JP2005345339A - 測定ビーズ、色ビーズ判別装置及び色ビーズ判別方法 - Google Patents

測定ビーズ、色ビーズ判別装置及び色ビーズ判別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ビーズ表面に塗布する半導体ナノ粒子の配合割合に加え、ビーズ自体の色を検出することによって、多種類のビーズを判別することが可能なビーズ判別方法を提供する。
【解決手段】励起光を照射することにより、粒径によって異なる色を発光する半導体ナノ粒子を光の透過率の高い色ビーズの表面に塗布する。この色ビーズ自体の色及びビーズに塗布された半導体ナノ粒子の色を解析することにより、半導体ナノ粒子の製造精度、ビーズ表面に塗布する半導体ナノ粒子の配合精度及び装置の精度が同程度でも、より多くの種類のビーズを判別することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、遺伝子発現解析等のための測定ビーズ、色ビーズ判別装置及び色ビーズ判別方法に関する。
従来、遺伝子の解析では、蛍光色素を用いて検査対象物を染色し、フローサイトメータ等を用いていた。しかし、蛍光色素の蛍光強度は光依存性が有り、太陽光が当たっても減衰するので、測定するためにレーザー光を照射すると蛍光強度が減衰するという課題をもっていた。
この課題を解決するために、光を照射しても蛍光強度が減衰しない半導体ナノ粒子を用いて遺伝子の解析を行う技術が知られている。半導体ナノ粒子は、励起光を照射すると粒の大きさに応じて異なる色の蛍光を発する為、大きさの違う半導体ナノ粒子の配合割合を変えてビーズの表面に塗ることによって色々な色に発光する複数種類のビーズを作成することができる。それぞれのビーズに異なる遺伝子を結合させて、遺伝子の検出及びビーズの種類を判断することによって、遺伝子の解析を行うことが出来る(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−311027号公報 (第3−4頁、第3図)
しかしながら前記従来の構成では、ビーズ1種類に対して遺伝子を1種類対応付けて遺伝子の検出を行っている為、同時に多くの種類の遺伝子を検出するには、ビーズの種類を増やさなければならない。従って、特許文献1の技術では、製造するビーズの種類が多くなると、種類の異なるビーズ間の色の違いがより小さくなり、色による遺伝子判別が困難になる。これは、半導体ナノ粒子の製造精度が悪くても、ビーズ表面に塗布する半導体ナノ粒子の配合精度が悪くなっても起こる。
これを解決するためには、より小さな色の違いを検出できるようにフローサイトメータの検出精度を上げるか、半導体ナノ粒子の製造精度やビーズ表面に塗布する半導体ナノ粒子の配合精度を上げることによって種類の異なるビーズ間の色の違いを大きくしていた。しかし、フローサイトメータの検出精度や半導体ナノ粒子の製造精度やビーズ表面に塗布する半導体ナノ粒子の配合精度を上げることにより、遺伝子を検出する為のコストが上昇するという問題があった。
本発明は、前記課題を解決するもので、フローサイトメータの検出精度や半導体ナノ粒子の製造精度およびビーズ表面に塗布する半導体ナノ粒子の配合精度を上げなくても、より多くの種類のビーズを判別することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の測定ビーズ、色ビーズ判別装置及び色ビーズ判別方法は、粒径に応じて異なる色を発光する半導体ナノ粒子を略球状のビーズ粒子の表面に付着させ、このビーズ粒子を複数個集めて構成された測定ビーズにおいて、前記ビーズ粒子は、光透過率が異なる材料から成り、前記光透過率は所定の範囲に区分されていることを特徴とする。
さらに本発明の測定ビーズ、色ビーズ判別装置及び色ビーズ判別方法は、粒径に応じて異なる色を発光する半導体ナノ粒子を略球状のビーズ粒子の表面に付着させ、このビーズ粒子を複数個集めて構成された測定ビーズにおいて、前記ビーズ粒子は、光の波長別に光透過率が異なる材料から成り、前記光透過率は所定の範囲に区分されていることを特徴とする。
さらに本発明の測定ビーズ、色ビーズ判別装置及び色ビーズ判別方法は、請求項1に記載の測定ビーズに測定すべき試料を混合した被測定物に透過光を照射し透過画像を得るための透過光照射手段と、前記被測定物に励起光を照射し蛍光画像を得るための励起光照射手段と、特定の波長域の光を通す複数のフィルタ手段と、前記被測定物の透過画像及び蛍光画像を撮影する撮影手段と、撮影した画像を記憶する記憶手段と、前記透過画像における前記ビーズ粒子の階調を検出する透過画像検出手段と、前記蛍光画像から前記測定ビーズ毎の蛍光波長別の階調を検出する蛍光画像検出手段と、ビーズの種類を判別する制御手段とを備えることを特徴とする。
さらに本発明の測定ビーズ、色ビーズ判別装置及び色ビーズ判別方法は、前記制御手段は、前記透過画像検出手段で検出した前記測定ビーズ毎の階調と、前記蛍光画像検出手段で検出された前記測定ビーズ毎の蛍光波長成分の分析結果から前記測定ビーズを区別することを特徴とする。
さらに本発明の測定ビーズ、色ビーズ判別装置及び色ビーズ判別方法は、請求項1に記載の測定ビーズを配合した測定サンプルに透過光を照射し透過光画像を得るための透過光検出ステップと、前記透過光画像において、前記測定ビーズを光の透過率の違いから区別するビーズ区別ステップと、前記測定サンプルに励起光を照射し特定の波長域の光を通す複数のフィルタを切り替えながら複数の蛍光画像を得るための蛍光検出ステップと、前記ビーズ区別ステップによって、区別された光の透過率の異なる前記測定ビーズごとに前記蛍光検出ステップによって得た複数の蛍光画像を検出して前記測定ビーズの種類の判別を行うビーズ判別ステップと、からなることを特徴とする。
さらに本発明の測定ビーズ、色ビーズ判別装置及び色ビーズ判別方法は、前記ビーズ区別ステップは、前記透過光画像に対して所定の輝度を基準に2値化処理を行う2値化処理ステップと、前記透過光画像から前記測定ビーズ以外のごみを測定対象から取り除くノイズ除去ステップと、前記透過光画像において重なっている前記測定ビーズを測定対象から取り除く対象外ビーズ除去ステップと、2値化後の前記透過光画像における前記測定ビーズの中心部が明るいかどうかを判別する中心輝度判別ステップと、前記測定ビーズにおいて、光透過率が3種類以上に区分されている場合は、2値化の基準となる輝度を所定の値に変更して2値化処理ステップおよび中心輝度判別ステップを所定の回数繰り返し、中心輝度判別ステップの結果から光の透過率の違いを判別することを特徴とする。
さらに本発明の測定ビーズ、色ビーズ判別装置及び色ビーズ判別方法は、請求項2に記載の測定ビーズに測定すべき試料を混合した被測定物に透過光を照射し透過画像を得るための透過光照射手段と、前記被測定物に励起光を照射し蛍光画像を得るための励起光照射手段と、特定の波長域の光を通す複数のフィルタ手段と、前記被測定物の透過画像及び蛍光画像を撮影する撮影手段と、撮影した画像を記憶する記憶手段と、前記透過画像の前記ビーズ粒子の光の波長別の階調を検出する透過画像検出手段と、前記蛍光画像から前記測定ビーズ毎の蛍光波長別の階調を検出する蛍光画像検出手段と、ビーズの種類を判別する制御手段と、を備えることを特徴とする。
さらに本発明の測定ビーズ、色ビーズ判別装置及び色ビーズ判別方法は、前記制御手段は、前記透過画像検出手段で検出された前記測定ビーズ毎の光の波長別の階調と、前記蛍光画像検出手段で検出された前記測定ビーズ毎の蛍光波長成分の分析結果から前記測定ビーズを区別することを特徴とする。
さらに本発明の測定ビーズ、色ビーズ判別装置及び色ビーズ判別方法は、請求項2に記載の測定ビーズを配合した測定サンプルに透過光を照射し、特定の波長域の光を通す複数のフィルタを切り替えながら複数の透過光画像を得るための透過光検出ステップと、複数の前記透過光画像から前記測定ビーズ毎の光の波長別の階調を検出して、前記測定ビーズの区別を行うビーズ区別ステップと、前記測定サンプルに励起光を照射し、特定の波長域の光を通す複数のフィルタを切り替えながら複数の蛍光画像を得るための蛍光検出ステップと、それぞれの前記透過画像において前記測定ビーズ毎の階調を検出する透過画像処理ステップと、前記ビーズ区別ステップによって、区別された光の波長別の階調の異なる前記測定ビーズごとに、前記蛍光検出ステップによって得た複数の蛍光画像から階調を検出して前記測定ビーズの種類の判別を行うビーズ判別ステップと、からなることを特徴とする。
さらに本発明の測定ビーズ、色ビーズ判別装置及び色ビーズ判別方法は、前記ビーズ区別ステップは、それぞれの前記透過光画像に対して所定の輝度を基準に2値化処理を行う2値化処理ステップと、前記透過光画像から前記測定ビーズ以外のごみを測定対象から取り除くノイズ除去ステップと、前記透過光画像において重なっている前記測定ビーズを測定対象から取り除く対象外ビーズ除去ステップと、2値化後の前記透過光画像における前記測定ビーズの中心部が明るいかどうかを判別する中心輝度判別ステップと、中心輝度判別ステップの結果から光の波長別の階調の違いを判別することを特徴とする。
本発明の色ビーズ判別装置及び判別方法によれば、ビーズの表面に塗布した粒径の異なる半導体ナノ粒子の配合割合と、ビーズ自体の光の透過率や色をビーズの種類の判別に用いることにより、半導体ナノ粒子の製造精度、ビーズ表面に塗布する半導体ナノ粒子の配合精度及び装置の精度が同程度でも、より多くの種類のビーズを判別することが可能となる。
以下に、本発明の色ビーズ判別装置の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施例における色ビーズ判別装置のブロック図、図2は、本発明の実施例におけるビーズに半導体ナノ粒子を塗布した塗布済みビーズの模式図を示す。表1は、赤色、緑色、青色に発光する3種類の半導体ナノ粒子の配合割合を色ごとに3段階に分けた場合に製造可能な色ビーズの種類を示す。
図2において201,211は青色に発光する半導体ナノ粒子、202,212は緑色に発光する半導体ナノ粒子、203,213は赤色に発光する半導体ナノ粒子である。図2aには、塗布済み黒ビーズ210を示す。この黒ビーズは、特定のmRNAを補足でき、かつ、黒い(660nmの波長の光の透過率が0%)粒径10μmのビーズである。この黒ビーズに青色、緑色、赤色の半導体ナノ粒子を所定の配合割合で塗布し、塗布済み黒ビーズ210が出来る。図2bには、塗布済み透明ビーズ200を示す。この透明ビーズは、黒ビーズとは異なるmRNAを補足でき、かつ660nmの波長の光の透過率が70%以上の粒径10μmのビーズである。この透明ビーズに、赤色、緑色、青色に発光する半導体ナノ粒子を所定の割合で塗布し、塗布済み透明ビーズ200が出来る。
次に半導体ナノ粒子の配合割合を説明する。半導体ナノ粒子は、3色あり、おのおのの色ごとに混ぜる割合は3段階あるので、合計27とおりの組み合わせがある。しかし青色:緑色:赤色の輝度比が(0:0:1)と(0:0:2)の場合は、どちらも赤色の半導体ナノ粒子のみを塗布することになるので、両者は同一のビーズとなる。同様に、青色:緑色:赤色の輝度比が(1:1:1)と(2:2:2)の時も、どちらも青色、緑色、赤色の半導体ナノ粒子を(1:1:1)で塗布することになるので、両者は同一のビーズとなる。従って、この同一のビーズとなる組み合わせを取り除くと20種類のビーズを作成できる。表1にビーズの種類を示す。
Figure 2005345339
ここで、表1に示す配合割合で半導体ナノ粒子を配合しビーズ表面に塗布することにより、塗布済み透明ビーズ200及び塗布済み黒ビーズ210を作成する。ビーズ自体の光の透過率が異なるので、塗布済み透明ビーズ200と塗布済み黒ビーズ210の区別は、光の透過率を利用すれば容易に行える。従って、光透過率の異なる二種類のビーズを用いることで、システムが判別可能なビーズの種類を20種類から40種類に増やすことができる。
図1、図2を用いて、色ビーズ読み取り装置が塗布済み透明ビーズ200及び塗布済み黒ビーズ210の種類を判別する際の動作について説明する。図1において、ウエルプレート101は、観察対象(図示せず。mRNAやタンパク質を、半導体ナノ粒子やビーズと結合させたもの)を注入する複数個のウエル102から構成され、ウエルプレート駆動手段103により2次元平面XY方向に移動できるものとする。CPU104は装置全体を制御する。まずCPU104は、ウエルプレート駆動手段103を制御して、観察対象が注入されたウエル102が対物レンズ105の真上に位置するように、ウエルプレート101を移動させるとともに、光学フィルタ108が実装されていない箇所が、対物レンズ105の真上に位置するように、フィルタホイール駆動手段115を制御してフィルタホイール114を回転させる。
次にCPU104は、LED106を点灯し、ウエル102にLED光を照射する。LED光による、ウエル102内の観察対象の透過画像は、対物レンズ105により拡大され、ダイクロイックミラー107及びフィルタホイール114の光学フィルタ108未実装部分を通過し、さらに、結像レンズ109によって集光されて、CCDカメラ110に到達する。対物レンズ105は、ウエル102内の観察対象の画像を拡大するためのレンズであり、ダイクロイックミラー107は、所定の波長未満の光を反射し、所定の波長以上の光を通過するミラーである。
光学フィルタ108は、所定の波長域のみを通過するバンドパスフィルタである。本実施例では、青色、緑色、赤色用のバンドパスフィルタを装着し、透過画像撮影時には、光学フィルタ108は使用しないものとする。結像レンズ109は、光を集光するためのレンズである。CCDカメラ110は、結像レンズ109によって集光された光を二次元画像データに変換して出力する画像検出手段である。CPU104は、CCDカメラ制御手段111に指令を与え、CCDカメラ110によって観察対象の透過画像を撮影する。
CPU104の自動焦点調整プログラム(図示せず)は、前記透過画像から画像のコントラスト値を計算し、このコントラスト値が最大になる位置を見つけ出すことによって、対物レンズ105の焦点を合わせる。CPU104の自動焦点調整プログラムは、対物レンズ105を、2次元平面XYと垂直となる方向(Z軸方向)へ、Z軸駆動手段112によって移動させながら、前記コントラスト値が最大となる対物レンズ105の位置を見つけ出す。CPU104は、対物レンズ105の焦点が合った状態で撮影した観察対象の透過画像を、BFI(Bright Field Image)として、書き込み手段120を通して記憶手段130へ格納する。
透過画像検出手段150は、読み出し手段140を通して記憶手段130よりBFIを読み出し、全画素に対して2値化処理を行ない、2値化後のデータを記憶手段130に格納する。ゴミによる誤検出を防ぐために、透過画像検出手段150は、2値化後の画像から対象物の輪郭を抽出し、対象物の面積及び縦横比を求め、一定の大きさの範囲に入っていないものは検査対象から除外する。また、観察対象物の測定結果が周辺の観察対象物の影響を受けないように、一定の距離以上離れていないものの除外を行い、最終的に検査対象となる塗布済み黒ビーズ210と塗布済み透明ビーズ200の位置情報をビーズ種別記憶手段180に記憶する。
ビーズ種類判別手段170は、ビーズ種別記憶手段180に記憶された塗布済み透明ビーズ200と塗布済み黒ビーズ210の位置情報を取り出し、取り出した位置情報に基づいて記憶手段130に格納されている2値化後のBFIイメージから、各ビーズのデータを読み出す。2値化後のBFIイメージを図4に示す。塗布済み透明ビーズ200は、ビーズ自体がレンズの役目を果し、集光する為、中心部が明るく周辺部が暗くなる。また、塗布済み黒ビーズ210は光を通さないため、全体が暗くなる。ビーズ種類判別手段170は、ビーズの中心部の画素データが明るければ塗布済み透明ビーズ200と判断し、ビーズの中心部の画素データが暗ければ塗布済み黒ビーズ210と判断して、それぞれのビーズを区別した新たな位置情報xを作成し、ビーズ種別記憶手段180に格納する。
次に、CPU104は、光学フィルタ108が実装されている箇所が、対物レンズ105の真上に位置するように、フィルタホイール駆動手段115を制御してフィルタホイール114を回転させるとともに、LED106を消灯し、励起光源113から励起光を照射する。励起光は、青色レーザー光のような短波長の光であり、ダイクロイックミラー107に当たると、ダイクロイックミラー107が所定の波長以下の光を反射するという性質によって、対物レンズ105の方向へ励起光を反射する。
対物レンズ105はダイクロイックミラー107からの光をウエル102内の観察対象に集光させる。ウエル102内の観察対象に付着した半導体ナノ粒子は、対物レンズ105から照射された光によって励起され、ダイクロイックミラー107を通過できる所定の波長以上の光を発光する。観察対象に付着した半導体ナノ粒子が発光した光は、前記観察対象の透過光と同様に、対物レンズ105、ダイクロイックミラー107、光学フィルタ108を通過し、さらに、結像レンズ109によって集光されて、CCDカメラ110に到達する。
このとき、光学フィルタ108は、特定の波長域のみを通過させる性質を持つため、観察対象に付着した半導体ナノ粒子が発光した光の特定の波長域のみが、CCDカメラ110に到達する。この状態で、CPU104は、CCDカメラ制御手段111に指令を与え、CCDカメラ110によって観察対象に付着した半導体ナノ粒子が発光した光のうち、光学フィルタ108を通過した特定の波長域のみの光の二次元画像データをCCDカメラ制御手段111及び書き込み手段120を通して記憶手段130へ格納する。
光学フィルタ108は、通過波長域の異なるものが複数あり、フィルタホイール114に取り付けられている。フィルタホイール114は、フィルタホイール駆動手段115によって回転し、光学フィルタ108を切り替えることができる。CPU104は、光学フィルタ108を切り替えながら、上記の方法によって観察対象に付着した半導体ナノ粒子が発光した光の種々の波長域の画像を撮影し、同様の処理を繰り返す。
蛍光画像検出手段160は、このようにして撮影された複数枚の蛍光画像データを記憶手段130から、読み出し手段140を介して読み出して、塗布済み黒ビーズ210及び塗布済み透明ビーズ200ビーズがそれぞれ発する蛍光の波長成分を分析する。CPU104は、ビーズ種別記憶手段180に格納されている位置情報xを参照して、塗布済み透明ビーズ200の蛍光画像と、塗布済み黒ビーズ210の蛍光画像とを区分けする。CPU104は、塗布済み透明ビーズ200の蛍光画像における蛍光波長成分の分析結果から、表1に示されているビーズの種類(各半導体ナノ粒子の配合の割合)を判別する。次にCPU104は、塗布済み黒ビーズ210の蛍光画像における蛍光波長成分の分析結果から、表1に示されているビーズの種類を判別する。このような処理を行うことによって、表1に示されている種類の2倍のビーズを判別することが可能となる。
なお、本実施例では、2種類の透過率の異なるビーズを例としているが、2種類以上の光の透過率の異なるビーズを用いることにより、より多くの種類のビーズを判別することができる。
また、本実施例では、半導体ナノ粒子を3種類、光学フィルタ108を3種類の構成の実施例を示しているが、半導体ナノ粒子及び光学フィルタ108の種類は3種類よりも多くても、少なくてもよい。
本発明の実施例1は光の透過率が異なるビーズを用いることによって、検出できるビーズの種類を増やすのに対し実施例2では、光の透過率が高い色付の素材で製造されたビーズまたは、ビーズ表面を光の透過率が高い塗料で着色したビーズを用いることによってビーズの種類を増やすところが異なる。よって、実施例2では、装置の構成自体は実施例1とまったく同じで、装置の動作を変えることにより、ビーズの判別を行う。
図3において301、311、321は青色に発光する半導体ナノ粒子、302、312、322は緑色に発光する半導体ナノ粒子、303、313、323は赤色に発光する半導体ナノ粒子である。
図3aは、塗布済み赤ビーズ300を示す。これは、光の透過率50%以上の粒径10μmの赤色のビーズに、赤色、緑色、青色に発光する半導体ナノ粒子を所定の割合で塗布したものである。図3bは、塗布済み緑ビーズ310を示す。これは、光の透過率50%以上の粒径10μmの緑色のビーズに、赤色、緑色、青色に発光する半導体ナノ粒子を所定の割合で塗布したものである。図3cは、塗布済み青ビーズ320を示す。これは、光の透過率50%以上の粒径10μmの青色のビーズに、赤色、緑色、青色に発光する半導体ナノ粒子を所定の割合で塗布したものである。
実施例1の表1と同様に、青色、緑色、赤色に発光する3種類の半導体ナノ粒子の配合割合を色ごとに3段階に分けた場合は、塗布済み赤ビーズ300、塗布済み緑ビーズ310及び塗布済み青ビーズ320をそれぞれ20種類ずつ製造することができる。塗布済み赤ビーズ300、塗布済み緑ビーズ310及び塗布済み青ビーズ320は、ビーズ自体に着色された色の違いで容易に判別できる。従って、これら各3種類の塗布済みビーズを用いることによってシステムが判別可能なビーズの種類を20種類から60種類に増やすことができる。
図1、図3を用いて、色ビーズ読み取り装置が塗布済み赤ビーズ300、塗布済み緑ビーズ310及び塗布済み青ビーズ320の種類を判別する際の動作について説明する。図1において、ウエルプレート101は、観察対象(図示せず。mRNAやタンパク質を、半導体ナノ粒子やビーズと結合させたもの)を注入する複数個のウエル102から構成され、ウエルプレート駆動手段103により2次元平面XY方向に移動できるものとする。
CPU104は装置全体を制御する。まずCPU104は、ウエルプレート駆動手段103を制御して、観察対象が注入されたウエル102が対物レンズ105の真上に位置するように、ウエルプレート101を移動させるとともに、赤色の光をとおす光学フィルタ108が実装されている箇所が、対物レンズ105の真上に位置するように、フィルタホイール駆動手段115を制御してフィルタホイール114を回転させる。
次に、CPU104は、LED106を点灯し、ウエル102にLED光を照射する。LED光による、ウエル102内の観察対象の透過画像は、対物レンズ105により拡大され、ダイクロイックミラー107及びフィルタホイール114の光学フィルタ108を通過し、さらに、結像レンズ109によって集光されて、CCDカメラ110に到達する。対物レンズ105は、ウエル102内の観察対象の画像を拡大するためのレンズであり、ダイクロイックミラー107は、所定の波長未満の光を反射し、所定の波長以上の光を通過するミラーである。
光学フィルタ108は、所定の波長域のみを通過するバンドパスフィルタであり、本実施例では、青色、緑色、赤色用の3種類を装着してある。結像レンズ109は、光を集光するためのレンズである。CCDカメラ110は、結像レンズ109によって集光された光を二次元画像データに変換して出力する画像検出手段である。CPU104は、CCDカメラ制御手段111に指令を与え、CCDカメラ110によって観察対象の透過画像を撮影する。
CPU104の自動焦点調整プログラム(図示せず)は、前記透過画像から画像のコントラスト値を計算し、このコントラスト値が最大になる位置を見つけ出すことによって、対物レンズ105の焦点を合わせる。CPU104の自動焦点調整プログラムは、対物レンズ105を、2次元平面XYと垂直となる方向(Z軸方向)へ、Z軸駆動手段112によって移動させながら、前記コントラスト値が最大となる対物レンズ105の位置を見つけ出す。CPU104は、対物レンズ105の焦点が合った状態で撮影した観察対象の透過画像を、RBFI(Red Bright Field Image)として、書き込み手段120を通して記憶手段130へ格納する。
透過画像検出手段150は、読み出し手段140を通して記憶手段130よりRBFIを読み出し、全画素に対して2値化処理を行ない、2値化後のデータを記憶手段130に格納する。ゴミによる誤検出を防ぐために、透過画像検出手段150は、2値化後の画像から対象物の輪郭を抽出し、対象物の面積及び縦横比を求め、一定の大きさの範囲に入っていないものは検査対象から除外する。また、観察対象物の測定結果が周辺の観察対象物の影響を受けないように、一定の距離以上離れていないものを除外し、最終的に検査対象となる塗布済み赤ビーズ300、塗布済み緑ビーズ310及び塗布済み青ビーズ320の位置情報をビーズ種別記憶手段180に記憶する。続いてCPU104は、緑色の光をとおす光学フィルタ108が実装されている箇所が、対物レンズ105の真上に位置するように、フィルタホイール駆動手段115を制御してフィルタホイール114を回転させる。CPU104は、GBFI(Green Bright Field Image)を撮影する。透過画像検出手段150は、読み出し手段140を通して記憶手段130よりGBFIを読み出し、全画素に対して2値化処理を行ない、2値化後のデータを記憶手段130に格納する。同様にCPU104は、青色の光をとおす光学フィルタ108が実装されている箇所が対物レンズ105の真上に位置するようにフィルタホイール駆動手段115を制御後、BBFI(Blue Bright Field Image)を撮影する。透過画像検出手段150は、読み出し手段140を通して記憶手段130よりBBFIを読み出し、全画素に対して2値化処理を行ない、2値化後のデータを記憶手段130に格納する。
ビーズ種類判別手段170は、ビーズ種別記憶手段180に記憶された塗布済み赤ビーズ300、塗布済み緑ビーズ310及び塗布済み青ビーズ320の位置情報を取り出し、取り出した位置情報に基づいて記憶手段130に格納されている2値化後のRBFIイメージから、各ビーズのデータを読み出す。2値化後のRBFIイメージを図5に示す。塗布済み赤ビーズ300は、赤色の光に対してビーズ自体がレンズの役目を果し、集光する為、中心部が明るく周辺部が暗くなる。また、塗布済み緑ビーズ310及び塗布済み青ビーズ320は赤色の光を通さないため、全体が暗くなる。ビーズ種類判別手段170は、各ビーズの中心部の画素データが、明るければ塗布済み赤ビーズ300と判断して、塗布済み赤ビーズ300を区別した新たな位置情報Rxを作成し、ビーズ種別記憶手段180に格納する。
ビーズ種類判別手段170は同様にして、ビーズ種別記憶手段180に記憶された塗布済み赤ビーズ300、塗布済み緑ビーズ310及び塗布済み青ビーズ320の位置情報を取り出し、取り出した位置情報に基づいて記憶手段130に格納されている2値化後のGBFIイメージ及びBBFIイメージから、塗布済み緑ビーズ310を区別した新たな位置情報Gx及び塗布済み青ビーズ320を区別した新たな位置情報Bxを作成し、ビーズ種別記憶手段180に格納する。
次に、CPU104は、赤色の光をとおす光学フィルタ108が実装されている箇所が、対物レンズ105の真上に位置するように、フィルタホイール駆動手段115を制御してフィルタホイール114を回転させるとともに、LED106を消灯し、励起光源113から励起光を照射する。励起光は、青色レーザー光のような短波長の光であり、ダイクロイックミラー107に当たると、ダイクロイックミラー107が所定の波長以下の光を反射するという性質によって、対物レンズ105の方向へ反射する。
対物レンズ105はダイクロイックミラー107からの光をウエル102内の観察対象に集光させる。ウエル102内の観察対象に付着した半導体ナノ粒子は、対物レンズ105から照射された光によって、励起されダイクロイックミラー107を通過できる所定の波長以上の光を発光する。観察対象に付着した半導体ナノ粒子が発光した光は、前記観察対象の透過光と同様に、対物レンズ105、ダイクロイックミラー107、光学フィルタ108を通過し、さらに、結像レンズ109によって集光されて、CCDカメラ110に到達する。
このとき、光学フィルタ108は、特定の波長域のみを通過させる性質を持つため、観察対象に付着した半導体ナノ粒子が発光した光の特定の波長域のみが、CCDカメラ110に到達する。この状態で、CPU104は、CCDカメラ制御手段111に指令を与え、CCDカメラ110によって観察対象に付着した半導体ナノ粒子が発光した光のうち、光学フィルタ108を通過した特定の波長域のみの光の二次元画像データをCCDカメラ制御手段111及び書き込み手段120を通して記憶手段130へ格納する。
同様にCPU104は、緑色、青色の光をとおす光学フィルタ108を切り替えながら、上記の方法によって観察対象に付着した半導体ナノ粒子が発光した光のそれぞれの波長域の画像を撮影し、同様の処理を繰り返す。蛍光画像検出手段160は、このようにして撮影された複数枚の蛍光画像データを記憶手段130から、読み出し手段140を介して読み出して、塗布済み赤ビーズ300、塗布済み緑ビーズ310及び塗布済み青ビーズ320がそれぞれ発する蛍光の波長成分を分析する。CPU104は、ビーズ種別記憶手段180に格納されている位置情報Rx、Gx、Bxを参照して、塗布済み赤ビーズ300、塗布済み緑ビーズ310及び塗布済み青ビーズ320の蛍光画像をそれぞれ区分けする。CPU104は、塗布済み赤ビーズ300、塗布済み緑ビーズ310及び塗布済み青ビーズ320の蛍光画像における蛍光波長成分の分析結果から、表1に示されているビーズの種類(各半導体ナノ粒子の配合割合)を判別する。このような処理を行うことによって、表1に示されている種類の3倍のビーズを判別することが可能となる。
なお、本実施例では、3種類の透過率50%以上の色ビーズを例としているが、3種類以上の色の異なるビーズを用いることにより、より多くの種類のビーズを判別することができる。
また、本実施例では、光の透過率50%以上の色ビーズを用いているが、装置の検出精度によって、光の透過率が50%より小さくても実現可能である。
また、本実施例では、半導体ナノ粒子を三種類、光学フィルタ108を三種類の構成の実施例を示しているが、半導体ナノ粒子及び光学フィルタ108の種類は三種類よりも多くても、少なくてもよい。
本発明にかかる色ビーズ判別装置は、ビーズ自体の光の透過率または色をビーズの判別の情報に用いることにより、より多くの種類のビーズを判別することができる為、多くの種類の遺伝子を一度に解析を行う、遺伝子解析装置等として有用である。
本発明の実施例1及び2における色ビーズ判別装置のブロック図 本発明の実施例1における色ビーズ及び基準ビーズの構造図 本発明の実施例2における色ビーズ及び基準ビーズの構造図 本発明の実施例1における透過画像のイメージ図 本発明の実施例2における透過画像のイメージ図
符号の説明
101 ウエルプレート
102 ウエル
103 ウエルプレート駆動手段
104 CPU
105 対物レンズ
106 LED
107 ダイクロイックミラー
108 光学フィルタ
109 結像レンズ
110 CCDカメラ
111 CCDカメラ制御手段
112 Z軸駆動手段
113 励起光源
114 フィルタホイール
115 フィルタホイール駆動手段
120 書き込み手段
130 記憶手段
140 読み出し手段
150 透過画像検出手段
160 蛍光画像検出手段
170 ビーズ種類判別手段
180 ビーズ種別記憶手段
200 塗布済み透明ビーズ
201、211 青色に発光する半導体ナノ粒子
202、212 緑色に発光する半導体ナノ粒子
203、213 赤色に発光する半導体ナノ粒子
210 塗布済み黒ビーズ
300 塗布済み赤ビーズ
301、311、321 青色に発光する半導体ナノ粒子
302、312、322 緑色に発光する半導体ナノ粒子
303、313、323 赤色に発光する半導体ナノ粒子
310 塗布済み緑ビーズ
320 塗布済み青ビーズ

Claims (10)

  1. 粒径に応じて異なる色を発光する半導体ナノ粒子を略球状のビーズ粒子の表面に付着させ、このビーズ粒子を複数個集めて構成された測定ビーズにおいて、前記ビーズ粒子は、光透過率が異なる材料から成り、前記光透過率は所定の範囲に区分されていることを特徴とする測定ビーズ。
  2. 粒径に応じて異なる色を発光する半導体ナノ粒子を略球状のビーズ粒子の表面に付着させ、このビーズ粒子を複数個集めて構成された測定ビーズにおいて、前記ビーズ粒子は、光の波長別に光透過率が異なる材料から成り、前記光透過率は所定の範囲に区分されていることを特徴とする測定ビーズ。
  3. 請求項1に記載の測定ビーズに測定すべき試料を混合した被測定物に透過光を照射し透過画像を得るための透過光照射手段と、
    前記被測定物に励起光を照射し蛍光画像を得るための励起光照射手段と、
    特定の波長域の光を通す複数のフィルタ手段と、
    前記被測定物の透過画像及び蛍光画像を撮影する撮影手段と、
    撮影した画像を記憶する記憶手段と、
    前記透過画像における前記ビーズ粒子の階調を検出する透過画像検出手段と、
    前記蛍光画像から前記測定ビーズ毎の蛍光波長別の階調を検出する蛍光画像検出手段と、
    ビーズの種類を判別する制御手段と、を備えることを特徴とする色ビーズ判別装置。
  4. 前記制御手段は、前記透過画像検出手段で検出した前記測定ビーズ毎の階調と、前記蛍光画像検出手段で検出された前記測定ビーズ毎の蛍光波長成分の分析結果から前記測定ビーズを区別することを特徴とする請求項3に記載の色ビーズ判別装置。
  5. 請求項1に記載の測定ビーズを配合した測定サンプルに透過光を照射し透過光画像を得るための透過光検出ステップと、
    前記透過光画像において、前記測定ビーズを光の透過率の違いから区別するビーズ区別ステップと、
    前記測定サンプルに励起光を照射し特定の波長域の光を通す複数のフィルタを切り替えながら複数の蛍光画像を得るための蛍光検出ステップと、
    前記ビーズ区別ステップによって、区別された光の透過率の異なる前記測定ビーズごとに前記蛍光検出ステップによって得た複数の蛍光画像を検出して前記測定ビーズの種類の判別を行うビーズ判別ステップと、からなることを特徴とする色ビーズ判別方法。
  6. 前記ビーズ区別ステップは、前記透過光画像に対して所定の輝度を基準に2値化処理を行う2値化処理ステップと、
    前記透過光画像から前記測定ビーズ以外のごみを測定対象から取り除くノイズ除去ステップと、
    前記透過光画像において重なっている前記測定ビーズを測定対象から取り除く対象外ビーズ除去ステップと、
    2値化後の前記透過光画像における前記測定ビーズの中心部が明るいかどうかを判別する中心輝度判別ステップと、
    前記測定ビーズにおいて、光透過率が3種類以上に区分されている場合は、2値化の基準となる輝度を所定の値に変更して2値化処理ステップおよび中心輝度判別ステップを所定の回数繰り返し、中心輝度判別ステップの結果から光の透過率の違いを判別することを特徴とする請求項5に記載の色ビーズ判別方法。
  7. 請求項2に記載の測定ビーズに測定すべき試料を混合した被測定物に透過光を照射し透過画像を得るための透過光照射手段と、
    前記被測定物に励起光を照射し蛍光画像を得るための励起光照射手段と、
    特定の波長域の光を通す複数のフィルタ手段と、
    前記被測定物の透過画像及び蛍光画像を撮影する撮影手段と、
    撮影した画像を記憶する記憶手段と、
    前記透過画像の前記ビーズ粒子の光の波長別の階調を検出する透過画像検出手段と、
    前記蛍光画像から前記測定ビーズ毎の蛍光波長別の階調を検出する蛍光画像検出手段と、
    ビーズの種類を判別する制御手段と、を備えることを特徴とする色ビーズ判別装置。
  8. 前記制御手段は、前記透過画像検出手段で検出された前記測定ビーズ毎の光の波長別の階調と、前記蛍光画像検出手段で検出された前記測定ビーズ毎の蛍光波長成分の分析結果から前記測定ビーズを区別することを特徴とする請求項7に記載の色ビーズ判別装置。
  9. 請求項2に記載の測定ビーズを配合した測定サンプルに透過光を照射し、特定の波長域の光を通す複数のフィルタを切り替えながら複数の透過光画像を得るための透過光検出ステップと、
    複数の前記透過光画像から前記測定ビーズ毎の光の波長別の階調を検出して、前記測定ビーズの区別を行うビーズ区別ステップと、
    前記測定サンプルに励起光を照射し、特定の波長域の光を通す複数のフィルタを切り替えながら複数の蛍光画像を得るための蛍光検出ステップと、
    それぞれの前記透過画像において前記測定ビーズ毎の階調を検出する透過画像処理ステップと、
    前記ビーズ区別ステップによって、区別された光の波長別の階調の異なる前記測定ビーズごとに、前記蛍光検出ステップによって得た複数の蛍光画像から階調を検出して前記測定ビーズの種類の判別を行うビーズ判別ステップと、からなることを特徴とする色ビーズ判別方法。
  10. 前記ビーズ区別ステップは、それぞれの前記透過光画像に対して所定の輝度を基準に2値化処理を行う2値化処理ステップと、
    前記透過光画像から前記測定ビーズ以外のごみを測定対象から取り除くノイズ除去ステップと、
    前記透過光画像において重なっている前記測定ビーズを測定対象から取り除く対象外ビーズ除去ステップと、
    2値化後の前記透過光画像における前記測定ビーズの中心部が明るいかどうかを判別する中心輝度判別ステップと、
    中心輝度判別ステップの結果から光の波長別の階調の違いを判別することを特徴とする請求項9に記載の色ビーズ判別方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007013551A1 (ja) * 2005-07-29 2007-02-01 Olympus Corporation 光強度測定方法および光強度測定装置
CN114371023A (zh) * 2022-01-13 2022-04-19 马鞍山钢铁股份有限公司 一种煤炭取样装置及其操作方法

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