JP2005341764A - モータ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電源線を介してモータへ矩形状の駆動電圧を印加し、前記モータからの信号をノイズの影響を受けずに前記電源線を介して送受信するモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】 電圧検出回路521が各駆動電圧Vの電圧レベルが零である期間を検出すると、該期間に同期して矩形状の同期信号CL1が生成され、同期信号CL1の立下り時に割込信号P1が生成される。比較回路531は、割込信号P1とタイマ回路532が出力する所定時間経過後のタイマ信号Q1との間における同期信号CL1の電圧レベルを基準電圧Vrと比較し、重畳制御回路512は、前記比較結果に応じて変調開始信号M1を変調回路514へ出力する。
【選択図】 図2
【解決手段】 電圧検出回路521が各駆動電圧Vの電圧レベルが零である期間を検出すると、該期間に同期して矩形状の同期信号CL1が生成され、同期信号CL1の立下り時に割込信号P1が生成される。比較回路531は、割込信号P1とタイマ回路532が出力する所定時間経過後のタイマ信号Q1との間における同期信号CL1の電圧レベルを基準電圧Vrと比較し、重畳制御回路512は、前記比較結果に応じて変調開始信号M1を変調回路514へ出力する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、モータに電力を供給する電源線を介して該モータに備えられたセンサの出力に関連する信号を送受信する送信回路及び受信回路を有するモータ駆動装置に関する。
車両に搭載されるモータにはブラシレス直流電動機が用いられている。ブラシレス直流電動機は、車両に搭載された電池から供給される直流を三相交流に変換するPWMインバータ方式のモータ駆動回路に、三相の電源線を介して接続されている。PWM方式のモータ駆動回路は、モータを駆動する矩形状の駆動電圧のパルス幅の長短を制御してモータの出力を制御する。
駆動電圧のパルス幅を制御するための信号は、電動機内部に備えられたレゾルバ又はホール素子などにより電動機の回転子の回転角度に関連する信号をモータ駆動回路へ送信することにより得られるが、前記信号を送信するためには、電源線とは別に、前記信号をモータ駆動回路へ送信するための信号線が必要となるが、電源線に加えて信号線をモータとモータ駆動回路との間に設けた場合は、ハーネスが増加し車両の軽量化が図れない。そこで、信号線を使用せずに信号を前記電源線を介して送信している(特許文献1参照)。
特開2003−174787号公報
しかしながら、特許文献1の構成にあっては、電源線を介してモータを駆動する駆動電圧は、立上がり及び立下がりが急峻な矩形波形であるため、前記駆動電圧の立上がり時又は立下がり時に、モータ内部のインダクタンスによる逆起電力が発生し、前記電源線を介して送信される信号の電圧レベルよりも大きなノイズが発生する場合がある。このため、前記信号を前記電源線を介して送信する場合において、前記信号にノイズが重畳したときは、送信された信号が乱れ、前記受信回路は、送信された信号を正確に受信することができない虞があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、各駆動電圧の電圧レベルが一致した期間を検出し、一致した期間の前縁から所定の時間の経過後に信号を送信する送信回路を備えることにより、各駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合であっても、立下がり時又は立上がり時を避けて信号を送信することができるモータ駆動装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、各駆動電圧の電圧レベルが一致した期間に同期した同期信号の前縁から所定の時間の経過後に信号を送信する送信回路を備えることにより、各駆動電圧にノイズが重畳した場合であっても、ノイズの影響を避けて信号を送信することができるモータ駆動装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、同期信号の前縁から所定の期間の前記同期信号の電圧レベルを判定し、判定結果に基づいて信号を送信する送信回路を備えることにより、各駆動電圧にノイズが重畳した場合であっても、該ノイズの影響を受けずに信号を送信することができるモータ駆動装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、同期信号の前縁から所定の期間における前記同期信号の立下がり時又は立上がり時の検出を阻止する阻止回路を備えることにより、駆動電圧にノイズが重畳した場合でも、誤って信号が送信されてしまう事態を防止することができるモータ駆動装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、各駆動電圧の電圧レベルが一致した期間を検出し、一致した期間の前縁から所定の時間の経過後に信号を受信する受信回路を備えることにより、各駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合であっても、立下がり時(又は立上がり時)を避けて信号を受信することができるモータ駆動装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、各駆動電圧の電圧レベルが一致した期間に同期した同期信号の前縁から所定の時間の経過後に信号を受信する受信回路を備えることにより、各駆動電圧にノイズが重畳した場合であっても、ノイズの影響を避けて信号を受信することができるモータ駆動装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、同期信号の前縁から所定の期間の前記同期信号の電圧レベルを判定し、判定結果に基づいて信号を受信する受信回路を備えることにより、各駆動電圧にノイズが重畳した場合であっても、該ノイズの影響を受けずに信号を受信することができるモータ駆動装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、同期信号の前縁から所定の期間における前記同期信号の立下がり時又は立上がり時の検出を阻止する阻止回路を備えることにより、駆動電圧にノイズが重畳した場合でも、ノイズの影響を受けた信号が誤って受信されてしまう事態を防止することができるモータ駆動装置を提供することにある。
第1発明に係るモータ駆動装置は、複数の電源線を介してモータへ矩形状の駆動電圧を印加するモータ駆動回路と、前記モータに備えられたセンサの出力に関連する信号を前記電源線を介して送信する送信回路と、前記電源線を介して受信した前記信号を前記モータ駆動回路へ出力する受信回路とを備えたモータ駆動装置において、前記送信回路は、各駆動電圧の電圧レベルが一致する期間を検出する電圧検出回路を備え、一致した期間の前縁から所定の時間の経過後に前記信号を送信するよう構成してあることを特徴とする。
第2発明に係るモータ駆動装置は、第1発明において、前記電圧検出回路が検出した期間に同期した矩形状の同期信号を生成する同期信号生成回路と、前記同期信号の前縁を検出する検出回路とを備え、前記同期信号の前縁から所定の時間の経過後に前記信号を送信するよう構成してあることを特徴とする。
第3発明に係るモータ駆動装置は、第2発明において、前記検出回路が検出した同期信号の前縁から所定の期間における前記同期信号の電圧レベルを判定する判定回路を備え、該判定回路の判定結果に基づいて前記信号を送信するよう構成してあることを特徴とする。
第4発明に係るモータ駆動装置は、第2発明において、前記検出回路が検出した同期信号の前縁から所定の期間における前記同期信号の立下がり時又は立上がり時の検出を阻止する阻止回路を備えたことを特徴とする。
第5発明に係るモータ駆動装置は、第1発明乃至第4発明のいずれかにおいて、前記受信回路は、各駆動電圧の電圧レベルが一致する期間を検出する電圧検出回路を備え、一致した期間の前縁から所定の時間の経過後に前記信号を受信するよう構成してあることを特徴とする。
第6発明に係るモータ駆動装置は、第5発明において、前記電圧検出回路が検出した期間に同期した矩形状の同期信号を生成する同期信号生成回路と、前記同期信号の前縁を検出する検出回路とを備え、前記同期信号の前縁から所定の時間の経過後に前記信号を受信するよう構成してあることを特徴とする。
第7発明に係るモータ駆動装置は、第6発明において、前記検出回路が検出した同期信号の前縁から所定の期間における前記同期信号の電圧レベルを判定する判定回路を備え、該判定回路の判定結果に基づいて前記信号を受信するよう構成してあることを特徴とする。
第8発明に係るモータ駆動装置は、第6発明において、前記検出回路が検出した同期信号の前縁から所定の期間における前記同期信号の立下がり時又は立上がり時の検出を阻止する阻止回路を備えたことを特徴とする。
第1の発明にあっては、各駆動電圧の立下がり又は立上がりの時点が異なる各駆動電圧の電圧レベルを検出し、各駆動電圧の電圧レベルが全て一致した期間の前縁から、各駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合に該ノイズの電圧レベルが低下するに要する所定の時間が経過した後に信号を送信する。これにより、各駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合であっても、ノイズの電圧レベルが低下した後に前記信号を送信する。
第2の発明にあっては、各駆動電圧の電圧レベルが全て一致した期間に同期した同期信号を生成し、該同期信号の前縁から所定の時間の経過後に信号を送信する。これにより、各駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合であっても、ノイズの電圧レベルが低下した後に前記信号を送信する。
第3の発明にあっては、同期信号の前縁から所定の期間において、前記同期信号の電圧レベルを判定する。判定した結果、前記同期信号の電圧レベルが所定の基準値より小さい場合は、ノイズの影響が無いと判断して信号を送信する。前記同期信号の電圧レベルが所定の基準値より大きい場合は、駆動電圧に重畳したノイズの影響があると判断して信号を送信しない。各駆動電圧の立下がり時又は立上がり時に予期しないノイズが重畳した場合であっても、ノイズの影響の有無を同期信号の電圧レベルを検出することにより判定し、判定結果に基づいて信号の送信の可否を決定する。
第4の発明にあっては、同期信号の前縁から所定の期間において、前記同期信号の立下がり時又は立上がり時の検出を阻止する。前記同期信号の前縁から所定の時間の経過後に信号を送信する場合において、各駆動電圧の立下がり時又は立上がり時に予期しないノイズが重畳して、ノイズの影響により同期信号の電圧レベルが変動したときに、前記所定の時間の経過前に前記同期信号の立下がり時又は立上がり時を誤って検出し、信号の送信を誤って開始することを防止する。
第5の発明にあっては、各駆動電圧の立下がり又は立上がりの時点が異なる各駆動電圧の電圧レベルを検出し、各駆動電圧の電圧レベルが全て一致した期間の前縁から、各駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合に該ノイズの電圧レベルが低下するに要する所定の時間が経過した後に前記信号を受信する。これにより、各駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合であっても、ノイズの電圧レベルが低下した後に前記信号を受信する。
第6の発明にあっては、各駆動電圧の電圧レベルが全て一致した期間に同期した同期信号を生成し、該同期信号の前縁から所定の時間の経過後に信号を受信する。これにより、各駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合であっても、ノイズの電圧レベルが低下した後に前記信号を受信する。
第7の発明にあっては、同期信号の前縁から所定の期間において、前記同期信号の電圧レベルを判定する。判定した結果、前記同期信号の電圧レベルが所定の基準値より小さい場合は、ノイズの影響が無いと判断して信号を受信する。前記同期信号の電圧レベルが所定の基準値より大きい場合は、駆動電圧に重畳したノイズの影響があると判断して信号を受信しない。各駆動電圧の立下がり時又は立上がり時に予期しないノイズが重畳した場合であっても、ノイズの影響の有無を同期信号の電圧レベルを検出することにより判定し、判定結果に基づいて信号の受信の可否を決定する。
第8の発明にあっては、同期信号の前縁から所定の期間において、前記同期信号の立下がり時又は立上がり時の検出を阻止する。前記同期信号の前縁から所定の時間の経過後に信号を受信する場合において、各駆動電圧の立下がり時又は立上がり時に予期しないノイズが重畳して、ノイズの影響により同期信号の電圧レベルが変動したときに、前記所定の時間の経過前に前記同期信号の立下がり時又は立上がり時を誤って検出し、信号の受信を誤って開始することを防止する。
第1の発明にあっては、矩形状の駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合であっても、従来に比べて、ノイズの影響を避けて信号を送信することができる。
第2の発明にあっては、矩形状の駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合であっても、従来に比べて、ノイズの影響が低減するのを待って信号を送信することができる。
第3の発明にあっては、矩形状の駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合であっても、ノイズの影響の有無を判定し、判定結果に基づいて確実に信号を送信することができる。
第4の発明にあっては、矩形状の駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合であっても、ノイズの影響により信号を誤って送信することを防止することができる。
第5の発明にあっては、矩形状の駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合であっても、従来に比べて、ノイズの影響を避けて信号を受信することができる。
第6の発明にあっては、矩形状の駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合であっても、従来に比べて、ノイズの影響が低減するのを待って信号を受信することができる。
第7の発明にあっては、矩形状の駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合であっても、ノイズの影響の有無を判定し、判定結果に基づいて確実に信号を受信することができる。
第8の発明にあっては、矩形状の駆動電圧の立下がり時又は立上がり時にノイズが重畳した場合であっても、ノイズの影響により信号を誤って受信することを防止することができる。
実施の形態1
図1は本発明のPWMインバータ方式を用いたモータ駆動装置の概略構成を示すブロック図である。図において、1は直流を三相交流に変換するモータ駆動回路である。モータ駆動回路1は、電池11の正端子にトランジスタT1、T2、T3のエミッタが接続され、トランジスタT1、T2、T3のコレクタは、夫々トランジスタT4、T5、T6のコレクタに接続され、トランジスタT4、T5、T6のエミッタは、電池11の負端子に接続された構成を有する。
図1は本発明のPWMインバータ方式を用いたモータ駆動装置の概略構成を示すブロック図である。図において、1は直流を三相交流に変換するモータ駆動回路である。モータ駆動回路1は、電池11の正端子にトランジスタT1、T2、T3のエミッタが接続され、トランジスタT1、T2、T3のコレクタは、夫々トランジスタT4、T5、T6のコレクタに接続され、トランジスタT4、T5、T6のエミッタは、電池11の負端子に接続された構成を有する。
トランジスタT1、T2、T3のコレクタ夫々は、三相交流用の各電源線3の一端に接続され、各電源線3の他端はモータ2の各三相端子U、V、Wに接続されている。
モータ2は、各三相端子U、V、Wに接続された電機子巻線が配置された固定子と、該固定子の内側に、界磁巻線を有しモータ軸の回りに回転する回転子とを備え、2000rpmの回転数で回転する。モータ2には前記回転子の回転角度を検出するレゾルバ8が配置されている。レゾルバ8は、回転子の回転角度に応じた位相を有する電圧信号をセンサ回路4へ出力する。
レゾルバ8からセンサ回路4への出力の更新頻度は、モータ2が3相3極の場合、回転角20度毎に行う。
センサ回路4において、位相差演算部41は、レゾルバ8から入力された電圧信号の位相と、回転子と固定子とのなす角により定められた基準信号との位相差を演算して、位相差に応じた周波数を有するパルス信号をカウンタ42へ出力する。
カウンタ42は、位相差演算部41から入力されたパルス信号を計数することにより、回転子の位置に応じたデジタル信号を生成し、送信回路5へ出力する。
送信回路5は、重畳回路51、通信制御回路52、及び判定回路53を備えている。図2は送信回路5の構成を示すブロック図である。図において521は電圧検出回路である。電圧検出回路521は、電源線3のモータ2側に接続されている。電源線3を介して、各電源線3上の各駆動電圧Vが電圧検出回路521へ出力される。駆動電圧Vは、モータ駆動回路1におけるトランジスタT1、T2、T3、T4、T5、及びT6のオン・オフ状態に応じて、電池11の電圧であるEdと接地レベルである零との間を遷移する矩形波となる。駆動電圧Vの周波数は10kHzであり、各駆動電圧Vの電圧レベルが零である期間はモータ駆動回路1におけるトランジスタT1、T2、T3、T4、T5、及びT6のオン・オフ状態に応じて、異なる。
電圧検出回路521は、各駆動電圧Vの電圧レベルを検出し、各駆動電圧Vのすべての電圧レベルが零である期間を検出し、検出した結果を同期信号生成回路522へ出力する。
同期信号生成回路522は、電圧検出回路521から入力された検出結果に基づいて、同期信号CL1を生成し、エッジ検出回路523及び比較回路531へ出力する。同期信号CL1は、各駆動電圧Vの電圧レベルがすべて零である期間は、電圧レベルが零となり、駆動電圧Vのいずれかが電圧Edである期間は、所定の正電圧レベルとなる矩形状の信号である。
エッジ検出回路523は、同期信号生成回路522から入力された同期信号CL1の立下がり時を検出し、割込信号P1を生成し、比較回路531、タイマ回路532、及びホールド回路533へ出力する。これにより、同期信号CL1の立下がり時に同期して割込信号P1が比較回路531、タイマ回路532、及びホールド回路533へ繰り返し出力される。
タイマ回路532は、エッジ検出回路523から割込信号P1が入力されると、割込信号P1が入力された時点を開始点として所定の時間を計数し、該所定の時間が経過した時点において、タイマ信号Q1を生成し、比較回路531及び重畳制御回路512へ出力する。
比較回路531は、同期信号生成回路522から入力された同期信号CL1の電圧レベルと所定の基準電圧Vrとを比較し、同期信号CL1の電圧レベルが基準電圧Vrより大きい場合には、論理値HIGHの出力信号C1をホールド回路533へ出力し、同期信号CL1の電圧レベルが基準電圧Vrより小さい場合には、論理値LOWの出力信号C1をホールド回路533へ出力する。比較回路531は、エッジ検出回路523から入力される割込信号P1に基づいて、同期信号CL1の電圧レベルを比較する動作を開始し、タイマ回路532から入力されるタイマ信号Q1に基づいて、比較動作を終了する。これにより、比較回路531は、割込信号P1が入力された後、タイマ信号Q1が入力されるまでの間において、同期信号CL1の電圧を基準電圧Vrと比較する。
ホールド回路533は、エッジ検出回路523から入力された割込信号P1に基づいてリセットされると同時に、比較回路531から入力される出力信号C1に基づいて、比較回路531の比較結果を一旦保持し、出力信号H1を重畳制御回路512へ出力する。すなわち、ホールド回路533は、比較回路531から論理値HIGHの出力信号C1が一旦入力されると、比較回路531からの出力信号C1が論理値LOWになった場合であっても、論理値HIGHの出力信号H1を保持し、出力信号H1を重畳制御回路512へ出力する。
バッファ511は、センサ回路4から入力されたデジタル信号を一旦保持し、保持したデジタル信号を重畳制御回路512へ出力する。
重畳制御回路512は、バッファ511から読み出したデジタル信号のデータビット列にパリティビットを付加し、さらに、データビットの前後にスタートビット及びストップビットを付加し、1送信単位であるフレームを作成し、1又は複数のフレームから構成される信号を生成する。
重畳制御回路512は、タイマ信号Q1がタイマ回路532から入力されると、ホールド回路533から入力された出力信号H1の論理値がLOWである場合には、信号を構成する1ビットのデータ及び変調開始信号M1を変調回路514へ出力する。一方、ホールド回路533から入力された出力信号H1の論理値がHIGHである場合には、信号を構成する1ビットのデータ及び変調開始信号M1を変調回路514へ出力しない。
搬送波回路513は、周波数が1MHzの搬送波Bを生成し、変調回路514へ出力する。
変調回路514は重畳制御回路512から入力された変調開始信号M1に基づいて、入力された1ビットごとのデータに応じて、搬送波回路513から入力された搬送波BをASK変調した信号を増幅回路515へ出力する。すなわち、変調回路514は、重畳制御回路512から入力されたビットデータが論理値「1」である場合は、搬送波Bをそのまま増幅回路515へ出力し、重畳制御回路512から入力されたビットデータが論理値「0」である場合は、搬送波Bを増幅回路515へ出力せず、ビットデータに応じてASK変調をした信号を増幅回路515へ出力する。
増幅回路515は、電源線3に接続され、変調回路514から入力された信号を増幅して電源線3へ送出する。受信回路6は、分離回路61、通信制御回路62、及び判定回路63を備え、電源線3を介して送信された信号を受信する。
図3は受信回路6の構成を示すブロック図である。図において621は電圧検出回路である。電圧検出回路621は、電源線3のモータ駆動回路1側に接続されている。電源線3を介して、各電源線3上の各駆動電圧Vが電圧検出回路621へ出力される。
電圧検出回路621は、各駆動電圧Vの電圧レベルを検出し、各駆動電圧Vのすべての電圧レベルが零である期間を検出し、検出した結果を同期信号生成回路622へ出力する。
同期信号生成回路622は、電圧検出回路621から入力された検出結果に基づいて、同期信号CL2を生成し、エッジ検出回路623及び比較回路631へ出力する。同期信号CL2は、各駆動電圧Vの電圧レベルがすべて零である期間は、電圧レベルが零となり、駆動電圧Vのいずれかが電圧Edである期間は、所定の正電圧レベルとなる矩形状の信号である。
エッジ検出回路623は、同期信号生成回路622から入力された同期信号CL2の立下がり時を検出し、割込信号P2を生成し、比較回路631、タイマ回路632、及びホールド回路633へ出力する。これにより、同期信号CL2の立下がり時に同期して割込信号P2が比較回路631、タイマ回路632、及びホールド回路633へ繰り返し出力される。
タイマ回路632は、エッジ検出回路623から割込信号P2が入力されると、割込信号P2が入力された時点を開始点として所定の時間を計数し、該所定の時間が経過した時点において、タイマ信号Q2を生成し、比較回路631及び復調制御回路612へ出力する。
比較回路631は、同期信号生成回路622から入力された同期信号CL2の電圧レベルと所定の基準電圧Vrとを比較し、同期信号CL2の電圧レベルが基準電圧Vrより大きい場合には、論理値HIGHの出力信号C2をホールド回路633へ出力し、同期信号CL2の電圧レベルが基準電圧Vrより小さい場合には、論理値LOWの出力信号C2をホールド回路633へ出力する。比較回路631は、エッジ検出回路623から入力される割込信号P2に基づいて、同期信号CL2の電圧レベルを比較する動作を開始し、タイマ回路632から入力されるタイマ信号Q2に基づいて、比較動作を終了する。これにより、比較回路631は、割込信号P2が入力された後、タイマ信号Q2が入力されるまでの間において、同期信号CL2の電圧を基準電圧Vrと比較する。
ホールド回路633は、エッジ検出回路623から入力された割込信号P2に基づいてリセットされると同時に、比較回路631から入力される出力信号C2に基づいて、比較回路631の比較結果を一旦保持し、出力信号H2を復調制御回路612へ出力する。すなわち、ホールド回路633は、比較回路631から論理値HIGHの出力信号C2が一旦入力されると、比較回路631からの出力信号C2が論理値LOWになった場合であっても、論理値HIGHの出力信号H2を保持し、復調制御回路612へ出力する。
復調制御回路612は、タイマ信号Q2がタイマ回路632から入力されると、ホールド回路633から入力された出力信号H2の論理値がLOWである場合には、変調開始信号M2を復調回路611へ出力する。一方、ホールド回路633から入力された出力信号H2の論理値がHIGHである場合には、変調開始信号M2を復調回路611へ出力しない。
復調回路611は、電源線3に接続され、電源線3を介して送信された信号を受信し、復調制御回路612から復調開始信号M2が入力されるごとに、受信したASK変調された信号の包絡線検波を行い、変調された信号からビット列信号である元のデジタル信号を抽出して復調し、復調したデジタル信号を復調制御回路612へ出力する。
復調制御回路612は、復調回路611から入力された信号を構成するビット列から、フレーム抽出し、バッファ613へ出力する。
バッファ613は、復調制御回路612から入力されたデジタル信号を一旦保持し、保持したデジタル信号を制御回路7へ出力する。
制御回路7は、位置算出部71、及びパルス駆動部72を備えている。位置算出部71は、受信回路6から読み出したデジタル信号を、予め定められた基準値と比較することにより、モータ2の回転子の位置を算出し、算出した位置に応じた入力信号をパルス駆動部72へ出力する。
パルス駆動部72は、位置算出部71から入力された入力信号と、パルス駆動部72において発生する搬送信号とに基づいて、前記入力信号と搬送信号との振幅を比較器(変調器)で比較し、その大小によって、モータ駆動回路1内のいずれのトランジスタT1、T2、T3、T4、T5、又はT6をオン又はオフさせるかを決定するためのパルス信号をモータ駆動回路1へ出力する。これにより、位置算出部71から入力された回転子の位置に対応して変化する回転子の磁界に応じて、前記回転子を回転駆動するための磁界を発生させるために前記電機子巻線にモータ駆動電流を流す。すなわち、前記回転子の位置に応じて、前記回転子にトルクを加えるために前記電機子巻線にモータ駆動電流を流すように、モータ駆動回路1のトランジスタT1、T2、T3、T4、T5、又はT6のオン・オフを制御することにより、前記回転子にトルクを加え続けモータ2を回転させる。
次にモータ駆動装置の動作について説明する。図4は信号を送信する送信動作の一例を示す説明図である。図に示すように、同期信号生成回路522は、電圧検出回路521が各駆動電圧Vの電圧レベルが零である期間を検出すると、該期間に同期して矩形状の同期信号CL1を生成する。
エッジ検出回路523は、同期信号CL1の立下がり時を検出して、割込信号P1を比較回路531、タイマ回路532、及びホールド回路533へ出力する。
タイマ回路532は、割込信号P1が入力されると、所定の時間を計数し、タイマ信号Q1を生成して比較回路531及びホールド回路533へ出力する。
比較回路531は、割込信号P1が入力された時点からタイマ信号Q1が入力されるまでの間において、同期信号CL1の電圧レベルと基準電圧Vrとを比較する。割込信号P1とタイマ信号Q1との間において、同期信号CL1の電圧レベルが零である(基準電圧Vrよりも小さい)場合は、比較回路531の出力信号C1は論理値LOWであり、比較結果はホールド回路533において保持され、重畳制御回路512へ出力される出力信号H1も論理値LOWである。
重畳制御回路512は、タイマ信号Q1が入力された時に、ホールド回路533からの出力信号H1を判定し、出力信号H1が論理値LOWである場合には、変調開始信号M1を変調回路514へ出力する。これにより、変調回路514は、バッファ511から読み出された1ビットのデータに基づいてASK変調を行ない、変調した信号を増幅回路515を介して送信する。
一方、駆動電圧Vの立下がり時にノイズが重畳した結果、同期信号CL1にノイズが重畳し、割込信号P1及びタイマ信号Q1との間において、同期信号CL1の電圧レベルが基準電圧Vrよりも大きくなった場合は、比較回路531は、同期信号CL1に重畳した電圧レベルに応じた出力信号C1をホールド回路533へ出力する。
ホールド回路533は、比較回路531から入力された出力信号C1により、論理値HIGHの出力信号H1を生成し、重畳制御回路512へ出力する。
重畳制御回路512は、タイマ信号Q1が入力された時に、ホールド回路533からの出力信号H1を判定し、出力信号H1が論理値HIGHである場合には、変調開始信号M1を変調回路514へ出力しない。これにより、バッファ511から読み出された1ビットのデータは変調されず、送信回路5から送信されない。
上述の通り、同期信号CL1は、矩形状の各駆動電圧Vの電圧がすべて零である期間に同期して生成される。同期信号CL1の立下がりを検出して割込信号P1を生成し、割込信号P1から所定の時間経過後にタイマ信号Q1を生成する。割込信号P1からタイマ信号Q1までの期間の同期信号CL1の電圧レベルを基準電圧Vrと比較することにより、同期信号CL1に重畳するノイズの有無を判定し、判定結果に基づいて信号を送信する。すなわち、同期信号CL1にノイズが重畳したと判定される場合は、信号の送信を停止し、同期信号CL1にノイズが重畳していない判定される場合は、信号を送信することにより、ノイズの影響を防止して確実に信号を送信することができる。
また、同期信号CL1の立下がり時は、立下がり時点が異なる各駆動電圧Vの全ての電圧が立下がった時点であることから、同期信号の立下がり時点よりも早いタイミングで立下がる駆動電圧Vに重畳するノイズの影響を防止することができる。
図5は信号を受信する受信動作の一例を示す説明図である。図に示すように、同期信号生成回路622は、電圧検出回路621が各駆動電圧Vの電圧レベルが零である期間を検出すると、該期間に同期して矩形状の同期信号CL2を生成する。
エッジ検出回路623は、同期信号CL2の立下がり時を検出して、割込信号P21を比較回路631、タイマ回路632、及びホールド回路633へ出力する。
タイマ回路632は、割込信号P2が入力されると、所定の時間を計数し、タイマ信号Q2を生成して比較回路631及びホールド回路633へ出力する。
比較回路631は、割込信号P2が入力された時点からタイマ信号Q2が入力されるまでの間において、同期信号CL2の電圧レベルと基準電圧Vrとを比較する。割込信号P2とタイマ信号Q2との間において、同期信号CL2の電圧レベルが零である(基準電圧Vrよりも小さい)場合は、比較回路631の出力信号C2は論理値LOWであり、比較結果はホールド回路633において保持され、復調制御回路612へ出力される出力信号H2も論理値LOWである。
復調制御回路612は、タイマ信号Q2が入力された時に、ホールド回路633からの出力信号H2を判定し、出力信号H2が論理値LOWである場合には、復調開始信号M2を復調回路611へ出力する。これにより、復調回路611は、送信された信号を復調し、復調した1ビットのデータをバッファ613へ出力する。
一方、駆動電圧Vの立下がり時にノイズが重畳した結果、同期信号CL2にノイズが重畳し、割込信号P2及びタイマ信号Q2との間において、同期信号CL2の電圧レベルが基準電圧Vrよりも大きくなった場合は、比較回路631は、同期信号CL2に重畳した電圧レベルに応じた出力信号C2をホールド回路633へ出力する。
ホールド回路633は、比較回路631から入力された出力信号C2により、論理値HIGHの出力信号H2を生成し、復調制御回路612へ出力する。
復調制御回路612は、タイマ信号Q2が入力された時に、ホールド回路633からの出力信号H2を判定し、出力信号H2が論理値HIGHである場合には、復調開始信号M2を復調回路611へ出力しない。これにより、信号は受信されない。
上述の通り、同期信号CL2は、矩形状の各駆動電圧Vの電圧がすべて零である期間に同期して生成される。同期信号CL2の立下がりを検出して割込信号P2を生成し、割込信号P2から所定の時間経過後にタイマ信号Q2を生成する。割込信号P2からタイマ信号Q2までの期間の同期信号CL2の電圧レベルを基準電圧Vrと比較することにより、同期信号CL2に重畳するノイズの有無を判定し、判定結果に基づいて信号を受信する。すなわち、同期信号CL2にノイズが重畳したと判定される場合は、信号を受信せず、同期信号CL2にノイズが重畳していない判定される場合は、信号を受信することにより、ノイズの影響を防止して確実に信号を受信することができる。
また、同期信号CL2の立下がり時は、立下がり時点が異なる各駆動電圧Vの全ての電圧が立下がった時点であることから、同期信号の立下がり時点よりも早いタイミングで立下がる駆動電圧Vに重畳するノイズの影響を防止することができる。
上述の実施の形態においては、すべての駆動電圧Vの電圧レベルが零である期間に同期して同期信号を生成するものであったが、これに限らず、すべての駆動電圧Vの電圧レベルが電圧Edである期間に同期する構成でもよい。
また、上述の実施の形態においては、同期信号の立下がりを検出して割込信号を生成する構成であったが、これに限らず、同期信号の立上がりを検出して割込信号を生成する構成でもよい。
上述の実施の形態においては、同期信号の割込信号に同期して、1ビット分のデジタル信号を送信する構成であったが、これに限らず、複数ビットを送信する構成でよい。この場合は、駆動電圧Vの周波数に対応して送信する信号のビットレート、データビット長を設定する。
上述の実施の形態においては、送信される信号は、レゾルバ8から出力された回転子の回転角度に応じた電圧信号に関連するものであったが、これに限定されるものではなく、モータ2の内部温度などモータ2に関連する信号であれば、いずれのものでもよい。
上述の実施の形態においては、受信回路6において、各駆動電圧の電圧レベルを電源線3を介して検出する構成であったが、これに限らず、モータ駆動回路1のトランジスタT1、T2、T3、T4、T5、及びT6のオン・オフ状態を駆動するパルス駆動部72から検出する構成でもよい。
実施の形態2
図6は送信回路5の構成を示すブロック図である。図において、実施の形態1と同じ符号で表される回路は、実施の形態1と同様の構成、機能を有するため、説明は省略する。実施の形態2にあっては、実施の形態1における判定回路53に代えて、阻止回路54を有する。
図6は送信回路5の構成を示すブロック図である。図において、実施の形態1と同じ符号で表される回路は、実施の形態1と同様の構成、機能を有するため、説明は省略する。実施の形態2にあっては、実施の形態1における判定回路53に代えて、阻止回路54を有する。
阻止回路54は、タイマ回路541とホールド回路542とを備える。エッジ検出回路523は、同期信号CL1の立下がりを検出し、割込信号P1をタイマ回路541及びホールド回路542へ出力する。
タイマ回路541は、割込信号P1が入力された時点からの経過時間を計数し、所定の時間経過後にタイマ信号R1を生成し、ホールド回路542へ出力する。
ホールド回路542は、割込信号P1が入力された時点で、論理値HIGHである出力信号J1を生成して保持する。タイマ回路541からタイマ信号R1が入力されると、出力信号J1を重畳制御回路512へ出力する。
重畳制御回路512は、出力信号J1が入力されると、変調開始信号M1を変調回路514へ出力する。以下、実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
図7は受信回路6の構成を示すブロック図である。図において、実施の形態1と同じ符号で表される回路は、実施の形態1と同様の構成、機能を有するため、説明は省略する。実施の形態2にあっては、実施の形態1における判定回路63に代えて、阻止回路64を有する。また、阻止回路64は、阻止回路54と同様の構成をなす。
阻止回路64は、タイマ回路641とホールド回路642とを備える。エッジ検出回路623は、同期信号CL2の立下がりを検出し、割込信号P2をタイマ回路641及びホールド回路642へ出力する。
タイマ回路641は、割込信号P2が入力された時点からの経過時間を計数し、所定の時間経過後にタイマ信号R2を生成し、ホールド回路642へ出力する。
ホールド回路642は、割込信号P2が入力された時点で、論理値HIGHである出力信号J2を生成して保持する。タイマ回路641からタイマ信号R2が入力されると、出力信号J2を復調制御回路612へ出力する。
復調制御回路612は、出力信号J2が入力されると、復調開始信号M2を復調回路611へ出力する。以下、実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
次に実施の形態2における送信動作及び受信動作について説明する。図8は信号を送信する送信動作の一例を示す説明図であり、図9は信号を受信する受信動作の一例を示す説明図である。
図8に示すように、エッジ検出回路523は、同期信号CL1の立下がり時を検出して、割込信号P1をタイマ回路541及びホールド回路542へ出力する。
タイマ回路541は、割込信号P1が入力されると、所定の時間を計数し、タイマ信号R1を生成してホールド回路542へ出力する。
ホールド回路542は、割込信号P1が入力されると、論理値HIGHである出力信号J1を生成し保持し、タイマ回路541からタイマ信号R1が入力されると、保持していた出力信号J1を重畳制御回路512へ出力する。
重畳制御回路512は、ホールド回路542から出力信号J1が入力されると、変調開始信号M1を変調回路514へ出力する。
一方、同期信号の立下がり時に同期して割込信号P1が出力された後に、駆動電圧Vに重畳したノイズの影響により、同期信号CL1にノイズが重畳した場合であっても、ホールド回路542は、割込信号P1に基づいて出力信号J1を保持し、ホールド回路542に保持された出力信号J1に基づいて変調開始信号M1が出力される。
上述の通り、割込信号P1が生成された時点から所定の期間の間、出力信号J1を保持することにより、同期信号CL1に重畳するノイズによる割込信号を阻止し、前記所定の時間の間にノイズの電圧レベルが低減するのを待って、信号を送信することができる。
図9において、図8との相違点は、出力信号J2に基づいて復調開始信号M2が出力されることであり、各波形は同様であるので、説明は省略する。これにより、送信動作と同様に、割込信号P2が生成された時点から所定の期間の間、出力信号J2を保持することにより、同期信号CL2に重畳するノイズによる割込信号を阻止し、前記所定の時間の間にノイズの電圧レベルが低減するのを待って、信号を受信することができる。
1 モータ駆動回路
2 モータ
3 電源線
4 センサ回路
5 送信回路
6 受信回路
7 制御回路
512 重畳制御回路
521、621 電圧検出回路
522、622 同期信号生成回路
523、623 エッジ検出回路
531、631 比較回路
532、632 タイマ回路
533、633 ホールド回路
541、641 タイマ回路
542、642 ホールド回路
611 復調回路
612 復調制御回路
2 モータ
3 電源線
4 センサ回路
5 送信回路
6 受信回路
7 制御回路
512 重畳制御回路
521、621 電圧検出回路
522、622 同期信号生成回路
523、623 エッジ検出回路
531、631 比較回路
532、632 タイマ回路
533、633 ホールド回路
541、641 タイマ回路
542、642 ホールド回路
611 復調回路
612 復調制御回路
Claims (8)
- 複数の電源線を介してモータへ矩形状の駆動電圧を印加するモータ駆動回路と、前記モータに備えられたセンサの出力に関連する信号を前記電源線を介して送信する送信回路と、前記電源線を介して受信した前記信号を前記モータ駆動回路へ出力する受信回路とを備えたモータ駆動装置において、
前記送信回路は、
各駆動電圧の電圧レベルが一致する期間を検出する電圧検出回路を備え、
一致した期間の前縁から所定の時間の経過後に前記信号を送信するよう構成してあることを特徴とするモータ駆動装置。 - 前記電圧検出回路が検出した期間に同期した矩形状の同期信号を生成する同期信号生成回路と、
前記同期信号の前縁を検出する検出回路と
を備え、
前記同期信号の前縁から所定の時間の経過後に前記信号を送信するよう構成してあることを特徴とする請求項1に記載されたモータ駆動装置。 - 前記検出回路が検出した同期信号の前縁から所定の期間における前記同期信号の電圧レベルを判定する判定回路を備え、
該判定回路の判定結果に基づいて前記信号を送信するよう構成してあることを特徴とする請求項2に記載されたモータ駆動装置。 - 前記検出回路が検出した同期信号の前縁から所定の期間における前記同期信号の立下がり時又は立上がり時の検出を阻止する阻止回路を備えたことを特徴とする請求項2に記載されたモータ駆動装置。
- 前記受信回路は、
各駆動電圧の電圧レベルが一致する期間を検出する電圧検出回路を備え、
一致した期間の前縁から所定の時間の経過後に前記信号を受信するよう構成してあることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載されたモータ駆動装置。 - 前記電圧検出回路が検出した期間に同期した矩形状の同期信号を生成する同期信号生成回路と、
前記同期信号の前縁を検出する検出回路と
を備え、
前記同期信号の前縁から所定の時間の経過後に前記信号を受信するよう構成してあることを特徴とする請求項5に記載されたモータ駆動装置。 - 前記検出回路が検出した同期信号の前縁から所定の期間における前記同期信号の電圧レベルを判定する判定回路を備え、
該判定回路の判定結果に基づいて前記信号を受信するよう構成してあることを特徴とする請求項6に記載されたモータ駆動装置。 - 前記検出回路が検出した同期信号の前縁から所定の期間における前記同期信号の立下がり時又は立上がり時の検出を阻止する阻止回路を備えたことを特徴とする請求項6に記載されたモータ駆動装置。
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Citations (4)
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-
2004
- 2004-05-28 JP JP2004160201A patent/JP2005341764A/ja active Pending
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