JP2005334195A - 幼児用補助便座 - Google Patents

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Kiyoko Uno
聖子 宇野
Ryosuke Hayashi
良祐 林
Masahito Sakai
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智史 大西
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Abstract

【課題】 取手を小水受け部にがたつきなく取付けることができ、長期間の使用においても取手と小水受け部との間に隙間を生じることなく、かつ小水受け部の清浄性が良好な使い勝手の良い幼児用補助便座を提供する。
【解決手段】 大人用便座に載置され便座部に着座した幼児が掴むための掴み部を有する取手の固定部が小水受け部を覆うように着脱可能に取付けられる幼児用補助便座1において、便座部であって幼児が着座した状態で見て小水受け部120の前方に位置し、取手200の固定部220を当該小水受け部120に係止する第1の係止手段130,230と、取手200の固定部220の小水受け部側開口部が小水受け部120の開口部と対応して形成され、これらの対応する開口部の基端側に固定部220の基端を係止して便座部からの浮き上がりを抑える第2の係止手段123,242aとを設けている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、大人用便座に取付けて幼児が使用する幼児用補助便座に関する。
大人用便座に取付けて幼児が使用する幼児用補助便座は従来から知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。かかる特許文献1に記載の幼児用補助便座は、幼児の成長に合わせた使用態様で使われるようになっており、具体的には取手が幼児用補助便座の小水受け部に対してボルト等の締結具によって着脱可能に設けられている。
また、特許文献2に記載の幼児用補助便座も特許文献1に記載の幼児用補助便座と同様に、補助便座本体に対して着脱可能な取手が備わるが、この取手は特許文献1に記載の幼児用補助便座と異なり、小水受け部と隣接した便座の前方部分に取付けられるようになっている。
実開平6−66495(5頁、図1) 実公平7−37585(2頁、図2)
特許文献1に記載の幼児用補助便座は、取手を便座本体の小水受け部に着脱自在に取付けるための締結構造を有している。そして、この締結構造は、小水受け部の上部前側に設けられている。このように、取手がボルトとナットからなる締結構造によって小水受け部の上部前側の一箇所で取付けられていると、幼児が便器に座って取手を握りながら前方に押したときにこの締結構造の部分を中心として取手が前方に僅かに倒れ、取手の取付け部下端縁と便座本体の着座部との間にすき間が生じてしまい好ましくない。
一方、取手の締結部分を小水受け部上側中央か後方部分に位置させて取手の前方への倒れを防止する構造も考えられる。しかしながら、このような構造をとるとすると、小水受け部の小水受け面面積をある程度確保する必要上、小水受け部の内壁部にこの締結構造の一部を形成せざるを得なくなり、小水受け部の小水受け面に締結構造のための凹凸や隙間が形成されて滑らかな小水受け面が形成されなくなり、小水受け部の清浄性が低下する。
また、特許文献2に記載の幼児用補助便座では、小水受け部の前方に隣接した位置に小水受け部と独立して取手を着脱自在に設けているが、小水受け部と完全に干渉しない位置に取手を設けているため、小水受け面面積が小さくなって小水のはね返りなどが生じ、好ましくない。一方、このような構造のまま、小水受け面面積を十分取るために小水受け部を大きくすると、幼児が便座に着座した状態で幼児と取手との間の距離が長くなる。これによって、幼児が便座に着座すると幼児が取手を若干前方に押し出すような姿勢となってしまい、取手が前方に僅かに倒れたり、取手取付け部に緩みが生じるおそれがある。このような取手の倒れや取手取付け部の緩みを防止するために取手の締結部分を小水受けの一部に付加的に設けようとすると、上述と同様に小水受け部の小水受け面に取手取付けのための凹凸や隙間が形成されてしまい、小水受け部の清浄性が低下する。
本発明の目的は、取手を小水受け部にがたつきなく取付けることができ、長期間の使用においても取手と小水受け部との間に隙間を生じることなく、かつ小水受け部の清浄性が良好な使い勝手の良い幼児用補助便座を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明にかかる幼児用補助便座は、
大人用便座に載置され便座部に着座した幼児が掴むための掴み部を有する取手の固定部が小水受け部を覆うように着脱可能に取付けられる幼児用補助便座において、
幼児が着座した状態で見て前記便座部における前記小水受け部の前方に位置し、前記取手の固定部を当該小水受け部に係止する第1の係止手段と、
前記取手の固定部の小水受け部側開口部が前記小水受け部の開口部と対応して形成され、これらの対応する開口部の基端側に前記固定部の基端を係止して便座部からの浮き上がりを抑える第2の係止手段を設けたことを特徴とする。
第1の係止手段が便座の小水受け前方部分に設けられるとともに、第2の係止手段が小水受けの開口部基端側に設けられているので、取手を係止するための特別な凹凸形状を小水受け面に形成する必要がなく、小水受けを清掃し易くなる。また、取手の便座本体からの浮き上がりを防止でき、取手と小水受けとの間に余分な隙間ができることもなく、幼児が着座しても太腿などを挟むこともない。
また、本発明の請求項2に記載の幼児用補助便座は、請求項1に記載の幼児用補助便座において、
前記第2の係止手段は、前記取手の固定部の開口部と前記小水受け部の開口部の何れか一方に係合突部が形成され、何れか他方に前記係合突部と係合する係合凹み部が形成されていることを特徴とする。
第2の係止手段を係合突部と係合凹み部で構成することで、この部分をしっかりと係止させることができるとともに着脱も容易に行えるようにする。また、固定するための別部材が不要なので、部品間の隙間や凹凸が少なくて済み、清掃し易い。
また、本発明の請求項3に記載の幼児用補助便座は、請求項1又は請求項2に記載の幼児用補助便座において、
前記第2の係止手段が前記便座部の幼児着座面と取手が当接する面の近傍に設けられていることを特徴とする。
かかる第2の係止手段が小水受けの開口部天面側にあると、取手を便器前方に倒した時にアーチ形状をなす小水受け開口部が変形し易いが、第2の係止手段を便座部の幼児着座面と取手部が当接する面の近傍に設けることで、取手を便器前方に倒した時に小水受け開口部を変形させにくくすることができる。
また、本発明の請求項4に記載の幼児用補助便座は、請求項2に記載の幼児用補助便座において、
前記係合突部は突起とされ、前記係合凹み部は前記突起が係合する孔とされ、前記小水受け部に前記取手を取付けたときに前記突起の下面と前記孔の下面とが当接するとともに、前記突起の上面と前記孔の上面との間に所定の隙間が形成されることを特徴とする。
突起と孔の大きさが同じであると、突起に孔を係合し易くするために取手と小水受けの寸法公差が厳密に要求されるとともに、取手を小水受けに取付ける際にも突起に孔を正確に位置合わせしながら取付ける必要がある。しかしながら、取手取付け状態で突起の上面と孔の上面との間に所定の隙間が形成されることで突起を孔に係合させ易くすることができ、取手を小水受けに容易に取付けることができるようになる。また、取手取付け状態で突起の下面と孔の下面とが当接することで、取手を小水受けに取付けた後に取手が小水受けから浮き上がるのを防止できる。
また、本発明の請求項5に記載の幼児用補助便座は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の幼児用補助便座において、
前記便座部の幼児着座面において小水受け部開口部基端近傍に凹み部が備わり、
前記取手の固定部の小水受け部側開口部に前記凹み部に係止する凸起部が備わり、当該凸起部の後端面が前記取手の小水受け部側開口部と面一に形成されていることを特徴とする。
取手の凸起部の後端面を取手の小水受け開口部側縁部と面一とすることで、取手の抜け止め防止機能に加えて、取手の小水受け開口縁部基端が仮に何らかの原因によって便座部から浮き上がっても、取手の小水受け開口縁部基端と便座部との間に隙間が生じることなく、幼児の大腿部が取手と便座部との間に挟まれることもない。
本発明によると、取手を小水受けにがたつきなく取付けることができるとともに、長期間の使用によっても取手と小水受け部との間に隙間を生じ得ることがなく、かつ小水受け部の清浄性が良好な使い勝手の良い幼児用補助便座を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる幼児用補助便座について説明する。本発明の一実施形態にかかる幼児用補助便座1は、製造時に成型しやすくかつ使用に際して十分な強度を有する例えばポリプロビレンなどの樹脂材でできており、図1及び図2に示すように、一部に小水受け部120(図2参照)を備えた便座本体100と、便座本体100の小水受け部120に被せて着脱自在に取付けられる取手200と、取手200の便座本体100への取付けに際して使用するとともに取手200を便座本体100から取り去った際に便座本体100の取手取付け用の係合凹部130(図3参照)を覆うキャップ300とを備えている。
便座本体100は、図3に示すように、上面視で楕円のリング状をなした座部110と、座部110の前方部分において上方に膨出して形成された小水受け部120と、リング状の座部110の内周縁に沿って全周にわたって下方に突出した壁部150(図5及び図6参照)と、壁部150の外壁面であって便座本体の長手方向中央部にそれぞれ設けられた大人用便座への取付け調整固定具500(図5及び図6参照)とを備えている。
小水受け部120は、便座本体100の先端に向かって先細りになる卵形の一部をなすような外観形状を備え、図7に示すように、小水受け部120の前方部分121は中実構造なし、一部に取手200と係合する係合凹部130と当該係合凹部130と連続して形成されたキャップ300の支持軸挿通用の軸孔140が穿設されている。また、小水受け部120の後方部分122は、図5に示すように、内側面が滑らかな小水受け面122aをなした中空構造を有し、いわゆる小水受けとしての役目を果たしている。
また、小水受け部120の傾斜面120aの前方部分に上述した上面視で三角形状の深さの深い取手取付け用の係合凹部130が形成されている。また、取手200を取付ける係合凹部130の底部中央部分にはキャップ300を小水受け部120に直接取付ける場合にキャップ300の支持軸330を嵌合させるとともに、キャップ300を用いて取手200を便器本体100に取付ける場合に、キャップ300の支持軸330と連結した取手200の係合凸部230のボス230a(図8及び図9参照)を嵌合させるための軸孔140が形成されている。また、軸孔140にはこれと連続してキャップ締結用のボルト挿通孔145(図7参照)が形成されている。
また、傾斜面120aの上方部分には、図4に示すように、キャップ300の位置決め突部340a(図10参照)と係合してキャップ300の位置合わせを行う位置決め凹部120bが形成されている。
小水受け部120の上面は、図7に示すように、一定の傾斜面である合わせ面125を形成しており、合わせ面125は後述する取手200の下面に形成された下側合わせ面225(図8参照)やキャップ300の周壁320の下縁に沿った合わせ面325(図10参照)と角度的に合致するようになっている。なお、小水受け部120の合わせ面125は、キャップ300の周壁320を当接させた状態でキャップ300の上面部310が幼児用補助便座使用状態で水平をなすような傾斜角度に形成されている。
一方、便座本体100の小水受け部開口部基端側近傍には取手200の小水受け部開口縁部基端側に形成された凸起部241(図8参照)が係合するための凹み部115(図4参照)が形成されている。また、便座本体100の小水受け部開口縁部には、その基端側近傍に取手200と係合する縁凸部(突起)123(図4及び図5参照)が形成されている。
また、便座本体下側の前方部分には、図6に示すように、幼児用補助便座を取り外した際にこれを例えばトイレの壁のフックなどに引掛けて保管しておくための引掛け部119が備わっている。引掛け部119は、一端を支点として便座本体下面に引っ込むようになっており、幼児用補助便座1を壁に引掛ける際には引掛け119を回転して便座本体100の外側に取り出すことができるようになっている。
一方、取手200は、図8及び図9に示すように、小水受け部120の外形に対応した形状を備えた固定部220と、固定部220から上方に延在し逆U字形状を有した掴み部210を備えている。また、固定部220の下面は小水受け部120の上面傾斜部である合わせ面125と角度的に合致する傾斜を備えた下側合わせ面225として形成されており、かつ下側合わせ面225から下方に向かって三角柱状の係合凸部230が突出形成されている。なお、係合凸部230は角部が丸みを帯びるとともに中心部にキャップ取付け用のボルト350(図11及び図12参照)を挿通するためのボルト挿通孔231が形成されている。そして、ボルト挿通孔231の下側開口部にはボス230aが突出形成されている。また、ボルト挿通孔231の上側部分は拡径しており、キャップ300の支持軸330を嵌合させるための軸孔232となっている。また、ボルト挿通孔231の両側には肉抜きのための空間233(図9参照)が形成されている。そして、係合凸部230は取手200を小水受け部120に被せると、小水受け部120に形成された係合凹部130に係合するようになっている。
また、小水受け部120の上面傾斜部である合わせ面125と対応する固定部220の上面にも取手200の下面と同様の傾斜角度を有する上側合わせ面235(図8参照)が形成されている。これによって、キャップ300を介して取手200を小水受け部120に取付けると、キャップ300の周壁320の下縁が上側合わせ面235に合致するとともに、キャップ300の上面部310が幼児用補助便座使用状態で水平をなすようになっている。また、固定部220の上面にはキャップ位置決め用の位置決め凹部220aが形成されている。
一方、固定部220の小水受け開口部に対応する縁部240には、図9に示すように便座本体100と当接する基端部に凸起部241が形成されている。なお、この双方が面一となるように形成されているため、取手200が便座本体100から仮に若干浮き上がってもこの凹凸部間で隙間を生じさせないようにできる。
また、縁部240の基端部近傍には、小水受け部120の開口部の縁凸部123(図5参照)と係合して取手200の前方向への倒れを防止する係合孔242aを備えた耳部242が形成されている。なお、係合孔242aと縁凸部123は、取手200を便座本体100に取付けたとき、係合孔242aの孔下面と縁凸部123の周面下側が当接するとともに、係合孔242aの孔上面と縁凸部123の周面上側の間に一定の隙間が生じるような取付け関係になっている。
また、縁部240の上部幅方向中央位置には小水受け部120の開口縁部と係合して取手200の前方向への倒れを防止する舌片243が形成されている。また、掴み部210の上部内側面には取手200を幼児が握りやすくかつ滑ることがないように浅い凹み部210aが幼児の指の間隔に合わせて所定の数だけ形成されている。
一方、キャップ300は、図10に示すように取付け状態で水平面をなす上面視略円形の上面部310と、上面部310の周囲縁に沿って下方に延在するとともに、その下端縁が小水受け部120の傾斜面である合わせ面125及び取手200の固定部上面に形成された上側合わせ面235と合致した傾斜角度を有する周壁320を備えている。そして、周壁320の下縁部がキャップ300の合わせ面325を形成している。また、キャップ300の上面部310の内側には上面部310と垂直方向にかつ合わせ面325と一定の角度をなすようにキャップ取付け用の支持軸330が突出形成されている。そして、支持軸330の内周面には図示しないボルト締結用の雌ネジが形成されている。また、支持軸周囲対向位置からはキャップ300の上面部310と一体をなしかつ側面視で三角形形状を有する補強用のリブ340が延在形成されている。なお、リブ340の傾斜角度は、キャップ300の合わせ面325と合致する角度をなしている。また、リブ340の一部にはキャップ取付け用の位置決め突部340aが形成されて、位置決め突部340aが取手200の固定部220の位置決め凹部220a(図8参照)又は小水受け部120の位置決め凹部120b(図4参照)に係合してキャップ取付け時の位置合わせを行いやすくしている。
そして、キャップ300の支持軸330は、キャップ300を小水受け部120に直接取付ける際に、小水受け部120の上面視三角形状の係合凹部底部に形成された軸孔140(図7参照)に嵌合するようになっている。また、小水受け部120に取手200を取付ける場合、キャップ300の支持軸330は取手200の軸孔232(図8参照)に嵌合するようになっている。
一方、キャップ300の上面部310には、本実施形態では図示しないが例えば愛嬌のあるトラの子供など幼児が親しみやすいキャラクタが直接描かれているか、このキャラクタが描かれたシールが貼り付けてある。なお、キャラクタはキャップ300を取付けると、幼児が便座に着座した状態において例えば愛嬌のあるトラの子供が幼児とちょうど向き合って幼児に笑いかけるような向きに描かれている。
このように構成された幼児用補助便座1は、以下のようにして使用される。幼児がまだ小さく幼児用補助便座使用時に掴み部210を握る必要がある場合は、図1、図2、及び図11に示すように、取手200を便座本体100に被せてキャップ300とボルト350と座金351とスプリングワッシャ352を介して取手200を便座本体100にしっかりと固定する。
取手200を取付ける際は、図8及び図9に示す取手200の小水受け開口部に対応する縁部基端の凸起部241を図3及び図4に示す便座本体100の凹み部115に係合させ、取手200を便座本体100の前方に押すことでこの凹凸部を中心として取手200を回転させ、取手200の下側合わせ面225と小水受け部120の合わせ面125を合致させるとともに取手200の係合凸部230を小水受け部120の係合凹部130に係合させる。これと同時に、取手200の耳部242に形成された係合孔242aが小水受け開口縁部の縁凸部123(図5参照)に係合し、取手200の舌片243が小水受け部120の開口縁部と係合する。この時、取手200の係合凸部230は三角柱状で係合凹部130も三角形なので取手200が小水受け部120に対して周方向にがたつくことなく固定される。
なお、上述した通り、取手取付け状態で係合孔242aの孔上面と縁凸部123の周面上側の間には一定の隙間が形成されているので、係合孔242aを縁凸部123に係合させる際に係合させ易い。
続いて、取手200の軸孔232にキャップ300の支持軸330(図10参照)を嵌合させる。この場合、キャップ300の支持軸330はキャップ300の合わせ面325に対して一定の角度をなしているので、キャップ300の支持軸330を取手200の軸孔232に嵌合するだけでキャップ300の合わせ面325と取手200の上側合わせ面235とが合致し、幼児用補助便座取付け状態でキャップ300の上面部310が水平になるとともに、キャップ300の上面部310に描かれたキャラクタが幼児補助便座1に着座する幼児の方向を向くようになる。
この状態でボルト350を便座本体100の下側からキャップ300の支持軸330に螺合させることで、図11に示すように取手200を便座本体100にしっかりと取付けることができる。
なお、取手取付け状態で係合孔242aの孔下面と縁凸部123の周面下側とは当接しているので、幼児が取手200を前方に押してもこの部分で取手200の前方への倒れが阻止され、取手200と便座本体100の間に隙間が生じることはない。
また、取手200の凸起部241の後端面を取手200の小水受け開口部側縁部と面一とすることで、仮に何らかの原因によって取手200の小水受け開口縁部基端が便座本体100から浮き上がっても、取手200の小水受け開口縁部基端と便座本体100との間に隙間が生じることなく、幼児の大腿部が取手200と便座本体100との間に挟まれることもない。
このように取手200を便座本体100に取付けることで、取手200の係合凸部230と便座本体100の係合凹部130が係合するとともに取手200の小水受け側開口縁部で係合する。すなわち、取手200は、便座本体100に対して小水受け部120の前方部分と後方の小水受け部開口縁との長手方向2箇所で係合されることになる。これによって、幼児が便座に座りながら取手200を前後に揺すっても、取手200の締結部が緩みにくく取手200のがたつきを防止する。また、このような取手200の便座本体100への係合部分が小水受け部120の小水受け面122aを避けて形成されているため、小水受け面122aには取手取付けのための特別な取付け構造を形成させずに済む。そのため、小水受け部120の小水受け面122aに余分な凹凸や隙間を形成させることなく小水受け面122aを滑らかに形成することができる。これによって、小水受け部120を清浄する際、清浄し易くなる。
一方、幼児がある程度成長して取手200が不要になったときは、取手200を取り外す。取手200の取り外しに際しては、ボルト350を緩めてキャップ300を取手200から取り外す。次いで、取手200を便座本体100の後ろ側に押して、取手200の係合凸部230と小水受け部120の係合凹部130との係合を解除する。これによって、取手200が便座本体100の後方に倒れ、小水受け開口縁部と取手200との係合を解除し、便座本体100から容易に取り外すことができる。
次いで、キャップ300を小水受け部120に取付ける。この取付けに際しては、キャップ300の支持軸330を図4に示す小水受け部120の軸孔140に挿入するだけで、図12及び図13に示すように、キャップ300の合わせ面325と小水受け部の合わせ面125とが合致し、幼児用補助便座1の使用状態においてキャップ300の上面部310を水平にすることができるとともに、キャップ300の上面部310に描かれたキャラクタを幼児用補助便座1に着座する幼児の方向に向けることができる。次いで、この状態でボルト350と座金351とスプリングワッシャ352を便座本体100の下方からキャップ300の支持軸330に螺合してキャップ300を小水受け部120にしっかりと取付ける。
以上説明したように、本実施形態にかかる幼児用補助便座1は、第1の係止手段としての係合凹部130と係合凸部230が小水受け部120の前方部分に設けられるとともに、第2の係止手段としての縁凸部123と係合孔242aとが小水受け部120の開口部基端側に設けられているので、取手200を係止するための特別な凹凸形状や隙間を小水受け面122aに形成させずに済み、小水受け面122aを清掃し易くなる。また、取手200の便座本体100からの浮き上がりを防止でき、取手200と小水受け部120との間に余分な隙間ができることもなく、幼児が着座しても太腿などを挟むこともない。
また、第2の係止手段を縁凸部123と係合孔242aとから構成することで、この部分をしっかりと係止させることができるとともに、着脱も容易に行うことができる。また、固定するための別部材が不要なので、部品間の隙間が少なくて済み、清掃し易い。
また、取手取付け状態で縁凸部123の上面と係合孔242aの上面との間に所定の隙間が形成されることで取手200を取付け易くするとともに、取手取付け状態で縁凸部123の下面と係合孔242aの下面とが当接することで、取手200の浮き上がりを防止できる。
また、縁凸部123と係合孔242aが便座本体100と取手200が当接する面の近傍に設けられているので、取手200を便座本体100の前方に倒した時にアーチ形状をなす小水受け開口部を変形させにくくする。
また、取手200の凸起部241の後端面を取手200の小水受け開口部側縁部と面一とすることで、取手200の抜け止め防止機能に加えて、取手200の小水受け開口縁部基端が仮に何らかの原因によって便座本体100から浮き上がっても、取手200の小水受け開口縁部基端と便座本体100との間に隙間が生じることなく、幼児の大腿部が取手200と便座本体100との間に挟まれることもない。
本発明の一実施形態にかかる幼児用補助便座を斜め前方上側から示した斜視図である。 図1の幼児用補助便座を斜め後方上側から示した斜視図である。 図1の幼児用補助便座の便座本体を図1と同様の方向から示した斜視図である。 図3の小水受け部を拡大して示した斜視図である。 図3の便座本体を斜め後方上側から示した斜視図である。 図3に示した便座本体の底面図である。 小水受け部の長手方向に沿った断面図である。 取手の長手方向に沿った断面図である。 取手を斜め下方から示した斜視図である。 キャップを斜め下方から示した斜視図である。 取手を小水受け部に取付け、キャップを取付けた状態の長手方向に沿った断面図である。 小水受け部にキャップを直接取付けた状態を長手方向に沿った断面図である。 図1の幼児用補助便座を、取手を取り去ってキャップを取付けた状態で示した図1に対応する斜視図である。
符号の説明
1 幼児用補助便座
100 便座本体
110 座部
115 凹み部
119 引掛け部
120 小水受け部
120a 傾斜面
120b 位置決め凹部
121 前方部分
122 後方部分
122a 小水受け面
123 縁凸部
125 合わせ面
130 係合凹部
140 軸孔
145 ボルト挿通孔
150 壁部
200 取手
210 掴み部
210a 凹み部
220 固定部
220a 位置決め凹部
225 下側合わせ面
230 係合凸部
230a ボス
231 ボルト挿通孔
232 軸孔
233 空間
235 上側合わせ面
240 縁部
241 凸起部
242 耳部
242a 係合孔
243 舌片
300 キャップ
310 上面部
320 周壁
325 合わせ面
330 支持軸
340 リブ
340a 位置決め突部
350 ボルト
351 座金
352 スプリングワッシャ
500 取付け調整固定具

Claims (5)

  1. 大人用便座に載置され便座部に着座した幼児が掴むための掴み部を有する取手の固定部が小水受け部を覆うように着脱可能に取付けられる幼児用補助便座において、
    幼児が着座した状態で見て前記便座部における小水受け部の前方に位置し、前記取手の固定部を当該小水受け部に係止する第1の係止手段と、
    前記取手の固定部の小水受け部側開口部が前記小水受け部の開口部と対応して形成され、これらの対応する開口部の基端側に前記固定部の基端を係止して便座部からの浮き上がりを抑える第2の係止手段を設けたことを特徴とする幼児用補助便座。
  2. 前記第2の係止手段は、前記取手の固定部の開口部と前記小水受け部の開口部の何れか一方に係合突部が形成され、何れか他方に前記係合突部と係合する係合凹み部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の幼児用補助便座。
  3. 前記第2の係止手段が前記便座部の幼児着座面と取手が当接する面の近傍に設けられていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の幼児用補助便座。
  4. 前記係合突部は突起とされ、前記係合凹み部は前記突起が係合する孔とされ、前記小水受け部に前記取手を取付けたときに前記突起の下面と前記孔の下面とが当接するとともに、前記突起の上面と前記孔の上面との間に所定の隙間が形成されることを特徴とする、請求項2に記載の幼児用補助便座。
  5. 前記便座部の幼児着座面において小水受け部開口部基端近傍に凹み部が備わり、
    前記取手の固定部の小水受け部側開口部に前記凹み部に係止する凸起部が備わり、当該凸起部の後端面が前記取手の小水受け部側開口部と面一に形成されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の幼児用補助便座。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0336602U (ja) * 1989-08-17 1991-04-10
JPH10286196A (ja) * 1997-04-15 1998-10-27 Kawasaki Gosei Jushi:Kk 幼児用便座

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