JP2005338154A - 光学素子、光学エンジン、及び光学エンジンの制御方法 - Google Patents

光学素子、光学エンジン、及び光学エンジンの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、立体画像を表示することのできる光量ロスの少ない光学素子を提供することを目的とする。
【解決手段】光を入射して、互いに可干渉な第1の位相を有する光(La)と、第2の位相を有する光(Lb)との少なくとも2つの光を射出する画素(14)を複数配置してなる光学素子(11)であって、前記第1および前記第2の位相は、前記第1の位相を有する光(La)と前記第2の位相を有する光(Lb)とが干渉して生じる干渉光波に、平面画像或いは、立体画像生成用の複素振幅分布が付与されるよう予め設定されていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、任意の光波を生成することのできる光学素子、光学エンジン、及び光学エンジンの制御方法に関する。
立体画像の表示原理は次のとおりである。
図9(a)に示すように、コヒーレントな光により照明されている物体101からは、反射光が生じる。この反射光が任意平面Sに作る光波は、図9(b)に示すように、各位置でそれぞれの複素振幅(振幅(r)及び位相(θ))を持った複素振幅分布を有している。
よって、これと同じ、或いは似た複素振幅分布の光波を人工的に生成すれば、図9(b)に示すように物体101が無くとも、立体画像の虚像101’を観察者に対し表示することができる。
このように特定の光波を人工的に生成する素子として有名なのは、ホログラム素子である(特許文献1など)。
一般に、ホログラム素子は、照明光を各方向に回折し、その回折光によって特定の光波を生成するものである。
特開平7−225546号公報
しかし、ホログラム素子で利用されるのは0次を除く回折光のみなので、照明光の殆どが無駄になる。
また、ホログラム素子を用いて立体画像を変化させようとしたならば、多数のホログラム素子と、それらを高速に切り換える機構とを要し、大がかりになる。
そこで本発明は、立体画像を表示することのできる光量ロスの少ない光学素子を提供することを目的とする。
また、本発明は、任意の立体画像を表示することのできる光量ロスの少ない小型の光学エンジンを提供することを目的とする。
また、本発明は、任意の光波を光学エンジンに生成させることのできる光量ロスの少ない光学エンジンの制御方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の光学素子は、光を入射して、互いに可干渉な第1の位相を有する光と、第2の位相を有する光との少なくとも2つの光を射出する画素を複数配置してなる光学素子であって、前記第1および前記第2の位相は、前記第1の位相を有する光と前記第2の位相を有する光とが干渉して生じる干渉光波に、平面画像或いは、立体画像生成用の複素振幅分布が付与されるよう予め設定されていることを特徴とする。
請求項2に記載の光学素子は、請求項1に記載の光学素子において、前記画素は、互いに高さの異なる複数の反射部材からなることを特徴とする。
請求項3に記載の光学素子は、請求項1に記載の光学素子において、前記画素は、互いに屈折率または、厚みの異なる複数の透過部材からなることを特徴とする。
請求項4に記載の光学素子は、請求項1に記載の光学素子において、前記画素は、隣接配置された第1の位相を有する光を射出する第1の位相変換部と、第2の位相を有する光を射出する第2の位相変換部とで構成され、前記位相変換部の並び方向は、前記平面画像、あるいは立体画像を観察する観察者から見た縦方向に相当することを特徴とする。
請求項5に記載の光学エンジンは、光を入射して、互いに可干渉な第1の位相を有する光と、第2の位相を有する光との、少なくとも2つ位相を有する光を射出する画素を複数配置してなる光学エンジンであって、前記第1の位相と前記第2の位相とは自在に変調可能であり、前記第1および前記第2の位相は、前記第1の位相を有する光と前記第2の位相を有する光とが干渉して生じる干渉光波に、平面画像或いは、立体画像生成用の複素振幅分布が付与されるよう設定されることを特徴とする。
請求項6に記載の光学エンジンは、請求項5に記載の光学エンジンにおいて、前記画素は、各々の高さが独立して可変の複数の反射鏡からなることを特徴とする。
請求項7に記載の光学エンジンは、請求項5に記載の光学エンジンにおいて、前記画素は、マイクロマシンの複数の素子からなることを特徴とする。
請求項8に記載の光学エンジンは、請求項5に記載の光学エンジンにおいて、前記画素は、透過光の位相が可変の液晶の複数の素子からなることを特徴とする。
請求項9に記載の光学エンジンは、請求項5に記載の光学エンジンにおいて、前記画素は、隣接配置された第1の位相を有する光を射出する第1の位相変換部と、第2の位相を有する光を射出する第2の位相変換部とで構成され、前記位相変換部の並び方向は、前記平面画像、あるいは立体画像を観察する観察者から見た縦方向に相当することを特徴とする。
請求項10に記載の光学エンジンの制御方法は、光を入射して、互いに可干渉な第1の位相を有する光と、第2の位相を有する光との、少なくとも2つの位相を有する光を射出する画素を複数配置してなり、前記第1の位相と前記第2の位相とは自在に変調可能な光学エンジンの制御方法であって、前記第1の位相を有する光と前記第2の位相を有する光とが干渉して生じる干渉光波に、平面画像或いは、立体画像生成用の複素振幅分布が付与されるよう、前記第1の位相と前記第2の位相とを設定することを特徴とする。
本発明によれば、立体画像を表示することのできる光量ロスの少ない光学素子が実現する。
また、本発明によれば、任意の立体画像を表示することのできる光量ロスの少ない小型の光学エンジンが実現する。
また、本発明は、任意の光波を光学エンジンに生成させることのできる光量ロスの少ない光学エンジンの制御方法が実現する。
[第1実施形態]
以下、図1、図2、図3に基づき本発明の第1実施形態を説明する。
本実施形態は、反射型光学素子(請求項の光学素子に対応する。)の実施形態である。
先ず、反射型光学素子の使用形態を説明する。
図1(a)に示すように、反射型光学素子11は、コヒーレントな照明光束によって照明されると、入射光束を観察眼の方向に反射する。図1(a)において、符号12、13で示すのは、光源、レンズである。
反射型光学素子11の照明方法としては様々な方法が挙げられるが、図1(a)に示すように斜めから照明する方法の他、図1(b)に示すように、正面から照明する方法もある。図1(b)において、符号HMで示すのは、ハーフミラーである。以下、簡単のため、正面から照明する方法(図1(b))が採用された場合を説明する。
反射型光学素子11は、図2(a)に示すように、反射率の等しい微小反射鏡からなる位相変換部14a,14bを、その反射面を表面に向けて平面基板上に二次元状に配置してなる。
観察者から見て縦方向(図ではY方向)に並ぶ1対の位相変換部14a,14bが、単位画素14として用いられる。観察者から見ると画素14は、縦方向に長い長方形となる。
よって、画素14は、観察者から見て横方向に密に並び、観察者から見て縦方向に粗に並ぶことになる。
次に、反射型光学素子11の近傍での光の振る舞いを説明する。
画素14に照明光束が入射すると、図2(b)に示すとおり、その光束は、位相変換部14a,14bそれぞれの反射面にて反射される。位相変換部14a,14bのそれぞれにおける反射光La,Lbは互いに干渉して干渉光Liとなり観察眼に向かう。
反射光Laの位相は、位相変換部14aの反射面の高さによって決まり、反射光Lbの位相は、位相変換部14bの反射面の高さによって決まる。
次に、干渉光Liの詳細を説明する。
図3(a)に示すように、反射型光学素子11から所定距離だけ離れた或る基準面S上における干渉光Liを考える。
この干渉光Liの複素振幅は、基準面Sにおける反射光Laの位相と反射光Lbの位相との関係によって決まる。よって、その複素振幅は、位相変換部14aの反射面の高さと位相変換部14bの反射面の高さとによって決まる。以下、それを数式で示す。
位相変換部14a,14bの反射面の高さを、基準面Sまでの距離d1,d2で表すと、干渉光Liの複素振幅Arは、式(1)で与えられる。
Figure 2005338154
但し、
r:反射光La,Lbの振幅,
k:波数(照明光の波長λに対しk=2π/λ)
である。なお、ここでは、反射光La,Lbの振幅を等しいとみなした。また、光路の媒質を空気としてその屈折率を1とした。
このような干渉光Liは、各画素14の反射光La,Lbによりそれぞれ生じ、それらは図1(b)に点線で示したように観察眼に対しそれぞれ入射する。
次に、位相変換部14a,14bの反射面の高さ設定を説明する。
各画素14における位相変換部14a,14bの反射面の高さの組み合わせは予め選定されている。
その選定は、各干渉光Liからなる光波の複素振幅分布が、或る特定の立体画像を表示するための光波(例えば、図9(b)に示す光波)の複素振幅分布に一致するように行われる。
よって、その選定では、その複素振幅分布のデータと式(1)とが用いられる。
次に、反射型光学素子11の反射面の高さの設定範囲を説明する。
反射型光学素子11による立体画像の再現性を最大に引き出すため、干渉光Liの振幅と位相とはそれぞれ最大範囲の各値に設定可能である必要がある。
つまり、式(1)において、振幅項が0〜2rの範囲の各値に設定可能であり、かつ位相項が−π〜πの範囲の各値に設定可能である必要がある。
このため、d1とd2とは、式(1−1)及び式(1−2)を満足する各値をとる。
−π≦2k(d1−d2)≦π ・・・(1−1)
−π≦k(d1+d2)≦π ・・・(1−2)
ここで、k=2π/λであるので、式(1−1),(1−2)は、式(1−3),(1−4)と変形される。
−λ/4≦d1−d2≦λ/4 ・・・(1−3)
−λ/2≦d1+d2≦λ/2 ・・・(1−4)
よって、式(1−5),(1−6)が得られる。
−3λ/8≦d1≦3λ/8 ・・・(1−5)
−3λ/8≦d2≦3λ/8 ・・・(1−6)
つまり、d1とd2とは、少なくとも±3λ/8の範囲の各値に設定されればよい。
なお、計算上は、d1,d2の設定範囲を±3λ/8としたが、図3に示すような素子では、これに一定の長さが加わっている。
次に、反射型光学素子11の効果を説明する。
各画素14における位相変換部14a,14bの反射面の高さの組み合わせが上述したごとく選定されているので、観察者は、立体画像(例えば、図9(b)に示すような虚像101’)を観察することができる。
しかも、立体画像を表示するための光波として、位相変換部14a,14bにおける反射光La,Lbの干渉光Liを利用するので、それら位相変換部14a,14bの反射面の反射率さえ十分に高ければ、照明光のロスは極めて少なく抑えられる。
さらに、反射型光学素子11は、位相変換部14a,14bを二次元的に並べただけの単一素子であるので、小型である。仮に、そのサイズを拡大した場合にも、その厚さは薄く保たれる。
また、画素14の位相変換部14a,14bの面は、縦方向(図中Y方向)に対して通常不連続な凹凸となるので、図3(b)に示すように、回折光Dを生じ易い。しかしながら、本実施形態では、観察者の2眼が横方向に配置されるので、この回折光Dは、あまり立体視の妨げにはならない。
(その他)
なお、反射型光学素子11の製造には、例えば、以下の<1>,<2>,<3>の手順が含まれる。
<1>複素振幅分布のデータと式(1)とに基づき、光源12の波長λと共に反射型光学素子11上の反射面の高さ分布を決定する(反射型光学素子11の設計)。
<2>反射型光学素子11の位相変換部14a,14bの部分の原型(光硬化型学樹脂など)を用意し、その原型の表面を公知の樹脂成形などの技術により、<1>で決定された高さ分布の凹凸に成形する。成形には、原型の材料に適した公知の手法が適用される。
<3>凹凸の表面にアルミ膜などの反射膜を成膜する。
また、本実施形態では、反射型光学素子11を正面から照明する方法を採用したが、斜めから照明する場合も同様の原理に基づき位相変換部14a,14bの高さの組み合わせを選定すれば、同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、位相変換部14a,14bからの反射光の振幅を等しいとしたが、反射面の面積と反射率とが等しい必要はなく、両者を掛け合わせた値が等しければよい。
また、本実施形態では、位相変換部14a,14bの反射面の高さの組み合わせ(高さ分布)を選定するに当たり、立体画像を表示するための光波の複素振幅分布のデータが用いられたが、そのデータは、立体のデータ(立体の形状、反射率など)から演算によって求められたものであっても、立体から実測されたものであってもよい。
[第2実施形態]
以下、図4、図5、図6に基づき本発明の第2実施形態を説明する。
本実施形態は、透過型光学素子(請求項の光学素子に対応する。)の実施形態である。
先ず、透過型光学素子の使用形態を説明する。
図4(a)に示すように、透過型光学素子21は、コヒーレントな照明光束によって照明されると、入射光束を観察眼の方向に透過する。図4(a)において、符号12、13で示すのは、光源、レンズである。
透過型光学素子21の照明方法としては様々な方法が挙げられるが、図4(a)に示すように裏側から照明する方法の他、図4(b)に示すように、正面から照明する方法もある。図4(b)において、符号HMで示すのは、ハーフミラーであり、符号Mで示すのは、光路を折り返すミラーである。以下、簡単のため、裏側から照明する方法(図4(a))が採用された場合を説明する。
透過型光学素子21は、図5(a)に示すように、屈折率の等しい微小透過部材からなる位相変換部24a,24bを、二次元状に配置してなる。
観察者から見て縦方向(図ではY方向)に並ぶ1対の位相変換部24a,24bが、単位画素24として用いられる。観察者から見ると画素24は、縦方向に長い長方形となる。
よって、画素24は、観察者から見て横方向に密に並び、観察者から見て縦方向に粗に並ぶことになる。
次に、透過型光学素子21の近傍での光の振る舞いを説明する。
画素24に照明光束が入射すると、図5(b)に示すとおり、その光束は、位相変換部24a,24bを透過する。位相変換部24a,24bの透過光La,Lbは互いに干渉して干渉光Liとなり観察眼に向かう。
透過光Laの位相は、位相変換部24aの厚さによって決まり、透過光Lbの位相は、位相変換部24bの厚さによって決まる。
次に、干渉光Liの詳細を説明する。
図6に示すように、透過型光学素子24から所定距離Lだけ離れた或る基準面S上における干渉光Liを考える。
この干渉光Liの複素振幅は、基準面Sにおける透過光Laの位相と透過光Lbの位相との関係によって決まる。よって、その複素振幅は、位相変換部24aの厚さと位相変換部24bの厚さとによって決まる。以下、それを数式で示す。
位相変換部24a,24bの厚さをd3,d4で表すと、干渉光Liの複素振幅Atは、式(2)で与えられる。
Figure 2005338154
但し、
Dc:透過光Laの光学的光路長,
Dd:透過光Lbの光学的光路長,
n:位相変換部24a,24bの屈折率
r’:透過光La,Lbの振幅,
k:波数(照明光の波長λに対しk=2π/λ),
である。なお、ここでは、透過光La,Lbの振幅を等しいとみなした。また、位相変換部24a,24b以外の光路の媒質を空気としてその屈折率を1とした。
このような干渉光Liは、各画素24の透過光La,Lbによりそれぞれ生じ、それらは図4(a)に点線で示したように観察眼に対しそれぞれ入射する。
次に、位相変換部24a,24bの厚さ設定を説明する。
各画素24における位相変換部24a,24bの厚さの組み合わせは予め選定されている。
その選定は、各干渉光Liからなる光波の複素振幅分布が、或る特定の立体画像を表示するための光波(例えば、図9(b)に示す光波)の複素振幅分布に一致するように行われる。
よって、その選定では、その複素振幅分布のデータと式(2)とが用いられる。
次に、透過型光学素子21の厚さ分布の設定範囲を説明する。
透過型光学素子21による立体画像の再現性を最大に引き出すため、干渉光Liの振幅と位相とはそれぞれ最大範囲の各値に設定可能である必要がある。
つまり、式(2)において、振幅項が0〜2r’の範囲の各値に設定可能であり、かつ位相項が−π〜πの範囲の各値に設定可能である必要がある。
このため、d3とd4とは、式(2−1)及び式(2−2)を満足する各値をとる。
−π≦k(n−1)(d3−d4)≦π ・・・(2−1)
−π≦k(n−1)(d3+d4)/2≦π ・・・(2−2)
ここで、k=2π/λであるので、式(2−1),(2−2)は、式(2−3),(2−4)と変形される。
−λ/(2n−2)≦d3−d4≦λ/(2n−2) ・・・(2−3)
−λ/(n−1)≦d3+d4≦λ/(n−1) ・・・(2−4)
よって、式(2−5),(2−6)が得られる。
−3λ/(4n−4)≦d3≦3λ/(4n−4) ・・・(2−5)
−3λ/(4n−4)≦d4≦3λ/(4n−4) ・・・(2−6)
つまり、d3とd4とは、少なくとも±3λ/(4n−4)の範囲の各値に設定されればよい。
なお、計算上は、d3,d4の設定範囲を±3λ/(4n−4)としたが、図6に示すような素子では、これに一定の長さが加わっている。
次に、透過型光学素子21の効果を説明する。
各画素24における位相変換部24a,24bの厚さの組み合わせが上述したごとく選定されているので、観察者は、立体画像(例えば、図9(b)に示すような虚像101’)を観察することができる。
しかも、立体画像を表示するための光波として、位相変換部24a,24bにおける透過光La,Lbの干渉光Liを利用するので、それら位相変換部24a,24bの透過率さえ十分に高ければ、照明光のロスは極めて少なく抑えられる。
さらに、透過型光学素子21は、位相変換部24a,24bを二次元的に並べただけの単一素子であるので、小型である。仮に、そのサイズを拡大した場合にも、その厚さは薄く保たれる。
また、画素24の位相変換部24a,24bの面は、縦方向(図中Y方向)に対して通常不連続な凹凸となるので、回折光Dを生じ易い。しかしながら、本実施形態では、観察者の2眼が横方向に配置されるので、この回折光Dは、あまり立体視の妨げにはならない。
(その他)
なお、透過型光学素子21の製造には、例えば、以下の<1>,<2>の手順が含まれる。
<1>複素振幅分布のデータと式(2)とに基づき、光源12の波長λと共に透過型光学素子21の厚さ分布を決定する(透過型光学素子21の設計)。
<2>透過型光学素子21の原型(波長λの光に対し透明な光硬化型樹脂など)を用意し、その原型の表面を公知の樹脂成形などの技術により、<1>で決定された厚さ分布の凹凸に成形する。成形には、原型の材料に適した公知の手法が適用される。
また、本実施形態では、透過型光学素子21を裏側から照明する方法を採用したが、正面から照明する場合も同様の原理に基づき位相変換部24a,24bの厚さの組み合わせを選定すれば、同様の効果が得られる。因みに、その場合には、照明光が位相変換部24a,24bを往復するので、位相変換部24a,24bの厚さ変化に対する透過光La,Lbの位相変化の感度が2倍に増加するので、それら厚さの組み合わせを選定する際には、その点を考慮した式が用いられる。
また、本実施形態では、位相変換部24a,24bの屈折率を等しいとしたが、異なるものとしてもよい。但し、その場合、位相変換部24a,24bの厚さの組み合わせを選定する際に、それら屈折率の差異を考慮した式が用いられる。
また、本実施形態では、位相変換部24a,24bの厚さの組み合わせ(厚さ分布)を選定するに当たり、立体画像を表示するための光波の複素振幅分布のデータが用いられたが、そのデータは、立体のデータ(立体の形状、反射率など)から演算によって求められたものであっても、立体から実測されたものであってもよい。
[第3実施形態]
以下、図7に基づき本発明の第3実施形態を説明する。
本実施形態は、反射型光学エンジン(請求項の光学エンジンに対応する。)の実施形態である。ここでは、主に、第1実施形態の反射型光学素子11との相違点を説明する。
反射型光学素子11が特定の立体画像しか表示できないのに対し、反射型光学エンジンは、様々な立体画像を表示することができる。
先ず、反射型光学エンジンの使用形態を説明する。
反射型光学エンジンの使用形態は、第1実施形態の反射型光学素子11の使用形態(図1(a),(b)参照)と略同じである。図7には、正面から照明する方法が採用された使用形態を示した。以下、簡単のため、その方法が採用された場合を説明する。
反射型光学エンジン31は、図7に示すように、コンピュータや回路などからなる制御部32によって制御される。制御部32には、複素振幅分布のデータが外部から入力される。この複素振幅分布のデータは、立体画像を表示するための光波(例えば、図9(b)に示す光波)の複素振幅分布を示す。
なお、制御部32による反射型光学エンジン31の制御方法が、請求項の光学エンジンの制御方法に対応する。
次に、反射型光学エンジン31の構成を説明する。
反射型光学エンジン31は、図7の下部に拡大して示すように、反射率の等しい高さ可変の微小反射鏡からなる位相変調部34a,34bを、反射型光学素子11の位相変換部14a,14bと同様に配置してなる。1対の位相変調部34a,34bが、単位画素34として用いられる。
このような反射型光学エンジン31には、例えば、反射型位相変調素子、具体的には、マイクロマシン(MEMS:Micro Electro mechanical Systems)の1つであるGLV(Grating Light Valve)が適用される(例えば、米SILICON LIGHT MACHINES社が開発したもの)。この反射型位相変調素子の単位リボンを、位相変調部34a,34bとして用いればよい。なお、本明細書において「マイクロマシン」とは、Si基板上に半導体微細加工をベースとした方法で機械構造を作り込み、ワンチップ化したものを指す。
この反射型位相変調素子を適用した反射型光学エンジン31は、位相変調部34a,34bのそれぞれの反射面の高さを電気的指令によりnmオーダで変位することが可能である。
次に、反射型光学エンジン31の近傍での光の振る舞いを説明する。
この反射型光学エンジン31の近傍での光の振る舞いは、反射型光学素子11の近傍での光の振る舞いと同じである。つまり、各画素34の反射光La,Lbにより干渉光Liが生じ、各画素34の各干渉光Liが成す光波が観察眼に入射する。
よって、位相変調部34a,34bの高さの可変範囲は、それぞれ少なくとも±3λ/8の範囲であればよい。
次に、位相変調部34a,34bの高さ設定を説明する。
各画素34における位相変調部34a,34bの反射面の高さの組み合わせは、制御部32によって選定され、それぞれ設定される。
その選定は、外部から入力された複素振幅分布のデータに基づき、各画素34からの各干渉光Liからなる光波の複素振幅分布がその入力された複素振幅分布に一致するように行われる。
次に、反射型光学エンジン31の効果を説明する。
各画素34における位相変調部34a,34bの反射面の高さの組み合わせは上述したごとく選定されている。
また、立体画像を表示するための光波として、位相変調部34a,34bにおける反射光La,Lbの干渉光Liが利用される。
また、反射型光学エンジン31は、位相変調部34a,34bを二次元的に並べただけの単一素子である。
また、画素34は、観察者から見て横方向に密に並び、観察者から見て縦方向に粗に並ぶ。
したがって、第1実施形態の反射型光学素子11と同じ効果が得られる。
さらに、反射型光学エンジン31の反射面の高さ分布は可変なので、様々な立体画像を表示することができる。
また、制御部32が、各干渉光Liからなる光波の複素振幅分布を、外部から入力された複素振幅分布に一致させるので、ユーザは、その制御部32への入力データを変更するだけで、光学エンジン31に表示させる立体画像を変更することができる。
さらに、反射型光学エンジン31にはマイクロマシンが適用されるので、反射面の高さ分布の変更を、高速かつ高精度に行うことができる。よって、立体動画像の表示も可能である。
(その他)
なお、本実施形態では、制御部32に入力されるデータが複素振幅分布のデータとされたが、立体のデータ(立体の形状、反射率など)とされてもよい。その場合、制御部32の手順には、立体のデータから、その立体の立体画像を表示するための光波の複素振幅分布を求める手順が追加される。
また、本実施形態では、反射型光学エンジン31を正面から照明する方法を採用したが、斜めから照明する場合も同様の原理に基づき位相変調部34a,34bの高さの組み合わせが選定されれば、同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、位相変調部34a,34bの反射面の反射率を等しいとしたが、異なるものとしてもよい。
[第4実施形態]
以下、図8に基づき本発明の第4実施形態を説明する。
本実施形態は、透過型光学エンジン(請求項の光学エンジンに対応する。)の実施形態である。ここでは、主に、第2実施形態の透過型光学素子21との相違点を説明する。
透過型光学素子21が特定の立体画像しか表示できないのに対し、透過型光学エンジンは、様々な立体画像を表示することができる。
先ず、透過型光学エンジンの使用形態を説明する。
透過型光学エンジンの使用形態は、第2実施形態の透過型光学素子21の使用形態(図4(a),(b)参照)と略同じである。図8には、裏側から照明する方法が採用された使用形態を示した。以下、簡単のため、その方法が採用された場合を説明する。
透過型光学エンジン41は、図8に示すように、コンピュータや回路などからなる制御部42によって制御される。制御部42には、複素振幅分布のデータが外部から入力される。この複素振幅分布のデータは、立体画像を表示するための光波(例えば、図9(b)に示す光波)の複素振幅分布を示す。
なお、制御部42による透過型光学エンジン41の制御方法が、請求項の光学エンジンの制御方法に対応する。
次に、透過型光学エンジン41の構成を説明する。
透過型光学エンジン41は、図8の下部に拡大して示すように、透過光の位相変調が自在の液晶からなる位相変調部44a,44bを、透過型光学素子21の位相変換部24a,24bと同様に配置してなる。1対の位相変調部44a,44bが、単位画素44として用いられる。
このような透過型光学エンジン41には、例えば、平行配向液晶空間光変調器(Parallel-Aligned Liquid crystal Spatial Light Modulator:PAL-SLM)、或いはこれとLCDとを組み合わせたプログラマブル位相変調ユニット(Programmable Phase Modulator:PPM)が適用される。
次に、透過型光学エンジン41の近傍での光の振る舞いを説明する。
この透過型光学エンジン41の近傍での光の振る舞いは、透過型光学素子21の近傍での光の振る舞いと略同じである。つまり、各画素44の透過光La,Lbにより干渉光Liが生じ、各画素44の各干渉光Liが成す光波が観察眼に入射する。
よって、位相変調部44a,44bの位相変調量の可変範囲は、式(2)において、干渉光Liの振幅項が0〜2r’の範囲で変化し、かつ干渉光Liの位相項が−π〜πの範囲で変化できるよう設定される。
次に、位相変調部44a,44bの位相変調量の設定を説明する。
各画素44における位相変調部44a,44bの位相変調量の組み合わせは、制御部42によって選定され、それぞれ設定される。
その選定は、外部から入力された複素振幅分布のデータに基づき、各画素44の各干渉光Liからなる光波の複素振幅分布がその入力された複素振幅分布に一致するように行われる。
次に、透過型光学エンジン41の効果を説明する。
各画素44における位相変調部44a,44bの位相変調量の組み合わせは上述したごとく選定されている。
また、立体画像を表示するための光波として、位相変調部44a,44bにおける透過光La,Lbの干渉光Liが利用される。
また、透過型光学エンジン41は、位相変調部44a,44bを二次元的に並べただけの単一素子である。
また、画素44は、観察者から見て横方向に密に並び、観察者から見て縦方向に粗に並ぶ。
したがって、第2実施形態の透過型光学素子21と同じ効果が得られる。
さらに、透過型光学エンジン41の位相変調量の分布は可変なので、様々な立体画像を表示することができる。
また、制御部42が、各干渉光Liからなる光波の複素振幅分布を、外部から入力された複素振幅分布に一致させるので、ユーザは、その制御部42への入力データを変更するだけで、透過型光学エンジン41に表示させる立体画像を変更することができる。
さらに、透過型光学エンジン41には平行配向液晶空間光変調器が適用されるので、位相変調量の分布の変更を、高速かつ高精度に行うことができる。よって、立体動画像の表示も可能である。
(その他)
なお、本実施形態では、制御部42に入力されるデータが複素振幅分布のデータとされたが、立体のデータ(立体の形状、反射率など)とされてもよい。その場合、制御部42の手順には、立体のデータから、その立体の立体画像を表示するための光波の複素振幅分布を求める手順が追加される。
また、本実施形態では、透過型光学エンジン41を裏側から照明する方法を採用したが、正面から照明する場合も同様の原理に基づき位相変調部44a,44bの位相変調量の組み合わせが選定されれば、同様の効果が得られる。因みに、その場合には、照明光が位相変調部44a,44bを往復するので、位相変調部44a,44bの位相変調量に対する透過光La,Lbの位相変化の感度が2倍に増加する。
[その他]
上述した反射型光学素子11、透過型光学素子21、反射型光学エンジン31、透過型光学エンジン41は、立体画像の虚像を表示するように設定されても、立体画像の実像を表示するように設定されてもよい。
また、上述した反射型光学素子11、透過型光学素子21、反射型光学エンジン31、透過型光学エンジン41は、立体画像を表示するための光波を生成するよう設定されたが、任意の複素振幅分布の光波を生成するよう設定されてもよい。
また、実施形態では、立体画像の生成として説明したが、3次元の座標のうち1軸に関して平坦な像であれば2次元の画像となり、2軸に関して平坦な像であれば、1次元の画像となる。故に、本発明でいう立体画像には、1次元の画像と2次元の画像とが含まれる。
また、実施形態では、1対の位相変換部からなる画素を説明したが、互いに異なる位相を有する2つの光を射出するものであれば、この形態に限定されない。
また、上述した反射型光学エンジン31,41の制御部32,42としてコンピュータを用いる場合、制御部32,42の上述した手順からなるプログラムを用意し、それをコンピュータに実行させればよい。
本発明の光学素子、光学エンジンの応用範囲は広く、航空機パイロットのヘッドアップディスプレイ、航空管制用のディスプレイ、アミューズメント用のディスプレイ、三次元医療画像用のディスプレイ、CADAMのディスプレイ、レーザプリンタ、光通信用の交換機、電子ロックシステムなどの各分野に及ぶ。
第1実施形態の反射型光学素子11の使用形態を示す図である。 (a)は、反射型光学素子11を観察者側から見た平面図であり、(b)は、反射型光学素子11の一部をYZ平面で切断した部分断面図である。 反射型光学素子11の画素14の拡大断面図である。(a)は、反射型光学素子1にて生じる正反射光(0次回折光)の様子、(b)は、回折光(+1次回折光)の様子を示している。 第2実施形態の光学素子21の使用形態を示す図である。 (a)は、透過型光学素子21を観察者側から見た平面図であり、(b)は、透過型光学素子21の一部をYZ平面で切断した部分断面図である。 透過型光学素子21の画素24の拡大断面図である。 反射型光学エンジン31を説明する図である。 透過型光学エンジン41を説明する図である。 立体画像の表示原理を説明する図である。
符号の説明
11 反射型光学素子
21 透過型光学素子
12 光源
13 レンズ
HM ハーフミラー
14,24,34,44 画素
14a,14b,24a,24b 位相変換部
31 反射型光学エンジン
41 透過型光学エンジン
34a,34b,44a,44b 位相変調部

Claims (10)

  1. 光を入射して、互いに可干渉な第1の位相を有する光と、第2の位相を有する光との少なくとも2つの光を射出する画素を複数配置してなる光学素子であって、
    前記第1および前記第2の位相は、
    前記第1の位相を有する光と前記第2の位相を有する光とが干渉して生じる干渉光波に、平面画像或いは、立体画像生成用の複素振幅分布が付与されるよう予め設定されている
    ことを特徴とする光学素子。
  2. 請求項1に記載の光学素子において、
    前記画素は、
    互いに高さの異なる複数の反射部材からなる
    ことを特徴とする光学素子。
  3. 請求項1に記載の光学素子において、
    前記画素は、
    互いに屈折率または、厚みの異なる複数の透過部材からなる
    ことを特徴とする光学素子。
  4. 請求項1に記載の光学素子において、
    前記画素は、
    隣接配置された第1の位相を有する光を射出する第1の位相変換部と、第2の位相を有する光を射出する第2の位相変換部とで構成され、
    前記位相変換部の並び方向は、
    前記平面画像、あるいは立体画像を観察する観察者から見た縦方向に相当する
    ことを特徴とする光学素子。
  5. 光を入射して、互いに可干渉な第1の位相を有する光と、第2の位相を有する光との、少なくとも2つ位相を有する光を射出する画素を複数配置してなる光学エンジンであって、
    前記第1の位相と前記第2の位相とは自在に変調可能であり、
    前記第1および前記第2の位相は、
    前記第1の位相を有する光と前記第2の位相を有する光とが干渉して生じる干渉光波に、平面画像或いは、立体画像生成用の複素振幅分布が付与されるよう設定される
    ことを特徴とする光学エンジン。
  6. 請求項5に記載の光学エンジンにおいて、
    前記画素は、
    各々の高さが独立して可変の複数の反射鏡からなる
    ことを特徴とする光学エンジン。
  7. 請求項5に記載の光学エンジンにおいて、
    前記画素は、
    マイクロマシンの複数の素子からなる
    ことを特徴とする光学エンジン。
  8. 請求項5に記載の光学エンジンにおいて、
    前記画素は、
    透過光の位相が可変の液晶の複数の素子からなる
    ことを特徴とする光学エンジン。
  9. 請求項5に記載の光学エンジンにおいて、
    前記画素は、
    隣接配置された第1の位相を有する光を射出する第1の位相変換部と、第2の位相を有する光を射出する第2の位相変換部とで構成され、
    前記位相変換部の並び方向は、
    前記平面画像、あるいは立体画像を観察する観察者から見た縦方向に相当する
    ことを特徴とする光学エンジン。
  10. 光を入射して、互いに可干渉な第1の位相を有する光と、第2の位相を有する光との、少なくとも2つの位相を有する光を射出する画素を複数配置してなり、前記第1の位相と前記第2の位相とは自在に変調可能な光学エンジンの制御方法であって、
    前記第1の位相を有する光と前記第2の位相を有する光とが干渉して生じる干渉光波に、平面画像或いは、立体画像生成用の複素振幅分布が付与されるよう、前記第1の位相と前記第2の位相とを設定する
    ことを特徴とする光学エンジンの制御方法。
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JP2007322764A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 立体画像表示装置およびその方法
JP2008040170A (ja) * 2006-08-07 2008-02-21 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 立体像表示装置
JP2010520515A (ja) * 2007-03-02 2010-06-10 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド ホログラフィックmems動作式光学投影器

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