JP2005349110A - ビデシャワー具 - Google Patents

Abstract

【課題】水漏れすることなく、シャワーヘッドからの噴出水を漏れなく集めて、ビデの吐出孔から流出させることができるビデ交換自在なビデシャワー具の提供。
【解決手段】シャワーヘッドと、使い捨てビデから成り、
該使い捨てビデは、
前記シャワーヘッドの噴出口面を全体または実質覆うカバーであって、その内側に、シャワーヘッドからの噴出水を受け集める水受け凹部を形成する噴出口面カバー部と、
該噴出口面カバー部の外側より突出する中空棒状の膣内挿入部と、
該膣内挿入部の先端又は側面に形成された、前記水受け凹部に集められた水を流出させる適当数の吐出孔とを備えて成り、そして、
前記シャワーヘッドの噴出口面又はその周囲にビデ取付け部を設ける一方、
前記使い捨てビデの噴出口面カバー部に、該ビデ取付け部と着脱自在に結合する装着手段を設けてなる、ビデ交換自在なビデシャワー具。
【選択図】図１

Description

本発明は、使い捨てビデのシャワーヘッドへの取付け、取外しを自在とした、ビデ交換が容易なビデシャワー具に関する。

従来、実開平５−４８９４９号公報に開示されるような、使い捨てビデを備えた使い捨て用膣内洗浄器が提案されている。
しかしながら、この膣内洗浄器は、携帯用のものであって、流水で膣内を連続して洗浄する方式のものではないので、洗浄が不十分となりやすいという欠点があった。
実開平５−４８９４９号公報

一方、特開平５−２０００９３号公報に開示されるような、ビデをホースを介してシャワー等が取付けられた給水配管に直接接続し、浴室等において流水を利用して膣洗浄をできるようにした挿入型膣洗浄器も提案されている。
しかし、この挿入型膣洗浄器は、高い膣洗浄能力を発揮できるものであるものの、シャワー等が取付けられた給水配管にホース等を新たに接続する必要があり、配管工事等のための費用と日数がかかるため、簡便に採用しうる手段とは言えなかった。
特開平５−２０００９３号公報

それに対し、特許第２７５１０１１号明細書に開示されるような、シャワーヘッドのシャワーノズル部の中央部に、使い捨てビデを着脱自在に取付けたものが提案されている。
しかし、この提案されたシャワーは、使い捨てビデをノズルの中央部だけに取付ける構成であるので、その周囲より膣内洗浄に使われない無駄な水が流し捨てられるという問題があった。また、この提案されたシャワーは、シャワー噴射口の開口面積と、ビデ装着状態のシャワー噴射口とビデ噴射口の合計開口面積との比を、大差なくするか、又はシャワー噴射口とビデ噴射口の合計開口面積の方を大きくするという構成を採用することによって、ビデから流れる水流の勢いをシャワー噴出口から噴出するシャワー水の勢いよりもずっとより弱いものとし、おだやかな膣洗浄を達成できるように工夫されている。
特許第２７５１０１１号明細書

本発明者は、シャワーヘッド噴出口の開口面積に比してビデから流出する水の吐出口の開口面積が小さくても、シャワーヘッドへ供給する水量を低く抑えた状態と保持することで、膣内を傷つけることなく適度の水の勢いで膣内を洗浄することができることを見出した。

本発明は、かかる観点からなされたもので、その目的とするところは、使い捨てビデをシャワーへッドに取付け、取外し自在とするとともに、シャワーヘッドからの噴出水を漏れなく集めて、ビデの吐出孔から流出させることができ、効率的な膣内洗浄を達成しうるビデ交換自在なビデジャワー具を提供することにある。

即ち、本発明は、
シャワーヘッドと、使い捨てビデから成り、
該使い捨てビデは、
前記シャワーヘッドの噴出口面を全体または実質覆うカバーであって、その内側に、シャ
ワーヘッドからの噴出水を受け集める水受け凹部を形成する噴出口面カバー部と、
該噴出口面カバー部の外側より突出する中空棒状の膣内挿入部と、
該膣内挿入部の先端又は側面に形成された、前記水受け凹部に集められた水を流出させる適当数の吐出孔とを備えて成り、そして、
前記シャワーヘッドの噴出口面又はその周囲にビデ取付け部を設ける一方、
前記使い捨てビデの噴出口面カバー部に、該ビデ取付け部と着脱自在に結合する装着手段を設けてなる、ビデ交換自在なビデシャワー具に関するものである。

シャワーヘッドの噴出口面又はその周囲にはビデ取付け部が設けてあり、また、使い捨てビデの噴出口面カバー部に、該ビデ取付け部と着脱自在に結合する装着手段が設けてあるので、使い捨てビデを、シャワーヘッドに取付けること、又はシャワーヘッドから取外すことが容易にできる。即ち、ビデ交換が自在である。
更に、使い捨てビデをシャワーヘッドに取付けた場合、本発明のビデシャワー具では、内側に水受け凹部が形成された噴出口面カバー部により、シャワーヘッドの噴出口面全体又は実質全体が覆われているので、シャワーヘッドからの噴出水を水受け凹部に集め、そして膣内挿入部の中空内部を通して、膣内挿入部の先端又は側面の吐出孔より水を流し出すことができる。即ち、シャワーヘッドからの水を漏れなく膣内に供給する事が出来る。従って、必要な水量で膣内を洗浄することができ、水使用の無駄も少ない。

実施例
以下、本発明を図面を参照にしてより具体的に説明する。
図１は、本発明の実施例のビデシャワー具１、特に、使い捨てビデ２をシャワーヘッド３に取付けた状態を示す斜視図である。図２は、実施例のビデシャワー具１において、使い捨てビデ２を取外した状態を示す斜視図である。図３は、シャワーヘッド３の先端部の正面を示す正面図である。図４は、使い捨てビデ２の一側面図で、噴出口面カバー部４の内側を示す図である。

これらの図に示すように本発明のビデシャワー具１は、シャワーヘッド３と使い捨てビデ２からなる。
使い捨てビデ２は、シャワーヘッド３の噴出口面５の全体を覆う噴出口面カバー部４と噴出口面カバー部４の外側より突出する中空棒状の膣内挿入部６を備えている。膣内挿入部６は図示したような角型である必要は必ずしも無く、断面円形、断面だ円形でもよく、更に局部的にデフォルメしたような形状のものでもよい。
噴出口面カバー部４の内側７には、シャワーヘッド３からの噴出水を受け集める水受け凹部８が形成されている。水受け凹部８の中央部にて、膣内挿入部６の中空内部と連通している。
また、膣内挿入部６の先端又は側面には、水受け凹部８に集められた水を流出させる吐出孔９が適当数備えられている。例えば、先端に２個、四方の側面に２個ずつ計８個、あわせて１０個の吐出孔９・・・が設けられる。

更に、図示した態様のシャワーヘッド３の噴出口面５の周囲２箇所にはそれぞれ、挿入口とそれに通じる係合凹部からなるビデ取付け部１０が設けられている。一方、使い捨てビデ２の噴出口面カバー部４の内側部には、ビデ取付け部１０の挿入口に対応する、突起状の装着手段１１が設けられており、このビデ取付け部１０に、装着手段１１を挿し入れて回すことによって、使い捨てビデ２は、シャワーヘッド３に容易に取付けることができ、また、シャワーヘッド３に取付けられた使い捨てビデ２は、上記と反対方向に回して引き抜くことによって容易に取外すことができる。
つまり、本発明のビデシャワー具１は、使い捨てビデ２のシャワーヘッド３への取付け
、取外しが容易であるので、ビデとシャワーの交換が自在であり、かつ、シャワーヘッド３の噴出口面５の全体が水受け凹部８が形成された噴出口面カバー部４により覆われているので、使い捨てビデ２の取付け時、シャワーヘッド３の噴出口面５からの噴出水が、水受け凹部８に漏れなく集められ、そして膣内挿入部６の中空内部を通して、膣内挿入部６の先端又は側面の吐出孔９から流し出すことができる構造となっている。

従って、本発明のビデシャワー具１は、シャワーヘッド３に使い捨てビデ２を取付け、使い捨てビデ２の膣内挿入部６を膣内に挿入し、水又は温水を供給すれば、膣内を洗浄することができる。更に、シャワーヘッド３からの噴出水を漏れなく集めて膣内挿入部６より流出させる構造であるので、水又は温水を節約しつつ、膣内を流し水で洗浄することができる。

本発明の実施例のビデシャワー具、特に、使い捨てビデをシャワーヘッドに取付けた状態を示す斜視図である。 実施例のビデシャワー具において、使い捨てビデを取外した状態を示す斜視図である。 シャワーヘッドの先端部の正面を示す正面図である。 使い捨てビデの一側面図で、噴出口面カバー部の内側を示す図である。

符号の説明

１．ビデシャワー具 ２．使い捨てビデ ３．シャワーヘッド ４．噴出口面カバー部
５．噴出口面 ６膣内挿入部 ７．内側 ８．水受け凹部 ９．吐出孔 １０．ビデ取付け部 １１．装着手段

Claims (1)

1. シャワーヘッドと、使い捨てビデから成り、
   該使い捨てビデは、
   前記シャワーヘッドの噴出口面を全体または実質覆うカバーであって、その内側に、シャワーヘッドからの噴出水を受け集める水受け凹部を形成する噴出口面カバー部と、
   該噴出口面カバー部の外側より突出する中空棒状の膣内挿入部と、
   該膣内挿入部の先端又は側面に形成された、前記水受け凹部に集められた水を流出させる適当数の吐出孔とを備えて成り、そして、
   前記シャワーヘッドの噴出口面又はその周囲にビデ取付け部を設ける一方、
   前記使い捨てビデの噴出口面カバー部に、該ビデ取付け部と着脱自在に結合する装着手段を設けてなる、ビデ交換自在なビデシャワー具。
   

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