JP2005334766A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生ごみの切断部をコンパクトに構成し得て、引出し収納方式の流し台への取付けを可能とし、更に装置の費用が安価でメンテナンス作業も容易な生ごみ処理装置を提供する。
【解決手段】キッチンシンクのシンク底部16aの排水口24から切断部22の筒状の容器26を下向きに延び出させるとともに、排水口24を開閉する蓋32の裏側に生ごみを切断する上,下一対の切断刃の上刃34を設ける一方、その下方に下刃38を昇降可能に設けて、下刃38を水道水の水圧で作動する駆動シリンダ44により上昇移動させるようになし、排水口24から容器26内に投入された生ごみを下刃38の上昇移動により粗切り状態に切断し、容器26の排出口56から外部に排出するようになす。
【選択図】 図2

Description

この発明は生ごみ処理装置に関し、詳しくは上押切部と下押切部とにより生ごみを押し切って切断し、生ごみの処理を行う生ごみ処理装置に関する。
従来より、キッチンで発生した生ごみを処理するための生ごみ処理装置として各種のものが提案されている。
ディスポーザと称される生ごみ処理装置はその代表的なものであって、このディスポーザはキッチンシンク(以下単にシンクとする)の下側且つキャビネット内に設けられ、投入された生ごみを破砕室において固定刃と回転刃とにより給水下で破砕し、そしてその破砕物を排水とともに排出口から排出する。
例えば下記特許文献1,特許文献2,特許文献3,特許文献4にこのようなディスポーザが開示されている。
図11,図12はこの種ディスポーザの一例を具体的に示している(図示のものは特許文献1に開示のもの)。
図11において200は流し台で、202は流し台200におけるキャビネット、204はシンク、206はカウンターで、このカウンター206上に流し台水栓208が設置されている。
シンク204の下側且つキャビネット202内にはディスポーザ210がシンク204により吊持される状態で設けられている。
212はそのディスポーザ210における装置本体で、図12に示しているようにその上端のシンク底部で開口する投入口214と、破砕室216とを有している。
破砕室216には円筒状をなす固定刃218と回転刃220とが設けられている。
固定刃218には、その周壁に沿って多数の破砕孔222が形成されている。ここで破砕孔222は破砕物を破砕室216から外部に吐出する吐出孔を構成すると同時に、その周縁が破砕刃を構成している。
一方回転刃220の上面には、その回転軸心から偏心した位置の軸回りに自由回転状態でハンマ224が設けられている。
尚この回転刃220にも破砕孔が設けられている。
回転刃220にはモータ226が直結されており、回転刃220がモータ226にて回転駆動されるようになっている。
装置本体212には、破砕物を排水とともに排出するための排出口が設けられており、その排出口から生ごみの破砕物を排水とともに外部に排出するための排水管228が延び出している。
このディスポーザ210では、モータ226にて回転刃220を回転駆動して、破砕室216内部に投入された生ごみを給水下で回転刃220と固定刃218とで細かく押し潰し或いはすり潰し、破砕する。
破砕された生ごみは水とともに多数の破砕孔222から排水とともに吐出され、続いて排出口から排水管228内部に流入して、その排水管228を通じ外部に排出される。
ところでシンク底部には通常、排水口に続く下部に生ごみを一時的に溜めて収容する円筒状の生ごみ溜器が吊持状態に取り付けられていてそこに網籠がセットされ、そこで生ごみが水切りされて生ごみ溜器内に保持されるようになっている。
通常このディスポーザ210を設置する際には、この生ごみ溜器を取り除いて排水口にディスポーザ210の上端部の投入口214を連結し、シンク底部にてディスポーザ210を吊持させるようにする。
しかしながらディスポーザ210はこの状態の下で下方に長く突き出した状態となり、キャビネット202内部の収納空間を広く占有してしまう。
近年、流し台のキャビネット202は収納空間を効率的に利用できるように引出し収納方式が広く採用されているが、上記のようにディスポーザ210はキャビネット202内部においてシンク底部から下方に長く突き出した状態となるため、収納用引出しがこれに当ってしまうといった問題がある。
即ちこのような引出し収納方式の流し台に対して、ディスポーザ210を設置することができないといった問題を生ずる。
このディスポーザ210はまた以下のような問題点も有している。
即ちこのディスポーザ210は生ごみを微粉砕して排水とともに排出するため、排水処理のために排水を生物化学的に浄化処理する高価な専用の排水処理槽(浄化槽)の設置を必要とし、更にまたその排水処理槽のメンテナンスのための費用もかかるといった問題がある。
また破砕室216には生ごみの破砕かすが残るが、これをきれいに保つためのメンテナンス作業をシンク204の上方から行うことができず、その際のメンテナンス作業も困難且つ面倒であるといった問題がある。
一方このようなディスポーザ以外の他の生ごみ処理装置の場合、多くはキッチン内部のシンクとは別の箇所に設置することが必要であって、この場合専用の特別の設置スペースを必要とする問題がある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものである。
尚、本発明に対する先行技術として下記特許文献5に開示されたものがある。
このものは、生ごみ投入口から投入された生ごみを開閉蓋と圧縮板とにより圧縮して水切りするとともに、裁断刃にて生ごみに切込みを入れ、そして生ごみの細塊をビニール袋等に収容するものであるが、この特許文献5に開示の生ごみ処理装置は大掛りなものであり、従来シンク底部の排水口に続いて設けられている生ごみ溜器の取付スペースには全く収まり切らないものであり、従って近年多用されている引出し収納方式の流し台への設置ができないものである。
本発明の先行技術として、他に下記特許文献6,特許文献7,特許文献8に開示されたものがある。
これらもまた何れも大掛りな装置であり、シンク底部の排水口に連続して設けることができないものであったり、或いはまた流し台のキャビネット内部の収納空間を広く占有してしまうものであったりする問題がある。
特開2002−45722号公報 特開2002−248368号公報 特開2003−211016号公報 特開2003−305379号公報 特開昭60−127110号公報 特開平6−292838号公報 特開平7−301489号公報 特開平11−124201号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、生ごみの切断部をコンパクトに構成し得て、従来シンク底部に吊持状態に取り付けられている生ごみ溜器の取付スペースに収めることが可能で、引出し収納方式の流し台への取付けが可能であり、更に装置の費用が安価でメンテナンス作業も容易且つメンテナンスのための費用も不要ないし安価となし得る生ごみ処理装置を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、キッチンシンクの底部の排水口から筒状の容器を下向きに延び出させるとともに、該排水口を開閉する蓋の裏側に、生ごみを粗切り状態に押し切り、切断する上下一対の押切部のうちの上押切部を設ける一方、その下方に下押切部を昇降可能に設けて、該下押切部を駆動機構により上昇移動させるようになし、前記排水口から前記容器内に投入された生ごみを該下押切部の上昇移動により押し切って切断し、該切断後の生ごみを該容器の排出口から排水路を通じて外部に排出するようになしたことを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記上押切部は前記蓋に固定的に設けてあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記上押切部は前記排水口よりも外形寸法が小寸法で、該排水口を通じて上側に取出可能であることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記下押切部は前記排水口よりも外形寸法が小寸法で、該排水口を通じて上側に取出可能であることを特徴とする。
請求項5のものは、請求項1〜4の何れかにおいて、前記駆動機構として駆動シリンダが設けてあることを特徴とする。
請求項6のものは、請求項5において、前記駆動シリンダが水道水の水圧で作動するものであることを特徴とする。
請求項7のものは、請求項5,6の何れかにおいて、前記駆動シリンダのシリンダ本体が前記容器の下部にて構成してあって、その内部にピストンが上下摺動可能に設けてあることを特徴とする。
請求項8のものは、請求項1〜7の何れかにおいて、前記上押切部の側と下押切部の側とにまたがって、該下押切部の上昇による該上押切部と下押切部とによる押切りの際のガイドをなすガイド機構が設けてあることを特徴とする。
請求項9のものは、請求項1〜8の何れかにおいて、前記排出口に続く排水路には、水流を該排水路の下流側に向かってジェット噴射し、切断後の生ごみの流れを促進するジェット噴射手段が設けてあることを特徴とする。
請求項10のものは、請求項1〜9の何れかにおいて、前記排出口に続く排水路の下流部には、切断後の生ごみを排水から分離する固液分離装置が設けてあることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、シンク底部の排水口から筒状の容器を下向きに延び出させて、排水口を開閉する蓋の裏側に上押切部を設ける一方、その下方に下押切部を設けてこれを駆動機構により上昇移動させ、これにより容器内に投入された生ごみをそれら上押切部と下押切部とにより押し切って切断し、切断後の生ごみを容器の排出口から排水路を通じて外部に排出するようになしたもので、本発明によれば生ごみ処理装置、詳しくはその切断部をコンパクトに構成することができ、従来シンク底部に設けられている生ごみ溜器の取付スペースにその切断部を収めることも可能となる。
また本発明では生ごみを微粉砕せずに上押切部と下押切部とによって粗切りするものであるため、排水中から切断された生ごみを容易に分離することができ、従って生物化学的に排水を浄化処理する専用の排水処理槽の設置を不要となし得てその設置のための費用及びそのメンテナンスのための費用を不要化し得る。
加えて本発明の装置では上押切部が排水口を開閉する蓋の裏側に設けてあるため、上押切部に付着した生ごみの切断かす或いは下押切部に付着した生ごみの切断かすの清掃除去等のメンテナンス作業を、シンクの上側から排水口を通じて容易に行うことができる。
この場合において上記上押切部は蓋の裏側に固定的に設けておくことができる(請求項2)。
このようにしておけば、蓋を取り外すことによって上押切部を容器内から取り出すことができ、生ごみの切断かすの清掃除去等のメンテナンス作業をより容易に行うことができる。
この場合において上押切部は排水口の口径よりも外形寸法を小寸法となしておくことができる(請求項3)。
このようにすれば、より容易にシンク底部の排水口を通じて容器内の上押切部を上側に取り出すことができる。
本発明においてはまた、上記下押切部も排水口の口径よりも外形寸法を小寸法となしておくことができる(請求項4)。
このようにしておけば、下押切部自体も排水口を通じて容器内から上側に取り出すことができ、そのメンテナンス作業をより容易に行うことができる。
本発明においては、上記下押切部を昇降駆動するための駆動機構として駆動シリンダを設けておくことができる(請求項5)。
この場合においてその駆動シリンダは、水道水の水圧で作動するものとなしておくことができる(請求項6)。
このようにしておけば、電気駆動力を使用することなく生ごみの切断が可能となって安全であり、またモータ等を使う場合に比べて生ごみ処理装置の切断部をよりコンパクトに構成することができるとともに、駆動機構に要するコストを極めて安価となすことができる。
このように駆動機構として駆動シリンダを用いる場合において、そのシリンダ本体を上記容器の下部自体にて構成し、その容器の下部にピストンを上下摺動可能に内蔵しておくことができる(請求項7)。
このようにすれば、下押切部を昇降駆動するための駆動機構自体もシンク底部の排水口に続いて下側に設けた容器に組み込むことができ、従来の生ごみ溜器の取付スペースへの生ごみ処理装置の切断部の組込みを更に容易化できる。
請求項8は、上押切部の側と下押切部の側とにまたがって、下押切部の上昇時、即ち上押切部と下押切部とによる押切りの際のガイドをなすガイド機構を設けたもので、このようにしておけば、上押切部と下押切部とによる生ごみの押切動作を円滑且つ確実に行わせることができ、ひいては生ごみの切断を良好に行うことができる。
次に請求項9は、排出口に続く排水路において、水流を排水路の下流側に向けてジェット噴射するジェット噴射手段を設けたもので、これにより粗切り状態の生ごみの切断物を円滑に排水路に沿って下流側へと押し流すことができる。
請求項10は、その排水路の下流部に切断後の生ごみを排水から分離する固液分離装置を設けたものである。ここで固液分離装置は屋外に設けておくことが望ましい。
本発明において生ごみの切断物は微粉砕されていない一定の大きさを有するものであり、従って容易にこれを固液分離装置を用いて排水から分離することができる。
このようにして分離した生ごみの切断物は、その後一定期間かけて乾燥することにより嵩が小さくなり、通常の家庭ごみと同様にして処理することが可能となる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はキッチンに設置された流し台で、12はカウンター、14はカウンター上に設けられた流し台水栓、16はシンク(キッチンシンク)である。
18はカウンター12の下部の引出し収納式のキャビネットで、20は引出しである。
22は本実施形態の生ごみ処理装置の切断部で、シンク底部16aに取り付けられている。
図2において、24はシンク底部16aに設けられた排水口で、この排水口24に連続して下向きに垂下する状態で、円筒形状をなす容器26がシンク底部16aに取り付けられている。
本実施形態において、この容器26は切断部22自体の容器を成すもので、この容器26は従来シンク底部16aに取り付けられている生ごみ溜器とほぼ同等サイズのものが用いられている。
この容器26は、上端部にフランジ部28を有していて、そのフランジ部28において、固定ナット30によりシンク底部16aに固定されている。
詳しくは、フランジ部28と固定ナット30とがシンク底部16aの排水口24周縁部分を上下から挟み込む状態に、かかるシンク底部16aに固定されている。
32は排水口24を開閉する蓋で、図4にも示しているようにその裏側には複数枚(ここでは5枚)の上刃(上押切部)34が下向きに突出する状態で一体に設けられている。
尚、36は蓋32の止め具である。
上刃34の下方には、容器26内において上刃34に対応する数の下刃38が所定の間隔で複数個(ここでは5個)設けられている。
ここで各下刃38は、上刃34を下刃38と38との間を通過させるように、即ち上刃34と下刃38とが互いに噛み合うようにその配置間隔が定められている。
ここで下刃38は、上刃34とともに排水口24から容器26内に投入された生ごみを押し切って切断する働きをなすものである。
尚上刃34及び下刃38は、それぞれ排水口24の口径よりも外形寸法が小寸法とされている。
下刃38は、容器26の内周面に沿って上下に摺動する摺動部材40に一体に構成されており、これら複数の下刃38が、摺動部材40とともに一体に容器26内を昇降するようになっている。
上記蓋32には、図2,図4,図5に示しているように下向きにガイド棒39が設けられており、また一方摺動部材40には対応するガイド孔41が設けられていて、それらガイド棒39とガイド孔41の案内の下に、下刃38が容器26内を昇降するようになっている。
本実施形態においてはこれらガイド棒39とガイド孔41とが、上刃34と下刃38とで生ごみを押し切り、切断する際の案内をなすガイド機構を構成している。
この摺動部材40の下側には、図3に示す昇降部材42が同じく容器26の内周面に沿って昇降可能に設けられている。
尚この昇降部材42と摺動部材40とは一体に構成しておくこともできる。
図2,図3において、44は容器26の下部に構成された駆動シリンダで、容器26の下部の一部から成る一対のシリンダ本体46と、その内部に摺動可能に嵌合された、対応する一対のロッド状のピストン48とを有している。
ピストン48の下側には圧力室50が形成されており、ピストン48は、この圧力室50に導かれた水道水の圧力により図2中上向きに押し上げられる。
ここで一対のピストン48は、昇降部材42に一体に構成されており、ピストン48が上向きに押し上げられることによって昇降部材42及び摺動部材40、即ち下刃38が図2中上向きに押し上げられて、蓋32の裏側に下向きに設けられた上刃34と噛み合わされる。
上記圧力室50には水路52が連通しており、この水路52を通じて圧力室50に水道水の圧力が導かれる。
この水路52上には開閉バルブ54が設けられている。
容器26の底部には、切断された生ごみを排水とともに排出する排出口56が設けられており、この排出口56に続いて排水路58が設けられている。
この排水路58と水路52とは連通路60で連通させられており、その連通路60に開閉バルブ62が設けられている。
図6において、64は屋外に設置された生ごみの貯溜槽で、ケーシング66の内部に固液分離装置68と、分離された生ごみを乾燥する乾燥装置70、更に切断され且つ乾燥された生ごみを受けて貯溜する容器72が収容されている。
固液分離装置68は、水槽74と、下端をその水槽74に浸漬させる状態で設けられたエンドレスのコンベヤベルト76と、そのコンベヤベルト76に所定間隔で設けられたバースクリーン78とを有している。
この固液分離装置68は、バースクリーン78で水槽74中の切断後の生ごみをすくい取って持ち上げ、そのコンベヤベルト76の上端から受部80へと落下させる。
乾燥装置70はヒータ71と、ファン73と、撹拌羽根82とを有しており、受部80上の切断後の生ごみを撹拌及び熱風の吹付けにより乾燥させる。
乾燥後の生ごみは、受部80の下向きの回動により下方の容器72へと落とされる。
尚容器72にごみ袋をセットしておけば、落とされた生ごみをごみ袋内部に収容して、その後ごみ袋ごと処理することができる。
次に本装置の作用を図7を用いて説明する。
本装置では、止め具36を外した上で蓋32を開き、シンク底部16aの排水口24から生ごみを容器26内に投入する。
投入された生ごみは、図7(A)に示すように下刃38上に受けられる。
その後蓋32を閉じた上で止め具36を装着する。
その後開閉バルブ54を開いて水道水の圧力を圧力室50に導き、これにより駆動シリンダ44を作動させる。即ち水道水の圧力でロッド状のピストン48を図7(A)中上向きに押し上げて昇降部材42,摺動部材40とともに下刃38を上昇させる。
ここにおいて下刃38上の生ごみが、上刃34と下刃38との噛合いによって粗切り状態に切断され、そして切断後の生ごみが、図7(B)に示すように下刃38と38との間の隙間を通じて下方に落下せしめられる。
落下した切断後の生ごみは、続いて排出口56から排水路58を通じて排水とともに排出される。
排水とともに排出された切断後の生ごみは、図6の屋外に設置された貯溜槽64内において排水から固液分離され、更に乾燥装置70で乾燥されて容器72へと落とされてそこに貯溜される。
尚、上刃34と下刃38との噛合せによって生ごみを押し切って切断する際、圧力室50への水道水の圧力の間欠的な導入によって、下刃38を複数回上下に往復駆動させるようになしても良い。
ここで圧力室50内の水道水の圧力は、連通路60上に設けた開閉バルブ62を開くことによって抜くことができる。
尚、本実施形態では切断後の生ごみが粗切り状態の、ある程度の大きさのものであるため、排水路58内の切断後の生ごみの流れを助勢(促進)するため、例えば図8に示しているように排出口56を容器26に横向きに設けた場合等において、ジェット噴射装置(ジェット噴射手段)82を設けて、その先端の噴射ノズル84を排水路58の下流側に向け、噴射ノズル84から水流を下流側に向けてジェット噴射するようになしても良い。
以上のような本実施形態の生ごみ処理装置によれば、生ごみ処理装置詳しくはその切断部22をコンパクトに構成することができ、従来シンク底部16aに設けられている生ごみ溜器の取付スペースに切断部22を収めることも可能となる。
また本実施形態では生ごみを微粉砕せず、上刃34と下刃38とによって粗切りするものであるため、切断された生ごみを排水中から容易に分離することができ、従って生物化学的に排水を浄化処理する専用の排水処理槽を必要とせず、その設置のための費用及びメンテナンス費用を省くことができる。
加えて本実施形態の生ごみ処理装置では、上刃34を排水口56を開閉する蓋32の裏側に固定的に設け、且つ上刃34及び下刃38の外形寸法を排水口56の口径よりも小寸法となしてあるため、蓋32を取り外すことによって上刃34を、更には下刃38を容器26内から取り出すことができ、上刃34或いは下刃38に付着した生ごみの切断かすの清掃除去等のメンテナンス作業を、シンク16の上側から容易に行うことができる。
更に本実施形態においては、下刃38を昇降駆動するための駆動機構として水道水の水圧で作動する駆動シリンダ44を設けてあるため、電気駆動力を使用することなく生ごみの切断ができ安全であり、またモータ等を使う場合に比べて生ごみ処理装置の切断部22をよりコンパクトに構成することができるとともに、駆動機構に要するコストを極めて安価となすことができる。
また本実施形態ではシリンダ本体46を容器26の下部自体にて構成し、容器26の下部にピストン48を上下摺動可能に内蔵してあるため、下刃38を昇降駆動するための駆動機構自体も、シンク底部16aの排水口56に続いてその下側に設けた容器26に組み込むことができ、生ごみ処理装置における切断部22をよりコンパクト化し得て、従来の生ごみ溜器の取付スペースへの組込みをより容易に実現することが可能となる。
本実施形態では、上刃34の側と下刃38の側とにまたがって、下刃38の上昇による上刃34と下刃38との噛合せの際のガイドをなすガイド棒39及びガイド孔41を設けてあることから、生ごみを切断する際の上刃34と下刃38との噛合せを円滑且つ確実に行わせることができ、生ごみの切断を良好に行うことができる。
また本実施形態の生ごみの切断物は、微粉砕されていない一定の大きさを有するため、固液分離装置68を用いて容易に排水から分離することができる。
このようにして分離した生ごみの切断物は、その後一定期間かけて乾燥することにより嵩が小さくなり、通常の家庭ごみと同様にして処理することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば本発明において上刃,下刃或いはこれら上刃,下刃で代表される上押切部,下押切部は様々な形態でこれを構成することが可能である。
図9(A)はその一具体例を示したもので、ここでは蓋32の裏側に複数枚の上刃34を設ける一方、摺動部材40の側の下刃38を上向きに起立する形態で設けた例である。
更に図9(B)に示すものは、上刃34,下刃38をそれぞれ針状ないし棒状に構成したものである。
一方図10に示すものは、上押切部86を盤状に、下押切部を、ピアノ線等の剛性の線材を格子状に組んで成る下刃38として構成した例である。
以上の他にも上刃,下刃或いは上押切部,下押切部の形態については他の様々な形態が可能である。
その他本発明では、上刃34,下刃38を場合によって単独で取外し可能に設けておくことも可能であるし、また駆動シリンダとして3本ないしはそれ以上のピストンとこれに対応したシリンダ本体とを備えた形態で構成することも可能であるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態の生ごみ処理装置の切断部を流し台とともに示す図である。 図1の切断部を示す断面図である。 図1の駆動シリンダを周辺部とともに示す斜視図(一部断面図)である。 同切断部を分解して示す斜視図である。 同切断部を分解して示す断面図である。 同実施形態における貯溜槽を示す図である。 同実施形態の作用説明図である。 本発明の他の実施形態の要部を示す図である。 本発明の更に他の実施形態の要部を示す図である。 本発明の更に他の実施形態の要部を示す図である。 従来の生ごみ処理装置の一例を流し台とともに示す図である。 図11のディスポーザを一部切り欠いて示す図である。
符号の説明
16 キッチンシンク
16a シンク底部
24 排水口
26 容器
32 蓋
34 上刃(上押切部)
38 下刃(下押切部)
39 ガイド棒(ガイド機構)
41 ガイド孔(ガイド機構)
44 駆動シリンダ(駆動機構)
46 シリンダ本体
48 ピストン
56 排出口
58 排水路
68 固液分離装置
83 ジェット噴射装置(ジェット噴射手段)
86 上押切部

Claims (10)

  1. キッチンシンクの底部の排水口から筒状の容器を下向きに延び出させるとともに、該排水口を開閉する蓋の裏側に、生ごみを粗切り状態に押し切り、切断する上下一対の押切部のうちの上押切部を設ける一方、その下方に下押切部を昇降可能に設けて、該下押切部を駆動機構により上昇移動させるようになし、前記排水口から前記容器内に投入された生ごみを該下押切部の上昇移動により押し切って切断し、該切断後の生ごみを該容器の排出口から排水路を通じて外部に排出するようになしたことを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. 請求項1において、前記上押切部は前記蓋に固定的に設けてあることを特徴とする生ごみ処理装置。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記上押切部は前記排水口よりも外形寸法が小寸法で、該排水口を通じて上側に取出可能であることを特徴とする生ごみ処理装置。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記下押切部は前記排水口よりも外形寸法が小寸法で、該排水口を通じて上側に取出可能であることを特徴とする生ごみ処理装置。
  5. 請求項1〜4の何れかにおいて、前記駆動機構として駆動シリンダが設けてあることを特徴とする生ごみ処理装置。
  6. 請求項5において、前記駆動シリンダが水道水の水圧で作動するものであることを特徴とする生ごみ処理装置。
  7. 請求項5,6の何れかにおいて、前記駆動シリンダのシリンダ本体が前記容器の下部にて構成してあって、その内部にピストンが上下摺動可能に設けてあることを特徴とする生ごみ処理装置。
  8. 請求項1〜7の何れかにおいて、前記上押切部の側と下押切部の側とにまたがって、該下押切部の上昇による該上押切部と下押切部とによる押切りの際のガイドをなすガイド機構が設けてあることを特徴とする生ごみ処理装置。
  9. 請求項1〜8の何れかにおいて、前記排出口に続く排水路には、水流を該排水路の下流側に向かってジェット噴射し、切断後の生ごみの流れを促進するジェット噴射手段が設けてあることを特徴とする生ごみ処理装置。
  10. 請求項1〜9の何れかにおいて、前記排出口に続く排水路の下流部には、切断後の生ごみを排水から分離する固液分離装置が設けてあることを特徴とする生ごみ処理装置。
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KR101335349B1 (ko) * 2013-07-16 2013-12-02 주식회사 누마스타세척기 건조형 음식물처리기
KR101385518B1 (ko) 2012-05-31 2014-04-28 강신완 배수구용 머리카락 제거장치

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