JP2005331899A - El薄型装飾装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 EL部に電力印加している発光状態のときのみ数字、文字、あるいは絵表示などの標示が実質的に現れ、発光輝度が高く、前記標示の層の交換が任意に可能な、EL薄型装飾装置を提供する。
【解決手段】 EL部10からUV(紫外線)主体の放射光を前面に放射し、前記EL部の前面には近接して蛍光発光標示シ−ト11を設ける。前記標示シ−トは透明シ−トにUV照射で発光する蛍光体による標示が描かれたもので、前記標示シ−ト部分は手作業などで任意に交換できる。また、EL部10への電力印加時のみに前記標示が実質的に現われる。
最外層が蛍光発光体であるので、輝度が高いと共に彩度が高く、くっきりとした鮮明な標示が得られ、かつ、前記蛍光発光標示シ−トの交換が簡単にできる。
【選択図】 図 1
【解決手段】 EL部10からUV(紫外線)主体の放射光を前面に放射し、前記EL部の前面には近接して蛍光発光標示シ−ト11を設ける。前記標示シ−トは透明シ−トにUV照射で発光する蛍光体による標示が描かれたもので、前記標示シ−ト部分は手作業などで任意に交換できる。また、EL部10への電力印加時のみに前記標示が実質的に現われる。
最外層が蛍光発光体であるので、輝度が高いと共に彩度が高く、くっきりとした鮮明な標示が得られ、かつ、前記蛍光発光標示シ−トの交換が簡単にできる。
【選択図】 図 1
Description
本発明は、EL(Electro Luminescence)素子を利用する装飾装置に関し、さらに詳しくは電界発光型ELを利用する薄型装飾装置に係わる。
広義におけるELには、LED(Light Emifting Diode)や半導体レ−ザ、また、有機ELも含むとされているが、これらの発光機構は電流注入型であり、電界による発光機構ではない。
狭義のELは、電界による発光機構に基づく現象を指し、これを真性ELあるいは無機ELと称し、本発明においてELとは、電界発光タイプELのことを指す。
前記電界発光タイプELには、構造的に発光層に粉末状の蛍光体を用いた分散型EL素子と、緻密な薄膜で構成された薄膜型EL素子とがある。
また、駆動方式からは交流駆動タイプのELと、直流駆動タイプのELとがある。
狭義のELは、電界による発光機構に基づく現象を指し、これを真性ELあるいは無機ELと称し、本発明においてELとは、電界発光タイプELのことを指す。
前記電界発光タイプELには、構造的に発光層に粉末状の蛍光体を用いた分散型EL素子と、緻密な薄膜で構成された薄膜型EL素子とがある。
また、駆動方式からは交流駆動タイプのELと、直流駆動タイプのELとがある。
図5は、分散型EL部の断面略図である。
図5において、EL部6は図の上部から、透明電極層1、EL発光体層2、絶縁体層3、背面電極層4からなる層構造である。
前記透明電極は、ITO(Indium Tin Oxide)などの薄膜体。
前記発光層はシアノエチルセルロ−スなどの誘電率の大きいバインダ樹脂に、母体のZnS(硫化亜鉛)に、Cu(銅)、Cl(塩素)、I(ヨウ素)、あるいはMn(マンガン)などの発光中心となる付活剤や共付活剤を加えた粉末を分散させた層で、種々の発光色を得る(この分子構造を、ZnS:Cuなどと元素記号で示すのが慣例である)。
前記絶縁層は絶縁破壊を防止するための層で、誘電率の高い樹脂が用いられ、前記背面電極はAl(アルミニウム)、あるいはAg・C・Al(銀・炭素・アルミニウム)合金などの金属板が用いられる。
図5において、EL部6は図の上部から、透明電極層1、EL発光体層2、絶縁体層3、背面電極層4からなる層構造である。
前記透明電極は、ITO(Indium Tin Oxide)などの薄膜体。
前記発光層はシアノエチルセルロ−スなどの誘電率の大きいバインダ樹脂に、母体のZnS(硫化亜鉛)に、Cu(銅)、Cl(塩素)、I(ヨウ素)、あるいはMn(マンガン)などの発光中心となる付活剤や共付活剤を加えた粉末を分散させた層で、種々の発光色を得る(この分子構造を、ZnS:Cuなどと元素記号で示すのが慣例である)。
前記絶縁層は絶縁破壊を防止するための層で、誘電率の高い樹脂が用いられ、前記背面電極はAl(アルミニウム)、あるいはAg・C・Al(銀・炭素・アルミニウム)合金などの金属板が用いられる。
分散型交流EL素子の発光機構は、電極からの高電界によって、界面準位からの電子がトンネル効果によって、ZnS内に注入され、発光中心にトラップされている正孔と再結合して発光する。
輝度(見かけ面積当たりの光度;cd/m2で示す)は、駆動周波数に依存し、100kH程度までの領域では周波数に比例して増大するとされる。
輝度(見かけ面積当たりの光度;cd/m2で示す)は、駆動周波数に依存し、100kH程度までの領域では周波数に比例して増大するとされる。
他方、図面は描いてないが、薄膜型EL素子は、発光層を絶縁層でサンドイッチ状に夾み、さらに両外側に電極を配置した基本構造である。
前記絶縁層は、前記発光層の絶縁破壊を防ぐとともに、発光層に安定な高電界を印加できる機能を持つ。
発光層には、母体のZnS(硫化亜鉛)に、発光中心としてのMn(マンガン)やTb(テルビウム)を加えたZnS:Mn、ZnS:Tb、またCaS(硫化カルシウム)やSrS(硫化ストロンチウム)などのアルカリ土類の硫化物に、Tb、Sm(サマリウム)、Tm(ツリウム)、Eu(ユウロピウム)、Ce(セリウム)などの稀土類元素を発光中心として添加したものなどの例がある。
前記絶縁層は、前記発光層の絶縁破壊を防ぐとともに、発光層に安定な高電界を印加できる機能を持つ。
発光層には、母体のZnS(硫化亜鉛)に、発光中心としてのMn(マンガン)やTb(テルビウム)を加えたZnS:Mn、ZnS:Tb、またCaS(硫化カルシウム)やSrS(硫化ストロンチウム)などのアルカリ土類の硫化物に、Tb、Sm(サマリウム)、Tm(ツリウム)、Eu(ユウロピウム)、Ce(セリウム)などの稀土類元素を発光中心として添加したものなどの例がある。
薄膜型EL電極への電圧印加によって、絶縁層と発光層の界面には格子不整合や格子欠陥などに起因する界面準位が生じており、これらにトラップされていた電子は、高電界のためにトンネル効果などを通じて発光体の伝導帯に放出される。
伝導帯に放出された電子は高電界により加速され、大きな運動をもって発光中心の原子と衝突し、この結果、発光中心は高エネルギ状態に励起され、基底状態に戻るときに発光する。
以上が、分散型EL素子と薄膜型EL素子についての説明であるが、両者とも電界発光タイプのEL素子であって、発光機構の概念は同様である。
伝導帯に放出された電子は高電界により加速され、大きな運動をもって発光中心の原子と衝突し、この結果、発光中心は高エネルギ状態に励起され、基底状態に戻るときに発光する。
以上が、分散型EL素子と薄膜型EL素子についての説明であるが、両者とも電界発光タイプのEL素子であって、発光機構の概念は同様である。
一方、EL素子で励起されたUV(紫外線)を蛍光体に当て、有視光に変換する技術が開示されている。
特開平5−299175 特開2001−356701 特開2002−114974
なお、引用文献からの引用文、およびその説明は、前記引用文の表現をそのまま用いるものとする。
なお、引用文献からの引用文、およびその説明は、前記引用文の表現をそのまま用いるものとする。
「特許文献1」は、EL発光素子に関する開示で、薄膜型EL素子において発光体層でUVが励起され、前記UV発光層側の絶縁層を蛍光絶縁層とし、UVを可視光として放射することが開示されている。
すなわち、「特許文献1」の段落番号「0013」に、「紫外線発光層の両側に接する絶縁層のうち、透明電極側の絶縁層の絶縁層の少なくとも一部に前記紫外線発光層からの紫外線を受けて可視光を発する蛍光体層を設け、蛍光体層が紫外線発光層と透明電極の間に位置する構造としているので、紫外線発光層からの紫外線が透明電極に吸収されることなく蛍光体に入射することができ、紫外線を効率よく可視光に変換することができる」と開示されている。
すなわち、「特許文献1」の段落番号「0013」に、「紫外線発光層の両側に接する絶縁層のうち、透明電極側の絶縁層の絶縁層の少なくとも一部に前記紫外線発光層からの紫外線を受けて可視光を発する蛍光体層を設け、蛍光体層が紫外線発光層と透明電極の間に位置する構造としているので、紫外線発光層からの紫外線が透明電極に吸収されることなく蛍光体に入射することができ、紫外線を効率よく可視光に変換することができる」と開示されている。
「特許文献2」は、ELを含む各種発光体のUV励起光によって蛍光を出す蛍光体と、前記蛍光体の励起光入射側に設けた光学フィルタからなる組み合わせで、光利用効率を高め、明るい表示を行う光学素子の開示である。
すなわち、UV励起の手段については、「特許文献2」の段落番号「0011」に、「近紫外線を出射する蛍光ランプ等によるブラックライト光(その他EL等のエレクトロ・ルミネッセンス、LED、FED、CRT等も使用可能)等の励起光で・・・」としている。
また、「特許文献2」の段落番号「0009」に、「紫外線励起光により蛍光体はRGB可視光および赤外線領域光まで放射する」と開示されている。
すなわち、UV励起の手段については、「特許文献2」の段落番号「0011」に、「近紫外線を出射する蛍光ランプ等によるブラックライト光(その他EL等のエレクトロ・ルミネッセンス、LED、FED、CRT等も使用可能)等の励起光で・・・」としている。
また、「特許文献2」の段落番号「0009」に、「紫外線励起光により蛍光体はRGB可視光および赤外線領域光まで放射する」と開示されている。
「特許文献3」は、画像表示装置に関する開示で、ELからのUVを吸収して、可視光を発光する蛍光体とを備えることが開示されている。
すなわち、「特許文献3」の段落番号「0007」に、「無機エレクトロルミネッセンス材料と、無機エレクトロルミネッセンス材料の下面に配列した下部電極と、無機エレクトロルミネッセンス材料の上面において下部電極と交差するように配列した上部電極と、下部電極と上部電極が交差する領域に配置され、紫外線を吸収して可視光を発光する蛍光体とを備えることを特徴とする画像標示装置とした」と開示されている。
このように、UVを生起するELが存在すること、また、前記ELからのUVを蛍光体に照射して、赤色、緑色、青色などの有視光線に変換することは公知である。
すなわち、「特許文献3」の段落番号「0007」に、「無機エレクトロルミネッセンス材料と、無機エレクトロルミネッセンス材料の下面に配列した下部電極と、無機エレクトロルミネッセンス材料の上面において下部電極と交差するように配列した上部電極と、下部電極と上部電極が交差する領域に配置され、紫外線を吸収して可視光を発光する蛍光体とを備えることを特徴とする画像標示装置とした」と開示されている。
このように、UVを生起するELが存在すること、また、前記ELからのUVを蛍光体に照射して、赤色、緑色、青色などの有視光線に変換することは公知である。
EL素子の特徴は、比較的大きな面積の面状発光体にできることである。
大面積としては、例えば正方形でいえば、一辺が10cm程度のものから、一辺が数メ−トル程度のEL素子の製作が可能で、これが一個の大画素に相当し、形状も長方形、円形、三角形など任意に製作が可能である。
かようなことから、大面積の面状発光体である特徴を利用したEL薄型標示装置がある。
かかる標示装置は一個の前記大画素ないし数個の前記大画素から成り、前記画素は正方形でいえば少なくとも一辺が大凡10cm程度からメ−トルオ−ダの大面積で、面積でいえば大凡0.01〜2m2程度の大面積の前記大画素のEL部を利用するEL薄型標示装置である。
大面積としては、例えば正方形でいえば、一辺が10cm程度のものから、一辺が数メ−トル程度のEL素子の製作が可能で、これが一個の大画素に相当し、形状も長方形、円形、三角形など任意に製作が可能である。
かようなことから、大面積の面状発光体である特徴を利用したEL薄型標示装置がある。
かかる標示装置は一個の前記大画素ないし数個の前記大画素から成り、前記画素は正方形でいえば少なくとも一辺が大凡10cm程度からメ−トルオ−ダの大面積で、面積でいえば大凡0.01〜2m2程度の大面積の前記大画素のEL部を利用するEL薄型標示装置である。
前記EL薄型標示装置は、数字、文字、あるいは絵表示などを静止画面などで標示するシ−ト状の簡単な発光体である。
前記静止画面とは、テレビ画面のように動画でないという意味で、全面や特定部分が点滅したり、部分的に発光したりするなどの動作は、前記静止画面に含まれるものとする。
前記EL薄型装飾装置は、シ−ルの如く薄板で、使用に当たって簡便であることから、光る静止型ディスプレイとして、広告媒体、展示場や販売店などでのアッピ−ル媒体など、人の注意を喚起する媒体として各方面で使用されている。
前記静止画面とは、テレビ画面のように動画でないという意味で、全面や特定部分が点滅したり、部分的に発光したりするなどの動作は、前記静止画面に含まれるものとする。
前記EL薄型装飾装置は、シ−ルの如く薄板で、使用に当たって簡便であることから、光る静止型ディスプレイとして、広告媒体、展示場や販売店などでのアッピ−ル媒体など、人の注意を喚起する媒体として各方面で使用されている。
図6は、従来の単色発光標示のEL薄型装飾装置、あるいは多色発光標示のEL薄型装飾装置の主要部のみの断面略図である。
図6においてEL部6は、図の上部から、透明電極1、EL発光体層2、絶縁体層3、背面電極層4からなる層構造である。
EL部6の発光面側に、部分マスキングなどを行った単色標示層、あるいは透明性塗料や透明性インキで印刷や印捺した多色標示層であるところの、単色あるいは多色標示層5を設けて、単色あるいは多色使いで、文字、絵表示、写真版などを標示していた。
図6においてEL部6は、図の上部から、透明電極1、EL発光体層2、絶縁体層3、背面電極層4からなる層構造である。
EL部6の発光面側に、部分マスキングなどを行った単色標示層、あるいは透明性塗料や透明性インキで印刷や印捺した多色標示層であるところの、単色あるいは多色標示層5を設けて、単色あるいは多色使いで、文字、絵表示、写真版などを標示していた。
前記単色発光のEL薄型装飾装置の場合では、複雑なマスキング部材の製作が必要となるなどの問題があった。
前記多色発光のEL薄型装飾装置の場合では、各多色のフィルタ経由で各多色相とするので、輝度にばらつきが生じるなどの問題があった。
さらに、前記多色発光のEL薄型装飾装置の場合は、EL発光部の発光輝度をあまり高くできないので、前記色材インキの光線透過性を高くしなければならず、使用できる色材が限られてくるという問題点もあった。
また、EL薄型装飾装置の発光時と非発光時の標示が両者ともに目視でき、色相が多色の場合には、両者標示が同系統色であって、単に輝度差の表現に留まるものであった。
前記多色発光のEL薄型装飾装置の場合では、各多色のフィルタ経由で各多色相とするので、輝度にばらつきが生じるなどの問題があった。
さらに、前記多色発光のEL薄型装飾装置の場合は、EL発光部の発光輝度をあまり高くできないので、前記色材インキの光線透過性を高くしなければならず、使用できる色材が限られてくるという問題点もあった。
また、EL薄型装飾装置の発光時と非発光時の標示が両者ともに目視でき、色相が多色の場合には、両者標示が同系統色であって、単に輝度差の表現に留まるものであった。
広告媒体、展示場や販売店などでのアッピ−ル媒体など人の注意を喚起する目的の、光る静止型ディスプレイ媒体は、広告ネオンサインなどに見られるように、光ったままの状態より、突然出現する光の方がアッピ−ル性があり、したがって点滅させるなどの方法がとられている。
EL薄型装飾装置についても、EL素子の非発光時には実質的に見えなくて、発光時のみに、文字、絵表示などの標示が突然出現する方がアッピ−ル性がある。
EL薄型装飾装置において、EL素子に電力印加の発光時のみ、前記単色あるいは多色標示層に、数字、文字、あるいは絵表示などの標示が現れ、発光輝度が高く、前記単色あるいは多色標示層の交換が可能な、EL薄型装飾装置の提供が当業界で望まれている。
EL薄型装飾装置についても、EL素子の非発光時には実質的に見えなくて、発光時のみに、文字、絵表示などの標示が突然出現する方がアッピ−ル性がある。
EL薄型装飾装置において、EL素子に電力印加の発光時のみ、前記単色あるいは多色標示層に、数字、文字、あるいは絵表示などの標示が現れ、発光輝度が高く、前記単色あるいは多色標示層の交換が可能な、EL薄型装飾装置の提供が当業界で望まれている。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、EL薄型装飾装置において、EL部に電力印加の発光時のみ数字、文字、あるいは絵表示などの標示が、単色あるいは多色で実質的に現れて、発光輝度が高く、前記単色あるいは多色標示層の交換が任意に可能な、EL薄型装飾装置を提供することを目的とする。
発明者は鋭意検討の結果、次に示す発明に至った。
すなわち、EL薄型装飾装置において、前記EL薄型装飾装置における図1に示すEL部10は、発光機構が電界発光タイプであって、図2あるいは図3に示す前記EL部10の、EL発光層22からUV(紫外線)主体の放射光を前面に放射する。
前記EL部の前面には、近接して蛍光発光標示シ−ト11を設け、蛍光発光標示シ−ト11には、透明シ−トにUV照射で発光する蛍光体による標示が描かれていて、
蛍光発光標示シ−ト11は、手作業などで任意に交換できる形式である。
また、EL部10への電力印加時に、前記蛍光体の前記標示が実質的に現われる。
以上を特徴とする、EL薄型装飾装置の発明に至った。
すなわち、EL薄型装飾装置において、前記EL薄型装飾装置における図1に示すEL部10は、発光機構が電界発光タイプであって、図2あるいは図3に示す前記EL部10の、EL発光層22からUV(紫外線)主体の放射光を前面に放射する。
前記EL部の前面には、近接して蛍光発光標示シ−ト11を設け、蛍光発光標示シ−ト11には、透明シ−トにUV照射で発光する蛍光体による標示が描かれていて、
蛍光発光標示シ−ト11は、手作業などで任意に交換できる形式である。
また、EL部10への電力印加時に、前記蛍光体の前記標示が実質的に現われる。
以上を特徴とする、EL薄型装飾装置の発明に至った。
また、前記EL部の構造において、図3に示すようにUV放射側の前面に、実質的にUVのみを透過するUV透過フィルタ25を設けているEL部とし、前記EL発光層からのUV主体の放射光を前記UV透過フィルタ経由で、実質的にUVのみを前記蛍光発光標示シ−ト11に至らせることを特徴とする、EL薄型装飾装置の発明である。
また、前記EL薄型装飾装置において、前記EL部に電力印加していないときは前記蛍光発光標示シ−ト11の前記標示が実質的に現れてなくて、前記EL部に電力印加時のみに、前記紫外線による前記標示が実質的に現れることを特徴とする、EL薄型装飾装置の発明である。
また、前記EL薄型装飾装置において、前記EL部に電力印加していないときは前記蛍光発光標示シ−ト11の前記標示が実質的に現れてなくて、前記EL部に電力印加時のみに、前記紫外線による前記標示が実質的に現れることを特徴とする、EL薄型装飾装置の発明である。
加えて、前記EL部の前面に、前記蛍光発光標示シ−トを近接して設ける留め具において、磁石式固定部、粘着式固定部、面状ファスナ−式固定部、あるいは吸盤式固定部を介した留め具であることを特徴とする、EL薄型装飾装置の発明である。
また、前記EL部の前面に、前記蛍光発光標示シ−トを近接して設ける手段において、前記蛍光発光標示シ−トを挿入できる、図4に描く透明ホ−ルダ29の如き、透明ホ−ルダを備えていることを特徴とする、EL薄型装飾装置の発明である。
また、前記EL部の前面に、前記蛍光発光標示シ−トを近接して設ける手段において、前記蛍光発光標示シ−トを挿入できる、図4に描く透明ホ−ルダ29の如き、透明ホ−ルダを備えていることを特徴とする、EL薄型装飾装置の発明である。
(1) 従来のEL薄型装飾装置の発光標示は、EL発光部側に、単色標示の場合はマスキングなどの層によって、また、多色標示の場合は多色の透明性塗料やインキなどの透明多色層を設けて、文字、絵表示、写真版などを標示していた。
本発明においては、前記従来のEL薄型装飾装置におけるEL発光部に相当するEL部をUV放射EL部とし、その放射前面にUV励起で発光する蛍光物質の単色発光標示シ−ト部、あるいは多色発光標示シ−ト部であるところの、蛍光発光標示シ−ト部を設けているので、極めて発光輝度の高いEL薄型装飾装置となる。
(2) 直接人の目に見える最外層が蛍光発光体であるので、輝度が高いと共に彩度が高く、くっきりとした鮮明な標示が得られる。
(3) ELへの電力印加を間欠的にした場合、UV放射EL部のUV非放射時には発光標示が実質的に見えなくて、UV放射時のみに、文字、絵表示などの単色あるいは多色標示が突然出現するので、目視者へのアッピ−ル性が高い。
(4) 前記蛍光発光標示シ−トは、手作業などで簡単に交換可能であるので、標示必要時間帯、標示必要日、標示必要季節などによって適宜交換すればよく、極めて便利である。
本発明においては、前記従来のEL薄型装飾装置におけるEL発光部に相当するEL部をUV放射EL部とし、その放射前面にUV励起で発光する蛍光物質の単色発光標示シ−ト部、あるいは多色発光標示シ−ト部であるところの、蛍光発光標示シ−ト部を設けているので、極めて発光輝度の高いEL薄型装飾装置となる。
(2) 直接人の目に見える最外層が蛍光発光体であるので、輝度が高いと共に彩度が高く、くっきりとした鮮明な標示が得られる。
(3) ELへの電力印加を間欠的にした場合、UV放射EL部のUV非放射時には発光標示が実質的に見えなくて、UV放射時のみに、文字、絵表示などの単色あるいは多色標示が突然出現するので、目視者へのアッピ−ル性が高い。
(4) 前記蛍光発光標示シ−トは、手作業などで簡単に交換可能であるので、標示必要時間帯、標示必要日、標示必要季節などによって適宜交換すればよく、極めて便利である。
発明の実施の形態を実施例にもとづき、図面を参照して説明する。
図1は、本発明のEL薄型装飾装置の斜視略図であり、UV放射EL部へのインバ−タや配線など電力印加部分などは省略している。
図1において、UV放射EL部10の前面、つまりUV放射側の面17に蛍光発光標示シ−ト11が近接して設けられていて、UV放射EL部10への電力印加によって、UV放射側の面17からUVが放射され、前記UVに励起されて蛍光発光標示シ−ト11の面上の蛍光体が発光して、図1の左図(A)に描く如く所定の標示が現れる。
図1は、本発明のEL薄型装飾装置の斜視略図であり、UV放射EL部へのインバ−タや配線など電力印加部分などは省略している。
図1において、UV放射EL部10の前面、つまりUV放射側の面17に蛍光発光標示シ−ト11が近接して設けられていて、UV放射EL部10への電力印加によって、UV放射側の面17からUVが放射され、前記UVに励起されて蛍光発光標示シ−ト11の面上の蛍光体が発光して、図1の左図(A)に描く如く所定の標示が現れる。
図1の左図(A)は、UV放射EL部10に電力印加し、UV放射EL部10からのUVによって有視光を発光する蛍光発光体で描く蛍光発光標示シ−ト11が発光し、「OK」の文字が標示されている例を示している。
例えば、発光地部13を緑色蛍光発光による単色発光面とし、「OK」の文字部分14、15の標示を黒色材などでマスキングすれば、「OK」の文字部分14、15の標示が、緑色蛍光発光の発光地部分13に黒抜きで標示される。
また例えば、発光地部13を緑色蛍光発光体による緑色蛍光発光とし、同様に「O」の文字部分14の標示を赤色蛍光発光、「K」の文字部分15の標示を青色蛍光発光とすれば、三色の多色発光の標示が得られる。
例えば、発光地部13を緑色蛍光発光による単色発光面とし、「OK」の文字部分14、15の標示を黒色材などでマスキングすれば、「OK」の文字部分14、15の標示が、緑色蛍光発光の発光地部分13に黒抜きで標示される。
また例えば、発光地部13を緑色蛍光発光体による緑色蛍光発光とし、同様に「O」の文字部分14の標示を赤色蛍光発光、「K」の文字部分15の標示を青色蛍光発光とすれば、三色の多色発光の標示が得られる。
図1の右図(B)は、左図(A)の破線円形部16の部分を取り出して描いたもので、前記蛍光発光標示シ−トの一部を剥離した態様を描き、UV放射EL部10に電力印加していない場合の部分斜視略図である。
図1の右図(B)において、UV放射EL部10に電力印加していないときは、蛍光発光標示シ−ト11が発光せず、「OK」の文字部分14、15の標示は実質的に見えないので、破線でその輪郭を示しているものである。
右図(B)において、蛍光発光標示シ−ト11の一部を剥離しつつあるように描いているが、蛍光発光標示シ−ト11は、UV放射EL部10のUV放射側の面17から、このように簡単に分離できる形で、可撓性のある薄板状でセパレ−トタイプとなっている。
なお、前記蛍光発光標示シ−トは、前記UV放射EL部に電力印加して、UVが照射している場合のみ発光するので、前記蛍光発光標示シ−トに蛍光体で描かれている文字、絵表示などの標示は、UV非照射時には実質的に見えない。
図1の右図(B)において、UV放射EL部10に電力印加していないときは、蛍光発光標示シ−ト11が発光せず、「OK」の文字部分14、15の標示は実質的に見えないので、破線でその輪郭を示しているものである。
右図(B)において、蛍光発光標示シ−ト11の一部を剥離しつつあるように描いているが、蛍光発光標示シ−ト11は、UV放射EL部10のUV放射側の面17から、このように簡単に分離できる形で、可撓性のある薄板状でセパレ−トタイプとなっている。
なお、前記蛍光発光標示シ−トは、前記UV放射EL部に電力印加して、UVが照射している場合のみ発光するので、前記蛍光発光標示シ−トに蛍光体で描かれている文字、絵表示などの標示は、UV非照射時には実質的に見えない。
本発明のEL薄型装飾装置の発光面の大きさの目安は、大凡0.01〜2m2程度であるが、これは以降の説明を理解し易くするためのEL薄型装飾装置の大きさの目安であり、この大きさに本発明が限定されるものではない。
また、前記発光面の形状は、図1に描く如き長方形、正方形、三角形、円形、あるいは楕円形など、その形状は任意である。
また、前記発光面の形状は、図1に描く如き長方形、正方形、三角形、円形、あるいは楕円形など、その形状は任意である。
図1の蛍光発光標示シ−ト11の前記標示は、数字、文字、絵図、あるいは写真版などで、前記蛍光発光標示シ−トを構成する透明樹脂シ−ト上に、UV照射で発光する蛍光体、つまりUV蛍光発光体で描かれている。
蛍光発光標示シ−ト11において、UVが前記UV蛍光発光体に直接照射されるように、前記UV蛍光発光体の標示面は、図1の右図(B)におけるUV放射側の面17に面している側であることが望ましい。
しかしながら、前記透明樹脂シ−トのUV透過性が高ければ、反対の面側でもよい。
また、前記透明樹脂シ−トに代えて、ガラス板でもよい。
蛍光発光標示シ−ト11において、UVが前記UV蛍光発光体に直接照射されるように、前記UV蛍光発光体の標示面は、図1の右図(B)におけるUV放射側の面17に面している側であることが望ましい。
しかしながら、前記透明樹脂シ−トのUV透過性が高ければ、反対の面側でもよい。
また、前記透明樹脂シ−トに代えて、ガラス板でもよい。
図1の右図(B)において、UV放射EL部10のUV放射側の面17と蛍光発光標示シ−ト11とは、相互にその端縁部18が、薄板同士を一時的に接合する方式として知られている、磁石式、粘着式、面状ファスナー式、吸盤式などの方式で接合している。
なお、前記粘着式の場合は、短縁部だけでなく全面粘着も適用できる。
したがって、右図(B)の分離途上の蛍光発光標示シ−ト11に示すように、手作業などで簡単に分離できる。
また、図4に描くように、UV放射EL部10のUV放射側の面17に、書類などを入れる如き透明ホ−ルダ29を設け、前記透明ホ−ルダに蛍光発光標示シ−ト11を差し込んで、UV放射側の面17に近接するようにしてもよい。
図4では、UV放射EL部に断面が「コ」の字の如く、透明樹脂シ−トが前面一面のみの、はめ込み式の透明ホ−ルダ29として描いているが、普通の書類ホ−ルダに見られるような袋体状で、透明樹脂シ−ト二面の間に蛍光発光標示シ−ト11を挿入する袋体状ホ−ルダでも勿論よい。
この場合、前記透明ホ−ルダのUV放射側の面17に対向する側の前記透明樹脂シ−トの材質は、UV透過性が高いことが必要である。
なお、前記粘着式の場合は、短縁部だけでなく全面粘着も適用できる。
したがって、右図(B)の分離途上の蛍光発光標示シ−ト11に示すように、手作業などで簡単に分離できる。
また、図4に描くように、UV放射EL部10のUV放射側の面17に、書類などを入れる如き透明ホ−ルダ29を設け、前記透明ホ−ルダに蛍光発光標示シ−ト11を差し込んで、UV放射側の面17に近接するようにしてもよい。
図4では、UV放射EL部に断面が「コ」の字の如く、透明樹脂シ−トが前面一面のみの、はめ込み式の透明ホ−ルダ29として描いているが、普通の書類ホ−ルダに見られるような袋体状で、透明樹脂シ−ト二面の間に蛍光発光標示シ−ト11を挿入する袋体状ホ−ルダでも勿論よい。
この場合、前記透明ホ−ルダのUV放射側の面17に対向する側の前記透明樹脂シ−トの材質は、UV透過性が高いことが必要である。
図2は、図1に示す分散型のUV放射EL部10に、蛍光発光標示シ−ト11が近接している、本発明のEL薄型装飾装置の主要部のみの一例の断面略図である。
図2の上層から、蛍光発光標示シ−ト11、UV放射EL部10を構成する透明電極層1、UV放射体層22、絶縁体層3、および背面電極層4からなる積層体である。
図2において、UV放射体層22が透明電極層1と背面電極層4による印加電力で、電界が生じUVが生起して、UV放射EL部10からの放射UVによって蛍光発光標示シ−ト11に蛍光体で描く標示が、単色あるいは多色に発光して現れる。
かような前記UV放射EL部の積層構成は、UV放射体層22からのUV主体の放射光が、実質的に有視光を殆ど含まない無色あるいは無色に近い場合に適用する。
なぜなら、蛍光発光標示シ−ト11に描く標示色がUV放射に併存する有視光との、混合色になることが殆どないからである。
図2の上層から、蛍光発光標示シ−ト11、UV放射EL部10を構成する透明電極層1、UV放射体層22、絶縁体層3、および背面電極層4からなる積層体である。
図2において、UV放射体層22が透明電極層1と背面電極層4による印加電力で、電界が生じUVが生起して、UV放射EL部10からの放射UVによって蛍光発光標示シ−ト11に蛍光体で描く標示が、単色あるいは多色に発光して現れる。
かような前記UV放射EL部の積層構成は、UV放射体層22からのUV主体の放射光が、実質的に有視光を殆ど含まない無色あるいは無色に近い場合に適用する。
なぜなら、蛍光発光標示シ−ト11に描く標示色がUV放射に併存する有視光との、混合色になることが殆どないからである。
図3は、図1に示すUV放射EL部10に加えて、UV透過フィルタ層25を設けている場合の、本発明のEL薄型装飾装置の主要部のみの一例の断面略図である。
図3の上層から、蛍光発光標示シ−ト11、UV放射EL部10を構成するところの、UV透過フィルタ層25、透明電極層1、UV放射体層22、絶縁体層3、および背面電極層4である。
図3においては、UV放射体層22が透明電極層1と背面電極層4による電力印加で、UVが励起されて、UV透過フィルタ層25を具備するUV放射EL部10からの放射UVによって、蛍光発光標示シ−ト11が単色、あるいは多色に発光する。
図3の上層から、蛍光発光標示シ−ト11、UV放射EL部10を構成するところの、UV透過フィルタ層25、透明電極層1、UV放射体層22、絶縁体層3、および背面電極層4である。
図3においては、UV放射体層22が透明電極層1と背面電極層4による電力印加で、UVが励起されて、UV透過フィルタ層25を具備するUV放射EL部10からの放射UVによって、蛍光発光標示シ−ト11が単色、あるいは多色に発光する。
UV透過フィルタ層25は、UV透過・可視光線吸収タイプの選択透過性ガラス、あるいは同様な透過特性の樹脂フィルムあるいはシ−トを適用する。
かような前記UV放射EL部の積層構成は、UV放射体層22からのUV放射に有視光が併存する場合に適用する。
なぜなら、蛍光発光標示シ−ト11に描く標示色が、UV放射に併存する有視光をカットし、純粋に近いUV放射とし、混合色になることを防止するためである。
しかしながら、UV放射EL部に有視光が併存して、蛍光発光標示シ−ト11による有視光と、UV放射EL部からの有視光が混合しても差し支えない場合には、図2に示すように、UV放射EL部10の層構成にUV透過フィルタ25を設けなくてもよい。
かような前記UV放射EL部の積層構成は、UV放射体層22からのUV放射に有視光が併存する場合に適用する。
なぜなら、蛍光発光標示シ−ト11に描く標示色が、UV放射に併存する有視光をカットし、純粋に近いUV放射とし、混合色になることを防止するためである。
しかしながら、UV放射EL部に有視光が併存して、蛍光発光標示シ−ト11による有視光と、UV放射EL部からの有視光が混合しても差し支えない場合には、図2に示すように、UV放射EL部10の層構成にUV透過フィルタ25を設けなくてもよい。
次に、図2ならびに図3における各層の材料について説明する。
先ず、前記UV放射EL部の前記UV放射体層について説明する。
一般に、大凡波長が300nm程度以上、大凡400nm程度未満を近UVと称するが、本発明に適用するのは近UVである。
その境界は定かでないが、短波長のUVであると、使用材料における吸収が著るしく、多くの材料がUVに対して不透明になり、光学部の使用材料の選択や組み合わせが困難となるからである。
先ず、前記UV放射EL部の前記UV放射体層について説明する。
一般に、大凡波長が300nm程度以上、大凡400nm程度未満を近UVと称するが、本発明に適用するのは近UVである。
その境界は定かでないが、短波長のUVであると、使用材料における吸収が著るしく、多くの材料がUVに対して不透明になり、光学部の使用材料の選択や組み合わせが困難となるからである。
UV放射体層22については、大凡波長300〜400nm程度の紫外線を放射する材料として、発光スペクトルのピ−ク波長が大凡320nm程度のZnF2:Gd(フッ化亜鉛:ガドリニウム)、発光スペクトルのピ−ク波長が大凡360nm程度の、BaSi2O5:Pb(酸素酸塩:鉛)が知られている。
また、ZnS(硫化亜鉛)に、発光中心としてNa(ナトリウム)やAg(銀)を添加すると発光スペクトルにおいてUV域を含むことが知られている。
また、ZnO:Zn(酸化亜鉛:亜鉛)が発光スペクトルにおいてUVを含むことが知られている。
以上、UV放射体の例を掲げたが、当業者に知られているUV放射体の何れも適用でき、また、本発明の前記UV放射EL部は、当業者に知られているUVを放射するEL装置の何れも適用できる。
また、ZnS(硫化亜鉛)に、発光中心としてNa(ナトリウム)やAg(銀)を添加すると発光スペクトルにおいてUV域を含むことが知られている。
また、ZnO:Zn(酸化亜鉛:亜鉛)が発光スペクトルにおいてUVを含むことが知られている。
以上、UV放射体の例を掲げたが、当業者に知られているUV放射体の何れも適用でき、また、本発明の前記UV放射EL部は、当業者に知られているUVを放射するEL装置の何れも適用できる。
次に、図3におけるUV透過フィルタ25について説明する。
UV透過フィルタ層25は、例えばガラスの場合、UV透過・可視光線吸収タイプの選択透過性ガラスなどであって、フィルタ−番号U−330(最高透過波長330nm、可視光透過性殆どなし)、あるいはU−360(最高透過波長360nm、可視光透過性殆どなし)などを適用する。
なお、ガラスでなく選択透過性の樹脂フィルム、樹脂シ−トも適用できる。
UV透過フィルタ層25は、例えばガラスの場合、UV透過・可視光線吸収タイプの選択透過性ガラスなどであって、フィルタ−番号U−330(最高透過波長330nm、可視光透過性殆どなし)、あるいはU−360(最高透過波長360nm、可視光透過性殆どなし)などを適用する。
なお、ガラスでなく選択透過性の樹脂フィルム、樹脂シ−トも適用できる。
次に、図1〜図3に示す、蛍光発光標示シ−ト11の近UVによって、有視光を発する蛍光発光体について説明する。
青色蛍光発光体としては、ZnS:Ag、CaWO4など。
緑色蛍光発光体としては、ZnS:Cu、Al、(Zn、Cd)S:Cu、Au、Alなどがあげられる。
赤色蛍光発光体としては、Y2O3:Eu、YVO4:Eu、 ロ−ダミンB(塩基性赤色蛍光色素;C28H31ClN2O3)、ロ−ダミン6Gなどがあげられる。
また、近UVによって可視光である赤色蛍光発光体、緑色蛍光発光体、青色蛍光発光体を組み合わせて用いることによって、所望の任意色相を表現することが可能である。
さらに、UVによって発光する蛍光体は多数あるので、耐UV性が高く、変退色性が良いなどの蛍光体を選択できるので、耐久性も上げることができる。
以上、UV放射によって有視蛍光を発する蛍光体の例を掲げたが、当業者に知られているUV照射で有視蛍光を発する蛍光体の何れも適用できる。
青色蛍光発光体としては、ZnS:Ag、CaWO4など。
緑色蛍光発光体としては、ZnS:Cu、Al、(Zn、Cd)S:Cu、Au、Alなどがあげられる。
赤色蛍光発光体としては、Y2O3:Eu、YVO4:Eu、 ロ−ダミンB(塩基性赤色蛍光色素;C28H31ClN2O3)、ロ−ダミン6Gなどがあげられる。
また、近UVによって可視光である赤色蛍光発光体、緑色蛍光発光体、青色蛍光発光体を組み合わせて用いることによって、所望の任意色相を表現することが可能である。
さらに、UVによって発光する蛍光体は多数あるので、耐UV性が高く、変退色性が良いなどの蛍光体を選択できるので、耐久性も上げることができる。
以上、UV放射によって有視蛍光を発する蛍光体の例を掲げたが、当業者に知られているUV照射で有視蛍光を発する蛍光体の何れも適用できる。
次に、前記蛍光発光標示シ−トの製法について説明する。
製法の一例を上げれば、前記蛍光体を、躯体樹脂とするアクリル酸エステルをアセトンなどの有機溶剤、あるいは水に分散させた印捺用インキを、PET(ポリエステル)樹脂の透明シ−トなどの樹脂製透明シ−トに、スクリ−ンプリント(シルクスクリ−ン印刷)し、加熱し樹脂化して固着する方法などが適用できる。
また、前記樹脂製透明シ−トに代えてガラスなどの無機物質の透明シ−トも適用できる。
多色プリントの方法などは、スクリ−ンを各色相ごとに別々に用いる方式、重ね刷り方式など、従来から繊維布帛や紙など行われている、染料や顔料によるスクリ−ンプリントの手法が準用できる。
また、グラビア(凹版)印刷法、オフセット印刷法、フレキソ印刷法、また、版を使わないオンデマンド印刷法なども適用できる。
製法の一例を上げれば、前記蛍光体を、躯体樹脂とするアクリル酸エステルをアセトンなどの有機溶剤、あるいは水に分散させた印捺用インキを、PET(ポリエステル)樹脂の透明シ−トなどの樹脂製透明シ−トに、スクリ−ンプリント(シルクスクリ−ン印刷)し、加熱し樹脂化して固着する方法などが適用できる。
また、前記樹脂製透明シ−トに代えてガラスなどの無機物質の透明シ−トも適用できる。
多色プリントの方法などは、スクリ−ンを各色相ごとに別々に用いる方式、重ね刷り方式など、従来から繊維布帛や紙など行われている、染料や顔料によるスクリ−ンプリントの手法が準用できる。
また、グラビア(凹版)印刷法、オフセット印刷法、フレキソ印刷法、また、版を使わないオンデマンド印刷法なども適用できる。
前記躯体樹脂としては、酢酸ビニル、メタクリル酸エステル、スチレン、ブタジエンなどのビニル化合物、あるいは、EVA(エチレン酢酸ビニル)樹脂、NBR(ニトリルラバ−)、SBR(スチレンブタジエンラバ−)などの共重合物なども適用できる。
以上が、前記蛍光発光標示シ−トの製法について説明である。
以上が、前記蛍光発光標示シ−トの製法について説明である。
次に、前記UV放射EL部に前記蛍光発光標示シ−トを近接して取り付ける方法について説明する。
本発明のEL薄型装飾装置は、前記UV放射EL部への前記蛍光発光標示シ−トの取り付けと離脱が自在である。
ところで、先にも説明したように、図1の右図(B)において、UV放射EL部10のUV放射側の面17と蛍光発光標示シ−ト11とは、相互にその端縁部18が、薄板同士を一時的に接合する方式として知られている、磁石式固定部、粘着式固定部、面状ファスナ−式固定部、あるいは吸盤式固定部などを介した留め具によって接合している。
本発明のEL薄型装飾装置は、前記UV放射EL部への前記蛍光発光標示シ−トの取り付けと離脱が自在である。
ところで、先にも説明したように、図1の右図(B)において、UV放射EL部10のUV放射側の面17と蛍光発光標示シ−ト11とは、相互にその端縁部18が、薄板同士を一時的に接合する方式として知られている、磁石式固定部、粘着式固定部、面状ファスナ−式固定部、あるいは吸盤式固定部などを介した留め具によって接合している。
前記磁石式固定部の場合は、ゴム磁石あるいはゴム磁石テ−プと称されている躯体ゴム質シ−ト中にフェライト磁石などがN極S極交互に、あるいは一方向になるように並べた強い磁場を持つラバ−マグネットで、厚さ0.8mm程度の薄いものまで提供されている。
一時的接合は、例えば一方が前記ラバ−マグネット、他方は鉄の薄板などの強磁性体とすれば両者は固定される。
一時的接合は、例えば一方が前記ラバ−マグネット、他方は鉄の薄板などの強磁性体とすれば両者は固定される。
前記粘着式固定部であれば、耐UV性のよいアクリル系粘着剤などが適用できる。
粘着性については、剥離後に再使用できるものと、できないものとがあるが、その何れも適用できる。
後者使用の場合の再使用に当っては、度粘着剤の再処理が必要である。
粘着式の場合は、端縁部のみの粘着固定ばかりでなく、標示面の一部を含む粘着固定、あるいは標示面の全面粘着固定であっても差し支えない。
粘着性については、剥離後に再使用できるものと、できないものとがあるが、その何れも適用できる。
後者使用の場合の再使用に当っては、度粘着剤の再処理が必要である。
粘着式の場合は、端縁部のみの粘着固定ばかりでなく、標示面の一部を含む粘着固定、あるいは標示面の全面粘着固定であっても差し支えない。
前記面状ファスナ−式固定部は、マジックテ−プ、ベルクロなどと呼ばれている、一方の布状物の面に無数の微細なテグス製フック(鈎)を、他方の布状物の面には無数の微細な繊維ル−プ(輪奈)を植え付け、両者を圧着することによる互いの噛み合わせで面同士を固定する留め具であり、これを適用できる。
前記フックには、ル−プの2本の腹部の一方をカットしてフックを形成したものと、茸状あるいは桜桃状とも呼ばれる釘の如き形状のフックの何れも適用できる。
前記フックには、ル−プの2本の腹部の一方をカットしてフックを形成したものと、茸状あるいは桜桃状とも呼ばれる釘の如き形状のフックの何れも適用できる。
また、前記吸盤式固定部は、弾力性と密着性のよい柔軟性樹脂あるいはゴム表面に、凹部を形成して吸盤とし、前記吸盤を前記凹部の空気を排出する如く平滑面へ圧着すると、前記吸盤が圧着前の形状に戻ろうとする力によって、外空気圧力に対し前記凹部内空気圧力が減圧状態になって、前記平滑面への押圧力が発生する作用で固定されるものである。
前記吸盤式には、自動車のフロントガラスのアクセサリを吊るフック、浴場のタイルのフックに見られる如き大きなものから、肉眼では殆ど見えない微細な多数の前記凹部群を有する吸盤シ−トがあるが、この何れも適用できる。
前記吸盤式には、自動車のフロントガラスのアクセサリを吊るフック、浴場のタイルのフックに見られる如き大きなものから、肉眼では殆ど見えない微細な多数の前記凹部群を有する吸盤シ−トがあるが、この何れも適用できる。
図4は、ホ−ルダ式の取付け具を設けた、EL薄型装飾装置の一例の斜視略図である。
図4において、樹脂透明シ−ト製の浅い「コ」の字形の上下端部を、UV放射EL部10の上下側面30に接着法などで固着した、蛍光発光標示シ−ト11を挿入できる間隙を有するホ−ルダ29部を形作り、V放射EL部10のUV放射側の前面17に近接して蛍光発光標示シ−ト11を装着し、自由にスライドさせて着脱できる、間隙を設けたホ−ルダ29部を描いている。
図4においては、ホ−ルダ29に蛍光発光標示シ−ト11を着脱する途上を描いていて、矢印31方向に前記蛍光発光標示シ−トをスライドすることによって着脱可能になっていることを示している。
図4において、樹脂透明シ−ト製の浅い「コ」の字形の上下端部を、UV放射EL部10の上下側面30に接着法などで固着した、蛍光発光標示シ−ト11を挿入できる間隙を有するホ−ルダ29部を形作り、V放射EL部10のUV放射側の前面17に近接して蛍光発光標示シ−ト11を装着し、自由にスライドさせて着脱できる、間隙を設けたホ−ルダ29部を描いている。
図4においては、ホ−ルダ29に蛍光発光標示シ−ト11を着脱する途上を描いていて、矢印31方向に前記蛍光発光標示シ−トをスライドすることによって着脱可能になっていることを示している。
前記ホ−ルダは、あたかも書類の保管や分類などに用いる透明樹脂シ−ト製のホ−ルダの如き機能である。
また、前記説明した書類用ホ−ルダの如き機能があれば、図4に示すホ−ルダ式取付け具に限られるものではない。
前記ホ−ルダは、袋体状で、透明樹脂シ−ト二面の間に蛍光発光標示シ−ト11を挿入するホ−ルダでもよい。
この場合は、UV放射EL部の前記UV放射側の面と前記蛍光発光標示シ−トとの間に入る透明樹脂シ−トは、UV透過性が高いことが必要である。
前記樹脂透明シ−ト材料は、PET樹脂、PMMA(メタクリル)樹脂など任意の透明性樹脂が適用できる。
前記樹脂透明シ−トに代えてガラス板製も勿論適用できる。
かようなホ−ルダ式取付け具を前記UV放射EL部の前面に設ければ、前記蛍光発光標示シ−トの着脱をさらに容易にすることができる。
以上が、前記UV放射EL部に、前記蛍光発光標示シ−トを取付ける方法の説明である。
また、前記説明した書類用ホ−ルダの如き機能があれば、図4に示すホ−ルダ式取付け具に限られるものではない。
前記ホ−ルダは、袋体状で、透明樹脂シ−ト二面の間に蛍光発光標示シ−ト11を挿入するホ−ルダでもよい。
この場合は、UV放射EL部の前記UV放射側の面と前記蛍光発光標示シ−トとの間に入る透明樹脂シ−トは、UV透過性が高いことが必要である。
前記樹脂透明シ−ト材料は、PET樹脂、PMMA(メタクリル)樹脂など任意の透明性樹脂が適用できる。
前記樹脂透明シ−トに代えてガラス板製も勿論適用できる。
かようなホ−ルダ式取付け具を前記UV放射EL部の前面に設ければ、前記蛍光発光標示シ−トの着脱をさらに容易にすることができる。
以上が、前記UV放射EL部に、前記蛍光発光標示シ−トを取付ける方法の説明である。
まず、蛍光発光標示シ−トを試作した。
青色蛍光発光体としてZnS:Ag、緑色蛍光発光体としてZnS:Cu、赤色蛍光発光体としてロ−ダミン6Gを、おのおの蛍光発光体ごとにアクリル酸エステル主体の樹脂を溶剤としてのアセトンに適量分散させて、粘度調整剤、消泡剤などを添加し、前記各蛍光体の印捺インキを三種類調製した。
厚さ140μmのPET樹脂の透明シ−トを、コロナ放電処理して表面張力を上げて印捺し易くし、この面に前記印捺インキを、スクリ−ンプリント法で、各々別スクリ−ンで前記三種類の色相で柄を印捺し、次いで温度140℃で熱処理して樹脂化し、これを裁断してサイズA4(横297mm、縦210mm)の蛍光発光標示シ−トとした。
青色蛍光発光体としてZnS:Ag、緑色蛍光発光体としてZnS:Cu、赤色蛍光発光体としてロ−ダミン6Gを、おのおの蛍光発光体ごとにアクリル酸エステル主体の樹脂を溶剤としてのアセトンに適量分散させて、粘度調整剤、消泡剤などを添加し、前記各蛍光体の印捺インキを三種類調製した。
厚さ140μmのPET樹脂の透明シ−トを、コロナ放電処理して表面張力を上げて印捺し易くし、この面に前記印捺インキを、スクリ−ンプリント法で、各々別スクリ−ンで前記三種類の色相で柄を印捺し、次いで温度140℃で熱処理して樹脂化し、これを裁断してサイズA4(横297mm、縦210mm)の蛍光発光標示シ−トとした。
UV放射EL部は、放射スペクトルのピ−ク波長が大凡360nm程度の近UVを放射するEL部とし、発光面のサイズはA4とした。
試作したEL薄型装飾装置を図1で説明すれば、UV放射EL部10のUV放射側の面17と、前記蛍光発光標示シ−ト11との接合は端縁部18で粘着法で行ない、粘着剤にはアクリル系粘着剤を用い、前記EL薄型装飾装置とした。
試作したEL薄型装飾装置を図1で説明すれば、UV放射EL部10のUV放射側の面17と、前記蛍光発光標示シ−ト11との接合は端縁部18で粘着法で行ない、粘着剤にはアクリル系粘着剤を用い、前記EL薄型装飾装置とした。
前記EL薄型装飾装置の前記UV放射EL部をインバ−タに結線し、電圧220V、周波数1000Hzの、交流電力を印加したところ、各個別の前記蛍光体が、それぞれ青色、緑色、赤色に蛍光発光した。
前記蛍光発光の輝度は平均値で450cd/m2であり、各色相とも高輝度感で鮮明な発光状態が得られ、各色相の輝度感のバランスにも違和感がなかった。
前記蛍光発光の輝度は平均値で450cd/m2であり、各色相とも高輝度感で鮮明な発光状態が得られ、各色相の輝度感のバランスにも違和感がなかった。
図3に示す如き、UV透過フィルタ層25を設けたUV放射EL部10を用いた場合の、EL薄型装飾装置の検討を行った。
UV透過フィルタ層はガラス製を用い、フィルタ番号UV−360を使用した。
前記UV透過フィルタ層を設けたこと以外については、実施例1と同条件で検討を行った。
結果は前記蛍光発光の輝度が平均値で390cd/m2で、目視上は実施例1の場合より鮮明で彩度の高い発光状態が得られ、各色相の輝度感は実施例1の場合とほぼ同様であり、各色相の輝度感のバランスも極めて良好であった。
UV透過フィルタ層はガラス製を用い、フィルタ番号UV−360を使用した。
前記UV透過フィルタ層を設けたこと以外については、実施例1と同条件で検討を行った。
結果は前記蛍光発光の輝度が平均値で390cd/m2で、目視上は実施例1の場合より鮮明で彩度の高い発光状態が得られ、各色相の輝度感は実施例1の場合とほぼ同様であり、各色相の輝度感のバランスも極めて良好であった。
UV放射EL部のUV放射側の前面と、蛍光多色発光薄板との近接度、すなわち間隙距離の検討を行った。
図1の右図(B)で説明すると、実施例1では、UV放射EL部10のUV放射側の面17と、蛍光発光標示シ−ト11とは、両者の接合を薄く塗布した粘着剤を用いて接合したので、殆ど両者が接触する距離における結果であった。
然るに、前記磁石式や面状ファスナ−式などの場合、また、前記ホ−ルダを用いる場合には、取付け具にそれぞれ厚みがあるゆえ、UV放射EL部10のUV放射側の面17と、蛍光発光標示シ−ト11との間隙距離は数ミリメ−トル程度生じる。
したがって、前記間隙距離の検討を行ったものである。
図1の右図(B)で説明すると、実施例1では、UV放射EL部10のUV放射側の面17と、蛍光発光標示シ−ト11とは、両者の接合を薄く塗布した粘着剤を用いて接合したので、殆ど両者が接触する距離における結果であった。
然るに、前記磁石式や面状ファスナ−式などの場合、また、前記ホ−ルダを用いる場合には、取付け具にそれぞれ厚みがあるゆえ、UV放射EL部10のUV放射側の面17と、蛍光発光標示シ−ト11との間隙距離は数ミリメ−トル程度生じる。
したがって、前記間隙距離の検討を行ったものである。
検討した前記間隙距離としては、0mm(殆ど接触状態)、2mm、4mm、および6mm、の4水準で、前記距離以外は実施例1と同条件で行った。
結果は、前記4水準間に視覚上の差異が殆どないことが分かった。
結果は、前記4水準間に視覚上の差異が殆どないことが分かった。
本発明においては、従来のEL薄型装飾装置におけるEL発光部に相当するEL部を、UV放射EL部とし、その前面に前記UV励起で単色、あるいは各色に発光する蛍光物質で標示する蛍光発光標示シ−ト部を設けているので、極めて発光輝度が高く、多色発光においては鮮明で彩度の高いEL薄型装飾装置となる。
また、ELへの電力印加を間欠的にすれば、UV放射EL部のUV非放射時には実質的に見えなくて、UV放射時のみに、文字、絵表示などの多色標示が突然出現するので、目視者へのアッピ−ル性が高い。
また、前記蛍光発光標示シ−トは、手作業などで簡単に交換可能であるので、標示の必要時間帯、標示の必要日、標示の必要季節などによって適宜交換すればよく、極めて便利である。
また、ELへの電力印加を間欠的にすれば、UV放射EL部のUV非放射時には実質的に見えなくて、UV放射時のみに、文字、絵表示などの多色標示が突然出現するので、目視者へのアッピ−ル性が高い。
また、前記蛍光発光標示シ−トは、手作業などで簡単に交換可能であるので、標示の必要時間帯、標示の必要日、標示の必要季節などによって適宜交換すればよく、極めて便利である。
かように、本発明のEL薄型装飾装置は、シ−ルの如く薄板で、使用に当たって簡便であることから、光る静止型ディスプレイとして、広告媒体、展示場や販売店などでのアッピ−ル媒体など各方面で使用することができる。
本発明によってEL薄型装飾装置の機能を著しく高めることができたので、新たに安全、保安などの注意喚起分野、人の注意を喚起する警報やセキュリティ分野などの発光媒体として、多用途化の基本となる発明である。
したがって、産業上の利用可能性が極めて高いと確信する。
本発明によってEL薄型装飾装置の機能を著しく高めることができたので、新たに安全、保安などの注意喚起分野、人の注意を喚起する警報やセキュリティ分野などの発光媒体として、多用途化の基本となる発明である。
したがって、産業上の利用可能性が極めて高いと確信する。
1 透明電極層
2 EL発光体層
3 絶縁体層
4 背面電極層
5 単色あるいは多色標示層
6 EL部
10 UV放射EL部
11 蛍光発光標示シ−ト
13 発光面の地部分
14 「O」の文字部分
15 「K」の文字部分
17 UV放射側の面
18 端縁部
22 UV放射体層
25 UV透過フィルタ層
29 透明ホ−ルダ
30 UV放射EL部の上下側面部
31 矢印;蛍光発光標示シ−トのスライド方向
2 EL発光体層
3 絶縁体層
4 背面電極層
5 単色あるいは多色標示層
6 EL部
10 UV放射EL部
11 蛍光発光標示シ−ト
13 発光面の地部分
14 「O」の文字部分
15 「K」の文字部分
17 UV放射側の面
18 端縁部
22 UV放射体層
25 UV透過フィルタ層
29 透明ホ−ルダ
30 UV放射EL部の上下側面部
31 矢印;蛍光発光標示シ−トのスライド方向
Claims (5)
- EL薄型装飾装置において、
前記EL薄型装飾装置のEL部は、発光機構が電界発光タイプであって、
前記EL部のEL発光層から紫外線主体の放射光を前回に放射し、
前記EL部の前面には、近接して蛍光発光標示シ−トを設け、
前記蛍光発光標示シ−トには、透明シ−トに紫外線照射で発光する蛍光体による標示が描かれていて、
前記蛍光発光標示シ−トは、手作業で任意に交換できる形式であって、
前記EL部への電力印加時に、前記蛍光体の前記標示が実質的に現われることを特徴とする、EL薄型装飾装置。 - 前記EL部の構造において、紫外線放射側の前面に、実質的に紫外線のみを透過する紫外線透過フィルタを設けているEL部とし、前記EL発光層からの紫外線主体の放射光を前記紫外線透過フィルタ経由で、実質的に紫外線のみを前記蛍光発光標示シ−トに至らせることを特徴とする、
請求項1に記載するEL薄型装飾装置。 - 前記EL薄型装飾装置において、前記EL部に電力印加していないときは前記蛍光発光標示シ−トの前記標示が実質的に現れてなくて、前記EL部に電力印加時のみに、前記紫外線による前記標示が実質的に現れることを特徴とする、
請求項1、および2に記載するEL薄型装飾装置。 - 前記EL部の前面に、前記蛍光発光標示シ−トを近接して設ける留め具において、
磁石式固定部、粘着式固定部、面状ファスナ−式固定部、あるいは吸盤式固定部による留め具であることを特徴とする、
請求項1、2、および3に記載するEL薄型装飾装置。 - 前記EL部の前面に、前記蛍光発光標示シ−トを近接して設ける手段において、前記蛍光発光標示シ−トを挿入できる透明ホ−ルダを備えていることを特徴とする、
請求項1、2、および3に記載するEL薄型装飾装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004180324A JP2005331899A (ja) | 2004-05-21 | 2004-05-21 | El薄型装飾装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004180324A JP2005331899A (ja) | 2004-05-21 | 2004-05-21 | El薄型装飾装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005331899A true JP2005331899A (ja) | 2005-12-02 |
Family
ID=35486578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004180324A Pending JP2005331899A (ja) | 2004-05-21 | 2004-05-21 | El薄型装飾装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005331899A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010109380A3 (en) * | 2009-03-27 | 2011-05-12 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | A device for placement in front of a display device |
FR2992049A1 (fr) * | 2012-06-19 | 2013-12-20 | Cooper Technologies Co | Luminaire de securite a contraste ameliore |
KR101753602B1 (ko) * | 2014-08-07 | 2017-07-04 | 지멘스 주식회사 | 유도등 조립체 |
-
2004
- 2004-05-21 JP JP2004180324A patent/JP2005331899A/ja active Pending
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WO2010109380A3 (en) * | 2009-03-27 | 2011-05-12 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | A device for placement in front of a display device |
FR2992049A1 (fr) * | 2012-06-19 | 2013-12-20 | Cooper Technologies Co | Luminaire de securite a contraste ameliore |
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