JP2005327225A - 文書管理システム、文書管理方式、文書管理プログラム及びプログラム記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】文書間の潜在的な関連構造を、明示的な関連情報として得られるようにする。
【解決手段】複数の文書中の関連する文書間に、利用者が関連リンクを設定することが可能な機能を有する第1の手段を有する文書管理システムであって、第1の手段とは機能の異なる手段として、所定のアルゴリズムに従い複数の文書中の指定された文書に関連する文書を検索して得られる結果を文書一覧として生成する機能を有する第2の手段と、第1の手段により得られる関連リンク情報と、第2に手段により得られる文書一覧の情報とに基づき、指定された文書に関連リンクが設定されているときは、関連リンクとの関連度に応じて、文書一覧におけるランク付けを修正する機能を有する第3の手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、文書管理システム、文書管理方式、文書管理プログラム、及びプログラム記録媒体に関するものである。
コンピュータを用いた情報処理装置において、文書管理機能はますます重要性が高まっている。
ここに、文書管理では、システム(ネットワークが介在するものを含む)や装置のデータベース等に格納蓄積される文書が多くなるほど、使用者(ユーザ)にとって、その適切な文書管理が求められる場面が多くなる。
そのため、多量の文書中、使用者が或る文書に関連のある他の文書(1つまたは2以上の文書)を見出したいなどすることを望む場合があるが、そのような場合に用いられる文書管理として、類似した文書を検索する技術は既知である(例えば特許文献1)。
特開平10−198691号公報
ところが、たとえそのような技術を用いて検索精度等が高められても、既知の技術では、所定のアルゴリズムに従って、対象とする全文書中から検索された文書が、検索結果として得られることから、検索精度の向上等では一定の限界がある。
すなわち、上記検索結果の低位のランクとなる文書の中にも、使用者とっては、当該一の文書と関連の深いものと判断されるものもあり得て、そのような関連(潜在的な関連)に関しては、従前の検索技術では十分な考慮はされておらず、結果、その検索結果で低位となるものの文書に対して文書管理を十分になし得ない場合も生じ得る。これは、そもそも、検索精度の向上等のみでは対応がしにくいことを意味する。
本発明は、上記のような考察に基づき、また後記する考察にも基づき、文書管理において、文書間の潜在的な関連構造を、明示的な関連情報として得られるようにしようというものである。
本発明によって、以下の文書管理システムが提供される。
すなわち、
複数の文書中の関連する文書間に、使用者が関連リンクを設定することが可能な機能を有する第1の手段を有する文書管理システムであって、
前記第1の手段とは機能の異なる手段として、所定のアルゴリズムに従い前記複数の文書中の指定された文書に関連する文書を検索して得られる結果を文書一覧として生成する機能を有する第2の手段と、
前記第1の手段により得られる関連リンク情報と、該第2に手段により得られる文書一覧の情報とに基づき、前記指定された文書に関連リンクが設定されているときは、該関連リンクとの関連度に応じて、当該文書一覧におけるランク付けを修正する機能を有する第3の手段とを有することを特徴とする文書管理システムである。
これによれば、例えば、第2の手段での検索結果中の低位のランクの文書でも、第3の手段によるランク付けの修正において、第1の手段における関連リンク情報が適切に反映され得て、結果、文書管理において、文書間の潜在的な関連構造を、明示的な関連情報として得られるようにすることを可能ならしめる。
また、本発明によって、
複数の文書中の関連する文書間に、使用者が関連リンクを設定することが可能な第1の機能を有し、
該第1の機能と異なる機能として、所定のアルゴリズムに従い前記複数の文書中の指定された文書に関連する文書を検索して得られる結果を文書一覧として生成する第2の機能を有するとともに、
前記第1の機能により得られる関連リンク情報と、該第2の機能により得られる文書一覧の情報とに基づき、前記指定された文書に関連リンクが設定されているときは、該関連リンクとの関連度に応じて、当該文書一覧におけるランク付けを修正する第3の機能を有することを特徴とする文書管理方式が提供される。
さらに、本発明によって、
文書管理プログラムであって、
コンピュータに、
複数の文書中の関連する文書間に、使用者が関連リンクを設定することが可能な第1の機能と、
該第1の機能と異なる機能として、所定のアルゴリズムに従い前記複数の文書中の指定された文書に関連する文書を検索して得られる結果を文書一覧として生成する第2の機能と、
前記第1の機能により得られる関連リンク情報と、該第2の機能により文書一覧の情報とに基づき、前記指定された文書に関連リンクが設定されているときは、該関連リンクとの関連度に応じて、当該文書一覧におけるランク付けを修正する第3の機能とを
実現させるための文書管理プログラムが提供される。
さらにまた、本発明によって、
上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な文書管理プログラム記録媒体が提供される。
これらによっても、上述したのと同様の効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るシステム構成を示すものである。
同図においては、ファイル管理システム101、文書データベース102,103が示されると共に、文書アダプタ104a,104b,104c、文書管理部105、マッピングテーブル106、概念ベクトル生成部107、関連ベクトル生成部108、文書概念ベクトルデータベース(DB)109、文書関連ベクトルデータベース(DB)110a、関連リンクデータベース(DB)110b、検索制御部111が示され、さらにはユーザインターフェース制御部112とユーザ・コンソール装置113とが示されている。
本発明は、例えばクライアント・サーバシステムにおけるサーバ(コンピュータ)装置に適用して好適に実施できるが、もとより、これ以外の実施態様で実施することを妨げるものではない。
図中、参照符号101〜103を付して示すものは、文書を管理する機能を有するシステムである。
このうち、101は、例えば、コンピュータ使用の一般的な情報処理装置におけるオペレーティング・システム(OS)などのファイル管理システムであって良い。
102及び103もまた、一般的な文書管理データベースであって良く、これらは、本実施例システムにおけるものとして設けても良く、また、そのうちの一以上が、例えば、ネットワークで接続された遠隔地(場所)に存在する他のシステムにおけるものでも良い。
なお、図1においては、ファイル管理システム101、文書(文書管理)データベース102及び103の3つ(3つのシステム)を示したが、例えば、1または2以上の任意の数のものを使用することも可能である。
文書アダプタ104a,104b,104cは、文書管理部105とファイル管理システム101及び文書データベース102,103との間で、それらファイル管理システム101及び文書データベース102,103それぞれへの接続(アクセス)を実現するアダプタ手段としての文書アダプタであり、これら文書アダプタ104a,104b,104cは、上記ファイル管理システム101、文書データベース102,103が管理する文書を、本実施例において、一貫した形式で取り扱うための媒介部である(具体的には、文書アダプタ104a〜104cは、プログラムをもって、実現することができる)。
文書アダプタ104a〜104cは、上記各要素(図1ではファイル管理システム101、文書データベース102,103)から少なくとも、任意の文書を識別し、かつその文書内容を抽出する機能を有する。
文書管理部105は、文書管理の全般的な処理(後記で例示する、夜間バッチ処理等を含む)を司る文書管理部である。
文書管理部105に対し設定したマッピングテーブル106を持ち、これは、本実施例のシステムで扱う全ての文書(マッピングテーブル106に保持されている文書情報)に対し設定した一意のID(識別子)と、上記各要素(図1ではファイル管理システム101、文書データベース102,103)それぞれにおいて各々に保持さている文書を特定するためのID(識別子)を保持する。
なお、文書管理部105において扱う全ての文書を本実施例では「仮想文書」と称することとする。
本実施例システムは、使用者(ユーザ)に対して、多種の文書を扱う文書管理システムとして振舞う。
例えば、以下のようである。
文書管理部105では、概念ベクトル生成部107を使用して、ファイル管理システム101、文書データベース102、文書データベース103に保持さている文書内容に基づいて概念ベクトルを生成し、それを文書概念ベクトルDB109に記録する。
一方、関連ベクトル生成部108においては関連リンクDB110bを参照して、マッピングテーブル106に保持されている仮想文書の関連ベクトルを生成し、文書関連ベクトルDB110aに記録する。
ここで、関連ベクトルとは、文書間の関連を行列の形で表し、全文書数がNとすればN×NのN次正方行列を考え、該行列において各文書が持つベクトルである。
これらのベクトルデータの生成は、使用者の操作とは関係なく、本実施例システム内で定期的に行われるものであって良く、例えば、文書管理部105の制御の下、夜間のバッチ処理で定期的に自動処理するようにするか、あるいは、バックグラウンドタスクとして適切なタイミングで処理するようになす。
ユーザ・コンソール装置113は、使用者(ユーザ)の操作部を含むマン・マシンインターフェースとしてのユーザ・コンソール装置であって良く、例えば、モニター(ディスプレイ装置)、キーボード、マウス(ポインティング装置)などから構成される装置である。
ユーザインターフェース制御部112は、ユーザ・コンソール装置113等を制御して該装置113を介し本実施例システムと使用者(ユーザ)との媒介をするユーザインターフェース制御部である。
本実施例におけるシステムの使用者は、上記「仮想文書」のうち、意味概念内容等に関連が深いと思われるものにユーザ・コンソール装置113を使用して関連付けを与えることができる。
こうして使用者が設定した関連付けを「文書関連リンク」と称することとする。
ここに、「文書関連リンク」は、或る文書から他の文書への単方向リンクと、二つの文書間の双方向リンクとの二種類があり、使用者はユーザ・コンソール装置113を使用して関連付けを与える際に、単方向、双方向の区別をユーザ・コンソール装置113のマウスなどのポインティング装置で指示する。
かくして、上記構成は、複数の文書中の関連する文書間に、使用者が関連リンクを設定することが可能な機能を有する手段となる。
なお、文書関連リンクは、使用者が指定した時点で一旦は文書関連リンクDB110bに保持され、そして、上述した関連ベクトル生成部108による、例えば既述の夜間バッチ処理等の処理を待つ。
文書関連リンクは、ユーザ・コンソール装置113のモニターにおいて、インターネットのHTML文書上のハイパーリンクのように表示され、使用者はそれをユーザ・コンソール装置113のマウスなどのポインティング装置で選択することによって、該当のリンク先文書の内容をユーザ・コンソール装置113のモニターに表示させるようにすることができる。
さらに、使用者は、本実施例システムで任意の文書を指定し、その内容を閲覧すると共に、後述するフローチャートでも触れるように、検索制御部111の制御下での一連の処理に基づき、当該文書(指定文書)に関連することを推測した文書である「関連候補文書」の一覧をユーザ・コンソール装置113のモニター上で見ることができる(図2中ステップ201〜208)。
こうして得られる関連候補一覧(「関連候補文書」一覧)は、検索制御部111によって、当該文書の関連文書検索を行って、関連を推測した結果得られる情報である。
これがため、検索制御部111は、本実施例では、文書概念ベクトルDB109と文書関連リンクDB110bをともに参照してこの推測を実行するようになす。
しかして上記推測機能の実行の結果、モニター上に「関連候補文書」一覧が提示されたとき、使用者は、該提示情報を利用して該一覧の中から、実際に有用と思われる文書をユーザ・コンソール装置113のマウスなどで指示することによって、当該指示された文書を、上記で指定した文書(指定文書)に関する新たな関連文書として、本実施例システムに登録することができることとなる。
すなわち、文書間の関連付けである文書関連リンクを、上記機能の支援の下、当該文書間に、新規に設定することが可能である(リンクアドバイザ)。
このようにして新たに登録された(関連付けられた)場合におけるその文書関連リンクも、前述したと同様に、使用者が指定した時点で、一旦は関連リンクDB110bにリンク情報として保持され、さらには、その後、夜間バッチ処理などによって、関連ベクトル生成部108による関連ベクトルの生成処理が定期的に実行されることとなる。
以下、図2、図3も参照して、上述したリンクアドバイザ機能を含む処理内容の具体的な一例を説明する。
図2は、図1の検索制御部111による関連文書検索のプログラムフローチャートの一例を示したものである。
図3は同例における再ランキング処理の一例の説明に供する図である。
本例では、これが、前述した文書関連リンク機能とは異なる手段として、所定のアルゴリズム(ここでは、ステップ202〜204)に従い複数の文書中の指定された文書に関連する文書を検索して得られる結果を文書一覧として生成する機能を有する手段と、斯く得られる文書一覧の情報と前述した関連リンク情報とに基づき、指定された文書に関連リンクが設定されているときは、該関連リンクとの関連度に応じて、当該文書一覧におけるランク付けを修正する機能を有する手段として、機能する。
図2をみるに、本プログラム例では、文書を指定する処理(ステップ201)、指定文書から概念ベクトルを抽出する処理(ステップ202)、概念ベクトル類似度で文書検索する処理(ステップ203)、検索結果を類似度によってランク付けした文書一覧を生成する処理(ステップ204)、既存関連リンクが存在するかを判別する処理(ステップ205)、検索結果を既存関連リンクとの関連度で再ランキングする処理(ステップ206)、検索結果を相互関連度で再ランキングする処理(ステップ207)、関連候補リスト表示処理(ステップ208)、及びリスト内から関連決定をする処理(ステップ209)からなる。
まず、ステップ201で、使用者(ユーザ)は、ユーザ・コンソール装置113によって任意の「仮想文書」を指定する。
指定方法としては、例えば、文書を階層状に整理したツリー構造のノードをユーザ・コンソール装置113のマウス等で指定することにより、そのノードに登録された文書一覧をユーザ・コンソール装置113のモニター(ディスプレイ装置)に表示させ、表示されたその一覧の中から、所望の一つの文書をユーザ・コンソール装置113のマウス等で指示する方法を採用することができるが、それ以外の方法であっても良い。
この文書は、あらかじめ図1の概念ベクトル生成部107によって、不要語の除去、索引語の選択、ベクトル次元の削減を行って概念ベクトルが生成されている。
ここで、概念ベクトルとは、ベクトル空間モデルとして既知のものであり(例えば、前述の特許文献1)、文書集合全体の索引語の個々の文書における使用頻度を個々の文書のベクトルとして表すものである。
次に、本プログラム例では、ステップ202〜205の処理を実行する。
すなわち、続くステップ202では、ステップ201での指定に基づき、該当文書(指定文書)の概念ベクトルを概念ベクトルDB109から取り出す。
次のステップ203では、ステップ202で取り出された概念ベクトルと他の仮想文書の概念ベクトルとの間のベクトル類似度によって、自己以外の全ての「仮想文書」を検索する。
さらに、次のステップ204では、ステップ203の検索結果に対し類似度をポイントとしてランクを付与し、ランク付文書リストを生成する。
この際、類似度が高い「仮想文書」ほど高いポイントを持つようにする。
こうして得られるものは、例えば図3(A)で示されるような、検索結果の概念類似度によるランキングリストである。
そして、ステップ205では、ステップ201で指定された該当の「仮想文書」に、既に文書関連リンクが設定されているか否かを、関連リンクDB110bで調べ、該リンクがある場合(YES)にはステップ206の処理に、文書関連リンクが一つも存在しない場合(NO)には、すなわち、いまだどの文書とも関連付けがなされていないときは、ステップ207の処理へ遷移する。
ステップ205からステップ206に進んだときは、該ステップ206では、ステップ204で生成した検索結果リストに関連リンク情報によってポイントを加算して再ランキングを行う。
例えば、次のような処理を行う。
まず、最も単純な計算法の一例を示すと、以下のようである。
ステップ205からステップ206に進んだ場合は、上記ステップ201で指定した「仮想文書」には、文書関連リンクが既存なので、その関連リンクが設定された文書を、ステップ204で生成した概念検索結果リストに加えるようにすると共に、そのとき最も高いポイントを与えるようにして加える。例えば図3(B)に示すような状態にする。
つまり、既存の関連文書は、それが、検索結果リストの最上位に位置することになるように、ステップ204で生成した時点での概念検索結果リスト(図3(A)参照)における最上位のものよりも、あらかじめ定めた所定ポイント分だけより高いポイントを与えて、リストに加えるようになす。
次いで、かくして得られるリストを基に、該リスト内の文書の相互関連によって、関連度に応じてあらかじめ定めた所定のポイントを加算するようにして、再ランキング処理を行う。
例えば、図3(B)に示すように関連文書が加えられた後の状態において、ランク第1位の文書(したがって、これは既存の関連文書である)のポイントが「100」で、ランク第50位の文書のポイントが「20」であって、また、第1位の文書と第50位の文書が相互に関連していたとき(すなわち、これら2つの文書間の関連付けが、前述したような双方向リンクであるとき)であったとする。
このような場合は、再ランキング処理では、図1の関連リンクDB110bの文書関連リンク情報を用いて、該情報に基づき、例えば、一方の最上位にランクされた文書に対し関連付けのあるもう一方の文書が低いランクにランク付けされていたとしても、当該関連付けがあることから、そのランクの低いもう一方の文書に関しても、そのランクを引き上げるように、再ランキングを行うようにする。
上記の例でいえば、第1位の文書には、第50位の文書の元ポイントの、例えば2分の1の「10」ポイントを加算して「110」ポイントとし、さらに、第50位の文書には、第1位の文書のポイントの2分の1の「50」ポイントを加算し、「70」ポイントとする(図3(B)参照)。
このようにして再ランキングを行うと、文書関連リンクがあるのであれば、既存関連リンクとの関連度に応じて、関連候補として、たとえ、概念検索結果だけでは低いランクであったものも、指定文書に関連するであろうと推測される文書として、より高いランクを占めるまで適切に浮上させることができる。
すなわち、上記の例では、第50位のランクであったものが、より高いランクのものとして再ランキングされ、かかる再ランキング処理に関連リンク情報が適切に反映されることとなる。
既述もしたように、これによれば、検索結果中の低位のランクの文書でも、上記ランク付けの修正において、関連リンク情報が適切に反映され得て、結果、文書管理において、文書間の潜在的な関連構造を、明示的な関連情報として得られるようにすることを可能ならしめる。
また、上記の例は、関連付けの態様としては、双方向関連リンクの場合の例であったが、前述した単方向関連リンクの場合には、関連先の文書(例えば、上位ランクの文書から下位ランクの文書に対して関連リンクを設定しているときには、該下位ランクのものが関連先の文書となる)に、あらかじめ定めた所定のポイントを加算するようにして、修正し、再ランキングを行う。
このようにしても、上記と同様の効果が得られることとなる。
最後に、再ランキングを施したリストから、既存の関連リンク文書を除外する。
このようにして除外するときは、既存関連リンクのある文書については除かれる結果、関連候補として残るのは、まだ関連付けはされていないものが残り、しかもそれらは、単に概念検索結果だけでランク付けされたのではなく、上記のように適切に再ランキング処理を施されたものとして残ることとなる。
なお、上記の計算法に加えて、または、これとは別に単独で、例えば既存関連文書の関連ベクトルの重心を計算し、その重心と文書の関連ベクトルの類似度が高いほど、大きなポイントをさらに(または、単独で)加算することも考えられる。
一方、ステップ205がステップ207を選択した場合は、以下のようにする。
すなわち、ステップ207に進んだ場合は、ステップ201で指定した「仮想文書」に、文書関連リンクが設定されていない状態である。
そこで、この場合は、ステップ204で生成した検索結果リストに列挙された各「仮想文書」の関連リンク情報を関連リンクDB110bで調べ、ステップ206で説明したのと同様の処理によって、それら列挙されたもの同士の相互関連によるポイント加算を施し、ステップ204で生成した検索結果リストにつき再ランキングをなすようにする。
このようにしても、同様に、関連候補として、まだ関連付けはされていないものであって、しかも、単に概念検索結果だけでランク付けされたのではなく適切に再ランキング処理を施されたものがランク付けされて得られることとなる。
ステップ208では、ステップ206またはステップ207のいずれかのステップで再ランクされた結果リストを、ユーザ・コンソール装置113のモニター(ディスプレイ装置)によって使用者に示す。
これは、ステップ201で指定した「仮想文書」に対する、関連候補リストである。
すなわち、先にも触れたように、当該文書(指定文書)に関連するであろうことが推測された文書である「関連候補文書」の一覧であり、上記してきた処理を実行することで、関連を推測した結果として得られる情報である。
かくして、使用者は、ステップ209において、ステップ208で表示された関連候補リストから、実際に関連が深いと判断される文書に対し、ユーザ・コンソール装置113のマウス等のポインティング装置を使用して関連リンクの決定を指示することができる。
こうして指示された関連リンクは、新たな関連リンク情報として関連リンクDB110bに格納され、また、既述のごとく夜間のバッチジョブなどによって、関連ベクトル生成部108により関連ベクトルの生成が実行されることになる。
このようにして、使用者は、潜在的な文書の関連構造を、明示的な関連情報として装置に蓄積して再利用することができるようになる。
なお、本発明は、以下のような発明と捉えることもできる。
〔付記項1〕
情報処理装置に蓄積された異種大量情報を仮想的に一元化することで管理を容易にすると共に、情報の再利用の効率を改善することが可能なシステム、方式、またはプログラムもしくはプログラム記録媒体。
〔付記項2〕
複数の異種データベース等への接続を実現するアダプタにより、それらデータベース等からその内容を読み出し、マッピングテーブルを使用することでそれらを仮想文書として扱うことを可能とし、
仮想文書の内容から概念ベクトルを抽出し概念ベクトルデータベースに保持し、
使用者は、それら仮想文書を検索し閲覧すると共に、関連する文書の間に文書関連リンクとして相互参照リンク等を設定することが可能で、使用者によって設定された相互参照リンク等は、関連リンクデータベースに保持され、
装置は、上記概念ベクトルデータベースの情報と、ユーザが設定した関連リンクデータベースに蓄積された関連情報を基に、使用者に対し、使用者が指定した仮想文書に関連すると推測される他の仮想文書のうち、使用者が未だ関連を設定しておらず、未だ関連を認識していない仮想文書を、関連文書侯補群としてディスプレイ装置上に提示することができるようにしたことを特徴とする装置、システム、方式、またはプログラムもしくはプログラム記録媒体。
〔付記項3〕
付記項3において、
使用者が、上記関連文書候補群の中から、実際に有用な関連が存在すると判断した文書を選択し、その文書に関連リンクを設定することができるようにした装置、システム、方式、またはプログラムもしくはプログラム記録媒体。
〔付記項4〕
複数の異種データベース等への接続を実現するアダプタと、それら複数データベースの情報を仮想文書として保持する手段と、仮想文書の概念ベクトルを保持するデータベースと、文書間の関連リンクを保持するデータベースとを備えるとともに、仮想文書を検索してその内容を閲覧し、仮想文書間の関連をリンクとして設定する手段を備え、さらに、使用者が任意に選択した仮想文書において、その文書に関連すると推測される仮想文書を提示する手段を備えたことを特徴とする情報共有装置、または情報共有システム、方式、もしくはプログラム、もしくはプログラム記録媒体。
〔付記項5〕
付記項4記載の前記情報共有装置において、使用者が検索を行う際に、概念ベクトルによる検索を実行すると共に、関連リンクデータベースを参照することで、検索結果を使用者の意図に沿うように、検索結果をランク付けするようにしたことを特徴とする方法、またはプログラム、もしくはプログラム記録媒体。
本発明の一実施例に係るシステム構成を示す図である。 同実施例における関連文書検索のフローの一例を示す図である。 (A),(B)は同実施例における再ランキング処理の一例の説明に供する図である。
符号の説明
101 ファイル管理システム(OSなどの文書管理システム)
102 文書データベース(文書管理データベース)
103 文書データベース(文書管理データベース)
104a,104b,104c 文書アダプタ
105 文書管理部
106 マッピングテーブル
107 概念ベクトル生成部
108 関連ベクトル生成部
109 文書概念ベクトルデータベース(DB)
110a 文書関連ベクトルデータベース(DB)
110b 関連リンク(文書関連リンク)データベース(DB)
111 検索制御部
112 ユーザインターフェース制御部
113 ユーザ・コンソール装置

Claims (3)

  1. 複数の文書中の関連する文書間に、使用者が関連リンクを設定することが可能な機能を有する第1の手段を有する文書管理システムであって、
    前記第1の手段とは機能の異なる手段として、所定のアルゴリズムに従い前記複数の文書中の指定された文書に関連する文書を検索して得られる結果を文書一覧として生成する機能を有する第2の手段と、
    前記第1の手段により得られる関連リンク情報と、該第2に手段により得られる文書一覧の情報とに基づき、前記指定された文書に関連リンクが設定されているときは、該関連リンクとの関連度に応じて、当該文書一覧におけるランク付けを修正する機能を有する第3の手段とを有することを特徴とする文書管理システム。
  2. 複数の文書中の関連する文書間に、使用者が関連リンクを設定することが可能な第1の機能を有し、
    該第1の機能と異なる機能として、所定のアルゴリズムに従い前記複数の文書中の指定された文書に関連する文書を検索して得られる結果を文書一覧として生成する第2の機能を有するとともに、
    前記第1の機能により得られる関連リンク情報と、該第2の機能により得られる文書一覧の情報とに基づき、前記指定された文書に関連リンクが設定されているときは、該関連リンクとの関連度に応じて、当該文書一覧におけるランク付けを修正する第3の機能を有することを特徴とする文書管理方式。
  3. 文書管理プログラムであって、
    コンピュータに、
    複数の文書中の関連する文書間に、使用者が関連リンクを設定することが可能な第1の機能と、
    該第1の機能と異なる機能として、所定のアルゴリズムに従い前記複数の文書中の指定された文書に関連する文書を検索して得られる結果を文書一覧として生成する第2の機能と、
    前記第1の機能により得られる関連リンク情報と、該第2の機能により得られる文書一覧の情報とに基づき、前記指定された文書に関連リンクが設定されているときは、該関連リンクとの関連度に応じて、当該文書一覧におけるランク付けを修正する第3の機能とを
    実現させるための文書管理プログラム。
    〔0004〕
    請求項3記載の文書管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な文書管理プログラム記録媒体。
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