JP2005321945A - 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ポータブルデバイスに記録されているデータのバックアップをとり、そのバックアップデータをリストアできるようにする。
【解決手段】 PC1には、メディア101がセットされ、PD5が接続される。PC1は、PD5に記録されているデータを、メディア101に記録する。ユーザは、PD5に、バックアップデータをリストアしたいと所望した場合、PD5をPC1と接続し、メディア101をPC1にセットし、所定の操作を実行することにより、リストアを行うことができる。また、バックアップデータを取得したPD5とは異なるPD5’に、バックアップデータがリストアされる場合、PD5’にバックアップデータがリストアされた後、メディア101に記録されているバックアップデータは削除される。本発明は、ポータブルデバイスなどに対してデータを記録するパーソナルコンピュータに適用できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、コンテンツデータのバックアップを、著作権を保護しつつ行う際に適して好適な情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
近年、デジタル技術の普及に伴い、音楽データ、画像データなどの各種のデータがデジタル的に記録媒体に記録され、また、再生されるようになってきた。デジタルデータの場合は、特に、著作権保護のため、データに対応する権利情報に基づいて、そのデータの再生の回数や利用できる期間などが制限される場合がある。
ユーザは、音楽データ、画像データ(以下、適宜、コンテンツデータと記述する)などの各種のデータを販売店の店頭に設けられた端末装置などで購入し、または、ネットワークを介してネットワーク上に所定の店から購入し、自分のパーソナルコンピュータ(以下、PCと略記する)に記録させて利用することができる。
そのようにして購入された、コンテンツデータは、そのコンテンツデータを記録しているPCで再生することは、勿論可能とされている。さらに、PCから、例えば、携帯可能なポータブルデバイス(以下、PDと略記する)にコンテンツデータがコピーされ、そのPDで再生することができる。
しかしながら、PCからPDにコンテンツデータがコピーされるという処理が、複数のPDと行えるようになっていると、換言すればコピーを無制限に行えるようになっていると、著作権が保護されない違法なコピーがされてしまうことを許可してしまうことになる。そこで、上述したように、コンテンツデータの利用できる回数や期間が制限されることがある。
コピーに対して何らかの制限が加えられているような場合、PDなどの装置や所定の記録媒体にコンテンツデータをコピーすることが制限されていることになる。例えば、1回だけコピー可という制限が加えられているような場合、PDにコンテンツデータをコピーすると、バックアップ目的であっても、他の記録媒体に記録させることができない。
そのような状態で、PCに記録されているコンテンツデータが壊れてしまったような場合、そのコンテンツデータをPC側で復活させることができず、結果としてユーザは、一旦購入したコンテンツデータに対して再度データを購入し直さなくてはならないといった不都合が発生する可能性があった。そのような不都合が発生する可能性を低くするために、著作権を保護しつつも、コンテンツデータを復元できる仕組みが、特許文献1で開示されている。
特開2001―195509号公報
特許文献1に開示されているコンテンツデータの復元の仕方は、所定のサーバから得たコンテンツデータをPCに記憶させるとともに、バックアップも作成する。バックアップが作成される際、所定のサーバによる認証が正常に行われた場合のみログが作成される。そして、バックアップを実際に行う段階においても、所定のサーバとの認証が正常に行われた場合のみバックアップが行われるようになっている。
このようなコンテンツデータの復元の仕方は、著作権を保護しつつもバックアップをとることができ、結果として、ユーザは、一旦購入したコンテンツデータが壊れてしまったような場合であっても、再度同じコンテンツデータを購入しなくてはならないといった不都合が発生する可能性を防ぐことが可能となる。
この復元の仕方では、サーバとPCの間で認証処理が行われるため、ネットワークに接続し、サーバと接続できる環境下においては、有効な手段であると考えられる。しかしながら、ネットワークに接続できない環境下などでは、認証処理が実行できないことになり、結果として、バックアップが行えないといったような不都合が発生する可能性がある。
また、上記したバックアップは、PCに記録されたコンテンツデータを対象とし、PDに記録されたコンテンツデータは対象とされていない。そのため、1台のPCから1台のPDに対して常にコンテンツデータがコピーされるのであれば、そのPCに記録されているコンテンツデータのバックアップがとれれば、結果的に、そのバックアップされたコンテンツデータを、PDに再度コピーし直せば良いので、有効な手段であると考えられる。
しかしながら、複数のPCから1台のPDに対してコンテンツデータがコピーされる可能性もある。複数のPCから1台のPDに対してコンテンツデータがコピーされたような場合であり、PDに記録されているコンテンツデータが壊れてしまったようなとき、PDに記録されていたコンテンツデータを復活させるには、複数のPCから再度コンテンツデータのコピーを実行しなくてはならなかった。
このようなことは、ユーザにとって面倒な処理であり、また、どのPCからどのようなコンテンツデータをコピーしたかをユーザ側で把握していなくては、PDに記録されていたコンテンツデータの完全な復元を行うことはできないといった課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、PDに記録されていたコンテンツデータに対してもバックアップをとれるようにすることを目的とする。また、そのバックアップにおける処理でも著作権が保護されるようにすることを目的とする。
本発明の第1の情報処理装置は、第1に、所定の装置に記録されているデータを読み出す読み出し手段と、読み出し手段により読み出されたデータを、所定の記録媒体に記録するとき、記録媒体にデータが記録されているか否かを判断する第1の判断手段と、第1の判断手段により記録媒体にデータが記録されていると判断された場合、記録媒体に記録されているデータは、装置に記録されていたデータであるか否かを判断する第2の判断手段と、第1の判断手段により記録媒体にデータは記録されていないと判断された場合、または、第2の判断手段により記録媒体に記録されているデータは、装置に記録されていたデータであると判断された場合、読み出し手段により読み出されたデータを記録媒体に記録する記録手段とを備えることを要旨とする。
第2に、前記第1の要旨に加え、読み出し手段により読み出されるデータには、装置を識別するIDを用いたライセンスに係わるデータが含まれ、記録手段によりデータが記録媒体に記録されるとき、ライセンスに係わるデータを更新する更新手段をさらに備えることを要旨とする。
第3に、前記第2の要旨に加え、更新手段は、記録手段によりデータのうち、所定のデータの削除が指示された場合、ライセンスに係わるデータを更新し、記録手段は、更新されたデータを記録媒体に記録し直すことを要旨とする。
本発明の第1の情報処理方法は、続された所定の装置とデータの授受を行う手段と、所定の記録媒体にデータを記録する手段を少なくとも有する情報処理装置の情報処理方法であって、装置に記録されているデータの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、読み出し制御ステップの処理により読み出しが制御されたデータを、記録媒体に記録するとき、記録媒体にデータが記録されているか否かを判断する第1の判断ステップと、第1の判断ステップの処理で記録媒体にデータが記録されていると判断された場合、記録媒体に記録されているデータは、装置に記録されていたデータであるか否かを判断する第2の判断ステップと、第1の判断ステップの処理で記録媒体にデータは記録されていないと判断された場合、または、第2の判断ステップの処理で記録媒体に記録されているデータは、装置に記録されていたデータであると判断された場合、読み出し制御ステップの処理により読み出しが制御されたデータを記録媒体に記録するための制御を実行する記録制御ステップとを含むことを要旨とする。
本発明の第1の記録媒体は、接続された所定の装置とデータの授受を行う手段と、所定の記録媒体にデータを記録する手段を少なくとも有する情報処理装置のプログラムを記録している記録媒体であって、装置に記録されているデータの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、読み出し制御ステップの処理により読み出しが制御されたデータを、記録媒体に記録するとき、記録媒体にデータが記録されているか否かを判断する第1の判断ステップと、第1の判断ステップの処理で記録媒体にデータが記録されていると判断された場合、記録媒体に記録されているデータは、装置に記録されていたデータであるか否かを判断する第2の判断ステップと、第1の判断ステップの処理で記録媒体にデータは記録されていないと判断された場合、または、第2の判断ステップの処理で記録媒体に記録されているデータは、装置に記録されていたデータであると判断された場合、読み出し制御ステップの処理により読み出しが制御されたデータを記録媒体に記録するための制御を実行する記録制御ステップとを含むことを要旨とする。
本発明の第1のプログラムは、接続された所定の装置とデータの授受を行う手段と、所定の記録媒体にデータを記録する手段を少なくとも有する情報処理装置を制御するコンピュータのプログラムであって、装置に記録されているデータの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、読み出し制御ステップの処理により読み出しが制御されたデータを、記録媒体に記録するとき、記録媒体にデータが記録されているか否かを判断する第1の判断ステップと、第1の判断ステップの処理で記録媒体にデータが記録されていると判断された場合、記録媒体に記録されているデータは、装置に記録されていたデータであるか否かを判断する第2の判断ステップと、第1の判断ステップの処理で記録媒体にデータは記録されていないと判断された場合、または、第2の判断ステップの処理で記録媒体に記録されているデータは、装置に記録されていたデータであると判断された場合、読み出し制御ステップの処理により読み出しが制御されたデータを記録媒体に記録するための制御を実行する記録制御ステップとを含むことを要旨とする。
本発明の第2の情報処理装置は、所定の記録媒体に記録されている第1の装置に記録されていたデータを、接続されている他の装置に記録させるとき、他の装置が、第1の装置であるか否かを判断する判断手段と、判断手段により、他の装置が第1の装置であると判断された場合、記録媒体からデータを読み出し、第1の装置に記録する第1の記録手段と、判断手段により、他の装置が第1の装置とは異なる第2の装置であると判断された場合、第2の装置の記録領域をフォーマットするフォーマット手段と、フォーマット手段により第2の装置の記録領域がフォーマットされた後、記録媒体からデータを読み出し、第2の装置に記録する第2の記録手段と、第2の記録手段による処理が終了された後、記録媒体に記録されているデータを消去する消去手段とを備えることを要旨とする。
本発明の第2の情報処理方法は、所定の記録媒体に記録されている第1の装置に記録されていたデータを、接続されている他の装置に記録させるとき、他の装置が、第1の装置であるか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理で他の装置が第1の装置であると判断された場合、記録媒体からデータを読み出し、第1の装置に記録するための制御を実行する第1の記録制御ステップと、判断ステップの処理で他の装置が第1の装置とは異なる第2の装置であると判断された場合、第2の装置の記録領域をフォーマットするフォーマットステップと、フォーマットステップの処理により第2の装置の記録領域がフォーマットされた後、記録媒体からデータを読み出し、第2の装置に記録するための制御を実行する第2の記録制御ステップと、第2の記録制御ステップの処理が終了された後、記録媒体に記録されているデータを消去する消去ステップとを含むことを要旨とする。
本発明の第2の記録媒体は、所定の記録媒体に記録されている第1の装置に記録されていたデータを、接続されている他の装置に記録させるとき、他の装置が、第1の装置であるか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理で他の装置が第1の装置であると判断された場合、記録媒体からデータを読み出し、第1の装置に記録するための制御を実行する第1の記録制御ステップと、判断ステップの処理で他の装置が第1の装置とは異なる第2の装置であると判断された場合、第2の装置の記録領域をフォーマットするフォーマットステップと、フォーマットステップの処理により第2の装置の記録領域がフォーマットされた後、記録媒体からデータを読み出し、第2の装置に記録するための制御を実行する第2の記録制御ステップと、第2の記録制御ステップの処理が終了された後、記録媒体に記録されているデータを消去する消去ステップとを含むことを要旨とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている。
本発明の第2のプログラムは、所定の記録媒体に記録されている第1の装置に記録されていたデータを、接続されている他の装置に記録させるとき、他の装置が、第1の装置であるか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理で他の装置が第1の装置であると判断された場合、記録媒体からデータを読み出し、第1の装置に記録するための制御を実行する第1の記録制御ステップと、判断ステップの処理で他の装置が第1の装置とは異なる第2の装置であると判断された場合、第2の装置の記録領域をフォーマットするフォーマットステップと、フォーマットステップの処理により第2の装置の記録領域がフォーマットされた後、記録媒体からデータを読み出し、第2の装置に記録するための制御を実行する第2の記録制御ステップと、第2の記録制御ステップの処理が終了された後、記録媒体に記録されているデータを消去する消去ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを要旨とする。
本発明の第1の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、所定の装置、例えば、ポータブルデバイスに記録されているデータが、所定の記録媒体に、その記録媒体にデータが記録されているか否かがチェックされた後、記録される。
本発明の第2の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、所定の装置、例えば、ポータブルデバイスに記録されているデータのバックアップデータが記録されている記録媒体を用いてデータが復元されるとき、データの復元先の装置が正当な権利を有するか否かが判断された後、データが復元される。
本発明によれば、例えば、ポータブルデバイスなどの装置に記録されたコンテンツデータのバックアップをとることが可能となる。
本発明によれば、例えば、ポータブルデバイスなどの装置から取得したバックアップデータを、そのポータブルデバイスにリストアすることが可能となる。バックアップデータを取得した装置とは異なる装置にバックアップデータがリストアされるようにすることも可能となる。そのような場合であっても、著作権を保護しつつ、リストアすることが可能となる。
以下に本発明の最良の形態を説明するが、開示される発明と実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。明細書中には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、明細書に記載されている発明の全てを意味するものではない。換言すれば、この記載は、明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現し、追加されたりする発明の存在を否定するものではない。
本発明の第1の情報処理装置は、例えば、図2に示すパーソナルコンピュータ1である。第1の情報処理装置は、所定の装置に記録されているデータを読み出す読み出し手段(例えば、図7のステップS51の処理を実行する図3のバックアップ制御部81)と、読み出し手段により読み出されたデータを、所定の記録媒体に記録するとき、記録媒体にデータが記録されているか否かを判断する第1の判断手段(例えば、図7のステップS56の処理を実行する図3のバックアップ制御部81)と、第1の判断手段により記録媒体にデータが記録されていると判断された場合、記録媒体に記録されているデータは、装置に記録されていたデータであるか否かを判断する第2の判断手段(例えば、図7のステップS58の処理を実行する図3のバックアップ制御部81)と、第1の判断手段により記録媒体にデータは記録されていないと判断された場合、または、第2の判断手段により記録媒体に記録されているデータは、装置に記録されていたデータであると判断された場合、読み出し手段により読み出されたデータを記録媒体に記録する記録手段(例えば、図7のステップS57,S60の処理を実行する図3のバックアップ制御部81)とを少なくとも備える。
本発明の第2の情報処理装置は、例えば、図2に示すパーソナルコンピュータ1である。第2の情報処理装置は、所定の記録媒体に記録されている第1の装置に記録されていたデータを、接続されている他の装置に記録させるとき、他の装置が、第1の装置であるか否かを判断する判断手段(例えば、図13のステップS184の処理を実行する図3のバックアップ制御部81)と、判断手段により、他の装置が第1の装置であると判断された場合、記録媒体からデータを読み出し、第1の装置に記録する第1の記録手段(例えば、図13のステップS188の処理を実行する図3のバックアップ制御部81)と、判断手段により、他の装置が第1の装置とは異なる第2の装置であると判断された場合、第2の装置の記録領域をフォーマットするフォーマット手段(例えば、図14のステップS205の処理を実行する図3のバックアップ制御部81)と、フォーマット手段により第2の装置の記録領域がフォーマットされた後、記録媒体からデータを読み出し、第2の装置に記録する第2の記録手段(例えば、図14のステップS206の処理を実行する図3のバックアップ制御部81)と、第2の記録手段による処理が終了された後、記録媒体に記録されているデータを消去する消去手段(例えば、図14のステップS208の処理を実行する図3のバックアップ制御部81)とを少なくとも備える。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[システムの構成]
図1は、本発明に係るコンテンツデータ管理システムの一実施の形態を示す図である。PC(Personal Computer)1は、LAN(Local Area Network)やインターネットなどから構成されるネットワーク2に接続されている。PC1は、EMD(Electronic Music Distribution)サーバ3から受信した楽音のデータや、CD(Compact Disc)から読み取った楽音のデータ(以下、コンテンツと称する)を、そのまま記録するか、または、所定の符号化の方式(例えば、ATRAC3(Advanced Transform Acoustic Coding)(商標))に変換するとともにDES(Data Encryption Standard)などの暗号化方式で暗号化した後、記録する。
PC1は、平文のまま、または暗号化して記録しているコンテンツに対応して、コンテンツの利用条件を示す権利情報のデータも記録する。
権利情報のデータとしては、例えば、PD(Portable Device)などの外部機器に対してコピーできる回数などが含まれている。
なお、以下の説明において“コピー”との表現、例えば、“PC1からPDにコピーする”とは、PC1に記録されているデータを、PC1に残したまま(PC1でも使える状態を維持したまま)PDに移動させることを意味する。または、PC1からは削除し(PC1では使えない状態とし)PDに移動させることを意味する。また、以下の説明においては、コピーとの表現を、適宜、移動、インポートなどとも表記する。
PC1は、暗号化して記録しているコンテンツを、コンテンツに関連するデータ(例えば、曲名、または再生条件など)とともに、USB(Universal Serial Bus)ケーブルを介して、接続されているPD5−1に記憶させるとともに、PD5−1に記憶させたことに対応して、記憶させたコンテンツに対応する権利情報のデータを更新する。
同様に、PC1は、暗号化して記録しているコンテンツを、コンテンツに関連するデータとともに、USBケーブルを介して、接続されているPD5−2またはPD5−3に記憶させるとともに、PD5−2または5−3に記憶させたことに対応して、記憶させたコンテンツに対応する権利情報のデータを更新する。
EMDサーバ3は、PC1の要求に対応して、ネットワーク2を介して、コンテンツに関連するデータ(例えば、曲名、または再生制限など)および権利情報とともに、PC1にコンテンツを供給する。
EMDサーバ3が供給するコンテンツは、所定の符号化の方式で符号化されているとともに、所定の暗号化の方式で暗号化されている。EMDサーバ3は、コンテンツを復号するための鍵をPC1に供給する。
WWW(World Wide Web)サーバ4は、PC1の要求に対応して、ネットワーク2を介して、コンテンツを読み取ったCDに対応するデータ(例えば、CDのアルバム名、CDの販売会社など)、およびCDから読み取ったコンテンツに対応するデータ(例えば、曲名、または作曲者名など)をPC1に供給する。WWWサーバ4はまた、PC1の要求に対応して、ネットワーク2を介して、付加情報のみをPC1に供給する。
PD5−1は、PC1から供給されたコンテンツを、コンテンツに関連するデータ(例えば、曲名、または権利情報など)とともに記憶する。PD5−1は、コンテンツに関連するデータに基づいて、記憶しているコンテンツを再生し、図示せぬヘッドフォンなどに出力する。
ユーザは、コンテンツを記憶したPD5−1をPC1から取り外して、持ち歩き、記憶しているコンテンツを再生させて、コンテンツに対応する音楽などをヘッドフォンなどで聴くことができる。
PD5−1と同様に、PD5−2または5−3は、PC1から供給されたコンテンツを、コンテンツに関連するデータとともに記憶する。PD5−2または5−3は、コンテンツに関連するデータに基づいて、記憶しているコンテンツを再生し、図示せぬヘッドフォンなどに出力する。ユーザは、コンテンツを記憶したPD5−2または5−3をPC1から取り外して、持ち歩き、記憶しているコンテンツを再生させて、コンテンツに対応する音楽などをヘッドフォンなどで聴くことができる。
メモリカード9−1は、販売店の店頭などに設けられた端末装置6に挿入され、ユーザが端末装置6を操作することによって購入したコンテンツを、対応する権利情報や付加情報などのデータとともに記憶する。すなわち、端末装置6は、EMDサーバ3より配信されるコンテンツ、コンテンツに関連する権利情報や付加情報を含むデータなどを受信し、挿入されているメモリカード9−1に記憶させる。
コンテンツを記憶したメモリカード9−1は、PC1のスロットに装着される。PC1は、装着されたメモリカード9−1に記憶されているコンテンツをインポートする。PC1は、インポートされたコンテンツに対応する権利情報のデータを生成して、生成した権利情報のデータを記憶する。PC1にインポートされたコンテンツは、権利情報の基に、PD5−1乃至5−3へのコピーなどの処理が許可される。
メモリカード9−2は、携帯電話機7に挿入され、ユーザが携帯電話機7を操作することによって購入したコンテンツ(例えば、携帯電話回線を介して、ダウンロードされたコンテンツ)を、対応する権利情報のデータとともに記憶する。メモリカード9−2に記憶された所定のコンテンツは、権利情報のデータの基に、インポートが許可される。
コンテンツを記憶したメモリカード9−2は、PC1のスロットに装着される。PC1は、装着されたメモリカード9−2に記憶されているコンテンツをインポートする。PC1は、インポートされたコンテンツに対応する権利情報のデータを生成して、生成した権利情報のデータを記憶する。
メモリカード9−3は、PDA(Personal Digital Assistant)8に挿入され、ユーザがPDA8を操作することによって、例えば、EMDサーバ3からネットワーク2を介して購入したコンテンツを、対応する権利情報のデータとともに記憶する。メモリカード9−3に記憶された所定のコンテンツは、権利情報のデータの基に、インポートが許可される。
コンテンツを記憶したメモリカード9−3は、PC1のスロットに装着される。PC1は、装着されたメモリカード9−3に記憶されているコンテンツをインポートする。PC1は、インポートされたコンテンツに対応する権利情報のデータを生成して、生成した権利情報のデータを記憶する。
メモリカード9−4は、録音機能付きPD5−4に挿入され、ユーザがPD5−4を操作することによって録音したコンテンツを、対応して生成した権利情報のデータとともに記憶する。メモリカード9−4に記憶されたコンテンツは、権利情報のデータの基に、インポートが許可される。
コンテンツを記憶したメモリカード9−4は、PC1のスロットに装着される。PC1は、装着されたメモリカード9−4に記憶されているコンテンツをインポートする。PC1は、インポートされたコンテンツに対応する権利情報のデータを生成して、生成した権利情報のデータを記憶する。
以下、PD5−1乃至5−4を個々に区別する必要がないとき、単に、PD5と称する。以下、メモリカード9−1乃至9−4を個々に区別する必要がないとき、単に、メモリカード9と称する。
[PCの内部構成例]
図2は、PC1の内部構成例を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)11は、後述する機能を実現するための各種アプリケーションプログラム(例えば、いわゆるジュークボックスと呼ばれるアプリケーションプログラム)や、OS(Operating System)を実際に実行する。ROM(Read Only Memory)12は、一般的には、CPU11が使用するプログラムや演算用のパラメータのうちの基本的に固定のデータを格納する。
RAM(Random Access Memory)13は、CPU11の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータを格納する。CPU11乃至RAM13は、CPUバスなどから構成されるホストバス14により相互に接続されている。ホストバス14は、ブリッジ15を介してPCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス16に接続されている。
キーボード18は、CPU11に各種の指令を入力するとき、ユーザにより操作される。マウス19は、ディスプレイ20の画面上のポイントの指示や選択を行うとき、ユーザにより操作される。ディスプレイ20は、LCD(Liquid CrystalDisplay)またはCRT(Cathode Ray Tube)などから成り、各種情報をテキストやイメージで表示する。HDD(Hard Disk Drive)21は、ハードディスクを駆動し、それらにCPU11によって実行するプログラムや情報を記録または再生させる。
ドライブ22は、装着されている磁気ディスク41、光ディスク42(CDを含む)、光磁気ディスク43、もしくは半導体メモリ44に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、インターフェース17、外部バス16、ブリッジ15、およびホストバス14を介して接続されているRAM13に供給する。
USBポート23−1には、USBケーブルを介して、PD5−1が接続される。USBポート23−1は、CPU11、RAM13、またはHDD21から、ホストバス14、ブリッジ15、外部バス16、インターフェース17を介して供給されたデータ(例えば、コンテンツまたはPD5−1のコマンドなどを含む)をPD5−1に出力したり、PD5−1に記憶されているデータを、インターフェース17乃至ホストバス14を介して、HDD21、CPU11またはRAM13に供給したりする。
USBポート23−2には、USBケーブルを介して、PD5−2が接続され、USBポート23−3には、USBケーブルを介して、PD5−3が接続される。USBポート23−2または23−3は、USBポート23−1と同様に、CPU11、RAM13、またはHDD21から供給されたデータ(例えば、コンテンツまたはPD5−2または5−3のコマンドなどを含む)をPD5−2または5−3にそれぞれ出力したり、PD5−2または5−3に記憶されているデータを、HDD21、CPU11またはRAM13にそれぞれ供給したりする。
スピーカ24は、インターフェース17から供給された音声信号を基に、コンテンツに対応する所定の音声を出力する。
これらのキーボード18乃至スピーカ24は、インターフェース17に接続されており、インターフェース17は、外部バス16、ブリッジ15、およびホストバス14を介してCPU11に接続されている。
通信部25は、ネットワーク2が接続され、CPU11、またはHDD21から供給されたデータ(例えば、コンテンツの送信要求など)を、所定の方式のパケットに格納して、ネットワーク2を介して、送信するとともに、ネットワーク2を介して、受信したパケットに格納されているデータ(例えば、コンテンツなど)をCPU11、RAM13、またはHDD21に出力する。
メモリカードインターフェース26は、PC1のスロットに装着されたメモリカード9から、メモリカード9に記憶されているコンテンツおよび対応する権利情報のデータを読み出して、CPU11、RAM13、またはHDD21に供給するとともに、CPU11、RAM13、またはHDD21から供給されたデータをメモリカード9に記憶させる。
通信部25およびメモリカードインターフェース26は、外部バス16、ブリッジ15、およびホストバス14を介してCPU11に接続されている。
以下、USBポート23−1乃至23−3を個々に区別する必要がないとき、単に、USBポート23と称する。
[PCの機能構成について]
図3は、CPU11がコンテンツ管理プログラムを実行することにより実現されるPC1の機能を示すブロック図である。
GUI(Graphical User Interface)部61は、ユーザによるキーボード18またはマウス19の操作に対応して、曲管理部64に、ユーザが所望するコンテンツに対応する曲名またはコンテンツが格納されているファイルのファイル名などを供給するとともに、データベース67へのコンテンツに対応するデータの登録を要求する。
GUI部61は、曲管理部64を介して、データベース67からコンテンツに対応するデータ、例えば、曲ID、曲名、アーティスト名などのデータ、コンテンツの付加情報などのデータ、権利情報格納部65から曲名または権利情報などのデータを取得する。そして、曲ID、曲名、またはアーティスト名などのテキスト、および権利情報に対応するアイコンをディスプレイ20に表示させる。GUI部61はまた、ユーザの要求に応じて、コンテンツの付加情報をディスプレイ20に表示させる。
GUI部61は、ユーザの操作によりコンテンツの再生が要求されたとき、再生が要求されたコンテンツに対応する曲IDをコンテンツ管理処理部62に供給するとともに、コンテンツの再生をコンテンツ管理処理部62に要求する。
GUI部61は、ユーザの操作によりコンテンツの転送が要求されたとき、転送が要求されたコンテンツに対応する曲IDを転送処理部63に供給するとともに、コンテンツの転送を転送処理部63に要求する。
GUI部61は、ユーザの操作によりコンテンツのインポートが要求されたとき、インポートが要求されたコンテンツに対応するメディアコンテンツIDを転送処理部63に供給するとともに、コンテンツのインポートを転送処理部63に要求する。
GUI部61は、転送処理部63からPD5−1乃至5−3、またはメモリカード9に格納されているコンテンツに対応するデータ、例えば、メディアコンテンツID、曲名、またはアーティスト名、さらに権利情報などのデータを取得して、曲名、またはアーティスト名などのテキストデータ、および権利情報のデータに対応するアイコンをディスプレイ20に表示させる。
コンテンツ管理処理部62は、GUI部61からコンテンツの再生が要求されたとき、曲管理部64に、再生が要求されたコンテンツに対応する曲IDを供給するとともに、コンテンツに対応するファイル名を要求する。コンテンツ管理処理部62は、曲管理部64からファイル名を取得したとき、曲ファイル格納部68−1または68−2から、データベース67、ファイル検索部66、および曲管理部64を介して、コンテンツを取得する。
コンテンツ管理処理部62は、取得したコンテンツをPC(Protected Content)プラグイン73−1または73−2に供給する。PCプラグイン73−1または73−2は、コンテンツ管理処理部62から暗号化されていないコンテンツが供給されたとき、符号化されているコンテンツを復号して、音声データを音声出力部74−1または74−2にそれぞれ供給する。PCプラグイン73−1または73−2は、コンテンツ管理処理部62から暗号化されているコンテンツが供給されたとき、暗号化されているコンテンツを平文に復号するとともに、符号化されているコンテンツを復号して、音声データを音声出力部74−1または74−2にそれぞれ供給する。音声出力部74−1または74−2は、音声データを基に、音声信号を生成して、スピーカ24に音声をそれぞれ出力させる。
また、PCプラグイン73−1または73−2は、コンテンツ管理処理部62からコンテンツが供給されたとき、そのコンテンツとともに供給される最適化先ファイルタイプを受け取り、コンテンツの最適化を行う。コンテンツの最適化としては、例えば、データ変換処理、権利情報の変換処理、もしくは、所定の方式のウォータマークの検出処理などが行われる。
ユーザは、PCプラグインをPC1にさらに追加インストールすることができる。
以下、PCプラグイン73−1またはPCプラグイン73−2を個々に区別する必要がないとき、単に、PCプラグイン73と称する。
転送処理部63は、GUI部61からコンテンツの転送が要求されたとき、転送が要求されたコンテンツに対応する曲IDを曲管理部64に供給するとともに、コンテンツに対応するファイル名を要求する。転送処理部63は、曲管理部64からファイル名を取得したとき、曲ファイル格納部68−1または68−2から、データベース67、ファイル検索部66、および曲管理部64を介して、ファイル名に対応するコンテンツを取得する。転送処理部63は、取得したコンテンツをPDプラグイン75−1乃至75−3にそれぞれ供給する。転送処理部63はまた、必要に応じて、コンテンツに対応する付加情報のデータをPDプラグイン75−1乃至75−3にそれぞれ供給する。
転送処理部63は、GUI部61からコンテンツのインポートが要求されたとき、インポートが要求されたコンテンツに対応するメディアコンテンツIDをメモリカードプラグイン79に供給するとともに、メディアコンテンツIDに対応するコンテンツのインポートを要求する。転送処理部63は、メモリカードプラグイン79から、インポートされるコンテンツを、対応する権利情報のデータもしくは付加情報のデータとともに取得する。転送処理部63は、インポートされるコンテンツを、権利情報のデータもしくは付加情報のデータとともに曲管理部64に供給する。
PDプラグイン75−1は、PD5−1にコンテンツを転送するとき、PD5−1と相互認証する。相互認証されなかったとき、PDプラグイン75−1は、PD5−1にコンテンツを転送しない。
PDプラグイン75−1は、転送処理部63から暗号化されているコンテンツが供給されたとき、コンテンツに関連するデータとともにコンテンツをPD5−1にそれぞれ供給する。PDプラグイン75−1は、転送処理部63から暗号化されていないコンテンツが供給されたとき、コンテンツを暗号化して、コンテンツに関連するデータとともに暗号化されたコンテンツをPD5−1にそれぞれ供給する。
なお、相互認証の処理は、PD5−1がPC1に接続されたとき、実行されるようにしてもよい。
PDプラグイン75−2または75−3は、PDプラグイン75−1と同様に、PD5−2または5−3にコンテンツを転送するとき、PD5−2または5−3とそれぞれ相互認証する。相互認証されなかったとき、PDプラグイン75−2または75−3は、PD5−2または5−3にコンテンツをそれぞれ転送しない。
PDプラグイン75−2または75−3は、転送処理部63から暗号化されているコンテンツが供給されたとき、コンテンツに関連するデータとともにコンテンツをPD5−2または5−3にそれぞれ供給する。PDプラグイン75−2または75−3は、転送処理部63から暗号化されていないコンテンツが供給されたとき、コンテンツを暗号化して、コンテンツに関連するデータとともに暗号化されたコンテンツをPD5−2または5−3にそれぞれ供給する。
なお、相互認証の処理は、PD5−2または5−3がPC1に接続されたとき、それぞれ実行されるようにしてもよい。
ユーザは、PDプラグインをPC1にさらに追加インストールすることができる。
以下、PDプラグイン75−1乃至75−3を個々に区別する必要がないとき、単に、PDプラグイン75と称する。
メモリカードプラグイン79は、転送処理部63からコンテンツのインポートが要求されたとき、メモリカード9からメディアコンテンツIDに対応するコンテンツを、対応する権利情報のデータもしくは付加情報のデータとともに読み出す。メモリカードプラグイン79は、読み出したコンテンツを、権利情報のデータもしくは付加情報のデータとともに転送処理部63に供給する。
メモリカードプラグイン79は、転送処理部63からコンテンツの移動が要求されたとき、メモリカード9からメディアコンテンツIDに対応するコンテンツを、対応する権利情報のデータもしくは付加情報のデータとともに読み出す。メモリカードプラグイン79は、読み出したコンテンツを、権利情報のデータもしくは付加情報のデータとともに転送処理部63に供給する。
曲管理部64は、ファイル検索部66を介してデータベース67に、コンテンツに対応する曲名、コンテンツに対応するファイル名などのデータを記録させるとともに、データベース67から、曲名またはファイル名などを読み出す。曲管理部64は、GUI部61から曲名またはファイル名を受信したとき、データベース67にレコードを追加させ、レコードのアイテムとして、曲名またはファイル名を記録させる。
曲管理部64は、転送処理部63から、インポートされるコンテンツとともに権利情報のデータもしくは付加情報のデータが供給されたとき、ファイル検索部66を介してデータベース67に、コンテンツに対応する曲名、コンテンツに対応するファイル名などのデータを記録させるとともに、コンテンツと付加情報のデータを曲ファイル格納部68−1や68−2に記録させる。
曲管理部64は、転送処理部63から、移動されるコンテンツとともに権利情報のデータもしくは付加情報のデータが供給されたとき、ファイル検索部66を介してデータベース67に、コンテンツに対応する曲名、コンテンツに対応するファイル名などのデータを記録させるとともに、コンテンツと付加情報のデータを曲ファイル格納部68−1や68−2に記録させる。曲管理部64は、インポートされるコンテンツに対応して供給された権利情報のデータを権利情報格納部65に記録させる。
曲管理部64は、GUI部61からの要求に対応して、データベース67に記録されている全ての曲名および曲IDなどを読み出して、GUI部61に供給する。
曲管理部64は、コンテンツ管理処理部62から曲IDが供給されたとき、曲IDに対応するファイル名をデータベース67から読み出して、読み出したファイル名をコンテンツ管理処理部62に供給する。曲管理部64は、転送処理部63から曲IDが供給されたとき、曲IDに対応するファイル名をデータベース67から読み出して、読み出したファイル名を転送処理部63に供給する。
ファイル検索部66は、曲管理部64の要求に対応して、データベース67から取得したファイル名を基に、曲ファイル格納部68−1または68−2からファイル名に対応する曲ファイル69(コンテンツが格納されている)を検索する。ファイル検索部66は、曲ファイル格納部68−1または68−2から読み出した曲ファイル69を曲管理部64に供給するか、または曲ファイル69のファイル名を変更して、ファイル名を変更した曲ファイル69を曲管理部64に供給する。
曲管理部64は、ファイル検索部66から供給された、コンテンツが格納されている曲ファイル69をコンテンツ管理処理部62または転送処理部63に供給する。
権利情報格納部65は、SDMI(Secure Digital Music Initiative)に規定されている規格に準拠するファイルに対応する権利情報を、例えば、HDD21に格納し、管理する。権利情報格納部65は、曲管理部64から曲IDを受信したとき、曲IDに対応する1つの権利情報を検索して、検索された権利情報を曲管理部64に供給する。
バックアップ制御部81は、PD5に記録されているコンテンツや権利情報をバックアップする際の制御を行う。バックアップによりPD5から読み出されたデータは、ドライブ22に装着されたメディア101に対して書き込まれる。このメディア101は、磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、半導体メモリ44(いずれも図2)などの記録媒体である。
このような構成、機能を有する各装置において、コンテンツデータや権利情報のデータが授受される。具体的には、PC1に記録されたコンテンツデータなどが、PD5にコピーされ、ユーザは、そのPD5を用いてコンテンツデータを利用する。
[家庭内のネットワーク]
ところで、近年、家庭内ネットワークなどと称され、複数の機器が、家庭内に構築されたネットワークに接続され、それぞれの機器同士でデータの授受が行えるように構成されつつある。また、そのようなネットワークが構築されているか否かにかかわらず、家庭内に複数のパーソナルコンピュータ(PC)が設置されている(1個人が複数のコンピュータを所有している)場合がある。
図4に示したように、ネットワークにPC1−1乃至1−3が接続されているような場合を例に挙げて説明する。このようにネットワークに複数のPC1が接続されているような場合、PD5には、PC1−1からコンテンツA、PC1−2からコンテンツB、PC1−3からコンテンツCがコピーされるということがある。
このように、1台のPD5に、複数のPC1からコピーされたコンテンツが記録されることが考えられる。勿論、PD5には、1台のPC1からも複数のコンテンツがコピーされ、記録されることが考えられる。
このように、複数のコンテンツが記録されているPD5のデータが壊れてしまったような場合、複数のコンテンツが記録されているPD5が壊れてしまい、新たなPDを購入したような場合、PD5が壊れていなくても異なるPDを購入し、その新たなPDを、PD5の代わりに利用したいとユーザが所望した場合など、ユーザは、その新たなPDに対して、PC1−1からコンテンツA、PC1−2からコンテンツB、PC1−3からコンテンツCをコピーし、記録させるといった処理(操作)を実行しなくてはならない。
PD5に記録されていたコンテンツの数が増え、また、コンテンツをコピーした先のPC1の数が増えると、新たなPDをPD5と同じ状態(同じコンテンツを記録させた状態)に復元するのは手間がかかり、面倒であり、さらに、完全に復元しきれない可能性があるといった問題がある。そこで、PD5のバックアップ(Backup)をとれるようにし、そのバックアップしたデータを用いて、データを復元する仕組みを設ける。その仕組みについて説明する。
なお、ここでバックアップとは、PD5に記録されているコンテンツなどのデータを、他の記録媒体に記録し、その記録媒体を用いることにより、PD5に記録されていたコンテンツなどのデータを元の状態に復元できるようにするための処理であるとし、コピーなどの処理とは異なる処理であるとする。また、以下の説明においては、バックアップの処理が行われることにより、作成されたバックアップデータを、PD5に戻す処理のこと(PD5のデータを復元すること)をリストア(Restore)と称する。
[バックアップについての概略]
図5は、PD5に記録されているコンテンツなどのデータのバックアップおよびリストアについて説明するための図である。ステップS1において、メディア101がPC1にセットされる。このメディア101は、上述したように、磁気ディスク41などの記録媒体であるが、追記可能な記録媒体であることが好ましい。例えば、CD-RWやDVD-RWなどの記録媒体がメディア101として用いられることが好ましい。しかしながら、この記載は、本発明が、1回だけ記録可能な、例えばCD-Rのような記録媒体をメディア101として用いた場合には適用できないということを意味するものではない。
PC1にPD5も接続される。この接続は、図2を参照して説明したように、例えば、USBポート23を介して行われる。勿論、ネットワークなどを介して接続されても良く、PC1とPD5との間でデータの授受が行える状態にされればよい。
PC1とPD5が接続された状態で、かつ、メディア101がPC1にセットされた状態にされると、ステップS2において、PD5に記録されているデータが読み出される。そして読み出されたデータは、ステップS3の処理として、メディア101に書き込まれる。この読み出しおよび書き込みの処理(すなわちバックアップの処理)に関する詳細な説明は、図6と図7のフローチャートを参照して後述する。
このようにして、PD5のデータは、PC1の制御によりメディア101に書き込まれる。すなわち、PD5のバックアップデータがメディア101に作成される。
ユーザは、メディア101に記録されたバックアップデータを、例えば、PD5のデータが何らかの原因で破損してしまったような場合に用い、PD5のデータを元の状態に復元することができる。
ユーザが、PD5に記録されているデータを基の状態(バックアップをとった時点での状態)に戻したいと所望したとき、ユーザは、メディア101をPC1にセットし、かつ、PD5をPC1に接続する。PC1は、ステップS4において、メディア101からバックアップデータを読み出し、ステップS5において、PD5に、その読み出したバックアップデータを記録する。このようにして、リストアの処理が実行される。
また、ユーザが、PD5に記録されていたデータ(メディア101に記録されているバックアップデータ)を他のPD5’に記録し直したいと所望したときも、上述した場合と同様に、ユーザは、メディア101がPC1にセットし、かつ、PD5をPC1に接続する。そして、PC1は、ステップS6においてメディア101からバックアップデータを読み出し、ステップS7において、PD5に、その読み出したバックアップデータを記録する。このようにして、リストアの処理(新たなPD5’へのデータの移動)が実行される。
このようなリストアの処理の詳細な説明は、図12乃至図14のフローチャートを参照して後述するが、バックアップをとったPD5に、バックアップデータをリストアする場合と、バックアップをとったPD5とは異なるPD5’に、バックアップデータをリストアする場合とでは、PC1において行わる処理は異なる。
バックアップデータをとったPD5と、そのバックアップデータをリストアするPD5が同じであれば、もともとあったデータを基の場所に戻すだけなのでバックアップとしての機能を果たし、著作権を侵害するような可能性は低いと考えられる。
しかしながら、バックアップデータをとったPD5と、そのバックアップデータをリストアするPD5’が異なる場合、結果として、異なるPD5とPD5’に、同一のデータが記録されているような状態にすることになる。このような状態は、PD5のデータを、PD5’にコピーしたのと同様な処理であると考えられる。PD5に記録されていたデータは、著作権が保護されるようにPC1などの処理が行われた結果、記録されたものであるが、そのようなデータが、他の装置(この場合、PD5’)に記録されてしまうと、著作権の保護が維持されないことになる。
そこで、本実施の形態においては、そのような著作権が保護されないような状態を回避し、かつ、正当なバックアップは行えるようにするために、バックアップをとったPD5に、バックアップデータをリストアする場合と、バックアップをとったPD5とは異なるPD5’に、バックアップデータをリストアする場合とでは、PC1において行われ処理が異なるようにする。
[システムにおけるバックアップの処理]
図6を参照し、図5のステップS1乃至S3の処理として説明したバックアップの処理について説明する。なお、PC1における詳細な処理については、図7のフローチャートを参照して説明する。
PC1のバックアップ制御部81(図3)は、ステップS21において、PD5に記録(保持)されているコンテンツデータの情報(例えば、ユーザに提示するためのコンテンツのタイトル)を閲覧する。PD5は、PC1からの指示に基づき、ステップS11において、情報をPC1に供給する。PC1は、閲覧した情報を基に、ユーザにPD5で保持されているコンテンツデータに関する情報を提示する。
例えば、PC1は、ディスプレイ20(図2)に、PD5で保持されているコンテンツデータのタイトル一覧を表示させる。そのタイトル一覧から、ユーザは、バックアップをとるコンテンツデータを選択する。そのような選択が行われると、その選択された内容を示す信号が、バックアップ制御部81に供給される。バックアップ制御部81は、ステップS22において、ユーザからバックアップの指示を受けると、その指示に対応する処理(すなわち、バックアップの処理)を実行する。
ステップS23において、クエリコマンドが発行される。このとき発行されるクエリコマンドの詳細については図7のステップS54のところで説明するが、PD5に割り当てられている機器IDや権利情報などを読み出すためのコマンドである。
発行されたクエリコマンドをステップS12の処理として受信したPD5は、ステップS13において、クエリコマンドで指示されているデータを読み出し、PC1に供給する。PC1は、ステップS24において、PD5からのデータを受信すると、ドライブ22に対して、データの書き込みの指示を出す。
ステップS31において指示を受けたドライブ22は、ステップS32において、データを、セットされているメディア101に書き込むための処理を実行する。
このようにしてメディア101にPD5に記録されているデータのバックアップがとられる(PD5のバックアップデータが作成される)。
[PC1におけるバックアップデータの作成の処理]
図7を参照して、PC1におけるバックアップデータの作成の処理について説明する。図7のフローチャートの処理は、バックアップ制御部81において行われる。
ステップS51において、PC1は、USBケーブルなどを介して接続されているPD5に記録されているコンテンツデータを閲覧する(タイトルなどを読み出す)。ステップS52において、閲覧した結果が、ユーザ側に提示される。この提示は、上述したように、ディスプレイ20上に、PD5に記録されているコンテンツのタイトルの一覧などが表示されることにより行われる。
ユーザは、提示された一覧を参照し、バックアップデータを作成するコンテンツを選択する。ユーザは、その選択をキーボード18やマウス19(図2)を操作することにより行う。なお、ここでは、ユーザによりバックアップをとるコンテンツが選択されるとして説明するが、PD5に記録されている全てのコンテンツのバックアップがとられるとして設定されているような場合、ユーザによる選択の処理などは省略することが可能である。
ステップS53において、選択されたコンテンツに関するデータを基に、バックアップデータを作成するコンテンツデータが特定される。そして、ステップS54において、特定されたコンテンツデータをバックアップするために必要となるデータをPD5から読み出すためのクエリコマンドが生成され、PD5に対して出力される。
ここで、発行されるクエリコマンド(PD5から読み出されるデータ)について説明する。クエリコマンドについて説明するために、PD5にコンテンツをバインドする際の処理について説明する。PD5にコンテンツをバインドする方法としては、例えば、次のような方法(系1、系2)がある。
[コンテンツのライセンスを管理する方法(系1とする)]
図8は、コンテンツのライセンスを管理する方法(系1としての方法)を説明するための図である。
PC1はコンテンツをPD5に転送する際、暗号化部122により、コンテンツ(Content)を、Content Key Generator121により生成された鍵を用いて暗号化する。そして、その暗号化に使用した鍵をさらに、暗号化部123により、PD5との間で予め定められた鍵(Common Key)で暗号化する。
ここで、暗号化された鍵は通常、暗号化コンテンツのヘッダなどに添付されて転送される。その他に、暗号化コンテンツのヘッダには、そのコンテンツの利用条件が付記されたライセンス情報が付けられ、そのライセンス情報に従ってPD5は、コンテンツの再生などの処理を実行する。
このような場合(系1の場合)、PD5は、ライセンスが書き換えられないように、そのハッシュ値を、MAC、ICVという形で保持している。ICVの値を計算する際に機器固有のID(DeviceID)が使用される。PD5はコンテンツの再生のたびにMAC、ICV値の正当性の検証を行うことを約束することで、その機器(PD5)でしかコンテンツの再生が行えない(=PD5にバインドされた状態)を実現している。
コンテンツのライセンスを管理する方法として、このような系1が用いられている場合、クエリコマンドが発行された結果、PD5から読み出されるデータは、“機器ID”、“権利情報Hash値”、“権利情報”、“暗号化コンテンツデータ”、“コンテンツ暗号化キー”となる。図8に示したPD5に記憶されているデータとの関係を示すと、“機器ID”は“DeviceID”であり、“権利情報Hash値”は“MAC、ICV”であり、“権利情報”は、“License”であり、“暗号化コンテンツデータ”は“E(CommonKey,Content)”であり、“コンテンツ暗号化キー”は“E(CommonKey,ContentsKey)”である。
[コンテンツのライセンスを管理する他の方法(系2とする)]
図9は、コンテンツのライセンスを管理する他の方法(系2としての方法)を説明するための図である。
図9に示した方法においては、PD5(機器)固有の値(Device ID)が用いられて、コンテンツ(Content)が、暗号化部131により、PD5へ書き込む際に暗号化される。系2では、PC1からコンテンツがPD5に転送される際に、予め取得された機器固有のID(DeviceID)が用いられて、コンテンツの暗号化が、暗号化部131により行われる。そしてその暗号化されたコンテンツが、PD5に転送され記録される。
PD5は、再生のたびにDeviceIDを用いてコンテンツの復号を行う。このように行うことで、暗号化されたコンテンツは別のPD5で再生することはできない。コンテンツのライセンスを管理する方法として、このような系2が用いられている場合、クエリコマンドが発行された結果、PD5から読み出されるデータは、“機器ID”、“暗号化コンテンツデータ”となる。
図9に示したPD5に記憶されているデータとの関係を示すと、“機器ID”は“DeviceID”であり、“暗号化コンテンツデータ”は“E(CommonKey,Content)”である。
コンテンツのライセンスを管理する方法として、系1が用いられている場合と系2が用いられている場合とでは、クエリコマンドにより読み出されデータが、上述したように異なる。よって、ステップS54(図7)において発行されるクエリコマンドは、採用されている方法にあったデータが、PD5から読み出されるようにするためのコマンドである。
図7のフローチャートの説明に戻り、ステップS54において、発行されたクエリコマンドが発行されると、ステップS55の処理として、そのクエリコマンドに対する返答、この場合、上述したような機器IDなどのデータが、受信される。
データが受信されると、ステップS56において、セットされているメディア101に記録されているバックアップデータがあるか否かが判断される。メディア101にはPD5のバックアップデータが既に記録されている場合や、PD5とは異なるPDのバックアップデータが既に記録されている場合などが考えられる。
そこで、ステップS56において、メディア101に記録されているバックアップデータがあるか否かが判断される。この判断は、例えば、メディア101に権利情報Hash値が存在するか否かを判断することにより行われる。
ステップS56において、メディア101にバックアップデータは記録されていないと判断された場合、換言すれば、メディア101に新規にデータを書き込むと判断された場合、ステップS57に処理が進められ、PD5から読み出されたデータが、ドライブ22を制御することによりメディア101に書き込まれる。
一方、ステップS56において、メディア101にバックアップデータが記録されていると判断された場合、ステップS58に処理が進められる。ステップS58において、メディア101に記録されているバックアップデータは、その時点で接続されているPD5から読み取ったバックアップデータであるか否かが判断される。この判断は、例えば、メディア101に記録されている機器ID(DeviceID)と、PD5から読み出された機器IDが一致するか否かを判断することにより行われる。
ステップS58において、メディア101に記録されているバックアップデータは、その時点で接続されているPD5から読み取ったバックアップデータではないと判断された場合、換言すれば、異なる機器(例えば、PD5’)から読み取ったバックアップデータであると判断された場合、ステップS59に処理が進めらる。
ステップS59に処理が進められた場合、すなわち、PD5とは異なる他の機器のバックアップデータが記録されているメディア101に、PD5のバックアップデータの作成が指示されたような場合、そのメディア101にPD5のバックアップデータを作成すると、複数の機器のバックアップデータが1枚のメディア101に混在することになり好ましくない。
よって、ステップS59においては、メディア101へのデータの書き込みは不可とされ(バックアップの処理は中断され)、ユーザにそのことを示すメッセージ、例えば、“他のメディアをセットし直してください”といったようなメッセージが提示される。その結果、ユーザがメディアをセットし直した場合は、再度、同じ処理が繰り返される。
一方、ステップS58において、メディア101に記録されているバックアップデータは、その時点で接続されているPD5から読み取ったバックアップデータであると判断された場合、ステップS60に処理が進められる。ステップS60において、データの追記が行われる。
ここでステップS60におけるデータの追記とは、前回バックアップがとられたときより後に、PD5に記録されたデータを、メディア101にその時点で記録されているバックアップデータを残した状態で、追加して記録させることを意味する。または、その時点でメディア101に記録されているバックアップデータの内容にかかわらず(そのバックアップデータを全て削除して)、その時点でPD5に記録されているデータを、メディア101に記録し直すことを意味する。
いずれにしても、ステップS60において、メディア101に既に記録されているバックアップデータに対してPD5に記録されているデータが追記(上書き)される。
バックアップデータがメディア101に生成されるときに、そのバックアップデータが生成された日時などの情報も記録させるようにし、次のバックアップの処理が実行される際にその情報も用いた処理が行えるような仕組みを設けても勿論良い。
また、例えば、PD5の記録容量が2GBであり、メディア101の記録容量が1GBであるような場合、1枚のメディア101では、PD5の全てのデータのバックアップデータをとることはできない。このような場合、複数枚のメディア101にPD5のバックアップデータが分散されて記録されるようにしても良い。分散されて記録される場合、バックアップデータが分散されて記録されていることを示す情報などがメディア101に記録されるようにしても良い。
また、メディア101に、バックアップデータであることを示すデータも記録させるようにし、そのデータを用いることにより、メディア101に記録されているバックアップデータが、バックアップの目的以外で用いられないように制御する仕組みを設けるようにしても良い。
このような、バックアップデータであるということを示すような識別フラグを、メディア101に記録させるようにしても良い。
上述した実施の形態においては、ユーザが選択したコンテンツデータがメディア101に記録される(バックアップがとられる)として説明した。このように、バックアップがとられるときに、ユーザがバックアップをとるコンテンツを選択できるようにし、さらにメディア101に記録されたバックアップデータも編集できるようにしても良い。ここでの編集は、バックアップデータとしてメディア101に記録されたコンテンツの削除を意味する。
[バックアップデータの編集]
図10のフローチャートを参照してメディア101に記録されたバックアップデータを編集する際の処理について説明する。ステップS81において、PC1は、メディア101に記録されているコンテンツデータを閲覧する。その閲覧のために、ドライブ22は、セットされているメディア101から必要とされるデータ(例えば、コンテンツのタイトルに関するデータ)を読み出す。
このような処理が実行されることにより取得されたデータを基に、ユーザ側に、例えば、バックアップデータとしてメディア101に記録されているコンテンツのタイトル一覧が、ディスプレイ20に表示される。ユーザは、その一覧を参照し、削除したいコンテンツを選択する。ユーザにより、削除対象とされるコンテンツが選択されると、選択された削除対象のコンテンツが削除されるようなコマンドが、ステップS83においてドライブ22に対して出力される。さらに、ステップS84において、機器IDの読み込みコマンドが発行される。
ドライブ22は、ステップS92において、削除コマンドを受信し、ステップS94において、機器IDの読み込みコマンドを受信する。ドライブ22は、ステップS93において、受信した削除コマンドに対応した処理として、その削除コマンドで削除が指示されているコンテンツデータをメディア101から削除する処理を実行する。
また、ドライブ22は、受信した機器IDの読み込みコマンドに対応した処理として、ステップS95において、メディア101に記録されている機器ID(この場合、PD5のDeviceID)を読み出し、出力する。出力された機器IDは、ステップS85において、PC1のCPU11(バックアップ制御部81)に受信(供給)される。PC1のCPU11は、ステップS86においてハッシュ値などの再計算を行う。
ここで、図8を再度参照する。PD5には、ICV(=Hash(DeviceID、MAC))と、MAC(=Hash(CommonKey、License))が記録されている。ICVは、DeviceIDをキーとし、MACにハッシュを掛けたものとされている。またMACは、CommonKeyをキーとし、Licenceにハッシュを掛けたものとされている。
より詳細には、ICVは、コンテンツ毎のMACをリストにしたMACListに対してハッシュを掛けたものとされている。メディア101に記録されている例えば、1つのコンテンツが削除されると、そのLicenceが削除されたことになるため、MACListが更新されることになる。
MACListが更新されることにより、そのMACListをもちているICVの値も更新する必要がある。よって、ステップS86において、ICVなど、コンテンツが削除されることにより変化するハッシュ値などが再計算される。
ステップS86における再計算は、図8で説明した系1が適用されているときに行われる。図9を参照して説明した系2が適用されている場合には、MAC値などは利用していないため、コンテンツを削除することにより変化する値がなく、再計算を行う必要がない。よって、系2を適用した場合、ステップS86の処理を削除しても良い。また、再計算を行う必要がないので、ステップS84において機器ID(DeviceID)の読み込みコマンドを発行する必要がなく、ステップS95において、機器IDを送信する必要もないため、それぞれの処理およびそれぞれの処理に関係する処理も削除しても良い。
系1が適用され、ステップS86において、再計算が行われると、その結果が、ステップS87において、ドライブ22に供給されると共に、書き込みの指示も出される。その指示とデータを、ステップS96において受信したドライブ22は、更新されたデータをメディア101に書き込む処理を実行する。
このようにしてメディア101に記録されているバックアップデータが編集される。ユーザは、メディア101に記録されているバックアップデータを編集することができるので、所望するデータのみをバックアップデータとして残しておくことが可能となる。
図11のフローチャートを参照し、PC1におけるバックアップデータの処理について再度説明する。この処理は、PC1のバックアップ制御部81(図3)において行われる。ステップS111において、ドライブ22にセットされているメディア101のデータが閲覧される。ステップS112において、メディア101内のデータが閲覧されることにより取得されたデータを基に、メディア101に記録されているコンテンツに関するデータが、ユーザ側に提示される。
ユーザは、提示されたデータを閲覧し、削除するコンテンツを選択する。その選択されたデータが、ステップS113の処理として特定される。削除対象のコンテンツが特定されると、ステップS114において、特定されたコンテンツがメディア101内から削除される。ステップS115において、機器IDなど、コンテンツを削除することにより更新が必要となる値を再計算するために必要なデータが、メディア101から読み出される。
そして、その読み出されたデータを基に、ステップS116において、ハッシュ値などの再計算が行われる。このステップS115とステップS116の処理は、図10のステップS86の処理の説明で説明したので、詳細な説明は省略するが、系2が適用されているときには、省略可能な処理である。
このように、ユーザは、バックアップデータ自体を編集することができる。バックアップデータを編集することにより、バックアップデータとして残しておきたいと所望するコンテンツだけをメディア101に残すことが可能となる。
[リストアの処理]
次に、メディア101に記録されたバックアップデータを用いたリストアの処理について説明する。まず図12のフローチャートを参照し、システムにおけるリストアの処理について説明する。
ステップS141において、クエリコマンドがPD5に対して送信される。この処理が実行されるのは、PC1にはメディア101がセットされ、PD5が接続されている状態のときに、ユーザによりリストアの処理の開始が指示されたことを前提とする。
ステップS141において発行されるクエリコマンドは、機器ID(この場合、PD5のDeviceID)を読み出すためのコマンドである。ステップS131において、クエリコマンドを受信したPD5は、ステップS132において、機器IDを読み出し、PC1に送信する。PC1は、送信された機器IDを、ステップS142において受信する。
PC1は、ステップS143において、ドライブ22にメディア101に記録されているデータの読み出しを指示するコマンドを発行する。そのコマンドをステップS151において受信したドライブ22は、ステップS152において、セットされているメディア101からデータを読み出す。この読み出されるデータには、機器IDなどのデータやコンテンツデータなどが含まれる。
読み出されたデータは、ステップS145においてPC1に受信される。PC1は、ステップS145において、ハッシュ値などの再計算を行う。この再計算は、上述したように、コンテンツなどが追加されたり削除されたりすることにより、ICVの値が変化するような場合に、適宜行われる。また、PC1は、PD5から機器IDを受信し、メディア101から読み出された機器IDも受信している。この受信された機器IDが一致する場合と一致していない場合とでは、リストアの仕方が異なるが、その詳細については、図13、図14のフローチャートを参照して後述する。
ステップS145において、必要に応じてハッシュ値などの再計算が行われると、ステップS146において、その結果、および、コンテンツデータなど、メディア101から読み出されたデータのPD5への書き込みが実行される。PD5では、ステップS133において、PC1からのデータを受信し、その受信したデータの書き込みの処理が実行される。
このようにして、メディア101から読み出されるデータ(バックアップデータ)が、PD5に記録される。
[PCにおけるリストアの処理]
PC1において実行されるリストアの処理の詳細について、図13と図14のフローチャートを参照して説明する。図13、図14に示したフローチャートの処理は、PC1のバックアップ制御部81において行われる。
ステップS181において、ドライブ22にセットされているデータが閲覧される。ステップS182において、閲覧の結果得られたデータに基づき、メディア101内に記録されているバックアップデータに関するデータ、例えば、記録されているコンテンツのタイトルの一覧が、ユーザ側に提示される。ユーザは、その提示された一覧を参照し、PD5にリストアするコンテンツを選択する。
ステップS183において、リストアするとして特定されたコンテンツ(コンテンツデータ)が特定される。なお、ここでは、ユーザによりリストアされるデータが選択されるとして説明を続けるが、デフォルトとして、メディア101に記録されているバックアップデータの全てをリストアすると設定されているようにし、ユーザによる選択の処理は省略するようにしても良い。
ステップS184において、メディア101に記録されているバックアップデータは、接続されているPD5のバックアップデータであるか否かが判断される。この判断は、例えば、PD5から読み出される機器IDと、メディア101に記録されている機器IDが一致するか否かを判断することにより行われる。
ステップS184において、メディア101に記録されているバックアップデータは、接続されているPD5のバックアップデータであると判断された場合、ステップS185に処理が進められる。ステップS185において、メディア101からデータを読み出すためのコマンドが発行される。そのコマンドに対応する処理として、メディア101からデータが読み出されると、その読み出されたデータが、ステップS186の処理として受信される。
ステップS187において、ハッシュ値などの再計算が行われる。例えば、PD5からは削除されていたデータが、メディア101から読み出され再度追加される場合、ICVなどの値が変化することになるため、そのICVなどの値が再計算される。なお、この処理も、系1を適用したときに必要となる処理であり、系2を適用したときには、省略することが可能である。
ステップS188において、メディア101から読み出されたコンテンツデータや、再計算された値などが、PD5に対して書き込まれる。このようにして、バックアップデータを作成したPD5に対してのリストアの処理が実行される。
一方、ステップS184において、メディア101に記録されているバックアップデータは、接続されているPD5のバックアップデータではないと判断された場合、換言すれば、メディア101に記録されているバックアップデータは、接続されているPD5のものではなく、他のPDのものであると判断された場合、ステップS189に処理が進められる。ステップS189において、異なるPDへのリストアの処理が実行される。
[異なるPDへのリストアの処理]
図14のフローチャートを参照して、バックアップデータを生成したPD5とは異なるPD5’ (バックアップがとられたPD5と区別するために、ダッシュを付けて表記する)へのリストアの処理について説明する。ステップS201乃至S203の処理は、図13のステップS185乃至S187の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ただし、ステップS203においてハッシュ値などの再計算が行われる際に用いられる機器ID(DeviceID)は、PD5’から読み出されるPD5’の機器IDであり、メディア101に記録されているバックアップデータを生成したPD5の機器IDではない。
ステップS204において、ユーザに対して、接続されているPD5’をフォーマットしても良いか否かの確認がとられる。例えば、ユーザに対して“接続されているPDをフォーマットしますがよろしいですか?”といったようなメッセージを提示する。
このようなメッセージに対してユーザが“良い”という返答をした場合(例えば、メッセージとともに、“YES”と“NO”というボタンを表示させ、“YES”のボタンが操作されたと判断された場合)、ステップS205に処理が進められる。なお、ユーザによりフォーマットが許可されなかった場合、リストアの処理は中止される。
このように、バックアップデータを作成したPD5と、そのバックアップデータをリストアするPD5’が異なる場合、PD5’の記録領域がフォーマット(初期化)される。すなわち、リストアするためには、PD5’の記録領域を初期化しなくてはならず、その時点でPD5’に記録されているデータは、削除されることになる。
PD5のバックアップデータを、PD5とは異なるPD5’に何の制限も設けず、上述したPD5へのリストアと同様にリストアできるようにすると、リストアではなく、単なるPD5に記録されているデータのコピーになってしまう可能性がある。そのようなコピーを無制限に行えるようにすると、著作権を保護できなくなってしまう可能性がある。
そこで、バックアップをとったPD5とは異なるPD5’にバックアップデータをリストアする場合、PD5’が初期化されるようにし、ユーザにバックアップデータをリストアするにはその時点で記録されているデータは失われるというリスクを設けることにより、著作権が保護されないようなコピーを行わせないように抑制する。
ユーザにより、PD5’に対するフォーマットが許可された場合、ステップS205において、PD5’に対してフォーマットコマンドが発行され、PD5’のフォーマットが実行される。
PD5’のフォーマットが完了すると、ステップS206において、メディア101から読み出されたバックアップデータが書き込まれる。バックアップデータのリストアが完了されると、PD5’が発行した書き込み完了通知が受信される。書き込み完了通知が受信されると、ステップS208において、メディア101に記録されているバックアップデータの削除処理が実行される。バックアップデータの削除処理が実行されることにより、メディア101には、バックアップデータが残らない状態とされる。
このようにバックアップをとったPD5とは異なるPD5’に対してバックアップデータがリストアされた場合、そのバックアップデータ自体をメディア101から削除する。このようにすることで、例えば、PC5’にバックアップデータがリストアされた後に、さらに、PD5やPD5’とは異なるPD5”に対してPD5からのバックアップデータがリストアされるようなことを防ぐことができる。すなわち、無制限にバックアップデータがリストアされる(コピーされる)ようなことを防ぐことが可能となる。結果として著作権を保護することができる。
このように、本発明によれば、ポータブルデバイス(PD)に記録されているコンテンツデータのバックアップおよびリストアが行えるので、例えば、複数のPCから集められた複数のコンテンツが記録されているようなPDが何らかの原因で壊れてしまったとしても、データ自体は復元することが可能となる。もって、ユーザが、複数のPCからコンテンツをPDに記録し直すといった面倒な処理を実行しなくても良くなる。
また、バックアップやリストアの処理が実行される際、サーバなどに接続する必要がなく、例えば、インターネットなどのネットワークに接続できない環境下であっても、上述したようなPDに記録されているデータのバックアップデータを作成することができ、そのバックアップデータをリストアすることができるようになる。
また、上述したように、バックアップデータを固定メディアに記録することで、データの耐久性をあげることが可能となる。
また、上述したようにバックアップデータが、そのバックアップデータを生成させた機器と異なる機器にリストアされた場合、メディアに記録されていたバックアップデータを削除することにより、無制限にバックアップデータがリストアされてしまうようなことを防ぐことができる。
[記録媒体について]
上述した一連の処理は、それぞれの機能を有するハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
記録媒体は、図2に示すように、PC1とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク41(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク42(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク43(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリ44などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記憶されているROM12やHDD21が含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明に係るコンテンツデータ管理システムの一実施の形態を示す図である。 PCの内部の構成例を示すブロック図である。 PCの機能を示すブロック図である。 システムの他の構成を示す図である。 バックアップおよびリストの概略を説明する図である。 バックアップの処理について説明するフローチャートである。 バックアップの処理について説明するフローチャートである。 コンテンツのバインドについて説明する図である。 コンテンツのバインドについて説明する図である。 コンテンツの削除の処理について説明するフローチャートである。 コンテンツの削除の処理について説明するフローチャートである。 リストアについて説明するフローチャートである。 リストアについて説明するフローチャートである。 リストアについて説明するフローチャートである。
符号の説明
1 PC, 5 PD, 22 ドライブ, 81 バックアップ制御部, 101 メディア

Claims (10)

  1. 所定の装置に記録されているデータを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された前記データを、所定の記録媒体に記録するとき、前記記録媒体にデータが記録されているか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段により前記記録媒体にデータが記録されていると判断された場合、前記記録媒体に記録されているデータは、前記装置に記録されていたデータであるか否かを判断する第2の判断手段と、
    前記第1の判断手段により前記記録媒体にデータは記録されていないと判断された場合、または、前記第2の判断手段により前記記録媒体に記録されているデータは、前記装置に記録されていたデータであると判断された場合、前記読み出し手段により読み出された前記データを前記記録媒体に記録する記録手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記読み出し手段により読み出される前記データには、前記装置を識別するIDを用いたライセンスに係わるデータが含まれ、前記記録手段により前記データが前記記録媒体に記録されるとき、前記ライセンスに係わるデータを更新する更新手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記更新手段は、前記記録手段により前記データのうち、所定のデータの削除が指示された場合、前記ライセンスに係わるデータを更新し、
    前記記録手段は、前記更新されたデータを前記記録媒体に記録し直す
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 接続された所定の装置とデータの授受を行う手段と、所定の記録媒体にデータを記録する手段を少なくとも有する情報処理装置の情報処理方法において、
    前記装置に記録されているデータの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、
    前記読み出し制御ステップの処理により読み出しが制御された前記データを、前記記録媒体に記録するとき、前記記録媒体にデータが記録されているか否かを判断する第1の判断ステップと、
    前記第1の判断ステップの処理で前記記録媒体にデータが記録されていると判断された場合、前記記録媒体に記録されているデータは、前記装置に記録されていたデータであるか否かを判断する第2の判断ステップと、
    前記第1の判断ステップの処理で前記記録媒体にデータは記録されていないと判断された場合、または、前記第2の判断ステップの処理で前記記録媒体に記録されているデータは、前記装置に記録されていたデータであると判断された場合、前記読み出し制御ステップの処理により読み出しが制御された前記データを前記記録媒体に記録するための制御を実行する記録制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  5. 接続された所定の装置とデータの授受を行う手段と、所定の記録媒体にデータを記録する手段を少なくとも有する情報処理装置に、
    前記装置に記録されているデータの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、
    前記読み出し制御ステップの処理により読み出しが制御された前記データを、前記記録媒体に記録するとき、前記記録媒体にデータが記録されているか否かを判断する第1の判断ステップと、
    前記第1の判断ステップの処理で前記記録媒体にデータが記録されていると判断された場合、前記記録媒体に記録されているデータは、前記装置に記録されていたデータであるか否かを判断する第2の判断ステップと、
    前記第1の判断ステップの処理で前記記録媒体にデータは記録されていないと判断された場合、または、前記第2の判断ステップの処理で前記記録媒体に記録されているデータは、前記装置に記録されていたデータであると判断された場合、前記読み出し制御ステップの処理により読み出しが制御された前記データを前記記録媒体に記録するための制御を実行する記録制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  6. 接続された所定の装置とデータの授受を行う手段と、所定の記録媒体にデータを記録する手段を少なくとも有する情報処理装置を制御するコンピュータのプログラムであって、
    前記装置に記録されているデータの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、
    前記読み出し制御ステップの処理により読み出しが制御された前記データを、前記記録媒体に記録するとき、前記記録媒体にデータが記録されているか否かを判断する第1の判断ステップと、
    前記第1の判断ステップの処理で前記記録媒体にデータが記録されていると判断された場合、前記記録媒体に記録されているデータは、前記装置に記録されていたデータであるか否かを判断する第2の判断ステップと、
    前記第1の判断ステップの処理で前記記録媒体にデータは記録されていないと判断された場合、または、前記第2の判断ステップの処理で前記記録媒体に記録されているデータは、前記装置に記録されていたデータであると判断された場合、前記読み出し制御ステップの処理により読み出しが制御された前記データを前記記録媒体に記録するための制御を実行する記録制御ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  7. 所定の記録媒体に記録されている第1の装置に記録されていたデータを、接続されている他の装置に記録させるとき、前記他の装置が、前記第1の装置であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記他の装置が前記第1の装置であると判断された場合、前記記録媒体から前記データを読み出し、前記第1の装置に記録する第1の記録手段と、
    前記判断手段により、前記他の装置が前記第1の装置とは異なる第2の装置であると判断された場合、前記第2の装置の記録領域をフォーマットするフォーマット手段と、
    前記フォーマット手段により前記第2の装置の記録領域がフォーマットされた後、前記記録媒体から前記データを読み出し、前記第2の装置に記録する第2の記録手段と、
    前記第2の記録手段による処理が終了された後、前記記録媒体に記録されている前記データを消去する消去手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  8. 所定の記録媒体に記録されている第1の装置に記録されていたデータを、接続されている他の装置に記録させるとき、前記他の装置が、前記第1の装置であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの処理で前記他の装置が前記第1の装置であると判断された場合、前記記録媒体から前記データを読み出し、前記第1の装置に記録するための制御を実行する第1の記録制御ステップと、
    前記判断ステップの処理で前記他の装置が前記第1の装置とは異なる第2の装置であると判断された場合、前記第2の装置の記録領域をフォーマットするフォーマットステップと、
    前記フォーマットステップの処理により前記第2の装置の記録領域がフォーマットされた後、前記記録媒体から前記データを読み出し、前記第2の装置に記録するための制御を実行する第2の記録制御ステップと、
    前記第2の記録制御ステップの処理が終了された後、前記記録媒体に記録されている前記データを消去する消去ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. 所定の記録媒体に記録されている第1の装置に記録されていたデータを、接続されている他の装置に記録させるとき、前記他の装置が、前記第1の装置であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの処理で前記他の装置が前記第1の装置であると判断された場合、前記記録媒体から前記データを読み出し、前記第1の装置に記録するための制御を実行する第1の記録制御ステップと、
    前記判断ステップの処理で前記他の装置が前記第1の装置とは異なる第2の装置であると判断された場合、前記第2の装置の記録領域をフォーマットするフォーマットステップと、
    前記フォーマットステップの処理により前記第2の装置の記録領域がフォーマットされた後、前記記録媒体から前記データを読み出し、前記第2の装置に記録するための制御を実行する第2の記録制御ステップと、
    前記第2の記録制御ステップの処理が終了された後、前記記録媒体に記録されている前記データを消去する消去ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  10. 所定の記録媒体に記録されている第1の装置に記録されていたデータを、接続されている他の装置に記録させるとき、前記他の装置が、前記第1の装置であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの処理で前記他の装置が前記第1の装置であると判断された場合、前記記録媒体から前記データを読み出し、前記第1の装置に記録するための制御を実行する第1の記録制御ステップと、
    前記判断ステップの処理で前記他の装置が前記第1の装置とは異なる第2の装置であると判断された場合、前記第2の装置の記録領域をフォーマットするフォーマットステップと、
    前記フォーマットステップの処理により前記第2の装置の記録領域がフォーマットされた後、前記記録媒体から前記データを読み出し、前記第2の装置に記録するための制御を実行する第2の記録制御ステップと、
    前記第2の記録制御ステップの処理が終了された後、前記記録媒体に記録されている前記データを消去する消去ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。




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JP2010526507A (ja) * 2007-05-07 2010-07-29 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド セキュア通信方法およびシステム

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