JP2005324237A - 連続鋳造片の内部割れ検知方法およびこれに用いる検知装置 - Google Patents

連続鋳造片の内部割れ検知方法およびこれに用いる検知装置 Download PDF

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Abstract

【課題】比較的簡便な方法により連続鋳造片を得る際に生じ得る内部割れを正確に検知できる検知方法およびこれに用いられ且つ安価にして検知できる検知装置を提供する。
【解決手段】鋳型1から下方に降下する連続鋳造片Mの内部割れwを検知する装置であって、上記連続鋳造片Mの側面に接触して回転する複数のサポートローラ3における何れかのサポートローラ3の回転軸5の端面からその軸受10側に突出するボルト頭8の変位を検知する非接触式センサCを軸受10付近に設けた、連続鋳造片の内部割れ検知装置。
【選択図】 図5

Description

本発明は、溶鋼などを連続鋳造して長尺な連続鋳造片を得る際に生じ得る内部割れの検知方法およびこれに用いる検知装置に関する。
溶鋼などを筒形の鋳型に注湯し周辺から凝固させつつ下方に引き抜く連続鋳造方法では、連続鋳造片の内部に未凝固部分が鋳造方向と直交する径方向に膨らむ定常バルジングが生じるため、連続鋳造片の側面に接して回転する多数のサポートローラは、係る定常バルジングによる変位を吸収可能にして配置されている。
ところで、上記連続鋳造の際に、連続鋳造片がその移動軌跡を越えて径方向に膨らむ非定常バルジングを生じることがある。係る非定常バルジングが生じると、連続鋳造片の内部に位置する未凝固部分に応力が加わるため、凝固後の連続鋳造片に内部割れ(欠陥)が生じる、という問題がある。
前記非定常バルジングを事前に検知し且つ予防する連続鋳造方法として、これまで以下の技術が提案されている。
例えば、連続鋳造される鋳片の表面温度を特定の位置で連続測定し、係る表面温度の変動周期成分解析を行い、所定の計算式で定まる鋳片表面温度の変動周期成分が増加したことを、非定常バルジングの発生として事前に検知する連続鋳造方法(例えば、特許文献1参照)がある。
また、未凝固部分を含む鋳片を一旦バルジングさせた後、圧下後における未凝固部分の厚さが鋳片短辺長さの10%以下となる位置で、圧下速度を当該位置における凝固速度の20倍以上としてバルジング量相当分の圧下を行う連続鋳造方法(例えば、特許文献2参照)も提案されている。
特開平8−267207号公報(第1〜4頁、図1,2) 特開平11−33690号公報(第1〜7頁、図1〜4)
しかしながら、前記特許文献1の連続鋳造方法では、鋳片の表面温度を測定する位置により前記変動周期成分の算出値が変動し易いと共に、鋳片の表面温度変動数解析装置や表面温度変動周期演算器などの高価な専用計測装置を必要とする、という問題点があった。
また、前記特許文献2の連続鋳造方法では、バルジング量の測定手段、圧下ロール群を含む圧下装置、およびその制御手段などといった大がかりで且つ高価な専用設備や専用装置を必要とする、という問題点があった。
本発明は、前記背景技術で説明した問題点を解決し、比較的簡便な方法により連続鋳造片を得る際に生じ得る内部割れを正確に検知できる検知方法およびこれに用いられ且つ安価にして検知できる検知装置を提供する、ことを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、前記課題を解決するため、発明者らによる鋭意研究および調査の結果、内部に未凝固部分を有する連続鋳造片の側面に接触しつつ回転するサポートロールの回転不良を検出する、ことに着想して成されたものである。
即ち、本発明による連続鋳造片の内部割れ検知方法(請求項1)は、鋳型から下方に降下する連続鋳造片の内部割れを検知するに際し、係る連続鋳造片の側面に接触して回転する複数のサポートロールにおける何れかのサポートロールの回転不良が生じたことを検出することにより、係る回転不良となった上記ロール付近における上記連続鋳造片の内部に非定常バルジングによる内部割れが生じたことを検知する、ことを特徴とする。
連続鋳造鋳型の下方に降下しつつ周囲から凝固する連続鋳造片の内部に当該鋳造片の軸方向に沿って内蔵される未凝固部分に非定常バルジングが生じると、その付近の当該鋳造片の側面が径方向に膨張し、係る膨張により外側に圧力を受けて軸受付近などが破損したサポートロールの回転が停止するか、非連続回転状態となる。前記検知方法によれば、上記回転不良を検出するため、非定常バルジングの応力により、連続鋳造片に内部割れが生じるおそれとその位置とが精度良く確実に検知することができる。従って、連続鋳造片の内部割れを予防するか、あるいは最小限に抑制することが可能となる。
尚、前記鋳型は、内部を断面ほぼ矩形(ほぼ長方形またはほぼ正方形)あるいは断面円形の鋳込み孔が垂直に貫通する筒形の鋼製鋳型である。また、係る鋳型を用いる連続鋳造方法は、上記鋳型の下方において、垂直方向に沿って配置した複数のサポートロール間を降下させる垂直式、および途中から水平方向に曲がるように複数のサポートロールを垂直およびカーブして配置する垂直曲げ式を含んでいる。更に、複数のサポートロールの下流側に位置する複数のピンチロールも回転不良の検出対象として加えても良い。
また、本発明には、前記サポートロールの回転不良は、当該ロールの軸受付近の破損により、係るサポートロールが前記連続鋳造片の側面から離れて非回転状態または非連続回転状態になることである、連続鋳造片の内部割れ検知方法(請求項2)も含まれる。これによれば、前記非定常バルジングによる連続鋳造片の膨張を受けたサポートロールのロール本体が径方向に沿って圧力を受けるため、当該サポートロールの軸受または当該軸受に軸支される回転軸が破損する。従って、係る軸受付近の破損により非回転状態または非連続回転状態を検出するという簡便な方法により、非定常バルジングを正確に検知することが可能となる。
一方、本発明による連続鋳造片の内部割れ検知装置(請求項3)は、鋳型から下方に降下する連続鋳造片の内部割れを検知する装置であって、係る連続鋳造片の側面に接触して回転する複数のサポートロールにおける何れかのサポートロールの周面、当該ロールの軸受、あるいは係る軸受の一部に変位を検知する非接触式センサを設けた、ことを特徴とする。
これによれば、上記サポートロールの周面、軸受、あるいは係る軸受の一部に生じる変位を非接触式センサにより検知することにより、非定常バルジングの応力により、連続鋳造片に内部割れが生じるおそれとその位置とを精度良く確実且つ安価にして検知することができる。
また、本発明には、前記非接触式センサは、前記複数のサポートロールごとの全て、あるいは前記連続鋳造片の鋳造方向に沿って位置する上記複数のサポートロールのうち1本置きごとまたは複数本置きごとに配置されている、連続鋳造片の内部割れ検知装置(請求項4)も含まれる。
上記のうち、多数のサポートロールごとに非接触式センサを配置する形態によれば、内部割れが生じ得る連続鋳造片内の位置を著しく正確に検知できる。一方、1本置きまたは複数本置きごとに非接触式センサを配置する形態によれば、内部割れが生じる得る連続鋳造片内の位置を、確実且つ安価に検知可能となる。
更に、本発明には、前記非接触式センサは、磁気の検出または光の反射により、前記サポートロールの軸受付近におけるボルト頭などの突出部や出隅部分、あるいは上記サポートロールにおけるロール本体の周面の位置を検知するものである、連続鋳造片の内部割れ検知装置(請求項5)も含まれる。
これによれば、既存の上記ボルト頭、ボルトの雄ネジ先端部などの突出部や、軸受の出隅部分、あるいはロール本体の周面の位置を、磁気の検出、または光の反射の有無あるいは反射距離により検知することで、前記非定常バルジングによる連続鋳造片の内部割れを確実に検知できる。従って、小さなセンサ部品を複数のサポートロールごとにおける僅かのスペースを利用して配置するのみで、本検知装置を容易且つ安価に形成できる。尚、上記光は、レーザや赤外線も含む。
以下において、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の検知方法および検知装置が適用される垂直曲げ式の連続鋳造方法を示す概略側面図、図2は、図1中のX−X線の視覚に沿った断面図である。
上記連続鋳造方法には、図1に示すように、鋳込み孔2が垂直方向に沿って貫通する鋳型1と、鋳込み孔2に注湯され周囲から凝固しつつ徐々に降下する連続鋳造片Mの側面に接して回転する複数のサポートロール(ガイドロール)3と、係るサポートロール3の下流側に位置する複数のピンチロール6と、が用いられる。尚、上記鋳型1の内部は、1次冷却水が循環可能となっている。
複数のサポートロール3は、鋳型1の下方に降下する連続鋳造片Mを囲むように垂直方向に沿って配置されると共に、途中から図1で右側にカーブして配置された後、水平方向に沿って配置された複数のピンチロール6に連続している。
尚、サポートロール3群の外側には、鋳造片Mの側面に2次冷却水をサポートロール3,3間から噴射する図示しない冷却水ジャケットが配置されている。
図1に示すように、鋳型1から降下した連続鋳造片Mは、鋳型1に接した側面から徐々に凝固した凝固部分(組織)Sが中心寄りに拡大する共に、中心付近には残った溶湯Lからなる未凝固部分Lが先細形状に内蔵されつつ降下する。
図2に示すように、連続鋳造片Mは、鋳型1の鋳込み孔2の断面形状に倣ったほぼ長方形の外形断面を有し、その中心付近には、未凝固部分Lが位置している。係る連続鋳造片Mにおける長辺の側面には、複数のサポートロール3が個別に接触しつつ回転している。各サポートロール3は、円柱形のロール本体4と、その両端の中心付近から対称に突出する一対の回転軸5と、を備えている。
尚、連続鋳造片Mにおける短辺の側面には、軸方向の寸法が短いロール本体4を有する一対のサポートロール3′がそれぞれ上記同様にして配置されている。また、ピンチロール6側でも長短4本の組がセットにして配置されている。
図1,2に示すように、鋳型1の鋳込み孔2に注湯された溶湯Lは、当該鋳型1により冷却され、当該鋳型1に接する側面から中心に向かって徐々に凝固ししつ鋳型1の下方に降下する。そして、垂直方向に沿って配置されたサポートロール3群およびカーブしつつ配置されたサポートロール3群の間を順次通過する連続鋳造片Mとなる。この間に、係る連続鋳造片Mは、内部の未凝固部分Lが先細形状になりつつ線状になって消失するため、凝固部分Sのみとなった後、複数のピンチロール6間に挟まれ且つこれらピンチロール6に沿って送給される。これにより、所要の合金組成を有する長尺な合金鋼などの連続鋳造片Mが得られる。
ところで、図3,4に示すように、サポートロール3群の間を順次通過している凝固途中の連続鋳造片Mには、外側に膨らんで移動(鋳造)軌跡の許容範囲を超える非定常バルジングBを生じることがある。尚、垂直曲げ式の連続鋳造方法においては、図3に示すように、カーブして移動する連続鋳造片Mの当該カーブの外側(左側の径方向)に膨らむような非定常バルジングBを生じ易い。
上記非定常バルジングBが生じると、その応力よって、図4に示すように、連続鋳造片Mの未凝固部分Lまたはこれに隣接する凝固部分Sにおいて、内部割れwが形成されることがある。係る内部割れwを含んで凝固した連続鋳造片Mの当該部分は、内部欠陥を含むとして除去することが必要となる。このため、非定常バルジングBをいち早く正確に検知することが求められる。
そこで、本発明では、図5に例示するように、サポートロール3の軸受10に非接触式センサCを配置する検知装置を用いる。即ち、サポートロール3におけるロール本体4の両端から対称に突出する一対の回転軸5は、ベース12の両端から立設する軸受10の軸孔9内に、ベアリング7を介して回転可能に支持されている。上記回転軸5の端面には、複数のボルト頭8が同心円上に突出しており、係る複数のボルト頭8は、ロール本体4および回転軸5と同期して回転する。
図5に示すように、非接触式センサCは、その光照射部または磁気検出部を、複数のボルト頭8が図5で右端寄りを通過した際に、レーザーや赤外線を含む光の反射または磁気の有無を検知できる上向き姿勢で、軸受10の軸孔9付近に配置されている。上記ボルト頭8は、そのボルトの雄ネジ先端部であっても良い。
尚、非接触式センサCは、ボルト頭8または雄ネジの先端部に対し、それらの垂直方向(軸方向:図5でボルト頭8のやや手前)に沿って配置すると共に、ボルト頭8などの有無やこれらとの距離を検出するようにしてみ良い。また、非接触式センサCは、1本のサポートロール3に1個配置するが、同じレベルに位置する4本のサポートロール3,3′に対し1個のみ配置したり、鋳造片Mの鋳造(移動)方向に沿って、1本置きごとまたは複数本置きごとに配置しても良い。
前記非定常バルジングBが生じていない状態では、図5に示すように、非接触式センサCから上向きに照射された光は、右端(所定)位置を通過するボルト頭8に反射した光となって当該センサCに回帰する。また、非接触式センサCから出た磁界は、右端位置を通過したボルト頭8の磁性によって歪む。これらを検出することで、測定対象であるサポートロール3に回転不良がなく、当該サポートロール3に接している連続鋳造片Mには、非定常バルジングBが生じていないこと、および内部割れwのおそれがないことが検知できる。尚、非接触式センサCが磁性を利用する形態では、前記ボルト頭8は、磁性材からなるものを用いる。
一方、前記図3,4に示した非定常バルジングBが連続鋳造片Mに生じた場合、図6に示すように、係る非定常バルジングB付近で接触しているサポートロール3のロール本体4および回転軸5は、外側(図6で左側)に沿った圧力を受ける。この際、回転軸5と軸受10との間に介在するベアリング7が圧損する。
その結果、図6に示すように、上記サポートロール3は回転不良となり、且つその回転軸5は、軸受10の軸孔9内で最左端寄りに変位する。
すると、非接触式センサCから照射された光は、図6に示すように、前記ボルト頭8に反射せず、前記右端(所定)位置を通過する。また、非接触式センサCから出た磁界は、上記ボルト頭8の位置ずれ(変位)により、その磁性による影響を受けなくなる。尚、非接触式センサCを前記ボルト頭8の軸方向に配置する形態では、上記光または磁気の反射距離が長くなる。
前記非接触式センサCにおける光または磁気の挙動を検出することで、当該センサCが配置されたサポートロール3付近の連続鋳造片Mに非定常バルジングBが発生したことを検知でき、且つ内部割れwの検出が容易となる。
尚、何らかの理由でサポートロール3に回転不良が生じた場合、係るサポートロール3のロール本体4の周面上には、連続鋳造片Mの側面から剥離したスケールが堆積し、当該スケールがロール本体4と連続鋳造片Mとの間に押し込まれるため、前記内部割れwを誘発し得る。また、上記スケールの押し込みに伴って前記ベアリング7に著しい負荷が加わって破損させるため、サポートロール3が外側に変位して、非定常バルジングBが生じる、という推定もなされている。
図7は、非接触式センサCをサポートロール3の軸受10におけるベース12寄りの内側面側に配置した形態を示す。即ち、前記非定常バルジングBが生じていない状態では、図7に示すように、非接触式センサCから上向きに照射された光は、サポートロール3におけるロール本体4の周面の左側を通過する。また、非接触式センサCから出た磁界も、ロール本体4の周面の左側を通過する。
一方、前記図3,4に示した非定常バルジングBが連続鋳造片Mに生じると、図8に示すように、係る非定常バルジングB付近で接しているサポートロール3のロール本体4は、外側で且つ径方向(図8で左側)に沿った圧力を受ける。この際、回転軸5と軸受10との間に介在するベアリング7が圧損する。
この結果、図8に示すように、上記サポートロール3は回転不良となると共に、その回転軸5は、軸受10の軸孔9内で最左端寄りに変位し、係る変位に応じてロール本体4も左側に変位する。
すると、非接触式センサCから照射された光は、図8に示すように、変位したロール本体4の周面に遮蔽され通過しなくなる。また、非接触式センサCから出た磁界は、磁性剤からなる上記ロール本体4の周面に遮られ、その磁性による影響を受ける。係る非接触式センサCにおける光または磁気の挙動を検出することでも、当該センサCが配置されたサポートロール3付近の連続鋳造片Mに非定常バルジングBが発生したことを検知でき、且つ内部割れwの検出が容易となる。
以上のように、非接触式センサCをサポートロール3の軸受10付近に配置するのみで、本発明の検知装置を容易且つ安価に構成できる共に、これを用いる本発明の検知方法によって、連続鋳造片Mの前記内部割れwを確実に予防ないし抑制することが可能となる。
本発明は、以上のような各形態に限定されるものではない。
例えば、本発明の検知方法および検知装置は、図9,10に示すように、垂直式の連続鋳造方法と連続鋳造装置にも適用することができる。
この連続鋳造装置は、図9,10に示すように、断面円形の鋳込み孔2が貫通する鋳型1、その下方に垂直に配置された複数のサポートロール3、およびそれらの下方に連続して配置された複数のピンチロール6を備えている。図9で同じレベルに位置するサポートロール3,3は、図10に示すように、鋳型1から降下しつつ周囲に凝固部分Sを有し且つ中心部に未凝固部分Lを先細形状に内蔵する断面円形の連続鋳造片Mの周面(側面)に4本1組で対称に配置されている。また、図9で同じレベルに位置するピンチロール6,6も同様に配置される。
そして、全てのサポートロール3または同じレベルのサポートロール3のうち何れかの軸受付近に、前記同様に非接触式センサCを配置することにより、前記と同様にして連続鋳造片Mの前記内部割れwを確実に予防ないし抑制することが可能となる。尚、ピンチロール6にも非接触式センサCを配置しても良い。また、図9,10中のサポートロール3やピンチロール6は、鼓形ロールでも良い。
また、前記図1,3に示した垂直曲げ式の連続鋳造装置の鋳型1の鋳込み孔2を断面円形としても良く、これにより図10に示した断面円形の連続鋳造片Mを垂直曲げ式の連続鋳造方法によって得ることができる。
更に、前記9に示した垂直式の連続鋳造装置の鋳型1の鋳込み孔2を断面ほぼ長方形としも良く、これにより前記図2に示した断面ほぼ長方形の連続鋳造片Mを垂直式の連続鋳造方法により得ることができる。
また、前記非接触式センサCは、サポートロールの軸受付近におけるロール本体の出隅部分、または回転軸の出隅部分の変位を検出対象としても良い。
尚、前記非接触式センサCには、投光器および受光器の組からなる光電管も含まれる。
本発明の検知方法・装置が適用される連続鋳造方法を示す概略側面図。 図1中のX−X線の視覚に沿った断面図。 非定常バルジングが生じた連続鋳造片を示す概略側面図。 図3中のX−X線の視覚に沿った断面図。 本発明の検知装置の要部を示す概略図。 上記検知装置の作動状態を示す概略図。 異なる形態の検知装置の要部を示す概略図。 上記検知装置の作動状態を示す概略図。 本発明の検知方法・装置が適用される異なる連続鋳造方法を示す概略側面図。 図9中のY−Y線の視覚に沿った断面図。
符号の説明
1…………鋳型
3,3′…サポートロール
4…………ロール本体(周面)
8…………ボルト頭
10………軸受
B…………非定常バルジング
C…………非接触式センサ
M…………連続鋳造片
w…………内部割れ

Claims (5)

  1. 鋳型から下方に降下する連続鋳造片の内部割れを検知するに際し、
    上記連続鋳造片の側面に接触して回転する複数のサポートロールにおける何れかのサポートロールの回転不良が生じたことを検出することにより、係る回転不良となった上記ロール付近における上記連続鋳造片の内部に非定常バルジングによる内部割れが生じたことを検知する、
    ことを特徴とする連続鋳造片の内部割れ検知方法。
  2. 前記サポートロールの回転不良は、当該ロールの軸受付近の破損により、係るサポートロールが前記連続鋳造片の側面から離れて非回転状態または非連続回転状態になることである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造片の内部割れ検知方法。
  3. 鋳型から下方に降下する連続鋳造片の内部割れを検知する装置であって、
    上記連続鋳造片の側面に接触して回転する複数のサポートローラにおける何れかのサポートロールの周面、当該ロールの軸受、あるいは係る軸受の一部の変位を検知する非接触式センサを設けた、
    ことを特徴とする連続鋳造片の内部割れ検知装置。
  4. 前記非接触式センサは、前記複数のサポートロールごとの全て、あるいは前記連続鋳造片の鋳造方向に沿って位置する上記複数のサポートロールのうち1本置きごとまたは複数本置きごとに配置されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の連続鋳造片の内部割れ検知装置。
  5. 前記非接触式センサは、磁気の検出または光の反射により、前記サポートロールの軸受付近におけるボルト頭などの突出部や出隅部分、あるいは上記サポートロールにおけるロール本体の周面の位置を検知するものである、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の連続鋳造片の内部割れ検知装置。
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