JP2005338355A - 熱現像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱現像プロセスを実行する際に、熱現像感光フィルムから揮発した有機酸や高級脂肪酸等の凝集物やフィルム端付近からの断裁くずや乳剤剥がれ等の異物が対向ローラに付着し成長することを防止できる熱現像記録装置を提供する。
【解決手段】 この熱現像記録装置は、シート状の熱現像感光フィルムを装填可能であるフィルム載置手段と、フィルム載置手段からフィルムを搬送する搬送手段と、搬送されたフィルムに潜像を形成する露光手段と、フィルムの加熱手段14とフィルムを加熱手段に押圧するように対向して配置された複数の対向ローラ16とを含み潜像が形成されたフィルムを加熱しながら搬送し可視化する熱現像手段130と、を備え、複数の対向ローラの内の所定の対向ローラ16a、16bはフッ素樹脂を共析させるめっきが施されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、潜像が形成された熱現像感光フィルムを加熱して現像し可視化する熱現像記録装置に関するものである。
医療用イメージャとして熱現像プロセスを採用した熱現像記録装置が公知であるが、この熱現像記録装置では、下記特許文献1に示すように加熱ドラムと複数の対向ローラとによってフィルムを挟持しながら搬送し加熱する方式が知られている。かかる熱現像プロセスでは、熱現像感光フィルムの処理にともなって、熱現像感光フィルムに含有していた有機酸や高級脂肪酸等が加熱によりフィルムから揮発し、その揮発した有機酸等が凝集して加熱ドラムや対向ローラ表面に付着してしまい易い。
また、熱現像プロセスを実行する際に、フィルム端(先端・後端・測端)からの断裁くずや乳剤剥がれ等が加熱ドラムや対向ローラに付着し固化し、その固着物を核としてフィルム加熱処理に伴って揮発した脂肪酸等が装置使用停止時の温度低下に伴い凝集し固着することで異物が成長を始め、装置の長期間にわたる使用により、例えば対向ローラの、使用量の多い14インチ幅フィルム側端通過部分に集中して積層を繰り返し、ついには対向ローラに付着した異物が加熱ドラム表面に損傷を与えたり、比較的処理量が少ない小サイズのフィルムにおいても、小サイズ側端部通過位置に異物が凸状に成長すると、大サイズ処理時に、フィルムと対向ローラとの均一な接触が保てず、濃度むらを生じさせてしまう。かかる損傷発生を防ぐためにはクリーニングが必要となるが、クリーニングのサイクルが短くなってしまい、メンテナンスに要する時間・コストが増えて好ましくない。
特表平10−500497号公報
本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、熱現像プロセスを実行する際に、熱現像感光フィルムから揮発した有機酸や高級脂肪酸等の凝集物やフィルム端付近からの断裁くずや乳剤剥がれ等の異物が対向ローラに付着し成長することを防止できるようにした熱現像記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による熱現像記録装置は、シート状の熱現像感光フィルムを装填可能であるフィルム載置手段と、前記フィルム載置手段から前記熱現像感光フィルムを搬送する搬送手段と、前記搬送された熱現像感光フィルムに潜像を形成する露光手段と、前記熱現像感光フィルムの加熱手段と、前記熱現像感光フィルムを前記加熱手段に押圧するように対向して配置された複数の対向ローラと、を含み、前記潜像が形成された熱現像感光フィルムを加熱しながら搬送し可視化する熱現像手段と、を備える熱現像記録装置であって、前記複数の対向ローラの内の所定の対向ローラはフッ素樹脂を共析させるめっきが施されていることを特徴とする。
この熱現像記録装置によれば、フッ素樹脂を共析させるめっきが施されたことで対向ローラは潤滑性・撥水性・非粘着性が向上するので、その表面には熱現像感光フィルムから揮発した有機酸や高級脂肪酸等の凝集物やフィルム端付近からの断裁くずや乳剤剥がれ等の異物が付着し難くなる。従って、これらの異物が対向ローラに付着し成長することを防止できるので、成長した異物が加熱手段側に損傷を与えるおそれを低減でき、また、クリーニングのサイクルを長くできる。
上記熱現像記録装置において前記所定の対向ローラは金属材料から構成され、その表面にフッ素樹脂を共析させるニッケルめっきが施されていることが好ましい。
また、前記所定の対向ローラは、前記加熱手段に対し前記潜像の形成された熱現像感光フィルムが進入する側に位置することが好ましい。
また、前記加熱手段に前記複数の対向ローラが接触可能である対向ローラ接触領域は、前記加熱手段に前記熱現像感光フィルムが接触するフィルム接触領域よりも狭いように構成することが好ましい。これにより、加熱手段に接触可能な対向ローラ接触領域がフィルム接触領域よりも狭くフィルム接触領域内に存在するので、フィルム端付近からの断裁くずや乳剤剥がれ等が対向ローラに付着し難くなる。
なお、対向ローラ接触領域をフィルム接触領域よりも狭くするために、例えば、前記複数の対向ローラは大径部をそれぞれ有し、前記対向ローラ接触領域は前記加熱手段に前記大径部が接触可能な領域であるように構成できる。この場合、フィルム端付近からの断裁くずや乳剤剥がれ等が対向ローラの大径部に付着し難くなる。また、前記複数の対向ローラは小径部をそれぞれ有し、前記小径部が前記フィルム接触領域の端部に対応するように構成できる。対向ローラの小径部がフィルム接触領域の端(フィルムの左右側端)に対応して存在することで、フィルムに若干の搬送曲がりが生じても、対向ローラ接触領域がフィルム接触領域内に存在する関係を保つことができる。なお、大径部と小径部との境界は段差状に構成してよく、また、大径部と小径部との間に、大径部の端からローラ径が小径部まで漸次に減少するような傾斜部を介在させるようにしてもよい。
また、フッ素樹脂を共析させるめっきとは、複合めっきや機能めっきともいわれ、不溶性のフッ素樹脂微粒子を含ませて金属とともに微粒子を共析させることで、フッ素樹脂微粒子が金属マトリックスの中で均一に分散されて潤滑性・撥水性・非粘着性機能を得ることができるものである。
本発明によるもう1つの熱現像記録装置は、複数のサイズのシート状の熱現像感光フィルムを装填可能であるフィルム載置手段と、前記フィルム載置手段から前記熱現像感光フィルムを搬送する搬送手段と、前記搬送された熱現像感光フィルムに潜像を形成する露光手段と、前記熱現像感光フィルムの加熱手段と、前記熱現像感光フィルムを前記加熱手段に押圧する複数の対向ローラと、を含み、前記潜像が形成された熱現像感光フィルムを加熱しながら搬送し可視化する熱現像手段と、を備える熱現像記録装置であって、前記複数の対向ローラの内の所定の対向ローラは、フッ素樹脂を共析させるめっきが施されており、少なくとも前記所定の対向ローラは、前記加熱手段に前記熱現像感光フィルムの最大サイズが接触する端部領域とは接触しないように構成したことを特徴とする。
この熱現像記録装置によれば、フッ素樹脂を共析させるめっきが施されたことで所定の対向ローラは潤滑性・撥水性・非粘着性が向上するので、その表面には熱現像感光フィルムから揮発した有機酸や高級脂肪酸等の凝集物やフィルム端付近からの断裁くずや乳剤剥がれ等の異物が付着し難くなり、また、少なくとも所定の対向ローラは最大サイズフィルムが加熱手段に接触する端部領域とは接触しないので、フィルム端付近からの断裁くずや乳剤剥がれ等が対向ローラに付着し難くなる。従って、これらの異物が対向ローラに付着し成長することを防止できるので、成長した異物が加熱手段側に損傷を与えるおそれを低減でき、また、クリーニングのサイクルを長くできる。
上記熱現像記録装置において前記対向ローラが鉄鋼材料から構成され、その表面にフッ素樹脂を共析させたニッケルめっきが施されていることが好ましい。
本発明の熱現像記録装置によれば、熱現像プロセスを実行する際に、熱現像感光フィルムから揮発した有機酸や高級脂肪酸等の凝集物やフィルム端付近からの断裁くずや乳剤剥がれ等の異物が対向ローラに付着し成長することを防止できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図1は本実施の形態による熱現像記録装置の要部を示す正面図である。図2は図1の熱現像記録装置の熱現像部をフィルムの出口側から見た斜視図である。図3は図1の熱現像記録装置の露光部を概略的に示す図である。
図1に示すように熱現像記録装置100は、シート状の熱現像感光材料である熱現像感光フィルム(以下、「フィルム」という場合もある。)を所定枚数でパッケージした包装体を装填する第1及び第2の装填部11,12と、フィルムを1枚づつ露光・現像のために搬送する搬送部5とを有する供給部110と、供給部110から給送されたフィルムを露光し潜像を形成する露光部120と、潜像を形成されたフィルムを熱現像する熱現像部130と、現像されたフィルムの濃度を測定し濃度情報を得る濃度計200や搬送ローラ144等を含む冷却搬送部150と、を備える。
供給部110の第1及び第2の装填部11,12には、サイズの異なるフィルムをそれぞれ装填することができ、第1の装填部11または第2の装填部12からフィルムが1枚づつ搬送部5、搬送ローラ対139,141により図1の矢印方向(1)に搬送されるようになっている。そして、フィルムは矢印方向(2)に搬送され露光部120で潜像が形成され、次に搬送ローラ対142,143により矢印方向(3)へ搬送され熱現像部130で潜像が可視像化され、更に矢印方向(4)へ搬送され冷却搬送部150で冷却されてから排出部160に排出されるようになっている。搬送ローラ対139,141,142,143等は図4のモータ151等により回転駆動され、モータ151等は後述の図4のように中央演算装置(CPU)から構成された制御部152で制御される。
次に、露光部について説明する。図3のように、露光部120は、画像信号Sに基づき強度変調されたレーザ光Lを、回転多面鏡113によって偏向して、フィルムF上を主走査すると共に、フィルムFをレーザ光Lに対して主走査の方向と略直角な方向に相対移動させることにより副走査し、レーザ光Lを用いてフィルムFに潜像を形成するものである。
露光部120のより具体的な構成を以下に述べる。図3において、外部の画像信号出力装置121から出力されたデジタル信号である画像信号Sは、D/A変換器122においてアナログ信号に変換され、変調回路123に入力される。変調回路123は、かかるアナログ信号に基づき、レーザ光源部110aのドライバ124を制御して、レーザ光源部110aから変調されたレーザ光Lを照射させるようになっている。
レーザ光源部110aから照射されたレーザ光Lは、レンズ112を通過し、シリンドリカルレンズ115により上下方向にのみ収束されて、図中矢印A’方向に回転する回転多面鏡113に対し、その駆動軸に垂直な線像として入射するようになっている。回転多面鏡113は、レーザ光Lを主走査方向に反射し偏向し、偏向されたレーザ光Lは、2枚のレンズを組み合わせてなるシリンドリカルレンズを含むfθレンズ114を通過した後、光路上に主走査方向に延在して設けられたミラー116で反射されて、搬送ローラ対142により、矢印Y方向に搬送されている(副走査される)フィルムFの被走査面117上を、矢印X方向に繰り返し主走査する。すなわち、レーザ光Lを、フィルムF上の被走査面117の全面にわたって走査する。
fθレンズ114のシリンドリカルレンズは、入射したレーザ光LをフィルムFの被走査面117上に、副走査方向にのみ収束させるものとなっており、また前記fθレンズ114から前記被走査面までの距離は、fθレンズ114全体の焦点距離と等しくなっている。このように、露光部120においては、シリンドリカルレンズを含むfθレンズ114及びミラー116を配設しており、レーザ光Lが回転多面鏡113上で、一旦副走査方向にのみ収束させるようになっているので、回転多面鏡113に面倒れや軸ブレが生じても、フィルムFの被走査面117上において、レーザ光Lの走査位置が副走査方向にずれることがなく、等ピッチの走査線を形成することができるようになっている。回転多面鏡113は、例えばガルバノメータミラー等、その他の光偏光器に比べ走査安定性の点で優れているという利点がある。以上のようにして、フィルムFに画像信号Sに基づく潜像が形成されることとなる。
図4乃至図6はフィルムFを加熱する熱現像部130の構成を示す図であり、より具体的には、図4は熱現像部130の斜視図であり、図5は図4の構成をIV−IV線で切断して矢印方向に見た断面図であり、図6は図4の構成を正面から見た図である。
熱現像部130は、フィルムFを外周にほぼ密着して保持しつつ加熱可能な加熱部材としての加熱ドラム14を有している。加熱ドラム14は、フィルムFを所定の最低熱現像温度以上に、所定の熱現像時間維持することによって、フィルムFに、形成された潜像を可視画像として形成する機能を有する。ここで、最低熱現像温度とは、フィルムFに形成された潜像が熱現像され始める最低温度のことであり、例えば95℃以上である。一方、熱現像時間とは、フィルムFの潜像を所望の現像特性に現像するために、最低熱現像温度以上に維持するべき時間をいう。なお、フィルムFは、40℃以下では実質的に熱現像されないものであることが好ましい。
図4,図5に示すように、加熱ドラム14の外方には、案内部材かつ押圧部材として加熱ドラム14に比べて小径の回転自在の対向ローラ16が複数本設けられており、加熱ドラム14に対して平行に対向するように配置されている。
対向ローラ16は、鉄鋼またはステンレス鋼からなり、上流側の3本16a、16b、16cを中実の例えば直径12mmの大径ローラに構成し、その下流に隣接する対向ローラ16d及び最下流側の対向ローラ16eまでの残りの対向ローラ16を管状の例えば直径8mmの小径ローラに構成している。
複数の対向ローラ16の内、上流側の2本の対向ローラ16a、16bが鉄鋼から構成され、その表面にフッ素樹脂を共析させるニッケルめっきが施されている。例えば、被めっき体である対向ローラを溶液に浸漬することで、無電解Ni−Pめっきを行い、そのニッケル皮膜中にフッ素樹脂であるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の微粒子を共析させることにより、その表面に潤滑性・撥水性・非粘着性機能を付与している。これにより、対向ローラ16a、16bは、優れた潤滑性・撥水性・非粘着性の各機能を得ているため、その表面には、熱現像のときに熱現像感光フィルムから揮発した有機酸や高級脂肪酸等の凝集物やフィルム端付近からの断裁くずや乳剤剥がれ等の異物が付着し難くなる。
加熱ドラム14の両端には、フレーム18に支持されている案内ブラケット21が片側に3個ずつ備えられている。案内ブラケット21を組み合わせることにより、加熱ドラム14の両端において、対向するC字形状が形成されるようになっている。
案内ブラケット21は複数の対向ローラ16をその両端で一体的に保持しており、案内ブラケット21による保持位置が調整可能になっている。即ち、案内ブラケット21の位置を調整することで複数の対向ローラ16の加熱ドラム14に対する位置を調整できる。これにより、加熱ドラム14の軸線方向における加熱ドラム14と対向ローラ16との間の平行度を適切に調整できるので、フィルムが加熱ドラム14の外周面に均一に密着できる。特に、後述のように加熱ドラム14の外周面にフッ素樹脂等の滑面層を設けた場合に、かかる平行度のずれに起因して濃度むらが生じ易いのであるが、平行度を調整可能に構成することでかかる濃度むらを防止できる構成を実現できる。
各案内ブラケット21は、半径方向に延びた長孔42を9つ形成している。この長孔42から、対向ローラ16の両端部に設けられたシャフト40が突出する。シャフト40には、それぞれ各コイルばね28の一端が取り付けられており、各コイルばね28の他端は、案内ブラケット21の内方縁近傍に取り付けられている。従って、各対向ローラ16は、各コイルばね28の付勢力に基づく所定の力で、加熱ドラム14の外周にそれぞれ付勢される。フィルムFは、加熱ドラム14の外周と対向ローラ16との間に進入したときに、かかる所定の力で加熱ドラム14の外周面に対して押圧され、それによりフィルムFを全面的に均一に加熱する。このように、対向ローラ16は加熱ドラム14に対し付勢されながら回転する加熱ドラム14と協動してフィルムを挟持し搬送する。
加熱ドラム14に同軸に連結されたシャフト22は、フレーム18の端部部材20から外方に延在しており、シャフトベアリング24により、端部部材20に対して回転自在に支承されている。シャフト22の下方に配置され、端部部材20に取り付けられたマイクロステップモータ(図示省略)の回転軸23には、ギヤ(図示省略)が形成されている。一方、シャフト22にもギヤが形成されている。両ギヤを連結するタイミングベルト(ギヤが刻まれているベルト)25を介して、マイクロステップモータの動力がシャフト22に伝達され、それにより加熱ドラム14が回転する。なお、回転軸23からシャフト22への動力の伝達は、タイミングベルトではなくチェーンやギヤ列を介して行っても良い。
図4〜図6に示すように、加熱ドラム14は、回転自在な円筒形状のアルミニウム製のスリーブ36と、スリーブ36の内周面に貼り付けられた加熱源であるヒータ32と、スリーブ36の外側に取り付けられたシリコンゴム等からなる柔軟な弾性層38と、弾性層38の外周にフッ素樹脂を塗布等でコーティングして最外周面として形成された滑面層39と、を備える。ヒータ32に対し通電制御を行うことで加熱ドラム14が所定温度に加熱される。
弾性層38の厚さと熱伝導率は、複数のフィルムFの連続的処理を効率的に行えるように選択され、熱伝導率は0.5W/k以上が好ましい。また、弾性層38の硬度は、JIS−A硬度20乃至70度であることが好ましい。なお、弾性層38は、スリーブ36に間接的に取り付けられていても良い。
弾性層38はゴムまたはゴム状部材から構成でき、かかるゴムまたはゴム状部材としては、各種ゴム材料や熱可塑性エラストマなどの他に、ゴム材料と同様の弾性をもつ各種材料を広く含む。例えば、各種ゴム材料、樹脂材料、熱可塑性エラストマ等を、単独もしくは併用したものを用いても良い。この場合において、各種ゴム材料とは限定されるものではなく、例えば、固体のゴム材料の他に、液状の粘弾性体を硬化させて得られる液状反応硬化物等を用いても艮い。
また、固体のゴム材料とは、例えばエチレンプロピレン三元共重合体(EPDM)、ブチルゴム、ポリイソブチレン、エチレンプロピレンゴム、クロロフレンゴム、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−イソブレン−スチレン、スチレン−ブタジエン−スチレン、ウレタンゴム等を、単独もしくは併用して用いたポリマに対して、従来からゴム工業一般で用いられている、加硫剤や架橋剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、粘着付与剤、充填剤、可塑剤、老化防止剤、溶剤等の配合薬品を配合し、加硫(又は架橋)したものが含まれる。
また、液状のゴム材料とは、例えば、ウレタン、液状ポリブタジエン、変性シリコン、シリコン、ポリサルファイド等が含まれる。なお、これらの材料は、固体化させるための硬化剤を所定量添加して混合し、反応硬化させて用いることが好ましい。弾性層38は、密な状態に形成しても、スポンジ状に形成してもよい。
滑面層39を形成するために塗布するフッ素樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、テトラフルオロエチレンとハーフルオロアルコキシエチレンとの共重合体(PFA)、エチレンとテトラフルオロエチレンとの共重合体(ETFE)、テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロブロビレンとの共重合体(FEP)などの化合物が用いられる。
フィルムFが加熱ドラム14の周囲で熱現像のため加熱されると、例えば有機酸などの薬品成分を含むガスを発生するが、弾性層38の表面に設けられた滑面層39を構成するフッ素樹脂は、耐化学反応性を有するので、有機酸などのガス成分とは反応せず劣化しない。また、フッ素樹脂はそれらのガス成分が透過しないよう遮断し、シリコンゴム等からなる弾性層38が有機酸などのガス成分に接触することはないので、そのガス成分により劣化せず、また変質しない。よって、弾性層38は、経時的にその形状や物性の変化をほとんど起こさないので、初期の弾性力や熱伝導性を維持できる。
また、滑面層39の膜厚は、弾性層38の有機酸などのガス成分による劣化防止の観点から10μm以上が好ましく、濃度むら防止の観点から60μm以下が好ましい。
また、コイルばね28の付勢力は、フィルムFが加熱ドラム14の外周面により確実に密着して、十分な熱伝達を受けながら安定して搬送されるように対向ローラ16の押圧力を決定するものであるため、その値の選定には注意する必要がある。即ち、コイルばね28の付勢力が過小であれば、フィルムFに熱が不均一に伝導するため画像の現像が不完全になるおそれがあり、またフィルムの搬送が不安定になるおそれがある。
次に、加熱ドラム14から離れたフィルムFを最初に案内するガイド部材について図2,図5を参照して説明する。図2,図5のように、現像されたフィルムFを加熱ドラム14から分離し搬送方向に案内するためのガイド部材210が最下流の対向ローラ16eの下方に加熱ドラム14とローラ対144aとの間に配置されている。即ち、ガイド部材210は、フィルムFが加熱ドラム14と対向ローラ16との間で搬送されて最外周の滑面層39から離れた後に最初にその案内面300がフィルムFを案内するように配置されている。ガイド部材210の案内面300には不織布等の断熱性を有する部材が設けられている。
図2のように、ガイド部材210の両端には、ガイド部材210を加熱ドラム14に対し位置決めるための位置決め部250が設けられている。位置決め部250の突き当てコロを構成する回転部材251が加熱ドラム14に対し両端で当接しガイド部材210の先端210aと加熱ドラム14との間隙を一定に維持するようになっている。
次に、加熱ドラムに対する対向ローラ接触領域(対向ローラ位置)とフィルム接触領域(フィルムの通過幅)との関係について図7、図8を参照して説明する。図7は図2の加熱ドラムに対して配置された対向ローラ及びフィルムの通過幅を模式的に示す平面図である。図8は図7の対向ローラが加熱ドラムの表面と接触している状態を模式的に示す図である。
図7、図8のように、複数の対向ローラ16は、加熱ドラム14の中心軸方向Pに延びるように配置されるが、加熱ドラム14の中心軸方向Pの中央部に位置する大径部16gと、加熱ドラム14の中心軸方向Pの両端側に位置する小径部16hと、を有する。大径部16gと小径部16hとの境界16iは段差となっている。本実施の形態では対向ローラ16の大径部16gが加熱ドラム14と接触できるので、大径部16gの長さの範囲が対向ローラ接触領域Cである。
また、フィルムが加熱ドラム14と対向ローラ16との間に挟まれて加熱ドラム14の回転により加熱されながら図7の加熱ドラム14の円周方向Hに搬送されるが、このとき、フィルムは加熱ドラム14に対し図7,図8の中心軸方向Pの領域Aで接触するので、本実施の形態では領域Aがフィルム接触領域である。フィルム接触領域Aは加熱ドラム14上のフィルムの通過幅に対応する。
図7、図8に示すように、対向ローラ接触領域Cを構成する大径部16gの長さがフィルム接触領域Aよりも短く構成されており、対向ローラ16の境界16iとフィルム接触領域Aの各端との間に距離B(=(A−C)/2)が保たれている。フィルム接触領域Aの各端が小径部16hと対応している。
図7,図8の構成によれば、加熱ドラム14の表面に接触可能な大径部16gによる対向ローラ接触領域Cがフィルム接触領域Aよりも狭くフィルム接触領域A内に位置する。熱現像時に加熱ドラム14と対向ローラ16の大径部16gとの間にフィルムが介在し非接触の状態になったときも、対向ローラ接触領域Cがフィルム接触領域A内に位置する関係は維持される。このようにして、加熱ドラム14にフィルムが接触するとき、そのフィルムの両端部近傍では各対向ローラ16が加熱ドラム14と接触しないので、フィルムの熱現像にフィルム端付近からの断裁くずや乳剤剥がれ等が対向ローラ16に、特に大径部16gに付着し難くなり、固着物を形成しない。
更に、上流側の2本の対向ローラ16a、16bは、その表面にフッ素樹脂を共析させるニッケルめっきが施されることで、優れた潤滑性・撥水性・非粘着性の各機能を得ており、熱現像時にフィルムから揮発した有機酸や高級脂肪酸等の凝集物やフィルム端付近からの断裁くずや乳剤剥がれ等の異物が付着し難い。
また、複数の対向ローラの内の上流側の対向ローラ16は、図5のように、フィルムの進入口201の近くに位置し、特に、上流側の対向ローラ16a、16bと進入口201の近傍には、加熱時にフィルムから揮発した有機酸や高級脂肪酸等のガスが滞留し易く、装置停止時の温度低下に伴い上流側の対向ローラ16a、16bに凝集し付着し易く、汚れが発生してしまうのであるが、上述の通り、上流側の2本の対向ローラ16a、16bはフッ素樹脂を共析させるニッケルめっきが施されることで、熱現像時にフィルムから揮発した有機酸や高級脂肪酸等の凝集物やフィルム端付近からの断裁くずや乳剤剥がれ等の異物が付着し難くなっている。
以上のように、図1の熱現像部130における熱現像プロセスの際に各対向ローラ16において熱現像感光フィルムから揮発した高級脂肪酸等が装置停止時の温度低下に伴い凝集付着する核を形成しないので、固着物を核とした異物の成長を防止でき、対向ローラ16と加熱ドラム14との均一な接触を確保できる。このため、現像後のフィルムにおいて濃度むらを抑えることができるとともに、対向ローラ16に付着した異物が積層されて成長し、加熱ドラム14の表面の滑面層39更には弾性層38に損傷を与えるおそれを低減できる。
また、対向ローラ16,特に進入してきたフィルムの先端、側端、後端と最初に係合し、異物がフィルムから転写され易い上流側の2本の対向ローラ16a、16bにおいて、固着物を核とした異物が装置の運転と停止の繰り返しにより成長することを防止できるので、装置のメンテナンスサイクルを延ばすことができる。
また、図1の熱現像記録装置100が六切(幅8×長さ10)・四切(幅10×長さ12)・大四切(幅11×長さ14)・大角(幅14×長さ14)・半切(幅14×長さ17)の各サイズのフィルムを処理可能な場合、実際のランニングでは、半切・大四切サイズが使用量の大半を占め、これに大角を加えて、14インチ幅で搬送される場合がほとんどである。つまり、対向ローラのフィルム14インチ幅端部の対応位置は常に異物付着の可能性がある一方、六切・四切サイズは、前記14インチ幅に対し使用量も少なく、異物付着の可能性は比較的少ない。従って、対向ローラをフッ素樹脂共析めっきとすることで、異物付着量を抑制可能であり、メンテナンスサイクルを延長可能となる。このメンテナンスサイクル延長時に、対向ローラ16の14インチ対応部は小径部16hで小径化されているので、対向ローラ16の形状に起因する異物付着もなく好ましい。
次に、実施例により本発明をより具体的に説明する。実施例として、図1〜図8のような熱現像記録装置を作製し、対向ローラを直径10mm、8mmの鉄鋼から構成し、最上流側の2本の対向ローラにフッ素樹脂を共析させるニッケルめっきを施し、また、加熱ドラムを直径140mmにした。また、ニッケルめっきの被膜に含まれるフッ素樹脂の微粒子の割合(共析率)を30%とした。
上記実施例の熱現像記録装置で半切の熱現像感光フィルムを1.5万枚処理した後に各対向ローラに形成された汚れ付着物の厚さを測定した。その結果を図10に示す。図10は、100枚/時の速度で、1000枚/日のランニングを行い、終了後には電源をオフし、翌日に再度立ち上げランニングを行うことを繰り返した際の各対向ローラにおける汚れ付着物の厚さデータを示すグラフである。図10には、対向ローラにニッケルめっき(共析ニッケルめっきではない)を施した以外は実施例と同様にした比較例の結果も併せて示す。
図10から、比較例では最上流側の2本の対向ローラに汚れ付着物がかなり厚く形成されているが、実施例では汚れ付着物がかなり減っており、フッ素樹脂を共析させるニッケルめっきの効果が現れていることが分かる。なお、上流側から3本目以降の対向ローラには実施例と比較例ともにさほど汚れ付着物は形成されていない。
以上のように本発明を実施の形態及び実施例により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、図7,図8では、対向ローラ16の大径部16gと小径部16hとの境界16iを段差状に構成したが、図8の破線で示すように、大径部16gと小径部16hとの間に、大径部16gの端からローラ径が小径部16hまで漸次に減少するような傾斜部16jを介在させるように構成してもよい。
また、図9のように、大径部16gと長さの比較的短い大径部16g’との間に小径部16h’を設け、この小径部16h’に対応して加熱ドラム14上のフィルムFの一端F1が位置するようにしてもよい。フィルムFの他端F2は図7,図8と同様に小径部16hに対応する。図9の構成により、図7,図8と同様の効果を得ることができる。なお、図9のような対向ローラ16は、例えば、大径部16gと大径部16g’が連続した状態のローラを小径部16h’が形成されるように機械加工を行うことで得ることができる。
また、図8、図9の対向ローラにフッ素樹脂を共析させるニッケルめっきを施す場合、大径部16gと16g’だけではなく、図8の小径部16h、図8の破線の傾斜部16j・小径部16h、及び図9の小径部16hと16h’にも共析ニッケルめっきを施すことが好ましい。共析ニッケルめっきは、溶液に浸漬することで実施できるので、これらの傾斜部や小径部にも簡単に施すことができる。
また、本実施の形態では、最上流側の2本の対向ローラ16a、16bにフッ素樹脂を共析させるニッケルめっきを施したが、熱現像部130の構造や排気口の位置等の関係で他の対向ローラにおいて上記異物の付着が問題となる場合には、適宜、フッ素樹脂を共析させるニッケルめっきを施した対向ローラを用いることが好ましい。
また、図5において、上流側の蓄熱容量を大きくした対向ローラは、その本数を適宜増減でき、また、大径の管状ローラから肉厚を適宜大きくして構成してもよい。また、材質もステンレス鋼や鉄鋼以外のアルミニウム材料等から構成してもよい。また、対向ローラの直径は、3段階またはそれ以上に変えてもよく、また、異なる径のローラを交互に配列してもよい。
本実施の形態による熱現像記録装置の要部を示す正面図である。 図1の熱現像記録装置の熱現像部をフィルムの出口側から見た斜視図である。 図1の熱現像記録装置の露光部を概略的に示す図である。 図1の熱現像部130の斜視図である。 図4の構成をIV−IV線で切断して矢印方向に見た断面図である。 図4の構成を正面から見た図である。 図2の加熱ドラムに対して配置された対向ローラ及びフィルムの通過幅を模式的に示す平面図である。 図7の対向ローラが加熱ドラムの表面と接触している状態を模式的に示す図である。 図7,図8の対向ローラの変形例を示す図8と同様の図である。 本実施例において半切の熱現像感光フィルムを用いて、100枚/時の速度で、1000枚/日のランニングを行い、終了後には電源をオフし、翌日に再度立ち上げランニングを行うことを繰り返し、計1.5万枚処理した後に各対向ローラに形成された汚れ付着物の厚さを測定したデータを示すグラフである。
符号の説明
11,12 装填部
14 加熱ドラム
16 対向ローラ
16a、16b 上流側の対向ローラ
16g、16g’ 大径部
16h 小径部
16j 傾斜部
38 弾性層
39 滑面層
100 熱現像記録装置
120 露光部
130 熱現像部
139,141,142,143 搬送ローラ対
150 冷却搬送部
A フィルム接触領域
C 対向ローラ接触領域
F フィルム、熱現像感光フィルム

Claims (6)

  1. シート状の熱現像感光フィルムを装填可能であるフィルム載置手段と、
    前記フィルム載置手段から前記熱現像感光フィルムを搬送する搬送手段と、
    前記搬送された熱現像感光フィルムに潜像を形成する露光手段と、
    前記熱現像感光フィルムの加熱手段と、前記熱現像感光フィルムを前記加熱手段に押圧するように対向して配置された複数の対向ローラと、を含み、前記潜像が形成された熱現像感光フィルムを加熱しながら搬送し可視化する熱現像手段と、を備える熱現像記録装置であって、
    前記複数の対向ローラの内の所定の対向ローラは、フッ素樹脂を共析させるめっきが施されていることを特徴とする熱現像記録装置。
  2. 前記所定の対向ローラは金属材料から構成され、その表面にフッ素樹脂を共析させるニッケルめっきが施されていることを特徴とする請求項1に記載の熱現像記録装置。
  3. 前記所定の対向ローラは、前記加熱手段に対し前記潜像の形成された熱現像感光フィルムが進入する側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の熱現像記録装置。
  4. 前記加熱手段に前記複数の対向ローラが接触可能である対向ローラ接触領域は、前記加熱手段に前記熱現像感光フィルムが接触するフィルム接触領域よりも狭いことを特徴とする請求項1,2または3に記載の熱現像記録装置。
  5. 複数のサイズのシート状の熱現像感光フィルムを装填可能であるフィルム載置手段と、
    前記フィルム載置手段から前記熱現像感光フィルムを搬送する搬送手段と、
    前記搬送された熱現像感光フィルムに潜像を形成する露光手段と、
    前記熱現像感光フィルムの加熱手段と、前記熱現像感光フィルムを前記加熱手段に押圧する複数の対向ローラと、を含み、前記潜像が形成された熱現像感光フィルムを加熱しながら搬送し可視化する熱現像手段と、を備える熱現像記録装置であって、
    前記複数の対向ローラの内の所定の対向ローラは、フッ素樹脂を共析させるめっきが施されており、
    少なくとも前記所定の対向ローラは、前記加熱手段に前記熱現像感光フィルムの最大サイズが接触する端部領域とは接触しないように構成したことを特徴とする熱現像記録装置。
  6. 前記対向ローラが鉄鋼材料から構成され、その表面にフッ素樹脂を共析させたニッケルめっきが施されていることを特徴とする請求項6に記載の熱現像記録装置。

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