JP2005349907A - Seat device of motorcycle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動二輪車のシート装置に関する。 The present invention relates to a seat device for a motorcycle.
自動二輪車のように運転シートに跨って運転する車両の場合、その運転シートの高さは運転者にとって重要な用件である。四輪自動車の場合、その運転シートは運転者の体型に合わせて前後方向および上下方向に容易に調節可能なものが一般的であるが、自動二輪車の場合、一般に運転シートは車体フレーム(通常はシートレール)にゴムクッション等の弾性体を介して固定されており、その位置、特に高さは調節不可能であった。 In the case of a vehicle that runs across a driving seat such as a motorcycle, the height of the driving seat is an important requirement for the driver. In the case of a four-wheeled vehicle, the driver's seat is generally easily adjustable in the front-rear direction and the vertical direction according to the driver's body shape. In the case of a motorcycle, the driver's seat is generally a body frame (usually The seat rail is fixed via an elastic body such as a rubber cushion, and its position, particularly its height, cannot be adjusted.
自動二輪車のように、運転者の運転ポジションが操縦性に影響を与える場合、運転者個人の体格に合わせて運転シートの高さを調節できれば、より適切な運転ポジションで自動二輪車を運転可能となる。そこで、自動二輪車の運転シート高さを調節可能にした従来の技術として、例えばメインフレームの後方に延びるシートフレームに運転者用シートと同乗者用シートとを前後に配設し、その前・後部をシートフレームに固定した階段状の高さ調節エレメントで選択的に係合支持するように構成したものや(例えば特許文献1参照)、メインフレームから後方に延びて運転者用シートを支持するシートフレームを、リンク機構を介して上下に揺動可能にしたり、ラックアンドピニオンギヤをかみ合わせて上下に高さ調節可能に構成したりしたものがある(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、運転者用シートを階段状の高さ調節エレメントで選択的に係合支持する構造の場合、シート高さを上下方向に変更するとシートフレームに取り付けられて車体後部を覆っているフレームカバーと運転者用シートとの間に隙間が生じ、美的外観を損なってしまう。 However, in the case of a structure in which the driver's seat is selectively engaged and supported by the step-like height adjustment element, a frame cover that is attached to the seat frame and covers the rear of the vehicle body when the seat height is changed in the vertical direction A gap is generated between the driver seat and the aesthetic appearance.
また、リンク機構やラックアンドピニオンギヤを用いてシート高さを調節する構造の場合、機械的な可動部分が多く、構造が複雑化すると共に、装置全体の剛性や寸法精度が要求され、重量やコストが嵩んでしまう。 In addition, in the case of a structure that adjusts the seat height using a link mechanism or rack and pinion gear, there are many mechanical moving parts, the structure is complicated, and the rigidity and dimensional accuracy of the entire device are required, and the weight and cost are Becomes bulky.
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、簡単な構造で、美的外観を損なうことなく運転シートの高さ調節を可能にした自動二輪車のシート装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in consideration of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to provide a seat device for a motorcycle that can adjust the height of a driving seat with a simple structure without impairing the aesthetic appearance.
本発明に係る自動二輪車のシート装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、車体フレーム上に運転者用の前部シートと同乗者用の後部シートとを前後に並べて載置した自動二輪車のシート装置において、上記前部シートおよび上記後部シートを前後に分割して形成し、上記前部シートと上記車体フレームとの間に上記前部シートの高さを調節可能にする高さ調節手段を備える一方、上記前部シートの下部を構成する前部底板を左右の両側縁が下方に湾曲すると共に、左右方向中央部が上方に凹む形状に形成し、上記車体フレームと上記前部底板との間にこの前部底板の略全長に渡って延び、その下方から重なるような形状を有する前部シートアンダーカバーを設けたものである。 In order to solve the above-described problems, a motorcycle seat device according to the present invention includes a front seat for a driver and a rear seat for a passenger on a vehicle body frame, as described in claim 1. In the seat device for a motorcycle mounted side by side, the front seat and the rear seat are formed by dividing the front seat and the front seat, and the height of the front seat is adjusted between the front seat and the body frame. A front bottom plate constituting a lower portion of the front seat is formed in a shape in which left and right side edges are curved downward and a central portion in the left-right direction is recessed upward; A front seat under cover having a shape extending over substantially the entire length of the front bottom plate and overlapping from below is provided between the frame and the front bottom plate.
また、上述した課題を解決するために、請求項2に記載したように、上記前部シートアンダーカバーの前下部に、上記車体フレームに係合可能なフロントフックを設けると共に、上記後部シートの下部を構成する後部底板を上記車体フレームに設けられた固定装置に係脱可能に構成し、上記前部シートアンダーカバーと上記後部底板とを一体または一体的に連結して上記車体フレームに固定する一方、上記前部シートを上記前部シートアンダーカバーおよび上記後部底板に対して上下方向に高さを調節可能に固定すると共に、上記前部底板と上記車体フレームとの間に上記前部シートアンダーカバーを貫通する高さの異なるクッション材を選択的に介装可能としたものである。
In order to solve the above-described problem, as described in
さらに、上述した課題を解決するために、請求項3に記載したように、上記クッション材を、少なくとも複数の異なる高さを有する形状に形成すると共に、上記クッション材を上記前部底板下面への取り付け位置を変更可能に締着し、上記車体フレームのクッション支持部への当接面を変更させて実質の前部シートの高さを変更可能に構成したものである。
Furthermore, in order to solve the above-described problem, as described in
そして、上述した課題を解決するために、請求項4に記載したように、上記後部底板の前下部に上記車体フレームに係合可能なセンターフックを設けたものである。
And in order to solve the subject mentioned above, as described in
本発明に係る自動二輪車のシート装置によれば、前部シートアンダーカバーが前部シートと、その下方の部材との隙間を塞ぎ、美的外観を損なうことがない。また、シート装置を容易に車体フレームに取り付け可能となる。 According to the seat device for a motorcycle according to the present invention, the front seat under cover closes a gap between the front seat and a member below the front seat, and does not impair the aesthetic appearance. Further, the seat device can be easily attached to the vehicle body frame.
さらに、前部シートアンダーカバーの変形や隣接するフレームサイドカバーとの干渉による塗装の剥がれや傷の発生が防止されると共に、部品点数が削減できる。 Furthermore, the peeling of the coating and the generation of scratches due to the deformation of the front seat under cover and the interference with the adjacent frame side cover are prevented, and the number of parts can be reduced.
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、この発明を適用した自動二輪車の一例を示す左側面図である。図1に示すように、この自動二輪車1は車体フレーム2を有し、車体フレーム2の前方下部にエンジン3が搭載される。この自動二輪車1の車体フレーム2は、主にメインフレーム4と、シートフレームピラー5と、タンクレール6と、シートレール7と、ダウンチューブ8とから構成される。
FIG. 1 is a left side view showing an example of a motorcycle to which the present invention is applied. As shown in FIG. 1, the motorcycle 1 has a
タンクレール6は左右一対からなり、車体フレーム2の最前部に設けられたヘッドパイプ9の後面から後斜め下方に向かって延びる。また、ヘッドパイプ9の下部後面からはダウンチューブ8が下後方に向かって延設され、エンジン3の下方を後方に向かって延びる。
The
タンクレール6の中央部やや後方寄りの下面からはメインフレーム4が下方に向かって延設される。また、メインフレーム4の略中央後部からはシートフレームピラー5が後斜め上方に向かって延びると共に、このシートフレームピラー5の中央部やや前方寄りに上記タンクレール6の後端部が接続される。さらに、タンクレール6後部の上面とシートフレームピラー5後部の上面との間にはシートレール7が架設される。
The
タンクレール6上には燃料タンク10が、また、タンクレール6の後部およびシートレール7の上方にはシート装置11がそれぞれ設置される。シート装置11は運転者用の前部シート12と同乗者用の後部シート13とを前後に並べて載置したものであり、前部シート12下方のタンクレール6とシートフレームピラー5との接合部およびメインフレーム4の上部はフレームサイドカバー14によって覆われると共に、後部シート13下方のシートレール7およびシートフレームピラー5の後部と後部シート13の後方とはシートテールカバー15によって覆われる。さらに、後部シート13の後方にはグラブバー16が、シートテールカバー15の後部にはリヤコンビネーションランプ17がそれぞれ設けられる。
A
なお、この自動二輪車1は、車体前上部(ヘッドパイプ9の前方)が流線形のカウリング18で覆われ、走行中の空気抵抗低減と、走行風圧からの運転者の保護とが図られる。カウリング18の前面にはヘッドライト19が設けられると共に、このヘッドライト19の上方には走行風の取り入れ口20が、さらにその上方にはウインドシールド21が設けられる。
The motorcycle 1 is covered with a
一方、ヘッドパイプ9にはステアリング機構22が設けられる。このステアリング機構22には、前輪23を回動自在に支持し、ショックアブソーバ(図示せず)を内装する左右一対のフロントフォーク24やハンドルバー25、フロントフェンダ26等が設けられ、ハンドルバー25により前輪23が左右に回動自在に操舵される。
On the other hand, the
他方、メインフレーム4はスイングブラケットを兼ねており、その中央下部にはピボット軸27が架設される。ピボット軸27にはスイングアーム28の基端部がピボット軸27廻りにスイング自在に枢着されると共に、リヤクッションユニット29を介して車体フレーム2に弾性的に支持される。そして、このスイングアーム28の自由端に後輪30が回動自在に軸支される。さらに、車体フレーム2の後輪30直上にはリヤフェンダ31が設けられる。
On the other hand, the
エンジン3は例えばDOHC型の並列多気筒エンジンであり、クランクケース32の前上部にシリンダアッセンブリ33がやや前傾した状態で載置される。シリンダアッセンブリ33の後部にはエンジン吸気系を構成するキャブレタ34およびエアクリーナ35が接続されると共に、シリンダアッセンブリ33の前部にはエンジン排気系を構成するエキゾーストパイプ36が気筒毎に接続される。各エキゾーストパイプ36は一旦エンジン3の前方に向かって延びた後エンジン3の前部を下方に向かって延び、エンジン3の前下部で後方に向かって折曲されてエンジン3下部で一本に集合化される。集合化されたエキゾーストパイプ36はエンジン3の下部から車体の右後方に向かって延び、その下流端にマフラ37が接続される。
The
図2は、シート装置11の縦断面図である。また、図3(a)および(b)は図2のIII−III線に沿う断面図である。さらに、図4(a)および(b)は図2のIV−IV線に沿う断面図であり、図5(a)および(b)は図2のV−V線に沿う断面図である。そして、図6は図2のVI−VI線に沿う断面図である。
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of the
図2〜図6に示すように、シート装置11を構成する運転者用の前部シート12および同乗者用の後部シート13は前後に分割して形成され、それぞれ例えば合成樹脂や金属板等によって形成された前部底板40および後部底板41上にスポンジ等のクッション部材42を載置し、レザー43等で覆ったものである。
As shown in FIG. 2 to FIG. 6, the driver's
また、前部底板40は左右の両側縁が下方に湾曲すると共に、左右方向中央部が上方に凹む形状に形成される。さらに、前部底板40の下方にはその略全長に渡って延び、その下方から重なるような形状を有する、例えば合成樹脂や金属板等によって形成された前部シートアンダーカバー44が配置される。
Further, the
前部底板40の下面からは下方に向かってステー45が延設されると共に、このステー45に隣接して前部シートアンダーカバー44の下面からも下方に向かってステー46が延設され、これらのステー45,46が例えばボルト47とナット48とで連結されることにより前部シート12と前部シートアンダーカバー44とが一体化される(図2および図4(a)参照)。
A
また、前部シートアンダーカバー44の後端と後部底板41の前端とが例えばボルト49とナット50とで連結されることにより後部シート13と前部シートアンダーカバー44とが一体化される(図2および図6参照)と共に、前部シート12と後部シート13とが連結ブラケット51を介して連結され、以上により前部シート12と後部シート13と前部シートアンダーカバー44とが一体化されてシート装置11を形成する。
Further, the
前部シートアンダーカバー44の前下部には、例えば車体フレーム2に設けられた前部係合ブラケット52に係合可能なフロントフック53が設けられる。また、後部底板41の前下部にも、例えば車体フレーム2に設けられた中央部係合ブラケット54に係合可能なセンターフック55が設けられる。さらに、後部底板41の後下部には、例えば車体フレーム2に設けられた固定装置であるロック装置56に係脱可能なストライカ57が設けられる。以上により、シート装置11は車体フレーム2に着脱可能に取り付けられると共に、ロック装置56によりシート装置11の盗難が防止される。
A
ところで、上述した各係合ブラケット52,54およびロック装置56ではシート装置11を介して車体フレーム2にかかる荷重を支持できないため、シート装置11と車体フレーム2との間にはゴム等の弾性体から形成されたクッション材58〜61が介装される。具体的には、前部底板40下面の、ステー45の前方に左右一対の第一クッションゴム58が、ステー45の後方に左右一対の第二クッションゴム59が、後部底板41下面の、センターフック55の前方に左右一対の第三クッションゴム60が、ストライカ57の前方に左右一対の第四クッションゴム61がそれぞれ設けられる。
By the way, each of the
前部底板40下面の、ステー45の前方に配置された第一クッションゴム58は、図3(a)に示すように、例えばボルト62とナット63とにより前部底板40下面に着脱自在に取り付けられると共に、第一クッションゴム58の下面は、タンクレール6の上部から車体の中心方向に延設されたクッション支持部であるステー64上に載置される。
The
また、前部底板40下面の、ステー45の後方に配置された第二クッションゴム59は、図5(a)に示すように、例えばボルト65とナット66とにより前部底板40下面に着脱自在に取り付けられると共に、第二クッションゴム59の下面は、クッション支持部であるシートレール7の上面に載置される。なお、前部底板40とタンクレール6およびシートレール7との間に配置される前部シートアンダーカバー44には第一クッションゴム58および第二クッションゴム59が貫通可能なクッション穴67が形成される。
Further, the
さらに、後部底板41下面の、第三クッションゴム60は例えば後部底板41下面に接着される一方、第四クッションゴム61は、詳細には図示しないが、その係合突起が後部底板41下面に形成される係合穴に係合される。
Further, the
自動二輪車1のように、運転者の運転ポジションが操縦性に影響を与える場合、運転者個人の体格に合わせてシート装置の高さを調節できれば、より適切な運転ポジションで自動二輪車1を運転可能となる。そこで、本発明に係る自動二輪車1のシート装置11は、運転者用の前部シート12の高さを調節可能にした高さ調節手段68を備える。
If the driver's driving position affects maneuverability, like the motorcycle 1, the motorcycle 1 can be driven in a more appropriate driving position if the height of the seat device can be adjusted to the individual physique. It becomes. Therefore, the
図4(a)および(b)に示すように、前部シートアンダーカバー44の下面から下方に向かって延設される高さ調節手段68であるステー46には上下二箇所の取り付け穴69,70が形成され、前部シート12を「低」位置で用いる場合、前部シート12の前部底板40下面から下方に向かって延設される他の高さ調節手段68であるステー45は下側の取り付け穴69に例えばボルト47とナット48とで連結されることにより前部シート12と前部シートアンダーカバー44とが低い位置で一体化される(図4(a)参照)。
As shown in FIGS. 4 (a) and 4 (b), the
同様に、図2に示すように、前部シート12と後部シート13とを連結する他の高さ調節手段68である連結ブラケット51にも上下二箇所の取り付け穴71,72が形成され、前部シート12を「低」位置で用いる場合、前部シート12を連結ブラケット51の下側の取り付け穴71に取り付けることにより前部シート12が低い位置で後部シート13と一体化される。
Similarly, as shown in FIG. 2, two attachment holes 71 and 72 are formed in the
一方、前部シート12を「高」位置で用いる場合は、前部シート12の前部底板40下部から下方に向かって延設されるステー45を上側の取り付け穴70に連結することにより前部シート12と前部シートアンダーカバー44とが高い位置で一体化される(図4(b)参照)。
On the other hand, when the
同様に、詳細には図示しないが、前部シート12を連結ブラケット51の上側の取り付け穴72に取り付けることにより前部シート12が高い位置で後部シート13と一体化される。
Similarly, although not shown in detail, the
ところで、前部シート12を「高」位置に設定すると、前部底板40下面に設けられた第一クッションゴム58および第二クッションゴム59と車体フレーム2との間、具体的には第一クッションゴム58とタンクレール6上部のステー64との間および第二クッションゴム59とシートレール7上面との間に隙間が生じ、前部シート12と前部シートアンダーカバー44とを連結するステー45,46および前部シート12と後部シート13とを連結する連結ブラケット51のみでシート装置11を介して車体フレーム2にかかる荷重を支持することは困難である。
By the way, when the
そこで、本発明においては前部底板40下面と車体フレーム2との間に、前部シートアンダーカバー44を貫通する、弾性体から形成された高さの異なるクッション材58〜61を選択的に介装することにより上記隙間を無くすように構成される。
Therefore, in the present invention,
具体的には、第一クッションゴム58および第二クッションゴム59を、少なくとも複数の、本実施形態においては二つの異なる高さを有する形状、例えば階段状に形成したものである。そして、これらのクッションゴム58,59を例えば水平方向に180度回転させてこれらの前部底板40下面への取り付け位置を変更可能に締着することにより、車体フレーム2への当接面を変更して実質の前部シート12の高さを変更可能にするものである(図3(b)および図5(b)参照)。
Specifically, the
次に、本実施形態の作用について説明する。 Next, the operation of this embodiment will be described.
シート装置11に運転者用の前部シート12の高さを調節可能にした高さ調節手段68を備えたことにより、運転者はより適切な運転ポジションで自動二輪車1を運転可能となる。このとき、前部シート12を「高」位置で用いると、前部シート12と、その下方のタンクレール6とシートフレームピラー5との接合部およびメインフレーム4の上部を覆うフレームサイドカバー14との間に隙間が生じて美的外観を損なう虞があるが、本発明においては前部シート12の下方に設けられた、前部底板40の略全長に渡って延び、その下方から重なるような形状を有する前部シートアンダーカバー44が前部シート12の位置に関係なく常時車体フレーム2に固定されているので、この前部シートアンダーカバー44が上述した隙間を塞ぎ、美的外観を損なうことがない。
By providing the
また、前部シート12と前部シートアンダーカバー44とを一体化可能にすると共に、後部シート13と前部シートアンダーカバー44とも一体化可能にしたことにより、前部シート12と後部シート13と前部シートアンダーカバー44とが一体化できる。そして、前部シートアンダーカバー44の前下部に例えば車体フレーム2に設けられた前部係合ブラケット52に係合可能なフロントフック53を、後部底板41の下部に例えば車体フレーム2に設けられた中央部係合ブラケット54に係合可能なセンターフック55および車体フレーム2に設けられた固定装置であるロック装置56に係脱可能なストライカ57を設けたことにより、シート装置11を一体的に組み立てた状態で容易に車体フレーム2に取り付け可能となる。
In addition, the
さらに、前部シートアンダーカバー44の下面から下方に向かって延設されるステー46に上下二箇所の取り付け穴69,70を形成し、前部シート12の前部底板40下面から下方に向かって延設されるステー45をいずれか一方の取り付け穴69,70に選択的に連結可能としたことにより、前部シート12は前部シートアンダーカバー44および後部シート13の後部底板41に対して上下方向の高さが調節可能に固定される。
Further, two upper and lower mounting
そして、前部シート12の前部底板40と車体フレーム2、具体的にはタンクレール6およびシートレール7との間に前部シートアンダーカバー44を貫通する、弾性体から形成された高さの異なるクッション材58,59を選択的に介装可能としたことにより、これらのクッション材58,59がシート装置11に作用する荷重を受け止め、前部シートアンダーカバー44には不要な荷重が作用しない。その結果、前部シートアンダーカバー44の変形や隣接するフレームサイドカバー14との干渉による塗装の剥がれや傷の発生が防止される。
And the height formed from the elastic body which penetrates the front seat under
また、上述したクッション材58〜61、本実施形態においては第一クッションゴム58および第二クッションゴム59を、少なくとも複数の異なる高さを有する例えば階段状に形成し、これらのクッションゴムを例えば水平方向に180度回転させてこれらの前部底板40下面への取り付け位置を変更可能に締着し、車体フレーム2への当接面を変更させて実質の前部シート12の高さを変更可能にしたことにより、前部シート12の高さ調節が容易に行えると共に、高さの異なる複数のクッション材を常備する必要がないので、部品点数が削減できる。
In addition, the
そして、後部シート13の、後部底板41の前下部に例えば車体フレーム2に設けられた中央部係合ブラケット54に係合可能なセンターフック55を設けたことにより、前部シート12と後部シート13と前部シートアンダーカバー44とが一体化されて構成されたシート装置11の車体フレーム2への取り付け状態における剛性が向上する。その結果、不意にシート装置11を壊されて悪戯されたり、シート装置11下方に設けられた物入れ(図示せず)の中の物が盗難されたりすることが防止できる。
The
1 自動二輪車
2 車体フレーム
6 タンクレール(車体フレーム)
7 シートレール(車体フレーム、クッション支持部)
11 シート装置
12 前部シート
13 後部シート
40 前部底板
41 後部底板
44 前部シートアンダーカバー
45,46 ステー(高さ調節手段)
51 連結ブラケット(高さ調節手段)
53 フロントフック
55 センターフック
56 ロック装置(固定装置)
58〜61 第一〜第四クッションゴム(クッション材)
64 ステー(クッション支持部)
1
7 Seat rail (body frame, cushion support)
11
51 Connection bracket (height adjustment means)
53
58-61 1st-4th cushion rubber (cushion material)
64 stay (cushion support)
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