JP2005341785A - アクチュエータおよびこれを用いた電子機器 - Google Patents

アクチュエータおよびこれを用いた電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005341785A
JP2005341785A JP2004262425A JP2004262425A JP2005341785A JP 2005341785 A JP2005341785 A JP 2005341785A JP 2004262425 A JP2004262425 A JP 2004262425A JP 2004262425 A JP2004262425 A JP 2004262425A JP 2005341785 A JP2005341785 A JP 2005341785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp members
clamp
actuator according
actuator
mover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004262425A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Yasuda
勇一 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2004262425A priority Critical patent/JP2005341785A/ja
Publication of JP2005341785A publication Critical patent/JP2005341785A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 本発明は、コストダウンが可能であると共に、移動体を高速移動可能なアクチュエータおよびこれを用いたカメラを提供すること。
【解決手段】 本発明のアクチュエータ1は、互いに対向配置した磁性体からなる第1、第2クランプ部材2、3と、この第1、第2クランプ部材2、3が互いに接離する方向に振動駆動可能な駆動部6とを有する駆動本体部12と、第1、第2クランプ部材2、3の振動端部2a、3aと対向する側に配設した可動子13とを備え、
第1、第2クランプ部材2、3の振動に対応して、第1、第2クランプ部材2、3の振動端部2a、3aが交互に可動子13をクランプおよびスリップを繰り返すことにより、可動子13または駆動本体部12が、一方向または他方向に移動可能になっている。
【選択図】 図1



Description

本発明は、2個のクランプ部材を可動子に対して、クランプとスリップとを交互に繰り返すことにより、可動子を所定量変位可能なアクチュエータおよびこれを用いた電子機器に関する。
従来のアクチュエータを、図9に基づいて説明すると、外部構造体50にガイド孔部51が形成され、このガイド孔部51に磁性体シャフト52が挿通されている。また、電磁石53は、積層型圧電素子54の先端部に固着され、積層型圧電素子54の根元部分が外部構造体50の凹部55の側壁に固着されている。
また、電磁石53の磁性体シャフト52と対向する部分には、高誘電率材料薄膜56、57が、メッキ、または薄板の接着により形成されている。
このような従来のアクチュエータは、まず、積層型圧電素子54が収縮した初期状態において、電磁石53のコイルに電流を付与すると、発生する磁力によって電磁石53が可動性シャフト52を吸着する。
この状態で、初期状態の積層型圧電素子54に電圧を印可して積層型圧電素子54を伸長させると、磁性体シャフト52は、圧電素子54の伸長量だけ伸長方向に移動する。
次ぎに、電磁石53への通電を解除した後、圧電素子54の電圧印加を停止すれば、電磁石53が磁性体シャフト52から離間すると共に、圧電素子54が初期状態まで収縮する。
このような動作を繰り返すことにより、外部構造体50を固定している場合は、磁性体シャフト52を一方向に移動でき、また、磁性体シャフト52を固定している場合は、外部構造体50自体が他方向に移動可能になっている。
そして、磁性体シャフト52、または電磁石53のヨークに磁束が残留しても、高誘電率材料薄膜56、57によって、残留磁束に反発する磁束を発生させることができ、電磁石53への通電を解除すると、確実に電磁石53を磁性体シャフト52から離間させることができる。
特開平07−171777号公報
しかし、前述したような従来のアクチュエータは、積層型圧電素子54および高誘電率材料薄膜56、57が高価なために、コストアップになる問題があった。
また、積層型圧電素子54への通電を解除して初期状態に戻る間は、磁性体シャフト52の停止しているために、磁性体シャフト52を高速で移動させることができなかった。
本発明は、前述したような課題を解決するために、コストダウンが可能であると共に、外部の可動部材を高速移動操作可能なアクチュエータおよびこれを用いた電子機器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための第1の解決手段として本発明のアクチュエータは、互いに対向配置した磁性体からなる第1、第2クランプ部材とこの第1、第2クランプ部材を互いに接離する方向に振動駆動可能な駆動部とを有する駆動本体部と、前記第1、第2クランプ部材の一端部側に形成した振動端部と対向する側に配設した可動子とを備え、前記第1、第2クランプ部材の振動に対応して、前記第1、第2クランプ部材の振動端部が前記可動子に対して交互にクランプおよびスリップを繰り返すことにより、前記可動子、または前記駆動本体部が、一方向または他方向に変位可能になっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第2の解決手段として、前記第1、第2クランプ部材は、前記磁性体で一体形成されて、弾性変形可能な弾性部を介して前記対向配置され、前記駆動部には、駆動用コイルが配設され、この駆動用コイルに対して所定の電流を印加することにより、前記第1、第2クランプ部材が前記弾性部を支点として振動することを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第3の解決手段として、前記駆動用コイルに印加する前記電流は、一方向から通電してON/OFFを繰り返して印加することを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第4の解決手段として、前記第1、第2クランプ部材は、他端部側の折り曲げ基部を略U字状に折り曲げて、互いに対向形成され、前記略U字状の折り曲げ基部が前記弾性部となって、前記第1、第2クランプ部材が前記振動駆動可能になっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第5の解決手段として、前記弾性部は、略U字状に折り曲げ形成して互いに対向する折り曲げ側部に別部材の前記第1、第2クランプ部材を互いに対向させて固着したことを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第6の解決手段として、前記第第2クランプ部材が対向する側の前記第1クランプ部材に前記駆動用コイルを配設し、前記駆動用コイルに前記電流を印加することにより発生する磁気回路が前記第2クランプ部材に作用して、前記第1、第2クランプ部材が前記振動駆動可能になっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第7の解決手段として、前記第1クランプ部材に取り付けた前記駆動用コイルの空芯部には、磁性体からなる第1駆動用ヨークが挿通され、この第1駆動用ヨークが対向する側の前記第2クランプ部材には、所定のギャップを有して第2駆動用ヨークが対向配置されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第8の解決手段として、前記駆動部は、前記第1、第2クランプ部材の共振周波数またはその近傍の周波数で前記振動駆動させることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第9の解決手段として、前記第1、第2クランプ部材のそれぞれに、サブヨークを対向配置したことを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第10の解決手段として、前記サブヨークは、磁性体インクにより、前記第1、第2クランプ部材に印刷または塗布により形成したことを特徴とする請求項9記載のアクチュエータ。
また、前記課題を解決するための第11の解決手段として、前記弾性部の一部に取付部を形成し、この取付部を外部の固定部に取り付けることにより前記駆動本体部が固定されて、前記可動子が変位可能になっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第12の解決手段として、前記振動端部近傍の前記第1、第2クランプ部材には、第1、第2クランプ用コイルが巻回され、前記駆動部による前記第1、第2クランプ部材の振動に対応して、前記第1、第2クランプ用コイルに所定の電流を印加することにより、前記第1、第2クランプ部材の前記振動端部が前記可動子に対してスリップ、またはクランプを交互に繰り返すことを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第13の解決手段として、前記第1、第2クランプ用コイルに印加する前記電流は、一方向から通電してON/OFFを繰り返して印加する、または互いに異なる向きの電流を繰り返し交互に印加することを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第14の解決手段として、前記第1、第2クランプ用コイルに前記異なる方向の電流を交互に繰り返し印加して一方向に変位させた前記可動子を他方向に変位させるときは、前記駆動用コイルに印加する前記電流の向きを変えるようにしたことを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第15の解決手段として、前記第1、第2クランプ用コイルに印加する前記電流は、互いに180°の位相差を持っていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第16の解決手段として、前記第1、第2クランプ用コイルに印加する前記電流は、前記駆動用コイルに印加する前記電流に対して90°の位相差を持っていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第17の解決手段として、前記可動子は、磁性体からなることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第18の解決手段として、前記可動子は、永久磁石からなることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第19の解決手段として、前記可動子は、前記永久磁石と前記第1、第2クランプ部材の前記振動端部との間に磁性体からなるフロントヨークが固着されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第20の解決手段として、前記可動子は、前記永久磁石を介して前記フロントヨークと対向する側にバックヨークが固着されていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第21の解決手段として、前記可動子には、外部の可動部材を連結支持可能な連結支持部材が取り付けられていることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第22の解決手段として、前記連結支持部は、前記可動子と前記可動部材との間の寸法変化に対応可能な弾性材料からなることを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第23の解決手段として本発明の電子機器は、請求項1乃至23の何れかに記載のアクチュエータと、このアクチュエータを前記連結支持部材を介して取り付けた可動部材とを備え、前記アクチュエータを駆動して前記第1、第2クランプ部材が前記振動することで、前記可動子が所定方向に変位して前記可動部材が移動するようにしたことを特徴とする。
また、前記課題を解決するための第24の解決手段として、前記可動部材を支持する筐体には、請求項11記載の前記固定部が形成され、この固定部に前記取付部が取付可能になっていることを特徴とする。
本発明は、第1、第2クランプ部材の振動端部が交互に可動子をクランプおよびスリップを繰り返すことにより、可動子または駆動本体部が、一方向または他方向に移動可能になっているので、可動子または駆動本体部を確実で高速で変位させることができる。
また、第1、第2クランプ部材は、磁性体で一体形成され、弾性変形可能な折り曲げ基部を介して対向配置され、駆動部には、駆動用コイルが配設され、この駆動用コイルに対して所定電流を印可することにより、第1、第2クランプ部材が弾性部を支点として振動するので、第1、第2クランプ部材を近づける方向に変位るときだけ通電すれば良く、低消費電力とすることができる。
また、駆動用コイルに印加する電流は、一方向から通電してON/OFFを繰り返して印加するので、電流印加の制御が簡単である。
また、第1、第2クランプ部材は、前記折り曲げ基部が略U字状に折り曲げされて互いに対向形成されているので、略U字状の折り曲げ基部が弾性部となっているので、第1、第2クランプ部材、および折り曲げ基部が一体形成されており、組立時の取り扱いが容易である。
また、折り曲げ基部は、略U字状に折り曲げ形成して互いに対向する折り曲げ側部に別部材の第1、第2クランプ部材を互いに対向させて固着したので、折り曲げ基部を第1、第2クランプ部材と異なる弾力性のある部材で形成することができ、第1、第2クランプ部材の高速で確実に振動させることができる。
また、第2クランプ部材が対向する側の第1クランプ部材に駆動用コイルを配設し、駆動用コイルに電流を印加することにより発生する磁気回路が第2クランプ部材に作用して、第1、第2クランプ部材が振動駆動可能になっているので、駆動用コイルに通電したときに発生する磁気回路で第2クランプ部材を吸着することができ、第1、第2クランプ部材を確実に振動させて変位させることができる。
また、第1クランプ部材に取り付けられた駆動用コイルの空芯部には、磁性体からなる第1駆動用ヨークが挿通され、この第1駆動用ヨークが対向する側の第2クランプ部材には、所定のギャップを有して第2駆動用ヨークが対向配置されているので、駆動用コイルに対して通電、無通電を繰り返すことにより、第1、第2駆動用ヨークが吸着および離間を繰り返して、第1、第2クランプ部材を更に高速で確実に振動させることができる。
また、駆動部は、第1、第2クランプ部材の共振周波数またはその近傍の周波数で振動駆動させることにより、小さな駆動力で第1、第2クランプ部材を振動させることができ、低消費電力とすることもできる。
また、第1、第2クランプ部材のそれぞれに、サブヨークを対向配置したので、このサブヨークによって第1、第2クランプ用コイルで励磁される第1、第2クランプ部材の振動端部の磁力を大きくすることができる。
また、サブヨークは、磁性体インクにより、第1、第2クランプ部材に印刷または塗布により形成したので、サブヨークを第1、第2クランプ部材に容易に一体化することができる。
また、折り曲げ基部の一部に取付部を形成し、この取付部を外部の固定部に取り付けることにより駆動本体部が固定されて、可動子が変位可能になっているので、第1、第2クランプ部材の振動によって、可動子を確実に変位させることができる。
また、振動端部近傍の第1、第2クランプ部材には、第1、第2クランプ用コイルが巻回され、駆動部による第1、第2クランプ部材の振動に対応して、第1、第2クランプ用コイルに所定の電流を印加することにより、第1、第2クランプ部材の振動端部が可動子に対してスリップ、またはクランプを交互に繰り返すので、可動子を確実に一方向、あるいは他方向に移動させて変位させることができる。
また、第1、第2クランプ用コイルに印加する電流は、一方向から通電してON/OFFを繰り返して印加する、または互いに異なる向きの電流を繰り返し交互に印加するので、第1、第2クランプ部材を可動子に、確実にクランプ、またスリップさせることができる。
また、第1、第2クランプ用コイルに異なる方向の電流を交互に繰り返し印加して一方向に変位させた可動子を他方向に変位させるときは、駆動用コイルに印加する電流の向きを変えるようにしたので、可動子を一方向、または他方向に変位させるときの第1、第2クランプ部材に発生する磁気回路を対称とすることができる。そのために、可動子を一方向、および他方向に変位させるときの駆動力を同じにすることができ、一方向、または他方向に変位する可動子の速度、あるいは変位量を同じにできる。
また、第1、第2クランプ用コイルに印加する前記電流は、互いに180°の位相差を持っているので、第1、第2クランプ部材の可動子に対するクランプとスリップとを、同時にすることができる。
また、第1、第2クランプ用コイルに印加する前記電流は、駆動用コイルに印加する電流に対して90°の位相差を持っているので、例えば可動子をクランプした第1クランプ部材と、クランプしてない第2クランクランプ部材とを、互いに接離する方向に確実に振動させることができる。
また、可動子は、磁性体からなるので、鉄板等の低コスト材料を用いることができる。
また、可動子は、永久磁石からなるので、第1、第2クランプ部材を可動子に対して確実にクランプ、およびスリップをさせることができる。
また、可動子は、永久磁石を有し、第1、第2クランプ用コイルに一方向と他方向の異なる向きの電流を交互に繰り返し通電することにより、第1、第2クランプ部材のいずれか一方が可動子に対して所定の反発力が発生してスリップし、第1、第2クランプ部材のいずれか他方に発生する吸着力が永久磁石の磁力に作用して可動子を大きな力で吸着してクランプするので、第1、第2クランプ部材を可動子に対して、更に確実なクランプ、およびスリップをさせるさせることができる。
また、可動子は、永久磁石と第1、第2クランプ部材の振動端部との間に磁性体からなるフロントヨークが固着されているので、第1、第2クランプ部材の振動端部に大きな磁力で可動子を吸着して、確実なクランプをすることができる。
また、可動子は、永久磁石を介してフロントヨークと対向する側にバックヨークが固着されているので、更に大きな磁力で可動子を第1、第2クランプ部材の振動端部に吸着することができる。
また、可動子には、外部の可動部材を連結支持可能な連結支持部材が取り付けられているので、可動子の移動に連動して外部の可動部材を容易に移動させることができる。
また、連結支持部材は、可動子と可動部材との間の寸法変化に対応可能な弾性材料からなるので、可動子と可動部材との間の寸法にバラツキがあったとしても、このバラツキを吸収して、可動部材を確実に移動させることができる。
また、本発明の電子機器は、請求項1乃至23の何れかに記載のアクチュエータと、このアクチュエータを連結支持部材を介して取り付けた可動部材とを備え、アクチュエータを駆動して第1、第2クランプ部材が振動することで、可動子が所定方向に変位して可動部材が移動するようにしたので、連結支持部材に支持された可動部材を高速で確実に往復移動させることができる。
また、可動部材を支持する外部の筐体には、請求項11記載の固定部が形成され、この固定部に取付部が取付可能になっているので、アクチュエータの駆動本体部を外部の筐体に固定して、可動子を確実に所定方向に変位させることができる。そのために、可動子の変位に連動して外部の可動部材を確実に往復移動させることができる。
以下、本発明のアクチュエータおよびこれを用いたカメラの実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態のアクチュエータの斜視図であり、図2は図1の側面図であり、図3は本発明の第2の実施の形態のアクチュエータの側面図であり、図4は第2の実施の形態に係わる可動子の斜視図であり、図5は本発明に係わる弾性部の変形例を示す側面図であり、図6は第1の実施の形態のアクチュエータの動作を説明するタイミングチャートであり、図7は本発明のアクチュエータを用いた電子機器の要部斜視図であり、図8は本発明に係わる連結支持部材の斜視図であり、図9は第2の実施の形態のアクチュエータの動作を説明するタイミングチャートである。
まず、本発明の第1の実施の形態のアクチュエータ1は、図1、図2に示すように、所定の間隔を有して第1、第2クランプ部材2、3が配設され、図示右側の一端部側が振動端部2a、3aとなっている。
前記第1、第2クランプ部材2、3は、鉄板等の磁性体からなり、図示左側の他端部側の弾性部4を略U字状に折り曲げて、互いに平行状に対向形成されている。
即ち、第1、第2クランプ部材2、3は、磁性体を折り曲げて一体形成され、弾性部4を介して互いに対向配置されて、弾性部4を支点として互いに接離する方向に振動可能になっている。
また、弾性部4には、図示左右に延びて取付部4a、4aが形成されている。
また、第1、第2クランプ部材2、3の外面側には、珪素鋼板等の交流磁気特性が良好なサブヨーク5が溶接等で固着されている。また、サブヨーク5は、交流磁気特性が良好な、例えば磁性粉を練り込みした磁性体インクを、第1、第2クランプ部材2、3に印刷、または塗布により形成したものでも良い。
また、第1クランプ部材2の弾性部4近傍には、第1、第2クランプ部材2、3を互いに接離する方向に振動駆動可能な駆動部6が配設されている。
前記駆動部6には、第1クランプ部材2に駆動用コイル7が接着剤等で固着され、この駆動用コイル7に対して第2クランプ部材3が所定の隙間を有して対向配置されている。
また、駆動用コイル7の空芯部7aには、磁性体からなる第1駆動用ヨーク8が挿通されて配設されている。前記第1駆動用ヨーク8は、第1クランプ部材2、およびサブヨーク5に接着剤等で固着されて、第1クランプ部材2と共に振動可能になっている。
また、第1クランプ部材3には、第1駆動用ヨーク8と所定のギャップGを有して対向する位置に磁性体からなる第2駆動用ヨーク9が配設されている。
前記第2駆動用ヨーク9は、第2クランプ部材3、およびサブヨーク5に接着剤等で固着されて、第2クランプ部材3と共に振動可能になっている。
そして、駆動用コイル7に対して所定電流を印可してON/OFFを繰り返すことで、第1駆動用ヨーク8が励磁されて、第1駆動用ヨーク8に第2駆動用ヨーク9が吸着されて、第1、第2クランプ部材2、3が互いに近づく方向に変位する。
また、駆動用コイル7への通電を解除してOFFとすると、第1駆動用ヨーク8の励磁が解除されて、弾性部4の弾性力で、第1、第2クランプ部材2、3が互いに離れる方向に移動する。
前記第1、第2クランプ部材2、3を、互いの共振周波数である2KHZ〜4KHZあるいはその近傍で振動させて、後述する可動子13を高速変位させることにより、可動子13を第1、第2クランプ部材2、3の振動周波数に対応する速度よりも更に高速で変位させることができる。
また、第1、第2クランプ部材2、3の振動を共振周波数の半分以下で駆動することにより、可動子13を第1、第2クランプ部材の振動周波数に対応した速度で変位させることができる。
前記第1、第2クランプ部材2、3の振幅は、略2μmである。
また、第1、第2クランプ部材2、3の振動端部2a、3a近傍には、第1、第2クランプ用コイル10、11が巻回されて支持されている。
そして、第1、第2クランプ部材2、3、駆動部6、第1、第2クランプ用コイル10、11によって駆動本体部12が構成され、この駆動本体部12と対向する側に可動子13が配設されている。
前記可動子13は、軟鉄等の磁性体からなり、第1、第2クランプ用コイル10、11に交互に通電してONすると、それぞれの振動端部2a、3aが交互に励磁されて、第1、第2クランプ部材2、3と可動子13とが交互に吸着されてクランプされるようになっている。
また、第1、第2クランプ用コイル10、11への通電を交互に解除してOFFとすると、振動端部2a、3aが交互に非励磁となって、第1、第2クランプ部材2、3と可動子13とは、交互にクランプが解除されてスリップ可能となる。 そのために、可動子13は、第1、第2クランプ部材2、3の振動端部2a、3aとの滑り性をよくするために、振動端部2a、3aがスリップする面が研磨加工がされている。また、振動端部2a、3aも同様に研磨加工されて、可動子13に対する滑り性を向上させている。
更に、振動端部2a、3aのコーナ部も小さな面取りが施されて、滑り性の向上を図っている。
前述したような構成の第1の実施の形態のアクチュエータ1の動作を、図6に示すタイミングチャートに基づいて説明すると、例えば駆動本体部12側の弾性部4に形成した取付部4aを、後述するカメラ20側に形成した外部の固定部21aに取り付けて固定する。
そして、第1、第2クランプ部材2、3が、略平行な初期状態の時に、第1クランプ用コイル10に所定電流を印可してONすると共に、第2クランプ用コイル11は、OFFとなっている。
このことにより、第1クランプ部材2の振動端部2aが励磁されて、振動端部2aと磁性材料からなる可動子13とが吸着されてクランプされる。また、第2クランプ部材3の振動端部3aは、励磁されないので、可動子13に対してスリップ可能となっている。
この状態で、駆動用コイル7に対して所定電流を印可してONすることにより、第1、第2駆動用ヨーク8、9が吸着されて、第1、第2クランプ部材2、3が互いに近づく方向の内側に振動する。
そして、第1クランプ部材2の内側への振動に対応して、第1クランプ部材2にクランプされている可動子13が矢印Aの一方向に寸法C変位する。
同時に、第2クランプ部材3の振動端部3aが可動子13に対してスリップして、第1、第2クランプ部材2、3が互いに近づく方向の内側に振動する。
次ぎに、第1、第2クランプ部材2、3が互いに近づいた状態で、第1クランプ用コイル10への通電を解除してOFFとすると共に、第2クランプ用コイル11に通電してONとする。
このことにより、第2クランプ部材3の振動端部3aが可動子13を吸着してクランプすると共に、第1クランプ部材2の振動端部2aが可動子に13に対してスリップ可能となっている。
この状態で、駆動用コイル7への通電をOFFとして、第1、第2駆動用ヨーク8、9の励磁を解除すると、第1、第2クランプ部材2、3が互いに離れる方向に変位する。
そして、第2クランプ部材3の外側への変位に対応して、第2クランプ部材3にクランプされている可動子13が矢印Aの一方向に寸法D変位する。
同時に、第1クランプ部材2の振動端部2aが可動子13に対してスリップして、第1、第2クランプ部材2、3が互いに離れる方向の外側に変位して、第1、第2クランプ部材2,3が初期状態に復帰する。
このような動作を繰り返すことにより、可動子13を一方向に所定量変位させることができる。また、前述した動作と反対の動作を行うことにより、可動子13を反対方向の他方向に戻すことができる。
また、第1、第2クランプ用コイル10、11に印加する電流は、図6に示すように、互いに180°の位相差を持っているので、第1、第2クランプ部材10、11の可動子13に対するクランプとスリップとを、同時にすることができる。
また、第1、第2クランプ用コイル10、11に印加する電流は、駆動用コイル7に印加する電流に対して90°の位相差を持っているので、例えば可動子13をクランプした第1クランプ部材2と、クランプしてない第2クランプ部材3とを、互いに接離する方向に確実に振動させることができる。
このような本発明の第1の実施の形態のアクチュエータ1は、可動子13をクランプおよびスリップさせるときに、第1、第2クランプ用コイル10、11に印加する電流が、いずれか一方がONしているときは、いずれか他方がOFFとなっているので、低消費電力とすることができる。
尚、本発明の第1の実施の形態のアクチュエータ1の動作説明では、駆動本体部12を固定して可動子13を移動させることで説明したが、可動子13を固定して、駆動本体部12側を移動させるようにしても良い。
また、本発明の第2の実施の形態のアクチュエータ31を、図4、および図9に基づいて説明すると、第2の実施の形態のアクチュエータ31に用いる可動子33は、図4に示すように、幅方向に互いに異なる磁極(N、S)が着磁された永久磁石33aを有し、この永久磁石33aと第1、第2クランプ部材2、3の振動端部2a、3aとの間に鉄板等の磁性体からなるフロントヨーク33bが固着されている。
前記フロントヨーク33bは、振動端部2a、3aが接する側の面が研磨加工されて、振動端部2a、3aに対する滑り性を良くするようになっている。
また、可動子33は、永久磁石33aを介してフロントヨーク33bと対向する側にバックヨーク33cが固着されている。
そして、第1、第2クランプ用コイル10、11を巻回した部分のそれぞれの振動端部2a、3aは、例えばフロントヨーク33bを介して対向する永久磁石33aの図4に示すN極側と対向するようになっている。
このような本発明の第2の実施の形態のアクチュエータ31は、図9に示すように、第1、第2クランプ用コイル10、11に一方向と他方向の異なる向きの電流を交互に繰り返して通電することにより、例えば第1クランプ部材2の振動端部2aがN極に励磁される。このことにより、振動端部2aを可動子33に対して積極的に離間させようとする反発力が発生して、第1クランプ部材2と可動子33とをスムーズにスリップさせることができる。
同時に、第2クランプ部材3の振動端部3aがS極に励磁されて、振動端部3aが可動子33の永久磁石33aに大きな吸着力でクランプすることができる。
このことにより、第1、第2クランプ部材2、3によって、可動子33を確実に移動させることができる。
また、駆動用コイル7に印加する電流は、図9に示すように、可動子33を矢印Aの一方向に変位させるときは、駆動用コイル7に印加する電流の方向をプラス側とし、可動子33を矢印Bの他方向に変位させるときは、駆動用コイル7に印加する電流の方向をマイナス側としている。
即ち、第1、第2クランプ用コイル2、3に異なる方向の電流を交互に繰り返し印可して一方向に変位させた可動子33を他方向に変位させるときには、駆動用コイル7に印加する電流の向きを変えるようにしている。
このようにすることにより、可動子33を一方向、または他方向に変位させるときの第1、第2クランプ部材2、3に発生する磁気回路を対称とすることができる。そのために、可動子33を矢印A方向、および矢印B方向に変位させるときの駆動力が同じになり、可動子33の一方向、他方向への変位を、同じ速度あるいは1サイクル当たりの変位量を同じにできる。
あるいは、第2の実施の形態のアクチュエータ31は、第1、第2クランプ用コイル10、11に所定電流を一方向のみから印可してON/OFFを交互に繰り返すようにしたものでも良い。(図6に示す第1の実施の形態と同じ)
このようにすることにより、第1、第2クランプ部材2、3のいずれか一方が可動子33に対して所定の反発力が発生してスリップし、同時に第1、第2クランプ用コイル10、11のいずれか他方に発生する吸着力が永久磁石33aの磁力に作用して可動子33を大きな力で吸着してクランプするようにしたものでも良い。
また、本発明のアクチュエータを用いた電子機器20を、例えばカメラで説明すると、図7に示す電子機器20には、例えば本発明の第2の実施の形態のアクチュエータ31が搭載されており、このアクチュエータ31は、樹脂材料等からなる筐体21の固定部21aに、弾性部4の取付部4aが固定されて取り付けられている。
また、筐体21には、第1、第2ガイド軸21b、21cが立設されている。そして、第1ガイド軸21bには、所定の口径の開口部22aに所定の口径のレンズ(図示せず)を組み込んだレンズ鏡筒22の第1アーム部22bが移動自在に支持されている。
また、第2ガイド軸21cには、移動体であるレンズ鏡筒22の第2アーム部22cが移動自在に支持されている。
また、固定部21aに取付部4aを固定した本発明のアクチュエータ1は、弾性部4の背面側にバックボード23が挿入されて、固定部21aにガタなく固定されている。
また、可動子33には、図8に示すように、連結支持部材24が固着されており、この連結支持部材24は、リン青銅板等の弾性材料からなり、バックヨーク33cに接着剤等で固着可能な固着片24aと、外部の可動部材である例えばレンズ鏡筒22の第1アーム部22bの端部を挟み込んで接着剤等で固着可能な、取付片24b、24cとが形成されている。
また、固着部24aと取付片24bとを接続する接続部24dが形成され、この接続部24dによって、可動子33と外部の可動部材であるレンズ鏡筒22の第1アーム部22bとの間の寸法にバラツキがあったとしても、このバラツキに対応して、第1アーム部22bを無理なく移動自在に支持できるようになっている。
このような本発明のアクチュエータ1を用いた電子機器の動作を、例えばカメラ20で説明すると、まず、アクチュエータ1の駆動部6を駆動させて、可動子33を、例えば上方に移動させると、この可動子33の移動に連動して、外部の可動部材であるレンズ鏡筒22が上方に移動するようになっている。
そして、レンズ鏡筒22にフォーカスレンズが組み込まれたいる場合は、所望のフォーカス操作を行うことができる。
このような本発明のアクチュエータを用いた電子機器が例えばカメラ20の場合は、可動部材であるレンズ鏡筒22を高速で、且つスムーズに移動させることができ、ズーミング操作、またはフォーカス操作が容易である。
また、本発明のアクチュエータ1の用途は、カメラ20に限定されず、可動部材を備えた電子機器全般に使用することができる。
尚、本発明の実施の形態では、第1、第2クランプ部材2、3を、弾性部4を介して一体形成したもので説明したが、本発明の変形例のアクチュエータ41として、図5に示すように、別体で形成した第1、第2クランプ部材42、43を、磁性体を略U字状に折り曲げて形成した折り曲げ側部44aに溶接等で固着したものでも良い。そして、第1、第2クランプ部材42、43の振動端部42a、43aに、本発明の第1の実施の形態の係わる可動子13、または第2の実施の形態の係わる永久磁石33aを有する可動子33が吸着可能になっている。
このような変形例のアクチュエータ41は、第1、第2クランプ部材42、43と弾性部44とを別材料で形成することができ、例えば弾性部44を弾力性に優れた材料とすることで、第1、第2クランプ部材42、43の振動を確実に行うことができる。
本発明の第1の実施の形態のアクチュエータの斜視図である。 図1の側面図である。 本発明の第2の実施の形態のアクチュエータの側面図である。 第2の実施の形態に係わる可動子の斜視図である。 本発明に係わる弾性部の変形例を示す側面図である。 第1の実施の形態のアクチュエータの動作を説明するタイミングチャートである。 本発明のアクチュエータを用いたカメラの要部斜視図である。 本発明に係わる連結支持部材の斜視図である。 第2の実施の形態のアクチュエータの動作を説明するタイミングチャートである。 従来のアクチュエータの要部断面図である。
符号の説明
1 第1の実施の形態のアクチュエータ
2 第1クランプ部材
2a 振動端部
3 第2クランプ部材
3a 振動端部
4 弾性部
4a 取付部
5 サブヨーク
6 駆動部
7 駆動用コイル
7a 空芯部
8 第1駆動用ヨーク
9 第2駆動用ヨーク
10 第1クランプ用コイル
11 第2クランプ用コイル
12 駆動本体部
13 可動子
20 カメラ
21 筐体
22 レンズ鏡筒
22a 開口部
22b 第1アーム部
22c 第2アーム部
23 バックボード
24 連結支持部材
24a 固着片
24b、24c 取付片
24d 接続部

Claims (24)

  1. 互いに対向配置した磁性体からなる第1、第2クランプ部材とこの第1、第2クランプ部材を互いに接離する方向に振動駆動可能な駆動部とを有する駆動本体部と、前記第1、第2クランプ部材の一端部側に形成した振動端部と対向する側に配設した可動子とを備え、
    前記第1、第2クランプ部材の振動に対応して、前記第1、第2クランプ部材の振動端部が前記可動子に対して交互にクランプおよびスリップを繰り返すことにより、前記可動子、または前記駆動本体部が、一方向または他方向に変位可能になっていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記第1、第2クランプ部材は、前記磁性体で一体形成されて、弾性変形可能な弾性部を介して前記対向配置され、前記駆動部には、駆動用コイルが配設され、この駆動用コイルに対して所定の電流を印加することにより、前記第1、第2クランプ部材が前記弾性部を支点として振動することを特徴とする請求項1記載のアクチュエータ。
  3. 前記駆動用コイルに印加する前記電流は、一方向から通電してON/OFFを繰り返して印加することを特徴とする請求項2記載のアクチュエータ。
  4. 前記第1、第2クランプ部材は、他端部側の折り曲げ基部を略U字状に折り曲げて、互いに対向形成され、前記折り曲げ基部が前記弾性部となって、前記第1、第2クランプ部材が前記振動駆動可能になっていることを特徴とする請求項2、または3に記載のアクチュエータ。
  5. 前記弾性部は、略U字状に折り曲げ形成して互いに対向する折り曲げ側部に別部材の前記第1、第2クランプ部材を互いに対向させて固着したことを特徴とする請求項2記載のアクチュエータ。
  6. 前記第第2クランプ部材が対向する側の前記第1クランプ部材に前記駆動用コイルを配設し、前記駆動用コイルに前記電流を印加することにより発生する磁気回路が前記第2クランプ部材に作用して、前記第1、第2クランプ部材が前記振動駆動可能になっていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のアクチュエータ。
  7. 前記第1クランプ部材に取り付けた前記駆動用コイルの空芯部には、磁性体からなる第1駆動用ヨークが挿通され、この第1駆動用ヨークが対向する側の前記第2クランプ部材には、所定のギャップを有して第2駆動用ヨークが対向配置されていることを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載のアクチュエータ。
  8. 前記駆動部は、前記第1、第2クランプ部材の共振周波数またはその近傍の周波数で前記振動駆動させることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のアクチュエータ。
  9. 前記第1、第2クランプ部材のそれぞれに、サブヨークを対向配置したことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のアクチェータ。
  10. 前記サブヨークは、磁性体インクにより、前記第1、第2クランプ部材に印刷または塗布により形成したことを特徴とする請求項9記載のアクチュエータ。
  11. 前記弾性部の一部に取付部を形成し、この取付部を外部の固定部に取り付けることにより前記駆動本体部が固定されて、前記可動子が変位可能になっていることを特徴とする請求項2乃至10の何れかに記載のアクチュエータ。
  12. 前記振動端部近傍の前記第1、第2クランプ部材には、第1、第2クランプ用コイルが巻回され、前記駆動部による前記第1、第2クランプ部材の振動に対応して、前記第1、第2クランプ用コイルに所定の電流を印加することにより、前記第1、第2クランプ部材の前記振動端部が前記可動子に対してスリップ、またはクランプを交互に繰り返すことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のアクチュエータ。
  13. 前記第1、第2クランプ用コイルに印加する前記電流は、一方向から通電してON/OFFを繰り返して印加する、または互いに異なる向きの電流を繰り返し交互に印加することを特徴とする請求項12記載のアクチュエータ。
  14. 前記第1、第2クランプ用コイルに前記異なる方向の電流を交互に繰り返し印加して一方向に変位させた前記可動子を他方向に変位させるときは、前記駆動用コイルに印加する前記電流の向きを変えるようにしたことを特徴とする請求項13記載のアクチュエータ。
  15. 前記第1、第2クランプ用コイルに印加する前記電流は、互いに180°の位相差を持っていることを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載のアクチュエータ
  16. 前記第1、第2クランプ用コイルに印加する前記電流は、前記駆動用コイルに印加する前記電流に対して90°の位相差を持っていることを特徴とする請求項12乃至15のいずれかに記載のアクチュエータ。
  17. 前記可動子は、磁性体からなることを特徴とする請求項12乃至16のいずれかに記載のアクチュエータ。
  18. 前記可動子は、永久磁石からなることを特徴とする請求項12乃至17のいずれかに記載のアクチュエータ。
  19. 前記可動子は、前記永久磁石と前記第1、第2クランプ部材の前記振動端部との間に磁性体からなるフロントヨークが固着されていることを特徴とする請求項17、または18記載のアクチュエータ。
  20. 前記可動子は、前記永久磁石を介して前記フロントヨークと対向する側にバックヨークが固着されていることを特徴とする請求項19記載のアクチュエータ。
  21. 前記可動子には、外部の可動部材を連結支持可能な連結支持部材が取り付けられていることを特徴とする請求項20記載のアクチュエータ。
  22. 前記連結支持部は、前記可動子と前記可動部材との間の寸法変化に対応可能な弾性材料からなることを特徴とする請求項21記載のアクチュエータ。
  23. 請求項1乃至23の何れかに記載のアクチュエータと、このアクチュエータを前記連結支持部材を介して取り付けた可動部材とを備え、前記アクチュエータを駆動して前記第1、第2クランプ部材が前記振動することで、前記可動子が所定方向に変位して前記可動部材が移動するようにしたことを特徴とする電子機器。
  24. 前記可動部材を支持する外部の筐体には、請求項11記載の前記固定部が形成され、この固定部に前記取付部が取付可能になっていることを特徴とする請求項23記載の電子機器。
JP2004262425A 2004-04-26 2004-09-09 アクチュエータおよびこれを用いた電子機器 Withdrawn JP2005341785A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004262425A JP2005341785A (ja) 2004-04-26 2004-09-09 アクチュエータおよびこれを用いた電子機器

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004129825 2004-04-26
JP2004262425A JP2005341785A (ja) 2004-04-26 2004-09-09 アクチュエータおよびこれを用いた電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005341785A true JP2005341785A (ja) 2005-12-08

Family

ID=35494723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004262425A Withdrawn JP2005341785A (ja) 2004-04-26 2004-09-09 アクチュエータおよびこれを用いた電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005341785A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1681758A1 (en) * 2005-01-14 2006-07-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Linear actuator

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1681758A1 (en) * 2005-01-14 2006-07-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Linear actuator
US7511597B2 (en) 2005-01-14 2009-03-31 Panasonic Corporation Actuator structure and actuator block electronic device using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109980885B (zh) 振动驱动器及便携设备
US10610893B2 (en) Vibration actuator and portable device
CN108787405B (zh) 振动产生装置
US10610894B2 (en) Vibration actuator and portable device
JP2018019458A (ja) 振動モータ
US10610892B2 (en) Vibration actuator and portable device
JP2013154290A (ja) 振動発生器
US10381908B2 (en) Vibration motor
JP5641800B2 (ja) 振動型駆動装置
JP2016048386A (ja) 駆動装置
JP2019025390A (ja) 振動発生装置
KR101675122B1 (ko) 보이스 코일 모터 및 그 제조 방법
JP2005341785A (ja) アクチュエータおよびこれを用いた電子機器
WO2013008738A1 (ja) 慣性駆動アクチュエータ
JP5851210B2 (ja) 慣性駆動アクチュエータ
JP5784461B2 (ja) 慣性駆動アクチュエータ
JP2018001108A (ja) リニア振動モータ
JP2006081299A (ja) アクチュエータ
JP2005133555A (ja) 弾性振動板ファン
CN110621417A (zh) 往复运动装置
JP7441533B2 (ja) リニア振動アクチュエータ
US20230006526A1 (en) Rotary reciprocating driving actuator
KR102452760B1 (ko) 전자석 구조를 갖는 선형 진동 액츄에이터
JP5305380B2 (ja) アクチュエータ、位置決め装置
JP2022077291A (ja) リニア振動モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060925

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090827