JP2005335783A - 紙製動物輸送箱用補強具及び動物輸送箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】 紙製動物輸送箱に優れた強度・保形性を付与し、しかも組み立て・分解を容易に行なうことができる補強具及び動物輸送箱の提供。
【解決手段】 屈曲性を有する1枚又は2枚以上の板状体の端部同士を連結用嵌合クリップで着脱自在に挾持連結せしめて枠状体とした補強具;当該補強具を紙製動物輸送箱内に挿置した動物輸送箱。
【選択図】 図1
【解決手段】 屈曲性を有する1枚又は2枚以上の板状体の端部同士を連結用嵌合クリップで着脱自在に挾持連結せしめて枠状体とした補強具;当該補強具を紙製動物輸送箱内に挿置した動物輸送箱。
【選択図】 図1
Description
本発明は紙製動物輸送箱用補強具及びそれを用いた動物輸送箱に関する。
動物輸送箱は、ラット・マウス・ハムスター・モルモット・ウサギなどの実験用動物あるいは愛玩用動物の輸送や飼育のために広く使用されている。
従来汎用されている動物輸送箱は、プラスチック製のものと段ボール紙や圧縮紙等の紙製のものに大別される。
プラスチック製のものは、素材の強度が強いためカジリや脱走に対する防護性が高く、また尿もれしないと共に、組み立て式でないため使用現場において組み立ての手間は掛からないと云う利点がある。しかしながら、収納場所に広いスペースを必要とし、また滅菌処理する際も少量ずつしか出来ないと云う問題があった。また保管中の塵や床敷(木材チップ)が投入の際、静電気によって周辺に付着すると云う問題があった。更にまた、動物の輸送中に箱内温度が上がり、糞、尿による水分の蒸発で、結露が生じても素材がプラスチックである為に、水分が吸収されず、床敷や飼料及び側面が濡れることで、体毛までが濡れて体温が下がり、体調不良などの原因になると云う問題があった。加えて、使用後の処理等の点においても、汚れがひどくリサイクルの際手間が掛かるのが実状であった。
一方、紙製のものは組み立て方式のため、収納場所に広いスペースを要せず、また滅菌処理も一度に大量に処理できる利点がある。しかしながら、紙製であるが故に強度が弱いため、一般には動物輸送箱の内側に、カジリ防止用のプラスチック網あるいは金網が接着剤やホチキスで張り付け固定されている。然るところ、プラスチック網や金網そのものは網目にズレが生じ易く、保形性に難があるため、張り付けて使用されてはいるものの、カジリやいたずらによって、剥離変形が生じ易く、時には破られて脱走被害が生じることもあり、遠方発送・航空機発送において大きな問題となっていた。更にまた、組み立ての際にプラスチック網や金網を接着剤やホチキスでいちいち張り付け固定しなければならず、手間が掛かると共に、使用後の処理に際しても、当該プラスチック網や金網の取り外しに手間がかかり、分別処理が困難なのが実状であった。
本発明は上記の如き従来の問題と実状に鑑みてなされたものであり、紙製動物輸送箱の利点を保持しつつ、優れた強度と保形性を付与し、しかも組み立て・分解を容易に行なうことができる補強具及び動物輸送箱を提供することを課題とする。
本発明紙製動物輸送箱用補強具は、屈曲性を有する1枚又は2枚以上の板状体の端部同士を連結用嵌合クリップを着脱自在に挾持連結せしめて枠状体とすることにより上記課題を解決したものである。
また、本発明動物輸送箱は、当該補強具を紙製動物輸送箱内に挿置することにより上記課題を解決したものである。
本発明補強具は単に連結用嵌合クリップの着脱により極めて容易に枠状体の組み立て及び分解を行なうことができる。しかも組み立て後の枠状体はその保形性に優れるため、いちいち接着剤やホチキスで紙製動物輸送箱の内側に張り付け固定する必要はなく、単に輸送箱内に挿置するだけで動物のカジリ防止効果が得られると共に、輸送箱に優れた強度と保形性を付与することができる。更にまた、組み立て後の枠状体も屈曲性を有するため、当該枠状体を扁平状に折り畳むことにより、保管・輸送時の省スペース化を図ることができる。加えて、本発明動物輸送箱は、使用後においては、嵌合クリップの取り外しにより紙、金属、プラスチックの分別処理を極めて容易に行なうことができる。
本発明に用いる屈曲性を有する板状体は、動物によるカジリに耐えるものであれば、その材質の如何を問わないが、軽量化の点で金網、プラスチック網等の多数の孔を有するものが好ましく、特に網体そのものではなく、目と目が固定されている網目状孔を有する金属板が、網体の如きズレが生じず、強度の点でも有利である。
本発明に用いる連結用嵌合クリップとしては、対象物の辺縁部をスライド嵌入せしめて挾持するプラスチック製の長尺弾性クリップが好ましい。斯かる嵌合クリップによる枠状体の形成は、1枚の板状体を方形状に折曲して両端部を挾持連結しても良いが、L字状に折曲した2枚の板状体の端部にそれぞれ約45°内方折曲せしめた折曲片部を形成し、当該折曲片部同士を挾持連結するのが枠状体の保形性、強度性並びに組み立て・分解性の点で望ましい。
上記L字状に折曲した2枚の板状体は、単にL字状に折曲したものでも良いが、当該L字状の折曲部に略W字状の折り畳み部を形成するのが枠状体の保形性及び強度性の点でより望ましい。
本発明における枠状体は、その下部開口部面積が上部開口部面積に比し小面積とするのが、輸送箱内への挿置操作性に優れ、しかも輸送箱の内側面との間に空間ができ、通気性が向上してより結露を防止し得ると共に、当該側面に付設される通気フィルターの動物による破損を防止し得る上で望ましい。この場合、小面積とする方式は、板状体の折曲片部の折り代巾とL字状折曲部の折り畳み代巾を、上部から下部に向って徐々に大きく採ることによって形成するのが、方形板状体を用いて効率的に形成し得る上で望ましいと共に、筋交い作用により輸送箱を更に強化し得る上で望ましい。
本発明において、連結端部以外の板状体の端部は、縁取り用嵌合クリップにて縁取り装着して保護しておくのが、板状体の保形性の点及び板状体のエッヂによる怪我を防止する上で有利である。尚、縁取り用嵌合クリップとしては連結用嵌合クリップと同様なものが用いられる。
以下実施例を示す図面と共に本発明を更に説明する。
図1〜3は、本発明紙製動物輸送箱用補強具を示している。
該図1〜3において、10は紙製動物輸送箱用補強具で、2枚の屈曲性を有する板状体20、30の端部同士を連結用嵌合クリップ40で着脱自在に挾持連結せしめた枠状体によって構成されている。当該板状体20、30は、図1に示す如く、目と目が固定されている網目状孔を有する金属板でそれぞれL字状に折曲されたものが用いられている。板状体20、30の左右両端部には約45°内方に折曲された折曲片部21a、21b及び31a、31bが形成され、当該折曲片部21aと31a並びに21bと31b同士が連結用嵌合クリップ40で挾持連結されて図2に示す如く、枠状体となっている。また、板状体20、30のL字状の折曲部22、32には略W字状に折り畳み部22a、32aが形成されている。
該図1〜3において、10は紙製動物輸送箱用補強具で、2枚の屈曲性を有する板状体20、30の端部同士を連結用嵌合クリップ40で着脱自在に挾持連結せしめた枠状体によって構成されている。当該板状体20、30は、図1に示す如く、目と目が固定されている網目状孔を有する金属板でそれぞれL字状に折曲されたものが用いられている。板状体20、30の左右両端部には約45°内方に折曲された折曲片部21a、21b及び31a、31bが形成され、当該折曲片部21aと31a並びに21bと31b同士が連結用嵌合クリップ40で挾持連結されて図2に示す如く、枠状体となっている。また、板状体20、30のL字状の折曲部22、32には略W字状に折り畳み部22a、32aが形成されている。
上記板状体20、30の折曲片部21a、21b及び31a、31bの折り代巾とL字状折曲部22、32の折り畳み代巾は、上部から下部に向って徐々に大きく形成され、枠状体の下部開口部面積が上部開口部面積に比し小面積となっている。
板状体20、30の連結部以外の端部すなわち、上下端部は、縁取り用嵌合クリップ50の縁取り装着により保護されている。
斯かる補強具10は図3に示す如く、扁平状に折り畳み可能である。
連結用嵌合クリップ40並びに縁取り用嵌合クリップ50の断面形状としては、例えば図4(1)〜(5)示す如きものが挙げられる。尚、図中Pは挾持対象物を示す。
図5〜6は、本発明動物輸送箱を示している。
該図5〜6において、60は空気孔61を備えた紙製動物輸送箱本体で、その内底部には尿もれ防水紙70が敷設されている。この尿もれ防水紙70の端部は、側面部に沿って20〜80mm程度立ち上げられており、これによって角部からの尿の流出が防止されるようになっている。
該図5〜6において、60は空気孔61を備えた紙製動物輸送箱本体で、その内底部には尿もれ防水紙70が敷設されている。この尿もれ防水紙70の端部は、側面部に沿って20〜80mm程度立ち上げられており、これによって角部からの尿の流出が防止されるようになっている。
71は段ボール紙で、前記尿もれ防水紙70の上面に載置されている。72は補強用底板で、枠状体を構成する板状体20、30と同様な材質によって構成され、前記段ボール紙71の上面に載置されている。尚、尿もれ防水紙70、段ボール紙71、補強用底板72は、適宜粘着テープで相互に固定しても良い。
補強具10は、上記の如く底部を強化した輸送箱本体60の内部に、挿入設置されている。
80は補強用天板で、枠状体を構成する板状体20、30と同様な材質によって構成されていると共に、その各端部には縁取り用嵌合クリップ50が装着されている。補強具10は、その上部開口部がこの補強用天板80によって着脱自在に蓋止めされている。
10:補強具
20:板状体
21a、21b:折曲片部
22:L字状折曲部
22a:略W字状折り畳み部
30:板状体
31a、31b:折曲片部
32:L字状折曲部
32a:略W字状折り畳み部
40:連結用嵌合クリップ
50:縁取り用嵌合クリップ
60:紙製輸送箱本体
61:空気孔
70:尿もれ防水紙
71:段ボール紙
72:補強用底板
80:補強用天板
P:挾持対象物
20:板状体
21a、21b:折曲片部
22:L字状折曲部
22a:略W字状折り畳み部
30:板状体
31a、31b:折曲片部
32:L字状折曲部
32a:略W字状折り畳み部
40:連結用嵌合クリップ
50:縁取り用嵌合クリップ
60:紙製輸送箱本体
61:空気孔
70:尿もれ防水紙
71:段ボール紙
72:補強用底板
80:補強用天板
P:挾持対象物
Claims (9)
- 屈曲性を有する1枚又は2枚以上の板状体の端部同士を連結用嵌合クリップで着脱自在に挾持連結せしめて枠状体としたことを特徴とする紙製動物輸送箱用補強具。
- 板状体が多数の孔を有していることを特徴とする請求項1記載の紙製動物輸送箱用補強具。
- 板状体が網目状孔を有する金属板であることを特徴とする請求項2記載の紙製動物輸送箱用補強具。
- 連結用嵌合クリップが、2枚のL字状の板状体の端部にそれぞれ形成された折曲片部同士を挾持連結していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の紙製動物輸送箱用補強具。
- 板状体のL字状折曲部に、略W字状の折り畳み部が形成されていることを特徴とする請求項4記載の紙製動物輸送箱用補強具。
- 枠状体の下部開口部面積が上部開口部面積に比し小面積となっていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の紙製動物輸送箱用補強具。
- 板状体の折曲片部の折り代巾とL字状折曲部の折り畳み代巾が、上部から下部に向って徐々に大きくなっていることを特徴とする請求項6記載の紙製動物輸送箱用補強具。
- 板状体の連結端部以外の端部が縁取り用嵌合クリップの装着により保護されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載の紙製動物輸送箱用補強具。
- 紙製動物輸送箱内に、請求項1〜8の何れか1項記載の補強具を挿置したことを特徴とする動物輸送箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004159253A JP2005335783A (ja) | 2004-05-28 | 2004-05-28 | 紙製動物輸送箱用補強具及び動物輸送箱 |
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JP (1) | JP2005335783A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016021939A (ja) * | 2014-07-23 | 2016-02-08 | 株式会社リッチェル | ペット飼育用空間形成具 |
CN112173348A (zh) * | 2020-10-23 | 2021-01-05 | 湖北中烟工业有限责任公司 | 一种加强强度的烟梗纸箱及使用方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5879675U (ja) * | 1981-11-26 | 1983-05-30 | 松下電工株式会社 | 折り畳み扉の連結装置 |
JPH0326717U (ja) * | 1989-07-20 | 1991-03-19 |
-
2004
- 2004-05-28 JP JP2004159253A patent/JP2005335783A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5879675U (ja) * | 1981-11-26 | 1983-05-30 | 松下電工株式会社 | 折り畳み扉の連結装置 |
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