JP2005343438A - エンジン自動車の電気システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のエンジン自動車の電気システムは、発電機24の回転子24aの界磁巻線24dへの電流はブラシ24bとスリップリング24cを介して給電する方式であるため、ブラシ24bとスリップリング24cを有するため、発電機24の容量が大きい。
更に自動車の燃費が悪化する。等の問題があった。
【解決手段】 自動車走行用原動機2の回転軸で駆動する発電機4の交流電圧を、整流器5を介して車載電池6を充電する充電方式であって、発電機4の回転子4aに装着した永久磁石4fによる磁束によって発電機4の固定子巻線4eに交流電圧を発生させ、この交流電圧を半導体整流器5(以下単に整流器という)によって直流電圧に変換し、この直流電圧を昇降圧チョッパ8に介して車載電池6を充電する電気システム。
【選択図】 図1

Description

発明の属する分野
この発明は、一般的にオルタネータと称されている内燃機関エンジン自動車(以下単に、エンジン自動車と言う)の車載電池を充電するエンジン自動車の電気システムに関する。
図5は自動車走行用内燃機関エンジンで駆動される発電機によって車載電池を充電する従来のエンジン自動車用電気システムの回路例である。このエンジン自動車用電気システム21は、一般的にオルタネータと称されている電気システムであって、自動車走行用原動機(以下エンジン22と言う)の回転軸で駆動する発電機24の発生電圧によって車載電池26を充電する充電方式をとっている。つまり、車載電池26の出力電圧を降圧チョッパ28によって所望の電圧に降圧し、ブラシ24bとスリップリング24cを介して発電機24の回転子24aに装着されている界磁巻線24dに印加すると、界磁巻線24dには所望の界磁電流If(図6参照)が流れる。一方、走行用エンジン(内燃機関)22を回転させると、回転軸またはベルトからなら発電機駆動機構23によって、発電機24の回転子24aが回転し、この回転子24aが界磁巻線24dに流れる界磁電流Ifによって発生した磁束を切るので、固定子巻線24eには所望の三相交流電圧が発生する。そして、この三相交流電圧を半導体整流器(以下単に整流器という)25によって直流電圧に整流して車載電池26の充電を行う。
このとき、発電機24の回転数をNとすると、発電機24の界磁電流Ifと整流器25の出力電圧Vg(以下、整流器出力電圧Vgと言う)は次の式(1)に示すような関係になる。
Vg ∝ N・If (1)
すなわち、整流器出力電圧Vg(つまり、発電機24の発電電圧)は回転数Nと界磁電流Ifの積に比例する。言い換えれば、整流器出力電圧Vg(発電電圧)を一定にするためには、回転数には反比例した界磁電流Ifを流す必要があり、また、車載電池26への充電電圧(あるいは、充電電流)を一定にするためには、回転数Nが低くなればそれに反比例して界磁電流Ifを増すような制御を行う必要がある。
一方、降圧チョッパ28の負荷は界磁巻線24dであり、この界磁巻線24dは降圧チョッパ28に対して抵抗器として作用するので、回転数Nが一定の時の界磁電流Ifと降圧チョッパ28の出力電圧Vch2(以下、チョッパ出力電圧Vch2と言う)との関係は次の式(2)に示すようになる。
Vch2 ∝ If (2)
すなわち、降圧チョッパ28のチョッパ出力電圧Vch2を高くすれば、それに比例して界磁電流Ifが増加する。
次に、降圧チョッパ28の構成とその動作について説明する。図6は、図5のエンジン自動車用電気システム21に構成された降圧チョッパ28の回路図である。この降圧チョッパ28は周知の回路であるので構成及び動作の詳細な説明は省略するが、半導体スイッチ31の通流率(半導体スイッチ31のスイッチング周期に対するON時間の比率)を変化させることによって、降圧チョッパ28の出力電圧Vch2を制御することができる。
図7は、図5のエンジン自動車電気システム21において、エンジン22のアイドリング回転数から最高回転数まで変動させたときの発電機24の界磁電流Ifと整流器出力電圧Vgの関係を示す図である。整流器出力電圧Vgを一定にするためには、前記した式(1)に示すように回転数Nに対して界磁電流If反比例させる必要がある。そこで、降圧チョッパ28は、図7に示すように、エンジン22(すなわち、発電機24)が最高回転数Nmaxの時に界磁電流Ifが最少となり、最小回転数であるアイドリング回転数Nidleの時に界磁電流Ifが最大になるよう半導体スイッチ31によって通流率αの制御を行っている。
尚、下記の文献1などに、上記のような通流率制御を行う降圧チョッパを用いて電気自動車の電池充電を行う技術が開示されている。
特開2000−152408号公報(段落番号0021〜0026、図1及び図2)
発明が解決しようとしている課題
従来の電気システムでは、回転子に装着された界磁巻線に所望の電流を流して磁束を発生し、この磁束によって固定子巻線に交流電圧を発生、この交流電圧を整流器によって直流電圧に変換して、車載電池を充電する方式である。またこの従来の電気システムでは、発電機の回転子の界磁巻線への電流はブラシとスリップリップリングを介して給電する方式であるため、
1) ブラシとスリップリング部を有するため、発電機の大きさが大きい。
2) ブラシ部の火花やアークのため、発電機の取付け場所の制約がある。
3) ブラシ交換のための定期点検が必要となる。
更に
4) 非走行時のアイドリング運転時に界磁電流が最大になるので自動車の燃費が悪化 する。
等の問題があった。
一方、エンジン自動車に搭載される機器やシステムは常時、
1) 小型・軽量化である。
2) 取付けの制約がない。
3) 保守が不要である。
4) 発電効率が高い。
及び
5) 低価格化である。
ことが求められており、車載電池充電システムも例外ではなく、上述の課題解決が強く求められていた。
課題を解決するための手段
本発明は、上記課題を実現するために考案されたもので、その基本は
1)ブラシとスリップリングを回転子からなくすため、界磁磁束を発生させるため、永 久磁石を回転子に装着した。
2)回転子に永久磁石を装着した発電機では、整流器の出力電圧は回転数に比例するた め、整流器の出力側に昇降圧チョッパを接続して、エンジンのアイドリング運転時 に整流器出力電圧が車載電池の電圧よりも低い時でも、またエンジンの最高回転運 転時に整流器の出力電圧が池車載電池の電圧より高い時でも、車載電池を充電でき るようにした。
まず、請求項1に記載のエンジン自動車用電気システムは、自動車走行用原動機の回転軸で駆動する発電機の交流電圧を、整流器を介して車載電池を充電する充電方式であって、発電機の回転子に装着した永久磁石による磁束によって発電機の固定子巻線に交流電圧を発生させ、この交流電圧を半導体整流器(以下単に整流器という)によって直流電圧に変換し、この直流電圧を昇降圧チョッパに介して車載電池を充電する電気システムであることを特長とする。
かかる構成によれば、整流器の直流出力電圧が、車載電池電圧より低い電圧から、高い電圧まで変動しても、昇降圧チョッパによって車載電池を充電するために所望される電圧に可変制御して、必要且つ十分な充電電流を車載電池に供給できる。
また、請求項2に記載のエンジン自動車用電気システムにおいては、前記昇降圧チョッパは、半導体スイッチのON時に整流器の直流出力のエネルギーをインダクタに蓄積し、半導体スイッチOFF時にインダクタに蓄積されたエネルギーを車載電池に供給するように構成された非絶縁DC−DCコンバータであることを特徴とする。
また、請求項3に記載のエンジン自動車用電気システムにおいて、半導体スイッチのスイッチング周期に対するON時間の比率を表わす通流率は、エンジンの最少運転回転数の時に50%より大きい値に又最高回転数の時に50%より小さい値に設定されることを特徴とする。
かかる構成によれば、例えば、整流器の直流出力電圧が車載電池の充電するに必要、充分な電圧の時に、ほぼ0.5に設定しておけば、それより整流器の直流電圧がそれより小さいときは、通流率を0.5より大きくして、整流器の直流電圧が車載電池電圧より低いときでも、車載電池に充電電流を供給できる。
発明の効果
本発明に係わるエンジン自動車用電気システムでは、発電機に装着された界磁巻線の電流を制御する事によって、車載電池への充電電流を制御することではなく、発電機の回転子には、界磁巻線に変えて、永久磁石を装着し、永久磁石によって界磁巻線と同等の磁束を発生させて、発電機の出力に交流電圧を発生させ、この交流電圧を整流器で直流電圧に変換し、昇降圧チョッパを用いることによって、エンジンの回転数が低く、整流器の直流出力電圧が車載電池の電池電圧以下の時には、昇降圧チョッパを昇圧作動させて所望の充電電圧に昇圧し、エンジンの回転数が高く整流器の直流電圧が車載電池以上の時には昇降圧チョッパを降圧作動させて所望の電圧に降圧し、車載電池を充電する。
本発明によれば、従来の車載電池を充電するエンジン自動車用電気システムにあった界磁巻線が不要となり、更に界磁巻線に電流を供給するブラシとスリップリングを不要としているので、次の特徴がる。
1)ブラシとスリップリングがなくなるので発電機が小型・軽量化できる。
2)ブラシによる火花・アークの発生がないので発電機の取付けの制約がない。
3)ブラシがないため保守が不要となる。
4)界磁磁巻線の損失がなくなるので発電効率が向上し、これにより自動車の燃費も向 上する。
5)アイドリング回転数から最高運転回転数まで広範囲の回転数変動があっても必要か つ充分に車載電池に充電を行うことができる。
6)1)〜5)からエンジン自動車の商品価値が向上する。
以下、図面を用いて本発明におけるエンジン自動車用電気システムの実施形態の幾つかを詳細に説明する。尚、以下の各実施の形態で用いる各図面では、同一要素については同一符号を付すことにする。
第1の実施形態
エンジン自動車用電気システムの構成
図1は本発明の第1の実施形態におけるエンジン自動車用電気システムの回路図である。すなわち、この回路図は、自動車用内燃機関であるエンジンで駆動する三相発電機(以下、単に発電機という)によって車載電池を充電する第1の実施形態のエンジン自動車用電気システム回路を示している。図1において、エンジン自動車用電気システム1は、車載電池6の負極がエンジン自動車のシャーシ7に接地され、且つ車載電池6の正極が昇降圧チョッパ8の出力の正極側(図示の+)に接続されている。昇降圧チョッパ8の出力の負極側(図示の−)はシャーシに接続される。昇降圧チョッパ8の出力の負極側はシャーシに接続せず、車載電池の負極端子に接続場合もあるが、本発明ではシャーシに接続する場合で示してある。そして、昇降圧チョッパ8の入力端子の正極端子(図示の+)は半導体整流器(以下単に整流器という)5の出力端子の正極端子に、昇降圧チョッパ8の入力端子の負極端子(図示の−)は整流器5の出力端子の負極端子に接続されている。
一方、エンジン自動車の内燃機関である走行用のエンジン2の回転軸に直結又はベルトによって構成された発電機駆動機構3によってエンジン2の回転力を発電機4の回転子4aに伝達している。回転子4aには、界磁磁束を発生する永久磁石4fが装着されている。また、発電機4には三相の固定子巻線4eが巻かれ、固定子巻線4eの三相の出力端子は整流器5の交流入力端子に接続されている。
ここで、主な構成要素を説明する。昇降圧チョッパは、詳細は後述するが、半導体スイッチのスイッチング周期に対するON時間の比率を表わす通流率を制御して車載電池への充電電流Ibを可変制御する機能を備えている。発電機4は、回転子4aに装着された永久磁石4fよる磁束がエンジン2の回転によって切られることによって、固定子巻線4eに、エンジン回転数に比例した三相交流電圧値を発生する機能を備えている。整流器5は、発電機4の固定子巻線4eに発生した三相交流電圧を直流電圧に変換し、昇降圧チョッパに入力にする機能を備えている。整流器5は単に、交流電圧を直流電圧に変換すればよいので、一般的にダイオードで構成される。ダイオード整流器の回路構成は公知であるので説明は省略する。昇降圧チョッパは整流器5のエンジン回転数に比例して発生する変動直流電圧を車載電池に所望の充電電流を流すのに必要な電圧に変換する機能を備えている。
エンジン自動車用電気システムの動
このような回路構成において、エンジン2を回転駆動すると発電機駆動機構3を介して発電機4の回転子4aが回転する。回転子4aに装着された永久磁石4fによって発生している磁束によって発電機4の固定子巻線4eに三相交流電圧が発生する。このとき固定子巻線4eに発生する三相交流電圧の大きさはエンジン2の回転数に比例する。この三相交流電圧は整流器5によって直流電圧に単に変換されるので、整流器出力電圧の大きさもエンジン2の回転数に比例したものとなる。
車載電池6を一定の充電電流で充電するには、充電電圧を車載電池の電圧に対応したほぼ一定の電圧にする必要がある。
一方、エンジン回転数はアイドリング時の数百r/minから最高回転数の数千r/minまで約10倍程度大きく変動するので、整流器5の直流出力電圧も約10倍程度変動する。通常、発電機のコストパーフォーマンスからエンジンの平均運転回転数付近の回転数で整流器の直流出力電圧が車載電池電圧になるよう設計される。このため、最少回転数では整流器直流出力電圧は車載電池電圧より低く、最高回転数では高くなる。
整流器出力電圧が車載電池より低い時には、昇降圧チョッパを昇圧動作させて、所望の電圧に高め、整流器出力電圧が車載電池より高い時には、昇降圧チョッパを降圧動作させて、所望の電圧に下げる。これによってエンジンの最少回転数から最高回転数まで大きく変化しても、車載電池への充電電流を所望の値に制御することが出来る。以下、上記のような制御を行う昇降圧チョッパの構成と動作について詳細に説明する。
昇降圧チョッパの構成
図2は、図1のエンジン自動車用電気システムに構成される昇降圧チョッパの回路図である。この昇降圧チョッパ8は、整流器5の正極端子に直列にFETなどからなる半導体スイッチ11が接続され、さらに、半導体スイッチ11に直列にダイオード13のカソードが接続、ダイオード13のアノードが昇降圧チョッパの出力の負極側となってシャーシ7に接続される。また、半導体スイッチ11の出力側には整流器5と並列になるような回路構成でインダクタ12と称されるインダクタンスが図示のように接続される。さらに、必要に応じて、整流器5の出力と並列になるような回路構成で、昇降圧チョッパの入力端子間に入力キャパシタ14を接続し、昇降圧チョッパの出力端子間に出力キャパシタ15を接続する。
次に、主な構成要素について説明する。半導体スイッチ11は図示しない制御回路に接続しており、この制御回路から高周波信号によってON/OFFスイッチングする。このとき、半導体スイッチ11は、制御回路からの高周波信号によってON/OFFの通流率、つまり、スイッチング周期に対するON時間の比率が制御される。インダクタ12は、半導体スイッチ11がONしたときに、整流器5の正極→半導体スイッチ→インダクタ→整流器5の負極のルートで流れる電流によって整流器5のエネルギーをインダクタに蓄積する。そして、半導体スイッチがOFFしたときに、インダクタ12は、インダクタ12の+極(図示の極性)→車載電池6の正極→車載電池6の負極→シャーシ7→ダイオード13→インダクタ12の−極(図示の極性)のルートで、インダクタに蓄積されたエネルギーを車載電池に放出する。
また、ダイオード13は、車載電池6から、インダクタ12へ電流を流さないための放電阻止の為に接続される。入力キャパシタ14と出力キャパシタ15は半導体スイッチ11のON/OFFスイッチングによって生じる電圧又は電流のリプル分を除去するためのフィルタであるが、半導体スイッチ11のスイッチング周波数が極めて高ければ回路のインダクタンスや浮遊キャパシタンスによってフィルタを形成できるので、例えば数MHz程度の高い周波数でスイッチングすれば、入力キャパシタ14や出力キャパシタ15を省略することもできる。
図6に示した降圧チョッパでは、入力端子の極性と出力端子の極性が同じであるに対し、図2に示した昇降圧チョッパの出力端子の極性は入力端子の極性と反転する。
昇降圧チョッパの動作
次に図2に示す昇降圧チョッパの動作について説明する。半導体スイッチ11がONした時には整流器5の出力のエネルギーがインダクタ12に蓄積される。そして、半導体スイッチ11がOFFした時にはインダクタ12に蓄積されたエネルギーによる図示の向きの電流Ibが車載電池6に流れる。
図3は、図2に示す昇降圧チョッパの通流率αとチョッパ出力電圧/チョッパ入力電圧の比を示す特性図であり、横軸に通流率α、縦軸にチョッパ出力電圧Vch2/チョッパ入力電圧Vch1の比をとっている。
図3からわかるように、通流率αが0.5のときにチョッパ出力電圧Vch2はチョッパ入力電圧Vch1と等しくなり、通流率αが0.5以下ではチョッパ出力電圧Vch2はチョッパ入力電圧Vch1より低くなる降圧チョッパとして作動する。そして、通流率αが0.5を超えるとチョッパ出力電圧Vch2はチョッパ入力電圧Vch1より高くなり昇圧チョッパとして作動する。図3の例では、通流率αが0.85になるとチョッパ出力電圧Vch2はチョッパ入力電圧Vch1の4倍にも高くなる。
図4は、図1における本発明のエンジン自動車用電気システムにおいて、エンジンをアイドリング運転から最高回転数まで変動させたときの整流器の出力電圧Vgと昇降圧チョッパの出力電圧Vch2の関係を示す特性図である。図4では、横軸に回転数、縦軸に整流器出力電圧Vg及び昇降圧チョッパの出力電圧Vch2をとっている。図4のエンジン自動車用電気システムにおける特性図は、整流器出力電圧Vgと昇降圧チョッパの出力電圧Vch2とが等しくなる回転数Noでは、通流率αが0.5となっている。回転数がNoより低い回転域では、整流器5の出力電圧が車載電池6の電圧より低くなるので、昇降圧チョッパ8は通流率αを0.5より大きくして昇圧動作にして、昇降圧チョッパ8の出力電圧を車載電池6の電圧まで高める。また、回転数がNoより高い回転域では、整流器5の出力電圧が車載電池6の電池電圧より高いので、昇降圧チョッパ8は降圧動作にして、昇降圧チョッパ8の出力電圧を車載電池6の電圧まで下げる。
本発明の第1の実施形態におけるエンジン自動車用電気システムの回路図である。 図1のエンジン自動車用電気システムに構成される昇降圧チョッパの回路図である。 図2に示す昇降圧チョッパの通流率αとチョッパ出力電圧/チョッパ入力電圧の比との関係を示す特性図である。 図1における本発明のエンジン自動車用電気システムにおいて、エンジンをアイドリング回転数から最高回転数まで変動させてときの整流器出力電圧Vgと昇降圧チョッパの出力電圧Vch2の関係を示す特性図である。 自動車走行用の内燃機関エンジンで駆動する発電機によって車載電池を充電する従来のエンジン自動車用電気システムの回路図である。 図5のエンジン自動車用電気システムに構成される降圧チョッパの回路図である。 図6に示す降圧チョッパの通流率αとチョッパ出力電圧Vch2との関係を示す特性図である。
符号の説明
1,1‘、21 エンジン自動車用電気システム
2、22 エンジン(自動車走行用原動機)
3、23 発電機駆動機構
4,24 発電機
4a、24a 回転子
4e、24d 固定子巻線
4f 永久磁石
5,25 半導体整流器
6,26 車載電池
7,27 シャーシ
8 昇降圧チョッパ
11、31 半導体スイッチ
12、32 インダクタ(インダクタンス)
13、33 ダイオード
14、34 入力キャパシタ
15、35 出力キャパシタ
24b ブラシ
24c スリップリング
24d 界磁巻線
28 降圧チョッパ

Claims (3)

  1. 自動車走行用原動機の回転軸で駆動する発電機の交流出力電圧を半導体整流器を介して車載電池を充電する充電方式であって、前記発電機の回転子には永久磁石を装着して前記発電機の固定子巻線に交流電圧を発生させ、前記車載電池の電圧より低い電圧から高い電圧まで変動する前記半導体整流器の直流出力電圧から昇降圧型チョッパを介して前記車載電池を充電するようにしたことを特徴とするエンジン自動車の電気システム。
  2. 前記昇降圧チョッパは、半導体スイッチのON時に前記半導体整流器の出力のエネルギーをインダクタンスに蓄積し、前記半導体スイッチOFF時に前記インダクタンスに蓄積されたエネルギーを前記車載電池に供給するように構成された非絶縁型DC−DCコンバータであることを特徴とする請求項1に記載のエンジン自動車の電気システム。
  3. 前記半導体スイッチのスイッチング周期に対するON時間の比率を表わす通流率は、前期発電機の最低回転数の時に50%より大きい値に、最高回転数の時に50%より小さい値に設定されることを特徴とする請求項2記載のエンジン自動車の電気システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8415930B2 (en) 2009-05-13 2013-04-09 Mitsubishi Electric Corporation Power supply device

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