JP2005323238A - 通信装置およびその監視方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】IP−PBX等の通信装置に接続されるIP電話機等の端末装置の通信を監視するに際し、その通信経路に応じた監視条件を自動的に設定可能とすることで、故障の早期検出が可能な通信装置およびその監視方法を提供する。
【解決手段】交換機1は、複数のLAN−I/F部10と通信制御部14とを備え、通信制御部14は、このLAN−I/F部10から供給される電源で動作するIP電話機2,3がLAN−I/F部10に直接接続されているか否かを検出する。そして、通信制御部14は、LAN−I/F部10から供給される電源で動作するIP電話機2,3であれば、IP電話機2,3に対する監視を第1の条件で行い、それ以外であれば第2の条件で行うことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、端末装置とケーブルを介して通信を行うとともに、このケーブルを介して端末装置に電源を供給することができる通信装置およびその監視方法に関する。
近年、ネットワークのIP(Internet Protocol)化に伴い、構内の交換機システムも専用のボタン電話機などの他、LANなどに接続されるIP電話機を内線電話機とするIP−PBXとよばれるものが出現している。IP−PBX(Private Branch Exchange)は、LAN(Local Area Network)に接続するためのインタフェースを有し、このインタフェースを介してIP電話機との通信を行うことができる。
このようなIP−PBXは、IP電話機への発着信などの呼制御を迅速に行う必要がある。そのため、IP電話機と通信できるか否かの監視を定期的に行う。このような監視は、通常、IP−PBXからIP電話機への通信状態をチェックするための制御信号を送信し、IP電話機からIP−PBXに制御信号に対する応答を送信することによって行われている(例えば、特許文献1)。
ここで、IP電話機は、IP−PBXに直接接続される場合や、ネットワーク中継装置であるハブやルータなどを介してIP−PBXに接続される場合など、その接続形態は様々である。ところで、ネットワーク中継装置では信号の入出力のための処理が行われるため、その処理による遅延時間が生じる。特に、中継装置を複数介してIP電話機がIP−PBXに接続されることになると、その処理による遅延時間は大きなものとなる。
そのため、IP電話機と通信できるか否かの監視は、この中継装置の遅延を考慮した間隔で行われている。
特開2002−335327号公報
上述したように、交換機に接続されるIP電話機の監視は、通信経路、すなわちネットワーク中継装置の遅延時間等を考慮しているので、IP−PBXに直接接続されたIP電話機の監視時間に最適な値より長い時間としている。従って、IP−PBXに直接接続されたIP電話機が故障のために応答しない場合でも、応答の監視時間が長いため故障の検出が遅れる。このため、復旧のための処理が遅れたり、警告などのメッセージをリアルタイムにIP電話機へ送信したりすることができない。
そこで本発明は、IP−PBX等の通信装置に接続されるIP電話機等の端末装置の通信を監視するに際し、その通信経路に応じた監視条件を自動的に設定可能とすることで、故障の早期検出が可能な通信装置およびその監視方法を提供することを目的とする。
本発明は、複数の入出力ポートと、複数の入出力ポートにそれぞれ電源を供給する電源部と、電源部から供給される電源で動作する端末装置が前記入出力ポートに直接接続されているか否かを検出する検出手段と、電源部から供給される電源で動作し、かつ前記入出力ポートに直接接続されている端末装置に対する監視を第1の条件で行い、それ以外の端末装置に対する監視を第2の条件で行う制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、通信装置に接続される端末装置の通信経路に応じた監視条件を自動的に設定可能とすることができるので、故障の早期検出が可能となる。
本願の第1の発明は、複数の入出力ポートと、複数の入出力ポートにそれぞれ電源を供給する電源供給手段と、電源供給手段から供給される電源で動作する端末装置が入出力ポートに直接接続されているか否かを検出する検出手段と、電源供給手段から供給される電源で動作し、かつ入出力ポートに直接接続されている端末装置に対する監視を第1の条件で行い、それ以外の端末装置に対する監視を第2の条件で行う制御手段とを備えたことを特徴としたものである。
特に、第1の条件におけるアライブ監視通信タイマの時間は、第2の条件におけるアライブ監視通信タイマの時間よりも短い時間に設定されていることを特徴とし、あるいは、第1の条件における再送回数は、第2の条件における再送回数よりも少ない回数に設定されていることを特徴とし、さらに、第1の条件におけるアライブ監視通信タイマと第2の条件におけるアライブ監視通信タイマとが等しい時間に設定され、かつ、第1の条件における再送回数が第2の条件における再送回数よりも少ない回数に設定されていることを特徴としたものである。従って、通信装置に接続される端末装置の通信経路に応じた監視条件を自動的に設定可能とすることができ、故障の早期検出が可能な障害の故障検出が可能となる。
本願の第2の発明は、検出手段は、入出力ポートへの電源未供給のときにメッセージを送信しない端末装置であって、入出力ポートへの電源供給のときメッセージを送信する端末装置を、電源供給手段から供給される電源で動作する端末装置が入出力ポートに直接接続されていると検出することを特徴としたものであり、電源供給手段から供給される電源の状態に応じた端末装置からのメッセージの有無で、通信装置と端末装置との接続形態を容易に判別することができる。
端末装置と通信装置とが直接接続されていれば、通信経路は短い。通信経路が短いということは、通信装置から端末装置へ通信パケットが送信され、そしてその応答に要する時間が短い。従って、通信装置が端末装置に通信するに際し、例えば、その応答の監視時間は、通信経路の長い接続形態の端末装置より短い時間とした設定を自動的に決めることができる。
本願の第3の発明は、検出手段は、入出力ポートに所定の電圧を印加して所定の範囲の電流が流れたとき、電源供給手段から供給される電源で動作する端末装置が前記入出力ポートに直接接続されていると検出することを特徴としたものであり、端末装置とのメッセージの送受信をすることなく、通信装置と端末装置との接続形態を容易に判別することができる。
本願の第4の発明は、制御手段は、端末装置からの応答の待ち時間が監視時間を超えると、端末装置へ再起動をさせるためのリセットコマンドを送信することを特徴としたものであり、端末装置からの応答の待ち時間が、端末装置との接続形態に応じた監視時間を超えた場合に、制御手段により端末装置へリセットコマンドが送信されることで、端末装置の障害発生時に再起動による復旧を図ることができる。
本願の第5の発明は、通信制御部は、端末装置からの応答の待ち時間が監視時間を超えると、電源部から端末装置への電源の供給を一旦停止させ、再度供給させることを特徴としたものであり、端末装置からの応答の待ち時間が、端末装置との接続形態に応じた監視
時間を超えた場合に、制御手段により、電源部から端末装置への電源の供給を一旦停止させ、再度供給させることで、端末装置の障害発生時に電源の切断、再投入による復旧を図ることができる。
本願の第6の発明は、複数の入出力ポートと、複数の入出力ポートにそれぞれ電源を供給する電源供給手段とを備え、電源供給手段から供給される電源で動作する端末装置が入出力ポートに直接接続されているか否かを検出し、電源で動作し、かつ入出力ポートに直接接続されている端末装置に対する監視を第1の条件で行い、それ以外の端末装置に対する監視を第2の条件で行うことを特徴としたものである。
特に、第1の条件におけるアライブ監視通信タイマの時間は、第2の条件におけるアライブ監視通信タイマの時間よりも短い時間に設定されていることを特徴とし、あるいは、第1の条件における再送回数は、第2の条件における再送回数よりも少ない回数に設定されていることを特徴とし、さらに、第1の条件におけるアライブ監視通信タイマと第2の条件におけるアライブ監視通信タイマとが等しい時間に設定され、かつ、第1の条件における再送回数が第2の条件における再送回数よりも少ない回数に設定されていることを特徴としたものである。従って、通信装置に接続される端末装置の通信経路に応じた監視条件を自動的に設定可能とすることができ、故障の早期検出が可能な障害の故障検出が可能となる。
本願の第7の発明は、入出力ポートへの電源未供給のときにメッセージを送信しない端末装置であって、入出力ポートへの電源供給のときメッセージを送信する端末装置を、電源で動作する端末装置が入出力ポートに直接接続されていると検出することを特徴としたものであり、電源供給手段から供給される電源の状態に応じた端末装置からのメッセージの有無で、通信装置と端末装置との接続形態を容易に判別することができる。
端末装置と通信装置とが直接接続されていれば、通信経路は短い。通信経路が短いということは、通信装置から端末装置へ通信パケットが送信され、そしてその応答に要する時間が短い。従って、通信装置が端末装置に通信するに際し、例えば、その応答の監視時間は、通信経路の長い接続形態の端末装置より短い時間とした設定を自動的に決めることができる。
本願の第8の発明は、入出力ポートに所定の電圧を印加して所定の範囲の電流が流れたとき、電源で動作する端末装置が前記入出力ポートに直接接続されていると検出することを特徴としたものであり、端末装置とのメッセージの送受信をすることなく、通信装置と端末装置との接続形態を容易に判別することができる。
本願の第9の発明は、端末装置からの応答の待ち時間が監視時間を超えると、端末装置へ再起動をさせるためのリセットコマンドを送信することを特徴とする、端末装置からの応答の待ち時間が、端末装置との接続形態に応じた監視時間を超えた場合に、通信装置から端末装置へリセットコマンドが送信されることで、端末装置の障害発生時に再起動による復旧を図ることができる。
本願の第10の発明は、端末装置からの応答が監視時間を超えると、端末装置への電源の供給を一旦停止して、再度供給することを特徴としたものであり、端末装置からの応答の待ち時間が、端末装置との接続形態に応じた監視時間を超えた場合に、電源供給手段から端末装置への電源の供給を一旦停止させ、再度供給させることで、端末装置の障害発生時に電源の切断、再投入による復旧を図ることができる。
(実施の形態)
本発明の実施の形態に係る通信装置の構成を、IP−PBXなどの交換機を例に図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る通信装置の構成を示す図、図2は記憶部の構成を説明する図であって、(a)はポート接続状態管理テーブルを説明する図、(b)が監視時間データテーブルを説明する図である。図1に示すように交換機1には、IP電話機2が交換機1の入出力ポートに直接接続され、IP電話機3がルータ4を介して接続されている。IP電話機2,3は、PoE(Power over Ethernet(登録商標))の受電装置(PD;Powered Device)としての機能を有し、通信ケーブルから電源を入力して動作するIP電話機である。
ルータ4は、PoEの電源供給装置(PSE;Power Sourcing Equipment)としての機能を有し、通信ケーブルを介してIP電話機3へ電源を供給するハブやルータなどのネットワーク中継装置である。交換機1は、LAN−I/F部10と、スイッチ部11と、電源盤12と、電源部13と、通信制御部14と、記憶部15とを備えている。
LAN−I/F部10は、外部とのLANの接続を行う入出力ポートで、100Base−Tや100Base−Txなどの電気的変換を行うインタフェースである。また、LAN−I/F部10には、PoE回路部を有している。このPoE回路部は、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.3af規格に従って、PDに電源を供給する機能を有し、通信ケーブルに48Vで15.4Wの電力の電源を供給することができる。スイッチ部11は、LAN−I/F部10に入力されたフレームの宛先MACアドレスを判定して、該当するLAN−I/F部10へパケットを出力するL2スイッチである。
電源盤12は、商用電源へ図示しない電源ケーブルで接続され、交換機1内で使用される各電圧へ変圧する。電源盤12は、電源部13へは−48Vの電圧を供給する。電源部13は、LAN−I/F部10のPoE回路部に−48V電源を供給する。LAN−I/F部10と電源部13とで電源供給手段を構成している。
通信制御部14は、交換機1の全体を制御している。また、通信制御部14は、PoE回路部から供給される電源の状態に応じたIP電話機2,3からのメッセージの有無を示す情報を記憶部15へ格納し、IP電話機2,3との通信の際に、記憶部15に格納されたメッセージの有無を示す情報に応じた応答の監視時間とする機能を備えている。このIP電話機2,3から送信されるメッセージは、IP電話機2,3の電源投入時に送信される立ち上げ通知に使用される通信パケットや、通常の通信に使用される通信パケットである。
記憶部15は、ポート接続状態管理テーブルと監視時間データテーブルとを格納している。このポート接続状態管理テーブルと、監視時間データテーブルとの構成を、図2に基づいて詳細に説明する。図2(a)に示すように、ポート接続状態管理テーブルは、入出力ポートであるLAN−I/F部10ごとに、接続されているIP電話機2,3の接続形態が格納されている。この接続形態は、直収と未直収の2種類がある。
ここで、接続形態として格納されている直収と未直収について説明する。直収とは、図1に示すように、交換機1のLAN−I/F部10に、ネットワーク中継装置などを介さずに直接接続されているIP電話機2のような接続形態をいう。
LAN−I/F部10を介して通信するIP電話機2又は3の接続形態が直収か未直収かの判断は、通信制御部14がLAN−I/F部10のPoE回路部を制御することによって行う。IP電話機2は、LAN−I/F部10のPoE回路部から電源供給を受けて動作するため、交換機1にIP電話機2が直接接続されている場合には、IP電話機2に
給電されず、IP電話機2はメッセージを送信することができない。一方、IP電話機2に電源が供給されると、IP電話機2に給電されるのでメッセージが送信できる。
従って、電源部13から電源を供給していない状態で、IP電話機2からのメッセージがなく、電源部13から電源を供給した状態で、IP電話機2からのメッセージがある場合には、このIP電話機2は、ネットワーク中継装置などを介さずに、通信装置に直接接続されたものと判断できる。ただし、IP電話機2がLAN−I/F部10に直接接続されている場合でも、IP電話機2がPoE機能を有しておらず、電源アダプタ等から給電を受けているときには、このような判断をすることができない。このような場合、通信制御部14は一旦未直収と判定した後、ユーザからの入力手段(図示せず)によってポート接続状態管理テーブルの情報を未直収から直収へ変更することができる。
一方、未直収は、直収以外であり、ルータ4を介して接続されたIP電話機3のような接続形態をいう。また、ハブ(図示せず)などを介して交換機1に接続されたIP電話機も含まれる。
なお、この直収または未直収の検出は、LAN−I/F部10に検出部を設け、LAN−I/F部10を介して通信するIP電話機2又は3の接続形態の判断を行うようにしてもよい。この検出部は、電源部13から供給される−48V電源を−3V〜−10V程度の範囲の電圧へ変換する電圧変換回路を有し、この電圧変換回路で変換された電圧をIP電話機2やルータ4が接続されるケーブルに印加して、所定の範囲の電流が流れることにより所定の抵抗値(認証抵抗)の検出を行う。そして、認証抵抗が検出された場合、検出部は、LAN−I/F部10にPD機能を有する端末装置が直接接続されている、いわゆる直収と判定し、通信制御部14に通知する。
このようにして、直収または未直収の検出は、通信制御部14がLAN−I/F部10のPoE回路部を制御して、IP電話機2又は3からのメッセージの有無により判断する方法や、LAN−I/F10からケーブルに電圧を印加して所定の範囲の電流が流れることにより判断する方法により可能である。なお、これらの方法の両方を備えてもよい。
図2(b)に示される監視時間データテーブルは、アライブ監視通信時間と、アライブ監視間隔時間と、再送回数の各情報を記憶している。アライブ監視通信時間は、応答の監視時間である。交換機1がIP電話機2,3へ動作しているか否かの確認(生死確認)メッセージを送信し、IP電話機2,3からその生死確認メッセージに対する応答の待ち時間が、このアライブ監視通信時間を超えると、通信制御部14はIP電話機2,3の故障として検出する。つまり、このアライブ監視通信時間は、IP電話機2,3の接続形態において、IP電話機2,3がこの生死確認メッセージを受信して内部で処理し、応答したパケットが通信経路を通って交換機1まで戻ってくるまでの最大時間を想定した時間である。従って、通信経路は、直収の方が未直収の方より短い(遅延が少ない)ため、アライブ監視通信時間は直収の方が未直収より短い時間となる。
アライブ監視間隔時間は、交換機1からIP電話機2,3へ生死確認メッセージを送信する間隔の時間である。再送回数は、生死監視メッセージの応答の待ち時間がアライブ監視通信時間を超えてもない場合、リトライする回数の上限値である。
この監視時間データテーブルは、各IP電話機2,3のIPアドレスや電話番号などを設定する際に、図1に図示しない入力手段により予め設定される。なお、このアライブ監視通信時間と、アライブ監視間隔時間と、再送回数とは、IP電話機2,3のネットワークへの接続形態に応じて適宜決めることができる。このように、通信制御部14は、IP電話機2,3が交換機へ直収の場合(第1の条件)と未直収の場合(第2の条件)とで、
その監視の条件を変えて故障の検出を行っている。なお、記憶部15は、通信制御部14内に備えてもよい。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る通信装置の動作を図面に基づいて説明する。図3はIP電話機の接続形態の判別動作を説明するフローチャート、図4はアライブ監視の動作を説明するフローチャートである。図3に示すように、交換機1の電源盤12の電源投入を行う(S10)。
通信制御部14は、各LAN−I/F部10のPoE回路部に対し、電源の供給を停止するように通知することで、各LAN−I/F部10からケーブル電源の供給は停止する(S20)。これによりLAN−I/F部10に接続されたIP電話機2およびルータ4への電源供給は停止する。IP電話機2は電源断状態となるが、ルータ4は他から電源を入力しているので影響はなく、ルータ4に接続されるIP電話機3も、ルータ4から電源が供給されているので、影響はない。なお、ルータ4にPoEのPSEとしての機能がなく、IP電話機2,3が電源アダプタから電源供給を受けているような場合も同様である。
通信制御部14は、各LAN−I/F部10から、IP電話機2,3からのメッセージの有無を確認する(S30)。この場合、IP電話機2は、電源断状態なのでメッセージ送信することができないが、IP電話機3はルータ4を介している(又は電源アダプタ等から電源が供給されている)ため電源投入状態なので、メッセージ送信することができる。通信制御部14は、IP電話機3からのメッセージを受信したことで、記憶部15のポート接続状態管理テーブルの接続形態を未直収とする(S40)。
次に、通信制御部14は、各LAN−I/F部10のPoE回路部に対し、各LAN−I/F部10からケーブルへの電源の供給をするよう通知する(S50)。通信制御部14は、各LAN−I/F部10からメッセージの受信があるか否かの確認をする(S60)。
電源部13からの電源の供給により、IP電話機2の電源が投入され、IP電話機2からメッセージが送信される。通信制御部14は、このメッセージを受信したことで、メッセージを受信したLAN−I/F部10に対応するポート接続状態管理テーブルの接続形態を直収とする(S70)。
また、LAN−I/F部10にIP電話機2,3などが接続されていない場合や、他から電源を入力しているIP電話機2,3で、メッセージの送信を行わない場合は、電源部13からの電源の供給の有無に影響を受けず、メッセージの受信はないので、そのLAN−I/F部10に該当するポートNoは、未直収とする(S80)。
なお、S40及びS80の処理にて未直収と判断した場合でも、IP電話機2,3が直接交換機に接続されている場合がある為、記憶部15のポート接続状態管理テーブルは、図1に図示しない入力手段により確認及び変更ができる。全てのLAN−I/F部10のメッセージの有無を確認していない場合は、S50へ戻る(S90)。そして全てを確認した場合はS100へ移行して終了する。
次に本発明の実施の形態に係る通信装置の異常を検出する動作について、図4に基づいて説明する。まず、記憶部15の監視時間データテーブルのアライブ監視通信時間と、アライブ監視間隔時間と、再送回数とは、設定されているものとする。例えば、アライブ監視通信時間は、直収は2秒、未直収は6秒とする。アライブ監視間隔時間は、直収は10秒、未直収は20秒とする。また、再送回数は、直収は2回、未直収は4回とする。通信
制御部14は、所定時間間隔でIP電話機2,3に対して生死確認メッセージを送信し、その応答によりIP電話機2,3が正常動作をしていることを確認している。
まず、IP電話機2から生死監視をする場合を説明する。所定間隔を測定するために、通信制御部14が有するアライブ監視間隔タイマを起動する。IP電話機2は、ポート監視状態管理デーブルでは直収となっており、また監視時間データテーブルの直収の場合でのアライブ監視間隔時間は、10秒としているため、アライブ監視間隔タイマは10秒がセットされている(S210)。
アライブ監視間隔時間タイマが10秒経過を通知すると(S220)、通信制御部14は、IP電話機2へ生死確認メッセージを送信する(S230)。
次にIP電話機2の応答時間を測定するために、通信制御部14が有するアライブ監視通信タイマを起動する。監視時間データテーブルの直収の場合でのアライブ監視通信時間は2秒としているので、このアライブ監視通信タイマには、2秒がセットされている(S240)。
通信制御部14は、IP電話機2からの応答待ちをする(S250)。S250にて応答がない場合は、アライブ監視通信タイマが、アライブ監視通信時間である2秒を経過したか否かを判定する。経過していない場合はS250へ移行する(S260)。
通信制御部14は、アライブ監視通信時間を経過しても、IP電話機2からの応答がない場合は、再送した回数が監視時間データテーブルの再送回数を超えたか否かを判定する。この直収の場合は、再送回数は2回であるので、2回を超えたか否かを判定する。超えていない場合は、S230へ移行して再送回数である2回のリトライを行う。(S270)。
通信制御部14は、交換機1からIP電話機2へ生死確認メッセージを、リトライ回数を含めて3回送信してもIP電話機2からの応答がない場合、IP電話機2が異常であると判定する。その場合、通信制御部14は、スイッチ部11を介して、IP電話機2へ再起動をさせるためのリセットコマンドを送信する。そして、リセットコマンドを送信した後、図4に示すS210からS270の処理を行っても応答がない場合、通信制御部14は、IP電話機2が接続しているLAN−I/F部10に対して、電源の供給を停止させ、その後、供給するように通知する。
このように、IP電話機2,3の異常を検出すると、リセットコマンドを送信し、そのリセットコマンドでもIP電話機2,3が復旧しない場合は、IP電話機2,3の電源のOFF/ONによる復旧を図ることができる(S280)。
S250にて、IP電話機2から生死確認メッセージの応答があった場合、アライブ監視通信タイマを停止し(S290)、再送回数をリセットして(S300)、S210へ移行する。
IP電話機3の生死監視をする場合は、アライブ監視間隔時間タイマと、アライブ監視間隔タイマとにセットする値を監視時間データテーブルの未直収の場合での値である、20秒と、6秒を使用する。そして、リトライ回数についても同様に未直収の場合の回数である4回とする。
このように、交換機1に直接接続されたIP電話機2や、ルータ4を介して接続されたIP電話機3のように、通信経路が異なる場合に、同じ応答の監視時間とすると、本実施
の形態では6秒のアライブ監視時間と4回のリトライ回数としているので、故障検出が生死監視メッセージを送信してから30秒後となってしまう。しかし、IP電話機2のような直収である場合には、2秒のアライブ監視時間と2回のリトライ回数としているので、計6秒で故障検出が可能である。従って、接続形態に応じた応答の監視時間とすることで、障害の早期検出が可能である。
なお、以上の説明には、直収の場合(第1の条件)に、アライブ監視通信タイマを2秒に、再送回数(リトライ回数)を2回に、およびアライブ監視間隔タイマを10秒にそれぞれ設定し、未直収の場合(第2条件)に、アライブ監視通信タイマを6秒に、再送回数(リトライ回数)を4回に、およびアライブ監視間隔タイマを20秒にそれぞれ設定した例を説明した。
しかしながら本発明は上述の数値に限定されるものではなく、前述の接続形態やLANの通信状態によって適切な監視数値に定められる。もっとも通信装置全体を監視する観点から、アライブ監視通信タイマは、直収の場合には1秒以上の時間に設定することが望しく、未直収の場合には60秒以下に設定することが望ましい。
また、アライブ監視通信タイマと再送回数とアライブ監視間隔タイマとは組み合わせて第1の条件および第2条件とすることができる。より具体的には第1の条件におけるアライブ監視通信タイマの時間は、第2の条件におけるアライブ監視通信タイマの時間よりも短い時間に設定してもよい。また、第1の条件における再送回数は、第2の条件における再送回数よりも少ない回数に設定してもよい。また、第1の条件におけるアライブ監視間隔タイマの時間は、第2の条件におけるアライブ監視間隔タイマの時間よりも短い時間に設定してもよい。さらにまた、第1の条件におけるアライブ監視通信タイマと第2の条件におけるアライブ監視通信タイマとが等しい時間に設定され、かつ、第1の条件における再送回数が第2の条件における再送回数よりも少ない回数を設定してもよい。
なお、本実施の形態では、応答の監視時間として生死確認メッセージの応答待ち時間としたが、監視のための通信信号でなく、交換動作のための通信信号に対する通信監視時間としてもよい。また、本実施の形態では、通信装置を交換機とし、端末装置をIP電話機としたが、本発明は、通信ケーブルを介して電源を供給する形態を有する通信装置であれば、適用は可能である。
本発明は、端末装置とケーブルを介して通信を行うとともに、このケーブルを介して端末装置に電源を供給することができる通信装置およびその監視方法に好適である。
本発明の実施の形態に係る通信装置の構成を示す図 記憶部の構成を説明する図 IP電話機の接続形態の判別動作を説明するフローチャート アライブ監視の動作を説明するフローチャート
符号の説明
1 交換機
2,3 IP電話機
4 ルータ
10 LAN−I/F部
11 スイッチ部
12 電源盤
13 電源部
14 通信制御部
15 記憶部

Claims (16)

  1. 複数の入出力ポートと、
    前記複数の入出力ポートにそれぞれ電源を供給する電源供給手段と、
    前記電源供給手段から供給される前記電源で動作する端末装置が前記入出力ポートに直接接続されているか否かを検出する検出手段と、
    前記電源供給手段から供給される前記電源で動作し、かつ前記入出力ポートに直接接続されている端末装置に対する監視を第1の条件で行い、それ以外の端末装置に対する監視を第2の条件で行う制御手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記検出手段は、前記入出力ポートへの電源未供給のときにメッセージを送信しない端末装置であって、前記入出力ポートへの電源供給のときメッセージを送信する端末装置を、前記電源供給手段から供給される前記電源で動作する端末装置が前記入出力ポートに直接接続されていると検出することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記検出手段は、前記入出力ポートに所定の電圧を印加して所定の範囲の電流が流れたとき、前記電源で動作する端末装置が前記入出力ポートに直接接続されていると検出することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  4. 前記制御手段は、前記端末装置からの応答の待ち時間が監視時間を超えると、前記端末装置へ再起動をさせるためのリセットコマンドを送信することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項に記載の通信装置。
  5. 前記制御手段は、前記端末装置からの応答の待ち時間が監視時間を超えると、前記電源供給手段から前記端末装置への電源の供給を一旦停止させ、再度供給させることを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の通信装置。
  6. 前記第1の条件におけるアライブ監視通信タイマの時間は、前記第2の条件におけるアライブ監視通信タイマの時間よりも短い時間に設定されていることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  7. 前記第1の条件における再送回数は、前記第2の条件における再送回数よりも少ない回数に設定されていることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  8. 前記第1の条件におけるアライブ監視通信タイマと前記第2の条件におけるアライブ監視通信タイマとが等しい時間に設定され、かつ、前記第1の条件における再送回数が前記第2の条件における再送回数よりも少ない回数に設定されていることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  9. 複数の入出力ポートと、前記複数の入出力ポートにそれぞれ電源を供給する電源供給手段とを備え、
    前記電源供給手段から供給される前記電源で動作する端末装置が前記入出力ポートに直接接続されているか否かを検出し、
    前記電源で動作し、かつ前記入出力ポートに直接接続されている端末装置に対する監視を第1の条件で行い、それ以外の端末装置に対する監視を第2の条件で行うことを特徴とする通信装置の監視方法。
  10. 前記入出力ポートへの電源未供給のときにメッセージを送信しない端末装置であって、前記入出力ポートへの電源供給のときメッセージを送信する端末装置を、前記電源で動作する端末装置が前記入出力ポートに直接接続されていると検出することを特徴とする請求項
    9記載の通信装置の監視方法。
  11. 前記入出力ポートに所定の電圧を印加して所定の範囲の電流が流れたとき、前記電源で動作する端末装置が前記入出力ポートに直接接続されていると検出することを特徴とする請求項9に記載の通信装置の監視方法。
  12. 前記端末装置からの応答の待ち時間が監視時間を超えると、前記端末装置へ再起動をさせるためのリセットコマンドを送信することを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか1に記載の通信装置の監視方法。
  13. 前記端末装置からの応答が監視時間を超えると、前記端末装置への電源の供給を一旦停止して、再度供給することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の通信装置の監視方法。
  14. 前記第1の条件におけるアライブ監視通信タイマの時間は、前記第2の条件におけるアライブ監視通信タイマの時間よりも短い時間に設定されていることを特徴とする請求項9記載の通信装置の監視方法。
  15. 前記第1の条件における再送回数は、前記第2の条件における再送回数よりも少ない回数に設定されていることを特徴とする請求項9記載の通信装置の監視方法。
  16. 前記第1の条件におけるアライブ監視通信タイマと前記第2の条件におけるアライブ監視通信タイマとが等しい時間に設定され、かつ、前記第1の条件における再送回数が前記第2の条件における再送回数よりも少ない回数に設定されていることを特徴とする請求項9記載の通信装置の監視方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007173923A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Nakayo Telecommun Inc 省電力型キーテレホンシステム
JP2007286786A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Sanyo Electric Co Ltd 監視コントローラ、および故障自己診断方法
JP2008124817A (ja) * 2006-11-13 2008-05-29 Nakayo Telecommun Inc 端末状態検出機能を有する給電ハブ装置

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