JP2005350598A - 接着剤組成物及び接着剤調製用混合粉末 - Google Patents

接着剤組成物及び接着剤調製用混合粉末 Download PDF

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Abstract

【課題】 エコロジー性に優れ、かつ初期接着性及び塗工後の保水性に優れ、水への溶解性及び分散性に優れた、作業性が良好な接着剤組成物及び接着剤調製用混合粉末を得る。
【解決手段】 尿素系化合物(A)と、セルロース系水溶性高分子(B)と、無機充填剤(C)とを水に溶解及び/または分散させたことを特徴としており、好ましくは、水750重量部に対して、尿素系化合物(A)50〜500重量部、セルロース系水溶性高分子(B)1〜300重量部、及び無機充填剤(C)5〜500重量部が添加されていることを特徴としている。
【選択図】 なし

Description

本発明は、壁紙用接着剤等として有用な接着剤組成物及び接着剤調製用混合粉末に関するものである。
近年、住宅を高気密化することや、化学物質を放つ建材や内装材等を使用することにより、新築や改築後の住宅などにおいて、化学物質による室内空気汚染などが生じ、いわゆる「シックハウス症候群」と言われる症状が住宅の居住者に生じることが数多く報告されている。このような観点から、壁紙用接着剤等の住宅内に用いる接着剤にも、有害な化学物質を放出しないエコロジー性に優れたものが求められている。
従来より、壁紙用接着剤としては、澱粉糊が用いられている。澱粉は老化しやすく、また腐敗しやすいものであるので、老化防止及び腐敗防止を施す必要がある。澱粉糊において従来用いられていたホルマリンは、防カビ剤、防菌剤、及び老化防止剤として機能するものであったが、ホルマリンは、シックハウス症候群を引き起こす有害な化学物質であるため、近年、ホルマリンは澱粉糊にほとんど用いられなくなってきている。
澱粉糊の老化防止のため、澱粉を構成するグルコースまたはマルトースの遊離基をエステル化またはエーテル化したエステル化澱粉またはエーテル化澱粉を用い、これに酢酸ビニルエマルジョンを添加したものが一般的に用いられるようになってきている(特許文献1など)。また、これに防腐剤を添加することなども行われている。
しかしながら、酢酸ビニルは合成化学物質であり、天然化学物質ではないため、このような酢酸ビニルを用いない接着剤が望まれている。また、エーテル化澱粉及びエステル化澱粉などもその製造工程において有機溶剤などを用いており、これを用いることはエコロジー性の観点から好ましくない。
従って、人体に対して安全な物質のみからなる接着剤が望まれている。エコロジー性について評価が厳しいヨーロッパでは、メチルセルロースなどのセルロース系水溶性高分子を壁紙用接着剤として用いている。メチルセルロースは、食品添加物として用いることができるものであり、人体に対し無害で安全であるため、エコロジー性に優れたものであるが、メチルセルロース等を接着剤として用いた場合、初期接着性に乏しく、また水への溶解性及び分散性が悪いため、作業性が著しく悪いという問題があった。また、初期接着性が悪いため、天井などに貼り付ける壁紙の接着などには用いることができないものであった。
本発明の接着剤組成物は、尿素系化合物を用いるものであるが、従来より尿素系化合物を用いた接着剤組成物として、特許文献2において、ポリビニルアルコール系樹脂及びポリ酢酸ビニル系エマルジョンに尿素系化合物を添加した接着剤組成物が提案されている。
特開平11−140402号公報 特開2000−336332号公報
本発明の目的は、エコロジー性に優れているため壁紙用接着剤等として適しており、かつ初期接着性、塗布後の保水性、及び貼り付け後の寸法安定性に優れ、水への溶解性及び分散性に優れているため、作業性が良好な接着剤組成物及び接着剤調製用混合粉末を提供することにある。
本発明の接着剤組成物は、尿素系化合物(A)と、セルロース系水溶性高分子(B)と、無機充填剤(C)とを水に溶解及び/または分散させたことを特徴としている。
尿素は保湿成分として化粧品にも使われている物質であり、人体に対し安全な化合物である。また、メチルセルロース及びカルボキシメチルセルロースなどのセルロース系水溶性高分子は、食品添加物などとしても用いられているものであり、人体に対して安全な化合物である。また、無機充填剤も、有害な化学物質を放出することがない安全な化合物である。本発明は、これらの尿素系化合物(A)と、セルロース系水溶性高分子(B)と、無機充填剤(C)とを水に溶解及び/または分散させたことを特徴とする接着剤組成物であり、従来の澱粉・酢酸ビニルエマルジョンからなる澱粉糊に比べ、エコロジー性に優れた接着剤である。
本発明は、セルロース系水溶性高分子(B)に、粘土鉱物などの無機充填剤(C)を添加することにより、驚くべきことに初期接着性が高められるという事実に基づいており、さらにはセルロース系水溶性高分子(B)に尿素系化合物(A)を添加することにより、水への溶解性及び分散性を著しく改善することができるという事実に基づいている。また、尿素系化合物(A)を添加することにより、接着剤組成物の保水性を高めることができ、塗布後の保水性を改善することができる。すなわち、上述のように、セルロース系水溶性高分子(B)は、水への溶解性及び分散性が悪いため、従来においては、水に添加した後、使用できる状態になるまで、24時間以上放置し、水に溶解・分散させる必要があった。これに対し、本発明の接着剤組成物は、尿素系化合物(A)の添加により、1分間程度撹拌するのみで、すぐに使用可能な状態となる。従って、接着剤調製後、すぐに使用可能な状態となり、著しく現場における作業性が改善される。
また、セルロース系水溶性高分子(B)のみを用いると、上述のように、初期接着性が悪いため、天井等に壁紙を貼り付けることができなかった。しかしながら、本発明の接着剤組成物は、初期接着性が良好であるため、天井等にも貼り付けることが可能となる。また、初期接着性が良好であるため、貼り付け後に端部から剥がれ等が生じることなく、良好な状態で接着させることができる。また、壁紙等を貼り付けた際、貼り付け後の寸法安定性に優れている。
また、本発明の接着剤組成物は、保水性に優れているため、例えば、壁紙に接着剤を塗布した後の貼り付けまでのオープンタイマー(貼付可能時間)を長くすることができる。このため、作業性を著しく改善することができる。
本発明の接着剤組成物に用いる尿素系化合物(A)、セルロース系水溶性高分子(B)、及び無機充填剤(C)は、いずれも粉末の形態であり、また本発明の接着剤組成物は水に容易に溶解及び/または分散させることができるものである。従って、接着剤を使用する現場において、これらの粉末を水に添加混合して接着剤組成物を調製することができる。従来の澱粉糊は、濃縮した状態で水に溶解及び分散させ、この濃縮溶液を現場まで運搬し、現場において水を添加して希釈して用いているが、本発明の接着剤組成物は粉末の状態で現場まで運搬し、現場において水に添加混合させることができるものである。従って、流通コストを著しく低減させることができ、取り扱い性及び利便性において従来にはない画期的な接着剤であると言うことができる。
また、本発明の接着剤組成物に用いる材料は、上述のように粉末の形態とすることができるものであるので、水に溶解及び/または分散させる前に、予めこれらの粉末を混合して接着剤調製用混合粉末を作製しておき、この混合粉末を水に溶解及び/または分散させて、本発明の接着剤組成物を調製してもよい。
すなわち、本発明の接着剤調製用混合粉末は、水に溶解及び/または分散させて用いるものであり、尿素系化合物(A)の粉末と、セルロース系水溶性高分子(B)の粉末と、無機充填剤(C)の粉末とを混合したことを特徴としている。
本発明の接着剤調製用混合粉末は、水への溶解性及び分散性が非常に良好な混合粉末であり、水に添加し混合した後、すぐに接着剤として使用することができる。従って、粉末の状態で流通させ、運搬することができる。従って、従来の澱粉糊などのように水に溶解及び分散させた状態で運搬する必要がなく、経済性及び利便性において著しく優れている。
特許文献2においては、ポリビニルアルコール系樹脂及びポリ酢酸ビニル系エマルジョンに尿素系化合物を添加しているが、この尿素系化合物は、ダンボール美粧ケースに用いたときの美粧ケースの表面平滑性を高めるために添加する旨記載されており、本発明のように、セルロース系水溶性高分子の水への溶解性及び分散性を著しく高める作用効果については何ら記載されていない。
本発明において用いる尿素系化合物(A)としては、例えば、尿素、チオ尿素、メチル尿素、エチル尿素、ジメチル尿素、ジエチル尿素、エチレン尿素、グアニル尿素、グアニルチオ尿素、アセチル尿素等が挙げられる。これらの中でも、尿素が特に好ましく用いられる。
本発明において用いるセルロース系水溶性高分子(B)としては、セルロースエーテル、セルロースエステルなどの水溶性高分子が挙げられる。これらの中でも、特に、セルロースエーテルが好ましく用いられる。セルロースエーテルとしては、例えば、メチルセルロース(MC)、エチルセルロース(EC)、カルボキシメチルセルロース(CMC)などが挙げられる。これらの中でも、特にメチルセルロースが好ましく用いられる。メチルセルロースは、セルロース中に含まれるグルコース残基中のOH基の一部を、メトキシ基(−OCH3)で置換したものである。また、メチルセルロースとしては、メトキシ基に置換されたうちの一部がメトキシ基に代わりヒドロキシプロポキシ基(−OC36OH)またはヒドロキシエトキシ基(−OC24OH)で置換されたヒドロキシプロピルメチルセルロース及びヒドロキシエチルメチルセルロースであってもよい。メトキシ基に代えてヒドロキシプロポキシ基等で置換することにより、親水性を高めることができる。
セルロース系水溶性高分子(B)の平均分子量としては、1万〜20万程度のものが好ましい。
本発明において用いる無機充填剤(C)としては、粘土鉱物、炭酸カルシウム、酸化チタン、ガラスフレーク、ガラスビーズ、バーミキュライトなどが挙げられる。これらの中でも、特に粘土鉱物が好ましく用いられる。粘土鉱物としては、以下のようなものが挙げられる。
〔三層構造型〕パイロフィライト誘導体として、パイロフィライト、絹雲母、イライト、セラドナイト、海緑石等が挙げられる。脆雲母群ではマーガライト、ザンソフィライト、ステイルプノメレーン等が挙げられる。滑石誘導体では滑石、ミネソタアイト等が挙げられる。モンモリロナイト群ではモンモリロナイト、ノントロナイト、バイデライト、サポナイト、ヘクトライト等が挙げられる。
〔三層構造型ないし二層構造型〕緑泥石群ではオルソ緑泥石類としてクリノクロール、ペンニン、アメサイト等が挙げられる。レプト緑泥石類としてアフロシデライト、テューリンジャイト、シヤモサイト、テレサイト、ダイアパンタイト、クロンステダイト等が挙げられる。
〔二層構造型〕カオリン鉱物ではカオリナイト、アノーキサイト、ナクライト、デイツイト等が挙げられる。ハロイサイト類ではハロイサイト、加水ハロイサイト、アロフェン等が挙げられる。蛇紋石群ではアンチゴライト、グリーンライト等が挙げられる。
〔複鎖状構成型〕蛇紋石群ではクリソタイル、蛇紋石等が挙げられる。パリゴルスカイト群ではセピオライト、アタバルジャイト、パラモンモリロナイト等が挙げられる。
粘土鉱物の中でも、特に水によって膨潤する、ベントナイト、モンモリロナイトなどの膨潤系粘土鉱物が特に好ましく用いられる。また、膨潤系粘土鉱物に、カオリンなどの粘土鉱物及びその他の無機充填剤を併用して用いてもよい。
本発明の接着剤組成物における配合割合は、水750重量部に対して、尿素系化合物(A)50〜500重量部であることが好ましく、さらに好ましくは100〜350重量部であり、特に好ましくは150〜250重量部である。尿素系化合物(A)が少なすぎると、水への溶解性及び分散性が不十分となり、また十分な初期接着性が得られない場合がある。また、尿素系化合物(A)の配合量が多すぎると、配合量に比して尿素系化合物(A)を添加する効果が得られず、経済的に不利なものとなる。
セルロース系水溶性高分子(B)の配合量は、水750重量部に対して、1〜300重量部であることが好ましく、さらに好ましくは5〜100重量部であり、特に好ましくは10〜50重量部である。セルロース系水溶性高分子(B)は、その平均分子量に応じて適宜配合量を調整することが好ましい。すなわち、平均分子量が小さいものは相対的に配合量を多くすることが好ましく、平均分子量が大きいものは相対的に配合量な少なくすることが好ましい。セルロース系水溶性高分子(B)の配合量が少なすぎると、初期接着性が十分に得られない場合がある。またセルロース系水溶性高分子(B)の配合量が多すぎると、粘度が高くなりすぎ流動性が低下し、塗工性が悪くなる場合がある。
無機充填剤(C)の配合割合は、水750重量部に対して、5〜500重量部であることが好ましく、さらに好ましくは10〜300重量部である。無機充填剤(C)がベントナイトなどの水に膨潤する粘土鉱物である場合には、水750重量部に対して、5〜100重量部であることが好ましく、さらに好ましくは10〜50重量部である。無機充填剤(C)が、カオリンなどの、水に膨潤する粘土鉱物以外のものである場合には、水750重量部に対して、30〜500重量部であることが好ましく、さらに好ましくは100〜300重量部である。無機充填剤(C)の配合量が少なすぎると、初期接着力が十分に得られない場合がある。また、無機充填剤(C)の配合量が多すぎると、流動性が低下し、塗工性が悪くなる場合がある。また、上述のように、ベントナイトなどの膨潤系粘土鉱物と、カオリンなどの粘土鉱物を併用してもよい。
本発明の接着剤組成物においては、さらに、天然ラテックス、アクリルエマルジョン、酢酸ビニルエマルジョン、エチレン酢酸ビニル(EVA)エマルジョン、及び再乳化粉末樹脂から選ばれる少なくとも1種が添加されていることが好ましい。これらを添加することにより、接着性を高めることができる。また、天然ラテックスまたはアクリルエマルジョンを用いる場合には、耐水性を高めることができる。エコロジー性の観点からは、天然ラテックスが特に好ましく用いられる。これらの配合割合は、水750重量部に対して、固形分で50重量部以上であることが好ましく、さらに好ましくは50〜250重量部である。再乳化粉末樹脂は、粉末状態の樹脂であるが、水に添加して混合することにより乳化液とすることができるものである。このような再乳化粉末樹脂としては、ポリビニルアルコールを保護コロイドとした酢酸ビニル・ベオバ・アクリル酸エステル共重合体からなる再乳化粉末樹脂、及びポリビニルアルコールを保護コロイドとしたエチレン・酢酸ビニル共重合体からなる再乳化粉末樹脂などが知られている。再乳化粉末樹脂の市販品としては、クラリアントポリマー株式会社から市販されている商品名「モビリスパウダー」などが挙げられる。
天然ラテックス等の配合量が少なすぎると、これらを配合することにより得られる接着性及び耐水性の向上が不十分な場合がある。また、天然ラテックス等の配合量が多すぎると、貼付可能時間が短くなり、作業性が悪くなる場合がある。
本発明の接着剤調製用混合粉末において、その配合割合は、水が配合成分とならないことを除き、上記本発明の接着剤組成物と同様である。すなわち、尿素系化合物(A)50〜500重量部、セルロース系水溶性高分子(B)1〜300重量部、及び無機充填剤(C)5〜500重量部の配合割合であることが好ましい。さらに好ましくは、尿素系化合物(A)200重量部に対して、セルロース系水溶性高分子(B)は1〜300重量部であることが好ましく、さらに好ましくは5〜100重量部であり、特に好ましくは5〜50重量部であり、無機充填剤(C)は5〜500重量部であることが好ましく、さらに好ましくは10〜300重量部である。無機充填剤(C)がベントナイトなどの水に膨潤する粘土鉱物である場合には、尿素系化合物(A)200重量部に対し、5〜100重量部であることが好ましく、さらに好ましくは10〜50重量部である。無機充填剤(C)がカオリンなどの水に膨潤しない粘土鉱物である場合には、尿素系化合物(A)200重量部に対し、30〜500重量部であることが好ましく、さらに好ましくは100〜300重量部である。また、上記の再乳化粉末樹脂は粉末状態であるので、本発明の接着剤調製用混合粉末中に混合することができる。混合割合としては、尿素系化合物(A)200重量部に対して、10重量部以上であることが好ましく、さらに好ましくは10〜500重量部であり、さらに好ましくは10〜250重量部である。
上記本発明の接着剤組成物は、尿素系化合物(A)と、セルロース系水溶性高分子(B)と、無機充填剤(C)とを水に溶解及び/または分散させたことを特徴とするものであるが、尿素系化合物(A)を添加せずに、セルロース系水溶性高分子(B)と、無機充填剤(C)とを水に溶解及び/または分散させただけの接着剤でも、水への溶解性及び分散性は劣るが、初期接着性及び塗布後の保水性に優れており、壁紙用接着剤等として使用することができる。
すなわち、本発明の他の局面に従う接着剤組成物は、セルロース系水溶性高分子(B)と、無機充填剤(C)とを水に溶解及び/または分散させたことを特徴としている。
上記他の局面に従う接着剤組成物は、セルロース系水溶性高分子(B)のみを用いた場合に比べ、初期接着性を高めることができ、壁紙用接着剤等として用いることができる。
上記他の局面の接着剤組成物は、尿素系化合物(A)を用いないこと以外は、上記本発明の接着剤組成物と同様であり、従って、上記本発明の接着剤組成物とほぼ同程度の配合割合とすることが好ましい。すなわち、水950重量部に対して、セルロース系水溶性高分子(B)1〜300重量部とすることが好ましく、さらに好ましくは5〜100重量部であり、特に好ましくは10〜50重量部である。また、無機充填剤(C)は、水950重量部に対して、5〜500重量部であることが好ましく、さらに好ましくは10〜30重量部であり、ベントナイトなどの膨潤系粘土鉱物の場合には、5〜100重量部であることが好ましく、さらに好ましくは10〜50重量部であり、カオリンなどの粘土鉱物の場合には、30〜500重量部であることが好ましく、さらに好ましくは100〜300重量部である。
上記他の局面の接着剤組成物も、予めセルロース系水溶性高分子(B)と無機充填剤(C)を所定の割合で混合し混合粉末として流通させ、現場において水に添加して接着剤組成物を調製することができる。
本発明の接着剤組成物、本発明の接着剤調製用混合粉末、及び本発明の他の局面の接着剤組成物には、尿素系化合物(A)、セルロース系水溶性高分子(B)、及び無機充填剤(C)以外に、必要に応じてその他の成分を添加してもよい。例えば、消泡剤、防腐剤、着色剤などを添加してもよい。
本発明の接着剤組成物、本発明の接着剤調製用混合粉末、及び本発明の他の局面に従う接着剤組成物は、壁紙用接着剤の用途に適したものである。壁紙としては特に限定されるものではないが、例えば、ビニル壁紙、オレフィン壁紙、紙壁紙、和紙壁紙、珪藻土壁紙、無機質壁紙などが挙げられる。
本発明によれば、人体に対して有害でない物質を用いて接着剤組成物を構成しているので、極めてエコロジー性に優れた接着組成物とすることができる。また、初期接着性及び塗布後の保水性に優れており、水への溶解性及び分散性に優れているため、作業性が極めて良好である。また、壁紙等を貼り付けた後の寸法安定性が極めて優れている。
また、水を含まない粉末の形態で流通させることができ、接着剤を使用する現場において、水に添加して接着剤として用いることができる。従って、利便性及び経済性に優れた、従来にはない画期的な接着剤組成物である。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
〔接着剤組成物の調製〕
(実施例1)
メチルセルロース(ヒドロキシプロピルメチルセルロース、商品名「hiメトローズ90SH」、信越化学工業社製、以下「MC」という)20重量部と、ベントナイト30重量部と、尿素200重量部を混合して混合粉末とし、この混合粉末を水750重量部に添加し、ハンドミキサーで撹拌混合して実施例1の接着剤組成物を調製した。
(実施例2)
MC20重量部と、ベントナイト30重量部を混合し、この混合粉末を水950重量部に添加し、ハンドミキサーで撹拌混合して実施例2の接着剤組成物を調製した。
(比較例1)
MC20重量部を水980重量部に添加し、ハンドミキサーで撹拌混合して比較例1の接着剤組成物を調製した。
(比較例2)
MC20重量部と、尿素200重量部を混合し、この混合粉末を水780重量部に添加し、ハンドミキサーで撹拌混合して比較例2の接着剤組成物を調製した。
(比較例3)
市販の澱粉・酢酸ビニルエマルジョンタイプの澱粉糊(固形分25.3重量%、商品名「ルーアマイルド」、ヤヨイ化学工業社製)を用い、比較例3の接着剤組成物を調製した。この澱粉糊は予め水を添加しペースト状に調製したものであり、この澱粉糊100重量部に対して水70重量部となるように希釈して用いた。なお水による希釈は、1分毎に3回に分けて水を添加して行った。
実施例1〜2及び比較例1〜2の配合組成を表1に示す。
Figure 2005350598
〔分散性評価試験〕
上記の接着剤組成物調製の際の水への溶解性及び分散性を評価した。評価は、水に完全に溶解または分散していない「だま」の状態などを目視で観察して行った。「使用可能になる時間」は、目視の観察で「だま」などがほとんど認められず均一に溶解及び分散した状態になるまで必要とした時間である。
実施例1〜2及び比較例1〜3についての、1分後、3分後、120分後、及び24時間後の分散状態、及び接着剤として使用可能になる時間を評価し、表2に示した。
Figure 2005350598
表2に示すように、本発明に従う実施例1の接着剤組成物は、撹拌1分後においてMC及びベントナイトが均一に溶解及び分散しており、1分後に接着剤として使用可能となった。これに対し、比較例1のMCのみを配合した接着剤組成物においては、使用可能になるまで24時間必要であった。
本発明の他の局面に従う実施例2の接着剤組成物は、使用可能になるまで120分間必要であり、実施例1よりは長時間必要であったが、比較例1に比べて短い時間で使用可能であった。なお、ミキサーによる撹拌は、実施例1及び比較例2においては1分後に停止しており、実施例2及び比較例1においては3分後に停止しており、比較例3においては5分後に停止している。実施例2の接着剤組成物は、120分後において粘度が高くなったため使用可能になったのに対し、比較例1の接着剤組成物は120分後においても粘度が低く、使用できる粘度になるまで24時間必要であった。
比較例2の接着剤組成物においては、実施例1と同様に1分後に使用可能となった。これらのことから、MCに尿素を添加することにより、MCの溶解性及び分散性が著しく向上することがわかる。
本発明の実施例1の接着剤組成物は、混合粉末を水に対して添加混合するものであるにもかかわらず、水を予め配合した従来の澱粉糊(比較例3の接着剤組成物)よりも短時間で使用可能になることがわかる。
〔貼付可能時間評価試験〕
実施例1〜2及び比較例1〜3の接着剤組成物について、壁紙に接着剤を塗布した後、貼り付けまでに放置しておくことができる時間(オープンタイマー:貼付可能時間)を測定した。
壁紙としては、ビニル壁紙、オレフィン壁紙、及び紙壁紙を用いた。接着剤塗布量を150g/m2として、使用可能となった各接着剤を塗布し、約30℃の温度で、30分後、60分後、90分後、及び120分後において接着剤の塗布状態を目視で観察し、塗布面において接着剤で湿れている部分の面積により、以下の基準で評価した。
◎:100〜90%
○:89〜70%
△:69〜30%
×:29%以下
また、上記各時間経過後の塗布面の湿れの状態をチェックした後、石膏ボードに壁紙を貼り付け、48時間後に剥離試験を行い、接着面積により、上記と同様の基準で評価した。
なお、比較例3の紙壁紙の120分後における「アイハギ」は、接着剤を塗布後貼り付けるまでのオープンタイマー中において、壁紙のプリント層と裏紙の間で剥離が生じたことを意味している。
評価結果を表3に示す。表3において、上段は所定時間経過後の接着剤の湿れの状態を示しており、下段は剥離試験結果を示している。
Figure 2005350598
表3に示す結果から明らかなように、本発明に従う実施例1及び実施例2の接着剤組成物においては、MCのみを用いた比較例1の接着剤組成物、MCと尿素を用いた比較例2の接着剤組成物、及び従来の澱粉糊を用いた比較例3の接着剤組成物に比べ、貼付可能時間が長くなっており、接着剤の保水性が良好であることがわかる。このように貼付可能時間を長くすることができるので、本発明の接着剤組成物は、作業性が良好であることがわかる。
〔接着性評価試験〕
実施例1〜2及び比較例1〜3の接着剤組成物について、接着性を評価した。壁紙としては、ビニル壁紙、オレフィン壁紙、及び紙壁紙を用い、150g/m2の塗布量で塗布した後、20〜30分間放置して養生した後、石膏ボードに貼り付け、48時間後に剥離試験を行って接着性を評価した。剥離試験は、プリント層を引っ張り、裏紙が石膏ボード上に貼り付いている部分の面積を測定することにより評価した。すなわち、石膏ボードに裏紙が100%貼り付いたままの状態でプリント層が引き剥がされたものを100%とした。上記の面積の割合により、以下の評価基準で評価した。
◎:100〜90%
○:89〜70%
△:69〜30%
×:29%以下
評価結果を表4に示す。
Figure 2005350598
表4に示す結果から明らかなように、本発明に従う実施例1及び2の接着剤組成物は、良好な接着性を示している。
〔寸法安定性評価試験〕
実施例1〜2及び比較例1〜3の接着剤組成物について、いわゆる目開きテストを行い、接着後の寸法安定性を評価した。壁紙としては、ビニル壁紙、オレフィン壁紙、及び紙壁紙を用いた、同種類の壁紙2枚に接着剤を塗布量150g/m2となるように塗布し、20〜30分放置して養生させた後、2枚の壁紙の端部が重なるように石膏ボードの上に貼り付け、貼り付けた後重なり部分をカッターナイフで、重なり部分が延びる方向に沿って切断し、2枚の壁紙の端部の切断部分を取り除いて、2枚の壁紙の切断後の端部が隙間なく付き合うように石膏ボードに貼り付けた。
貼り付けた後、乾燥機を用いて35℃で48時間乾燥させた。乾燥後取り出して2枚の壁紙の端部の目開きをマイクロスコープで測定し評価した。評価結果を表5に示す。なお、表5において単位はmmである。
Figure 2005350598
表5に示す結果から明らかなように、本発明に従う実施例1及び2の接着剤組成物は、比較例1及び2の接着剤組成物に比べ、貼り付け後の寸法安定性が良好であることがわかる。また、実施例1の接着剤組成物は、紙壁紙に塗布した場合において、従来の澱粉糊を用いた比較例3の接着剤組成物よりも良好な寸法安定性を示すことがわかる。
(実施例3〜8)
表6に示すように、MC、ベントナイト及び尿素の配合量を変化させて、実施例3〜8の接着剤組成物を調製し、分散性評価試験、貼付可能時間評価試験、接着性評価試験、及び寸法安定性評価試験を行った。評価結果を表6に示す。なお、貼付可能時間評価は、120分後の接着剤の湿れ状態の評価結果である。
Figure 2005350598
表6に示すように、実施例3〜8の接着剤組成物は、分散性、保水性、接着性、及び寸法安定性において良好な結果を示している。
(実施例9〜12)
表7に示すように、MCに代えてカルボキシメチルセルロース(CMC)を用いて、あるいはベントナイトに代えて、カオリン、マイカ、または炭酸カルシウムを用いて接着剤組成物を調製し、上記と同様にして、分散性評価試験、貼付可能時間評価試験、接着性評価試験、及び寸法安定性評価試験を行った。評価結果を表7に示す。
Figure 2005350598
表7に示す実施例9〜12の結果から明らかなように、MCに代えてCMCを用いた場合、及びベントナイトに代えて、カオリン、マイカ、または炭酸カルシウムを用いた場合にも、良好な分散性、保水性、接着性、及び寸法安定性が得られている。
(実施例13〜17)
表8に示すように、MC、ベントナイト及び尿素からなる接着剤組成物に、さらに天然ラテックス、アクリルエマルジョン、酢酸ビニルエマルジョン、EVAエマルジョン、または再乳化粉末樹脂を添加し、接着剤組成物を調製した。再乳化粉末樹脂としては、ポリビニルアルコールを保護コロイドとした酢酸ビニル・ベオバ・アクリル酸エステル共重合体の再乳化粉末樹脂(商品名「モビリスパウダーDM2072P」、クラリアントポリマー社製)を用いた。得られた接着剤組成物について、上記と同様にして、分散性評価試験、貼付可能時間評価試験、接着性評価試験、及び寸法安定性評価試験を行った。なお、接着性評価試験においては、これまでオープンタイマーを20〜30分としていたのを、オープンタイマー120分にして評価した。
また、以下のようにして、耐水性評価試験を行った。
〔耐水性評価試験〕
壁紙として、ビニル壁紙を用い、接着剤組成物を150g/m2の塗布量でビニル壁紙に塗布した後、20〜30分間放置して養生し、その後石膏ボードに貼り付け、48時間放置した後、水中に24時間浸漬し、その後取り出した。水中浸漬により壁紙が剥離したものを×とし、水中浸漬しても壁紙が剥離しなかったものを○として評価した。
なお、表8には、実施例1の接着剤組成物についての評価結果も併せて示す。
評価結果を表8に示す。
Figure 2005350598
表8に示す実施例13〜17の結果から明らかなように、天然ラテックス、アクリルエマルジョン、酢酸ビニルエマルジョン、EVAエマルジョン、または再乳化粉末樹脂をさらに添加することにより、接着性が向上している。また、天然ラテックスまたはアクリルエマルジョンを用いることにより、耐水性が向上することがわかる。

Claims (8)

  1. 尿素系化合物(A)と、セルロース系水溶性高分子(B)と、無機充填剤(C)とを水に溶解及び/または分散させたことを特徴とする接着剤組成物。
  2. 水750重量部に対して、尿素系化合物(A)50〜500重量部、セルロース系水溶性高分子(B)1〜300重量部、及び無機充填剤(C)5〜500重量部が添加されていることを特徴とする請求項1に記載の接着剤組成物。
  3. 天然ラテックス、アクリルエマルジョン、酢酸ビニルエマルジョン、エチレン酢酸ビニルエマルジョン、及び再乳化粉末樹脂から選ばれる少なくとも1種がさらに添加されていることを特徴とする請求項1または2に記載の接着剤組成物。
  4. 水に溶解及び/または分散させて用いる接着剤調製用混合粉末であって、
    尿素系化合物(A)の粉末と、セルロース系水溶性高分子(B)の粉末と、無機充填剤(C)の粉末とを混合したことを特徴とする接着剤調製用混合粉末。
  5. 尿素系化合物(A)50〜500重量部、セルロース系水溶性高分子(B)1〜300重量部、及び無機充填剤(C)5〜500重量部が混合されていることを特徴とする請求項4に記載の接着剤調製用混合粉末。
  6. セルロース系水溶性高分子(B)と、無機充填剤(C)とを水に溶解及び/または分散させたことを特徴とする接着剤組成物。
  7. 水950重量部に対して、セルロース系水溶性高分子(B)1〜300重量部、及び無機充填剤(C)5〜500重量部が添加されていることを特徴とする請求項6に記載の接着剤組成物。
  8. 壁紙用接着剤であることを特徴とする請求項1〜3及び6〜7のいずれか1項に記載の接着剤組成物。
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