JP2005341454A - 高周波増幅回路およびそれを用いた移動体通信端末 - Google Patents

高周波増幅回路およびそれを用いた移動体通信端末 Download PDF

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恒洋 高木
Masahiko Inamori
正彦 稲森
Masao Nakayama
雅央 中山
Kaname Motoyoshi
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Abstract

【課題】 安定した動作を確保したまま利得の可変幅を広くできる高周波利得可変増幅回路を提供する。
【解決手段】 利得制御回路104と増幅器105,107とにより構成される高周波増幅回路において、利得制御回路104の出力端子と接地端子111との間とFETからなる可変抵抗109を配置し、2段目の増幅器107のソース接地端子と可変抵抗109の接地端子111とを抵抗113を用いて接続する。この構成を用いると、高出力時に正帰還、低出力時に負帰還をもたらす帰還回路が形成され、可変幅を拡大することができる。この際、用いる抵抗値を調整することにより、所望の可変幅が選られる。また可変抵抗109は利得制御回路を構成する可変抵抗のうち、信号入力端子と接地端子間にシャントに配置された可変抵抗で代用することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動体通信端末の送信部の高周波回路部に設けられた高周波信号を増幅する高周波増幅回路および、それを用いた移動体通信端末に関するものである。特に、制御電圧により、高周波増幅回路の出力電力制御を行う高周波増幅回路に関するものである。
図6は、従来の代表的な携帯電話端末の無線部の構成を示すブロック図である。図6において、移動体通信端末の無線部は、送信部213と、受信部215と、シンセサイザ部216と、共用器部214とで構成されている。
送信部213は、中間周波数の変調信号入力(中間周波数変調信号)を送信周波数に変換するアップコンバータ201と、送信波帯域の信号を抽出するためのバンドパスフィルタ202と、バンドパスフィルタ202の出力信号(1mW以下)を最大10mW程度まで増幅する可変利得の高周波増幅回路203と、高周波増幅回路203から出力された高周波信号(10mW以下)を最大1W程度まで増幅する固定利得の高出力高周波増幅回路204と、高出力高周波増幅回路204の出力を共用器部214へ供給するアイソレータ205とで構成されている。
受信部215は、共用器部214で受信された受信信号を増幅し、この受信信号とシンセサイザ部216から供給される局部発振信号とを混合するフロントエンドIC208と、フロントエンドIC208の出力信号から中間周波数信号を抽出するバンドパスフィルタ209とで構成されている。
シンセサイザ部216は、温度補償水晶発振器(TCXO)210と、フェーズロックドループ(PLL)回路211と、電圧制御発振器(VCO)212とで構成されている。
共用器部214はアンテナ207と、デュプレクサ(高周波スイッチ)206とで構成されている。
図7は、図6の従来の代表的な携帯電話端末の無線部で、送信部213と共用器214の具体的な構成を示すブロック図である。
図7において、信号入力端子251には音声等が変調された中間周波数変調信号が入力される。アップコンバータ253には、信号入力端子251からの中間周波数変調信号と、発振器252からの局部発振信号とが入力され、中間周波数が送信周波数に変換される。具体的には、アップコンバータ253では、中間周波数の信号(中間周波数変調信号)と発振器252からの局部発振信号とが混合されることにより、中間周波数が送信周波数に変換される。
ここで、アップコンバータ253に入力される、中間周波数変調信号の周波数をfif、発振器252の局部発振周波数をflo、送信信号の周波数をfc とすると、送信信号の周波数は、
fc =flo±fif
の関係になり、アップコンバータ253より周波数fc として出力され、バンドパスフィルタ254に入力される。バンドパスフィルタ254に入力された信号は、送信波帯域の信号のみ抽出されバンドパスフィルタ254から出力される。
高周波増幅回路255は、利得制御機能を内蔵し、バンドパスフィルタ254から出力された送信周波数の信号を最大10mW程度まで増幅する。
さらに、高周波増幅回路255の出力信号は、高出力高周波増幅回路256により最大1W程度まで増幅される。高出力高周波増幅回路256の出力は、アイソレータ257からデュプレクサ258の端子258aに入力される。
デュプレクサ258は、アイソレータ257から出力される送信信号をアンテナ259へ送り、アンテナ259で受信した受信信号を信号出力端子260へ送る機能を有する。具体的には、デュプレクサ258は、端子258aから端子258bへの信号を通過させ、端子258aから端子258cへの信号は阻止し、端子258bから端子258cへの信号を通過させ、端子258bから端子258aへの信号は阻止する機能を有する。
つぎに、高周波増幅回路について説明する。図8は、図7の高周波増幅回路255の回路ブロックを示している。
この高周波増幅回路255は、図8に示すように、信号入力端子271より入力された高周波信号がインピーダンス変換を行うインピーダンス整合回路272を介して利得制御回路273に入力され、利得制御回路273の出力信号は、増幅器274に入力され増幅される。増幅器274の出力信号は、インピーダンス変換を行うインピーダンス整合回路275を介して増幅器276に入力され増幅される。増幅器276の出力信号は、インピーダンス変換を行うインピーダンス整合回路277を介し、信号出力端子278に送られる。
つぎに、高周波増幅回路255を用いた利得制御動作について説明する。高周波増幅回路255の利得制御回路の減衰量は、制御端子279の電圧値の設定により制御される。また、制御端子279の電圧の制御には、D/Aコンバータが用いられ、制御部(図示せず)からの制御信号に応じて、制御端子の電圧の設定が行われる。
図5の点線は、上述した図8の高周波増幅回路255における制御電圧と出力電力の関係を示している。ただし、高周波増幅回路255への入力電力は一定にしている。図5から、図8の高周波増幅回路の出力電力は、制御電圧に変化に応じて変化していることがわかる。高周波増幅回路255を図6に示した移動体通信端末の無線部の送信ブロックに用いることにより、移動体通信端末の送信電力の出力電力制御を実現することができる。また、この際の利得制御を行うことができる領域は可変幅(ダイナミックレンジ)と呼ばれている。
つぎに、移動体通信端末の高周波回路ブロックで使用される利得制御回路について説明する。高周波回路ブロックで用いられる利得制御回路としては、電界効果トランジスタ(以下FETと記す)が用いられ、FETを可変抵抗として用いることにより、利得制御回路を実現してきた。
従来、この種の利得制御回路としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがあった。
図9は、上記特許文献1に記載された従来の利得制御回路を示している。図9において、符号303は第1のFETを示し、符号304は第2のFETを示し、符号305は第3のFETを示す。符号306は第1のFET303に直列に接続された第1の抵抗を示し、符号307は第2のFET304に直列に接続された第2の抵抗を示し、符号308は第3のFET305に並列に接続された第3の抵抗を示す。符号309,310はそれぞれ接地を示す。
つぎに、図9の回路の動作について説明する。FETのゲート端子に印加する電圧を制御することでFETをオン状態とオフ状態に切り換えることができる。FETのオン状態ではFETは低インピーダンス状態となり信号はFETを通過し、FETがオフ状態ではFETは高インピーダンス状態となり信号成分は遮断される。
したがって、第1のFET303および第2のFET304をオフ状態にし、第3のFET305をオン状態とすると、利得制御回路の等価回路は、第1のFET303および第2のFET304が入力端301、出力端302に対して開放端とみなせ、第3のFET305が十分に小さい抵抗成分とすれば、図10(a)の等価回路と見なすことができ、この状態では通過回路として作用する。
つぎに、第1のFET303および第2のFET304をオン状態にし、第3のFET305をオフ状態とすると、利得制御回路の等価回路は、第1のFET303および第2のFET304が抵抗成分であり、第3のFET305が高インピーダンスで開放状態だとすれば、図10(b)のような、第1の抵抗306、第2の抵抗307、第3の抵抗308によるπ型減衰器となる。
実際には、上記FETは連続的な電圧制御によりオン状態とオフ状態の切り替えは連続的に行われる。このため上記FETは、高インピーダンス−低インピーダンス間を連続的に変化し、可変抵抗とみることができる。この特性を利用し利得を連続的に制御する利得制御回路を実現している。
このような回路構成により、利得制御回路を実現してきた。
特開平9−135102号公報(第5頁、第1図、第2図) 特開2000−141759号公報 特開2000−261265号公報
上記のような一般的な利得制御機能を持つ高周波増幅回路において、可変幅を広くする回路構成で用いると利得制御特性の線形性や増幅回路の安定性の確保が難しくなるという問題がある。この原因は安定性の確保のために増幅回路に帰還回路やダンピング抵抗を挿入すると増幅回路自体の利得を減少させることになり、可変幅が減少するためである。すなわち可変幅と安定性はトレードオフの関係にあると言える。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は安定した動作を確保したまま利得の可変幅を広くできる高周波増幅回路を提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の発明の高周波増幅回路は、信号入力端子(101)および信号出力端子(102)と、信号入力端子(101)に入力端が接続された利得制御回路(104)と、利得制御回路(104)の出力端に入力端が接続された2段以上の増幅器(105,107)と、利得制御回路(104)の出力端と第1の接地端子(111)との間にシャント接続されインピーダンスの変化にしたがって位相シフト量が変化する可変抵抗(109)と、2段以上の増幅器(105,107)のうち後段の増幅器(107)に接続された第2の接地端子(112)と、第1の接地端子(111)と第2の接地端子(112)との間に接続された抵抗(113)とを備えている。そして、後段の増幅器(107)の出力を抵抗(113)および可変抵抗(109)を介して2段以上の増幅器(105,107)のうち前段の増幅器(105)に帰還させるようにし、かつ可変抵抗のインピーダンスを変化させることにより負帰還状態から正帰還状態までの範囲で帰還量を変化させるようにしている。
上記の可変抵抗(109)は、例えばFET(405)により構成されている。
この構成によれば、後段の増幅器(107)からの微弱な(ソース)出力信号が抵抗(113)、可変抵抗(109)を経由し前段の増幅器(105)へと戻る帰還回路が形成される。
さらに利得制御端子(110)を用いて、可変抵抗(109)の抵抗値が連続的に変化するように利得制御電圧を可変することにより、上記帰還回路による帰還量を連続的に変化させることができる。この際に、帰還信号の位相シフト量をほぼ0度からほぼ180度まで、または0度からほぼ360度まで連続的に変化させることができる。
つまり、高出力状態において後段の増幅器(107)からの微弱な(ソース)出力信号は抵抗(113)を経由し、無限大の抵抗成分とFETの寄生容量の等価並列回路と見なせる可変抵抗(109)を経由して前段の増幅器(105)に帰還される。このとき、可変抵抗の容量成分によって信号の位相は180度反転するため、前段の増幅器(105)による180度の位相反転と合わせて、利得制御回路(104)から出力される信号と同位相となり正帰還となる。したがって、従来より高い出力信号を得ることができる。
また、低出力状態において後段の増幅器(107)からの微弱な(ソース)出力信号は抵抗(113)を経由し、FETの抵抗成分のみと見なせる可変抵抗(109)を経由して前段の増幅器(105)に帰還される。このとき、信号の位相は利得制御回路(104)から出力される信号と180度反転しているため負帰還となる。したがって、従来より低い出力信号を得ることができる。
ここで、可変抵抗のインピーダンス(容量成分)はZc=1/jωC (ただし、ω=2πf)で表される。したがって、可変抵抗を通過することで、周波数fによる虚数成分(位相変化)をもつことになる。この際、所望の周波数で所望の位相になっていることが重要であり、すべての周波数で180度の位相変化を有するのではない。
したがって、従来の可変幅より広い可変幅を得ることができる。
また、第2の発明の高周波増幅回路は、信号入力端子(121)および信号出力端子(122)と、信号入力端子(121)に入力端が接続された利得制御回路(124)と、利得制御回路(124)の出力端に入力端が接続された2段以上の増幅器(125,127)と、利得制御回路(124)に接続された第1の接地端子(130)と、増幅器(127)に接続された第2の接地端子(131)と、第1の接地端子(130)と第2の接地端子(131)との間に接続された抵抗(132)とを備えている。そして、利得制御回路(124)は第1の接地端子(130)との間にシャント接続されインピーダンスの変化にしたがって位相シフト量が変化する少なくとも一つ以上の可変抵抗(136)を含んでいる。また、2段以上の増幅器(105,107)のうち後段の増幅器(127)の出力を抵抗(132)および可変抵抗(136)を介して2段以上の増幅器(125,127)のうち前段の増幅器(125)に帰還させるようにし、かつ可変抵抗のインピーダンスを変化させることにより負帰還状態から正帰還状態までの範囲で帰還量を変化させるようにしている。
この構成において利得制御回路124には接地端子130との間に1つ以上の並列に接続された可変抵抗136を有する。上記可変抵抗136は、例えばFETからなる。
この構成によれば、後段の増幅器(127)からの微弱な(ソース)出力信号が抵抗(132)、利得制御回路(124)に内蔵され接地端子(130)との間に並列に接続された可変抵抗(136)を経由し前段の増幅器(125)へと戻る帰還回路が形成される。
さらに利得制御端子(129)を用いて、可変抵抗(136)の抵抗値が連続的に変化するように制御電圧を可変することにより、高周波増幅回路の利得を連続的に変化させることができる。さらに、同一の制御電圧の連続的な変化で、上記帰還回路による帰還量を連続的に変化させることができる。この際に、帰還信号の位相シフト量をほぼ0度からほぼ180度まで連続的に変化させることができる。
つまり、高出力状態において後段の増幅器(127)からの微弱な(ソース)出力信号は抵抗(132)を経由し、無限大の抵抗成分とFETの寄生容量の等価並列回路と見なせる可変抵抗(136)を経由して前段の増幅器(125)に帰還される。このとき、可変抵抗の容量成分によって信号の位相は180度反転するため、前段の増幅器(125)による180度の位相反転と合わせて、利得制御回路(124)から出力される信号と同位相となり正帰還となる。したがって、従来より高い出力信号を得ることができる。
また、低出力状態において後段の増幅器(127)からの微弱な(ソース)出力信号は抵抗(132)を経由し、FETの抵抗成分のみと見なせる可変抵抗(136)を経由して前段の増幅器(125)へ帰還される。このとき、信号の位相は利得制御回路(124)から出力される信号と180度反転しているため負帰還となる。したがって、従来より低い出力信号を得ることができる。
したがって、従来の可変幅より広い可変幅を得ることができる。
また、第3の発明の移動体通信端末は、高周波回路ブロックが高周波信号を送信する送信部(213)と高周波信号を受信する受信部(215)とシンセサイザ部(216)と共用部(214)とから構成され、
送信部(213)が中間周波数の変調信号を送信周波数に変換するアップコンバータ(201)と、アップコンバータ(201)の出力信号の送信波帯域の信号を抽出するためのバンドパスフィルタ(202)と、バンドパスフィルタ(202)からの出力信号を増幅する可変利得の高周波増幅回路(203)と、高周波増幅回路(203)からの出力信号を増幅する固定利得の高出力高周波増幅回路(204)と、高出力高周波増幅回路(204)の出力を共用部(214)へ供給するアイソレータ(205)から構成され、
可変利得の高周波増幅回路(203)として、第1の発明の高周波増幅回路を用いるものである。
この構成によれば、第1の発明と同様の作用効果を奏する。
また、第4の発明の移動体通信端末は、高周波回路ブロックが高周波信号を送信する送信部(213)と高周波信号を受信する受信部(215)とシンセサイザ部(216)と共用部(214)とから構成され、
送信部(213)が中間周波数の変調信号を送信周波数に変換するアップコンバータ(201)と、アップコンバータ(201)の出力信号の送信波帯域の信号を抽出するためのバンドパスフィルタ(202)と、バンドパスフィルタ(202)からの出力信号を増幅する可変利得の高周波増幅回路(203)と、高周波増幅回路(203)からの出力信号を増幅する固定利得の高出力高周波増幅回路(204)と、高出力高周波増幅回路(204)の出力を共用部(214)へ供給するアイソレータ(205)から構成され、
可変利得の高周波増幅回路(203)として、第2の発明の高周波増幅回路を用いるものである。
この構成によれば、第2の発明と同様の作用効果を奏する。
第1の発明の高周波増幅回路によれば、抵抗と利得制御端子の電圧に対応してインピーダンスおよび位相シフト量が変化する可変抵抗とを用いた帰還回路により可変幅を拡大することができる。
第2の発明の高周波増幅回路によれば、抵抗と利得制御端子の電圧に対応して変化するインピーダンスおよび位相シフト量が可変抵抗を用いた帰還回路により可変幅を拡大することができる。また、利得制御回路の可変抵抗と帰還位相調整用可変抵抗(FET)とを共用することにより、高周波回路の構成を簡単化することができる。
第3および第4の発明の移動体通信端末によれば、それぞれ第1および第2の発明の高周波増幅回路と同様の効果を有する。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における高周波増幅回路の構成を示すブロック図である。図1の高周波増幅回路は、図6に示した従来の携帯電話の送信部のブロック図において、高周波増幅回路203に対応している。すなわち、本発明の実施の形態の携帯電話端末では、図6に示した従来の携帯電話端末の送信部において、高周波増幅回路203に代えて図1の高周波増幅回路を用いている。
以下、図1の高周波増幅回路について詳しく説明する。この高周波増幅回路は、図1に示すように、信号入力端子101より入力された高周波信号がインピーダンス変換を行う整合回路103を介して利得制御回路104に入力され、利得制御回路104の出力信号は、FETで構成される増幅器105に入力され増幅される。増幅器105の出力信号は、インピーダンス変換を行う整合回路106を介してFETで構成される増幅器107に入力され増幅される。増幅器107の出力信号は、インピーダンス変換を行う整合回路108を介して信号出力端子102に送られる。
可変抵抗109は、利得制御回路104の出力端子と接地端子111との間に直列に接続されている。基準電圧端子118および利得制御端子110は、利得制御回路104および可変抵抗109にそれぞれ接続され、利得制御回路104は接地端子117に接続されている。
電源端子114は増幅器105の電源端子に接続され、接地端子116は増幅器105の接地端子に接続されている。電源端子115は増幅器107の電源端子に接続され、接地端子112は増幅器107の接地端子に接続されている。抵抗素子113は接地端子111と接地端子112との間に直列に接続されている。
つぎに、図1の高周波増幅回路を用いた動作について説明する。
図1では、可変利得増幅器の構成で用いられる可変抵抗部(利得制御回路104)と増幅部(増幅器105,107)、および可変幅拡大のための帰還部(抵抗113、可変抵抗109)により構成されており、可変抵抗部と増幅部に関しては従来技術を用いてもよい。図2において、図1の具体的な回路図を示す。
図2は、図2の可変抵抗109およびその周辺の回路部分の構成を具体的に示す回路図である。図1における可変抵抗109は、端子401と、端子401に一端が接続される容量404と、容量404の他端に一端が接続されるFET405と、FET405の他端に一端が接続される容量406とで構成されている。
端子401は図1における利得制御回路104の出力端子に相当する。また、制御端子403および基準電圧端子402は、図1における利得制御端子110および基準電圧端子118に相当するものであり、図2では、利得制御端子110および基準電圧端子118とは別々に設けているが、利得制御端子110および基準電圧端子118を制御端子403および基準電圧端子402に共用してもよい。容量404,406はDCカット用の容量として用いられている。また、図2において、インダクタ407,408,409,410はボンディングワイヤに相当するインダクタである。
ここで、図2における矢印は信号の流れを示している。利得制御回路104から出力された信号411は、増幅器105で増幅され、位相が180度反転した信号412として出力される。信号412は増幅器107であるFETのソースから信号413として出力されるが、ここでは位相は変化しない。この信号413は接地端子112により接地されるが、インダクタ408が存在するために微小信号414が抵抗113を経由し可変抵抗109へと帰還され、さらに信号415として増幅器105に帰還される。
このとき、制御端子403の電圧をVc、基準電圧端子402の電圧をVrefとすると、FET405のドレイン−ソース間は、
Vc > Vref 低インピーダンス領域
Vc < Vref − |Vth| 高インピーダンス領域
Vref − |Vth| ≦ Vc ≦ Vref 可変抵抗領域
となる。ただし、FET405のしきい値をVthとする。
上記低インピーダンス領域において、等価回路は図3(b)のように表すことができる。このとき抵抗420は数Ω程度の低インピーダンスである。
この低インピーダンス領域は低出力状態であり、抵抗のみの等価回路で示されるため、帰還信号419は信号414と同位相、すなわち信号411と逆相であるため、従来の出力電力より小さい出力電力を出力することになる。
つぎに、高インピーダンス領域においては、等価回路は図3(a)のように、抵抗417と容量418の並列回路で表すことができる。このとき、抵抗417は数kΩオーダーの高インピーダンスとなり、容量418は0.01pF程度となる。
この高インピーダンス領域は高出力状態であり、容量418の存在により帰還信号416は信号414から180度反転する。すなわち、信号411と同相で、従来の出力電力より大きい出力電力を出力することになる。
また、可変抵抗領域においては、電圧Vcを調整して可変抵抗の抵抗値を調整することで出力電力を連続的に調整することができる。このとき、可変抵抗による位相シフト量も、ほぼ0度からほぼ180度まで、またはほぼ0度からほぼ360度まで連続的に変化することになる。
また、図1における抵抗113の抵抗値を所望の値に設定することにより、利得の上限値を所望の値に設定することができる。
図5の実線は、上述した図1の高周波増幅回路における制御電圧と出力電力の関係を示している。ただし、高周波増幅回路への入力電力は一定にしている。図5から、図1の高周波増幅回路の出力電力は、制御電圧に変化に応じて変化し、利得の可変幅を従来例に比べて広くなっていることがわかる。これは、制御電圧の変化による可変抵抗のインピーダンスの変化に伴って可変抵抗の位相シフト量が変化し、それに伴って帰還状態が負帰還状態から正帰還状態まで変化するからである。
この構成によれば、増幅器107からの微弱なソース出力信号が抵抗113、可変抵抗109を経由し増幅器105へと戻る帰還回路が形成される。
さらに利得制御端子110を用いて、可変抵抗109の抵抗値が連続的に変化するように利得制御電圧を可変することにより、上記帰還回路による帰還量を連続的に変化させることができる。この際に、帰還信号の位相シフト量をほぼ0度からほぼ180度まで連続的に変化させることができる。
つまり、高出力状態において後段の増幅器107からの微弱なソース出力信号は抵抗113を経由し、無限大の抵抗成分とFETの寄生容量の等価並列回路と見なせる可変抵抗109を経由して前段の増幅器105に帰還される。このとき、可変抵抗の容量成分によって信号の位相は180度反転するため、前段の増幅器105による180度の位相反転と合わせて、利得制御回路104から出力される信号と同位相となり正帰還となる。したがって、従来より高い出力信号を得ることができる。
また、低出力状態において後段の増幅器107からの微弱なソース出力信号は抵抗113を経由し、FETの抵抗成分のみと見なせる可変抵抗109を経由して前段の増幅器105に帰還される。このとき、信号の位相は利得制御回路104から出力される信号と180度反転しているため負帰還となる。したがって、従来より低い出力信号を得ることができる。
したがって、従来の可変幅より広い可変幅を得ることができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における高周波増幅回路の構成を示すブロック図である。図4の高周波増幅回路は、図6に示した従来の携帯電話の送信部のブロック図において、高周波増幅回路203に対応している。すなわち、本発明の実施の形態の携帯電話端末では、図6に示した従来の携帯電話端末の送信部において、高周波増幅回路203に代えて図4の高周波増幅回路を用いている。この実施の形態では、利得制御回路に内蔵された可変抵抗を帰還用の可変抵抗と共用する点が実施の形態1とは異なる。
以下、図4の高周波増幅回路について詳しく説明する。
図4において、信号入力端子121より入力された高周波信号がインピーダンス変換を行う整合回路123を介して利得制御回路124に入力され、利得制御回路124の出力信号は、増幅器125に入力され増幅される。増幅器125の出力信号は、インピーダンス変換を行う整合回路126を介して増幅器127に入力され増幅される。増幅器127の出力信号は、インピーダンス変換を行う整合回路128を介して信号出力端子122に送られる。
可変抵抗136は、利得制御回路124に内蔵されていて、信号が通過するラインと並列に接地端子130との間に直列に接続されている。利得制御回路124には接地端子130との間に1つ以上の並列に接続された可変抵抗136を有する。つまり、利得制御回路124においては、信号が通過するライン中には、可変抵抗による利得制御用FETはあってもなくてもよく、また複雑な利得制御回路が含まれていてもよい。要は、利得制御回路124は、信号ラインとパラレルで、グランド間に可変抵抗136が挿入された構成であれば十分である。
基準電圧端子137および利得制御端子129は利得制御回路124に接続され、利得制御回路124は接地端子130に接続されている。
電源端子133は増幅器125の電源端子に接続され、接地端子135は増幅器125の接地端子に接続されている。電源端子134は増幅器127の電源端子に接続され、接地端子131は増幅器127の接地端子に接続されている。抵抗素子132は接地端子130と接地端子131との間に直列に接続されている。
つぎに図4の高周波増幅回路を用いた動作について説明する。
図4の高周波増幅回路は、従来の可変利得増幅器の構成で用いられる可変抵抗部(利得制御回路124)と増幅部(増幅器125,127)、および可変幅拡大のための帰還部(抵抗132、可変抵抗136)とにより構成されており、可変抵抗部と増幅部に関しては従来技術を用いてもよい。ここで、可変抵抗部において、信号ラインと並列に接続された可変抵抗が存在する場合、実施の形態1で用いた帰還回路部を可変抵抗部と共用することができる。これは、信号ラインと並列(シャント)に接続された可変抵抗136の動きが帰還回路部と同じであるためである。その動作は図2,図3で説明した可変抵抗109と同様である。すなわち従来の可変抵抗としての利得制御に加えて、帰還回路としての可変抵抗を共用としている。つまり、この実施の形態は、図1に示す可変抵抗109を追加して帰還回路を設けるのではなく、図1の利得制御回路104の中にシャントの可変抵抗(信号ラインにパラレルに、GND間に直列に設けられた可変抵抗)があればそれを新規に追加する可変抵抗109の代わりに用いるというものである。
図5の実線は、上述した図4の高周波増幅回路における制御電圧と出力電力の関係を示している。これは可変抵抗136を従来のように利得制御のみで用いた場合(図5の破線)に比べ、帰還回路と共用したことによるダイナミックレンジの効果を表すものである。
すなわち利得制御回路の中のシャントに接続された可変抵抗136を、第二の増幅器127のソース側から抵抗132を介して帰還接続することによって前述のダイナミックレンジ拡大の効果を付加することができる。
この構成によれば、後段の増幅器127からの微弱なソース出力信号が抵抗132と、利得制御回路124に内蔵されて接地端子130との間に並列に接続された可変抵抗136とを経由し第1の増幅器125へと戻る帰還回路が形成される。
さらに利得制御端子129を用いて、可変抵抗136の抵抗値が連続的に変化するように利得制御電圧を可変することにより、高周波増幅回路の利得を連続的に変化させることができる。さらに、同一の制御電圧の連続的な変化で、上記帰還回路による帰還量を連続的に変化させることができる。この際に、帰還信号の位相シフト量をほぼ0度からほぼ180度まで連続的に変化させることができる。
つまり、高出力状態において後段の増幅器127からの微弱なソース出力信号は抵抗132を経由し、無限大の抵抗成分とFETの寄生容量の等価並列回路と見なせる可変抵抗136を経由して前段の増幅器125に帰還される。このとき、可変抵抗の容量成分によって信号の位相は180度反転するため、利得制御回路124から出力される信号と同位相となり正帰還となる。したがって、従来より高い出力信号を得ることができる。
また、低出力状態において後段の増幅器127からの微弱なソース出力信号は抵抗132を経由し、FETの抵抗成分のみと見なせる可変抵抗136を経由して前段の増幅器125に帰還される。このとき、信号の位相は利得制御回路124から出力される信号と180度反転しているため負帰還となる。したがって、従来より低い出力信号を得ることができる。
したがって、従来の可変幅より広い可変幅を得ることができる。
本発明にかかる高周波増幅回路は、可変幅を拡大する機能を有し、携帯電話端末における増幅器として有用である。また、その他の無線LANなどの高周波増幅器、受信回路における増幅の用途においても応用できる。
本発明の実施の形態1の高周波増幅回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1の高周波増幅回路の具体例を示す回路図である。 本発明の実施の形態1の高周波増幅回路の具体例の等価回路図である。 本発明の実施の形態2の高周波増幅回路の構成を示すブロック図である。 従来例および本発明の実施の形態の利得制御特性を示すグラフである。 従来の携帯電話端末の無線部の構成を示すブロック図である。 従来の携帯電話端末の無線送信部の構成を示すブロック図である。 従来の高周波増幅回路の構成を示すブロック図である。 従来の利得制御回路の回路図である。 従来の利得制御回路の等価回路図である。
符号の説明
101 信号入力端子
102 信号出力端子
103 整合回路
104 利得制御回路
105 増幅器
106 整合回路
107 増幅器
108 整合回路
109 可変抵抗回路
110 利得制御端子
111 接地端子
112 接地端子
113 抵抗
114 電源端子
115 電源端子
116 接地端子
117 接地端子
118 基準電圧端子
121 信号入力端子
122 信号出力端子
123 整合回路
124 利得制御回路
125 増幅器
126 整合回路
127 増幅器
128 整合回路
129 利得制御端子
130 接地端子
131 接地端子
132 抵抗
133 電源端子
134 電源端子
135 接地端子
136 可変抵抗回路
137 基準電圧端子
201 アップコンバータ
202 バンドパスフィルタ
203 高周波増幅回路
204 高出力高周波増幅回路
205 アイソレータ
206 デュプレクサ
207 アンテナ
208 フロントエンドIC
209 バンドパスフィルタ
210 温度補償水晶発振器(TCXO)
211 フェーズロックドループ(PLL)
212 電圧制御発振器(VCO)
213 携帯電話端末の送信部
214 携帯電話端末の送受共用部
215 携帯電話端末の受信部
216 携帯電話端末のシンセサイザ部
251 信号入力端子
252 発振器
253 アップコンバータ
254 バンドパスフィルタ
255 高周波増幅回路
256 高出力高周波増幅回路
257 アイソレータ
258 デュプレクサ
259 アンテナ
260 信号出力端子
271 信号入力端子
272 整合回路
273 利得制御回路
274 増幅器
275 整合回路
276 増幅器
277 整合回路
278 信号出力端子
279 利得制御端子
280 電源端子
281 電源端子
282 接地端子
283 接地端子
284 接地端子
301 信号入力端子
302 信号出力端子
303 第1のFET
304 第2のFET
305 第3のFET
306 抵抗
307 抵抗
308 抵抗
309 接地端子
310 接地端子
401 端子
402 基準電圧端子
403 利得制御端子
404 容量
405 FET
406 容量
407 インダクタ
408 インダクタ
409 インダクタ
410 インダクタ
411 信号
412 信号
413 信号
414 信号
415 信号
416 信号
417 抵抗
418 容量
419 信号
420 抵抗

Claims (8)

  1. 信号入力端子(101)および信号出力端子(102)と、
    前記信号入力端子(101)に入力端が接続された利得制御回路(104)と、
    前記利得制御回路(104)の出力端に入力端が接続された2段以上の増幅器(105,107)と、
    前記利得制御回路(104)の出力端と第1の接地端子(111)との間にシャント接続されインピーダンスの変化にしたがって位相シフト量が変化する可変抵抗(109)と、
    前記2段以上の増幅器(105,107)のうち後段の増幅器(107)に接続された第2の接地端子(112)と、
    前記第1の接地端子(111)と前記第2の接地端子(112)との間に接続された抵抗(113)とを備え、
    前記後段の増幅器(107)の出力を前記抵抗(113)および前記可変抵抗(109)を介して前記2段以上の増幅器(105,107)のうち前段の増幅器(105)に帰還させるようにし、かつ前記可変抵抗のインピーダンスを変化させることにより負帰還状態から正帰還状態までの範囲で帰還量を変化させるようにした高周波増幅回路。
  2. 前記可変抵抗(109)は、電界効果トランジスタ(405)により構成されている請求項1記載の高周波増幅回路。
  3. 信号入力端子(121)および信号出力端子(122)と、
    前記信号入力端子(121)に入力端が接続された利得制御回路(124)と、
    前記利得制御回路(124)の出力端に入力端が接続された2段以上の増幅器(125,127)と、
    前記利得制御回路(124)に接続された第1の接地端子(130)と、
    前記増幅器(127)に接続された第2の接地端子(131)と、
    前記第1の接地端子(130)と前記第2の接地端子(131)との間に接続された抵抗(132)とを備え、
    前記利得制御回路(124)は前記第1の接地端子(130)との間にシャント接続されインピーダンスの変化にしたがって位相シフト量が変化する少なくとも一つ以上の可変抵抗(136)を含み、
    前記2段以上の増幅器(105,107)のうち後段の増幅器(127)の出力を前記抵抗(132)および前記可変抵抗(136)を介して前記2段以上の増幅器(125,127)のうち前段の増幅器(125)に帰還させるようにし、かつ前記可変抵抗のインピーダンスを変化させることにより負帰還状態から正帰還状態までの範囲で帰還量を変化させるようにした高周波増幅回路。
  4. 前記可変抵抗(136)は、電界効果トランジスタにより構成されていることを特徴とする請求項3記載の高周波増幅回路。
  5. 高周波回路ブロックが高周波信号を送信する送信部(213)と高周波信号を受信する受信部(215)とシンセサイザ部(216)と共用部(214)とから構成され、
    前記送信部(213)が中間周波数の変調信号を送信周波数に変換するアップコンバータ(201)と、前記アップコンバータ(201)の出力信号の送信波帯域の信号を抽出するためのバンドパスフィルタ(202)と、前記バンドパスフィルタ(202)からの出力信号を増幅する可変利得の高周波増幅回路(203)と、前記高周波増幅回路(203)からの出力信号を増幅する固定利得の高出力高周波増幅回路(204)と、前記高出力高周波増幅回路(204)の出力を前記共用部(214)へ供給するアイソレータ(205)から構成され、
    前記可変利得の高周波増幅回路(203)が、
    信号入力端子(101)および信号出力端子(102)と、
    前記信号入力端子(101)に入力端が接続された利得制御回路(104)と、
    前記利得制御回路(104)の出力端に入力端が接続された2段以上の増幅器(105,107)と、
    前記利得制御回路(104)の出力端と第1の接地端子(111)との間にシャント接続されインピーダンスの変化にしたがって位相シフト量が変化する可変抵抗(109)と、
    前記2段以上の増幅器(105,107)のうち後段の増幅器(107)に接続された第2の接地端子(112)と、
    前記第1の接地端子(111)と前記第2の接地端子(112)との間に接続された抵抗(113)とを備え、
    前記後段の増幅器(107)の出力を前記抵抗(113)および前記可変抵抗(109)を介して前記2段以上の増幅器(105,107)のうち前段の増幅器(105)に帰還させるようにし、かつ前記可変抵抗のインピーダンスを変化させることにより負帰還状態から正帰還状態までの範囲で帰還量を変化させるようにした高周波増幅回路により構成される移動体通信端末。
  6. 前記可変抵抗(109)は、電界効果トランジスタ(405)により構成されている請求項5記載の移動体通信端末。
  7. 高周波回路ブロックが高周波信号を送信する送信部(213)と高周波信号を受信する受信部(215)とシンセサイザ部(216)と共用部(214)とから構成され、
    前記送信部(213)が中間周波数の変調信号を送信周波数に変換するアップコンバータ(201)と、前記アップコンバータ(201)の出力信号の送信波帯域の信号を抽出するためのバンドパスフィルタ(202)と、前記バンドパスフィルタ(202)からの出力信号を増幅する可変利得の高周波増幅回路(203)と、前記高周波増幅回路(203)からの出力信号を増幅する固定利得の高出力高周波増幅回路(204)と、前記高出力高周波増幅回路(204)の出力を前記共用部(214)へ供給するアイソレータ(205)から構成され、
    前記可変利得の高周波増幅回路(203)が、
    信号入力端子(121)および信号出力端子(122)と、
    前記信号入力端子(121)に入力端が接続された利得制御回路(124)と、
    前記利得制御回路(124)の出力端に入力端が接続された2段以上の増幅器(125,127)と、
    前記利得制御回路(124)に接続された第1の接地端子(130)と、
    前記増幅器(127)に接続された第2の接地端子(131)と、
    前記第1の接地端子(130)と前記第2の接地端子(131)との間に接続された抵抗(132)とを備え、
    前記利得制御回路(124)は前記第1の接地端子(130)との間にシャント接続されインピーダンスの変化にしたがって位相シフト量が変化する少なくとも一つ以上の可変抵抗(136)を含み、
    前記2段以上の増幅器(105,107)のうち後段の増幅器(127)の出力を前記抵抗(132)および前記可変抵抗(136)を介して前記2段以上の増幅器(125,127)のうち前段の増幅器(125)に帰還させるようにし、かつ前記可変抵抗のインピーダンスを変化させることにより負帰還状態から正帰還状態までの範囲で帰還量を変化させるようにした高周波増幅回路により構成される移動体通信端末。
  8. 前記可変抵抗(136)は、電界効果トランジスタにより構成されている請求項7記載の移動体通信端末。
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