JP4129819B2 - データベース検索システム及びその検索方法並びにプログラム - Google Patents
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Description
また近年、この種の散在したデータを統合的に扱う連合データベースという仕組みが用いられ始めている(例えば、非特許文献1、2参照)。これは、集約されたデータベースではなく分散して存在しているデータベース群に直接アクセスして、ひとまとまりのデータベースイメージを提供する技術であり、これによって新規データ検索のためのタイムラグを解消することができる。さらに、個々のデータベースに直接アクセスする仕組みであるため、新規データ項目が追加された場合にも容易に対応が可能であり、再設計や再構築にかかる時間、コストを低減することができる。
図14に示すように、連合データベースシステム1410は、複数のサーバ1420に構築されたデータベース1421の各テーブルに対し、単一の検索式(SQL:Structured Query Language)を用いて統合検索を行い、単一イメージの検索結果を得る。すなわち、これら複数のサーバ1420に構築されているデータベース群を単一のデータベースとして扱うことができる。
しかしながら、連合データベースシステムでは、SQLによる検索式を用いて通常のデータベース検索と同様に検索を行うため、検索が終了して検索結果が得られるまでは何らの応答も受け取ることができず、したがって検索終了前に当該検索処理に要する時間を予測することはできない。これは、複数のデータベース群にアクセスして膨大なデータを検索するシステムとしては利便性を欠く。
より好ましくは、この検索式分割部は、データベースのテーブルごとに、各テーブルにおける応答速度の比に基づいて、検索範囲に含まれるレコード数を補正する。
さらに、割り込み処理により検索を中断した場合、残りの分割された検索式による検索に対して、検索条件を変更したり、バッチ処理により自動実行したりすることができる。
また、データベースに格納されているデータが所定の分類コードにて分類されている場合、データ分布表の少なくとも一部を分類コードに基づいて分類されたキーに対応するレコードの分布に変換し、これを用いて検索式の分割を行うことができる。このようにすれば、初めから分類コードに基づいて整理された形で検索結果を得ることができ、検索結果を、クロス表等の分類コードを表示項目とした形式で出力する場合にも、検索結果の全てを走査して分類コードに基づく整理を行ったり、出力する必要のないデータを除去したりするという無駄な作業を省略することができる。
ここで、より好ましくは、検索制御部は、検索実行部による検索対象であるデータベースサーバの処理能力に応じて、検索範囲に含まれるデータベースのテーブルにおけるレコード数を決定し、分割後検索式を作成する。
図1は、本実施形態による統合検索システムの全体構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の統合検索システムは、複数のデータベースサーバ10と、これらのデータベースサーバ10に対して統合検索を行う連合データベースシステム20と、連合データベースシステム20に対して検索式(SQL文)を与えてデータベース検索を制御する検索制御システム30とを備える。なお、本実施形態において、統合検索とは結合検索(同等の属性を持った変数を用いた多様な経路表現を結合した問合せによる検索)に限るものとする。
なお、本実施形態の統合検索システムは、どのようなハードウェア構成を取るかに限定されない。すなわち、連合データベースの概念から、各データベースサーバ10が複数のハードウェア(サーバマシン)にて実現されることは当然であるが、連合データベースシステム20と検索制御システム30とが同一のハードウェア(コンピュータ装置)上で動作しても良いし、異なるハードウェア上で動作しても良い。また、本実施形態では連合データベースシステム20と検索制御システム30とを別構成として説明するが、検索制御システム30の機能を連合データベースシステム20として組み込むことも可能である。
図2に示すコンピュータ装置は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)101と、M/B(マザーボード)チップセット102およびCPUバスを介してCPU101に接続されたメインメモリ103と、同じくM/Bチップセット102およびAGP(Accelerated Graphics Port)を介してCPU101に接続されたビデオカード104と、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスを介してM/Bチップセット102に接続された磁気ディスク装置(HDD)105、ネットワークインターフェイス106と、さらにこのPCIバスからブリッジ回路107およびISA(Industry Standard Architecture)バスなどの低速なバスを介してM/Bチップセット102に接続されたフロッピー(登録商標)ディスクドライブ108およびキーボード/マウス109とを備える。
図3に示すように、本実施形態による検索制御システム30は、データベース検索のための検索式の入力を受け付ける入力受け付け部31と、受け付けた検索式を分割する検索式分割部32と、検索式分割部32により分割された検索式を用いた検索処理の実行を制御する実行制御部33と、検索結果をまとめて出力する検索結果出力部34を備える。また、検索式分割部32による検索式の分割に用いられるデータ分布表(データマッピングテーブル)35を備える。
連合データベースシステム20による統合検索を行う場合、同一のキーによって複数のデータベース11の検索を行うため、検索対象となる各データベース11における各テーブルが結合(各テーブル間で同等の属性を持った項目を引数にして仮想のテーブルを作成すること)できることが必要である。言い換えれば、連合データベースシステム20から参照される各テーブルは共通のキーを持つ必要がある。データ分布表35は、これら各テーブルが持つ共通のキーに対応するレコードが当該各テーブルの中でどのように分布しているかを示す分布表である。
まず、検索対象であるテーブルのうち、統合検索の軸となるものの一つを「基本テーブル」として定義し、レコード数が概ね一定になるようにキーの範囲を区切る。この範囲を基本範囲と呼ぶことにする。そして、基本範囲の名称をキーの値が若い順に「範囲1」、「範囲2」・・・「範囲N」とする。
次に、基本テーブルに結合する各テーブル(リンクテーブルと呼ぶ)に関して、各基本範囲内に含まれるキーに対応するレコードの数を算出し、各基本範囲に対応付けて記録する。
次に、各テーブルの応答速度(すなわち各データベースサーバ10における処理能力)の比を求め、該当するテーブルに対する能力補正値として記録する。応答速度としては、キーに対して全件を検索するのに要する時間を用いる。
図4は、データ分布表35の基本構造を示す図である。
図4に示すように、データ分布表35は、基本テーブルを基準として設定された各基本範囲(範囲1、範囲2、・・・、範囲N)に、各テーブル(基本テーブル及びリンクテーブル)のレコードがどのように分布しているかを示している。例えば、範囲1に含まれるキーを持つデータのレコードは、基本テーブルには1000個存在し、リンクテーブル1には6個存在し、リンクテーブル2には300個存在することがわかる。
このデータ分布表35は、最初に基本テーブルと定義されたテーブルと他のテーブルとが結合する統合検索において用いることができる。他に基本テーブルとなり得るテーブルがあるならば、そのような各テーブルに対して同様の操作を行い、当該テーブルを基本テーブルとしたデータ分布表35を作成する。
初期動作として、検索式分割部32は、データ分布表35の各テーブルのデータ(レコード数)に対して能力補正値(図では補正値と表記)をかけて、補正データ分布表を作成する。例えば、図4のデータ分布表35では、リンクテーブル1の範囲1の値は30(=6×5)となる。これは、各テーブルに対して検索を行う場合に要する時間の比を示しており、図4の例では、リンクテーブル1の範囲1に含まれるレコード6個を検索するために、能力補正値が1である基本テーブルから1個のレコードを検索する時間を基準として30個のレコードを検索するのに相当する時間を要することを意味している。
また検索式分割部32は、検索の分割範囲(すなわち、分割された個々の検索式による検索範囲)を決定するための標準分割閾値を決定する。この標準分割閾値は、例えば統合検索システム全体のスループットを基準として決めることができる。
次に検索式分割部32は、
Σ(i)+R(i)*a(i,j)
をΣ(i)に代入する(ステップ503)。ここで、R(i)はテーブルiの能力補正値であり、a(i,j)はテーブルiの範囲jにおけるレコード数である。したがって、ステップ501、502から、初期的には、
0+R(1)*a(1,1)
がΣ(i)に代入されることとなる。
以上の処理を全ての基本範囲に対して繰り返した(すなわちj=Nとなった)ならば(ステップ507でYes)、当初の単一検索式を分割するための全ての検索区切りが得られる。そこで、検索式分割部32は、得られた検索区切りで当初の単一検索式の検索範囲を区切った検索式(以下、分割後検索式と呼ぶ)を作成する(ステップ510)。
図6は、所定の検索式(SQL文)と、これを分割した分割後検索式の例を示した図である。
この分割後検索式を用いて、実行制御部33による実行制御によって、連合データベースシステム20に検索処理を実行させることで、当初の単一検索式を用いた検索処理と同様の検索結果が得られることとなる。また上述したように、標準分割閾値は統合検索システムのスループットに基づいて決定されているので、個々の分割後検索式によるデータベース検索は、当該統合検索システムで予め定められた一定の応答時間以下の応答時間で結果が得られることとなる。
図7は、検索処理の進行状況の通知(経過通知)の表示例を示す図である。
図7の表示例では、検索式に合致したデータ(レコード)の件数(検索件数)と、検索対象であるデータベース11群に保持されたデータのうち検索の終了した件数(終了件数)と、当該検索対象であるデータの総数(総件数)とが、数値で表示されている。
図8に示す表示形式では、検索開始時、図7と同じタイミングの途中経過1、2、及び検索終了時について、総件数(斜線で示した範囲)と検索終了件数(黒色で示した範囲)とをグラフ表示してどの程度検索が済んだかを視覚的に示すと共に、各時点でヒットした件数を数値表示している。
同様にして、n番目(n:1≦n≦N)の分割後検索式による検索が終了するたびに、それまでの検索に要した時間及び検索件数にN/nを乗じて推定レスポンス時間及び推定レコード数を算出し、必要に応じて直前に算出された推定レスポンス時間及び推定レコード数を修正していく。
さらに、全ての分割後検索式による検索におけるレスポンス時間及び検索件数の閾値を予め設定しておけば、実行制御部33は、各分割後検索式による検索が行われるたびに算出される推定レスポンス時間及び推定レコード数と閾値とを比較し、推定レスポンス時間または推定レコード数のいずれか一方もしくは両方が閾値を超えた場合(すなわち、検索に多大な時間を要すると予想される場合や、膨大な件数のデータ(レコード)が取得されるためにさらなる絞り込みが必要になると予想される場合)に、ユーザに対して、検索条件の見直しやバッチ処理への切り替えを促す処理(メッセージ表示等)を行ったり、自動的にバッチ処理への切り替えを行ったりすることもできる。
例えば、ユーザによるコマンド入力操作等により、バッチ処理への切り替えイベントが発生すると、実行制御部33は、このイベントを検出し、実行中の分割後検索式による検索処理が終了した時点で検索を一旦停止する。そして、残りの分割後検索式による検索処理をバッチ処理として再スケジュールする。これにより、バッチ処理としてスケジュールされた分割後検索式による検索処理については、当該スケジュールにしたがって自動実行させることができる。
図9において、検索結果のデータを列挙した表(図9(A))から、キーと分類コードとに基づいてデータが仕分けられたクロス表(図9(B))、データが属する分類コード及び該当するキーが階層的に表現された階層表(図9(C))が得られる。
クロス表や階層表のような分類コードを表示項目とする出力形式で出力する場合、検索結果として得られた全てのデータを分類コードに基づいて整理しなければならない。その過程で、出力する必要のない(表示に関係のない)分類コードを持つデータは除かれることとなる。
図10は、分類コードに関するデータ分布表の基本構造を示す図である。
図10を参照すると、例えば範囲1に含まれるキーを持つデータのレコードは、分類コード1に分類されるものが40個、分類コード2、3に分類されるものが0個であることがわかる。
まず、図4に示したようなデータ分布表35を作成する。データ分布表35について説明したように、検索の軸になるテーブルを基本テーブル、基本テーブルと結合するテーブルをリンクテーブルとする。そして、分類コード列はリンクテーブルにあることとする。
次に、データ分布表35と同様に、レコード数が概ね一定になるように基本範囲を区切りながら、各基本範囲内に含まれるキーに対応するレコードの数を算出し、各基本範囲に対応付けて記録する。能力補正値は、キー分布に関するデータ分布表35に記録されたものを用いるので、データ分布表35aに記録する必要はない。
以上のようにして、分類コードごとにキーデータの分布が記録されたデータ分布表35aが作成される。このデータ分布表35aは、キー分布に関するデータ分布表35のリンクテーブルごとに作成される。
まず、分類コードを含まないテーブルに関して、能力補正値をかけた補正データ分布表を用意する。一方、分類コードを含むテーブルに関して、当該テーブル(リンクテーブル)に対応するデータ分布表35aにおいて、各基本範囲内でデータ個数の和を取り、当該テーブルの能力補正値(データ分布表35に記録されたものを使用)をかけた表を作成し、キー分布に関するデータ分布表35における当該テーブルの部分と置き換える。なお、データ分布表35aの各基本範囲内のデータ個数に能力補正値をかける操作は、出力対象として絞り込まれた分類コードについてのみ行えば良い。
図11は、分類コードを持つテーブルの検索に用いられる所定の検索式(SQL文)と、これを分割した分割後検索式の例を示した図である。
図11に示すような、分類コードを考慮して分割された分割後検索式を用いて、連合データベースシステム20に検索処理を実行させることにより、検索結果の全てを走査して分類コードに基づく整理を行うまでもなく、初めから分類コードに基づいて整理された形で検索結果を得ることができ、検索結果出力部34においてクロス表や階層表を作成する場合にかかる検索結果を直接用いることができる。
図12に示すように、データ分布表35、35aにセキュリティ情報を記録するフィールド(セキュリティフィールド)を追加し、このセキュリティフィールドに記録された情報に基づいてアクセス制御を行うこととすれば、分類コードを単位としてデータに対する表示可否の制御を行うことが可能となる。例えば、図12の例では、分類コード1、3のセキュリティレベルがセキュリティフィールドの値1で、分類コード2、4のセキュリティレベルがセキュリティフィールドの値2で指定されている。
図13は、本実施形態の統合検索システムによるデータ検索の処理の流れを示すフローチャートである。
図13を参照すると、まず検索制御システム30の入力受け付け部31により検索式(SQL文)が入力され(ステップ1301)、検索式分割部32によりデータ分布表35、35aを用いて当該検索式の分割が行われ、分割後検索式が生成される(ステップ1302)。
Claims (13)
- 相異なるデータベースが構築された複数のデータベースサーバを含むデータベースサーバ群を対象として統合検索を行う検索実行部と、
前記複数のデータベースサーバに構築された複数のデータベースのテーブルごとに、当該テーブルが持つ検索用のキーに対応するレコードがどのように分布しているかを基本範囲ごとに区分して示すデータ分布表を格納したデータ分布表格納部と、
前記データベースサーバ群に対する検索を行うための検索式の入力を受け付ける受け付け部と、
前記データ分布表格納部から前記データ分布表を読み出し、当該データ分布表に示されたレコードの分布および各テーブルに対応するデータベースごとの処理能力に基づいて、前記受け付け部により受け付けた前記検索式における検索範囲を区切って得られる、複数の検索式を生成する検索式分割部と、
前記検索式分割部によって生成された前記複数の検索式を前記検索実行部に送り、前記データベースサーバ群における各データベースに対して、当該複数の検索式による検索を実行させる実行制御部とを備え、
前記検索式分割部は、前記データ分布表における前記基本範囲ごとに各データベースで検索に要する時間を加算し、加算値が各データベースを含むシステム全体の処理能力に基づいて定められた閾値を超えた場合にそのときの基本範囲を検索範囲の区切りとする処理を繰り返すことにより、前記受け付け部により受け付けた検索式の検索範囲を区切ることを特徴とするデータベース検索システム。 - 前記実行制御部は、前記検索実行部による前記生成された検索式を用いた個々の検索結果を順次取得し、検索全体に対する進行状況として出力することを特徴とする請求項1に記載のデータベース検索システム。
- 前記実行制御部は、前記検索実行部において既に終了した前記生成された検索式の検索に要した時間及び検索結果から、検索全体に要する時間を予測することを特徴とする請求項1に記載のデータベース検索システム。
- 前記実行制御部は、所定の割り込み命令を受け付けて前記検索実行部に送り、
前記検索実行部は、前記生成された検索式を用いた個々の検索の合間に前記割り込み命令による割り込み処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のデータベース検索システム。 - 前記実行制御部は、前記生成された検索式の少なくとも一部を個別にバッチ処理にて前記検索実行部へ送り、
前記検索実行部は、前記生成された検索式を用いた検索処理を個々の当該生成された検索式ごとにバッチ処理にて実行することを特徴とする請求項1に記載のデータベース検索システム。 - 前記検索式分割部は、前記データ分布表の少なくとも一部を、分類されたキーに対応するレコードの分布に変換し、変換された当該データ分布表に基づいて、前記複数の検索式を生成することを特徴とする請求項1に記載のデータベース検索システム。
- コンピュータが相異なるデータベースが構築された複数のデータベースサーバを含むデータベースサーバ群を対象として統合検索を行うデータベース検索方法において、
前記コンピュータが、前記複数のデータベースサーバに構築された複数のデータベースに対する検索を行うための検索式の入力を受け付ける検索式取得ステップと、
前記コンピュータが、前記データベースのテーブルごとに、当該テーブルが持つ検索用のキーに対応するレコードがどのように分布しているかを基本範囲ごとに区分して示すデータ分布表を格納した記憶手段から当該データ分布表を読み出し、当該データ分布表に示されたレコードの分布および各テーブルに対応するデータベースごとの処理能力に基づいて、当該データ分布表における当該基本範囲ごとに各データベースで検索に要する時間を加算し、加算値が各データベースを含むシステム全体の処理能力に基づいて定められた閾値を超えた場合にそのときの基本範囲を検索範囲の区切りとする処理を繰り返すことにより、前記検索式取得ステップで受け付けた前記検索式における検索範囲を区切って得られる、複数の検索式を生成し、生成された当該検索式を所定の記憶手段に格納する検索式生成ステップと、
前記コンピュータが、生成された前記複数の検索式を用いて、前記データベースサーバ群における各データベースに対して、当該複数の検索式による検索を実行する検索実行ステップと
を含むことを特徴とするデータベース検索方法。 - 前記コンピュータが、前記検索式生成ステップで生成された検索式と、当該生成された検索式のうちで前記検索実行ステップにおいて既に検索が終了した検索式とに基づいて、検索全体に対する進行状況を求めるステップをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のデータベース検索方法。
- 前記コンピュータが、前記検索実行ステップにおいて既に終了した前記生成された検索式の検索に要した時間及び検索結果から、検索全体に要する時間を予測するステップをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のデータベース検索方法。
- 前記検索実行ステップでは、前記コンピュータが、前記生成された検索式を用いた検索の少なくとも一部を個別にバッチ処理にて実行することを特徴とする請求項7に記載のデータベース検索方法。
- コンピュータを、
相異なるデータベースが含まれる複数のデータベースに対する検索を行うための検索式を取得し、当該複数のデータベースのテーブルごとに当該テーブルが持つ検索用のキーに対応するレコードがどのように分布しているかを基本範囲ごとに区分して示す分布表を格納した記憶手段から当該分布表を読み出し、当該分布表に示されたレコードの分布および各テーブルに対応するデータベースごとの処理能力に基づいて、前記分布表における当該基本範囲ごとに各データベースで検索に要する時間を加算し、加算値が各データベースを含むシステム全体の処理能力に基づいて定められた閾値を超えた場合にそのときの基本範囲を検索範囲の区切りとする処理を繰り返すことにより、前記検索式における検索範囲を区切って得られる、複数の検索式を生成する検索式分割手段と、
生成された前記複数の検索式を前記データベースの検索手段に対して送り、前記複数のデータベースの各々に対して、当該複数の検索式による検索を実行させる実行制御手段として
機能させることを特徴とするプログラム。 - 前記コンピュータを、前記生成された検索式を用いた個々の検索結果を順次取得し、検索全体に対する進行状況として出力する進行状況出力手段としてさらに機能させることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
- 前記コンピュータを、既に終了した前記生成された検索式の検索に要した時間及び検索結果から、検索全体に要する時間を予測する予測手段としてさらに機能させることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
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