JP2005351812A - 時系列画像処理装置、方法及びプログラム - Google Patents
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【解決手段】取込手段12が、画像を時系列の画像として取り込む。抽出手段12が、時系列の画像の各フレームで輝度値に基づいて目標物の画像上の輪郭沿いの複数の基準軸候補を抽出する。選択手段13が、各基準軸候補に対する輪郭のモーメントの大きさに基づいて基準軸を選択する。正規化手段14が、基準軸に基づいて画像の正規化を行う。生成手段14が、基準軸に基づいて正規化された画像から、目標物の周期運動の1周期よりも長い期間内に対応する複数のフレームを重畳した重畳画像を生成する。決定手段15が、重畳画像における輝度値の最大値に基づいて目標物のレンジ方向での境界を決定する。抽出手段16が、重畳画像と境界から、目標物の特徴を示すベクトルを抽出する。
【選択図】図1
Description
"Automatic Recognition of ISAR Ship Images", IEEE Transactions on Aerospace and Electronic Systems Vol.32, No.4, 1996.
また、画像中で船体上部構造が十分な高さをもたない場合は、基準軸を基準とした輝度分布の上下差が現れにくくなるなどして、目標艦船の上下向きを正しく検出できなくなったり、検出結果が不安定になるといった問題がある。
前記画像を時系列の画像として取り込む取込手段と、前記時系列の画像の各フレームで輝度値に基づいて前記目標物の画像上の輪郭沿いの複数の基準軸候補を抽出する抽出手段と、各前記基準軸候補に対する前記輪郭のモーメントの大きさに基づいて基準軸を選択する選択手段と、該基準軸に基づいて前記画像の正規化を行う正規化手段と、該基準軸に基づいて正規化された画像から、前記目標物の周期運動の1周期よりも長い期間内に対応する複数のフレームを重畳した重畳画像を生成する生成手段と、前記重畳画像における輝度値の最大値に基づいて前記目標物のレンジ方向での境界を決定する決定手段と、前記重畳画像と前記境界から、前記目標物の特徴を示すベクトルを抽出する抽出手段として機能させるためのものである。
本実施形態の時系列画像処理装置、方法、及びプログラムは、レーダによる測定において目標からのレーダエコーから作成されるISAR(逆合成開口レーダ)画像を用いて目標の識別を行う場合に、ノイズの多い画像の中から安定して目標の基準軸(目標が艦船の場合は船軸とも呼ばれる)と向きを検出し、様々に歪んで獲得される目標の形状を一様に正規化、及び重畳することにより、目標の識別を容易にすることに有用なものである。以下、図面を参照して各実施形態を詳細に説明する。本実施形態では、目標物の一例として艦船を挙げて説明する。
本実施形態の時系列画像処理装置は、図1に示したように、ISAR画像生成部11、目標船軸候補抽出部12、目標船軸選択部13、ISAR画像正規化重畳部14、目標領域決定部15、目標ベクトル抽出部16を備えている。図1は、本発明の第1の実施形態に係る時系列画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。
ISAR画像生成部11は、レーダによる測定によって得られた目標物である艦船のレーダエコーを入力し、ISAR画像を生成する。
目標船軸選択部13は、目標船軸候補抽出部12で抽出された船軸の候補の中から、最も適切な船軸を選択する。目標船軸選択部13の詳細は後に図4及び図5を参照して説明する。
ISAR画像正規化重畳部14は、目標船軸選択部13で選択された船軸の向きに従ってISAR画像における目標の歪みをフレームごとに補正し正規化を行った上で、正規化された画像を複数フレームに渡って重畳する。ISAR画像正規化重畳部14の詳細は後に図6を参照して説明する。
目標船軸候補抽出部12は、図2に示すように、輪郭安定化部121、輪郭抽出部122、船軸パラメータ抽出部123を備えている。
膨張:
I(x,y) = 1 (座標(x,y)の上下左右の4近傍、若しくは斜めを含んだ8近傍のいずれかの輝度値が1の場合)、
I(x,y) = 0 (上記以外の場合)
収縮:
I(x,y) = 0 (座標(x,y)の上下左右の4近傍、若しくは斜めを含んだ8近傍のいずれかの輝度値が0の場合)、
I(x,y) = 1 (上記以外の場合)
の処理を行う。この膨張収縮処理によって輪郭安定化部121は、ISAR画像中の、ノイズによって信号の途切れが発生した領域を信号領域(船体領域)と見なして途切れを埋めた画像を生成する(図3のステップS2)。
また、輪郭安定化部121は、この膨張収縮処理の代わりに以下に示すぼかし処理を行ってもよいし、膨張収縮処理とぼかし処理を併用してもよい。ぼかし処理の場合は、輪郭安定化部121は、以下に示す処理を行い、新たな輝度値I(x,y)を算出する。すなわち、輪郭安定化部121は、
I(x,y) = {I(x,y)+I(x−1,y)+I(x+1,y)+I(x,y−1)+I(x,y+1)}/5、
の処理をISAR画像上の全ての座標(x,y)について算出し、新たな輝度値を算出する。
目標船軸選択部13は、図4に示すように、モーメント算出部131、船軸決定部132、船軸決定履歴記憶部133を備えている。
また、y = u(x)、y = l(x)それぞれの輝度変化率の絶対値|D(x,u(x))|、|D(x,l(x))|を求め、それぞれ{(ax+b)−u(x)}|D(x,u(x))|、{(ax+b)−l(x)}|D(x,l(x))|として重み付けをした上でxに対して和を取り、この結果をそれぞれの場合のモーメントとしてもよい。これらの輝度変化率の絶対値は、例えば、輪郭抽出部122で輪郭を抽出する際に求めてもよい。
例えば、図5のように2つの直線u(x)及びl(x)が船軸の候補である場合、上部輪郭u(x)の右側領域が軸501から大きく外れるために上部輪郭u(x)に対するモーメントは下部輪郭l(x)に対するモーメントよりも大きくなる。したがって、船軸決定部132は、下部輪郭l(x)を船軸として決定する。しかし、従来のハフ変換に基づく手法では図5の例で船軸決定部132の結果とは異なる、誤った結果を出力してしまう。すなわち、船の構造物側u(x)に高い直線性をもつ領域があるため、ハフ変換に基づく手法では軸501は多くの投票を得て適切な軸として選択されやすい。また、船底側l(x)はノイズによって直線性が低くなっているため、ハフ変換に基づく手法では図5の軸502は得票が少なくなり、誤った軸として排除されやすい。本実施形態の時系列画像処理装置は、輪郭の直線性ではなく上記に定義したモーメントを利用することにより図5のような場合でも適切な軸を選択することができる。
また、本実施形態の時系列画像処理装置は、船軸決定の際に艦船領域全体の輝度や輪郭の情報を用いるのではなく、上部輪郭及び下部輪郭を独立して処理することによって、構造物側の情報に影響されることなく船底側の軸を抽出することができるという特長がある。
船軸決定部132は、過去に決定された船軸が上部輪郭から抽出された船軸であった場合にaxis_direciton[ ] = 1とし、下部輪郭から抽出された船軸であった場合にaxis_direction[ ] = -1 とし、p回過去までの船軸決定履歴axis_direction[p] をもとに、現在の船軸を予測する。ここで、p(自然数)は正しい船軸が得られるように、例えば、経験的に算出し、船軸決定部132が動作する前に予め定めておく。すなわち、船軸決定部132は、例えば以下に示す数式を使用して評価値e、
この評価値eが正の値であれば、過去に決定された船軸が上部輪郭から抽出される傾向が高かったことを示すことになるので、現在の船軸も上部輪郭から抽出された候補が正しい可能性が高いと見なすことができる。この事実を根拠として、船軸決定部132は、評価値eが正の値であれば、モーメント算出部131で算出された上部輪郭のモーメントmuを小さく見積り、船軸決定部132で選択されやすいようにする。逆に評価値eが負の値であれば、現在の船軸も下部輪郭から抽出された候補が正しい可能性が高いとみなして、モーメント算出部131で算出された下部輪郭のモーメントmlを小さく見積もる。
具体的には、船軸決定部132は、モーメント算出部131で計算された上部輪郭又は下部輪郭のモーメントに、ある固定の係数f(0 < f < 1)を掛けることによってそのモーメントの値を小さく見積もることができる。また、船軸決定部132は、モーメント算出部131で計算された上部輪郭又は下部輪郭のモーメントに評価値eに基づく係数|e|を掛けることによってそのモーメントの値を小さく見積もってもよい。
まず、ISAR画像正規化重畳部14は、目標船軸選択部13で選択された船軸(ステップS11)が水平方向となるように変換する(ステップS12)。具体的には、船軸がy = ax + b である場合、座標(x,y) の点を(x,y−ax−b) に移動させる。この際、船軸が目標船軸選択部13で上部輪郭u(x) から抽出されたものである場合は、目標の像の上下が逆位相になっていることを意味するため、さらに(x,y) の点を(x,−y) に移動させることによって上下方向を揃えることで正規化を行う(ステップS13)。
本実施形態の時系列画像処理装置は、図7に示したように、ISAR画像生成部11、目標船軸候補抽出部12、目標船軸選択部23、ISAR画像正規化重畳部14、目標領域決定部25、目標ベクトル抽出部16を備えている。図7は、本発明の第2の実施形態に係る時系列画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。ここで、第1の実施形態で説明した装置部分と同様なものは同一の符号を付して説明を省略する。
目標船軸選択部23は、図8に示したように、モーメント算出部131、船軸決定部132、船軸決定履歴記憶部133、船軸候補履歴追跡部231、船軸候補履歴記憶部232、船軸候補提示部233、船軸入力部234を備えている。
より具体的には、船軸候補履歴追跡部231 は、直線y = a(Q,t)x + b(Q,t)と最も直線間の距離の小さい直線y = a(q,t−1)x + b(q,t−1)を、例えば誤差
また、これらのパラメータは時間の経過にしたがって徐々に変化することから、過去pの間におけるパラメータの変化率δa(q,t−1)、δb(q,t−1)から次式のように現在のパラメータa_infer(q,t)、b_infer(q,t)を推定する。すなわち、
船軸決定部132は、オペレータによって船軸候補qが真の船軸であるとして選択されたとすると、これ以降も、船軸候補qが真の船軸である可能性が高いとして、第1の実施形態で説明したように、各船軸候補のモーメントの小ささを評価する際、船軸候補qのモーメントを小さく見積もる。例えば、船軸決定部132は、モーメント算出部131で計算されたモーメントに係数w(0<w<1)をかけて小さく見積もることにより、船軸候補qが選択されやすいようにする。
まず、最もモーメントの小さい船軸候補を最適船軸候補axis(BEST,t)として決定する。(ステップS21)。オペレータがこの時刻tに船軸入力部234を使用して船軸候補qを選択したか否かを判定する(ステップS22)。オペレータが船軸候補qを選択した場合はステップS23に進み、一方、オペレータが船軸候補qを選択していない場合はステップS26に進む。
ステップS23では、オペレータが船軸を決定した最終確定時刻である時刻をt0とすると、まだ船軸が確定していない時刻t0+1から時刻tまでの期間では船軸候補はqであったとみなして、船軸qを出力する(ステップS23)。そして、最終確定時刻t0 をt に更新して(ステップS24)、次のフレームの処理に移る(ステップS25)。
ステップS27では、時刻t−delayの船軸は図10に示した最適船軸候補axis(BEST,t−delay)であったとして確定して出力する。そして、最終確定時刻t0をt−delayに更新して(ステップS28)、次のフレームの処理に移る(ステップS25)。
目標領域決定部25は、船軸入力部234で生成された、オペレータが船軸を指し示して選択した指示位置を示す指示位置情報を入力する。船軸入力部234によってオペレータが船軸を指し示す際は、例えば、オペレータは目標艦船の左右端に十分近い位置で船軸を指し示して選択する。目標領域決定部25は、第1の実施形態での目標領域決定部15と同様に最大輝度値H(x)に基づいて左右端を探索する際に、目標船軸選択部23から受け取った指示位置の周辺のみを探索する。指示位置は、目標艦船の左右端に十分近い位置で船軸を指し示しているので、左右端候補位置に対応するからである。
R1<x<R2 (ただし、R1=x0−z、R2=x0+z)
に、目標艦船の右端があるとして、この範囲を目標領域決定部25に出力する。船軸候補提示部233は、指示された船軸を特定するために、この範囲内で指示位置(x0,y0)に十分近い船軸候補を探索する。船軸候補提示部233は、具体的には指示位置(x0,y0)と船軸候補y = ax + b の距離である
|ax0 − y0 + b|/(a2 + 1)1/2
があるしきい値以下である船軸候補が選択されたとして、それらを絞り込まれた船軸候補として強調表示し、それ以外を候補外として表示する(ステップS32)。左端についても右端と同様に、オペレータが指示選択した位置(x1,y1)をもとに、目標船軸選択部23は、目標艦船の左端が指示された位置(x0,y0)の左右のある範囲z内、
L1<x<L2 (ただし、L1=x1−z,L2=x1−z)
にあるとして、この範囲を目標領域決定部25に出力する(ステップS33)。船軸候補提示部233は、この範囲内で指示位置(x1,y1)に十分近い船軸候補を探索し、船軸を確定する(ステップS34)。
Claims (18)
- レーダエコーを処理して作成される画像を使用して目標物を識別するための時系列画像処理装置において、
前記画像を時系列の画像として取り込む取込手段と、
前記時系列の画像の各フレームで輝度値に基づいて前記目標物の画像上の輪郭沿いの複数の基準軸候補を抽出する抽出手段と、
各前記基準軸候補に対する前記輪郭のモーメントの大きさに基づいて基準軸を選択する選択手段と、
該基準軸に基づいて前記画像の正規化を行う正規化手段と、
該基準軸に基づいて正規化された画像から、前記目標物の周期運動の1周期よりも長い期間内に対応する複数のフレームを重畳した重畳画像を生成する生成手段と、
前記重畳画像における輝度値の最大値に基づいて前記目標物のレンジ方向での境界を決定する決定手段と、
前記重畳画像と前記境界から、前記目標物の特徴を示すベクトルを抽出する抽出手段を具備することを特徴とする時系列画像処理装置。 - 前記選択手段は、前記目標物の上側輪郭と下側輪郭について、それぞれ独立してモーメントを算出する算出手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の時系列画像処理装置。
- 前記選択手段は、
過去に選択された基準軸を選択履歴として記憶している記憶手段と、
前記選択履歴及び前記輪郭のモーメントの大きさに基づいて前記複数の基準軸候補から基準軸を選択する基準軸選択手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の時系列画像処理装置。 - 前記選択手段は、
過去に抽出された基準軸候補を候補履歴として記憶している記憶手段と、
前記抽出された基準軸候補を前記過去に抽出された基準軸候補と比較し対応付けを行う対応付け手段と、
複数の前記基準軸候補をオペレータに提示する提示手段と、
オペレータに複数の前記基準軸候補から基準軸を選択すること促す入力手段と、
前記オペレータにより選択された基準軸と対応付けられている過去の基準軸候補に基づいて、過去のフレームの基準軸候補を再評価する再評価手段を具備することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の時系列画像処理装置。 - 前記提示手段は、前記入力手段によって指し示された領域に近い基準軸候補を強調して提示することを特徴とする請求項4に記載の時系列画像処理装置。
- 前記入力手段は、画像のある領域を選択することにより前記基準軸を選択するとみなし、前記決定手段は、前記選択された領域の位置を参照して前記境界を決定することを特徴とする請求項4に記載の時系列画像処理装置。
- レーダエコーを処理して作成される画像を使用して目標物を識別するための時系列画像処理方法において、
前記画像を時系列の画像として取り込み、
前記時系列の画像の各フレームで輝度値に基づいて前記目標物の画像上の輪郭沿いの複数の基準軸候補を抽出し、
各前記基準軸候補に対する前記輪郭のモーメントの大きさに基づいて基準軸を選択し、
該基準軸に基づいて前記画像の正規化を行い、
該基準軸に基づいて正規化された画像から、前記目標物の周期運動の1周期よりも長い期間内に対応する複数のフレームを重畳した重畳画像を生成し、
前記重畳画像における輝度値の最大値に基づいて前記目標物のレンジ方向での境界を決定し、
前記重畳画像と前記境界から、前記目標物の特徴を示すベクトルを抽出することを特徴とする時系列画像処理方法。 - 前記境界を決定することは、前記目標物の上側輪郭と下側輪郭について、それぞれ独立してモーメントを算出することを特徴とする請求項7に記載の時系列画像処理方法。
- 前記基準軸を選択することは、
過去に選択された基準軸を選択履歴として記憶し、
前記選択履歴及び前記輪郭のモーメントの大きさに基づいて前記複数の基準軸候補から基準軸を選択することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の時系列画像処理方法。 - 前記基準軸を選択することは、
過去に抽出された基準軸候補を候補履歴として記憶し、
前記抽出された基準軸候補を前記過去に抽出された基準軸候補と比較し対応付けを行い、
複数の前記基準軸候補をオペレータに提示し、
オペレータに複数の前記基準軸候補から基準軸を選択すること促し、
前記オペレータにより選択された基準軸と対応付けられている過去の基準軸候補に基づいて、過去のフレームの基準軸候補を再評価することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の時系列画像処理方法。 - 前記オペレータに提示することは、前記指し示された領域に近い基準軸候補を強調して提示することを特徴とする請求項10に記載の時系列画像処理方法。
- 前記入力手段は、画像のある領域を選択することにより前記基準軸を選択するとみなし、前記決定手段は、前記選択された領域の位置を参照して前記境界を決定することを特徴とする請求項10に記載の時系列画像処理方法。
- レーダエコーを処理して作成される画像を使用して目標物を識別するためのコンピュータで使用される時系列画像処理プログラムにおいて、前記コンピュータを、
前記画像を時系列の画像として取り込む取込手段と、
前記時系列の画像の各フレームで輝度値に基づいて前記目標物の画像上の輪郭沿いの複数の基準軸候補を抽出する抽出手段と、
各前記基準軸候補に対する前記輪郭のモーメントの大きさに基づいて基準軸を選択する選択手段と、
該基準軸に基づいて前記画像の正規化を行う正規化手段と、
該基準軸に基づいて正規化された画像から、前記目標物の周期運動の1周期よりも長い期間内に対応する複数のフレームを重畳した重畳画像を生成する生成手段と、
前記重畳画像における輝度値の最大値に基づいて前記目標物のレンジ方向での境界を決定する決定手段と、
前記重畳画像と前記境界から、前記目標物の特徴を示すベクトルを抽出する抽出手段として機能させるための時系列画像処理プログラム。 - 前記選択手段は、前記目標物の上側輪郭と下側輪郭について、それぞれ独立してモーメントを算出する算出手段を具備することを特徴とする請求項13に記載の時系列画像処理プログラム。
- 前記選択手段は、
過去に選択された基準軸を選択履歴として記憶している記憶手段と、
前記選択履歴及び前記輪郭のモーメントの大きさに基づいて前記複数の基準軸候補から基準軸を選択する基準軸選択手段を備えることを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の時系列画像処理プログラム。 - 前記選択手段は、
過去に抽出された基準軸候補を候補履歴として記憶している記憶手段と、
前記抽出された基準軸候補を前記過去に抽出された基準軸候補と比較し対応付けを行う対応付け手段と、
複数の前記基準軸候補をオペレータに提示する提示手段と、
オペレータに複数の前記基準軸候補から基準軸を選択すること促す入力手段と、
前記オペレータにより選択された基準軸と対応付けられている過去の基準軸候補に基づいて、過去のフレームの基準軸候補を再評価する再評価手段を具備することを特徴とする請求項13から請求項15のいずれか1項に記載の時系列画像処理プログラム。 - 前記提示手段は、前記入力手段によって指し示された領域に近い基準軸候補を強調して提示することを特徴とする請求項16に記載の時系列画像処理プログラム。
- 前記入力手段は、画像のある領域を選択することにより前記基準軸を選択するとみなし、前記決定手段は、前記選択された領域の位置を参照して前記境界を決定することを特徴とする請求項16に記載の時系列画像処理プログラム。
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