JP2005348127A - 光クロック信号抽出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製作コストを抑えると共にジッタを低減させることが可能な光クロック信号抽出装置を実現する。
【解決手段】高速の被測定光信号と位相同期した光クロック信号を抽出する光クロック信号抽出装置において、過飽和吸収ミラーと、繰り返し光パルスである光パルス信号を出射する光パルス光源と、被測定光信号を通過させ過飽和吸収ミラーからの光パルス信号の反射光を分岐させる第1の光合波分波器と、光パルス信号を通過させると共に分岐させて光クロック信号として取り出し過飽和吸収ミラーからの被測定光信号の反射光を分岐させる第2の光合波分波器と、第1及び第2の光合波分波器で分岐された過飽和吸収ミラーからの光パルス信号及び被測定光信号の反射光が入射されそれぞれの光パワーの差分の電気信号を出力するバランス受光器と、このバランス受光器の出力に基づき光パルス信号の位相を制御する信号を光パルス光源に出力する発振器と設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高速の被測定光信号と位相同期した光クロック信号を抽出する光クロック信号抽出装置に関し、特に製作コストを抑えると共にジッタを低減させることが可能な光クロック信号抽出装置に関する。
従来の高速の被測定光信号と位相同期した光クロック信号を抽出する光クロック信号抽出装置に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特開平06−303216号公報 特開平09−055699号公報 特開平10−209962号公報 特開2000−183862号公報 特開2001−094199号公報 特開2003−101477号公報 E. S. Awad et al., "Subharmonic Optical Clock Recovery From 160 Gb/s Using Time-Dependent Loss Saturation Inside a Single Electroabsorption Modulator", IEEE IEEE Photon. Technol. Lett., vol/ 15, pp.1764-1766, 2003
図6は”非特許文献1”に開示されている従来の光クロック信号抽出装置の一例を示す構成ブロック図である。図6において1及び3は入射される光を合波或いは分波する光合波分波器、2は半導体の電界吸収効果を用いて入射された光信号の光強度を変調するEA(Electro-Absorption)変調器、4は入射される2つの光信号の光強度の差分を電気信号として出力するバランス受光器、5は入力される周波数信号に基づき”10GHz”の繰り返し光パルスである光パルス信号を出射する光パルス光源、6は入力される制御電圧に基づき周波数信号を出力する電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillators)等の発振器である。
図6中”OS01”に示す”160Gbit/s”の被測定光信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播して光合波分波器1の入射端に入射され、光合波分波器1の入出射端から出射された被測定光信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播してEA変調器2を透過して光合波分波器3の入出射端に入射される。
さらに、図6中”OS02”に示す”160Gbit/s”の被測定光信号は、光合波分波器3の分岐端から出射され、光ファイバ等の光導波路を伝播してバランス受光器4の一方の入射端に入射される。
一方、図6中”OC01”に示す光パルス光源5の出力光である”10GHz”の繰り返し光パルス信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播して光合波分波器3の入射端に入射され、光合波分波器3の入出射端から出射された光パルス信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播してEA変調器2を透過して光合波分波器1の入出射端に入射される。
さらに、図6中”OC02”に示す”10GHz”の繰り返し光パルス信号は、光合波分波器1の分岐端から出射され、光ファイバ等の光導波路を伝播してバランス受光器4の他方の入射端に入射される。
また、バランス受光器4の出力信号は発振器6の制御入力端子に入力され、発振器6の出力である周波数信号は光パルス光源5の制御入力端子に接続される。
ここで、図6に示す従来例の動作を図7、図8及び図9を用いて説明する。図7はEA変調器2から出力される被測定光信号及び光パルス信号の吸収の飽和特性の一例を示す特性曲線図、図8はバランス受光器4の出力である差分信号と被測定光信号及び光パルス信号との位相差との関係の一例を示す特性曲線図、図9は被測定光信号と光パルス信号との位相関係を示すタイミング図である。
図7中”CC11”は図6中”OC01”に示す入射される光パルス信号の吸収飽和特性を、図7中”CS11”は図6中”OS01”に示す入射される被測定光信号の吸収飽和特性をそれぞれ示している。
このような吸収飽和特性を有する被測定光信号及び光パルス信号がバランス受光器4に入射されると、被測定光信号及び光パルス信号の光パワーの差分が図8中”CH21”に示すように電気信号として出力される。
図8中”CH21”に示す電気信号のうち、図8中”SL21”に示す部分は被測定光信号及び光パルス信号との位相差に対して差分が線形に変位しているので、このようなバランス受光器4の出力を制御電圧信号として発振器6を制御し、この発振器6の出力信号である周波数信号で光パルス光源の光パルス信号の位相を制御することにより、光パルス信号を被測定光信号に位相同期させることができる。
具体的には、図8中”SL21”に示す特性を利用して被測定光信号及び光パルス信号との位相差が”0”になるように光パルス光源5の光パルス信号の位相を制御することにより、光パルス信号を被測定光信号に位相同期させることができる。
例えば、このような位相同期制御を行うことにより、光パルス光源5からは図9中(a)に示す”160Gbit/s”の被測定光信号に対して位相同期した図9中(b)に示すように”10GHz”の繰り返し光パルス信号が出力されることになる。
しかし、図6に示す従来例では、EA変調器2の吸収飽和特性では、図7中”CC11”及び”CS11”に示すように”20ps〜40ps”程度の比較的長い吸収飽和特性を有しており、言い換えれば、吸収飽和の回復時間が長いため、高いビットレートの被測定光信号が入射された場合には、隣接するビットの光パルスの影響を受けやすくなり、バランス受光器から出力される電気信号の特性も影響を受け、最終的には光パルス信号のタイミングにジッタ(揺らぎ)が発生してしまうと言った問題点があった。
また、EA変調器2は半導体多層膜を導波路状に加工して電圧印加のための電極や、電極間の絶縁等を施さなければならず、構造が複雑であり製作コストが高くなってしまうと共に、導波路による散乱損失や導波路に光信号を結合させるときに発生する結合損失等の光の損失が大きくなり吸収の変化量が小さくなり、出力光の雑音が多くなり、光パルス信号のタイミングにジッタ(揺らぎ)が発生してしまうと言った問題点があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、製作コストを抑えると共にジッタを低減させることが可能な光クロック信号抽出装置を実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
高速の被測定光信号と位相同期した光クロック信号を抽出する光クロック信号抽出装置において、
過飽和吸収ミラーと、繰り返し光パルスである光パルス信号を出射する光パルス光源と、前記被測定光信号を通過させ前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号の反射光を分岐させる第1の光合波分波器と、前記光パルス信号を通過させると共に分岐させて前記光クロック信号として取り出し前記過飽和吸収ミラーからの前記被測定光信号の反射光を分岐させる第2の光合波分波器と、前記第1及び第2の光合波分波器を通過した前記被測定光信号及び光パルス信号を前記過飽和吸収ミラーの同一位置に集光させると共に前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光をそれぞれ前記第1及び第2の光合波分波器に戻す第1及び第2のレンズと、前記第1及び第2の光合波分波器で分岐された前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光が入射されそれぞれの光パワーの差分の電気信号を出力するバランス受光器と、このバランス受光器の出力に基づき前記光パルス信号の位相を制御する信号を前記光パルス光源に出力する発振器とを備えたことにより、ジッタを低減させることが可能になる。また、単に過飽和吸収ミラー上の同一位置に被測定光信号及び光パルス信号をそれぞれ入射させ反射させる構成であるため、散乱損失や結合損失等の光の損失を抑えることができるのでジッタを低減させることが可能になる。さらに、半導体多層膜を導波路状に加工して電圧印加のための電極や、電極間の絶縁等を施さなければならないEA変調器と比較して、過飽和吸収ミラーは構成が簡単であるため製作コストを抑えることも可能になる。
請求項2記載の発明は、
高速の被測定光信号と位相同期した光クロック信号を抽出する光クロック信号抽出装置において、
過飽和吸収ミラーと、繰り返し光パルスである光パルス信号を出射する光パルス光源と、前記被測定光信号を通過させ前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号の反射光を分岐させる第1の光サーキュレータと、前記光パルス信号を通過させると共に分岐させて前記光クロック信号として取り出す光合波分波器と、この光合波分波器を通過した前記光パルス信号を通過させ前記過飽和吸収ミラーからの前記被測定光信号の反射光を分岐させる第2の光サーキュレータと、前記第1及び第2の光サーキュレータを通過した前記被測定光信号及び光パルス信号を前記過飽和吸収ミラーの同一位置に集光させると共に前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光をそれぞれ前記第1及び第2の光サーキュレータに戻す第1及び第2のレンズと、前記第1及び第2の光サーキュレータで分岐された前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光が入射されそれぞれの光パワーの差分の電気信号を出力するバランス受光器と、このバランス受光器の出力に基づき前記光パルス信号の位相を制御する信号を前記光パルス光源に出力する発振器とを備えたことにより、ジッタを低減させることが可能になる。また、単に過飽和吸収ミラー上の同一位置に被測定光信号及び光パルス信号をそれぞれ入射させ反射させる構成であるため、散乱損失や結合損失等の光の損失を抑えることができるのでジッタを低減させることが可能になる。さらに、半導体多層膜を導波路状に加工して電圧印加のための電極や、電極間の絶縁等を施さなければならないEA変調器と比較して、過飽和吸収ミラーは構成が簡単であるため製作コストを抑えることも可能になる。
請求項3記載の発明は、
高速の被測定光信号と位相同期した光クロック信号を抽出する光クロック信号抽出装置において、
過飽和吸収ミラーと、繰り返し光パルスである光パルス信号を2つのポートからそれぞれ出射する光パルス光源と、前記被測定光信号を通過させ前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号の反射光を分岐させる第1の光サーキュレータと、前記光パルス信号を通過させ前記過飽和吸収ミラーからの前記被測定光信号の反射光を分岐させる第2の光サーキュレータと、前記第1及び第2の光サーキュレータを通過した前記被測定光信号及び光パルス信号を前記過飽和吸収ミラーの同一位置に集光させると共に前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光をそれぞれ前記第1及び第2の光サーキュレータに戻す第1及び第2のレンズと、前記第1及び第2の光サーキュレータで分岐された前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光が入射されそれぞれの光パワーの差分の電気信号を出力するバランス受光器と、このバランス受光器の出力に基づき前記光パルス信号の位相を制御する信号を前記光パルス光源に出力する発振器とを備えたことにより、ジッタを低減させることが可能になる。また、単に過飽和吸収ミラー上の同一位置に被測定光信号及び光パルス信号をそれぞれ入射させ反射させる構成であるため、散乱損失や結合損失等の光の損失を抑えることができるのでジッタを低減させることが可能になる。さらに、半導体多層膜を導波路状に加工して電圧印加のための電極や、電極間の絶縁等を施さなければならないEA変調器と比較して、過飽和吸収ミラーは構成が簡単であるため製作コストを抑えることも可能になる。
請求項4記載の発明は、
高速の被測定光信号と位相同期した光クロック信号を抽出する光クロック信号抽出装置において、
過飽和吸収ミラーと、繰り返し光パルスである光パルス信号を出射する受動モード同期レーザと、前記被測定光信号を通過させ前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号の反射光を分岐させる第1の光合波分波器と、前記光パルス信号を通過させると共に分岐させて前記光クロック信号として取り出し前記過飽和吸収ミラーからの前記被測定光信号の反射光を分岐させる第2の光合波分波器と、前記第1及び第2の光合波分波器を通過した前記被測定光信号及び光パルス信号を前記過飽和吸収ミラーの同一位置に集光させると共に前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光をそれぞれ前記第1及び第2の光合波分波器に戻す第1及び第2のレンズと、前記第1及び第2の光合波分波器で分岐された前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光が入射されそれぞれの光パワーの差分の電気信号を出力するバランス受光器と、このバランス受光器の出力に基づき前記受動モード同期レーザの周波数を制御する周波数制御回路とを備えたことにより、ジッタを低減させることが可能になる。また、単に過飽和吸収ミラー上の同一位置に被測定光信号及び光パルス信号をそれぞれ入射させ反射させる構成であるため、散乱損失や結合損失等の光の損失を抑えることができるのでジッタを低減させることが可能になる。さらに、半導体多層膜を導波路状に加工して電圧印加のための電極や、電極間の絶縁等を施さなければならないEA変調器と比較して、過飽和吸収ミラーは構成が簡単であるため製作コストを抑えることも可能になる。
請求項5記載の発明は、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明である光クロック信号抽出装置において、
前記光パルス光源が、
能動モード同期レーザであることにより、ジッタを低減させることが可能になる。また、単に過飽和吸収ミラー上の同一位置に被測定光信号及び光パルス信号をそれぞれ入射させ反射させる構成であるため、散乱損失や結合損失等の光の損失を抑えることができるのでジッタを低減させることが可能になる。さらに、半導体多層膜を導波路状に加工して電圧印加のための電極や、電極間の絶縁等を施さなければならないEA変調器と比較して、過飽和吸収ミラーは構成が簡単であるため製作コストを抑えることも可能になる。
請求項6記載の発明は、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明である光クロック信号抽出装置において、
前記過飽和吸収ミラーが、
半導体過飽和吸収ミラーであることにより、ジッタを低減させることが可能になる。また、単に過飽和吸収ミラー上の同一位置に被測定光信号及び光パルス信号をそれぞれ入射させ反射させる構成であるため、散乱損失や結合損失等の光の損失を抑えることができるのでジッタを低減させることが可能になる。さらに、半導体多層膜を導波路状に加工して電圧印加のための電極や、電極間の絶縁等を施さなければならないEA変調器と比較して、過飽和吸収ミラーは構成が簡単であるため製作コストを抑えることも可能になる。
請求項7記載の発明は、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明である光クロック信号抽出装置において、
前記過飽和吸収ミラーが、
カーボンナノチューブを用いた過飽和吸収ミラーであることにより、非常に高いビットレートの被測定光信号であってもジッタの低い光クロック信号の抽出が可能になる。
請求項8記載の発明は、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明である光クロック信号抽出装置において、
前記被測定光信号及び光パルス信号が光導波路を伝播することにより、ジッタを低減させることが可能になる。また、単に過飽和吸収ミラー上の同一位置に被測定光信号及び光パルス信号をそれぞれ入射させ反射させる構成であるため、散乱損失や結合損失等の光の損失を抑えることができるのでジッタを低減させることが可能になる。さらに、半導体多層膜を導波路状に加工して電圧印加のための電極や、電極間の絶縁等を施さなければならないEA変調器と比較して、過飽和吸収ミラーは構成が簡単であるため製作コストを抑えることも可能になる。
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1,2,3,4,5,6及び請求項8の発明によれば、被測定光信号及び光パルス信号を吸収飽和の回復時間が短い過飽和吸収ミラー上の同一位置にそれぞれ入射させ、それぞれの反射光が光パルス信号の入射光及び被測定光信号の入射光の光路に戻るようにして、それぞれの反射光をバランス受光器で検出して得られる差分の電気信号に基づき光パルス信号を被測定光信号に位相同期させることにより、ジッタを低減させることが可能になる。また、単に過飽和吸収ミラー上の同一位置に被測定光信号及び光パルス信号をそれぞれ入射させ反射させる構成であるため、散乱損失や結合損失等の光の損失を抑えることができるのでジッタを低減させることが可能になる。さらに、半導体多層膜を導波路状に加工して電圧印加のための電極や、電極間の絶縁等を施さなければならないEA変調器と比較して、過飽和吸収ミラーは構成が簡単であるため製作コストを抑えることも可能になる。
また、請求項7の発明によれば、過飽和吸収ミラーとしてカーボンナノチューブを用いた過飽和吸収ミラーを用いることにより、カーボンナノチューブを用いた過飽和吸収ミラーの吸収飽和の回復時間はサブピコ秒程度と非常に短いため、非常に高いビットレートの被測定光信号であってもジッタの低い光クロック信号の抽出が可能になる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る光クロック信号抽出装置の一実施例を示す構成ブロック図である。図1において7及び8は入射される光を合波或いは分波する光合波分波器、9及び10はレンズ、11は過飽和吸収ミラー、12は入射される2つの光信号の光強度の差分を電気信号として出力するバランス受光器、13は入力される周波数信号に基づき”10GHz”の繰り返し光パルスである光パルス信号を出射する能動モード同期レーザ等の光パルス光源、14は入力される制御電圧に基づき周波数信号を出力する電圧制御発振器(VCO)等の発振器である。
図1中”OS31”に示す”160Gbit/s”の被測定光信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播して光合波分波器7の入射端に入射され、光合波分波器7の入出射端から出射された被測定光信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播してレンズ9を介して過飽和吸収ミラー11上に集光される。
過飽和吸収ミラー11で反射された被測定光信号はレンズ10を介して光ファイバ等の光導波路に集光されて光合波分波器8の入出射端に入射される。
さらに、図1中”OS32”に示す”160Gbit/s”の被測定光信号は、光合波分波器8の第1の分岐端から出射され、光ファイバ等の光導波路を伝播してバランス受光器12の一方の入射端に入射される。
一方、図1中”OC31”に示す光パルス光源13の出力光である”10GHz”の繰り返し光パルス信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播して光合波分波器8の入射端に入射され、光合波分波器8の入出射端から出射された光パルス信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播してレンズ10を介して過飽和吸収ミラー11上の被測定光信号の集光位置と同一位置に集光される。
過飽和吸収ミラー11で反射された光パルス信号はレンズ9を介して光ファイバ等の光導波路に集光されて光合波分波器7の入出射端に入射される。
さらに、図1中”OC32”に示す”10GHz”の繰り返し光パルス信号は、光合波分波器7の分岐端から出射され、光ファイバ等の光導波路を伝播してバランス受光器12の他方の入射端に入射される。
また、図1中”OC33”に示すように光合波分波器8の第2の分岐端からは光パルス信号が光クロック信号として取り出される。
また、バランス受光器12の出力信号は発振器14の制御入力端子に入力され、発振器14の出力である周波数信号は光パルス光源13の制御入力端子に接続される。
ここで、図1に示す実施例の動作を図2、図7、図8及び図9を用いて説明する。図2は過飽和吸収ミラー11の具体例を説明する説明図であり、図7〜図9は従来例で用いた図面である。
図2において15は半導体等の基板、16はミラー、17は光パワーが弱い場合には入射光を吸収し、光パワーが強い場合には入射光を透過させる過飽和吸収体である。基板15上にはミラー16が形成され、ミラー16の表面には過飽和吸収体17が形成される。
過飽和吸収体17は、入射光の光パワーが弱い場合には入射光を吸収し、光パワーが強い場合には入射光を透過させるので、光パワーが強い場合には入射光はミラー16で反射されて出射される。
例えば、図2中”OP41”に示すような形状の光パルス信号が図2中”IN41”に示すように過飽和吸収ミラー11に入射された場合には、光パワーの弱い光パルス信号の裾野の部分が吸収され、図2中”OP42”に示すような形状の光パルス信号のピーク部分が強調されたような形状の光パルス信号が図2中”RF41”に示すように反射されて出射される。
このため、過飽和吸収ミラー11の吸収飽和特性は従来例におけるEA変調器の吸収飽和特性と同様の形状になり、例えば、図1中”OC31”に示す入射される光パルス信号の吸収飽和特性の形状は図7中”CC11”と、図1中”OS31”に示す入射される被測定光信号の吸収飽和特性の形状は図7中”CS11”と同様の形状となる。
但し、EA変調器には格子欠陥が含まれていないのに対して、過飽和吸収ミラー11(正確には、過飽和吸収体17)には格子欠陥が存在するのでキャリアのライフタイムが短くなる。このため、飽和状態からの回復が早くなり、過飽和吸収ミラー11の吸収飽和特性はEA変調器の吸収飽和特性と比較して吸収飽和の回復時間が短くなる。
このような吸収飽和特性を有する被測定光信号及び光パルス信号の反射光がバランス受光器12に入射されると、被測定光信号及び光パルス信号の光パワーの差分が、例えば、図8中”CH21”に示すように電気信号として出力される。
図8中”CH21”に示す電気信号のうち、図8中”SL21”に示す部分は被測定光信号及び光パルス信号との位相差に対して差分が線形に変位しているので、このようなバランス受光器12の出力を制御電圧信号として発振器14を制御し、この発振器14の出力信号である周波数信号で光パルス光源の光パルス信号の位相を制御することにより、光パルス信号を被測定光信号に位相同期させることができる。
具体的には、図8中”SL21”に示す特性を利用して被測定光信号及び光パルス信号との位相差が”0”になるように光パルス光源13の光パルス信号の位相を制御することにより、光パルス信号を被測定光信号に位相同期させることができる。
例えば、このような位相同期制御を行うことにより、光パルス光源13からは図9中(a)に示す”160Gbit/s”の被測定光信号に対して位相同期した図9中(b)に示すように”10GHz”の繰り返し光パルス信号が出力されることになる。
すなわち、吸収飽和の回復時間が短い過飽和吸収ミラー11を用いることにより、高いビットレートの被測定光信号が入射された場合であっても、隣接するビットの光パルスの影響を受け難くなり、バランス受光器から出力される電気信号の特性も改善され、光パルス信号のタイミングにジッタ(揺らぎ)を低減することができる。
この結果、被測定光信号及び光パルス信号を吸収飽和の回復時間が短い過飽和吸収ミラー上の同一位置にそれぞれ入射させ、それぞれの反射光が光パルス信号の入射光及び被測定光信号の入射光の光路に戻るようにして、それぞれの反射光をバランス受光器で検出して得られる差分の電気信号に基づき光パルス信号を被測定光信号に位相同期させることにより、ジッタを低減させることが可能になる。
また、単に過飽和吸収ミラー上の同一位置に被測定光信号及び光パルス信号をそれぞれ入射させ反射させる構成であるため、散乱損失や結合損失等の光の損失を抑えることができるのでジッタを低減させることが可能になる。
さらに、半導体多層膜を導波路状に加工して電圧印加のための電極や、電極間の絶縁等を施さなければならないEA変調器と比較して、過飽和吸収ミラーは構成が簡単であるため製作コストを抑えることも可能になる。
また、図1に示す実施例では光合波分波器7及び8を用いて光信号の光分岐を行っているが、光合波分波器の代わりに光サーキュレータを用いても構わない。図3は本発明に係る光クロック信号抽出装置の他の実施例を示す構成ブロック図である。
図3において9,10,11,12,13及び14は図1と同一符号を付してあり、18及び19は3つの光入出力ポートを有しそれぞれ隣り合う1つの光入出力ポートにだけ結合させる光サーキュレータ、20は光合波分波器である。
但し、説明の簡単のために光サーキュレータの第1の光入出力ポートの入射された入射光は第2の光入出力ポートから出射(通過)され、第2の光入出力ポートの入射された入射光は第3の光入出力ポートから出射(分岐)され、第3の光入出力ポートの入射された入射光は第1の光入出力ポートから出射されるものとする。
図3中”OS51”に示す”160Gbit/s”の被測定光信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播して光サーキュレータ18の第1の光入出力ポートに入射され、光サーキュレータ18の第2の光入出力ポートから出射(通過)された被測定光信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播してレンズ9を介して過飽和吸収ミラー11上に集光される。
過飽和吸収ミラー11で反射された被測定光信号はレンズ10を介して光ファイバ等の光導波路に集光されて光サーキュレータ19の第2の光入出力ポートに入射される。
さらに、図3中”OS52”に示す”160Gbit/s”の被測定光信号は、光サーキュレータ19の第3の光入出力ポートから出射(分岐)され、光ファイバ等の光導波路を伝播してバランス受光器12の一方の入射端に入射される。
一方、図3中”OC51”に示す光パルス光源13の出力光である”10GHz”の繰り返し光パルス信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播して光合波分波器20の入射端に入射され、光合波分波器20の出射端から出射された光パルス信号は、ファイバ等の光導波路を伝播して光サーキュレータ19の第1の光入出力ポートに入射され、光サーキュレータ19の第2の光入出力ポートから出射(通過)された被測定光信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播してレンズ10を介して過飽和吸収ミラー11上の被測定光信号の集光位置と同一位置に集光される。
過飽和吸収ミラー11で反射された光パルス信号はレンズ9を介して光ファイバ等の光導波路に集光されて光サーキュレータ18の第2の光入出力ポートに入射される。
さらに、図3中”OC52”に示す”10GHz”の繰り返し光パルス信号は、光サーキュレータ18の第3の光入出力ポートから出射(分岐)され、光ファイバ等の光導波路を伝播してバランス受光器12の他方の入射端に入射される。
また、図3中”OC53”に示すように光合波分波器20の分岐端からは光パルス信号が光クロック信号として取り出される。
また、バランス受光器12の出力信号は発振器14の制御入力端子に入力され、発振器14の出力である周波数信号は光パルス光源13の制御入力端子に接続される。
ここで、図3に示す実施例の動作に関しては図1に示す実施例における光合波分波器7及び8を光サーキュレータ18及び19で置換し、光クロック信号の取り出しの為に光合波分波器20を備えた構成であり、図1に示す実施例の動作とほぼ同様であるので詳細な説明は省略する。
この場合には、光合波分波器には分岐損失が存在するのに対して、光サーキュレータ18及び19は過飽和吸収ミラー11からの被測定光信号及び光パルス信号のそれぞれの反射光を効率よくバランス受光器12に伝達させることができ、光の損失を更に抑えることができるのでジッタをより低減させることが可能になる。
また、光パルス光源の光出力ポートが2つある場合には、光パルス光源から直接光クロック信号を取り出しても構わない。図4は本発明に係る光クロック信号抽出装置の他の実施例を示す構成ブロック図である。
図4において9,10,11,12,14,18及び19は図3と同一符号を付してあり、21は2つの光出力ポートを有する能動モード同期レーザ等の光パルス光源である。
但し、説明の簡単のために光サーキュレータの第1の光入出力ポートの入射された入射光は第2の光入出力ポートから出射(通過)され、第2の光入出力ポートの入射された入射光は第3の光入出力ポートから出射(分岐)され、第3の光入出力ポートの入射された入射光は第1の光入出力ポートから出射されるものとする。
図4中”OS61”に示す”160Gbit/s”の被測定光信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播して光サーキュレータ18の第1の光入出力ポートに入射され、光サーキュレータ18の第2の光入出力ポートから出射(通過)された被測定光信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播してレンズ9を介して過飽和吸収ミラー11上に集光される。
過飽和吸収ミラー11で反射された被測定光信号はレンズ10を介して光ファイバ等の光導波路に集光されて光サーキュレータ19の第2の光入出力ポートに入射される。
さらに、図4中”OS62”に示す”160Gbit/s”の被測定光信号は、光サーキュレータ19の第3の光入出力ポートから出射(分岐)され、光ファイバ等の光導波路を伝播してバランス受光器12の一方の入射端に入射される。
一方、図4中”OC61”に示す光パルス光源21の第1の光出力ポートからの出力光である”10GHz”の繰り返し光パルス信号は、ファイバ等の光導波路を伝播して光サーキュレータ19の第1の光入出力ポートに入射され、光サーキュレータ19の第2の光入出力ポートから出射(通過)された被測定光信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播してレンズ10を介して過飽和吸収ミラー11上の被測定光信号の集光位置と同一位置に集光される。
過飽和吸収ミラー11で反射された光パルス信号はレンズ9を介して光ファイバ等の光導波路に集光されて光サーキュレータ18の第2の光入出力ポートに入射される。
さらに、図4中”OC62”に示す”10GHz”の繰り返し光パルス信号は、光サーキュレータ18の第3の光入出力ポートから出射(分岐)され、光ファイバ等の光導波路を伝播してバランス受光器12の他方の入射端に入射される。
また、図4中”OC63”に示すように光パルス光源21の第2の光出力ポートからは光パルス信号が光クロック信号として取り出される。
また、バランス受光器12の出力信号は発振器14の制御入力端子に入力され、発振器14の出力である周波数信号は光パルス光源21の制御入力端子に接続される。
ここで、図4に示す実施例の動作に関しては図3に示す実施例における光パルス光源13と光合波分波器20とを2つの光出力ポートを有する光パルス光源21で置換した構成であり、図1に示す実施例の動作とほぼ同様であるので詳細な説明は省略する。
この場合には、分岐損失を有する光合波分波器20を介さずに直接光パルス光源21から光クロック信号を取り出すので、光クロック信号における光の損失を抑えることができる。
また、図1,図3及び図4に示す実施例では光パルス光源として能動モード同期レーザ当を用いているが外部から周波数信号を入力することなくモード同期が可能な受動モード同期レーザ等を光パルス光源として用いても構わない。図5は本発明に係る光クロック信号抽出装置の他の実施例を示す構成ブロック図である。
図5において7,8,9,10,11及び12は図1と同一符号を付してあり、22は”10GHz”の繰り返し光パルスである光パルス信号を出射する受動モード同期レーザ、23は周波数制御回路である。
図5中”OS71”に示す”160Gbit/s”の被測定光信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播して光合波分波器7の入射端に入射され、光合波分波器7の入出射端から出射された被測定光信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播してレンズ9を介して過飽和吸収ミラー11上に集光される。
過飽和吸収ミラー11で反射された被測定光信号はレンズ10を介して光ファイバ等の光導波路に集光されて光合波分波器8の入出射端に入射される。
さらに、図5中”OS72”に示す”160Gbit/s”の被測定光信号は、光合波分波器8の第1の分岐端から出射され、光ファイバ等の光導波路を伝播してバランス受光器12の一方の入射端に入射される。
一方、図5中”OC71”に示す受動モード同期レーザ22の出力光である”10GHz”の繰り返し光パルス信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播して光合波分波器8の入射端に入射され、光合波分波器8の入出射端から出射された光パルス信号は、光ファイバ等の光導波路を伝播してレンズ10を介して過飽和吸収ミラー11上の被測定光信号の集光位置と同一位置に集光される。
過飽和吸収ミラー11で反射された光パルス信号はレンズ9を介して光ファイバ等の光導波路に集光されて光合波分波器7の入出射端に入射される。
さらに、図5中”OC72”に示す”10GHz”の繰り返し光パルス信号は、光合波分波器7の分岐端から出射され、光ファイバ等の光導波路を伝播してバランス受光器12の他方の入射端に入射される。
また、図5中”OC73”に示すように光合波分波器8の第2の分岐端からは光パルス信号が光クロック信号として取り出される。
また、バランス受光器12の出力信号は周波数制御回路23の制御入力端子に入力され、周波数制御回路23の出力は受動モード同期レーザ22に接続される。
ここで、図5に示す実施例の動作を説明する。但し、基本的な動作は図1に示す実施例の動作と同様であるのでその説明は省略する。
受動モード同期レーザ22は、共振器を構成する2枚のミラーの内、1枚のミラーに過飽和吸収ミラーを用いて、光パワーの弱いレーザ発振光を過飽和吸収ミラーで吸収させて特定モードのレーザ光のみが発振するようにするものである。
そして、この時、周波数制御回路23の出力により受動モード同期レーザの共振器の幅(ミラーと過飽和吸収ミラーとの間隔)を制御することにより、出射される周波数を制御する。
この場合には、能動モード同期レーザを光パルス光源として用いる場合と比較して、ジッタをより低減させることが可能になる。
なお、過飽和吸収ミラー11としては、半導体過飽和吸収ミラー(SESAM:Semiconductor Saturable Absorber Mirror)やカーボンナノチューブを用いた過飽和吸収ミラー等を用いることが可能である。
特に、カーボンナノチューブを用いた過飽和吸収ミラーの吸収飽和の回復時間はサブピコ秒程度と非常に短いため、非常に高いビットレートの被測定光信号であってもジッタの低い光クロック信号の抽出が可能になる。
また、図1等に示す実施例では光信号は光ファイバ等の光導波路を伝播している旨記載しているが、勿論、光ファイバ等の光導波路を用いることなく空気中を直接伝播させるように光合波分波器等の各素子の配置をしても構わない。
本発明に係る光クロック信号抽出装置の一実施例を示す構成ブロック図である。 過飽和吸収ミラーの具体例を説明する説明図である。 本発明に係る光クロック信号抽出装置の他の実施例を示す構成ブロック図である。 本発明に係る光クロック信号抽出装置の他の実施例を示す構成ブロック図である。 本発明に係る光クロック信号抽出装置の他の実施例を示す構成ブロック図である。 従来の光クロック信号抽出装置の一例を示す構成ブロック図である。 EA変調器から出力される被測定光信号及び光パルス信号の吸収の飽和特性の一例を示す特性曲線図である。 バランス受光器の出力である差分信号と被測定光信号及び光パルス信号との位相差との関係の一例を示す特性曲線図である。 被測定光信号と光パルス信号との位相関係を示すタイミング図である。
符号の説明
1,3,7,8,20 光合波分波器
2 EA変調器
4,12 バランス受光器
5,13,21 光パルス光源
6,14 発振器
9,10 レンズ
11 過飽和吸収ミラー
15 基板
16 ミラー
17 過飽和吸収体
18,19 光サーキュレータ
22 受動モード同期レーザ
23 周波数制御回路

Claims (8)

  1. 高速の被測定光信号と位相同期した光クロック信号を抽出する光クロック信号抽出装置において、
    過飽和吸収ミラーと、
    繰り返し光パルスである光パルス信号を出射する光パルス光源と、
    前記被測定光信号を通過させ前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号の反射光を分岐させる第1の光合波分波器と、
    前記光パルス信号を通過させると共に分岐させて前記光クロック信号として取り出し前記過飽和吸収ミラーからの前記被測定光信号の反射光を分岐させる第2の光合波分波器と、
    前記第1及び第2の光合波分波器を通過した前記被測定光信号及び光パルス信号を前記過飽和吸収ミラーの同一位置に集光させると共に前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光をそれぞれ前記第1及び第2の光合波分波器に戻す第1及び第2のレンズと、
    前記第1及び第2の光合波分波器で分岐された前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光が入射されそれぞれの光パワーの差分の電気信号を出力するバランス受光器と、
    このバランス受光器の出力に基づき前記光パルス信号の位相を制御する信号を前記光パルス光源に出力する発振器と
    を備えたことを特徴とする光クロック信号抽出装置。
  2. 高速の被測定光信号と位相同期した光クロック信号を抽出する光クロック信号抽出装置において、
    過飽和吸収ミラーと、
    繰り返し光パルスである光パルス信号を出射する光パルス光源と、
    前記被測定光信号を通過させ前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号の反射光を分岐させる第1の光サーキュレータと、
    前記光パルス信号を通過させると共に分岐させて前記光クロック信号として取り出す光合波分波器と、
    この光合波分波器を通過した前記光パルス信号を通過させ前記過飽和吸収ミラーからの前記被測定光信号の反射光を分岐させる第2の光サーキュレータと、
    前記第1及び第2の光サーキュレータを通過した前記被測定光信号及び光パルス信号を前記過飽和吸収ミラーの同一位置に集光させると共に前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光をそれぞれ前記第1及び第2の光サーキュレータに戻す第1及び第2のレンズと、
    前記第1及び第2の光サーキュレータで分岐された前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光が入射されそれぞれの光パワーの差分の電気信号を出力するバランス受光器と、
    このバランス受光器の出力に基づき前記光パルス信号の位相を制御する信号を前記光パルス光源に出力する発振器と
    を備えたことを特徴とする光クロック信号抽出装置。
  3. 高速の被測定光信号と位相同期した光クロック信号を抽出する光クロック信号抽出装置において、
    過飽和吸収ミラーと、
    繰り返し光パルスである光パルス信号を2つのポートからそれぞれ出射する光パルス光源と、
    前記被測定光信号を通過させ前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号の反射光を分岐させる第1の光サーキュレータと、
    前記光パルス信号を通過させ前記過飽和吸収ミラーからの前記被測定光信号の反射光を分岐させる第2の光サーキュレータと、
    前記第1及び第2の光サーキュレータを通過した前記被測定光信号及び光パルス信号を前記過飽和吸収ミラーの同一位置に集光させると共に前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光をそれぞれ前記第1及び第2の光サーキュレータに戻す第1及び第2のレンズと、
    前記第1及び第2の光サーキュレータで分岐された前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光が入射されそれぞれの光パワーの差分の電気信号を出力するバランス受光器と、
    このバランス受光器の出力に基づき前記光パルス信号の位相を制御する信号を前記光パルス光源に出力する発振器と
    を備えたことを特徴とする光クロック信号抽出装置。
  4. 高速の被測定光信号と位相同期した光クロック信号を抽出する光クロック信号抽出装置において、
    過飽和吸収ミラーと、
    繰り返し光パルスである光パルス信号を出射する受動モード同期レーザと、
    前記被測定光信号を通過させ前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号の反射光を分岐させる第1の光合波分波器と、
    前記光パルス信号を通過させると共に分岐させて前記光クロック信号として取り出し前記過飽和吸収ミラーからの前記被測定光信号の反射光を分岐させる第2の光合波分波器と、
    前記第1及び第2の光合波分波器を通過した前記被測定光信号及び光パルス信号を前記過飽和吸収ミラーの同一位置に集光させると共に前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光をそれぞれ前記第1及び第2の光合波分波器に戻す第1及び第2のレンズと、
    前記第1及び第2の光合波分波器で分岐された前記過飽和吸収ミラーからの前記光パルス信号及び被測定光信号の反射光が入射されそれぞれの光パワーの差分の電気信号を出力するバランス受光器と、
    このバランス受光器の出力に基づき前記受動モード同期レーザの周波数を制御する周波数制御回路と
    を備えたことを特徴とする光クロック信号抽出装置。
  5. 前記光パルス光源が、
    能動モード同期レーザであることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の光クロック信号抽出装置。
  6. 前記過飽和吸収ミラーが、
    半導体過飽和吸収ミラーであることを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光クロック信号抽出装置。
  7. 前記過飽和吸収ミラーが、
    カーボンナノチューブを用いた過飽和吸収ミラーであることを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光クロック信号抽出装置。
  8. 前記被測定光信号及び光パルス信号が光導波路を伝播することを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光クロック信号抽出装置。
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