JP2005345080A - グリスフィルター装置 - Google Patents

グリスフィルター装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005345080A
JP2005345080A JP2004188999A JP2004188999A JP2005345080A JP 2005345080 A JP2005345080 A JP 2005345080A JP 2004188999 A JP2004188999 A JP 2004188999A JP 2004188999 A JP2004188999 A JP 2004188999A JP 2005345080 A JP2005345080 A JP 2005345080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grease filter
base frame
main body
frame
filter device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004188999A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumitaka Shito
文隆 市東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PARU MAINTENANCE KK
Original Assignee
PARU MAINTENANCE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PARU MAINTENANCE KK filed Critical PARU MAINTENANCE KK
Priority to JP2004188999A priority Critical patent/JP2005345080A/ja
Publication of JP2005345080A publication Critical patent/JP2005345080A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 設置面の清掃を行いやすい構造を取り入れたグリスフィルター装置を得る。
【解決手段】 設置面に固定されるベース枠と、該ベース枠に係合されてグリスフィルターが設けられる本体と、からなるグリスフィルター装置であって、前記ベース枠は、中央部分が開口された枠状で、前記設置面に固定されるものであり、かつ、前記本体が着脱自在に装着される係合手段を有する。ベース枠を利用してグリスフィルター装置の本体を設置面に取り付け、本体を着脱容易にしたので、メンテナンスとして、取り換え作業が容易となり、設置面としてのフード内の清掃も容易に行える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、グリスフィルター装置に関し、とくに着脱自在で清掃作業を簡便とする構造に関する。
従来の飲食店等の厨房には、図10に示すように、天井部分にフード11が形成される。フード11内の排気ダクト12に通じる開口部13には、グリスフィルター装置2が設置される。このグリスフィルター装置20は、図11に示すように、略三角柱状の枠体であって、その一面を天井面に設置される開口された面とするとともに、他の2面にグリスフィルター21がそれぞれはめ込み式で着脱自在に設置されている。
このようなグリスフィルター装置20の構造について、簡単に説明すると、略三角柱の両端面に位置する側板22と、その側板22間を設置面14に接する面の両側で連結する2本のチェンバー23とを設置面14にねじ止めで固定している。この両側板22およびチェンバー23に囲われた内部は開口とされている。両側板22の下端部は、ドレン24(オイル受け)で連結され、このドレン24と両チェンバー23との間にグリスフィルター21が装着される。なお、ドレン24に収集される油分を溜めるカップも設けられるが、図面上省略している。
このような配置から、ダクト12を介して排気される厨房内の空気がこれらグリスフィルター21を必ず通過し、排気中の油分等が取り除かれるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
このように設置されるグリスフィルター21は、日々油分からの物質や塵埃等が固着し、定期的に交換して清掃しなければならない。この定期清掃は、飲食店の用途によって異なるが、長くとも1ヶ月、焼肉店や鰻屋等の場合には、数日毎に交換する必要があった。
特開2001−336799号公報
このような、グリスフィルター装置20は、油分を取り除くグリスフィルター21のみならず、フード11やその内部の設置面も汚れることは明らかである。グリスフィルター21を交換する際に、設置面を清掃するときには、着脱自在のグリスフィルター21が取り外されたとしても、側板22等の枠体部分はそのままであり、清掃の邪魔となってしまう。とくに、グリスフィルター装置20を取り囲むフード11が小さい場合には、清掃は非常に困難となってしまう。
したがって、この発明では、設置面の清掃を行いやすい構造を取り入れたグリスフィルター装置を得ることを目的としている。
この発明の請求項1に係るグリスフィルター装置は、設置面に固定されるベース枠と、該ベース枠に係合されてグリスフィルターが設けられる本体と、からなるグリスフィルター装置であって、前記ベース粋は、中央部分が開口された枠状で、前記設置面に固定されるものであり、かつ、前記本体が着脱自在に装着される係合手段を有することを特徴とするものである。
また、この発明の請求項2に係るグリスフィルター装置は、ベース枠は、中央部分が開口された平板状であり、その一面側が設置面に当接されるとともに、他面側に本体が係合されるための複数の係合部材を有し、また、本体の当接面は、中央部分に開口を有して該開口の周囲が前記ベース枠に対向する平面状であって、前記複数の係合部材それぞれに対応する引掛け部を有し、前記複数の係合部材それぞれに前記引掛け部が係合することにより、前記ベース枠に前記本体が装着固定されるものである。
また、この発明の請求項3に係るグリスフィルター装置は、本体は、グリスフィルターが設けられる本体枠が固定されて、ベース枠に装着される当接枠を備え、該当接枠は、中央部分が開口された平板状で、その一面側が前記ベース枠に当接される当接面となるとともに、他面側が前記本体枠を固定する固定面となっているものである。
また、この発明の請求項4に係るグリスフィルター装置は、グリスフィルターは、湾曲面に形成された略蒲鉾型、または、略球面をなす略半球型に形成され、開口を覆うように配置されるものである。
また、この発明の請求項5に係るグリスフィルター装置は、ベース枠は、断面四角形状の中空体に形成され、その一面側が設置面に当接されてねじ止めにより固定されるとともに、他面側に本体の当接面が係合される係合手段が設けられているものである。
請求項1に係るグリスフィルター装置では、ベース枠を利用してグリスフィルター装置の本体を設置面に取り付け、本体を着脱容易にしたので、メンテナンスとして、取り換え作業が容易となり、設置面としてのフード内の清掃も容易に行える。
請求項2に係るグリスフィルター装置では、平板状のベース枠を利用するので装置全体として大型化することなく、ベース枠のみを残し、メンテナンスの作業が容易となり、設置面としてのフード内の清掃も容易に行える。
請求項3に係るグリスフィルター装置では、グリスフィルターが着脱される本体枠を当接枠に固定して、ベース枠と着脱自在にでき、本体枠として従来の装置を用いることができ、従来装置を簡便に着脱自在とすることができる。
請求項4に係るグリスフィルター装置では、従来平面に形成されているグリスフィルターを、湾曲面または球面を利用することで、フィルター面各部からダクトまでの距離が略均一とされ、ダクトに通じる排気をフィルター全面に略均等に通過させることができるとともに、フィルターを小型化することができる。
請求項5に係るグリスフィルター装置では、ベース枠を断面四角状の中空体に形成したので、一面側を設置面への固定に、また、他面側を本体との装着に、それぞれの面を有効に利用することができる。
実施形態1
この発明を利用する実施形態1について説明する。図1はこの発明の実施形態1であるグリスフィルター装置3の設置状態を示す構成図、図2はベース枠35の底面図、図3は係合部材37を示す説明図、図4は本体36の当接面38を示す平面図、図5は当接面38の引掛け部39および係合部材37との係合を示す説明図、および、図6はグリスフィルター31の構造を示す断面図である。
図1において、フード11は、天井板15とともに図示しない建物の骨組みからの吊りボルト16によって、従来のように吊り下げられる。フード11の中央部には、排気ダクト12につなげられる開口部13が形成されていて、その開口部13を覆うように、フード11内にグリスフィルター装置3が配置されている。
このグリスフィルター装置3は、従来のグリスフィルター装置20と同様に構成されているが、設置面14への設置に関する構造部分が異なっている。すなわち、グリスフィルター装置3は、フード11内の設置面14に固定される略平板状のベース枠35と、グリスフィルター31を備える本体36とにより構成されており、本体36は、図1では省略する両側板、両チェンバー33、ドレン34を備え、グリスフィルター31を従来同様に着脱自在に装着できるようになっている。そして、本体36の当接面37を構成する両側板および両チェンバー33の上面側がベース枠35に着脱自在に装着されるようになっている。
ベース枠35は、図2にその底面図が示されるように、いわゆる角パイプを溶接によって組み合せて略平板状にかつ外観略長方形の枠状に構成される。このベース枠35の枠部分の断面は、長方形の中空体となっており、その上面側が設置面14への固定のためのねじ止めに利用され、また、下面側には本体36と係合するための複数の係合部材37が設けられている。
この複数の係合部材37は、各々同形状であり、図3に示すよう、頭部41、スペーサ部42、脚部43からなるビスであり、これをベース枠35の必要各部に、それぞれ脚部43を螺合して固定している。そして、脚部43がベース枠35に固定されるときに、スペーサ部42がベース枠35下面に当接することにより、頭部41の裏側に所定間隔の隙間44を形成している。
また、本体36の当接面38は、図4にその平面図が示されるように、枠状の平面に形成され、ベース枠35の底面と同形にされている。そして、ベース枠35の各係合部材37に対応する各々に、引掛け部39が形成されている。
この複数の引掛け部39は、各々同形状であり、図4に示されるように、略鍵穴形の開口である。そして、引掛け部39の略鍵穴形状は、係合部材37の頭部41が通過できる挿通口45と、スペーサ部42の直径と同幅の引掛け口46とからなり、この引掛け部39と係合部材37との係合構造につき、図5(b)に示されるように、挿通口45に頭部41が挿通され、その後矢印Aの方向に係合部材37が移動される。実際には、ベース枠35に対して本体36を移動させることにより、スペーサ部42が引掛け口46に移動し、頭部41の裏側の隙間44に引掛け口46の左右の当接面38が入り込む。
このとき、スペーサ部42の厚みと当接面38の板厚をほぼ同一寸法にしておくことにより、ベース枠35下面に本体36の当接面38が対向してさらに接するように係合させることができる。なお、挿通口45は、頭部41の径よりも若干大きい円形状の開口であってよいが、装着の操作性から略楕円状のやや幅広に形成されている。
つぎに、このグリスフィルター装置3の設置方法について説明する。
まず、設置面14にベース枠35を固定する。このベース枠35の固定は、枠部分の断面長方形の上面側を設置面14にねじ止めするが、そのため、例えば、ねじ止めの部分に該当する開口を下面側に形成し、この開口を介して枠の内側からねじ止め作業を行う。そして、このねじ止め後に開口は不要となるので、シール部材を用意して貼付する、あるいは、単にテープで塞ぐことによりベース枠35の中空部分を密封することができる。なお、ベース枠35の固定は、ねじ止め以外に、ボルト締めであってもよい。
つぎに、ベース枠35に本体36を装着する。この本体36の装着には、まず、ベース枠35の下方に突出する各係合部材37の頭部41が、本体36の当接面38に形成された引掛け部39の挿通口45を通過するように本体36を位置合わせして、ベース枠35に本体36を当てる。
そして、各係合部材37がきちんと嵌め合わされてベース枠35の下面に本体36の当接面38が密着できれば、各係合部材37の隙間44に当接面38が係合するように、本体36を必要量ずらし、各係合部材37が引掛け部39の引掛け口46に嵌め込む。
このようにして、本体36をベース枠35に装着してグリスフィルター装置3が設置面14に設置される。
ここで、ベース枠35に対して本体36を当てやすく、ずらしやすいように、本体36をずらす方向の左右側面板にベース枠35に当たる当接部材を形成してもよく、また、ベース枠35に対して本体36をずらした後に逆進がないように、ストッパーを形成することが好ましい。
また、ベース枠35の固定には、各係合部材のいくつかを長いねじ等にして、下面側から設置面14に到達するようにねじ止めあるいはボルト締めするように構成することもでき、開口を塞ぐシール部材を不要とできる。
つぎに、このグリスフィルター装置3のメンテナンスの作業について説明する。
まず、油分による汚損の進んだグリスフィルター31を交換する。このグリスフィルター装置3では、2枚のグリスフィルター31を本体36ごと取り換えるので、上記の設置手順とは逆に作業を行い、まず、本体36を設置の場合とは逆側に必要量ずらし、各係合部材37の頭部41を挿通口45側にずらす。
そして、各係合部材37の頭部41を引掛け部39から外し、本体36をベース枠35から、グリスフィルター31とともに取り外す。この結果、フード11内の設置面14にはベース枠35のみが残される状態となる。そして、取り外した本体36は回収して清掃される。
つぎに、グリスフィルター装置3の設置面14周辺の清掃を行う。このとき、フード11内には、平板状のベース枠35のみが残されており、フード11内全体を拭き掃除するのに邪魔とならず、また、ベース枠35自体も簡単に清掃することができる。そして、このベース枠35は、中空の略四角柱のパイプを溶接して構成されていることから、その内部に油分が進入せず、雑菌の繁殖源になることはない。このベース枠35自体の清掃のしやすさは、衛生面からの意義が大きい。
そして、用意している清潔な本体36を上記設置手順のように装着する。
なお、このグリスフィルター装置3に用いられるグリスフィルター31の構造として、従来技術と同様の図6のような断面構造を用いることができ、表板311および裏板312の間を排気が通過するときに油分が捕捉されて、付着した油分は下方のドレン24に回収されることとなる。
このように、実施形態1では、設置面14に固定されるベース枠35と、ベース枠35に係合されてグリスフィルター31が設けられる本体36と、からなるグリスフィルター装置3であって、ベース枠35は、中央部分が開口された枠状で、設置面14に固定されるものであり、かつ、本体36が着脱自在に装着される係合手段としての複数の係合部材37を有して本体36の引掛け部39と係合するので、ベース枠35を利用して本体36を設置面14に取り付け、本体36を着脱容易にし、メンテナンスとして、グリスフィルター31の取り換え作業が容易となり、設置面14としてのフード11内の清掃も容易に行える。
また、ベース枠35は、中央部分が開口された平板状であり、その一面側が設置面14に当接されるとともに、他面側に本体36が係合されるための複数の係合部材37を有し、また、本体36の当接面38は、中央部分に開口を有してその周囲がベース枠35に対向する平面状であって、複数の係合部材37それぞれに対応する引掛け部39を有し、各係合部材37それぞれに引掛け部39が係合することにより、ベース枠35に本体36が装着固定されるものであり、平板状のベース枠35を利用するので装置全体として大型化することなく、ベース枠35のみを残し、メンテナンスの作業が容易となり、設置面14としてのフード内11の清掃も容易に行える。
また、ベース枠35は、断面四角形状の中空体で形成され、その一面側が設置面14に当接されてねじ止めにより固定されるとともに、他面側に本体36の当接面38が係合される複数の係合部材37が設けられるので、それぞれの面を有効に利用することができる。
実施形態2
この発明を利用する実施形態2について説明する。図7はこの発明の実施形態2であるグリスフィルター装置5の設置状態を示す構成図である。この実施形態2は、上記実施形態1のベース枠35に従来のグリスフィルター装置20を取り付け可能とする形態であり、従来のグリスフィルター装置20を固定する当接枠51を用い、この当接枠51をベース枠35に着脱自在に装着するものである。
図7において、上記実施形態1と同様、フード11内にグリスフィルター装置5が配置されている。このグリスフィルター装置5は、本体枠として従来のグリスフィルター装置20が用いられるものであって、フード11内の設置面14に固定される略平板状のベース枠35と、ベース枠35に装着されるものであって、グリスフィルター21を備える本体枠として従来のグリスフィルター装置20が固定される当接枠51が用いられる本体52とにより構成されている。したがって、当然、グリスフィルター21は従来同様に着脱自在に装着できるようになっている。
このベース枠35は、上記実施形態1と同様の部材であり、係合構造も同様である。
また、当接枠51は、ベース枠35と外観同形状で、いわゆる角パイプを溶接によって組み合せて略平板状にかつ外観略長方形の枠状に構成される。この当接枠51の枠部分の断面は、中空の長方形となっており、その下面側がグリスフィルター装置20の固定のためのねじ止めに利用され、また、上面側にはベース枠35と係合するための複数の係合部材37に対応する引掛け部39が設けられ、上記実施形態1の本体62の当接面38に該当するように、図4と同様に構成される。そして、当接枠51の下面側は、従来のグリスフィルター装置20が従来の如くねじ止めによって固定され、一体化される。
つぎに、このグリスフィルター装置5の設置方法およびメンテナンスの作業について簡単に説明するが、上記実施形態1と同様であり詳細は省略する。
設置方法について、まず、設置面14にベース枠35を固定する。つぎに、ベース枠35に本体52を装着する。この本体52は、予め当接枠51に従来のグリスフィルター装置20を固定しておき、ベース枠35には当接枠51が装着されることとなる。
メンテナンスの作業について、まず、油分による汚損の進んだグリスフィルター21を交換するため、設置手順とは逆に作業を行い、グリスフィルター21が装着される本体枠としてのグリスフィルター装置20とともに当接枠51を、ベース枠35から取り外す。この結果、フード11内の設置面14にはベース枠35のみが残される状態となる。つぎに、グリスフィルター装置5の設置面14周辺の清掃を行う。このとき、上記実施形態1と同様に、フード11内には、平板状のベース枠35のみが残される。そして、用意している清潔な本体52を設置手順のように装着する。
このように、実施形態2では、設置面14に固定されるベース枠35と、ベース枠35に係合されてグリスフィルター21が設けられる本体52と、からなるグリスフィルター装置5であって、ベース枠35を利用して本体52を設置面14に取り付け、本体52を着脱容易にしたので、メンテナンスとして、取り換え作業が容易となり、設置面14としてのフード11内の清掃も容易に行える。
また、ベース枠35は、中央部分が開口された平板状であり、その一面側が設置面14に当接されるとともに、他面側に本体52が係合されるための複数の係合部材37を有し、また、本体52の当接枠51は、中央部分に開口を有してその周囲がベース枠35に対向する平面状であって、複数の係合部材37それぞれに対応する引掛け部39を有し、ベース枠35に本体52が装着固定されるものであり、従来のグリスフィルター装置20に平板状のベース枠35および当接枠51を利用するので、従来に比べて装置全体として大型化することなく、ベース枠35のみを残し、メンテナンスの作業が容易となり、設置面14としてのフード内11の清掃も容易に行える。
また、本体52は、グリスフィルター21が設けられる本体枠が固定されて、ベース枠35に装着される当接枠51を備え、当接枠51は、中央部分が開口された平板状で、その一面側がベース枠35に当接される当接面となるとともに、他面側が本体枠を固定する固定面となっている。これにより、本体枠を当接枠51に固定して、ベース枠35と着脱自在にでき、本体枠として従来のグリスフィルター装置20を用いることができ、大型化せずに、従来装置を簡便に着脱自在とすることができる。
また、ベース枠35は、断面四角形状の中空体で形成され、その一面側が設置面14に当接されてねじ止めにより固定されるとともに、他面側に本体52の当接枠51が係合される複数の係合部材37が設けられ、それぞれの面を有効に利用することができ、さらに、当接枠51は、断面四角形状の中空体で形成され、その一面側が本体枠に固定されるとともに、他面側にベース枠51と係合される複数の引掛け部39が設けられ、それぞれの面を有効に利用することができる。
実施形態3
この発明を利用する実施形態3について説明する。図8はこの発明の実施形態3であるグリスフィルター装置6の設置状態を示す構成図である。この実施形態3は、上記実施形態1のグリスフィルター31が平板状であるのに対して、その形状を曲面とするものであり、本体枠とともにベース枠35に着脱自在に装着するものである。
図8において、上記実施形態1と同様、フード11内にグリスフィルター装置6が配置されている。このグリスフィルター装置6は、フード11内の設置面14に固定される略平板状のベース枠35と、グリスフィルター61を備える本体62とにより構成されており、本体62は、従来のグリスフィルター装置20の構成に該当する両側板部、両チェンバー部63、ドレン部64とともに、グリスフィルター61が一体的に構成されている。すなわち、従来の如くグリスフィルター61をはめ込み式に容易に装着できるようにされていない。そして、本体62の当接面67を構成する両側板部および両チェンバー部63の上面側がベース枠35に着脱自在に装着されるようになっている。
このベース枠35は、上記実施形態1と同様の部材であり、係合構造も同様である。
つぎに、このグリスフィルター装置6の設置方法およびメンテナンスの作業について、上記実施形態1と同様であり、省略する。
なお、このグリスフィルター装置6に用いられるグリスフィルター61の構造として、従来技術と同様の図6のような断面構造を曲面にしたものであってよいが、加工の都合から、図9に示すパンチング穴を組合せたフィルター構造を用いることができる。
このフィルター構造は、図9(a)に示すように、表板611のパンチング穴613および裏板612のパンチング穴614がそれぞれ重ならないように配置され、図9(b)に示されるような断面構造によって、排気が表板611および裏板612の間を通過するときに油分が捕捉されて、付着した油分は下方のドレン部64に回収されることとなる。この図9によるフィルター構造は薄型であることから、湾曲面にしやすく、また、フィルター面を二重構造にすることもでき、それでも装置全体として大型化しない。
このように、湾曲させた曲面形状を有するグリスフィルター61は、フード11内に設けられた開口部13のダクト12によって吸い出される排気を、従来の平面状のグリスフィルター21よりも均一に通過させることができる。すなわち、ダクト12に吸引される排気は、開口部13から180度方向に均等に引き込まれ、開口部13からの距離に基づいて、その吸引力がグリスフィルター61の全面各部に略均一に作用する。このことから、グリスフィルター61の各部で油分の捕捉作用が均一に発揮され、グリスフィルター61の全面を有効に利用できることから、装置全体として小型化を図ることができる。
このように、実施形態3では、設置面14に固定されるベース枠35と、ベース枠35に係合されてグリスフィルター61が設けられる本体62と、からなるグリスフィルター装置6であって、ベース枠35を利用して本体62を設置面14に取り付け、本体62を着脱容易にしたので、メンテナンスとして、取り換え作業が容易となり、設置面14としてのフード11内の清掃も容易に行える。
また、ベース枠35は、中央部分が開口された平板状であり、その一面側が設置面14に当接されるとともに、他面側に本体62が係合されるための複数の係合部材37を有し、また、本体62の当接面38は、中央部分に開口を有してその周囲がベース枠35に対向する平面状であって、複数の係合部材37それぞれに対応する引掛け部39を有し、各係合部材37それぞれに引掛け部39が係合することにより、ベース枠35に本体62が装着固定されるものであり、平板状のベース枠35を利用するので装置全体として大型化することなく、ベース枠35のみを残し、メンテナンスの作業が容易となり、設置面14としてのフード内11の清掃も容易に行える。
また、グリスフィルター61は、湾曲面に形成された略蒲鉾型に形成され、従来平面に形成されているグリスフィルターに湾曲面を利用することで、フィルター面各部からダクト12までの距離が略均一となり、ダクト12に通じる排気をフィルター全面に略均等に通過させることができるとともに、装置全体を小型化することができる。
また、ベース枠35は、中空かつ断面四角形状で形成され、その一面側が設置面14に当接されてねじ止めにより固定されるとともに、他面側に本体36の当接面38が係合される複数の係合部材37が設けられ、それぞれの面を有効に利用することができる。
実施形態4
この発明を利用する実施形態4について説明する。図示しないが、この実施形態4は、上記実施形態3のグリスフィルター61の形状を半球状とするものであり、上記実施形態3にように、本体枠とともにベース枠35に着脱自在に装着するものである。そして、構成図としては図8と同様となる。
つぎに、この実施形態のグリスフィルター装置の設置方法およびメンテナンスの作業について、上記実施形態1と同様であり、省略する。
なお、このグリスフィルター装置に用いられるグリスフィルターの構造として、従来技術と同様の図6のような断面構造を用いることは難しく、図9に示すパンチング穴を組合せたフィルター構造を用いることが好ましい。
この実施形態のグリスフィルター形状によって、フード11内に設けられた開口部13のダクト12によって吸い出される排気を、上記実施形態3よりもさらに均一に通過させることができる。すなわち、上記実施形態3では、図8において左右方向に対してのみ、ダクト12に吸引される排気を、下方を含めた180度方向に均等に引き込まれるのに対して、この実施形態では、開口部13からの距離に基づいて、左右のみでなく前後を含めた360度方向にその吸引力がグリスフィルターの全面各部に略均一に作用する。このことから、グリスフィルターの各部で油分の捕捉作用が均一に発揮され、グリスフィルターの全面を有効に利用できることから、装置全体として小型化を図ることができる。
このように、実施形態4では、実施形態3と同様であって、グリスフィルターは、球面に形成された半球型に形成され、従来平面に形成されているグリスフィルターに球面を利用することで、フィルター面各部からダクトまでの距離が略均一となり、ダクトに通じる排気をフィルター全面に略均等に通過させることができるとともに、装置全体を小型化することができる。
上記各実施形態において、各グリスフィルター装置3、5、6は、フード11内の平面部分を設置面14として取り付ける場合、いわゆる両面型について説明してきたが、フード11が壁面に当接するようなフード11内の角部に取り付ける場合、いわゆる片面型に形成しても良いのは勿論である。
このとき、図示しないが、平板状のベース枠35がL字状とされればよく、それぞれの実施形態での本体をフード11内の角部を沿うように移動させる方向で、同様の係合手段を用いることができる。
また、上記各実施形態の設置面14において、排気ダクト12への火炎の伝走に対する防止装置、いわゆる防火ダンパを設けることが通常であり、各実施形態におけるグリスフィルター装置3、5、6に一体化してもよい。さらに、各グリスフィルター21、31、61の油分を補足するための構造については、他の形状であって良く、各実施形態のグリスフィルター装置3、5、6に適用できれば、捕捉性能が高いものが好ましいことはいうまでもない。
この発明の実施形態1のグリスフィルター装置を示す構成図。 図1のベース枠の底面図。 図2の係合部材を示す説明図。 図1の本体の当接面を示す平面図。 図3および図4の当接面の引掛け部および係合部材との係合を示す説明図。 図1のグリスフィルターの構造を示す断面図。 この発明の実施形態2のグリスフィルター装置を示す構成図。 この発明の実施形態3のグリスフィルター装置を示す構成図。 図8のグリスフィルターの一例を示す断面図。 従来のグリスフィルター装置を示す構成図。 図10のグリスフィルター装置を示す外観図。
符号の説明
3、5、6 グリスフィルター装置
31、61 グリスフィルター
35 ベース枠
36、52、62 本体
37 係合部材
38 当接面
39 引掛け部
51 当接枠

Claims (5)

  1. 設置面に固定されるベース枠と、該ベース枠に係合されてグリスフィルターが設けられる本体と、からなるグリスフィルター装置であって、
    前記ベース枠は、中央部分が開口された枠状で、前記設置面に固定されるものであり、かつ、前記本体が着脱自在に装着される係合手段を有することを特徴とするグリスフィルター装置。
  2. ベース枠は、中央部分が開口された平板状であり、その一面側が設置面に当接されるとともに、他面側に本体が係合されるための複数の係合部材を有し、
    また、本体の当接面は、中央部分に開口を有して該開口の周囲が前記ベース枠に対向する平面状であって、前記複数の係合部材それぞれに対応する引掛け部を有し、
    前記複数の係合部材それぞれに前記引掛け部が係合することにより、前記ベース枠に前記本体が装着固定される請求項1のグリスフィルター装置。
  3. 本体は、グリスフィルターが設けられる本体枠が固定されて、ベース枠に装着される当接枠を備え、該当接枠は、中央部分が開口された平板状で、その一面側が前記ベース枠に当接される当接面となるとともに、他面側が前記本体枠を固定する固定面となっている請求項1または2のグリスフィルター装置。
  4. グリスフィルターは、湾曲面に形成された略蒲鉾型、または、略球面をなす略半球型に形成され、開口を覆うように配置される請求項1ないし3いずれかのグリスフィルター装置。
  5. ベース枠は、断面四角形状の中空体に形成され、その一面側が設置面に当接されてねじ止めにより固定されるとともに、他面側に本体の当接面が係合される複数の係合部材が設けられている請求項1乃至4いずれかのグリスフィルター装置。
JP2004188999A 2004-05-31 2004-05-31 グリスフィルター装置 Pending JP2005345080A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004188999A JP2005345080A (ja) 2004-05-31 2004-05-31 グリスフィルター装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004188999A JP2005345080A (ja) 2004-05-31 2004-05-31 グリスフィルター装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005345080A true JP2005345080A (ja) 2005-12-15

Family

ID=35497632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004188999A Pending JP2005345080A (ja) 2004-05-31 2004-05-31 グリスフィルター装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005345080A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11313565B2 (en) * 2019-04-28 2022-04-26 BSH Hausgeräte GmbH Cooker hood and filtering device thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11313565B2 (en) * 2019-04-28 2022-04-26 BSH Hausgeräte GmbH Cooker hood and filtering device thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DK1563890T3 (da) System til montering af filtre i en hulplade
KR200462527Y1 (ko) 디오피 헤파필터박스
JP2005345080A (ja) グリスフィルター装置
JP2008096007A (ja) ファンフィルタユニット
KR200484724Y1 (ko) 미닫이 문의 문틀홈 청소기
CN218608550U (zh) 一种洁净室净化用回风管道结构
JP2007283205A (ja) ファンフィルタユニット
CN104696292A (zh) 换气扇
JP3149753U (ja) 窓サッシ用空気清浄装置
KR200478286Y1 (ko) 미닫이 문의 문틀 홈 청소기
JP2009062773A (ja) 窓枠掃除装置
SE9702638D0 (sv) Anordning vid renrumsfilter
KR101337996B1 (ko) 탈부착 기능을 갖는 방충창용 모서리조립체
KR20120026222A (ko) 반도체 청정실 실링 그리드 구조
JP2710584B2 (ja) グリスフィルター装置
JP2017115520A (ja) カーテンウォールユニット、カーテンウォール設置構造及びカーテンウォールの施工方法
JP2007127337A (ja) 空気調和機
JP2011149588A (ja) 空気調和機のフィルター装置
KR200484796Y1 (ko) 미닫이문의 문틀홈 청소기
CN216825366U (zh) 抗菌型空气过滤器
JP2005195268A (ja) ファンフィルタユニット用フィルタ取付構造体
ATE410214T1 (de) Stützsystem für reinraumdeckenfilter
JP2005264425A (ja) 換気装置のフィルタ取付構造
JPH0539625U (ja) 空気清浄用フイルタユニツト
JP2010096407A (ja) 空気調和機