JP2005348503A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源装置の部品点数の削減・軽量化を実現し、消費電力を削減することで電源の効率を高め、メモリへの安定した電源供給を実現できる電源装置を提供する。
【解決手段】本発明の電源装置は、主電源と、副電源と、主電源の電源電圧と前記副電源の電源電圧とを入力し、どちらか一方の電圧が所定の電圧以上であれば基準電圧を出力する基準電圧源と、前記主電源の電源電圧と前記基準電圧とを入力して定電圧を出力する少なくとも1つの第1の定電圧電源回路と、前記副電源の電源電圧と前記基準電圧とを入力して定電圧を出力する少なくとも1つの第2の定電圧電源回路と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源装置に関する。
近年、携帯電話・携帯情報端末等はセットの軽量化や部品点数削減によるコストメリット抽出と電源を効率良く利用するために消費電流の削減が不可欠となってきている。また、主電源の電源電圧が所定の閾値以下となった場合に、バックアップに用いられる副電源の電源電圧によって安定した電圧をメモリに供給する技術は欠かすことの出来ない技術となっている。
従来例のバックアップシステム用電源装置(以下従来例1という)の構成を図3に示す。従来例1のバックアップシステム用電源装置は、携帯電話、携帯情報端末等の装置に組み込まれる。従来例1の装置は携帯電話である。従来例1のバックアップシステム用電源装置は、主電源1、副電源2及び電源回路300を有し、負荷であるメモリ9、RTC(リアルタイムクロック)10、その他の回路11に電力を供給する。電源回路300は、基準電圧源3、23、定電圧源4〜8、ダイオード24、25を有する。
主電源1はリチウムイオン電池・ニッケルカドミウム電池など充放電可能な2次電池である。副電源2は充放電可能な小型のコイン型電池である。携帯電話の各回路は通常主電源1から電力を供給されて動作する。主電源1の電源電圧が所定の閾値以下となり、携帯電話の内部機能が動作することができなくなった場合に、副電源2は、一時的に必要なデータを保存するメモリ9や現在時刻を刻むための水晶発振器およびその情報から日付・時刻管理などを行うRTC10などに電源供給する。
基準電圧源23は主電源1を電源とし、一定の基準電圧を出力する。基準電圧源23は定電圧源4、定電圧源6、定電圧源8の基準電圧源として使用される。基準電圧源23は、典型的には電源電圧・温度などに対して安定な定電圧源であるバンドギャップリファレンス回路である。
定電圧源4は主電源1を電源とし、基準電圧源23から基準電圧を入力し、出力端子から一定の電圧を出力する。定電圧源4の出力端子は、ダイオード24を介して副電源2の電源端子に接続されている。定電圧源4は副電源2を充電する。ダイオード24は、主電源1の電源電圧が副電源2の電源電圧よりも低くなった場合に副電源2から定電圧源4を介して主電源1に電流が流れないように設けられている。
定電圧源6は主電源1を電源とし、基準電圧源23から基準電圧を入力し、出力端子から一定の電圧を出力する。定電圧源6の出力端子は、ダイオード25を介して各種データを保存するために使用されるメモリ9に接続され、データの書き込み、読み出し及び保持のためメモリ9に電源供給を行う。
定電圧源8は主電源1を電源とし、基準電圧源23から基準電圧を入力し、出力端子から一定の電圧を出力する。定電圧源8の出力端子は、その他の回路11に接続され、その他の回路11に電源供給を行う。明細書の記載において、その他の回路11はメモリ9、RTC10以外の回路を意味し、主電源1のみから電力を供給される。
基準電圧源3は副電源2を電源とし、一定の基準電圧を出力する。基準電圧源3は定電圧源5、定電圧源7の基準電圧源として使用される。基準電圧源3は、典型的には電源電圧・温度などに対して安定な定電圧源であるバンドギャップリファレンス回路である。
定電圧源5は副電源2を電源とし、基準電圧源3から基準電圧を入力し、出力端子から一定の電圧を出力する。定電圧源5の出力端子はメモリ9に接続され、主電源1の電源電圧が副電源2の電源電圧よりも低くなった場合に、メモリ9に対してデータ保持のための電源供給を行う。ダイオード25は、主電源1の電源電圧が副電源2の電源電圧よりも低くなった場合に副電源2から定電圧源5、定電圧源6を介して主電源1に電流が流れないように設けられている。定電圧源7は副電源2を電源とし、基準電圧源3から基準電圧を入力し、出力端子から一定の電圧を出力する。定電圧源7の出力端子はRTC10(リアルタイムクロック)に接続され、RTC10に電源供給を行う。
特開平2−197913号公報
この従来例1のバックアップシステム用電源装置における構成の第1の問題点は、主電源1および副電源2のそれぞれに対して基準電圧源が別個に設けられていることによって、回路規模が大きく、高コストであり、多くの電力を消費していることである。第2の問題点は、副電源2から定電圧源4を介して又は定電圧源4及び基準電圧源23を介して主電源1へ電流が流れるのを防止するために、定電圧源4の出力端子にダイオード24を挿入していること、及び定電圧源5の出力端子から定電圧源6を介して、又は定電圧源6及び基準電圧源23を介して主電源1へ電流が流れるのを防止するために、定電圧源6の出力端子にダイオード25を挿入していることである。ダイオード24及び25を挿入している故に、メモリ9の負荷が大きいときや急激に負荷が変動した際に主電源から副電源に電源が切り換わると、電源電圧が過渡的に安定しない恐れがあった。
本発明は上記課題を解決するものであり、電源装置の部品点数の削減・軽量化、消費電力の削減、及び高い電源効率を実現し、主電源又は副電源から負荷(例えばメモリ9)に安定した電源を供給できる電源装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は下記の構成を有する。請求項1に記載の発明は主電源と、副電源と、主電源の電源電圧と前記副電源の電源電圧とを入力し、どちらか一方の電圧が所定の電圧以上であれば基準電圧を出力する基準電圧源と、前記主電源の電源電圧と前記基準電圧とを入力して定電圧を出力する少なくとも1つの第1の定電圧電源回路と、前記副電源の電源電圧と前記基準電圧とを入力して定電圧を出力する少なくとも1つの第2の定電圧電源回路と、を有する電源装置である。
本発明においては、基準電圧源の共有化により主電源、副電源どちらかの一方の電源が所定の電圧以上であれば基準電圧の出力が可能となる。本発明は、従来例1と比較して、電源装置の部品点数の削減・軽量化、電源装置の消費電力の削減を実現し、高い電源効率の電源装置を実現する。
請求項2に記載の発明は、主電源の電源電圧が所定の閾値以下になったことを検知して、検知信号を出力する電圧比較器と、前記検知信号に応じて、前記第1の定電圧電源回路が前記基準電圧を入力する経路を遮断するスイッチと、を有する請求項1に記載の電源装置である。
本発明においては、基準電圧源の共有化により主電源、副電源どちらかの一方の電源が所定の電圧以上であれば基準電圧の出力が可能となる。本発明は、従来例1と比較して、電源装置の部品点数の削減・軽量化、電源装置の消費電力の削減を実現し、高い電源効率の電源装置を実現する。基準電圧源の共有化により、主電源の電源電圧が閾値以下に低下した時、副電源から第1の定電圧電源回路、基準電圧源を介して主電源にリーク電流が流れる恐れがある。本発明は、リーク電流を防止し、消費電力の削減を実現することができる。本発明においては第1の定電圧電源回路の出力端子にダイオードを挿入する必要がないので、ダイオードによる電力消費がなく、消費電力を削減できる。スイッチで主電源の動作が停止されるので、主電源及び副電源からそれぞれ電源電流が供給されて出力電圧が過渡的に変動する恐れがない。
請求項3に記載の発明は、主電源の電源電圧が所定の閾値以下になったことを検知し、いったん検知すると主電源の電源電圧にかかわらず電源を遮断されるまで検知信号を出力するリセット回路と、前記検知信号に応じて、前記第1の定電圧電源回路が前記基準電圧を入力する経路を遮断するスイッチと、を有する請求項1に記載の電源装置である。
本発明は、基準電圧源の共有化により、主電源の電源電圧が閾値以下に低下した時、副電源から第1の定電圧電源回路、基準電圧源を介して主電源にリーク電流が流れることを防止し、消費電力の削減を実現する。リセット回路を用いることによりいったんスイッチが遮断すると再び導通しないので、負荷が変動して主電源の電圧が閾値近傍で変動した場合にも、定電圧電源の出力電圧が過渡的に変動する恐れはない。本発明においては第1の定電圧電源回路の出力端子にダイオードを挿入する必要がないので、ダイオードによる電力消費がなく、消費電力を削減できる。スイッチで主電源の動作が停止されるので、主電源及び副電源からそれぞれ電源電流が供給されて出力電圧が過渡的に変動する恐れがない。
請求項4に記載の発明は、主電源と、副電源と、出力端子が前記副電源の電源端子又は前記副電源の電源電圧を入力して定電圧を出力する第2の定電圧電源回路の出力端子と接続されており、前記主電源の電源電圧と基準電圧とを入力して定電圧をその出力端子から出力する第1の定電圧電源回路と、主電源の電源電圧が所定の閾値以下になったことを検知して、検知信号を出力する電圧比較器と、前記検知信号に応じて、前記第1の定電圧電源回路の電源端子、及び/又は前記第1の定電圧電源回路が前記主電源の電源電圧を入力する入力端子を遮断するスイッチと、を有する電源装置である。
本発明は、主電源の電源電圧が閾値以下に低下した時、副電源から第1の定電圧電源回路を介して主電源にリーク電流が流れることを防止し、消費電力の削減を実現する。本発明においては第1の定電圧電源回路の出力端子にダイオードを挿入する必要がないので、ダイオードによる電力消費がなく、消費電力を削減できる。主電源と副電源との切換がスイッチで行われるので、主電源及び副電源からそれぞれ電源電流が供給されて出力電圧が過渡的に変動する恐れがない。
請求項5に記載の発明は、主電源と、副電源と、出力端子が前記副電源の電源端子又は前記副電源の電源電圧を入力して定電圧を出力する第2の定電圧電源回路の出力端子と接続されており、前記主電源の電源電圧と基準電圧とを入力して定電圧をその出力端子から出力する第1の定電圧電源回路と、主電源の電源電圧が所定の閾値以下になったことを検知し、いったん検知すると主電源の電源電圧にかかわらず電源を遮断されるまで検知信号を出力するリセット回路と、前記検知信号に応じて、前記第1の定電圧電源回路の電源端子、及び/又は前記第1の定電圧電源回路が前記主電源の電源電圧を入力する入力端子を遮断するスイッチと、を有する電源装置である。
本発明は、主電源の電源電圧が閾値以下に低下した時、副電源から第1の定電圧電源回路を介して主電源にリーク電流が流れることを防止し、消費電力の削減を実現する。本発明においては第1の定電圧電源回路の出力端子にダイオードを挿入する必要がないので、ダイオードによる電力消費がなく、消費電力を削減できる。主電源と副電源との切換がスイッチで行われるので、主電源及び副電源からそれぞれ電源電流が供給されて出力電圧が過渡的に変動する恐れがない。リセット回路を用いることによりいったんスイッチが遮断すると再び導通しないので、負荷が変動して主電源の電圧が閾値近傍で変動した場合にも、定電圧電源の出力電圧が過渡的に変動する恐れはない。
請求項6に記載の発明は、前記副電源の電源電圧を入力して常に定電圧を出力する第2の定電圧電源回路を更に有し、前記第1の定電圧電源回路の出力端子が前記第2の定電圧電源回路の出力端子と接続される、 請求項4又は請求項5に記載の電源装置である。
負荷(例えばメモリ9)は、第1の定電圧回路又は第2の定電圧回路から安定して電源を供給される。本発明によれば、電源装置の消費電力を削減し、高い電源効率を達成し、負荷に安定した電源を供給する電源装置を実現できる。
請求項7の発明は、主電源と、副電源と、出力端子が前記副電源の電源端子と接続されており、前記主電源の電源電圧を入力して定電圧をその出力端子から出力する第1の定電圧電源回路と、主電源の電源電圧が所定の閾値以下になったことを検知して、第1の検知信号を出力する第1の電圧比較器と、副電源の電源電圧が所定の閾値以上になったことを検知して、第2の検知信号を出力する第2の電圧比較器と、前記第1の検知信号及び前記第2の検知信号をいずれも入力しない時、前記主電源の電源端子と前記副電源の電源端子との間の経路を導通させるスイッチと、を有する電源装置である。
本発明によれば、主電源が副電源に充電電流が流れる経路を設け、その経路の導通/遮断を電圧比較器によって制御することにより、確実に電源装置を起動できるようになり、また主電源から副電源への過充電も防止できる。充電電流がこの経路を流れる途中でロスする電力は、電流が定電圧源4を通じて流れる途中でロスする電力よりはるかに小さい。又、主電源により副電源を急速充電することも出来る。本発明により、電源装置の消費電力を削減し、高い電源効率を達成し、負荷(例えばメモリ)に安定した電源を供給する電源装置を実現できる。
以上のように本発明によれば、部品点数の削減・軽量化、消費電力の削減、及び高い電源効率を実現し、主電源又は副電源から負荷に安定した電源を供給できる電源装置を実現できるという有利な効果が得られる。
図1に本発明を実施するための最良の形態であるバックアップシステム用電源装置構成を具体的に示した実施の形態について図面とともに記載する。
《実施の形態1》
図1、4〜6を用いて、本発明の実施の形態1におけるバックアップシステム用電源装置の構成を説明する。図1は、実施の形態1のバックアップシステム用電源装置の構成図である。実施の形態1のバックアップシステム用電源装置は、携帯電話、携帯情報端末等の装置に組み込まれる。実施の形態1の装置は携帯電話である。実施の形態1のバックアップシステム用電源装置は、主電源1、副電源2及び電源回路100を有し、負荷であるメモリ9、RTC(リアルタイムクロック)10、その他の回路11に電力を供給する。電源回路100は、基準電圧源3、定電圧源4〜8、コンパレータ(比較器)12、21、スイッチ13〜16、19、20ダイオード17、18を有する。
主電源1はリチウムイオン電池・ニッケルカドミウム電池など充放電可能な2次電池である。副電源2は充放電可能な小型のコイン型電池である。携帯電話の各回路は通常主電源1から電力を供給されて動作する。主電源1の電源電圧が所定の閾値以下となり、携帯電話の内部機能が動作することができなくなった場合に、副電源2は、一時的に必要なデータを保存するメモリ9や現在時刻を刻むための水晶発振器およびその情報から日付・時刻管理などを行うRTC10などに電源供給する。
基準電圧源3は主電源1からダイオード17を介して、副電源2からダイオード18を介してどちらからも電源が供給されるようになっており、一定の基準電圧を出力する。基準電圧源3は定電圧源4、定電圧源5、定電圧源6、定電圧源8の基準電圧源として使用される。基準電圧源3は、典型的には電源電圧・温度などに対して安定な定電圧源であるバンドギャップリファレンス回路である。なお、ダイオード17、18に流れる電流は非常に小さく、その電力ロスは問題にならない。
ダイオード17、ダイオード18の代わりに図6に示すようなスタータ回路を用いることもできる。図6において、トランジスタ38、37はそれぞれ主電源1、副電源2から電源供給され、略一定の電圧を基準電圧源3に供給する。主電源1の出力電圧が低下すると、トランジスタ38のベース電位が低下し、トランジスタ38は遮断する。この場合、副電源2からトランジスタ37を通じて基準電圧源3に電力が供給される。
定電圧源4は主電源1からスイッチ13を介して電源供給され、基準電圧源3から基準電圧を入力し、出力端子から一定の電圧を出力する。定電圧源4の出力端子は副電源2に直接接続されている。定電圧源4は副電源2を充電するために使用される。
コンパレータ12は、主電源1の電源電圧が基準電圧源3よりも低くなったことを検知し、第1の検知信号を出力する。スイッチ13はコンパレータ12が出力する第1の検知信号によって制御される。第1の検知信号が入力されるとスイッチ13は開放状態となり、副電源2から主電源1に電流が流れないようにする。
定電圧源6は主電源1を電源とし、基準電圧源3からスイッチ15を介して基準電圧を入力し、出力端子から一定の電圧を出力する。定電圧源6の出力端子は、スイッチ14を介して各種データを保存するために使用されるメモリ9に接続され、データの書き込み、読み出し及び保持のためメモリ9に電源供給を行う。
スイッチ14はコンパレータ12が出力する第1の検知信号によって制御される。主電源1の電源電圧が基準電圧源3よりも低くなると、コンパレータ12が第1の検知信号を出力し、スイッチ14が開放状態となり、副電源2から定電圧源6を介して主電源1に電流が流れないようにする。
スイッチ15は、コンパレータ12が出力する第1の検知信号によって制御される。主電源1の電源電圧が基準電圧源3よりも低くなると、コンパレータ12が第1の検知信号を出力し、スイッチ15が開放状態となり、基準電圧源3から定電圧源6を介して主電源1にリーク電流が流れないようにする。
図4、図5を用いて、基準電圧源3から定電圧源6を介してリーク電流の発生する現象及びスイッチ15によってリーク電流が防止されることを説明する。図4において基準電圧源3は副電源2を電源とし、一定の基準電圧を定電圧源6に供給する。定電圧源6は、NPNトランジスタ、PNPトランジスタ30、31、抵抗29、定電圧源を有する。
基準電圧源3が出力する基準電圧は、NPNトランジスタのベース26に供給される。NPNトランジスタのエミッタ28は抵抗29、定電圧源を介して接地されている。NPNトランジスタのコレクタ27は、PNPトランジスタ30、31で構成されるカレントミラー回路に接続されている。PNPトランジスタ30のベース及びコレクタとPNPトランジスタ31のベースが接続されている。PNPトランジスタ30のエミッタとPNPトランジスタ31のエミッタは主電源1に接続されている。カレントミラー回路は、主電源1から電源供給され、NPNトランジスタのコレクタ電流によって制御され、PNPトランジスタ31のコレクタから一定の電圧を出力する。
図5は上記のNPNトランジスタの半導体構造を示している。ベース26・コレクタ27・エミッタ28はそれぞれN層・P層・N層に対応しており、この構造においてベース26、コレクタ27、P−SubつまりP層の基板をそれぞれエミッタ・ベース・コレクタとする寄生のPNPトランジスタ32が存在する。主電源1の電圧が低下しNPNトランジスタのコレクタ27の電圧がベース26の電圧よりも低くなると寄生のPNPトランジスタ32が動作を始めてベース26からP−Subへ電流が流れる。すなわち副電源2から基準電圧源3を介してNPNトランジスタのベース26を介してP−Subへとリーク電流が流れることとなる。実施の形態1においては、主電源1の電源電圧が基準電圧源3よりも低くなると、コンパレータ12が第1の検知信号を出力し、スイッチ15が開放状態となり、寄生トランジスタにリーク電流が流れないようにする。
定電圧源8は主電源1を電源とし、基準電圧源3から基準電圧を入力し、出力端子から一定の電圧を出力する。定電圧源8の出力端子は、その他の回路11に接続され、その他の回路11に電源供給を行う。
定電圧源5は副電源2を電源とし、基準電圧源3から基準電圧を入力し、出力端子から一定の電圧を出力する。定電圧源5の出力端子はメモリ9に接続され、主電源1の電源電圧が副電源2の電源電圧よりも低くなった場合に、メモリ9に対してデータ保持のための電源供給を行う。定電圧源7は副電源2を電源とし、基準電圧源3から基準電圧を入力し、出力端子から一定の電圧を出力する。定電圧源7の出力端子はRTC10(リアルタイムクロック)に接続され、RTC10に電源供給を行う。
主電源1と副電源2間にスイッチ19、20を設けている。コンパレータ21は、副電源2の電源電圧が定電圧源4の出力電圧よりも高くなったことを検知し、第2の検知信号を出力する。主電源1の電源電圧低下を監視するコンパレータ12が第1の検知信号を出力する時、スイッチ19が開放状態となり、それ以外の時導通状態となる。副電源2の電圧上昇を監視するコンパレータ21が第2の検知信号を出力する時、スイッチ20が開放状態となり、それ以外の時導通状態となる。
主電源1の電源電圧が閾値以上で、副電源2の電源電圧が閾値以下であれば、スイッチ19、20は導通し、主電源1から副電源2に充電電流が流れる。この構成により、副電源2の電源電圧が非常に低くなった場合にもシステムを確実に起動できる。コンパレータ21は副電源2の電源電圧が所定の閾値以上にならないよう、すなわち副電源2の過充電を防止するために設けている。
《実施の形態2》
図2を用いて、本発明の実施の形態2におけるバックアップシステム用電源装置の構成を説明する。図2は、実施の形態2のバックアップシステム用電源装置の構成図である。実施の形態2のバックアップシステム用電源装置は、携帯電話、携帯情報端末等の装置に組み込まれる。実施の形態2の装置は携帯電話である。実施の形態2のバックアップシステム用電源装置は、主電源1、副電源2及び電源回路200を有し、負荷であるメモリ9、RTC(リアルタイムクロック)10、その他の回路11に電力を供給する。電源回路200は、基準電圧源3、定電圧源4〜8、コンパレータ(比較器)21、スイッチ13〜16、19、20ダイオード17、18、リセット回路22を有する。実施の形態2のバックアップシステム用電源装置は、コンパレータ12に代えてリセット回路22を有する点で、実施の形態1と異なる。それ以外の点で、両者は同一である。
リセット回路22は、主電源1の電源電圧が基準電圧源3よりも低くなったことを検知し、第1の検知信号を出力する。リセット回路22は、いったん第1の検知信号を出力すると、主電源1の電源電圧が閾値以下か否かにかかわらず、リセット回路22への電源供給が遮断されるまで、第1の検知信号を出力する。実施の形態2の構成により、実施の形態1と同様の効果が得られる他、主電源1の電源電圧がコンパレータ12の閾値近傍で変動しても、主電源1により電力供給される定電圧源6と、副電源2により電力供給される定電圧源5と、の両方からメモリ9に供給する電源電圧が過渡的に変動を繰り返すことを防止できる。
本発明は、バックアップシステム用電源装置に利用可能である。
本発明の実施の形態1の電源装置の構成図 本発明の実施の形態2の電源装置の構成図 従来例1の電源装置の構成図 本発明の実施の形態1の定電圧源6の詳細な回路図 図4のNPNトランジスタの断面構造図 本発明の実施の形態1におけるスタータ回路図
符号の説明
1 主電源
2 副電源
3、23 基準電圧源
4、5、6、7、8 定電圧源
9 メモリ
10 RTC(リアルタイムクロック)
11 その他の回路
12、21 コンパレータ(電圧比較器)
13、14、15、16、19、20 スイッチ
17、18、24、25、34、35、36、40、41、42 ダイオード
22 リセット回路
26 ベース
27 コレクタ
28 エミッタ
29、33、39 抵抗
30、31 PNPトランジスタ
32 寄生PNPトランジスタ
37、38 NPNトランジスタ
100、200、300 電源回路

Claims (7)

  1. 主電源と、
    副電源と、
    主電源の電源電圧と前記副電源の電源電圧とを入力し、どちらか一方の電圧が所定の電圧以上であれば基準電圧を出力する基準電圧源と、
    前記主電源の電源電圧と前記基準電圧とを入力して定電圧を出力する少なくとも1つの第1の定電圧電源回路と、
    前記副電源の電源電圧と前記基準電圧とを入力して定電圧を出力する少なくとも1つの第2の定電圧電源回路と、
    を有する電源装置。
  2. 主電源の電源電圧が所定の閾値以下になったことを検知して、検知信号を出力する電圧比較器と、
    前記検知信号に応じて、前記第1の定電圧電源回路が前記基準電圧を入力する経路を遮断するスイッチと、
    を有する請求項1に記載の電源装置。
  3. 主電源の電源電圧が所定の閾値以下になったことを検知し、いったん検知すると主電源の電源電圧にかかわらず電源を遮断されるまで検知信号を出力するリセット回路と、
    前記検知信号に応じて、前記第1の定電圧電源回路が前記基準電圧を入力する経路を遮断するスイッチと、
    を有する請求項1に記載の電源装置。
  4. 主電源と、
    副電源と、
    出力端子が前記副電源の電源端子又は前記副電源の電源電圧を入力して定電圧を出力する第2の定電圧電源回路の出力端子と接続されており、前記主電源の電源電圧と基準電圧とを入力して定電圧をその出力端子から出力する第1の定電圧電源回路と、
    主電源の電源電圧が所定の閾値以下になったことを検知して、検知信号を出力する電圧比較器と、
    前記検知信号に応じて、前記第1の定電圧電源回路の電源端子、及び/又は前記第1の定電圧電源回路が前記主電源の電源電圧を入力する入力端子を遮断するスイッチと、
    を有する電源装置。
  5. 主電源と、
    副電源と、
    出力端子が前記副電源の電源端子又は前記副電源の電源電圧を入力して定電圧を出力する第2の定電圧電源回路の出力端子と接続されており、前記主電源の電源電圧と基準電圧とを入力して定電圧をその出力端子から出力する第1の定電圧電源回路と、
    主電源の電源電圧が所定の閾値以下になったことを検知し、いったん検知すると主電源の電源電圧にかかわらず電源を遮断されるまで検知信号を出力するリセット回路と、
    前記検知信号に応じて、前記第1の定電圧電源回路の電源端子、及び/又は前記第1の定電圧電源回路が前記主電源の電源電圧を入力する入力端子を遮断するスイッチと、
    を有する電源装置。
  6. 前記副電源の電源電圧を入力して常に定電圧を出力する第2の定電圧電源回路を更に有し、
    前記第1の定電圧電源回路の出力端子が前記第2の定電圧電源回路の出力端子と接続される、
    請求項4又は請求項5に記載の電源装置。
  7. 主電源と、
    副電源と、
    出力端子が前記副電源の電源端子と接続されており、前記主電源の電源電圧を入力して定電圧をその出力端子から出力する第1の定電圧電源回路と、
    主電源の電源電圧が所定の閾値以下になったことを検知して、第1の検知信号を出力する第1の電圧比較器と、
    副電源の電源電圧が所定の閾値以上になったことを検知して、第2の検知信号を出力する第2の電圧比較器と、
    前記第1の検知信号及び前記第2の検知信号をいずれも入力しない時、前記主電源の電源端子と前記副電源の電源端子との間の経路を導通させるスイッチと、
    を有する電源装置。
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