JP2005322620A - 偏向ヨーク及びそれを用いた受像管装置 - Google Patents

偏向ヨーク及びそれを用いた受像管装置 Download PDF

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勝世 岩崎
Takahiko Yoshinaga
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Abstract

【課題】 水平偏向コイルを、スクリーン面側渡り部の左右両端が当該渡り部の中央部よりもスクリーン面側に突出した巻線状態としたとき、垂直偏向コイルやコアの絶縁枠への組付け作業を安定に行うことのできる偏向ヨークを提供する。
【解決手段】 絶縁枠30を、そのスクリーン面側開口部31が上下一対の水平偏向コイルのスクリーン面側渡り部の形状に沿った形状となるように樹脂成型する。絶縁枠30のスクリーン面側開口部31の周縁の、X軸(水平軸)方向の左右部分“A”とY軸(垂直軸)方向の上下部分“B”との間の4箇所に、スクリーン面側に突出させて突起(凸部)32を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テレビ受像機や投写管装置等の受像管装置に用いられ、電子銃から射出された電子ビームを水平方向及び垂直方向に偏向するための偏向ヨーク、及び当該偏向ヨークを用いた受像管装置に関する。
一般に、投写型のプロジェクションテレビにおいては、解像度重視のために、その投写管装置が備える偏向ヨークの偏向磁界はほぼ斉一磁界で構成されている。そのため、図8に示すような幾何学的な原因で生じる画像のピンクッション歪み1(1a、1b)が残留し、このピンクッション歪み1は、プロジェクションテレビセットの補正回路によって補正されている。特に、画面上下のピンクッション歪み1aを補正するために必要な電力は、プロジェクションテレビセットの全消費電力の10%以上を占めることが知られており、省エネに関する要求が高まっている近年において、セットメーカーは苦しい設計を強いられている。
従来、この問題を解決するために、以下に示すような技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図9に、従来技術における偏向ヨークの側面図を示す。図9に示すように、従来技術における偏向ヨーク2は、水平偏向コイル3と垂直偏向コイル4とコア5とにより構成されており、偏向ヨーク2のスクリーン面側開口部付近6には、上下左右に位置して、水平補正コイル7と垂直補正コイル8とが設けられている。ここで、水平補正コイル7は水平偏向コイル3に直列に接続され、垂直補正コイル8は垂直偏向コイル4に直列に接続されている。
以下、上記のように構成された従来技術における偏向ヨーク2の作用、特に、垂直補正コイル8の作用について、図9、図10を参照しながら説明する。図10は従来技術における偏向ヨークの作用を説明するための模式図である。図9、図10に示すように、垂直偏向コイル4に垂直偏向電流が流れると、偏向ヨーク2のスクリーン面側開口部付近6に上下に位置して設けられた垂直補正コイル8に電流が流れるために、補正磁界9が発生する。このため、電子ビーム10は、画面上下付近で、Z軸(管軸)から外側に離れる方向にローレンツ力11を受け、画面上下のピンクッション歪みが補正される。同様に、水平偏向コイル3に水平偏向電流が流れて、水平補正コイル7に電流が流れると、画面左右のピンクッション歪みが補正される。
特開2003−123669号公報
しかし、特許文献1に開示された技術においては、偏向ヨーク2とは別に水平補正コイル7及び垂直補正コイル8を必要とし、また、それらを組み立てるための製造工数も増加するので、偏向ヨーク2のコストアップに繋がるという問題点がある。
そこで、本願出願人は、先に、垂直補正コイル等を用いることなく、水平偏向コイルを、スクリーン面側渡り部の左右両端が当該渡り部の中央部よりもスクリーン面側に突出した巻線状態とすることにより、画面上下のピンクッション歪みを効率良く補正する技術を提案した。
本発明は、このような巻線状態の水平偏向コイルを備え、かつ、垂直偏向コイルやコアの絶縁枠への組付け作業を安定に行うことのできる偏向ヨーク、及び当該偏向ヨークを用いた受像管装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る偏向ヨークの構成は、絶縁枠と、前記絶縁枠の内側に設けられ、電子ビームを水平方向に偏向するための水平偏向磁界を発生させる上下一対の水平偏向コイルと、前記絶縁枠の外側に設けられ、前記電子ビームを垂直方向に偏向するための垂直偏向磁界を発生させる左右一対の垂直偏向コイルと、前記垂直偏向コイルの外側に設けられたコアとを備えた偏向ヨークであって、前記水平偏向コイルは、スクリーン面側渡り部の左右両端が当該渡り部の中央部よりもスクリーン面側に突出した巻線状態となっており、前記絶縁枠は、スクリーン面側開口部が前記上下一対の水平偏向コイルの前記スクリーン面側渡り部の形状に沿った形状となるように形成され、前記絶縁枠の前記スクリーン面側開口部の周縁の、左右部分と上下部分との間に、前記スクリーン面側に突出させて凸部が設けられていることを特徴とする。
また、前記本発明の偏向ヨークの構成においては、前記凸部は、その先端が、前記絶縁枠の前記スクリーン面側開口部の周縁の左右部分を含みZ軸(管軸)に垂直な平面と接するように、その高さが設定されているのが好ましい。
また、前記本発明の偏向ヨークの構成においては、前記凸部が、前記絶縁枠に着脱自在に設けられているのが好ましい。
また、本発明に係る受像管装置の構成は、外面にスクリーン面を有するフェイスパネルと、前記フェイスパネルの後方に接続されたファンネルとからなるバルブと、前記ファンネルのネック部に内蔵された電子銃と、前記ファンネルの前記ネック部側外周に装着され、前記電子銃から射出された電子ビームを水平方向及び垂直方向に偏向する偏向ヨークとを備えた受像管装置であって、前記偏向ヨークとして前記本発明の偏向ヨークが用いられていることを特徴とする。
本発明によれば、絶縁枠を、そのスクリーン面側開口部を下向きにした状態で作業台に載置しても、絶縁枠が不安定な状態となることはないので、垂直偏向コイルやコアの絶縁枠への組付け作業を安定に行うことが可能となる。また、偏向ヨークの輸送時に、当該偏向ヨークを、絶縁枠のスクリーン面側開口部を下向きにした状態で置いても、外部からの振動等によって偏向ヨークが転倒して損傷を受けることはないので、偏向ヨークの信頼性向上を図ることもできる。
以下、実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
まず、本実施の形態における偏向ヨークが装着された投写管装置について、図4を参照しながら説明する。図4は本発明の一実施の形態における偏向ヨークが装着された投写管装置を示す平面図である。
図4に示すように、投写管装置19は、内面にほぼ矩形状の画面表示部20を有し、ガラス等で形成されたフェイスパネル21と、フェイスパネル21の後方に接続され、同じくガラス等で形成された漏斗状のファンネル22及び円筒状のネック部23とからなるバルブ(真空外囲器)と、ネック部23に内蔵され、電子ビーム25を射出する電子銃26とを具備している。ここで、フェイスパネル21には、画面表示部20と対向する外面にほぼ矩形状のスクリーン面27が形成されている。また、ファンネル22のネック部23側外周には、電子銃26から射出された電子ビーム25を垂直方向及び水平方向に偏向するための偏向ヨーク12が装着されている。
ファンネル22は、ネック部23との連接部から偏向ヨーク12のスクリーン面27側の端部にかけて、径の小さい部分、いわゆる、ヨーク部24を有している。ファンネル22の外面には、偏向ヨーク12のスクリーン面27側の開口部付近からフェイスパネル21とファンネル22との接続部にかけて、外面導電体28が塗布形成されている。また、ヨーク部24と、フェイスパネル21とファンネル22との接続部との間には、アノード部29が設けられており、偏向ヨーク12のスクリーン面27側の端部とアノード部29との間には、絶縁のために一定の距離が確保されている。また、ファンネル22の内面にも、偏向ヨーク12のスクリーン面27側の開口部付近からフェイスパネル21とファンネル22との接続部にかけて、内面導電体(図示せず)が塗布形成されている。そして、外面導電体28と内面導電体とによって所望の電気容量を得ることにより、アノード部29に印加される高電圧の微小な変動分を吸収して、画質への悪影響を防止するようにされている。
以上のような構成の投写管装置19においては、電子銃26から射出された電子ビーム25が、アノード部29に印加される30kV前後の高電圧によって加速されながら進行し、ヨーク部24において偏向ヨーク12の発生させる水平偏向磁界及び垂直偏向磁界によって水平方向及び垂直方向に偏向され、画面表示部20を水平走査すると共に、垂直走査することにより、スクリーン面27に画像が表示される。
図5に、本実施の形態の偏向ヨークの側面図(絶縁枠は省略)を示す。図5に示すように、本実施の形態の偏向ヨーク12は、電子ビーム25を水平方向に偏向するための水平偏向磁界を発生させる上下一対の水平偏向コイル13と、水平偏向コイル13の外側に設けられ、電子ビーム25を垂直方向に偏向するための垂直偏向磁界を発生させる左右一対の垂直偏向コイル14と、垂直偏向コイル14の外側に設けられたフェライトコア15とを具備している。
図6(a)に、本実施の形態の偏向ヨークを構成する水平偏向コイルの、投写管装置に装着した状態における平面図を示し、図6(b)に、その側面図の上半分を示す。
図6に示すように、本実施の形態における偏向ヨークが装着された投写管装置19において、水平偏向コイル13のスクリーン面27側の端部16とスクリーン面27との間の距離Lsは、65mmに設定されている。また、本実施の形態における偏向ヨークが装着された投写管装置19において、水平偏向コイル13のスクリーン面27側の端部16とスクリーン面27との間の距離Lsは、水平偏向コイル13のスクリーン面27側の渡り部17のY軸(垂直軸)方向の高さHwが最も高くなるZ軸(管軸)上の位置18とスクリーン面27との間の距離Lwよりも小さく、かつ、LsとLwとの差分ΔLws=Lw−Lsは、17mmに設定されている。さらに、平面図(図6(a))で見たときの、水平偏向コイル13のスクリーン面27側の渡り部17が有する曲率半径Rwは、当該渡り部17のY軸(垂直軸)方向の高さHwが最も高くなるZ軸(管軸)上の位置18とアノード部29とを結ぶ線分Rよりも大きく設定されている。尚、以上の寸法設定は、16cm(7インチ)の投写管装置についてのものである。
以上のような寸法設定とすることにより、画面上下のピンクッション歪みを効率良く補正することができ、かつ、アノード部29に印加される高電圧の微小な変動が画質に与える影響を抑えることができる。また、水平偏向コイル13とアノード部29との間に所望の絶縁距離を確保することもできる。
上記のように、本実施の形態における偏向ヨーク12の水平偏向コイル13は、スクリーン面27側の渡り部17の左右両端が当該渡り部17の中央部よりも17mmだけスクリーン面27側に突出した巻線状態となっている。
次に、このような巻線状態の水平偏向コイル13を支持するのに好適な絶縁枠を考慮した偏向ヨークの構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施の形態における偏向ヨーク用の絶縁枠を示す側面図、図2は本発明の一実施の形態における偏向ヨークを示す分解斜視図、図3は本発明の一実施の形態における偏向ヨークの組立状態を示す側面図である。
図1、図2に示すように、本実施の形態における偏向ヨーク12の絶縁枠30は、そのスクリーン面27側の開口部31が上下一対の水平偏向コイル13のスクリーン面27側(図1、図2では、左側)の渡り部17の形状に沿った形状となるように樹脂成型されている。すなわち、絶縁枠30のスクリーン面27側の開口部31は、X軸(水平軸)方向の左右部分“A”がY軸(垂直軸)方向の上下部分“B”よりもスクリーン面27側に突出した状態となっている。
ところで、垂直偏向コイル及びフェライトコアの絶縁枠への組付け作業は、通常、絶縁枠を、そのスクリーン面側の開口部を下向きにした状態で作業台に載置して行われる。しかし、上記したように、本実施の形態の絶縁枠30のスクリーン面27側の開口部31は、X軸(水平軸)方向の左右部分“A”がY軸(垂直軸)方向の上下部分“B”よりもスクリーン面27側に突出した状態となっているので、このままでは、作業台に載置したときの絶縁枠30が不安定な状態となって、垂直偏向コイル14やフェライトコア15の絶縁枠30への組付け作業を安定に行うことができない。
そこで、本実施の形態においては、図1、図2に示すように、絶縁枠30のスクリーン面27側の開口部31の周縁の、X軸(水平軸)方向の左右部分“A”とY軸(垂直軸)方向の上下部分“B”との間の4箇所に、スクリーン面27側に突出させてピン状の突起(凸部)32が設けられている。ここで、各突起32は、その先端が、絶縁枠30のスクリーン面27側の開口部31のX軸(水平軸)方向の左右部分“A”を含みZ軸(管軸)に垂直な平面と接するように、その長さ(高さ)が設定されている。このため、絶縁枠30を、そのスクリーン面27側の開口部31を下向きにした状態で作業台に載置しても、絶縁枠30が不安定な状態となることはないので、垂直偏向コイル14やフェライトコア15の絶縁枠30への組付け作業を安定に行うことが可能となる。また、各突起32は、絶縁枠30に形成された挿通孔34に差し込むことにより、絶縁枠30に取り付けることができるようにされている。すなわち、各突起32は、絶縁枠30に着脱自在に設けられている。これにより、垂直偏向コイル14やフェライトコア15の絶縁枠30への組付け作業時、あるいは偏向ヨーク12の輸送時にのみ各突起32を絶縁枠30に取り付け、偏向ヨーク12の投写管装置19への装着時には各突起32を絶縁枠30から取り外すことができる。
次に、本実施の形態における偏向ヨーク12の組立方法について、図2を参照しながら説明する。
まず、絶縁枠30の内壁面に沿わせる形で上下一対の水平偏向コイル13を組み付ける。尚、図2には示していないが、絶縁枠30の前端面、内壁面及び後端面には、水平偏向コイル13を支持するための工夫が施されている。
次いで、絶縁枠30のスクリーン面27側の開口部31の周縁の、X軸(水平軸)方向の左右部分“A”とY軸(垂直軸)方向の上下部分“B”との間の4箇所に、スクリーン面27側に突出させて突起32を取り付ける。
次いで、上下一対の水平偏向コイル13が組み付けられた絶縁枠30を、そのスクリーン面27側の開口部31を下向きにした状態で作業台に載置する。この場合、絶縁枠30のスクリーン面27側の開口部31は、X軸(水平軸)方向の左右部分“A”がY軸(垂直軸)方向の上下部分“B”よりもスクリーン面27側に突出した状態となっているが、上記したように、絶縁枠30のスクリーン面27側の開口部31の周縁の、X軸(水平軸)方向の左右部分“A”とY軸(垂直軸)方向の上下部分“B”との間の4箇所に、スクリーン面27側に突出させて突起32が取り付けられているので、絶縁枠30を、安定した状態で作業台に載置することができる。そして、この状態で、絶縁枠30の外側に左右一対の垂直偏向コイル14を組み付け、左右一対の垂直偏向コイル14の外側にフェライトコア15を配置して、垂直偏向コイル14及びフェライトコア15を、ホットメルト等の樹脂や接着剤を用いて絶縁枠30に固定する。この場合、安定した状態の絶縁枠30に垂直偏向コイル14やフェライトコア15を組み付けることとなるので、垂直偏向コイル14やフェライトコア15の組付け作業の安定化を図ることができる。
以上により、絶縁枠30に、上下一対の水平偏向コイル13と左右一対の垂直偏向コイル14が両者間の電気的な絶縁状態を維持しつつ支持され、かつ、フェライトコア15が取り付けられて、図3に示すような偏向ヨーク12が完成する。偏向ヨーク12が完成した段階で絶縁枠30から突起32を取り外してもよいが、偏向ヨーク12の輸送時のことを考慮すると、この段階では突起32を残したままにしておくのが望ましい。すなわち、突起32を残したままにしておくことにより、偏向ヨーク12の輸送時に、当該偏向ヨーク12を、絶縁枠30のスクリーン面27側の開口部31を下向きにした状態で置いても、外部からの振動等によって偏向ヨーク12が転倒して損傷を受けることはない。その結果、偏向ヨーク12の信頼性向上を図ることができる。
尚、本実施の形態においては、絶縁枠30のスクリーン面27側の開口部31の周縁からスクリーン面27側に真っ直ぐに突出させて形成した凸部を例に挙げて説明しているが、凸部としては湾曲した形状のものであってもよい。
また、本実施の形態においては、突起32が、絶縁枠30に着脱自在に設けられているが、突起32を絶縁枠30に固着した状態で設けてもよい。
また、本実施の形態においては、絶縁枠30のスクリーン面27側の開口部31の周縁の、X軸(水平軸)方向の左右部分“A”とY軸(垂直軸)方向の上下部分“B”との間の4箇所に突起32を設けて、4点支持構造としているが、3箇所のみに突起32を設ける3点支持構造であっても何ら問題はない。
また、本実施の形態においては、凸部としてピン状の突起32を例に挙げて説明しているが、凸部としてはピン状のものに限定されるものではなく、例えば、図7に示すように、絶縁枠30のスクリーン面27側の開口部31の周縁に沿わせて形成した板状体33からなるものであってもよい。この場合においては、板状体33のスクリーン面27側の面33aが、絶縁枠30のスクリーン面27側の開口部31のX軸(水平軸)方向の左右部分“A”を含みZ軸(管軸)に垂直な平面と接するように、その長さ(高さ)が設定される。また、この場合においても、凸部としての板状体33は、絶縁枠30に着脱自在に設けられていてもよく、絶縁枠30に固着した状態で設けられていてもよい。また、この場合においても、4点支持構造だけではなく、3点支持構造を採用することもができる。
また、本実施の形態においては、投写管装置用の偏向ヨーク12を例に挙げて説明したが、本発明の偏向ヨークは、必ずしも投写管装置用の偏向ヨークに限定されるものではなく、テレビ受像機等の他の受像管装置に装着される偏向ヨークにも適用することができる。
本発明の一実施の形態における偏向ヨーク用の絶縁枠を示す側面図 本発明の一実施の形態における偏向ヨークを示す分解斜視図 本発明の一実施の形態における偏向ヨークの組立状態を示す側面図 本発明の一実施の形態における偏向ヨークが装着された投写管装置を示す平面図 本発明の一実施の形態における偏向ヨークを示す側面図(絶縁枠は省略) 図6Aは本発明の一実施の形態の偏向ヨークを構成する水平偏向コイルの、投写管装置に装着した状態における平面図、図6Bはその側面図(上半分のみ) 本発明の一実施の形態における偏向ヨーク用の絶縁枠の他の例を示す側面図 従来技術の投写管装置におけるピンクッション歪みを説明するための模式図 従来技術における偏向ヨークを示す側面図 従来技術における偏向ヨークの作用を説明するための模式図
符号の説明
12 偏向ヨーク
13 水平偏向コイル
14 垂直偏向コイル
15 フェライトコア
16 水平偏向コイルのスクリーン面側端部
17 水平偏向コイルのスクリーン面側渡り部
18 水平偏向コイルのスクリーン面側渡り部のY軸(垂直軸)方向の高さが最も高くなるZ軸(管軸)上の位置
19 投写管装置
20 画面表示部
21 フェイスパネル
22 ファンネル
23 ネック部
24 ヨーク部
25 電子ビーム
26 電子銃
27 スクリーン面
28 外面導電体
29 アノード部
30 絶縁枠
31 絶縁枠のスクリーン面側開口部
32 突起(凸部)
33 板状体
34 挿通孔

Claims (4)

  1. 絶縁枠と、前記絶縁枠の内側に設けられ、電子ビームを水平方向に偏向するための水平偏向磁界を発生させる上下一対の水平偏向コイルと、前記絶縁枠の外側に設けられ、前記電子ビームを垂直方向に偏向するための垂直偏向磁界を発生させる左右一対の垂直偏向コイルと、前記垂直偏向コイルの外側に設けられたコアとを備えた偏向ヨークであって、
    前記水平偏向コイルは、スクリーン面側渡り部の左右両端が当該渡り部の中央部よりもスクリーン面側に突出した巻線状態となっており、
    前記絶縁枠は、スクリーン面側開口部が前記上下一対の水平偏向コイルの前記スクリーン面側渡り部の形状に沿った形状となるように形成され、
    前記絶縁枠の前記スクリーン面側開口部の周縁の、左右部分と上下部分との間に、前記スクリーン面側に突出させて凸部が設けられていることを特徴とする偏向ヨーク。
  2. 前記凸部は、その先端が、前記絶縁枠の前記スクリーン面側開口部の周縁の左右部分を含みZ軸(管軸)に垂直な平面と接するように、その高さが設定されている請求項1に記載の偏向ヨーク。
  3. 前記凸部が、前記絶縁枠に着脱自在に設けられている請求項1に記載の偏向ヨーク。
  4. 外面にスクリーン面を有するフェイスパネルと、前記フェイスパネルの後方に接続されたファンネルとからなるバルブと、
    前記ファンネルのネック部に内蔵された電子銃と、
    前記ファンネルの前記ネック部側外周に装着され、前記電子銃から射出された電子ビームを水平方向及び垂直方向に偏向する偏向ヨークとを備えた受像管装置であって、
    前記偏向ヨークとして請求項1〜3のいずれかに記載の偏向ヨークが用いられていることを特徴とする受像管装置。

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