JP2005322731A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

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JP2005322731A JP2004138555A JP2004138555A JP2005322731A JP 2005322731 A JP2005322731 A JP 2005322731A JP 2004138555 A JP2004138555 A JP 2004138555A JP 2004138555 A JP2004138555 A JP 2004138555A JP 2005322731 A JP2005322731 A JP 2005322731A
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Abstract

【課題】ソース領域へのリーク電流経路に電流が流れることを抑制して黒スミアの発生を
防止する。
【解決手段】 光電変換素子と該光電変換素子に隣接して形成されたトランジスタとを含
む固体撮像装置において、一導電型の基板1と、前記基板に形成される逆導電型の第1拡
散層21,21'と、前記光電変換素子の形成領域の前記第1拡散層上に形成される一導
電型の第2拡散層4と、前記トランジスタの形成領域の前記第1の拡散層上に形成され、
前記第2拡散層と連続的に形成される一導電型の第3拡散層5と、前記第3拡散層上方の
前記基板上に開口部を有して形成されるゲート電極6と、前記開口部の前記基板表面側に
形成されるソース7と、前記ソースと離間して形成され、前記第1拡散層に電気的に接続
されるドレイン8と、前記ソース下方に形成され前記第3拡散層の膜厚を前記ソース下方
以外の部分よりも厚くする第4拡散層81とを具備したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高画質特性及び低消費電力特性を有する固体撮像装置及びその製造方法に関
する。
携帯電話などに搭載される固体撮像装置として、CCD(電荷結合素子)型のイメージ
センサと、CMOS型のイメージセンサと、がある。CCD型のイメージセンサは画質に
優れ、CMOS型のイメージセンサは消費電力が少なく、プロセスコストが低い。近年、
高画質と低消費電力とを共に兼ね備えた閾値電圧変調方式のMOS型固体撮像装置が提案
されている。閾値電圧変調方式のMOS型固体撮像装置については、例えば、特許文献1
に開示されている。
イメージセンサは、センサセルをマトリクス状に配列し、初期化、蓄積、読み出しの3
つの状態を繰り返すことで、画像出力を得ている。特許文献1によって開示されたイメー
ジセンサは、各単位画素が、蓄積を行うための受光ダイオードと、読み出しを行うための
トランジスタとを有している。
図12は特許文献1に開示されているイメージセンサを示す模式的断面図である。
図12のイメージセンサは、基板100上において、各単位画素毎に、受光ダイオード
111と絶縁ゲート型電界効果トランジスタ112とが隣接配置されている。トランジス
タ112のゲート電極113はリング状に形成されており、ゲート電極113の中央の開
口部分には、ソース領域114が形成されている。ゲート電極113の周辺にはドレイン
領域115が形成されている。
受光ダイオード111の開口領域から入射した光によって発生した電荷(光発生電荷)
は、ゲート電極113下方のP型のウェル領域116に転送されて、この部分に形成され
たキャリアポケット117に蓄積される。キャリアポケット117に蓄積された光発生電
荷によってトランジスタ112の閾値電圧が変化する。これにより、入射光に対応した信
号(画素信号)を、トランジスタ112のソース領域114から取り出すことができるよ
うになっている。
なお、特許文献1の装置では、同一列に配列された単位画素の出力は、共通のソース線
を介して取り出されるようになっている。トランジスタ112のゲートに印加する電圧を
ライン毎に制御することで、共通のソース線に接続された各単位画素のうち所定のライン
の単位画素からの選択的な読み出しを可能にしている。即ち、読み出しを行う単位画素(
選択画素)のトランジスタ112には比較的高いゲート電圧を印加し、他の読み出しを行
わない単位画素(非選択画素)のトランジスタ112には比較的低いゲート電圧を印加す
る。高いゲート電圧を印加したトランジスタの出力の方が低いゲート電圧を印加したトラ
ンジスタの出力よりも高く、ソース線から選択画素の出力を得ることができる。
特開2001−177085号公報
ところで、図12の単位画素のソース領域114形成工程においては、不純物として例
えばリンを注入する。ところが、リンは拡散係数が高いことから、ソース領域形成のため
のイオン注入によって、ソース領域114下方のウェル領域116の一部(斜線領域)ま
でリンが拡散されてしまう。即ち、ソース領域114によってウェル領域116が侵食さ
れてしまい、侵食された部分とその隣接部分とによる破線にて囲った領域122において
、ジャンクション電界効果トランジスタ(以下、ジャンクションFETともいう)が形成
されてしまう。
図13は図12の単位画素の等価回路を示す説明図である。ゲート電極113周辺のド
レイン領域115とN型の拡散層118とは電気的に接続されており、図13に示すよう
に、ドレイン領域115からN型拡散層118にいたるリーク経路125が形成される。
N型拡散層118とソース領域114との間には、領域122においてJFET(図13
のジャンクショントランジスタTr1)が形成されている。
図14は横軸に基板深さをとり縦軸に不純物濃度をとって、ソース領域114及びその
下方のウェル領域116における濃度分布を示すグラフである。
図14の曲線aはウェル領域116形成時の不純物注入による不純物濃度分布を示して
いる。曲線aは、不純物を基板表面から若干離間したウェル領域116形成位置に対応し
た深さに注入したことを示している。これにより、ウェル領域116の拡散層118近傍
における不純物濃度は比較的高い値となっている。
曲線bはソース領域114形成時の不純物注入による不純物濃度分布を示している。基
板表面近傍にソース領域114を形成するようにイオン注入が行われる。しかし、上述し
たように、ソース領域形成時のイオン注入によって不純物は比較的深い領域まで拡散する
。これにより、ソース領域114の不純物濃度分布は、図14の曲線cに示すものに変化
する。曲線a,cの比較から明らかなように、ウェル領域116はソース領域114の下
方領域において、ソース領域形成のための不純物の影響によって濃度が低下する。
なお、ソース領域114下方以外の領域のウェル領域116では、ソース領域114に
よるこのような侵食は生じない。つまり、ゲート電極113直下に形成したキャリアポケ
ット117及びその下方のウェル領域116は高い濃度のP型で形成されるのに対し、ソ
ース領域114の下方のウェル領域116は侵食されてしまい、侵食された部分とそれに
隣接する濃いP型のウェル領域116とによってジャンクションFETが形成される。
曲線cに示すように、ソース領域114の下方のウェル領域116は電位障壁が著しく
低下し、トランジスタ112が導通していない場合でも、ジャンクションFET(Tr1)
は導通して、リーク経路125はドレイン領域115からソース領域114まで導通状態
となる。このように、特許文献1の装置では、トランジスタ112が導通していない場合
でも、ドレイン領域115とソース領域114との間にJFETによるリーク経路125
が形成される。
このため、トランジスタ112の特性は、特にゲート電圧Vgが比較的低いレベルの領
域において、リーク電流の影響を受けてしまう。このリーク電流の影響によって、非選択
画素の出力が大きくなり、正確な受光量を検出することができなくなってしまうことがあ
る。例えば、一部に強い光が入射した場合には、この強い光の入射光の影響によって黒く
表示される縦筋ノイズ(以下黒スミア)が発生してしまうことがあるという問題点があっ
た。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、ジャンクショントランジスタに
よるリーク電流を抑制し、変調トランジスタの特性を改善して、高画質化を図ることがで
きる固体撮像装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る固体撮像装置は、光電変換素子と該光電変換素子の隣に形成されたトラン
ジスタとを含む固体撮像装置において、一導電型の基板と、前記光電変換素子及び前記ト
ランジスタの形成領域の前記基板に形成された逆導電型の第1拡散層と、前記光電変換素
子の形成領域の前記第1の拡散層上に形成された一導電型の第2拡散層と、前記トランジ
スタの形成領域の前記第1の拡散層上に形成され、前記第2拡散層と連続して形成された
一導電型の第3拡散層と、前記第3拡散層上方の前記基板上方に形成された、開口部を有
するゲート電極と、前記開口部下方の前記基板に形成されるソースと、前記ソースと離間
して形成され、前記第1拡散層に電気的に接続されるドレインと、を含み、前記ソース下
方に位置する前記第3拡散層の厚さは、前記ソース下方以外に位置する該第3拡散層の厚
さよりも、厚いことを特徴とする。
このような構成によれば、光電変換素子形成領域に発生した光発生電荷は、第2拡散層
から第3拡散層に転送される。第3拡散層内に保持された光発生電荷によってトランジス
タのチャネルの閾値電圧が制御されて、光発生電荷に応じた画素信号がトランジスタから
出力される。第3拡散層は、ソース下方において、その膜厚が他の部分よりも厚くなって
いる。これにより、ソース下方の第1拡散層からソースへのリーク電流の経路は、比較的
高い電位障壁が比較的長い距離に亘って形成されることになり、リーク電流は流れにくく
なる。こうして、リーク電流を低減して、高画質化を図ることができ、例えば、黒スミア
の発生を防止することができる。
また、前記ソース下方に位置する前記第3拡散層は、該ソース下方の一部の領域のみに
おいて、前記ソース下方以外に位置する該第3拡散層の厚さよりも、厚いことを特徴とす
る。
このような構成によれば、ソース下方の一部の領域においては、他の部分よりも第3拡
散層から基板までの距離が短く、この部分を介して光発生電荷の基板への排出が容易とな
る。また、第3拡散層の他の部分においては、比較的膜厚が薄いので、第3拡散層に蓄積
される光発生電荷を表面側へ局在化しやすく、高い変調度を得ることができると同時に基
板からの拡散電流の影響を効果的に抑制できる。
また、前記ソース下方及び該ソースの周辺を含む領域の下方に位置する前記第3拡散層
の厚さは、該ソース下方及び該ソースの周辺を含む領域の下方以外に位置する該第3拡散
層の厚さよりも、厚いことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
このような構成によれば、ソースの直下だけでなく、その周辺においても第3拡散層は
厚く形成されるので、第1拡散層からソースへのリーク電流の経路を確実に遮断すること
ができる。
本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、光電変換素子と該光電変換素子の隣に形成さ
れたトランジスタとを含む固体撮像装置の製造方法において、前記光電変換素子及び前記
トランジスタの形成領域の一導電型の基板に、逆導電型の第1拡散層を形成する工程と、
前記光電変換素子の形成領域の前記第1拡散層上に一導電型の第2拡散層を形成する工程
と、前記トランジスタの形成領域の前記第1の拡散層上に、前記第2拡散層と連続するよ
うに一導電型の第3拡散層を形成する工程と、前記第3拡散層上方の前記基板上方に開口
部を有するゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極の開口部の下方の基板に、前記
ゲート電極下方以外に形成された前記第3拡散層の厚さよりも、厚い第4拡散層を形成す
る工程と、前記第1拡散層に電気的に接続されるドレインを形成する工程と、前記第4拡
散層上の前記基板表面側にソースを形成する工程と、を具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、基板上に第1拡散層が形成され、この第1拡散層上に、第2
及び第3拡散層が形成される。第2拡散層は、光電変換素子形成領域に形成されて、光発
生電荷を発生させる。第3拡散層はトランジスタの形成領域に形成されて、第2拡散層か
らの光発生電荷が転送されて、トランジスタのチャネルの閾値電圧を制御する。更に、第
3拡散層は、ソース下方において第4拡散層が形成され、その膜厚が他の部分よりも厚く
形成される。これにより、ソース下方の第1拡散層からソースへのリーク電流の経路は、
比較的高い電位障壁が比較的長い距離に亘って形成されることになり、リーク電流は流れ
にくくなる。こうして、リーク電流を低減して、高画質化を図ることができ、例えば、黒
スミアの発生を防止することができる。
また、前記第4拡散層を形成する工程は、前記ゲート電極をマスクとして不純物を注入
する工程を含むことを特徴とする。
このような構成によれば、ゲート電極を用いて自己整合的に第4拡散層を形成すること
ができ、第4拡散層の形成が容易である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本実施の形
態に係る固体撮像装置の1センサセルの断面形状を示す模式的な断面図、図2は本実施の
形態に係る固体撮像装置の1センサセルの平面形状を示す説明図である。なお、図1は図
2のA−A'線断面図である。図3は素子の全体構造を等価回路によって示す回路ブロッ
ク図である。図4はソース領域及びその下方における濃度分布を示す説明図、図5は本実
施の形態におけるトランジスタ特性を示すグラフである。図6乃至図8は素子の製造方法
を説明するための工程図である。図9乃至図11は素子の製造方法を説明するための平面
図である。
<センサセルの構造>
本実施の形態における固体撮像装置は、単位画素であるセンサセルがマトリクス状に配
列されて構成されたセンサセルアレイを有している。各センサセルは、入射光に応じて発
生させた光発生電荷を収集・蓄積し、蓄積した光発生電荷に基づくレベルの画素信号を出
力する。センサセルをマトリクス状に配列することで1画面の画像信号が得られる。
先ず、図1及び図2を参照して各センサセルの構造について説明する。図2は1つのセ
ンサセルを示している。また、本実施の形態は光発生電荷として正孔を用いる例を示して
いる。光発生電荷として電子を用いる場合でも同様に構成可能である。なお、図1は図2
のA−A'線で切断したセルの断面構造を示している。
図2の平面図に示すように、単位画素であるセンサセル3内に、フォトダイオードPD
と変調トランジスタTMとが隣接して設けられている。変調トランジスタTMとしては、
例えば、NチャネルディプレッションMOSトランジスタが用いられる。
光電変換素子形成領域であるフォトダイオードPD形成領域においては、基板1の表面
に配線層を形成する段階において、光を透過する開口領域が形成される。基板1表面の比
較的浅い位置には前記開口領域よりも広い領域のP型のウェルであり、光電変換素子によ
って発生した光発生電荷を収集する第2拡散層としての収集ウェル4が形成されている。
収集ウェル4上には基板1の表面に、ピニング層としてのN型の拡散層32が形成されて
いる。
収集ウェル4と略同じ基板深さの位置には、変調トランジスタTM形成領域にP型のウ
ェルであり、収集ウェル4に収集された光発生電荷が転送されて変調トランジスタTMを
制御するための第3拡散層としての変調用ウェル5が形成されている。なお、図1の例で
は、収集ウェル4と変調用ウェル5とは、一体的に形成されたPウェル24の各部分によ
って構成されるが、別々に形成してもよい。
変調用ウェル5上には、基板1表面に環状のゲート(リングゲート)6が形成されてお
り、リングゲート6の中央の開口6a部分の基板1表面近傍領域には、高濃度N型領域で
あるソース領域7が形成されている。なお、図2ではリングゲート6及び後述するキャリ
アポケット等は8角形状で示してあるが、円形状、楕円形状或いは任意の多角形状であっ
てもよい。リングゲート6の周囲にはN型のドレイン領域8が形成されている。ドレイン
領域8の所定位置には、基板1表面近傍にN+層のドレインコンタクト領域(図示せず)
が形成される。
変調用ウェル5は変調トランジスタTMのチャネルの閾値電圧を制御するものである。
変調用ウェル5内には、リングゲート6の下方にP型の高濃度領域であるキャリアポケッ
ト10が形成されている。変調トランジスタTMは、変調用ウェル5、リングゲート6、
ソース領域7及びドレイン領域8によって構成されて、変調用ウェル5(キャリアポケッ
ト10)に蓄積された電荷に応じてチャネルの閾値電圧が変化するようになっている。
ドレイン領域8、拡散層22、拡散層21、拡散層21'及び拡散層32がドレイン電
圧の印加によって正の電位にバイアスされることによって、フォトダイオードPDの開口
領域下方においては、拡散層32と収集ウェル4との境界面、拡散層21と収集ウェル4
の境界面から空乏層が収集ウェル4の全体及びその周囲に広がる。空乏領域において、前
記開口領域を介して入射した光による光発生電荷が生じる。そして、上述したように、発
生した光発生電荷は収集ウェル4に収集されるようになっている。
収集ウェル4に収集された電荷は、変調用ウェル5に転送されてキャリアポケット10
に保持される。これにより、変調トランジスタTMのソース電位は、変調用ウェル5に転
送された電荷の量、即ち、フォトダイオードPDへの入射光に応じたものとなる。
<センサセルの断面>
更に、図1を参照して、センサセル3の断面構造を詳細に説明する。
隣接するセル同士のフォトダイオードPD形成領域と変調トランジスタTM形成領域と
の間にアイソレーション領域22が設けられている。基板1の比較的深い位置には、P型
基板1の全域に第1拡散層としてのN型ウェル21,21'が形成されている。フォトダ
イオード形成領域のN型ウェル21上には、P型の収集ウェル4が形成されている。収集
ウェル4上の基板表面側には、ピニング層であるN型の拡散層32が形成されている。N
型ウェル21は基板の比較的深い位置まで形成されている。
一方、変調トランジスタTM形成領域においては、基板1上にP型埋込層23が形成さ
れている。P型埋込層23によってN型ウェル21'は基板の比較的浅い位置までに制限
される。P型埋込層23上のN型ウェル21'上には、P型の変調用ウェル5が形成され
ている。変調用ウェル5内には、キャリアポケット10が形成されている。
キャリアポケット10は、リングゲート6の下方に、平面的には環状に形成されている
。キャリアポケット10は、P+拡散による十分に濃い濃度の拡散層である。
変調トランジスタTM形成領域においては、基板表面にゲート酸化膜31を介してリン
グゲート6が形成され、リングゲート6下の基板表面にはチャネルを構成するN型の拡散
層27が形成される。リングゲート6の中央開口6a部分には基板表面にN+拡散層が形
成されてソース領域7を構成する。また、リングゲート6の周囲の基板表面にはN型拡散
層が形成されてドレイン領域8を構成する。チャネルを構成するN型拡散層27はソース
領域7とドレイン領域8とに電気的に接続される。また前記アイソレーション領域22は
N型ウェル21、21'およびドレイン領域8とに電気的に接続される。
本実施の形態においては、変調用ウェル5は、リングゲート6の開口6aの下方におい
て、N型ウェル21'側に突出した第4拡散層としてのP型の拡散層81が形成されてお
り、この拡散層81によって、変調用ウェル5は他の部分よりも厚膜に構成される。拡散
層81は、平面的にはソース領域7よりも広くソース領域7を囲むように形成される。拡
散層81の下端とP型埋込層23との間の距離は、キャリアポケット10からの電荷の排
出を容易にする程度に短く設定されている。一方、拡散層81形成部分を除く変調用ウェ
ル5の他の部分の膜厚は、キャリアポケット10への電荷の収集及び蓄積を容易にする程
度に、比較的薄く設定されている。
この構成によって、N型ウェル2'からソース領域7へのリーク電流の経路長が長くな
り、リーク電流を流れにくくすることができる。
なお、拡散層81は、平面的には、図2の斜線に示すように、ゲート電極6の開口6a
よりも広い領域に形成したが、開口6aと略同様のサイズに形成してもよく、ソース領域
7と同様のサイズに形成してもよい。
<装置全体の回路構成>
次に、図3を参照して本実施の形態に係る固体撮像装置全体の回路構成について説明す
る。
固体撮像装置61は図2のセンサセル3を含むセンサセルアレイ62とセンサセルアレ
イ62中の各センサセル3を駆動する回路63〜65とを有している。センサセルアレイ
62は、セル3をマトリクス状に配置して構成されている。センサセルアレイ62は、例
えば、640×480のセル3と、オプティカルブラック(OB)のための領域(OB領
域)を含む。OB領域を含めると、センサセルアレイ62は例えば712×500のセル
3で構成される。
各センサセル3は、光電変換を行うフォトダイオードPDと、光信号を検出して読み出
すための変調トランジスタTMとを含む。フォトダイオードPDは入射光に応じた電荷(
光発生電荷)を生じさせ、生じた電荷は収集ウェル4(図3では接続点PDWに相当)内
に収集される。収集ウェル4に収集された光発生電荷は、変調トランジスタTMの閾値変
調用の変調用ウェル5(図3では接続点TMWに相当)内のキャリアポケット10に転送
されて保持される。
変調トランジスタTMは、キャリアポケット10に光発生電荷が保持されることでバッ
クゲートバイアスが変化したことと等価となり、キャリアポケット10内の電荷量に応じ
てチャネルの閾値電圧が変化する。これにより、変調トランジスタTMのソース電圧は、
キャリアポケット10内の電荷に応じたもの、即ち、フォトダイオードPDの入射光の明
るさに対応したものとなる。
このように各セル3は、変調トランジスタTMのリングゲート6、ソース領域7及びド
レイン領域8に駆動信号が印加されることで、蓄積、転送、読み出し及び排出等の動作を
呈する。セル3の各部には図3に示すように、垂直駆動走査回路63、ドレイン駆動回路
64及び水平駆動走査回路65から信号が供給されるようになっている。垂直駆動走査回
路63は、各行のゲート線67に走査信号を供給し、ドレイン駆動回路64は各列のドレ
イン領域8にドレイン電圧を印加する。また、水平駆動走査回路65は、各ソース線66
に接続されたスイッチ68に駆動信号を供給する。
各セル3は、センサセルアレイ62に水平方向に配列された複数のソース線66と垂直
方向に配列された複数のゲート線67との交点に対応して設けられている。水平方向に配
列された各ラインの各セル3は、変調トランジスタTMのリングゲート6が共通のゲート
線67に接続され、垂直方向に配列された各列の各セル3は、変調トランジスタTMのソ
ースが共通のソース線66に接続される。
複数のゲート線67の1つにオン信号(選択ゲート電圧)を供給することで、オン信号
が供給されたゲート線67に共通接続された各セルが同時に選択されて、これらの選択さ
れたセルの各ソースから各ソース線66を介して画素信号が出力される。垂直駆動走査回
路63は1フレーム期間においてゲート線67にオン信号を順次シフトさせながら供給す
る。オン信号が供給されたラインの各セルからの画素信号が1ライン分同時に各ソース線
66から読み出されて各スイッチ68に供給される。1ライン分の画素信号は水平駆動走
査回路65によって、スイッチ68から画素毎に順次出力(ライン出力)される。
各ソース線66に接続されたスイッチ68は、共通の定電流源(負荷回路)69を介し
て映像信号出力端子70に接続されている。各センサセル3の変調トランジスタTMのソ
ースは定電流源69に接続されることになり、センサセル3のソースフォロワ回路が構成
される。
<作用>
上述した特許文献1の装置においても、同一列の全ての変調トランジスタのソース領域
を共通接続して、選択行と非選択行とで変調トランジスタのゲートに印加する電圧を制御
することで、所望の行の変調トランジスタのソース電圧を検出するようになっている。即
ち、選択行の全画素について、ゲート電極の電位(Vg)を高く設定し、非選択行のゲー
ト電極の電位(Vg)を接地電位とする。
また、各単位画素同士のばらつきや、各種ノイズの除去のために、読出し動作において
、選択行の光信号の読出し動作に続いて、非選択行の画素への電位付与状態はそのままに
して、その選択行の画素を初期化し、引き続き、初期化した状態での閾値電圧を読み出す
。そして、光発生電荷量に対応する閾値電圧と初期化した状態での閾値電圧の差の信号を
算出し、正味の光信号成分を映像信号として出力する。
特許文献1の装置における読み出し処理を変調トランジスタTMの特性を示す図5を用
いて説明する。図5の特性Aは暗時におけるVg(ゲート電圧)−Vs(ソース電圧)特
性を示し、特性Bは通常の光の入射時におけるVg−Vs特性を示し、特性Cは極めて強
い光の入射時におけるVg−Vs特性を示し、特性Dはクリア時におけるVg−Vs特性
を示している。
図5において、矢印の範囲は、通常レベルの入射光が入射した選択行の画素に基づく画
素信号のレベルVsaとその初期化後のノイズ成分による画素信号のレベルVnbとの差
分を示している。また、レベルVcは極めて明るい入射光が入射した非選択行の画素に基
づく画素信号のレベルを示している。通常の強さの光が入射した場合には、選択行の画素
の画素信号として、レベルが(Vsa−Vnb)(矢印の範囲)の信号が得られる。
いま、所定の列において、選択行の画素には通常レベルの入射光が入射し、非選択行の
画素の1つに極めて明るい入射光が入射するものとする。選択行の画素に基づく初期化前
の画素信号のレベルはVsaとなる。しかし、選択行の初期化後の画素信号のレベルVn
bは、極めて強い光が入射した場合の非選択行の画素に基づく画素信号のレベルVcより
も低い。同一列ではソース領域は共通接続されていることから、初期化後の読み出し時に
は、より高いレベルVcが初期化後の画素信号のレベルとして得られる。即ち、選択行の
画素の画素信号として、レベルが(Vsa−Vc)の信号が出力されることになる。(V
sa−Vc)は比較的小さい値であり、この画素信号出力に基づく表示は黒くなる。極め
て強い光が入射した画素の初期化が行われるまでは、当該ソース線66に接続された各画
素の出力は、全て比較的小さい値となって、画面表示は垂直方向の黒スミアとなる。
これに対し、本実施の形態においては、ソース領域7直下に拡散層81を形成すること
によって、強い光が入射した場合の黒スミアの発生を防止するようになっている。
先ず、センサセル3のフォトダイオードPDの光検出及び光発生電荷の収集動作並びに
変調トランジスタTMの読み出し動作について説明する。
変調トランジスタTMのリングゲート6に低いゲート電圧を印加し、ドレイン領域8に
トランジスタの動作に必要な例えば約2〜4Vの電圧(VDD)を印加する。これにより
、N型ウェル21が空乏化する。また、ドレイン領域8とソース領域7との間に電界が生
じる。
フォトダイオードPDの開口領域2を介して入射した光が、空乏化したN型ウェル21
に入射することで、電子−正孔対(光発生電荷)が生じる。P型の収集ウェル4は高濃度
のP型不純物が導入されてポテンシャルが低くなっており、N型ウェル21に発生した光
発生電荷は収集ウェル4に収集される。更に、光発生電荷は収集ウェル4から変調トラン
ジスタ形成領域内の変調用ウェル5に転送されて、キャリアポケット10に蓄積される。
この場合には、キャリアポケット10の下方における変調用ウェル5の膜厚が比較的薄
く形成されており、光発生電荷は大部分が基板表面近傍のキャリアポケット10に蓄積さ
れる。これにより、高い変調効率を得ることができる。
キャリアポケット10に蓄積された光発生電荷によって、変調トランジスタTMの閾値
電圧が変化する。この状態で、選択画素のリングゲート6に例えば約2〜4Vのゲート電
圧(選択ゲート電圧)を印加し、ドレイン領域8に例えば約2〜4Vの電圧VDDを印加
する。更に、変調トランジスタTMのソース領域7に定電流源69によって一定の電流を
流す。これにより、変調トランジスタTMはソースフォロワ回路を形成し、光発生電荷に
よる変調トランジスタTMの閾値電圧の変動に追随してソース電位が変化して、出力電圧
が変化する。即ち、入射光に応じた出力が得られる。
初期化時には、キャリアポケット10、収集ウェル4及び変調用ウェル5内に残留する
電荷を排出する。例えば、変調トランジスタTMのドレイン領域8及びリングゲート6に
5V以上の高い正電圧を印加する。ソース領域7の下方においては、変調用ウェル5下方
のN型ウェル21'の厚さは薄く、また、N型ウェル21'に面する基板1には高濃度のP
型埋込層23が形成されているので、リングゲート6に印加した電圧による影響は変調用
ウェル5(特にソース領域7下方)及びその隣接領域にのみ作用する。即ち、変調用ウェ
ル5に急激なポテンシャル変化が生じ、光発生電荷を基板1側に掃き出すような強い電界
が主として変調用ウェル5に印加されて、残留した光発生電荷は、低いリセット電圧でよ
り確実に基板1に排出される。
初期化後において、非選択画素のリングゲートには、比較的低い電圧値の非選択ゲート
電圧を印加すると共に、選択画素のリングゲート6には比較的高い電圧値の選択ゲート電
圧を印加する。そして、共通接続されたソース線66から、選択画素の初期化後の信号出
力を得る。
本実施の形態においては、ソース領域7下方に拡散層81が形成されている。この拡散
層81によって、ソース領域7とN型ウェル21'との間は充分に高い濃度が比較的長い
距離維持される。これにより、ソース領域7の形成による変調用ウェル5の侵食に拘わら
ず、ソース領域7下方にリーク電流の流れを阻止する十分に高い電位障壁が十分な長さに
形成されることになる。即ち、N型ウェル21'からソース領域7への電流経路は形成さ
れにくくなる。
図4はソース領域及びその下方における濃度分布を示している。図4の曲線101〜1
06は、夫々ソース領域7形成に伴う不純物濃度、P型ウェル24形成に伴う不純物濃度
、拡散層81形成に伴う不純物濃度、ソース領域7下方の変調用ウェル5の不純物濃度、
N型ウェル21'の不純物濃度又は埋込層23を含む基板1の不純物濃度を示している。
曲線101に示すように、基板表面近傍にソース領域7を形成するようにイオン注入が
行われる。ソース領域形成時のイオン注入によって不純物は比較的深い領域まで拡散し、
ソース領域7によってP型ウェル24の一部が侵食される。しかし、曲線105に示すN
型ウェル21'と破線曲線102に示すP型ウェル24との間に、破線曲線103に示す
拡散層81形成のための不純物注入が行われており、ソース領域7下方においては、曲線
104で表されるN型ウェルによって与えられる比較的高い電位障壁がN型ウェル21'
と変調用ウェル5との間に十分な長さで形成される。
即ち、ソース領域7による侵食分を補うように、ソース領域7下方において変調用ウェ
ル5が拡散層81によって下方に突出して伸びており、電位障壁の長さを長くして、N型
ウェル21'からソース領域7へのリーク電流の経路を遮断することができる。
図5は破線太線によって本実施の形態におけるトランジスタ特性の変化を示している。
本実施の形態におけるトランジスタ特性は、拡散層81によって十分な長さの電位障壁が
確保され、N型ウェル21'からソース領域7へのリーク電流経路が遮断されることから
、変調トランジスタTMは低いゲート電圧の範囲においても、直線性が良好となる。図5
は実線及び破線太線によって変調トランジスタTMの特性を示しており、各特性A〜Dは
、破線太線にて変化を示すように、比較的低いゲート電圧の範囲においても、直線性に優
れたVg−Vs特性となる。
図5に示すように、強い光が入射した非選択画素においても、十分に低い非選択ゲート
電圧を印加した場合には、画素信号の出力レベルVc'は初期化後の選択画素の画素信号
レベルVnbよりも低くなる。これにより、同一列の各画素が共通のソース線66に接続
されている場合でも、十分に高い選択ゲート電圧を変調トランジスタTMのリングゲート
6に印加することによって、初期化前後の画素信号として選択画素から得た画素信号を得
ることができる。即ち、極めて強い光が入射した場合でも、通常の明るさの光が入射した
場合と同様に、選択画素に基づく初期化前後の信号が得られることになり、入射光量に応
じた正常な画素信号を出力することができ、黒スミアの発生を防止することができる。
<プロセス>
次に、素子の製造方法について図6乃至図8の工程図及び図9乃至図11の平面形状の
説明図を参照して説明する。図6乃至図8は図9乃至図11のA−A'切断線の位置にお
ける断面を示している。図6乃至図8において、基板上の矢印はイオン打ち込みを行うこ
とを示している。
図6(a)に示すように、用意したP基板1に、例えばボロン(B)イオンをイオン打
ち込みして、基板1表面側において、P型ウェル24を形成する。このP型ウェル24は
、フォトダイオード形成領域において収集ウェル4を構成し、変調トランジスタ形成領域
において、変調用ウェル5を構成する。
次に、フォトダイオード形成領域以外の部分にレジストマスク91を形成して、例えば
燐(リン(P))イオンの打ち込みを行ってN型ウェル21を形成する(図9(a))。
このイオン注入はフォトダイオード形成領域について比較的深い位置まで行う(図6(b
))。
次に、基板1にリンのイオン打ち込みを行うことによって、P型ウェル24の下方にN
型ウェルを形成する。こうして、フォトダイオード形成領域についてはN型ウェル21、
変調トランジスタ形成領域についてはN型ウェル21'が形成される(図6(c))。
次に、図6(d)に示すように、レジストマスク92を用いて、変調トランジスタ形成
領域において、P型不純物を深くイオン注入して、P型埋込層23を形成する(図9(b
))。更に、同一のレジストマスク92を用いて、基板1表面近傍に、変調トランジスタ
TMのチャネルを得るためのN型拡散層27を形成する。
次に、図7(a)に示すように、レジストマスク93を形成して、素子分離用のアイソ
レーション領域22を形成する(図9(c))。次いで、図7(b)に示すように、基板
1表面にゲート酸化膜31を熱酸化によって形成する。
次に、図7(c)に示すように、レジストマスク94(図10(a))を用いて、リン
グゲート6下方の変調用ウェル5内に、濃いP+拡散層によるキャリアポケット10を形
成する。リングゲート6の平面形状は、図10(a)に示すように、環状である。次に、
図7(d)に示すように、ゲート酸化膜31上に、変調トランジスタTMのリングゲート
6を形成する(図10(b))。
次に、図8(a)に示すように、リングゲート6の中央開口6aを除く領域を塞ぐよう
に形成されたレジストマスク95(図10(c))をマスクとして、P型不純物をP型ウ
ェル24の下方にイオン注入して、ソース領域7下方の変調用ウェル5に拡散層81を形
成する。
次に、図8(b)に示すように、リングゲート6の中央開口6aを塞ぐように形成され
たレジストマスク96及びリングゲート6(図11(a))をマスクとして、N型不純物
をイオン注入して、基板1表面にピニング層としてのN型拡散層32を形成する。
次に、リングゲート開口及びフォトダイオード形成領域を覆うレジストマスク97及び
リングゲート6(図11(b))をマスクとして、N型不純物をイオン注入してドレイン
領域8を形成する(図8(c))。
次に、基板1表面上に層間絶縁膜42を形成したのち、リングゲート6の開口の中央部
に達するコンタクトホール43を形成する(図8(d))。そして、コンタクトホール4
3を利用して(図11(c))、リンを用いたN+の不純物注入を行って、ソース領域7
を形成する(図8(d))。
本実施の形態に係る固体撮像装置の1センサセルの断面形状を示す模式的な断面図。 本実施の形態に係る固体撮像装置の1センサセルの平面形状を示す説明図。 素子の全体構造を等価回路によって示す回路ブロック図。 ソース領域及びその下方における濃度分布を示す説明図。 本実施の形態におけるトランジスタ特性を示すグラフ。 素子の製造方法を説明するための工程図。 素子の製造方法を説明するための工程図。 素子の製造方法を説明するための工程図。 素子の製造方法を説明するための平面図。 素子の製造方法を説明するための平面図。 素子の製造方法を説明するための平面図。 特許文献1に開示されているイメージセンサを示す模式的断面図。 図12の単位画素の等価回路を示す説明図。 横軸に基板深さをとり縦軸に不純物濃度をとって、ソース領域114及びその下方のウェル領域116における濃度分布を示すグラフ。
符号の説明
1…基板、4…収集ウェル、5…変調用ウェル、6…リングゲート、7…ソース領域
、8…ドレイン領域、10…キャリアポケット、PD…フォトダイオード、TM…変調ト
ランジスタ。81…拡散層

Claims (5)

  1. 光電変換素子と該光電変換素子の隣に形成されたトランジスタとを含む固体撮像装置に
    おいて、
    一導電型の基板と、
    前記光電変換素子及び前記トランジスタの形成領域の前記基板に形成された逆導電型の
    第1拡散層と、
    前記光電変換素子の形成領域の前記第1の拡散層上に形成された一導電型の第2拡散層
    と、
    前記トランジスタの形成領域の前記第1の拡散層上に形成され、前記第2拡散層と連続
    して形成された一導電型の第3拡散層と、
    前記第3拡散層上方の前記基板上方に形成された、開口部を有するゲート電極と、
    前記開口部下方の前記基板に形成されるソースと、
    前記ソースと離間して形成され、前記第1拡散層に電気的に接続されるドレインと、を
    含み、
    前記ソース下方に位置する前記第3拡散層の厚さは、前記ソース下方以外に位置する該
    第3拡散層の厚さよりも、厚いことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記ソース下方に位置する前記第3拡散層は、該ソース下方の一部の領域のみにおいて
    、前記ソース下方以外に位置する該第3拡散層の厚さよりも、厚いことを特徴とする請求
    項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記ソース下方及び該ソースの周辺を含む領域の下方に位置する前記第3拡散層の厚さ
    は、該ソース下方及び該ソースの周辺を含む領域の下方以外に位置する該第3拡散層の厚
    さよりも、厚いことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 光電変換素子と該光電変換素子の隣に形成されたトランジスタとを含む固体撮像装置の
    製造方法において、
    前記光電変換素子及び前記トランジスタの形成領域の一導電型の基板に、逆導電型の第
    1拡散層を形成する工程と、
    前記光電変換素子の形成領域の前記第1拡散層上に一導電型の第2拡散層を形成する工
    程と、
    前記トランジスタの形成領域の前記第1の拡散層上に、前記第2拡散層と連続するよう
    に一導電型の第3拡散層を形成する工程と、
    前記第3拡散層上方の前記基板上方に開口部を有するゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極の開口部の下方の基板に、前記ゲート電極下方以外に形成された前記第
    3拡散層の厚さよりも、厚い第4拡散層を形成する工程と、
    前記第1拡散層に電気的に接続されるドレインを形成する工程と、
    前記第4拡散層上の前記基板表面側にソースを形成する工程と、を具備したことを特徴
    とする固体撮像装置の製造方法。
  5. 前記第4拡散層を形成する工程は、前記ゲート電極をマスクとして不純物を注入する工
    程を含むことを特徴とする請求項4に記載の固体撮像装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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