JP2005329508A - ワイヤ放電加工機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 種類の異なる給電子を交換する際に、交換が簡単でかつ短時間で済むワイヤ自動結線装置を得る。
【解決手段】 上下に設けられたワイヤガイドブロックによりワイヤ電極を案内すると共に給電し、ワイヤ電極と被加工物との微小間隙で放電を発生させながら加工を行うワイヤ放電加工装置において、ワイヤ電極に給電するための給電子と、この給電子を格納し、ワイヤガイドブロックの開口部に挿入される給電子ホルダと、この給電子ホルダを上記ワイヤガイドブロックの開口部に対して押圧保持するための保持部材と、を備え、上記給電子の形状に合わせて、対応する給電子を格納した給電子ホルダを差し替え可能に構成し、上記保持部材による押圧保持により、上記給電子のワイヤ電極への給電部分をワイヤガイドのワイヤ電極軸に位置するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 上下に設けられたワイヤガイドブロックによりワイヤ電極を案内すると共に給電し、ワイヤ電極と被加工物との微小間隙で放電を発生させながら加工を行うワイヤ放電加工装置において、ワイヤ電極に給電するための給電子と、この給電子を格納し、ワイヤガイドブロックの開口部に挿入される給電子ホルダと、この給電子ホルダを上記ワイヤガイドブロックの開口部に対して押圧保持するための保持部材と、を備え、上記給電子の形状に合わせて、対応する給電子を格納した給電子ホルダを差し替え可能に構成し、上記保持部材による押圧保持により、上記給電子のワイヤ電極への給電部分をワイヤガイドのワイヤ電極軸に位置するようにした。
【選択図】 図1
Description
この発明は、ワイヤ放電加工機のワイヤガイドに内包される給電子の着脱方法及び、ダルマ形状タイプ及び円筒形状タイプの2種類ある給電子の交換方法の改善に関する。
従来給電子には、その交換性やランニングコスト削減、自動結線の信頼性などに応じて複数の形状があった。
例えば、交換性と低ランニングコストを優先する場合には、例えば特開2002−96221号公報に示されるような給電子(図5a参照)があり、外周面が途中で凸型に膨らんだ円柱状の形状をしている。
これはその外周でワイヤ電極と接触するため、給電子を回転させることにより全円周上を使用できるため、1つの給電子を長時間使用することができランニングコストを大幅に削減できる。
例えば、交換性と低ランニングコストを優先する場合には、例えば特開2002−96221号公報に示されるような給電子(図5a参照)があり、外周面が途中で凸型に膨らんだ円柱状の形状をしている。
これはその外周でワイヤ電極と接触するため、給電子を回転させることにより全円周上を使用できるため、1つの給電子を長時間使用することができランニングコストを大幅に削減できる。
また自動結線の信頼性を向上するためには、例えば特開昭59−88219号公報に示されるような内周面が凸型に膨らんだ円筒状の給電子(図5b参照)がよく使用される。
このような給電子では、ワイヤ電極の自動結線時にはワイヤ電極はその内周面上に接触しながら送り出されるので、経路外にそれることなくワイヤ電極を案内できるので確実なワイヤ電極の結線が可能となり、特にワイヤ電極の剛性の低い細線ワイヤ、特にφ0.1mm以下のワイヤ電極を結線する場合に有効である。
このような給電子では、ワイヤ電極の自動結線時にはワイヤ電極はその内周面上に接触しながら送り出されるので、経路外にそれることなくワイヤ電極を案内できるので確実なワイヤ電極の結線が可能となり、特にワイヤ電極の剛性の低い細線ワイヤ、特にφ0.1mm以下のワイヤ電極を結線する場合に有効である。
図6に従来の給電子の構成を示す。
図6において、1はワイヤ電極、2はワイヤガイド、3aはダルマ型給電子、3bは円筒型給電子、4Aは円筒型給電子3bを格納する給電子ホルダ、5Aはこれらを内包するワイヤガイドブロック、6はダルマ型給電子3a及び円筒型給電子3bをワイヤガイドブロック4に押し付けるフタ、7はフタ5を固定するボルト、8はワイヤガイドブロック5を機械本体に固定するボルトである。
図6において、1はワイヤ電極、2はワイヤガイド、3aはダルマ型給電子、3bは円筒型給電子、4Aは円筒型給電子3bを格納する給電子ホルダ、5Aはこれらを内包するワイヤガイドブロック、6はダルマ型給電子3a及び円筒型給電子3bをワイヤガイドブロック4に押し付けるフタ、7はフタ5を固定するボルト、8はワイヤガイドブロック5を機械本体に固定するボルトである。
このような構成で、ダルマ型給電子3aと円筒型給電子3bとを1台の機械で併用して使用する場合、例えば、加工速度やランニングコストを優先して比較的大きなφ0.2mmのワイヤ径で加工するときはダルマ型給電子を用い、微細形状の加工のためφ0.1mmなど比較的細いワイヤ径を使用するときは自動結線の信頼性を優先するために円筒型給電子を用いるという場合には、図6のように給電子を交換する際に、ボルト8を緩めてワイヤガイド2を内包するワイヤガイドブロック5ごと着脱交換していた。
それは、それぞれの給電子の形状及び接触面が異なり、ガイドブロックを共用することができないためである。
従来のワイヤ放電加工機において、加工条件の変更に伴いワイヤ電極等を変更する場合、その加工条件にあったワイヤガイドブロックに交換しなければならず、交換後改めて上下ワイヤガイドの垂直だしや、被加工物からの位置出しをやり直す必要が生じ、交換に要する時間が非常に長く、作業性が悪いと言った問題があった。
また、位置出し後は交換前との位置ずれが生じ得るので特に加工途中での交換を行うことができなかった。
また、位置出し後は交換前との位置ずれが生じ得るので特に加工途中での交換を行うことができなかった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、種類の異なる給電子を交換する際に、交換が簡単でかつ短時間で済むワイヤ放電加工機を得ることを目的とする。
また、種類の異なる給電子の交換によってワイヤガイドの位置ずれのないワイヤ放電加工機を得ることを目的とする。
また、種類の異なる給電子の交換によってワイヤガイドの位置ずれのないワイヤ放電加工機を得ることを目的とする。
この発明に係るワイヤ放電加工機は、上下に設けられたワイヤガイドブロックによりワイヤ電極を案内すると共に給電し、ワイヤ電極と被加工物との微小間隙で放電を発生させながら加工を行うワイヤ放電加工装置において、ワイヤ電極に給電するための給電子と、この給電子を格納し、ワイヤガイドブロックの開口部に挿入される給電子ホルダと、この給電子ホルダを上記ワイヤガイドブロックの開口部に対して押圧保持するための保持部材と、を備え、上記給電子の形状に合わせて、対応する給電子を格納した給電子ホルダを差し替え可能に構成し、上記保持部材による押圧保持により、上記給電子のワイヤ電極への給電部分をワイヤガイドのワイヤ電極軸に位置するようにしたものである。
この発明は、以下に示すような効果を奏する。
種類の異なる給電子を交換する際に、ワイヤガイドブロックごと交換することなく給電子が格納された給電子ホルダのみの交換が可能となることから、交換作業が容易となり、作業性が向上する。
また、種類の異なる給電子の交換によってワイヤガイドの位置ずれを防止することが可能であり、位置決め直し等の作業を省略化することができる。
また、ワイヤガイドブロックへの挿入に合わせて給電子がワイヤガイドのワイヤ電極軸に位置することができる。
種類の異なる給電子を交換する際に、ワイヤガイドブロックごと交換することなく給電子が格納された給電子ホルダのみの交換が可能となることから、交換作業が容易となり、作業性が向上する。
また、種類の異なる給電子の交換によってワイヤガイドの位置ずれを防止することが可能であり、位置決め直し等の作業を省略化することができる。
また、ワイヤガイドブロックへの挿入に合わせて給電子がワイヤガイドのワイヤ電極軸に位置することができる。
実施の形態1.
図1、図2はこの発明の実施の形態1であるワイヤ放電加工機のワイヤガイドブロック機構の構成を示すものであり、特に図1は、ダルマ型給電子におけるワイヤガイドブロック機構を示し、図2は、円筒型給電子におけるワイヤガイドブロック機構を示している。
図において、1はワイヤ電極、2はワイヤガイド、3aはダルマ型給電子、3bは円筒型給電子、4は該ダルマ型給電子3a及び円筒型給電子3bを格納する給電子ホルダ、5はこれらを内包するワイヤガイドブロック、6は給電子3が格納された状態の給電子ホルダ4をワイヤガイドブロック5に押し付け位置合わせを行うための保持具であるフタ、7はフタ6をワイヤガイドブロック5に固定するボルトである。
図1、図2はこの発明の実施の形態1であるワイヤ放電加工機のワイヤガイドブロック機構の構成を示すものであり、特に図1は、ダルマ型給電子におけるワイヤガイドブロック機構を示し、図2は、円筒型給電子におけるワイヤガイドブロック機構を示している。
図において、1はワイヤ電極、2はワイヤガイド、3aはダルマ型給電子、3bは円筒型給電子、4は該ダルマ型給電子3a及び円筒型給電子3bを格納する給電子ホルダ、5はこれらを内包するワイヤガイドブロック、6は給電子3が格納された状態の給電子ホルダ4をワイヤガイドブロック5に押し付け位置合わせを行うための保持具であるフタ、7はフタ6をワイヤガイドブロック5に固定するボルトである。
図3に示されるように、給電子ホルダ4にはダルマ給電子3aの入る第1のピット4aと円筒型給電子3bの入る第2のピット4bが設けられ、それぞれ止めネジ4c、4dにより各給電子を固定できるようになっている。
また、給電子ホルダ4の第1のピット4a側は、一部突起状に飛び出ていて、ダルマ型給電子3aが入ったときにそれを半周覆うように構成され、ダルマ型給電子3aを覆い接する該突起にはワイヤ電極を挿通するための溝4eが形成され、給電子ホルダ4を貫通するダルマ型給電子側ワイヤ電極挿通穴4fへと連続している。なお、溝4eと穴4fとは滑らかに接続されている。
また、給電子ホルダ4の第2のピット4b側は、円筒型給電子3b外径と略同径の開口部を有し、該開口部に円筒型給電子3bを挿入することにより固定しつつ、円筒型給電子3bの内周面に接しつつ挿通されるワイヤ電極が、給電子ホルダ4を貫通する円筒型給電子側ワイヤ電極挿通穴が形成されている。
また、給電子ホルダ4の第1のピット4a側は、一部突起状に飛び出ていて、ダルマ型給電子3aが入ったときにそれを半周覆うように構成され、ダルマ型給電子3aを覆い接する該突起にはワイヤ電極を挿通するための溝4eが形成され、給電子ホルダ4を貫通するダルマ型給電子側ワイヤ電極挿通穴4fへと連続している。なお、溝4eと穴4fとは滑らかに接続されている。
また、給電子ホルダ4の第2のピット4b側は、円筒型給電子3b外径と略同径の開口部を有し、該開口部に円筒型給電子3bを挿入することにより固定しつつ、円筒型給電子3bの内周面に接しつつ挿通されるワイヤ電極が、給電子ホルダ4を貫通する円筒型給電子側ワイヤ電極挿通穴が形成されている。
また、それぞれの給電子3a、3bは、止めネジ4c、4dによって給電子ホルダ4に固定される。それぞれの給電子が寿命になった場合には止めネジ4c、4dを緩めて、給電子ホルダ4のそれぞれのピット4a、4bから給電子3a、3bを取り外して交換する。
そのため、図に示した本実施の形態の如く、給電子をつかんで取り外せるように給電子ホルダ4に切り欠きが形成されており、該切り欠き部で給電子が給電子ホルダ4に全面が覆われることなく保持されている。
なお、切り欠きは給電子交換時の作業性を考慮したものであり、給電子の保持を主に考慮する場合は、これら給電子が完全に挿入されるような給電子外形に合わせた形状の穴を有する給電子ホルダとしてもよい。
そのため、図に示した本実施の形態の如く、給電子をつかんで取り外せるように給電子ホルダ4に切り欠きが形成されており、該切り欠き部で給電子が給電子ホルダ4に全面が覆われることなく保持されている。
なお、切り欠きは給電子交換時の作業性を考慮したものであり、給電子の保持を主に考慮する場合は、これら給電子が完全に挿入されるような給電子外形に合わせた形状の穴を有する給電子ホルダとしてもよい。
このように構成されたワイヤ自動結線装置においては、まずダルマ型給電子3aを使用する場合は、図1及び図3に示すように、給電子ホルダ4における第1のピット4aの中に、ダルマ型給電子3aを格納して、止めネジ4cで給電子ホルダ4にしっかり固定する。
ダルマ型給電子3aは、この給電子ホルダ4ごとワイヤガイドブロック5に挿入して奥側の当て面にダルマ型給電子4a側突起をしっかり押し当て、フタ6をボルト7でワイヤガイドブロック5に締め付けることで、ダルマ型給電子3aをワイヤガイドブロック5に固定する。
ダルマ型給電子3aは、この給電子ホルダ4ごとワイヤガイドブロック5に挿入して奥側の当て面にダルマ型給電子4a側突起をしっかり押し当て、フタ6をボルト7でワイヤガイドブロック5に締め付けることで、ダルマ型給電子3aをワイヤガイドブロック5に固定する。
ダルマ型給電子3aが固定された給電子ホルダ4をワイヤガイドブロック5に締め付け固定した状態では、ワイヤ電極1の上流側ローラとワイヤガイド2の軸線上にダルマ型給電子3aの外周部が位置し、ワイヤ電極1に給電を行う。
なお、ワイヤ電極の自動結線時には、ワイヤガイドブロック5に設けられた穴よりワイヤ電極1は最初、給電子ホルダ4に設けられた溝4eとダルマ型給電子3aとの間で案内され、次に給電子ホルダ4に設けられた穴4fで案内されるので、他へのはみ出しなく、ワイヤガイド2まで案内される。
なお、ワイヤ電極の自動結線時には、ワイヤガイドブロック5に設けられた穴よりワイヤ電極1は最初、給電子ホルダ4に設けられた溝4eとダルマ型給電子3aとの間で案内され、次に給電子ホルダ4に設けられた穴4fで案内されるので、他へのはみ出しなく、ワイヤガイド2まで案内される。
一方、円筒型給電子4bを使用する場合は、ボルト6を一旦緩めて、フタ5を外し、給電子ホルダ4をダルマ型給電子4aごと抜き取る。(図4参照)
そして、給電子ホルダ4から、ダルマ型給電子4aを取り除き、代わりに円筒型給電子4bを、給電子ホルダ4における第2のピット4bの中にはめ込んで、ダルマ型給電子4を用いる場合の給電子ホルダ4挿入方向と180度反転した状態で、止めネジ4dで給電子ホルダ4にしっかり固定する。
円筒型給電子3bはこの給電子ホルダ4ごと、ワイヤガイドブロック5に挿入して奥側の当て面に給電子ホルダ4をしっかり押し当て、フタ6をボルト7でワイヤガイドブロック5に締め付けることで、円筒型給電子3bをワイヤガイドブロック5に固定する。
そして、給電子ホルダ4から、ダルマ型給電子4aを取り除き、代わりに円筒型給電子4bを、給電子ホルダ4における第2のピット4bの中にはめ込んで、ダルマ型給電子4を用いる場合の給電子ホルダ4挿入方向と180度反転した状態で、止めネジ4dで給電子ホルダ4にしっかり固定する。
円筒型給電子3bはこの給電子ホルダ4ごと、ワイヤガイドブロック5に挿入して奥側の当て面に給電子ホルダ4をしっかり押し当て、フタ6をボルト7でワイヤガイドブロック5に締め付けることで、円筒型給電子3bをワイヤガイドブロック5に固定する。
このときダルマ型給電子3a及び円筒型給電子3bの交換の前後で給電子ホルダ4の端部(ワイヤガイドブロック5への挿入に伴い、ワイヤガイドブロック5の奥側の当て面に当接する部分)から給電子のワイヤ電極接触部分までの長さA、Bはそれぞれ等しくなるように、第1のピット4a、第2のピット4bが形成されており、第1のピット4a或いは第2のピット4bに取り付けられるダルマ型給電子3a及び円筒型給電子3bのワイヤ電極1との接触面は、略ワイヤガイド2の同軸上となる。
そのため、第1のピット4a、第2のピット4bに固定されるダルマ型給電子3a及び円筒型給電子3bを差し替えることで、ワイヤガイドブロック5ごと交換することなく、ワイヤ電極径等の加工条件の変更に対し、給電子ホルダ4の差し替えで対応できる。
そのため、第1のピット4a、第2のピット4bに固定されるダルマ型給電子3a及び円筒型給電子3bを差し替えることで、ワイヤガイドブロック5ごと交換することなく、ワイヤ電極径等の加工条件の変更に対し、給電子ホルダ4の差し替えで対応できる。
本実施の形態によれば、給電子ホルダ4の第1のピット4aの側は一部突起状に飛び出ていて、ダルマ型給電子3aが入ったときに半周覆うように構成される為、ワイヤ電極1の自動結線時に、はじめ突起上に設けられた溝4eとダルマ型給電子3aとの間で案内され、さらに給電子ホルダ4上の穴4fで案内されることから、他へのはみ出しなくワイヤガイド2まで案内することができる。
また、ダルマ型給電子3a及び円筒型給電子3bの交換前後で給電子ホルダ4の先端から給電子のワイヤ電極接触部分までの長さA、Bはそれぞれ等しくなるように第1のピット4a、第2のピット4bが配置されるよう形成したので、一つの給電子ホルダで、ダルマ型給電子3a、円筒型給電子3bの両方を共用できる効果がある。
また、ダルマ型給電子3a及び円筒型給電子3bの交換前後で給電子ホルダ4の先端から給電子のワイヤ電極接触部分までの長さA、Bはそれぞれ等しくなるように第1のピット4a、第2のピット4bが配置されるよう形成したので、一つの給電子ホルダで、ダルマ型給電子3a、円筒型給電子3bの両方を共用できる効果がある。
また、ダルマ型給電子3a及び円筒型給電子3bを1台の機械で併用して使用する場合、例えば、加工速度やランニングコストを優先して比較的大きなφ0.2mmのワイヤ径で加工するときはダルマ型給電子を用い、微細形状の加工のためφ0.1mmなど比較的細いワイヤ径を使用するときは自動結線の信頼性を優先するために円筒型給電子を用いるという場合も想定されるが、そのような場合にも、図1a、図1bのようにワイヤガイド2を包含するワイヤガイドブロック5ごと交換しなくても、給電子ホルダ4を着脱するだけで済むため、ワイヤガイド2の位置が変わることが無いので、段取り時間なくすぐに加工が再開できる。
なお、上述の実施の形態では、給電子ホルダ4にダルマ型給電子3a及び円筒型給電子3bを設置する第1のピット4a及び第2のピット4bを備え、2つの給電子を差し替え可能に構成した場合を説明したが、給電子ホルダ4に設置するダルマ型給電子3a或いは円筒型給電子3bのワイヤ電極1への給電部分が略同軸となるように二つの給電子ホルダを備えて、差し替えるように使用することも可能である。
また、給電子ホルダ4のワイヤガイドブロック5への位置決めを正確に行うために、図4に示す如く挿入側を舟形形状とし、給電子ホルダ4の挿入に伴う位置決めを同時に行うように形成したり、適宜形状は変更可能である。
また、給電子ホルダ4のワイヤガイドブロック5への位置決めを正確に行うために、図4に示す如く挿入側を舟形形状とし、給電子ホルダ4の挿入に伴う位置決めを同時に行うように形成したり、適宜形状は変更可能である。
1 ワイヤ電極、2 ワイヤガイド、3a ダルマ型給電子、3b 円筒型給電子、4 給電子ホルダ、4a ピット、4b ピット、4c 止めネジ、5 ワイヤガイドブロック、6 フタ、7 ボルト、8 ボルト。
Claims (7)
- 上下に設けられたワイヤガイドブロックによりワイヤ電極を案内すると共に給電し、ワイヤ電極と被加工物との微小間隙で放電を発生させながら加工を行うワイヤ放電加工装置において、
ワイヤ電極に給電するための給電子と、
この給電子を格納し、ワイヤガイドブロックの開口部に挿入される給電子ホルダと、
この給電子ホルダを上記ワイヤガイドブロックの開口部に対して押圧保持するための保持部材と、
を備え、上記給電子の形状に合わせて、対応する給電子を格納した給電子ホルダを差し替え可能に構成し、上記保持部材による押圧保持により、上記給電子のワイヤ電極への給電部分をワイヤガイドのワイヤ電極軸に位置するようにしたことを特徴とするワイヤ放電加工機。 - 給電子を格納する給電子ホルダは、給電子を格納するピットを複数有し、該ピットに格納された各給電子のワイヤ電極への給電部分が、給電子ホルダのワイヤガイドブロックへの押圧保持時にワイヤガイドのワイヤ電極軸に位置するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のワイヤ放電加工機。
- 給電子ホルダのワイヤガイドブロックへの挿入方向を変える事により、複数の給電子のワイヤ電極との接触位置が同一になるよう給電子ホルダの給電子格納場所を配置することを特徴とする請求項2に記載のワイヤ放電加工機。
- 給電子は、外周部でワイヤ電極に給電するダルマ型給電子及び内部にワイヤ電極を相通給電する円筒型給電子であることを特徴とする請求項1乃至3何れかにに記載のワイヤ放電加工機。
- 給電子ホルダは、ダルマ型給電子を載置する第1のピット側端部において、上記ダルマ型給電子が載置された際の高さに相当し、該ダルマ型給電子の略半周を覆う突起部が形成されたことを特徴とする請求項2乃至4何れかに記載のワイヤ放電加工機。
- 給電子ホルダは、給電子を格納する部分に切り欠きを有する略L字形状とすることとを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載のワイヤ放電加工機。
- 給電子ホルダは、船形形状とし、ワイヤガイドブロックへの挿入と同時に、給電子のワイヤ電極への給電部分の位置決めが行われることを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載のワイヤ放電加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004150424A JP2005329508A (ja) | 2004-05-20 | 2004-05-20 | ワイヤ放電加工機 |
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ID=35484486
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0592320A (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-16 | Mitsubishi Electric Corp | ワイヤ放電加工装置 |
JPH10156629A (ja) * | 1996-11-29 | 1998-06-16 | Okuma Mach Works Ltd | ワイヤ放電加工機のワイヤ電極案内ヘッド |
WO1999039859A1 (en) * | 1998-02-05 | 1999-08-12 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Wire discharge machining apparatus |
-
2004
- 2004-05-20 JP JP2004150424A patent/JP2005329508A/ja active Pending
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