JP2005323268A - コンテンツ再生方法、コンテンツ再生装置、コンテンツ再生プログラム、および記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 同一のコンテンツを複数の端末で同一シーンを同時刻に再生する。
【解決手段】 同一のコンテンツを第1再生装置と第2再生装置で再生する場合に、前記第2再生装置の時計の時刻を、前記コンテンツ配信装置の時計の時刻、または前記第1再生装置の時計の時刻と同期するステップ1と、前記配信装置と前記第2再生装置との間での伝送遅延時間を算出するステップ2と、前記第1再生装置で再生されているフレームとその再生時刻の対応関係を示す時刻情報を取得するステップ3と、前記算出した伝送遅延時間および前記取得した時刻情報を用いて、前記第2再生装置から前記配信装置に要求した前記コンテンツが前記第2再生装置で再生される時刻に、前記第1再生装置では前記コンテンツのどのフレームが再生されているかを推定するステップ4と、前記推定した位置に基づいて、前記第2再生装置から前記配信装置にコンテンツの配信を要求するステップ5とを有する。
【選択図】 図4
【解決手段】 同一のコンテンツを第1再生装置と第2再生装置で再生する場合に、前記第2再生装置の時計の時刻を、前記コンテンツ配信装置の時計の時刻、または前記第1再生装置の時計の時刻と同期するステップ1と、前記配信装置と前記第2再生装置との間での伝送遅延時間を算出するステップ2と、前記第1再生装置で再生されているフレームとその再生時刻の対応関係を示す時刻情報を取得するステップ3と、前記算出した伝送遅延時間および前記取得した時刻情報を用いて、前記第2再生装置から前記配信装置に要求した前記コンテンツが前記第2再生装置で再生される時刻に、前記第1再生装置では前記コンテンツのどのフレームが再生されているかを推定するステップ4と、前記推定した位置に基づいて、前記第2再生装置から前記配信装置にコンテンツの配信を要求するステップ5とを有する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、コンテンツ再生方法、コンテンツ再生装置、コンテンツ再生プログラム、および記録媒体に関し、特に、複数の再生装置で同一のコンテンツを再生するときの再生方法および再生装置に適用して有効な技術に関するものである。
従来、インターネットやLAN等のネットワークを介して映像等のコンテンツを配信する方法がある。前記ネットワークを介したコンテンツの配信方法では、まず、エンドユーザの端末(コンテンツ視聴装置)からインターネットを介して前記コンテンツを配信しているコンテンツ配信装置(コンテンツサーバ)にアクセスする。そして、前記コンテンツ配信装置は、エンドユーザが望む映像や音声等のコンテンツを前記コンテンツ再生装置に対して送信(配信)する。そして、前記コンテンツを受信したコンテンツ再生装置は、前記受信したコンテンツ再生する。このとき、前記コンテンツが映像であれば、前記コンテンツは液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等の表示手段に表示される。
前記コンテンツは、一般に、データ容量が大きいので、たとえば、前記コンテンツ配信装置と前記コンテンツ再生装置を接続するネットワーク区間のトラフィックの状態や、前記エンドユーザの端末の処理能力によっては、受信したコンテンツを、本来のコンテンツ通りにスムーズに再生できないことがある。そこで近年、たとえば、ネットワークを介して配信された映像等のコンテンツを前記エンドユーザ側の端末で再生するときに、エンドユーザがネットワークの帯域や端末処理能力のことを考えずにコンテンツを取得し再生できる方法が提案されている(たとえば、特許文献1を参照。)。
また、前記コンテンツの配信方法を応用した技術として、たとえば、前記コンテンツ配信装置からあるエンドユーザの端末に配信するコンテンツ(情報)を、他のエンドユーザの端末にも同時に配信する電子会議システムが提案されている(たとえば、特許文献2を参照。)。
特開2003−150478号公報
特開2002−111663号公報
しかしながら、前記従来のコンテンツ再生方法では、たとえば、前記コンテンツ配信装置からエンドユーザの端末(コンテンツ視聴装置)へ前記コンテンツを伝送(配信)するときの伝送遅延時間を考慮して映像の送信や再生を行なっていない。そのため、複数の端末で同一のコンテンツを再生する場合、前記各端末でコンテンツを視聴するユーザが、同一シーンを同時刻に視聴することが厳密にはできていないという問題があった。この点について、第1端末と第2端末で同一コンテンツを再生する場合を考えてみる。このとき、例えば、前記コンテンツ配信装置から送信されたコンテンツのあるフレームF1が前記第1端末および第2端末で再生(表示)されるまでの遅延時間をそれぞれΔT1、ΔT2とする。そうすると、例えば、図6に示すように、時刻T0に前記コンテンツ配信装置から送信されたコンテンツのフレームF1は、前記第1端末では時刻T1に再生され、前記第2端末では時刻T2に再生される。そのため、前記コンテンツ配信装置と前記第1端末の間の遅延時間ΔT1と、前記コンテンツ配信装置と前記第2端末の間の遅延時間ΔT2が異なる場合、前記コンテンツのフレームF1が前記第1端末で再生される時刻T1と第2端末で再生される時刻T2に|ΔT2−ΔT1|の差が生じる。そのため、例えば、前記コンテンツ配信装置と前記第1端末の間の地理的な距離と、前記コンテンツ配信装置と前記第2端末の間の地理的な距離の差が大きい場合のように、遅延時間の差が大きい場合、前記第1端末のユーザと前記第2端末のユーザが、前記コンテンツの同一シーン(フレーム)を同時刻に視聴できないことがある。
このようなことから、従来のコンテンツ再生方法では、複数のユーザが、前記各ユーザの端末で同じ映像コンテンツを視聴しながらコミュニケーションを行う場合に、たとえば、前記映像コンテンツにシーンの切り替わり早い部分があると、あるユーザが前記映像コンテンツ上のあるシーンに関する発言をしたときに、その発言がどのシーンに対する発言なのか等がわからなくなる場合があるといった問題があった。
本発明の目的は、同一のコンテンツを複数の端末(コンテンツ再生装置)で同時に再生するときに、各端末で前記コンテンツの同一シーンを同時刻に再生することが可能なコンテンツ再生方法およびコンテンツ再生装置を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
本願において開示される発明の概略を説明すれば、以下の通りである。
(1) ネットワーク上のあるコンテンツ再生装置(以下、第1再生装置という)で再生されているコンテンツと同一のコンテンツを他のコンテンツ再生装置(以下、第2再生装置という)で再生するコンテンツ再生方法であって、前記第2再生装置が備える時計の時刻を、前記コンテンツを配信している装置(以下、配信装置という)が備える時計の時刻、または前記第1再生装置が備える時計の時刻と同期するステップ1と、前記配信装置と前記第2再生装置との間での伝送遅延時間を算出するステップ2と、前記第1再生装置で再生されているコンテンツのあるフレームと前記フレームが前記第1再生装置で再生された時刻の対応関係を示す時刻情報を取得するステップ3と、前記算出した伝送遅延時間および前記取得した時刻情報を用いて、前記第2再生装置から前記配信装置に要求した前記コンテンツが前記第2再生装置で再生される時刻に、前記第1再生装置では前記コンテンツのどのフレームが再生されているかを推定するステップ4と、前記推定したフレーム位置に基づいて、前記第2再生装置から前記配信装置にコンテンツの配信を要求するステップ5とを有するコンテンツ再生方法である。
(2) ネットワーク上のコンテンツ配信装置からコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、前記コンテンツ受信手段で受信したコンテンツを出力するコンテンツ出力手段とを備えるコンテンツ再生装置であって、前記コンテンツ受信手段は、時計と、前記時計の時刻を、前記コンテンツ配信装置の時計の時刻、または前記受信するコンテンツと同一のコンテンツを受信し、再生している他のコンテンツ再生装置の時計の時刻と同期させる時刻同期手段と、前記コンテンツ配信装置との間の伝送遅延時間を算出する伝送遅延時間算出手段と、前記他のコンテンツ再生装置で再生されているコンテンツのあるフレームと前記フレームが前記第1再生装置で再生された時刻の対応関係を示す時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、前記伝送遅延時間算出手段で算出した伝送遅延時間および前記時刻情報取得手段で取得した時刻情報を用いて、前記配信装置に要求した前記コンテンツが前記第2再生装置で再生される時刻に、前記第1再生装置では前記コンテンツのどのフレームが再生されているかを推定し、前記推定したフレーム位置に基づいて前記コンテンツの配信を要求するフレーム位置推定/コンテンツ要求手段とを備えるコンテンツ再生装置である。
本発明のコンテンツ再生方法は、前記(1)に記載したように、前記第2再生装置が前記配信装置にコンテンツを要求するときに、前記配信装置から受信したコンテンツを再生する時刻に、前記第1再生装置では前記コンテンツのどのフレームを再生しているかを推定し、その推定結果を考慮して要求する。このとき、前記第2再生装置は、たとえば、前記推定したフレーム位置からの配信を前記配信装置に要求する。このようにすると、前記第2再生装置でコンテンツの再生を開始する時刻に、前記第1再生装置で再生されているフレームと同一のフレームが再生される。そのため、前記第1再生装置と第2再生装置で、同一コンテンツの同一フレームを同時刻に再生することができる。すなわち、本発明のコンテンツ再生方法によれば、前記第1再生装置で前記コンテンツを視聴するエンドユーザと、前記第2再生装置で前記コンテンツを視聴するエンドユーザは、前記同一コンテンツの同一フレームを同時刻に視聴することができる。
また、前記(1)のコンテンツ再生方法では、前記ステップ4において、前記第2再生装置でコンテンツを受信してから再生するまでの表示遅延時間を考慮していない。そのため、あるフレームが前記第1再生装置で再生される時刻と前記第2再生装置で再生される時刻の間に前記表示遅延時間分のずれが生じる。一般に、前記表示遅延時間は前記伝送遅延時間に比べて短いので、前記表示遅延時間を考慮していなくても、前記第1再生装置と前記第2再生装置で同一フレームが同時刻に再生されているとみなすことができる。しかしながら、前記ステップ4でフレーム位置を推定するときに、前記第2再生装置の表示遅延時間を考慮することで、前記表示遅延時間分のずれをなくし、厳密に同時刻に再生することができる。
前記第2再生装置の表示遅延時間を考慮する場合、前記(1)のコンテンツ再生方法において、たとえば、前記ステップ5の後、前記第2再生装置で前記コンテンツを受信してから再生されるまでの表示遅延時間を算出するステップ6の処理を行えばよい。そして、次回、前記第1再生装置と同一のコンテンツを再生するときに、前記ステップ4で、前記算出した伝送遅延時間および前記算出した表示遅延時間、ならびに前記取得した時刻情報を用いて前記フレーム位置を推定すれば、前記第2再生装置の表示遅延時間分のずれがなく、厳密に同時刻に再生することができる。
また、前記第1再生装置と前記第2再生装置の処理性能が同等であれば、前述のような方法に限らず、たとえば、前記ステップ3において、前記時刻情報に加え、前記第1再生装置で前記コンテンツを受信してから再生されるまでの表示遅延時間を取得してもよい。そして、前記ステップ4で、前記算出した伝送遅延時間および前記取得した時刻情報、ならびに前記取得した表示遅延時間を用いて前記フレーム位置を推定すすれば、前記第2再生装置の表示遅延時間分のずれがなく、厳密に同時刻に再生することができる。
また、前記(1)のようなコンテンツ再生方法を実現する場合、前記コンテンツ再生装置のコンテンツ受信手段を、たとえば、前記(2)に示したような構成にすればよい。そして、前記コンテンツ受信手段の各手段を用いて、前記(1)に示したような処理を行えば、複数のコンテンツ再生装置で、同一のコンテンツの同一フレームを同時刻に再生することができる。
またこのとき、前記コンテンツ再生装置のコンテンツ受信手段には、コンピュータを用いることもできる。この場合、前記(1)のようなコンテンツ再生方法の各ステップの処理をコンピュータに実行させるコンテンツ再生プログラムを作成し、前記コンテンツ受信手段(コンピュータ)に実行させればよい。
以下、本発明について、図面を参照して実施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは、同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは、同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本発明のコンテンツ再生方法では、あるエンドユーザが端末(以下、第1コンテンツ再生装置という)で視聴しているコンテンツを、他のエンドユーザの端末(以下、第2コンテンツ再生装置)で視聴するときに、前記第1コンテンツ再生装置と前記第2コンテンツ再生装置で前記コンテンツの同一シーンを同時刻に視聴できるようにする再生方法である。このとき、前記第2コンテンツ再生装置は、前記コンテンツ配信装置に要求したコンテンツの再生(表示)が開始される時刻に、前記第1コンテンツ再生装置では前記コンテンツのどのシーン(フレーム)を再生しているか推定し、その推定結果に基づいてコンテンツを要求する。このようにすることで、前記第2コンテンツ再生装置は、前記第1コンテンツ再生装置と同じシーン(フレーム)を同時刻に再生することができる。
図1および図2は、本発明による一実施例のコンテンツ再生装置の概略構成を示す模式図であり、図1はコンテンツの再生方法を示すネットワーク構成を示す図、図2はコンテンツ再生装置の構成例を示す図である。
図1において、1(1A,1B,1C)はコンテンツ再生装置、2はネットワーク、3(3A,3B,3C)はコンテンツ配信装置である。また、図2において、101は入力手段、102はコンテンツ受信手段、102Aは時計、102Bは時刻同期手段、102Cは伝送遅延時間算出手段、102Dは遅延時間保持手段、102Eは時刻情報取得手段、102Fはフレーム位置推定/コンテンツ要求手段、102Gはパケット送受信手段、301は時計、302は時刻同期手段、303はコンテンツ蓄積手段、304はコンテンツ送信手段、305はパケット送受信手段である。
図1において、1(1A,1B,1C)はコンテンツ再生装置、2はネットワーク、3(3A,3B,3C)はコンテンツ配信装置である。また、図2において、101は入力手段、102はコンテンツ受信手段、102Aは時計、102Bは時刻同期手段、102Cは伝送遅延時間算出手段、102Dは遅延時間保持手段、102Eは時刻情報取得手段、102Fはフレーム位置推定/コンテンツ要求手段、102Gはパケット送受信手段、301は時計、302は時刻同期手段、303はコンテンツ蓄積手段、304はコンテンツ送信手段、305はパケット送受信手段である。
本実施例のコンテンツ再生装置1は、例えば、図1に示すように、インターネット等のネットワーク2を介して接続されたコンテンツ配信装置3から配信(送信)されるコンテンツを受信し、再生する装置である。このとき、たとえば、前記コンテンツ再生装置1Bは、前記コンテンツ配信装置3Aがあるコンテンツ再生装置1Aに対して配信しているコンテンツと同一のコンテンツを前記コンテンツ配信装置3Aから受信し、再生することができる装置であるとする。そして、前記各コンテンツ配信装置3A,3B,3Cは、たとえば、あるコンテンツ再生装置1Aに配信しているコンテンツを、他のコンテンツ再生装置1B,1Cにも同時に配信することができるとする。
このとき、前記コンテンツ再生装置1(1A)は、図2に示すように、ユーザがコンテンツの視聴を要求する入力手段101と、前記入力手段101からの入力に応じてコンテンツを取得するコンテンツ取得手段102と、前記コンテンツ取得手段102で取得したコンテンツを出力(再生)するコンテンツ出力手段103とを備える。
また、前記コンテンツ取得手段102は、時計102Aと、前記時計102Aの時刻を前記コンテンツ配信装置3または要求するコンテンツの配信を受けている他のコンテンツ再生装置1と時刻を同期する時刻同期手段102Bと、前記コンテンツ配信装置3から配信されたコンテンツを受信するまでの伝送遅延時間を算出する伝送遅延時間算出手段102Cと、前記伝送遅延時間および前記受信したコンテンツを前記コンテンツ出力手段103に出力するまでの表示遅延時間を保持する遅延時間保持手段102Dと、他のコンテンツ再生装置1で出力(表示)されているコンテンツのあるシーン(フレーム)とそのシーンが表示された時刻の対応関係(以下、時刻情報という)を取得する時刻情報取得手段102Eと、前記遅延時間保持手段102Dで保持する遅延時間および前記時刻情報取得手段102Eで取得した時刻情報に基づいて、前記コンテンツ配信装置3に要求したコンテンツが前記コンテンツ出力手段103で出力される時刻に、前記他のコンテンツ再生装置1で出力(表示)されているシーン(フレーム)を推定し、その推定結果に基づいて前記コンテンツ配信装置3にコンテンツを要求するフレーム位置推定/コンテンツ要求手段102Fと、前記コンテンツ配信装置3および他のコンテンツ再生装置1との間でパケットの送受信を行うパケット送受信手段102Gとを備える。
また、前記コンテンツ配信装置3は、例えば、図2に示すように、時計301と、前記時計301の時刻をコンテンツ再生装置1の時計と同期させる時刻同期手段302と、コンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積手段303と、前記コンテンツ蓄積手段303に蓄積されているコンテンツを前記コンテンツ再生装置1に対して送信(配信)するコンテンツ送信手段304と、前記コンテンツ再生装置1との間でパケットの送受信を行うパケット送受信手段305とを備える。
なお、図2では、前記コンテンツ再生装置1Aの具体的な構成例のみを示しているが、本実施例では、他のコンテンツ再生装置1B,1Cも、前記コンテンツ再生装置1Aと同様の構成であるとする。
以下、本実施例のコンテンツ再生装置1を用いたコンテンツの再生方法について説明する。また、以下の説明では、すでにコンテンツの配信を受けている再生装置を第1再生装置1Aといい、前記第1再生装置1Aと同一のコンテンツを配信を受ける再生装置を第2再生装置1Bということにする。また、前記第1再生装置1Aおよび前記第2再生装置1Bはともに、図2に示したような構成の装置であるとする。
図3および図4は、本実施例のコンテンツ再生装置を用いたコンテンツの再生方法を説明するための模式図であり、図3は第1再生装置がコンテンツの再生を開始するまでのシーケンス図、図4は第2再生装置が第1再生装置と同一のコンテンツの再生を開始するまでのシーケンス図である。
本実施例のコンテンツ再生装置を用いたコンテンツの再生方法は、例えば、前記第1再生装置1Aが前記コンテンツ配信装置3から受信し、再生しているコンテンツと同一のコンテンツを、他の第2再生装置1Bでも受信し、再生するときに適用される再生方法である。そこでまず、前記第1再生装置1Aでコンテンツを受信し、再生を開始するまでの手順について説明する。
前記第1再生装置1Aでコンテンツを再生するときには、まず、たとえば、前記第1再生装置1Aのユーザが前記第1再生装置1Aの入力手段101を用いて、要求するコンテンツの種類等を入力する。前記入力手段101から入力された情報は前記コンテンツ受信手段102の前記フレーム位置推定/コンテンツ要求手段(以下、要求手段という)102Fに渡される。前記要求手段102Fは、前記入力手段101から入力された情報を受け取ると、前記時刻同期手段102Bを用いて、図3に示すように、前記第1再生装置1Aの時計102Aの時刻を前記コンテンツ配信装置3の時計302の時刻と同期させる。前記時刻の同期は、たとえば、前記第1再生装置1Aの時刻同期手段102Bと前記配信装置3の時刻同期手段302との間でのNTP(Network Time Protocol)に準拠した通信で行う。なお、前記時刻の同期は、前記NTPに準拠した通信に限らず、他の方法で行ってもよい。また、前記時刻同期手段102Bは、時刻の同期が完了したら、たとえば、完了通知を前記要求手段102Fに通知する。
前記第1再生装置1Aは、時刻の同期が完了したら、次に、図3に示したように、前記コンテンツの伝送時間を測定するための伝送時間測定用パケットを前記配信装置3に送信する。このとき、前記要求手段102Fは、前記時刻同期手段102Bからの完了通知を受け取るのを契機に、前記伝送遅延時間算出手段102Cに対して、伝送遅延時間の算出を命令する。その命令を受け取った伝送遅延時間算出手段102Cは、前記配信装置3に対して前記伝送時間測定用パケットを送信する。また、前記配信装置3は、前記伝送時間測定用パケットを受信したら、遅延時間測定用パケットを前記第1再生装置1Aに返信する。
前記第1再生装置1Aは、前記遅延時間測定用パケットを受信したら、図3に示したように、前記配信装置3と前記第1再生装置1Aの間の伝送遅延時間を算出する。このとき、受信した前記遅延時間測定用パケットは前記伝送遅延時間算出手段102Cに渡される。そして、前記伝送遅延時間算出手段102Cでは、たとえば、前記伝送時間測定用パケットを送信した時刻と前記遅延時間測定用パケットを受信した時刻から前記伝送遅延時間を算出する。また、算出した前記伝送遅延時間は、前記遅延時間保持手段102Dに渡して保持する。また、前記伝送遅延時間算出手段102Cは、前記伝送遅延時間を算出し、前記遅延時間保持手段102Dに保持させたら、そのことを前記要求手段102Fに通知する。
前記第1再生装置1Aは、前記伝送遅延時間を保持したら、図3に示したように、コンテンツの配信要求を前記配信装置3に送信する。そして、前記配信装置3は、前記コンテンツの配信要求を受信したら、前記配信要求にしたがい、指定されたコンテンツを前記第1再生装置1Aに送信する。
前記第1再生装置1Aは、前記配信装置3からのコンテンツを受信したら、図3に示したように、受信したコンテンツを前記コンテンツ出力手段103に出力し、再生を開始する。このとき、前記コンテンツが映像であれば、前記コンテンツを、たとえば、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等の表示手段に表示する。またこのとき、前記第1再生装置1Aは、図3に示したように、たとえば、前記コンテンツを受信した時刻と前記コンテンツを出力手段に出力(表示)した時刻の差から表示遅延時間を算出し、前記遅延時間保持手段102Dで保持する。前記表示遅延時間の算出は、前記要求手段102Fあるいは前記伝送遅延時間算出手段102Cのどちらかで行ってもよいし、他の表示遅延時間算出手段(図示しない)を設け、そこで算出してもよい。
その後、前記第1再生装置1Aは、前記配信装置3から配信される前記コンテンツの受信および再生を続ける。
次に、前記第1再生装置1Aが前記配信装置3から配信される前記コンテンツを受信し、再生している時に、前記第2再生装置1Bのエンドユーザが、前記第1再生装置1Aで再生しているコンテンツと同一のコンテンツを視聴する場合の手順について説明する。このとき、前記第2再生装置1Bのエンドユーザは、まず、前記第2再生装置1Bの入力手段101を用いて、要求するコンテンツの種類や、同一シーンを同一時刻に再生させたい再生装置(第1再生装置1A)の情報を入力する。前記入力手段101から入力された情報は前記第2再生装置1Bの要求手段102Fに渡される。前記要求手段102Fは、前記入力手段101から入力された情報を受け取ると、前記時刻同期手段102Bを用いて、図4に示すように、前記第2再生装置1Bの時計102Aの時刻を前記コンテンツ配信装置3の時計301の時刻と同期させる。前記時刻の同期は、たとえば、前記第2再生装置1Bの時刻同期手段102Bと前記配信装置3の時刻同期手段302との間でのNTP(Network Time Protocol)に準拠した通信で行う。なお、前記時刻の同期は、前記NTPに準拠した通信に限らず、他の方法で行ってもよい。また、前記第2再生装置1Bの時刻同期手段102Bは、時刻の同期が完了したら、完了通知を前記要求手段102Fに通知する。
前記第2再生装置1Bは、時刻の同期が完了したら、次に、図4に示したように、前記コンテンツの伝送時間を測定するための伝送時間測定用パケットを前記配信装置3に送信する。このとき、前記要求手段102Fは、前記時刻同期手段102Bからの完了通知を受け取るのを契機に、前記伝送遅延時間算出手段102Cに対して、伝送遅延時間の算出を命令する。その命令を受け取った伝送遅延時間算出手段102Cは、前記配信装置3に対して前記伝送時間測定用パケットを送信する。また、前記配信装置3は、前記伝送時間測定用パケットを受信したら、遅延時間測定用パケットを前記第2再生装置1Bに返信する。
前記第2再生装置1Bは、前記遅延時間測定用パケットを受信したら、図4に示したように、前記配信装置3と前記第2再生装置1Bの間の伝送遅延時間を算出する。このとき、受信した前記遅延時間測定用パケットは前記伝送遅延時間算出手段102Cに渡される。そして、前記伝送遅延時間算出手段102Cでは、たとえば、前記伝送時間測定用パケットを送信した時刻と前記遅延時間測定用パケットを受信した時刻から前記伝送遅延時間を算出する。また、算出した前記伝送遅延時間は、前記遅延時間保持手段102Dに渡して保持する。また、前記伝送遅延時間算出手段102Cは、前記伝送遅延時間を算出し、前記遅延時間保持手段102Dに保持させたら、そのことを前記要求手段102Fに通知する。
前記第2再生装置1Bは、前記伝送遅延時間を保持したら、図4に示したように、前記第1受信装置1Aで再生しているコンテンツの時刻情報の取得要求を前記第1受信装置1Aに送信する。このとき、前記要求手段102Fは、前記伝送遅延時間算出手段102Cからの通知を受け取るのを契機に、前記時刻情報取得手段102Eに対して時刻情報の取得を命令する。またこのとき、取得する前記時刻情報は、たとえば、前記コンテンツのある部分(フレーム)が前記第1再生装置1Aの出力手段103に出力(再生)された時刻を示す情報であるとする。そのため、前記第1再生装置1Aは、前記時刻情報の取得要求を受信したら、たとえば、受信した時刻に前記コンテンツのどの部分(フレーム)を再生していたかを示す時刻情報を前記第2受信装置1Bに送信する。また、前記第2再生装置1Bは、受信した時刻情報を前記時刻情報取得手段102Eを介して前記要求手段102Fに渡す。
前記第2再生装置1Bは、前記時刻情報を受信したら、図4に示したように、前記配信装置3に要求したコンテンツを受信し、再生する時刻に、前記第1再生装置1Aで再生されているフレーム位置を推定する。このとき、前記要求手段102Fは、前記時刻情報取得手段102Eから時刻情報を受け取ることを契機に、まず、前記時計102Aから現在の時刻を読み出し、現在の時刻に前記第1再生装置1Aで再生されているフレームの位置を求める。そして、前記遅延時間保持手段102Dから伝送遅延時間を読み出し、前記配信装置3に要求したコンテンツの再生が開始される時刻に前記第1再生装置1Aで再生されているフレームの位置を推定する。
こうして、前記第2再生装置1Bで要求したコンテンツの再生が開始される時刻に前記第1再生装置1Aで再生されているフレームの位置を推定したら、図4に示したように、そのフレーム位置を考慮して、前記配信装置3に対してコンテンツの配信を要求する。このとき、前記要求手段102Fは、たとえば、前記推定したフレーム位置から前記コンテンツを配信するように、前記配信装置3に対して要求する。そして、前記配信装置3は、前記第2再生装置1Bからの配信要求で指定されたフレームから前記コンテンツを前記第2再生装置1Bに対して送信する。
前記第2再生装置1Bは、前記配信装置3から配信(送信)されたコンテンツを受信したら、図4に示すように、受信したコンテンツを前記コンテンツ出力手段103で出力(再生)する。このとき、前記要求手段102Fは、たとえば、受信したコンテンツを復号(デコード)して、液晶ディスプレイ等の表示手段に表示する。また、前記要求手段102Fは、前記コンテンツを受信した時刻と、前記出力手段103に出力された時刻から、前記第2再生装置1Bにおける表示遅延時間を算出し、前記遅延時間保持手段102Dに保持させる。前記表示遅延時間の算出は、前記要求手段102Fあるいは前記伝送遅延時間算出手段102Cのどちらかで行ってもよいし、他の表示遅延時間算出手段(図示しない)を設け、そこで算出してもよい。
図5は、本実施例のコンテンツ再生装置の作用効果を説明するための模式図である。
本実施例1のコンテンツ再生装置を用いた再生方法では、前記第1再生装置1Aが受信し再生しているコンテンツを前記第2再生装置1Bでも受信し再生するときに、前記第2再生装置1Bは、前記第1再生装置1Aから取得した時刻情報および前記第2再生装置1Bの遅延時間に基づいて、前記第2再生装置1Bで前記コンテンツの再生を開始する時刻に前記第1再生装置1Aでは前記コンテンツのどの部分が再生されているかを推定する。本実施例では、前記第2再生装置1Bで算出した遅延時間が、2フレーム分に相当する時間であったとする。そして、前記第2再生装置1Bは、たとえば、図5に示すように、前記第1再生装置1Aからの時刻情報として、時刻t0に前記コンテンツのフレームF4を再生していたという情報を取得したとする。
このとき、前記第2再生装置1Bの要求手段102Fから前記配信装置3にコンテンツを要求する時刻がt1だとすると、前記要求手段102Fは、前記第1再生装置1Aからの時刻情報と前記時計102Aの時刻t1から、前記時刻t1に前記第1再生装置1Aで再生されているフレームの位置がわかる。本実施例では、たとえば、図5に示したように、前記時刻t1に前記第1再生装置1AではフレームF6を再生していることがわかったとする。そしてさらに、前記要求手段102Fでは、前記伝送遅延時間から、時刻t1に前記配信装置3にコンテンツを要求した場合、前記コンテンツの再生が開始されるのは時刻t2であることがわかる。そのため、前記要求手段102Fは、図5に示したように、前記時刻t2に前記第1再生装置1Aで再生されているフレームを推定する。本実施例では、前記第2再生装置1Bの伝送遅延時間が2フレーム分としているので、前記時刻t1と時刻t2の時間間隔は2フレーム分に相当する時間である。そのため、前記第2再生装置1Bの要求手段102Fは、図5に示すように、前記時刻t2に前記第1再生装置1AではフレームF8が再生されていると推定することができる。そのため、時刻t1に、前記第2再生装置1Bから前記配信装置3に対して、たとえば、前記コンテンツのフレームF8からの配信を要求すれば、前記第2再生装置1Bでは、時刻t2に前記コンテンツのフレームF8からの再生が開始する。またこのとき、前記第1再生装置1Aは、図5に示したように、時刻t2にはフレームF8が再生されるように前記コンテンツを配信されている。そのため、前記第2再生装置1Bは、前記第1再生装置1Aと同一コンテンツの同一フレームを同時刻に再生することができる。
なお、前述のように、前記配信装置3と前記第2再生装置1Bの間の伝送遅延時間のみを考慮してフレーム位置を推定した場合、前記第2再生装置1Bでコンテンツを受信してから前記出力手段103に出力(表示)されるまでの表示遅延時間の分だけ、たとえば、前記第2視聴時間1Bの出力手段103でフレームF8が再生される時間が遅れる。しかしながら、前記表示遅延時間は、一般に、数msから十数msで前記伝送遅延時間に比べて小さい。そのため、同一フレームをほぼ同時刻に表示しているとみなすことができる。また、前述のように、前記第2再生装置1Bでコンテンツの再生を開始した後、図4に示したように、前記第2再生装置1Bでの表示遅延時間を算出し、保持していれば、次回、前記フレーム位置を推定する段階で、前記伝送遅延時間および前記表示遅延時間を用いてフレーム位置を推定することができるので、同一フレームを厳密に同時刻に表示することができるようになる。
以上説明したように、本実施例のコンテンツ再生装置を用いた再生方法によれば、第1再生装置1Aで再生しているコンテンツと同一のコンテンツを第2再生装置1Bで再生する場合に、前記第1再生装置と前記第2再生装置で、同一シーンを同時刻に再生することができる。そのため、例えば、IP網を用いた遠隔地での通信などネットワーク的に距離が遠い場合も、複数の再生装置間で同一コンテンツの同一シーンを同時刻に再生することができる。
また、前記第1再生装置1Aのフレーム位置を推定し、コンテンツ配信装置3にコンテンツを要求することで、たとえば、前記第2再生装置1Bでのパケット廃棄の処理負荷を減らしたり、バッファ量を削減したりすることもできる。
また、本実施例では、前記第2再生装置1Bの時計102Aの時刻を前記配信装置3の時計301の時刻と同期させたが、これに限らず、前記第1再生装置1Aの時計102Aの時刻と同期させてもよい。
また、前記第2再生装置1Bの性能が、前記第1再生装置1Aの性能と同等であり、前記第2再生装置1Bの表示遅延時間が前記第1再生装置1Aの表示遅延時間と同じであるならば、前記第1再生装置1Aから時刻情報を取得する際に、前記第1再生装置1Aの表示遅延時間を取得してもよい。この場合、前記フレーム位置を推定する際に、算出した伝送遅延時間と取得した表示遅延時間から、前記第2再生装置1Bで要求したコンテンツの再生が開始される時刻を求め、その時刻での前記第1再生装置1Aのフレーム位置を推定することができ、同一フレームを同時刻に表示することができる。
また、本実施例では、2つの再生装置で同一コンテンツを再生する場合の再生方法について説明したが、これに限らず、3つ以上の再生装置で同一コンテンツを再生する場合にも、前記第2再生装置と同様の手順でコンテンツの配信を要求することで、全ての再生装置で同一コンテンツの同一シーンを同時刻に再生することができる。
以上、本発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることはもちろんである。
例えば、本発明の再生装置は、コンピュータとプログラムによっても実現することができる。その場合、前記再生装置のコンテンツ受信手段をコンピュータとし、前記出力手段を液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等の表示装置とする。そして、前記プログラムは、たとえば、前記配信装置または他のコンピュータと時刻を同期させるステップ、伝送遅延時間を算出させるステップ、他の再生装置で再生されているコンテンツの時刻情報を取得させるステップ、要求したコンテンツを前記表示装置で表示する時刻に他の再生装置で再生されているフレーム位置を推定させるステップ、推定した結果に基づいてコンテンツを要求させるステップと、受信したコンテンツを前記表示装置に表示させるステップとを前記コンピュータに実行させるようなプログラムとすればよい。
また、前記プログラムは、たとえば、磁気的、電気的、あるいは光学的な記録媒体に、前記コンピュータが読み取り可能な状態で記録して提供することもできるし、インターネット等のネットワークを介して提供することもできる。
1…コンテンツ再生装置
101…入力手段
102…コンテンツ受信手段
102A…時計
102B…時刻同期手段
102C…伝送遅延時間算出手段
102D…遅延時間保持手段
102E…時刻情報取得手段
102F…フレーム位置推定/コンテンツ要求手段(要求手段)
102G…パケット送受信手段
103…コンテンツ出力手段
1A…第1再生装置
1B…第2再生装置
2…ネットワーク
3…コンテンツ配信装置(配信装置)
301…時計
302…時刻同期手段
303…コンテンツ蓄積手段
304…コンテンツ送信手段
305…パケット送受信手段
101…入力手段
102…コンテンツ受信手段
102A…時計
102B…時刻同期手段
102C…伝送遅延時間算出手段
102D…遅延時間保持手段
102E…時刻情報取得手段
102F…フレーム位置推定/コンテンツ要求手段(要求手段)
102G…パケット送受信手段
103…コンテンツ出力手段
1A…第1再生装置
1B…第2再生装置
2…ネットワーク
3…コンテンツ配信装置(配信装置)
301…時計
302…時刻同期手段
303…コンテンツ蓄積手段
304…コンテンツ送信手段
305…パケット送受信手段
Claims (8)
- ネットワーク上のあるコンテンツ再生装置(以下、第1再生装置という)で再生されているコンテンツと同一のコンテンツを他のコンテンツ再生装置(以下、第2再生装置という)で再生するコンテンツ再生方法であって、
前記第2再生装置が備える時計の時刻を、前記コンテンツを配信している装置(以下、配信装置という)が備える時計の時刻、または前記第1再生装置が備える時計の時刻と同期するステップ1と、
前記配信装置と前記第2再生装置との間での伝送遅延時間を算出するステップ2と、
前記第1再生装置で再生されているコンテンツのあるフレームと前記フレームが前記第1再生装置で再生された時刻の対応関係を示す時刻情報を取得するステップ3と、
前記算出した伝送遅延時間および前記取得した時刻情報を用いて、前記第2再生装置から前記配信装置に要求した前記コンテンツが前記第2再生装置で再生される時刻に、前記第1再生装置では前記コンテンツのどのフレームが再生されているかを推定するステップ4と、
前記推定したフレーム位置に基づいて、前記第2再生装置から前記配信装置にコンテンツの配信を要求するステップ5とを有することを特徴とするコンテンツ再生方法。 - 前記ステップ5の後、前記第2再生装置で前記コンテンツを受信してから再生されるまでの表示遅延時間を算出するステップ6を有し、
前記ステップ4は、前記算出した伝送遅延時間および前記算出した表示遅延時間、ならびに前記取得した時刻情報を用いて推定することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生方法。 - 前記ステップ3は、前記時刻情報に加え、前記第1再生装置で前記コンテンツを受信してから再生されるまでの表示遅延時間を取得し、
前記ステップ4は、前記算出した伝送遅延時間および前記取得した時刻情報、ならびに前記取得した表示遅延時間を用いて推定することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生方法。 - ネットワーク上のコンテンツ配信装置からコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、前記コンテンツ受信手段で受信したコンテンツを出力するコンテンツ出力手段とを備えるコンテンツ再生装置であって、
前記コンテンツ受信手段は、時計と、前記時計の時刻を、前記コンテンツ配信装置の時計の時刻、または前記受信するコンテンツと同一のコンテンツを受信し、再生している他のコンテンツ再生装置の時計の時刻と同期させる時刻同期手段と、
前記コンテンツ配信装置との間の伝送遅延時間を算出する伝送遅延時間算出手段と、
前記他のコンテンツ再生装置で再生されているコンテンツのあるフレームと前記フレームが前記第1再生装置で再生された時刻の対応関係を示す時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
前記伝送遅延時間算出手段で算出した伝送遅延時間および前記時刻情報取得手段で取得した時刻情報を用いて、前記配信装置に要求した前記コンテンツが前記第2再生装置で再生される時刻に、前記第1再生装置では前記コンテンツのどのフレームが再生されているかを推定し、前記推定したフレーム位置に基づいて前記コンテンツの配信を要求するフレーム位置推定/コンテンツ要求手段とを備えることを特徴とするコンテンツ再生装置。 - 前記コンテンツ受信手段は、前記各手段に加え、前記要求したコンテンツを受信してから前記コンテンツ出力手段に出力するまでの表示遅延時間を算出する表示遅延時間算出手段を備え、
前記フレーム位置推定/コンテンツ要求手段は、前記伝送遅延時間算出手段で算出した伝送遅延時間および前記表示遅延時間算出手段で算出した表示遅延時間、ならびに前記時刻情報取得手段で取得した時刻情報を用いて、前記フレーム位置を推定することを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ再生装置。 - 前記コンテンツ受信手段は、前記各手段に加え、前記他のコンテンツ再生装置で前記コンテンツを受信してから再生されるまでの表示遅延時間を取得する表示遅延時間取得手段を備え、
前記フレーム位置推定/コンテンツ要求手段は、前記伝送遅延時間算出手段で算出した伝送遅延時間および前記表示遅延時間取得手段で取得した表示遅延時間、ならびに前記時刻情報取得手段で取得した時刻情報を用いて、前記フレーム位置を推定することを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ再生装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の各ステップの処理をコンピュータに実行させるコンテンツ再生プログラム。
- 請求項7に記載のコンテンツ再生プログラムが、コンピュータによる読み取りが可能な状態で記録された記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004141091A JP2005323268A (ja) | 2004-05-11 | 2004-05-11 | コンテンツ再生方法、コンテンツ再生装置、コンテンツ再生プログラム、および記録媒体 |
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Publications (1)
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ID=35470182
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- 2004-05-11 JP JP2004141091A patent/JP2005323268A/ja active Pending
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