JP2005340682A - 携帯型電子機器のケース構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 組み立て作業性が良く、且つ防水性をも確保できるようにする。
【解決手段】 上ケース15が、硬質の合成樹脂からなる枠状ケース部20と、エラストマなどの弾性を有する軟質の合成樹脂からなる弾性シート部21とを有し、この弾性シート部21が枠状ケース部20の内側を塞いだ状態で2色成形によって一体に形成されていると共に、弾性シート部21には下ケース16の内面に圧接する防水パッキン部22が枠状ケース部20の周縁部に沿って連続して一体に形成されている。従って、部品点数を削減することができるほか、上ケース15を下ケース16内に圧入するだけで、上ケース15を下ケース16内に取り付けることができると共に、上ケース15と下ケース16との防水性をも確保することができる。また、この状態で上ケース15の上面にキーボード6を配置すれば良いので、組み立て作業も簡単にできる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、携帯電話機やPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)などの携帯型電子機器のケース構造に関する。
従来、携帯電話機においては、特許文献1に開示されているように、合成樹脂製の上ケースと合成樹脂製の下ケースとを備え、これら上ケースと下ケースとの内部にキーシートや回路基板などの各種の電子部品を有するモジュールを収納する共に、このモジュールのキーシートに形成された各キートップを上ケースのキー開口部を通して外部に露出させた構造のものがある。
特開平10−4273号公報
このような携帯電話機では、キーシートをゴムなどの弾性材料で形成するときに、上ケースと下ケースとの間に配置される防水パッキンをキーシートと一体に形成し、これにより部品点数を削減して組み立て作業性の向上を図ると共に、防水性をも確保している。
しかしながら、このような従来の携帯電話機では、キーシートと防水パッキンとを一体に形成しているため、キーシートの各キートップを上ケースの各キー開口部にそれぞれ挿入するときに、各キートップの外周縁と各キー開口部の内周縁との間の隙間がほぼ均一になるように位置決めして、防水パッキンを上ケースと下ケースとの間に挟み込まなければならないため、組み立て作業が煩雑で面倒であるという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、組み立て作業性が良く、且つ防水性をも確保することができる携帯型電子機器のケース構造を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
請求項1に記載の発明は、図1〜図5に示すように、キーシート(18)にキーカバー(19)を積層したキーボード(6)と、このキーボードが上面に配置される上ケース(15、31)と、この上ケースが取り付けられる下ケース(16)とを備え、前記上ケースは、硬質の合成樹脂からなる枠状ケース部(20、32)と、弾性を有する軟質の合成樹脂からなる弾性シート部(21、33)とを有し、この弾性シート部が前記枠状ケース部の内側を塞いだ状態で2色成形によって一体に形成されている共に、前記弾性シート部には前記下ケースに対して圧接する防水パッキン部(22、34)が前記枠状ケース部の周縁部に沿って連続して一体に形成されていることを特徴とする携帯型電子機器のケース構造である。
請求項2に記載の発明は、図1〜図3に示すように、前記防水パッキン部(22)が前記枠状ケース部(20)の外周面に沿って連続する凸形状に形成され、前記上ケース(15)が前記下ケース(16)の内部に圧入により配置されて、前記防水パッキン部が前記下ケースの内面に圧接していることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器のケース構造である。
請求項3に記載の発明は、図4および図5に示すように、前記防水パッキン部(34)が前記枠状ケース部(32)の下面に沿って連続する凹形状に形成され、前記下ケース(16)の上端面には嵌合凸部(35)が前記下ケースの外周に沿って連続して形成され、前記上ケース(31)の前記防水パッキン部に前記下ケースの前記嵌合凸部が圧入して、前記上ケースが前記下ケースの上端部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器のケース構造である。
請求項1に記載の発明によれば、上ケースが、硬質の合成樹脂からなる枠状ケース部と、弾性を有する軟質の合成樹脂からなる弾性シート部とを有し、この弾性シート部が枠状ケース部の内側を塞いだ状態で2色成形によって一体に形成されていると共に、弾性シート部には下ケースに対して圧接する防水パッキン部が枠状ケース部の周縁部に沿って連続して一体に形成されているので、部品点数を削減することができるほか、上ケースを下ケースに取り付けるときに、上ケースの弾性シート部に一体に形成された防水パッキン部によって上ケースと下ケースとの防水性を確保することができると共に、この状態で上ケースの上面にキーボードを配置すれば良いので、組み立て作業が簡単にできる。
請求項2に記載の発明によれば、防水パッキン部が枠状ケース部の外周面に沿って連続する凸形状に形成され、上ケースが下ケースの内部に圧入により配置されて、防水パッキン部が下ケースの内面に圧接していることにより、上ケースを下ケースの内部に圧入するだけで、上ケースを下ケース内に確実に且つ強固に取り付けることができ、これにより上ケースと下ケースとの組み立て作業性が良く、防水性をも確保することができる。
請求項3に記載の発明によれば、防水パッキン部が枠状ケース部の下面に沿って連続する凹形状に形成され、下ケースの上端面に嵌合凸部が下ケースの外周に沿って連続して形成され、上ケースの防水パッキン部に下ケースの嵌合凸部が圧入して、上ケースが下ケースの上端部に取り付けられていることにより、上ケースの防水パッキン部に下ケースの嵌合凸部を圧入するだけで、上ケースを下ケースの上端部に確実に且つ強固に取り付けることができ、これにより上ケースと下ケースとの組み立て作業性が良く、防水性をも確保することができる。
(実施形態1)
以下、図1〜図3を参照して、この発明を携帯電話機に適用した実施形態1について説明する。図1はこの発明を適用した携帯電話機の外観斜視図、図2は図1の分解斜視図、図3は図1のA−A矢視における拡大断面図である。
この携帯電話機は、図1に示すように、表示ケース1と入力ケース2とをヒンジ部3によって回動可能に連結し、このヒンジ部3を中心に表示ケース1と入力ケース2とを回動させて互いに重ね合わせて閉じた状態で携帯し、またヒンジ部3を中心に表示ケース1と入力ケース2とを回動させて開いた状態で使用するように構成されている。
この場合、表示ケース1は、図1に示すように、ほぼ長方形の薄い箱形に形成され、その内部に表示素子4を有する表示モジュール(図示せず)が収納された構成になっている。この表示モジュールの表示素子4は、液晶表示素子やEL(エレクトロルミネッセンス)表示素子などの平面型の表示素子からなり、図1に示すように、入力ケース2に対向する表示ケース1の開口部1aに対応して配置され、この状態で電話情報などの各種の情報を電気光学的に表示するように構成されている。
入力ケース2は、図1に示すように、表示ケース1とほぼ同じサイズの箱形に形成され、その内部に後述する入力モジュール5が収納され、表示ケース1に対向する入力ケース2の対向面にキーボード6が露呈して配置され、この状態でヒンジ部3を中心に回動させて閉じたときに、表示ケース1と重なり合うように構成されている。
ヒンジ部3は、図1および図2に示すように、表示ケース1の手前側の基端部(図1では下辺部)に設けられた円筒状の第1凸部10と、入力ケース2の前方の基端部(図1では上辺部)における両側に設けられた円筒状の一対の第2凸部11と、これら第1、第2凸部10、11を回転可能に取り付ける連結軸12とを備え、表示ケース1の第1凸部10を入力ケース2の一対の第2凸部11間に配置し、この状態で第1凸部10と第2凸部11とを連結軸12でそれぞれ回転可能に取り付けることにより、この連結軸12を中心に第1、第2凸部10、11が相対的に回転するように構成されている。
また、表示ケース1と入力ケース2とは、その内部にそれぞれ収納された表示モジュール(図示せず)と入力モジュール5とが、ヒンジ部3内を挿通する接続部材(図示せず)によって電気的に接続されている。この場合、表示ケース1は、図2に示すように、表示側上ケース13と表示側下ケース14とを備え、表示側上ケース13の中央部分に表示素子4が対応する開口部1aが設けられていると共に、表示側上ケース13の端部に円筒状の第1凸部10が突出して設けられた構成になっている。
入力ケース2は、図2および図3に示すように、入力側上ケース(以下、上ケース15と称す。)と、入力側下ケース(以下、下ケース16と称す。)とを備え、この上ケース15と下ケース16との内部に入力モジュール5が収納され、上ケース15の上面にキーボード6およびプロテクタ17が設けられた構成になっている。この場合、キーボード6は、キーシート18上にキーカバー19を積層した構成になっている。
すなわち、キーシート18は、図2に示すように、軟質の合成樹脂からなるシート部18a上に、数字キー、文字キー、通話キー、電源キー、多機能キーなどの各種のキーに対応する複数のキートップ18bが配列された構成になっている。また、キーカバー19は、キーシート18のキートップ18bが挿入するキー開口部19aが設けられている。これにより、キーボード6は、図3に示すように、キーシート18の各キートップ18bがキーカバー19の各キー開口部19aに挿入されてキーカバー19の上面に露出した状態で、キーシート18上にキーカバー19が配置された構成になっている。
また、プロテクタ17は、チタン、マグネシウムなどの合金からなる軽量で硬質の金属でほぼ枠状に形成され、図3に示すように、キーボード6のキーカバー19の上面における外周部を押え付けた状態で、下ケース16の上部外周に装着されるように構成されている。この場合、プロテクタ17には、図2に示すように、入力ケース2におけるヒンジ部3の両側に位置する第2凸部11を覆うヒンジカバー部17aが形成されている。
一方、入力ケース2の上ケース15は、図2および図3に示すように、硬質の合成樹脂からなる枠状ケース部20と、エラストマなどの弾性を有する軟質の合成樹脂からなる弾性シート部21とを有し、この弾性シート部21が枠状ケース部20の内側を塞いだ状態で2色成形によって一体に形成された構成になっている。すなわち、弾性シート部21は、図3に示すように、枠状ケース部20の上部内周面に張り渡された状態で、枠状ケース部20の内周面から下端面を経て枠状ケース部20の外周面を覆って設けられている。
また、この弾性シート部21は、図3に示すように、枠状ケース部20の外周面に位置する部分に防水パッキン部22が一体に形成されている。この防水パッキン部22は、枠状ケース部20の外周面に沿って連続する凸形状に形成されている。また、弾性シート部21の下面には、図3に示すように、押圧突起21aがキーシート18の各キートップ18bに対応して設けられており、この弾性シート部21の前端部側(図2では左端部側)には、防水性を有するマイク振動膜21bが下側に位置する入力モジュール5のマイク部(図示せず)と上側に位置するキーカバー19のマイク孔19bとに対応して設けられている。
さらに、枠状ケース部20の一端部には、図2に示すように、ヒンジ部3の両側の第2凸部11が後方(同図では右側)に突出して形成されている。この枠状ケース部20、弾性シート部21、および防水パッキン部22が一体に形成された上ケース15は、ヒンジ部3の第2凸部11を下ケース16の上部後方に突出させた状態で、図3に示すように、下ケース16の内部に上方から圧入されて下ケース16内の上部に配置され、これにより防水パッキン部22が下ケース16の内周面に圧接するように構成されている。
ところで、上ケース15と下ケース16との内部に収納される入力モジュール5は、図2および図3に示すように、回路基板23を備えている。この回路基板23の下面側には、電池などの各種の電子部品24が設けられている。また、回路基板23の上面には、中ケース25およびマイク部(図示せず)が設けられており、この中ケース25の上面には、キー基板26が設けられている。このキー基板26の上面には、複数のキー接点部26aがキーボード6のキーシート18の各キートップ18bに対応して設けられている。
また、下ケース16は、硬質の合成樹脂からなり、その内面の所定個所に複数の位置規制リブ16aが設けられている。この位置規制リブ16aは、図3に示すように、その側面が下ケース16内に配置される入力モジュール5の面方向の位置を規制すると共に、上端部が下ケース16内に配置される上ケース15の上下方向の位置を規制するように構成されている。
次に、このような携帯電話機の入力ケース2を組み立てる場合について説明する。
この場合には、まず、図2および図3に示すように、下ケース16内に入力モジュール5を配置する。このときには、下ケース16内の位置規制リブ16aによって入力モジュール5が下ケース16内に位置規制されて配置される。この後、枠状ケース部20と弾性シート部21とが一体に形成された上ケース15を下ケース16内に上方から圧入して配置する。このときにも、下ケース16内の位置規制リブ16aによって上ケース15が下ケース16内に位置規制されて配置される。
このように上ケース15が下ケース16内に圧入されて配置されるときには、図3に示すように、上ケース15の弾性シート部21に一体に形成された防水パッキン部22が下ケース16の内周面に圧接する。これにより、ビスなどの締結部材を用いずに、上ケース15を下ケース16内に確実に且つ強固に固定することができる。この後、上ケース15の弾性シート部21上にキーボード6を配置する。このときには、予め、キーカバー19の各キー開口部19aにキーシート18の各キートップ18bを下側から挿入させてキーカバー19の下にキーシート18を積層させてキーボード6を構成する。
そして、このキーボード6のキーシート18の各キートップ18bを入力モジュール5のキー基板26に設けられた各キー接点部26aにそれぞれ対応させた状態で、キーボード6を上ケース15の弾性シート部21上に配置する。この後、上ケース15の上方からプロテクタ17を下ケース16の上部外周に装着して、キーボード6のキーカバー19の上面における外周部を押え付ける。これにより、図1に示すように、入力ケース2が組み立てられる。
このような携帯電話機では、表示ケース1と入力ケース2とをヒンジ部3を中心に回動させて閉じると、表示ケース1と入力ケース2とが互いに重なり合うので、コンパクトに携帯することができ、また表示ケース1と入力ケース2とをヒンジ部3を中心に回動させて開くと、表示ケース1側に表示素子4が露呈すると共に、入力ケース2側にキーボード6が露呈するので、表示素子4に表示された情報を見ながらキーボード6を入力操作することができる。
この場合、入力ケース2のキーボード6を入力操作するときには、キーボード6のキーカバー19の各キー開口部19aから上方に露出したキーシート18の各キートップ18bを押圧操作すれば良い。すると、この押圧操作されたキートップ18bに対応する個所の上ケース15の弾性シート部21が押し下げられ、この押し下げられた弾性シート部21の押圧突起21aが入力モジュール5のキー基板26のキー接点部26aを押圧し、この押圧されたキー接点部26aが入力信号を出力する。これにより、入力操作を行うことができる。
このように、この携帯電話機の入力ケース2によれば、上ケース15が、硬質の合成樹脂からなる枠状ケース部20と、エラストマなどの弾性を有する軟質の合成樹脂からなる弾性シート部21とを有し、この弾性シート部21が枠状ケース部20の内側を塞いだ状態で2色成形によって一体に形成されていると共に、弾性シート部21には下ケース16に対して圧接する防水パッキン部22が枠状ケース部20の周縁部に沿って一体に形成されているので、部品点数を削減することができるほか、この上ケース15の上面にキーボード6を配置すれば良いので、組み立て作業が簡単にできると共に、上ケース15によって入力ケース2の防水性を確保することができる。
すなわち、防水パッキン部22は枠状ケース部20の外周面に沿って連続する凸形状に形成され、上ケース15は下ケース16の内部に圧入により配置されて防水パッキン部22が下ケース16の内面に圧接するので、上ケース15を下ケース16の内部に圧入するだけで、上ケース15の枠状ケース部20の外周面に形成された防水パッキン部22を下ケース16の内面に確実に圧接させることができる。このため、ビスなどの締結部材を用いずに、上ケース15を下ケース16内に確実に且つ強固に取り付けることができ、これにより組み立て作業性が良く、確実に防水性を図ることができるほか、弾性シート部21および防水パッキン部22によって外部からの衝撃を吸収することができるため、耐衝撃性にも優れたものを得ることができる。
また、この入力ケース2では、上ケース15を枠状ケース部20と弾性シート部21とを2色成形によって一体に形成しても、上ケース15の上面全体がキーボード6で覆われるので、上ケース15が外部に露出することがなく、しかもキーボード6の外周部分および下ケース16の上端外周部がプロテクタ17で覆われているので、下ケース16の上端部とキーボード6との間の隙間が外部に露出することがない。このため、この入力ケース2では、その上面側がキーボード6のキーカバー19とプロテクタ17とによって装飾されるので、装飾性にも優れ、外観的にもデザイン的にも好ましいものを得ることができる。
特に、上ケース15は、下ケース16内に配置されてキーボード6で覆われて外部に露出することがなく、外観的な制約を受けることがないため、枠状ケース部20と弾性シート部21とを2色成形によって一体に形成する際、その成形用金型のゲートやイジェクタピンなどを自由に設置することができ、これにより成形用金型を容易に製作することができるので、生産性の良いものを得ることができる。また、キーボード6の外周部分および下ケース16の上端外周部がプロテクタ17で覆われているので、このプロテクタ17によってキーボード6を確実に且つ安定させた状態で上ケース15に固定することができると共に、入力ケース2全体の剛性をも高めることができる。
(実施形態2)
次に、図4および図5を参照して、この発明を適用した携帯電話機の実施形態2について説明する。なお、図1〜図3に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
この携帯電話機は、入力ケース30の上ケース31を下ケース16の上端部に取り付ける構造で、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構造になっている。
すなわち、上ケース31は、硬質の合成樹脂からなる枠状ケース部32と、エラストマなどの弾性を有する軟質の合成樹脂からなる弾性シート部33とを有し、この弾性シート部33が枠状ケース部32の内側を塞いだ状態で2色成形によって一体に形成された構成になっている。この場合、枠状ケース部32は、図5に示すように、その上部の内側にキーボード6を収納するための段差部32aが形成され、下端面に凹部状の取付溝32bが全周に沿って連続して形成された構成になっている。
また、弾性シート部33は、図5に示すように、枠状ケース部32の段差部32aの下部内周面に張り渡された状態で、枠状ケース部32の内周面から下端面の取付溝32bの内面を覆って形成されていると共に、この取付溝32b内に位置する弾性シート部33に凹部状の防水パッキン部34が一体に形成された構成になっている。また、この弾性シート部33の下面には、図5に示すように、押圧突起33aがキーシート18の各キートップ18bに対応して設けられている。
一方、防水パッキン部34は、枠状ケース部32の下端面の取付溝32b内に連続して形成され、下ケース16の上端面の嵌合凸部35が圧入するように構成されている。この嵌合凸部35は、図5に示すように、上部が大きく、下部がくびれた断面形状で、下ケース16の上端部に沿って連続して形成されている。すなわち、この嵌合凸部35は、上部が下部よりも外周側に突出したオーバーハング形状に形成されている。このため、この下ケース16を出射成形用の金型で一体に形成する場合には、スライドコアを用いて嵌合凸部35を形成すれば良い。
このような携帯電話機の入力ケース30を組み立てる場合には、実施形態1と同様、下ケース16内に入力モジュール5を配置した後、枠状ケース部32と弾性シート部33とが一体に形成された上ケース31を下ケース16の上端部に取り付ける。このときには、図5に示すように、上ケース31の弾性シート部33に一体に形成された凹形状の防水パッキン部34内に下ケース16の上端部に形成された嵌合凸部35を圧入する。これにより、ビスなどの締結部材を用いずに、上ケース31を下ケース16に固定することができる。この後は、実施形態1と同様、上ケース31の枠状ケース部32の段差部32a内に位置する弾性シート部21上にキーボード6を配置すれば良い。
このように、この携帯電話機の入力ケース30によれば、上ケース31が、硬質の合成樹脂からなる枠状ケース部32と、エラストマなどの弾性を有する軟質の合成樹脂からなる弾性シート部33とを有し、この弾性シート部33が枠状ケース部32の内側を塞いだ状態で2色成形によって一体に形成されていると共に、弾性シート部33には下ケース16に対して圧接する防水パッキン部34が枠状ケース部32の周縁部に沿って一体に形成されているので、実施形態1と同様、部品点数を削減することができるほか、上ケース31の上面にキーボード6を配置すれば良いので、組み立て作業が簡単にできると共に、上ケース31によって入力ケース30の防水性を確保することができる。
この場合には、防水パッキン部34が枠状ケース部32の下端面に形成された取付溝32b内に沿って連続する凹形状に形成され、下ケース16の上端面に嵌合凸部35が下ケース16の外周に沿って連続して形成され、上ケース31の防水パッキン部34に下ケース16の嵌合凸部35を圧入させて上ケース31が下ケース16の上端部に取り付けられるので、上ケース31の防水パッキン部34に下ケース16の嵌合凸部35を圧入するだけで、上ケース31を下ケース16の上端部に確実に且つ強固に取り付けることができ、これにより組み立て作業性が良く、防水性をも確保することができる。この場合にも、弾性シート部33および防水パッキン部34によって外部からの衝撃を吸収することができるため、耐衝撃性にも優れたものを得ることができる。
また、この入力ケース30においても、上ケース31を枠状ケース部32と弾性シート部33とを2色成形によって一体に形成しても、上ケース31の枠状ケース部32の段差部32aおよび弾性シート部33の上面がキーボード6で覆われるので、弾性シート部33が外部に露出することがなく、しかも弾性シート部33の下端部が枠状ケース部32の下端面に形成された取付溝32b内に配置されているので、弾性シート部33の下端部も外部に露出することがない。このため、この入力ケース30では、上ケース31の枠状ケース部32の外面が外部に露出するだけであるから、この枠状ケース部32とキーボード6のキーカバー19とによって装飾されることになり、これにより装飾性にも優れ、外観的にもデザイン的にも好ましいものを得ることができる。
なお、上記実施形態1、2では、携帯電話機に適用した場合について述べたが、これに限らず、例えば電子辞書やPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)などの携帯型電子機器にも広く適用することができる。
この発明を適用した携帯電話機の外観斜視図である。(実施形態1) 図1の携帯電話機を分解した斜視図である。 図1のA−A矢視における拡大断面図である。 この発明を適用した携帯電話機における入力ケースの分解斜視図である。(実施形態2) 図4の入力ケースを組み立てた状態における要部の拡大断面図である。
符号の説明
1 表示ケース
2、30 入力ケース
3 ヒンジ部
5 入力モジュール
6 キーボード
15、31 上ケース
16 下ケース
17 プロテクタ
18 キーシート
19 キーカバー
20、32 枠状ケース部
21、33 弾性シート部
22、34 防水パッキン部
26 キー基板
35 嵌合凸部

Claims (3)

  1. キーシートにキーカバーを積層したキーボードと、このキーボードが上面に配置される上ケースと、この上ケースが取り付けられる下ケースとを備え、
    前記上ケースは、硬質の合成樹脂からなる枠状ケース部と、弾性を有する軟質の合成樹脂からなる弾性シート部とを有し、この弾性シート部が前記枠状ケース部の内側を塞いだ状態で2色成形によって一体に形成されている共に、前記弾性シート部には前記下ケースに対して圧接する防水パッキン部が前記枠状ケース部の周縁部に沿って連続して一体に形成されていることを特徴とする携帯型電子機器のケース構造。
  2. 前記防水パッキン部は、前記枠状ケース部の外周面に沿って連続する凸形状に形成され、前記上ケースは、前記下ケースの内部に圧入により配置されて、前記防水パッキン部が前記下ケースの内面に圧接していることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器のケース構造。
  3. 前記防水パッキン部は、前記枠状ケース部の下面に沿って連続する凹形状に形成され、前記下ケースの上端面には嵌合凸部が前記下ケースの外周に沿って連続して形成され、前記上ケースは、前記防水パッキン部に前記下ケースの前記嵌合凸部が圧入して前記下ケースの上端部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯型電子機器のケース構造。
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