JP2005330928A - オイルフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 潤滑油の大流量時においても圧力損失が生じることがなく、また、早い段階でのフィルタの閉塞を回避して、初期異物を効果的に濾過することが可能な構造を有するオイルフィルタを提供する。
【解決手段】 潤滑油入口4と第1オイルエレメント7との潤滑油経路の間に予備空間Aを設け、この予備空間A内に、第2の濾過体としての第2オイルエレメント11と、この第2オイルエレメント11が閉塞した場合に、潤滑油入口4から取り入れた潤滑油を第1オイルエレメント7に導出するためのリリーフ機構の役目を有するリリーフ弁12とが配設されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、オイルフィルタに関し、たとえば、自動車の内燃機関に用いられるオイルフィルタの構造に関する。
自動車等に用いられる内燃機関においては、内燃機関内に潤滑油が用いられ、また、潤滑油に含まれる粒子等の異物を除去するためにオイルフィルタが用いられている。自動車の内燃機関においては、工場出荷直後においては、砥粒などの微粒子からなる初期異物が発生する。この初期異物は、後に発生する異物に比べて粒径が小さいため、この初期異物を捕捉するためには、目の細かいフィルタを用いる必要がある。
ここで、この目の細かいフィルタのみによって、すべての潤滑油を通過させたのでは、潤滑油の大流量時に圧力損失が生じるとともに、早い段階でフィルタが閉塞するおそれがある。そこで、初期異物を捕捉するためのフィルタと、後に発生する異物を捕捉するためのフィルタとの2種類のフィルタを備えるオイルフィルタが、下記特許文献1に開示されている。
しかし、この特許文献1に開示されるオイルフィルタの構成によれば、フィルタケース内に、第1の濾過体と、この第1の濾過体よりも目の粗い第2の濾過体ととを連結させた状態で収容し、第1の濾過体および第2の濾過体とケースとの間に設けられた間隙に潤滑油が取り入れられる構成が採用されている。そのため、初期異物を含む潤滑油が、第2の濾過体を通過することが可能であり、第1の濾過体により初期異物が完全に濾過されないおそれもある。
特開2002−119806号公報
この発明が解決しようとする課題は、潤滑油に含まれる初期異物が完全に濾過されないことにある。したがって、この発明の目的は、潤滑油の大流量時においても圧力損失が生じることがなく、また、早い段階でのフィルタの閉塞を回避して、初期異物を効果的に濾過することが可能な構造を有するオイルフィルタを提供することにある。
この発明に基づいたオイルフィルタにおいては、内燃機関の潤滑油を、フィルタケースの潤滑油入口から上記フィルタケース内に取入れ、上記フィルタケース内に設けられた第1の濾過体に上記潤滑油を通過させることにより、上記潤滑油から異物を濾過するためのオイルフィルタであって、上記潤滑油入口と上記第1の濾過体との間に、上記潤滑油入口から取り入れた上記潤滑油を通過させるため、上記第1の濾過体の目よりも細かい目を有する第2の濾過体と、上記第2の濾過体が閉塞した場合に、上記潤滑油入口から取り入れた上記潤滑油を上記第1の濾過体に導出するためのリリーフ機構とを備えている。
上記構成からなるオイルフィルタによれば、まず、潤滑油入口から上記フィルタケース内に取り入れられた潤滑油は、第1の濾過体の目よりも細かい目を有する第2の濾過体を通過することになる。これにより、初期異物は、第2の濾過体により捕捉されることになる。その後、第2の濾過体が閉塞状態になる頃には、初期異物の発生は無くなるとともに、第2の濾過体には、潤滑油が流れ無くなり、リリーフ機構に所定の油圧が加わるようになる。一定以上の油圧が加わった場合には、リリーフ機構により潤滑油入口から取り入れた潤滑油が第1の濾過体に導出されることになる。その結果、潤滑油の大流量時においても圧力損失が生じることがなく、また、早い段階でのフィルタの閉塞を回避することが可能なオイルフィルタを得ることが可能となる。
以下、この発明に基づいた実施の形態におけるオイルフィルタについて、図1〜図4を参照して説明する。本実施の形態におけるオイルフィルタは、自動車の内燃機関に採用されるオイルフィルタである。また、図1は、実施の形態におけるオイルフィルタ1の構造を示す部分断面図であり、図2は、図1中II−II線矢視断面図であり、図3および図4は、本実施の形態におけるオイルフィルタ1の動作を示す第1および第2の図である。
(オイルフィルタ1の構造)
まず、図1および図2を参照して、本実施の形態におけるオイルフィルタ1の構造について説明する。このオイルフィルタ1は、フィルタケース2内に取り入れた潤滑油をすべて濾過するフルフロータイプのオイルフィルタであり、円筒型のフィルタケース2を有し、底面3には、潤滑油入口4と、潤滑油出口8とが設けられている。潤滑油出口8は、底面3の中央領域に設けられ、潤滑油入口4は、潤滑油出口8を取囲むように設けられている。
フィルタケース2内には、円筒状のガイド5により支持された、第1の濾過体としての第1オイルエレメント7が配設されている。本実施の形態において、この第1オイルエレメント7は、メッシュ約30μm程度のフィルタ部材が用いられ、フィルタ部材の材質、形状は、特に限定されるものではない。潤滑油入口4には、ゴム製のカバー6が設けられ、このカバー6自体は、円筒状のガイド5の下端部に固定されている。
本実施の形態におけるオイルフィルタ1においては、図1および図2に示すように、潤滑油入口4と第1オイルエレメント7との潤滑油経路の間に予備空間Aを設け、この予備空間A内に、第2の濾過体としての第2オイルエレメント11と、この第2オイルエレメント11が閉塞した場合に、潤滑油入口4から取り入れた潤滑油を第1オイルエレメント7に導出するためのリリーフ機構の役目を有するリリーフ弁12とが配設されている。
第2オイルエレメント11は、中心が開口した環状の形態を有し、フィルタケース2の内周面に固定されている。この第2オイルエレメント11は、メッシュ約1〜10μm程度のフィルタ部材が用いられ、フィルタ部材の材質は、特に限定されるものではない。また、環状に限らず、円周上において所定の間隔をもって配置する構成も可能である。
リリーフ弁12も、中心が開口したドーナッツ型の形状を有し、ガイド5の外周面に固定されている。このリリーフ弁12は、ゴム、樹脂等の弾性部材からなり、第2オイルエレメント11の中心開口部の内周面とガイド5の外周面との間に形成される油路の開閉を制御するため、潤滑油入口4側から第1オイルエレメント7側に斜め上方に向かって延びるように設けられている。
(オイルフィルタ1の動作)
次に、図3および図4を参照して、オイルフィルタ1の動作について説明する。まず、図3を参照して、潤滑油入口4からフィルタケース2内に取り入れられた潤滑油は、第2オイルエレメント11を通過し、その後、第1オイルエレメント7を通過して、潤滑油出口8から導出される。したがって、潤滑油に含まれる初期異物は、第2オイルエレメント11により捕捉される。なお、潤滑油の大流量時には、油圧によりリリーフ弁12が開状態となり、潤滑油の大流量時における圧力損失を回避する。
次に、図4を参照して、第2オイルエレメント11が初期異物の濾過により閉塞状態になる頃には、初期異物の発生は無くなるとともに、第2オイルエレメント11には、潤滑油が流れなくなる。これにより、リリーフ弁12に所定の油圧が加わるようになる。一定以上の油圧が加わった場合には、リリーフ弁12が開状態となり、潤滑油入口4から取り入れた潤滑油が第2オイルエレメント11を通過せずに、第1オイルエレメント7に直接導出され、第1オイルエレメント7のみによる潤滑油の濾過が行なわれる。
(作用・効果)
以上、本実施の形態におけるオイルフィルタ1によれば、潤滑油入口4からフィルタケース2内に取り入れられた潤滑油は、第1オイルエレメント7の目よりも細かい目を有する第2オイルエレメント11を通過することになる。これにより、粒径の小さい初期異物は、第2オイルエレメント11により捕捉されることになる。その後、第2オイルエレメント11が閉塞状態になる頃には、初期異物の発生は無くなるとともに、第2オイルエレメント11には、潤滑油が流れ無くなり、リリーフ弁12に所定の油圧が加わるようになる。一定以上の油圧が加わった場合には、リリーフ弁12により潤滑油入口から取り入れた潤滑油が第1オイルエレメント7に導出されることになる。その結果、潤滑油の大流量時においても圧力損失が生じることがなく、また、早い段階でのオイルフィルタの閉塞を回避することが可能となる。
(他の実施の形態)
オイルフィルタ1においては、第2オイルエレメント11の内側にリリーフ弁12を配設した構造を示したが、図5に示すように、第2オイルエレメント11の外側にリリーフ弁12を配設する構造の採用も可能である。また、第2オイルエレメント11が閉塞した場合に、潤滑油入口4から取り入れた潤滑油を第1オイルエレメント7に導出するためのリリーフ機構としてリリーフ弁12を採用した場合について説明したが、図6に示すように、膜20を設け、所定の油圧が加わった場合には、この膜20が破れる構造の採用も可能である。さらに、図7に示すように、他のリリーフ機構として、所定の油圧が加わった場合には、潤滑油入口4から取り入れた潤滑油を第1オイルエレメント7に導出するためのスプリング弁(逆止弁)30を採用することも可能である。
また、上記実施の形態においては、オイルポンプから送られくるすべてのオイルを濾過するフルフロータイプのオイルフィルタに本発明を適用した場合について説明したが、オイルポンプから送られるオイルをフルフローフィルタとバイパスフィルタとを併用させたコンビネーションタイプに本発明を適用することも可能である。
したがって、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるのではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明に基づいた実施の形態におけるオイルフィルタの構造を示す部分断面図である。 図1中II−II線矢視断面図である。 本発明に基づいた実施の形態におけるオイルフィルタの動作を示す第1図である。 本発明に基づいた実施の形態におけるオイルフィルタの動作を示す第2の図である。 本発明に基づいた他の実施の形態におけるオイルフィルタの構造を示す部分断面図である。 本発明に基づいた他の実施の形態におけるオイルフィルタの構造を示す部分断面図である。 本発明に基づいた他の実施の形態におけるオイルフィルタの構造を示す部分断面図である。
符号の説明
1 オイルフィルタ、2 フィルタケース、3 底面、4 潤滑油入口、5 ガイド、6 カバー、7 第1オイルエレメント、8 潤滑油出口、11 第2オイルエレメント、12 リリーフ弁、20 膜、30 スプリング弁(逆止弁)、A 予備空間。

Claims (1)

  1. 内燃機関の潤滑油を、フィルタケースの潤滑油入口から前記フィルタケース内に取入れ、前記フィルタケース内に設けられた第1の濾過体に前記潤滑油を通過させることにより、前記潤滑油から異物を濾過するためのオイルフィルタであって、
    前記潤滑油入口と前記第1の濾過体との間に、
    前記潤滑油入口から取り入れた前記潤滑油を通過させるため、前記第1の濾過体の目よりも細かい目を有する第2の濾過体と、
    前記第2の濾過体が閉塞した場合に、前記潤滑油入口から取り入れた前記潤滑油を前記第1の濾過体に導出するためのリリーフ機構と、
    を備える、オイルフィルタ。
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