC(データレート要求値、Data Rate Control)とNullデータ送出要求(第1の信号)とをAP(300)へ送信する(2000−31)。ここで、AT(100)は、DRCについてはDRCテーブル(4000−14)を参照して、算出されたC/I値に対応するDRCが選択し、選択されたDRCを送信することができる。なお、送信されるDRCは、具体的な数値(kbps等)以外にも、DRCに対応する適宜の識別情報であってもよい。また、Nullデータ送出要求は、設定されたデータサイズを含む。
AP(300)は、DRCとNullデータ送出要求とを受信する。AP(300)は、AT(100)から受信したデータをAT要求信号判別部(320−1)で監視している。AP(300)のAT要求信号判定部(320−1)により、受信したデータがNullデータ送出要求であると判別されると、DRC決定部(320−2)は、DRCを決定(2000−20)する。例えば、DRC決定部(320−2)は、DRCを、AT(100)から受信したDRCの値としてもよいし、受信した識別情報に対応するDRCの値としてもよい。
なお、AT要求信号判別部(320−1)は、予め設定された特番発信であることにより、Nullデータ送出要求であると判別することもできる。また、AT要求信号判別部(320−1)によりNullデータ送出要求でないと判別された場合には、例えば通常の通信要求または他のサービス要求として、適宜の処理を実行することができる。
Nullデータ生成部(320−3)は、Nullデータを、AT(100)で設定され、AP(300)で受信されたNullデータサイズ分生成する(2000−21)。なお、Nullデータ生成部(320−3)は、生成されたNullデータを、適宜のファイル(Nullデータファイル)に保持しても良い。
次に、スケジューリング部(320−4)は、パケットスケジューリング(2000−22)を行う。ここで、すべての下りデータ受信中端末がスケジューリングの対象となる。すなわち、AP(300)と通信中の端末(第2の無線通信端末、例えば図5におけるAT1、AT2)に加え、Nullデータ送出要求が受信された端末(第1の無線通信端末、例えば図5におけるAT3)についても、パケットスケジューリングが行われる。例えば、各スロットに、AP(300)と通信中の端末及びNullデータ送出要求が受信された端末宛ての適宜のデータ又はNullデータを割り当てる。なお、本実施の形態において、「通信中」という場合は、Nullデータ送出要求が受信された端末は含まない。また、Nullデータ送出要求が受信された端末がいてもいなくても、スケジューラは、例えばEV−DOの一機能として働いている。パケットスケジューリングの一例については後述する。
スケジューリング部(320−4)は、スケジューリング結果を参照し、空きスロットの有無を判定する(2000−22−1)。スケジューリング部(320−4)は、空きスロットがある場合には(2000−22−1)、空きスロットへ生成されたNullデータをさらに挿入する(2000−22−2)。本実施の形態において、空スロットがあれば、Nullデータ送出要求が受信された端末へのスケジューリング割り当ては、空きスロットを積極的に使用することができる。空きスロットがある場合でも、AP(300)としては、一時的に通信ユーザが一人増えたときとほぼ同じ動作をするが、積極的に空きスロットを利用することができる。
一方、スケジューリング部(320−4)は、空きスロットがない場合には(2000−22−1)、生成されたNullデータをスロットへ割り込ませる(2000−22−3)。例えば、スケジューリング部(320−4)は、空スロットがなければ、Nullデータ送出要求が受信された端末も、短時間ではあるが通常の通信端末増加と同等のスケジューリングを行い、一時的に1ユーザが増えたと同じ割り込みスケジューリングを行う。空きスロットがない場合でも、一時的に1ユーザが加わるというスケジューリングを行うことで、他ユーザ領域を削って(割り込み)一時的にNullデータをスロットに割り当てる。なお、この時も後述するスケジューリングの例は有効である。なお、割り込みについては、適宜の手法を用いてもよい。
図12は、スロットが割り当てられたパケットの例を模式的に表した図(1)である。ここで、空スロットがある場合とない場合のスロットの割り当てについて説明する。なお、図示のパケットはトラフィックエリア(1100)のみを示し、報知情報エリア(1050)は省略している。
上述の処理2000−22により、AP(300)との間で通信中の端末(AT1、AT2)と、Nullデータ送出要求が受信された端末(AT3)とにスロットが割り当てられ、例えば図12のパケット1110またはパケット1130のようになる。パケット1110は空スロットがある場合の例(図12(a))を示し、一方パケット1130は、空スロットがない場合の例(図12(b)))を示す。
空スロットがある場合(パケット1110の場合)、上述の処理2000−22−2により、空スロットに、Nullデータ送出要求が受信された端末(AT3)宛てのNullデータが挿入され、パケット1120のようになる。
一方、空スロットがない場合(パケット1130の場合)、上述の処理2000−22−3により、Nullデータ送出要求が受信された端末(AT3)宛てのNullデータが割り込まれ、パケット1140のようになる。
図6に戻り、次に、AP(300)は、スロットに挿入されたNullデータを、送受信部(310)を介してAT(100)へ送出する(2000−23)。AT(100)は、送受信部(110)を介してAP(300)からNullデータを受信する(2000−5)。AT(100)は、AP(300)から受信したNullデータをNullデータ判定部(120−1)で監視している。AP(300)から送られAT(100)が受信したデータが、Nullデータ判定部(120−1)によりNullデータ(2000−32)であると判定されると、AT(100)内のNullカウント部(120−21)は、受信したNullデータのデータ量をカウントする。また、タイマ部(120−22)は、Nullデータの受信時間計測を始める(2000−6)。なお、タイマ部(120−22)は、最初にNullデータを受信した場合に受信時間計測を始める。受信したNullデータが最初に受信したNullデータでない場合、又は、タイマ部(120−22)が既に受信時間の計測を始めている場合、タイマ部(120−22)の処理は行わない。
AT(100)により、Nullデータ受信はNullデータファイルの受信完了まで繰り返される(2000−5、6、7)。一方、AP(300)でも、生成されたNullデータの送信が完了するまで送信を繰り返し(2000−23、24)、Nullデータの送出が終了(2000−25)した後、AT(100)へNullデータ送出の終了通知を送出(2000−33)する。
AT(100)は、終了通知(2000−33)を受けると、タイマ部(120−22)による時間の計測を止め、スループット算出部(120−2)においてスループットを算出(2000−8)する。スループットは、受信Nullデータ量をNullデータ受信時間で割ることで算出される(2000−8−1)。
スループット算出値=受信Nullデータ量/Nullデータ受信時間
ここで、受信Nullデータ量は、Nullデータカウンタ部(120−21)でカウントされた値を用いることができる。また、受信Nullデータ量は、設定したデータサイズを用いてもよい。Nullデータ受信時間は、タイマ部(120−22)で計測された時間を用いることができる。
算出されたスループットは、スループット表示要求部(120−3)の指示によりAT(100)の表示部(140−2)に表示される(2000−9)。また、信号処理部(120)は、算出されたスループットをMM(160)に記憶しても良い。
なお、AT(100)は、終了通知(2000−33)を受けてスループットを算出する以外にも、処理2000−4で設定したデータサイズだけNullデータを受信した場合にスループットを算出するようにしてもよい。例えば、AT(100)は、Nullデータカウンタ部(120−21)のカウント値が設定されたデータサイズに達した場合に、スループットを算出するようにしてもよい。
AP(300)は、Nullデータ送出終了後(2000−25)に本処理の動作を終了(2000−26)する。また、AT(100)は、スループット表示(2000−9)後に本処理の動作を終了する(2000−10)。なお、表示部(140−2)には、信号処理部(120)により算出されたスループットに基づく値、画像、基地局情報、エリア情報及び通信事業者情報のいずれか又は複数を表示することができる。
図7は、AT(100)とAP(300)間におけるスループット算出の動作フロー例(2)である。本図は、NullデータサイズをAT(100)側で固定値として設定せず、Nullデータサイズを可変サイズとした場合のAT(100)とAP(300)間におけるスループット算出の動作フロー例を示す。
AT(100)は、AP(300)から送信されているパイロット信号波(3000−30)を受信し、主信号強度(C/I値)を算出(3000−1)し、AT(100)の表示部(140−2)に主信号強度を表示(3000−2)する。
AT(100)がスループット算出を実施するときには、例えば操作者からの指示入力に従い、特番発信により、DRC(データレート要求値)とNullデータ送出要求(3000−31)をAP(300)へ送信する(3000−3)。なお、DRCについては、上述の処理2000−3および2000−31と同様である。
AP(300)は、DRCとNullデータ送出要求(第1の信号)とを受信する。AP(300)は、AT(100)から受信したデータをAT要求信号判別部(320−1)で監視している。AP(300)のAT要求信号判定部(320−1)により、受信したデータがNullデータ送出要求であると判別されると、DRC決定部(320−2)はDRCを決定(3000−20)する。
また、Nullデータ生成部(320−3)は、予め定められたサイズのNullを生成する(3000−21)。なお、Nullデータ生成部(320−3)は、生成されたNullデータを、適宜のファイル(Nullデータファイル)に保持しても良い。
次に、スケジューリング部(320−4)は、パケットスケジューリング(3000−22)を行う。また、スケジューリング部(320−4)は、スケジューリング結果を参照し、空きスロットの有無を判定する(3000−22−1)。スケジューリング部(320−4)は、空きスロットがある場合には(3000−22−1)、空きスロットへ生成されたNullパケットをさらに挿入する(3000−22−2)。一方、スケジューリング部(320−4)は、空きスロットがない場合には(3000−22−1)、生成されたNullデータをスロットへ割り込ませる(3000−22−3)。なお、処理3000−22、3000−22−1〜3の詳細は、それぞれ上述の処理2000−22、2000−22−1〜3と同様であるので説明を省略する。
次に、AP(300)は、スロットに挿入されたNullデータを、送受信部(310)を介してAT(100)へ送出する(3000−23)。AT(100)は、送受信部(110)を介してAP(300)からNullデータを受信する。AT(100)は、AP(300)から受信したデータをNullデータ判定部(120−1)で監視している。AP(300)から送られAT(100)が受信したデータがNullデータ判定部(120−1)によりNullデータ(3000−32)であると判定されると、AT(100)内のNullデータカウント部(120−21)は、受信したNullデータのデータ量をカウントする(3000−5)。また、タイマ部(120−22)は、Nullデータの受信時間計測を始める(3000−5)。Nullデータ受信はNullデータファイルの受信完了まで繰り返される(3000−4、5、6)。なお、タイマ部(120−22)は、最初にNullデータを受信した場合に受信時間計測を始める。受信したNullデータが最初に受信したNullデータでない場合、又は、タイマ部(120−22)が既に受信時間の計測を始めている場合、タイマ部(120−22)の処理は行わない。
一方、AP(300)でもNullデータ送信が完了するまで送信を繰り返す(3000−23、24)。繰り返される際、例えば、AP(300)の信号処理部(320)は、セクタ内(200−1)の混雑状況を判断し(3000−25)、混雑が予め定められた規定値以内であればNullデータ送出を繰り返す(3000−23)。また、規定値以上の混雑と判断される場合には(3000−25)、例えば送出時間低減のため、Nullデータサイズを変更(例えば減少または増加)して(3000−26)、処理3000−22に戻り、変更されたサイズのNullデータ送出を継続する(3000−22〜3000−24)。
一般に、Nullデータの受信時間が長いほど、平均スループットとしての精度が上がるが、空きスロットが有り続けたとしても数ミリ秒〜数秒以内に終了することがある。そのため、DRCに見合ったNullデータ量にして計測時間(Null送出時間)を制限することができる。
セクタ内混雑状況の判定(3000−25)としては、例えば、セクタ内の通信中AT数および通信中ATの電波状況により判定されることができる。信号処理部(320)は、例えば、セクタ内で電波状態のよいATが多く通信しているほどそのセクタは混雑していると判定する。一例として、電波状態が所定の閾値異常のAT(100)が、予め定められた数以上ある場合には混雑していると判断し、それ以外であれば混雑していないと判断することができる。なお、信号処理部(320)は、混雑状況に応じて、Nullデータサイズの減少量を決定してもよい。AP(300)は、Nullデータの送出が終了(3000−27)した後、AT(100)へ終了通知を送出(3000−33)する。
AT(100)は、終了通知(3000−33)を受けると、スループット算出部(120−2)においてスループットを算出(3000−7)する。スループットは受信Nullデータ量をNullデータ受信時間で割ることで算出される(3000−7−1)。
スループット算出値=受信Nullデータ量/Nullデータ受信時間
ここで、受信Nullデータ量は、Nullデータカウンタ部(120−21)でカウントされた値を用いることができる。Nullデータ受信時間は、タイマ部(120−22)で計測された時間を用いることができる。
また、算出されたスループットは、スループット表示要求部(120−3)の指示により、表示部(140−2)に表示される(3000−8)。なお、信号処理部(120)は、算出されたスループットをMM(160)に記憶しても良い。
AP(300)は、Nullデータ送出終了後(3000−28)に本処理の動作を終了(3000−28)する。また、AT(100)は、スループット表示(3000−8)後に本処理の動作を終了する(3000−9)。なお、表示部(140−2)には、信号処理部(120)により算出されたスループットに基づく値、画像、基地局情報、エリア情報及び通信事業者情報のいずれか又は複数を表示することができる。
図8に、パケットスケジューリングアルゴリズムの代表例として、プロポーショナルフェア(Proportional Fair)方式についてのフローチャート(4000)を示す。
1xEV−DOでは、アクティブなATi(4000−10)は、測定したC/I値から受信すべきデータの伝送速度を決定し、データレート要求値DRCi(t)(4000−12)をAP(300)へ通知する(4000−1)。ここで、iは1〜nの整数であり、APと通信中の各ATをAT1、AT2、・・、ATi、・・ATnで表す。また、nはAPと通信するATの数である。
測定したC/I値から伝送速度を決めるにはAT(100)の信号処理部(120)にDRCテーブル(120−4)を用意しておき、AT(100)は、その表に従って伝送速度を決定する。
DRCi(t)(4000−12)は約1.67ms(600Hz)ごとにアップデートされる。なお、スケジューラ(スケジューリング部(320−4)、以下同じ)が、あるアルゴリズムのもとでそのATi(4000−10)にスロットを割り当てた場合、ATi(4000−10)ではDRCi(t)(4000−12)送信タイミングに対して1.5スロット後のタイミングでそのDRCi(t)(4000−12)に対応する伝送速度のデータが受信される。
スケジューラは回線品質の時間変動を利用し、DRCi(t)(4000−12)が高速伝送を要求しているATi(4000−10)に優先的に送信スロットを割当て送信することにより、そのシステムのセクタスループットを向上させることができる。プロポーショナルフェアとよばれるこのスケジューラは、複数のATi(4000−10)が競合する場合にはDRCi(t)(4000−12)が高い方のATi(4000−10)に対し先に送信を開始することを基本とする。しかし、ATi(4000−10)の電波伝播環境とデータの送信要求の発生頻度によっては、DRCi(t)(4000−12)が高い特定のATi(4000−10)にばかりスロットが割り当てられ送信されるのに対し、DRCi(t)(4000−12)が低いATi(4000−10)にはなかなかスロットが割り当てられないという、後者にとっては不都合な場合が生じることも考慮されなければならない。このスケジューラでは、送信を開始すべきATi(4000−10)に対し、過去一定時間の間にすでに送信されたデータ量を考慮し、次のスロットで送信するATi(4000−10)を決定する。
時刻t(4000−11)において、ATi(4000−10)からDRCi(t)が送信(4000−1)された場合、スケジューラは、各ATiからのDRCiを受信する(4000−2)。スケジューラは、過去一定時間にATi(4000−10)に送信されたデータレート平均値Ri(t)(4000−13)に基づき、ATi(4000−10)のDRCi(t)/Ri(t)(4000−3)を求める。スケジューラは、DRCi(t)(4000−12)を受信している他のATにも同様の操作を実施する。スケジューラは、ATiのDRCi(t)/Ri(t)が最大のATiに、次の送信スロットを割り当てる(4000−4)。また、送信スロットが割り当てられたATi宛てのデータがそのスロットの挿入され、送信される(4000−7)。
ここで、時刻t+1(4000−5)における、ATiごとのR(t+1)は以下の式により更新される(4000−6)。
R(t+1)=(1−1/tc)×R(t)+1/tc×DRC(t)
(tc=時定数)
ここで時定数tcは、過去一定時間の間にすでに送信されたデータ量を考慮する場合の時定数を表す。スケジューラは、時刻tをt=t+1として、処理4000−1〜7を実行する。なお、スケジューリングアルゴリズムとしては、図8に示す例以外にも適宜の手法を用いることができる。
ここで、空スロットの発生について説明する。
(1)ケース1(ATのドーマントモード(DormantMode)による空き)
EV−DO方式は、いわゆるインターネット接続用の無線インフラであり、ATユーザーとしてはウェブの受信−閲覧を繰り返すことが多くを占めると予想される。通信中の端末(AT)でも常にデータを受信しているわけではなく、事実上待機状態のATが存在すると考えられる。これは、ドーマントモードと呼ばれ、APの内部処理では、セクタ内の電源だけ入っている非通信待機端末と同じく扱われる。特に、無線特性の良い端末には高レート通信のDRCが割り当てられるので、データ速度向上によりダウンロード時間の短縮が起こり、空き時間が期待できる。また、同一セクタ内に通信中ATが複数あったとしても、混雑地帯でなければデータスロットの空きは生じやすいと考えられる。
(2)ケース2(断続データ受信による発生)
ATが受信するデータは、IP通信網を経由してAPから送信されるが、IP伝送の特性から、まとまったウェブを受信しているときでも、連続ではなく断続的にサーバーデータがATへ送信(ATが受信)されることが考えられ、そういう状況も空きスロットが発生する要因となる。
(3)ケース3(閾値未満による発生)
無線状態の悪いATでは、DRCの最低レートである38.4kbpsのC/I閾値(4000−14の例)より下回ることがある。この場合、割り当て外となり、空きスロット発生の要因となる。EV−DO方式では一時的な電波特性の悪化やトンネル通過なども考慮し、すぐに回線を切らず、ある決められた秒数だけ回線を維持する機能がある。
(4)ケース4(EV−DOの仕様上から発生する空きスロット)
EV−DOの標準化仕様である、3GPP2 C.S0024の第9章に規定されているパケット伝送特性から、空きスロットが発生することが考えられる。複数因果による結果と考えられるが、数値シミュレーションや実際の実験データから確認されている。
図9に、AT(100)におけるスループット算出値の表示例を示す。図示の例は、レート表示(5000−1)、C/I表示(5000−2)およびInterference表示(5000−3)を組み合わせて表示した場合の例である。レート表示(5000−1)はスループット値を数値表示させると共に、高いスループットほど図的に大きな円(または楕円)の図形を表示させ、データ通信のパイプが太くなる様子を表現している。
C/I表示(5000−2)は、主信号の受信レベルが高いほど上にバーが伸び、受信状態がよいことを表す。Interference表示(5000−3)は、主信号以外の干渉波(妨害波)が多いほど矢印の表示個数が増加し、スループット低下の一要因が目視できる。
なお、スループット算出値の表示例は、図示以外にも適宜の手法を用いてもよい。また、表示は、レート表示(5000−1)、C/I表示(5000−2)およびInterference表示(5000−3)のうち適宜のものを組み合わせて表示するようにしてもよい。
(変形例1)
図11に、AT(100)とAP(300)間におけるスループット算出の動作フローの変形例を示す。図11に示す動作例は、上述の図6の示す処理の変形例であり、AT(100)が、Nullデータの受信開始から予め定められた時間が経過したことにより、スループットを算出するものである。なお、図6と同様の処理については、上述の符号と同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
まず、AT(100)は、処理2000−1および2000−2を実行する。AT(100)がスループット算出を実施するときには、例えば操作者からの指示入力に従い、受信時間を予め定められた時間に設定し(5000−4)、特番発信(2000−3)により、DRCとNullデータ送出要求とをAP(300)へ送信する(2000−31)。また、 AP(300)は、処理2000−20〜2000−24の処理を実行する。
AT(100)は、Nullデータを受信する(2000−5)。AP(300)から受信したデータが、Nullデータ判定部(120−1)によりNullデータ(2000−32)であると判定されると、AT(100)内のNullカウント部(120−21)は、受信したNullデータのデータ量をカウントする(5000−6)。また、タイマ部(120−22)は、Nullデータの受信時間計測を始める(5000−6)。
AT(100)により、Nullデータ受信は、タイマ部(120−22)の計測時間が、設定された受信時間の経過を示すまで繰り返される(2000−5、5000−6、7)。なお、AT(100)は、受信時間の経過前であっても、Nullデータファイルの送出終了通知を受信することにより、Nullデータ受信をやめ、処理5000−8へ移ってもよい。
一方、AP(300)でも、生成されたNullデータの送信が完了するまで送信を繰り返し(2000−23、24)、Nullデータの送出が終了(2000−25)した後、AT(100)へNullデータ送出の終了通知を送出(2000−33)してもよい。
AT(100)は、設定された受信時間が経過すると、または、終了通知(2000−33)を受けると、タイマ部(120−22)による時間の計測を止め、スループット算出部(120−2)においてスループットを算出(5000−8)する。スループットは、受信Nullデータ量をNullデータ受信時間で割ることで算出される(5000−8−1)。
スループット算出値=受信Nullデータ量/Nullデータ受信時間
ここで、受信Nullデータ量は、Nullデータカウンタ部(120−21)でカウントされた値を用いることができる。Nullデータ受信時間は、タイマ部(120−22)で計測された時間を用いることができる。また、Nullデータ受信時間は、設定された受信時間を用いてもよい。次に、AT(100)は、処理2000−9を実行し、処理を終了する。また、AP(300)も処理を終了する。
図11に示す変形例は、図6の処理を変形した例であるが、同様にして、図7の処理を変形してもよい。
(変形例2)
上述のAP(300)の処理2000−22〜3000−22−3は、以下の処理2000−22’〜2000−22−3’のように変形して実行することもできる。
まず、スケジューリング部(320−4)は、Nullデータ送出要求が受信された端末(例えば図5のAT3)以外の、実際にAP(300)と通信している端末(例えば図5のAT1、AT2)について、パケットスケジューリングを行う(2000−22’)。パケットスケジューリングとしては、上述の図8に示す処理を用いることができるが、これ以外にも適宜の方法を用いることもできる。これにより、実際にAP(300)と通信している端末(例えばAT1、AT2)について、スロットが割り当てられる。
また、スケジューリング部(320−4)は、スケジューリング結果を参照し、空きスロットの有無を判定する(2000−22−1’)。スケジューリング部(320−4)は、空きスロットがある場合には(2000−22−1’)、空きスロット(例えば図1のスロット1100−3)に生成されたNullパケットを挿入する(2000−22−2’)。
一方、スケジューリング部(320−4)は、空きスロットがない場合には(2000−22−1’)、生成されたNullデータをスロットへ割り込ませる(2000−22−3’)。例えば、スケジューリング部(320−4)は、一時的に1ユーザ(または通信端末)が増えたとして、Nullデータ送出要求が受信された端末(例えばAT3)と、実際にAP(300)と通信している端末(例えばAT1、AT2)とについて、パケットスケジューリングを行う。空きスロットがない場合でも、一時的に1ユーザが加わるというスケジューリングを行うことで、他ユーザ領域を削って(割り込み)一時的にNullデータをスロットに割り当てることができる。なお、処理3000−22〜3000−22−3についても、上述と同様の変形が可能である。
図13は、本変形例において、スロットが割り当てられたパケットの例を模式的に表した図(2)である。なお、図示のパケットにはトラフィックエリア(1100)のみを示し、報知情報エリア(1050)は省略している。
上述の処理2000−22’により、AP(300)と通信中の端末(AT1、AT2)にスロットが割り当てられ、例えば図13のパケット1150またはパケット1170のようになる。パケット1150は空スロットがある場合の例を示し、一方パケット1170は、空スロットがない場合の例を示す。
空スロットがある場合(パケット1150の場合)、上述の処理2000−22−2’により、空スロットに、Nullデータ送出要求が受信された端末(AT3)宛てのNullデータが挿入され、例えばパケット1160のようになる。
一方、空スロットがない場合(パケット1170の場合)、上述の処理2000−22−3’により、Nullデータ送出要求が受信された端末(AT3)宛てのNullデータが割り込まれ、例えばパケット1180のようになる。
(変形例3)
また、上述の説明は、待機状態において、ひとつのAP(300)に対しての処理を示しているが、例えばセクタが重複しているエリアにAT(100)が位置している場合など、ATが複数のAPと通信可能な場合などには、通信可能な複数のAPに対してそれぞれ、上述の処理を順次実行しても良い。また、複数のAPから電波を受信している場合、受信電波が最大または所定値以上のAPに対して、上述の処理を実行しても良い。
本実施の形態におけるシステム構成図。 下りデータ回線のフレーム構造図。 無線通信端末(AT)のブロック図。 無線基地局(AP)のブロック図。 空きスロットにNullデータ‘3‘が入ったときのシステム構成。 ATとAP間における動作フローチャート(1)(Nullデータサイズ固定)。 ATとAP間における動作フローチャート(2)(Nullデータサイズ可変)。 スケジューリング(プロポーショナルフェア)アルゴリズムのフローチャート。 ATにおけるスループット表示例。 DRCテーブルの構成例。 ATとAP間における動作フローチャートの変形例。 スロットが割り当てられたパケットの例を模式的に表した図(1)。 スロットが割り当てられたパケットの例を模式的に表した図(2)。
符号の説明
100−1、2、3、4・・・無線通信端末(AT)
110・・・送受信部
110−1 受信部
110−2 送信部
120・・・信号処理部
120−1・・・Nullデータ判定部
120−2・・・スループット算出部
120−21・・・Nullデータカウント部
120−22・・・タイマ部
120−3・・・スループット表示要求部
120−4・・・DRCテーブル
130・・・I/O制御部
140・・・周辺装置部
140−1・・・入力部
140−2・・・表示器
140−3・・・スピーカ
150・・・CPU
160・・・メモリ(MM)
170・・・アンテナ
180・・・内部バス
200・・・セクタ
200−1・・・セクタ1
200−2・・・セクタ2
300・・・無線基地局(AP)
310・・・送受信部
310−1 受信部
310−2 送信部
320・・・信号処理部
320−1・・・AT要求信号判定部
320−2・・・DRC決定部
320−3・・・Nullデータ生成部
320−4・・・スケジューリング部
330・・・I/O制御部
340・・・周辺装置部
340−1・・・初期設定入力部
350・・・CPU
360・・・メモリ(MM)
370・・・アンテナ
380・・・内部バス
400・・・無線基地局制御部(BSC)
500・・・Internet
1000・・・パケット(AT1およびAT2のパケットデータが存在の時)
1000−1・・・パケット(AT1、AT2およびAT3のパケットデータが存在の時)
1050・・・報知情報エリア
1060・・・報知情報データ
1100・・・トラフィックデータエリア
1100−1・・・AT1データエリア
1100−2・・・AT2データエリア
1100−3・・・空きスロットエリア
1200・・・パイロット信号
5000−1・・・レート(スループット)表示例
5000−2・・・C/I表示例
5000−3・・・Interference表示例

Claims (11)

  1. 待機状態において第1の信号を無線基地局へ送信し、無線通信路により無線基地局と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための、第1の信号に応じた情報量分又は無線基地局により設定された情報量分のひとつ又は複数の第2の信号の送信を要求するための送信部と、
    第1の信号に応じて無線基地局から送信されるひとつ又は複数の第2の信号を受信するための受信部と、
    前記受信部によりひとつ又は複数の第2の信号が、第1の信号に応じた情報量分受信された場合に、第2の信号の受信開始から該情報量に達するまでに要した時間と、受信した第2の信号の情報量とに基づき伝送速度を算出する、又は、前記受信部により第2の信号の送出終了通知が無線基地局から受信された場合に、第2の信号の受信開始から送出終了通知を受信するまでに要した時間と、受信した第2の信号の情報量とに基づき伝送速度を算出する信号処理部と
    を備えた無線通信端末。
  2. 待機状態において第1の信号を無線基地局へ送信し、無線通信路により無線基地局と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための、第1の信号に応じた情報量分又は無線基地局により設定された情報量分のひとつ又は複数の第2の信号の送信を要求するための送信部と、
    第1の信号に応じて無線基地局から送信されるひとつ又は複数の第2の信号を受信するための受信部と、
    前記受信部による第2の信号の受信開始から予め設定された時間経過した場合、該予め設定された時間の経過までに受信した第2の信号の情報量と、予め設定された時間とに基づき伝送速度を算出する信号処理部と
    を備えた無線通信端末。
  3. 前記第2の信号は、Nullデータ又は課金対象外として予め定められたデータであることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信端末。
  4. 前記信号処理部は、
    前記受信部により受信された信号又はデータが、第2の信号か否かを判別する判別部と、
    前記判別部により判別された第2の信号の情報量をカウントするカウント部と、
    第2の信号の受信開始から、前記カウント部によりカウントされる情報量が予め設定された情報量に達するまでの時間、又は、第2の信号の受信開始から、前記受信部により第2の信号の送出終了通知が受信されるまでの時間のいずれかを計測するタイマ部と、
    前記カウント部によりカウントされた情報量と、前記タイマ部により計測された時間とに基づき、伝送速度を算出するスループット算出部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  5. 前記信号処理部は、
    前記受信部により受信された信号又はデータが、第2の信号か否かを判別する判別部と、
    前記判別部により判別された第2の信号の情報量をカウントするカウント部と、
    第2の信号の受信開始からの時間を計測するタイマ部と、
    前記タイマ部により計測された時間が、予め設定された時間を示す場合に、前記カウント部によりカウントされた情報量と、予め設定された時間又は前記タイマ部により計測された時間とに基づき、伝送速度を算出するスループット算出部と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の無線通信端末。
  6. 前記信号処理部により算出された伝送速度に基づく値、画像、基地局情報、エリア情報及び通信事業者情報のいずれか又は複数を表示する表示部
    をさらに備えた請求項1又は2に記載の無線通信端末。
  7. 通信データを格納するデータエリアが時分割された複数のスロットで構成され、スロット毎に各無線通信端末宛てのデータ又は信号をそれぞれ割り当てて、無線基地局から無線通信端末へのデータ又は信号を送信する無線通信システムにおいて、待機状態の前記無線通信端末が、無線通信路により前記無線基地局と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための前記無線基地局であって、
    第1の信号を前記無線通信端末から受信し、無線通信路により前記無線通信端末と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための第2の信号の送信が、前記無線通信端末からの第1の信号により要求されるための受信部と、
    前記受信部により第1の信号が受信された場合、第1の信号に応じた情報量分又は予め設定された情報量分の第2の信号を生成し、生成された第2の信号を、空スロットがある場合には空スロットに挿入し、一方、空スロットがない場合はスロットに割り込ませて、前記無線通信端末へ送信させる信号処理部と、
    前記信号処理部により生成されたひとつ又は複数の第2の信号を、前記無線通信端末へ送信するための送信部と、
    を備えた前記無線基地局。
  8. 前記信号処理部は、
    前記受信部により受信された信号が、第1の信号か否かを判定する信号判定部と、
    前記信号判定部により、第1の信号と判定された場合に、第1の信号に応じた情報量分又は予め設定された情報量分の第2の信号を生成するデータ生成部と、
    第1の信号を受信した第1の無線通信端末と、自無線基地局との間で通信中の第2の無線通信端末とについて、各スロットに第1及び第2の無線通信端末宛てのデータ又は第2の信号を割り当てるパケットスケジューリングを行い、スケジューリング結果を参照して、空スロットがある場合は、前記データ生成部により生成された第2の信号をさらに空スロットに挿入し、一方、空スロットがない場合は、第2の信号をスロットにさらに割り込ませて、前記第1の無線通信端末に送信させるためのスケジューリング部と
    を有し、
    前記送信部は、前記スケジューリング部の指示に従い、第2の信号を前記第1の無線通信端末へ送信することを特徴とする請求項7に記載の無線基地局。
  9. 前記信号処理部は、
    第2の信号の送信中において、自無線基地局との間で通信中の第2の無線通信端末の数、及び/又は、該第2の無線通信端末の電波状況に基づいて、自無線基地局が管理するセクタ内が予め定められた状態よりも混雑しているか判断し、
    混雑していると判断された場合に、生成された第2の信号の情報量を変更し、
    変更された情報量の第2の信号を所定のスロットに割り当てて送信させ、
    変更された情報量の第2の信号の送信が終了した後に、第1の信号を受信した第1の無線通信端末へ送出終了通知を送信すること
    を含む請求項7に記載の無線基地局。
  10. 通信データを格納するデータエリアが時分割された複数のスロットで構成され、スロット毎に各無線通信端末宛てのデータ又は信号をそれぞれ割り当てて、無線基地局から無線通信端末へのデータ又は信号を送信する無線通信システムにおいて、待機状態の前記無線通信端末が、無線通信路により前記無線基地局と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための前記無線通信システムであって、
    前記無線通信端末は、
    待機状態において第1の信号を前記無線基地局へ送信し、無線通信路により前記無線基地局と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための、第1の信号に応じた情報量分又は前記無線基地局により設定された情報量分のひとつ又は複数の第2の信号の送信を要求するための第1の送信部と、
    第1の信号に応じて前記無線基地局から送信されるひとつ又は複数の第2の信号を受信するための第1の受信部と、
    前記第1の受信部によりひとつ又は複数の第2の信号が、第1の信号に応じた情報量分受信された場合に、第2の信号の受信開始から該情報量に達するまでに要した時間と、受信した第2の信号の情報量とに基づき伝送速度を算出する、又は、前記第1の受信部により第2の信号の送出終了通知が前記無線基地局から受信された場合に、第2の信号の受信開始から送出終了通知を受信するまでに要した時間と、受信した第2の信号の情報量とに基づき伝送速度を算出する第1の信号処理部と、
    を備え、
    前記無線基地局は、
    第1の信号を前記無線通信端末から受信し、第2の信号の送信が前記無線通信端末からの第1の信号により要求されるための第2の受信部と、
    前記第2の受信部により第1の信号が受信された場合、第1の信号に応じた情報量分又は予め設定された情報量分の第2の信号を生成し、生成された第2の信号を、空スロットがある場合には空スロットに挿入し、一方、空スロットがない場合はスロットに割り込ませて、前記無線通信端末へ送信させる第2の信号処理部と、
    前記第2の信号処理部により生成されたひとつ又は複数の第2の信号を、前記無線通信端末へ送信するための第2の送信部と、
    を備えた前記無線通信システム。
  11. 通信データを格納するデータエリアが時分割された複数のスロットで構成され、スロット毎に各無線通信端末宛てのデータ又は信号をそれぞれ割り当てて、無線基地局から無線通信端末へのデータ又は信号を送信する無線通信システムにおいて、待機状態の前記無線通信端末が、無線通信路により前記無線基地局と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための前記無線通信システムであって、
    前記無線通信端末は、
    待機状態において第1の信号を前記無線基地局へ送信し、無線通信路により前記無線基地局と接続された場合に予想される伝送速度を算出するための、第1の信号に応じた情報量分又は前記無線基地局により設定された情報量分のひとつ又は複数の第2の信号の送信を要求するための第1の送信部と、
    第1の信号に応じて前記無線基地局から送信されるひとつ又は複数の第2の信号を受信するための第1の受信部と、
    前記第1の受信部による第2の信号の受信開始から予め設定された時間経過した場合、該予め設定された時間の経過までに受信した第2の信号の情報量と、予め設定された時間とに基づき伝送速度を算出する第1の信号処理部と、
    を備え、
    前記無線基地局は、
    第1の信号を前記無線通信端末から受信し、第2の信号の送信が前記無線通信端末からの第1の信号により要求されるための第2の受信部と、
    前記第2の受信部により第1の信号が受信された場合、第1の信号に応じた情報量分又は予め設定された情報量分の第2の信号を生成し、生成された第2の信号を、空スロットがある場合には空スロットに挿入し、一方、空スロットがない場合はスロットに割り込ませて、前記無線通信端末へ送信させる第2の信号処理部と、
    前記第2の信号処理部により生成されたひとつ又は複数の第2の信号を、前記無線通信端末へ送信するための第2の送信部と、
    を備えた前記無線通信システム。


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