JP2005333604A - データポッド及びそれを用いた管理システム - Google Patents

データポッド及びそれを用いた管理システム Download PDF

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Abstract


【課題】履歴を記憶するデータロガーと履歴を管理するパソコンとデータの授受を行う機能を備えた携帯型のデータポッドと、それを用いた管理システムを提供する。
【構成】データポッドは、携帯型で、データの送受信部と、USB端子と、マイコンと、メモリと、表示体と、電源部からなる。管理システムは、データロガーとデータポッドとパソコンからなる。データロガーは、振動や温度等のセンサと、マイコンと、センサ等の履歴を記憶するメモリと、送受信部と、USB端子と、電源部からなり、荷等に取り付けられている。データポッドは、データロガーと送受信部を近接させ又パソコンとUSBケーブルを介して履歴データの送受信を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データポッドとそれを用いて輸送等の履歴を管理する管理システムに関する。
発明者は、物流における3方向の振動、傾きや温度を記録する超小型データレコーダ(商品名:G−MEN)を開発し、荷に輸送中加わる外乱の履歴を簡便にチェックできる装置を提供した。この超小型データレコーダを使用している輸送関係者から、物理的外乱データの他に、荷の取扱者名、営業所名、時間等を記録させ、それらの履歴を輸送中及び輸送後に読み出すことができる管理システムの開発実用化を要望されるようになった。
輸送中の温度や振動を記録してチェックできるロジスティック・チェーン管理システムは、特表2004−509826号公報に開示されている。しかし、このスステムは、無線で中央データベースと送受信するもので、データロガーの消費電力が大きくなり過ぎる問題がある。輸送期間が長期に亘る船舶輸送の場合、電池切れを起こす可能性が大きく、安心して使用できない。
通信方法として、電磁カップリングや光カップリングを用いる方法は慣用されている技術である。
特開2003−256974号公報は、測定器の測定データを電磁カップリングで送受信する技術を開示しているが、パソコンから入力されるデータと測定データとを時系列的に記憶する要素はなく、且つ外部処理手段の送信部がケーブルに接続されており、輸送履歴の管理には適用できない。
又、特開2001−243198号公報は、光カップリングでデータを送受信する技術を開示している。開示内容は、ペン型ハンディターミナルで携帯型であるが、ハンディーターミナルにキー入力し、蓄積したデータを光カプラで携帯電話機に送信して、携帯電話を介して、ホストパソコンに送信するための在庫管理装置であって、輸送履歴の管理には適用できない。
特表2004−509826号公報 特開2003−256974号公報 特開2001−243198号公報
本発明が解決しようとする第1の課題は、輸送中の振動や温度等の外乱データと輸送取扱者等の人的データを輸送履歴として管理できる管理システムを提供することにある。
第2の課題は、パソコンから入力された取扱者等の人的データを記憶し、携帯した状態でそのデータを送信できるデータポッドを提供することにある。
第3の課題は、スイッチが外部に露出してなく且つ消費電力が小さく、長時間の輸送に耐えるデータロガーを提供することにある。
第4の課題は、消費電力の小さいデータの通信方式を提供することにある。
本発明は、パソコンと、履歴を記憶するデータロガーと、パソコン及びデータロガーとの通信機能を有するデータポッドからなる管理システムにおいて、データポッドは、人が手で持って操作できる携帯型であることを特徴とする。
第1パソコンで入力された第1履歴データと、センサから送られた第2履歴データをデータロガーに記憶した後、データロガーを第2パソコンに接続して第1履歴データと第2履歴データを第2パソコンに表示する管理システムにおいて、第1履歴データが入力されたデータポッドをデータロガーに近接させて、データロガーに第1履歴データを送信することを特徴とする。
データポッドは、マイクロプロセッサと、メモリと、パソコンから入力されたデータのパルスエッジで短パルスを発生させるエッジパルス生成回路と、データロガーから送られた短パルスを元の信号パルスに復元するエッジパルス復元回路と、送受信部と、表示体と、パソコンとの接続端子とからなり、データロガーは、マイクロプロセッサと、メモリと、センサと、データポッドから送られた短パルスを元の信号パルスに復元する回路と、データポッドに送るデータのパルスエッジで短パルスを発生させる回路と、送受信部と、パソコンとの接続端子からなることを特徴とする。
送受信部は、データを送受信するコイルを有することを特徴とする。
送受信部は、データを送受信する受発光素子を有することを特徴とする。
マイクロプロセッサと、メモリと、表示体と、パソコンとの接続端子と、コイルを有する送受信部とからなり、コイルは、パソコンから入力されたデータを磁場として出力することを特徴とする。
マイクロプロセッサと、メモリと、表示体と、パソコンとの接続端子と、発光素子と受光素子を有する送受信部とからなり、発光素子は、パソコンから入力されたデータを光として出力することを特徴とする。
本発明は、以上説明したように構成されているので、次のような効果を奏する。
荷に取付けられたセンサからのデータと、荷を取扱う人に関するデータ等の履歴をチェックできる管理システムを提供できる。
携帯できるデータポッドを用いることにより、荷の取扱者が、荷を目視で確認しながら、人的データをデータロガーに入力する管理システムを提供できる。
データポッドとデータロガーは、パルスのエッジで短パルスを発生させる回路を有しているので、データポッドとデータロガーとの送受信に必要とする電力が著しく小さい管理システムを提供できる。
データの送受信は、2つのコイルの相互誘導原理を採用した電磁カップリング方式であり、コイルに短パルスを流すので、発生する磁場がシャープなパルス磁場となり、受信しやすくなる他、3cm程度離れていても十分に通信ができるデータポッドと管理システムを提供できる。
データポッドとデータロガーを近接させて、データポッドとデータロガー間で通信を行うので、光信号の混信を防止できるデータポッドと管理システムを提供できる。
出力したい場所にデータポッドを携帯し、パソコンに接続して入力したデータを出力できるデータポッドを提供できる。
本発明は、輸送管理者がその輸送履歴をチェックすることにより輸送管理を行う管理システムである。
図1は、本発明の管理システムを示すブロック図である。本発明の管理システムは、データポッド1とデータロガー2とパンコン3とからなる。パソコン3は、データポッド1とデータロガー2とを必要に応じてUSBケーブル4で接続し、通信を行う。データポッド1とデータロガー2とは、近接して通信5を行う。
パソコン3で入力されたデータは、USBケーブル4でデータポッド1に送信され、データポッド1に記憶される。データポッド1は、携帯型に設計されている。パソコンから入力されたデータを記憶したデータポッド1は、USBケーブル4を取り外され、そしてデータロガー2の近くに携帯されて、パソコンから入力されたデータをデータロガー2へ近接して送信する。
データロガー2は、その内部に配されたセンサからのデータとデータポッド1から入力されたデータとを記憶する。データロガー2に記憶されたデータは、データロガー2を荷等から取外してパソコン3に接続し、パソコン3へ送信できる。また、このデータは、輸送途中必要に応じて、データポッド1を介してもパソソコン3に送信し表示することもできるようになっている。
パソコン3は、デスクトップ型又はポータブル型いずれでも良い。ポータブル型パソコンの場合、パソコン3とデータポッド1をUSBケーブルで接合した状態でデータロガー2の傍に携帯し、パソコン3とデータポッド1を接合して状態でデータを送信しても良い。
図2は、荷が移動する経路の概要を示すブロック図である。荷は、発送人から受付営業所、中間取扱営業所を経由して到達営業所に運ばれ、更に荷の受取人まで配送される。中間取扱営業所は、1個所のみの場合は少なく、複数個所あることが多い。
データロガー2は、荷の管理に必要な基本データがパソコン3又はデータポッド1を介して入力されて荷主に貸し出される。荷に取り付けられる前にデータロガー2の電源スイッチをONにして、外乱データを記録できる状態にする。耐防水が厳しく要望される場合は、電源スイッチを内部に配設したデータロガー2を用いる。この場合、営業所で電源スイッチを入れてデータロガー2を貸し出す。荷造り時や受付営業所への運搬時に発生する外乱を測定することも大切なので、データロガー2は、荷の発送人が荷造りする時などの早い時期に、荷又はコンテナの一部に取り付ける。なお、データロガー2の荷への取付は、受付営業所で行う場合もある。
管理に必要なデータは、荷発送人、荷受人、営業所、荷の管理番号、受付日時、受付人、荷の取扱者、測定記録する外乱データの種類、警報を知らせる外乱データの限界値等である。なお、外乱データの種類は、輸送会社と荷主との契約により定める。これらのデータが容易に追加あるいは削除できるように管理プログラムが作成されている。なお、データを入力した日時や外乱が生じた時刻は、パソコン3、データポッド1とデータロガー2に組み込まれたタイマーから自動的に入力され、データロガー2に記憶できるように設定されている。
パソコン3と遠く離れている荷に取扱者等のデータを入力する場合、先ず、データポッド1をパソコンにつなぎ、パソコン3から必要データを入力する。その後、データポッド1をパソコン3から切り離し、携帯してデータロガー2に近接させて、データロガー2にデータを入力する。
一人の荷取扱者が、複数の荷にそれぞれ取付けられた複数のデータロガー2にデータを入力する場合、荷に1対1で対応した複数本のデータポッド1でデータを入力する方法が簡便である。しかし、データポッド1の本数が多くなるので、1本のデータポッド1で複数のデータロガー2にデータを送信する方法でも良い。
更に、本発明の管理システムでは、データポッド1でデータがデータロガー2に入力されたかどうかチェックできるようにもなっている。例えば、データポッド1からデータロガー2にパソコン3から入力されたデータを送信し、データロガー2がそのデータを受信すると、データロガー2からデータポッド1にデータを受信したコードを返信するようになっている。この返信は、データポッド1の液晶表示体8に表示されるので、荷の取扱者は、データロガー2がデータを受信したことを確認できる。さらに、荷の取扱者は、データポッド1を持ち帰りパソコン3に接続し、データロガー2からの返信を含めた操作履歴データをパソコンに送信する。データ入力が完了したことをパソコン1で確認した後、荷の発送をOKとすることもできる。
次に、荷が中間取扱営業所又は到達営業所に着いた場合、取扱営業所名、取扱者名、日時等をパソコンからデータポッド1に入力し、データポッド1からデータロガー2に送信する。データロガー2がデータを受信したことがデータポッド1に返信される。この返信データと一緒に、輸送中に異常な外乱をセンサーが検知した場合、異常を示すコードがデータポッド1へ送信される。送受信に時間がかかるが、データポッド1は、データロガー2に記憶されたデータを全て送信させることができるようにもなっている。このようにして、輸送途中で荷が受けた外乱に対する把握が、荷の梱包を開封するより早くでき、対策が早く取れる。
データロガー2は、荷主と輸送業者の間で輸送契約を結ぶ時に決められた振動、温度、湿度、気圧、傾き等の限界値を超えた場合、異常な外乱が荷に加えられたと判断する。そして、その異常な外乱が荷に加えられたことを送信する仕組みとなっている。
荷は、到達営業所に到着すると、データロガー2に営業所名や取扱者名をデータポッド1で入力し、データロガー2に記憶された異常な外乱があったかどうかを確認してから、荷受人へ送られる。荷受人が、荷を受け取った時点で、データロガー2には、データポッド1から荷扱者名が入力される。その後、荷受人は、データロガー2を荷から取り外し、輸送会社にデータロガーを返却する。輸送会社では、データロガー2をパソコン3と接続して、履歴をダウンロードする。ダウンロードされた履歴データは、表示や加工して、輸送実態の把握を行う。
このようなことで、データロガー2は、運搬の初めから最後まで原則として同一のものを使用する。一方、データポッド1とパソコン3は、それぞれの営業所のものを使用し、輸送の全工程中同一ではない。
以上説明した輸送経路と履歴データの入出力方法は、標準的な1例を示したものであり、荷の輸送実態に合わせて決められた方法も本発明に含まれる。
図3は、データポッド1の平面図である。データポッド1は、携帯性と操作性とを考慮して、ペン型とし、断面形状を丸めた矩形又は台形になっている。その先端にスイッチ6と、後端にUSB端子7と、中央部に液晶表示体8とデータロガーへの命令ボタン9とパソコンとの通信ボタン10が設けられている。USB端子7は、データポッド1とパソコン3とをUSBケーブル4で接続する。なお、データロガーへの命令ボタン9とパソコンとの通信ボタン10は、設けない場合もある。更に、データポッド1の外形をリモコン操作機器や携帯電話に類似した形状にすることにより、操作機能を多く持たせることができると共に、筐体や回路部品等を共通化しコスト低減を図ることができる。
図4は、データポッド1の先端部を説明するための図である。ペン型のデータポッド1の筐体15の先端にはスイッチ6とコイル14が設けられている。スイッチ6は、スイッチ回路11と連携し、押されると回路が作動し、コイル14からデータが送信されるようになっている。コイル14は、円筒形に巻かれた空芯コイルで、その軸方向は、筐体15の長手方向である。
図5は、データポッド1の回路ブロック図である。パソコン1から送信されたデータは、USB端子7を介してマイクロプロセッサ16に送られメモリ17に記憶される。エッジパルス発生回路18は、パルスの立上がりエッジと立下りエッジで短パルスを発生さる回路である。エッジパルス復元回路19は、短パルスを元のパルスに復元する回路である。送受信回路20は、データロガー2とデータの送受信を行うための回路で、送信スイッチ回路22がONの時に送受信できる。送信スイッチ回路22は、ONになった後、信号が所定時間入力されないとOFFになるように設定されている。この時間の設定は、タイマー回路21又はマイコンタイマーを利用する。タイマー回路21は、時計機構で、データを送受信した時刻もメモリ17に送る。
図6は、エッジパルス発生回路18と、送受信回路20と、エッジパルス復元回路19の配線図の一例を示したものである。エッジパルス発生回路18は、排他的論理輪回路23と遅延回路24からなる。送受信回路20は、コイル14と誘導される逆起電流を流すダイオードからなる。本発明の実施例1は、コイル14で送信と受信の双方を行う。エッジパルス復元回路19は、JKフリップフロップ回路25とリセット回路26と波形整形回路からなる。データロガー2も図6に示す回路と基本的に同じ回路を使用しているが、混同をさけるため、データロガーの構成要素には符号aを付加して記述する。
次に、通信をするための符号化処理について説明する。パソコン3に入力されたデータは、情報8ビットの前後にスタートビットとストップビットを付加した調歩同期式符号構成に変換される。この変換は、マイクロプロセッサ16で行うが、パソコン3で行っても良い。
調歩同期式符号は、データ・ブロックを10ビットに成形し、前後にスタートビットとストップビットと、情報8ビットで1フレームを構成するが、通信エラーを低減するために、スタートビット、情報7ビット、パリティビット、ストップビットの10ビットからなる符号構成としても良い。更に、符号構成は、10ビット以外に11,15、20ビットなどでも良い。
送受信の手順は、先ず、パソコン3等で入力されたデータが、調歩同期式符号構成に変換される。次に、図6に示す回路を用いて、調歩同期式符号は、データポッド1に配されたエッジパルス生成回路18で短パルスに変換され、送受信回路20のコイル14からパルス磁場として送信される。送信されたパルス磁場は、データロガー2の送受信回路20aのコイル14a(図8のコイル28と同一)にパルス電流を発生させる。このパルス電流をエッジパルス復元回路19aに送り調歩同期式符号に復元する。更に、調歩同期式符号構成にするために加えたビット等を取除き、元のデータに戻す。これとは逆に、データロガー2からデータポッド1へ送信する場合も同様である。
次に、パルスの立上がりエッジと立下りエッジで短パルスを生成する仕組みを説明する、調歩同期式符号は、TXD端子からエッジパルス発生回路18に送られる。パルスはA点で分岐され、遅延回路24に送られる。遅延したパルスと遅延してないパルスが排他的論理和回路23に送られる。排他的論理輪回路23からは、遅延された時間巾の短パルスが出力される。短パルスの生成は、立上がりエッジでも立下りエッジでも同様である。
短パルスは、送受信回路19中のコイル14を流れることによりパルス磁界を発生させる。このパルス磁界によりデータロガー2に設けられたコイル28にパルス電流を誘導させることができる。コイル16とコイル28は、相互誘導の関係にあり、コイル28からも異なるパルス磁界が発生し、この磁界によるパルス電流がコイル16に発生する。このパルス磁界を受信信号と間違えないように、送受信回路20は、送信中に受信をしないように設定されている。
データポッド1で生成したパルス磁界は、データロガー2の送受信回路20aのコイル14a(図8のコイル28と同一)でパルス電流に変換されて短パルスが生成する。この短パルスは、波形整形された後、JKフリップフロップ25aに送られ、短パルスは元のパルスに復元され、RXD端子からマイクロプロセッサに送られる。以上、1個のパルスについて説明したが、実際のパルスは、継続して送られるパルストレインで、複数パルスの組み合わせからなる。
また、調歩同期式通信では、10ビットの1符合語単位で信号を送る。調歩同期式通信では、符合語単位が間欠的に送られるので、単安定マルチバイブレータでフレームとフレームの間の時間に発生する出力をJKフリップ・フロップ25に入力してリセットをかける。このリセット信号を生成する回路がリセット回路26である。このようにして、JKフリップ・フロップ25は、1フレームの最初の出力ビットが1となるようにしている。
データロガー2において、JKフリップ・フロップ23aの出力信号は、調歩同期式通信の受信データであるから、マイクロプロセッサ16aでスタートビット、ストップビット等が除かれ元の信号に復元される。この復元された信号を更にデーコードしてメモリ17aに記憶する。
一方、データポッド1もデータロガー2からデータを受信できる。データロガー2からデータポッド1に送られたデータに荷の状態が異常となったことを知らせるコードが含まれていた場合、警告メッセージが表示体8に表示される。この場合、データポッド1をパソコン3に接続すると同様の警告メッセージがパソコン3の画面に表示され、且つ警報音を発するようになっている。このことにより、輸送管理者が、荷の輸送途中で荷の異常を認識し、適切な対策をとることができる。
図7は、パルスのエッジで短パルスが発生する状況(図7(a))と短パルスを元のパルスに復元する状況(図7(b))を示すタイムチャートで、横軸は時間で、縦軸は電圧である。図中の符号A、B,A‘、B’は、図6の符号A、B,A‘、B’に対応する。
図8は、直方体の形状をしているデータロガー2の平面図である。データロガー2には、液晶表示体27が配設されている。なお、消費電力を減少させるために、必要な時に液晶表示体は点灯される。更に消費電力を少なくするために、液晶表示体27を設けない場合もある。
データロガー2には、コイル28が4個設けられている。1つは、データポッド1からの受信を行うためのものである。他のコイルは、操作スイッチ(データサンプリングの開始や停止等)である。個数は4個に限定されるものではなく、1個でもよく、更にその大きさも大小取り混ぜてもよい。
データポッド1からのデータを受信すると、液晶表示体27は、受信状態であることを表示する、更に、センサが異常値を記録した場合、異常を表示して、荷扱者に警告を発する。液晶表示体27は、所定時間、入力がないと表示がOFFとなる。液晶表示体27は、輸送中の表示をOFFモードとし、必要な時にONにする。
USB端子29は、荷の梱包が開封された後、パソコン3に履歴を送信するための端子で、データロガー2の側面に配されている。防水のため、設置場所をケース30の内部とし外部に露出しないようにしても良い。
データロガー2は、取付金具30を介して荷又はコンテナに固定される。取付金具30は1例であり、その形状や個数、更に取付場所はこの例に限定されるものではない。
データロガー2は、防水構造であり、電源スイッチは、ケース内に設けられている。また、データロガーのケースの外側に防水ケースを設ける場合もある。この場合、前面は、液晶表示体が読めるように透明とする。なお、データロガー2の電源スイッチをケース内に設けるのは、フールプルーフのためでもある。
図9は、コイルの平面図である。コイルは、多層プリント基板に設けられる。形状は、図9(a)の円型渦巻き状や図9(b)の角型渦巻き状の何れでもよく、これ以外に楕円状でも良い。形状は、データポッド1の先端に配されたスイッチ6との接触し易さと、発生する磁場の受け易さ等により定まる。大きさは、直径が10mmで、好ましい範囲は、直径が5〜20mmである。巻き数は、4巻きを例示したが、流す電流により1〜20巻きが適し、2〜10巻きがより適している。又、プリントコイルを積層して出力を高めても良い。
図10は、データロガー2の構成要素をブロックとして表示した図である。16aはマイクロプロセッサ、17aはメモリ、18aはエッジパルス生成回路、19aはエッジパルス復元回路、20aは送受信回路、21aはタイマー回路、7a(図8の29と同一)はUSB端子である。データロガー2は、データポッド1と共通要素からなり、それら以外に、輸送中の外乱を測定するセンサが配設されている。31は3軸振動センサ、32は温度センサである。
振動センサ31は、3個のセンサ体を直交3軸に配設したものでる。測定限界は、10Gである。サンプリング周期は、0.09秒で、0,03秒〜0.5秒が適している。サンプリングデータを全て記録するとデータ容量が大きくなりすぎるので、10分間内の最大加速度と、測定した時間をメモリ17a(EEPROM)に記憶させる。なお、データポッド1に使用したメモリ17は、メモリ17aより容量が小さくても良く、更にEEPROMに限定されず、SRAMやフラッシメモリでも良い。
32は、温度センサである。−30℃〜+80℃を検出範囲とし、サンプリング時間やデータの保存方法は、振動センサ31と同様である。これ以外のセンサとして、傾き計と、湿度計と、気圧計と、酸素、アンモニア、メタン、エタン、プロパン、塩素等のガス濃度計等を組み入れても良い。
データロガー2は、例えば荷に加わった加速度が予め定めた値を超えた場合、必要に応じて警告を表示体27に表示することができるようになっている。又、警告は、データキャリア1から受信した時、データポッドに送信され、データポッド1の表示体に表示される。警告は、データポッド1を介して、あるいは直接にパソコン3に送られ表示されて、輸送管理者に知らされる仕組みとなっている。
図11は、送受信を光カプラで行う管理システムである。実施例2は、実勢例1と送受信の方法が異なる。光カップリング型は、発光ダイオード33からなる送信回路と、フォトトランジスタ34からなる受信回路とを同一モジュールに実装した受発光モジュールからなる。光カプラは、電磁カプラと比較して、構成要素がコンパクトであるメリットがある。
受発光モジュールは、データポッド1とデータロガー2の双方に設けられる。データポッド1では、データポッド1の先端部に突起部が設けられ、受発光モジュールはその中に配置される。データロガーでは、データロガー2の正面にカップリングの位置決めをするために突起部に勘合する形状の凹部が設けれ、受発光モジュールはその中に配置される。このようにすることにより、データポッド1とデータロガー2の受発光部に設けられた受光素子と発光素子は、互いに効率よくカップリングする。
発光素子は、III族とV族化合物半導体であるGaP,GaAsPで作られたpn接合ダイオードで発光ダイオードと呼ばれるものを用いる。受光素子は、フォトトランジスタである。フォトトランジスタの代わりにホトダイオードを用いても良い。
パソコン3からデータポッド1に入力されたデータは、調歩同期式符号に変換され、送信データとしてTXD端子に送られる。この送信データは、エッジパルス生成回路18aで短パルスとなり、送信回路に設けられた発光ダイオード33よりパルス光として発射される。発光ダイオード33から発射されたパルス光は、データロガー2の受信回路に設けられたフォトトランジスタ34aに入射し、パルス電流を発生させる。エッジパルス復元回路でこのパルス電流を元のパルスに復元し、受信データとしてRXD端子からマイクロプロセッサ16aに送る。
本発明において、データロガー2は、センサをデータロガー筐体内に設けた例で説明したが、データロガーとセンサを別の場所に取り付けても良い。更に、複数個のセンサをデータロガーの筐体外に設けることも本発明に属する。
本発明において履歴とは、荷の履歴で、荷の梱包から開封までの荷に関する全ての事象をさす。また、近接とは、データポッドとデータロガーを数センチ以内に近づけることで、両者が接触しても良い。
本発明において、データポッドと管理システムの用途を輸送用として説明したが、警備、実験等で、チェック等の履歴を管理する用途にも適している。
データポッドを用いた管理システムのブロック図である。 データロガーを取付けた荷が移動する経路を示す図である。 データポッドの平面図である。 データポッドの先端部を模式的に示す図である。 データポッドの回路ブロック図である。 電磁カップリング型の信号の変調・復調回路と送受信回路図である。 (a)は、パルスの立上がり・立下りエッジで短パルスを発生させ、また、(b)は、短パルスを元のパルスに復元するタイムチャートである。 データロガーの平面図である。 コイルの平面図である。 データロガーの回路ブロック図である。 光カップリング型の信号の変調・復調回路と送受信回路図である。
符号の説明
1・・・データポッド、2・・・データロガー、3・・・パソコン、4・・・USBケーブル、5・・・近接通信、6・・・スイッチ、7・・・USB端子、8・・・表示体、9・・・データロガーへの命令ボタン、10・・・パソコンとの通信ボタン、14・・・コイル、15・・・筐体、16・・・マイクロプロセッサ、17・・・メモリ、18・・・エッジパルス生成回路、19・・・エッジパルス復元回路、20・・・送受信回路、21・・・タイマー回路、22・・・送信スイッチ回路、23・・・排他的論理和回路、24・・・遅延回路、25・・・JKフリップフロップ回路、26・・・リセット回路、27・・・液晶表示体、28・・・コイル、29・・・USB端子、30・・・取付部材、31・・・振動センサ、32・・・温度センサ、33・・・発光ダイオード、34・・・フォトトランジスタ

Claims (7)

  1. パソコンと、履歴を記憶するデータロガーと、上記パソコン及び上記データロガーとの通信機能を有するデータポッドからなる管理システムにおいて、
    上記データポッドは、人が手で持って操作できる携帯型であることを特徴とする管理システム。
  2. 第1パソコンで入力された第1履歴データと、センサから送られた第2履歴データをデータロガーに記憶した後、上記データロガーを第2パソコンに接続して上記第1履歴データと上記第2履歴データを上記第2パソコンに表示する管理システムにおいて、
    上記第1履歴データを入力したデータポッドを上記データロガーに近接させて、上記第1履歴データを上記データロガーに入力することを特徴とする管理システム。
  3. 前記データポッドは、マイクロプロセッサと、メモリと、パソコンから入力されたデータのパルスのエッジで短パルスを発生させるエッジパルス生成回路と、前記データロガーから送られた短パルスを元のパルスに復元するエッジパルス復元回路と、送受信部と、表示体と、パソコンとの接続端子とからなり、前記データロガーは、マイクロプロセッサと、メモリと、センサと、前記データポッドから送られた短パルスを元の信号パルスに復元するエッジパルス復元回路と前記データポッドに送るデータのパルスのエッジで短パルスを発生させるエッジパルス生成回路と、送受信部と、パソコンとの接続端子からなることを特徴とする請求項2記載の管理システム。
  4. 前記送受信部は、データを送受信するコイルを有することを特徴とする請求項2又は3記載の管理システム。
  5. 前記送受信部は、データを送受信する受発光素子を有することを特徴とする請求項2又は3記載の管理システム。
  6. マイクロプロセッサと、メモリと、表示体と、パソコンとの接続端子と、コイルを有する送受信部とからなることを特徴とするデータポッド。
  7. マイクロプロセッサと、メモリと、表示体と、パソコンとの接続端子と、受発光素子を有する送受信部とからなり、上記受発光素子の発光素子は、上記パソコンから入力されたデータを光として出力することを特徴とするデータポッド。
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