JP2005322022A - ピアツーピア端末装置及びキャッシュ生成方法ならびにそのコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】コンテンツの登録時等にコンテンツの発見率を一定に維持することができるピアツーピア通信システムを提供する。
【解決手段】ピアツーピア通信システム1は、複数のピアツーピア端末装置2−1〜Nから構成されている。ピアツーピア端末装置2−1〜Nは、ネットワークからコンテンツを受信する際にコンテンツのキャッシュを生成する。また、ピアツーピア端末装置2−1に新たなコンテンツがユーザの操作の下で登録された際に、ピアツーピア端末装置2−2〜Nに存在確認信号を送信する。存在確認信号に対して応答したピアツーピア端末装置2−2〜Nの中から所定の規則でキャッシュ生成対象のピアツーピア端末装置を選出し、選出したピアツーピア端末装置にコンテンツを含むキャッシュ生成指示を送信する。キャッシュ生成指示を受信したピアツーピア端末装置は、キャッシュ生成指示に含まれているコンテンツを内部に記憶する。
【選択図】 図1
【解決手段】ピアツーピア通信システム1は、複数のピアツーピア端末装置2−1〜Nから構成されている。ピアツーピア端末装置2−1〜Nは、ネットワークからコンテンツを受信する際にコンテンツのキャッシュを生成する。また、ピアツーピア端末装置2−1に新たなコンテンツがユーザの操作の下で登録された際に、ピアツーピア端末装置2−2〜Nに存在確認信号を送信する。存在確認信号に対して応答したピアツーピア端末装置2−2〜Nの中から所定の規則でキャッシュ生成対象のピアツーピア端末装置を選出し、選出したピアツーピア端末装置にコンテンツを含むキャッシュ生成指示を送信する。キャッシュ生成指示を受信したピアツーピア端末装置は、キャッシュ生成指示に含まれているコンテンツを内部に記憶する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ネットワークに接続された複数の装置に分散して記憶されている情報をピアツーピア技術を用いて検索及び交換するピアツーピア端末装置及びキャッシュ生成方法並びにそのコンピュータプログラムに関する。
従来、ピアツーピア技術を用いた情報検索システム及び情報共有システムは、電子ファイルなどのコンテンツ情報がネットワーク内に分散配置されている状態において、ネットワ−ク内にサーバを設置することなく、情報の検索・交換を可能とする技術である。これらの代表的なものとしては、グヌーテラ(Gnutella)やジャクスタ(JXTA)などがある。
これらのピアツーピア技術を用いたシステム(以下、ピアツーピア通信システム)の中には、最初に登録された1個のコンテンツなどのデータを複製(以下、キャッシュ)して、複数の端末に分散して配置させるキャッシュ方式を用いたものがある。キャッシュ方式は、1個のコンテンツを複製し、複数の端末に分散して配置させることで、コンテンツの発見率を向上するといった利点がある。また、キャッシュ方式では、それまでコンテンツが登録されたネットワークの末端に位置するピアツーピア端末装置まで検索クエリが伝播されていたのに対して、検索クエリが伝播する範囲が狭まるため、トラヒックの抑制・検索速度を向上するといった利点もある。
これらのピアツーピア技術を用いたシステム(以下、ピアツーピア通信システム)の中には、最初に登録された1個のコンテンツなどのデータを複製(以下、キャッシュ)して、複数の端末に分散して配置させるキャッシュ方式を用いたものがある。キャッシュ方式は、1個のコンテンツを複製し、複数の端末に分散して配置させることで、コンテンツの発見率を向上するといった利点がある。また、キャッシュ方式では、それまでコンテンツが登録されたネットワークの末端に位置するピアツーピア端末装置まで検索クエリが伝播されていたのに対して、検索クエリが伝播する範囲が狭まるため、トラヒックの抑制・検索速度を向上するといった利点もある。
上述したピアツーピア通信システムは、そのシステムの利用目的ごとに、キャッシュの生成方法が異なる。具体的には、以下の2つの方法が存在する。1つ目の方法は、特定のピアツーピア端末装置同士でグループを形成し、そのグループ内で検索やデータ共有を行なうといったグループウェアを目的とした方法である。2つ目は、特定のグループを形成せずに、ネットワークに接続されている不特定多数のピアツーピア端末装置同士で検索やデータ共通を行なうといった不特定のユーザ間での情報共有を目的とした方法である。前者は、グループに所属する全てのピアツーピア端末装置にキャッシュを配置する方法である。また、後者は、一部のピアツーピア端末装置にキャッシュを配置する方法である。以下、この2つのキャッシュ管理方法について説明する。
(1)全てのピアツーピア端末装置にキャッシュを配置する方法(グループを形成するタイプ)
通常、グループを形成するタイプのピアツーピア通信システムでは、あるデータAが登録された場合、グループに所属する全てのピアツーピア端末装置にデータAを配備して、そのピア端末内にキャッシュを生成する。この方法は、グルーブ(Groove)やアリエル(Ariel)等のグループウェアでの利用を目的としたピアツーピア通信システムに用いられている。
この方法は、グループという限定された範囲で、全てのデータが、全てのピアツーピア端末装置において、共有されている。そのため、最初にデータが登録されたピアツーピア端末装置がネットワークから切断されても、他のピアツーピア端末装置が既にキャッシュを保持しているため、確実にデータを検索・取得できるという特徴がある。
通常、グループを形成するタイプのピアツーピア通信システムでは、あるデータAが登録された場合、グループに所属する全てのピアツーピア端末装置にデータAを配備して、そのピア端末内にキャッシュを生成する。この方法は、グルーブ(Groove)やアリエル(Ariel)等のグループウェアでの利用を目的としたピアツーピア通信システムに用いられている。
この方法は、グループという限定された範囲で、全てのデータが、全てのピアツーピア端末装置において、共有されている。そのため、最初にデータが登録されたピアツーピア端末装置がネットワークから切断されても、他のピアツーピア端末装置が既にキャッシュを保持しているため、確実にデータを検索・取得できるという特徴がある。
(2)一部のピアツーピア端末装置にキャッシュを配置する方法(グループを形成しないタイプ)
ファイルを取得したピアツーピア端末装置や、中継転送したピアツーピア端末装置にキャッシュを自動的に生成する。生成されたキャッシュは、第三者に自動的に再公開する。これらの方法は、ピアツーピア型のファイル交換システムで有名なWinny(上述したグヌーテラの技術に基づいたピアツーピア通信システム)等で用いられている。以下に具体例を説明する。
ネットワークに対してあるピアツーピア端末装置でコンテンツAが公開されている。別のピアツーピア端末装置がコンテンツAをダウンロード、または中継すると、取得したコンテンツAを、その端末の記憶領域内に複製し、コンテンツAの複製であるコンテンツA’としてネットワーク内に公開する。
サービスを受信したピアツーピア端末装置(コンテンツを利用したピアツーピア端末装置)がキャッシュを生成・保持する方式をOwner Replicationと呼ぶ。また、サービスを提供したピアツーピア端末装置(コンテンツを登録したピアツーピア端末装置)とサービスを受信したピアツーピア端末装置(コンテンツを利用したピアツーピア端末装置)の経路上に存在するピアツーピア端末装置がキャッシュを生成・保持する方式をPath Replicationと呼ぶ。これらの方式は、利用頻度が高いコンテンツほど、ネットワーク内に分散しているため、発見・取得されやすいという特徴がある。
ファイルを取得したピアツーピア端末装置や、中継転送したピアツーピア端末装置にキャッシュを自動的に生成する。生成されたキャッシュは、第三者に自動的に再公開する。これらの方法は、ピアツーピア型のファイル交換システムで有名なWinny(上述したグヌーテラの技術に基づいたピアツーピア通信システム)等で用いられている。以下に具体例を説明する。
ネットワークに対してあるピアツーピア端末装置でコンテンツAが公開されている。別のピアツーピア端末装置がコンテンツAをダウンロード、または中継すると、取得したコンテンツAを、その端末の記憶領域内に複製し、コンテンツAの複製であるコンテンツA’としてネットワーク内に公開する。
サービスを受信したピアツーピア端末装置(コンテンツを利用したピアツーピア端末装置)がキャッシュを生成・保持する方式をOwner Replicationと呼ぶ。また、サービスを提供したピアツーピア端末装置(コンテンツを登録したピアツーピア端末装置)とサービスを受信したピアツーピア端末装置(コンテンツを利用したピアツーピア端末装置)の経路上に存在するピアツーピア端末装置がキャッシュを生成・保持する方式をPath Replicationと呼ぶ。これらの方式は、利用頻度が高いコンテンツほど、ネットワーク内に分散しているため、発見・取得されやすいという特徴がある。
(3)その他の方法
上記以外のキャッシュの配置先選定方法としては、非特許文献1のようなものがある。
非特許文献1では、べき乗則に基づいたキャッシュ配置方法を提案している。キャッシュの転送先を、隣接ピアツーピア端末装置のdegree(接続ノード数)に応じて重み付けされた確率をもとに選出する。つまり、ピアツーピア端末装置間で転送する検索要求などの情報が集中しやすいピアツーピア端末装置を接続している隣接ノード数に基づいて選出し、該当するピアツーピア端末装置にキャッシュを配置することで、コンテンツの発見率を向上させる方法である。
後藤森宏、阿多信吾、村田正幸,"P2Pネットワークにおけるサービス安定性向上のためのレプリケーション配置手法,"電子情報通信学会技術研究報告(NS20Q2−162)、102号、p.25−28、2002年10月
上記以外のキャッシュの配置先選定方法としては、非特許文献1のようなものがある。
非特許文献1では、べき乗則に基づいたキャッシュ配置方法を提案している。キャッシュの転送先を、隣接ピアツーピア端末装置のdegree(接続ノード数)に応じて重み付けされた確率をもとに選出する。つまり、ピアツーピア端末装置間で転送する検索要求などの情報が集中しやすいピアツーピア端末装置を接続している隣接ノード数に基づいて選出し、該当するピアツーピア端末装置にキャッシュを配置することで、コンテンツの発見率を向上させる方法である。
後藤森宏、阿多信吾、村田正幸,"P2Pネットワークにおけるサービス安定性向上のためのレプリケーション配置手法,"電子情報通信学会技術研究報告(NS20Q2−162)、102号、p.25−28、2002年10月
上述した、(1)の全てのピアツーピア端末装置にキャッシュを配置する方法は、全てのピアツーピア端末装置が、そのグループに登録された全てのコンテンツを保持するため、ピアツーピア端末装置の数が多い場合、膨大な記憶容量が必要となる問題がある。つまり、少人数で構成されるグループ内での利用や、グループを設定できる会社・組織での利用においては効果的な方法である。しかし、不特定多数の利用者によって利用される場合には、グループという概念を設定することができないためである。
また、上述した(2)の一部のピアツーピア端末装置にキャッシュを配置する方法(グループを形成しないタイプ)は、不特定多数の利用者によって利用される場面においても、グループという概念に基づいてキャッシュが配置されていないため上記の問題は生じない。しかしながら、コンテンツの検索・ダウンロードといったコンテンツの利用を契機にキャッシュを生成するため、登録したばかりのコンテンツや参照する回数が減少したコンテンツはキャッシュが存在せず、他のピアツーピア端末装置から発見するのが困難になるという問題がある。
また、上述した(2)の一部のピアツーピア端末装置にキャッシュを配置する方法(グループを形成しないタイプ)は、不特定多数の利用者によって利用される場面においても、グループという概念に基づいてキャッシュが配置されていないため上記の問題は生じない。しかしながら、コンテンツの検索・ダウンロードといったコンテンツの利用を契機にキャッシュを生成するため、登録したばかりのコンテンツや参照する回数が減少したコンテンツはキャッシュが存在せず、他のピアツーピア端末装置から発見するのが困難になるという問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、グループを形成しないピアツーピア端末装置のネットワークにおいて、コンテンツが登録したばかりの時やコンテンツの参照回数が減少した時にも、コンテンツの発見率を一定に維持することができるピアツーピア端末装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、ピアツーピアネットワークに接続され、コンテンツを前記ピアツーピアネットワークから受信した際にキャッシュを生成するピアツーピア端末装置であって、ユーザの指示を受けて前記コンテンツを登録する第1のコンテンツ登録手段と、前記コンテンツの登録時に、前記ピアツーピアネットワークに接続された他のピアツーピア端末装置へ存在確認信号を送信する存在確認信号送信手段と、前記存在確認信号に対して応答したピアツーピア端末装置の中から所定の規則に従って1または複数のピアツーピア端末装置を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択されたピアツーピア端末装置へ前記コンテンツ登録手段によって登録された前記コンテンツを含むキャッシュ生成信号を送信するキャッシュ生成信号送信手段と、他のピアツーピア端末装置から前記存在確認信号を受けた時に、応答信号を返信する応答信号通信手段と、他のピアツーピア端末装置から前記キャッシュ生成信号を受信した時に、前記キャッシュ生成信号に含まれている前記コンテンツを登録する第2のコンテンツ登録手段と、を備えたことを特徴とするピアツーピア端末装置である。
本発明は、上記の発明において、前記選択手段の前記所定の規則は、前記コンテンツに予め付与された前記コンテンツの重要度を示す情報に基づいて前記ピアツーピア端末装置の選択する数を決定することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記選択手段の前記所定の規則は、前記存在確認信号の応答に含まれている中継回数に基づいて、所定の中継回数の範囲に存在する前記他のピアツーピア端末装置を選択の候補とすることを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記第2のコンテンツ登録手段は、前記キャッシュ生成信号を受信した際に、削除不許可識別子を設定して前記キャッシュ生成信号に含まれる前記コンテンツを登録し、前記コンテンツを受信した際に、前記削除不許可識別子が設定されていない前記コンテンツのうち最も古いものから削除し受信した前記コンテンツを登録する手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明は、ピアツーピアネットワークに接続され、コンテンツを前記ピアツーピアネットワークから受信した際にキャッシュを生成するピアツーピア端末装置のキャッシュ生成方法であって、ユーザの指示を受けて前記コンテンツを登録する過程と、前記コンテンツの登録時に、前記ピアツーピアネットワークに接続された他のピアツーピア端末装置へ存在確認信号を送信する過程と、前記存在確認信号に対して応答したピアツーピア端末装置の中から所定の規則に従って1または複数のピアツーピア端末装置を選択する過程と、選択されたピアツーピア端末装置へ登録された前記コンテンツを含むキャッシュ生成信号を送信する過程と、他のピアツーピア端末装置から前記存在確認信号を受けた時に、応答信号を返信する過程と、他のピアツーピア端末装置から前記キャッシュ生成信号を受信した時に、前記キャッシュ生成信号に含まれている前記コンテンツを登録する過程と、を備えたことを特徴とするキャッシュ生成方法である。
本発明は、ピアツーピアネットワークに接続され、コンテンツを前記ピアツーピアネットワークから受信した際にキャッシュを生成するピアツーピア端末装置のコンピュータに、ユーザの指示を受けて前記コンテンツを登録する手順、前記コンテンツの登録時に、前記ピアツーピアネットワークに接続された他のピアツーピア端末装置へ存在確認信号を送信する手順、前記存在確認信号に対して応答したピアツーピア端末装置の中から所定の規則に従って1または複数のピアツーピア端末装置を選択する手順、選択されたピアツーピア端末装置へ登録された前記コンテンツを含むキャッシュ生成信号を送信する手順、他のピアツーピア端末装置から前記存在確認信号を受けた時に、応答信号を返信する手順、他のピアツーピア端末装置から前記キャッシュ生成信号を受信した時に、前記キャッシュ生成信号に含まれている前記コンテンツを登録する手順、を実行させるコンピュータプログラムである。
この発明によれば、コンテンツが登録されたピアツーピア端末装置が、ネットワークに接続されている他のピアツーピア端末装置を検出し、検出したピアツーピア端末装置の中から所定の規則でキャッシュの生成対象のピアツーピア端末装置を選出する。選出したピアツーピア端末装置に対してキャッシュデータを生成させる指示信号を送信し、指示信号を受信したピアツーピア端末装置は、指示信号に含まれているコンテンツのキャッシュデータを内部に記憶する構成となっている。そのため、コンテンツが登録された直後においても一定数のキャッシュデータがネットワークに存在するため、コンテンツを発見する確率を向上させることができる。
また、本発明によれば、キャッシュ生成対象のピアツーピア端末装置を選出する際に、コンテンツに予め付与されたコンテンツの重要度を示す情報に基づいて選出する端末数を決定する構成となっている。そのため、コンテンツの重要度に従ってキャッシュが多く生成されることとなり、重要なコンテンツの発見率を向上することが可能となる。
また、本発明によれば、コンテンツが登録されたピアツーピア端末装置が、ネットワークに接続されている他のピアツーピア端末装置を検出するための信号を送信した際に、他のピアツーピア端末装置から応答を受信する。そして、応答情報に含まれているホップ数に基づいて、所定のホップ数の範囲に存在する他のピアツーピア端末装置の中からキャッシュ生成対象のピアツーピア端末装置を選出する構成となっている。そのため、キャッシュの生成対象となるピアツーピア端末装置の配置の範囲をホップ数で管理することが可能となる。
また、本発明によれば、キャッシュ生成指示を受信して、コンテンツのキャッシュデータを内部の記憶領域に記憶する際に、削除対象としない削除不許可識別子を設定して記憶している。そして、他のピアツーピア端末装置から中継するコンテンツを受信した際に、記憶領域に存在する古いキャッシュデータを削除して中継するコンテンツのキャッシュデータを書き込む場合に、削除不許可識別子が設定されているキャッシュデータを除外する構成となっている。そのため、登録時に生成したキャッシュデータは時間が経過して参照される回数が減少しても記憶され続けることになる。それによって、例えば、重要なコンテンツのキャッシュデータは参照回数に依存することなく発見率を一定に維持することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態によるピアツーピア通信システムを図面を参照して説明する。以下の説明において、コンテンツの検索処理としてはグヌーテラやジャクスタなどのサーバを必要としないタイプの公知のピアツーピア技術を利用する。サーバを必要としないピアツーピア通信では、あるピアツーピア端末装置でコンテンツの検索が行われ、検索されたコンテンツの要求信号がピアツーピア通信システム内に送出される。その要求信号は、コンテンツを記憶しているピアツーピア端末装置まで幾つかのピアツーピア端末装置によって中継されて到達する。そして、コンテンツを記憶しているピアツーピア端末装置から送信元のピアツーピア端末装置に幾つかのピアツーピア端末装置の中継を伴ってコンテンツが配信される。この時、中継するピアツーピア端末装置は、内部の記憶領域に中継するコンテンツをキャッシュすることで、例えば、最初にコンテンツを記憶しているピアツーピア端末装置がネットワークから存在しなくなっても、当該コンテンツをキャッシュしているピアツーピア端末装置が代わりに配信することができる構成となっている。
図1は、同実施形態によるピアツーピア通信システム1のネットワーク構成を示す概略ブロック図である。
同図において、各ピアツーピア端末装置の接続経路を図中の実線及び破線で表している。
実線は、ピアツーピア端末装置が直接接続されていることを示しており、破線は、その先もしくはその間にピアツーピア端末が更に存在することを示している。
図1の各ピアツーピア端末装置2−1〜Nは、サーバを経由せず、ピアツーピア端末装置同士が直接的、かつ連鎖的に接続するような形態でネットワークを構成している。ピアツーピア端末装置2−1〜Nは、ピアツーピア通信システム1のユーザが利用するための端末である。各ピアツーピア端末装置2−1〜Nは、ピアツーピア通信システム1を構成する全てのピアツーピア端末装置の情報、例えばIPアドレス等は有していないが、隣接するピアツーピア端末装置の情報を有している。各ピアツーピア端末装置2−1〜Nは、隣接するピアツーピア端末装置から送られてくる情報を次々に伝播させることで、ピアツーピア通信システム1全体に情報を送信することができ、その情報に基づいて検索等を行う。
図1は、同実施形態によるピアツーピア通信システム1のネットワーク構成を示す概略ブロック図である。
同図において、各ピアツーピア端末装置の接続経路を図中の実線及び破線で表している。
実線は、ピアツーピア端末装置が直接接続されていることを示しており、破線は、その先もしくはその間にピアツーピア端末が更に存在することを示している。
図1の各ピアツーピア端末装置2−1〜Nは、サーバを経由せず、ピアツーピア端末装置同士が直接的、かつ連鎖的に接続するような形態でネットワークを構成している。ピアツーピア端末装置2−1〜Nは、ピアツーピア通信システム1のユーザが利用するための端末である。各ピアツーピア端末装置2−1〜Nは、ピアツーピア通信システム1を構成する全てのピアツーピア端末装置の情報、例えばIPアドレス等は有していないが、隣接するピアツーピア端末装置の情報を有している。各ピアツーピア端末装置2−1〜Nは、隣接するピアツーピア端末装置から送られてくる情報を次々に伝播させることで、ピアツーピア通信システム1全体に情報を送信することができ、その情報に基づいて検索等を行う。
図2は、同実施形態におけるピアツーピア端末装置の内部構成を示す図である。
同図においてピアツーピア端末装置2は、ユーザインタフェース2aと、ピアツーピア通信の処理を行うプログラムを備えたアプリケーション制御部2bと、ピアツーピアプロトコル制御部2jと、ネットワーク10に接続する通信プロトコル制御部2kを備えている。
通信プロトコル制御部2kは、ネットワーク10を介してピアツーピア端末装置間のデータの送受信を行うための通信プロトコルを制御する。
ピアツーピアプロトコル制御部2jは、通信プロトコル制御部2kと同様に、ピアツーピア端末装置間のデータの送受信を行うためのピアツーピアプロトコルを制御する。
アプリケーション制御部2bは、各ピアツーピア端末装置のアプリケーション制御部と連携しつつ、本実施形態におけるピアツーピア通信システム全体の処理を制御する。
同図においてピアツーピア端末装置2は、ユーザインタフェース2aと、ピアツーピア通信の処理を行うプログラムを備えたアプリケーション制御部2bと、ピアツーピアプロトコル制御部2jと、ネットワーク10に接続する通信プロトコル制御部2kを備えている。
通信プロトコル制御部2kは、ネットワーク10を介してピアツーピア端末装置間のデータの送受信を行うための通信プロトコルを制御する。
ピアツーピアプロトコル制御部2jは、通信プロトコル制御部2kと同様に、ピアツーピア端末装置間のデータの送受信を行うためのピアツーピアプロトコルを制御する。
アプリケーション制御部2bは、各ピアツーピア端末装置のアプリケーション制御部と連携しつつ、本実施形態におけるピアツーピア通信システム全体の処理を制御する。
アプリケーション処理部2bにおいて、キャッシュ制御部2cは、キャッシュの生成先及びキャッシュ操作に関する制御を行う。ピア検索処理部2dは、ネットワーク10に接続している他のピアツーピア端末装置を検索する処理を行う。コンテンツ検索処理部2eは、コンテンツを検索する処理を行う。ダウンロード処理部2fは、検索したコンテンツをダウンロードする処理を行う。コンテンツ配信処理部2gは、コンテンツを配信する処理を行う。コンテンツ管理部2hは、ネットワークに公開するコンテンツやコンテンツに関連する情報を記録するデータベース2iを管理する。
ユーザインタフェース2aは、例えばキーボードやマウスなどの入力部やディスプレイなどの表示部及び表示用面面などにより構成されている。そして、ユーザによるコンテンツの登録、検索条件の入力を受け付け、処理結果などを表示部に表示する。
ユーザインタフェース2aは、例えばキーボードやマウスなどの入力部やディスプレイなどの表示部及び表示用面面などにより構成されている。そして、ユーザによるコンテンツの登録、検索条件の入力を受け付け、処理結果などを表示部に表示する。
図3及び図4を参照して本実施形態におけるピアツーピア端末装置2の処理について説明する。図3は、実施の形態におけるピアツーピア通信システムの動作を説明するためのブロック図であり、図1のネットワーク構成の一部に相当する。図4は、図3の構成におけるピアツーピア端末装置間の処理を示したシーケンス図である。
最初に、ユーザ21が登録端末20において、コンテンツ3を登録する。なお、登録端末20は特別な端末ではなくピアツーピア端末装置の1つである(ステップS4−1、ステップS4−2)。ユーザ21は、コンテンツを登録する際に、コンテンツ3の重要度を設定する。重要度として用いる情報は、例えば重要度を示した数値や高・中・低などの識別子を用いる。なお、重要度は、コンテンツ3のファイル名称や登録者の情報などコンテンツの属性情報、またはメタデータとして一般的に用いられるコンテンツに関連する情報と共にデータベース2iに記憶する。コンテンツに関連する情報は、コンテンツ本体と共にピアツーピア通信システム上で流通する。登録完了後、コンテンツ3は、ピアツーピア通信システムに公開された状態となり、他のピアツーピア端末装置から検索可能になる。
最初に、ユーザ21が登録端末20において、コンテンツ3を登録する。なお、登録端末20は特別な端末ではなくピアツーピア端末装置の1つである(ステップS4−1、ステップS4−2)。ユーザ21は、コンテンツを登録する際に、コンテンツ3の重要度を設定する。重要度として用いる情報は、例えば重要度を示した数値や高・中・低などの識別子を用いる。なお、重要度は、コンテンツ3のファイル名称や登録者の情報などコンテンツの属性情報、またはメタデータとして一般的に用いられるコンテンツに関連する情報と共にデータベース2iに記憶する。コンテンツに関連する情報は、コンテンツ本体と共にピアツーピア通信システム上で流通する。登録完了後、コンテンツ3は、ピアツーピア通信システムに公開された状態となり、他のピアツーピア端末装置から検索可能になる。
次に、登録端末20は、ネットワークに対してピア検索を行なう。ピア検索とは、ネットワークに接続されているピアツーピア端末装置を検索するための処理で、ピア検索処理部2dが行う。このピア検索は、従来のピアツーピア通信システムと同様の方式で行う。例えば、ブロードキャスト検索などがそれにあたる(ステップS4−3)。
ネットワークに接続中の各端末2−1〜2−Nは、登録端末20から送信されてきたピア検索に対して応答メッセージを送信する。この応答メッセージの中には、IPアドレスなどの端末情報やピア検索が届くまでのホップ数などの経路情報等の内容を含んでいる。応答メッセージを送信する処理は、ピア検索と同様にピア検索処理部2dが行う(ステップS4−4)。
ネットワークに接続中の各端末2−1〜2−Nは、登録端末20から送信されてきたピア検索に対して応答メッセージを送信する。この応答メッセージの中には、IPアドレスなどの端末情報やピア検索が届くまでのホップ数などの経路情報等の内容を含んでいる。応答メッセージを送信する処理は、ピア検索と同様にピア検索処理部2dが行う(ステップS4−4)。
次に、各ピアツーピア端末装置2−1〜2−Nから応答メッセージを受信した登録端末20のキャッシュ制御部2cは、応答したピアツーピア端末装置2−1〜2−Nの中からキャッシュの配信先を選定する。選定方法は、前述のピア検索で応答のあった端末からランダムに選出する。また、キャッシュ配信先の選出方法は、ランダム抽出以外に次のような方式を用いてもよい。例えば、前述のピア検索の応答結果の情報に含まれているホップ数を参照し、その大きい順、即ちコンテンツを登録する端末から離れている順に選定する方法がある。ホップ数を元に選出した場合、広範囲にキャッシュを配置することができる。また、別の選出方法として、隣接ピア数の多い順に選出する方法がある。隣接ピアが多く接続されているピアは、検索パケット等の情報が多く通過するピアであるため、生成したキャッシュの発見率を高める効果を期待できる(ステップS4−5)。
次に、生成するキャッシュ数のピアを、前述の方式により検索したピアの上位から抽出する。生成するキャッシュ数は、ステップS4−2のコンテンツ登録時に設定した重要度に応じて決定する。例えば、重要度が“中”に設定されているコンテンツをN個とした場合、重要度が“高”に設定されているコンテンツを2N個、“低”に設定されているコンテンツをN/2個のようにする。なお、ここで設定するキャッシュ数とは、コンテンツ登録と同時に初期配布するキャッシュの数であって、コンテンツが他のピアツーピア端末装置が参照する時やダウンロードする時や中継する時に生成されるキャッシュ数を示すものではない。
次に、生成するキャッシュ数のピアを、前述の方式により検索したピアの上位から抽出する。生成するキャッシュ数は、ステップS4−2のコンテンツ登録時に設定した重要度に応じて決定する。例えば、重要度が“中”に設定されているコンテンツをN個とした場合、重要度が“高”に設定されているコンテンツを2N個、“低”に設定されているコンテンツをN/2個のようにする。なお、ここで設定するキャッシュ数とは、コンテンツ登録と同時に初期配布するキャッシュの数であって、コンテンツが他のピアツーピア端末装置が参照する時やダウンロードする時や中継する時に生成されるキャッシュ数を示すものではない。
次に、登録端末20は、登録されたコンテンツ3を複製して、先ほど選定したキャッシュの配信先として選定したピアツーピア端末装置2−1〜2−Nに対して、キャッシュ3−1〜3−Nを配信する。コンテンツの送信に関する処理は、コンテンツ配信処理部2gが行う(ステップS4−6)。各ピアツーピア端末装置2−1〜2−Nは、登録端末20から送信されたキャッシュ3−1〜3−Nを受信する。キャッシュ3−1〜3−Nを受信した各ピアツーピア端末装置はデータベース2iにキャッシュを記憶する。そして、登録コンテンツ3と同様に他のピアツーピア端末装置から検索できるようにネットワーク上に公開する。これらの処理は、コンテンツ管理部2hが行う(ステップS4−7)。
以上の動作により、登録端末20上に登録されたコンテンツ3は、ピアツーピア端末装置2−1〜2−Nにキャッシュ3−1〜3−Nとして配信され、最初は登録端末20にしか存在しなかったコンテンツ3が、複製されたキャッシュ3−1〜3−Nとして複数のピアツーピア端末装置に分散して配置されることになる。
以上の動作により、登録端末20上に登録されたコンテンツ3は、ピアツーピア端末装置2−1〜2−Nにキャッシュ3−1〜3−Nとして配信され、最初は登録端末20にしか存在しなかったコンテンツ3が、複製されたキャッシュ3−1〜3−Nとして複数のピアツーピア端末装置に分散して配置されることになる。
図5は、キャッシュが分散配置された時のピアツーピア通信システムにおける処理を示した図である。同図における符号は上述した図で説明したものと同様であるため説明は省略する。
最初に、登録端末20にコンテンツ3が登録されてから短い時間で、登録端末20がネットワークから切断されてオフラインになったとする(ステップS5−1)。
従来の方式では、コンテンツ3が登録して短い時間で登録端末20がオフラインとなっているため、他のピアツーピア端末装置にキャッシュが生成されておらず、例えば、検索者のピアツーピア端末装置6−1はコンテンツ3を発見することができない(ステップS5−2)。
しかし、本実施形態のピアツーピア通信システムでは、コンテンツ登録時に、ピアツーピア端末装置2−Nにキャッシュ3−Nを生成するため、検索者のピアツーピア端末装置6−1は、ピアツーピア端末装置2−Nが記憶しているコンテンツ3の複製であるキャッシュ3−Nを検索して発見することが可能となる(ステップS5−3)。
最初に、登録端末20にコンテンツ3が登録されてから短い時間で、登録端末20がネットワークから切断されてオフラインになったとする(ステップS5−1)。
従来の方式では、コンテンツ3が登録して短い時間で登録端末20がオフラインとなっているため、他のピアツーピア端末装置にキャッシュが生成されておらず、例えば、検索者のピアツーピア端末装置6−1はコンテンツ3を発見することができない(ステップS5−2)。
しかし、本実施形態のピアツーピア通信システムでは、コンテンツ登録時に、ピアツーピア端末装置2−Nにキャッシュ3−Nを生成するため、検索者のピアツーピア端末装置6−1は、ピアツーピア端末装置2−Nが記憶しているコンテンツ3の複製であるキャッシュ3−Nを検索して発見することが可能となる(ステップS5−3)。
他の検索者のピアツーピア端末装置6−5、6−6についても、ピアツーピア端末装置2−Nに配置されているキャッシュ3−Nを検索により発見することが可能となる。
また、同様に検索者のピアツーピア端末装置6−2、6−3、6−4においても、ピアツーピア端末装置2−2がネットワークから切断された場合には(ステップS5−4)、キャッシュ3−2を発見することができない(ステップS5−5)。しかし、ピアツーピア端末装置2−1に登録されているキャッシュ3−1を検索して発見することができる(ステップS5−6)。
また、同様に検索者のピアツーピア端末装置6−2、6−3、6−4においても、ピアツーピア端末装置2−2がネットワークから切断された場合には(ステップS5−4)、キャッシュ3−2を発見することができない(ステップS5−5)。しかし、ピアツーピア端末装置2−1に登録されているキャッシュ3−1を検索して発見することができる(ステップS5−6)。
図6は、従来の方式と本実施形態における方式の発見率に現れる効果を比較するグラフである。縦軸は、登録されたコンテンツの発見率を示している。横軸は、コンテンツ登録後の経過時間を示している。従来の方式におけるコンテンツの発見率は、破線のような山形になる。一方、本実施形態におけるピアツーピア通信システムの場合は、実線のように、登録初期から一定数の発見率があり、コンテンツの利用に応じて、従来方式と同様に発見率が向上するといった形になる。グラフの斜線の領域に示す期間において、従来の方式と比較して、発見率が向上する。
同図において、斜線の領域外の部分において、時間が経過すると共に発見率が増加するのは、コンテンツを中継するピアツーピア端末装置でキャッシュが生成されるからである。また、さらに時間が経過するにつれて発見率が減少するのは、キャッシュがFIFO(First In First Out:最も古い順から削除)やLRU(Least Recently Used:最も参照されていない順に削除)等の方式によって管理されているためである。これらの方式では、コンテンツの利用頻度が下がってくると、各端末に生成されていたキャッシュは、新しいコンテンツのキャッシュが登録される際に削除され、発見率が減少することになる。
後半の、グラフの斜線の領域において、本実施形態では発見率がある一定値を維持するのは最初に生成したキャッシュを削除しないためである。
同図において、斜線の領域外の部分において、時間が経過すると共に発見率が増加するのは、コンテンツを中継するピアツーピア端末装置でキャッシュが生成されるからである。また、さらに時間が経過するにつれて発見率が減少するのは、キャッシュがFIFO(First In First Out:最も古い順から削除)やLRU(Least Recently Used:最も参照されていない順に削除)等の方式によって管理されているためである。これらの方式では、コンテンツの利用頻度が下がってくると、各端末に生成されていたキャッシュは、新しいコンテンツのキャッシュが登録される際に削除され、発見率が減少することになる。
後半の、グラフの斜線の領域において、本実施形態では発見率がある一定値を維持するのは最初に生成したキャッシュを削除しないためである。
上述のピアツーピア端末装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述したキャッシュ生成の処理過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
なお、本実施形態におけるピアツーピア通信システムは、ドキュメント、掲示板、メッセージなどの利用者間の情報共有のために登録されたコンテンツを流通させる場面においても利用することが可能である。
1 ピアツーピア通信システム
2−1〜N ピアツーピア端末装置
2−1〜N ピアツーピア端末装置
Claims (6)
- ピアツーピアネットワークに接続され、コンテンツを前記ピアツーピアネットワークから受信した際にキャッシュを生成するピアツーピア端末装置であって、
ユーザの指示を受けて前記コンテンツを登録する第1のコンテンツ登録手段と、
前記コンテンツの登録時に、前記ピアツーピアネットワークに接続された他のピアツーピア端末装置へ存在確認信号を送信する存在確認信号送信手段と、
前記存在確認信号に対して応答したピアツーピア端末装置の中から所定の規則に従って1または複数のピアツーピア端末装置を選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択されたピアツーピア端末装置へ前記コンテンツ登録手段によって登録された前記コンテンツを含むキャッシュ生成信号を送信するキャッシュ生成信号送信手段と、
他のピアツーピア端末装置から前記存在確認信号を受けた時に、応答信号を返信する応答信号通信手段と、
他のピアツーピア端末装置から前記キャッシュ生成信号を受信した時に、前記キャッシュ生成信号に含まれている前記コンテンツを登録する第2のコンテンツ登録手段と、
を備えたことを特徴とするピアツーピア端末装置。 - 前記選択手段の前記所定の規則は、
前記コンテンツに予め付与された前記コンテンツの重要度を示す情報に基づいて前記ピアツーピア端末装置の選択する数を決定することを特徴とする請求項1に記載のピアツーピア端末装置。 - 前記選択手段の前記所定の規則は、
前記存在確認信号の応答に含まれている中継回数に基づいて、所定の中継回数の範囲に存在する前記他のピアツーピア端末装置を選択の候補とすることを特徴とする請求項1または2に記載のピアツーピア端末装置。 - 前記第2のコンテンツ登録手段は、
前記キャッシュ生成信号を受信した際に、削除不許可識別子を設定して前記キャッシュ生成信号に含まれる前記コンテンツを登録し、
前記コンテンツを受信した際に、前記削除不許可識別子が設定されていない前記コンテンツのうち最も古いものから削除し受信した前記コンテンツを登録する手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のピアツーピア端末装置。 - ピアツーピアネットワークに接続され、コンテンツを前記ピアツーピアネットワークから受信した際にキャッシュを生成するピアツーピア端末装置のキャッシュ生成方法であって、
ユーザの指示を受けて前記コンテンツを登録する過程と、
前記コンテンツの登録時に、前記ピアツーピアネットワークに接続された他のピアツーピア端末装置へ存在確認信号を送信する過程と、
前記存在確認信号に対して応答したピアツーピア端末装置の中から所定の規則に従って1または複数のピアツーピア端末装置を選択する過程と、
選択されたピアツーピア端末装置へ登録された前記コンテンツを含むキャッシュ生成信号を送信する過程と、
他のピアツーピア端末装置から前記存在確認信号を受けた時に、応答信号を返信する過程と、
他のピアツーピア端末装置から前記キャッシュ生成信号を受信した時に、前記キャッシュ生成信号に含まれている前記コンテンツを登録する過程と、
を備えたことを特徴とするキャッシュ生成方法。 - ピアツーピアネットワークに接続され、コンテンツを前記ピアツーピアネットワークから受信した際にキャッシュを生成するピアツーピア端末装置のコンピュータに、
ユーザの指示を受けて前記コンテンツを登録する手順、
前記コンテンツの登録時に、前記ピアツーピアネットワークに接続された他のピアツーピア端末装置へ存在確認信号を送信する手順、
前記存在確認信号に対して応答したピアツーピア端末装置の中から所定の規則に従って1または複数のピアツーピア端末装置を選択する手順、
選択されたピアツーピア端末装置へ登録された前記コンテンツを含むキャッシュ生成信号を送信する手順、
他のピアツーピア端末装置から前記存在確認信号を受けた時に、応答信号を返信する手順、
他のピアツーピア端末装置から前記キャッシュ生成信号を受信した時に、前記キャッシュ生成信号に含まれている前記コンテンツを登録する手順、
を実行させるコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004139520A JP2005322022A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | ピアツーピア端末装置及びキャッシュ生成方法ならびにそのコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004139520A JP2005322022A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | ピアツーピア端末装置及びキャッシュ生成方法ならびにそのコンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005322022A true JP2005322022A (ja) | 2005-11-17 |
Family
ID=35469260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004139520A Pending JP2005322022A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | ピアツーピア端末装置及びキャッシュ生成方法ならびにそのコンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005322022A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010528543A (ja) * | 2007-05-31 | 2010-08-19 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | メディア伝送プロトコルの選択 |
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2004
- 2004-05-10 JP JP2004139520A patent/JP2005322022A/ja active Pending
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