JP2005339700A - 記録型光ディスクの視聴制限方法及び光ディスク記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 DVD−VR規格で記録される光ディスクには、視聴制限のための機能はなく、光ディスク再生装置さえあれば、その光ディスクに記録されたコンテンツを誰でも自由に視聴できてしまう。
【解決手段】 選択したコンテンツに視聴制限をかける場合は(ステップ103のYES)、その選択したコンテンツのTEビットを全てノーマル・ステートからテンポラリ・イレース・ステートに書き換える(ステップ106)。DVD−VR規格では、編集機能の一つとしてデータ自体は削除されないが、編集後のデータは再生されないようにするテンポラリイレース状態とする機能がある。そこで、このテンポラリイレース状態とするために、選択されたコンテンツの全てのTEビットをテンポラリ・イレース・ステートに書き換えると、その選択されたコンテンツは実質上視聴制限状態となる。
【選択図】 図1
【解決手段】 選択したコンテンツに視聴制限をかける場合は(ステップ103のYES)、その選択したコンテンツのTEビットを全てノーマル・ステートからテンポラリ・イレース・ステートに書き換える(ステップ106)。DVD−VR規格では、編集機能の一つとしてデータ自体は削除されないが、編集後のデータは再生されないようにするテンポラリイレース状態とする機能がある。そこで、このテンポラリイレース状態とするために、選択されたコンテンツの全てのTEビットをテンポラリ・イレース・ステートに書き換えると、その選択されたコンテンツは実質上視聴制限状態となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は記録型光ディスクの視聴制限方法及び光ディスク記録再生装置に係り、特にディジタル動画信号などを記録した記録型光ディスクの再生信号に対して視聴制限する記録型光ディスクの視聴制限方法及び光ディスク記録再生装置に関する。
近年、動画像信号の記録再生が可能な大容量の記録媒体として、光ディスクであるDVD(Digital Versatile Disk)が広く普及している。かかるDVDには複数の種類があり、記録再生が可能な記録型のDVDには、DVDフォーラムが策定したDVD−R、DVD−RW、DVD−RAMがあり、また、DVD+RWアライアンスが策定したDVD+R、DVD+RWがある。また、DVDのアプリケーションフォーマットも複数の種類があるが、DVDフォーラムが策定した代表的なものとしては、DVD−Video規格やDVD−VR規格が知られている。
ところで、上記のDVDに動画像信号や音声信号を記録し再生する場合、例えば子供向けのアニメーションと大人向けの深夜番組を同じ日に予約録画した場合、途中でDVDを交換しないと一枚の光ディスク(DVD)に両方の番組を記録することになるが、その場合、記録後のコンテンツを子供が視聴する際にはもう一方のコンテンツは再生選択できないようにしたい。
また、記録済みの光ディスクを貸し借りする際、光ディスク内にプライベートなコンテンツが在った場合に、そのコンテンツのみ視聴不可にしたい。更に、光ディスクに記録された情報内容のうち、暴力シーンなど未成年者に見せたくない部分もある。
このような要求を満たすため、DVD−Video規格では、パレンタル機能が用意されており、これにより視聴対象者を限定して視聴制限をかけることができる(例えば、非特許文献1参照)。
TechDOC著,「記録型DVD規格ハンドブック」,初版,株式会社ディー・アート,2003年5月30日,p.115
しかるに、DVD−VR規格で記録される光ディスク(DVD)には、上記の視聴制限のための機能はなく、光ディスク再生装置さえあれば、その光ディスクに記録されたコンテンツを誰でも自由に視聴できてしまうため、コンテンツ毎にプライバシーを持たせることが困難であるという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、視聴制限用の機能を有しない規格で記録される記録型光ディスクでも、視聴制限を可能とした記録型光ディスクの視聴制限方法及び光ディスク記録再生装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の記録型光ディスクの視聴制限方法は、編集時に記録型光ディスク上の記録データは削除せず再生禁止の所定状態とする編集機能を有する光ディスク記録再生装置における視聴制限方法であって、記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツに、視聴制限をかけるかどうか判定する第1のステップと、第1のステップにより、視聴制限をかけると判定したときには、選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態に変更する処理を行う第2のステップとを含むことを特徴とする。
この発明では、記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツを視聴制限する場合、記録型光ディスク上の記録データは削除せず再生禁止の所定状態とする編集機能を利用して、上記の選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態に変更する処理を行うようにしたため、選択したコンテンツを実質的に視聴制限することができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の記録型光ディスクの視聴制限方法は、編集時に記録型光ディスク上の記録データは削除せず再生禁止の所定状態とする編集機能を有する光ディスク記録再生装置における視聴制限方法であって、記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツに、視聴制限がかかっているかどうか判定する第1のステップと、第1のステップにより、視聴制限がかかっていないと判定したときには、視聴制限をかけるかどうか判定する第2のステップと、第2のステップにより視聴制限をかけると判定したときには、パスワードを入力させて、その入力パスワードを保存すると共に、選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態に変更する処理を行う第3のステップと、第1のステップにより視聴制限がかかっていると判定したとき、又は第3のステップで再生禁止の所定状態に変更する処理が行われた選択したコンテンツを再生するときには、パスワードを入力させて、その入力パスワードと保存されているパスワードとが一致するかどうか判定する第4のステップと、第4のステップでパスワード一致の判定結果が得られるときにのみ、選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態を再生可能の通常状態に変更する処理を行う第5のステップとを含むことを特徴とする。
この発明では、記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツを視聴制限する場合、記録型光ディスク上の記録データは削除せず再生禁止の所定状態とする編集機能を利用して、上記の選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態に変更する処理を行うと共に、そのときにパスワードを入力させて保存し、全再生領域に亘って再生禁止の所定状態とされたコンテンツを再生するときには、パスワードを入力させてその入力パスワードが保存してあるパスワードと一致したときに限り、上記の選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態から再生可能な通常状態に変更する処理を行うことで、再生可能とすることができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の光ディスク記録再生装置は、編集時に記録型光ディスク上の記録データは削除せず再生禁止の所定状態とする編集機能を実行する制御部を有し、記録型光ディスクに対してコンテンツの記録再生を行う光ディスク記録再生装置であって、上記の制御部は、記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツに、視聴制限をかけるかどうか判定する判定手段と、判定手段が視聴制限をかけると判定したときには、選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態に変更する処理を行う処理手段とを含むことを特徴とする。
この発明では、記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツを視聴制限する場合、記録型光ディスク上の記録データは削除せず再生禁止の所定状態とする編集機能を利用して、上記の選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態に変更する処理を行うようにしたため、選択したコンテンツを実質的に視聴制限することができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の光ディスク記録再生装置は、編集時に記録型光ディスク上の記録データは削除せず再生禁止の所定状態とする編集機能を実行する制御部を有し、記録型光ディスクに対してコンテンツの記録再生を行う光ディスク記録再生装置であって、上記の制御部は、
記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツに、視聴制限がかかっているかどうか判定する第1の判定手段と、第1の判定手段が視聴制限がかかっていないと判定したときには、視聴制限をかけるかどうか判定する第2の判定手段と、第2の判定手段が視聴制限をかけると判定したときには、パスワードを入力させて、その入力パスワードを保存すると共に、選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態に変更する処理を行う第1の処理手段と、記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツに、第1の判定手段により視聴制限がかかっていると判定したとき、又は第1の処理手段で再生禁止の所定状態に変更する処理が行われた選択したコンテンツを再生するときには、パスワードを入力させて、その入力パスワードと保存されているパスワードとが一致するかどうか判定する第3の判定手段と、第3の判定手段でパスワード一致の判定結果が得られるときにのみ、選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態を再生可能の通常状態に変更する処理を行う第2の処理手段とを含むことを特徴とする。
記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツに、視聴制限がかかっているかどうか判定する第1の判定手段と、第1の判定手段が視聴制限がかかっていないと判定したときには、視聴制限をかけるかどうか判定する第2の判定手段と、第2の判定手段が視聴制限をかけると判定したときには、パスワードを入力させて、その入力パスワードを保存すると共に、選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態に変更する処理を行う第1の処理手段と、記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツに、第1の判定手段により視聴制限がかかっていると判定したとき、又は第1の処理手段で再生禁止の所定状態に変更する処理が行われた選択したコンテンツを再生するときには、パスワードを入力させて、その入力パスワードと保存されているパスワードとが一致するかどうか判定する第3の判定手段と、第3の判定手段でパスワード一致の判定結果が得られるときにのみ、選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態を再生可能の通常状態に変更する処理を行う第2の処理手段とを含むことを特徴とする。
この発明では、記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツを視聴制限する場合、記録型光ディスク上の記録データは削除せず再生禁止の所定状態とする編集機能を利用して、上記の選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態に変更する処理を行うと共に、そのときにパスワードを入力させて保存し、全再生領域に亘って再生禁止の所定状態とされたコンテンツを再生するときには、パスワードを入力させてその入力パスワードが保存してあるパスワードと一致したときに限り、上記の選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態から再生可能な通常状態に変更する処理を行うことで、再生可能とすることができる。
本発明によれば、記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツを視聴制限する場合、記録型光ディスク上の記録データは削除せず再生禁止の所定状態とする編集機能を利用して、上記の選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態に変更する処理を行うことにより、選択したコンテンツを実質的に視聴制限することができるため、視聴制限用の機能を有しない規格で記録される記録型光ディスクに記録されているコンテンツの中から、任意に選択したコンテンツにプライバシーを持たせることができる。
また、本発明によれば、全再生領域に亘って再生禁止の所定状態とされたコンテンツを再生するときには、パスワードを入力させてその入力パスワードが保存してあるパスワードと一致したときに限り、選択したコンテンツの全再生領域に亘って再生禁止の所定状態から再生可能な通常状態に変更する処理を行うことで、再生可能とするようにしたため、パスワードを知っている者のみが、全再生領域に亘って再生禁止の所定状態とされたコンテンツを再生することができる。
更に、本発明によれば、規格で定められた編集機能を利用して視聴制限を行っているため、当該規格に準拠した他の再生装置でも視聴制限したコンテンツの再生を制限することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、図面と共に説明する。図1は本発明になる記録型光ディスクの視聴制限方法の一実施の形態のフローチャート、図2は本発明になる光ディスク記録再生装置の一実施の形態ブロック図を示す。本実施の形態は視聴制限をかける手段として、DVD−VR(Video Recording)規格で規定されているテンポラリ・イレース・ステート(Temporary Erase State)を利用し、再生させたくないコンテンツの全領域をテンポラリイレース状態に設定する。
図2に示す本実施の形態の光ディスク記録再生装置は、DVD−VR規格でコンテンツが記録された光ディスクに対してコンテンツを記録し再生するための光ディスク記録再生部1と、記録再生装置全体の記録再生動作を制御する制御部2と、制御部2に対して少なくとも記録、再生、停止、視聴制限等の入力操作を行う操作部3と、制御部2から出力する表示情報を表示する表示部4とを少なくとも有している。
制御部2は、その制御動作の一つとして、操作部3からの入力操作に基づいて、光ディスク記録再生部1により、DVD−VR規格でコンテンツが記録された光ディスクの視聴制限のための再生動作を、図1のフローチャートに従って行わせる。制御部2は、まず、光ディスク記録再生装置の表示部4に、例えば図3に示すメニュー画面を表示させて、使用者に再生するコンテンツを選択させる(ステップ101)。
図3において、表示部4には、光ディスク記録再生部1において再生しようとする光ディスクに記録されているコンテンツが例えば4つある場合、それら4つの各コンテンツの内容を端的に示す静止画の代表画像11、12、13及び14が、タイトル番号に対応付けて一覧表示されると共に、画面下側に視聴制限設定/解除ボタン15がOSD(オンスクリーンディスプレイ)で表示されている。また、タイトル番号#2には視聴制限状態表示マーク17が表示されており、タイトル番号#2のコンテンツが視聴制限がかかっていることを示している。視聴制限がかかっているかどうかは、コンテンツ内のすべてのTEのビットを調べ、テンポラリ・イレース・ステートであるかどうかにより判断する。
すなわち、本実施の形態では、選択したコンテンツに視聴制限をかける場合は、その選択したコンテンツのTEビットを全てノーマル・ステートからテンポラリ・イレース・ステートに書き換える。DVD−VR規格では、プレイリストを使った仮想編集機能があり、データ自体は削除されないが、編集後のデータは再生されないようにするテンポラリイレース状態とする機能があり、このテンポラリイレース状態とするときには、そのコンテンツのTEビットをすべてテンポラリ・イレース・ステートとする。従って、全てのTEビットがテンポラリ・イレース・ステートに書き換えられた選択されたコンテンツは、実質上視聴制限状態となる。
この状態で、使用者が図3に示すようにカーソル16によりタイトル番号#3のコンテンツを選択した場合は、制御部2は、選択したコンテンツに視聴制限がかかっているかどうか判定する(ステップ102)。ここでは、選択したタイトル番号#3のコンテンツは視聴制限がかかっていないので、光ディスク記録再生装置は、視聴制限をかけるかどうか判定する(ステップ103)。
視聴制限をかける場合は、使用者が図3の視聴制限設定/解除ボタン15を例えば1回押下し、視聴制限をかけない場合は例えば2回連続して押下する。ステップ103で視聴制限をかけるとしたとき、あるいは、ステップ102で視聴制限がかかっているコンテンツを選択したと判定したときには、制御部2は、表示部4を図4に示すようなパスワード入力画面に切り替えてパスワードの入力を促す(ステップ104、又は105)。
図4において、表示部4の画面には、「パスワードを入力して下さい」というメッセージの下に4桁の四角形のパスワード入力領域、カーソル18、決定ボタン19が表示される。使用者はカーソル18によりパスワードを入力する桁を指定して、4桁のパスワードを入力した後、決定ボタン19を押下する。このようにして、ステップ104で最初にパスワードが入力されると、そのパスワードが光ディスク上の特定領域(DVD−VR規格で規定された、テキスト情報を記録するための領域IT_TXTが望ましい)、又は固定メモリ(フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ)に保存されると共に、指定コンテンツの全領域を視聴可能な通常状態から視聴制限状態とするように、指定コンテンツ内の全てのTEビットをテンポラリ・イレース・ステートに書き換える(ステップ106)。
続いて、光ディスクを再生するか装置から取り出すかのどちらが使用者により選択されたかを判定し(ステップ107)、光ディスク取り出しの場合は、光ディスクが載置されているトレイをオープンし(ステップ115)、再生の場合は、ステップ105に進みパスワードの入力を促す。一方、ステップ102で選択したコンテンツに視聴制限がかかっていると判定した場合もステップ105に進んでパスワードの入力を促す。
ステップ105で前述したステップ104と同様に図4に示したパスワード入力画面に基づいて、使用者がパスワードを入力すると、ステップ104で最初に入力してIT_TXTに保存設定されているパスワードと、ユーザがステップ105で入力したパスワードが一致しているかをチェックする(ステップ108)。両パスワードが一致していない場合には、ステップ105に戻り、再度ユーザにパスワード入力を促し、一致するまで次のステップ109には進むことができないようにする。
ステップ108でパスワードが一致した場合は、ステップ109に進み、選択されているコンテンツ内の全てのTEのビットをテンポラリ・イレース・ステートからノーマル・ステートに書き換え、選択されているコンテンツを視聴制限状態から視聴可能な通常状態に変換する。
上記のステップ109の処理後、又は視聴制限がかかっていない選択したコンテンツに対して視聴制限を行わないとステップ103で判定した場合には、光ディスクを再生するか、取り出すかの判定を行う(ステップ110)。コンテンツの再生を選択した場合は、光ディスクの再生動作に入る(ステップ116)。
一方、ステップ110で光ディスクの取り出しを選択した場合は、IT_TXTにパスワードが保存されていないかをチェックし(ステップ111)、保存されている場合は、パスワードを保存するかしないかを選択させる(ステップ112)。ここで、ステップ111でパスワードが設定されていると判定された光ディスクは、前回視聴制限されていてパスワード入力して再生した後取り出した光ディスクである。ステップ112で保存しないことを使用者が選択したと判定した場合は、パスワードを消去した後(ステップ113)、トレイをオープンして光ディスクの取り出しを可能とする(ステップ115)。
他方、ステップ112でパスワードを保存することを使用者が選択したと判定した場合は、選択されたコンテンツのTEビットを全てノーマル・ステートからテンポラリ・イレース・ステートに書き換え、選択されたコンテンツを視聴制限状態とした後、トレイをオープンして光ディスクの取り出しを可能とする(ステップ115)。
このように、本実施の形態によれば、DVD−VR規格でコンテンツが記録された光ディスクの再生時に、DVD−VR規格では本来編集のためにコンテンツ部分の再生を禁止するために使用するテンポラリ・イレース・ステートを利用して、選択されたコンテンツを実質上視聴制限状態とすることができる。このテンポラリイレース状態に設定されたコンテンツが記録された光ディスクを他のDVDレコーダ/プレーヤ(光ディスク記録再生装置)に挿入しても、当然そのコンテンツ部分は再生されない。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。本実施の形態は、タイマ録画の際に視聴制限の設定を可能とするものである。図5は本実施の形態のタイマ録画を設定するための予約画面の一例を示す。同図において、表示部4には、タイマ録画を開始する開始時刻表示窓21、終了時刻表示窓22、記録モード表示窓23、入力チャンネル表示窓24、視聴制限状態表示窓25が設けられると共に、画面下側に視聴制限設定/解除ボタン26及び決定ボタン27がOSD(オンスクリーンディスプレイ)で表示されている。視聴制限設定/解除ボタン26は、記録終了時に視聴制限の設定を行うかどうかを選択させるためのボタンである。
本実施の形態では、以下の処理を実行する。光ディスク記録再生装置の使用者がタイマ録画のために、操作部3を操作して図4に示すタイマ録画の予約画面を表示部4に表示させ、タイマ録画の開始時刻、終了時刻、記録モード、録画予約の入力チャンネルをそれぞれ入力した後、そのタイマ録画したチャンネルのコンテンツの視聴可否を視聴制限設定/解除ボタン26で指定する。
このとき視聴制限をしないときには、視聴制限状態表示窓25には「可」の文字が表示され、視聴制限を行うときには、視聴制限状態表示窓25には例えば「否」の文字が表示される。また、視聴制限を行うように視聴制限設定/解除ボタン26を操作すると、表示部4の表示画面が図4に示したパスワード入力画面に切り替わり、この画面で使用者にパスワードを入力させる。
前述したようにそのパスワード入力が初めてのときには、パスワードを光ディスク上の特定領域、又は固定メモリに保存する。パスワード入力が初めてでないときには、入力したパスワードが保存されているパスワードと一致した場合のみ、録画終了時の視聴制限の設定/解除を行う(パスワード保存が無い場合は無条件で設定可)。
パスワード入力後、表示部4の表示画面が再び図4のタイマ録画の予約画面に切り替わり、視聴制限がかけられたコンテンツについては図4の視聴制限状態表示窓25をOSD表示して、使用者に状態を明示する。そして、決定ボタン27を押下することにより、タイマ録画が完了する。
タイマ録画の開始時刻になると、指定した入力チャンネルのコンテンツの光ディスクへの録画が自動的に開始され、終了時刻で録画が自動的に終了する。このとき、使用者がタイマ録画終了後の視聴制限を設定していた場合は、本実施の形態の光ディスク記録再生装置は、タイマ録画終了直後に録画したコンテンツの全領域をテンポラリイレース状態になるように、光ディスクのIFO情報を書き換える(TEビットをテンポラリ・イレース・ステートに書き換える)。
従って、その後、タイマ録画した視聴制限がかかっているコンテンツを再生するときには、図1で説明したように、パスワードを入力し、その入力パスワードが保存されているパスワードと一致した場合に限り、タイマ録画したコンテンツの全領域のTEビットがノーマルステートに書き換えられ、再生可能となる(図1のステップ101、102、105、108、109、110、116)。
他方、保存したパスワードを知らない者がパスワードを入力しても、その入力パスワードは保存したパスワードと一致することはないから、タイマ録画したコンテンツの全領域のTEビットがノーマルステートに書き換えられることはなく、テンポラリ・イレース・ステートのままであるので、視聴ができない。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、DVD−VR規格以外のDVDその他の光ディスクに対しても、編集の際に再生を禁止する機能を利用して視聴制限をすることは可能である。
1 光ディスク記録再生部
2 制御部
3 操作部
4 表示部
11〜14 代表画像
15、26 視聴制限設定/解除ボタン
16、18、28 カーソル
17 視聴制限状態表示マーク
19、27 決定ボタン
2 制御部
3 操作部
4 表示部
11〜14 代表画像
15、26 視聴制限設定/解除ボタン
16、18、28 カーソル
17 視聴制限状態表示マーク
19、27 決定ボタン
Claims (4)
- 編集時に記録型光ディスク上の記録データは削除せず再生禁止の所定状態とする編集機能を有する光ディスク記録再生装置における視聴制限方法であって、
前記記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツに、視聴制限をかけるかどうか判定する第1のステップと、
前記第1のステップにより、視聴制限をかけると判定したときには、前記選択したコンテンツの全再生領域に亘って前記再生禁止の所定状態に変更する処理を行う第2のステップと
を含むことを特徴とする記録型光ディスクの視聴制限方法。 - 編集時に記録型光ディスク上の記録データは削除せず再生禁止の所定状態とする編集機能を有する光ディスク記録再生装置における視聴制限方法であって、
前記記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツに、視聴制限がかかっているかどうか判定する第1のステップと、
前記第1のステップにより、視聴制限がかかっていないと判定したときには、視聴制限をかけるかどうか判定する第2のステップと、
前記第2のステップにより視聴制限をかけると判定したときには、パスワードを入力させて、その入力パスワードを保存すると共に、前記選択したコンテンツの全再生領域に亘って前記再生禁止の所定状態に変更する処理を行う第3のステップと、
前記第1のステップにより視聴制限がかかっていると判定したとき、又は前記第3のステップで前記再生禁止の所定状態に変更する処理が行われた選択したコンテンツを再生するときには、パスワードを入力させて、その入力パスワードと保存されているパスワードとが一致するかどうか判定する第4のステップと、
前記第4のステップでパスワード一致の判定結果が得られるときにのみ、前記選択したコンテンツの全再生領域に亘って前記再生禁止の所定状態を再生可能の通常状態に変更する処理を行う第5のステップと
を含むことを特徴とする記録型光ディスクの視聴制限方法。 - 編集時に記録型光ディスク上の記録データは削除せず再生禁止の所定状態とする編集機能を実行する制御部を有し、前記記録型光ディスクに対してコンテンツの記録再生を行う光ディスク記録再生装置であって、
前記制御部は、
前記記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツに、視聴制限をかけるかどうか判定する判定手段と、
前記判定手段が視聴制限をかけると判定したときには、前記選択したコンテンツの全再生領域に亘って前記再生禁止の所定状態に変更する処理を行う処理手段と
を含むことを特徴とする光ディスク記録再生装置。 - 編集時に記録型光ディスク上の記録データは削除せず再生禁止の所定状態とする編集機能を実行する制御部を有し、前記記録型光ディスクに対してコンテンツの記録再生を行う光ディスク記録再生装置であって、
前記制御部は、
前記記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツに、視聴制限がかかっているかどうか判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段が視聴制限がかかっていないと判定したときには、視聴制限をかけるかどうか判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段が視聴制限をかけると判定したときには、パスワードを入力させて、その入力パスワードを保存すると共に、前記選択したコンテンツの全再生領域に亘って前記再生禁止の所定状態に変更する処理を行う第1の処理手段と、
前記記録型光ディスクから再生しようとして任意に選択したコンテンツに、前記第1の判定手段により視聴制限がかかっていると判定したとき、又は前記第1の処理手段で前記再生禁止の所定状態に変更する処理が行われた選択したコンテンツを再生するときには、パスワードを入力させて、その入力パスワードと保存されているパスワードとが一致するかどうか判定する第3の判定手段と、
前記第3の判定手段でパスワード一致の判定結果が得られるときにのみ、前記選択したコンテンツの全再生領域に亘って前記再生禁止の所定状態を再生可能の通常状態に変更する処理を行う第2の処理手段と
を含むことを特徴とする光ディスク記録再生装置。
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